JPH05144886A - Tabテープの製造方法およびフオトマスク - Google Patents

Tabテープの製造方法およびフオトマスク

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JPH05144886A
JPH05144886A JP3331377A JP33137791A JPH05144886A JP H05144886 A JPH05144886 A JP H05144886A JP 3331377 A JP3331377 A JP 3331377A JP 33137791 A JP33137791 A JP 33137791A JP H05144886 A JPH05144886 A JP H05144886A
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JP
Japan
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photoresist
copper foil
tape
exposure
resist
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Application number
JP3331377A
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English (en)
Inventor
Masaki Baba
順己 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP3331377A priority Critical patent/JPH05144886A/ja
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  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 TABテープの製造過程で形成される銅箔上
に塗布してできるレジスト両端部の盛り上がり部分を、
現像工程でレジストが完全に除去して配線パターンとの
ショート等の不良原因を無くすテープの製造方法を提供
する。 【構成】 フォトレジスト4の両端部の盛り上がり部5
を選択的に露光するようにして、配線パターン部6には
最適な露光量でフォトレジスト4を強制的に除去するよ
うにした工程をTABテープの製造過程に含めるように
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な露光方法を用い
たTAB(Tape AutomatedBondin
g)テープの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】3層TABテープは接着剤のついたテー
プ状のポリイミドフィルム面に片面を粗にした銅箔(厚
み18〜70μm)を貼り合わせた後、銅箔に配線パタ
ーンを形成するため、銅箔表面にレジストを塗布し、露
光機により配線パターンを露光し、現像の後レジストを
配線マスクとして銅箔をエッチングすることにより、配
線パターンを形成し、レジストを除去後、必要に応じて
金メッキ、錫メッキ、半田メッキ等を行なって製造され
る。
【0003】上記製造過程において、図5に示されるよ
うに、銅箔3にレジスト4を塗布する工程では、レジス
ト4の厚さが中央部と比較して両端部5のみが厚くなる
傾向が見られる。なお、1はテープ状のポリイミドフィ
ルム、2は接着剤、6は配線パターン部である。
【0004】露光では、配線パターン部6のある中央部
に露光量を合わせるため、レジスト両端部5は露光量不
足となり、光化学反応が不十分となり、次工程である現
像工程でレジスト4が完全に除去できず、図6に示すよ
うに、その後のエッチング工程で除去されるべき銅箔の
両端部に銅3′が残り配線パターン6とのショート等不
良の原因となる。
【0005】そのため、エッチング工程で除去されるべ
き銅箔3の両端部に残った銅3′は、エッチング以降の
工程で接着層より強制的に引き剥がす必要があり、通常
手作業で行なわれる事が多い。しかし、これでは、工数
の増加によるコストアップ、また引き剥がすことでの製
品への変形等の発生による歩留まりの低下が起きてい
る。そのためレジスト中央部と両端部それぞれの最適露
光条件で、両方を満足しうる中間程度の条件を見い出し
て製造する方法が通常行なわれているが、完全に両端部
のレジストの除去はできていない。またこの方法では中
央部の配線パターン6が、過剰な露光現像条件になって
いるためパターンの高精細化に向いていない。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記
の欠点を解消し、かつ中央部のエッチングパターンの高
精細化を可能にするTABテープの製造方法およびその
フォトマスクを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の製造
方法は、テープ状の可撓性絶縁フィルム上に銅箔を張り
合わせ、この銅箔にフォトレジストを塗布し露光現像を
行なう際、フォトレジストの両端部を選択的に露光し、
フォトレジストを強制的に除去するようにすることであ
る。
【0008】次に、請求項3の発明は、請求項1の両端
部を選択的に除去するためのフォトマスクで、フィルム
の長さ方向に延長された直線状パターンを両端部に設け
るようにするものである。
【0009】さらに、請求項4の発明は、請求項3のフ
ォトマスクを用いた可撓性絶縁フィルムを順次移動させ
ながら露光し、フォトレジストの両端部を複数回露光す
るようにしてテープを製造する方法である。
【0010】
【作用】テープ状の可撓性絶縁フィルム上に銅箔を張り
合わせ、この銅箔にフォトレジストを塗布する工程にお
いて、ロールコーター、ディップ法等の塗布法を用いる
中央部のレジストは通常3〜5μm程度の厚みとなるよ
うにコントロールされている。このときの両端部のレジ
ストは通常市販されているポジタイプレジストでは、幅
で最大1.0mm、厚みで最大20μm程度の盛り上が
り現象を示す。
【0011】中央部の配線パターンを形成するために必
要な露光量は、上記レジスト厚みの場合、100〜/4
00mJ/cm程度必要であるが、両端部のレジスト
の幅、厚み共に上記最大の場合、中央部の配線パターン
を形成するのに必要な露光量の少なくとも2倍以上の露
光量が必要である。
【0012】本発明では、フォトレジスト塗布工程から
露光、そして現像の工程に至るまでのいずれかの工程に
おいて、中央部の配線パターンを侵すことなく両端部の
レジストを現像で完全に除去できるだけの露光量を選択
的に露光すれば良く、好ましくは現像工程の直前に露光
すれば、露光から現像後の放置時間が短くなり、より現
像液での除去性が向上する。
【0013】方法としては、1つは水銀ランプとその点
灯装置から出る光をレンズ等により、例えば両端部のレ
ジストを1.5mm幅で除去したい場合、1.5mmφ
あるいは1.5×1.5mm角等のスポット光とし、除
去したい部分にのみ照射し選択的に露光をすればよい。
【0014】もう一つは、フォトマスクの設計において
両端部のみに少なくとも2回以上の露光履歴を与えるよ
うに、フィルムの長さ方向に延長された直線状パターン
を両端部に設ける。例えばフォトマスクサイズが5イン
チ角(127mm角)の場合で、投影露光方式でマス
ク:レジストパターン=1:1の等倍露光を行なう場合
でパターンの長さが38mmの場合はレジスト両端部の
長さ方向に2倍の76mm以上の直線状パターン部を設
ければ良く、114mm以上あれば3回以上の露光履歴
を与えることが可能である。この場合、パターンの幅方
向は、配線パターン部より外側のすべてに露光光が当た
るように設計しても良いし、1〜2mm程度の幅を持た
せて設計しても良い。このようなフォトマスクを用いて
フィルムをパターンの長さづつ順次移動させて露光させ
ることにより、フォトレジストパターン両端部を複数回
露光することが可能となる。また、レジスト層が上記2
0μmより厚い場合でも上記2つの方式を組み合わせて
実施することでフォトレジスト両端部の盛り上がり部を
除去することが可能である。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例について詳細に説明す
る。 実施例 1 図5はレジスト露光前のTABテープ横断面図で、用い
たポリイミドテープ1は35mm幅、厚さ125μm
(宇部興産製ユーピレックス125S)である。接着剤
2は、あらかじめポリイミドテープ1に26.4mm幅
で、厚さ20μm塗布されているもの(東レ製#570
0)を用いた。銅箔3は幅26.4mm、厚さ35μm
のもの(日立電線製圧延銅箔)を用いた。上記接着剤付
きポリイミドテープ1と銅箔3をラミネータを用いて接
着した。さらに、銅箔3の表面にフォトレジスト4を中
央部での厚さが4μmとなるように塗布した。この場
合、レジスト端部の盛り上がり部5は、幅1.0mm、
高さが15μmであった。
【0016】次に、フォトマスクを用いて配線パターン
部6およびレジスト盛り上がり部5へ露光量300mJ
/cmで露光し、現像工程に入る直前にフォトレジス
ト厚さ15μmの両端部の所へ、図1に示すように、ラ
ンプ電源7、超高圧水銀灯8、光学ユニット9、ライト
ガイドファイバーユニット10、レンズ焦点調整ユニッ
ト11からなる主波長365、405、436nmであ
る微小面照射用照射装置(ウシオ電気製)を使用して照
射距離15mm、照射形状1.5mm(幅)×10mm
(長さ)で照射強度2,440mW/cmにて照射し
た。このときのフィルムスピードは160cm/min
である。照射強度2,440mW/cmで、照射時間
はフィルムスピード160cm/minと、照射長さ1
0mmから0.375秒となり、mJ/cm=mW/
cm×秒の関係から露光量としては、900mJ/c
とした。したがってレジスト両端部はトータル露光
量として300mJ/cm+900mJ/cm
1,200mJ/cmの露光履歴が与えられたことに
なる。このテープを現像した結果、フォトレジストの両
端部の盛り上がり部5は完全に除去することができ(図
7参照)、エッチング工程で銅3′が残ることによる配
線パターン6とのショート不良(図6参照)等の発生は
図8に示すように皆無であった。 実施例 2 ポリイミドテープ1は35mm幅、厚み125μm(宇
部興産製ユーピレックス125S)である。接着剤2
は、あらかじめポリイミドテープ1に26.4mm幅で
厚さ20μm塗布されているもの(東レ製#5700)
を用いた。銅箔3は幅26.4mm、厚さ35μmのも
の(日立電線製圧延銅箔)を用いた。上記接着剤付きポ
リイミドテープ1と上記銅箔3をラミネータを用いて接
着した。さらに銅箔表面にフォトレジスト4を中央部で
4μm塗布した。この場合、レジスト端部の盛り上がり
部5は、幅1.0mm、高さが15μmであった。
【0017】次に、使用するフォトマスク(図2〜4参
照)は、5インチ角(127mm角)サイズの石英ガラ
ス製クロムマスクにパターン幅24mm、パターン長さ
38mmの回路パターンを形成させ、パターン幅方向の
み24mmより外側へは、長さ114.5mmで露光光
が照射されるようにしたフォトマスクパターン12を使
い、フォトレジスト厚さ15μmの両端部の盛り上がり
部5と、配線パターン6の両方同時に露光量400mJ
/cmで1:1等倍露光機にて、テープ送り量38m
mにて連続的に露光を行なった。
【0018】これによりパターン幅方向のみ24mmよ
り外部の部分は、3度の露光がなされ、トータル露光量
として1,200mJ/cmの露光履歴となった。こ
のテープを現像した結果、フォトレジストの両端部の盛
り上がり部5は完全に除去することができ(図7参
照)、エッチング工程で銅が残ることによる配線パター
ンとのショート不良(図6)等の発生は皆無(図8参
照)であった。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明TABテープ
の製造方法を実施することにより、フォトレジスト工程
で形成された、レジスト厚さの厚い部分を含む回路パタ
ーン設計範囲外の銅箔両端部を、エッチング工程で除去
することができる。また回路設計範囲内は均一なレジス
ト厚みであるため回路パターンにとって最適な露光現像
条件で処理でき、高精細なパターン加工が可能となる。
またエッチング工程で除去されるべき銅箔両端部の銅が
完全に除去されるため、接着層から強制的に引き剥がす
必要がなくなり工数の削減と、さらに配線パターンとの
ショート等の不良および引き剥がすことで起きていた製
品の変形もなく歩留まりの向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明TABテープを製造する工程の一部を示
す構成概略図である。
【図2】本発明に使用されるフォトマスクの一例を示す
平面図である。
【図3】本発明に使用されるフォトマスクの他の例を示
す平面図である。
【図4】本発明に使用されるフォトマスクの別の例を示
す平面図である。
【図5】レジスト露光前のTABテープの横断面図であ
る。
【図6】従来のエッチング後におけるショート不良例の
横断面図である。
【図7】本発明による現像後のTAB横断面図である。
【図8】本発明によるエッチング後の横断面図である。
【符号の説明】
1 ポリイミドテープ 2 接着剤 3 銅箔 4 フォトレジスト 5 レジスト端部の盛り上がり部 6 配線パターン部 7 ランプ電源 8 超高圧水銀灯 9 光学ユニット 11 レンズ焦点調整ユニット 12 フォトマスクパターン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状の可撓性絶縁フィルム上に銅箔
    を張り合わせ、この銅箔にフォトレジストを塗布し露光
    現像を行なう際、フォトレジストの両端部を選択的に露
    光し、フォトレジストを強制的に除去する工程を含むこ
    とを特徴とするTABテープの製造方法。
  2. 【請求項2】 露光方法がフォトレジストの両端部のみ
    を別個に露光することを特徴とする請求項1記載のTA
    Bテープの製造方法。
  3. 【請求項3】 テープ状の可撓性絶縁フィルムの長さ方
    向に延長された直線状パターンが両端部に設けられた半
    導体回路形成用フォトマスクパターンを有することを特
    徴とするフォトマスク。
  4. 【請求項4】 テープ状の可撓性絶縁フィルム上に銅箔
    を張り合わせ、この銅箔にフォトレジストを塗布し露光
    現像を行なう際、請求項3記載のフォトマスクを用いて
    可撓性絶縁フィルムを順次移動させながら露光し、この
    フォトレジストの両端部を複数回露光することを特徴と
    するTABテープの製造方法。
JP3331377A 1991-11-20 1991-11-20 Tabテープの製造方法およびフオトマスク Pending JPH05144886A (ja)

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JP (1) JPH05144886A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007072345A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Seiko Epson Corp 露光装置および配線基板の製造方法
JP2019158966A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 トヨタ自動車株式会社 半導体装置の製造方法

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