JP2020150337A - 画像処理装置、方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに応じて得たいモノクロ(またはカラー)の出力が得られるように精度を向上させることを目的とする。【解決手段】本発明の画像処理装置は、入力された原稿がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを判定する判定手段と、ユーザ操作により、カラー原稿又はモノクロ原稿とする原稿を登録する登録手段と、前記登録手段によって登録された原稿に応じて前記判定手段の判定パラメータを生成する生成手段と、を備えることにより、ユーザに応じて得たいモノクロ(またはカラー)の出力が得られるように精度を向上させる。【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置、方法、及びプログラムに関する。
従来、コピーやスキャンの自動色選択機能としてACS(Auto Color Selection)の技術が知られている。
ACSでは、例えば各画素が3色成分又はK成分で表現された画像信号の取込み後、主走査及び副走査方向に沿った格子によって仕切られる矩形要素内の複数画素毎に画素値の和が算出される。画素値の和の3色成分の間で、画素値の差が何れも閾値未満である場合は、3色成分の画素値がK成分へ変換され、さらに複数画素の各々のK成分に振り分けられる。また、その他に、自動色選択の調整を行う技術が開示されているものもある(特許文献1)。
しかし、従来の自動色選択機能では、色判定のパラメータが固定のため、各ユーザが結果として得たいモノクロ(またはカラー)の出力結果が原稿に応じて得られず、それぞれのユーザに応じた個別対応機能がないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザに応じて得たいモノクロ(またはカラー)の出力が得られるように精度を向上させることが可能な画像処理装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、入力された原稿がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを判定する判定手段と、ユーザ操作により、カラー原稿又はモノクロ原稿とする原稿を登録する登録手段と、前記登録手段によって登録された原稿に応じて前記判定手段の判定パラメータを生成する生成手段と、を備える。
本発明によれば、ユーザに応じて得たいモノクロ(またはカラー)の出力が得られるように精度を向上させることが可能になるという効果を奏する。
図1は、実施の形態に係る画像処理装置の一例の外観構成を示す図である。 図2は、MFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、MFPの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図4は、自動色選択のパラメータの生成を行う全体フローの一例を示す図である。 図5は、パラメータ自動調整処理の一例を示すフロー図である。 図6は、自動色選択モードにおいて表示される選択画面の一例を示す図である。 図7は、コピー完了後に表示させる所定のボタンの一例を示す図である。 図8は、変形例1に係る自動色選択のパラメータの生成を行う全体フローの一例を示す図である。 図9は、登録された原稿に対してパラメータが成り立たない場合の一例を示す図である。 図10は、第2のパラメータ自動調整の一例を示すフロー図である。 図11は、色判定閾値が成り立つグループ分けの説明図である。 図12は、2台のMFPがネットワークに接続された状態を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像処理装置、方法、及びプログラムの実施の形態を詳細に説明する。画像処理装置としてMFP(Multifunction Peripheral)へ適用した例を示すが、画像処理装置は、MFPに限定されず、画像処理を行う任意の装置、例えばスキャナやコピー機などに対しても適用することができる。
(実施の形態)
図1は、実施の形態に係る画像処理装置の一例の外観構成を示す図である。ここでは、一例として画像読取部と画像形成部とを有し、コピー、スキャン、ファックス、およびプリンタを基本機能として備えたMFPの外観構成を示している。
図1に示すMFP1は、本体10に、スキャナである画像読取部10−1と、プロッタである画像形成部10−2とを備えている。画像読取部10−1は、原稿を読み取るための読取ガラスであるコンタクトガラスを有し、コンタクトガラスを介して原稿(カラー原稿又はモノクロ原稿)に光を照射して一次元スキャンするなどしてCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像センサで撮像する。撮像により入力された原稿は、画像データ(RGB)として出力される。
本体10に設けられている操作パネル11は、設定画面を表示し、ユーザから本体10の機器設定の入力などを受け付けるユーザインタフェースである。
(ハードウェア構成)
図2は、MFP1のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示されているように、MFP1は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ(MEM−P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、記憶部であるローカルメモリ(MEM−C)907、HDDコントローラ908、及び、記憶部であるHD909を有し、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU901は、MFP1の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM−P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM−P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM−P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDD908およびMEM−C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM−C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC906には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM−C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM−P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル940bを備えている。コントローラ910は、MFP1全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、MFP1は、操作パネル940の切り替えキーにより、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、通信ネットワークNを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
(機能ブロックの構成)
図3は、MFP1の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図3に示すMFP1の機能ブロックは、MFP1のCPU901がROM902aやHD909のプログラムを実行することによりモジュールなどとして実現される。
図3に示すように、MFP1には制御部100が実現される。制御部100は、画像読取部101や、画像処理部102や、入力受付部103や、表示出力部104や、記憶制御部105や、パラメータ調整部106や、プリント制御部107や、通信制御部108などを有する。ここで、主に画像読取部101や画像処理部102が「判定手段」に対応する。入力受付部103や表示出力部104や記憶制御部105などが「登録手段」に対応する。パラメータ調整部106が「生成手段」に対応する。通信制御部108が「送信手段」に対応する。
具体的に、画像読取部101は、スキャナ部931から画像データ(RGB画像データ)を読み取る。画像処理部102は、画像データ(RGB画像データ)の画像処理を行う。また、画像処理部102は、入力された原稿がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを画像データから自動判定する処理を行う。
入力受付部103は、操作パネル940のタッチパネルや、操作パネル940bなどから操作者による入力を受け付ける。表示出力部104は、パネル表示部940aに設定や選択などの操作画面を表示させる。
記憶制御部105は、設定等の記憶部(RAM902bやHD909など)への書込みや、設定等の記憶部からの読み出しを行う。例えば登録処理により、色判定を変更する原稿と色判定の設定とを対応付けて記憶したり、パラメータ自動調整処理により生成したパラメータ(判定パラメータ)を記憶したり反映したりする。
パラメータ調整部106は、自動色判定モードでパラメータを生成する。例えばパラメータの調整によりパラメータを得る。ここでパラメータとは、画像処理部102がカラーやモノクロの自動判定を行う際に使用する判定パラメータのことである。
プリント制御部107は、プリンタ部932を制御して画像データをプリントに転写し、そのプリントを出力する。
通信制御部108は、通信部(ネットワークI/F950や近距離通信回路920など)を制御して通信先との通信を制御する。
(処理フロー)
次に、MFP1は例えば原稿のコピーを行う場合、画像読取部10−1のコンタクトガラスにセットされた原稿から画像データ(RGB)を読み取り、原稿からカラーかモノクロかを自動判定して画像形成部10−2から、自動判定された色で画像をプリント出力する。プリント出力される原稿の色がユーザが期待する色判定結果にならない場合は、自動判定モードにより色判定のパラメータの調整を行う。自動判定モードへは、パネル表示部940aにモード切替ボタンを含む画面を表示させたり、操作パネル940bにモード切替ボタンを設けるなどしてユーザ操作に応じて移行させることができる。
図4は、自動色選択のパラメータの生成を行う全体フローの一例を示す図である。先ず、制御部100は、自動判定モードに移行する(ステップS1)。
続いて、制御部100は、ユーザが自動色選択の結果を調整したい原稿を読取る(ステップS2)。例えば、制御部100は、画像読取部10−1のコンタクトガラスにセットされた原稿を撮像センサで撮像して画像データ(RGB)として入力する。
続いて、制御部100は、ステップS2で読取った原稿をユーザ操作によりカラー原稿もしくはモノクロ原稿のどちらに判定させたいのかを選択させる(ステップS3)。
続いて、制御部100は、ステップS2で読取った原稿の画像データと、ステップS3で選択された判定の結果とを紐づけてHD909に登録する(ステップS4)。なお、登録先はHD909に限らず、その他の記録媒体でもよい。
続いて、制御部100は、ユーザが自動色選択の結果を調整したい原稿が、他にあるかを判定する(ステップS5)。調整したい原稿が他にある場合(ステップS5:Yes)、制御部100は、ステップS2〜ステップS4までを繰り返し行う。そして、制御部100は、調整したい原稿をすべて読み取り終えると(ステップS5:No)、それらの原稿についてパラメータ自動調整の処理を行って(ステップS21)、処理を終了する。
ステップS21のパラメータ自動調整の処理では、制御部100が、読取りを終えた各原稿に対し、自動色選択の色判定の閾値を生成する処理を行う。このパラメータ自動調整処理について、図5を用いて更に詳しく説明する。
図5は、パラメータ自動調整処理の一例を示すフロー図である。制御部100は、図5に示すパラメータ自動調整処理を行うことにより、読取った各原稿の画像データと、カラー又はモノクロの期待する色判定結果とするための色判定の閾値とを調整する。
具体的に、制御部100は、ステップS4にて保存された各画像データと各画像データの自動色判定結果とを紐付けた複数のセットの中から、パラメータ自動調整処理が未実行の一セットを選択する(ステップS31)。
続いて、制御部100は、選択されたセットに含まれる原稿の画像データが当該セットにおいて対応付けられている色判定結果(ユーザが期待する色判定結果)に初期状態のパラメータのままでなるかどうかを判定する(ステップS32)。
そして、制御部100は、ユーザが期待する色判定結果に初期状態のパラメータのままではならないと判定した場合(ステップS32:No判定)、選択されている画像データに対して色相分割による色判定を行う(ステップS33)。色相分割は、入力されるRGBデ−タを、R、G、B、C、M、Yの信号に分離する処理であり、例えば特開2001−103301で公開されている。公開されている方式ではWとBkとを含めているが、これらを除いて行う。
制御部100は、色判定を行うために、画像処理部102に色相分割部と、色相分割部の出力C、M、Yをそれぞれ5ライン蓄えるラインメモリと、入力画像デ−タの色画素ブロックを判定してB/C信号を出力すると共に、カラー原稿/白黒原稿を判定する色画素判定部とを有する。
色相分割部は、入力されるRGBデ−タをR、G、B、C、M、Yの信号に分離し、さらに、色画素判定用の白画素を抽出する。色相分割の例としては、それぞれの色の境界を求め、RGBの最大値と最小値の差をRGB差と定義して、以下のようにする。なお、ここではRGBデ−タは、数字が大きくなると黒くなる。
(1)R−Y色相領域境界(ry)
R−2*G+B>0
(2)Y−G色相領域境界(yg)
11*R−8*G−3*B>0
(3)G−C色相領域境界(gc)
1*R−5*G+4*B<0
(4)C−B色相領域境界(cb)
8*R−14*G+6*B<0
(5)B−M色相領域境界(bm)
9*R−2*G−7*B<0
(6)M−R色相領域境界(mr)
R+5*G−6*B<0
(7)Y画素判定
(ry==1)&(yg==0)&(RGB差>thy)ならば、Y画素判定とする。
(8)G画素判定
(yg==1)&(gc==0)&(RGB差>thg)ならば、G画素判定とする。
(9)C画素判定
(gc==1)&(cb==0)&(RGB差>thc)ならば、C画素判定とする。
(11)B画素判定
(cb==1)&(bm== 0)&(RGB差>thb)ならば、B画素判定とする。
(12)M画素判定
(bm==1)&(mr==0)&(RGB差>thm)ならば、M画素判定とする。
(13)R画素判定
(mr==1)&(ry==0)&(RGB差>thr)ならば、R画素判定とする。
ここで、上記(7)〜(13)の優先順位は、数の小さい方を優先する。また、thy、thm、thc、thr、thg、thbは、複写(処理)前に決まる色判定閾値である。RGB差とは、1画素内のRGBそれぞれの画像デ−タの最大値と最小値の差である。
出力信号として、c、m、yを3bitで出力する。つまり、3bitで、c、m、y、r、g、bを表している。ここで色相毎に色判定閾値をかえているのは、色相領域毎に、有彩範囲が異なる時に色相領域に応じた色判定閾値を決定するためである。
色相分割部の出力c、m、yは、それぞれラインメモリに5ライン蓄えられ、色画素判定部で色判定される。
なお、かかる色相分割例は,一例であってこれに限定されるものではなく、他の式を用いても良いことは勿論である。
続いて、制御部100は、ステップS33の色判定結果から、画像データに最も多く含まれる色相がユーザが期待する色判定結果となるように、初期状態のパラメータを基準に色判定閾値を調整する(ステップS34)。この際、制御部100は、画像データがユーザが期待する結果となるぎりぎりの色判定閾値ではなく、マージンとして5値程度猶予を持つ色判定閾値に調整する。これは原稿読取り時のばらつきがあった場合でもユーザが期待する色判定結果にするためである。
続いて、制御部100は、ステップ34にて調整された色判定閾値により画像データがユーザが期待する色判定結果となるかを判定する(ステップS35)。画像データがユーザが期待する色判定結果になる場合(ステップS35:Yes)、選択されている原稿に対するパラメータ調整を終了する。
一方、画像データがユーザが期待する色判定結果にならなかった場合は(ステップS35:No)、別の色判定閾値の調整を行う(ステップS34´)。ここでは、ステップ34で調整した色相とは別の色判定閾値の調整を行う。例えば画像データに2番目に多く含まれている色相がユーザが期待する色判定結果となるように、初期状態のパラメータを基準に色判定閾値を調整する。
続いて、制御部100は、ステップ34´にて調整された色判定閾値により画像データがユーザが期待する色判定結果となるかを判定する(ステップS35´)。画像データがユーザが期待する色判定結果になる場合(ステップS35´:Yes)、選択されている原稿に対するパラメータ調整を終了する。
一方、画像データがユーザが期待する色判定結果にならなかった場合は(ステップS35´:No)、ステップS34´とステップS35´と同様に更に別の色判定閾値の調整を行う。ステップS34´とステップS35´は、画像データがユーザが期待する色判定結果になるまで、別の色判定閾値の調整を行う。この例では、画像データに6番目に多く含まれている色相までを範囲に、色判定閾値を調整する(ステップS34´´)。そして、画像データがユーザが期待する色判定結果になったら、パラメータ調整が未実施の原稿があるかを判定し(ステップS36)、未実施の原稿がある場合は(ステップS36:N0)、ステップS31に戻り、未実施の原稿に対しても同様の調整を行う。
すべての原稿について調整を終えると(ステップS36:Yes)、本処理を終了する。
(表示画面)
次に、自動色選択モードにおいて無彩か有彩かをユーザに選択させて登録させる画面の一例を示す。
図6は、自動色選択モードにおいて表示される選択画面の一例を示す図である。図6(a)の選択画面は、ステップS3(図4参照)で制御部100が操作パネル11に表示する選択画面の一例である。制御部100は表示した選択画面で、無彩か有彩かの何れかのボタン(図6(a)の無彩判定原稿登録ボタンか有彩判定原稿登録ボタンかの何れか)の選択操作をユーザから受け付ける。この選択画面で選択されたボタンの設定(無彩又は有彩)が当該原稿の設定として対応付けられて登録される。
図6(b)の画面は、無彩判定原稿登録ボタンか有彩判定原稿登録ボタンかの何れか一方を表示する場合の画面である。例えば無彩判定原稿登録ボタンを表示させた場合、無彩判定原稿登録ボタンが操作されることにより当該原稿が無彩として登録される。所定時間操作されない場合は、有彩として登録される。なお、この画面には、「無彩(有彩)と判定したい原稿をスキャンしてください」という表示が含まれている。例えば原稿をスキャンする前に選択画面を表示する場合に、このような表示のようにする。
なお、無彩か有彩かの選択および登録の処理はユーザが自動色選択実行時に期待する結果でないときに所定のボタンを押すなどして開始させる。
図7は、コピー完了後に表示させる所定のボタンの一例を示す図である。コピー完了後においては、原稿が無彩か有彩かのどちらに判定されたかが分かる。コピー完了後、完了画面と共に自動色選択の結果を変更するかを選択させる「Yes」ボタン(所定のボタンに対応)を表示させることにより、「Yes」ボタンが選択されると自動色選択モードに移行する。「No」ボタンが選択された場合は、画面を閉じ、プリント出力が完了する。
(効果)
以上のように、本実施の形態ではユーザに応じて得たい無彩(または有彩)の出力が得られるように精度を向上させることが可能になる。例えば自動色選択の調整閾値を決定する際にRGBCMYの各色相を利用することができるので自動色選択のカラー/モノクロ判定の精度を向上させることができる。さらに、ユーザが自ら無彩(または有彩)と判定したい原稿を選択することにより初期設定された自動色判定のパラメータから原稿に応じてユーザが希望するパラメータに自動的に反映することが可能となる。また、従来の手法では有彩判定とするか無彩判定とするか考える微妙な色(紺色や濃い緑色など)に対する調整が困難であったが、そういった絶妙な色に対する調整も可能となる。
また、選択画面を表示することにより、予め登録された原稿に対してのみパラメータの自動生成を行うのではなく、自動色選択モードでコピーもしくはスキャンを実行したときにユーザが期待する結果ではなかった時に所定のボタンを押下することによりコピーもしくはスキャンされた原稿を元にパラメータの自動生成により内部パラメータを生成することもできる。これにより、ユーザが不満を持ったときにすぐ内部パラメータを手軽に変更することが可能となる。
(変形例1)
カラー画像且つモノクロ画像として判定したい画像が両立しない場合は判定パラメータ1群、パラメータ2群という複数のパラメータ群の中からユーザが選択することを可能にするための変形例を示す。
ここでは、実施の形態と共通する部分は同じ番号を付すなどして説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
(処理フロー)
図8は、変形例1に係る自動色選択のパラメータの生成を行う全体フローの一例を示す図である。ここでステップS1〜S5と、ステップS21の処理の説明は図4と同じであるため省略する。
ステップS21の後、制御部100はステップS21で登録された原稿に対して色判定閾値が成り立つかを判定する(ステップS6)。色判定閾値が成り立つ場合は(ステップS6:Yes)、調整されたパラメータをマシンに反映して処理を終了する。
一方、色判定閾値が成り立たない場合には(ステップS6:No)、制御部100は第2のパラメータ自動調整を実施する(ステップS41)。
図9は、登録された原稿に対してパラメータが成り立たない場合の一例を示す図である。図9の原稿40aは有彩原稿にしたい原稿であり、そのときのC、M、Y、R、G、Bの色調整閾値を示している。原稿40bは無彩原稿にしたい原稿であり、そのときのC、M、Y、R、G、Bの色調整閾値を示している。
原稿40aはM色相の色調整閾値が45以下でないと有彩判定されないのに対して、原稿40bはM色相の色調整閾値が55以上でないと無彩判定されない。
このような場合に、ステップS41で第2のパラメータ自動調整を後述するように実施する。
図10は、第2のパラメータ自動調整の一例を示すフロー図である。先ず、制御部100は、ステップS21(図8参照)で各原稿に対する色判定閾値が成り立つようなグループを作成する(ステップS51)。
続いて、制御部100は、ステップS51で作成されたグループごとに任意の色判定結果が得られるようにパラメータを生成する(ステップS52)。
そして、制御部100は、ステップS52で生成されたグループごとのパラメータの中からどのパラメータを利用するかユーザが選択する(ステップS53)。
図11は、色判定閾値が成り立つグループ分けの説明図である。50aは原稿1、原稿2、原稿3に対しては任意の色判定結果を判定することができるが原稿4は任意の色判定結果を判定することができないことを示す。
50bは原稿2、原稿3、原稿4に対しては任意の色判定結果を判定することができるが原稿1は任意の色判定結果を判定することができないことを示す。なお、グループの数は、一例であり、グループの数をこれに限定するものではない。
ステップS53のユーザによる選択は、例えば50aの色判定結果のパラメータもしくは50bの色判定結果のパラメータどちらを利用するかをユーザによって選択する。
(変形例2)
内部パラメータをネットワークを介して別の個体に反映してもよい。
図12は、2台のMFP1(MFP1a、MFP1b)がネットワークNに接続された状態を示す図である。この例では2台であるが、台数はこれに限定されず、3台以上であってもよい。
1台目のMFP1aの制御部100は、調整した内部パラメータを、1台目と同じスキャナ特性をもつ2台目のMFP1bにネットワークNを介して送信し、2台目のMFP1bの制御部100が、1台目で生成された内部パラメータを自機の内部パラメータに反映することができる。
(効果)
これにより、各個体毎に内部パラメータの調整を行う必要がなくなるため短時間でユーザの期待する自動色選択の機能を有する内部パラメータを取得することができる。
本実施の形態や各変形例の画像処理装置で実行するプログラムは、ROMに予め組み込んで提供してもよい。また、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。また、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。
1 MFP
100 制御部
101 画像読取部
102 画像処理部
103 入力受付部
104 表示出力部
105 記憶制御部
106 パラメータ調整部
107 プリント制御部
108 通信制御部
901 CPU
902a ROM
909 HD
特開2004−364220号公報

Claims (8)

  1. 入力された原稿がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを判定する判定手段と、
    ユーザ操作により、カラー原稿又はモノクロ原稿とする原稿を登録する登録手段と、
    前記登録手段によって登録された原稿に応じて前記判定手段の判定パラメータを生成する生成手段と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記生成手段は、前記登録手段によって登録された原稿のカラー原稿もしくはモノクロ原稿とする前記ユーザ操作に応じて前記登録された原稿の色相に応じた色判定閾値を調整することにより前記判定パラメータを自動で生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記色判定閾値は、C、M、Y、R、G、及びBの6つの色相に対する色判定閾値である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記登録手段は、
    ユーザが原稿に対して自動色選択の機能を実行して色判定結果が得られた後に、前記原稿をカラー原稿又はモノクロ原稿として登録する登録ボタンを表示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の内の何れか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記生成手段は、
    カラー画像且つモノクロ画像として判定したい画像が両立しない場合は複数の判定パラメータ群から何れかのパラメータ群をユーザに選択させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の内の何れか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記生成手段が生成した前記判定パラメータをネットワークを介して別の画像処理装置に送信する送信手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の内の何れか一項に記載の画像処理装置。
  7. 画像処理装置において原稿に応じて色判定の結果を変える方法であって、
    入力された原稿がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを判定するステップと、
    ユーザ操作により、カラー原稿又はモノクロ原稿とする原稿を登録するステップと、
    前記登録された原稿に応じて、前記入力された原稿がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを判定する判定パラメータを生成するステップと、
    を含む方法。
  8. 原稿を入力する画像処理装置のコンピュータを、
    入力された原稿がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを判定する判定手段と、
    ユーザ操作により、カラー原稿又はモノクロ原稿とする原稿を登録する登録手段と、
    前記登録手段によって登録された原稿に応じて前記判定手段の判定パラメータを生成する生成手段として
    機能させるためのプログラム。
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