JP6438852B2 - 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置および画像処理方法 Download PDF

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本発明は、読取った原稿画像に基づいて原稿がカラーまたはモノクロであるかを判定する画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置および画像処理方法に関する。
従来の画像処理装置は、カラー印刷とモノクロ印刷とでは、プロセスの違いにより印刷に要する時間およびインクの消費量が異なるため、読取った原稿がカラーまたはモノクロであるかを判定するカラーモノクロ判定を行い、適切なモードで印刷するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
このような画像処理装置では、カラーモノクロ判定においてカラーまたはモノクロであるかを判定する閾値を調整することが可能になっており、ユーザの操作により調整用の原稿をスキャナで読取ることにより、所望の閾値でカラーモノクロ判定を行うことができるようにしている。
特開平11−327376号公報
しかしながら、従来の技術においては、カラーモノクロ判定の閾値を調整するとき、調整用の原稿をスキャナで読み取り、読取った調整用の原稿に基づいて閾値を調整するようにしているため、調整用の原稿によってカラーモノクロ判定の精度が低下してしまうことがあるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、カラーモノクロ判定の精度を向上させることを目的とする。
そのため、本発明は、読取る複数の原稿に対し、カラーまたはモノクロの原稿種別を指定する入力操作を受付ける操作部と、前記複数の原稿の画像を読取る読取部と、前記読取部が読取った原稿の画像毎に、カラー画素数を算出し、該カラー画素数が閾値を超えているとカラーと判定し、前記閾値を超えていないとモノクロと判定するカラーモノクロ判定を行う判定部と、前記原稿の画像毎に前記カラーモノクロ判定の結果が前記指定された原稿種別と一致するように調整閾値を算出し、算出したそれぞれの調整閾値を前記閾値として前記原稿の画像に対してカラーモノクロ判定し、前記カラーモノクロ判定結果と、前記指定された原稿種別との一致率を算出し、前記調整閾値と前記一致率に基づいて前記閾値を決定する調整部と、前記調整部が決定した前記閾値を登録する登録部と、を有し、前記操作部は、前記調整部が決定した閾値を変更する手段を有し、前記読取部は、表示部に表示された画面において前記閾値の調整を指示する操作が入力されると、複数の原稿の画像を読取り、前記調整部は、前記読取部が読取った複数の原稿画像に対して前記調整閾値と前記一致率に基づいて決定した前記閾値を用いて前記判定部が行ったカラーモノクロ判定結果を閾値調整画面として表示部に表示させ、前記閾値調整画面において前記操作部で前記閾値が変更されると、変更された該閾値を用いて前記判定部が行った複数の原稿画像に対するカラーモノクロ判定結果を表示部に再表示させることを特徴とする。
このようにした本発明は、カラーモノクロ判定の精度を向上させることができるという効果が得られる。
実施例における画像処理装置の制御構成を示すブロック図 実施例における複合機の外観斜視図 実施例における操作画面の説明図 実施例におけるACS閾値調整処理の流れを示すフローチャート 実施例におけるACS閾値決定処理の流れを示すフローチャート 実施例におけるACS閾値決定方法の説明図
以下、図面を参照して本発明による画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置および画像処理方法の実施例を説明する。
図2は実施例における複合機の外観斜視図である。
図2において、画像形成装置としての複合機100は、読取った原稿画像に基づいて原稿がカラーまたはモノクロであるかを判定する自動カラー原稿判定(以下、「ACS判定」という。)を行うものであり、スキャナ101と、載置台102と、イメージセンサ103と、載置台カバー104と、ADF(Auto Document Feeder)105と、オペレーションパネル106と、プリンタ108と、カセット109とを有している。本実施例では、スキャナ101、載置台102、イメージセンサ103、載置台カバー104、ADF105、およびオペレーションパネル106により画像処理装置を構成している。
スキャナ101は、載置台102に載置された原稿やADF105に載置された原稿を読取るものである。
載置台102は、原稿を載置するガラス台等である。
イメージセンサ103は、載置台102に置かれた原稿やADF105で給紙された原稿を読取るものである。
載置台カバー104は、載置台102に置かれた原稿の位置を固定し、またイメージセンサ103が発光するとき、載置台102の原稿以外の領域の露光を防御するものである。
ADF105は、自動給紙装置であり、載置された原稿を自動的に給紙し、複数枚の原稿をイメージセンサ103で読み取らせるものである。
オペレーションパネル106は、読取りモードを選択する選択キー等の操作キー、液晶ディスプレイおよびタッチパネル等で構成された入力手段および出力手段である。また、オペレーションパネル106は、原稿画像の読取りを開始する操作を受付ける開始ボタン107を有している。
プリンタ108は、スキャナ101で読み取った原稿の画像を印刷用紙に印刷し、また通信回線で接続されたPC(Personal Computer)等の外部装置から受信した印刷データを印刷用紙に印刷するものである。
カセット109は、内部に印刷用紙を収納するものである。プリンタ108は、カセット109に収納された印刷用紙を搬送し、その印刷用紙に画像を印刷する。
図1は実施例における画像処理装置の制御構成を示すブロック図である。
図1において、画像処理装置200は、ユーザインターフェイス部201と、原稿読取部202と、一時データ保存部203と、ACS判定部204と、ACS閾値調整部205と、閾値登録部206とを有している。なお、画像処理装置200は、図2に示す複合機100に備えられている。
表示部および操作部としてのユーザインターフェイス部201は、図2に示すオペレーションパネル106の表示部に操作画面を表示し、表示した操作画面を操作部としてユーザの入力操作を受付けるものである。
このユーザインターフェイス部201は、例えば図3に示す操作画面をオペレーションパネル106に表示し、複数の調整用原稿の調整モード(カラー原稿による調整またはモノクロ原稿による調整)の指定の入力、複数の調整用の原稿の判定結果の表示、ACS判定で使用する閾値であるACS閾値の入力を行うことができるようになっている。
ここで、調整モードとは、読取る複数の調整用原稿に対し、カラーまたはモノクロの原稿種別を指定し、カラー原稿による調整またはモノクロ原稿による調整を指定するものである。
また、ユーザインターフェイス部201は、ACS閾値を調整するため、原稿読取部202、一時データ保存部203、ACS判定部204、ACS閾値調整部205、および閾値登録部206との間で情報の授受が行えるようになっている。
読取部としての原稿読取部202は、原稿を読み取り、画像データを生成するものである。原稿読取部202は、ユーザインターフェイス部201から読取り開始命令を受け取ると、図2に示すスキャナ101の原稿台102またはADF105にセットされた複数枚の原稿を読取り、画像データを生成する。原稿読取部202は、生成した複数枚の原稿の画像データを一時データ保存部203に記憶して保存し、ユーザインターフェイス部201に読取り完了情報を通知する。
一時データ保存部203は、原稿読取部202が生成した画像データと、ユーザインターフェイス部201から受け取った調整モード情報を一時的に記憶しておく記憶部である。
判定部としてのACS判定部204は、原稿読取部202が読取った原稿の画像データ毎に、カラー画素数を算出し、該カラー画素数が閾値を超えているとカラーと判定し、閾値を超えていないとモノクロと判定するACS判定(カラーモノクロ判定)を行うものである。
より具体的には、ACS判定部204は、原稿読取部202が読取った原稿の画像データ毎に、カラー画素数を算出し、そのカラー画素数が登録されているACS閾値を超えている場合、当該原稿の画像データはカラー原稿であると判定し、超えていない場合、当該原稿の画像データはモノクロ原稿であると判定するACS判定を行う。
ACS判定部204は、ユーザインターフェイス部201からACS判定命令を受け取ると、一時データ保存部203から複数の原稿画像データおよび調整モード情報を取得してACS判定を行う。ACS判定部204は、ACS判定が完了した後に、ACS閾値調整部205に複数の原稿画像データのACS判定結果およびその調整モード情報を通知する。
調整部としてのACS閾値調整部205は、ACS閾値を調整するものである。ACS閾値調整部205は、ACS判定部204から複数の原稿画像データのACS判定結果およびその調整モード情報を受け取ると、ACS判定結果が調整モード情報になるように、ACS閾値を調整する。
より具体的には、ACS閾値調整部205は、原稿の画像毎に、ACS判定部204でのACS判定(カラーモノクロ判定)の結果が指定された原稿種別(調整モード情報)と一致するように調整閾値(後述するカラー原稿閾値)を算出し、算出したそれぞれの調整閾値をACS閾値としてすべての原稿の画像に対してACS判定部204でACS判定し、ACS判定結果と、指定された原稿種別(調整モード情報)との一致率を算出し、調整閾値と一致率に基づいてACS閾値を決定する。
ACS閾値調整部205は、調整したACS閾値で複数の原稿画像データに対するACS判定結果をユーザインターフェイス部201に通知する。
閾値登録部206は、ACS閾値調整部205で決定されたACS閾値の情報を記憶して登録するものである。閾値登録部206は、ユーザインターフェイス部201から通知されたACS閾値を受け取り、画像処理装置200に登録する。
図3は実施例における操作画面の説明図である。この操作画面は、図1に示すユーザインターフェイス部201が図2に示すオペレーションパネル106に表示する操作画面である。
図3(a)は、メニュー画面であり、基本設定11と画質調整12を選択することができるようになっており、画質調整12を選択した画質調整画面10を表示した状態を表している。画質調整画面10には、「下地除去」、「彩度調整」、「RGB調整」、「ACS調整」の機能選択ボタンが配置され、「ACS調整」の機能を選択する操作ボタン13が選択されると、図3(b)に示すACS閾値調整設定画面20が表示される。
図3(b)に示すACS閾値調整設定画面20には、ACS閾値を決定するための「基本レベルベース」を選択する操作領域21、「登録モードベース」を選択する操作領域22、および「ACS閾値調整」選択ボタン23の3つの操作手段が表示される。「基本レベルベース」を選択する操作領域21でレベルを選択し、「適用」ボタン24を押下すると、ACS閾値が選択されたレベルに対応するACS閾値に決定される。
また、「登録モードベース」を選択する操作領域22で登録モードを選択し、「適用」ボタン24を押下すると、ACS閾値が選択された登録モード(例えば、トナーセーブモード等)に対応する既定のACS閾値情報に決定される。
さらに、「ACS閾値調整」選択ボタン23を押下すると、表示される操作画面に従ってユーザが用意した複数のACS閾値調整用の原稿を読取り、ACS閾値が調整される。
なお、ACS閾値調整設定画面20の戻るボタンを押下すると、図3(a)に示す画質調整画面10が表示される。
以下に、「ACS閾値調整」選択ボタン23が押下された場合の操作画面を説明する。
図3(b)に示すACS閾値調整設定画面20で「ACS閾値調整」選択ボタン23を押下すると、図3(c)に示すACS閾値調整用原稿入力画面30が表示される。ACS閾値調整用原稿入力画面30には、「ACS閾値調整 入力原稿をセットして、モードを選択してください。」等の操作ガイドメッセージ31と、モードをカラーモードとして選択するための「カラーモード」選択ボタン32およびモードをモノクロモードとして選択するための「モノクロモード」選択ボタン33と、ACS閾値調整を開始する「開始」ボタン34とが表示される。
ユーザがACS閾値調整用の複数の原稿を図2に示すADF105にセットし、ACS閾値調整用原稿入力画面30のモードを選択(例えば、ACS閾値調整用の複数の原稿をカラーとして判定させる場合は、「カラーモード」を選択)すると、ACS閾値調整用の複数の原稿が読み取られ、原稿の画像データが選択されたモードを表す情報とともに保存される。さらに、ACS閾値調整用原稿入力画面30の「開始」ボタン34が押下されると、複合機で読み取ったACS閾値調整用の複数の原稿に基づいてACS閾値調整が開始される。ACS閾値調整が終了すると、調整されたACS閾値でACS閾値調整用の複数の原稿の判別結果を表示する図3(d)に示す自動調整結果表示画面40が表示される。
なお、ACS閾値調整用原稿入力画面30の戻るボタンを押下すると、図3(b)に示すACS閾値調整設定画面20が表示される。
図3(c)に示すACS閾値調整用原稿入力画面30の「開始」ボタン34を押下すると、図3(d)に示すACS閾値調整結果表示画面40が表示される。ACS閾値調整結果表示画面40には、調整されたACS閾値を用いてカラーと判定された原稿の番号と、モノクロと判定された原稿の番号とが表示されるACS判定結果領域41と、ACS閾値の初期値を図絵(以下、「スライダー」という。)で表示するとともに、ユーザが手動でスライダーをスライドさせてACS閾値を調整できるように表示したACS閾値調整スライド42と、ACS閾値調整スライド42で決定されたACS閾値を保存する「適用」ボタン43とが表示される。
例えば、図6に示すカラー原稿1〜4、モノクロ原稿1〜3をACS調整用の原稿として読み取り、調整されたACS閾値が「609」の場合、ACS判定結果領域41には、カラーと判定されたカラー原稿1〜4、およびモノクロ原稿1の番号が表示され、モノクロと判定されたモノクロ原稿2、3の番号が表示される。
また、ACS閾値が「609」の状態でACS閾値調整スライド42を操作してACS閾値を「640」(ACS閾値調整スライド42a)に変更した場合、図3(e)に示すように、ACS判定結果領域41aには、カラーと判定されたカラー原稿1〜3の番号が表示され、モノクロと判定されたカラー原稿4、およびモノクロ原稿1〜3の番号が表示される。
このように、ACS閾値調整スライド42は、図1に示すACS閾値調整部205が決定した閾値を変更することができる手段である。
なお、ACS判定結果領域41、41aに表示される原稿は、斜線が施されているものがモノクロ原稿、斜線が施されていないものがカラー原稿を表している。
ユーザがACS閾値調整スライド42でACS閾値を調整して「適用」ボタン43を押下すると、調整されたACS閾値が保存され、図3(f)に示すACS閾値登録画面50が表示される。
なお、ACS閾値調整結果表示画面40の「消す」ボタンを押下すると、調整されたACS閾値が取り消され、図3(c)に示すACS閾値調整用原稿入力画面30が表示される。
図3(d)に示すACS閾値調整結果表示画面40の「適用」ボタン43を押下すると、図3(f)に示すACS閾値登録画面50が表示される。ACS閾値登録画面50には、図3(b)に示すACS閾値調整設定画面20で選択された登録モードを表示するモード名51と、ユーザの名前とIDを表示する登録者52と、図3(d)に示すACS閾値調整結果表示画面40で決定されたACS閾値を表示するカラー原稿判定閾値53と、決定されたACS閾値で判別されたカラー原稿およびモノクロ原稿のプレビュー画像を表示するプレビュー画像54と、カラー原稿判定閾値53に表示されたACS閾値を登録する「適用」ボタン55とが表示される。
次に、図3に示す操作画面でユーザの操作を受付けて画像処理装置が行うACS閾値調整処理の概要を図1および図2を参照しながら説明する。
画像処理装置200のユーザインターフェイス部201は、図3(b)に示すACS閾値調整設定画面20で「ACS閾値調整」選択ボタン23の押下を検知すると、図3(c)に示すACS閾値調整用原稿入力画面30をオペレーションパネル106に表示する。
ユーザがACS閾値調整用の複数の原稿を画像処理装置200のADF105にセットし、図3(c)に示すACS閾値調整用原稿入力画面30のモードを選択すると、ユーザインターフェイス部201は、選択されたモードを表す情報を調整モード情報として受け取り、原稿読取部202に読取命令を通知する。
原稿読取部202は、読取命令を受け取ると、ADF105に載置された複数の原稿を読取り、読取った原稿の画像データを一時データ保存部203へ送る。また、原稿読取部202は、ユーザインターフェイス部201に読取りが完了した旨を通知する。
ユーザインターフェイス部201は、読取りが完了した旨の通知を受けると、一時データ保存部203に原稿の画像データの調整モード情報を通知する。
一時データ保存部203は、原稿読取部202から送られた複数の原稿の画像データを受け取り、保存する。また、一時データ保存部203は、ユーザインターフェイス部201から通知された調整モード情報を受け取り、保存する。
ユーザが図3(c)に示すACS閾値調整用原稿入力画面30の「開始」ボタン34を押下すると、ユーザインターフェイス部201は、ACS判定部204にACS判定を行う旨の命令を通知する。
ACS判定部204は、ACS判定を行う旨の命令を受けると、一時データ保存部203から複数の原稿の画像データおよび調整モード情報を取得し、複数の調整用原稿の画像データについてカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを判定するACS判定を行う。なお、ACS判定部204は、後述するカラー原稿閾値を用いてACS判定を行うものとする。
ACS判定部204は、ACS判定を終了すると、複数の原稿の画像データの判定結果および調整モードの情報をACS閾値調整部205へ通知する。
ACS閾値調整部205は、複数の原稿の画像データの判定結果および調整モードの情報を受け取ると、ACS閾値決定処理を行う。ACS閾値調整部205は、ACS閾値決定処理が完了すると、決定されたACS閾値を用いてACS判定部204によりACS判定を行う。ACS閾値調整部205は、決定されたACS閾値を用いて行った複数の原稿の画像データのACS判定の結果をユーザインターフェイス部201に通知する。
ユーザインターフェイス部201は、複数の原稿の画像データの判定の結果を受け取ると、図3(d)に示すACS閾値調整結果表示画面40をオペレーションパネル106に表示する。
ユーザインターフェイス部201は、ACS閾値調整部205から受け取ったACS判定結果に基づいて複数の原稿を識別する情報としての原稿の番号をカラーまたはモノクロに分類してACS判定結果領域41に表示する。
なお、ユーザインターフェイス部201は、ACS閾値調整結果表示画面40のACS閾値調整スライド42でACS閾値が変更された場合、変更されたACS閾値でACS判定部204によるACS判定を行い、ACS閾値調整部205から受け取ったACS判定結果に基づいて複数の原稿を識別する情報としての原稿の番号をカラーまたはモノクロに分類してACS判定結果領域41に再表示する。
ユーザインターフェイス部201は、ユーザによりACS閾値調整結果表示画面40の「適用」ボタン43が押下されたことを検知すると、図3(f)に示すACS閾値登録画面50をオペレーションパネル106に表示する。
ユーザインターフェイス部201は、ユーザによりACS閾値登録画面50の「適用」ボタン55が押下されたことを検知すると、ACS閾値調整部205および閾値登録部206に閾値登録命令を通知する。ACS閾値調整部205は、閾値登録命令を受け取ると、調整された閾値の情報を閾値登録部206に通知する。閾値登録部206は、調整された閾値の情報を受け取ると、その閾値の情報を画像処理装置200に登録する。
このようにして画像処理装置200は、ACS閾値調整処理を行う。
上述した構成の作用について説明する。
まず、複合機の動作の概要を図1および図2に基づいて説明する。複合機100が読取った原稿の画像を媒体に印刷する複写処理を例として説明する。
複合機100は、ユーザにより載置台102またはADF105に載置された原稿をイメージセンサ103で読取る。複合機100に備えられた画像処理装置200の原稿読取部202は、イメージセンサ103で読取った原稿の画像データを生成し、一時データ保存部203に保存する。
ACS判定部204は、一時データ保存部203に保存された原稿の画像データを読み出し、閾値登録部206で登録されたACS閾値を用いてACS判定を行う。
複合機100は、画像処理装置200のACS判定部204のACS判定結果に基づいてイメージセンサ103で読取った原稿の画像データをプリンタ108で印刷を行う。
このとき、複合機100は、ACS判定でカラー原稿と判定された画像データをプリンタ108でイエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色等のカラートナーを使用して媒体に印刷する。
また、複合機100は、ACS判定でモノクロ原稿と判定された画像データをモノクロ画像データに変換し、変換した画像データをプリンタ108でブラック色等のモノクロトナーを使用して媒体に印刷する。
次に、画像処理装置が行うACS閾値調整処理を図4の実施例におけるACS閾値調整処理の流れを示すフローチャートの図中Sが表すステップに従って図1、図2および図3を参照しながら説明する。
S101:画像処理装置200のユーザインターフェイス部201は、図3(a)に示す画質調整画面10で「ACS調整」の機能を選択する操作ボタン13の押下を検知すると、図3(b)に示すACS閾値調整設定画面20をオペレーションパネル106に表示する。
ユーザインターフェイス部201は、図3(b)に示すACS閾値調整設定画面20で「ACS閾値調整」選択ボタン23の押下を検知すると、図3(c)に示すACS閾値調整用原稿入力画面30をオペレーションパネル106に表示し、処理をS102へ移行する。一方、ACS閾値調整設定画面20で基本レベルベースまたは登録モードベースが選択され、「適用」ボタン24の押下を検知すると、処理をS109へ移行する。
S102:ユーザは、ACS閾値調整用原稿入力画面30に表示されたガイドメッセージに従ってACS閾値調整用の複数の原稿を画像処理装置200のADF105にセットするものとする。
S103:さらに、ユーザは、ACS閾値調整用原稿入力画面30に表示されたモードを選択するための「カラーモード」選択ボタン32または「モノクロモード」選択ボタン33を押下するものとする。
ユーザインターフェイス部201は、ACS閾値調整用原稿入力画面30で「カラーモード」選択ボタン32または「モノクロモード」選択ボタン33の押下を検知すると、読取部202に読取命令を通知する。また、ユーザインターフェイス部201は、「カラーモード」選択ボタン32の押下を検知すると、カラーモードを調整モード情報とする。ユーザインターフェイス部201は、「モノクロモード」選択ボタン33の押下を検知すると、モノクロモードを調整モード情報とする。
原稿読取部202は、読取命令を受け取ると、ADF105に載置された複数の原稿を読取り、読取った原稿の画像データを一時データ保存部203へ送る。また、原稿読取部202は、ユーザインターフェイス部201に読取りが完了した旨を通知する。
ユーザインターフェイス部201は、読取りが完了した旨の通知を受けると、一時データ保存部203に、読取った複数の原稿の画像データの調整モード情報を通知する。
一時データ保存部203は、原稿読取部202から送られた複数の原稿の画像データを受け取る。また、一時データ保存部203は、ユーザインターフェイス部201から通知された調整モード情報を受け取る。一時データ保存部203は、複数の原稿の画像データとともに調整モード情報を保存する。
S104:S103において複数の原稿の読取りを行った後、ユーザインターフェイス部201は、ACS閾値調整用原稿入力画面30でユーザによる「開始」ボタン34の押下を検知すると、処理をS105へ移行し、「開始」ボタン34の押下を検知しない場合は継続して原稿の読取りを行うため処理をS102へ移行する。
S105:ユーザインターフェイス部201は、S103においてACS閾値調整用原稿入力画面30でユーザによる「開始」ボタン34の押下を検知すると、ACS判定部204にACS判定開始命令を通知する。
ACS判定部204は、ACS判定開始命令を受けると、一時データ保存部203からS103において読み取った複数の原稿の画像データおよび調整モードを取得し、複数の原稿の画像データ中のカラー画素数を算出する。
なお、カラー画素の判定は、RGB色空間の階調情報を用いて判定(例えば、階調値が近い場合、モノクロ画素、階調値が離れている場合、カラー画素と判定)する方法やCIEL*a*b*色空間を用いてカラー画素かモノクロ画素かを判定する方法等、公知の技術を用いて行うものとする。
S106:ACS判定部204は、ACS閾値調整処理において、複数の原稿の画像データから算出されたカラー画素数と、調整閾値としてのカラー原稿閾値とを比較し、カラー原稿閾値より大きいカラー画素数を有する原稿をカラー原稿と判定し、カラー原稿閾値より小さいカラー画素数を有する原稿をモノクロ原稿と判定するACS判定を行う。
ACS判定部204は、ACS判定を終了すると、複数の原稿の画像データの判定結果および調整モードの情報をACS閾値調整部205へ通知する。
S107:ACS閾値調整部205は、S106において複数の原稿の画像データの判定結果および調整モードの情報を受け取ると、複数の原稿の画像データの判定結果がその調整モードとなるような最適なACS閾値となるようにACS閾値を決定するACS閾値決定処理を行う。ACS閾値調整部205は、ACS閾値決定処理が完了すると、決定されたACS閾値を用いて行った複数の原稿の画像データの判定の結果およびACS閾値をユーザインターフェイス部201に通知する。なお、ACS閾値決定処理の詳細は後述する。
ユーザインターフェイス部201は、複数の原稿の画像データの判定の結果およびACS閾値を受け取ると、図3(d)に示すACS閾値調整結果表示画面40をオペレーションパネル106に表示する。
S108:ユーザは、オペレーションパネル106に表示されたACS閾値調整結果表示画面40を参照し、ACS閾値調整結果表示画面40の「適用」ボタン43または「消す」ボタンを押下するものとする。
ユーザインターフェイス部201は、ユーザによりACS閾値調整結果表示画面40の「適用」ボタン43が押下されたことを検知すると、処理をS109へ移行し、「消す」ボタンが押下されたことを検知すると、処理をS102へ移行する。
S109:ユーザインターフェイス部201は、ユーザによりACS閾値調整結果表示画面40の「適用」ボタン43が押下されたことを検知すると、図3(f)に示すACS閾値登録画面50をオペレーションパネル106に表示する。
さらに、ユーザインターフェイス部201は、ユーザによりACS閾値登録画面50の「適用」ボタン55が押下されたことを検知すると、ACS閾値調整部205および閾値登録部206に閾値登録命令を通知する。ACS閾値調整部205は、閾値登録命令を受け取ると、調整された閾値の情報を閾値登録部206に通知する。閾値登録部206は、調整された閾値の情報を受け取ると、その閾値の情報を画像処理装置200に登録し、本処理を終了する。
なお、ユーザインターフェイス部201は、S101において、ACS閾値調整設定画面20で基本レベルベースまたは登録モードベースが選択され、「適用」ボタン24が押下されたことを検知すると、選択された基本レベルベースまたは登録モードベースの情報を閾値登録部206に通知し、閾値登録部206がその情報を画像処理装置200に登録し、本処理を終了する。
このようにして画像処理装置200はACS閾値調整処理を行う。
次に、画像処理装置が行うACS閾値決定処理を説明する。
まず、図6の実施例におけるACS閾値決定方法の説明図について説明する。
図6において、ACS閾値決定方法を説明するための表60は、調整用原稿61、カラー画素数62、ユーザ指定調整モード63、カラー原稿閾値範囲64、カラー原稿閾値(Thd2)65、一致率66、および判定結果67で構成されている。
調整用原稿61は、本実施例で用いた複数のACS閾値調整用の原稿名を表している。本実施例では、カラー原稿(1〜4)を4枚、モノクロ原稿(1〜3)を3枚、2回に分けて画像処理装置200のADF105にセットして読み取った。
カラー画素数62は、調整用原稿61のそれぞれの原稿を読取った原稿画像データから検出されたカラー画素数を表している。
ユーザ指定調整モード63は、読取ったACS閾値調整用の原稿の判定モード(color(カラーモード)/mono(モノクロモード))を表している。本実施例では、図3(c)に示すACS閾値調整用原稿入力画面30で入力された原稿の判定モード(カラーモード/モノクロモード)である。
カラー原稿閾値範囲64は、各原稿がユーザ指定調整モード63で表された判定モードになるためのACS閾値の調整範囲を表している。例えば、調整用原稿61がカラー原稿4の場合、ACS閾値の調整範囲が610未満、調整用原稿61がモノクロ原稿1の場合、ACS閾値の調整範囲が700より大きいことを表している。
カラー原稿閾値(Thd2)65は、各原稿がユーザ指定調整モード63で表された判定モードになるためのACS閾値を表している。例えば、調整用原稿61がカラー原稿4の場合、ACS閾値が609、調整用原稿61がモノクロ原稿1の場合、ACS閾値が701であることを表している。
一致率66は、カラー原稿閾値(Thd2)65で表された閾値でACS判定された各原稿のACS判定結果(カラーまたはモノクロ)と、ユーザ指定調整モード63のモード(カラーまたはモノクロ)との一致率を表している。
例えば、カラー原稿閾値(Thd2)65を799とした場合、カラー画素数62が799より大きいカラー原稿1(カラー画素数62=800)を「color(カラー)」と判定し、カラー画素数62が799以下のカラー原稿2〜4、およびモノクロ原稿1〜3を「mono(モノクロ)」と判定する。したがって、この場合、カラー原稿1、およびモノクロ原稿1〜3は、ACS判定結果とユーザ指定調整モード63のモードが一致し、カラー原稿2〜4はACS判定結果とモードが不一致となり、一致率66は4/7となる。
また、カラー原稿閾値(Thd2)65を609とした場合、カラー画素数62が609より大きいカラー原稿1〜4およびモノクロ原稿1を「color(カラー)」と判定し、カラー画素数62が609以下のモノクロ原稿2、3を「mono(モノクロ)」と判定する。したがって、この場合、カラー原稿1〜4、およびモノクロ原稿2、3は、ACS判定結果とモードが一致し、モノクロ原稿1はACS判定結果とユーザ指定調整モード63のモードが不一致となり、一致率66は6/7となる。
さらに、カラー原稿閾値(Thd2)65を701とした場合、カラー画素数62が701より大きいカラー原稿1を「color(カラー)」と判定し、カラー画素数62が701以下のカラー原稿2〜4およびモノクロ原稿1〜3を「mono(モノクロ)」と判定する。したがって、この場合、カラー原稿1、およびモノクロ原稿1〜3は、ACS判定結果とユーザ指定調整モード63のモードが一致し、カラー原稿2〜4はACS判定結果とユーザ指定調整モード63のモードが不一致となり、一致率66は4/7となる。
本実施例では、ユーザ指定調整モード63のモードがカラーの場合の最も小さいカラー原稿閾値65(例えば、Thd2=609)およびユーザ指定調整モード63のモードがモノクロの場合の最も大きいカラー原稿閾値65(例えば、Thd2=701)のうち、一致率66が最も高くなるカラー原稿閾値(例えば、Thd2=609)をACS閾値として採用する。
判定結果67は、採用したカラー原稿閾値(例えば、Thd2=609)での判定結果を表している。
次に、画像処理装置が行うACS閾値決定処理を図5の実施例におけるACS閾値決定処理の流れを示すフローチャートの図中Sが表すステップに従って図1、図2および図6を参照しながら説明する。
S201:ACS閾値調整部205は、ACS判定部204から複数の原稿の画像データのカラー画素数および調整モードの情報を受け取る。
ACS閾値調整部205は、それぞれの原稿のカラー画素数および調整モードの情報を受け取ると、カラー画素数および調整モードの情報に基づいてカラー原稿閾値の範囲およびカラー原稿閾値を算出する。ここで、それぞれの原稿のカラー画素数は、図6に示すカラー画素数62に相当し、それぞれの原稿の調整モードの情報は、図6に示すユーザ指定調整モード63に相当する。
ACS閾値調整部205は、それぞれの原稿の調整モードの情報が「color(カラー)」の場合、カラー原稿閾値の範囲がカラー画素数より小さい範囲となるように、またそれぞれの原稿の調整モードの情報が「mono(モノクロ)」の場合、カラー原稿閾値の範囲がカラー画素数より大きい範囲となるように、それぞれの原稿に対してカラー原稿閾値の範囲を算出し、そのカラー原稿閾値の範囲に基づいてそれぞれの原稿に対するカラー原稿閾値を算出する。
ここで、カラー原稿閾値とは、調整用の閾値であり、カラーモードで複数の原稿を読取った場合、最小のカラー画素数から「1」を減算した値であり、モノクロモードで複数の原稿を読取った場合、最大のカラー画素数に「1」を加算した値である。
ACS閾値調整部205は、原稿種別がカラーとして指定された原稿の画像毎のカラー原稿閾値を、ACS判定部204で算出した原稿の画像毎のカラー画素数に1を減算して算出し、原稿種別がモノクロとして指定された原稿の画像毎のカラー原稿閾値を、ACS判定部204で算出した原稿の画像毎のカラー画素数から1を加算して算出する。
例えば、図6に示すように、カラー原稿1から判別されたカラー画素数62が800であり、ユーザ指定調整モード63が「color(カラー)」である場合、当該原稿が「color(カラー)」と判別されるように、カラー原稿閾値の範囲およびカラー原稿閾値を算出し、カラー原稿閾値は、カラー画素数62の800画素より1つ少ない799画素とし、またモノクロ原稿1から判別されたカラー画素数62が700であり、ユーザ指定調整モード63が「mono(モノクロ)」である場合、当該原稿が「mono(モノクロ)」と判別されるように、カラー原稿閾値の範囲およびカラー原稿閾値を算出し、カラー原稿閾値は、カラー画素数62の700画素より1つ多い701画素とする。
このように、ACS閾値調整部205が算出したカラー原稿閾値の範囲は、図6に示すカラー原稿閾値範囲64となり、またカラー原稿閾値は、図6に示すカラー原稿閾値65となる。
S202:ACS閾値調整部205は、S201において算出したそれぞれの原稿に対するカラー原稿閾値に基づいてそれぞれの原稿に対してカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかの判定を行い、その判定結果とユーザが指定した調整モードとの一致率を算出する。
この一致率は、図6に示す一致率66であり、ACS閾値調整部205は、それぞれのカラー原稿閾値65について一致率66を算出する。なお、一致率66の算出方法は、上述した通りである。
S203:ACS閾値調整部205は、モードがカラーの場合の最も小さいカラー原稿閾値およびモードがモノクロの場合の最も大きいカラー原稿閾値のうち、S202において算出した一致率が最も高いカラー原稿閾値をACS閾値として決定し、本処理を終了する。
即ち、ACS閾値調整部205は、原稿種別がカラーとして指定された原稿の画像毎のカラー原稿閾値のうち最も小さい値の第1の調整閾値と、原稿種別がモノクロとして指定された原稿の画像毎のカラー原稿閾値のうち最も大きい値の第2の調整閾値とを算出し、さらに、第1の調整閾値の一致率(S202において算出した一致率)と、第2の調整閾値の一致率(S202において算出した一致率)と比較し、一致率が高いカラー原稿閾値をACS閾値と決定する。
例えば、図6に示すユーザ指定調整モード63のモードがカラーの場合の最も小さいカラー原稿閾値65(例えば、Thd2=609)およびユーザ指定調整モード63のモードがモノクロの場合の最も大きいカラー原稿閾値65(例えば、Thd2=701)のうち、一致率66が最も高くなるカラー原稿閾値(例えば、Thd2=609)をACS閾値として決定する。
このように複数原稿の判定結果を考慮した上でACS閾値を決定することにより、ACS判定の精度を向上させる。モノクロ原稿をカラー原稿と判定することを抑制することによりカラートナーの消費量を抑制することができる。
本実施例の画像処理装置200は、原稿読取部202が読取った原稿の画像毎に、ACS判定部204によりカラー画素数を算出してACS判定を行い、ACS判定の結果が指定された原稿種別と一致するようにカラー原稿閾値を算出し、算出したそれぞれのカラー原稿閾値をACS閾値としてすべての原稿の画像に対してカラーモノクロ判定し、カラーモノクロ判定結果と、指定された原稿種別との一致率を算出し、カラー原稿閾値と一致率に基づいてACS閾値を決定し、調整するようにしたことにより、カラーモノクロ判定の精度を向上させることができる。
なお、本実施例では、ACS閾値調整用の複数の原稿を複合機のADFにセットして原稿の画像を読み取るようにしたが、フラットベッドにセットして原稿の画像を読み取るようにしても良い。
また、本実施例では、ACS閾値調整用の複数の原稿をカラーとモノクロに分けて調整モードを入力して指定するようにしたが、カラーとモノクロを混在させた複数の原稿の画像を読取った後、原稿別に調整モードを入力するようにしても良い。
以上説明したように、本実施例では、読取った原稿の画像毎に、ACS判定を行い、ACS判定の結果が指定された原稿種別と一致するようにカラー原稿閾値を算出するとともに、指定された原稿種別との一致率を算出し、算出したカラー原稿閾値と一致率に基づいてACS閾値を決定し、調整するようにしたことにより、カラーモノクロ判定の精度を向上させることができるという効果が得られる。
また、調整されたACS閾値を用いて複数の原稿のACS判定結果を表示部に表示するようにしたことにより、ユーザは表示されたACS判定結果を参照しながら適正なACS閾値に調整することができるという効果が得られる。
なお、本実施例では、スキャナおよびプリンタを備えた画像形成装置としての複合機に画像処理装置を備えたものとして説明したが、それに限られることなく、スキャナを備えた画像読取装置に画像処理装置を備えたものとしても良い。
100 複合機
101 スキャナ
102 載置台
103 イメージセンサ
104 載置台カバー
105 ADF
106 オペレーションパネル
108 プリンタ
109 カセット
200 画像処理装置
201 ユーザインターフェイス部
202 原稿読取部
203 一時データ保存部
204 ACS判定部
205 ACS閾値調整部
206 閾値登録部

Claims (14)

  1. 読取る複数の原稿に対し、カラーまたはモノクロの原稿種別を指定する入力操作を受付ける操作部と、
    前記複数の原稿の画像を読取る読取部と、
    前記読取部が読取った原稿の画像毎に、カラー画素数を算出し、該カラー画素数が閾値を超えているとカラーと判定し、前記閾値を超えていないとモノクロと判定するカラーモノクロ判定を行う判定部と、
    前記原稿の画像毎に前記カラーモノクロ判定の結果が前記指定された原稿種別と一致するように調整閾値を算出し、算出したそれぞれの調整閾値を前記閾値として前記原稿の画像に対してカラーモノクロ判定し、前記カラーモノクロ判定結果と、前記指定された原稿種別との一致率を算出し、前記調整閾値と前記一致率に基づいて前記閾値を決定する調整部と、
    前記調整部が決定した前記閾値を登録する登録部と、
    を有し、
    前記操作部は、前記調整部が決定した閾値を変更する手段を有し、
    前記読取部は、
    表示部に表示された画面において前記閾値の調整を指示する操作が入力されると、複数の原稿の画像を読取り、
    前記調整部は、
    前記読取部が読取った複数の原稿画像に対して前記調整閾値と前記一致率に基づいて決定した前記閾値を用いて前記判定部が行ったカラーモノクロ判定結果を閾値調整画面として表示部に表示させ、
    前記閾値調整画面において前記操作部で前記閾値が変更されると、変更された該閾値を用いて前記判定部が行った複数の原稿画像に対するカラーモノクロ判定結果を表示部に再表示させることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記読取部は、
    表示部に表示された画面において前記操作部でカラーの原稿種別が指定された場合、原稿の画像をカラーモードとして読取り、
    表示部に表示された画面において前記操作部でモノクロの原稿種別が指定された場合、原稿の画像をモノクロモードとして読取り、
    前記調整部は、
    前記カラーモードまたは前記モノクロモードと一致するように調整閾値を算出することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記調整部は、
    前記原稿種別がカラーとして指定された前記原稿の画像毎の前記調整閾値のうち最も小さい値の第1の調整閾値と、前記原稿種別がモノクロとして指定された前記原稿の画像毎の前記調整閾値のうち最も大きい値の第2の調整閾値とを算出し、
    さらに、前記第1の調整閾値の前記一致率と、前記第2の調整閾値の前記一致率と比較し、一致率が高い調整閾値を前記閾値と決定することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記調整部は、
    前記原稿種別がカラーとして指定された前記原稿の画像毎の前記調整閾値を、前記判定部で算出した前記原稿の画像毎のカラー画素数に1を減算して算出し、
    前記原稿種別がモノクロとして指定された前記原稿の画像毎の前記調整閾値を、前記判定部で算出した前記原稿の画像毎のカラー画素数から1を加算して算出することを特徴とする画像処理装置。
  5. 読取る複数の原稿に対し、カラーまたはモノクロの原稿種別を指定する入力操作を受付ける操作部と、
    前記複数の原稿の画像を読取る読取部と、
    前記読取部が読取った原稿の画像毎に、カラー画素数を算出し、該カラー画素数が閾値を超えているとカラーと判定し、前記閾値を超えていないとモノクロと判定するカラーモノクロ判定を行う判定部と、
    前記原稿の画像毎に前記カラーモノクロ判定の結果が前記指定された原稿種別と一致するように調整閾値を算出し、算出したそれぞれの調整閾値を前記閾値として前記原稿の画像に対してカラーモノクロ判定し、前記カラーモノクロ判定結果と、前記指定された原稿種別との一致率を算出し、前記調整閾値と前記一致率に基づいて前記閾値を決定する調整部と、
    前記調整部が決定した前記閾値を登録する登録部と、
    を有し、
    前記調整部は、
    前記原稿種別がカラーとして指定された前記原稿の画像毎の前記調整閾値のうち最も小さい値の第1の調整閾値と、前記原稿種別がモノクロとして指定された前記原稿の画像毎の前記調整閾値のうち最も大きい値の第2の調整閾値とを算出し、
    さらに、前記第1の調整閾値の前記一致率と、前記第2の調整閾値の前記一致率と比較し、一致率が高い調整閾値を前記閾値と決定することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置において、
    前記調整部は、
    前記原稿種別がカラーとして指定された前記原稿の画像毎の前記調整閾値を、前記判定部で算出した前記原稿の画像毎のカラー画素数に1を減算して算出し、
    前記原稿種別がモノクロとして指定された前記原稿の画像毎の前記調整閾値を、前記判定部で算出した前記原稿の画像毎のカラー画素数から1を加算して算出することを特徴とする画像処理装置。
  7. 読取る複数の原稿に対し、カラーまたはモノクロの原稿種別を指定する入力操作を受付ける操作部と、
    前記複数の原稿の画像を読取る読取部と、
    前記読取部が読取った原稿の画像毎に、カラー画素数を算出し、該カラー画素数が閾値を超えているとカラーと判定し、前記閾値を超えていないとモノクロと判定するカラーモノクロ判定を行う判定部と、
    前記原稿の画像毎に前記カラーモノクロ判定の結果が前記指定された原稿種別と一致するように調整閾値を算出し、算出したそれぞれの調整閾値を前記閾値として前記原稿の画像に対してカラーモノクロ判定し、前記カラーモノクロ判定結果と、前記指定された原稿種別との一致率を算出し、前記調整閾値と前記一致率に基づいて前記閾値を決定する調整部と、
    前記調整部が決定した前記閾値を登録する登録部と、
    を有し、
    前記調整部は、
    前記原稿種別がカラーとして指定された前記原稿の画像毎の前記調整閾値を、前記判定部で算出した前記原稿の画像毎のカラー画素数に1を減算して算出し、
    前記原稿種別がモノクロとして指定された前記原稿の画像毎の前記調整閾値を、前記判定部で算出した前記原稿の画像毎のカラー画素数から1を加算して算出することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置において、
    前記調整部は、
    前記原稿種別がカラーとして指定された前記原稿の画像毎の前記調整閾値のうち最も小さい値の第1の調整閾値と、前記原稿種別がモノクロとして指定された前記原稿の画像毎の前記調整閾値のうち最も大きい値の第2の調整閾値とを算出し、
    さらに、前記第1の調整閾値の前記一致率と、前記第2の調整閾値の前記一致率と比較し、一致率が高い調整閾値を前記閾値と決定することを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項5から請求項8のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記操作部は、
    前記調整部が決定した閾値を変更する手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項9に記載の画像処理装置において、
    前記調整部は、
    前記操作部で変更された前記閾値で前記判定部が行ったカラーモノクロ判定結果に基づいて前記複数の原稿を識別する情報をカラーまたはモノクロに分類して表示部に表示させることを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記調整部は、
    決定した前記閾値で行ったカラーモノクロ判定結果に基づいて前記複数の原稿を識別する情報をカラーまたはモノクロに分類して表示部に表示させることを特徴とする画像処理装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の画像処理装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の画像処理装置を有することを特徴とする画像読取装置。
  14. 画像処理装置が行う画像処理方法において、
    読取る複数の原稿に対し、カラーまたはモノクロの原稿種別を指定する入力操作を受付けるステップと、
    前記複数の原稿の画像を読取部で読取るステップと、
    前記読取部が読取った原稿の画像毎に、カラー画素数を算出し、該カラー画素数が閾値を超えているとカラーと判定し、前記閾値を超えていないとモノクロと判定するカラーモノクロ判定を行うステップと、
    前記原稿の画像毎に前記カラーモノクロ判定の結果が前記指定された原稿種別と一致するように調整閾値を算出し、算出したそれぞれの調整閾値を前記閾値として前記原稿の画像に対してカラーモノクロ判定し、前記カラーモノクロ判定結果と、前記指定された原稿種別との一致率を算出し、前記調整閾値と前記一致率に基づいて前記閾値を決定するステップと、
    前記読取部が読取った複数の原稿画像に対して前記調整閾値と前記一致率に基づいて決定した前記閾値を用いてカラーモノクロ判定を行い、前記カラーモノクロ判定の結果を閾値調整画面として表示部に表示するステップと、
    前記閾値調整画面において前記閾値が変更されると、変更された該閾値を用いて複数の原稿画像に対するカラーモノクロ判定を行い、そのカラーモノクロ判定の結果を表示部に再表示させるステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
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