JPH1140619A - フープ状フレキシブル基板製造における基板変形防止装置 - Google Patents

フープ状フレキシブル基板製造における基板変形防止装置

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JPH1140619A
JPH1140619A JP19266997A JP19266997A JPH1140619A JP H1140619 A JPH1140619 A JP H1140619A JP 19266997 A JP19266997 A JP 19266997A JP 19266997 A JP19266997 A JP 19266997A JP H1140619 A JPH1140619 A JP H1140619A
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JP
Japan
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tape
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hoop
gap
flexible board
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Withdrawn
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JP19266997A
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English (en)
Inventor
Hideji Hirasawa
秀治 平沢
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フープ状フレキシブル基板製造における基板変
形防止装置に関する。比較的容易な脱着作業によってフ
ープ状フレキシブル基板の変形不良を起こさない、良好
な回路パターンを提供すること。 【解決手段】ガイドローラー1は、35mm幅テープ用
溝3、48mmテープ用溝19、70mm幅テープ用溝
2、それぞれのテープ基板をガイドするための溝が段差
状に切られた構造である。この段差付きガイドローラー
1の各テープ幅ごとの基板変形防止装置を用意し、それ
をそれぞれのテープ基板幅の溝にセットしてテープ基板
全体の裏打ちとすることでテープ基板の変形を防止す
る。また、変形防止装置は、各種のTABテープ幅に合
わせてライン切替のクイック・チェンジできることが望
ましいために、装置の材質として形状記憶合金などの金
属板もしくは耐熱性を有する形状記憶樹脂材などの樹脂
板を使用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフープ状フレキシブ
ル基板製造における基板変形防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気製品、電子機器の小型化・薄型化、
高機能化に伴い、IC等の電子部品を搭載するプリント
回路基板の配線パターンは、年々細密化、高密度化して
きている。その一例であるTAB用テープ基板などのフ
ープ状フレキシブル基板においてもこれらの傾向が進ん
でおり、それに伴ってテープ基板の薄型化、幅広化、オ
ーバーハング・パターン形成のための基材のプレス穴
(デバイス穴、スリット穴など)の形状も微細化、幅広
化、多孔化などが進んできている。
【0003】TAB用テープ基板の代表的な製造方法に
ついて以下に述べる。図3に示すようにTAB用テープ
基板は一般的に銅箔などの金属箔9と、ポリミイド樹脂
などの絶縁樹脂基材8を、エポキシ樹脂系などの接着剤
10で貼り合わせた3層構造となっており、接着剤層1
0を含めた基材8にプレス加工により明けたデバイス・
ホールなどのプレス穴11の上を金属箔で形成したパタ
ーンが橋架けされるように、あるいは突き出るように走
るいわゆるオーバーハング・パターン12を有すること
を大きな特徴としている。
【0004】これらの構造を持つTAB用テープ基板を
製造する方法の一例を図4(a)〜(b)に示す。まず
(a)に示すように予め接着材10を貼り合わせた絶縁
樹脂基材8にプレス加工によってデバイス穴やスリット
穴などの所望の形状のプレス穴11を形成し、ラミネー
ト装置によって金属箔9を張り合わせてから、金属箔9
上にフォトレジスト13を塗布する。次に、(b)図に
示すように露光機によって所望の配線パターン形状を描
いたフォト・マスクを投影した紫外線光をフォトレジス
ト上に照射して配線パターンを焼き付けし、これを例え
ばアルカリ性の溶液で現像して現像パターン15を形成
する。
【0005】通常はポジ型のフォトレジストが使われる
ため露光による感光部14が現像工程で溶解して未感光
部が現像パターン15として残る。この現像パターンを
エッチング・レジストとしてエッチング装置によって金
属箔をエッチングすると(c)図に示す回路パターン1
7が形成されるわけだが、エッチング工程で回路パター
ン17のオーバーハング部12が裏面からエッチングさ
れてしまわないように、現像後には(b)図に示すよう
な裏止め材16が裏面エッチングレジストとして塗布さ
れる。エッチングで回路パターン17が形成された後に
残った未感光部15のフォトレジストおよび裏止め材1
6を、剥離装置によって例えば現像液よりも溶解力の高
いアルカリ溶液などで、溶解あるいは膨潤剥離して、そ
の後回路パターンにその機能や用途に応じて錫や金など
メッキ処理を施す工程等を経て回路基板を完成する。
【0006】以上のように、TAB用テープ基板製造に
おいては多く工程が必要であり、それぞれの工程ではフ
ープ状の製品を加工するための数多くの工夫が加えられ
た装置が使用されている。とりわけ長く軟らかいフープ
材を連続加工する搬送機構では苦慮する点が多く、例え
ば長大なフープ材加工を省スペースで行うために図5に
示すような搬送の引き回しをしたり、その搬送装置のフ
ープ材のガイドとなるガイドローラーには、何タイプか
の幅のフープ状フレキシブル基板加工のいずれにも対応
できるように、図6に示すようにひとつのガイドローラ
ーに各種の幅のテープをセットでき加工を可能とするよ
うに溝2,19,3が設けられたいわゆる段差付き搬送
ローラー1と呼ばれるものを使用するなどの改善が為さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述の従来技術
では、近年進んできているフープ状フレキシブル基板の
薄型化やプレス穴形状の多様化などにより、各製造工程
においてフープ状フレキシブル基板が変形し易く、とく
に搬送の引き回し部ではフープ材にテンションが多くか
かるために、フープ材の両端部のみを支持してその中央
部が浮いた状態のガイドローラー部ではフープ材の変形
が起こり易い。このため、ガイドローラーの大径化や搬
送時のフープ材テンションを軽減するためのテンション
・コントローラの設置などの改善を図ってきているが、
それらの改善ではテープ変形が抑制しきれていないのが
実情である。搬送時にフープ材が変形すると金属箔もし
くはパターニング工程を経た回路パターンの変形、折れ
曲がり、切断などを引き起こすなどの重大な欠陥をもた
らすという問題点を有する。
【0008】そこで本発明はこのような問題点を解決す
るもので、その目的とするところは、どのような厚み、
幅、プレス穴形状を有するフープ状フレキシブル基板の
製造においても、比較的容易な脱着作業によってフープ
状フレキシブル基板の変形不良を起こさない、良好な回
路パターンを提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のフープ状フレキ
シブル基板製造における変形防止装置は、金属箔単体も
しくは金属箔と絶縁樹脂とを貼り合わせた構造のフープ
状フレキシブル基板を製造する各工程において、製造装
置のフープ状フレキシブル基板搬送用のガイドローラー
部に比較的容易な脱着機構を有する本発明の変形防止装
置を取り付けることにより、どのような厚み、幅、プレ
ス穴形状を有するフープ状フレキシブル基板の製造にお
いても、基板の変形不良を防止できることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】本発明の上記構成によれば、フープ状フレキシ
ブル基板を両端部各数mmのみで保持する形の従来の搬
送部ガイドローラーに、フープ状フレキシブル基板全体
を保持できるような基板の裏打ちとなるような装置を取
り付けることでフープ状フレキシブル基板の搬送中の変
形を防止することが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例を示した
図であり、銅箔と絶縁樹脂とを貼り合わせた構造のフー
プ状フレキシブル基板製造の各工程で使用する製造装置
のフープ材搬送機構の段差付きガイドローラー1に、例
として35mm幅フープ材を搬送する際の35mm幅テ
ープ用溝3に基板変形防止装置4を取り付けた状態であ
る。
【0012】例えばTAB用テープ基板であれば35m
m,48mm,70mmの3タイプのテープ幅が一般的
であり、TABテープ製造の各工程の加工装置の搬送用
ガイドローラーにはこれらのテープ幅の加工に対応する
ために35mm幅テープ用溝3、70mm幅テープ用溝
2などの、それぞれの幅のテープ基板をガイドするため
の溝が段差状に切られた構造となっている。この段差付
きガイドローラー1の各テープ幅ごとの基板変形防止装
置を用意し、それをそれぞれのテープ基板幅の溝にセッ
トしてテープ基板全体の裏打ちとすることでテープ基板
の変形を防止する。変形防止装置は、各種のTABテー
プ幅に合わせてライン切替のクイック・チェンジできる
ことが望ましいためにその脱着が容易であることが必須
条件となる。そこで、変形防止装置の材質を含めた構造
が何タイプか考えられる。
【0013】図2(a)・(b)は、装置の材質として
形状記憶合金などの金属板もしくは耐熱性を有する形状
記憶樹脂材などの樹脂板を使用した構造の例を示してい
る。前記した本発明の装置の材質として使用する合金も
しくは樹脂性の板材は、テープ幅に応じた幅にカットし
たうえで段差付き搬送ローラーのテープ幅に応じた段差
部分の外径に合わせた円弧を形状として記憶させ、その
先端部に外径プラスαの長さを持たせて装置の円弧形状
よりも僅かに外側に反らせて記憶形状させておく。この
外径プラスα部分を装置の円弧形状の固定部として
(b)図のように外径有効部分の下側にオーバーラップ
させ、先端部に設けたフック5を上側にあたる外径有効
部分に設けたフック穴6に引っかけて、装置の材質によ
る反発力あるいはバネ力で装置の円弧形状に固定する。
この際変形防止装置の外周に凹凸があるとフープ状フレ
キシブル基板のオーバーハング・パターンを曲げてしま
ったり、その他の部分にキズを発生させる危険性がある
ために、フック5は変形防止装置の厚み以下として装置
外周よりも上にでないようにし、また、フック穴6の大
きさは人の親指で押すとフックが外れて反発力で装置の
固定が解除できる程度の必要最小限の大きさとする。更
に、変形防止装置の円弧形状の固定部となる前記プラス
α部分は、重ね合わせた際の外周が平坦となるように重
ね合わせ形状加工7を施す。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明の基板変形防止
装置によれば、どのような形状のプレス穴を有するフー
プ状フレキシブル基板または薄い基材や薄い金属箔を使
用したフープ状フレキシブル基板の製造においても、比
較的容易な脱着作業によって何タイプかの幅のフープ状
フレキシブル基板製造において基板搬送中の基板の変形
や搬送不良が防止でき、基板の変形不良を起こすことな
く良好な基板製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板変形防止装置の一実施例を示す側
面図。
【図2】(a)本発明の基板変形防止装置の取り付け前
の構造の一例を示す側面図。 (b)本発明の基板変形防止装置を取り付けた時の構造
の一例を示す側面図。
【図3】フープ状フレキシブル基板の一例としてのTA
B用テープ基板の断面図。
【図4】TAB用テープ基板の製造方法の一例を説明す
るための各工程でのTAB用テープ基板の断面図。
【図5】従来例のフープ状フレキシブル基板製造装置の
基板搬送機構の引き回し部を示した図。
【図6】従来例の段差付きガイドローラーの平面図。
【符号の説明】
1 段差付きガイドローラー 2 70mm幅テープ用溝 3 35mm幅テープ用溝 4 基板変形防止装置 5 フック 6 フック穴 7 重ね合わせ形状加工 8 絶縁樹脂基材 9 銅箔 10 接着剤 11 プレス穴 12 オーバーハング・パターン 13 フォトレジスト 14 フォトレジストの感光部 15 フォトレジストの未感光部 16 裏止め材 17 配線パターン 18 フープ状フレキシブル基板 19 48mmテープ用溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属箔単体もしくは金属箔と絶縁樹脂とを
    貼り合わせた構造のフープ状フレキシブル基板製造にお
    いて、前記フレキシブル基板に起こり易い変形不良を防
    止するために、金属製または樹脂製等の板材を前記フレ
    キシブル基板が変形を起こし易い搬送装置の段差付きガ
    イドローラーに巻き付け、先端に突起を設けた板材の一
    方を下にして重ね合わせ、もう一方に設けたフック穴に
    突起をフックさせて固定し、重ね合わせ部分の外周が平
    坦となるように重ね合わせ加工をしたことを特徴とする
    フープ状フレキシブル基板製造における基板変形防止装
    置。
JP19266997A 1997-07-17 1997-07-17 フープ状フレキシブル基板製造における基板変形防止装置 Withdrawn JPH1140619A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100685099B1 (ko) * 2000-06-28 2007-02-22 요코가와 덴키 가부시키가이샤 Cof용 오토핸들러
JP2007201380A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd エアーターンローラー装置
KR100933608B1 (ko) 2008-04-29 2009-12-23 스테코 주식회사 인너 리드 본딩 장비의 tab 테이프 가이드 롤러
JP2011096428A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Honda Motor Co Ltd 燃料電池用ガス拡散層の製造方法
JP2013075478A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Brother Industries Ltd テープカセット
KR102117312B1 (ko) * 2018-11-26 2020-06-01 (주)펨트론 Cof 이송용 롤러

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Effective date: 20041005