JPH1140864A - 熱電発電装置 - Google Patents

熱電発電装置

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JPH1140864A
JPH1140864A JP9196091A JP19609197A JPH1140864A JP H1140864 A JPH1140864 A JP H1140864A JP 9196091 A JP9196091 A JP 9196091A JP 19609197 A JP19609197 A JP 19609197A JP H1140864 A JPH1140864 A JP H1140864A
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Japan
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thermoelectric conversion
heat
conversion module
thermoelectric
face
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JP9196091A
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English (en)
Inventor
Keiko Kushibiki
引 圭 子 櫛
Kazuhiko Shinohara
原 和 彦 篠
Masakazu Kobayashi
林 正 和 小
Kenji Furuya
谷 健 司 古
Katsumi Amada
田 克 己 天
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱電発電装置を小型で組み付け性が良く、接
続部分の損傷等を防止できる構造とする。 【解決手段】 高温熱源から集熱する集熱部材11と低
温熱源に放熱する放熱部材12との間に、お互いに対向
する高温端面13a及び低温端面13bと側面13dに
より輪郭が画定される熱電変換モジュール13を複数個
熱的に並列に挾持固定して、高温端面及び低温端面間に
生じる温度差により電力を発生する熱電発電装置におい
て、熱電変換モジュールの各々は、低温端面又は側面か
ら突出した2つのリード電極片13cを有し、放熱部材
12は、熱電変換モジュールと対向する側の面に形成さ
れた凹部12ac,12bcを有し、この凹部には、複
数の熱電変換モジュールのうち相隣接する熱電変換モジ
ュールの一方のリード電極片13c同士を電気的に接続
する接続端子部材16を保持した絶縁性のブロック15
を配置する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
あるいは工場の焼却炉等から排出される排気ガス等の熱
エネルギを回収して電力を生成する熱電発電装置に関
し、特に、ゼーベック効果によって電力を発生する熱電
変換モジュールを用いた熱電発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車あるいは工場等において
は、それぞれエンジン、焼却炉等から排出される排気ガ
スの熱エネルギを回収して電力に変換するものとして、
例えば、特開昭63−262075号公報等に開示され
ている熱電発電装置が知られている。
【0003】図1は、特開昭63−262075号公報
に開示されている熱電発電装置を示すものであり、この
排熱発電装置では、自動車のエンジンから排出される排
ガスが流れる排気管1に、対向する平面を備える箱形状
の吸熱筒2が介装されている。
【0004】そして、吸熱筒2の両平面には、複数の熱
電変換モジュール3が対向して配置されており、熱電変
換モジュール3の高温端面と吸熱筒2の平面が接合され
ている。また、熱電変換モジュール3の低温端面と水冷
ジャケット4が対向して配置されており、熱電変換モジ
ュール3の低温端面と水冷ジャケット4の冷却面とが接
合されている。
【0005】上述した熱電発電装置では、排気管1から
流入した高温の排気ガスの排熱は、吸熱筒2の平面を介
して熱電変換モジュール3の高温端面に伝達され、同時
に熱電変換モジュール3の低温端面は、水冷ジャケット
4内を還流する冷却水により冷却される。
【0006】そして、熱電変換モジュール3の高温端面
と低温端面との間に生じた温度勾配に応じて、ゼーベッ
ク効果により生じた熱起電力により発電が行われること
で、排気ガスの熱エネルギーを回収して電力に変換する
というものである。
【0007】また、別の熱電発電装置として、複数の熱
電変換モジュールを集積させ、ディーゼルエンジン搭載
トラック車両の排気ガスから熱エネルギを回収して発電
する装置が報告されている。(J.C.Bass,et
al.,Proc.13th Int.Conf.o
n Thermoelectrics,1995)。こ
れは、八面体からなる排気管の周囲に、56mm(縦)
×56mm(横)×5.1mm(厚)の熱電変換モジュ
ールを配置するものであり、一面に9個ずつ合計72個
の熱電変換モジュールを装着し、電気的には18個を直
列に接続したモジュール群を4つ並列に接続するもので
ある。
【0008】そして、各々の熱電変換モジュールのリー
ド電極を柔軟性のある金属メッシュにより構成し、相隣
接する熱電変換モジュールの金属メッシュ同士をはんだ
付け等により連結して、熱電変換モジュール同士を電気
的に接続するものである。
【0009】さらに、熱電変換モジュールを電気的に接
続する具体的な方法として、特開平6−224476号
公報に開示されたものがある。図2は、特開平6−22
4476号公報に開示されている熱電発電装置の一部を
示すものであり、U字状の絶縁パイプ7で連結された複
数の直線状水冷管5上に、複数の熱電変換モジュール6
を設置し、熱電変換モジュール6相互間の電気的接続部
材として、水冷管5を兼用するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開昭63−262075号公報に開示された熱電発
電装置では、扁平な吸熱筒2と冷却ジャケット4の間の
狭い空間に設置された熱電変換モジュール3のリード電
極接続部分や熱電変換モジュール3同士を接続するため
の絶縁被覆した電線等は、吸熱筒2の輻射熱によって、
それらのはんだ付け部分が融解したり、又、絶縁被覆部
分が焼失したりして、接続不良が生じる等の問題があっ
た。
【0011】一方、電気的接続部分の熱による破損を防
止するために、厚みの厚い熱電変換モジュールを使用し
て、吸熱筒2と冷却ジャケット4との離隔距離を大きく
する場合は、熱電発電装置の大型化を招き、熱電変換素
子あたりの発電効率が低下する等の問題があった。
【0012】また、熱電変換モジュールと接する面が平
滑である冷却ジャケット4あるいは吸熱筒2では、数十
個以上の熱電変換モジュール3を設置する際に、その位
置決め精度が悪く、熱電発電装置の組み立て工程が煩雑
になり、又、吸熱筒2には熱分布があるため、熱電変換
モジュール3の設置位置が製造した熱電発電装置ごとに
ばらつけば、熱電変換モジュールの両端間に発生する温
度差がばらつくこととなり、発電出力が熱電発電装置ご
とにばらつく等の問題が生じることになる。
【0013】熱電変換モジュールのリード電極部が、フ
レキシビリティーのある金属メッシュで形成されている
熱電発電装置では、金属メッシュ同士をはんだ付け等に
より連結して熱電変換モジュール相互間を電気的に接続
する場合、はんだ部分が排気管の輻射熱で溶融する等の
問題があり、又、直列に接続した熱電変換モジュール群
のうち、その1つにでも断線あるいは内部抵抗の増加が
生じれば、そのモジュール群は全て発電不良となり、こ
の発電不良のモジュールを交換する場合には、はんだ付
けによって接続されたモジュールの交換作業が煩雑とな
る等の問題があった。
【0014】さらに、熱電変換モジュール両端間の温度
差が400〜500℃となるような場合の熱歪みを抑制
するために小型の熱電変換モジュールを複数配列する場
合において、排気管や冷却部材等からリード電極部分を
絶縁しつつ、熱電変換モジュール相互間をはんだ付けに
より接続するのは、極めて煩雑である等の問題があっ
た。
【0015】上述した特開平6−224476号公報に
開示されたモジュール相互間の電気的な接続方法では、
水冷管の劣化等によって水漏れが生じたり、その他の原
因による漏電、電気的短絡等の不具合が生じる可能性が
高い等の問題があった。
【0016】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
達成されたものであり、その目的とするところは、複数
の熱電変換モジュール両端面に接合される高温熱源側の
集熱部材と低温熱源側の放熱部材との温度差を大きくす
ることにより、発電出力を大きくでき、かつ、小型で電
気的接合部の劣化や破損を防止できる熱電発電装置を提
供することにある。
【0017】また、本発明の他の目的は、熱電変換モジ
ュール相互間の電気的な接続部分を熱あるいは機械的振
動から保護するとともに、複数の熱電変換モジュールを
正確な位置に容易に設置することができる熱電発電装置
を提供することにある。
【0018】さらに、本発明の他の目的は、熱電変換モ
ジュールの発電状態の検知、あるいは、熱電変換モジュ
ールの電気的接続の切り替え等の制御系回路を容易に設
置することのできる熱電発電装置を提供することにあ
る。
【0019】さらにまた、本発明の他の目的は、コンパ
クトで信頼性が高い熱電発電装置を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
熱電発電装置は、高温熱源から集熱する集熱部材と低温
熱源に放熱する放熱部材との間に、お互いに対向する高
温端面及び低温端面と側面により輪郭が画定される熱電
変換モジュールを複数個熱的に並列に挾持固定して、高
温端面及び低温端面間に生じる温度差により電力を発生
する熱電発電装置であって、前記熱電変換モジュールの
各々は、前記低温端面又は側面から突出した2つのリー
ド電極片を有し、前記放熱部材は、前記熱電変換モジュ
ールと対向する側の面に形成された凹部を有し、前記凹
部には、前記複数の熱電変換モジュールのうち相隣接す
る熱電変換モジュールの一方のリード電極片同士を電気
的に接続する接続端子部材が配置された構成となってい
る。
【0021】本発明の請求項2に係る熱電発電装置は、
前記凹部が、前記複数の熱電変換モジュールの配列方向
に沿って伸長する長尺な溝として形成された構成となっ
ている。
【0022】本発明の請求項3に係る熱電発電装置は、
前記接続端子部材が、絶縁材料により形成されたブロッ
クに保持されており、前記ブロックが、前記凹部に埋設
された構成となっている。
【0023】本発明の請求項4に係る熱電発電装置は、
前記熱電変換モジュールの低温端面と前記放熱部材の接
合面との間に、応力を緩和する緩衝部材が設けられた構
成となっている。
【0024】本発明の請求項5に係る熱電発電装置は、
前記放熱部材に、放熱用のフィンが一体的に形成された
構成となっている。
【0025】本発明の請求項6に係る熱電発電装置は、
前記放熱部材に、冷却用の媒体を通す通路が形成された
構成となっている。
【0026】本発明の請求項7に係る熱電発電装置は、
前記集熱部材が、内部に高温熱媒体を流通させると共に
外周面の少なくとも一部に前記熱電変換モジュールの高
温端面を接合させる扁平部を有する内筒からなり、前記
放熱部材が、前記内筒のまわりを間隔をおいて囲繞する
ように配置されると共に内周面の少なくとも一部に前記
熱電変換モジュールの低温端面を接合させる扁平部及び
前記凹部を有する外筒からなる構成となっている。
【0027】本発明の請求項8に係る熱電発電装置は、
前記外筒が、前記内筒を囲むように対向して接合される
第1外筒半体及び第2外筒半体からなる構成となってい
る。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る熱電発電装置に
よれば、放熱部材の熱電変換モジュールと対向する側の
面に凹部を形成し、この凹部に、熱電変換モジュール相
互間を電気的に接続するための接続端子部材を配置した
構成としていることから、熱電変換モジュール相互間の
電気的接続を容易に行うことができ、又、この電気的接
続部分あるいは配線部分を機械的振動及び集熱部材の輻
射熱から保護することができ、これにより、組み立ての
容易化を達成することができ、又、耐熱性及び機械的振
動に対する耐久性を向上させることができる。
【0029】また、耐熱性及び耐久性の高い制御回路用
の配線を容易に行うことができ、さらに、発電不良とな
った熱電変換モジュールの交換作業を簡便に行うことが
できる。
【0030】本発明の請求項2に係る熱電発電装置によ
れば、接続端子部材を配置する凹部を長尺な溝として形
成していることから、組み付けの際に、この溝に沿っ
て、複数の接続端子部材を高精度に配列させることがで
き、さらに、これらの接続端子部材に接続される熱電変
換モジュールを所定の位置に正確にかつ容易に配置する
ことができる。
【0031】本発明の請求項3に係る熱電発電装置によ
れば、接続端子部材を絶縁材料により形成されたブロッ
クに保持させる、例えば、埋設あるいは表面に固定させ
ることにより、集熱部材及び放熱部材からの絶縁を確実
なものとすることができ、又、上記ブロックを複数の接
続端子部材を一体的に保持する長尺なブロックとし、こ
の長尺なブロックを長尺な溝をなす凹部に埋設すること
で、一度に複数の接続端子部材を設置することができる
ことによる接続端子設置作業の簡略化を達成することが
できる。
【0032】本発明の請求項4に係る熱電発電装置によ
れば、熱電変換モジュールと放熱部材との界面に応力を
緩和する緩衝部材を設けたことにより、例えば、組み付
け時の締結力のバラツキ、熱による集熱部材の膨張変
形、機械的振動等により、熱電変換モジュールの挾持領
域に応力が生じるようなことがあっても、緩衝部材によ
りこの応力を緩和させることができる。従って、熱電変
換モジュール及び熱電変換モジュールから突出したリー
ド電極片の接合部分等を保護することができ、これによ
り、耐久性、信頼性等を向上させることができる。
【0033】また、緩衝部材を設けることで、熱電変換
モジュールと放熱部材との熱的接触を良好にすることが
でき、これにより、発電出力を向上させることができ
る。
【0034】本発明の請求項5及び請求項6に係る熱電
発電装置によれば、放熱部材に放熱用フィンが一体的に
形成され、あるいは、冷却用媒体を通す通路が形成され
ていることから、冷却効率を高めることができる。従っ
て、熱電変換モジュール両端面間の温度差を大きくする
ことができ、これにより、発電出力を向上させることが
できる。
【0035】また、放熱部材の凹部に配設された、ある
いは、ブロックを介して配設された接続端子部材に接続
された電気的接続部分又は配線部分を効率良く冷却する
ことができる。従って、電気的接続部分,配線部分等の
熱的破損等を防止することができ、これにより、耐熱性
等を向上させることができる。
【0036】本発明の請求項7に係る熱電発電装置によ
れば、高温熱媒体として自動車の排気ガス等を内筒に流
すだけで高温熱源を確保することができ、又、内筒と外
筒の扁平部に熱電変換モジュールを挾持させる構成故
に、発電出力を高めることができると共に、装置のコン
パクト化を達成することができる。
【0037】本発明の請求項8に係る熱電発電装置によ
れば、排気ガスの流量、温度等の状況、あるいは、バッ
テリ及び使用電装品の負荷状況等に応じて発電を制御す
る制御系を容易に設置あるいは接続することができ、
又、発電不良の状態にある熱電変換モジュールの交換作
業等を容易に行うことができ、これにより、メンテナン
ス性等を向上させることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。
【0039】図3は、本発明に係る熱電発電装置の一実
施例を示すものであり、エンジンの排気ガスが流れる方
向に垂直な面での断面図である。この熱電発電装置10
は、エンジンからの排気ガスを高温熱源として通す集熱
部材としての内筒11と、この内筒11を間隔をおいて
囲繞しすなわち取り囲み低温熱源に放熱する放熱部材と
しての外筒12(12a,12b)と、内筒11と外筒
12との間に挾持される複数の熱電変換モジュール13
等により構成されている。
【0040】ここで、内筒11は、長手方向両端部にお
いて、エンジンの排気管に接続されるフランジ部(不図
示)を有し、長手方向に直交する面での断面形状は、図
3に示すように、水平方向に長尺な略矩形形状をなし、
上下方向において相対向する扁平部11aを有するもの
となっている。
【0041】上記外筒12は、上下方向において2分割
される第1外筒半体としての上部放熱カバー12aと第
2外筒半体としての下部放熱カバー12bとにより構成
されている。そして、これら上部放熱カバー12a及び
下部放熱カバー12bには、扁平部12as,12bs
の外側の面において、それぞれ外側に向かって突出する
複数の放熱用フィン12af,12bfが、アルミニウ
ム材の押し出し成形により一体的に形成されている。ま
た、上部放熱カバー12a及び下部放熱カバー12bの
接合領域には、長手方向に伸長する締結用フランジ12
aj,12bjがそれぞれ一対設けられており、この両
締結用フランジ12aj,12bjは、お互いに接合さ
れた状態でボルト17等により締結されるようになって
いる。
【0042】また、上部放熱カバー12a及び下部放熱
カバー12bには、図3及び図4に示すように、熱電変
換モジュール13と対向する内側の面に、熱電変換モジ
ュール13の配列方向に沿って伸長する凹部としての長
尺な溝12ac,12bcが形成されており、この長尺
な溝12ac,12bcには、図5に示すような相隣接
する熱電変換モジュール13の一方のリード電極片13
c同士を電気的に接続する接続端子部材16を保持すな
わち埋め込んだ長尺なブロック15が埋設されている。
このブロック15は、電気絶縁材料により形成されてお
り、熱電変換モジュール13同士の電気的接続部分を他
の部材から確実に絶縁する役割をなすものである。
【0043】ここで、接続端子部材16を保持するブロ
ック15は、図5に示すように、長尺な溝12ac,1
2bcに適合して、複数の接続端子部材16を一体的に
保持するものだけでなく、各々の接続端子部材16設置
領域に対応させてそれぞれ独立して設けられた凹部ごと
に、絶縁材料により形成されたブロックを埋設し、この
各々のブロックに接続端子部材16を保持させるような
構成であってもよい。
【0044】上記熱電変換モジュール13は、図6に示
すように、一対のP型及びN型熱電半導体からなる複数
の熱電変換素子22を所望のパターンで断熱絶縁体21
に埋め込み、各々の熱電変換素子22を電気的に接続す
るように、上下端面に電極板23を接合し、これら電極
板23を上下から挾むように、高温端面13aを形成す
る絶縁板24と低温端面13bを形成する絶縁板25と
を接合した構成となっており、さらに、低温端面寄りの
一側面13dから突出しかつ下方に折れ曲った2個の矩
形リード電極片13cが設けられた構成となっている。
尚、本実施例における熱電変換モジュール13の寸法
は、両端面13a,13bが2cm四方で、高さが1c
mとした。
【0045】上記接続端子部材16は、図7に示すよう
に、箱形状をなす本体部分16a内に、湾曲したバネ部
分16bを固定したものを横に2つ並べてろう付けした
構成となっている。そして、相隣接する熱電変換モジュ
ール13のリード電極片13cは、図7(b)に示す矢
印方向から、バネ部分16bと本体部分16aの内壁と
の間に挿着されることにより、電気的に接続されるよう
になっている。
【0046】以上述べた構成要素を備える熱電発電装置
の組み立て手順について以下に説明する。先ず、上部放
熱カバー12a及び下部放熱カバー12bのそれぞれの
長尺な溝12ac,12bcに適合するように成形され
たアルミナ・シリカ系セラミックス製のブロック15に
対して等間隔にて7箇所穴加工を施し、これらの穴に上
記接続端子部材16を挿入し、セラミックスボンドで接
着固定する。
【0047】続いて、接続端子部材16を埋設固定した
それぞれのブロック15を長尺な溝12ac,12bc
に埋設して接着剤で固定する。
【0048】次に、熱電変換モジュール13の低温端面
13b上に両面接着性をもつ緩衝部材としてのシリコン
ゲルシート14を貼付し、各々のリード電極片13cを
接続端子部材16に差し込みながら、各々の熱電変換モ
ジュール13を上部及び下部放熱カバー12a,12b
の扁平部12as,12bs内側面に固着させる。
【0049】最後に、内筒11を挟むようにして、熱電
変換モジュール13を取り付けた上部及び下部放熱カバ
ー12a,12bを接合し、締結用フランジ12aj,
12bjをボルト17等により締結固定する。
【0050】本実施例においては、排気ガスが流れる方
向に6個の熱電変換モジュール13を配置し、この6個
の熱電変換モジュール13を接続端子部材16を介して
電気的に直列に接続して、1つのモジュール群を形成し
ている。このモジュール群は、内筒11を挾んで片側に
4列ずつ、合計8列設けられている。
【0051】これら8列のモジュール群は、排気ガスの
流量あるいは温度、冷却風の状態、所望する発電電圧電
流、モジュール群の発電状態等に応じて、直列及び並列
接続を組み合わせて接続することができる。
【0052】また、モジュール群同士を接続する場合
は、例えば、図5に示すように、接続端子部材16に配
線18を接続し、この配線の他端を隣接するモジュール
群の端部の接続端子部材16に接続して、両モジュール
群を直列に接続することができ、又、反対側に位置する
モジュール群と並列に接続することができる。尚、接続
端子部材は、全て同一のものを採用しているが、モジュ
ール群両端部に位置する接続端子部材の形状を変えて、
配線18をブロック15内に埋め込むタイプのものとし
てもよい。
【0053】以上述べた熱電発電装置においては、放熱
部材である外筒12すなわち上部及び下部放熱カバー1
2a,12bに、電気的に直列に接続したモジュール群
の列と平行な方向に伸長する長尺な溝12ac,12b
cを一体的に形成し、この長尺な溝に接続端子部材16
を埋め込んだブロック15を収容する構成とし、矩形板
状のリジッドなリード電極片13cを側面13dから突
出させた熱電変換モジュール13を配置する際に、その
リード電極片13cを接続端子部材16に差し込みなが
ら、緩衝部材14を介して、熱電変換モジュール13の
低温端面13bを外筒12に接着して固定する構成とす
ることにより、内筒11の輻射熱や機械的振動によって
接続端子部材16とリード電極片13cの接触部分の導
通が断線したり、あるいは、これらの電気的接続部分と
外筒12の間の絶縁が破壊して漏電するようなことを防
止することができる。
【0054】また、熱電変換モジュール13の低温端面
13bと外筒12の間に緩衝部材14を配置し、2分割
した外筒12すなわち上部放熱カバー12a及び下部放
熱カバー12bをボルト締めすることによって、内筒1
1と熱電変換モジュール13と外筒12を密着させる構
成としているので、外筒12の締め付けに伴って熱電変
換モジュール13の熱電変換素子22とリード電極片1
3cの接合部分、及び、リード電極片13cと接続端子
部材16の接続部分の押圧力を増すことができ、これに
よって、発電電流の大きい場合においても、接続部分で
抵抗が生じることがなく、機械的振動による電気的接続
部分の破壊等を防止することができる。
【0055】また、外筒12には放熱フィン12af,
12bfが一体成形され、接続端子部材16が外筒12
の長尺な溝12ac,12bc内に配置されることによ
って、内筒11から電気的接続部分までの距離を長めに
確保し、電気的接続部分の冷却効率を上げているので、
内筒11の温度を高くして熱電変換モジュール13の両
端にかかる温度差を大きくとることができ、又、厚さの
薄い熱電変換モジュール13を使用することができる。
【0056】これにより熱電発電装置をコンパクトに形
成することができると共に、大きな発電出力が得られ、
かつ、信頼性の高いものとすることができる。
【0057】さらに、ブロック15に固定された接続端
子部材16に、リジッドなリード電極片13cを差し込
みながら、熱電変換モジュール13を外筒12に配置す
ることができるので、複数の熱電変換モジュール13を
電気的な接続を行いながら容易に正確な位置に配置する
ことができ、又、出力不良や断線した熱電変換モジュー
ル13を交換する作業も簡便に行うことができる。
【0058】図8は、本発明に係る熱電発電装置の他の
実施例を示す部分斜視図である。本実施例における放熱
部材としての上部及び下部放熱カバー32a(不図
示),32bには、X方向に配列された6個の熱電変換
モジュール33同士が、図9に示すように、接続端子部
材36を介して電気的に直列に接続され、1つのモジュ
ール群を形成している。
【0059】そして、X方向と直交するY方向に配列さ
れた熱電変換モジュール33の配列方向に沿って長尺な
溝32bcが形成され、又、この溝33bcと平行に冷
却水を流すための複数の通路32bhが形成されてい
る。
【0060】さらに、上記長尺な溝32bcには、絶縁
材料により形成されて、図11に示すような接続端子部
材36を埋設したブロック35が収容されており、この
ブロック35に埋設された接続端子部材36にリード電
極片33cを挿入するようにして、上記熱電変換モジュ
ール33が取り付けられている。
【0061】ここで、上記熱電変換モジュール33とし
ては、図10に示すように、相対向する両側の側面33
d上でかつ低温端面33b近傍から突出しかつ下方に向
けて折れ曲がった2つのリード電極片33cを有するも
のを採用し、又、接続端子部材36としては、図11に
示すように、2個の本体部分36aと各々の内部に固定
されたバネ部分36bを有するものを採用し、さらに一
部の接続端子部材36には、本体部分36aの接続部分
に個々の熱電変換モジュール33の発電電圧をモニター
するモニター用電線37をはんだ付けしたものを採用し
た。
【0062】上記モニター用電線37は、ブロック35
に埋め込まれ、外筒32の端部から取り出されている、
そして、この電線37に必要に応じて電圧計を接続し
て、個々の熱電変換モジュール33の発電電圧をモニタ
ーすることにより、集熱部材である内筒の温度分布や熱
電変換モジュール33の劣化具合を検出し、この検出結
果に基づいて、モジュール群の直並列接続を切り替え、
最適発電出力が得られるように制御することができる。
【0063】本発明に係る熱電発電装置に使用される熱
電変換モジュールは、高温端面とこれに対向する低温端
面と側面とにより輪郭が画定され、板状あるいは棒状の
リード電極片が低温端面あるいは側面から2個突出した
構成に特徴があり、この構成を満たすものであれば、リ
ード電極片としては、リジッドで、低温端電極板のうち
2個をモジュールから突出させた構成とすることもでき
るし、低温端電極板の2個所に別に用意した板状あるい
は棒状のリード電極片をろう付けやはんだ付け等により
接合した構成とすることもできる。
【0064】図12ないし図15は、熱電変換モジュー
ルの他の実施例を示すものであり、図16ないし図18
は、これらの熱電変換モジュールに対応した接続端子部
材を示す断面図である。
【0065】図12に示す熱電変換モジュール43は、
低温端面43b側寄りの両側の側面43dから突出しか
つ下向きに折れ曲がりさらに水平に折れ曲がった2つの
リード電極片43cを有するものであり、このリード電
極片43cは、図16に示すように、放熱部材である外
筒42の溝に配置されたセラミックス厚板からなるブロ
ック45上に必要な配線等と共に印刷あるいは接着され
た接続端子部材46に対して、ネジ47により固定され
る。
【0066】上記構成によれば、大電流を発電する場合
において、リード電極片43cと接続端子部材46との
接触部分における電気抵抗を小さくすることができ、
又、良好な接続状態を維持することができる。
【0067】図13に示す熱電変換モジュール53は、
図13(a)に示すように、一対のP型及びN型熱電半
導体からなる複数の熱電変換素子62を所望のパターン
で断熱絶縁体61に埋め込み、各々の熱電変換素子62
を電気的に接続するように、上下端面に電極板63を接
合し、これら電極板63を上下から挾むように、高温端
面53aを形成する絶縁板64と低温端面53bを形成
する絶縁板65とを接合し、さらに、低温端側の電極板
63に接合された2つの棒状リード電極片53cが、低
温端面53b側から突出した構成となっている。そし
て、この熱電変換モジュール53は、図17に示すよう
に、放熱部材である外筒52の溝に配置された断面コ字
状のブロック55に設けられたスプリングあるいはバネ
機能を備える接続端子部材56に対して、2分割構造の
外筒52を締結する際の締め付け力を利用して、リード
電極片53cを圧着するように固定される。
【0068】上記構成において、ブロック55の上端
は、外筒52の熱電変換モジュール53を設置する設置
面より低く設定されており、リード電極片53c及び接
続端子部材56の接触部分あるいは接続端子部材56の
大部分は、熱電変換モジュール53と外筒52との間に
設置されているため、集熱部材である内筒の輻射熱を直
接受けない構成となっている。これにより、熱電変換モ
ジュールの設置密度を上げることができるとともに、電
気的接続部分の熱による破損をより確実に防止すること
ができる。
【0069】図14及び図15に示す熱電変換モジュー
ル73及び83は、低温端面73b,83bに近い側の
一側面73dあるいは両側面83dから、2つのリード
電極片73c,83cが水平方向に突出した構成をなす
ものであり、これら熱電変換モジュール73,83は、
例えば図18に示すように、放熱部材である外筒82の
溝に配設されかつ高さの高いブロック85内に埋設され
た接続端子部材86にリード電極片83cを挿入するこ
とで、電気的接続を行うと共に緩衝部材14を介して外
筒82に固定される。
【0070】ここで、ブロック55の上端が、外筒82
のモジュール設置面よりも突出していることから、ブロ
ック55は、熱電変換モジュール83を設置する際のガ
イド機能を果たし、その結果、熱電変換モジュール83
の位置決めが容易で、また、機械的振動に対する熱電変
換モジュールの位置ずれを防止する効果があるととも
に、熱電変換モジュール相互間の空間をブロック55で
満たして断熱することにより、熱電変換モジュール以外
を通って集熱部材から放熱部材へ流れる熱流を減少させ
ることができ、これにより、発電効率を大きくすること
ができる。
【0071】以上述べた実施例における熱電変換モジュ
ールにおいては、熱電変換素子の間を断熱絶縁材で充填
し、両端面の電極板上に絶縁板を設けた構成としたが、
集熱部材や放熱部材の表面を絶縁処理した場合、あるい
は放熱部材と熱電変換モジュールの間の緩衝部材14が
絶縁機能を有する場合は、絶縁板の貼付されていない熱
電変換モジュールを採用することができる。
【0072】また、熱電変換モジュールのリード電極片
は、乾電池と同様に+と−を区別して設置する必要があ
るが、上記の如き熱電変換モジュール、ブロック、放熱
部材等の構成とすることにより、+と−のリード電極片
と接続端子部材の形状を異なるものとすることが容易
で、これにより、接続ミスを容易に防ぐことができ、信
頼性の高い熱電発電装置を製造することができる。
【0073】本発明に係る接続端子部材には、上記の如
く隣接する熱電変換モジュールのリード電極片同士を電
気的に接続する機能あるいは電圧測定用回路を接続する
機能の他に、モジュール群の直並列接続切り替え用回路
あるいはモジュール群の切り離し用回路等の制御用回路
を接続する機能を具備させることができる。
【0074】また、発電出力取り出し用の他に、制御用
に必要な配線をブロックに埋め込んだ構成とすることが
できる。
【0075】本発明に係る接続端子部材を保持するブロ
ックは、複数の接続端子部材が所望のパターンで埋め込
まれた構成あるいは接着固定された構成のもので、この
絶縁性のブロックは、例えば、アルミナ系、シリカ系、
マグネシア系等のセラミックス製の直方体あるいは厚板
の形状をなすものを用いることができる。この場合、接
続端子部材や配線を印刷あるいは厚膜形成方法等で形成
することもできる。また、セラミックスボンドや石膏、
セメント等を型に流し込んで、接続端子部材や配線用電
線を埋め込んだブロックを形成することもできる。
【0076】特に、図18に示す構成を採る場合は、集
熱部材に近い上方部は、絶縁性ブロックが断熱体を兼ね
るため、断熱性を有するものが好ましい。
【0077】一方、接続端子部材より放熱部材に近い下
方部は、熱伝導率が良好で、接続端子部材や配線部分が
十分冷却されるようにするのが望ましい。
【0078】それゆえ、熱伝導率の高いセラミックス板
上に接続端子部材や配線を設置し、熱伝導率の低い断熱
材を上部に設置した複合体の絶縁性ブロックを使用する
こともできる。
【0079】本発明に係る緩衝部材は、熱電発電モジュ
ールの低温端面と放熱部材との間に設置されて、集熱部
材と放熱部材とを締結する場合等の締め付け力あるいは
使用時の機械的振動に対し、熱電変換モジュールおよび
リード電極片の取り付け部分を保護するとともに、熱電
変換モジュールの低温端面と放熱部材との密着性を向上
させることにより、冷却効率を向上させる効果がある。
【0080】尚、緩衝部材の材料としては、例えば、シ
リコーンゴムやシリコーン樹脂、あるいは、熱伝導性グ
リース等を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の熱電発電装置を示す斜視外観図である。
【図2】従来の熱電発電装置の一部を示す平面図であ
る。
【図3】本発明の熱電発電装置に係る一実施例を示す断
面図である。
【図4】本発明の熱電発電装置の一部を示す斜視図であ
る。
【図5】図4中のA−A部における断面図である。
【図6】本発明に係る熱電変換モジュールを示すもので
あり、(a)は分解斜視図、(b)は斜視外観図であ
る。
【図7】本発明に係る接続端子部材を示すものであり、
(a)は斜視外観図、(b)は図7(a)中のB−B部
における断面図である。
【図8】本発明の熱電発電装置に係る他の実施例の一部
を示す斜視図である。
【図9】図8中のC−C部における断面図である。
【図10】本発明に係る熱電変換モジュールの他の実施
例を示す斜視外観図である。
【図11】本発明に係る接続端子部材の他の実施例を示
す斜視外観図である。
【図12】本発明に係る熱電変換モジュールの他の実施
例に示す斜視外観図である。
【図13】本発明に係る熱電変換モジュールの他の実施
例を示すものであり、(a)は分解斜視図、(b)は斜
視外観図である。
【図14】本発明に係る熱電変換モジュールの他の実施
例を示す斜視外観図である。
【図15】本発明に係る熱電変換モジュールの他の実施
例を示す斜視外観図である。
【図16】図12に示した熱電変換モジュールを接続端
子部材に接続した状態を示す断面図である。
【図17】図13に示した熱電変換モジュールを接続端
子部材に接続した状態を示す断面図である。
【図18】図15に示した熱電変換モジュールを接続端
子部材に接続した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 熱電発電装置 11 内筒(集熱部材) 12 外筒(放熱部材) 12a 上部放熱カバー 12ac 長尺な溝(凹部) 12b 下部放熱カバー 12bc 長尺な溝(凹部) 13 熱電変換モジュール 13a 高温端面 13b 低温端面 13c リード電極片 13d 側面 14 緩衝部材 15 ブロック 16 接続端子部材 32b 下部放熱カバー(放熱部材) 32bc 長尺な溝(凹部) 32bh 通路 33 熱電変換モジュール 33c リード電極片 35 ブロック 36 接続端子部材 42 外筒(放熱部材) 43 熱電変換モジュール 43c リード電極片 45 ブロック 46 接続端子部材 47 ネジ 52 外筒(放熱部材) 53 熱電変換モジュール 53c リード電極片 55 ブロック 56 接続端子部材 73 熱電変換モジュール 73c リード電極片 82 外筒(放熱部材) 83 熱電変換モジュール 83c リード電極片 85 ブロック 86 接続端子部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 林 正 和 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 古 谷 健 司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 天 田 克 己 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温熱源から集熱する集熱部材と低温熱
    源に放熱する放熱部材との間に、お互いに対向する高温
    端面及び低温端面と側面により輪郭が画定される熱電変
    換モジュールを複数個熱的に並列に挾持固定して、高温
    端面及び低温端面間に生じる温度差により電力を発生す
    る熱電発電装置であって、 前記熱電変換モジュールの各々は、前記低温端面又は側
    面から突出した2つのリード電極片を有し、 前記放熱部材は、前記熱電変換モジュールと対向する側
    の面に形成された凹部を有し、 前記凹部には、前記複数の熱電変換モジュールのうち相
    隣接する熱電変換モジュールの一方のリード電極片同士
    を電気的に接続する接続端子部材が配置されている、 ことを特徴とする熱電発電装置。
  2. 【請求項2】 前記凹部は、前記複数の熱電変換モジュ
    ールの配列方向に沿って伸長する長尺な溝として形成さ
    れている、ことを特徴とする請求項1記載の熱電発電装
    置。
  3. 【請求項3】 前記接続端子部材は、絶縁材料により形
    成されたブロックに保持されており、前記ブロックは、
    前記凹部に埋設されている、ことを特徴とする請求項1
    又は2記載の熱電発電装置。
  4. 【請求項4】 前記熱電変換モジュールの低温端面と前
    記放熱部材の接合面との間には、応力を緩和する緩衝部
    材が設けられている、ことを特徴とする請求項1ないし
    3いずれか1つに記載の熱電発電装置。
  5. 【請求項5】 前記放熱部材には、放熱用のフィンが一
    体的に形成されている、ことを特徴とする請求項1ない
    し4いずれか1つに記載の熱電発電装置。
  6. 【請求項6】 前記放熱部材には、冷却用の媒体を通す
    通路が形成されている、ことを特徴とする請求項1ない
    し4いずれか1つに記載の熱電発電装置。
  7. 【請求項7】 前記集熱部材は、内部に高温熱媒体を流
    通させると共に外周面の少なくとも一部に前記熱電発電
    変換モジュールの高温端面を接合させる扁平部を有する
    内筒からなり、 前記放熱部材は、前記内筒のまわりを間隔をおいて囲繞
    するように配置されると共に、内周面の少なくとも一部
    に前記熱電変換モジュールの低温端面を接合させる扁平
    部及び前記凹部を有する外筒からなる、ことを特徴とす
    る請求項1ないし6いずれか1つに記載の熱電発電装
    置。
  8. 【請求項8】 前記外筒は、前記内筒を囲むように対向
    して接合される第1外筒半体及び第2外筒半体からな
    る、ことを特徴とする請求項7記載の熱電発電装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008091442A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Okano Electric Wire Co Ltd ペルチェモジュール劣化判断システムおよびペルチェモジュール駆動システム
JP2016015861A (ja) * 2014-07-03 2016-01-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 発電装置
JP2016164910A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 Jfeスチール株式会社 熱電発電モジュールおよび熱電発電装置
CN107342709A (zh) * 2017-06-23 2017-11-10 北京科技大学 一种同时收集气体机械能和热能的复合能源系统

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