JPH1141479A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH1141479A
JPH1141479A JP9205294A JP20529497A JPH1141479A JP H1141479 A JPH1141479 A JP H1141479A JP 9205294 A JP9205294 A JP 9205294A JP 20529497 A JP20529497 A JP 20529497A JP H1141479 A JPH1141479 A JP H1141479A
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JP
Japan
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color
image processing
data
image
line
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Application number
JP9205294A
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English (en)
Inventor
Shinichi Sato
真一 佐藤
Kazuyuki Nishimura
和幸 西村
Yoshikazu Naito
義和 内藤
Fumiko Koshimizu
文子 輿水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Priority to US09/108,236 priority patent/US20010050774A1/en
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K2215/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data
    • G06K2215/0082Architecture adapted for a particular function
    • G06K2215/0094Colour printing

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーオプション回路を付加するだけで
簡単かつ安価にモノクロ画像装置をカラー画像装置に変
更できるようにすること。 【解決手段】 モノクロ画像に対応した一連の画像処理
を加えるカラーモノクロ共通画像処理部10を備え、カ
ラーモノクロ共通画像処理部10に中間処理データを外
部へ取出す外部出力部P3と、カラー処理された画像デ
ータを外部から中間部に取り込む外部入力部P2とを設
ける。カラーモノクロ共通画像処理部10の中間部へ入
力するデータは外部入力部P2からの画像データとカラ
ーモノクロ共通画像処理部10の前方部からの中間処理
データとから選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置、複写機等のようにカラー画像を取り扱うカラー対応
機器とモノクロ画像しか取り扱わないモノクロ対応機器
が存在する装置に適用可能な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラー原稿からカラー情報を
読取って送信し又はカラー画像を受信してカラー画像を
記録するカラーファクシミリ装置がある。一般的なカラ
ーファクシミリ装置は、カラー画像の色補正等を行うカ
ラー処理機能やRGBのカラー画像データをカラープリ
ンタに合わせたYMCKデータに変換する機能を備えて
いる。
【0003】一方、現在広く普及しているファクシミリ
装置又は複写機等はカラー画像に対応できないモノクロ
のファクシミリ装置である。ファクシミリ装置によって
は、モノクロ画像処理回路を取り外し可能の構造になっ
ていて、モノクロ画像処理回路をカラー画像処理回路に
交換することにより、モノクロのファクシミリ装置をカ
ラーファクシミリ装置にバージョンアップすることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにモノクロ画像処理装置をカラー画像処理装置にバ
ージョンアップする場合、モノクロ画像処理回路からカ
ラー画像処理回路へ完全に回路の入れ替えを行う必要が
あり、コストと作業工数がかかった。
【0005】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたものであり、カラーオプション回路を付加するだけ
で簡単かつ安価にモノクロ画像装置をカラー画像装置に
変更する事ができる画像処理装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような手段を講じた。
【0007】請求項1記載の発明は、モノクロ画像に対
応した一連の画像処理を加える画像処理系を用いて、前
記モノクロ画像の処理と共通するカラー画像処理の一部
を実行させる構成を採る。
【0008】このような構成により、モノクロ画像処理
装置にカラーオプション回路を接続してカラー画像処理
装置にバージョンアップする場合、カラーオプション回
路は必要最低限の機能を実現すれば良く、簡単かつ安価
にバージョンアップが可能になる。
【0009】請求項2記載の発明は、モノクロ画像に対
応した一連の画像処理を加える画像処理系と、前記画像
処理系から中間処理データを外部へ取出す外部出力部
と、カラー処理された画像データを外部から画像処理系
の中間部に取り込む外部入力部と、前記画像処理系の中
間部へ入力するデータを前記外部入力部からの画像デー
タと前記画像処理系の前方部からの中間処理データとか
ら選択するセレクタとを備えたカラーモノクロ共通画像
処理部を具備する画像処理装置を構成した。
【0010】このような構成により、モノクロ画像処理
装置としての機能を実現しているカラーモノクロ共通画
像処理部にカラーオプション回路を付加する事により、
既存のモノクロ画像処理回路を活用したまま容易にカラ
ー画像処理装置に変更できる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像処理装置において、カラーモノクロ共通画像処理部
に、外部出力部から出力された中間処理データにカラー
処理を加えて外部入力部へ入力するカラー画像処理部を
接続した構成を採る。
【0012】このような構成により、カラー画像処理部
がカラーモノクロ共通画像処理部にカラーオプション回
路として付加されるので、全体を交換すること無く容易
にカラー画像処理装置に変更できる。そのとき、モノク
ロ画像処理回路はカラー処理でもその一部処理を実行す
るため、カラーオプション回路は必要最低限の機能を実
現すれば良く、安価で小型化出来る。
【0013】たとえば、カラーモノクロ共通画像処理部
にカラー画像処理部を構成するオプションのカラー処理
回路(色補正回路、YMCK変換、メモリ)を付加する
ことにより、主たる画像処理部はそのまま使用可能であ
って、カラー画像処理装置へのバージョンアップが実現
出来る。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像処理装置において、カラー画像処理部は、画像処理系
の出力したRGB画像データをカラーモノクロ共通画像
処理部から取り込んで外部機器に合わせた色体系のデー
タに色変換して出力する色変換出力部を備えた構成を採
る。
【0015】このような構成により、モノクロ画像処理
回路にオプションのカラー処理回路を付加した場合、モ
ノクロ画像処理回路の出力をカラープリンタ等の外部機
器に対応したデータに変換することができる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項2乃至請求
項4のいずれかに記載の画像処理装置において、カラー
モノクロ共通画像処理部の画像処理系に、セレクタで選
択されたRGB線順次画像信号を主走査方向に所定の変
倍率で拡大及び縮小する拡大縮小手段を備え、RGB線
順次画像信号の隣り合う2色間の時間差を前記拡大縮小
手段の変倍周期の整数倍に設定する構成を採る。
【0017】このような構成により、RGB線順次画像
信号の隣り合う2色間の時間差が変倍周期の整数倍にな
るので、色間での画像位置ずれの発生しない、任意倍率
の拡大縮小が可能になる。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画
像処理装置において、拡大縮小手段は、外部から拡大率
及び縮小率が設定されるレジスタと、前記レジスタに設
定された拡大率及び縮小率から変倍周期を演算する変倍
周期演算手段とを備える構成を採る。
【0019】このような構成により、レジスタに設定さ
れる任意の設定倍率から変倍周期を演算することによ
り、変倍周期が可変する場合でも対応することができ
る。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項2乃至請求
項4のいずれかに記載の画像処理装置において、カラー
モノクロ共通画像処理部の画像処理系に、セレクタで選
択されたRGB線順次画像信号に対して誤差拡散処理を
加える誤差拡散手段を備え、RGB線順次画像信号の隣
り合う2色間の時間差を誤差拡散処理の疑似乱数の主走
査周期の非整数倍に設定する構成を採る。
【0021】このような構成により、誤差拡散処理に周
期性のある疑似乱数を用いた場合でも、各色の誤差拡散
処理の乱数パターンを一致させず、特定の模様パターン
の発生を抑制して、画質を向上することができる。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項2乃至請求
項7のいずれかに記載の画像処理装置において、入力す
るRGB線順次画像信号に同期したライン同期信号に基
づいて画像処理の同期制御を行い、RGB線順次画像信
号を連続する1ライン信号として画像処理する構成を採
る。
【0023】このような構成により、RGB線順次画像
信号を1ライン信号として画像処理する事により、カラ
ーモノクロ共通画像処理回路を従来のモノクロ処理と同
様のタイミングで制御でき、カラーモノクロ共通回路の
回路規模が削減でき、また付加するカラー処理回路との
インターフェースも簡単になる。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項3乃至請求
項8のいずれかに記載の画像処理装置において、カラー
画像処理部は、外部出力部からのRGB線順次画像信号
をRGB線順次にメモリに書込む制御と前記メモリから
RGB毎に位置ずれ補正された画像データをRGB並列
にかつ1ライン中に同一ラインを3回繰り返し読出す制
御とを実行するメモリ制御手段と、前記メモリ制御手段
で3回並列に読み出されたRGB3データを線順次に色
補正する色補正手段とを備えた構成を採る。
【0025】このような構成により、カラーイメージセ
ンサによる、副走査方向の読みとり位置ずれの補正と色
補正処理を1つのメモリと1つのメモリ制御回路を用い
て同時に行うことができ、使用メモリ、制御回路を削減
することができる。
【0026】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
画像処理装置において、メモリ制御手段は、カラー画像
処理部に接続されたシステムバスからカラー画像データ
が入力する場合、システムバスより入力した画像データ
を色毎に異なるアドレスに書き込み、システムバスによ
るRGB1ラインのデータ転送が終了した後、前記メモ
リから書き込まれた画像データをRGB並列にかつ1ラ
イン中に同一ラインを3回繰り返し読み出す構成を採
る。
【0027】このような構成により、システムバスから
非同期RGBデータを入力する場合の入力バッファと色
補正を1つのメモリと1つのメモリ制御回路を用いて同
時に行うことができ、使用メモリ、制御回路を削減する
ことができる。
【0028】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の画像処理装置において、メモリ制御手段は、メモリア
ドレスを複数のブロックに分割して管理し、システムバ
スからのカラー画像データを一方のブロックのアドレス
に書き込む一方、他方のブロックのアドレスからカラー
画像データを読み出すことでシステムバスからのデータ
入力とカラー処理とを同時に実行する構成を採る。
【0029】このような構成により、メモリを2つのブ
ロックに分割して書き込みと読み出しを交互に実行する
ので、システムバスからのメモリ書き込み処理と色補正
の為の読み出し処理とを同時並行して実行でき、高速処
理が可能になる。
【0030】請求項12記載の発明は、請求項3乃至請
求項11のいずれかに記載の画像処理装置において、カ
ラー画像処理部は、画像処理系の出力したRGB画像デ
ータをRGB線順次に出力メモリに書込む制御と前記出
力メモリから外部機器の要求するデータ周期でRGB画
像データを並列にかつ1ライン中に同一ラインを4回繰
り返し読み出す制御とを実行する第2メモリ制御手段
と、前記第2メモリ制御手段より4回読み出されたRG
B画像データからYMCKの各回毎に異なる色の色変換
演算にて色変換データを出力する色変換手段とを備える
構成を採る。
【0031】このような構成により、RGBからYMC
Kに色変換するためのRGB並列データ発生用のメモリ
と出力タイミング調整用のバファメモリを1つのメモ
リ、1つのメモリ制御回路を用いて同時に行うことがで
き、使用メモリ、制御回路を削減することができる。
【0032】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の画像処理装置において、第2メモリ制御手段は、カラ
ー画像処理部に接続されたシステムバスから画像データ
が入力する場合、システムバスからの画像データを前ラ
インで書き込んだブロックと異なるもう一方のブロック
の色毎に異なるメモリアドレスに書き込む一方、同時に
出力メモリから前ラインで書き込んだブロックのメモリ
アドレスの画像データをRGB並列に且つ同一ラインデ
ータに対し4回繰り返し読み出すことを特徴とするこの
ような構成により、システムバスから非同期RGBデー
タを入力する場合の入力バッファ機能と、色変換の為の
データ発生のメモリと、出力タイミング調整用のバファ
メモリの機能を1つのメモリと1つのメモリ制御回路を
用いて同時に実現でき、使用メモリ、制御回路を削減す
ることができる。
【0033】請求項14記載の発明は、請求項12又は
請求項13に記載の画像処理装置において、色変換手段
は、カラーハーフトーン処理された画像データを色変換
する場合には第1の色変換論理に基づいて色変換し、2
値化処理された画像データを色変換する場合には第2の
色変換論理に基づいて色変換する構成を採る。
【0034】このような構成により、カラープリンタの
印字特性による(黒インクずれ)カラーハーフトーン画
像の画質の劣化を防ぎ、またカラー2値画像の場合は黒
インクによる黒文字の再現性を保持することができ、カ
ラー画像処理の目的(ハーフトーン化または2値化)に
応じ画質が向上できる。
【0035】請求項15記載の発明は、請求項12乃至
請求項14のいずれかに記載の画像処理装置において、
色変換手段は、外部機器のカラープリンタの黒インクの
有無に応じて色変換論理を切替える構成を採る。
【0036】このような構成により、ハーフトン処理/
2値化処理の選択により色変換論理を切り替えるので、
黒インク切れ、黒インク未実装の場合でも、CMYイン
クにより正常なカラー画像を出力することができ、黒イ
ンクの状態により最適なカラー画像を再現出来る。通常
使用においては、黒インクが最も消費される点を考慮し
たものである。
【0037】請求項16記載の発明は、請求項3乃至請
求項15のいずれかに記載の画像処理装置において、カ
ラー画像処理部は、原稿の走査前に外部出力部から入力
される原稿1ページに相当するライン数の白基準画像デ
ータから指定位置のデータを抽出してライン及び色毎に
異なるメモリアドレスに書き込み、原稿読取り時は走査
中の現ラインのデータとメモリに記憶された現ラインに
相当するラインの白基準データとから白バランス補正デ
ータを演算する白バランス補正データ演算手段を備える
構成を採る。
【0038】このような構成により、1ページの読みと
り時間中に光源特性などにより白バランス変動が生じる
カラー画像処理装置において画質を補正することがで
き、白バランスずれの無い、高画質なカラー画像を再現
することができる。
【0039】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の画像処理装置において、白バランス補正データ演算手
段は、原稿走査中に演算した白バランス補正データと事
前に決められた色補正係数とを用いて、メモリから読み
出した画像データをマトリクス演算する色補正手段を備
える構成を採る。
【0040】このような構成により、白バランス変動補
正を色補正処理回路で色補正と同時に補正処理すること
ができ、白バランス補正回路を削減することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して具体的に説明する。
【0042】図1に、本発明の一実施の形態となるカラ
ー・モノクロ画像処理装置の全体の機能ブロックを示
す。本実施の形態にかかるカラー・モノクロ画像処理装
置は、モノクロ画像処理とカラー画像処理の一部とを行
うカラー・モノクロ共通画像処理部10を備えている。
カラー・モノクロ共通画像処理部10は、外部入力端子
P1にカラー読取部20又はモノクロ読取部が接続さ
れ、他の外部入力端子P2、外部出力端子P3,P4に
カラー専用画像処理部30が接続される。カラー・モノ
クロ共通画像処理部10、カラー読取部20又はモノク
ロ読取部及びカラー専用画像処理部30は、制御部40
からの制御信号で動作を制御されている。
【0043】カラー・モノクロ共通画像処理部10は、
カラー読取部20又はモノクロ読取部から入力する画像
信号をA/D変換するA/D変換部11、A/D変換部
11の出力データD1をシェーディング補正するシェー
ディング補正部12、シェーディング補正部12の出力
データD2と外部入力端子P2からの入力データD3の
選択を行うセレクタ13を備える。さらに、セレクタ1
3の選択した画像データD4をエッジ強調するエッジ強
調部14、エッジ強調部14の出力データD5を変倍処
理する主走査拡大縮小部15、変倍処理したデータD6
を2値化/誤差拡散する2値化/誤差拡散部16を備え
る。シェーディング補正、エッジ強調、変倍処理、2値
化/誤差拡散は、モノクロ画像処理及びカラー画像処理
の双方で必要な処理である。カラー専用画像処理部30
は、これらのモノクロ画像処理回路の処理と重複する処
理をカラー・モノクロ共通画像処理部10に依頼するこ
とで自らは必要最低限の機能を備えるようにしている。
【0044】カラー読取部20は、原稿を読取るカラー
CCD21、カラーCCD21の出力するビデオ信号を
線順次信号に変換するRGB線順次化部22、RGB線
順次化部22の出力するRGB線順次信号をゲイン補正
するゲイン補正部23、カラータイミング発生部24を
備えている。
【0045】カラー専用画像処理部30は、カラー・モ
ノクロ共通画像処理部10の外部出力端子P3からの入
力データ又はシステムバスインターフェース41からの
入力データの書込み/読出しを制御する第1メモリ制御
部31を備える。第1メモリ制御部31は、メモリ32
に対する書き込みアドレス及び読み出し周期の制御によ
り、色補正回部33に対して入力するRGB並列画像信
号を制御する。色補正回路33の出力はカラー・モノク
ロ共通画像処理部10の外部入力端子P2に接続してい
る。
【0046】色補正回路33が色補正のためのマトリク
ス演算に使用する白バランス補正係数は白バランス補正
データ係数演算回路34が演算する。原稿読取中に白バ
ランス補正係数を演算するための白基準データはメモリ
35に記憶している。
【0047】また、カラー専用画像処理部30は、カラ
ー・モノクロ共通画像処理部10の外部出力端子P4か
らの入力データ又はシステムバスインターフェース41
からの入力データの書込み/読出しを制御する第2メモ
リ制御部36を備える。第2メモリ制御部36は、メモ
リ37に対する書き込みアドレス及び読み出し周期の制
御により、RGB並列画像信号をYMCK変換部38へ
入力する。
【0048】次に、以上のように構成された本実施の形
態の動作について説明する。カラー・モノクロ共通画像
処理部10には、図1に示すようにカラー読取部20及
びカラー専用画像処理部30が接続されているものとす
る。
【0049】制御部40は、主走査拡大縮小部15の変
倍周期(tMS)と誤差拡散処理の乱数周期(tES)
とから、tMSの整数倍、かつtESの非整数倍とな
る、RGBシフトクロック数を決定し、カラータイミン
グ発生部24でRGB毎に前記シフトクロック数タイミ
ングをシフトしたカラーCCD21のシフトゲートパル
ス(SHR,SHG,SHB)を発生する。
【0050】まず、カラー読取部20の動作を説明す
る。カラーCCD21は、カラータイミング発生部24
から与えられるシフトゲートパルスSHR,SHG,S
HBにより、RGBシフトクロック数だけシフトしたビ
デオ信号(VR,VG,VB)を発生する。セレクタ2
2では、シフトゲートパルスに同期するRGBセレクト
信号(SLR、SLG、SLB)により各色の画像信号
がセレクトされRBG線順次ビデオ信号(A1)に合成
される。ゲイン補正部23により色毎にゲイン補正され
た線順次ビデオ信号(A2)はカラーモノクロ共通画像
処理部10に入力する。
【0051】カラー・モノクロ共通画像処理部10の動
作を説明する。カラー・モノクロ共通画像処理部10で
は、入力した線順次ビデオ信号(A2)をAD変換部1
1でディジタル信号に変換後、その変換されたRBG線
順次画像信号D1をシェーディング補正部12に入力し
て、ライン同期パルス(T1)に同期する連続した1ラ
インデータとしてシェーディング補正する。
【0052】シェーディング補正部12は、図示しない
1ラインメモリを有しており、原稿読み取り前に白基準
を読み取り、それによるRBG線順次画像データを1ラ
インデータとして1ラインメモリに記憶し、その白基準
データにより1画素毎にシェーディング補正する。
【0053】シェーディング補正されたRBG線順次画
像信号はカラー・モノクロ共通画像処理部10の外部出
力端子P3よりカラー専用画像処理部30へシェーディ
ング補正データを出力する。同時に、シェーディング補
正出力と同期してカラー専用画像処理部30より色補正
されたRBG線順次画像データをカラーモノクロ共通画
像処理部10の外部入力端子P2より入力し、前記シェ
ーディング補正データと前記外部入力より入力した画像
データを制御信号(SEL1)により制御されたセレク
タ13で選択する。
【0054】セレクタ13は、図1に示すようにカラー
・モノクロ共通画像処理部10のシェーディング補正出
力(P3)と画像データ入力(P2)にカラー専用画像
処理部30が接続され、かつカラー読取部20が接続さ
れる場合は、外部入力端子P2より入力した画像データ
を選択し、カラー専用画像処理部30が接続されていな
い場合、またはモノクロ読取部が接続されている場合は
シェーディング補正部12からのシェーディング補正出
力を選択する。すなわち、カラー画像処理を実行する場
合で、モノクロ画像処理回路では対応できない色補正処
理をカラー専用画像処理部30へ渡して、カラー専用画
像処理部30の色補正結果を取り込むようにしている。
【0055】セレクタ13によりカラー専用画像処理部
30から入力したRBG線順次画像データを選択した場
合、RBG線順次画像データを1ライン画像信号として
エッジ強調部14の図示しないラインメモリに書き込む
一方、その画像データとラインメモリより読み出した画
像データによりエッジ強調処理する。
【0056】主走査拡大縮小部14では、RBG線順次
画像データを1ライン画像信号として主走査方向に所定
の変倍率で拡大・縮小する。図2に主走査拡大縮小部1
4の回路構成を示す。主走査拡大縮小部15は、入力し
た画像信号(D5)を主走査整数拡大回路51で拡大率
レジスタ52の設定に従い整数値N倍に拡大し、その出
力(DM)を主走査任意縮小回路53で縮小率レジスタ
54の設定に従いL/M倍に縮小し、任意の変倍率(N
×L)/Mで拡大縮小処理する。拡大による画像の挿入
位置と、縮小による画像の間引き位置は、入力画像デー
タ(D5)に対し一定の変倍周期(tMS)を持ち、変
倍周期演算部55で拡大率レジスタ52と縮小率レジス
タ54の設定値より変倍周期を演算する。主走査整数拡
大回路51は、入力した画像の1画素周期の間にN画素
を発生させる処理を実行し、主走査任意縮小回路53は
N倍に拡大した画像のM画素毎にL画素を残し、M−L
画素を間引く処理を実行する。したがって、入力画像デ
ータに対する変倍周期:MSは、MS=M/N(画素)
となる。制御部40は、変倍周期演算部55からMSを
変倍周期として検出する。なお、主走査任意縮小回路5
3の間引き位置の演算回路には公知の演算回路を用いる
ことができ、例えば特開平1−233963号公報記載
のものを用いる。
【0057】2値化/誤差拡散処理部16では、制御信
号(CNT4)の設定に従って、2値化または誤差拡散
処理を実行する。図3に2値化/誤差拡散処理部16の
回路構成を示す。減算器61において、過去に2値化さ
れた画像による量子化誤差を補正する。補正後のデータ
MP(x、y)は MP(x、y)=D6(x、y)−EP(x、y) となる。D6(x、y)は入力データ、EP(x、y)
は過去に2値化した周辺画素(D6(x−1、y−
1)、D6(x、y−1)、D6(x+1、y−1)、
D6(x+1、y+1)から伝搬された量子化誤差の総
和である。
【0058】比較器62では、補正後のデータMP
(x、y)の量子化(2値化)の処理をする。MP
(x、y)≧32の場合には、出力D7=1(白)、B
P=63を出力し、MP(x、y)<32の場合には、
出力D7=0(黒)、BP=0を出力する。
【0059】減算器63では、量子化前のデータである
MP(x、y)と量子化後のデータであるBP(x、
y)とから下式 ES(x、y)=BP(x、y)−MP(x、y) にて量子化誤差の演算を行い、演算結果であるES
(x、y)を誤差拡散集積部64へ保存する。
【0060】この誤差拡散集積部64から、入力データ
D6(x、y)の周辺画素の量子化誤差が読み出され、
周辺画素の量子化誤差の総和が入力データD6(x、
y)から減算される。
【0061】ここで、周辺画素の量子化誤差には下式の
ように誤差拡散フィルタ係数を乗算した上で、誤差拡散
集積部64へ保存している。 EP(x+1、y) =EP(x+1、y)+K(1、0、r)*ES(x、y) EP(x−1、y+1) =EP(x−1、y+1)+K(−1、1、r)*ES(x、y) EP(x、y+1) =EP(x、y+1)+K(0、1、r)*ES(x、y) EP(x+1、y+1) =K(1、1、r)*ES(x、y) 上記において、K(m、n、r)は誤差拡散フィルタで
あり、図4に示すように本実施の形態では2つの誤差拡
散フィルタを持ち、誤差拡散フィルタ切り替え部65に
より切替えられる。具体的には、疑似乱数発生回路66
に疑似乱数により誤差配分係数を切り替えるための主走
査乱数カウンタ67、副走査乱数カウンタ68を備え、
主走査及び副走査方向に一定の周期の乱数を発生させ
る。制御部40は主走査乱数周期を疑似乱数周期:ES
(画素)として検出する。
【0062】2値化/誤差拡散処理部16でRBG線順
次画像データを1ライン画像信号として2値化または誤
差拡散処理し、外部出力端子P4からシリアル出力す
る。ここでは、カラー専用画像処理部30へ出力され
る。また、カラー専用画像処理部30が接続されない場
合は外部出力端子P4よりモノクロ出力する。
【0063】次に、カラー専用画像処理部30の動作を
説明する。カラー・モノクロ共通画像処理部10のシェ
ーディング補正出力が与えられた外部出力端子P3より
出力したRBG線順次画像信号は、第1メモリ制御部3
1によりメモリ32の色毎に異なるメモリブロックに書
き込まれる。
【0064】第1メモリ制御部31は書き込み処理と同
時に、メモリ32の色毎に異なるメモリブロックより、
同一読み取り位置のRGB3色の画像データを、同期信
号(T2)に同期して3ライン同一のデータを繰り返し
読み出し、RGB並列画像信号(R1,G1,B1)を
出力する。
【0065】同期信号(T2)は、1ライン中にシフト
ゲートパルス(SHR,SHG,SHB)と同一タイミ
ングで3個の同期パルスを含み、その3個の同期パルス
の間隔は主走査拡大縮小部15の変倍周期(tMS)の
整数倍でかつ誤差拡散処理の乱数周期(tES)の非整
数倍となる。したがって、RGB並列画像信号(R1,
G1,B1)は同期パルスの間隔で同一ラインのデータ
を3ライン繰り返し出力する。
【0066】また、第1メモリ制御部31は、カラーC
CD21のRBG読み取り位置ズレに相当するライン数
の画像データをメモリ32に保持し、同一読み取り位置
となったラインデータを読み出し、カラーCCD21の
RBG読み取り位置ズレを補正するものである。
【0067】図7(a)のメモリ32のメモリマップに
示すように、各色のブロックは色毎に異なるライン数の
容量を持ち、書き込みアドレスは読み出しアドレスとし
て指定されたラインのアドレスとして周期的にアクセス
する。
【0068】3ライン繰り返し出力されるRGB並列画
像信号(R1,G1,B1)を色補正部33でマトリク
ス演算し、色補正する。図5に色補正部33の回路構成
を示す。第1メモリ制御部31から与えられるRGB並
列画像信号を乗算器71〜73に入力して、ライン毎に
切り替わるマトリクス係数RP、GP、BPを乗算す
る。色補正係数データレジスタ74に色補正係数m11
〜m33が保存されており、これら色補正係数m11〜
m33を色補正係数補正演算部75で白バランス補正係
数CR,CB,CGを用いて白バランス補正を加える。
色補正係数補正演算部75は3×3のマトリクス係数を
発生するが、各乗算器71〜73に対応したセレクタ7
6〜78が1ライン単位で選択して乗算器71〜73に
セットする。セレクタ76〜78は、カウンタ79の出
力する選択信号にて出力係数を切替える。
【0069】上記色補正部33では、3ライン繰り返す
RGB並列画像信号の第1ラインでRの補正演算を実行
し、第2ラインでBの補正演算を実行し、第3ラインで
Gの補正演算を実行し、この演算順序でRBG線順次に
色補正結果を出力し、カラー・モノクロ共通画像処理部
10の外部入力端子P2に画像データ入力として入力す
る。
【0070】色補正部33で処理されるマトリクス演算
式は次式となる。
【数1】 m11〜m33 :事前に決められた色補正係数 CR,CB,CG:白バランス補正係数 (但し:白バランス変動が無い場合は各々1となる) 第1ラインの補正演算処理 カウンタ出力によりSELRが有効、SELG、SEL
Bが無効となり、 RP=m11・CR、 GP=m12・CG、 BP=m13・CB となり、Rの色補正演算結果D3は、 D3(R3)=m11・CR・R1+m12・CB・G
1+m13・CG・B1 となる。 第2ラインの補正演算 カウンタ出力によりSELBが有効、SELG、SEL
Rが無効となり、 RP=m31・CR、 GP=m32・CG、 BP=m33・CB となり、Bの色補正演算結果D3は、 D3(B3)=m31・CR・R1+m32・CB・G
1+m33・CG・B1 となる。 第3ラインの補正演算 カウンタ出力によりSELGが有効、SELB、SEL
Rが無効となり、 RP=m21・CR、 GP=m22・CG、 BP=m23・CB となり、Gの色補正演算結果D3は、 D3(G3)=m21・CR・R1+m22・CB・G
1+m23・CG・B1 となる。
【0071】色補正係数補正演算部75では、ライン同
期パルス(T1)“H”のタイミングで色補正係数デー
タレジスタ74に事前に設定されている色補正係数(m
11〜m33)と白バランス補正データ演算部34より
入力した白バランス補正データ(CR、CG、CB)を
上述の組み合わせで乗算し、マトリクスの各成分値を求
めておく。
【0072】図6に白バランス補正データ演算部34の
回路構成を示す。原稿を走査する前に、白バランストレ
ーニングとして白基準を原稿1ページに相当するライン
数読み取り、シェーディング補正部12にて原稿読み取
り時と同様に、そのRBG線順次信号をシェーディング
補正し、白バランス補正データ演算部34で前記シェー
ディング補正されたデータの指定位置(例えばセンター
位置)の画素をRGB各々抽出し、カウンタ82のライ
ンカウント値とRGBの入力タイミングによりメモリア
ドレスを発生し、メモリ35に抽出した白基準データを
書き込む。また、他の例として、ノイズによる誤差を削
減するために指定位置の前後複数画素を抽出し、平均値
を演算した後にメモリ35に書き込む方法もある。
【0073】白バランス変動は、1ページ読み取り時間
内のカラー読み取り光源の光量比(VR:VG:VB)
の変動により発生するものであり、その変動パターンは
光源の製品ばらつき、環境温度、経年変化等により、微
妙に異なる。しかし、白バランス変動はページ毎に変動
するものでなく、装置製造時に白バランストレーニング
したデータを初期値として不揮発メモリに保持し、画質
劣化した場合に装置使用者の操作により、白バランスト
レーニングすれば良い。または一定時間隔の装置未使用
時に自動実施する方法もある。
【0074】原稿読み取り中は、メモリ35に書き込ま
れた白基準データを基に、白バランス補正データ(C
R、CG、CB)を、ライン毎に演算する。この演算は
メモリ35より第1ラインのデータ(WR(1),WG
(1),WG(1))を読み出し、色毎に対応するレジ
スタ83−1〜83−3に保持する。次に、バッファ8
1に保持している現ラインのデータ(WR(n),WG
(n),WB(n))を読み出し、そのデータと第1ラ
インのデータを除算器84に入力し、次式に示す演算を
行い、そのデータを現ラインの色補正が開始する前に、
各色のレジスタ(レジスタ85−1〜85−3に保持す
る。
【0075】 CR=WR(1)/WR(n) CG=WG(1)/WG(n) CB=WB(1)/WB(n) 次に、カラー・モノクロ共通画像処理部10で2値化/
誤差拡散処理されたRBG線順次カラー画像信号は再
び、カラー専用画像処理部30に入力し、第2メモリ制
御部36によりメモリ37の色毎に異なるメモリブロッ
クに書き込まれる。
【0076】第2メモリ制御部36は、書き込み処理と
同時にメモリ37より色毎に異なるメモリブロックより
同一画素位置のRGB3色の画像データを、同期信号
(T3)に同期して4ライン同一のデータを繰り返しメ
モリより読み出し、RGB並列画像信号(R2,G2,
B2)を出力する。
【0077】YMCK変換部38で4ライン繰り返すR
GB並列画像信号(R2,G2,B2)を後述する論理
式に従い演算し色変換する。4ライン繰り返すRGB並
列画像信号の第1ラインでC(シアン)の変換演算を実
行し、第2ラインでM(マゼンタ)の変換演算を実行
し、第3ラインでY(イェロウ)の変換演算を実行し、
第4ラインでK(ブラック)の変換演算を実行し、この
演算順序でシリアル出力より、CMYK線順次画像デー
タを出力する。
【0078】色変換論理式はカラー文字(2値化)、カ
ラーハーフトーン(誤差拡散)の選択と、カラープリン
タのK(ブラック)インクの有無により切り替える。こ
れらに情報は制御部40に与えられる。
【0079】カラー文字(2値化)、かつカラープリン
タのK(ブラック)インクが有る場合、 色変換論理式1: C=/R・(G+B) M=/G・(R+B) Y=/B・(R+G) K=/R・/G・/B カラーハーフトーン(誤差拡散)、又はカラープリンタ
のK(ブラック)インクが無い場合、 色変換論理式2: C=/R M=/G Y=/B K=0 以上2条件を組み合わせた場合を説明したが、どちらか
一方の条件のみで論理式を切り替えても良い。
【0080】カラー文字(2値化)、カラーハーフトー
ン(誤差拡散)条件による処理の切り替えは、プリンタ
の印字精度が悪く、CMYの印字ドットとKの印字ドッ
トにずれが生じる場合、ハーフトーン画質が劣化するの
を防ぐ事ができる。
【0081】ハーフトーンの画像は、数分の1画素印字
位置がずれただけで階調再現性が劣化するため、ハーフ
トーン画像の場合は、CMYドットに対しズレが生じる
Kドットを印字せずに、CMYの合成よるコンポジット
ブラックを印字して階調再現性を向上させるものであ
る。
【0082】印字精度が良いプリンタでは、カラー文字
(2値化)、カラーハーフトーン(誤差拡散)条件によ
る切り替えをせずに色変換論理式1を使用する。
【0083】次に、CPUのシステムバスよりシステム
バスインターフェース41を介してデータを入力し、画
像処理する場合の動作を説明する。
【0084】RGB毎に8bit/画素を有するフルカ
ラーデータを入力する場合、そのフルカラーデータをR
GB線順次に信号バス(S1)を経由して第1メモリ制
御部31に入力する。
【0085】この時のメモリ32のメモリマップは、図
7(b)に示すように、システムバスデータ入力用にメ
モリエリアを2つのブロックに分割した構成に変更され
る。システムバスデータ入力モードでは、読み取り位置
ズレ補正が不要であり、その分のメモリを有効活用する
事によって、メモリ32上に2ブロックのメモリエリア
を確保した上に、1ライン当たりの画素数も2倍に増や
している。
【0086】第1メモリ制御部31は制御信号(CNT
2)により、シェーディング補正データ(D2)に替え
て、バス入力データ(S1)を、メモリ32の前ライン
で書き込んだブロックと異なるもう一方のブロックを指
定してRBG線順次にメモリ32に書き込む。
【0087】第1メモリ制御部31は書き込み処理と同
時に、メモリ32の前ラインで書き込んだメモリブロッ
クよりRGB3色の画像データを、同期信号(T2)に
同期して3ライン同一のデータを繰り返し読み出し、R
GB並列画像信号(R1,G1,B1)を出力する。
【0088】同期信号(T2)の3個の同期パルスの間
隔は、主走査拡大縮小部15の変倍周期(tMS)の整
数倍でかつ誤差拡散処理の乱数周期(tES)の非整数
倍となる。したがって、前記RGB並列画像信号(R
1,G1,B1)は前記同期パルスの間隔で同一ライン
のデータを3ライン繰り返し出力する。以降の色補正処
理は、前述のカラー読取部20による読み取り時の画像
処理と同一である。
【0089】次に、RGB毎に1bit/画素のカラー
ハーフトーン・カラー2値データを入力する場合につい
て説明する。カラーハーフトーン・カラー2値データを
RGB線順次に信号バスS2を経由して第2メモリ制御
部36に入力する。
【0090】この時のメモリ37のメモリマップは、図
8に示すようにカラー読取部20による読み取り時と同
一であり、2つのブロックに分割した構成である。
【0091】第2メモリ制御部36は制御信号(CNT
3)により、2値化/誤差拡散処理されたRBG線順次
カラー画像信号(D7)に替えて、前記バス入力データ
(S2)を、前ラインで書き込んだブロックと異なるも
う一方のメモリブロックを指定し、RGB線順次にメモ
リ37に書き込む。
【0092】第2メモリ制御部36は、前記書き込み処
理と同時にメモリ37の前ラインで書き込んだメモリブ
ロックよりRGB3色の画像データを、同期信号(T
3)に同期して4ライン同一のデータを繰り返し読み出
し、RGB並列画像信号(R2,G2,B2)を出力す
る。以降のYMCK変換部38でのYMCK変換処理
は、前述のカラー読取部20の読み取り時の画像処理と
同一である。
【0093】以上のシステムバスからのデータを入力す
る、2つのモード共に、1ラインの画像処理の開始と、
システムバスからの1ラインのデータ転送の開始は、1
ラインの画像処理が終了しかつ1ラインのデータ転送が
終了した事を条件とする。
【0094】このように、システムバスからのデータ転
送と画像処理を同時に並列に実行する事により、高速処
理が実現できる。
【0095】このような実施の形態によれば、モノクロ
画像処理装置としての機能を実現しているカラーモノク
ロ共通画像処理部10にカラーオプション回路となるカ
ラー専用画像処理部30を付加する事により、既存のモ
ノクロ画像処理回路を活用したまま容易にカラー画像処
理装置に変更できる。そのとき、モノクロ画像処理回路
はカラー処理でもその一部処理を実行するため、カラー
オプション回路は必要最低限の機能を実現すれば良く、
安価で小型化出来る。
【0096】また、カラー・モノクロ共通画像処理部1
0をLSI化する事により、このLSIをカラー装置、
モノクロ装置で共通使用でき、またカラー装置とモノク
ロ装置の主たる画像処理基板を共通にでき開発製造コス
ト削減、管理部品数の削減が出来る。
【0097】上記した実施の形態ではシェーディング補
正とエッジ強調の間に外部出力端子P3、外部入力端子
P2を設け、セレクタ13を配置しているが、カラー・
モノクロ共通画像処理部10の画像処理系のいずれから
画像データを取り出しても良く、またいずれの場所から
取り込んでも良い。
【0098】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、カ
ラーオプション回路を付加するだけで簡単かつ安価にモ
ノクロ画像装置をカラー画像装置に変更する事ができる
画像処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態のカラー・モノク
ロ画像処理装置の機能ブロック図。
【図2】上記実施の形態のカラー・モノクロ画像処理装
置における主走査拡大縮小部の機能ブロック図。
【図3】上記実施の形態のカラー・モノクロ画像処理装
置における2値化/誤差拡散部の機能ブロック図。
【図4】上記実施の形態のカラー・モノクロ画像処理装
置における誤差拡散フィルタの構成図。
【図5】上記実施の形態のカラー・モノクロ画像処理装
置における色補正部の機能ブロック図。
【図6】上記実施の形態のカラー・モノクロ画像処理装
置における白バランス補正データ演算部の機能ブロック
図。
【図7】上記実施の形態のカラー・モノクロ画像処理装
置における各入力モードでのメモリマップの概念図。
【図8】上記実施の形態のカラー・モノクロ画像処理装
置における他のメモリマップの概念図。
【符号の説明】
10 カラー・モノクロ共通 12 シェーディング補正部 13 セレクタ 14 エッジ強調部 15 主走査拡大縮小部 16 2値化/誤差拡散部 20 カラー読取部 30 カラー専用画像処理部 31 第目盛り制御部 33 色補正部 34 白バランス補正データ演算部 36 第2メモリ制御部 38 YMCK変換部 40 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/00 B41J 3/00 B 1/21 G06F 15/66 310 1/393 355F 1/40 H04N 1/40 101Z 1/46 1/46 Z (72)発明者 輿水 文子 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノクロ画像に対応した一連の画像処理
    を加える画像処理系を用いて、前記モノクロ画像の処理
    と共通するカラー画像処理の一部を実行させることを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 モノクロ画像に対応した一連の画像処理
    を加える画像処理系と、前記画像処理系から中間処理デ
    ータを外部へ取出す外部出力部と、カラー処理された画
    像データを外部から画像処理系の中間部に取り込む外部
    入力部と、前記画像処理系の中間部へ入力するデータを
    前記外部入力部からの画像データと前記画像処理系の前
    方部からの中間処理データとから選択するセレクタとを
    備えたカラーモノクロ共通画像処理部を具備する画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 カラーモノクロ共通画像処理部に、外部
    出力部から出力された中間処理データにカラー処理を加
    えて外部入力部へ入力するカラー画像処理部を接続した
    ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 カラー画像処理部は、画像処理系の出力
    したRGB画像データをカラーモノクロ共通画像処理部
    から取り込んで外部機器に合わせた色体系のデータに色
    変換して出力する色変換出力部を備えたことを特徴とす
    る請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 カラーモノクロ共通画像処理部の画像処
    理系に、セレクタで選択されたRGB線順次画像信号を
    主走査方向に所定の変倍率で拡大及び縮小する拡大縮小
    手段を備え、RGB線順次画像信号の隣り合う2色間の
    時間差を前記拡大縮小手段の変倍周期の整数倍に設定す
    ることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに
    記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 拡大縮小手段は、外部から拡大率及び縮
    小率が設定されるレジスタと、前記レジスタに設定され
    た拡大率及び縮小率から変倍周期を演算する変倍周期演
    算手段とを備えることを特徴とする請求項5記載の画像
    処理装置。
  7. 【請求項7】 カラーモノクロ共通画像処理部の画像処
    理系に、セレクタで選択されたRGB線順次画像信号に
    対して誤差拡散処理を加える誤差拡散手段を備え、RG
    B線順次画像信号の隣り合う2色間の時間差を誤差拡散
    処理の疑似乱数の主走査周期の非整数倍に設定すること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の
    画像処理装置。
  8. 【請求項8】 入力するRGB線順次画像信号に同期し
    たライン同期信号に基づいて画像処理の同期制御を行
    い、RGB線順次画像信号を連続する1ライン信号とし
    て画像処理することを特徴とする請求項2乃至請求項7
    のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 カラー画像処理部は、外部出力部からの
    RGB線順次画像信号をRGB線順次にメモリに書込む
    制御と前記メモリからRGB毎に位置ずれ補正された画
    像データをRGB並列にかつ1ライン中に同一ラインを
    3回繰り返し読出す制御とを実行するメモリ制御手段
    と、前記メモリ制御手段で3回並列に読み出されたRG
    B3画像データを線順次に色補正する色補正手段とを備
    えたことを特徴とする請求項3乃至請求項8のいずれか
    に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 メモリ制御手段は、カラー画像処理部
    に接続されたシステムバスからカラー画像データが入力
    する場合、システムバスより入力した画像データを色毎
    に異なるアドレスに書き込み、システムバスによるRG
    B1ラインのデータ転送が終了した後、前記メモリから
    書き込まれた画像データをRGB並列にかつ1ライン中
    に同一ラインを3回繰り返し読み出すことを特徴とする
    請求項9記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 メモリ制御手段は、メモリアドレスを
    複数のブロックに分割して管理し、システムバスからの
    カラー画像データを一方のブロックのアドレスに書き込
    む一方、他方のブロックのアドレスからカラー画像デー
    タを読み出すことでシステムバスからのデータ入力とカ
    ラー処理とを同時に実行することを特徴とする請求項1
    0記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 カラー画像処理部は、画像処理系の出
    力したRGB画像データをRGB線順次に出力メモリに
    書込む制御と前記出力メモリから外部機器の要求するデ
    ータ周期でRGB画像データを並列にかつ1ライン中に
    同一ラインを4回繰り返し読み出す制御とを実行する第
    2メモリ制御手段と、前記第2メモリ制御手段より4回
    読み出されたRGB画像データからYMCKの各回毎に
    異なる色の色変換演算にて色変換データを出力する色変
    換手段とを備えたことを特徴とする請求項3乃至請求項
    11のいずれかに記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 第2メモリ制御手段は、カラー画像処
    理部に接続されたシステムバスから画像データが入力す
    る場合、システムバスからの画像データを前ラインで書
    き込んだブロックと異なるもう一方のブロックの色毎に
    異なるメモリアドレスに書き込む一方、同時に出力メモ
    リから前ラインで書き込んだブロックのメモリアドレス
    の画像データをRGB並列に且つ同一ラインデータに対
    し4回繰り返し読み出すことを特徴とする請求項12記
    載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 色変換手段は、カラーハーフトーン処
    理された画像データを色変換する場合には第1の色変換
    論理に基づいて色変換し、2値化処理された画像データ
    を色変換する場合には第2の色変換論理に基づいて色変
    換することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載
    の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 色変換手段は、外部機器のカラープリ
    ンタの黒インクの有無に応じて色変換論理を切替えるこ
    とを特徴とする請求項12乃至請求項14のいずれかに記
    載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 カラー画像処理部は、原稿の走査前に
    外部出力部から入力される原稿1ページに相当するライ
    ン数の白基準画像データから指定位置のデータを抽出し
    てライン及び色毎に異なるメモリアドレスに書き込み、
    原稿読取り時は走査中の現ラインのデータとメモリに記
    憶された現ラインに相当するラインの白基準データとか
    ら白バランス補正データを演算する白バランス補正デー
    タ演算手段を備えたことを特徴とする請求項3乃至請求
    項15のいずれかに記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 白バランス補正データ演算手段は、原
    稿走査中に演算した白バランス補正データと事前に決め
    られた色補正係数とを用いて、メモリから読み出した画
    像データをマトリクス演算する色補正手段を備えたこと
    を特徴とする請求項16記載の画像処理装置。
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