JPH1140305A - 回転体給電装置及び画像形成装置 - Google Patents

回転体給電装置及び画像形成装置

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JPH1140305A
JPH1140305A JP9196825A JP19682597A JPH1140305A JP H1140305 A JPH1140305 A JP H1140305A JP 9196825 A JP9196825 A JP 9196825A JP 19682597 A JP19682597 A JP 19682597A JP H1140305 A JPH1140305 A JP H1140305A
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JP
Japan
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rotating body
power supply
supply device
rotating
electrode plate
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JP9196825A
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English (en)
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Chikatsu Nagatsuka
千勝 長塚
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、絶縁性を有する現像剤等の付着物
の蓄積を防止して導通不良を防止し、安定した通電状態
を確保することが出来る回転体給電装置及びこれを備え
た画像形成装置を提供することを可能にすることを目的
としている。 【解決手段】 感光体ドラム1の後フランジ2に給電ブ
ラシ8a,8bが設けられ、固定体側のスリップリング
5に給電ブラシ8a,8bに接触する外電極板5a、内
電極板5bが設けられ、外電極板5a及び内電極板5b
に接触して清掃する清掃手段14が感光体ドラム1の法線
L方向内側が感光体ドラム1の回転方向bの下流側で法
線L方向外側が該回転方向bの上流側になるように法線
L方向に対して傾斜角度αを有して後フランジ2に取り
付けられた構成であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部から給電を受
ける回転体の給電装置に係り、特に画像形成装置の感光
体に内蔵される発熱体に給電する際に好適な回転体給電
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置で用いら
れる感光体には、温度特性を安定させるために内部に自
己温調特性を持たせたヒータと温度制御基板を使用する
場合があり、その一従来例を図11(a),(b)に示す
斜視図及び図12に示す断面図を用いて説明する。図11
(a),(b)及び図12において、1は表面が光半導体
からなる感光体ドラムであり、該感光体ドラム1の両端
部に設けられた図示しない前フランジと後フランジ2と
がステイ3を介して固定されこの外側に感光体ドラム1
が締結されている。
【0003】感光体ドラム1は装置本体の固定体側に設
けられたスリップリング5に対して後フランジ2上に設
けたベアリング4を介して位置決めされつつ回転可能に
支持され、ドラム軸6の回転駆動に伴って所定の方向に
一定速度で回転するように構成される。
【0004】7は感光体ドラム1の内面に密着したドラ
ムヒータであり、該ドラムヒータ7は感光体ドラム1の
温度勾配を均一にする必要性から面状発熱体の形状から
なり、且つ、温度検知手段としてのサーミスタを内部に
有するヒータである。
【0005】12は温度制御基板であり、該温度制御基板
12とドラムヒータ7とを組み合わせて使用することによ
り外部からは電源を供給するだけで感光体ドラム1自体
で自己完結的に温度制御することが可能になる。
【0006】装置本体の固定体側には、回転状態の感光
体ドラム1に常時給電する必要性からドラム軸6に対し
て同心円状の複数の電極板を備えたスリップリング5が
使用される。ここでは、AC(交流)電源を利用するた
め、外電極板5a及び内電極板5bの2つが必要にな
り、これ等、外電極板5a、内電極板5b間の距離をと
って安全を図る意味から電気的絶縁性を有するモールド
によってスリップリング5が成形され、該外電極板5
a、内電極板5bを所定の距離離間して支持している。
【0007】これに対して、回転体となる感光体ドラム
1側には、後フランジ2と保持台9によって給電ブラシ
8a,8bが保持されており、該給電ブラシ8a,8b
と保持台9との間に加圧バネ10を設けることにより給電
ブラシ8a,8bが図12の矢印a方向にイコライズ可能
に構成され、これにより、該給電ブラシ8a,8bと外
電極板5a及び内電極板5bとが夫々安定した接触状態
を維持することが出来る。
【0008】給電ブラシ8a,8bから出たケーブル13
a,13bの他端は夫々端子11a,11bにビス止めされ、
該端子11a,11bを介して温度制御基板12に給電され、
感光体ドラム1が回転中でも安定した温度状態を保持す
ることが出来、良好な画像が得られるようになってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例では、給電ブラシ8a,8bとスリップリング5
の外電極板5a及び内電極板5bとの間の接触部分に電
気的絶縁性を有する樹脂をベースにした現像剤等の汚れ
が蓄積すると導通不良になってしまう虞がある。特に給
電ブラシ8a,8bが感光体ドラム1の近傍に配置され
ているため現像剤の飛散が顕著であり、これ等の現像剤
が外電極板5a及び内電極板5bの表面に付着した状態
で給電ブラシ8a,8bが該外電極板5a及び内電極板
5bの表面を擦ると接触部分に現像剤が蓄積する上に該
現像剤の電気的絶縁性が影響して導通不良となってしま
う虞がある。
【0010】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、電気的絶縁性を有する現像剤
等の付着物の蓄積を防止して導通不良を防止し、安定し
た通電状態を確保することが出来る回転体給電装置及び
これを備えた画像形成装置を提供せんとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る回転体給電装置の代表的な構成は、給電
部を有する固定体と、前記固定体に対して回転可能に支
持されると共に該固定体の給電部と摺擦して電気的導通
を図る導通手段と前記給電部及び導通手段を介して外部
からの給電を受けて動作する動作手段とを有する回転体
を備えた回転体給電装置において、前記回転体側に前記
固定体側の給電部を清掃する清掃手段を設けたことを特
徴とする。
【0012】上記構成によれば、回転体の回転動作に伴
って清掃手段が固定体側の給電部を清掃することが出来
る。
【0013】また、前記清掃手段は、該清掃手段の前記
回転体の法線方向内側が該回転体の回転方向下流側で、
且つ、該回転体の法線方向外側が該回転体の回転方向上
流側になるように前記回転体の法線方向に対して所定の
傾斜角度を有して設けたことを特徴とする。
【0014】上記構成により、回転体の回転動作に伴っ
て清掃手段が固定体側の給電部に付着した電気的絶縁性
を有する現像剤等の付着物を回転体の法線方向外側に導
いて該給電部から排除して清掃し、固定体側の給電部へ
の付着物の蓄積を防止して通電性能を維持することが出
来る。
【0015】また、前記清掃手段は、前記回転体に取り
付けられた基部よりも前記固定体の給電部に接触する先
端部のほうが該回転体の回転進行方向を向くように傾斜
させて配置したことを特徴とする。
【0016】上記構成により、回転体の回転動作に伴っ
て清掃手段が固定体側の給電部に付着した電気的絶縁性
を有する現像剤等の付着物を回転体の回転軸方向に導い
て該給電部から排除して清掃し、固定体側の給電部への
付着物の蓄積を防止して通電性能を維持することが出来
る。
【0017】また、本発明に係る回転体給電装置の他の
代表的な構成は、給電部を有する固定体と、前記固定体
に対して回転可能に支持されると共に該固定体の給電部
と摺擦して電気的導通を図る導通手段と前記給電部及び
導通手段を介して外部からの給電を受けて動作する動作
手段とを有する回転体を備えた回転体給電装置におい
て、前記固定体側に前記回転体側の導通手段を清掃する
清掃手段を設けたことを特徴とする。
【0018】上記構成によれば、回転体の回転動作に伴
って清掃手段が回転体側の導通手段を清掃することが出
来る。
【0019】前記清掃手段は、該清掃手段の前記回転体
の法線方向外側が該回転体の回転方向下流側で、且つ、
該回転体の法線方向内側が該回転体の回転方向上流側に
なるように前記回転体の法線方向に対して所定の傾斜角
度を有して設けたことを特徴とする。
【0020】上記構成により、回転体の回転動作に伴っ
て清掃手段が回転体側の導通手段に付着した電気的絶縁
性を有する現像剤等の付着物を回転体の法線方向外側に
導いて該導通手段から排除して清掃し、回転体側の導通
手段への付着物の蓄積を防止して通電性能を維持するこ
とが出来る。
【0021】前記清掃手段は、前記固定体に取り付けら
れた基部よりも前記回転体の導通手段に接触する先端部
のほうが該回転体の回転進行方向の上流方向を向くよう
に傾斜させて配置したことを特徴とする。
【0022】上記構成により、回転体の回転動作に伴っ
て清掃手段が回転体側の導通手段に付着した電気的絶縁
性を有する現像剤等の付着物を回転体の回転軸方向に導
いて該導通手段から排除して清掃し、回転体側の導通手
段への付着物の蓄積を防止して通電性能を維持すること
が出来る。
【0023】また、前記清掃手段を電気的絶縁性を有す
る多数の繊維からなるブラシ状や電気的絶縁性を有する
弾性部材で構成すれば好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る回転体給電
装置及びこれを備えた画像形成装置の一実施形態を具体
的に説明する。図1は本発明に係る回転体給電装置の第
1実施形態の構成を示す斜視図、図2は本発明に係る回
転体給電装置の第1実施形態の構成を示す側面説明図、
図3(a)は図2中のA−A矢視図、図3(b)は図2
中のB−B矢視図、図4は本発明に係る回転体給電装置
を備えた画像形成装置の構成を示す模式図である。
【0025】図1及び図2において、1は表面が光半導
体で構成された回転体となる感光体ドラムであり、該感
光体ドラム1の両端部に設けられた図示しない前フラン
ジと後フランジ2とがステイ3を介して固定され、この
外側に感光体ドラム1が締結されている。
【0026】感光体ドラム1は装置本体の固定体側に設
けられたスリップリング5に対して後フランジ2上に設
けたベアリング4の外径部と該スリップリング5の内径
部とで位置決めされつつ回転可能に支持され、ドラム軸
6の回転駆動に伴って図1の矢印b方向に一定速度で回
転するように構成される。
【0027】7は感光体ドラム1の内面に密着した動作
手段となる発熱体としてのドラムヒータであり、該ドラ
ムヒータ7は感光体ドラム1の温度勾配を均一にする必
要性から面状発熱体の形状からなり、且つ、温度検知手
段としてのサーミスタを内部に有するヒータである。
【0028】また、ここでは図示しないが、図12に示し
て前述した従来例の温度制御基板12とドラムヒータ7と
を組み合わせて使用することにより外部から供給される
AC(交流)電源により感光体ドラム1自体で一定温度
を維持することが出来るように制御される。
【0029】また、装置本体の固定体側には、回転状態
の感光体ドラム1に常時給電する必要性からドラム軸6
に対して同心円状の複数の給電部となる複数の電極板を
備えたスリップリング5が使用される。ここでは、AC
(交流)電源を利用するため、2つの同心円状の給電部
となる外電極板5a及び内電極板5bを有しており、こ
れ等外電極板5a、内電極板5b間の距離をとって安全
を図る意味から電気的電気的絶縁性を有するモールドに
よってスリップリング5が成形され、外電極板5a及び
内電極板5bを所定の距離だけ離間して支持している。
【0030】これに対して、回転体となる感光体ドラム
1側には、外電極板5a及び内電極板5bと夫々接触す
る導通手段となる給電ブラシ8a,8bが後フランジ2
と保持台9によって保持されており、該給電ブラシ8
a,8bと保持台9との間に加圧バネ10を設けることに
より給電ブラシ8a,8bが図2の矢印a方向にイコラ
イズ可能に構成され、これにより、該給電ブラシ8a,
8bと外電極板5a及び内電極板5bとが夫々適正圧で
イコライズ状態で圧接され安定した接触状態を維持する
ことが出来る。
【0031】給電ブラシ8a,8bから出たケーブル13
a,13b(13aは図示しない)の他端は夫々端子11a,
11b(11aは図示しない)にビス止めされ、該端子11
a,11bを介して前述の温度制御基板12に給電され、感
光体ドラム1が回転中でも安定した温度状態を維持する
ことが出来、良好な画像が得られるようになっている。
【0032】以上のように、装置本体の固定体側から供
給されたAC電源はスリップリング5の外電極板5a、
内電極板5b、給電ブラシ8a,8b、ケーブル13a,
13b及び端子11a,11bを介して温度制御基板12(12は
図示しない)及びドラムヒータ7に供給される。
【0033】本実施形態では、図1に示すように、固定
体側の給電部となる外電極板5a及び内電極板5bを清
掃する清掃手段14が回転体側の後フランジ2に取り付け
られており、これにより、感光体ドラム1で使用された
電気的絶縁性を有する現像剤が飛散する等して外電極板
5a、内電極板5bの表面に付着した後、給電ブラシ8
a,8bとの摺擦によって接触部に蓄積することを防止
するようになっている。
【0034】清掃手段14は図3(a)に示すように、外
電極板5a、内電極板5bを同時に跨がった状態で接触
回転するように所定の長さを有し、且つ、給電ブラシ8
a,8bの感光体ドラム1の回転軸方向の高さに対応す
る高さを有し、その材質は電気的絶縁性を有して構成さ
れる。本実施形態では清掃手段14を電気的絶縁性を有す
る多数の繊維を束ねてブラシ状で構成した場合について
説明する。
【0035】そして、この清掃手段14を、図3(b)に
示すように、感光体ドラム1の法線Lに対して該清掃手
段14の感光体ドラム1の法線L方向内側14aが該感光体
ドラム1の回転方向bの下流側で、且つ、該感光体ドラ
ム1の法線L方向外側14bが該回転方向bの上流側にな
るように感光体ドラム1の法線L方向に対して所定の傾
斜角度αを有して設ける。
【0036】前記清掃手段14がこれに対向するスリップ
リング5及び外電極板5a、内電極板5bに接触してい
る状態を図3(a)に示す。図3(a)において、清掃
手段14は感光体ドラム1の回転に伴って図3(a)の矢
印b方向に回転するため、スリップリング5に設けられ
た外電極板5a、内電極板5bに付着した現像剤等の汚
れは該外電極板5a、内電極板5bに接触回転する清掃
手段14により捕捉され、感光体ドラム1の回転力の分力
の作用によって図3(a)の矢印c方向に掃き寄せられ
てスリップリング5の外周外へと排除される。
【0037】これによって、外電極板5a、内電極板5
bの表面は、常時清掃されたきれいな状態が確保される
ため、給電ブラシ8a,8bと外電極板5a、内電極板
5bとの夫々の接触部は現像剤等の付着物の蓄積のない
安定した通電状態に維持することが可能になる。
【0038】また、清掃手段14の材質としては、前述し
た電気的絶縁性を有する多数の繊維を束ねたブラシ状の
ものに限定されるものではなく、電気的絶縁性を有する
ことと、外電極板5a、内電極板5bの表面に密着する
ことが出来るものであれば良く、例えば、シリコンゴム
ブレード等の電気的絶縁性を有する弾性部材を使用する
ことが可能である。
【0039】次に本発明に係る回転体給電装置を備えた
画像形成装置の構成について図4を用いて説明する。図
4において、具体的にはアースされいる円筒状のアルミ
ニウム基体上に光半導体からなる光導電性の感光体を設
けた画像形成手段となる感光体ドラム1が図4の矢印b
方向に回転駆動され、該感光体ドラム1の周囲には、感
光体ドラム1の表面を一様に帯電する一次帯電器15、感
光体ドラム1に形成した潜像をトナーによって現像する
現像器16、前記現像したトナー像を紙や合成樹脂等の転
写材Pに転写する転写帯電器17、転写材Pを感光体ドラ
ム1から分離する分離帯電器18、トナー像転写後に感光
体ドラム1に残留したトナーを除去するクリーナ19、更
には感光体ドラム1の帯電電荷を除電する前露光器20が
配置されている。
【0040】また、前記感光体ドラム1の下方には、図
4の右方から転写材Pの搬送経路に沿って給送ローラ2
1、搬送ガイド22、搬送ローラ23、搬送ガイド24,25、
レジストローラ26、搬送ベルト27、定着手段28、カール
付けローラ29及び排出ローラ30が順次配置されている。
【0041】上記画像形成装置にあっては、図4の矢印
b方向に回転駆動される感光体ドラム1の表面が一次帯
電器15によって一様に帯電され、該感光体ドラム1は、
画像信号に応じて照射するレーザー光31の照射をその表
面に受け、該表面に静電潜像が形成される。この静電潜
像が現像器16によって現像されてトナー像として顕像化
される。
【0042】一方、転写材Pは、カセット32,33から図
示しないピックアップローラで繰り出され、給送ローラ
21によって感光体ドラム1方向へ送られ、搬送ガイド2
2、搬送ローラ23、搬送ガイド24,25を経て一旦停止し
たレジストローラ26のニップ部に送られる。
【0043】そして、感光体ドラム1上のトナー像の画
先と転写材Pの画先とが同期するようにレジストローラ
26が回転を開始し、転写材Pは感光体ドラム1と転写帯
電器17との間に送られ、ここで転写帯電器17の作用によ
り感光体ドラム1の表面に形成された現像画像が転写材
Pの表面上に転写される。
【0044】その後、トナー画像の転写を受けて感光体
ドラム1表面に吸着している転写材Pは、分離帯電器18
によって除電され、感光体ドラム1の表面から分離され
た後、搬送ベルト27によって定着手段28に送られ、ここ
で、加熱、加圧作用を受けてトナー画像が永久定着され
る。
【0045】前記定着手段28は定着ローラ28aと加圧駆
動ローラ28bとが圧接しており、定着ローラ28aにはハ
ロゲンヒータ28cが内蔵されている。このため、両ロー
ラ28a,28b間を転写材Pが通過するときに熱及び圧力
が印加されてトナー画像が転写材Pに定着される。
【0046】そして、この転写材Pは、カール付けロー
ラ29によりカール付けまたはカール取りされ、片面プリ
ントモードの場合には排出ローラ30によって図示しない
排出トレイ上に排出され、両面プリントモードの場合に
は、感光体ドラム1の下部に配置された両面パスを用い
て感光体ドラム1に再給送されて両面プリントを行い、
排出ローラ30によって図示しない排出トレイ上に排出さ
れる。
【0047】次に本発明に係る回転体給電装置の第2実
施形態について図5及び図6を用いて説明する。図5は
本発明に係る回転体給電装置の第2実施形態の構成を示
す側面説明図、図6は図5中のC−C矢視図である。
尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符
号を付して説明を省略する。
【0048】本実施形態では、前記第1実施形態と同様
に回転体側である後フランジ2に清掃手段14を取り付
け、装置本体の固定体側に設けたスリップリング5の外
電極板5a、内電極板5bを清掃するものであり、図5
に示すように、後フランジ2に取り付けられた清掃手段
14の基部14cよりも給電部となる外電極板5a及び内電
極板5bに接触する先端部14dのほうが感光体ドラム1
の回転方向bの進行方向を向くように、感光体ドラム1
の回転軸方向に対して該感光体ドラム1の回転方向bの
下流側に所定の傾斜角度θ1 を有して配置されている。
【0049】図6は清掃手段14の先端部14dがスリップ
リング5に接触し、矢印b方向に回転する状態を示した
ものである。感光体ドラム1が図6の矢印b方向に回転
すると、図5に示すように、スリップリング5の各外電
極板5a、内電極板5bに付着した現像剤等の汚れが清
掃手段14に捕捉された後、感光体ドラム1の回転力の分
力の作用により現像剤等の汚れが図5の矢印d方向に移
動して排除され、清掃手段14と外電極板5a、内電極板
5bとの接触部に蓄積することがない。これにより、給
電ブラシ8a,8bと外電極板5a及び内電極板5bと
が常時安定した通電状態を維持することが出来る。
【0050】他の構成は前記第1実施形態と同様に構成
され、同様な効果を得ることが出来る。
【0051】次に本発明に係る回転体給電装置の第3実
施形態について図7及び図8を用いて説明する。図7は
本発明に係る回転体給電装置の第3実施形態の構成を示
す側面説明図、図8(a)は図7中のA−A矢視図、図
8(b)は図7中のB−B矢視図である。尚、前記第1
実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説
明を省略する。
【0052】本実施形態では、感光体ドラム1の後フラ
ンジ2が前述したスリップリング5の機能を兼ねてお
り、該後フランジ2の内部に導通手段となる外電極板2
a、内電極板2bを有し、清掃手段14を装置本体の固定
体側に取り付けて構成される。
【0053】図8(a)は装置本体の固定体側に設けら
れたホルダー41に取り付けられた給電部となる給電ブラ
シ8a,8bと清掃手段14の配置関係を示す。清掃手段
14は、図8(b)に示すように、該清掃手段14の感光体
ドラム1の法線L方向外側14bが該感光体ドラム1の回
転方向bの下流側で、且つ、感光体ドラム1の法線L方
向内側14aが感光体ドラム1の回転方向bの上流側にな
るように感光体ドラム1の法線L方向に対して所定の傾
斜角度βを有してホルダー41に取り付けられている。
【0054】この傾斜角度βは、感光体ドラム1の矢印
b方向の回転に伴って回転するスリップリング機能を有
する後フランジ2に設けられた導通手段となる外電極板
2a、内電極板2bに清掃手段14が跨がって接触回転し
得る相対関係をもとに設定されている。
【0055】このように設定することで、装置本体の固
定体側のホルダー41に固定されている清掃手段14に対し
て外電極板2a、内電極板2bを有する後フランジ2が
図8(b)の矢印b方向に回転するため、外電極板2
a、内電極板2bの表面に付着した現像剤等の汚れは清
掃手段14に捕捉され、更には感光体ドラム1の回転力の
分力の作用によって図8(b)の矢印e方向に掃き寄せ
られ、更には、後フランジ2の外周外方向に排除され
る。
【0056】これによって、外電極板2a、内電極板2
bの表面は常時現像剤等の汚れのないきれいな状態が維
持されるため、給電ブラシ8a,8bと各外電極板2
a、内電極板2bとの接触部は、付着物の蓄積のない常
に安定した通電状態が維持される。
【0057】他の構成は、前記第1実施形態と同様に構
成され、同様な効果を得ることが出来る。
【0058】次に本発明に係る回転体給電装置の第4実
施形態について図9及び図10を用いて説明する。図9は
本発明に係る回転体給電装置の第4実施形態の構成を示
す側面説明図、図10は図9中のD−D矢視図である。
尚、前記第1〜第3実施形態と同様に構成したものは同
一の符号を付して説明を省略する。
【0059】本実施形態では、前記第3実施形態と同様
に回転体側の後フランジ2がスリップリング機能を有
し、清掃手段14を装置本体の固定体側のホルダー41上に
設け、該清掃手段14の感光体ドラム1の回転方向bに対
してホルダー41に取り付けられた基部14cよりも感光体
ドラム1の後フランジ2に設けられた導通手段となる外
電極板2a、内電極板2bに接触する先端部14dのほう
が該感光体ドラム1の回転進行方向の上流方向を向くよ
うに傾斜させて構成したものである。
【0060】図10は感光体ドラム1のスリップリング機
能を有する後フランジ2に設けられた外電極板2a、内
電極板2bに跨がって装置本体の固定体側のホルダー41
に支持された清掃手段14の先端部14dが接触する相対関
係位置を示した図である。清掃手段14は、図9に示すよ
うに、基部14cをホルダー41側に取り付け、その先端部
14dが感光体ドラム1の回転軸方向に対して該感光体ド
ラム1の回転進行方向の上流方向に所定の傾斜角度θ2
だけ傾斜した状態で保持されている。
【0061】この状態で、感光体ドラム1及び後フラン
ジ2が図10の矢印b方向に回転すると、後フランジ2に
設けられた外電極板2a、内電極板2bに付着した現像
剤等の汚れは清掃手段14に捕捉された後、感光体ドラム
1の回転力の分力の作用によって図9の矢印f方向に移
動し、清掃手段14と外電極板2a、内電極板2bの接触
部に蓄積することがなくなり、現像剤等の汚れの捕捉機
能が維持され、これによって、給電ブラシ8a,8bと
外電極板2a、内電極板2bとの夫々の接触部で常時安
定した通電状態を維持することが出来る。
【0062】尚、前記各実施形態では、本発明に係る回
転体給電装置を感光体ドラム1に適用した場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
回転状態の回転体に給電する構成を有する装置に対して
広く適用できるものである。
【0063】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、回転体に対して外部から常時給電する装置と
して、該回転体の回転軸と同心円の複数の電極板を使用
したスリップリングを給電部として用いた場合、該スリ
ップリングの取り付け側と相対する側に所定の取り付け
条件を持たせた清掃手段を設けることにより、汚れに強
い安定した給電状態を保障することが出来る。
【0064】給電部を固定体側に、清掃手段を回転体側
に夫々配置し、清掃手段の回転体の法線方向内側が該回
転体の回転方向下流側で、且つ、該回転体の法線方向外
側が該回転体の回転方向上流側になるように回転体の法
線方向に対して所定の傾斜角度を有して設けた場合に
は、回転体の回転動作に伴って清掃手段が固定体の給電
部に付着した付着物を該回転体の法線方向外側に導いて
排除して清掃し、固定体の給電部への付着物の蓄積を防
止して通電状態を維持することが出来る。
【0065】また、清掃手段の回転体に取り付けられた
基部よりも固定体の給電部に接触する先端部のほうが該
回転体の回転進行方向を向くように傾斜させた場合に
は、回転体の回転動作に伴って清掃手段が固定体の給電
部に付着した付着物を該回転体の軸方向に導いて排除し
て清掃し、固定体の給電部への付着物の蓄積を防止して
通電状態を維持することが出来る。
【0066】また、導通手段を回転体側に、清掃手段を
固定体側に夫々配置し、清掃手段の回転体の法線方向外
側が該回転体の回転方向下流側で、且つ、回転体の法線
方向内側が該回転体の回転方向上流側になるように回転
体の法線方向に対して所定の傾斜角度を有して設けた場
合には、回転体の回転動作に伴って清掃手段が該回転体
の導通手段に付着した付着物を回転体の法線方向外側に
導いて排除して清掃し、回転体の導通手段への付着物の
蓄積を防止して通電状態を維持することが出来る。
【0067】また、清掃手段の固定体に取り付けられた
基部よりも回転体の導通手段に接触する先端部のほうが
該回転体の回転進行方向の上流方向を向くように傾斜さ
せた場合には回転体の回転動作に伴って清掃手段が該回
転体の導通手段に付着した付着物を回転体の軸方向に導
いて排除して清掃し、回転体の導通手段への付着物の蓄
積を防止して通電状態を維持することが出来る。
【0068】また、清掃手段を電気的絶縁性を有する多
数の繊維からなるブラシ状或いは電気的絶縁性を有する
弾性部材で構成すれば好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転体給電装置の第1実施形態の
構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る回転体給電装置の第1実施形態の
構成を示す側面説明図である。
【図3】(a)は図2中のA−A矢視図、(b)は図2
中のB−B矢視図である。
【図4】本発明に係る回転体給電装置を備えた画像形成
装置の構成を示す模式図である。
【図5】本発明に係る回転体給電装置の第2実施形態の
構成を示す側面説明図である。
【図6】図5中のC−C矢視図である。
【図7】本発明に係る回転体給電装置の第3実施形態の
構成を示す側面説明図である。
【図8】(a)は図7中のA−A矢視図、(b)は図7
中のB−B矢視図である。
【図9】本発明に係る回転体給電装置の第4実施形態の
構成を示す側面説明図である。
【図10】図9中のD−D矢視図である。
【図11】従来例を説明する図である。
【図12】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、2…後フランジ、2a…外電極板、
2b…内電極板、3…ステイ、4…ベアリング、5…ス
リップリング、5a…外電極板、5b…内電極板、6…
ドラム軸、7…ドラムヒータ、8a,8b…給電ブラ
シ、9…保持台、10…加圧バネ、11a,11b…端子、12
…温度制御基板、13a,13b…ケーブル、14…清掃手
段、14a…内側、14b…外側、14c…基部、14d…先端
部、15…一次帯電器、16…現像器、17…転写帯電器、18
…分離帯電器、19…クリーナ、20…前露光器、21…給送
ローラ、22…搬送ガイド、23…搬送ローラ、24,25…搬
送ガイド、26…レジストローラ、27…搬送ベルト、28…
定着手段、29…カール付けローラ、30…排出ローラ、31
…レーザー光、32,33…カセット、41…ホルダー、P…
転写材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給電部を有する固定体と、前記固定体に
    対して回転可能に支持されると共に該固定体の給電部と
    摺擦して電気的導通を図る導通手段と前記給電部及び導
    通手段を介して外部からの給電を受けて動作する動作手
    段とを有する回転体を備えた回転体給電装置において、 前記回転体側に前記固定体側の給電部を清掃する清掃手
    段を設けたことを特徴とする回転体給電装置。
  2. 【請求項2】 給電部を有する固定体と、前記固定体に
    対して回転可能に支持されると共に該固定体の給電部と
    摺擦して電気的導通を図る導通手段と前記給電部及び導
    通手段を介して外部からの給電を受けて動作する動作手
    段とを有する回転体を備えた回転体給電装置において、 前記固定体側に前記回転体側の導通手段を清掃する清掃
    手段を設けたことを特徴とする回転体給電装置。
  3. 【請求項3】 前記固定体の給電部は前記回転体の回転
    軸を中心にした複数の同心円状の給電部からなり、前記
    導通手段は前記複数の同心円状の給電部に夫々対応する
    複数の導通手段からなることを特徴とする請求項1に記
    載の回転体給電装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体の導通手段は該回転体の回転
    軸を中心にした複数の同心円状の導通部からなり、前記
    給電部は前記複数の同心円状の導通部に夫々対応する複
    数の給電手段からなることを特徴とする請求項2に記載
    の回転体給電装置。
  5. 【請求項5】 前記清掃手段は、該清掃手段の前記回転
    体の法線方向内側が該回転体の回転方向下流側で、且
    つ、該回転体の法線方向外側が該回転体の回転方向上流
    側になるように前記回転体の法線方向に対して所定の傾
    斜角度を有して設けたことを特徴とする請求項1または
    請求項3に記載の回転体給電装置。
  6. 【請求項6】 前記清掃手段は、前記回転体に取り付け
    られた基部よりも前記固定体の給電部に接触する先端部
    のほうが該回転体の回転進行方向を向くように傾斜させ
    て配置したことを特徴とする請求項1または請求項3に
    記載の回転体給電装置。
  7. 【請求項7】 前記清掃手段は、該清掃手段の前記回転
    体の法線方向外側が該回転体の回転方向下流側で、且
    つ、該回転体の法線方向内側が該回転体の回転方向上流
    側になるように前記回転体の法線方向に対して所定の傾
    斜角度を有して設けたことを特徴とする請求項2または
    請求項4に記載の回転体給電装置。
  8. 【請求項8】 前記清掃手段は、前記固定体に取り付け
    られた基部よりも前記回転体の導通手段に接触する先端
    部のほうが該回転体の回転進行方向の上流方向を向くよ
    うに傾斜させて配置したことを特徴とする請求項2また
    は請求項4に記載の回転体給電装置。
  9. 【請求項9】 前記清掃手段は、多数の電気的絶縁性を
    有する繊維からなるブラシ状で構成したことを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれか1項に記載の回転体給電装
    置。
  10. 【請求項10】 前記清掃手段は、電気的絶縁性を有す
    る弾性部材で構成したことを特徴とする請求項1〜8の
    いずれか1項に記載の回転体給電装置。
  11. 【請求項11】 前記回転体は感光体であり、前記動作
    手段は発熱体であることを特徴とする請求項1〜10の
    いずれか1項に記載の回転体給電装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の回転体給電装置を
    有し、前記光感光体からなる回転体を利用してシートに
    対して画像を形成する画像形成手段を有することを特徴
    とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006087739A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Newgin Corp 遊技機
JP2015082461A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 モレックス インコーポレイテドMolex Incorporated 接続装置

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