JPH1142313A - スキー靴の締付固定具 - Google Patents
スキー靴の締付固定具Info
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- JPH1142313A JPH1142313A JP9215807A JP21580797A JPH1142313A JP H1142313 A JPH1142313 A JP H1142313A JP 9215807 A JP9215807 A JP 9215807A JP 21580797 A JP21580797 A JP 21580797A JP H1142313 A JPH1142313 A JP H1142313A
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- JP
- Japan
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- fastening
- leaf spring
- hook
- ski
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】スキー靴の締付固定具において、単一部品によ
って、締付フックの外れ止めを確実に行う。 【解決手段】固定具本体2とスキー板6との間で、フッ
ク係合位置調整部Pの幅方向のほぼ中央部に板ばね嵌着
部Kを設け、該板ばね嵌着部Kに、被押圧部13が極め
て緩やかな山形を成していると共に、その両端の支持部
12がほぼ断面コの字状に折り曲げられた板ばねS1 を
自由支持構造で弾装させ、締付フック4が係合溝3から
外れることを防止する。
って、締付フックの外れ止めを確実に行う。 【解決手段】固定具本体2とスキー板6との間で、フッ
ク係合位置調整部Pの幅方向のほぼ中央部に板ばね嵌着
部Kを設け、該板ばね嵌着部Kに、被押圧部13が極め
て緩やかな山形を成していると共に、その両端の支持部
12がほぼ断面コの字状に折り曲げられた板ばねS1 を
自由支持構造で弾装させ、締付フック4が係合溝3から
外れることを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ショートスキーの
スキー板に取付けられ、前記スキー板にスキー靴を固定
するための締付固定具に関するものである。
スキー板に取付けられ、前記スキー板にスキー靴を固定
するための締付固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を説明するに当り、本発明の
実施例の図面を使用して説明する。図1ないし図4に示
されるように、ショートスキーにおけるスキー靴1の締
付固定具A1 を構成する固定具本体2の裏面の前後に
は、前後方向に所定ピッチをおいた多数の係合溝3を幅
方向に設けたフック係合位置調整部Pが形成されてい
る。これらの係合溝3には、一対の締付フック4,5の
各基端部4a,5a が回動可能にして係合されている。前
記フック係合位置調整部Pとスキー板6との間には、第
1空間部V1 が形成されている。
実施例の図面を使用して説明する。図1ないし図4に示
されるように、ショートスキーにおけるスキー靴1の締
付固定具A1 を構成する固定具本体2の裏面の前後に
は、前後方向に所定ピッチをおいた多数の係合溝3を幅
方向に設けたフック係合位置調整部Pが形成されてい
る。これらの係合溝3には、一対の締付フック4,5の
各基端部4a,5a が回動可能にして係合されている。前
記フック係合位置調整部Pとスキー板6との間には、第
1空間部V1 が形成されている。
【0003】この締付固定具A1 は、図2に示されるよ
うに、複数の締付ボルト7により、スキー板6の上面に
固定される。そして、該締付固定具A1 を介して、スキ
ー靴1をスキー板6に固定するためには、次のようにし
て行う。スキー靴1を固定具本体2に載置させる。そし
て、後部の締付フック5を上方に回動させ、該締付フッ
ク5の作用部5bをスキー靴1の後端部の引掛け部8に
引掛ける。続いて、前部の締付フック4を上方に回動さ
せる。前部締付フック4の作用部4bには、スキー靴1
の前端部を押圧可能な押圧具9が取付けられている。該
押圧具9が、スキー靴1の前端部を押圧すると、一対の
締付フック4,5の各作用部4b,5b は、それらの基端
部4a,5a の側に引張られる。その結果、スキー靴1
は、締付固定具A1 に固定される。
うに、複数の締付ボルト7により、スキー板6の上面に
固定される。そして、該締付固定具A1 を介して、スキ
ー靴1をスキー板6に固定するためには、次のようにし
て行う。スキー靴1を固定具本体2に載置させる。そし
て、後部の締付フック5を上方に回動させ、該締付フッ
ク5の作用部5bをスキー靴1の後端部の引掛け部8に
引掛ける。続いて、前部の締付フック4を上方に回動さ
せる。前部締付フック4の作用部4bには、スキー靴1
の前端部を押圧可能な押圧具9が取付けられている。該
押圧具9が、スキー靴1の前端部を押圧すると、一対の
締付フック4,5の各作用部4b,5b は、それらの基端
部4a,5a の側に引張られる。その結果、スキー靴1
は、締付固定具A1 に固定される。
【0004】異なる大きさのスキー靴1を固定する場合
には、一対の締付フック4,5の各基端部4a,5a が係
合されている係合溝3の位置を変更させる。即ち、各基
端部4a,5a を、それらが係合されている係合溝3から
抜け出させ、それらを第1空間部V1 内で固定具本体2
の前後方向に移動させて別の係合溝3に係合させる。こ
うすることにより、一対の締付フック4,5の各作用部
4b,5b の間隔が変更され、異なる大きさのスキー靴1
を固定することができる。
には、一対の締付フック4,5の各基端部4a,5a が係
合されている係合溝3の位置を変更させる。即ち、各基
端部4a,5a を、それらが係合されている係合溝3から
抜け出させ、それらを第1空間部V1 内で固定具本体2
の前後方向に移動させて別の係合溝3に係合させる。こ
うすることにより、一対の締付フック4,5の各作用部
4b,5b の間隔が変更され、異なる大きさのスキー靴1
を固定することができる。
【0005】従来の締付固定具の場合、スキー靴1が固
定された後、上記した第1空間部V 1 には、該空間部V
1 の大きさよりも僅かに大きな抜止板(図示せず)が挿
入される。この抜止板により前後の第1空間部V1 を閉
塞して、前記一対の締付フック4,5の各基端部4a,5
a が、それぞれの係合溝3から抜け出さないようにして
いる。しかし、この抜止板は締付固定具とは別体の部材
であり、第1空間部V1 から外れ易いため、紛失し易
い。また、該抜止板を挿入させたり取り外したりする作
業が面倒である。
定された後、上記した第1空間部V 1 には、該空間部V
1 の大きさよりも僅かに大きな抜止板(図示せず)が挿
入される。この抜止板により前後の第1空間部V1 を閉
塞して、前記一対の締付フック4,5の各基端部4a,5
a が、それぞれの係合溝3から抜け出さないようにして
いる。しかし、この抜止板は締付固定具とは別体の部材
であり、第1空間部V1 から外れ易いため、紛失し易
い。また、該抜止板を挿入させたり取り外したりする作
業が面倒である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ショートス
キーにおけるスキー靴の締付固定具において、単一部品
の組み込みによって、締付フックの外れ止めを確実に行
うことを課題としている。
キーにおけるスキー靴の締付固定具において、単一部品
の組み込みによって、締付フックの外れ止めを確実に行
うことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明が採用した手段は、スキー板に固定される固定
具本体と、固定具本体の前後の各部分に前後方向に移動
し得る状態で係合される一対の締付フックとから成り、
前記固定具本体の裏面の前後の各部分には、前後方向に
所定ピッチをおいた多数の係合溝を幅方向に設けたフッ
ク係合位置調整部がそれぞれ形成され、各フック係合位
置調整部において、その係合溝に基端部が回動可能に係
合された各締付フックを、スキー靴の前後の各引掛け部
にそれぞれ引掛けることにより、スキー板にスキー靴を
固定するための締付固定具において、前記固定具本体と
スキー板との間で、前記フック係合位置調整部の部分に
設けられた空間部に、締付フックが係合溝から外れるこ
とを防止するための板ばねを弾装したことである。
の本発明が採用した手段は、スキー板に固定される固定
具本体と、固定具本体の前後の各部分に前後方向に移動
し得る状態で係合される一対の締付フックとから成り、
前記固定具本体の裏面の前後の各部分には、前後方向に
所定ピッチをおいた多数の係合溝を幅方向に設けたフッ
ク係合位置調整部がそれぞれ形成され、各フック係合位
置調整部において、その係合溝に基端部が回動可能に係
合された各締付フックを、スキー靴の前後の各引掛け部
にそれぞれ引掛けることにより、スキー板にスキー靴を
固定するための締付固定具において、前記固定具本体と
スキー板との間で、前記フック係合位置調整部の部分に
設けられた空間部に、締付フックが係合溝から外れるこ
とを防止するための板ばねを弾装したことである。
【0008】本発明に係る締付固定具において、締付フ
ックを係合溝に係合された状態で保持するための部材は
板ばねのみである。請求項1ないし3に記載の発明に係
る締付固定具では、係合溝に係合された締付フックの基
端部に対して、板ばねを密着状態で取付け、固定具本体
のフック係合位置調整部に設けられた空間部に弾装させ
る。板ばねの弾性復元力により、締付フックの基端部は
係合溝に係合され、該係合溝から外れることはない。ま
た、板ばねが固定具本体から脱落することもない。スキ
ー靴の大きさに応じて、フック係合位置調整部における
締付フックの係合位置を変更させるには、該締付フック
を下方に押圧して行う。即ち、締付フックを下方に押圧
すると、その直下に配設されている板ばねが弾性変形さ
れる。板ばねの両端の支持部は自由支持構造になってい
るため、板ばねにおける被押圧部は、ほぼ水平な状態を
維持しながら弾性変形する。このため、板ばね全体の弾
性変形量が少なくて済むと共に、全ての係合溝における
締付フックの押圧力がほぼ一定となる。この状態で、締
付フックを前後方向に移動させる。フック係合位置調整
部の特定の係合溝に係合されている締付フックが前後の
係合溝の部分まで移動され、その係合位置が変更され
る。
ックを係合溝に係合された状態で保持するための部材は
板ばねのみである。請求項1ないし3に記載の発明に係
る締付固定具では、係合溝に係合された締付フックの基
端部に対して、板ばねを密着状態で取付け、固定具本体
のフック係合位置調整部に設けられた空間部に弾装させ
る。板ばねの弾性復元力により、締付フックの基端部は
係合溝に係合され、該係合溝から外れることはない。ま
た、板ばねが固定具本体から脱落することもない。スキ
ー靴の大きさに応じて、フック係合位置調整部における
締付フックの係合位置を変更させるには、該締付フック
を下方に押圧して行う。即ち、締付フックを下方に押圧
すると、その直下に配設されている板ばねが弾性変形さ
れる。板ばねの両端の支持部は自由支持構造になってい
るため、板ばねにおける被押圧部は、ほぼ水平な状態を
維持しながら弾性変形する。このため、板ばね全体の弾
性変形量が少なくて済むと共に、全ての係合溝における
締付フックの押圧力がほぼ一定となる。この状態で、締
付フックを前後方向に移動させる。フック係合位置調整
部の特定の係合溝に係合されている締付フックが前後の
係合溝の部分まで移動され、その係合位置が変更され
る。
【0009】請求項4に記載の発明に係る締付固定具で
は、板ばねが、固定具本体のフック係合位置調整部に設
けられた空間部に弾装される。締付フックを下方に押圧
すると、板ばねの両端の円弧状部分が外側に拡開され、
該板ばねは締付フックと共に前後方向に移動され、その
係合位置が変更される。
は、板ばねが、固定具本体のフック係合位置調整部に設
けられた空間部に弾装される。締付フックを下方に押圧
すると、板ばねの両端の円弧状部分が外側に拡開され、
該板ばねは締付フックと共に前後方向に移動され、その
係合位置が変更される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は、スキー靴1が、第1実施例
の締付固定具A1 を介してスキー板6に固定された状態
の斜視図、図2は第1実施例の締付固定具A1 の側面
図、図3は同じく平面図、図4は同じく底面図、図5は
固定具本体2と板ばねS1 とを分離させた状態の底面か
らの斜視図、図6は固定具本体2に板ばねS1 を弾装さ
せた状態の拡大側面断面図、図7は図6の底面からの部
分斜視図である。最初に、第1実施例の締付固定具A1
について説明する。図1ないし図4に示されるように、
この締付固定具A1 を構成する固定具本体2は、略長方
形の板形状の樹脂成形品である。その裏面の前後には、
多数の係合溝3が所定ピッチをおいて、幅方向に設けら
れたフック係合位置調整部Pが形成されている。これら
の係合溝3に係合される一対の締付フック4,5は、金
属丸棒材がほぼ台形状に折り曲げられたものであって、
直線状となった各基端部4a,5a が前記係合溝3に回動
可能にして係合されている。固定具本体2における前後
方向の中間部2aは、ややくびれた形状を成している。
前記フック係合位置調整部Pとスキー板6との間には、
第1空間部V1 が形成されている。この第1空間部V1
は、後述するように、締付フック4,5の各基端部4a,
5a を前後方向に移動させるための空間部である。ま
た、固定具本体2の中間部2aの裏面は軽量化のために
くりぬかれており、この部分に第2空間部V2 が形成さ
れている。
に詳細に説明する。図1は、スキー靴1が、第1実施例
の締付固定具A1 を介してスキー板6に固定された状態
の斜視図、図2は第1実施例の締付固定具A1 の側面
図、図3は同じく平面図、図4は同じく底面図、図5は
固定具本体2と板ばねS1 とを分離させた状態の底面か
らの斜視図、図6は固定具本体2に板ばねS1 を弾装さ
せた状態の拡大側面断面図、図7は図6の底面からの部
分斜視図である。最初に、第1実施例の締付固定具A1
について説明する。図1ないし図4に示されるように、
この締付固定具A1 を構成する固定具本体2は、略長方
形の板形状の樹脂成形品である。その裏面の前後には、
多数の係合溝3が所定ピッチをおいて、幅方向に設けら
れたフック係合位置調整部Pが形成されている。これら
の係合溝3に係合される一対の締付フック4,5は、金
属丸棒材がほぼ台形状に折り曲げられたものであって、
直線状となった各基端部4a,5a が前記係合溝3に回動
可能にして係合されている。固定具本体2における前後
方向の中間部2aは、ややくびれた形状を成している。
前記フック係合位置調整部Pとスキー板6との間には、
第1空間部V1 が形成されている。この第1空間部V1
は、後述するように、締付フック4,5の各基端部4a,
5a を前後方向に移動させるための空間部である。ま
た、固定具本体2の中間部2aの裏面は軽量化のために
くりぬかれており、この部分に第2空間部V2 が形成さ
れている。
【0011】図4ないし図6に示されるように、固定具
本体2の前後の裏面で、フック係合位置調整部Pにおけ
る幅方向のほぼ中央部には、空間部(板ばね嵌着部K)
が、固定具本体2の底面から所定の深さDと所定の幅W
で形成されている。この板ばね嵌着部Kには、後述する
板ばねS1 が弾装される。この板ばね嵌着部Kの前後方
向の両端部は、固定具本体2の中間部2aに設けられた
リブ11と、固定具本体2の前方部分2b及び後方部分
2cとによって閉塞されている。板ばね嵌着部Kの長さ
Lは、フック係合位置調整部Pの前後方向の長さよりも
長い。
本体2の前後の裏面で、フック係合位置調整部Pにおけ
る幅方向のほぼ中央部には、空間部(板ばね嵌着部K)
が、固定具本体2の底面から所定の深さDと所定の幅W
で形成されている。この板ばね嵌着部Kには、後述する
板ばねS1 が弾装される。この板ばね嵌着部Kの前後方
向の両端部は、固定具本体2の中間部2aに設けられた
リブ11と、固定具本体2の前方部分2b及び後方部分
2cとによって閉塞されている。板ばね嵌着部Kの長さ
Lは、フック係合位置調整部Pの前後方向の長さよりも
長い。
【0012】第1実施例の締付固定具A1 における前後
の板ばね嵌着部Kには、板ばねS1が弾装されている。
この板ばねS1 について説明する。図4ないし図6に示
されるように、この板ばねS1 は、その両端の支持部1
2が、ほぼ断面コの字状に下方に折り曲げられていると
共に、前記支持部12を連結する被押圧部13のほぼ中
央部分13aが、極めて緩やかに山形に折り曲げられて
いる。板ばねS1 の支持部12の上下のコーナー部12
a,12b は、共に所定の曲率で湾曲されている。また、
上記した支持部12と被押圧部13との接続部分はそれ
ぞれ谷形に折り曲げられていて、屈曲部14が形成され
ている。板ばねS1 の長さL1 は、板ばね嵌着部Kの長
さLよりも僅かに長く、その高さH1 は、板ばね嵌着部
Kの深さDよりも僅かに大きい。そして、その幅W
1 は、板ばね嵌着部Kの幅Wよりも僅かに短い。そのた
め、板ばねS1 は、板ばね嵌着部Kにその長さ方向に弾
装される。更に、この締付固定具A1 がスキー板6に固
定されると、該板ばねS1 は、その上下方向にも弾装さ
れる。このように、該板ばねS1 の支持部12は、固定
具本体2の前後の部分2a,2b とリブ11とによって、
自由支持状態になっているため、該板ばねS1 が板ばね
嵌着部Kから抜け出すことはない。
の板ばね嵌着部Kには、板ばねS1が弾装されている。
この板ばねS1 について説明する。図4ないし図6に示
されるように、この板ばねS1 は、その両端の支持部1
2が、ほぼ断面コの字状に下方に折り曲げられていると
共に、前記支持部12を連結する被押圧部13のほぼ中
央部分13aが、極めて緩やかに山形に折り曲げられて
いる。板ばねS1 の支持部12の上下のコーナー部12
a,12b は、共に所定の曲率で湾曲されている。また、
上記した支持部12と被押圧部13との接続部分はそれ
ぞれ谷形に折り曲げられていて、屈曲部14が形成され
ている。板ばねS1 の長さL1 は、板ばね嵌着部Kの長
さLよりも僅かに長く、その高さH1 は、板ばね嵌着部
Kの深さDよりも僅かに大きい。そして、その幅W
1 は、板ばね嵌着部Kの幅Wよりも僅かに短い。そのた
め、板ばねS1 は、板ばね嵌着部Kにその長さ方向に弾
装される。更に、この締付固定具A1 がスキー板6に固
定されると、該板ばねS1 は、その上下方向にも弾装さ
れる。このように、該板ばねS1 の支持部12は、固定
具本体2の前後の部分2a,2b とリブ11とによって、
自由支持状態になっているため、該板ばねS1 が板ばね
嵌着部Kから抜け出すことはない。
【0013】本発明の第1実施例の締付固定具A1 の作
用について、図4ないし図9を参照しながら説明する。
前後の締付フック4,5の構成は全く同じなので、ここ
では前方の締付フック4の係合位置を変更させる際の作
用についてのみ説明する。図6に示されるように、締付
固定具A1 のフック係合位置調整部Pにおける特定の係
合溝3に、締付フック4の基端部4aが係合された状態
で、板ばねS1 が板ばね嵌着部Kに弾装される。固定具
本体2がスキー板6に固定されると、板ばねS1 の両端
の支持部12が、その長さ方向と上下方向とで拘束さ
れ、弾装される。しかし、板ばねS1 の両端の支持部1
2は自由支持構造になっているため、自身が回動する方
向Qにのみ動き得る。しかも、板ばねS1 の被押圧部1
3は、締付フック4の基端部4aによって下方に押圧さ
れる。その結果、板ばねS1 の被押圧部13は、ほぼ水
平な状態に配置される。締付フック4の基端部4aに
は、常に板ばねS1 の弾性復元力が作用するため、該基
端部4aが当該係合溝3から外れることはない。特に、
被押圧部13の中央部分13aが山形に折り曲げられて
いるため、被押圧部13の中央部分13aの近傍でも弾
性復元力が小さくならず、締付フック4の基端部4aが
係合溝3から外れ易くなることが防止されている。
用について、図4ないし図9を参照しながら説明する。
前後の締付フック4,5の構成は全く同じなので、ここ
では前方の締付フック4の係合位置を変更させる際の作
用についてのみ説明する。図6に示されるように、締付
固定具A1 のフック係合位置調整部Pにおける特定の係
合溝3に、締付フック4の基端部4aが係合された状態
で、板ばねS1 が板ばね嵌着部Kに弾装される。固定具
本体2がスキー板6に固定されると、板ばねS1 の両端
の支持部12が、その長さ方向と上下方向とで拘束さ
れ、弾装される。しかし、板ばねS1 の両端の支持部1
2は自由支持構造になっているため、自身が回動する方
向Qにのみ動き得る。しかも、板ばねS1 の被押圧部1
3は、締付フック4の基端部4aによって下方に押圧さ
れる。その結果、板ばねS1 の被押圧部13は、ほぼ水
平な状態に配置される。締付フック4の基端部4aに
は、常に板ばねS1 の弾性復元力が作用するため、該基
端部4aが当該係合溝3から外れることはない。特に、
被押圧部13の中央部分13aが山形に折り曲げられて
いるため、被押圧部13の中央部分13aの近傍でも弾
性復元力が小さくならず、締付フック4の基端部4aが
係合溝3から外れ易くなることが防止されている。
【0014】続いて、図8に示されるように、締付フッ
ク4の作用部4bに取付けられた押圧具9を下方に押圧
する。すると、図6に示されるように、締付フック4の
基端部4aが下方に押し下げられ、板ばねS1 の被押圧
部13が弾性変形する。その状態を、図6に一点鎖線で
示す。板ばねS1 の支持部12の近傍には屈曲部14が
設けられており、しかも支持部12が自由支持構造にな
っているため、該支持部12はそれぞれ反対の方向(回
動方向Q)に回動するように変位する。その結果、板ば
ねS1 の被押圧部13は、ほぼ水平な状態を維持しなが
ら弾性変形される。このため、板ばねS1 全体の弾性変
形量が少なくて済むと共に、全ての係合溝3において、
締付フック4の係合位置を変更させるための押圧力がほ
ぼ一定となる。
ク4の作用部4bに取付けられた押圧具9を下方に押圧
する。すると、図6に示されるように、締付フック4の
基端部4aが下方に押し下げられ、板ばねS1 の被押圧
部13が弾性変形する。その状態を、図6に一点鎖線で
示す。板ばねS1 の支持部12の近傍には屈曲部14が
設けられており、しかも支持部12が自由支持構造にな
っているため、該支持部12はそれぞれ反対の方向(回
動方向Q)に回動するように変位する。その結果、板ば
ねS1 の被押圧部13は、ほぼ水平な状態を維持しなが
ら弾性変形される。このため、板ばねS1 全体の弾性変
形量が少なくて済むと共に、全ての係合溝3において、
締付フック4の係合位置を変更させるための押圧力がほ
ぼ一定となる。
【0015】そして、図9に示されるように、締付フッ
ク4の基端部4aを前方に移動させる。締付固定具A1
の第1空間部V1 の深さD1 (フック係合位置調整部P
の底面15とスキー板6の上面との間の寸法)は、前記
締付フック4の基端部4aの外径と、板ばねS1 の厚み
とを加えた寸法よりも少し深い。そのため、特定の係合
溝3に係合されている締付フック4の基端部4aが、板
ばねS1 の上面を滑りながら前方の係合溝3の直下の部
分にまで移動される。締付フック4に作用する押圧力を
解除すると、板ばねS1 の弾性復元力によって締付フッ
ク4の基端部4aが上方に押圧され、該締付フック4が
前方の係合溝3に係合される。
ク4の基端部4aを前方に移動させる。締付固定具A1
の第1空間部V1 の深さD1 (フック係合位置調整部P
の底面15とスキー板6の上面との間の寸法)は、前記
締付フック4の基端部4aの外径と、板ばねS1 の厚み
とを加えた寸法よりも少し深い。そのため、特定の係合
溝3に係合されている締付フック4の基端部4aが、板
ばねS1 の上面を滑りながら前方の係合溝3の直下の部
分にまで移動される。締付フック4に作用する押圧力を
解除すると、板ばねS1 の弾性復元力によって締付フッ
ク4の基端部4aが上方に押圧され、該締付フック4が
前方の係合溝3に係合される。
【0016】次に、第2実施例の締付固定具A2 につい
て説明する。この締付固定具A2 を構成する板ばねS2
は、第1実施例における前後の板ばねS1 を連結させて
一体化させた形態である。即ち、図10ないし図12に
示されるように、板ばねS2において固定具本体2の中
間部分2aに対応する中間部16は、該固定具本体2の
裏面に設けられたリブ11に巻き付けられ、第2空間部
V2 を形成する部材の内壁面に密着した形態で装着され
る。即ち、板ばねS2 の両端の支持部17とリブ11の
部分で弾装される。板ばねS1 と同様に、板ばねS2 の
中間部16の近傍と支持部17の近傍にはそれぞれ屈曲
部18が設けられていて、締付フック4の基端部4aが
板ばねS2 の被押圧部19を押圧すると、該被押圧部1
9はほぼ水平な状態を維持しながら弾性変形する。この
実施例の場合、前後の板ばね嵌着部Kに弾装させる板ば
ねS2 が1個で済む。
て説明する。この締付固定具A2 を構成する板ばねS2
は、第1実施例における前後の板ばねS1 を連結させて
一体化させた形態である。即ち、図10ないし図12に
示されるように、板ばねS2において固定具本体2の中
間部分2aに対応する中間部16は、該固定具本体2の
裏面に設けられたリブ11に巻き付けられ、第2空間部
V2 を形成する部材の内壁面に密着した形態で装着され
る。即ち、板ばねS2 の両端の支持部17とリブ11の
部分で弾装される。板ばねS1 と同様に、板ばねS2 の
中間部16の近傍と支持部17の近傍にはそれぞれ屈曲
部18が設けられていて、締付フック4の基端部4aが
板ばねS2 の被押圧部19を押圧すると、該被押圧部1
9はほぼ水平な状態を維持しながら弾性変形する。この
実施例の場合、前後の板ばね嵌着部Kに弾装させる板ば
ねS2 が1個で済む。
【0017】次に、第3実施例の締付固定具A3 につい
て説明する。この締付固定具A3 を構成する板ばねS3
は、図13ないし図15に示されるように、第1実施例
の締付固定具A1 を構成する板ばねS1 を、固定具本体
2の幅方向に拡げた形態である。板ばねS3 の被押圧部
21には、窓22が設けられている。固定具本体2のフ
ック係合位置調整部Pには、板ばねS3 の被押圧部21
における幅方向の側方部分が嵌まり込むための溝部24
が、固定具本体2の前後方向に沿って設けられている。
板ばねS1 と同様に、板ばねS3 の両端の支持部25の
近傍にはそれぞれ屈曲部26が設けられていて、締付フ
ック4の基端部4aが板ばねS3 の被押圧部21を押圧
すると、該被押圧部21はほぼ水平な状態を維持しなが
ら弾性変形する。板ばねS3 の被押圧部21は平面形状
である。この窓22の形状を変化させることにより、各
係合溝3における板ばねS3 の弾性変形がより均一に行
われるように調整することができる。たとえば、図16
に示される板ばねS3'のように、被押圧部21の長手方
向のほぼ中央における側方部分の幅を広くした形態であ
ってもよい。このようにすることによって、板ばねS3'
の中央部分で、その弾性復元力が小さくなることが防止
される。また、第2実施例の締付固定具A2を構成する
板ばねS2 のように、前後の板ばねS3 を連結させて一
体化させてもよい。
て説明する。この締付固定具A3 を構成する板ばねS3
は、図13ないし図15に示されるように、第1実施例
の締付固定具A1 を構成する板ばねS1 を、固定具本体
2の幅方向に拡げた形態である。板ばねS3 の被押圧部
21には、窓22が設けられている。固定具本体2のフ
ック係合位置調整部Pには、板ばねS3 の被押圧部21
における幅方向の側方部分が嵌まり込むための溝部24
が、固定具本体2の前後方向に沿って設けられている。
板ばねS1 と同様に、板ばねS3 の両端の支持部25の
近傍にはそれぞれ屈曲部26が設けられていて、締付フ
ック4の基端部4aが板ばねS3 の被押圧部21を押圧
すると、該被押圧部21はほぼ水平な状態を維持しなが
ら弾性変形する。板ばねS3 の被押圧部21は平面形状
である。この窓22の形状を変化させることにより、各
係合溝3における板ばねS3 の弾性変形がより均一に行
われるように調整することができる。たとえば、図16
に示される板ばねS3'のように、被押圧部21の長手方
向のほぼ中央における側方部分の幅を広くした形態であ
ってもよい。このようにすることによって、板ばねS3'
の中央部分で、その弾性復元力が小さくなることが防止
される。また、第2実施例の締付固定具A2を構成する
板ばねS2 のように、前後の板ばねS3 を連結させて一
体化させてもよい。
【0018】次に、第4実施例の締付固定具A4 につい
て説明する。この締付固定具A4 を構成する板ばねS4
は、側面視において左右対称形状である。そして、図1
7ないし図19に示されるように、この板ばねS4 の被
押圧部27は、締付フック4の基端部4aの外径とほぼ
同じ曲率で下方に湾曲されていて、この部分に締付フッ
ク4の基端部4aが入り込む。そして、該板ばねS4 の
両端の支持部28はそれぞれ外側に向かって円弧状を成
している。被押圧部27と支持部28とを連結する各接
続部29は、上方から下方にかけて外側に斜めになるよ
うに形成されている。無負荷状態における板ばねS4 の
高さ方向の寸法は、第1空間部V1 の深さD(図6参
照)よりも大きい。そのため、特定の係合溝3に係合さ
れている締付フック4の基端部4aに、この板ばねS4
の被押圧部27を嵌め込んだ状態の締付固定具A4 を、
スキー板6に固定すると、該板ばねS4 は上下方向に弾
性変形して取付けられる。この状態で、締付フック4の
基端部4aを下方に押圧すると、板ばねS4 の支持部2
8の底面が、スキー板6の上面を滑りながらそれぞれ外
側に拡開される。締付フック4を前方に移動させると、
板ばねS4 は締付フック4と共に移動される。締付フッ
ク4に作用する押圧力を解除すると、板ばねS4 の弾性
復元力によって、締付フック4の基端部4aが上方に押
圧され、該締付フック4が前方の係合溝3に係合され
る。
て説明する。この締付固定具A4 を構成する板ばねS4
は、側面視において左右対称形状である。そして、図1
7ないし図19に示されるように、この板ばねS4 の被
押圧部27は、締付フック4の基端部4aの外径とほぼ
同じ曲率で下方に湾曲されていて、この部分に締付フッ
ク4の基端部4aが入り込む。そして、該板ばねS4 の
両端の支持部28はそれぞれ外側に向かって円弧状を成
している。被押圧部27と支持部28とを連結する各接
続部29は、上方から下方にかけて外側に斜めになるよ
うに形成されている。無負荷状態における板ばねS4 の
高さ方向の寸法は、第1空間部V1 の深さD(図6参
照)よりも大きい。そのため、特定の係合溝3に係合さ
れている締付フック4の基端部4aに、この板ばねS4
の被押圧部27を嵌め込んだ状態の締付固定具A4 を、
スキー板6に固定すると、該板ばねS4 は上下方向に弾
性変形して取付けられる。この状態で、締付フック4の
基端部4aを下方に押圧すると、板ばねS4 の支持部2
8の底面が、スキー板6の上面を滑りながらそれぞれ外
側に拡開される。締付フック4を前方に移動させると、
板ばねS4 は締付フック4と共に移動される。締付フッ
ク4に作用する押圧力を解除すると、板ばねS4 の弾性
復元力によって、締付フック4の基端部4aが上方に押
圧され、該締付フック4が前方の係合溝3に係合され
る。
【0019】締付フック4に押圧力が作用していない状
態では、板ばねS4 の幅方向の端部がフック係合位置調
整部Pの内側の側面壁31によって拘束されるため、該
板ばねS4 が板ばね嵌着部Kから脱落することはない。
また、板ばねS4 が弾性変形されている状態では、板ば
ねS4 には上下方向にのみ弾性復元力が作用し、幅方向
には力がほとんど作用しないため、該板ばねS4 が板ば
ね嵌着部Kから脱落することはない。この実施例の場
合、全ての係合溝3において締付フック4を移動するた
めの押圧力が同じである。
態では、板ばねS4 の幅方向の端部がフック係合位置調
整部Pの内側の側面壁31によって拘束されるため、該
板ばねS4 が板ばね嵌着部Kから脱落することはない。
また、板ばねS4 が弾性変形されている状態では、板ば
ねS4 には上下方向にのみ弾性復元力が作用し、幅方向
には力がほとんど作用しないため、該板ばねS4 が板ば
ね嵌着部Kから脱落することはない。この実施例の場
合、全ての係合溝3において締付フック4を移動するた
めの押圧力が同じである。
【0020】上記したように、本発明に係る締付固定具
は、単一の部材(板ばね)のみで、締付フックが係合溝
から外れることが防止される。また、上記実施例の締付
固定具では、固定具本体に締付フックと板ばねとを予め
一体に組み込んだ半製品状態で、その運搬、保管等を行
える。更に、スキー板と固定具本体との製造業者は別々
である場合が多く、この場合においては、固定具本体の
製造業者は、上記半製品状態で固定具本体の搬送、保管
等を行えるため、スキー板と固定具本体との最終組付を
短時間で行える利点もある。
は、単一の部材(板ばね)のみで、締付フックが係合溝
から外れることが防止される。また、上記実施例の締付
固定具では、固定具本体に締付フックと板ばねとを予め
一体に組み込んだ半製品状態で、その運搬、保管等を行
える。更に、スキー板と固定具本体との製造業者は別々
である場合が多く、この場合においては、固定具本体の
製造業者は、上記半製品状態で固定具本体の搬送、保管
等を行えるため、スキー板と固定具本体との最終組付を
短時間で行える利点もある。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るスキー靴の締付固定具は、
スキー板に固定される固定具本体の裏面のフック係合位
置調整部に空間部を設け、この空間部に締付フックが係
合溝から外れることを防止するための板ばねが弾装され
ている。そのため、次の諸効果が奏せられる。(1)単
一部品(板ばね)を組み込むだけで、締付フックの外れ
止めが確実に行われる。また、締付フックの係合位置の
変更を、スムーズに行うことができる。(2)部品点数
が少ないため、搬送に係る労力や、組付けに関する工数
を大幅に削減することができる。(3)締付フックを下
方に押圧するための押圧力が、全ての係合溝において、
ほぼ一定になる。
スキー板に固定される固定具本体の裏面のフック係合位
置調整部に空間部を設け、この空間部に締付フックが係
合溝から外れることを防止するための板ばねが弾装され
ている。そのため、次の諸効果が奏せられる。(1)単
一部品(板ばね)を組み込むだけで、締付フックの外れ
止めが確実に行われる。また、締付フックの係合位置の
変更を、スムーズに行うことができる。(2)部品点数
が少ないため、搬送に係る労力や、組付けに関する工数
を大幅に削減することができる。(3)締付フックを下
方に押圧するための押圧力が、全ての係合溝において、
ほぼ一定になる。
【図1】スキー靴1が、第1実施例の締付固定具A1 を
介してスキー板6に固定された状態の斜視図である。
介してスキー板6に固定された状態の斜視図である。
【図2】第1実施例の締付固定具A1 の側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく底面図である。
【図5】固定具本体2と板ばねS1 とを分離させた状態
の底面からの斜視図である。
の底面からの斜視図である。
【図6】固定具本体2に板ばねS1 を弾装させた状態の
拡大側面断面図である。
拡大側面断面図である。
【図7】図6の底面からの部分斜視図である。
【図8】締付フック4を押圧する状態の作用説明図であ
る。
る。
【図9】締付フック4の基端部4aを固定具本体2の前
方に移動させ、別の係合溝3に係合させる状態の作用説
明図である。
方に移動させ、別の係合溝3に係合させる状態の作用説
明図である。
【図10】第2実施例の締付固定具A2 の底面図であ
る。
る。
【図11】板ばねS2 の底面からの拡大斜視図である。
【図12】固定具本体2に板ばねS2 を弾装させた状態
の側面断面図である。
の側面断面図である。
【図13】第3実施例の締付固定具A3 の底面図であ
る。
る。
【図14】固定具本体2と板ばねS3 とを分離させた状
態の底面からの部分斜視図である。
態の底面からの部分斜視図である。
【図15】固定具本体2に板ばねS3 を弾装させた状態
の拡大側面断面図である。
の拡大側面断面図である。
【図16】窓22の形状を変化させた板ばねS3'の平面
図である。
図である。
【図17】第4実施例の締付固定具A4 の底面図であ
る。
る。
【図18】固定具本体2に板ばねS4 を弾装させた状態
の拡大側面断面図である。
の拡大側面断面図である。
【図19】固定具本体2と板ばねS4 とを分離させた状
態の底面からの部分斜視図である。
態の底面からの部分斜視図である。
A1 〜A4 :締付固定具 K:板ばね嵌着部(空間部) P:フック係合位置調整部 S1 〜S4 :板ばね 1:スキー靴 2:固定具本体 2a:中間部(前後の各フック係合位置調整部の中間) 3:係合溝 4:前部の締付フック 4a:前部の締付フックの基端部 5:後部の締付フック 5a:後部の締付フックの基端部 6:スキー板 8:引掛け部 12:板ばねS1 の支持部 13:板ばねS1 の被押圧部 17:板ばねS2 の支持部 19:板ばねS2 の被押圧部 21:板ばねS3 の被押圧部 25:板ばねS3 の支持部 27:板ばねS4 の被押圧部 28:板ばねS4 の支持部
Claims (4)
- 【請求項1】 スキー板に固定される固定具本体と、固
定具本体の前後の各部分に前後方向に移動し得る状態で
係合される一対の締付フックとから成り、 前記固定具本体の裏面の前後の各部分には、前後方向に
所定ピッチをおいた多数の係合溝を幅方向に設けたフッ
ク係合位置調整部がそれぞれ形成され、各フック係合位
置調整部において、その係合溝に基端部が回動可能に係
合された各締付フックを、スキー靴の前後の各引掛け部
にそれぞれ引掛けることにより、スキー板にスキー靴を
固定するための締付固定具において、 前記固定具本体とスキー板との間で、前記フック係合位
置調整部の部分に設けられた空間部に、締付フックが係
合溝から外れることを防止するための板ばねを弾装した
ことを特徴とするスキー靴の締付固定具。 - 【請求項2】 前記板ばねは、極めて緩やかな山形を成
している被押圧部と、その両端がほぼ断面コの字状に折
り曲げられている支持部とから構成されていることを特
徴とする請求項1に記載のスキー靴の締付固定具。 - 【請求項3】 前記板ばねは、前記固定具本体の前後に
亘って配置されていて、固定具本体の前後方向のほぼ中
間においても支持されていることを特徴とする請求項2
に記載のスキー靴の締付固定具。 - 【請求項4】 前記板ばねは、その被押圧部が下方に押
圧されることにより、両端の支持部が外側に拡開するよ
うに形成されていて、締付フックと共に移動可能な構成
となっていることを特徴とする請求項1に記載のスキー
靴の締付固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9215807A JPH1142313A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | スキー靴の締付固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9215807A JPH1142313A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | スキー靴の締付固定具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1142313A true JPH1142313A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16678592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9215807A Pending JPH1142313A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | スキー靴の締付固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1142313A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6386574B1 (en) | 1999-10-13 | 2002-05-14 | Shimano, Inc. | Snowboard boot binding |
JP2006507052A (ja) * | 2002-11-21 | 2006-03-02 | マズシャス エー/エス | ビンディング取り付け補助具を有するスキー板、そのスキー板の製造方法、及び対応する取り付け補助具 |
CN102551264A (zh) * | 2010-12-15 | 2012-07-11 | 萨洛蒙股份有限公司 | 运动鞋 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP9215807A patent/JPH1142313A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6386574B1 (en) | 1999-10-13 | 2002-05-14 | Shimano, Inc. | Snowboard boot binding |
JP2006507052A (ja) * | 2002-11-21 | 2006-03-02 | マズシャス エー/エス | ビンディング取り付け補助具を有するスキー板、そのスキー板の製造方法、及び対応する取り付け補助具 |
JP2011206551A (ja) * | 2002-11-21 | 2011-10-20 | Madshus As | ビンディングプレート |
CN102551264A (zh) * | 2010-12-15 | 2012-07-11 | 萨洛蒙股份有限公司 | 运动鞋 |
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