JPH1139638A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH1139638A
JPH1139638A JP19079997A JP19079997A JPH1139638A JP H1139638 A JPH1139638 A JP H1139638A JP 19079997 A JP19079997 A JP 19079997A JP 19079997 A JP19079997 A JP 19079997A JP H1139638 A JPH1139638 A JP H1139638A
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JP
Japan
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weight
curing agent
magnetic
parts
coating film
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JP19079997A
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Toshio Yamazaki
登志夫 山崎
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カレンダー処理に際して、カレンダーロール
に汚れが起き難く、生産性が高く、かつ、電磁変換特
性、及び耐久性に優れた磁気記録媒体を提供することで
ある。 【解決手段】 支持体と、この支持体の少なくとも一方
の面上に積層された複数の塗膜とを具備する磁気記録媒
体において、前記各々の塗膜にはアルミナが含有され、
前記複数の塗膜のうちの少なくとも一つは磁性層であ
り、前記複数の塗膜のうち前記支持体から最も遠い側に
ある最外層の塗膜は、芳香族イソシアネート硬化剤が用
いられて硬化され、前記最外層の塗膜より支持体に近い
側にある塗膜は、脂肪族イソシアネート硬化剤が用いら
れて硬化されてなり、前記最外層の塗膜100重量部に
対して用いた芳香族イソシアネート硬化剤X重量部の割
合Xwt%と、前記脂肪族イソシアネート硬化剤が用い
られて硬化された塗膜100重量部に対して用いた脂肪
族イソシアネート硬化剤Y重量部の割合Ywt%とが、
X≦1.3Yを満たす磁気記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は磁気記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、磁気テープ等の塗布型の磁気記
録媒体は、磁性粉末、バインダ、硬化剤、その他各種の
添加剤及び溶剤を混練して得た磁性塗料を、ポリエステ
ルフィルム等のベースフィルム(支持体)の一方の面側
に塗布、硬化させることによって構成された磁性層を有
するものが一般的である。又、必要に応じて、カーボン
ブラックやバインダ、その他各種の添加剤及び溶剤を混
練して得た塗料を、支持体の他方の面側(前記磁性層が
設けられた側とは反対側)に塗布することによって、所
謂、バック層が設けられる。更には、磁性層と支持体と
の間に、所謂、中間層(下塗り層)を設けたものも知ら
れている。
【0003】これらの磁気記録媒体における磁性層や下
塗り層の構成成分については、古くから、各種の提案が
なされている。例えば、特開平2−105326号公報
や特開平3−216812号公報では、磁性層と下塗り
層との上下二層からなる塗布型磁気記録媒体において、
上層のポリウレタン樹脂のTg(ガラス転移点)を下層
のポリウレタン樹脂のTgよりも高くすることによっ
て、電磁変換特性と走行耐久性とを向上させることが示
されている。
【0004】又、特開平6−203362号公報では、
磁性層と下塗り層との上下二層からなる塗布型磁気記録
媒体において、下塗り層に含まれる樹脂のTgが磁性層
に含まれる樹脂のTgより10℃以上低く、かつ、下塗
り層が芳香族イソシアネート硬化剤を含む塗層によって
形成され、前記磁性層が脂肪族イソシアネート硬化剤を
含む塗層によって形成された磁気記録媒体が提案されて
いる。これによって、ドロップアウトが少なく、耐久性
が一層向上したことが示されている。
【0005】尚、特開平6−203362号公報では、
比較例として、上層の磁性層に3.0wt%の芳香族イ
ソシアネート硬化剤を用いると共に、下層の下塗り層に
4.0wt%の脂肪族イソシアネート硬化剤を用いた場
合が示され、この場合には、出力は低く、かつ、耐久性
も劣っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電磁変換特性
の更なる向上が求められている。かつ、耐久性に更なる
向上が求められている。又、カレンダー処理に際して、
カレンダーロールに汚れが起き難く、生産性の向上も求
められた。
【0007】従って、本発明が解決しようとする第1の
課題は、電磁変換特性、及び耐久性に優れた磁気記録媒
体を提供することである。又、本発明が解決しようとす
る第2の課題は、カレンダー処理に際して、カレンダー
ロールに汚れが起き難く、生産性が高い磁気記録媒体を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1や第2の課題
は、支持体と、この支持体の少なくとも一方の面上に積
層された複数の塗膜とを具備する磁気記録媒体におい
て、前記各々の塗膜にはアルミナが含有され、前記複数
の塗膜のうちの少なくとも一つは磁性層であり、前記複
数の塗膜のうち前記支持体から最も遠い側にある最外層
の塗膜は、芳香族イソシアネート硬化剤が用いられて硬
化され、前記最外層の塗膜より支持体に近い側にある塗
膜は、脂肪族イソシアネート硬化剤が用いられて硬化さ
れてなり、前記最外層の塗膜100重量部に対して用い
た芳香族イソシアネート硬化剤X重量部の割合Xwt%
と、前記脂肪族イソシアネート硬化剤が用いられて硬化
された塗膜100重量部に対して用いた脂肪族イソシア
ネート硬化剤Y重量部の割合Ywt%とが、X≦1.3
Yを満たすことを特徴とする磁気記録媒体によって解決
される。
【0009】そして、上記のように構成させることによ
って、驚くべきことに、特開平6−203362号公報
に示されたものとは全く相反する結果が得られた。この
理由の理論的解明は十分にはなされなかったが、本発明
者は、塗膜に含有させたアルミナと特定の硬化剤とバイ
ンダとの作用により、硬化速度が最適化され、カレンダ
ー性が良好になったと考えた。
【0010】尚、上記磁気記録媒体の塗膜における芳香
族イソシアネート硬化剤が用いられて硬化された塗膜の
バインダは、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルアルコー
ルの群の中から選ばれた一つ以上を構成要素とする重合
体及び共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂
の群の中から選ばれた樹脂が用いられ、脂肪族イソシア
ネート硬化剤が用いられて硬化された塗膜のバインダ
は、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルアルコールの群の
中から選ばれた一つ以上を構成要素とする重合体及び共
重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂の群の中
から選ばれた樹脂が用いられてなるのが好ましい。これ
は、硬化剤として芳香族イソシアネート硬化剤や脂肪族
イソシアネート硬化剤を用いた場合、バインダ樹脂は上
記のものを選択した場合に、電磁変換特性や耐久性の向
上効果が一層高まり、又、カレンダー処理に際して、カ
レンダーロールに汚れが一層起き難くなったからであ
る。
【0011】又、X≦1.3Yを満たすのみならず、X
=0.1〜2.0(特に、0.5〜1.8)、かつ、Y
=0.08〜8.0(特に、0.4〜4.0)とするこ
とによって、電磁変換特性や耐久性の向上効果が一層高
まり、又、カレンダー処理に際して、カレンダーロール
に汚れが一層起き難くなった。又、芳香族イソシアネー
ト硬化剤が用いられて硬化された塗膜の厚さが0.05
〜0.5μm(特に、0.1〜0.3μm)で、脂肪族
イソシアネート硬化剤が用いられて硬化された塗膜の厚
さは0.5〜3.0μm(特に、1.0〜2.0μm)
であるのが好ましい。すなわち、芳香族イソシアネート
硬化剤を用いた塗膜の厚さや脂肪族イソシアネート硬化
剤を用いた塗膜の厚さを上記のようにすることによっ
て、剛性が好適なものになり、耐久性が一層向上すると
共に、電磁変換特性が一層向上する。
【0012】又、各々の塗膜に含まれるアルミナは、含
有量が1〜20wt%(特に、5〜15wt%)である
のが好ましかった。すなわち、アルミナの含有量を1〜
20wt%とした場合、電磁変換特性や耐久性の向上効
果が一層高まったからである。磁性層は支持体から最も
遠い側の最外層にあるのが好ましい。こうすることによ
って、磁気ヘッドとのスペーシングロスを少なくできる
からである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明になる磁気記録媒体は、支
持体と、この支持体の少なくとも一方の面上に積層され
た複数の塗膜とを具備する磁気記録媒体において、前記
各々の塗膜にはアルミナが含有され、前記複数の塗膜の
うちの少なくとも一つは磁性層であり、前記複数の塗膜
のうち前記支持体から最も遠い側にある最外層の塗膜
は、芳香族イソシアネート硬化剤が用いられて硬化さ
れ、前記最外層の塗膜より支持体に近い側にある塗膜
は、脂肪族イソシアネート硬化剤が用いられて硬化され
てなり、前記最外層の塗膜100重量部に対して用いた
芳香族イソシアネート硬化剤X重量部の割合Xwt%
と、前記脂肪族イソシアネート硬化剤が用いられて硬化
された塗膜100重量部に対して用いた脂肪族イソシア
ネート硬化剤Y重量部の割合Ywt%とが、X≦1.3
Yを満たすものである。又、X≦1.3Yを満たすのみ
ならず、X=0.1〜2.0(特に、0.5〜1.
8)、かつ、Y=0.08〜8.0(特に、0.4〜
4.0)である。各々の塗膜に含まれるアルミナは、含
有量が1〜20wt%(特に、5〜15wt%)であ
る。アルミナは、粒径が0.05〜0.5μm(特に、
0.1〜0.3μm)のアルミナ粉末である。塗膜にお
ける芳香族イソシアネート硬化剤が用いられて硬化され
た塗膜のバインダは、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニル
アルコールの群の中から選ばれた一つ以上を構成要素と
する重合体及び共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエス
テル樹脂の群の中から選ばれた樹脂が用いられ、脂肪族
イソシアネート硬化剤が用いられて硬化された塗膜のバ
インダは、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルアルコール
の群の中から選ばれた一つ以上を構成要素とする重合体
及び共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂の
群の中から選ばれた樹脂が用いられたものである。又、
芳香族イソシアネート硬化剤が用いられて硬化された塗
膜の厚さは0.05〜0.5μm(特に、0.1〜0.
3μm)、脂肪族イソシアネート硬化剤が用いられて硬
化された塗膜の厚さは0.5〜3.0μm(特に、1.
0〜2.0μm)である。
【0014】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の磁気記録媒体に用いられる支持体は、磁性を有す
るものでも、非磁性のものでも良いが、一般的には非磁
性のものである。このような支持体としては、例えばポ
リエレチンテフタレート(PET)、ポリエチレン−
2,6−ナフタレート等のポリエステル類、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルロース
トリアセテート、セルロースジアセテート、セルロース
アセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオ
ネート等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン等のビニル系樹脂、ポリカーボネート、ポ
リイミド、ポリアミドイミド等のプラスチック類、紙、
バライタまたはポリエチレン、ポレプロピレン、エチレ
ン−ブテン共重合体などの炭素数2〜10のα−ポリオ
レフィン類を塗布またはラミネートした紙などの紙類も
使用できる。その他、Al合金などの金属、ガラスや磁
器などのセラミックスも用いられる。これらの非磁性支
持体は使用目的に応じて透明あるいは不透明であっても
良い。支持体の厚さは、用途によっても異なるが、3〜
10μmである。
【0015】支持体の一方の面側には磁性層(塗布型の
磁性層)が設けられる。すなわち、磁性塗料を支持体の
一面側に塗布することによって、乾燥、硬化後の厚さが
0.05〜0.5μmの磁性層が設けられる。ここで、
磁性層の乾燥、硬化後の厚さを0.05〜0.5μmと
するのは、薄すぎると、均一な塗布が困難であり、か
つ、出力も低下し、更には剛性も低下し、ヘッドタッチ
(磁気ヘッドと磁気記録媒体との接触具合)が低下する
からであり、逆に、厚すぎると、厚み損失が大きくなっ
て高域での出力が低下したり、オーバーライト特性が低
下するからである。尚、より好ましくは、乾燥、硬化後
の厚さが0.1〜0.3μmである。
【0016】磁性層中に含まれる磁性粉末としては、公
知な磁性粉末が適宜用いられる。例えば、強磁性金属
(合金も含まれる)粉末が使用される。強磁性金属粉末
は金属分が75重量%以上であり、金属分の80重量%
又はそれ以上が少なくとも一種の強磁性金属(例えば、
Fe,Co,Ni,Fe−Co,Fe−Ni,Co−N
i,Fe−Co−Ni) であり、金属分の20重量%又
はそれ以下、好ましくは0.5〜5重量%がAl,S
i,S,Sc,Ti,V,Cr,Mn,Cu,Zn,
Y,Mo,Rh,Pd,Ag,Sn,Sb,Te,B
a,Ta,W,Re,Au,Hy,Pb,Bi,La,
Ce,Pr,Nd,B,Pなどの組成を有するものであ
っても良い。この強磁性金属粉末は、長径が0.05〜
0.2μmの粒子であるのが好ましい。その針状比は3
〜10であるのが好ましい。その保磁力は1500〜2
500Oeであるものが好ましい。又、上記磁性粉末の
他にも、六方晶系フェライト磁性粉末を用いることも出
来る。このフェライト磁性粉末は、板径0.02〜0.
2μmのものであるのが好ましい。その板状比は2〜1
0であるのが好ましい。その保磁力は1500〜250
0Oeであるものが好ましい。その他にも酸化物系磁性
粉末を用いることが出来る。
【0017】上記磁性粉末には、必要に応じて、磁性塗
料中における磁性粉末の分散性を向上させる為、表面処
理が施される。例えば、「Characterization of Powder
Surfaces (Academic Press)」に記載の方法を採用する
ことが出来る。又、シランカップリング処理、チタンカ
ップリング処理、アルミナカップリング処理などを行う
ことも出来る。又、樹脂コーティングを行うことも出来
る。
【0018】磁性層中には、上記磁性粉末の他に研磨剤
が含まれる。研磨剤としてはアルミナ、炭化ケイ素、酸
化クロム(Cr23)、コランダム、人造コランダム、
ダイアモンド、人造ダイアモンド、ザクロ石、エメリー
( 主成分:コンラダムと磁鉄鉱)等が挙げられる。本発
明ではアルミナを必ず用いる。特に、粒径が0.05〜
0.5μm(特に、0.1〜0.3μm)のアルミナ粉
末を用いる。尚、アルミナ以外の研磨剤を併用しても良
い。研磨剤は、分散性を向上させる為、上記磁性粉末の
箇所で説明した表面処理が施されても良い。そして、研
磨剤は、磁性層100重量部(磁性塗料が塗布され、乾
燥、硬化後での100重量部)に対し1〜20重量部と
なるよう添加される。
【0019】磁性層中には、上記の成分の他、この分野
で通常使用される添加剤として帯電防止剤、潤滑剤、分
散剤等が含有される。帯電防止剤としてはカーボンブラ
ックや一酸化チタン等の導電性微粉末、サポニンなどの
天然界面活性剤、アルキレンオキサイド系、グリセリン
系、グリシドール系などのノニオン界面活性剤、高級ア
ルキルアミン類、第4級アンモニウム塩類、ピリジンそ
の他の複素環類、ホスホニウム又はスルホニウム等のカ
チオン界面活性剤、カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫
酸エステル基、燐酸エステル基等の酸性基を含むアニオ
ン界面活性剤、アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミ
ノアルコールの硫酸または燐酸エステル類等の両性活性
剤などが挙げられる。このような帯電防止剤は磁性粉末
100重量部に対して0.01〜10重量部の範囲で添
加される。上記の界面活性剤は単独または混合して添加
してもよい。これらは帯電防止剤として用いられるもの
があるが、時としてその他の目的、例えば分散、磁気特
性の改良、潤滑性の改良、塗布助剤として適用される場
合もある。
【0020】潤滑剤としては、例えばジアルキルポリシ
ロキサン(アルキル基は炭素数1〜5個)、ジアルコキ
シポリシロキサン(アルコシ基は炭素数1〜4個)、モ
ノアルキルモノアルコキシポリシロキサン(アルキル基
は炭素数1〜5個、アルコキシ基は炭素数1〜4個)、
フェニルポリシロキサン、フロロアルキルポリシロキサ
ン(アルキル基は炭素数1〜5個)等のシリコーンオイ
ル、グラファイト等の導電性微粉末、二硫化モリブデ
ン、二硫化タングステン等の無機微粉末、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレン−塩化ビニル共重合
体、ポリテトラフルオロエチレン等のプラスチック微粉
末、α−オレフィン重合物、常温で液状の不飽和脂肪族
炭化水素、炭素数12〜20個の一塩基性脂肪族と炭素
数3〜12個の一価のアルコールから成る脂肪酸エステ
ル類、フルオロカーボン類などが挙げられる。尚、下記
の分散剤の中にも潤滑剤としての機能を発揮するものも
有り、これらを用いても良い。これらの潤滑剤は、磁性
粉末100重量部に対して0.1〜15重量部の範囲で
添加される。
【0021】分散剤としては、炭素数12〜18個の脂
肪酸(R1 COOH、R1 は炭素数11〜17個のアル
キルまたはアルケニル基)、前記の脂肪酸のアルカリ金
属(Li,Na,K等)又はアルカリ土類金属(Mg,
Ca,Ba等)からなる金属石鹸、前記の脂肪酸エステ
ルのフッ素を含有した化合物、前記の脂肪酸のアミド、
ポリアルキレンオキサイドアルキルリン酸エステル、レ
シチン、トリアルキルポリオレフィンオキシ第四アンモ
ニウム塩(アルキルは炭素数1〜5個、オレフィンはエ
チレン、プロピレン等)等が挙げられる。この他に、炭
素数12以上の高級アルコール、硫酸エステル等もあ
る。これらの分散剤は磁性粉末100重量部に対して1
0重量部以下の範囲で添加され得る。
【0022】又、上記の各成分の他に防錆剤や防黴剤が
添加されていても良い。防黴剤としては、例えばリン
酸、スルファミド、グアニジン、ピリジン、アミン、尿
素、ジンククロメート、カルシウムクロメート、ストロ
ンチウムクロメート等が使用できるが、特にジシクロヘ
キシルアミンナイトライト、シクロヘキシルアミンクロ
メート、ジイソプロピルアミンナイトライト、ジエタノ
ールアミンホスフェート、シクロヘキシルアンモニウム
カーボネート、ヘキサメチレンジアミンカーボネート、
プロピレンジアミンステアレート、グアニジンカーボネ
ート、トリエタノールアミンナイトライト、モルフォリ
ンステアレート等の気化性防錆剤(アミン、アミド又は
イミドの無機酸塩または有機酸塩)を使用すると防錆効
果が向上する。
【0023】防黴剤としては、例えばサルチルアニライ
ド、酸化ビス(トリブチルスズ)、フェニルオレイン酸
水銀、ナフテン酸銅、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸水
銀、ペンタクロロフェノール、トリクロロフェノール、
p−ジニトロフェノール、ソルビン酸、p−オキシ安息
香酸ブチル、ジヒドロアセト酸などが挙げられる。塗布
型の磁性層を構成する為、バインダが用いられる。特
に、塗布、乾燥、硬化後における磁性層の全量を100
重量部とした時、5〜20重量部、特に10〜15重量
部のバインダが用いられる。バインダとしては、例えば
熱可塑性樹脂が用いられる。具体的には、ポリ塩化ビニ
ル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩
化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル
共重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重
合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、
アクリル酸エステル−スチレン共重合体、メタクリル酸
エステル−アクリロニトリル共重合体、メタクリル酸エ
ステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステ
ル−スチレン共重合体、ウレタンエラストマー、ポリ弗
化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合
体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミ
ド樹脂、ポリビニルブチラール、セルース誘導体( セル
ロースアセテートブチレート、セルロースジアセテー
ト、セルローストリアセテート、セルロースプロピオネ
ート、ニトロセルロース等) 、スチレン−ブタジエン共
重合体、ポリエステル樹脂、各種の合成ゴム系の熱可塑
性樹脂(ポリブタジエン、ポリクロロプレン、ポリイソ
プレン、スチレン−ブタジエン共重合体等) 及びこれら
の混合物が用いられる。又、熱硬化性樹脂または反応型
樹脂を用いることも出来る。例えば、フェノール・ホル
マリン−ノボラツック樹脂、フェノール・ホルマリン−
レゾール樹脂、フェノール・フルフラール樹脂、キシレ
ン・ホルムアルデヒド樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、
乾性油変性アルキッド樹脂、石炭酸樹脂変性アルキッド
樹脂、マレイン酸樹脂変性アルキッド樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂と硬化剤(ポリアミン、酸
無水物、ポリアミド樹脂、その他)、末端イソシアネー
トポリエステル湿気硬化型樹脂、末端イソシアネートポ
リエーテル湿気硬化型樹脂、ポリイソシアネートプレポ
リマー(ジイソシアネートと低分子量トリオールとを反
応させて得た1分子内に3個以上のイソシアネート基を
有する化合物、ジイソシアネートのトリマーおよびテト
ラマー)、ポリイソシアネートプレポリマーと活性水素
を有する樹脂(ポリエステルポリオール、ポリエーテル
ポリオール、アクリル酸共重合体、マレイン酸共重合
体、2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体、パ
ラヒドロキシスチレン共重合体など)、及びこれらの混
合物等を用いることが出来る。但し、本発明では、塩化
ビニル、酢酸ビニル、ビニルアルコールの群の中から選
ばれた一つ以上を構成要素とする重合体または共重合
体、ポリウレタン樹脂、若しくはポリエステル樹脂を用
いるのが最も好ましい。
【0024】塗布型の磁性層を構成する為、硬化剤が用
いられる。この硬化剤は、芳香族イソシアネートであ
る。芳香族イソシアネートとしては、例えばTMPアダ
クトタイプ、イソシヌレート環タイプ等が挙げられる。
勿論、これ等に限られるものではない。但し、本発明で
最も好ましい芳香族イソシアネートはTMPアダクトタ
イプである。用いる芳香族イソシアネートの量は、この
芳香族イソシアネートを用いて硬化させた最外層の塗膜
(塗布、乾燥、硬化後における磁性層)100重量部に
対して、0.1〜2.0重量部である。特に、0.5〜
1.8重量部である。
【0025】本発明において、磁性層は一層に限られ
ず、二層以上であっても良い。二層以上ある場合、上層
にある磁性層、つまり支持体から最も遠い側にある最外
層(最上層)の磁性層の硬化剤として上記芳香族イソシ
アネートを用いる。最外層(最上層)の磁性層より下に
ある磁性層は、後述の脂肪族イソシアネートを用いる。
磁性層の厚さは前述したが、磁性層が二層以上の場合に
おいて、芳香族イソシアネートを用いて構成した最外層
(最上層)の磁性層の厚さ(乾燥、硬化後の厚さ)は
0.05〜0.3μmとするのが好ましい。そして、最
外層(最上層)より下の磁性層の厚さ(磁性層が二層の
場合には、下層の磁性層の厚さ。磁性層が三層以上の場
合には、最外層(最上層)を除く磁性層の合計厚さ。)
は0.5〜3.0μmとするのが好ましい。尚、磁性層
が一層の場合には前述した通りである。
【0026】上記支持体と磁性層との間には、必要に応
じて、非磁性または磁性を有する中間層(下塗り層)が
設けられる。中間層は塗布型のものであるから、磁性層
と同様、バインダが含まれる。中間層に用いるバインダ
としては、上記磁性層の欄で挙げたと同様なバインダが
用いられる。中でも、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニル
アルコールの群の中から選ばれた一つ以上を構成要素と
する重合体または共重合体、ポリウレタン樹脂、若しく
はポリエステル樹脂を用いるのが好ましい。バインダと
なる前記樹脂の量は、その中間層(塗布、乾燥、硬化後
における中間層)の全量を100重量部とした時、5〜
20重量部、特に10〜15重量部である。
【0027】塗布型の中間層を構成する為、硬化剤が用
いられる。この硬化剤は、上記芳香族イソシアネートと
異なり、脂肪族イソシアネートである。脂肪族イソシア
ネートとしては、例えばTMPアダクトタイプ、イソシ
ヌレート環タイプ、ビュレットタイプ等が挙げられる。
勿論、これ等に限られるものではない。但し、本発明で
最も好ましい脂肪族イソシアネートはイソシヌレート環
タイプである。用いる脂肪族イソシアネートの量は次の
ように規定される。前記芳香族イソシアネートを用いた
最外層の塗膜(塗布、乾燥、硬化後における塗膜)10
0重量部に対して用いた芳香族イソシアネート硬化剤を
X重量部とし、この脂肪族イソシアネートを用いた塗膜
(塗布、乾燥、硬化後における塗膜)100重量部に対
して用いた脂肪族イソシアネート硬化剤をY重量部とし
た場合、X≦1.3Yを満たすように規定される。か
つ、この脂肪族イソシアネートを用いて硬化させた塗膜
(塗布、乾燥、硬化後における塗膜)100重量部に対
して、0.08〜8.0重量部である。特に、0.4〜
4.0重量部である。
【0028】本発明において、中間層は一層に限られ
ず、二層以上であっても良い。中間層の厚さ(乾燥、硬
化後の厚さ)は、0.5〜3.0μmとするのが好まし
い。尚、中間層が二層以上からなる場合、合計の厚さ
(乾燥、硬化後の厚さ)は、0.5〜3.0μmであ
り、各々の厚さ(乾燥、硬化後の厚さ)は、2.0μm
以下とするのが好ましい。
【0029】中間層にも上記磁性層と同様な研磨剤が含
まれる。特に、アルミナが必須成分として含まれる。特
に、粒径が0.05〜0.5μm(特に、0.1〜0.
3μm)のアルミナ粉末を用いる。尚、アルミナ以外の
研磨剤を併用しても良い。研磨剤は、分散性を向上させ
る為、上記磁性粉末の箇所で説明した表面処理が施され
ても良い。そして、研磨剤は、中間層100重量部(中
間層の塗料が塗布され、乾燥、硬化後での100重量
部)に対し1〜20重量部となるよう添加される。
【0030】その他、適宜な成分が含まれる。例えば、
酸化チタン、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウム、酸化セリウム、二酸化錫、非磁性の酸化クロム、
非磁性の酸化鉄などの金属酸化物粉末、カーボンブラッ
ク、グラファイト、硫酸バリウム、硫化亜鉛、炭酸マグ
ネシウム、炭酸カルシウム、二硫化タングステン、二硫
化モリブデン、窒化ホウ素、二酸化珪素、炭化珪素、コ
ランダム、人造ダイヤモンド、ザクロ石、ガーネット、
ケイ石、窒化珪素、炭化モリブデン、炭化ホウ素、炭化
タングステン、炭化チタン、ケイソウ土、ドロマイト、
合成あるいは天然樹脂の粉末などが含まれても良い。中
でも、非磁性の酸化鉄やカーボンブラックは好ましいも
のである。酸化鉄は針状比が3〜10で、長径が0.0
5〜0.2μmのものが好ましい。カーボンブラック
は、一次粒径が5〜150nmで、BET比表面積が1
2〜1000m2 /g、DBP吸油量が40〜300m
l/100gのカーボンブラックが好ましい。酸化鉄は
中間層100重量部(中間層の塗料が塗布され、乾燥、
硬化後での100重量部)に対し30〜90重量部とな
るよう添加されるのが好ましい。カーボンブラックは中
間層100重量部(中間層の塗料が塗布され、乾燥、硬
化後での100重量部)に対し5〜30重量部となるよ
う添加されるのが好ましい。
【0031】その他にも、潤滑剤や分散剤が含有され
る。中間層が磁性を有する場合、この中間層は、磁性を
有する粉末が含まれる。磁性を有する粉末は、如何なる
ものでも良い。支持体の他面側には、必要に応じて、所
謂、バック層が設けられる。バック層は、一般的には、
非磁性である。しかし、記録・再生には利用することが
出来ない程度の磁性を有するものであっても良い。例え
ば、バック層が高透磁率の磁性粉末(例えば、直径が
0.005〜0.2μmの球状のマグネタイト)を含有
したものでも良い。バック層は、所望の成分を有する塗
料を支持体の他面上に塗布することによって、乾燥後の
厚さが0.1〜5μm(特に、0.2〜3μm)設けら
れる。ここで、バック層の乾燥後の厚さを0.1〜5μ
m(特に、0.2〜3μm)としたのは、0.1μmよ
り薄くなると、均一な塗布が困難であり、かつ、バック
層のヤング率が小さく、適度な剛性を持たせられなくな
り、ヘッドタッチが低下するからである。
【0032】バック層には、カーボンブラックが含まれ
る。カーボンブラックの含有量は、バック層100重量
部(バック層の塗料が塗布され、乾燥、硬化後での10
0重量部)に対して30〜70重量部、特に40〜60
重量部、更には45〜55重量部の割合である。カーボ
ンブラックは、例えば一次粒径が5〜150nmで、B
ET比表面積が12〜1000m2 /g、DBP吸油量
が40〜300ml/100gのカーボンブラックであ
る。
【0033】その他にも、上記磁性層や中間層で述べた
と同様な潤滑剤や分散剤等が必要に応じて用いられる。
バック層は塗布型のものであるから、上記で述べたと同
様なバインダが含まれる。バインダの量は、バック層1
00重量部(バック層の塗料が塗布され、乾燥、硬化後
での100重量部)に対して30〜70重量部、特に4
0〜60重量部の割合である。
【0034】又、硬化剤が用いられる。特に、芳香族イ
ソシアネートや脂肪族イソシアネートのような硬化剤が
用いられる。硬化剤の量は、バック層100重量部(バ
ック層の塗料が塗布され、乾燥、硬化後での100重量
部)に対し10〜30重量部となるよう添加される。上
記塗布型の磁性層、中間層、バック層を構成する為に、
磁性層用の塗料(磁性塗料)、中間層用の塗料(中間塗
料)、バック層用の塗料(バック塗料)が用意される。
これは、各々の構成成分を溶剤中に溶かした塗料であ
る。
【0035】塗料の製造に用いられる溶剤としては、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン系の溶剤、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコ
ールモノエチルエーテル等のエステル系の溶剤、エーテ
ル、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチ
ルエーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル系の溶
剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等のタール系(芳香
族炭化水素系)の溶剤、メチレンクロライド、エチレン
クロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロ
ルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水素系の
溶剤を適宜選択して使用できる。
【0036】そして、上記磁性粉末、バインダ樹脂、潤
滑剤などが混練されて塗料とされる訳であるが、混練に
際しては、上述の各成分が全て同時に、あるいは個々順
次に混練機に投入される。特に、硬化剤は塗布直前の段
階で加えられる。この塗料の混練分散にあたっては各種
の混練機、例えば二本ロールミル、三本ロールミル、ボ
ールミル、ペブルミル、トロンミル、サンドグライダ
ー、Szegvariアトライター、高速インペラー分
散機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、ディスパ
ー、ニーダー、高速ミキサー、ホモジナイザー、超音波
分散機などが用いられる。
【0037】支持体上に磁性塗料、中間塗料、バック塗
料を塗布する方法としては如何なる方法であっても良
い。例えば、グラビア方式、リバース方式、エクストル
ージョン方式などが挙げられるが、その他の方法も可能
である。磁性層と中間層は、同時重層塗布によっても良
い。塗布に用いられる塗布ヘッドも如何なるものでも良
い。
【0038】そして、上記塗料を、支持体上に塗布し、
配向、そして硬化させることによって塗布型の磁気記録
媒体が得られる。塗膜の硬化は、例えば40〜100℃
に加熱された熱風の供給によって行われる。塗膜の硬化
具合の制御は、温度の制御、供給量の制御によって行わ
れる。尚、磁性塗料とバック塗料のどちらを先に塗布し
ても良い。
【0039】又、必要により表面平滑化処理を施した
り、所望の形状にカッティングされて磁気記録媒体が得
られる。磁性塗膜のカレンダー処理は、メタルロールと
コットンロール、又は合成樹脂(例えばナイロン、ポリ
ウレタン等)ロール、メタルロールとメタルロール等の
2本のロールの間を通すスーパーカレンダー法等が用い
られる。
【0040】以下、具体的実施例を挙げて説明する。
【0041】
【実施例1】 〔磁性塗料の成分〕 強磁性金属粉末(長軸長0.075μm、針状比4、保磁力Hc2300Oe、 飽和磁化140emu/g、BET比表面積50m2 /g) 100重量部 アルミナ粉末(住友化学工業社製AKP50、平均粒径0.3μm) 7重量部 塩化ビニル系共重合体(日本ゼオン社製MR110) 10重量部 ポリエステルポリウレタン(東洋紡社製UR8300) 5重量部 カーボンブラック(Columbian Chemicals Company 製のコンダクテックスSC、平均一次粒径0.02μm) 0.3重量部 芳香族イソシアネート(日本ポリウレタン工業社製コロネートL)2重量部 ブチルステアレート 1重量部 ミリスチン酸 2重量部 メチルエチルケトン 100重量部 トルエン 50重量部 シクロヘキサノン 100重量部 磁性塗料は、硬化剤を除く上記成分をサンドミル中で6
時間混練分散させた後、芳香族イソシアネートを添加す
ることにより作製した。
【0042】 〔中間塗料の成分〕 α酸化鉄(長軸長0.15μm、針状比7) 100重量部 アルミナ粉末(住友化学工業社製AKP50、平均粒径0.3μm) 5重量部 カーボンブラック(Columbian Chemicals Company 製のコンダクテックスSC、平均一次粒径0.02μm) 10重量部 塩化ビニル系共重合体(日本ゼオン社製MR110) 10重量部 ポリエステルポリウレタン(東洋紡社製UR8300) 5重量部 脂肪族イソシアネート(日本ポリウレタン工業社製コロネートHX) 4重量部 ブチルステアレート 1重量部 ミリスチン酸 2重量部 メチルエチルケトン 100重量部 トルエン 50重量部 シクロヘキサノン 100重量部 中間塗料は、硬化剤を除く上記成分をサンドミル中で6
時間混練分散させた後、脂肪族イソシアネートを添加す
ることにより作製した。
【0043】 〔バック塗料の成分〕 カーボンブラック(Columbian Chemicals Company 製のラーベン1255) 100重量部 アルミナ粉末(住友化学工業社製AKP50) 5重量部 塩化ビニル系共重合体(日本ゼオン社製MR110) 15重量部 ポリエステルポリウレタン(東洋紡社製UR8300) 5重量部 芳香族イソシアネート(日本ポリウレタン工業社製コロネートL)5重量部 ブチルステアレート 1重量部 ミリスチン酸 1重量部 メチルエチルケトン 360重量部 トルエン 240重量部 シクロヘキサノン 120重量部 バック塗料は、硬化剤を除く上記成分をサンドミル中で
6時間混練分散させた後、芳香族イソシアネートを添加
することにより作製した。
【0044】〔磁気テープ〕厚さ6μmのPETフィル
ムの一面上に上記中間塗料及び磁性塗料を同時重層塗布
法により塗布した。その厚さは、乾燥後の中間層の厚さ
が1.5μm、中間層の上に設けられる磁性層の乾燥後
の厚さが0.2μmとなる厚さである。そして、磁性塗
膜が未だ乾燥しないうちに5000Oeのソレノイドに
よる磁界中を通過させて磁場配向処理を行い、次いで9
0℃の熱風が風速15m/secの割合で供給される乾
燥炉中を30秒間かけて通過させ、乾燥させた。
【0045】次いで、上記バック塗料を、乾燥後の厚さ
が0.5μmとなるよう塗布し、そして90℃の熱風乾
燥炉中を通過させ、乾燥させた。この後、ロール表面温
度90℃、ロール線圧300kg/cmの条件でカレン
ダー処理を行った。上記のようにして得た原反を8mm
幅にスリットして、8mmVTR用磁気テープを得た。
【0046】本実施例の最外層(磁性層)の塗膜100
重量部に対して用いた芳香族イソシアネート硬化剤X重
量部の割合Xは2/(100+7+10+5+0.3+
2+1+2)×100=1.6wt%であり、最外層
(磁性層)における研磨剤(アルミナ粉末)の含有量は
7/(100+7+10+5+0.3+2+1+2)×
100=5.5wt%である。
【0047】又、中間層の塗膜100重量部に対して用
いた脂肪族イソシアネート硬化剤Y重量部の割合Yは4
/(100+5+10+10+5+4+1+2)×10
0=2.9wt%であり、中間層における研磨剤(アル
ミナ粉末)の含有量は5/(100+5+10+10+
5+4+1+2)×100=3.6wt%である。磁性
層や中間層におけるX,Yの計算には、メチルエチルケ
トン、トルエン、シクロヘキサノン等の溶剤は揮発する
から、分母には参入しない。
【0048】
【実施例2】実施例1における磁性塗料中の芳香族イソ
シアネートの含有量を3重量部とした以外は、実施例1
の方法に準じた。
【0049】
【実施例3】実施例1における磁性塗料中の芳香族イソ
シアネートの含有量を4重量部とした以外は、実施例1
の方法に準じた。
【0050】
【実施例4】実施例1における中間塗料中の脂肪族イソ
シアネートの含有量を5重量部とした以外は、実施例1
の方法に準じた。
【0051】
【実施例5】実施例1における中間塗料中の脂肪族イソ
シアネートの含有量を6重量部とした以外は、実施例1
の方法に準じた。
【0052】
【比較例1】実施例1における磁性塗料中の芳香族イソ
シアネートの含有量を7重量部とした以外は、実施例1
の方法に準じた。
【0053】
【比較例2】実施例1における磁性塗料中の芳香族イソ
シアネートの含有量を6重量部とした以外は、実施例1
の方法に準じた。
【0054】
【比較例3】実施例1における磁性塗料中の芳香族イソ
シアネートの含有量を7重量部とした以外は、実施例1
の方法に準じた。
【0055】
【比較例4】実施例1における中間塗料中の脂肪族イソ
シアネートを芳香族イソシアネート(日本ポリウレタン
工業社製コロネートL)とした以外は、実施例1の方法
に準じた。
【0056】
【比較例5】実施例2における中間塗料中の脂肪族イソ
シアネートを芳香族イソシアネート(日本ポリウレタン
工業社製コロネートL)とした以外は、実施例2の方法
に準じた。
【0057】
【比較例6】実施例3における中間塗料中の脂肪族イソ
シアネートを芳香族イソシアネート(日本ポリウレタン
工業社製コロネートL)とした以外は、実施例3の方法
に準じた。
【0058】
【比較例7】実施例1における磁性塗料中の芳香族イソ
シアネートを脂肪族イソシアネート(日本ポリウレタン
工業社製コロネートHX)とした以外は、実施例1の方
法に準じた。
【0059】
【比較例8】実施例2における磁性塗料中の芳香族イソ
シアネートを脂肪族イソシアネート(日本ポリウレタン
工業社製コロネートHX)とした以外は、実施例2の方
法に準じた。
【0060】
【比較例9】実施例3における磁性塗料中の芳香族イソ
シアネートを脂肪族イソシアネート(日本ポリウレタン
工業社製コロネートHX)とした以外は、実施例3の方
法に準じた。
【0061】
【比較例10】実施例1における磁性塗料中の芳香族イ
ソシアネートを脂肪族イソシアネート(日本ポリウレタ
ン工業社製コロネートHX)とし、中間塗料中の脂肪族
イソシアネートを芳香族イソシアネート(日本ポリウレ
タン工業社製コロネートL)とした以外は、実施例1の
方法に準じた。
【0062】
【比較例11】実施例2における磁性塗料中の芳香族イ
ソシアネートを脂肪族イソシアネート(日本ポリウレタ
ン工業社製コロネートHX)とし、中間塗料中の脂肪族
イソシアネートを芳香族イソシアネート(日本ポリウレ
タン工業社製コロネートL)とした以外は、実施例2の
方法に準じた。
【0063】
【比較例12】実施例3における磁性塗料中の芳香族イ
ソシアネートを脂肪族イソシアネート(日本ポリウレタ
ン工業社製コロネートHX)とし、中間塗料中の脂肪族
イソシアネートを芳香族イソシアネート(日本ポリウレ
タン工業社製コロネートL)とした以外は、実施例3の
方法に準じた。
【0064】
【比較例13】実施例1における中間塗料中にアルミナ
を添加しなかった以外は、実施例1の方法に準じた。
【0065】
【比較例14】実施例2における中間塗料中にアルミナ
を添加しなかった以外は、実施例2の方法に準じた。
【0066】
【比較例15】実施例3における中間塗料中にアルミナ
を添加しなかった以外は、実施例3の方法に準じた。
【0067】
【比較例16】実施例1における磁性塗料中にアルミナ
を添加しなかった以外は、実施例1の方法に準じた。
【0068】
【比較例17】実施例2における磁性塗料中にアルミナ
を添加しなかった以外は、実施例2の方法に準じた。
【0069】
【比較例18】実施例3における磁性塗料中にアルミナ
を添加しなかった以外は、実施例3の方法に準じた。
【0070】
【比較例19】実施例1における磁性塗料及び中間塗料
中にアルミナを添加しなかった以外は、実施例1の方法
に準じた。
【0071】
【比較例20】実施例2における磁性塗料及び中間塗料
中にアルミナを添加しなかった以外は、実施例2の方法
に準じた。
【0072】
【比較例21】実施例3における磁性塗料及び中間塗料
中にアルミナを添加しなかった以外は、実施例3の方法
に準じた。
【0073】
【特性】上記各例で得た磁気テープについて、電磁変換
特性、S/N、ドロップアウト、耐久性、並びにカレン
ダー処理時におけるカレンダーロールの汚れを調べたの
で、その結果を下記の表−1に示す。尚、電磁変換特性
は、市販のHi8ビデオデッキを改造し、0.49μ
m,0.98μmの波長の記録信号を再生したものであ
る。
【0074】S/Nは、市販のHi8ビデオデッキを改
造して測定したものである。ドロップアウトは、市販の
Hi8ビデオデッキを改造し、0.49μmの波長の記
録信号を再生し、ドロップアウトをカウントしたもので
ある。耐久性は、市販のHi8ビデオデッキを用い、2
3℃,50%RHの雰囲気下で繰り返し走行を行い、走
行停止までの繰り返し回数を調べたものである。
【0075】カレンダー汚れは、カレンダー処理装置に
おける金属ロールを目視で観察し、汚れの有無で示し
た。 表−1 電磁変換特性(%) S/N ドロップアウト 耐久性 カレンダー汚 0.98μm 0.49μm (dB) (回数) れ 実施例1 120 120 +2.0 2500 1000 無し 実施例2 120 110 +1.5 3000 1200 無し 実施例3 120 100 +1.0 3000 1500 無し 実施例4 110 100 +0.5 3000 1500 無し 実施例5 110 100 +0.5 3000 1500 無し 比較例1 110 90 0 3000 1500 無し 比較例2 110 85 −0.5 3000 1600 無し 比較例3 110 80 −1.0 3000 1500 無し 比較例4 120 120 −1.0 3000 600 無し 比較例5 120 100 −1.5 3000 700 無し 比較例6 110 85 −1.5 3000 700 無し 比較例7 90 90 −1.0 6000 1500 有り 比較例8 90 80 −1.0 6000 1600 有り 比較例9 90 75 −1.5 6000 1500 有り 比較例10 90 90 −1.0 10000 600 有り 比較例11 90 80 −1.0 10000 700 有り 比較例12 90 75 −1.5 10000 700 有り 比較例13 120 100 −1.0 12000 100 無し 比較例14 120 110 −1.0 12000 200 無し 比較例15 120 100 −1.0 15000 300 無し 比較例16 120 120 −1.0 20000 100 無し 比較例17 120 110 −1.0 20000 200 無し 比較例18 120 100 −1.0 30000 300 無し 比較例19 120 120 −1.5 20000 100 無し 比較例20 120 110 −1.5 30000 200 無し 比較例21 120 100 −1.5 30000 300 無し この表−1によれば、支持体上に設けた中間層と、中間
層上に設けた磁性層とを有する塗布型の磁気記録媒体に
おいて、中間層および磁性層には各々アルミナ粉末を含
有させ、中間層の形成には脂肪族イソシアネート硬化剤
を用いると共に、磁性層の形成には芳香族イソシアネー
ト硬化剤を用い、中間層における脂肪族イソシアネート
硬化剤の使用割合Yと磁性層における芳香族イソシアネ
ート硬化剤の使用割合XとがX≦1.3Yを満たすよう
にさせたので、電磁変換特性およびS/Nに優れたもの
となり、かつ、ドロップアウトが起き難く、更には耐久
性にも富むものとなる。しかも、カレンダー処理時にお
いてカレンダーロールに汚れが付き難いものである。従
って、生産性も高い。
【0076】これに対して、磁性層にアルミナ粉末を含
有させ、中間層の形成には脂肪族イソシアネート硬化剤
を用いると共に、磁性層の形成には芳香族イソシアネー
ト硬化剤を用い、中間層における脂肪族イソシアネート
硬化剤の使用割合Yと磁性層における芳香族イソシアネ
ート硬化剤の使用割合XとがX≦1.3Yを満たすよう
にさせていても、中間層にアルミナ粉末を含有させてい
ない場合には、比較例13,14,15,19,20,
21が示す通り、S/Nが低く、かつ、ドロップアウト
が多く、更には耐久性も劣る。
【0077】又、中間層にアルミナ粉末を含有させ、中
間層の形成には脂肪族イソシアネート硬化剤を用いると
共に、磁性層の形成には芳香族イソシアネート硬化剤を
用い、中間層における脂肪族イソシアネート硬化剤の使
用割合Yと磁性層における芳香族イソシアネート硬化剤
の使用割合XとがX≦1.3Yを満たすようにさせてい
ても、磁性層にアルミナ粉末を含有させていない場合に
は、比較例16,17,18,19,20,21が示す
通り、S/Nが低く、かつ、ドロップアウトが多く、更
には耐久性も劣る。
【0078】又、中間層および磁性層には各々アルミナ
粉末を含有させ、中間層の形成には脂肪族イソシアネー
ト硬化剤を用いると共に、磁性層の形成には芳香族イソ
シアネート硬化剤を用いていても、中間層における脂肪
族イソシアネート硬化剤の使用割合Yと磁性層における
芳香族イソシアネート硬化剤の使用割合XとがX≦1.
3Yを満たしていない場合には、比較例1,2,3が示
す通り、高域における電磁変換特性が低く、かつ、S/
Nも低い。
【0079】又、中間層および磁性層には各々アルミナ
粉末を含有させ、中間層の形成にイソシアネート硬化剤
を用いると共に、磁性層の形成に芳香族イソシアネート
硬化剤を用い、中間層におけるイソシアネート硬化剤の
使用割合Yと磁性層におけるイソシアネート硬化剤の使
用割合XとがX≦1.3Yを満たすようにしていても、
中間層のイソシアネート硬化剤が、脂肪族イソシアネー
ト硬化剤ではなく、芳香族イソシアネート硬化剤であっ
たならば、比較例4,5,6が示す通り、S/Nが低
く、又、高域における電磁変換特性が低かったり、更に
は耐久性が悪い。
【0080】又、中間層および磁性層には各々アルミナ
粉末を含有させ、中間層の形成に脂肪族イソシアネート
硬化剤を用いると共に、磁性層の形成にイソシアネート
硬化剤を用い、中間層におけるイソシアネート硬化剤の
使用割合Yと磁性層におけるイソシアネート硬化剤の使
用割合XとがX≦1.3Yを満たすようにしていても、
磁性層のイソシアネート硬化剤が、芳香族イソシアネー
ト硬化剤ではなく、脂肪族イソシアネート硬化剤であっ
たならば、比較例7,8,9が示す通り、電磁変換特性
が低く、かつ、S/Nも低く、又、ドロップアウトは多
く、そして耐久性も低下の傾向に有る。更には、カレン
ダー処理時においてカレンダーロールに汚れが付き、生
産性も低くなる。
【0081】又、中間層および磁性層には各々アルミナ
粉末を含有させ、中間層の形成にイソシアネート硬化剤
を用いると共に、磁性層の形成にイソシアネート硬化剤
を用い、中間層におけるイソシアネート硬化剤の使用割
合Yと磁性層におけるイソシアネート硬化剤の使用割合
XとがX≦1.3Yを満たすようにしていても、磁性層
のイソシアネート硬化剤が、芳香族イソシアネート硬化
剤ではなく、脂肪族イソシアネート硬化剤で、中間層の
イソシアネート硬化剤が、脂肪族イソシアネート硬化剤
ではなく、芳香族イソシアネート硬化剤であったなら
ば、比較例10,11,12が示す通り、電磁変換特性
が低く、かつ、S/Nも低く、又、ドロップアウトは多
く、そして耐久性も悪い。更には、カレンダー処理時に
おいてカレンダーロールに汚れが付き、生産性も低くな
る。
【0082】
【発明の効果】支持体上に積層された複数の塗膜を具備
した磁気記録媒体において、前記各々の塗膜にはアルミ
ナが含有され、前記複数の塗膜のうちの少なくとも一つ
は磁性層であり、前記複数の塗膜のうち前記支持体から
最も遠い側にある最外層の塗膜は、芳香族イソシアネー
ト硬化剤が用いられて硬化され、前記最外層の塗膜より
支持体に近い側にある塗膜は、脂肪族イソシアネート硬
化剤が用いられて硬化されてなり、前記最外層の塗膜1
00重量部に対して用いた芳香族イソシアネート硬化剤
X重量部の割合Xwt%と、前記脂肪族イソシアネート
硬化剤が用いられて硬化された塗膜100重量部に対し
て用いた脂肪族イソシアネート硬化剤Y重量部の割合Y
wt%とが、X≦1.3Yを満たすようにしたので、電
磁変換特性およびS/Nに優れたものとなり、かつ、ド
ロップアウトが起き難く、更には耐久性にも富むものと
なる。しかも、カレンダー処理時においてカレンダーロ
ールに汚れが付き難いから、生産性も高い。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 5/708 G11B 5/708

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、この支持体の少なくとも一方
    の面上に積層された複数の塗膜とを具備する磁気記録媒
    体において、 前記各々の塗膜にはアルミナが含有され、 前記複数の塗膜のうちの少なくとも一つは磁性層であ
    り、 前記複数の塗膜のうち前記支持体から最も遠い側にある
    最外層の塗膜は、芳香族イソシアネート硬化剤が用いら
    れて硬化され、 前記最外層の塗膜より支持体に近い側にある塗膜は、脂
    肪族イソシアネート硬化剤が用いられて硬化されてな
    り、 前記最外層の塗膜100重量部に対して用いた芳香族イ
    ソシアネート硬化剤X重量部の割合Xwt%と、前記脂
    肪族イソシアネート硬化剤が用いられて硬化された塗膜
    100重量部に対して用いた脂肪族イソシアネート硬化
    剤Y重量部の割合Ywt%とが、X≦1.3Yを満たす
    ことを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 芳香族イソシアネート硬化剤が用いられ
    て硬化された塗膜のバインダは、塩化ビニル、酢酸ビニ
    ル、ビニルアルコールの群の中から選ばれた一つ以上を
    構成要素とする重合体及び共重合体、ポリウレタン樹
    脂、ポリエステル樹脂の群の中から選ばれた樹脂が用い
    られ、脂肪族イソシアネート硬化剤が用いられて硬化さ
    れた塗膜のバインダは、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニ
    ルアルコールの群の中から選ばれた一つ以上を構成要素
    とする重合体及び共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエ
    ステル樹脂の群の中から選ばれた樹脂が用いられてなる
    ことを特徴とする請求項1の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 芳香族イソシアネート硬化剤が用いられ
    て硬化された塗膜の厚さが0.05〜0.5μmで、脂
    肪族イソシアネート硬化剤が用いられて硬化された塗膜
    の厚さは0.5〜3.0μmであることを特徴とする請
    求項1又は請求項2の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 Xは0.1〜2.0で、かつ、Yが0.
    08〜8.0であることを特徴とする請求項1〜請求項
    3いずれかの磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 各々の塗膜に含まれるアルミナは、含有
    量が1〜20wt%であることを特徴とする請求項1〜
    請求項4いずれかの磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 支持体から最も遠い側の最外層が磁性層
    であることを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかの
    磁気記録媒体。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021144775A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 富士フイルム株式会社 磁気記録媒体、磁気テープカートリッジおよび磁気記録再生装置
JP2021144777A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 富士フイルム株式会社 磁気記録媒体、磁気テープカートリッジおよび磁気記録再生装置
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