JPH1142762A - スキージ装置、半田ペースト印刷方法、及び半田ペースト印刷装置 - Google Patents

スキージ装置、半田ペースト印刷方法、及び半田ペースト印刷装置

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JPH1142762A
JPH1142762A JP20331897A JP20331897A JPH1142762A JP H1142762 A JPH1142762 A JP H1142762A JP 20331897 A JP20331897 A JP 20331897A JP 20331897 A JP20331897 A JP 20331897A JP H1142762 A JPH1142762 A JP H1142762A
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JP
Japan
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solder paste
squeegee
paste printing
trumpet
container
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Withdrawn
Application number
JP20331897A
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English (en)
Inventor
Toshio Suzuki
俊雄 鈴木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1142762A publication Critical patent/JPH1142762A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing

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  • Screen Printers (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は半田ペースト印刷装置に関し、部品
逃げ用開口を有する半田ペースト印刷用マスクを用いる
場合に好適とすることを課題とする。 【解決手段】 スキージ装置14と、スキージ装置14
を半田ペースト印刷用マスク80上を、部品逃げ用開口
82を避けた所望の経路に沿って移動させる機構を有す
る。この移動させる機構は、モータ39、ガイドレール
37等よりなる。スキージ装置14は、半田ペースト5
5が蓄えてあるシリンジ50と、外側に拡がるラッパ形
状を有しているラッパ状スキージ51とよりなる。半田
ペースト55はラッパ状スキージ51内に保たれたま
ま、移動し、プリント基板70上に印刷される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスキージ装置、半田
ペースト印刷方法、及び半田ペースト印刷装置に係り、
特に、部品逃げ用開口窓を有する半田ペースト印刷用マ
スクを使用する場合に好適であるスキージ装置、半田ペ
ースト印刷方法、及び半田ペースト印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板の両面に面実装部品(SM
D)が実装された電子回路モジュールは、一般には、プ
リント基板に半田ペーストを印刷し、面実装部品を搭載
し、リフロー半田付けを行って製造される。ここで、プ
リント基板への半田ペーストの印刷は、多数の小さいス
リットを有する半田ペースト印刷用マスクを使用し、半
田ペースト印刷用マスクをプリント基板に密着させ、細
長いスキージが半田ペースト印刷用マスクに押し当たり
つつ移動して、半田ペーストを半田ペースト印刷用マス
クのスリット内に押し込むことによって行われる。或い
は、ディスペンスノズルを使用して、各パッド上に半田
ペーストをポイント塗布することによって行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スキージと半田ペース
ト印刷用マスクを使用した半田ペースト印刷方法は、プ
リント基板の各パッド上の半田ペーストの量のばらつき
が少なく精度良く半田ペースト印刷が可能となり、且
つ、半田ペースト印刷を能率良く行うことが可能である
という長所を有する反面、スキージの前に半田ペースト
を供給する作業、スキージの両端側からはみ出て半田ペ
ースト印刷用マスク上に残った半田ペーストを集める作
業等が必要であり、煩雑となり、また、半田ペーストが
半田ペースト印刷用マスク上に空気に触れる状態で存在
することによって徐々に酸化して劣化しまい、場合によ
っては半田付けに悪影響を及ぼすことがあるという欠点
を有する。
【0004】ディスペンスノズルを使用して、各パッド
上に半田ペーストをポイント塗布する方法は、半田ペー
ストが自動で供給され且つ空気に晒されないため、上記
のスキージと半田ペースト印刷用マスクを使用した半田
ペースト印刷方法による問題点は起きないけれども、各
パッド毎にポイント塗布するため、一枚のプリント基板
に半田ペーストを塗布するのに相当に長い時間がかかっ
てしまう。
【0005】また、スキージと半田ペースト印刷用マス
クを使用した半田ペースト印刷方法は、田ペーストの印
刷を行おうとするプリント基板の面に部品が突き出てい
るような特殊なプリント基板の場合に、突き出ている部
品が邪魔となって適用が困難となる。部品が突き出てい
る場合とは、例えば、プリント基板の両面に面実装部品
が実装された電子回路モジュールを製造する過程のう
ち、プリント基板の一方の面に部品を実装した後に、プ
リント基板の他方の面に半田ペーストの印刷を行う場合
である。従来は、反対側の面に突き出る部品は最後に実
装するようにし、上記プリント基板の他方の面について
もスキージを使用した半田ペーストの印刷を行ってい
た。しかし、反対側の面に突き出る部品の実装は、プリ
ント基板の両側の面に面実装部品がリフロ半田付けされ
た後に、半田ごてを使用した手作業で半田付けを行うた
め、上記の電子回路モジュールの製造に要する時間が長
くなってしまうと共に、後付けされた部品の半田付けの
信頼性の点で問題があった。
【0006】そこで、本発明は、上記課題を解決したス
キージ装置、半田ペースト印刷方法、及び半田ペースト
印刷装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、半田ペーストを蓄える容器と、
縁部が閉ループをなし且つ外側に拡がるラッパ形状を有
しており、該容器に取り付けてあるラッパ状スキージと
よりなり、該容器内の半田ペーストが該ラッパ状スキー
ジの内側に供給され、該ラッパ状スキージがその内側に
半田ペーストを保ったまま半田ペースト印刷用マスクに
押し当たりつつ移動してプリント板に半田ペーストを印
刷する構成としたものである。
【0008】請求項2の発明は、半田ペーストを蓄える
容器と、縁部が閉ループをなし且つ外側に拡がるラッパ
形状を有しており、該容器に取り付けてあるラッパ状ス
キージとよりなるスキージ装置を使用し、該容器内の半
田ペーストを該ラッパ状スキージの内側に供給し、該ラ
ッパ状スキージを半田ペースト印刷用マスクに押し当て
つつ該半田ペースト印刷用マスク上を所望の経路を描く
ように移動させてプリント板に半田ペーストを印刷する
ようにしたものである。
【0009】請求項3の発明は、半田ペーストを蓄える
容器と、縁部が閉ループをなし且つ外側に拡がるラッパ
形状を有しており、該容器に取り付けてあるラッパ状ス
キージとよりなり、該ラッパ状スキージが下を向く姿勢
とされ、該容器内の半田ペーストが該ラッパ状スキージ
内に供給されるスキージ装置と、該スキージ装置をその
ラッパ状スキージが半田ペースト印刷用マスクに押し当
てた状態で、該半田ペースト印刷用マスク上を所望の経
路を描くように移動させるスキージ装置移動手段とより
なる構成としたものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項3において、更
に、上記スキージ装置をその中心に関して回動させてそ
のラッパ状スキージの向きを変えるスキージ装置回動手
段を有する構成としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の一実施例
になる半田ペースト印刷装置10を示す。半田ペースト
印刷装置10は、基台11と、基台11に支持されてお
り回動するステージ12と、基台11に支持されており
昇降するプリント基板支持ステージ13と、スキージ装
置14、制御回路15等を有する。
【0012】ステージ12上には、スキージ装置14が
移動可能に支持されている。ステージ12上には、第1
のフレーム21、第2のフレーム22、第3のフレーム
23が設けてある。第3のフレーム24にスキージ装置
14が垂直の姿勢で取り付けてある。第1のフレーム2
1は、X1,X2側をステージ12上のガイドレール3
1、32に支持されており、Y1,Y2方向に移動可能
である。ステージ12上のY方向移動用ステッピングモ
ータ33が駆動されると、送りねじ34が回転し、ボー
ルブッシュ35が送りねじ34に沿って移動することに
よって、第1のフレーム21は、ガイドレール31、3
2に案内されつつY1,Y2方向に移動する。この第1
のフレーム21は、X1,X2に延在するガイドレール
36、37、送りねじ38、及びX方向移動用ステッピ
ングモータ39を有する。
【0013】第2のフレーム22は、第1のフレーム2
1のガイドレール36、37に支持されており、X1,
X2方向に移動可能である。X方向移動用ステッピング
モータ39が駆動されると、送りねじ38が回転し、ボ
ールブッシュ40が送りねじ38に沿って移動すること
によって、第2のフレーム22は、ガイドレール36、
37に案内されつつX1,X2方向に移動する。この第
2のフレーム22は、Z1,Z2に延在するガイドレー
ル41、42、送りねじ43、及びZ方向移動用ステッ
ピングモータ44を有する。
【0014】第3のフレーム23は、ガイドレール4
1、42に支持されており、Z方向移動用ステッピング
モータ44が駆動されると、送りねじ43が回転しボー
ルブッシュが移動することによって、ガイドレール4
1、42に案内されてZ1,Z2方向に昇降する。この
第3のフレーム22には、回動用ステッピングモータ4
5が取り付けてあり、且つ、スキージ装置14が取り付
けてある。スキージ装置14は、ラッパ状スキージ51
が下側とされた垂直の姿勢で、シリンジ50の部分を回
動可能に支持されている。シリンジ51の周囲に環状の
ギヤ46が固定してある。この環状のギヤ46と、回動
用ステッピングモータ45に固定してあるギヤ47が噛
み合っている。回動用ステッピングモータ45が駆動さ
れると、スキージ装置14がその軸線14aを中心に9
0度の範囲で回動する。
【0015】スキージ装置14は、図3(A),(B)
に示すように、円筒状のシリンジ50と、シリンジ50
の下端に嵌合して取り付けてあるラッパ状スキージ51
とよりなる。シリンジ50の上端にはキャップ52が取
り外し可能に取り付けてある。シリンジ50内にはテフ
ロン製ピストン53が嵌合してある。キャップ52に
は、圧縮空気が供給されるチューブ54の端が接続して
ある。シリンジ50内のうちピストン53より下側の部
分には半田ペースト55が蓄えてあり、ラッパ状スキー
ジ51の内部も半田ペースト55で占められている。
【0016】ラッパ状スキージ51は、ウレタンゴム製
であり、シリンジ50の下端に嵌合するためのして円筒
部51aと、円筒部51aの下端より外側に拡がるラッ
パ形状のスキージ本体部51bとよりなる。スキージ本
体部51bの水平面に対する傾斜角αは60度程度であ
る。スキージ本体部51bは、縁部51cを有する。縁
部51cは径がd1の円形であり、閉ループを形成して
いる。
【0017】また、ステージ12は、軸60よって基台
11に支持されており、アクチュエータ61によって、
傾斜した位置P1と図1に示す水平位置P2との間で回
動される。半田ペースト印刷時には、水平位置P2とさ
れる。プリント基板搭載ステージ13は、基台11に支
持されており、モータ62によってねじ軸63が回転さ
れることによって、両端側のガイド軸64、65を基台
11に固定してあるブッシュ66、67に案内されつ
つ、水平の姿勢で昇降する。図1に示す高さ位置は低い
位置であり、半田ペースト印刷時には、半田印刷用マス
ク80に当接する高さまで上昇する。このプリント基板
搭載ステージ13の上面は、支持するプリント基板の下
面の凸に対応した凹部を有する。
【0018】シリンジ50が、特許請求の範囲中、半田
ペーストを蓄える容器を構成する。第1のフレーム2
1、第2のフレーム22、第3のフレーム23、ステッ
ピングモータ33、39、44、制御回路15等が、特
許請求の範囲中、スキージ装置移動手段を構成する。回
動用ステッピングモータ45、ギヤ46、47等が、特
許請求の範囲中、スキージ装置回動手段を構成する。
【0019】次に、上記構成の半田ペースト印刷装置1
0によって、図4に示すプリント基板70のB面71に
半田ペーストを印刷する動作につて説明する。先ずは、
多数の半田ペースト印刷用マスクの中から、上記のプリ
ント基板70のB面71に合わせて作ってある半田ペー
スト印刷用マスク80を選び出して傾斜しているステー
ジ12に取り付けて固定し、スキージ装置14と対向す
る状態とする。半田ペースト印刷用マスク80は、図4
に示すように、厚さが0.15mmのステンレス製であ
り、多数のパッド72に対応した多数のスリット81
と、コネクタ部品75を逃げるためのコネクタ部品75
より一回り大きいコネクタ部品逃げ用開口82を有す
る。半田ペースト印刷用マスク80は周囲の布の部分8
4を介して枠85に固定してある。半田ペースト印刷用
マスク80は、枠85をステージ12に固定されてステ
ージ12に取り付けられる。次いで、アクチュエータ駆
動回路90によってアクチュエータ61を駆動させ、ス
テージ12を回動させて図1に示す水平位置P2とす
る。
【0020】また、操作パネル91を操作して半田ペー
スト印刷用マスク80に関する情報(スキージ装置14
が半田ペースト印刷用マスク80の内の部品逃げ用開口
窓82を避けて移動する移動経路99(図5(A)参
照)等)を入力する。また、プリント基板搭載ステージ
13の上面には、送られてきた図4に示すプリント基板
70がB面71を上面とした向きで搭載される。B面7
1には、半田ペーストが印刷されるべき多数のパッド7
2が整列して形成してある。プリント基板70のA面7
3には、既に、半導体部品74及びコネクタ部品75が
実装してある。コネクタ部品75の一部は、B面71上
に突き出ている。プリント基板70は、電子回路モジュ
ールの半完成品である。
【0021】送られてきたプリント基板70がプリント
基板搭載ステージ13上に搭載されると、モータ駆動回
路92によってモータ60が駆動され、プリント基板搭
載ステージ13が上動され、図5(A),(B)に示す
ように、コネクタ部品75がコネクタ部品逃げ用開口8
2に嵌合して半田ペースト印刷用マスク80より上方に
突き出し、プリント基板70のB面71が半田ペースト
印刷用マスク80に密着する。
【0022】スキージ装置14(ラッパ状スキージ5
1)は、半田ペースト印刷用マスク80上の原点O(x
0 ,y0 )に位置している。原点Oは、半田ペースト印
刷用マスク80に密着したプリント基板70の外形より
外側の位置である。次いで、制御回路15が操作パネル
91より入力された情報に基づいて制御信号を出力し、
モータ駆動回路93、94が所定の順序で動作され、ス
テッピングモータ33、39が所定の順序で所定のステ
ップ数駆動され、スキージ装置14が半田ペースト印刷
用マスク80上を図6に示すように移動する。
【0023】最初に、ステッピングモータ33が駆動さ
れ、第1のフレーム21がY2方向に移動し、ラッパ状
スキージ51がY2方向に移動して点(x0 ,y3 )に
到る。100はラッパ状スキージ51の中心の軌跡であ
り、100aはラッパ状スキージ51がよぎった帯状部
分であり、スキージ本体部51bの縁部51cの径d1
に対応する幅w1を有する。なお、ラッパ状スキージ5
1がプリント基板70上に到ると、ステッピングモータ
33が駆動され、スキージ装置14が少し下降され、ラ
ッパ状スキージ51が半田ペースト印刷用マスク80に
所定の圧力で押し当たる。次いで、ステッピングモータ
39が駆動され、第2のフレーム22がX2方向に移動
し、ラッパ状スキージ51がX2方向に移動して点(x
3 ,y3)に到る。101はラッパ状スキージ51の中
心の軌跡であり、101aはラッパ状スキージ51がよ
ぎった帯状部分であり、同じく幅w1を有する。次い
で、ステッピングモータ33が駆動され、ラッパ状スキ
ージ51がY1方向に軌跡102を残しつつ移動して点
(x3 ,y1 )に到り、次いで、ステッピングモータ3
9が駆動され、ラッパ状スキージ51がX1方向に軌跡
103を残しつつ移動して点(x2 ,y1 )に到り、次
いで、ステッピングモータ33が駆動され、ラッパ状ス
キージ51がY2方向に軌跡104を残しつつ移動して
点(x2 ,y2)に到り、次いで、ステッピングモータ
39が駆動され、ラッパ状スキージ51がX1方向に軌
跡105を残しつつ移動して点(x1 、y2 )に到り、
次いで、ステッピングモータ33が駆動され、ラッパ状
スキージ51がY1方向に軌跡106を残しつつ移動し
て点(x1 ,y0 )に到り、最後に、ステッピングモー
タ39が駆動され、ラッパ状スキージ51がX1方向に
軌跡107を残しつつ移動して原点O(x0 ,y0 )に
戻る。なお、ラッパ状スキージ51がプリント基板70
の外形の外に出ると、ステッピングモータ33が駆動さ
れ、スキージ装置14が少し上昇され、ラッパ状スキー
ジ51が半田ペースト印刷用マスク80に押し当たる圧
力が減らされる。
【0024】ラッパ状スキージ51が上記の軌跡101
〜107に沿って移動することによって、ラッパ状スキ
ージ51は、スリット81が形成されている部分はくま
なくよぎり、コネクタ部品逃げ用開口82は避けて、即
ち、コネクタ部品逃げ用開口82から突き出ているコネ
クタ部品75にはぶつからずに移動する。スキージ本体
部51bの円形の縁部51cのうち、スキージ装置14
の移動する方向上後ろ側の部分が、一般の板状のスキー
ジと同じく、半田ペースト55を半田ペースト印刷用マ
スク80に押し付けつつ移動する。よって、ラッパ状ス
キージ51がよぎった部分については、半田ペースト5
5がスリット81に押し込まれ、プリント基板70のパ
ッド75上に塗布される。
【0025】なお、半田ペースト55については、一旦
シリンジ50内に補給すれば、制御回路15よりの制御
信号によって圧力制御弁駆動回路110が動作され、こ
の圧力制御弁駆動回路110の出力によって圧力制御弁
111が駆動され、圧縮空気源112よりの圧縮空気が
圧力制御弁111を通って所定の圧力に制御されてチュ
ーブ54を通ってスキージ装置14のシリンジ50の上
端に供給され、ピストン53を押し下げ、シリンジ50
内の半田ペースト55がシリンジ50より押し出されて
スキージ本体部51b内に自動的に供給される。よっ
て、スキージ51内に半田ペーストの補給を頻繁に行う
必要は無く、作業性は良い。
【0026】また、半田ペースト55はシリンジ50内
及びスキージ本体部51bの内部で、空気に触れずに保
たれており、酸化することが効果的に防止され、従来は
懸念されていた酸化の問題もない。更には、スキージ本
体部51bの縁部51cが円形であり、半田ペーストは
スキージによって囲われているため、スキージ装置14
が方向を変えて複雑に移動する場合にも、半田ペースト
はスキージ本体部51b内に保たれ続けてスキージ本体
部51bの外部にはみ出すことが起きない。よって、従
来は必要であった定期的に半田ペーストをかき集める作
業は不要である。
【0027】なお、上記のスキージ装置14に代えて、
上記とはスキージ本体部の形状が異なる他のスキージ装
置を取り付けることも可能である。これによって、種々
の半田ペースト印刷用マスクに対応することが可能であ
る。なお、上記の実施例では動作させなかったけれど
も、モータ45を駆動させてスキージ装置の向きを90
度変えることも可能である。また、本発明は半田ペース
ト印刷用マスクが部品逃げ用開口に代えて部品逃げ用凸
部を有する半田ペースト印刷用マスクにも適用可能であ
り、且つ、半田ペースト印刷用マスクが部品逃げ用開口
及び部品逃げ用凸部を有しない通常の半田ペースト印刷
用マスクにも適用可能である。この場合には、スキージ
装置の移動経路はより単純で足りる。また、スキージ装
置を半田ペースト印刷用マスクのうち一部だけを移動さ
せることによって、プリント基板のうち一部の部分に限
って半田ペーストを印刷することも可能である。
【0028】また、上記のスキージ装置14に代えて通
常のディスペンスノズルを取り付けると、上記構成の半
田ペースト印刷装置10は、ディスペンサとして使用可
能である。なお、上記の半田ペースト印刷装置10を使
用することによって、コネクタ部品75は後付けするの
ではなく、最初にリフローによって実装してある。よっ
て、従来のように半田ごてを使用した手作業でコネクタ
部品75は後付けする必要は無く、よって、電子回路モ
ジュールを、従来より効率良く、しかも、信頼性の高い
半田付けでもって製造出来る。
【0029】次に、スキージの変形例について説明す
る。図7(A),(B)は、第1の変形例になるスキー
ジ51Aを示す。スキージ51Aは、縁部51Acが正
方形であるスキージ本体部51Abを有する。図8は、
第2の変形例になるスキージ51Bを示す。スキージ5
1Bは、縁部51Bcが長い円であるスキージ本体部5
1Bbを有する。縁部51Bcの形状は長い円であり、
寸法Aと寸法Bとは異なり、寸法Bは寸法Aの約2倍で
ある。1のスキージ51Bを使用した場合には、モータ
45を駆動させてスキージ装置の向きを90度変えるこ
とによって、スキージ本体部51Bbが広い幅を走査す
るようにすることと狭い幅を走査するようにすることと
の選択が可能である。
【0030】図9は、第2の変形例になるスキージ51
Cを示す。スキージ51Cは、縁部51Ccが相当に細
長い形状であるスキージ本体部51Cbを有する。この
スキージ51Cは、従来の細長い板状のスキージの代わ
りに使用される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明は
半田ペーストを蓄える容器と、縁部が閉ループをなし且
つ外側に拡がるラッパ形状を有しており、該容器に取り
付けてあるラッパ状スキージとよりなる構成であるた
め、容器内の半田ペーストがラッパ状スキージの内側に
供給され、ラッパ状スキージがその内側に半田ペースト
を保ったまま半田ペースト印刷用マスクに押し当たりつ
つ移動することによって、、半田ペーストの補給を頻繁
に行うことなく、且つ、半田ペーストが酸化することを
抑制されつつ、且つ、半田ペースト印刷用マスク上の半
田ペーストを定期的にかき集める作業を行うことなく、
プリント板に半田ペーストを印刷することが出来る。
【0032】請求項2の発明は半田ペーストを蓄える容
器と、縁部が閉ループをなし且つ外側に拡がるラッパ形
状を有しており、該容器に取り付けてあるラッパ状スキ
ージとよりなるスキージ装置を使用し、該容器内の半田
ペーストを該ラッパ状スキージの内側に供給し、該ラッ
パ状スキージを半田ペースト印刷用マスクに押し当てつ
つ該半田ペースト印刷用マスク上を所望の経路を描くよ
うに移動させてプリント板に半田を印刷する構成である
ため、半田ペーストの補給を頻繁に行うことなく、且
つ、半田ペーストが酸化することを抑制されつつ、且
つ、半田ペースト印刷用マスク上の半田ペーストを定期
的にかき集める作業を行うことなく、プリント板に半田
ペーストを印刷することが出来、且つ、半田ペーストを
印刷するプリント板上の部品が半田ペースト印刷用マス
ク上に突き出ているような場合であっても、ラッパ状ス
キージを突き出ている部品にぶつからないように移動さ
せることによって、半田ペーストを印刷することが出来
る。
【0033】請求項3の発明は、半田ペーストを蓄える
容器と、縁部が閉ループをなし且つ外側に拡がるラッパ
形状を有しており、該容器に取り付けてあるラッパ状ス
キージとよりなり、該ラッパ状スキージが下を向く姿勢
とされ、該容器内の半田ペーストが該ラッパ状スキージ
内に供給されるスキージ装置と、該スキージ装置をその
ラッパ状スキージが半田ペースト印刷用マスクに押し当
てた状態で、該半田ペースト印刷用マスク上を所望の経
路を描くように移動させるスキージ装置移動手段とより
なる構成としたため、半田ペーストを印刷するプリント
板上の部品が半田ペースト印刷用マスク上に突き出てい
るような場合であっても、ラッパ状スキージを突き出て
いる部品にぶつからないように移動させることによっ
て、半田ペーストを印刷することが出来る。半田ペース
トの補給を頻繁に行うことなく、且つ、半田ペーストが
酸化することを抑制されつつ、且つ、半田ペースト印刷
用マスク上の半田ペーストを定期的にかき集める作業を
行うことなく、プリント板に半田ペーストを印刷するこ
とが出来る。
【0034】請求項5の発明は、スキージ装置をその中
心に関して回動させてそのラッパ状スキージの向きを変
えるスキージ装置回動手段を更に有する構成としたた
め、ラッパ状スキージがその縁部が長円のように長い辺
と短い辺を有する形状の場合に、ラッパ状スキージの向
きを90度回動させることによって、スキージ装置が半
田ペースト印刷用マスクをよぎる幅を広い場合と狭い場
合とに切り換えることが可能となり、よって、例えば半
田ペーストを印刷するプリント板上の部品が半田ペース
ト印刷用マスク上に分散して複数突き出ているような場
合であっても、ラッパ状スキージを突き出ている部品に
ぶつからないように移動させることが容易となり、よっ
て、部品が半田ペースト印刷用マスク上に分散して複数
突き出ているような場合にもプリント板への半田ペース
トの印刷を行うことが出来、しかも、幅を広い幅を出来
るだけ多く使うようにすることによって、上記の半田ペ
ーストの印刷を効率良く行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる半田ペースト印刷装置
を示す図である。
【図2】図1中の半田ペースト印刷装置の平面図であ
る。
【図3】スキージ装置を示す図である。
【図4】プリント基板と半田ペースト印刷用マスクとを
対応させて示す図である。
【図5】半田ペーストの印刷を開始する直前における、
半田ペースト印刷用マスクに対するスキージ装置及びプ
リント基板の位置を示す図である。
【図6】半田ペーストを印刷するときのスキージ装置の
移動経路を示す図である。
【図7】スキージの第1の変形例を示す図である。
【図8】スキージの第2の変形例を示す図である。
【図9】スキージの第3の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 半田ペースト印刷装置 11 基台 12 回動するステージ 13 プリント基板支持ステージ 14 スキージ装置 14a 軸線 15 制御回路 21 第1のフレーム 22 第2のフレーム 23 第3のフレーム 31、32、36、37、41、42 ガイドレール 33 Y方向移動用ステッピングモータ 34、38、43 送りねじ 35、40 ボールブッシュ 39 X方向移動用ステッピングモータ 44 Z方向移動用ステッピングモータ 45 回動用ステッピングモータ 50 シリンジ 51、50A,50B,50C ラッパ状スキージ 51a 円筒部 51b,50Ab,50Bb,50Cb ラッパ形状の
スキージ本体部 51c,50Ac,50Bc,50Cc 縁部 70 プリント基板 71 B面 72 多数のパッド 73 A面 74 半導体部品 75 コネクタ部品 80 半田ペースト印刷用マスク 81 多数のスリット 82 コネクタ部品逃げ用開口 91 操作パネル 99 移動経路 100〜107 移動軌跡 100a,101a ラッパ状スキージがよぎった帯状
部分 111 圧力制御弁 112 圧縮空気源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半田ペーストを蓄える容器と、 縁部が閉ループをなし且つ外側に拡がるラッパ形状を有
    しており、該容器に取り付けてあるラッパ状スキージと
    よりなり、 該容器内の半田ペーストが該ラッパ状スキージの内側に
    供給され、該ラッパ状スキージがその内側に半田ペース
    トを保ったまま半田ペースト印刷用マスクに押し当たり
    しつつ移動してプリント板に半田ペーストを印刷する構
    成としたことを特徴するスキージ装置。
  2. 【請求項2】 半田ペーストを蓄える容器と、縁部が閉
    ループをなし且つ外側に拡がるラッパ形状を有してお
    り、該容器に取り付けてあるラッパ状スキージとよりな
    るスキージ装置を使用し、該容器内の半田ペーストを該
    ラッパ状スキージの内側に供給し、該ラッパ状スキージ
    を半田ペースト印刷用マスクに押し当てつつ該半田ペー
    スト印刷用マスク上を所望の経路を描くように移動させ
    てプリント板に半田ペーストを印刷することを特徴とす
    る半田ペースト印刷方法。
  3. 【請求項3】 半田ペーストを蓄える容器と、縁部が閉
    ループをなし且つ外側に拡がるラッパ形状を有してお
    り、該容器に取り付けてあるラッパ状スキージとよりな
    り、該ラッパ状スキージが下を向く姿勢とされ、該容器
    内の半田ペーストが該ラッパ状スキージ内に供給される
    スキージ装置と、 該スキージ装置をそのラッパ状スキージが半田ペースト
    印刷用マスクに押し当てた状態で、該半田ペースト印刷
    用マスク上を所望の経路を描くように移動させるスキー
    ジ装置移動手段とよりなる構成としたことを特徴する半
    田ペースト印刷装置。
  4. 【請求項4】 更に、上記スキージ装置をその中心に関
    して回動させてそのラッパ状スキージの向きを変えるス
    キージ装置回動手段を有する構成としたことを特徴する
    請求項3記載の半田ペースト印刷装置。
JP20331897A 1997-07-29 1997-07-29 スキージ装置、半田ペースト印刷方法、及び半田ペースト印刷装置 Withdrawn JPH1142762A (ja)

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