JPH06302163A - デジタル信号記録媒体及びその再生装置 - Google Patents

デジタル信号記録媒体及びその再生装置

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JPH06302163A
JPH06302163A JP11207093A JP11207093A JPH06302163A JP H06302163 A JPH06302163 A JP H06302163A JP 11207093 A JP11207093 A JP 11207093A JP 11207093 A JP11207093 A JP 11207093A JP H06302163 A JPH06302163 A JP H06302163A
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 対話型のメニュー情報の選択再生動作を実現
するソフト製作を簡便に行ってその生産性の向上を図る
とともに、そのプログラム進行(シナリオ)の変更も簡
単に行うことができる、設計の自由度が高いデジタル信
号記録媒体及びその再生装置を提供する。 【構成】 対話型の動作を行うための制御用情報は、光
ディスク10の最外周トラック12に格納され、各メニ
ューの内容やメニュー画面を含むメニュー情報は内周側
トラック14に格納される。メニュー情報の再生時に
は、最外周トラック12の制御用情報が参照される。メ
ニュー情報と制御用情報とが分離されているので、制御
用情報を変更することでシナリオ変更などを容易に行う
ことができ、ソフト製作も簡便となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像(動画),静止
画,音声などの各種のデータと、これらのうちのいずれ
かをユーザが選択して再生するための制御用のデータが
記録されているCD−ROMなどのデジタル記録媒体及
びその再生装置にかかり、更に具体的には、そのデータ
記録と再生手法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】映像,静止画,音声などの情報の信号
(あるいは圧縮した信号)と、それらの情報を制御する
信号又はコンピュータプログラムとを、CD−ROMな
どのデジタル記録媒体に記録し、ユーザが対話形式でプ
ログラムを進行させるデジタル記録媒体及びその再生装
置が開発され、一部実用化もされている(例えば、特開
平3−290867号公報参照)。
【0003】しかし、このような対話型のメディアは、
映像などのソフト制作に手間がかかるため、媒体の価格
が高い,タイトル数が少ない,更には再生装置について
も複雑な操作を行うために割高になるなどの理由から、
必ずしも満足し得るものではなくその改良が要望されて
いる。
【0004】ところで、このような対話型のメディアの
内容を検討してみると、大部分のものは、 メニュー画面を表示した時点で再生を一時休止(ポー
ズ)する, ユーザはメニュー画面に表示された幾つかの内容のう
ちの一つを選択する, 選択されたメニューの情報の位置にジャンプして再生
し、その終了後再びメニュー画面を表示する, という手順の繰返しであることが分かる。そこで、ポー
ズとジャンプ先の位置情報を一覧表形式で各種メニュー
の圧縮信号と共に記録することにより、ソフト制作を容
易にするとともに、再生装置についても一覧表の内容に
従って単にポーズ/ジャンプを繰り返すだけで、対話型
選択再生を容易に実現することができる。
【0005】このような対話型の選択再生動作を実現す
る従来技術としては、次の2つのものがある。第1の手
法は、主にLD,VHDに代表されるビデオディスクに
採用されているもので、特殊な信号を映像,静止画,音
声などの各種の情報(以下「メニュー情報」という)が
記録されている領域に予め押入記録しておく。そして、
再生時に、それらの特殊な信号を検出してその位置でポ
ーズするという方法である。当然のことながら、ポーズ
したときには次の行き先を示したメニュー画面が表示さ
れる。そして、ユーザがリモコンキーあるいはプレーヤ
に装着されているキーなどを操作していずれかのメニュ
ーを選択すると、そのメニュー情報の記録位置にジャン
プしてその再生が行われる。
【0006】第2の方法は、CPUプログラムによって
対話型の選択再生を実現する手法で、コンピュータ関連
機器やCD−Iシステムに採用されている。これによれ
ば、制御用のプログラムはメニュー情報の記録領域とは
異なる媒体の領域に記録される。特に、コンピュータ関
連機器では、制御用プログラムは別媒体に記録されるこ
ともある。再生装置では、最初に制御用プログラムが読
み込まれ、その後はCPUの管理下のもとで全ての動作
が進行する。何れにしても、この手法によれば、複雑で
高度な対話型の選択再生動作を実現することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では次のような不都合がある。まず、第1
の手法においては、メニュー情報が記録されている領域
にポーズのための特殊信号を記録するため、ポーズ位置
の変更を簡単に行うことができない場合がある。特に、
ジャンプ先の変更はメニュー画面の変更を伴うことにな
り、ソフト制作にあたっては細心の注意が必要となって
手数がかかる。
【0008】第2の手法においては、高度な対話型の選
択再生が実現できる反面、制御用プログラムの開発に多
大な時間がかかり、ソフト制作費用が高くなる。また、
再生装置のCPUやOSに制約が生じたり、互換性維持
が困難となったり、コストがかかるようになるなどの不
都合がある。
【0009】本発明は、これらの点に着目したもので、
対話型のメニュー情報の選択再生動作を実現するソフト
製作を簡便に行ってその生産性の向上を図るとともに、
そのプログラム進行(シナリオ)の変更も簡単に行うこ
とができる、設計の自由度が高いデジタル信号記録媒体
及びその再生装置を提供することを、その目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、多数のメ
ニュー内容とメニュー画面を含むメニュー情報と、選択
されたメニューの再生後のポーズ位置を示すポーズ位置
情報とが格納されているデジタル信号記録媒体におい
て、前記メニュー情報中のメニュー画面に、各メニュー
にアクセスするためのジャンプ位置情報が含まれてお
り、前記ポーズ位置情報が前記メニュー情報と分離した
位置に格納されていることを特徴とする。
【0011】第2の発明は、多数のメニュー内容とメニ
ュー画面を含むメニュー情報と、選択されたメニューの
再生後のポーズ位置を示すポーズ位置情報とが格納され
ているデジタル信号記録媒体において、前記ポーズ位置
情報と各メニューにアクセスするためのジャンプ位置情
報とが、前記メニュー情報と分離した位置に格納されて
いることを特徴とする。
【0012】第3の発明は、前記デジタル信号記録媒体
において、前記ポーズ位置情報又はジャンプ位置情報
は、メニュー情報の概略の記録位置を示す情報と、メニ
ュー情報の正確な記録位置を示す情報とを含むことを特
徴とする。
【0013】第4の発明は、前記デジタル信号記録媒体
において、前記メニュー情報は圧縮処理されているとと
もに、その前後にダミー領域が設けられており、このダ
ミー領域を考慮して、前記ポーズ位置情報又はジャンプ
位置情報が決定されていることを特徴とする。
【0014】第5の発明は、前記デジタル信号記録媒体
の再生装置であって、前記ポーズ位置情報又はジャンプ
位置情報を格納するためのメモリ手段と、メニュー画面
中のいずれかのメニューを選択して指示するための指示
手段と、各メニュー情報を再生する再生手段と、前記指
示手段によっていずれかのメニューが指示されたとき
に、前記メモリ手段の格納情報を参照して該当するメニ
ュー情報を再生し、その後ポーズ状態とする対話型の動
作を行う制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明によれば、対話型の制御を行うためのポ
ーズ位置情報又はジャンプ位置情報は、メニュー内容や
メニュー画面を含むメニュー情報と異なる領域に分離し
て媒体に格納される。このため、両者を別個に扱うこと
ができ、ソフトの製作が簡略化されて生産性が向上す
る。また、プログラム進行(シナリオ)の変更などは、
位置情報データを書き換えるだけで対応できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明によるデジタル信号記録媒体及
びその再生装置の実施例について、添付図面を参照しな
がら説明する。 <実施例の概要>最初に、以下の実施例の理解を容易に
するため、その概要について説明する。図1には、光デ
ィスクにおける情報の記録態様の一例が示されている。
本実施例によれば、光ディスク10の予め定められたト
ラック,例えば最外周のトラック12に、対話制御用の
データであるポーズあるいはポーズ・ジャンプなどの制
御情報テーブル群が記録される。そして、各メニューの
具体的な映像や音声などの内容やメニュー画面を含むメ
ニュー情報群は、内周側トラック14に所定の順序で記
録される。
【0017】このような光ディスクが再生装置にセット
されると、最外周トラック12の制御情報テーブル群が
CPUなどの制御手段のメモリに読み出されるととも
に、表示装置にはメニューが表示される。すなわち、初
期動作として、内周側トラック14中の主メニュー画面
の画像情報が再生され表示される。ユーザは、メニュー
画面を見ながら所望のものを選択する。
【0018】すると、再生装置側では、一方において、
内周側トラック14中の該当するメニュー情報が再生さ
れる。また、他方において、最外周トラック12からメ
モリに読み出された制御情報テーブル群が参照され、再
生中のメニュー情報のポーズ位置が求められる。そし
て、このポーズ位置まで再生した時点で再生動作が停止
し、メニュー画面が表示されてポーズ状態となる。
【0019】ユーザは、このメニュー画面を参照して再
び所望のメニューを選択する。以後、上述した動作が繰
返される。なお、いずれかのメニューを選択した後に、
次の詳細なメニューが表示されることもある。
【0020】以上のように、制御用情報は最外周トラッ
ク12に、メニュー画面及びメニュー内容を含むメニュ
ー情報は内周側トラック14にという具合に、分離して
それぞれ光ディスク10に格納される。従って、メニュ
ー情報群の記録を行うときにポーズ信号などの各別な信
号を付加する必要がない。これにより、対話型のソフト
や媒体の製作,変更の自由度の向上を図ることができ
る。
【0021】<CD−ROMディスクの概要とサーチ方
法>次に、実施例の理解を容易にするため、代表的な光
ディスクであるCD−ROMディスクの概要とそのサー
チ方法について説明する。図2(A)には、CD−RO
Mディスクの概要が示されている。同図において、主情
報チャンネルには、例えば圧縮された映像,静止画,音
声などのメニュー情報群が記録されている。よく知られ
ているように、デジタル化された映像,静止画像などは
極めて大きな符号量を必要とするので、CD−ROMに
そのまま記録することができない。
【0022】そこで、CD−ROMに映像や静止画など
の情報を記録するときには、一般的に、高能率符号化技
術を用いて情報圧縮を行ってから記録することになる。
また、このように情報圧縮を行うことで、多数のメニュ
ー情報群をCD−ROMに格納することが可能となる。
主情報チャンネルにはセクタ構造が採用されており、主
情報の記録位置を正確に示すセクタアドレスも記録され
ている。
【0023】一方、副情報チャンネルには、主情報チャ
ンネルに記録された内容に従って、トラック番号,トラ
ック内を更に細分化したインデックス番号,先に述べた
主情報チャンネルのセクタと同一周期の分解能を有する
タイムコード情報(通称A−Time)などの情報が記
録されている。
【0024】次に、このようなCD−ROMに記録され
ている各情報のサーチ(アクセス)方法について説明す
る。第1の方法は、広く普及している音楽用CDで採用
されている方法で、副情報チャンネルのみが使用され
る。この方法によれば、副情報チャンネルに記録されて
いるトラック番号,インデックス番号,A−Timeな
どを用いて、主情報チャンネルに記録されている各情報
の頭出しが行なわれる。この第1の方法は、一般的にP
Qサーチ方式と呼ばれている。
【0025】第2の方法は、第1の方法で概略の主情報
の頭出しを行った後、主情報チャンネル内に記録されて
いるセクタアドレスを読み取ることによって正確な主情
報の頭出しを行う方法である。この第2の方法は、一般
的にROMサーチ方式と呼ばれている。
【0026】第1の方法は、簡単なハードウエア,つま
り低価格の装置で実現できるが、主情報の頭出しの精度
が余りよくないといった不都合がある。但し、音楽や画
像(圧縮処理が行われていない場合)などの情報の頭出
しとしては十分である。第2の方法は、主にコンピュー
タ周辺機器としてCD−ROMを使用した場合の方法
で、指示通りの正確な主情報の頭出しを行うことができ
るが、ややコストは高くなる。
【0027】以下の実施例では、以上のようなことを考
慮して、制御情報テーブル群においては、主情報の記録
位置を正確に示すセクタアドレスのみならず、副情報チ
ャンネルに記録されているトラック番号やインデックス
番号などのPQサーチ用の情報も同時に記録されてい
る。従って、いずれのサーチ方式の再生装置にも適用で
き、互換性の点で都合がよい。
【0028】<第1実施例>最初に、図1,図2(A)
の他に図3〜図6を参照しながら本発明の第1実施例に
ついて説明する。図3(A)には、図1の光ディスク1
0の内周側トラックに記録されているメニュー(Mで表
示)情報群の一例が示されており、同図(B)には、最
外周トラック12に記録されている制御情報テーブル
(Tで表示)群の一例が示されている。
【0029】この例は、旅行案内の例で、北海道,東北
などの各地方毎の旅行案内の画像や音声などの情報が、
それらのメニュー画面とともにメニュー情報群として格
納されている。北海道,東北などのメニュー内容の情報
の最後にも、メニュー画面の情報がそれぞれ付加されて
いる。そして、これらの各メニュー情報の光ディスク1
0の内周側トラックにおける記録終了位置に対応するポ
ーズ位置情報が、別途テーブル群として同図(B)に示
すようにまとめられている。
【0030】例えば、メニュー0は主メニュー画面であ
り、この画像情報は光ディスク10の内周側トラック1
4に格納されている。そして、この主メニュー画面を再
生したときの終了位置が、テーブル0にメニュー0のポ
ーズ位置として格納されている。同様にして、メニュー
1は北海道の旅行案内であり、この案内の画像などの情
報は光ディスク10の内周側トラック14に格納されて
いる。そして、この北海道の旅行案内及び付加されてい
るメニュー画面を再生したときの終了位置が、テーブル
1にメニュー1のポーズ位置として格納されている。メ
ニュー2以下についても同様である。
【0031】図4には、このようなポーズ位置情報テー
ブル群を構成するテーブルの一例が示されている。同図
において、1つのテーブルはバイト番号1〜7の7バイ
トの構成となっている。
【0032】これらのうち、バイト番号1,2の最初の
2バイトには、複数のポーズ位置情報テーブルの通し番
号が書き込まれている。この通し番号は絶対になくては
ならないというデータではないが、記録しておけば何か
と便利なデータである。例えば、PQサーチやROMサ
ーチの位置情報データはBCD(Binary Coded Decima
l)で表現されているので、16進表示の「F」(10
進表示では「15」)は位置情報データ中には存在しな
い。そこで、この「F」をバイト番号1,2に記録する
ことによって、テーブルの区切りとして使用することが
できる。更に、このバイト番号1,2に「FFFF」を
記録すれば、テーブル群の終りであるといった使い方も
できる。なお、後述する第3実施例でこの通し番号の有
効な活用手法の一例が示される。
【0033】次に、バイト番号3にはポーズ位置を示す
トラック番号が記録されており、バイト番号4にはポー
ズ位置を示すインデックス番号が記録されている。すな
わち、これらバイト番号3,4の情報は、先に説明した
PQサーチ方式のポーズ位置情報となっており、該当す
る主情報チャンネルのメニュー情報を再生し終ると、こ
こで指定されたトラック及びインデックスに対応した位
置で再生装置がポーズ状態となるようになっている。
【0034】次に、バイト番号5にはセクタアドレス情
報中の「分」のデータが記録されており、バイト番号6
には「秒」のデータが記録されており、バイト番号7に
は「フレーム」のデータが記録されている。すなわち、
これらバイト番号5,6,7の情報は、先に説明したR
OMサーチ方式のセクタアドレス情報となっており、該
当する主情報チャンネルのメニュー情報を再生し終る
と、ここで指定されたセクタアドレスに対応した位置で
再生装置がポーズ状態となるようになっている。主とし
て、ROMサーチ方式の再生装置で使用される。
【0035】ROMサーチ方式では、主情報チャンネル
内に記録されているセクタアドレスを直接参照するた
め、テーブルに書き込まれている情報の位置で正確にポ
ーズさせることができる。なお、同図中、「x1」は情
報の1桁目,「x10」は情報の2桁目,「x100」
は情報の3桁目をそれぞれ示す。次に、図5及び図6も
参照しながら第1実施例の作用を説明する。なお、図5
には、動作の順序を示すフローチャートが示されてお
り、図6にはメニュー画面の一例が示されている。
【0036】ユーザは、上述したようにして情報が記録
された光ディスク10を再生装置(後述)にセットし
(図5,ステップS1)、例えば「PLAY」ボタンを
押して再生動作を開始する(ステップS2)。すると、
再生装置側では、予め設定された起動用のプログラムに
従って、光ディスク10の最外周トラック12から図3
(B)のポーズ位置情報テーブル群をCPUのメモリに
取り込むとともに、メニュー0の情報,すなわち主メニ
ュー画面の画像情報が内周側トラック14から読み出さ
れる。
【0037】同時に、メモリに読み込まれたポーズ位置
情報テーブル群のテーブル0が参照され、メニュー0の
ポーズ位置情報が求められる。そして、再生動作中のヘ
ッドがそのポーズ位置に達すると、主メニュー画面が表
示されるとともに、ヘッドはその位置で停止してポーズ
状態となる(ステップS3)。
【0038】図6には、主メニュー画面の一例が示され
ており、メニューのタイトルとそれらの情報内容の書込
み位置であるジャンプ情報が示されている。例えば、北
海道の情報は、トラック番号が「03」,インデックス
番号が「01」,アドレスが「02:34:56」の位
置から記録されている。東北地方の情報は、トラック番
号が「03」,インデックス番号が「02」,アドレス
が「04:56:70」の位置から記録されている。そ
の他のメニューについても同様である。
【0039】ユーザは、所望のメニューのジャンプ位置
情報,すなわちトラック番号及びインデックス番号,又
はアドレス情報を、リモコン,キーボードなどの適宜の
入力手段によって再生装置に選択指示する(ステップS
4)。すると、再生装置側は、指示されたジャンプ位置
にヘッドを移動して、選択されたメニュー情報を再生す
る。また、同時に、ポーズ位置情報テーブル群から該当
するメニュー情報のポーズ位置情報を得る(ステップS
5)。
【0040】例えば、東北地方の旅行案内を見たいとき
は、ユーザは、東北地方のジャンプ情報であるトラック
番号「03」及びインデックス番号「02」,又はアド
レス「04:56:70」(図6参照)を入力する。す
ると、再生装置側では、トラック番号「03」及びイン
デックス番号「02」の情報からPQサーチが行われ、
あるいはアドレス「04:56:70」の情報からRO
Mサーチが行われ、東北地方のメニュー情報の記録開始
位置にヘッドがジャンプする。そして、そのメニュー情
報の再生が行われる(ステップS6,S7)。
【0041】他方において、図3(B)に示すポーズ位
置情報テーブル群が参照され、東北地方の旅行情報であ
るメニュー2(同図(A)参照)のポーズ位置が、テー
ブル2から得られる。そして、再生動作中のヘッドがそ
のポーズ位置に達すると(ステップS6)、ヘッドはそ
の位置で停止してポーズ状態とするとともに、東北地方
の旅行情報の最後に付加されているメニュー画面の静止
画を表示する(ステップS8)。以上の動作を繰返し行
うことで、ユーザは、所望の旅行案内を所望の順序で、
あるいは同一地方の旅行案内を繰返し対話形式で再生す
ることができる。
【0042】<第2実施例>次に、図7及び図8を参照
しながら本発明の第2実施例について説明する。前記第
1実施例では、メニュー画面が1つのみの比較的簡単な
対話型プログラムであったが、この第2実施例では、あ
るメニューを選択すると、次のメニュー画面が表示され
るような複雑な対話型プログラムの例である。しかし、
本実施例によれば、このような複雑な対話形式も簡便に
実現できる。
【0043】図7(A)には、本実施例におけるメニュ
ー情報群が示されており、同図(B)には、本実施例に
おけるポーズ位置情報テーブル群が示されている。この
例では、関東甲信越の旅行情報が、同図(A)のように
南関東,北関東,甲信越の3つのメニュー31〜33に
更に分れており、これらの各メニュー情報のポーズ位置
が同図(B)のようにテーブル31〜33にそれぞれ格
納されている。また、本実施例では、前記第1実施例で
は「関東甲信越の旅行情報」に相当するメニュー3の記
録部分に、図8に示すような副メニュー画面の画像情報
が格納されている。
【0044】次に、本実施例の作用を説明すると、まず
最初は、前記第1実施例と同様にして図6のメニュー画
面が表示される。ここで、ユーザが3番目の「関東.甲
信越地方」を選択して、そのトラック番号04などのジ
ャンプ情報を指示したとする。再生装置側では、そのジ
ャンプ位置にヘッドを移動してメニュー3の情報,すな
わち図8に示す副メニュー画面が再生される。そして、
ヘッドは、図7(B)のポーズ位置情報テーブル群のテ
ーブル3のポーズ位置で停止し、ポーズ状態となる。
【0045】次に、ユーザは、図8の副メニュー画面か
ら所望のメニューを選択する。例えば、北関東のジャン
プ情報が入力されたとすると、そのジャンプ位置にヘッ
ドが移動して北関東の旅行情報が再生される。他方、図
7(B)のポーズ位置情報テーブル群が参照され、北関
東に対応するテーブル32のポーズ位置が求められる。
そして、ヘッドがそのポーズ位置となると停止して、例
えば再び図6の主メニュー画面が表示されてポーズ状態
となる。
【0046】このとき、図8の副メニュー画面を表示
し、副メニュー画面のメニューの4番目のメニューとし
て、「4,主メニュー AB CD EF:GH:IJ」(ただし、A〜
Jは主メニュー画面のジャンプ情報)を入れるようにす
れば、副メニューから主メニューに復帰できる。いずれ
とするかは、メニュー31〜33の内容の後ろに付加す
るメニュー画面によって簡単に設定できる。
【0047】なお、この第2実施例はメニューが2段階
となっているが、更に複数段としてもよい。このよう
に、本実施例によれば、複数の段階のメニュー画面を用
意するとともに、それらの各段階のメニュー情報のポー
ズ位置を示すテーブルをポーズ位置情報テーブル群に用
意するだけで、複雑な何段階にも及ぶメニューを利用し
た対話形式の選択動作を、簡便に実現することができ
る。
【0048】<第3実施例>次に、図9〜図11を参照
しながら本発明の第3実施例について説明する。この例
では、図9(A)に示すように、制御情報がポーズ・ジ
ャンプ位置情報テーブル群となっており、ジャンプ位置
情報もテーブル内に格納されている。また、ユーザによ
って指示されるキー番号がそのジャンプ位置とともに格
納されている。なお、メニュー情報群は前記図3(A)
に示したものと同様である。
【0049】図9(B)には、このようなポーズ・ジャ
ンプ位置情報テーブルの構成が示されており、図10に
はその一例が示されている。これらの同図において、1
つのテーブルは、該当するメニューのポーズ位置情報
と、この位置でのポーズ状態において表示されている各
メニューのジャンプ位置を示す複数のジャンプ位置情報
とによって構成されている。本例の場合は、図11に示
すメニューの数に相当する8つのジャンプ位置情報ブロ
ックが含まれている。図10の例は、テーブル0,すな
わちメニュー0である主メニュー画面のポーズ位置と各
メニューのジャンプ位置情報ブロックのうちのメニュー
1,2,3,8の部分が示されている。
【0050】順に説明すると、バイト番号1〜2のイベ
ント番号は、テーブル0〜8の順番に付されており、こ
のイベント番号を参照することで、ジャンプして再生動
作を行った後のポーズ位置情報が格納されているテーブ
ルを、簡単に見つけることができるようになっている。
次に、バイト番号3〜7のポーズ位置情報については、
図4の場合と全く同一である。
【0051】次に、本例では8ケ所のジャンプ先の位置
情報が書き込まれており、その旨がバイト番号8に記録
されている。すなわち、バイト番号8を参照すること
で、以下にいくつのジャンプ情報のブロックが書き込ま
れているかが分かるようになっている。本例ではメニュ
ー1の「北海道」からメニュー8の「その他」までに対
応する8つのジャンプ位置情報があるので、バイト番号
8のデータは「8」(10進表示)となっている。この
データにより、再生装置は、次のテーブルの先頭のイベ
ント番号まで検索することなく、現在のテーブルに含ま
れているジャンプ位置数及び総バイト数をあらかじめ知
ることができる。
【0052】次に、ジャンプ位置情報のブロックについ
て説明する。最初のバイトには、キー番号が書き込まれ
ている。このバイトは、例えば16進表示で「A1」,
「A2」,「A3」,……という具合になっている。最
初の桁の「A」は、ジャンプ位置情報ブロックの始まり
あるいは区切りを意味する。次の桁の数字はキー番号そ
のもので、例えば、リモコンやキーボードによってユー
ザが指示するメニューの番号に直接対応する。
【0053】次に、このようなキー番号のバイトの次の
2バイトに、PQサーチ用ジャンプ位置情報、更に次の
3バイトにROMサーチ用ジャンプ位置情報がそれぞれ
書き込まれている。なお、PQサーチ用ジャンプ位置情
報にトラック番号とインデックス番号が含まれており、
ROMサーチ用ジャンプ位置情報に分,秒,フレームの
セクタアドレスが含まれている点は、ポーズ位置情報の
場合と同様である。そして、これらのジャンプ位置情報
の次の2バイトに、ジャンプして再生したメニューのポ
ーズ位置が書き込まれているテーブルのイベント番号,
すなわちジャンプ後に参照するテーブルのイベント番号
が書き込まれている。
【0054】具体的に説明すると、本実施例のメニュー
表示は、例えば図11のようになり、北海道の旅行案内
のメニュー番号は「1」である。従って、キー番号「A
1」のジャンプ位置情報のブロック(バイト番号9〜1
6)中のバイト番号10〜14には、北海道のメニュー
内容の記録領域の先頭位置を示すジャンプ位置情報が書
き込まれている。そして、北海道のメニュー内容を再生
したときのポーズ位置情報が書き込まれているテーブル
のイベント番号が、バイト番号15,16に書き込まれ
ている。
【0055】同様にして、バイト番号17〜24には、
キー番号「A2」に該当する東北地方のジャンプ位置情
報と、そのポーズ位置情報が書き込まれているテーブル
のイベント番号とが書き込まれている。また、バイト番
号25〜32には、キー番号A3に該当する関東・甲信
越地方のジャンプ位置情報と、そのポーズ位置情報が書
き込まれているテーブルのイベント番号とが書き込まれ
ている。以下、4番目から8番目のメニューのジャンプ
位置情報ブロックについても同様である。
【0056】次に、以上のような第3実施例の作用につ
いて説明する。本例では、ジャンプ位置情報は、制御用
テーブル群に書き込まれているので、メニュー画面は図
11のようになってジャンプ位置情報は表示されない。
メニューの選択は、その番号の入力のみによって行われ
る。
【0057】上述した第1実施例と同様に、再生装置側
では、図9,図10に示したポーズ・ジャンプ位置情報
テーブル群がメモリに取り込まれるとともに、図11の
メニュー画面が表示され、テーブル0に示されているポ
ーズ位置で、ポーズ状態となる。
【0058】この状態でユーザは、所望のメニューの番
号をリモコンやキーボードなどで指示する。すると、再
生装置は、テーブル0中の指示されたキー番号に該当す
るジャンプ位置情報が参照され、その位置にヘッドが移
動して選択されたメニューの再生動作が行われる。ま
た、同時にそのキー番号のジャンプ位置情報ブロックの
イベント番号が参照され、該当するテーブルに移る。そ
して、そのテーブルのポーズ情報が参照されて、ヘッド
が該当するポーズ位置となったら停止してメニュー画面
を表示するとともに、ポーズ状態となる。以後、同様の
対話型の動作が繰返される。
【0059】次に、図10を参照しながら具体的に説明
する。例えば、ユーザが東北の旅行案内を見るためにキ
ー番号として「2」を指示したとする。すると、再生装
置側では、キー番号「A2」のPQサーチ用ジャンプ情
報であるトラック番号「03」,インデックス番号「0
2」,ROMサーチ用ジャンプ情報「04:56:7
0」がテーブル0から求められ、この位置にヘッドが移
動して東北の旅行の情報が再生される。また、キー番号
「A2」のジャンプ情報ブロックのイベント番号は「0
2」であるから、イベント番号「02」のテーブル2が
参照されるようになる。
【0060】そして、テーブル2のポーズ位置情報が得
られると、その位置でメニュー画面を表示してポーズ状
態となる。以下、他のメニューが選択されたときも同様
である。このように、第3実施例によれば、制御用テー
ブルの方にジャンプ情報が含まれているので、ユーザは
メニュー番号のみを指示すればよく、操作が非常に簡単
になる。
【0061】なお、この第3実施例を第2実施例のよう
な複数段のメニュー画面があるような対話型のシステム
としてもよい。この場合、図7(A)のように関東・甲
信越地方のメニュー情報の位置に図8に示した副メニュ
ー画面の画像情報を記録するとともに、テーブル3のジ
ャンプ位置情報として、図8の各メニューのジャンプ位
置情報を書き込むようにする。そして、図8の各メニュ
ーに対応するポーズ位置やジャンプ位置情報などを含む
テーブルを図7(B)のように用意すればよい。
【0062】<第4実施例>次に、図2(B)を参照し
ながら第4実施例について説明する。上述したように、
CD−ROMは主情報チャンネルと副情報チャンネルと
で構成されており、主情報チャンネルの内容に対応して
副情報チャンネルのトラック番号やインデックス番号が
記録されている。しかし、チャンネルが分かれているた
めに、両チャンネル間のデータ取込みに若干のズレが生
じる。この両チャンネル間のズレを一般的にはスキュー
と称している。
【0063】このスキューが存在することにより、PQ
サーチ方式のプレーヤにおいては、主情報に対してポー
ズあるいはジャンプ先の位置に問題が生じることがあ
る。すなわち、PQサーチを行ったときに主情報の先頭
あるいは末尾部分のデータが欠落することがある。
【0064】特に、主情報として圧縮された画像や音声
の情報が記録されている場合には、わずかなデータの欠
落も大きな障害を伴って再生される。そこで、図2
(B)に示すように、圧縮メニュー情報の前後に若干の
ダミー領域(ダミーセクタ)を付加する。そして、この
ダミー領域を含めて、ポーズあるいはジャンプ先の位置
を決定するようにする。このようにすると、スキューに
よって欠落するのはダミーデータとなり、主情報の先頭
や末尾の部分のデータの欠落は防止されるようになる。
【0065】<第5実施例>次に、図12を参照しなが
ら第5実施例について説明する。この実施例は、光ディ
スク再生装置40の実施例である。同図において、光デ
ィスク10を駆動するCDメカドライブ20の出力側
は、CDデコーダ22に接続されており、その出力側は
CD−ROMデコーダ24に接続されている。CD−R
OMデコーダ24のビデオ信号出力側は圧縮ビデオデコ
ーダ26を介してTVモニタなどの映像再生装置28に
接続されており、オーディオ信号出力側はアンプやスピ
ーカなどの圧縮オーディオデコーダ30を介してオーデ
ィオ再生装置32に接続されている。
【0066】また、CD−ROMデコーダ24の制御用
データ出力側はRAM34,CPU36にそれぞれ接続
されており、CPU36にはキー,リモコンなどの指示
装置38が付属している。そして、CPU36の制御出
力側がCDメカドライブ20に接続されている。
【0067】以上の各部のうち、CDメカドライブ20
は、光ディスク10をドライブするための機構系や光ピ
ックアップなどを含んでいる。CDデコーダ22は、C
Dメカドライブ20のピックアップ側から入力された信
号に対してその誤り訂正など処理を行なう音楽用CDデ
コーダである。
【0068】CD−ROMデコーダ24は、一般にはR
OMデコーダと呼ばれており、CDデコーダ22から供
給されるデジタル信号を復号してデータの種類を判別
し、後段に接続されている各種のデコーダなどにデータ
を振り分ける機能を有している。具体的には、映像,静
止画などのビデオデータは圧縮ビデオデコーダ26へ転
送出力し、オーディオデータは圧縮オーディオデコーダ
30へ転送出力する。また、先に述べたポーズ位置やジ
ャンプ位置を示す情報で構成される制御用テーブル群の
データは、RAM34に転送出力する。
【0069】次に、映像再生装置28は、圧縮ビデオデ
コーダ26から供給された映像信号を表示するためのも
のである。オーディオ再生装置32は、圧縮オーディオ
デコーダ30から供給されたオーディオ信号を再生する
ためのものである。また、CPU36は、指示装置38
におけるユーザの指示内容とRAM34内のテーブル群
を参照して、再生,ポーズ,ジャンプなどの動作指令を
行うためのものである。
【0070】次に、本実施例の動作を、第3実施例の場
合を例として説明する。光ディスク10がセットされて
ユーザの再生指示があると、まず最初に、CDメカドラ
イブ20によってその再生駆動が行われるとともに、デ
ィスクのチェックがCPU36によって行われる。すな
わち、図9,図10に示したポーズ・ジャンプ位置情報
テーブル群が記録されているか否かが判別され、もし記
録されていればそのテーブル群のデータがRAM34に
読み込まれる。
【0071】そして、CPU36では、初期動作とし
て、メニュー画面情報の再生がCDメカドライブ20に
指示されるとともに、テーブル群の最初のイベント番号
のテーブルに書き込まれているポーズ位置情報が参照さ
れる。光ディスク10から読み出されたメニュー画面の
画像情報は、圧縮ビデオデコーダ26を介して映像再生
装置28に供給される。すると、図11に示したメニュ
ー画面が表示されるようになる。そして、前記ポーズ位
置となると、CPU36の指示によりポーズ状態となっ
てユーザからの指示入力待ちの状態となる。
【0072】ここで、仮にユーザが誤ってメニュー画面
に表示されていないメニュー番号を指示したとする。例
えば、指示装置38によって「9」を入力したとする
と、CPU36は無効であると判断し、次の指示を待つ
状態となる。
【0073】次に、例えば番号「3」が指示されたとす
ると、CPU36では、RAM34に格納されているテ
ーブル群中のテーブル0のジャンプ位置情報ブロックの
キー番号「A3」に書き込まれているジャンプ位置へジ
ャンプして再生を行うように、CDメカドライブ20へ
指令が出される。これによって、「関東甲信越」に関す
る旅行情報の再生が開始される。すなわち、関東甲信越
の旅行情報のうち、映像情報は映像再生装置28におい
て再生され、オーディオ情報はオーディオ再生装置32
において再生される。
【0074】他方、CPU36では、キー番号「A3」
のジャンプ位置に該当するイベント番号のテーブル3が
参照され、そのテーブルに書き込まれているポーズ位置
情報が検出される。そして、このポーズ位置とディスク
再生位置とが一致すると、ポーズ状態となる。このと
き、画面には再びメニューが表示される。このようにし
て、ポーズ,ユーザのキー入力,ジャンプ,再生,メニ
ュー表示,ポーズ,……という動作が繰り返し行われ、
対話性のあるシ−ケンス制御が実現される。
【0075】<その他の実施例>なお、本発明は、何ら
上記実施例に限定されるものではなく、例えば次のよう
なものも含まれる。 (1)前記実施例では、対話型の制御用テーブル群を光
ディスクの最外周トラックに格納し、各メニューの内容
やメニュー画面の情報を内周側トラックに格納したが、
それらの格納位置は任意であり、適宜設定してよい。 (2)また、制御用テーブルのデータフォーマットも種
々変更が可能である。
【0076】(3)前記実施例では旅行案内の場合を示
したが、各種のソフトに対して適用可能である。また、
メニューの数も必要に応じて適宜増減してよく、メニュ
ーの種類も例えば映像信号のみとするなど、適宜設定し
てよい。 (4)媒体としてCD−ROMのような光ディスクを用
いると、容量が大きいので多数のメニューを格納するこ
とができるが、光ディスクの他、磁気ディスクなどを用
いてもよい。
【0077】(5)再生装置の構成も、同様の作用を奏
するように種々設計変更が可能である。例えば、対話制
御用のテーブル群が媒体に記録されていない場合には、
それを検知して通常の再生動作,例えば音楽用のCDと
しての再生動作が保証されるように構成するなどであ
る。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるデジ
タル信号記録媒体及びその再生装置によれば、次のよう
な効果がある。 (1)ポーズあるいはジャンプ先の位置情報といった簡
単な一覧表を記録するだけで、簡便に対話性のあるプロ
グラム進行を実現することができ、ソフト生産性の向上
を図ることができる。 (2)プログラム進行(シナリオ)の変更を、一覧表内
の位置情報データを書き換えるだけの極めて簡単な修正
作業で行うことができる。
【0079】(3)一覧表内にPQサーチ方式及びRO
Mアドレスサーチ方式の両再生装置を考慮したデータが
書き込まれているので、再生装置の設計の自由度が向上
する。 (4)一覧表内にポーズ及びジャンプ先の位置情報を書
き込むようにすると、単にキー入力操作を簡便にするの
みならず、キー入力の誤操作によるプログラム進行の暴
走を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる光ディスクにおけるデ
ータ記録の様子を示す説明図である。
【図2】一般的なCD−ROMディスクのデータの様子
及び第4実施例のCD−ROMディスクのデータの様子
を示す説明図である。
【図3】第1実施例におけるメニュー情報と制御用テー
ブル群の内容を示す説明図である。
【図4】図3のテーブル群の具体例を示す説明図であ
る。
【図5】第1実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】第1実施例のメニュー画面を示す説明図であ
る。
【図7】第2実施例におけるメニュー情報と制御用テー
ブル群の内容を示す説明図である。
【図8】第2実施例の2段階目のメニュー画面を示す説
明図である。
【図9】第3実施例における制御用テーブル群の内容を
示す説明図である。
【図10】図9のテーブル群の具体例を示す説明図であ
る。
【図11】第3実施例のメニュー画面を示す説明図であ
る。
【図12】第5実施例の構成を示す回路ブロック図であ
る。
【符号の説明】
10…光ディスク、12…最外周トラック、14…内周
側トラック、20…CDメカドライブ、22…CDデコ
ーダ、24…CD−ROMデコーダ、26…圧縮ビデオ
デコーダ、28…映像再生装置(再生手段)、30…圧
縮オーディオデコーダ、32…オーディオ再生装置(再
生手段)、34…RAM(メモリ手段)、36…CPU
(制御手段)、38…指示装置(指示手段)、40…光
ディスク再生装置、M1〜M8,M31〜M33…メニュ
ー、T1〜T8,T31〜T33…テーブル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のメニュー内容とメニュー画面を含
    むメニュー情報と、選択されたメニューの再生後のポー
    ズ位置を示すポーズ位置情報とが格納されているデジタ
    ル信号記録媒体において、前記メニュー情報中のメニュ
    ー画面に、各メニューにアクセスするためのジャンプ位
    置情報が含まれており、前記ポーズ位置情報が前記メニ
    ュー情報と分離した位置に格納されていることを特徴と
    するデジタル信号記録媒体。
  2. 【請求項2】 多数のメニュー内容とメニュー画面を含
    むメニュー情報と、選択されたメニューの再生後のポー
    ズ位置を示すポーズ位置情報とが格納されているデジタ
    ル信号記録媒体において、前記ポーズ位置情報と各メニ
    ューにアクセスするためのジャンプ位置情報とが、前記
    メニュー情報と分離した位置に格納されていることを特
    徴とするデジタル信号記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のデジタル信号記
    録媒体において、前記ポーズ位置情報又はジャンプ位置
    情報は、メニュー情報の概略の記録位置を示す情報と、
    メニュー情報の正確な記録位置を示す情報とを含むこと
    を特徴とするデジタル信号記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のデジタ
    ル信号記録媒体において、前記メニュー情報は圧縮処理
    されているとともに、その前後にダミー領域が設けられ
    ており、このダミー領域を考慮して、前記ポーズ位置情
    報又はジャンプ位置情報が決定されていることを特徴と
    するデジタル信号記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のデジタ
    ル信号記録媒体の再生装置であって、前記ポーズ位置情
    報又はジャンプ位置情報を格納するためのメモリ手段
    と、メニュー画面中のいずれかのメニューを選択して指
    示するための指示手段と、各メニュー情報を再生する再
    生手段と、前記指示手段によっていずれかのメニューが
    指示されたときに、前記メモリ手段の格納情報を参照し
    て該当するメニュー情報を再生し、その後ポーズ状態と
    する対話型の動作を行う制御手段とを備えたことを特徴
    とするデジタル信号記録媒体の再生装置。
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