JPH113835A - 電力機器の絶縁体封入方法及びその装置 - Google Patents

電力機器の絶縁体封入方法及びその装置

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Publication number
JPH113835A
JPH113835A JP9169548A JP16954897A JPH113835A JP H113835 A JPH113835 A JP H113835A JP 9169548 A JP9169548 A JP 9169548A JP 16954897 A JP16954897 A JP 16954897A JP H113835 A JPH113835 A JP H113835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealed
closed
valve
case
insulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9169548A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kiguchi
嘉弘 木口
Masashi Kusuki
正志 楠木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP9169548A priority Critical patent/JPH113835A/ja
Publication of JPH113835A publication Critical patent/JPH113835A/ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力機器素子の密閉ケースの変形を防止して
密閉ケースを軽量,安価にする。 【解決手段】 電力機器素子10を収納し,排気バルブ
11及び封入バルブ12を有する密閉ケース9を、密閉
室8に設置し、排気バルブ11を開に,封入バルブ12
を閉にして密閉室8を真空引きし、密閉室8が所定の真
空度に達し,所定の時間を経過した後、排気バルブ11
を閉にし、封入バルブ12を開にして絶縁体14を密閉
ケース9に封入し、絶縁体14の封入後、封入バルブ1
2を閉にする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁油,絶縁ガス
等の絶縁体を封入したコンデンサ,変圧器等の電力機器
の絶縁体封入方法及びその封入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電力機器の絶縁体封入手段を、図
2を参照して説明する。同図において、1は加熱用の
炉、2は炉1の内面に設けられたニクロム線からなるヒ
ータである。
【0003】3は炉1内に設置され,電力機器素子を収
納した密閉ケース、4及び5は密閉ケース3に設けられ
た排気バルブ及び封入バルブ、6は排気バルブ4に接続
された真空ポンプである。
【0004】そして、通常は、周囲が大気圧状態の工場
において、封入バルブ5を閉、排気バルブ4を開にして
真空ポンプ6に接続し、真空ポンプ6により密閉ケース
3内を真空引きし、所定の真空度に達し、所定の時間経
過した後、排気バルブ4を閉にし、封入バルブ5を開に
して絶縁油,絶縁ガス等の絶縁体を、密閉ケース3内に
封入し、封入後封入バルブ5を閉にしている。
【0005】さらに、密閉ケース3内の電力機器素子の
水分を除去するため、ヒータ2により密閉ケース3を加
熱している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の封入手段の場
合、真空引きに際し、密閉ケース3の外側は大気圧で1
気圧の圧力が密閉ケース3の外面に作用し、密閉ケース
3が変形する。
【0007】そのため、密閉ケース3の板厚の増大,補
強材等により密閉ケース3の変形を防止しなければなら
ず、密閉ケース3の重量が大になり、コストが高価にな
るという問題点がある。
【0008】さらに、密閉ケース3の外側のヒータ2に
より加熱し、かつ、密閉ケース3内が真空に引かれてい
るため、密閉ケース3内の電力機器素子への熱伝導が悪
く、電力機器素子の加熱に長時間を要するという問題点
がある。
【0009】本発明は、前記の点に留意し、密閉ケース
の変形を防止し、密閉ケースを軽量にし、コストをやす
くし、さらに、水分除去のための電力機器素子の加熱を
容易に、短時間に行える電力機器の絶縁体封入方法及び
その装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の電力機器の絶縁体封入方法は、電力機器素
子を収納し,排気バルブ及び封入バルブを有する密閉ケ
ースを、密閉室に設置し、前記排気バルブを開に,前記
封入バルブを閉にして前記密閉室を真空引きし、前記密
閉室が所定の真空度に達し,所定の時間を経過した後前
記排気バルブを閉にし、前記封入バルブを開にして絶縁
体を前記密閉ケースに封入し、絶縁体の封入後、前記封
入バルブを閉にするものである。
【0011】さらに、電力機器素子に高周波電流を通電
しつつ密閉室を真空引きするものである。
【0012】また、本発明の電力機器の絶縁体封入装置
は、電力機器素子を収納し,排気バルブ及び封入バルブ
を有する密閉ケースと、前記密閉ケースが設置された密
閉室と、前記排気バルブが開,前記封入バルブが閉で,
前記密閉室を真空引きする真空引き手段と、前記排気バ
ルブが閉,前記封入バルブが開で,前記密閉ケース内に
絶縁体を封入する封入手段とを備えたものである。さら
に、電力機器素子に高周波電流を通電する通電手段を備
えたものである。
【0013】従って、電力機器素子を収納した密閉ケー
スを密閉室に設置し、その密閉室を真空引きしているた
め、真空引きに際し、密閉ケースの外面に大気圧が作用
せず、密閉ケースの内外が同圧であり、密閉ケースの変
形を生じなく、密閉ケースの板厚の増大,補強等を要し
なく、密閉ケースの重量が大にならず、コストも安価に
なる。
【0014】さらに、電力機器素子に高周波電流を通電
するため、従来のように真空中での熱伝導でなく、直接
電力機器素子を加熱することができ、水分除去のための
時間が短縮され、生産効率が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1を参
照して説明する。同図において、図2と同一符号は同一
もしくは相当するものを示す。7は鉄骨と鉄板により構
成された真空炉、8は真空炉7により形成された密閉
室、9は密閉室8に設置された密閉ケース、10は密閉
ケース9に収納されたコンデンサ素子等の電力機器素
子、11及び12は密閉ケース9に設けられた電磁バル
ブからなる排気バルブ及び封入バルブであり、真空炉7
の外側から遠隔操作により開閉される。
【0016】13は絶縁油,絶縁ガス等の絶縁体14が
充填された絶縁体容器であり、真空炉7の外側に設けら
れ、真空炉7を貫通したパイプ15により封入バルブ1
2に接続されている。16は真空ポンプ6を真空炉7に
接続したパイプである。
【0017】17は密閉ケース9に設けられた電力機器
素子10の端子、18は真空炉7の外側に設けられた高
周波電源、19は高周波電源17のリード線であり、真
空炉7を貫通し、両端子17に接続されている。
【0018】そして、密閉ケース9への絶縁体14の封
入に際し、密閉ケース9を密閉室8に設置し、絶縁体容
器13のパイプ15を封入バルブ12に接続するととも
に、高周波電源18のリード線19を電力機器素子10
の両端子17に接続する。
【0019】つぎに、排気バルブ11を開、封入バルブ
12を閉にした状態で真空ポンプ6を作動し、密閉室8
及び密閉ケース9内を真空引きするとともに、高周波電
源18より高周波電流を電力機器素子10に通電し、電
力機器素子10を加熱して水分を除去し、密閉室8が所
定の真空度に達し、所定の時間経過した後、排気バルブ
11を閉にし、封入バルブ12を開にして絶縁体14を
密閉ケース9に封入し、絶縁体14の封入後、封入バル
ブ12を閉にし、密閉ケース9を密閉室8から取り出
す。
【0020】従って、密閉ケース9内が真空引きされて
いる間、密閉ケース9の外面が真空引きされている密閉
室8であるため、密閉ケース9の内外が同圧で圧力差が
れなく、密閉ケース9に変形を生ずることがなく、か
つ、電力機器素子10に高周波電源18から通電される
ため、電力機器素子10の加熱が短時間であり、迅速に
水分を除去することができる。
【0021】また、密閉ケース9は、封入された絶縁体
14が、絶縁油の場合はその重量、絶縁ガスの場合は密
閉ケース9の内外の圧力差、例えば0.3〜0.5kg
/cm2 に耐える強度でよく、密閉ケース9の板厚が薄
く、補強の簡素化が図れ、軽量で安価になる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。電力機器素
子10を収納した密閉ケース9を密閉室8に設置し、そ
の密閉室8を真空引きしているため、真空引きに際し、
密閉ケース9の外面に大気圧が作用せず、密閉ケース9
の内外が同圧であり、密閉ケース9の変形を生じなく、
密閉ケース9の板厚の増大,補強等を要しなく、密閉ケ
ース9を軽量にして安価にすることができる。
【0023】さらに、電力機器素子10に高周波電流を
通電するため、従来のように真空中での熱伝導でなく、
直接電力機器素子10を加熱することができ、水分除去
のための時間を短縮でき、生産効率を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の概略切断正面図であ
る。
【図2】従来例の切断正面図である。
【符号の説明】
6 真空ポンプ 8 密閉室 9 密閉ケース 10 電力機器素子 11 排気バルブ 12 封入バルブ 14 絶縁体 18 高周波電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力機器素子を収納し,排気バルブ及び
    封入バルブを有する密閉ケースを、密閉室に設置し、 前記排気バルブを開に,前記封入バルブを閉にして前記
    密閉室を真空引きし、 前記密閉室が所定の真空度に達し,所定の時間を経過し
    た後前記排気バルブを閉にし、前記封入バルブを開にし
    て絶縁体を前記密閉ケースに封入し、 絶縁体の封入後、前記封入バルブを閉にすることを特徴
    とする電力機器の絶縁体封入方法。
  2. 【請求項2】 電力機器素子に高周波電流を通電しつつ
    密閉室を真空引きすることを特徴とする請求項1記載の
    電力機器の絶縁体封入方法。
  3. 【請求項3】 電力機器素子を収納し,排気バルブ及び
    封入バルブを有する密閉ケースと、 前記密閉ケースが設置された密閉室と、 前記排気バルブが開,前記封入バルブが閉で,前記密閉
    室を真空引きする真空引き手段と、 前記排気バルブが閉,前記封入バルブが開で,前記密閉
    ケース内に絶縁体を封入する封入手段とを備えたことを
    特徴とする電力機器の絶縁体封入装置。
  4. 【請求項4】 電力機器素子に高周波電流を通電する通
    電手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の電力機
    器の絶縁体封入装置。
JP9169548A 1997-06-10 1997-06-10 電力機器の絶縁体封入方法及びその装置 Pending JPH113835A (ja)

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JP9169548A JPH113835A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 電力機器の絶縁体封入方法及びその装置

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JP9169548A JPH113835A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 電力機器の絶縁体封入方法及びその装置

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JPH113835A true JPH113835A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15888526

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JP9169548A Pending JPH113835A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 電力機器の絶縁体封入方法及びその装置

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JP (1) JPH113835A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4787609A (en) * 1986-01-10 1988-11-29 Bridgestone Corporation Vibration isolating apparatus
US4861006A (en) * 1986-09-16 1989-08-29 Bridgestone Corporation Anti-vibration apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4787609A (en) * 1986-01-10 1988-11-29 Bridgestone Corporation Vibration isolating apparatus
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