JPH1141393A - 書籍対応型画像読取装置 - Google Patents

書籍対応型画像読取装置

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JPH1141393A
JPH1141393A JP9207289A JP20728997A JPH1141393A JP H1141393 A JPH1141393 A JP H1141393A JP 9207289 A JP9207289 A JP 9207289A JP 20728997 A JP20728997 A JP 20728997A JP H1141393 A JPH1141393 A JP H1141393A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般にフラットベッド型と呼ばれる画像読取
装置に関し、厚い書籍でも綴じ辺の近傍に文字の変形や
黒い汚れを生ずることがない装置を提供する。 【解決手段】 筐体2の一面に原稿台となる透明板3を
備え、この透明板の背面に沿って走行する読取ユニット
1を備えた画像読取装置において、筐体2が三角筒形又
は台形筒形であり、縮小光学系を備えた読取ユニット1
がその筒軸方向に走行し、三角筒の一つの面又は台形筒
の底面に装着された透明板3はその側辺の少なくとも一
方を三角筒の一つの辺又は台形筒の底面の一つの側辺の
直近に位置させて設けられている。上記構成の装置は、
読取ユニット走行用の駆動ローラ27を透明板3の裏面
に当接する位置に配置し、進出時に駆動ローラ27の周
面に当接して原稿送り用の挟持部を形成する紙押えロー
ラ28を出没自在に設けることにより、自動給紙型の読
取装置としても使用できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、透明板で形成さ
れた原稿台とこの原稿台に沿って走行する読取ユニット
とを備えた一般にフラットベッド型と呼ばれる画像読取
装置に関するもので、特に透明原稿台を含む筐体構造に
特徴があり、一辺を綴じられた書籍の頁を読むのに特に
好適な装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に広く利用されている画像読取装
置(イメージスキャナ)は、シートフィード型のものと
フラットベッド型のものとに大別される。フラットベッ
ド型のものは原稿台となるかあるいは原稿に延設される
透明板を備えており、この透明板に沿って読取ユニット
が走行する。読取ユニットには等倍光学系を用いたもの
と、縮小光学系を用いたものとがあり、縮小光学系を用
いたものは読取光が結像レンズの中心に向かって収束す
るため、読取光は結像レンズの焦点距離によって定まる
一定の読取角(画角)を有している。
【0003】従来普通に用いられているフラットベッド
型の画像読取装置は、四角い箱形の筐体の上面に透明板
が設けてあり、原稿をその透明板の上に載せて読み取る
ようになっている。このような構造の画像読取装置は、
1枚ずつばらばらになった原稿を読み取るには便利であ
るが、書籍のように一辺を綴じられた原稿の1頁を読み
取るときには、読み取ろうとする頁を180度開いて、
しかも綴じた部分を強く透明板に押し付けた状態で読み
取らなければならない。このようにすると、書籍特に厚
い書籍は綴じた部分が緩んで本を傷める結果となり、ま
たどのようにしても、綴じた部分では読み取ろうとする
紙面が透明板から浮き上がって、文字や図形が変形した
り紙が浮き上がった部分が黒い汚れとなって読み取られ
たりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、一辺を綴
じられた複数枚のシートからなる原稿、典型的には書籍
を読み取るのに特に好適な画像読取装置を得ることを課
題としており、厚い書籍であってもその綴じ辺の近傍に
文字や図形の変形を生じたり、黒い汚れを生ずることな
く正確に読み取ることが可能で、綴じられていない1枚
原稿の読取りも可能であり、さらに必要があれば、原稿
自動送り型の読取りも可能な構造とできる画像読取装置
を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の原稿読取
装置は、筐体2の一面に読み取ろうとする原稿に添設さ
れる透明板3を備え、この透明板の背面に沿って走行す
る読取ユニット1を備えた画像読取装置において、筐体
2が三角筒形であり、縮小光学系を備えた読取ユニット
1がその筒軸方向に走行し、三角筒の一つの面に装着さ
れた透明板3はその側辺の少なくとも一方を三角筒の一
つの辺の直近に位置させて設けられていることを特徴と
するものである。
【0006】請求項2記載の原稿読取装置は、筐体31
の一面に読み取ろうとする原稿に添設される透明板3を
備え、この透明板の背面に沿って走行する読取ユニット
1を備えた画像読取装置において、筐体31が台形筒形
であり、縮小光学系を備えた読取ユニット1がその筒軸
方向に走行し、台形筒の底面に透明板3が設けられ、当
該透明板はその少なくとも一つの側辺が底面の側辺の直
近に位置するように設けられていることを特徴とするも
のである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の画像読取装置において、筐体2、31が二等辺三
角筒形ないし二等辺台形筒形であり、透明板3はその底
面に装着されており、読取ユニット1はその底面内側と
二つの側面内側とに当接する駆動ローラ27と、外側に
向けて付勢された従動ローラ33とを備えており、駆動
ローラ27は読取ユニット1に搭載された駆動モータ1
2によって駆動されることを特徴とするものである。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像読取装置において、駆動ローラ27が透明板3の裏面
に当接する位置に配置され、この駆動ローラに近接して
出没自在かつ少なくともその進出時に駆動ローラ27周
面に当接して原稿送りのための挟持部を形成する紙押え
ローラ28が設けられており、この紙押えローラ28は
読取ユニット1を筐体2、31に挿入したときに当該筐
体によって退避し、読取ユニット1を筐体2、31から
取り外したときに進出して対応する駆動ローラ27と共
に原稿給送用のローラ対を形成することを特徴とするも
のである。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4記載の画
像読取装置において、紙押えローラ28が駆動ローラ2
7の駆動軸26と同軸ないしこれに近接した軸回りに揺
動するリンク38の先端に自由回転状態で軸着されてお
り、前記リンクを進出方向に付勢するバネ39と同時動
作する複数のリンクに両端を枢支連結されたペーパーガ
イド41とを備えていることを特徴とするものである。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項3、4また
は5記載の画像読取装置において三角筒ないし台形筒形
の筐体2、31の角辺がヒンジ構造または係脱構造であ
り、読取ユニット1を取り外した後の筐体2、31が折
り畳み可能であることを特徴とするものである。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項6記載の画
像読取装置において、三角筒ないし台形筒形の筐体2、
31のすべての角辺及び透明板3を設けてない面のいく
つかのものの中間部をヒンジ構造とすることにより、筐
体2、31を折り畳み自在としたものである。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項3、4、
5、6または7記載の画像読取装置において、読取ユニ
ット1にこれに設けた駆動ローラ27を筐体背面に押圧
するための外側に向けて付勢された従動ローラ33が設
けられており、この従動ローラ33の進退を検出する検
出センサ44が設けられ、当該センサの検出信号により
読取ユニット1を筐体2、31に装着した状態での原稿
の読取りと、読取ユニット1を筐体2、31から外した
状態での原稿の読取時とにおける制御の切換えを行うこ
とを特徴とするものである。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項8記載の画
像読取装置において、従動ローラ33がこれに対応する
駆動ローラ27と同位置かあるいは読取ユニット1の走
行方向の端部寄りに配置されており、前記センサ44が
従動ローラ33の縮退動作を検出したときに、駆動ロー
ラ27を当該縮退した従動ローラが装着されている端部
に向く方向に読取ユニットを走行させるように駆動ロー
ラ27の駆動モータ12に駆動信号を与えることを特徴
とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1ないし図5はこの発明の第1
実施例を示したものである。図1は読取ユニット1の走
行方向と直交する方向の断面を示したものであり、装置
は三角形断面で、読取ユニット1は図1の紙面直角方向
に走行する。
【0015】三角筒状の筐体2の3つの面のうちの一つ
(図1の左上側の面)に透明板3が設けられており、他
の二つの筐体壁面の内側に読取ユニット1を案内するた
めのレール4、5が設けられている。図の下側のレール
4は滑りガイド構造となっており、読取ユニット1側に
軸着した自由回転ローラ6、7が図の上側のレール5を
挟持して、読取ユニット1の主走査方向の位置を規定し
ている。
【0016】読取ユニット1の背後(反透明板側)に
は、両端に設けたプーリ8により、図1の紙面直角方向
にタイミングベルト9が張架されており、そのタイミン
グベルトの一箇所に読取ユニットに固定したブラケット
11が固定されている。タイミングベルト9は駆動モー
タ12でプーリ8を正逆転することによって往復駆動さ
れ、これに伴って読取ユニット1はレール4、5に案内
されて透明板3に沿って副走査方向の走行動作を行う。
【0017】読取ユニット1の読取光学系は、公知の縮
小光学系で、光源ランプ13で照明された読取線14の
読取光を反射鏡15、16、17で反射され、結像レン
ズ18を通して一次元イメージセンサ19で読み取る。
このような縮小光学系では、結像レンズ18を中心とし
て読取光が扇状に拡がっていくので、一番外側の読取光
と原稿の読取線とのなす角度α(図3)は鋭角となり、
結像レンズ18として単焦点のものを使うほど、この角
度αは小さくなる。三角形の筐体の図1での頂角βは、
前記読取光と原稿の読取線とのなす角α以上の角度とす
ることにより、三角形にした筐体の長辺の直近まで読取
り可能な構造にできる。従って上記構造において、透明
板3の一辺が図1の状態の筐体の上辺21またはその直
近に達するように配置してやれば、図1に示すように書
籍22を90度以下の角度で開いた状態で装置の筐体2
に跨がらせることにより、その透明板3側の頁を読み取
ることができる。このとき書籍22の開き量が少ないか
ら、綴じ部分での紙の浮き上がりはほとんど問題となら
ず、厚い書籍であっても、綴じ代に近い部分の文字や図
形の変形を生ずることなく、かつ透明板3からの紙の浮
き上がりによる汚れを生ずることなく所望の頁を読み取
ることができ、書籍22を傷めることもない。
【0018】図4は図1に示した書籍読取時の状態を模
式的に示したものであるが、図5は同じ装置を用いて1
枚原稿を読み取るときの状態を示したものである。1枚
原稿23はテーブルの上にたとえばゴムマット24を敷
いてその上に置かれ、読取装置45の筐体の一辺を原稿
23の一辺に合わせた状態で、装置45をその透明板3
を下面にして原稿23上に覆着した状態で読み取られ
る。
【0019】書籍の読取りを主として行う目的であれ
ば、第1実施例の三角形断面の筐体構造が適している
が、1枚原稿の読取操作も多く行うということであれ
ば、図6、7に示す台形断面の筐体を用いる第2実施例
の構造が適している。この第2実施例のものでは台形の
底面に当たる部分に透明板3が装着されており、三角形
筐体の場合にはデッドスペースとなる図1の右下の部分
が切り落とされた断面形状となっている。従って台形断
面の筐体の場合にも、読取ユニット1の構造やその副走
査方向のガイド及び駆動構造には何等変更を加える必要
がなく、この明細書で後述する構造を含めて、読取ユニ
ット1側の構造は全く同一のものにできる。
【0020】筐体31を台形断面にした場合には、図6
に示すように筐体31を斜めに立てた状態で書籍22の
読取りを行うことができ、図7に示すように台形の底面
を上面にした状態で、従来のフラットベッドの読取装置
と同様な操作性で1枚原稿の読取りを行うことができ
る。図には示してないが、図6のように筐体31を斜め
に立てたときに筐体31の倒れを防止する折畳み式の脚
を設けることや、図7の1枚原稿読取時に原稿を押さえ
るための原稿カバーを、図7の左側辺(斜めに立てたと
きに下側になる辺)25に枢着して開閉自在に設けるこ
ともできる。
【0021】図8に示す第3実施例は、読取ユニット走
行用の駆動モータ12を読取ユニット1に内蔵して読取
ユニット1を自走式にした構造のものを示したものであ
る。読取ユニット1は透明板3の裏面に臨む駆動軸26
が設けられ、この駆動軸26に駆動ローラ27が固着さ
れて、これらの駆動ローラが透明板3の裏面に接触して
いる。一方読取ユニットの両側面にはバネ32で三角形
状の筐体の他の二つの側面内側に押圧される従動ローラ
33が設けられている。透明板3を設けた面とそれに隣
接する三角形の頂角のなす角度を等しくしてやれば、す
なわち図8における三角形筐体2の断面を図の右下辺を
頂点とする二等辺三角形断面にしてやれば、二つの従動
ローラ33の押圧力の合力が駆動ローラ27を透明板3
の裏面に直角に作用することとなる。従って読取ユニッ
トに搭載した駆動モータ12で歯車列36、37を介し
て駆動軸26を回転させることにより、駆動ローラ27
の摩擦力で読取ユニット1を透明板3に沿って走行させ
ることができる。
【0022】このように読取ユニット1を自走式にすれ
ば、読取信号及び走行動作の制御装置を読取ユニット1
側に設けることができるので、筐体2を単なる筒形にす
ることができ、読取ユニット1を筐体2から抜き取っ
て、自走式のハンドスキャナあるいは原稿送り型の読取
装置として用いることができる。図9及び図10は筐体
から抜き取った読取ユニットを、原稿給送型の読取装置
として用いるときの構造例を示したものである。図9、
10の実施例においては、図8で説明した駆動軸26回
りに揺動するリンク38を設け、このリンク38の先端
に駆動ローラ27の周面に接触する自由回転ローラ(紙
押えローラ)28を軸着している。リンク38は巻バネ
39によって進出方向すなわち紙押えローラ28が進出
する方向に付勢されており、かつ2本の駆動軸回りに揺
動する2個のリンクの先端相互が、ガイドプレート41
によって枢支連結された構造となっている。図8に示し
た状態は、読取ユニット1を図1あるいは図6に示すよ
うな筐体2、31に装着したときの状態を示したもの
で、紙押えローラ28は透明板3によって押し込まれて
いる。ガイドプレート41は少なくともその読取光の通
過部分がガラス板で、読取光の通過を妨げない。この読
取ユニットを筐体2、31から抜き取ると、巻バネ39
によってリンク38が進出し、この状態で駆動ローラ2
7を回転駆動すると、これに接触している紙押えローラ
28も回転し、両者の当接部に原稿を挿入すると、当該
原稿は駆動ローラ27と紙押えローラ28とに挟持され
て走行する。従って走行する原稿をその読取位置に置い
て読み取ることにより、自動給紙型の読取装置として用
いることができる。この場合フラットベッド読取りと自
動給紙読取との間に透明板3の板厚に相当する読取光路
長の変化が生じるので、結像レンズ18としてある程度
焦点深度の深いものを用い、また主走査方向の読取幅の
変動は、読取信号を電気的に補正することによって整合
させる等の手段を採用する。
【0023】なお以上の説明ではリンク38を駆動軸2
6まわりに揺動させる構造として説明したが、実際にこ
の構造を用いるときは、リンク38の揺動中心を駆動軸
26の中心から図9、10で左側に変位させる。そのよ
うにすれば、図9に示す状態で紙押えローラ28が押し
込まれたとき、当該紙押えローラは駆動ローラ27から
離隔することとなり、また図10に示すように巻バネ3
9で紙押えローラ28が進出したとき、巻バネ39の付
勢力によって紙押えローラ28が駆動ローラ27に弾圧
されるようになる。
【0024】このような構造を採用することによって、
筐体2、31から抜き取った読取ユニット1を、自動給
紙型の読取装置や自走式のハンドスキャナとして用いる
ときは、前述したように読取幅の補正等を行う必要が生
ずることがあり、そのような補正を行うためには、読取
ユニット1が筐体2、31に装着された状態で読取りを
行っているのか、あるいは筐体2、31から外された状
態で読取りを行っているかを認識する必要がある。図1
1は図8で示した従動ローラ33の動作を利用して、そ
のような認識を行う構造の例を示したものである。図1
1の構造では、従動ローラ33を軸支するコ字形のブラ
ケット42に遮蔽板43が設けられており、この遮蔽板
の出入りを検出する光電センサ44が読取ユニットのフ
レーム側に固定して設けられている。読取ユニット1が
筐体2、31に装着されると、従動ローラ33はバネ3
2の付勢力に抗して押し込まれる。そのため遮蔽板43
が光電センサ44の光路を遮る。一方読取ユニット1を
筐体2、31から取り外すと、バネ32が自由状態とな
って従動ローラ33は進出し、遮蔽板43は光電センサ
44の光路を遮断しない。従って光電センサ44の検出
信号により、読取ユニット1が筐体2、31に装着され
ているか否かを自動的に検出できる。
【0025】さらに図11に示すような検出手段を設け
たときには、図12に示すように従動ローラ33を駆動
ローラ27に対して若干外側に変位させることにより、
駆動ローラ27が筐体2、31に挿入される前に読取ユ
ニット1の端部が筐体35、31に挿入されたことを検
出できるようになる。この場合に従動ローラ33の押込
みによって、読取ユニットの端部が筐体2、31に差し
込まれたことを検出したら、駆動ローラ27を駆動して
読取ユニット1自身が筐体2、31内に自走で進入する
ようにすることも可能である。
【0026】読取ユニット1を自走構造として、それら
の制御装置を読取ユニットに搭載したときは、三角形ま
たは台形断面の筐体2、31は単なる筒状のものでよ
く、図13ないし図16に示すような折畳み構造を採用
することができる。すなわち三角形断面の場合は、図1
3に示すように三角筒の3つの長辺と透明板3を設けて
ない面の一つの中央部をヒンジ構造で繋いでやれば、読
取ユニットを抜き取った後筐体2を図14に示すように
折り畳むことができるようになる。また台形断面の筐体
31の場合は、図15に示すように台形の4つの辺をヒ
ンジ構造とするとともに、残る一つの辺を係脱自在な構
造として図16に示すように折り畳むことが可能であ
る。
【0027】図13ないし図16の折畳み構造は、一つ
の例を示すものであって、たとえば三角形断面のものに
おいて三角筒の二辺をヒンジ構造とし、他の一辺を係脱
自在な構造として折り畳むことも可能であるし、台形断
面のものにおいてその台形筒の四辺と二つの斜辺の中間
部とをヒンジ構造にして折畳み自在とすることも可能で
ある。
【0028】
【発明の効果】以上説明したこの発明により、書籍など
に代表される一辺を綴じた多数のシートからなる原稿
を、その綴じ辺の直近まで正確にかつ用紙の浮き上がり
による汚れを生ずることなく読み取ることが可能で、か
つ読取時の綴じ辺の開き角が小さく、従って書籍等を傷
めることなく必要な頁を読み取ることが可能な画像読取
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の画像読取装置の走行方向と直角方
向断面図
【図2】第1実施例の画像読取装置の走行方向断面図
【図3】読取り角を示す模式図
【図4】第1実施例の画像読取装置の書籍読取状態を模
式的に示す斜視図
【図5】第1実施例の画像読取装置の1枚原稿読取状態
を模式的に示す斜視図
【図6】第2実施例の画像読取装置の書籍読取状態の断
面図
【図7】第2実施例の画像読取装置の1枚原稿読取状態
の断面図
【図8】第3実施例の画像読取装置の走行方向と直角方
向断面図
【図9】原稿給送型読取装置となる読取ユニットを筐体
に装着した状態を模式的に示す断面図
【図10】原稿給送型読取装置となる読取ユニットを筐
体から取り外した状態を模式的に示す断面図
【図11】筐体着脱状態検出手段を備えた原稿給送型読
取装置となる読み取りユニットの要部斜視図
【図12】筐体着脱状態検出手段を備えた原稿給送型読
取装置となる読み取りユニットの側面図
【図13】折り畳み可能な三角形断面筐体の組み立てた
状態の模式図
【図14】折り畳み可能な三角形断面筐体の折り畳んだ
状態の模式図
【図15】折り畳み可能な台形断面筐体の組み立てた状
態の模式図
【図16】折り畳み可能な台形断面筐体の折り畳んだ状
態の模式図
【符号の説明】
1 読取ユニット 2,31 筐体 3 透明板 12 駆動モータ 26 駆動軸 27 駆動ローラ 28 紙押えローラ 33 従動ローラ 38 リンク 39 バネ 41 ガイドプレート 44 検出センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体(2) の一面に読み取ろうとする原稿
    に添設される透明板(3) を備え、この透明板の背面に沿
    って走行する読取ユニット(1) を備えた画像読取装置に
    おいて、筐体(2) が三角筒形であり、縮小光学系を備え
    た読取ユニット(1) がその筒軸方向に走行し、三角筒の
    一つの面に装着された透明板(3) はその側辺の少なくと
    も一方を三角筒の一つの辺の直近に位置させて設けられ
    ていることを特徴とする、原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 筐体(31)の一面に読み取ろうとする原稿
    に添設される透明板(3) を備え、この透明板の背面に沿
    って走行する読取ユニット(1) を備えた画像読取装置に
    おいて、筐体(31)が台形筒形であり、縮小光学系を備え
    た読取ユニット(1) がその筒軸方向に走行し、台形筒の
    底面に透明板(3) が設けられ、当該透明板はその少なく
    とも一つの側辺が底面の側辺の直近に位置するように設
    けられていることを特徴とする、画像読取装置。
  3. 【請求項3】 筐体(2,31)が二等辺三角筒形ないし二等
    辺台形筒形であり、透明板(3) はその底面に装着されて
    おり、読取ユニット(1) はその底面内側と二つの側面内
    側とに当接する駆動ローラ(27)と、外側に向けて付勢さ
    れた従動ローラ(33)とを備えており、駆動ローラ(27)は
    読取ユニット(1) に搭載された駆動モータ(12)によって
    駆動されることを特徴とする、請求項1または2記載の
    画像読取装置。
  4. 【請求項4】 駆動ローラ(27)が透明板(3) の裏面に当
    接する位置に配置され、この駆動ローラに近接して出没
    自在かつ少なくともその進出時に駆動ローラ(27)周面に
    当接して原稿送りのための挟持部を形成する紙押えロー
    ラ(28)が設けられており、この紙押えローラ(28)は読取
    ユニット(28)を筐体(2,31)に挿入したときに当該筐体に
    よって退避し、読取ユニット(1) を筐体(2,31)から取り
    外したときに進出して対応する駆動ローラ(27)と共に原
    稿給送用のローラ対を形成することを特徴とする、請求
    項3記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 紙押えローラ(28)が駆動ローラ(27)の駆
    動軸(26)と同軸ないしこれに近接した軸回りに揺動する
    リンク(38)の先端に自由回転状態で軸着されており、前
    記リンクを進出方向に付勢するバネ(39)と同時動作する
    複数のリンクに両端を枢支連結されたペーパーガイド(4
    1)とを備えていることを特徴とする、請求項4記載の画
    像読取装置。
  6. 【請求項6】 三角筒ないし台形筒形の筐体(2,31)の角
    辺がヒンジ構造または係脱構造であり、読取ユニット
    (1) を取り外した後の筐体(2,31)が折り畳み可能である
    ことを特徴とする、請求項3、4または5記載の画像読
    取装置。
  7. 【請求項7】 三角筒ないし台形筒形の筐体(2,31)のす
    べての角辺及び透明板(3) を設けてない面のいくつかの
    ものの中間部をヒンジ構造とすることにより、筐体(2,3
    1)を折り畳み自在とした、請求項6記載の画像読取装
    置。
  8. 【請求項8】 読取ユニット(1) にこれに設けた駆動ロ
    ーラ(27)を筐体背面に押圧するための外側に向けて付勢
    された従動ローラ(33)が設けられており、この従動ロー
    ラ(33)の進退を検出する検出センサ(44)が設けられ、当
    該センサの検出信号により読取ユニット(1)を筐体(2,
    31) に装着した状態での原稿の読取りと、読取ユニット
    (1) を筐体(2,31)から外した状態での原稿の読取時とに
    おける制御の切換えを行うことを特徴とする、請求項
    3、4、5、6または7記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 従動ローラ(33)がこれに対応する駆動ロ
    ーラ(27)と同位置かあるいは読取ユニット(1) の走行方
    向の端部寄りに配置されており、前記センサ(44)が従動
    ローラ(33)の縮退動作を検出したときに、駆動ローラ(2
    7)を当該縮退した従動ローラが装着されている端部に向
    く方向に読取ユニットを走行させるように駆動ローラ(2
    7)の駆動モータ(12)に駆動信号を与えることを特徴とす
    る、請求項8記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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