JPH1138553A - 記録材料用支持体 - Google Patents

記録材料用支持体

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JPH1138553A
JPH1138553A JP9188412A JP18841297A JPH1138553A JP H1138553 A JPH1138553 A JP H1138553A JP 9188412 A JP9188412 A JP 9188412A JP 18841297 A JP18841297 A JP 18841297A JP H1138553 A JPH1138553 A JP H1138553A
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JP
Japan
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layer
weight
paper
swellable
resin
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Application number
JP9188412A
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English (en)
Inventor
Shigehisa Tamagawa
重久 玉川
Sumitaka Tatsuta
純隆 龍田
Toshiaki Aono
俊明 青野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種記録材料用支持体として好適で、表面平
滑性及び剛度を同時にバランスよく向上させた高品質の
記録材料用支持体を提供すること。 【解決手段】 木材パルプを主成分とする原紙の少なく
とも一方の表面上に、膨潤性無機層状化合物を含有する
層を設けたことを特徴とする記録材料用支持体である。
ここでは、露出する2つの表面の内の少なくとも一方
に、樹脂を主成分とする被覆層を設けた態様が好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材料用支持体
に関し、さらに詳しくは、写真印画紙、感熱記録紙等の
各種記録材料用支持体として好適であり、表面平滑性及
び剛性を同時にバランスよく向上させた高品質の記録材
料用支持体に関する。
【0002】
【従来の技術】写真印画紙、感熱記録紙等の記録材料用
支持体には、高い表面平滑性と剛性とが要求される。こ
のため、従来から、記録材料用支持体における表面平滑
性と剛性とを同時に改善する技術の開発研究が盛んに行
われているが、満足な成果は未だ報告されていない。例
えば、特開昭58−68037号公報には、使用するパ
ルプの42メッシュ残留分を20〜45%に調整するこ
とが開示されているが、この場合には、表面平滑性の改
善は十分でない上、剛性を低下させてしまうという問題
がある。また、特開平3−197939号公報には、パ
ルプとして繊維壁厚さの薄いメープルを使用することが
開示されている。しかし、この場合には、表面平滑性に
ついてはある程度改善されるものの、剛性の低下が著し
いという問題がある。さらに、特開平7−7258号公
報には、叩解後のパルプの重量繊維長を規定すること等
により、表面平滑性と剛性とを改善する旨が開示されて
いる。しかしながら、単に叩解後の最終紙料の重量平均
繊維長を規定しただけでは、表面平滑性と剛性とを同時
にバランス良く、かつ十分なレベルにまで向上させるこ
とは実際上困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、写真印画紙、感熱記録紙等
の各種記録材料用支持体として好適であり、表面平滑性
及び剛性を同時にバランス良く、かつ十分なレベルにま
で向上させた高品質の記録材料用支持体を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、以下の通りである。即ち、 <1> 木材パルプを主成分とする原紙の少なくとも一
方の表面上に、膨潤性無機層状化合物を含有する層を設
けたことを特徴とする記録材料用支持体である。 <2> 露出する2つの表面の内の少なくとも一方に、
樹脂を主成分とする被覆層を設けた前記<1>に記載の
記録材料用支持体である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の記録材料用支持体
について詳細に説明する。本発明の記録材料用支持体
は、原紙の少なくとも一方の表面上に、膨潤性無機層状
化合物を含有する層を設けてなる。
【0006】−原紙− 本発明の記録材料用支持体における原紙は、木材パルプ
を主成分としてなる。前記原紙における前記木材パルプ
の割合としては、60重量%以上が好ましく、100重
量%がより好ましい。前記木材パルプとしては、特に制
限はなく、本発明の目的に応じて適宜選択することがで
きるが、本発明においては広葉樹晒クラフトパルプ(L
BKP)が好適に挙げられる。針葉樹晒クラフトパルプ
(NBKP)や広葉樹サルファイトパルプ(LBSP)
等の場合、記録材料用支持体における表面平滑性と剛性
とを同時にバランス良く、かつ十分なレベルにまで向上
させることができないことがある。
【0007】前記木材パルプの叩解前の重量平均繊維長
としては、0.60〜0.74mm程度が好ましい。前
記叩解前の重量平均繊維長が、0.60mm未満である
と、得られる記録材料用支持体の剛性が低下してしまう
ことがあり、一方、0.74mmを越えると、得られる
記録材料用支持体の表面平滑性が低下してしまい、ま
た、前記木材パルプの叩解前の重量平均繊維長は一般に
0.5〜0.8mm程度であることから前記木材パルプ
の入手が困難になり、不便である。なお、前記重量平均
繊維長は、例えば特開昭60−69649号公報に記載
された方法に準じて測定することができる。この測定に
際しては、前記木材パルプの繊維を約0.001重量%
程度含有する液量50〜100mlの試料液が使用され
る。
【0008】前記木材パルプの叩解には、ビータやリフ
ァイナー等を使用できる。前記ビータやリファイナー等
としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択で
き、市販品を使用することができる。本発明において、
前記叩解は、1段階の叩解であってもよいし、少なくと
も2段階(2段階以上)の多段階の叩解であってもよい
が、叩解後の前記木材パルプの重量平均繊維長を前記好
ましい範囲内に制御できる点で多段階の叩解が好まし
く、これらの中でも運転コスト等を考慮すると2段階の
叩解がより好ましい。2段階の叩解の場合、異なる2種
(2機)のビータやリファイナー等を使用して2段階の
叩解を行ってもよいし、1種(1機)のビータやリファ
イナー等を使用し、ビータやリファイナー等における刃
型や回転数を変えて2段階の叩解を行ってもよい。これ
らの中でもリファイナーを2機使用した場合が、叩解処
理を連続で行うことができる等の点で好ましい。
【0009】前記木材パルプの叩解は、濾水度(C.
S.F.)が200〜350ccまで行うのが好まし
く、230〜320ccまで行うのがより好ましい。前
記叩解後の濾水度が、350ccを越えると、叩解後の
前記木材パルプの重量平均繊維長が前記好ましい範囲内
にあっても、フィブリル化が少なく、微細繊維が多いた
め、乾燥時の収縮により得られる記録材料用支持体の剛
性が低下してしまうことがり、200cc未満である
と、叩解後の前記木材パルプの重量平均繊維長が前記好
ましい範囲内にあっても、フィブリル化が多いため、乾
燥時の収縮が大となり、得られる記録材料用支持体の表
面平滑性が低下してしまうことがある。
【0010】なお、前記濾水度は、JIS−P8121
の「パルプの濾水度試験方法」におけるカナダ標準形試
験方法に従って測定することができる。
【0011】前記木材パルプの叩解後の重量平均繊維長
としては、0.45〜0.60mm程度が好ましい。前
記叩解後の重量平均繊維長が、0.45mm未満である
と、得られる記録材料用支持体の剛性が低下してしまう
ことがあり、一方、0.60mmを越えると、得られた
記録材料用支持体の表面平滑性が低下してしまうことが
ある。
【0012】本発明においては、前記木材パルプの叩解
後に得られる前記木材パルプのスラリー(以下「パルプ
紙料」と称することがある)には、必要に応じて各種添
加材、例えば、填料、乾燥紙力増強剤、サイズ剤、湿潤
紙力増強剤、定着剤、pH調整剤、その他の薬剤などが
適宜添加される。
【0013】前記填料としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、クレー、カオリン、白土、タルク、酸化チタン、珪
藻土、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグ
ネシウム等が挙げられる。前記乾燥紙力増強剤として
は、例えば、カチオン化澱粉、カチオン化ポリアクリル
アミド、アニオン化ポリアクリルアミド、カルボキシ変
成ポリビニルアルコール等が挙げられる。前記サイズ剤
としては、例えば、脂肪酸塩、ロジン、マレイン化ロジ
ン等のロジン誘導体、パラフィンワックス、アルキルケ
テンダイマー、アルケニル無水琥珀酸(ASA)、エポ
キシ化脂肪酸アミド等が挙げられる。
【0014】前記湿潤紙力増強剤としては、例えば、ポ
リアミンポリアミドエピクロロヒドリン、メラミン樹
脂、尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド樹脂等が挙げられ
る。前記定着剤としては、例えば、硫酸アルミニウム、
塩化アルミニウム等の多価金属塩、カチオン化澱粉等の
カチオン性ポリマー等が挙げられる。前記pH調整剤と
しては、例えば苛性ソーダ、炭酸ソーダ等が挙げられ
る。
【0015】前記その他の薬剤としては、例えば、消泡
剤、染料、スライムコントロール剤、蛍光増白剤等が挙
げられる。また、必要に応じて柔軟化剤等を添加するこ
ともできる。
【0016】前記柔軟化剤については、例えば、新・紙
加工便覧(紙薬タイム社編)554〜555頁(198
0年発行)に記載があるが、特に分子量200以上のも
のが好ましい。この柔軟化剤は、炭素数10以上の疎水
性基を有し、セルロースと自己定着するアミン塩又は第
4級アンモニウム塩となっている。前記柔軟化剤の具体
例としては、無水マレイン酸共重合体とポリアルキレン
ポリアミンとの反応生成物、高級脂肪酸とポリアルキレ
ンポリアミンとの反応生成物、ウレタンアルコールとア
ルキル化剤との反応生成物、高級脂肪酸の4級アンモニ
ウム塩等が挙げられるが、特に無水マレイン酸共重合体
とポリアルキレンポリアミンとの反応生成物、ウレタン
アルコールとアルキル化剤との反応生成物が好ましい。
【0017】これらの各種添加材等は、1種単独で使用
してもよいし、2種以上を併用してもよい。また、これ
らの各種添加材等の前記パルプ紙料中への添加量として
は、本発明の目的を害しない範囲において適宜選択で
き、通常0.1〜1.0重量%が好ましい。
【0018】前記パルプ紙料の抄紙は、例えば、手抄紙
機、長網抄紙機、丸網抄紙機、ツインワイヤマシン、コ
ンビネーションマシンなどを用いて行うことができる。
本発明においては、これらの手段によって抄造され、乾
燥され、巻き取られた原紙に、サイズプレス、タブサイ
ズなどの公知の方法により、表面サイズ処理やカレンダ
ー処理を施すことができる。一般に、前記表面サイズ処
理は、前記乾燥の前後のいずれかにおいて行われ、前記
カレンダー処理は、前記乾燥の後から前記巻取りの間に
行われる。
【0019】前記表面サイズ処理に使用される処理液に
は、例えば、水溶性高分子、サイズ剤、吸湿性物質、顔
料、pH調整剤、エポキシ化脂肪酸アミド(EFA)、
ポリアミンポリアミドエピクロロヒドリン、染料、蛍光
増白剤などが含まれていてもよい。
【0020】前記水溶性高分子としては、例えば、カチ
オン化澱粉、ポリビニルアルコール、カルボキシ変成ポ
リビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、セルロースサルフェート、
ゼラチン、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウム、スチ
レン−無水マレイン酸共重合体ナトリウム塩、ポリスチ
レンスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。
【0021】前記サイズ剤としては、例えば、石油樹脂
エマルジョン、スチレン−無水マレイン酸共重合体アル
キルエステルのアンモニウム塩、ロジン、高級脂肪酸
塩、アルキルケテンダイマー(AKD)等が挙げられ
る。
【0022】前記吸湿性物質としては、例えば、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリエチレン、塩化ビニリデン共重合体等のラテッ
クス・エマルジョン類、グリセリン、ポリエチレングリ
コール等が挙げられる。
【0023】前記顔料としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、クレー、カオリン、タルク、硫酸バリウム、酸化チ
タン等が挙げられる。前記pH調整剤としては、例え
ば、塩酸、苛性ソーダ、炭酸ソーダ等が挙げられる。
【0024】前記カレンダー処理は、前記表面サイズ処
理を乾燥後に行う場合には、表面サイズ処理の前後のい
ずれにおいても実施することができるが、各種処理を実
行した最終の仕上げ工程でカレンダー処理を実施するの
が好ましい。カレンダー処理に使用する金属ロールや弾
性ロールは、通常の紙の製造に用いられる公知のものが
使用される。
【0025】前記カレンダー処理により、記録材料用支
持体に使用される原紙は、最終的に50〜250μmの
厚みに調整される。なお、原紙の密度としては、0.8
〜1.3g/m3 が好ましく、1.0〜1.2g/m3
が好ましい。
【0026】なお、本発明の記録材料用支持体には、帯
電防止、カール防止等のために各種のバックコート層を
塗設することができる。また、前記バックコート層に
は、特公昭52−18020号、特公昭57−9059
号、特公昭57−53940号、特公昭58−5685
9号、特開昭59−214849号、特開昭58−18
4144号等の各公報に記載されている無機帯電防止
剤、有機帯電防止剤、親水性バインダー、ラテックス、
硬化剤、顔料、界面活性剤等を適宜組み合わせて含有さ
せてもよい。
【0027】−膨潤性無機層状化合物を含有する層− 前記膨潤性無機層状化合物としては、例えば、ベントナ
イト、ヘクトライト、サポナイト、テニオライト、テト
ラシックマイカ、ビーデライト、ノントロナイト、スチ
ブンサイト、ハイデライト、モンモリロライト、タル
ク、りん酸ジルコニウム、雲母群などの膨潤性粘土鉱物
類、膨潤性合成雲母、膨潤性合成スメクタイト等が挙げ
られる。
【0028】これらの膨潤性無機層状化合物は、10〜
15オングストロームの厚みの単位結晶格子層からなる
積層構造を有し、格子内金属置換が他の粘土鉱物より著
しく大きい。その結果、格子層は、正電荷不足を生じ、
それを補償するために層間にNa+ 、Ca2+、Mg2+
の陽イオンを吸着している。これらの層間に介在してい
る陽イオンは、交換性陽イオンと呼ばれ、色々な陽イオ
ンと交換する。特に層間の陽イオンが、Li+ 、Na+
の場合、イオン半径が小さいため、層状結晶格子間の結
合が弱く、水により大きく膨張する。その状態でシェア
ーをかけると容易に劈開し、水中で安定したゾルを形成
する。なお、このゾルは、通常、透明性に優れる。前記
例示の中でも、本発明においては、ベントナイト及び膨
潤性合成雲母がこの傾向が強いため好ましく、膨潤性合
成雲母がより好ましく、フッ素系膨潤性合成雲母が特に
好ましい。
【0029】前記膨潤性合成雲母としては、Naテトラ
シックマイカ:NaMg2.5(Si410)F2、Na又
はLiテニオライト:(NaLi)Mg2Li(Si4
10)F2、Na又はLiヘクトライト:(NaLi)
1/3 Mg2/3 Li1/3 (Si410)F2などが好適に挙
げられる。
【0030】前記膨潤性合成雲母における、厚みとして
は、厚くとも0.1μm(0.1μm以下)であり、厚
くとも0.05μm(0.05μm以下)が好ましく、
1〜50nmがより好ましい。また、面サイズとしては
1〜20μmが好ましい。前記膨潤性合成雲母の拡散性
を制御する観点からは、前記厚みは薄いほど好ましく、
前記平面サイズは塗布面の平滑性及び透明性を悪化しな
い範囲で大きいほど好ましい。したがって、前記膨潤性
合成雲母のアスペクト比としては、該膨潤性合成雲母を
含む塗布液の塗布適性を該しない範囲で大きい程好まし
く、小さくとも20(20以上)であり、100(10
0以上)が好ましく、小さくとも200(200以上)
がより好ましく、小さくとも500(500以上)が特
に好ましい。なお、粒子の大きさとして平均長径は、
0.3〜20μmであり、0.5〜10μmが好まし
く、1〜5μmがより好ましい。
【0031】前記膨潤性無機層状化合物を含有する層
は、バインダーを含有し、該層における、該膨潤性無機
層状化合物と該バインダーとの重量比(膨潤性無機層状
化合物/バインダー)は、100/5〜100/100
が好ましく、100:5〜100:50がより好まし
い。前記重量比が、100/5を下回ると前記膨潤性無
機層状化合物を添加した効果が十分に発揮されず、記録
材料用支持体の表面平滑性を十分に改善することができ
ないことがあり、100/100を上回っても、それに
見合う硬化が得られず、塗布適性にも劣ることがある。
【0032】なお、前記バインダーとしては、水溶性ポ
リマーが好適に挙げられる。前記水溶性ポリマーとして
は、水に容易に溶解する性質を有し、ゼラチンが代表的
であるが、その他の親水性コロイドなども挙げられる。
具体的には、ゼラチン、ゼラチン誘導体、ゼラチンと他
の高分子とのグラフトポリマー、アルブミン、カゼイン
等の蛋白質、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、セルロース硫酸エステル類等のセル
ロース誘導体、アルギン酸ソーダ、スターチ、澱粉誘導
体などの糖誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニル
アルコール部分アセタール、ポリ−N−ビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル
アミド等の単一あるいは共重合体等が挙げられる。これ
らは、1種単独で使用してもよいし、2種以上併用して
もよい。これらの中でもゼラチンが好ましい。
【0033】前記ゼラチンとしては、石灰処理ゼラチン
の外、酸処理ゼラチンを用いてもよく、ゼラチン加水分
解物、ゼラチン酵素分解物等も用いることができる。ま
た、前記ゼラチン誘導体としては、ゼラチンに例えば酸
ハライド、酸無水物、イソシアネート類、ブロム酢酸、
アルカンサルトン類、ビニルスルホンアミド類、マレイ
ンイミド化合物類、ポリアルキレンオキシド類、エポキ
シ化合物類等の種々の化合物を反応させて得られるもの
が挙げられる。1種単独で使用してもよいし、2種以上
併用してもよい。
【0034】前記膨潤性無機層状化合物を含有する層
は、前記膨潤性無機層状化合物と前記バインダーとを少
なくとも含有し、更に必要に応じて、上述の各種添加材
を適宜含有する塗布液を、前記原紙の少なくとも一方の
表面に塗布し、乾燥することにより、該原紙上に設ける
ことができる。前記塗布液を前記原紙の少なくとも一方
の表面に塗布する際における該膨潤性無機層状化合物の
固形分としては、0.01〜10g/m2 が好ましく、
0.05〜5g/cm2 がより好ましい。前記固形分
が、0.01g/m2 未満であると、平滑性の向上効果
が十分でないことがあり、10g/m2 を越えると、塗
布適性の点で問題となることがある。前記塗布液の粘度
としては、5〜500cPが好ましく、30〜200c
Pがより好ましい。前記粘度が、5cP未満であると、
原紙内部への浸透により、平滑性の向上効果が十分でな
いことがあり、500cPを越えると、塗布適性の点で
問題となることがある。
【0035】なお、前記塗布液の塗布は、該塗布液を前
記原紙に含浸させてしまうことがないような手法により
好適に行うことができ、具体的には、カーテンコータ
ー、ロールコーター、ゲートロールコーター、リバース
ロールコーター、エアーナイフコーター、ブレードコー
ター、スプレーコーターなどが挙げられる。これらは、
1つを単独で用いてもよいし、2以上を併用してもよ
い。これらの中でも、カーテンコーターを用いた塗布
は、前記膨潤性無機層状化合物を含有する層の表面平滑
性を向上させることができる点で好ましい。
【0036】以上のようにして、前記膨潤性無機層状化
合物を含有する層を記録材料用支持体に設けると、該膨
潤性無機層状化合物が前記原紙表面上の微細な凹部を埋
めることにより、該記録材料用支持体の表面平滑性を向
上させると共にその剛性をも向上させることができる。
【0037】−被覆層− 本発明においては、前記原紙における少なくとも一方の
表面に前記膨潤性無機層状化合物を含有する層を設けた
ものを、そのまま記録材料用支持体としてもよいし、更
にこれの少なくとも一方の表面(露出する表面の内の少
なくとも一方)に、好ましくは両面に、樹脂を主成分と
する被覆層を設けたものを記録材料用支持体としてもよ
い。
【0038】前記被覆層においては、前記樹脂が50重
量%以上を占めるが好ましく、70重量%以上を占める
のがより好ましい。前記樹脂が50重量%未満である
と、製膜適性上問題となることがある。前記被覆層は、
単層構造であってもよいし、2層、3層等の積層構造乃
至多層構造であってもよい。
【0039】前記樹脂としては、フィルム形成能のある
樹脂が挙げられ、このようなフィルム形成能のある樹脂
の中でも耐水性樹脂が好適に挙げられる。このような耐
水性樹脂としては、170〜345℃で溶融押出するこ
とのできるものの中から適宜選択して用いることができ
るが、通常は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のα−
オレフィンの単独重合体及びこれらの混合物などのポリ
オレフィン樹脂が特に好適に用いられる。
【0040】前記ポリエチレンとしては、密度が0.9
41g/cm3 である高密度ポリエチレン(HDP
E)、0.910〜0.925g/cm3 である低密度
ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン
(L−LDPE)等の何れでもよいが、記録材料用支持
体の剛性を重視する場合には、ポリプロピレン、前記高
密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレ
ン(L−LDPE)、これらの混合物等を用いるのが好
ましい。これらの樹脂は、1種単独で使用してもよい
し、2種以上を混合して併用してもよい。
【0041】本発明においては、乳剤を塗布する側の被
覆層について、該被覆層が単層である場合には該被覆層
に、該被覆層が多層である場合にはその内の少なくとも
1層に、画質を良好にする観点から、二酸化チタン等の
無機顔料、ブルーイング剤、蛍光増白剤、酸化防止剤等
を含有させてもよく、特に二酸化チタンを含有させるの
が好ましい。また、該被覆層が多層である場合には原紙
に接する最下層に、原紙との接着性を良好にする観点か
ら、粘着性付与剤樹脂、接着性樹脂等を含有させること
もできる。さらに必要に応じて、適宜、酸化防止剤、剥
離剤、中空ポリマー等を含有させてもよい。
【0042】前記二酸化チタンを前記被覆層に含有させ
る場合、その形態としては、アナターゼ型であっても、
ルチル型であってもよいが、白色度を優先する場合には
アナターゼ型が好ましく、鮮鋭度を優先する場合にはル
チル型が好ましい。また、白色度及び鮮鋭度の双方を考
慮して、アナターゼ型とルチル型とをブレンドして用い
てもよいし、二酸化チタンを含有する被覆層を2層とし
て、一方の層にアナターゼ型二酸化チタンを含有させ、
他方の層にルチル型二酸化チタンを含有させてもよい。
【0043】二酸化チタンの平均粒子サイズとしては、
0.1〜0.4μmが好ましい。前記平均粒子サイズ
が、0.1μm未満であると被覆層中に均一に混合分散
することが困難となり、0.4μmを超えると十分な白
色度が得られない上、被覆層の表面に突起が生じ、画質
に悪影響を及ぼすことがある。
【0044】前記二酸化チタンは、粒子表面がシランカ
ップリング剤で処理されているのが好ましく、前記シラ
ンカップリング剤としては、末端がエトキシ変性あるい
はメトキシ変性されているものが好ましい。前記シラン
カップリング剤の処理量としては、二酸化チタンに対し
0.05〜2.5重量%が好ましく、0.5〜2.0重
量%がより好ましい。前記処理量が、0.05重量%未
満であると、シランカップリング剤による表面処理効果
が十分でないことがあり、2.5重量%を超えると二酸
化チタンに対し過剰な処理となる。
【0045】また、二酸化チタン表面には、二酸化チタ
ン顔料の活性を抑制するため、該シランカップリング剤
表面処理を実施する前に無機表面処理剤で表面処理する
ことが好ましい。前記無機表面処理剤としては、例え
ば、Al2 3 、SiO2 の少なくとも1つであること
が好ましく、この無機表面処理剤の処理量は、二酸化チ
タンに対して0.01〜1.8重量%が好ましく、0.
2〜1.0重量%がより好ましい(無水物の形で計算し
て)。
【0046】二酸化チタンの表面が無機表面処理されて
いないと、二酸化チタンの耐熱性が低く、320℃前後
の押出ラミネートに使用した場合に、二酸化チタンが黄
変してしまう可能性がある。また、二酸化チタンの活性
が抑制されないため、二酸化チタン粒子が凝集し、押し
出しラミネート出口近傍に異物の押し出しを防ぐために
一般に設けられている20〜400メッシュ相当の金属
製の濾網に引っかかり、押し出し機内の圧力上昇を引き
起こす可能性もある。
【0047】一方、二酸化チタンに対し無機表面処理剤
の処理量が、1.8重量%以上となると無機表面処理剤
の表面に水分が付着し易くなり、押し出しラミネートに
使用すると著しくダイリップ汚れの成長が早くなる。
【0048】二酸化チタンは、高級脂肪酸の金属塩、高
級脂肪酸エチル、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸、ポリ
オレフィンワックス等を分散助剤として用い、2本ロー
ル、3本ロール、ニーダー、バンバリーミキサー、連続
混練等の混練機で前記樹脂中に練り込まれる。前記分散
助剤としては、ステアリン酸金属塩が好ましく、ステア
リン酸亜鉛がより好ましい。こうして二酸化チタン顔料
が練り込まれた前記樹脂は、ペレット形状に成形され二
酸化チタン顔料のマスターバッチとして用いられる。
【0049】前記ペレット中の二酸化チタン濃度として
は、30〜75重量%程度であることが好ましく、前記
ペレット中の前記分散助剤の濃度としては、0.5〜1
0重量%程度が好ましい。二酸化チタン濃度が30重量
%未満となるとペレットのカサが大きくなり、逆に75
重量%を超えると二酸化チタンの分散性が悪くなるとと
もにペレットにひび割れが生じ易くなる。また、二酸化
チタンを含有するマスターバッチは、使用前に50〜9
0℃、2時間以上のドライ乾燥あるいは真空乾燥をする
のが好ましい。
【0050】前記被覆層における前記二酸化チタンの含
有量としては、5〜50重量%が好ましく、8〜45重
量%がより好ましい。前記含有量が5重量%未満である
と、解像度が劣ることがあり、50重量%を越えると、
製造時にダイすじが発生することがある。
【0051】前記ブルーイング剤としては、一般に知ら
れる群青、コバルトブルー、酸化燐酸コバルト、キナク
リドン系顔料等とそれらの混合物が挙げられる。ブルー
イング剤の粒子径は特に制限されるものではないが、通
常、0.3〜10μmの範囲であることが好ましい。本
発明において、ブルーイング剤を被覆層の最上層に用い
る場合には、0.2〜0.4重量%、下層側に用いる場
合には0〜0.15重量%含有させるのが好ましい。
【0052】前記酸化防止剤の前記被覆層中の含有量と
しては、前記被覆層を形成する樹脂に対し、50〜1、
000ppm程度が好ましい。こうして作製された二酸
化チタン顔料等を含有するマスターバッチは、前記被覆
層を形成する樹脂を用いて適宜希釈し、押し出しラミネ
ート用に供される。
【0053】前記粘着付与剤樹脂としては、ロジン誘導
体樹脂、テルペン樹脂(例えば、高分子β−ピネン)、
クマロン・インデン樹脂及び石油系炭化水素樹脂等の中
から適宜選択される。これらは、1種単独で用いてもよ
く、2種以上を混合して併用してもよい。
【0054】前記石油系炭化水素樹脂としては、例え
ば、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、ジシクロペ
ンタジエン系石油樹脂、共重合系石油樹脂、水添系石油
樹脂及び脂環族系石油樹脂等が挙げられる。前記脂肪族
系石油樹脂としては、特に炭素原子数5のものが好まし
い。前記芳香族系石油樹脂としては、特に炭素原子数9
のものが好ましい。
【0055】前記粘着付与剤樹脂の配合量としては、前
記被覆層を形成する樹脂に対し、通常0.5〜60重量
%であり、10〜35重量%が好ましい。前記配合量
が、0.5重量%未満となると、接着不良となることが
あり、60重量%を超えると製造時のネックインが発生
し易くなることがある。
【0056】前記接着性樹脂としては、例えば、アイオ
ノマー、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチ
レン−アクリル酸共重合体、これらの金属塩等が挙げら
れる。前記接着性樹脂の配合量としては、前記被覆層を
形成する樹脂に対し、通常20〜500重量%であり、
50〜200重量%が好ましい。なお、本発明において
は、前記粘着付与剤樹脂と前記接着性樹脂とを併用して
もよい。
【0057】前記被覆層は、加熱溶融した前記二酸化チ
タン等を含有するペレットを溶融し、必要に応じて前記
被覆層を形成する樹脂で希釈して溶融し、走行させた前
記原紙上に、通常ラミネート法、逐次ラミネート法、又
は、フィートブロックタイプ、マルチマニホールドタイ
プ、マルチスロットタイプ等の単層若しくは多層押出ダ
イ、ラミネーター等によるラミネート法のいずれかの方
法により被覆することにより、形成される。前記単層若
しくは多層押出用ダイの形状としては、特に制限される
ものではないが、一般に、Tダイ、コートハンガーダイ
等が好適に挙げられる。
【0058】本発明においては、前記樹脂を、前記膨潤
性無機層状化合物を含有する層を設けた原紙一方又は両
方の表面に被覆する前に、該原紙に、コロナ放電処理、
火炎処理、グロー放電処理、又はプラズマ処理などの活
性化処理を施すことが好ましい。
【0059】前記膨潤性無機層状化合物を含有する層側
の表面に形成される被覆層の厚みとしては、被覆層が単
層に形成される場合には、10〜60μmが好ましく、
被覆層が多層に形成される場合には、例えば3層に形成
される場合、例えば、最上層の厚みは0.5〜50μ
m、中間層の厚みは5〜50μm、最下層の厚みは0.
5〜50μmが好ましい。なお、乳剤塗布側とは反対側
(裏面)に形成される被覆層の厚みとしては、10〜5
0μmが好ましい。
【0060】前記膨潤性無機層状化合物を含有する層側
の表面には、光沢面、又は特開昭55−26507号公
報記載の微細面、マット面又は絹目面の型付けがされ、
乳剤塗布側とは反対側(裏面)の被覆層表面には、無光
沢面の型付けがされる。さらに、型付けした後のこれら
の表面には、コロナ放電処理、火炎処理などの活性化処
理を施すことができ、活性化処理後に特開昭61−84
6443号公報に記載のような下引き処理を行うことも
できる。
【0061】以上の本発明の記録材料用支持体は、各種
の写真構成層が塗設されるカラー写真印画紙、白黒写真
印画紙、写植印画紙、反転写真材料、銀塩拡散転写法ネ
ガ及びポジ印刷材料、インク受容層が塗設される感熱記
録紙、インクジェット記録紙、コピー用紙、電子写真用
記録紙などの各種記録材料用支持体として好適に用いる
ことができる。これらの中でも、特に写真印画紙、感熱
記録紙の支持体として特に好適に用いることができる。
【0062】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
【0063】(実施例1〜5及び比較例1〜5)広葉樹
晒クラフトパルプ(LBKP)100重量部からなる木
材パルプをダブルディスクリファイナーを用いて、カナ
ディアンフリーネス250ccまで叩解し、カチオン澱
粉1.5重量部、アルキルケテンダイマー0.5部、エ
ポキシ化ベヘン酸アミド0.2重量部、及びポリアミド
ポリアミンエピクロルヒドリン0.3重量部をいずれも
前記木材パルプに対する絶対乾燥重量比で添加し、長網
抄紙機を用いて坪量160g/cm2 となるように抄紙
して原紙を作製した。
【0064】なお、前記抄紙の際、固形分としてゼラチ
ン5重量部及び膨潤性合成雲母(コープケミカル社製、
ソマシフME100)1重量部と水94重量部とを含む
組成の塗布液を前記原紙の一方の表面上にカーテンコー
ターを用いて塗布した。前記塗布液の塗布量は、25c
c/m2 であった。その後、ドライヤーを用いてこれを
乾燥し、水分7%とした後、カレンダーにて密度1.0
2g/cm3 である、膨潤性合成雲母を含有する層を設
けた原紙を作製した。
【0065】この原紙のワイヤー面側にコロナ放電処理
を行った後、溶融押出機を用いて高密度ポリエチレンを
厚みが30μmとなるように被覆し、マット面からなる
被覆層を形成した(この面を「裏面」と称する)。
【0066】この裏面の前記被覆層の表面をコロナ放電
処理した後、該裏面の前記被覆層の表面に、帯電防止剤
として酸化アルミニウム(日産化学工業(株)製、アル
ミナゾル100)/二酸化珪素(日産化学工業(株)
製、スノーテックスO)=1/2(重量比)を水に分散
させて乾燥後の重量で0.2g/m2 となるように、こ
れを塗布した(これを「裏PEラミ品」と称する)。
【0067】一方、前記原紙のウェルト面側に、コロナ
放電処理を行い、二酸化チタン10重量%及び微量の群
青を含有した低密度ポリエチレンを、厚みが30μmに
なるように溶融押出して被覆し、光沢に富む被覆層を形
成した(この面を「表面」と称する)。この表面の前記
被覆層の表面にコロナ放電処理を行った後、ゼラチンを
乾燥後の重量で0.1g/m2 となるように下塗りし
た。以上により、実施例1の記録材料用支持体を作製し
た。前記塗布液の組成を表1に示すように変更した外は
実施例1と同様にして、実施例2〜5及び比較例1〜5
の記録材料用支持体を作製した。
【0068】各記録材料用支持体に、通常のゼラチン・
ハロゲン化銀写真乳剤を塗布し、写真印画紙を作製し
た。得られた写真印画紙を露光、現像処理し、検査用サ
ンプルを得た。各検査用サンプルの画面の表面平滑性
を、サンプル見本と相対して視覚的に比較し、5段階の
評価を行った。この表面平滑性の評価においては、5が
最も優れ、1に近づくにつれて順次劣化し、1が最も劣
ることを意味している。この表面平滑性の評価により、
2以下とされたものは商品価値が無い。また、各検査用
サンプルの剛性(腰)を触手時の感触にて調べ、その結
果をA〜Eの5段階で評価した。この剛性の評価におい
ては、Aが最も優れ、Eに近づくにつれて順次劣化し、
Eが最も劣ることを意味している。この表面平滑性の評
価により、D以下とされたものは商品価値が無い。
【0069】
【表1】
【0070】表1の結果から、膨潤性合成雲母を含有す
る層を設けなかった比較例1〜5では、膨潤性合成雲母
を含有する層を設けた実施例1〜5に比べて、記録材料
用支持体における表面平滑性及び剛性が十分でないこと
が明らかである。また、実施例1〜5では、表面平滑性
及び剛性を同時にバランス良く、かつ十分なレベルにま
で向上させた高品質の記録材料用支持体が得られたこと
が明らかである。
【0071】
【発明の効果】本発明によると、前記従来における諸問
題を解決することができ、写真印画紙、感熱記録紙等の
各種記録材料用支持体として好適であり、表面平滑性及
び剛性を同時にバランス良く、かつ十分なレベルにまで
向上させた高品質の記録材料用支持体を提供することが
できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材パルプを主成分とする原紙の少なく
    とも一方の表面上に、膨潤性無機層状化合物を含有する
    層を設けたことを特徴とする記録材料用支持体。
  2. 【請求項2】 露出する2つの表面の内の少なくとも一
    方に、樹脂を主成分とする被覆層を設けた請求項1に記
    載の記録材料用支持体。
JP9188412A 1997-07-14 1997-07-14 記録材料用支持体 Pending JPH1138553A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1347333A1 (en) * 2002-03-22 2003-09-24 Fuji Photo Film Co. Ltd. Silver halide photographic light-sensitive material

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1347333A1 (en) * 2002-03-22 2003-09-24 Fuji Photo Film Co. Ltd. Silver halide photographic light-sensitive material
US6790584B2 (en) 2002-03-22 2004-09-14 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide photographic light-sensitive material

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