JPH1139773A - ビデオディスク再生装置、ビデオディスク再生方法および再生順序制御プログラムを記録した媒体 - Google Patents
ビデオディスク再生装置、ビデオディスク再生方法および再生順序制御プログラムを記録した媒体Info
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- JPH1139773A JPH1139773A JP19213197A JP19213197A JPH1139773A JP H1139773 A JPH1139773 A JP H1139773A JP 19213197 A JP19213197 A JP 19213197A JP 19213197 A JP19213197 A JP 19213197A JP H1139773 A JPH1139773 A JP H1139773A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 利用者の要望通りの再生順序で再生すること
ができない場合があり、煩雑な操作手順が要求されるこ
とがあった。 【解決手段】 所定の再生順序情報に従ってビデオCD
を再生可能なビデオCDプレーヤ10において、シスコ
ン60にて同ビデオCDに記録された再生順序情報を読
み込むとともに、OSD回路70を駆使して編集メニュ
ーをモニタ表示し、操作パネル61からのキー入力に基
づいて再生順序情報を編集できるようにしたため、確実
に利用者の要望に応じた再生順序で再生することができ
る。
ができない場合があり、煩雑な操作手順が要求されるこ
とがあった。 【解決手段】 所定の再生順序情報に従ってビデオCD
を再生可能なビデオCDプレーヤ10において、シスコ
ン60にて同ビデオCDに記録された再生順序情報を読
み込むとともに、OSD回路70を駆使して編集メニュ
ーをモニタ表示し、操作パネル61からのキー入力に基
づいて再生順序情報を編集できるようにしたため、確実
に利用者の要望に応じた再生順序で再生することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の再生順序情
報に基づいて再生することが可能なビデオディスク再生
装置、ビデオディスク再生方法およびその再生順序を制
御するための再生順序制御プログラムを記録した媒体に
関する。
報に基づいて再生することが可能なビデオディスク再生
装置、ビデオディスク再生方法およびその再生順序を制
御するための再生順序制御プログラムを記録した媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、プレイバッ
ク・コントロール機能を有するビデオCDプレーヤが知
られている。いわゆるインタラクティブ性を備えたビデ
オCDのディスク構造は、第一トラックにビデオCDデ
ータ・トラックが用意されており、このトラックに最初
に読み出すべきディスクの管理情報や複数の再生手順に
応じた再生制御用の再生順序情報などが記録されてい
る。
ク・コントロール機能を有するビデオCDプレーヤが知
られている。いわゆるインタラクティブ性を備えたビデ
オCDのディスク構造は、第一トラックにビデオCDデ
ータ・トラックが用意されており、このトラックに最初
に読み出すべきディスクの管理情報や複数の再生手順に
応じた再生制御用の再生順序情報などが記録されてい
る。
【0003】上記ビデオCDプレーヤは、再生開始時に
上記再生順序情報を読み込んでその再生手順を所定のメ
ニュー選択画面に出力し、利用者側にキー入力を促して
所望の再生手順を選択させる。そして、同ビデオCDプ
レーヤは、選択された再生手順に応じた再生順序情報に
従ってビデオCDの再生を実行する。一方、実公平4−
55878号公報に開示されたもののように、特殊再生
を行う再生アイテムまたは時間と、その特殊再生内容と
を予めプログラムして記憶しておき、このプログラム内
容に従って特殊再生を実行するものもある。
上記再生順序情報を読み込んでその再生手順を所定のメ
ニュー選択画面に出力し、利用者側にキー入力を促して
所望の再生手順を選択させる。そして、同ビデオCDプ
レーヤは、選択された再生手順に応じた再生順序情報に
従ってビデオCDの再生を実行する。一方、実公平4−
55878号公報に開示されたもののように、特殊再生
を行う再生アイテムまたは時間と、その特殊再生内容と
を予めプログラムして記憶しておき、このプログラム内
容に従って特殊再生を実行するものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のビデオ
ディスク再生装置においては、次のような課題があっ
た。前者のものにおいては、数種の再生手順でビデオC
Dを再生することができるものの、この再生手順は予め
ディスクに記録された再生順序情報に基づくものである
ため、必ずしも利用者の要望に合致するとは限らなかっ
た。むろん、利用者側の要望に近似する再生手順を選択
し、所定のキー操作により再生アイテムを適宜ジャンプ
するなどして所望の再生手順を実現することも可能であ
る。しかし、このようにキー操作を行っていては、プレ
イバック・コントロール機能本来の利便性を低下させて
しまうことになりかねないし、キー操作が煩雑となって
しまうことがあった。
ディスク再生装置においては、次のような課題があっ
た。前者のものにおいては、数種の再生手順でビデオC
Dを再生することができるものの、この再生手順は予め
ディスクに記録された再生順序情報に基づくものである
ため、必ずしも利用者の要望に合致するとは限らなかっ
た。むろん、利用者側の要望に近似する再生手順を選択
し、所定のキー操作により再生アイテムを適宜ジャンプ
するなどして所望の再生手順を実現することも可能であ
る。しかし、このようにキー操作を行っていては、プレ
イバック・コントロール機能本来の利便性を低下させて
しまうことになりかねないし、キー操作が煩雑となって
しまうことがあった。
【0005】後者のものにおいては、予め利用者の要望
に応じた特殊再生を実行することができるものの、再生
順序を変更することはできなかった。従って、再生順序
を変更するためには、上述したようなキー操作が必要と
なり、プレイバック・コントロール機能本来の利便性を
低下させてしまうことに変わりはない。本発明は、上記
課題に鑑みてなされたもので、利用者に煩雑なキー操作
を実行させることなく、所望の再生順序で再生すること
が可能なビデオディスク再生装置、ビデオディスク再生
方法および再生順序制御プログラムを記録した媒体の提
供を目的とする。
に応じた特殊再生を実行することができるものの、再生
順序を変更することはできなかった。従って、再生順序
を変更するためには、上述したようなキー操作が必要と
なり、プレイバック・コントロール機能本来の利便性を
低下させてしまうことに変わりはない。本発明は、上記
課題に鑑みてなされたもので、利用者に煩雑なキー操作
を実行させることなく、所望の再生順序で再生すること
が可能なビデオディスク再生装置、ビデオディスク再生
方法および再生順序制御プログラムを記録した媒体の提
供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、所定の再生順序情報に従
ってビデオディスクを再生可能な再生手段と、同ビデオ
ディスクに記録されている再生順序情報を所定の記憶領
域に読み込む再生順序情報読込手段と、同記憶領域に読
み込まれた再生順序情報を編集する再生順序情報編集手
段とを備えた構成としてある。上記のように構成した請
求項1にかかる発明においては、再生順序情報読込手段
が再生対象となるビデオディスクの再生順序情報を所定
の記憶領域に読み込み、この記憶領域に読み込まれた再
生順序情報を再生順序情報編集手段により編集する。そ
して、再生手段はこのように編集された再生順序情報に
基づいて再生を実行する。むろん、この再生手段は、編
集前の再生順序情報に基づいて再生を実行可能な構成で
あってもよく、この場合、利用者側が何れかの再生順序
情報を選択できる構成としておけばよい。
め、請求項1にかかる発明は、所定の再生順序情報に従
ってビデオディスクを再生可能な再生手段と、同ビデオ
ディスクに記録されている再生順序情報を所定の記憶領
域に読み込む再生順序情報読込手段と、同記憶領域に読
み込まれた再生順序情報を編集する再生順序情報編集手
段とを備えた構成としてある。上記のように構成した請
求項1にかかる発明においては、再生順序情報読込手段
が再生対象となるビデオディスクの再生順序情報を所定
の記憶領域に読み込み、この記憶領域に読み込まれた再
生順序情報を再生順序情報編集手段により編集する。そ
して、再生手段はこのように編集された再生順序情報に
基づいて再生を実行する。むろん、この再生手段は、編
集前の再生順序情報に基づいて再生を実行可能な構成で
あってもよく、この場合、利用者側が何れかの再生順序
情報を選択できる構成としておけばよい。
【0007】ここにおいて、編集された再生順序情報を
何度も繰り返して使用することが考えられるため、請求
項2にかかる発明は、請求項1に記載のビデオディスク
再生装置において、上記再生順序情報編集手段は、編集
された再生順序情報を記憶する構成としてある。すなわ
ち、上記再生順序情報編集手段は編集された再生順序情
報を記憶するようになっており、上記再生手段はこの再
生順序情報に基づいて再生することが可能である。具体
的には編集された再生順序情報をスタティックRAMに
記録しておいてもよいし、EEPROM等の書き込み可
能なROMに記録するなどすればよい。
何度も繰り返して使用することが考えられるため、請求
項2にかかる発明は、請求項1に記載のビデオディスク
再生装置において、上記再生順序情報編集手段は、編集
された再生順序情報を記憶する構成としてある。すなわ
ち、上記再生順序情報編集手段は編集された再生順序情
報を記憶するようになっており、上記再生手段はこの再
生順序情報に基づいて再生することが可能である。具体
的には編集された再生順序情報をスタティックRAMに
記録しておいてもよいし、EEPROM等の書き込み可
能なROMに記録するなどすればよい。
【0008】一方、上記再生順序情報編集手段の編集手
法については、所定のマニュアルに記述しておき、必要
に応じて利用者に参照させるようにしてもよいが、感覚
的に分かり難く、操作性が低下するということも考えら
れる。そこで、請求項3にかかる発明は、請求項1また
は請求項2のいずれかに記載のビデオディスク再生装置
において、上記再生順序情報編集手段は、グラフィカル
ユーザインタフェースを用いて再生順序情報を編集する
構成としてある。
法については、所定のマニュアルに記述しておき、必要
に応じて利用者に参照させるようにしてもよいが、感覚
的に分かり難く、操作性が低下するということも考えら
れる。そこで、請求項3にかかる発明は、請求項1また
は請求項2のいずれかに記載のビデオディスク再生装置
において、上記再生順序情報編集手段は、グラフィカル
ユーザインタフェースを用いて再生順序情報を編集する
構成としてある。
【0009】すなわち、再生順序情報編集手段は、上記
再生順序情報読込手段により読み込まれた再生順序情報
を編集するにあたり、グラフィカルユーザインタフェー
スを表示して編集作業を行わせる。むろん、グラフィカ
ルユーザインタフェースの表示態様としては種々多様で
あり、例えば、次の操作をガイドするような表示内容の
ものなど、利用者が感覚的に分かりやすく操作性を向上
させることができるものを広く含む。
再生順序情報読込手段により読み込まれた再生順序情報
を編集するにあたり、グラフィカルユーザインタフェー
スを表示して編集作業を行わせる。むろん、グラフィカ
ルユーザインタフェースの表示態様としては種々多様で
あり、例えば、次の操作をガイドするような表示内容の
ものなど、利用者が感覚的に分かりやすく操作性を向上
させることができるものを広く含む。
【0010】ところで、通常のビデオディスク内のデー
タ管理において、再生アイテム単位で管理されている場
合もあれば、時間情報で管理されている場合もある。前
者の一例としては、カラオケ用ビデオCDにおける各ト
ラックが再生アイテムに該当するし、後者の一例として
は、いわゆるMSF形式(M=分、S=秒(00〜5
9)、F=フレーム(00〜74))でディスクに記録
されるエントリ・ポイントが該当する。従って、再生順
序情報も再生アイテム単位で管理されている場合もあれ
ば、エントリ・ポイントなどの時間情報で管理されてい
る場合もあり、再生順序情報編集手段は前者の場合のみ
ならず、後者の場合においても再生順序情報を編集でき
る必要性がある。
タ管理において、再生アイテム単位で管理されている場
合もあれば、時間情報で管理されている場合もある。前
者の一例としては、カラオケ用ビデオCDにおける各ト
ラックが再生アイテムに該当するし、後者の一例として
は、いわゆるMSF形式(M=分、S=秒(00〜5
9)、F=フレーム(00〜74))でディスクに記録
されるエントリ・ポイントが該当する。従って、再生順
序情報も再生アイテム単位で管理されている場合もあれ
ば、エントリ・ポイントなどの時間情報で管理されてい
る場合もあり、再生順序情報編集手段は前者の場合のみ
ならず、後者の場合においても再生順序情報を編集でき
る必要性がある。
【0011】そこで、請求項4にかかる発明は、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載のビデオディスク再生装
置において、上記ビデオディスクに記録されている再生
順序情報は時間管理されており、上記再生順序情報編集
手段は、時間単位で上記再生順序情報を編集する構成と
してある。すなわち、再生順序情報は時間管理されてお
り、上記再生順序情報編集手段は時間単位で再生順序情
報を編集する。そして、上記再生手段はこのように時間
単位で編集された再生順序情報に基づいて再生を実行す
る。
1〜請求項3のいずれかに記載のビデオディスク再生装
置において、上記ビデオディスクに記録されている再生
順序情報は時間管理されており、上記再生順序情報編集
手段は、時間単位で上記再生順序情報を編集する構成と
してある。すなわち、再生順序情報は時間管理されてお
り、上記再生順序情報編集手段は時間単位で再生順序情
報を編集する。そして、上記再生手段はこのように時間
単位で編集された再生順序情報に基づいて再生を実行す
る。
【0012】上述したようにして再生順序情報を編集
し、所望の再生順序で再生を実行することは、実体のあ
る装置に限定される必要はなく、その方法としても機能
することは容易に理解できる。このため、請求項5にか
かるビデオディスク再生方法は、ビデオディスクに記録
されている再生順序情報を所定の記憶領域に読み込み、
同記憶領域に読み込まれた再生順序情報を編集し、編集
後の再生順序情報に従って上記ビデオディスクを再生す
る構成としてある。
し、所望の再生順序で再生を実行することは、実体のあ
る装置に限定される必要はなく、その方法としても機能
することは容易に理解できる。このため、請求項5にか
かるビデオディスク再生方法は、ビデオディスクに記録
されている再生順序情報を所定の記憶領域に読み込み、
同記憶領域に読み込まれた再生順序情報を編集し、編集
後の再生順序情報に従って上記ビデオディスクを再生す
る構成としてある。
【0013】すなわち、必ずしも実体のある装置に限ら
ず、その方法としても有効であることに相違はない。発
明の思想の具現化例としてビデオディスク再生装置の再
生順序を制御するソフトウェアとなる場合には、かかる
ソフトウェアを記録した記録媒体上においても当然に存
在し、利用されるといわざるをえない。その一例とし
て、請求項6にかかる発明は、所定の再生順序情報に従
ってビデオディスクを再生可能なビデオディスク再生装
置のための再生順序制御プログラムを記録した媒体であ
って、同ビデオディスクに記録されている再生順序情報
を所定の記憶領域に読み込み、同記憶領域に読み込まれ
た再生順序情報を編集する構成としてある。
ず、その方法としても有効であることに相違はない。発
明の思想の具現化例としてビデオディスク再生装置の再
生順序を制御するソフトウェアとなる場合には、かかる
ソフトウェアを記録した記録媒体上においても当然に存
在し、利用されるといわざるをえない。その一例とし
て、請求項6にかかる発明は、所定の再生順序情報に従
ってビデオディスクを再生可能なビデオディスク再生装
置のための再生順序制御プログラムを記録した媒体であ
って、同ビデオディスクに記録されている再生順序情報
を所定の記憶領域に読み込み、同記憶領域に読み込まれ
た再生順序情報を編集する構成としてある。
【0014】むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体で
あってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後
開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考え
ることができる。また、一次複製品、二次複製品などの
複製段階については全く問う余地無く同等である。その
他、供給方法として通信回線を利用して行なう場合でも
本発明が利用されていることにはかわりないし、半導体
チップに書き込まれたようなものであっても同様であ
る。
あってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後
開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考え
ることができる。また、一次複製品、二次複製品などの
複製段階については全く問う余地無く同等である。その
他、供給方法として通信回線を利用して行なう場合でも
本発明が利用されていることにはかわりないし、半導体
チップに書き込まれたようなものであっても同様であ
る。
【0015】さらに、一部がソフトウェアであって、一
部がハードウェアで実現されている場合においても発明
の思想において全く異なるものはなく、一部を記録媒体
上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるよう
な形態のものとしてあってもよい。
部がハードウェアで実現されている場合においても発明
の思想において全く異なるものはなく、一部を記録媒体
上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるよう
な形態のものとしてあってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、所望の再
生順序情報を生成可能としたため、ディスク再生時にお
いて利用者に煩雑なキー操作を実行させることなく、所
望の再生順序で再生することが可能なビデオディスク再
生装置を提供することができる。
生順序情報を生成可能としたため、ディスク再生時にお
いて利用者に煩雑なキー操作を実行させることなく、所
望の再生順序で再生することが可能なビデオディスク再
生装置を提供することができる。
【0017】また、請求項2にかかる発明によれば、編
集した再生順序情報を記憶するようにしたため、同再生
順序情報を複数回用いる場合に、その都度編集作業を行
う必要がなく好適である。さらに、請求項3にかかる発
明によれば、再生順序情報の編集作業をグラフィカルユ
ーザインタフェースで行えるようにしたため、感覚的に
分かりやすく操作性を向上させることができる。さら
に、請求項4にかかる発明によれば、時間単位で再生順
序を変更できるため、より詳細な再生順序の設定を行う
ことができる。
集した再生順序情報を記憶するようにしたため、同再生
順序情報を複数回用いる場合に、その都度編集作業を行
う必要がなく好適である。さらに、請求項3にかかる発
明によれば、再生順序情報の編集作業をグラフィカルユ
ーザインタフェースで行えるようにしたため、感覚的に
分かりやすく操作性を向上させることができる。さら
に、請求項4にかかる発明によれば、時間単位で再生順
序を変更できるため、より詳細な再生順序の設定を行う
ことができる。
【0018】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
所望の再生順序で再生することが可能なビデオディスク
再生方法を提供することができる。さらに、請求項6に
かかる発明によれば、所望の再生順序で再生することが
可能なビデオディスク再生装置のための再生順序制御プ
ログラムを記録した媒体を提供することができる。
所望の再生順序で再生することが可能なビデオディスク
再生方法を提供することができる。さらに、請求項6に
かかる発明によれば、所望の再生順序で再生することが
可能なビデオディスク再生装置のための再生順序制御プ
ログラムを記録した媒体を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にかか
るビデオディスク再生装置をクレーム対応図により示し
ており、図2は、同ビデオディスク再生装置を適用した
ビデオCDプレーヤのハードウェア構成例をブロック図
により示している。
施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にかか
るビデオディスク再生装置をクレーム対応図により示し
ており、図2は、同ビデオディスク再生装置を適用した
ビデオCDプレーヤのハードウェア構成例をブロック図
により示している。
【0020】図2において、ビデオディスク再生装置1
0は、ビデオCDを収容可能なCDドライブ20を備え
ており、このCDドライブ20は、光ピックアップ21
と、RFアンプ22と、信号処理用のDSP23と、図
示しない種々のサーボ回路等から構成される。すなわ
ち、光ピックアップ21により読み出された信号は、R
Fアンプ22により増幅、二値化などの処理が施された
後DSP23へと出力され、当該DSP23によりEF
M信号が復調されてMPEGビット・ストリームが出力
される。この光ピックアップ21の信号読み出し時にお
けるフォーカス・サーボやトラッキング・サーボ、また
はスピンドル・サーボ等の種々のサーボ制御は上記サー
ボ回路により行われている。
0は、ビデオCDを収容可能なCDドライブ20を備え
ており、このCDドライブ20は、光ピックアップ21
と、RFアンプ22と、信号処理用のDSP23と、図
示しない種々のサーボ回路等から構成される。すなわ
ち、光ピックアップ21により読み出された信号は、R
Fアンプ22により増幅、二値化などの処理が施された
後DSP23へと出力され、当該DSP23によりEF
M信号が復調されてMPEGビット・ストリームが出力
される。この光ピックアップ21の信号読み出し時にお
けるフォーカス・サーボやトラッキング・サーボ、また
はスピンドル・サーボ等の種々のサーボ制御は上記サー
ボ回路により行われている。
【0021】CDドライブ20から出力されるMPEG
ビット・ストリームは、MPEGビデオデータとMPE
Gオーディオデータとがインターリーブ配置されてお
り、MPEG・A/Vデコーダ30は、それぞれを連続
したMPEGデータとして分離した後、デコードして出
力する。このとき、MPEG・A/Vデコーダ30は、
ビデオとオーディオが同期して再生されるように所定の
クロック信号に基づいて時間軸を合わせて出力する。な
お、MPEG・A/Vデコーダ30は画像メモリ31を
バッファとして使用しており、動き補償のために一枚分
の画像データを一時的に格納したりする。
ビット・ストリームは、MPEGビデオデータとMPE
Gオーディオデータとがインターリーブ配置されてお
り、MPEG・A/Vデコーダ30は、それぞれを連続
したMPEGデータとして分離した後、デコードして出
力する。このとき、MPEG・A/Vデコーダ30は、
ビデオとオーディオが同期して再生されるように所定の
クロック信号に基づいて時間軸を合わせて出力する。な
お、MPEG・A/Vデコーダ30は画像メモリ31を
バッファとして使用しており、動き補償のために一枚分
の画像データを一時的に格納したりする。
【0022】デコードされたビデオデータは、図示しな
い表示処理部にてR,G,Bそれぞれ8ビットのディジ
タル信号に変換され、ビデオD/Aコンバータ40に入
力される。このビデオD/Aコンバータ40では、ディ
ジタルのRGB信号をアナログのRGB信号に変換して
ビデオエンコーダ41へ出力し、当該ビデオエンコーダ
41は同RGB信号と、同期信号等からコンポジット・
ビデオ信号を生成する。一方、デコードされたオーディ
オデータは、オーディオD/Aコンバータ50に入力さ
れ、アナログのオーディオ信号に変換されてからアンプ
51により増幅されて出力される。むろん、このときに
LchとRchの分離を行うことはいうまでもない。
い表示処理部にてR,G,Bそれぞれ8ビットのディジ
タル信号に変換され、ビデオD/Aコンバータ40に入
力される。このビデオD/Aコンバータ40では、ディ
ジタルのRGB信号をアナログのRGB信号に変換して
ビデオエンコーダ41へ出力し、当該ビデオエンコーダ
41は同RGB信号と、同期信号等からコンポジット・
ビデオ信号を生成する。一方、デコードされたオーディ
オデータは、オーディオD/Aコンバータ50に入力さ
れ、アナログのオーディオ信号に変換されてからアンプ
51により増幅されて出力される。むろん、このときに
LchとRchの分離を行うことはいうまでもない。
【0023】上述したCDドライブ20やMPEG・A
/Vデコーダ30やビデオエンコーダ41等のハードウ
ェアの動作制御はシスコン60により行われており、以
下、ビデオCD再生時のシスコン60の制御態様につい
て説明する。CDドライブ20にビデオCDがセットさ
れると、シスコン60が検知して同ビデオCDのリード
イン領域を読み込んでTOC情報を取得する。このTO
C情報には各トラックの先頭アドレスが記述されてお
り、この先頭アドレスに基づいてトラック間をジャンプ
したりする。
/Vデコーダ30やビデオエンコーダ41等のハードウ
ェアの動作制御はシスコン60により行われており、以
下、ビデオCD再生時のシスコン60の制御態様につい
て説明する。CDドライブ20にビデオCDがセットさ
れると、シスコン60が検知して同ビデオCDのリード
イン領域を読み込んでTOC情報を取得する。このTO
C情報には各トラックの先頭アドレスが記述されてお
り、この先頭アドレスに基づいてトラック間をジャンプ
したりする。
【0024】ビデオCDの再生や停止等の操作指示は操
作パネル61に配設された図示しない操作キーを操作す
ることにより実行することが可能であり、シスコン60
がその操作内容を検知して対応する処理を実行する。よ
り具体的には、操作パネル61は「PLAY」キーや
「STOP」キー、または「0〜9」の数字キーや
「+,−」キー等からなる通常のビデオCDプレーヤが
備えている操作キーのほか、プレイバック・コントロー
ル用の「NEXT」キーや「PREV」キーや「SEL
ECT」キー等を備えている。
作パネル61に配設された図示しない操作キーを操作す
ることにより実行することが可能であり、シスコン60
がその操作内容を検知して対応する処理を実行する。よ
り具体的には、操作パネル61は「PLAY」キーや
「STOP」キー、または「0〜9」の数字キーや
「+,−」キー等からなる通常のビデオCDプレーヤが
備えている操作キーのほか、プレイバック・コントロー
ル用の「NEXT」キーや「PREV」キーや「SEL
ECT」キー等を備えている。
【0025】プレイバック・コントロールは、ビデオC
Dの再生開始時に同ビデオCDの第一トラック(トラッ
ク番号1)に当たるビデオCDデータ・トラックの中の
PSDデータをシスコン60が読み取り、そこに記述さ
れた再生順序情報に従って再生を実行することによって
実現される。詳しくは、PSDデータはセレクション・
リストとプレイ・リストと呼ばれる複数のフィールドを
有するテーブルデータにより構成され、特に、セレクシ
ョン・リストはメニュー選択やキー操作に応じた動作内
容にかかわるものであり、プレイ・リストは再生順序に
かかわるものである。
Dの再生開始時に同ビデオCDの第一トラック(トラッ
ク番号1)に当たるビデオCDデータ・トラックの中の
PSDデータをシスコン60が読み取り、そこに記述さ
れた再生順序情報に従って再生を実行することによって
実現される。詳しくは、PSDデータはセレクション・
リストとプレイ・リストと呼ばれる複数のフィールドを
有するテーブルデータにより構成され、特に、セレクシ
ョン・リストはメニュー選択やキー操作に応じた動作内
容にかかわるものであり、プレイ・リストは再生順序に
かかわるものである。
【0026】すなわち、通常のプレイバック・コントロ
ールにおいては、シスコン60が最初のセレクション・
リストを読み込んで解読し、その内容をメニュー画面と
して図示しないモニタに表示するようにOSD回路70
に通知する。このOSD回路70は、メニュー画面を表
示するほか、ビデオCDプレーヤ10の動作状況や操作
パネル61からのキー入力の状況を表示するためのもの
であり、その出力はビデオエンコーダ41に入力され、
当該ビデオエンコーダ41でコンポジット・ビデオ信号
に合成されて出力される。
ールにおいては、シスコン60が最初のセレクション・
リストを読み込んで解読し、その内容をメニュー画面と
して図示しないモニタに表示するようにOSD回路70
に通知する。このOSD回路70は、メニュー画面を表
示するほか、ビデオCDプレーヤ10の動作状況や操作
パネル61からのキー入力の状況を表示するためのもの
であり、その出力はビデオエンコーダ41に入力され、
当該ビデオエンコーダ41でコンポジット・ビデオ信号
に合成されて出力される。
【0027】利用者は上記メニュー画面を視認しつつ、
操作パネル61にて所定のキー操作を行ってメニュー選
択する。すると、シスコン60がその操作内容を検知し
て選択内容に応じたリストを参照し、同リストの記述内
容に応じた処理を実行する。このように、キー操作に応
じて参照するリストを検索していき、所望の再生順序、
すなわち、プレイ・リストが決定されると、当該プレイ
・リストの記述内容に応じた再生順序で再生が実行され
る。この意味において、CDドライブ20〜OSD回路
70が再生手段を構成する。
操作パネル61にて所定のキー操作を行ってメニュー選
択する。すると、シスコン60がその操作内容を検知し
て選択内容に応じたリストを参照し、同リストの記述内
容に応じた処理を実行する。このように、キー操作に応
じて参照するリストを検索していき、所望の再生順序、
すなわち、プレイ・リストが決定されると、当該プレイ
・リストの記述内容に応じた再生順序で再生が実行され
る。この意味において、CDドライブ20〜OSD回路
70が再生手段を構成する。
【0028】図3はプレイ・リスト中の再生順序情報の
一例を示したものである。同図に示すものは、先頭の再
生アイテム(トラック番号2)から順に一つずつ再生す
る再生順序を示している。むろん、再生順序情報として
は、これに限定されることはないが、その種類としては
PSDデータとして再生対象のビデオCDに記録された
ものに限定されることになり、必ずしも利用者の要望に
応じた再生順序で再生できるとは限らない。この場合、
利用者は所望の再生順序に近似するプレイ・リストを選
択し、適宜、上記のようなプレイバック・コントロール
用のキーを操作して再生順序を変更したりする。しか
し、所望の再生アイテムを再生するためにはキー操作が
煩雑となってしまうことがあり、プレイバック・コント
ロール機能の利便性を著しく低下させてしまうことがあ
った。
一例を示したものである。同図に示すものは、先頭の再
生アイテム(トラック番号2)から順に一つずつ再生す
る再生順序を示している。むろん、再生順序情報として
は、これに限定されることはないが、その種類としては
PSDデータとして再生対象のビデオCDに記録された
ものに限定されることになり、必ずしも利用者の要望に
応じた再生順序で再生できるとは限らない。この場合、
利用者は所望の再生順序に近似するプレイ・リストを選
択し、適宜、上記のようなプレイバック・コントロール
用のキーを操作して再生順序を変更したりする。しか
し、所望の再生アイテムを再生するためにはキー操作が
煩雑となってしまうことがあり、プレイバック・コント
ロール機能の利便性を著しく低下させてしまうことがあ
った。
【0029】そこで、本実施形態においては、ビデオC
Dに記録された再生順序情報を編集できるようにしてあ
るとともに、編集後の再生順序情報に従って再生を実行
することができるようにしてある。具体的には、シスコ
ン60は図示しないCPU、ROM、RAM等のプログ
ラム実行環境を備えており、図4のフローチャートに示
す再生順序情報編集プログラムを実行して利用者に編集
作業を行わせる。この再生順序情報編集プログラムは、
CDドライブ20にビデオCDがセットされた状態にお
いて、操作パネル61に配設された図示しない編集キー
を操作すると実行され、最初のステップS110では、
同ビデオCDのPSDデータを読み込むとともに、その
中のプレイ・リストから再生順序情報を取得する。次の
ステップS120では、上述したOSD回路70を駆使
して図5に示すような編集メニュー画面をモニタ表示す
る。
Dに記録された再生順序情報を編集できるようにしてあ
るとともに、編集後の再生順序情報に従って再生を実行
することができるようにしてある。具体的には、シスコ
ン60は図示しないCPU、ROM、RAM等のプログ
ラム実行環境を備えており、図4のフローチャートに示
す再生順序情報編集プログラムを実行して利用者に編集
作業を行わせる。この再生順序情報編集プログラムは、
CDドライブ20にビデオCDがセットされた状態にお
いて、操作パネル61に配設された図示しない編集キー
を操作すると実行され、最初のステップS110では、
同ビデオCDのPSDデータを読み込むとともに、その
中のプレイ・リストから再生順序情報を取得する。次の
ステップS120では、上述したOSD回路70を駆使
して図5に示すような編集メニュー画面をモニタ表示す
る。
【0030】同図において、左列の数字はビデオCDに
記録されたオリジナルの再生順序情報を再生アイテムの
トラック番号により示しており、右列(PLAY OR
DER)の数字は利用者側で設定した再生順序情報を同
様に示している。従って、初期状態においては、右列側
には数字は表示されないことになる。また、オリジナル
の再生順序情報が複数組存在する場合は、「PREV」
キーまたは「NEXT」キーを一回操作するごとに、そ
れぞれ前画面または次画面へと表示を切り換えることが
可能である。
記録されたオリジナルの再生順序情報を再生アイテムの
トラック番号により示しており、右列(PLAY OR
DER)の数字は利用者側で設定した再生順序情報を同
様に示している。従って、初期状態においては、右列側
には数字は表示されないことになる。また、オリジナル
の再生順序情報が複数組存在する場合は、「PREV」
キーまたは「NEXT」キーを一回操作するごとに、そ
れぞれ前画面または次画面へと表示を切り換えることが
可能である。
【0031】ステップS130において、編集対象とな
る再生順序情報(テーブル)が決定すれば、「PLA
Y」キー(EDIT)を操作する。すると、ステップS
140に移行して編集可能状態となり、編集メニュー上
にアンダースコアタイプのカーソルが表示される。この
編集メニューにおいては、上記数字キーにカーソルの移
動や再生順序の確定や消去等の編集メニュー用の数種の
コマンドが割り当てられており、所望の再生順序に従っ
て画面左列側に表示された再生アイテムのトラック番号
にカーソルを移動して確定していく。すると、右列側に
確定されたトラック番号が上から順に表示されていく。
る再生順序情報(テーブル)が決定すれば、「PLA
Y」キー(EDIT)を操作する。すると、ステップS
140に移行して編集可能状態となり、編集メニュー上
にアンダースコアタイプのカーソルが表示される。この
編集メニューにおいては、上記数字キーにカーソルの移
動や再生順序の確定や消去等の編集メニュー用の数種の
コマンドが割り当てられており、所望の再生順序に従っ
て画面左列側に表示された再生アイテムのトラック番号
にカーソルを移動して確定していく。すると、右列側に
確定されたトラック番号が上から順に表示されていく。
【0032】上記のようにしてトラック番号を確定して
いき、再生順序の編集が終了したら「STOP」キー
(END)を操作する。すると、当該再生順序情報編集
プログラムは、編集後の再生順序情報に対する名前の入
力画面をモニタ表示する。この入力画面においては、上
記数字キーにアルファベットが割り当てられており、利
用者はこの数字キーを操作して上記再生順序情報に対し
て名前を入力し、再び「STOP」キーを操作する。す
ると、当該再生順序情報編集プログラムは、シスコン6
0に接続されたEEPROM62に上記再生順序情報と
入力された名前とを対応づけて記録する。
いき、再生順序の編集が終了したら「STOP」キー
(END)を操作する。すると、当該再生順序情報編集
プログラムは、編集後の再生順序情報に対する名前の入
力画面をモニタ表示する。この入力画面においては、上
記数字キーにアルファベットが割り当てられており、利
用者はこの数字キーを操作して上記再生順序情報に対し
て名前を入力し、再び「STOP」キーを操作する。す
ると、当該再生順序情報編集プログラムは、シスコン6
0に接続されたEEPROM62に上記再生順序情報と
入力された名前とを対応づけて記録する。
【0033】この後、ステップS150においては、編
集終了または編集続行の選択メニューをモニタ表示す
る。ここで、編集終了を選択すれば当該再生順序情報編
集プログラムは終了し、一方、編集続行を選択すればス
テップS130に戻って編集対象となる再生順序情報の
選択を行う。従って、当該再生順序情報編集プログラム
を実行するシスコン60が再生順序情報読込手段を構成
し、同シスコン60と操作パネル61とEEPROM6
2およびOSD回路70が再生順序情報編集手段を構成
する。
集終了または編集続行の選択メニューをモニタ表示す
る。ここで、編集終了を選択すれば当該再生順序情報編
集プログラムは終了し、一方、編集続行を選択すればス
テップS130に戻って編集対象となる再生順序情報の
選択を行う。従って、当該再生順序情報編集プログラム
を実行するシスコン60が再生順序情報読込手段を構成
し、同シスコン60と操作パネル61とEEPROM6
2およびOSD回路70が再生順序情報編集手段を構成
する。
【0034】上述したように、シスコン60は再生開始
時にメニュー画面をモニタ表示するようにしているが、
ここにおいて所定のキー操作を実行すると、シスコン6
0はEEPROM62の記録内容を検索して上記のよう
にして編集された再生順序情報の名前をモニタ表示する
構成としてあり、利用者が所定のキー操作により所望の
再生順序情報を選択すれば、シスコン60は同再生順序
情報に基づいた再生処理を開始する。
時にメニュー画面をモニタ表示するようにしているが、
ここにおいて所定のキー操作を実行すると、シスコン6
0はEEPROM62の記録内容を検索して上記のよう
にして編集された再生順序情報の名前をモニタ表示する
構成としてあり、利用者が所定のキー操作により所望の
再生順序情報を選択すれば、シスコン60は同再生順序
情報に基づいた再生処理を開始する。
【0035】図6は、図3に示す再生順序情報の編集後
における再生順序情報の一例を示している。図3に示す
オリジナルの再生順序情報では、先頭の再生アイテム
(トラック番号2)から順に再生するようになってい
る。これに対して図6に示す編集後の再生順序情報にお
いては、トラック番号4の再生アイテムから再生を開始
し、トラック番号5、トラック番号3といった順で再生
が実行されることになる。従って、利用者の要望通りの
再生順序で再生処理が実行されることになり、従来のよ
うに再生中にキー操作を実行して再生順序を変更する必
要はなく、煩わしさもないといえる。
における再生順序情報の一例を示している。図3に示す
オリジナルの再生順序情報では、先頭の再生アイテム
(トラック番号2)から順に再生するようになってい
る。これに対して図6に示す編集後の再生順序情報にお
いては、トラック番号4の再生アイテムから再生を開始
し、トラック番号5、トラック番号3といった順で再生
が実行されることになる。従って、利用者の要望通りの
再生順序で再生処理が実行されることになり、従来のよ
うに再生中にキー操作を実行して再生順序を変更する必
要はなく、煩わしさもないといえる。
【0036】本実施形態においては、PSDデータのプ
レイ・リストから再生順序情報を取得する構成としてい
るが、むろん、この構成に限定されることはない。例え
ば、ビデオCDのビデオCDデータ・トラックには所定
の時間情報で表されるエントリ・ポイントが記述されて
いる場合があり、このエントリ・ポイントを利用して再
生順序を変更することも可能である。図7は、ビデオC
Dに記録されたエントリ・ポイントと、その時間情報と
からなるエントリ情報の一例をテーブルにより示してい
る。同図において、エントリ・ポイントは連続した時間
情報の中で一分単位に登録されていることが分かる。こ
こにおいて、先頭のエントリ・ポイント(#1)から順
に各エントリ・ポイントを一分ずつ再生する再生手順に
従って再生処理が実行されるものとする。この場合にお
いて、同図に示すエントリ情報を上述したものと同様に
シスコン60にて読み込んだ後、図8に示すエントリ情
報に編集し、このエントリ情報を用いて上記のような再
生処理を実行させる。すると、本来連続した出力が一分
単位で分割されて再生順序が変更されることになる。
レイ・リストから再生順序情報を取得する構成としてい
るが、むろん、この構成に限定されることはない。例え
ば、ビデオCDのビデオCDデータ・トラックには所定
の時間情報で表されるエントリ・ポイントが記述されて
いる場合があり、このエントリ・ポイントを利用して再
生順序を変更することも可能である。図7は、ビデオC
Dに記録されたエントリ・ポイントと、その時間情報と
からなるエントリ情報の一例をテーブルにより示してい
る。同図において、エントリ・ポイントは連続した時間
情報の中で一分単位に登録されていることが分かる。こ
こにおいて、先頭のエントリ・ポイント(#1)から順
に各エントリ・ポイントを一分ずつ再生する再生手順に
従って再生処理が実行されるものとする。この場合にお
いて、同図に示すエントリ情報を上述したものと同様に
シスコン60にて読み込んだ後、図8に示すエントリ情
報に編集し、このエントリ情報を用いて上記のような再
生処理を実行させる。すると、本来連続した出力が一分
単位で分割されて再生順序が変更されることになる。
【0037】次に、上記のように構成した本実施形態の
動作を説明する。ビデオCDの再生を開始するにあた
り、所望の再生順序情報を生成するため、CDドライブ
20にビデオCDをセットしてから操作パネル61に配
設された図示しない編集キーを操作する。すると、シス
コン60がこのキー操作を検知して同ビデオCDのビデ
オCDデータ・トラックからPSDデータを読み込み
(ステップS110)、図5に示す編集メニュー画面を
モニタ表示する(ステップS120)。
動作を説明する。ビデオCDの再生を開始するにあた
り、所望の再生順序情報を生成するため、CDドライブ
20にビデオCDをセットしてから操作パネル61に配
設された図示しない編集キーを操作する。すると、シス
コン60がこのキー操作を検知して同ビデオCDのビデ
オCDデータ・トラックからPSDデータを読み込み
(ステップS110)、図5に示す編集メニュー画面を
モニタ表示する(ステップS120)。
【0038】利用者は、操作パネル61に配設された
「PREV」キーや「NEXT」キーを適宜操作して編
集対象となる再生順序情報を選択し(ステップS13
0)、「PLAY」キーを操作して編集を開始する。こ
の編集作業においては、所定のカーソルが編集画面に表
示され、数字キーを用いて同カーソルを画面左列側に表
示されたオリジナルの再生アイテムのトラック番号に移
動しつつ確定していくと、右列側(PLAY ORDE
R)に確定されたトラック番号が上から順に表示されて
いく。そして、編集作業が終了して「STOP」キーを
操作すると、編集後の再生順序情報に対する名前の入力
画面がモニタ表示される。ここにおいて、数字キーを用
いて名前を入力すると、シスコン60は同再生順序情報
に同名前を対応づけてEEPROM62に書き込む(ス
テップS140)。
「PREV」キーや「NEXT」キーを適宜操作して編
集対象となる再生順序情報を選択し(ステップS13
0)、「PLAY」キーを操作して編集を開始する。こ
の編集作業においては、所定のカーソルが編集画面に表
示され、数字キーを用いて同カーソルを画面左列側に表
示されたオリジナルの再生アイテムのトラック番号に移
動しつつ確定していくと、右列側(PLAY ORDE
R)に確定されたトラック番号が上から順に表示されて
いく。そして、編集作業が終了して「STOP」キーを
操作すると、編集後の再生順序情報に対する名前の入力
画面がモニタ表示される。ここにおいて、数字キーを用
いて名前を入力すると、シスコン60は同再生順序情報
に同名前を対応づけてEEPROM62に書き込む(ス
テップS140)。
【0039】この後、シスコン60は、編集終了または
編集続行の選択メニューをモニタ表示する。ここにおい
て、編集終了を選択すれば編集作業を終了することがで
きるし、編集続行を選択すれば再び編集対象となる再生
順序情報の選択画面が表示され、編集作業を続行するこ
とができる(ステップS150)。実際にビデオCDを
再生する場合は、CDドライブ20にビデオCDをセッ
トした状態で「PLAY」キーを操作する。すると、シ
スコン60は同ビデオCDのビデオCDデータ・トラッ
クに記録されたPSDデータを読み込んで最初のセレク
ション・リストを解析し、所定のメニュー画面を表示す
る。
編集続行の選択メニューをモニタ表示する。ここにおい
て、編集終了を選択すれば編集作業を終了することがで
きるし、編集続行を選択すれば再び編集対象となる再生
順序情報の選択画面が表示され、編集作業を続行するこ
とができる(ステップS150)。実際にビデオCDを
再生する場合は、CDドライブ20にビデオCDをセッ
トした状態で「PLAY」キーを操作する。すると、シ
スコン60は同ビデオCDのビデオCDデータ・トラッ
クに記録されたPSDデータを読み込んで最初のセレク
ション・リストを解析し、所定のメニュー画面を表示す
る。
【0040】ここにおいて、上記メニュー画面に所望の
再生手順が存在する場合、その再生手順を選択すれば、
シスコン60は対応するプレイ・リストの記述に応じた
再生処理を実行する。他方、上記のように編集した再生
順序情報を用いて再生処理を実行する場合、操作パネル
61において所定のキー操作を実行する。すると、シス
コン60が検知してEEPROM62に記録された再生
順序情報の名前をモニタ表示し、利用者が所望の再生順
序情報を選択すると、シスコン60はこの再生順序情報
に従って再生処理を開始する。
再生手順が存在する場合、その再生手順を選択すれば、
シスコン60は対応するプレイ・リストの記述に応じた
再生処理を実行する。他方、上記のように編集した再生
順序情報を用いて再生処理を実行する場合、操作パネル
61において所定のキー操作を実行する。すると、シス
コン60が検知してEEPROM62に記録された再生
順序情報の名前をモニタ表示し、利用者が所望の再生順
序情報を選択すると、シスコン60はこの再生順序情報
に従って再生処理を開始する。
【0041】このように、所定の再生順序情報に従って
ビデオCDを再生可能なビデオCDプレーヤ10におい
て、シスコン60にて同ビデオCDに記録された再生順
序情報を読み込むとともに、OSD回路70を駆使して
編集メニューをモニタ表示し、操作パネル61からのキ
ー入力に基づいて再生順序情報を編集できるようにした
ため、確実に利用者の要望に応じた再生順序で再生する
ことができる。
ビデオCDを再生可能なビデオCDプレーヤ10におい
て、シスコン60にて同ビデオCDに記録された再生順
序情報を読み込むとともに、OSD回路70を駆使して
編集メニューをモニタ表示し、操作パネル61からのキ
ー入力に基づいて再生順序情報を編集できるようにした
ため、確実に利用者の要望に応じた再生順序で再生する
ことができる。
【図1】本発明の一実施形態にかかるビデオディスク再
生装置のクレーム対応図である。
生装置のクレーム対応図である。
【図2】同ビデオディスク再生装置を適用したビデオC
Dプレーヤのハードウェア構成例を示すブロック図であ
る。
Dプレーヤのハードウェア構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】ビデオCDに記録されたオリジナルの再生順序
情報の一例を示すテーブルである。
情報の一例を示すテーブルである。
【図4】再生順序情報編集プログラムのフローチャート
である。
である。
【図5】再生順序情報編集時の編集メニューを示すモニ
タ出力である。
タ出力である。
【図6】上記再生順序情報を編集した後の再生順序情報
の一例を示すテーブルである。
の一例を示すテーブルである。
【図7】ビデオCDに記録されたオリジナルのエントリ
情報の一例を示すテーブルである。
情報の一例を示すテーブルである。
【図8】上記エントリ情報を編集した後のエントリ情報
の一例を示すテーブルである。
の一例を示すテーブルである。
10…ビデオCDプレーヤ 20…CDドライブ 30…MPEG・A/Vデコーダ 31…画像メモリ 40…ビデオD/Aコンバータ 41…ビデオエンコーダ 50…オーディオD/Aコンバータ 51…アンプ 60…シスコン 61…操作パネル 62…EEPROM 70…OSD回路
Claims (6)
- 【請求項1】 所定の再生順序情報に従ってビデオディ
スクを再生可能な再生手段と、 上記ビデオディスクに記録されている再生順序情報を所
定の記憶領域に読み込む再生順序情報読込手段と、 上記記憶領域に読み込まれた再生順序情報を編集する再
生順序情報編集手段とを具備することを特徴とするビデ
オディスク再生装置。 - 【請求項2】 上記請求項1に記載のビデオディスク再
生装置において、 上記再生順序情報編集手段は、編集された再生順序情報
を記憶することを特徴とするビデオディスク再生装置。 - 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
に記載のビデオディスク再生装置において、 上記再生順序情報編集手段は、グラフィカルユーザイン
タフェースを用いて再生順序情報を編集することを特徴
とするビデオディスク再生装置。 - 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
載のビデオディスク再生装置において、 上記ビデオディスクに記録されている再生順序情報は時
間管理されており、 上記再生順序情報編集手段は、時間単位で上記再生順序
情報を編集することを特徴とするビデオディスク再生装
置。 - 【請求項5】 ビデオディスクに記録されている再生順
序情報を所定の記憶領域に読み込み、 上記記憶領域に読み込まれた再生順序情報を編集し、 編集後の再生順序情報に従って上記ビデオディスクを再
生することを特徴とするビデオディスク再生方法。 - 【請求項6】 所定の再生順序情報に従ってビデオディ
スクを再生可能なビデオディスク再生装置のための再生
順序制御プログラムを記録した媒体であって、 上記ビデオディスクに記録されている再生順序情報を所
定の記憶領域に読み込み、同記憶領域に読み込まれた再
生順序情報を編集することを特徴とする再生順序制御プ
ログラムを記録した媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19213197A JPH1139773A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | ビデオディスク再生装置、ビデオディスク再生方法および再生順序制御プログラムを記録した媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19213197A JPH1139773A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | ビデオディスク再生装置、ビデオディスク再生方法および再生順序制御プログラムを記録した媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1139773A true JPH1139773A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16286203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19213197A Pending JPH1139773A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | ビデオディスク再生装置、ビデオディスク再生方法および再生順序制御プログラムを記録した媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1139773A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100565874B1 (ko) * | 1998-04-21 | 2006-03-31 | 소니 가부시끼 가이샤 | 기록 재생 장치 및 방법, 제공 매체 및 기록 매체 |
-
1997
- 1997-07-17 JP JP19213197A patent/JPH1139773A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100565874B1 (ko) * | 1998-04-21 | 2006-03-31 | 소니 가부시끼 가이샤 | 기록 재생 장치 및 방법, 제공 매체 및 기록 매체 |
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