JPH1139602A - 回転ヘッド方式磁気記録再生装置 - Google Patents

回転ヘッド方式磁気記録再生装置

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JPH1139602A
JPH1139602A JP19094697A JP19094697A JPH1139602A JP H1139602 A JPH1139602 A JP H1139602A JP 19094697 A JP19094697 A JP 19094697A JP 19094697 A JP19094697 A JP 19094697A JP H1139602 A JPH1139602 A JP H1139602A
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JP
Japan
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signal
recording
period
coil
rotary
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Pending
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JP19094697A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kiyota
雅弘 清田
Toshihiro Kawakubo
俊宏 川久保
Masahiro Suzuki
雅浩 鈴木
Shinichi Fukuda
伸一 福田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 S/N比を劣化させず、かつ電力供給専用の
期間も不要な回転ヘッド方式磁気記録再生装置を提供す
ること。 【解決手段】 回転ヘッド方式磁気記録再生装置におい
て、信号用コイルとは別に電力供給用コイルを備えたロ
ータリートランスと、信号記録期間においてロータリー
トランスの固定側電力供給用コイルに交流信号を印加す
る電力供給回路と、回転側電力供給用コイルからの出力
信号を整流する整流回路と、整流回路の出力側に接続さ
れた電力蓄積用のコンデンサと、前記コンデンサから電
源を供給され、信号再生ヘッドからの出力信号を増幅す
る増幅回路とを備える。本発明においては、ロータリー
トランスを通過する前に再生信号を増幅することによっ
てS/N比が向上し、かつ電力供給によるS/N比の劣
化もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転ヘッド方式磁気
記録再生装置に関し、特に、ロータリートランスを介し
て回転部内のアンプに電力を供給する回転ヘッド方式磁
気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回転ヘッド方式磁気記録再生装置
において、回転ヘッド内に再生信号の増幅器を備え、ロ
ータリートランスを介して電源電力を供給する方式が提
案されている。例えば、特開昭51−138417号公
報(文献1)には、周波数を分離することによって、ロ
ータリートランスの信号伝達用のコイルを電力信号の伝
達に兼用する技術が開示されている。また、実開平3−
37601号公報(文献2)には、記録または再生動作
を行っていない期間において、ロータリートランスの信
号伝達用のコイルを電力信号の伝達に切り替え、コンデ
ンサに蓄積した電力を使用して再生信号の増幅を行う技
術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような、従来
の回転ヘッド方式磁気記録再生装置において、例えば文
献1の技術においては再生信号と電力信号とが同一のコ
イルを通過するので、S/N比が劣化する恐れがあり、
また、文献2の技術においては、回転ヘッドの1回転期
間の中に、電力供給のために信号の記録も再生も行わな
い期間が必要となるという問題点があった。本発明の目
的は、前記のような従来技術の問題点を解決し、S/N
比を劣化させず、かつ電力供給専用の期間も不要な回転
ヘッド方式磁気記録再生装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転ヘッド方
式磁気記録再生装置において、信号用コイルとは別に電
力供給用コイルを備えたロータリートランスと、記録期
間においてロータリートランスの固定側電力供給用コイ
ルに交流信号を印加する電力供給手段と、回転側電力供
給用コイルからの出力信号を整流する整流手段と、整流
手段の出力側に接続された電力蓄積用のコンデンサと、
前記コンデンサから電源を供給され、信号再生ヘッドか
らの出力信号を増幅する増幅手段とを備えたことを特徴
とする。
【0005】本発明においては、信号用のコイルと電力
供給用のコイルとを分離し、かつ信号の記録期間におい
て電力の供給を行うように構成したので、ロータリート
ランスを通過する前に再生信号を増幅することによって
S/N比が向上し、かつ電力供給によるS/N比の劣化
もない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明を適用した
回転ヘッド方式磁気記録再生装置のヘッド部分の基本回
路構成を示すブロック図である。発振回路1は回転ヘッ
ドの信号記録期間において、所定の周波数の交流信号を
発生する。該交流信号はロータリートランス2の電力供
給用コイルを介して、回転ヘッド部内にある整流回路3
に入力され、整流された直流電力は、コンデンサ4に蓄
積される。
【0007】回転ヘッド部内にあるヘッドアンプ6は、
コンデンサ4に蓄積された電力を電源として、再生ヘッ
ド5から出力される再生信号を増幅し、ロータリートラ
ンス2の信号伝達用コイルを介して信号処理回路7へ出
力する。信号処理回路7は、再生信号に対して所望の処
理を施し、出力する。
【0008】発振回路1は、信号の記録期間においての
み信号を出力し、かつ記録信号よりも低い周波数を使用
する。そして、電力供給用のコイルは信号伝達用とは別
に設けられている。更に、図示しない信号記録用ヘッド
は、ロータリートランスを介して大きな電力で駆動され
る。従って、たとえロータリートランス2においてクロ
ストークが発生しても、信号記録動作に影響は無く、ま
た信号再生時にはロータリートランスを通過する前に再
生信号を増幅することによってS/N比が向上し、また
電力供給に伴うS/N比の劣化は起こらない。
【0009】図2は、本発明が適用される回転ヘッドの
断面図である。回転ヘッドは大きく分けて上側(回転)
シリンダー13および下側(固定)シリンダー16から
なり、固定シリンダー側にベアリングで回転自在に装着
された回転ヘッドの軸10の下部にはモーター17が装
備されている。上側シリンダー13の下部には磁気ヘッ
ド11が複数個装着されている。
【0010】基板12には、図1の整流回路3、コンデ
ンサ4、ヘッドアンプ6等が実装される。ロータリート
ランスの回転側14と固定側15はわずかな隙間を隔て
て対向しており、同心円状に掘られた対向する溝にはそ
れぞれコイルが埋め込まれている。最内周にある電力供
給用のコイル18は信号伝達用のコイルとは別に設けら
れている。
【0011】図4は、本発明を適用したテープストリー
マ装置の回路構成を示すブロック図である。このテープ
ストリーマ装置は、計算機のハードディスク装置のバッ
クアップ等に使用されるデジタルデータの記録再生装置
であり、テープとしては例えば8ミリテープを使用す
る。記録ヘッド32、33および再生ヘッド30、31
はそれぞれ複数設けられているが、本発明の説明を分か
り易くするために、便宜上記録ヘッド32、33および
再生ヘッド30、31がそれぞれ2個づつ装備されてい
るものとする。
【0012】データの記録再生装置の場合にはデータを
連続再生する必要がない。そこで、2個の記録ヘッド3
2、33は回転シリンダの同じ位置に装着されており、
ヘッドが半回転する期間に同時に2トラックのデータ記
録を行うようになっている。再生ヘッド30、31も記
録ヘッドとは180度異なる位置に、2個が装着されて
おり、同時に2トラックのデータの再生を行う。従っ
て、回転ヘッドの回転周期の半分がデータ再生期間、そ
の他の半分がデータ記録期間となっている。
【0013】図示しない外部装置から入力された記録デ
ータは、制御回路38によってインターフェイス、同期
制御、符号化等の処理が行われ、記録信号処理回路3
6、37に入力される。信号処理回路36、37は、ロ
ータリートランス39を介して、記録ヘッド32、33
を駆動する。
【0014】再生ヘッド30、31から出力された再生
信号はそれぞれヘッドアンプ28、29によって増幅さ
れ、ロータリートランス39を介して再生信号処理回路
34、35に入力される。再生信号処理回路34、35
においては、例えばパーシャルレスポンス方式と最尤復
号方式とを組み合わせたPRML等の方式による記録デ
ータの再生が行われ、再生データが制御回路38に出力
される。制御回路38においては、復号化、同期制御
(バッファリング)、インターフェイス処理が行われ、
再生データが出力される。
【0015】発振回路20は図3(b)に示すような、
所定周期でオン/オフを繰り返すデジタル信号を発生す
る。デジタルデータの場合、符号化の方式により記録/
再生信号の低周波成分を低いレベルに抑圧することがで
きる。この発振信号の基本周波数は記録あるいは読み出
される信号の周波数帯域よりも低い周波数に設定されて
いる(実際の信号周期は図3よりはるかに短い)。
【0016】オン/オフ制御回路21は回転ヘッドのサ
ーボ信号等から、図3(a)に示すような、記録期間中
のみ1となるような電源供給制御信号を生成し、AND
ゲート22に出力する。ANDゲート22は図3(c)
に示すような出力信号をドライブ回路23に供給し、ド
ライブ回路23はロータリートランス39の電源供給用
コイルを駆動する。なお、高調波を抑圧するために、ド
ライブ回路23内にローパスフィルタ等を備えてもよ
い。
【0017】整流回路24は、例えば半波整流回路、全
波(ブリッヂ)整流回路等の整流回路である。記録期間
中においては、ロータリートランス39を介して供給さ
れ、整流された脈流は大容量のコンデンサ25を充電
し、電力が蓄積される。定電圧回路26は例えば周知の
3端子レギュレータ素子等からなり、任意の負荷電流に
おいて出力電圧を一定に保つように機能する。出力端の
コンデンサ27は発振あるいは雑音防止用のコンデンサ
である。定電圧回路26の出力はヘッドアンプ28、2
9に電源として供給される。
【0018】コンデンサ25は、図3の記録期間におい
て充電され、再生期間において放電される。従って、再
生期間の終了時点において、コンデンサ25の電圧がヘ
ッドアンプの電源電圧および定電圧回路の電圧降下分を
加算した電圧よりも高くなるように、コンデンサ25の
容量および充電電圧を決定する。以上のような構成、即
ちロータリートランスの前にアンプを設置することによ
って再生時のS/N比が向上し、また記録時にのみ電力
を供給することにより、S/N比の劣化を防止すること
ができる。
【0019】以上、実施例について開示したが、以下に
述べるような変形例も考えられる。実施例においては、
データの記録期間にのみ電力の供給を行う構成を開示し
たが、ヘッドの構成や記録するデータの種類によっては
再生期間が連続する場合もある。このような場合におい
ては、再生期間中に、即ち常時電力供給を行うように構
成すればよい。この場合には電力供給に伴いS/N比が
劣化する恐れがあるが、電力供給用コイルが別に設けら
れ、かつ周波数が分離しているので十分実施可能であ
る。この場合には、コンデンサの容量は第1の実施例よ
り小さくてよい。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
信号用のコイルと電力供給用のコイルとを分離し、かつ
信号の記録期間において電力の供給を行うように構成し
たので、ロータリートランスを通過する前に再生信号を
増幅することによってS/N比が向上し、かつ電力供給
によるS/N比の劣化もなく、電力供給専用の期間も不
要となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した回転ヘッド方式磁気記録再生
装置のヘッド部分の回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明が適用される回転ヘッドの断面図であ
る。
【図3】電力供給に関する各種信号波形を示す波形図で
ある。
【図4】本発明を適用したテープストリーマ装置の回路
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…発振回路、2…ロータリートランス、3…整流回
路、4…コンデンサ、5…再生ヘッド、6…ヘッドアン
プ、7…信号処理回路、10…回転ヘッドの軸、11…
ヘッド、12…基板、13…上側シリンダー、14、1
5…ロータリートランス、16…下側シリンダー、17
…モータ、18…コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 伸一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号用コイルとは別に電力供給用コイル
    を備えたロータリートランスと、 記録期間においてロータリートランスの固定側電力供給
    用コイルに交流信号を印加する電力供給手段と、 回転側電力供給用コイルからの出力信号を整流する整流
    手段と、 整流手段の出力側に接続された電力蓄積用のコンデンサ
    と、 前記コンデンサから電源を供給され、信号再生ヘッドか
    らの出力信号を増幅する増幅手段とを備えたことを特徴
    とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記交流信号の周波数は再生される信号
    の周波数帯域よりも低いことを特徴とする請求項1に記
    載の回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 デジタルデータを記録再生するための装
    置であって、 回転ヘッドの半周の期間でデータを記録し、残りの半周
    の期間でデータを再生するように構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の回転ヘッド方式磁気記録再
    生装置。
JP19094697A 1997-07-16 1997-07-16 回転ヘッド方式磁気記録再生装置 Pending JPH1139602A (ja)

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