JP5342781B2 - 段ボールシートの印刷装置及び段ボールシート用製函機 - Google Patents

段ボールシートの印刷装置及び段ボールシート用製函機 Download PDF

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Description

本発明は、段ボールシートの表面に印刷を施す段ボールシートの印刷装置、並びに、この段ボールシートの印刷装置が適用される段ボールシート用製函機に関するものである。
一般的な段ボールシート用製函機は、一対のライナの間に波形形状をなす中芯が糊付けされた段ボールシートを加工することで段ボール箱を製造するものであり、給紙部と印刷部とスロッタクリーザ部とフォルディング部とカウンタエゼクタ部から構成されている。
給紙部は、テーブル上に積み重ねられた段ボールシートを、クランクレバーによって作動するキッカにより蹴り出され、フィードロールにより一定の速度で段ボールシートを挟んで印刷部に送るものである。
印刷部は、1色または多色の印刷を行うものであり、1つまたは複数の印刷ユニットを有している。この印刷ユニットには、印刷シリンダが設けられ、このシリンダに印版が取付けられている。この印刷シリンダの近傍に、印版に当接するインキ供給ロールが設けられ、このインキ供給ロールの近傍に、印刷インキを蓄えるインキチャンバが設けられている。インキ供給ロールの表面には、インキチャンバからインキが供給され、このインキが印版に転移する。また、印刷シリンダの下方に、受ロールが設けられており、段ボールシートは印版と受ロールに挟まれた状態で印刷が行われる。
スロッタクリーザ部は、印刷が終了した段ボールシートに対して、第1罫線ロール及び第2罫線ロールにより罫入加工を施すと共に、罫入加工が施された段ボールシートに対して、スロッタナイフにより溝切加工を施すものである。
フォルディング部は、段ボールシートを移動しながら糊付装置により糊代片に糊を塗布する。そして、糊が塗布された段ボールシートを移動し続けながら、折り畳みバー及び折り畳みベルトにより折り畳むと共に、糊代片を接着することで、段ボール箱を製造するものである。そして、カウンタエゼクタ部は、段ボールシートが折り畳まれて糊付けされて製造された段ボール箱を、ホッパ部で積み重ね、所定枚数のバッチに仕分けした後、所定枚数のバッチにして排出するものである。
このような構成された段ボールシート用製函機にて、印刷部では、インキチャンバからインキ供給ロールの表面にインキが供給され、このインキ供給ロールが回転することで、対接する印刷シリンダの印版の表面にインキが転移し、この印版と受ロールとの間に段ボールシートが搬送されることで、この段ボールシートの表面に印刷が施される。
なお、このような段ボールシートの印刷装置としては、下記特許文献1、2に記載されたものがある。
特許第2974100号公報 実用新案登録第2602428号公報
ところで、上述した印刷部にて、インキ供給ロールは、インキチャンバからインキの供給を受け、所定のタイミングで印刷シリンダ側に移動して印版に接触することで、インキ供給ロールから印版にインキを転移させている。この場合、印刷シリンダに対して適正なタイミングでインキ供給ロールを印刷シリンダ側に移動しないと、印版の表面に対して均一にインキを転移させることが困難となる。即ち、回転する印刷シリンダに対して、印版の端部を目掛けてインキ供給ロールを移動することで接触させる必要がある。ところが、インキ供給ロールを印刷シリンダ側に移動する場合、その駆動装置の作動のばらつきを発生し、インキ供給ロールの高精度な移動が困難となる。すると、印版の表面に転移されたインキ膜の厚さがばらついてしまい、段ボールシートにおける画像の印刷濃度が給紙開始時において一時的に濃くなったり、かすれが発生するなどの問題が発生する。
本発明は上述した課題を解決するものであり、印刷精度の向上を図る段ボールシートの印刷装置及び段ボールシート用製函機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1の発明の段ボールシートの印刷装置は、搬送される段ボールシートに対向して駆動回転可能に支持される印刷シリンダと、該印刷シリンダの表面に装着される印版と、駆動回転可能に支持されて前記印版にインキを供給するインキ供給ロールと、該インキ供給ロールを前記印刷シリンダに対して接近離反可能なロール移動手段と、前記印版の各端部間の隙間の中間位置に対して前記インキ供給ロールを前記印刷シリンダに接近離反させるように前記ロール移動手段を駆動制御する制御手段と、を備え、段ボールシートにおける給紙位置から前記印版との接触位置までの距離R、前記印刷シリンダにおける前記インキ供給ロールとの対向位置から前記印刷シリンダの回転方向下流側における段ボールシートとの対向位置までの前記印版における表面上の距離N1、前記印刷シリンダの前記印版における表面上の距離N、前記印版における表面上の距離M、段ボールシートの搬送速度及び前記印刷シリンダの回転速度V、前記インキ供給ロールの接近移動時間Td1aとし、前記制御手段は、段ボールシートが給紙位置をスタートしてから前記インキ供給ロールの前記印刷シリンダ側への接近を開始するまでの時間T11を下記数式により設定し、
T11={R−N1−(N−M)/2}/V−Td1a
前記時間T11に基づいて前記ロール移動手段を駆動制御する、ものである。
請求項2の発明の段ボールシートの印刷装置では、前記インキ供給ロールの離反移動時間Td1bとし、前記制御手段は、段ボールシートが給紙位置をスタートしてから前記インキ供給ロールの前記印刷シリンダからの離反を開始するまでの時間T12を下記数式
T12={R−N1+M+(N−M)/2}/V−Td1b
により設定することを特徴としている。
請求項3の発明の段ボールシートの印刷装置では、前記ロール移動手段として、エア供給源と、前記インキ供給ロールの支持軸における軸方向各端部に設けられた一対のエアシリンダと、前記エア供給源から分岐部までの第1エア配管と、前記分岐部から前記各エアシリンダまでの一対の第2エア配管とが設けられ、前記第1エア配管の配管径が前記第2エア配管の配管径より大きく設定されることを特徴としている。
請求項4の発明の段ボールシートの印刷装置では、前記第2エア配管と前記エアシリンダとの連結部に急速排気弁が設けられることを特徴としている。
請求項5の発明の段ボールシートの印刷装置では、前記ロール移動手段として、前記インキ供給ロールの支持軸に連結されるサーボモータが設けられることを特徴としている。
請求項6の発明の段ボールシート用製函機は、積み重ねられた段ボールシートを一枚ずつ送り出す給紙部と、前記段ボールシートの表面に印刷を施す印刷部と、前記段ボールシートの表面に中芯の段目に沿って罫線加工を施すと共にこの罫線に沿って所定長さの溝加工を施すスロッタクリーザ部と、前記段ボールシートを折り畳んで段ボール箱を形成するフォルディング部と、前記段ボール箱を積み重ねて所定枚数ごとに排出するカウンタエゼクタ部と、を備える段ボールシート用製函機において、前記印刷部は、搬送される段ボールシートに対向して駆動回転可能に支持される印刷シリンダと、該印刷シリンダの表面に装着される印版と、駆動回転可能に支持されて前記印版にインキを供給するインキ供給ロールと、該インキ供給ロールを前記印刷シリンダに対して接近離反可能なロール移動手段と、前記印版の各端部間の隙間の中間位置に対して前記インキ供給ロールを前記印刷シリンダに接近離反させるように前記ロール移動手段を駆動制御する制御手段と、を有し、段ボールシートにおける給紙位置から前記印版との接触位置までの距離R、前記印刷シリンダにおける前記インキ供給ロールとの対向位置から前記印刷シリンダの回転方向下流側における段ボールシートとの対向位置までの前記印版における表面上の距離N1、前記印刷シリンダの前記印版における表面上の距離N、前記印版における表面上の距離M、段ボールシートの搬送速度及び前記印刷シリンダの回転速度V、前記インキ供給ロールの接近移動時間Td1aとし、前記制御手段は、段ボールシートが給紙位置をスタートしてから前記インキ供給ロールの前記印刷シリンダ側への接近を開始するまでの時間T11を下記数式により設定し、
T11={R−N1−(N−M)/2}/V−Td1a
前記時間T11に基づいて前記ロール移動手段を駆動制御する、ことを特徴とするものである。
請求項1の発明の段ボールシートの印刷装置によれば、印版の各端部間の隙間の中間位置に対してインキ供給ロールを印刷シリンダに接近離反させるようにロール移動手段を駆動制御する制御手段を設けるので、回転する印刷シリンダに対して、インキ供給ロールを印版の各端部間の隙間の中間位置に目掛けて接近離反させることで、インキ供給ロールのインキを印版へ適正に転移させることができ、印版上のインキ膜が均一となり、印刷精度を向上することができる。
また、請求項1の発明の段ボールシートの印刷装置によれば、制御手段は、段ボールシートにおける給紙位置から印版との接触位置までの距離、印刷シリンダにおけるインキ供給ロールとの対向位置から印刷シリンダの回転方向下流側における段ボールシートとの対向位置までの距離、印版の各端部間の隙間の距離、段ボールシートの搬送速度、印刷シリンダの回転速度、インキ供給ロールの移動速度を考慮し、ロール移動手段によりインキ供給ロールを印刷シリンダに接近離反させる時期を設定するので、ロール移動手段によりインキ供給ロールを適正時期に印刷シリンダに接近または離反させることができる。
また、請求項1の発明の段ボールシートの印刷装置によれば、所定の数式を用いて、段ボールシートが給紙位置をスタートしてからインキ供給ロールの印刷シリンダ側への接近を開始するまでの時間を設定するので、簡単な構成で、ロール移動手段によりインキ供給ロールを印刷シリンダに接近させる時期を設定することができる。
請求項2の発明の段ボールシートの印刷装置によれば、所定の数式を用いて、段ボールシートが給紙位置をスタートしてからインキ供給ロールの印刷シリンダからの離反を開始するまでの時間を設定するので、簡単な構成で、ロール移動手段によりインキ供給ロールを印刷シリンダから離反させる時期を設定することができる。
請求項3の発明の段ボールシートの印刷装置によれば、ロール移動手段として、エア供給源と、インキ供給ロールを移動する一対のエアシリンダと、エア供給源から分岐部までの第1エア配管と、分岐部から各エアシリンダまでの一対の第2エア配管とを設け、第1エア配管の配管径を第2エア配管の配管径より大きく設定するので、配管の分岐後も十分なエア量を確保することができ、エアシリンダの作動遅れを抑制し、エアシリンダによりインキ供給ロールを適正時期に印刷シリンダに接近または離反させることができる。
請求項4の発明の段ボールシートの印刷装置によれば、第2エア配管とエアシリンダとの連結部に急速排気弁を設けるので、急速排気弁によりエアシリンダ内のエアを早期に排出することで、簡単な構成でエアシリンダの作動遅れを抑制することができる。
請求項5の発明の段ボールシートの印刷装置によれば、ロール移動手段として、インキ供給ロールの支持軸に連結されるサーボモータを設けるので、サーボモータによりインキ供給ロールを適正時期に印刷シリンダに接近または離反させることができる。
請求項6の発明の段ボールシート用製函機によれば、給紙部と印刷部とスロッタクリーザ部とフォルディング部とカウンタエゼクタ部とを備え、印刷部にて、印版の各端部間の隙間の中間位置に対してインキ供給ロールを印刷シリンダに接近離反させるようにロール移動手段を駆動制御する制御手段を設けるので、回転する印刷シリンダに対して、インキ供給ロールを印版の各端部間の隙間の中間位置に目掛けて接近離反させることで、インキ供給ロールのインキを印版へ適正に転移させることができ、印版上のインキ膜が均一となり、印刷品質を向上することができる。
また、制御手段は、段ボールシートにおける給紙位置から印版との接触位置までの距離、印刷シリンダにおけるインキ供給ロールとの対向位置から印刷シリンダの回転方向下流側における段ボールシートとの対向位置までの距離、印版の各端部間の隙間の距離、段ボールシートの搬送速度、印刷シリンダの回転速度、インキ供給ロールの移動速度を考慮し、ロール移動手段によりインキ供給ロールを印刷シリンダに接近離反させる時期を設定するので、ロール移動手段によりインキ供給ロールを適正時期に印刷シリンダに接近または離反させることができる。
また、所定の数式を用いて、段ボールシートが給紙位置をスタートしてからインキ供給ロールの印刷シリンダ側への接近を開始するまでの時間を設定するので、簡単な構成で、ロール移動手段によりインキ供給ロールを印刷シリンダに接近させる時期を設定することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る段ボールシートの印刷装置及び段ボールシート用製函機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る段ボールシートの印刷装置を表す概略図、図2は、インキ供給ロールの構造を表す概略図、図3は、インキ供給ロールにおけるエアシリンダの配管構造を表す概略図、図4−1及び図4−2は、急速排気弁の作動を表す概略図、図5は、実施例1の段ボールシート用製函機の概略構成図である。
本実施例の段ボールシートの印刷装置が適用された段ボールシート用製函機は、図5に示すように、段ボールシートSを加工することで段ボール箱Bを製造するものであり、給紙部11と印刷部(印刷装置)12とスロッタクリーザ部13とフォルディング部14とカウンタエゼクタ部15から構成されている。この段ボールシートSは、表ライナと裏ライナの間に波形をなす中芯が糊付けされて形成されたものであるが、使用する目的に応じて、中芯における段目の高さやピッチ、表ライナと裏ライナと中芯の厚さや紙質、表ライナと裏ライナに挟まれる中芯の枚数などによりその強度が異なる。
給紙部11にて、テーブル21上に多数枚の段ボールシートSが積み重ねられており、クランクレバー機構22により往復運動するキッカ23がその最下位にある段ボールシートSを一枚ずつ蹴り出して前方へ送り出すことができる。この給紙部11には、段ボールシートSを給紙する前に、給紙位置に位置決めする前当24が設けられている。また、この前当の前方には、一定の速度で回転する上下一対のフィードロール25,26が設けられている。従って、段ボールシートSが前当24により給紙位置に位置決めされた状態で、キッカ23が作動すると、この段ボールシートSが蹴り出して前方へ送り出され、各フィードロール25,26により挟まれて搬送されることで、印刷部12に送ることができる。
印刷部12は、4色の印刷を行うために4つの印刷ユニット31,32,33,34が設けられており、4つのインキ色(例えば、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)を使用して印刷を行うことができる。各印刷ユニット31,32,33,34は、ほぼ同様の構成をなし、印刷シリンダ35とインキ供給ロール36とインキチャンバ37と受ロール38を有している。印刷シリンダ35は、外周部に印版39が取付けられており、この印刷シリンダ35の近傍に印版39に当接するインキ供給ロール36が設けられており、このインキ供給ロール36の近傍にインキを蓄えるインキチャンバ37が設けられている。また、印刷シリンダ35の下方に対向して受ロール38が設けられている。また、印刷シリンダ35及び受ロール38の下流側には、上下一対の送りロール40が設けられている。
従って、印刷ユニット31にて、インキ供給ロール36の表面にはインキチャンバ37からインキが供給されており、印刷シリンダ35及びインキ供給ロール36が同期回転すると、インキ供給ロール36のインキが印版39に転移され、印刷シリンダ35と受ロール38との間に段ボールシートSが搬送されると、この段ボールシートSが印版39(印刷シリンダ35)と受ロール38とにより挟持された状態で、その表面に印刷が施され送りロール40により段ボールシートSが次の印刷ユニット32に搬送される。
スロッタクリーザ部13は、段ボールシートSに対して、罫線加工を施すと共に溝切加工を施すものである。このスロッタクリーザ部13にて、上下一対のロール軸41,42には、上罫線ヘッド43、下罫線ヘッド(罫線ロール)44が固定されており、この上罫線ヘッド43及び下罫線ヘッド44は同期回転可能となっている。また、上下一対のスロッタ軸45,46には、上スロッタヘッド47、下スロッタヘッド48が固定されており、この上スロッタヘッド47及び下スロッタヘッド48は同期回転可能となっている。そして、この罫線ヘッド43,44とスロッタヘッド47,48との間には、上下一対の搬送ロール49,50が設けられており、同期回転可能となっている。
この上罫線ヘッド43及び下罫線ヘッド44は、その間に搬送された段ボールシートSに対して、その表面に罫線を形成するものであり、詳細は後述する。一方、上スロッタヘッド47及び下スロッタヘッド48は、その間に搬送された段ボールシートSに対して、溝切り加工を行うものであり、上スロッタヘッド47の外周部に2つのスロッタナイフ47aが固定されている。なお、この上罫線ヘッド43及び下罫線ヘッド44、上スロッタヘッド47及び下スロッタヘッド48は、軸方向に複数、本実施例では4組設けられている。
フォルディング部14は、段ボールシートSを移動しながら糊代片に糊を塗布した後、折り畳んで接着することで、段ボール箱Bを製造するものである。このフォルディング部14にて、段ボールシートSの搬送方向に沿ってガイドレール51が配設されると共に、このガイドレール51の上方に搬送ベルト52が循環可能に設けられている。そして、ガイドレール51及び搬送ベルト55に沿って、糊付装置53、折り畳みバー54、折り畳みベルト55が配設されている。
従って、溝や糊代片が形成された段ボールシートSは、フォルディング部14にて、ガイドレール51及び搬送ベルト52に支持されて移動しながら、糊付装置53により糊代片に糊が塗布された後、折り畳みバー54で折り畳まれる。この折り畳みが180度近くまで進むと、更に折り畳みベルト52が作用して折り畳み力が強くされ、上下の送出ロール56により糊代片がしっかりと押えられて接着が確実なものとされてから送り出される。
カウンタエゼクタ部15は、段ボールシートSが糊付けされて折り畳まれて製造された段ボール箱Bを積み重ね、所定枚数のバッチに仕分けした後、排出するものであり、ホッパ装置61を有している。このホッパ装置61は、昇降自在なエレベータ62と前当板63と整角板64を有しており、エレベータ62の下方に搬出コンベア65が配設されている。
従って、段ボール箱Bが上下の送出ロール56により送り出されると、この段ボール箱Bは、先端部が前当板63に当たり、水平方向の移動が停止して下方に落下し、エレベータ62上に積み重ねられると共に、整角板64によりずれが補正される。そして、ホッパ装置61に所定数の段ボール箱Bが積み重ねられると、エレベータ62が下降し、このエレベータ62上の箱バッチ(所定数の段ボール箱B)を搬出コンベア65上に移し、この搬出コンベア65により箱バッチが次の行程に送られる。
ここで、上述した段ボールシート用製函機の印刷部12について、詳細に説明する。印刷部12において、図1に示すように、第1〜第4印刷ユニット31,32,33,34が一定間隔で段ボールシートの搬送方向に設けられている。上述したように、各印刷ユニット31,32,33,34は、ほぼ同様の構成をなしていることから、第1印刷ユニット31についてのみ説明する。この第1印刷ユニット31にて、段ボールシートSの搬送ラインの上方に位置して印刷シリンダ35が駆動回転可能に支持される一方、段ボールシートSの搬送ラインの下方に位置して印刷シリンダ35と対向するように受ロール38が回転可能に支持されている。印刷シリンダ35の外周面には、所定厚さの印版39が装着されている。
インキ供給ロール36は、印刷シリンダ35の上方に位置して駆動回転可能に支持されている。このインキ供給ロール36は、インキチャンバ37に蓄えられたインキを印刷シリンダ35の印版39供給可能である。この場合、インキ供給ロール36は、印刷シリンダ35(印版39)に対して接近離反自在に支持されている。即ち、図2に示すように、印刷シリンダ35の上方に位置して、L字形状をなす回動レバー101が支持軸102により回動自在に支持されており、一端部にインキ供給ロール36が回転自在に支持されている。回動レバー101の他端部と図示しないフレームと一体の支持部103との間には、エアシリンダ(ロール移動手段)104が架設されている。
従って、エアシリンダ104が収縮状態にあるとき、インキ供給ロール36は、印刷シリンダ35における印版39の表面から離間した位置にある。この状態から、エアシリンダ104を伸長駆動すると、回動レバー101が、図2にて時計回り方向に回動し、インキ供給ロール36は、印刷シリンダ35に接近し、印版39の表面に接触した位置に移動することができる。
また、回動レバー101の他端部には、ストッパ105が一体に形成される一方、このストップ105に対向するフレームには、偏心ローラ106が設けられており、この偏心ローラ106は図示しない調整モータにより回動可能となっている。従って、エアシリンダにより回動レバー101を回動するとき、ストッパ105が偏心ローラ106に当接することで、回動レバーの回動量、つまり、インキ供給ロール36の移動量(移動位置)を規定することができる。このとき、調整モータにより偏心ローラを回動することで、回動レバー101の回動量を調整し、インキ供給ロール36の移動量、つまり、インキ供給ロール36と印版39との接触状態を調整することができる。
ここで、上述したエアシリンダ104のエア供給系について説明する。図3に示すように、一つのインキ供給ロール36に対して、その支持軸における軸方向各端部(操作側と駆動側)に一対のエアシリンダ104a,104bが設けられており、同期して駆動制御している。エア供給源(例えば、コンプレッサ)111には、エア元配管112が連結され、このエア元配管112が分岐して2つの第1エア配管113,114が設けられ、各第1エア配管113,114がそれぞれ分岐して2つの第2エア配管115a,116a,115b,116bが設けられ、第2エア配管115a,115bがエアシリンダ104a,104bの一方のシリンダ室に連結され、各第2エア配管116a,116bがエアシリンダ104a,104bの他方のシリンダ室に連結されている。
そして、各第1エア配管113,114に、圧力計117,118と電磁弁119,120が設けられている。また、第2エア配管115a,116a,115b,116bとエアシリンダ104a,104bとの連結部に急速排気弁121a,122a,121b,122bが設けられている。また、本実施例では、第1エア配管113,114の配管径が、第2エア配管115a,116a,115b,116bの配管径より大きく設定されている。
この急速排気弁121a,122a,121b,122bは、ほぼ同様の構成をなしている。即ち、急速排気弁121aにおいて、図4−1に示すように、第2エア配管115aの端部が逆止弁131を有するパイロット弁132に連結され、パイロット弁132から2つに分岐した一方の第1連結管133がエアシリンダ104aに連結され、他方の第2連結管134が絞り135及びサイレンサ136を介して大気に開放している。そして、パイロット弁132に対して第1連結管132のパイロット圧が作用している。
そのため、第2エア配管115aから急速排気弁121aにエアが供給されると、逆止弁131を通してパイロット弁132にエアが供給され、このエアが第1連結管133を通してエアシリンダ104aに供給される。一方、図4−2に示すように、エアシリンダ104aから第1連結管133にエアが排出されると、逆止弁131により第2エア配管115a側へのエアの排出が阻止され、エアが第2連結管134に流れ、絞り135及びサイレンサ136を介して大気にされる。
従って、このように構成されたインキ供給ロール36を作動するエアシリンダ104(104a,104b)のエア供給系にて、図2及び図3に示すように、電磁弁119を連通して電磁弁120を遮断すると、エア元配管112からのエアが、エア元配管112、第1エア配管113、第2エア配管115a,116aを通してエアシリンダ104a,104bの一方のシリンダ室に供給される。すると、エアシリンダ104a,104bが収縮し、インキ供給ロール36は、印刷シリンダ35における印版39の表面から離間する。この状態から、電磁弁119を遮断して電磁弁120を連通すると、エア元配管112からのエアが、エア元配管112、第1エア配管114、第2エア配管115b,116bを通してエアシリンダ104a,104bの他方のシリンダ室に供給される。すると、エアシリンダ104a,104bが伸長し、回動レバー101が回動することで、インキ供給ロール36は、印刷シリンダ35に接近し、印版39の表面に接触する。このとき、エアシリンダ104a,104bの一方のシリンダ室にあるエアは、急速排気弁121a,121bにより早期に排出される。
一方、図1に示すように、段ボールシートSの搬送ラインの下方であって、搬送方向の下流側には、駆動ロール141が図示しない駆動モータにより回転駆動可能となっている。そして、この駆動ロール141、複数のガイドロール142、下方のフィードロール25、各受ロール38には、無端の搬送ベルト143が掛け回されている。従って、この搬送ベルト143により段ボールシートSを所定の一定速度で搬送することができる。
ところで、上述した段ボールシート用製函機では、制御装置151により各種の制御が可能となっている。即ち、制御装置151は、給紙部11におけるクランクレバー機構22のキッカ23及び前当24の作動を制御することで、段ボールシートSの給紙開始タイミングを制御することができる。また、制御装置151は、印刷シリンダ35、インキ供給ロール36、駆動ロール141の各駆動モータ(図示略)の駆動を制御することで、段ボールシートSの搬送速度を制御することができる。この場合、印刷シリンダ35の周速とインキ供給ロール36の周速と搬送ベルト143の速度が同速度となるように制御する。
そして、本実施例にて、図1に示すように、制御装置151は、印版39の各端部間の隙間の中間位置に対して、インキ供給ロール36を印刷シリンダ35に接近離反させるようにエアシリンダ104を駆動制御する。即ち、図2に示すように、印版39は、印刷シリンダ35の外周面における所定角度範囲に巻き付けられており、一端部39aと他端部39bとの間には、所定長さの隙間Aが設けられている。そこで、印刷シリンダ35が回転し、この隙間Aにおける周方向の中間地点がインキ供給ロール36に対向したとき、このインキ供給ロール36を印刷シリンダ35に向けて接近したり、離反させるようにしている。そのため、インキ供給ロール36は、印版39の一端部39aから他端部39bまで適正に接触することで、表面にあるインキを印版39の表面に均一に転移することができる。
この場合、制御手段151は、段ボールシートSにおける給紙位置から印版39との接触位置までの距離、印刷シリンダ35におけるインキ供給ロール36との対向位置から印刷シリンダ35の回転方向下流側における段ボールシートSとの対向位置までの印版39における表面上の距離、印版39の各端部間の隙間の印版39における表面上の距離、段ボールシートSの搬送速度、印刷シリンダ35の回転速度、インキ供給ロール36の移動速度を考慮し、エアシリンダ104によりインキ供給ロール36を印刷シリンダ35に接近離反させる時期を設定する。
具体的に説明すると、図1に示すように、前当24により規定される段ボールシートとの給紙位置O、段ボールシートSと各印刷ユニット31,32,33,34の印版39との接触位置Q1,Q2,Q3,Q4とする。そして、段ボールシートSの給紙位置Oから各印刷ユニット31,32,33,34の印版39との接触位置Q1,Q2,Q3,Q4までの距離をR1,R2,R3,R4とする。また、印刷シリンダ35の印版39における表面上の距離、つまり、印版39の厚さを加味した印刷シリンダ35の周長N、印版39における表面上の距離、つまり、印版39の周長M、印刷シリンダ35におけるインキ供給ロール36との対向位置から印刷シリンダ35の回転方向下流側における段ボールシートSとの対向位置(印版39との接触位置Q1,Q2,Q3,Q4)までの印版39における表面上の距離N1とする。また、搬送ベルト143による段ボールシートSの搬送速度及び印刷シリンダ35の回転速度(外周面での周速)V、エアシリンダ104によるインキ供給ロール36の接近移動時間Td1a、離反移動時間Td1bとする。なお、この接近移動時間Td1aと離反移動時間Td1bには、機械的、電気的な遅れ時間を含んでいる。
そして、上述した隙間Aにおける中間地点に向けてインキ供給ロール36を移動させる開始位置P1,P2,P3,P4とするとき、段ボールシートSの給紙位置Oから各印刷ユニット31,32,33,34におけるインキ供給ロール36の移動開始位置P1,P2,P3,P4までの距離L1,L2,L3,L4とする。
以下、第1印刷ユニット31について説明する。段ボールシートSの給紙位置Oから第1印刷ユニット31におけるインキ供給ロール36の移動開始位置P1までの距離L1は、下記数式により求められる。
L1=R1−N1
また、印刷シリンダ35における印版39の端部39a,39b間の隙間Aにて、この隙間Aにおける周方向の長さの半分の長さLc1は、下記数式により求められる。
Lc1=(N−M)/2
すると、段ボールシートSが給紙位置Oをスタートしてからインキ供給ロール36の印刷シリンダ35への接近移動を開始するまでの時間T11は、下記数式により求められる。
T11=(L1−Lc1)/V−Td1a
なお、インキ供給ローラ36の移動時間には、制御遅れなどを含むばらつきLe(ばらつき時間×速度)があり、このばらつきが大きい場合には、そのばらつき分だけインキ供給ロール36の移動開始タイミングを早くする。即ち、Lc1<Leのときは、Lc1=Leとする。
一方、段ボールシートSが給紙位置Oをスタートしてからインキ供給ロール36の印刷シリンダ35からの離反を開始するまでの時間T12は、下記数式により求められる。
T12=(L1+M+Lc1)/2/V1−Td1b
なお、上述の説明にて、印版39の厚さが変更された場合、周方向の距離、径方向の距離、移動時間がずれることで、補正係数を適用するとよい。
また、第2,第3,第4印刷ユニット32,33,34については、段ボールシートSの給紙位置Oから各印刷ユニット32,33,34の印版39との接触位置Q2,Q3,Q4までの距離をR2,R3,R4、段ボールシートSの給紙位置Oから各印刷ユニット32,33,34におけるインキ供給ロール36の移動開始位置P2,P3,P4までの距離L2,L3,L4を入れ替えるだけで、算出方向は同様である。
従って、制御装置151は、この段ボールシートSが給紙位置Oをスタートしてからインキ供給ロール36の印刷シリンダ35への接近移動を開始するまでの時間T11、段ボールシートSが給紙位置Oをスタートしてからインキ供給ロール36の印刷シリンダ35からの離反を開始するまでの時間T12に基づいてエアシリンダ104を制御するだけでよい。
このように実施例1の段ボールシートの印刷装置にあっては、印版39の各端部39a,39b間の隙間Aの中間位置に対して、インキ供給ロール36を印刷シリンダ35に接近離反させるように、エアシリンダ104を駆動制御する制御装置151を設けている。従って、回転する印刷シリンダ35に対して、インキ供給ロール36を印版39の各端部39a,39b間の隙間Aの中間位置に目掛けて接近離反させることで、インキ供給ロール36のインキを印版39へ適正に転移させることができ、印版39上のインキ膜が均一となり、印刷精度を向上することができる。
また、本実施例の段ボールシートの印刷装置では、段ボールシートSにおける給紙位置から印版39との接触位置までの距離、印刷シリンダ35におけるインキ供給ロール36との対向位置から印刷シリンダ35の回転方向下流側における段ボールシートSとの対向位置までの距離、印版39の各端部間の隙間の距離、段ボールシートSの搬送速度、印刷シリンダ35の回転速度、インキ供給ロール36の移動速度を考慮し、エアシリンダ104によりインキ供給ロール36を印刷シリンダ35に接近離反させる時期を設定している。従って、簡単な構成で、エアシリンダ104によりインキ供給ロール36を印刷シリンダ35に接近させる時期を設定することができ、その結果、インキ供給ロール36を適正時期に印刷シリンダ35に接近または離反させることができる。
また、本実施例の段ボールシートの印刷装置では、エア供給源111から分岐部までの第1エア配管113,114の配管径を、分岐部から各エアシリンダ104a,104bまでの一対の第2エア配管115a,115b,116a,116bの配管径より大きく設定している。従って、配管の分岐後も十分なエア量を確保することができ、エアシリンダ104a,104bの作動遅れを抑制し、インキ供給ロール36を適正時期に印刷シリンダ35に接近または離反させることができる。
そして、第2エア配管115a,115b,116a,116bとエアシリンダ104a,104bとの連結部に急速排気弁121a,121b,122a,122bを設けている。従って、急速排気弁121a,121b,122a,122bによりエアシリンダ104a,104b内のエアを早期に排出することで、簡単な構成でエアシリンダ104a,104bの作動遅れを抑制することができる。
図6は、本発明の実施例2に係る段ボールシートの印刷装置におけるインキ供給ロールの構造を表す概略図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
本実施例の段ボールシートの印刷装置におけるインキ供給ロールにおいて、図6に示すように、印刷シリンダ35の上方に位置して、L字形状をなす回動レバー101が支持軸102により回動自在に支持されており、一端部にインキ供給ロール36が回転自在に支持されている。回動レバー101の支持軸102には、サーボモータ(ロール移動手段)201の出力軸が固結されている。
従って、インキ供給ロール36が、印刷シリンダ35における印版39の表面から離間した位置にある状態から、サーボモータ201を駆動すると、回動レバー101が、図6にて時計回り方向に回動し、インキ供給ロール36は、印刷シリンダ35に接近し、印版39の表面に接触した位置に移動することができる。
このように実施例2の段ボールシートの印刷装置にあっては、インキ供給ロール36をサーボモータ201により移動することで、インキ供給ロール36を適正時期に印刷シリンダ35に接近または離反させることができる。
なお、上述した各実施例では、ロール移動手段として、エアシリンダ104またはサーボモータ201を適用したが、これに限定されるものではない。
本発明の段ボールシートの印刷装置は、インキ供給ロールを印刷シリンダに接近離反するタイミングを制御することで、印刷精度の向上を図るものであり、いずれの種類の段ボールシート用製函機にも適用することができる。
本発明の実施例1に係る段ボールシートの印刷装置を表す概略図である。 インキ供給ロールの構造を表す概略図である。 インキ供給ロールにおけるエアシリンダの配管構造を表す概略図である。 急速排気弁の作動を表す概略図である。 急速排気弁の作動を表す概略図である。 実施例1の段ボールシート用製函機の概略構成図である。 本発明の実施例2に係る段ボールシートの印刷装置におけるインキ供給ロールの構造を表す概略図である。
符号の説明
11 給紙部
12 印刷部(印刷装置)
13 スロッタクリーザ部(段ボールシートの印刷装置)
14 フォルディング部
15 カウンタエゼクタ部
24 前当
31,32,33,34 印刷ユニット
35 印刷シリンダ
36 インキ供給ロール
38 受ロール
39 印版
101 回動レバー
104,104a,104b エアシリンダ(ロール移動装置)
113,114 第1エア配管
115a,115b,116a,116b 第2エア配管
121a,121b,122a,122b 急速排気弁
141 駆動ロール
143 搬送ベルト
151 制御装置
201 サーボモータ(ロール移動手段)
S 段ボールシート
B 段ボール箱

Claims (6)

  1. 搬送される段ボールシートに対向して駆動回転可能に支持される印刷シリンダと、
    該印刷シリンダの表面に装着される印版と、
    駆動回転可能に支持されて前記印版にインキを供給するインキ供給ロールと、
    該インキ供給ロールを前記印刷シリンダに対して接近離反可能なロール移動手段と、
    前記印版の各端部間の隙間の中間位置に対して前記インキ供給ロールを前記印刷シリンダに接近離反させるように前記ロール移動手段を駆動制御する制御手段と、
    を備え、
    段ボールシートにおける給紙位置から前記印版との接触位置までの距離R、前記印刷シリンダにおける前記インキ供給ロールとの対向位置から前記印刷シリンダの回転方向下流側における段ボールシートとの対向位置までの前記印版における表面上の距離N1、前記印刷シリンダの前記印版における表面上の距離N、前記印版における表面上の距離M、段ボールシートの搬送速度及び前記印刷シリンダの回転速度V、前記インキ供給ロールの接近移動時間Td1aとし、
    前記制御手段は、段ボールシートが給紙位置をスタートしてから前記インキ供給ロールの前記印刷シリンダ側への接近を開始するまでの時間T11を下記数式により設定し、
    T11={R−N1−(N−M)/2}/V−Td1a
    前記時間T11に基づいて前記ロール移動手段を駆動制御する、
    ことを特徴とする段ボールシートの印刷装置。
  2. 前記インキ供給ロールの離反移動時間Td1bとし、前記制御手段は、段ボールシートが給紙位置をスタートしてから前記インキ供給ロールの前記印刷シリンダからの離反を開始するまでの時間T12を下記数式
    T12={R−N1+M+(N−M)/2}/V−Td1b
    により設定することを特徴とする請求項1に記載の段ボールシートの印刷装置。
  3. 前記ロール移動手段として、エア供給源と、前記インキ供給ロールの支持軸における軸方向各端部に設けられた一対のエアシリンダと、前記エア供給源から分岐部までの第1エア配管と、前記分岐部から前記各エアシリンダまでの一対の第2エア配管とが設けられ、前記第1エア配管の配管径が前記第2エア配管の配管径より大きく設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の段ボールシートの印刷装置。
  4. 前記第2エア配管と前記エアシリンダとの連結部に急速排気弁が設けられることを特徴とする請求項3に記載の段ボールシートの印刷装置。
  5. 前記ロール移動手段として、前記インキ供給ロールの支持軸に連結されるサーボモータが設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の段ボールシートの印刷装置。
  6. 積み重ねられた段ボールシートを一枚ずつ送り出す給紙部と、
    前記段ボールシートの表面に印刷を施す印刷部と、
    前記段ボールシートの表面に中芯の段目に沿って罫線加工を施すと共にこの罫線に沿って所定長さの溝加工を施すスロッタクリーザ部と、
    前記段ボールシートを折り畳んで段ボール箱を形成するフォルディング部と、
    前記段ボール箱を積み重ねて所定枚数ごとに排出するカウンタエゼクタ部と、
    を備える段ボールシート用製函機において、
    前記印刷部は、
    搬送される段ボールシートに対向して駆動回転可能に支持される印刷シリンダと、
    該印刷シリンダの表面に装着される印版と、
    駆動回転可能に支持されて前記印版にインキを供給するインキ供給ロールと、
    該インキ供給ロールを前記印刷シリンダに対して接近離反可能なロール移動手段と、
    前記印版の各端部間の隙間の中間位置に対して前記インキ供給ロールを前記印刷シリンダに接近離反させるように前記ロール移動手段を駆動制御する制御手段と、
    を有し、
    段ボールシートにおける給紙位置から前記印版との接触位置までの距離R、前記印刷シリンダにおける前記インキ供給ロールとの対向位置から前記印刷シリンダの回転方向下流側における段ボールシートとの対向位置までの前記印版における表面上の距離N1、前記印刷シリンダの前記印版における表面上の距離N、前記印版における表面上の距離M、段ボールシートの搬送速度及び前記印刷シリンダの回転速度V、前記インキ供給ロールの接近移動時間Td1aとし、
    前記制御手段は、段ボールシートが給紙位置をスタートしてから前記インキ供給ロールの前記印刷シリンダ側への接近を開始するまでの時間T11を下記数式により設定し、
    T11={R−N1−(N−M)/2}/V−Td1a
    前記時間T11に基づいて前記ロール移動手段を駆動制御する、
    ことを特徴とする段ボールシート用製函機。
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