JPH1138075A - 部分放電検出装置 - Google Patents

部分放電検出装置

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JPH1138075A
JPH1138075A JP19443097A JP19443097A JPH1138075A JP H1138075 A JPH1138075 A JP H1138075A JP 19443097 A JP19443097 A JP 19443097A JP 19443097 A JP19443097 A JP 19443097A JP H1138075 A JPH1138075 A JP H1138075A
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partial discharge
vibration
signal
detecting
electric signal
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JP19443097A
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Chieko Nishida
智恵子 西田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属容器内に密封されたガス絶縁機器より発
生する部分放電を外部より検出すると共に、部分放電発
生の位置標定を容易に、しかもノイズを低減して精度よ
くおこなう。 【解決手段】 金属容器に密閉された電気機器の部分放
電に起因して発生し、前記金属容器内部を伝搬する電磁
波を検出して電気信号を出力する電気式センサ10−a
と、部分放電発生時に金属容器表面を伝搬する振動を検
出して振動信号を出力する加速度センサ10−b,10
−cと、電気式センサ10−aより出力される電気信号
レベルに基づいて電気機器の異常を判定する異常判定装
置25Aと、異常判定時に加速度センサ10−b,10
−cによる振動信号の検出タイミングの時間差に基づい
て部分放電発生位置を標定する位置標定処理装置26と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばガス絶縁
機器のように金属容器内に密封された機器より発生する
部分放電発生を検出し、その位置を標定する部分放電検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、例えば、特開平6−1482
57号公報に開示されたガス絶縁開閉装置における部分
放電の検出原理を説明する図である。図において、3は
ガス絶縁開閉装置の一部を構成する密封容器4内に絶縁
ガスと共に密封された中心導体、Aは密封容器4a内で
発生した部分放電、Bは部分放電Aにより発生した電流
サージ波(電磁波)、Eは密封容器4内部より漏れ出る
漏洩磁束(部分放電に起因した電磁波によるものであ
る)、5は部分放電Aによる電流サージ波により発生し
て絶縁ガス中を密封容器4の内壁方向に伝搬する振動信
号、9は各密封容器4a,4bを接続する接続部、10
−aは漏洩磁束Eを検出して電気信号12−aを出力す
る電気式センサ、10−bは振動信号5を検出して加速
度信号12−bを出力する加速度センサ、20は検出さ
れた漏れ磁束E、振動信号5より部分放電検出する部分
放電検出装置である。
【0003】従来の部分放電検出装置20は図11にそ
の構成を示すように、加速度センサ10−bより出力さ
れ、信号線を通して入力された加速度信号12−bの波
形を記憶する波形記憶装置22、電気式センサ10−a
より出力され、信号線を通して入力された電気信号12
−aのレベルが設定レベル以上になるとトリガ信号Tを
波形記憶装置22に出力して加速度信号12−bの波形
を記憶させるトリガ装置21、トリガ信号T入力毎に記
憶させた加速度信号12−bの波形を加算処理する加算
処理装置23、加算処理された波形を平均化処理する平
均化処理装置24、平均処理結果より平均化加速度信号
があるしきい値をこえた場合に部分放電発生と判断し、
異常を報知する異常判定装置25より構成されている。
【0004】次に従来装置の動作について説明する。い
ま、図10において、中心導体3のA点で部分放電が起
きたとする。部分放電の電気エネルギーは密封容器4a
の内部に充填されている絶縁ガスSF6ガスを振動さ
せ、その振動は密封容器4aに機械的な振動信号5を与
える。この振動信号5は加速度センサ10−bで検出さ
れる。加速度センサ10−bにて検出された振動信号5
は加速度信号12−bとして信号線を通して部分放電検
出装置20に入力される。
【0005】また振動とは別にA点の部分放電によって
密封容器4a内にBで示す電流サージ波(電磁波)が発
生する。この電流サージ波Bが、接続部9を結合する絶
縁取り付け部9の位置に達したときに、電流サージ波B
よる漏洩磁束Eが絶縁取り付け部9より外部に漏洩す
る。漏洩磁束Eは電気式センサ10−aで検出され、電
気信号12−aとして信号線を通して部分放電検出装置
20に伝送される。
【0006】部分放電検出装置20においては、電気信
号12−aのレベルが設定値以上になるとトリガ装置2
1のトリガ機能が働き、トリガ信号Tを波形記憶装置2
2に出力して加速度信号12−bの波形を波形記憶装置
22に記憶する。トリガ信号Tの入力に伴い加速度信号
12−bの波形が複数個記憶されると加算処理装置23
にて加算処理した後に、平均化処理装置24にて平均化
処理される。異常判定装置25は、平均化処理装置24
より平均化した波形信号のレベルを入力し、そのレベル
が所定のしきい値を超えた場合に中心導体3で部分放電
が発生と判断して異常発生を報知する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の部分放電検出装
置は以上のように構成されているため、波形信号の平均
化レベルから部分放電発生位置までは特定できなかっ
た。そのため、部分放電発生を検出しても、発生箇所の
特定ができず、他の手段を用いて発生箇所の特定をする
必要があり、部分放電発生箇所の最終判断を下すまでに
時間を要するという問題点があった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、正確でしかも安価な装置で部
分放電発生位置の標定を実現することができる部分放電
検出装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る部分放電
検出装置は、金属容器内に密封された電気機器の部分放
電に起因して発生する電磁波を検出して電気信号を出力
する電気信号検出手段と、前記金属容器の外周面に一定
間隔で配置され部分放電発生時に金属容器表面に伝搬す
る振動をそれぞれ検出して振動信号を出力する複数の振
動検出手段と、電気信号検出手段より出力される電気信
号を入力し、この電気信号のレベルが予め設定されてい
た基準レベルを超えた時に前記振動検出手段より出力さ
れた振動信号の波形を記憶する記憶手段と、この記憶手
段に前記振動信号の波形が記憶される毎に記憶した波形
を加算する加算手段と、加算された波形を平均化処理す
る平均化処理手段と、平均化処理された波形のレベルに
基づいて前記電気機器の異常を判定する異常判定手段
と、各振動信号到達の検出タイミングの時間差を求め、
これの時間差に基づいて部分放電発生位置を標定する位
置標定手段とを備えたものである。
【0010】請求項2に係る部分放電検出装置は、金属
容器内に密封された電気機器の部分放電に起因して発生
する電磁波を検出して電気信号を出力する電気信号検出
手段と、前記金属容器の外周面に配置され、部分放電発
生時に金属容器表面に伝搬する振動をそれぞれ検出して
振動信号を出力する振動検出手段と、前記電気信号検出
手段より出力される電気信号を入力し、この電気信号の
レベルが予め設定された基準レベルを超えた時に前記振
動検出手段により出力された振動信号の波形を記憶する
記憶手段と、この記憶手段に前記振動信号の波形が記憶
される毎に記憶された波形を加算する加算手段と、加算
された波形を平均化処理する平均化処理手段と、平均化
処理された波形のレベルに基づいて前記電気機器の異常
を判定する異常判定手段と、異常判定時に各振動信号の
1番目のピークと次に来る2番目のピークとの時間差を
求め、この時間差に基づいて部分放電発生位置を標定す
る位置標定手段とを備えたものである。
【0011】請求項3に係る部分放電検出装置は、金属
容器内に密封された電気機器の部分放電に起因して発生
する電磁波を検出して電気信号を出力する電気信号検出
手段と、前記部分放電発生時に金属容器表面を伝搬する
振動を検出して振動信号を出力する振動検出手段と、こ
の電気信号検出手段より出力される電気信号を入力し、
電気信号のレベルが予め設定されていた基準レベルを超
えた後に前記振動検出手段より出力された振動信号の波
形を記憶する記憶手段と、この記憶手段に前記振動信号
の波形が記憶される毎に記憶した波形を加算する加算手
段と、加算された波形を平均化処理する平均化処理手段
と、平均化処理された波形のレベルに基づいて前記電気
機器の異常を判定する異常判定手段と、異常判定時に電
気信号の検出タイミングと振動信号到達の検出タイミン
グとの時間差に基づいて部分放電発生位置を標定する位
置標定手段とを備えたものである。
【0012】請求項4に係る部分放電検出装置は、振動
検出手段を金属容器の外周面に一定間隔で2つ配置し、
位置標定手段は異常判定時に電気信号の検出タイミング
と前記各振動検出手段による振動信号到達の検出タイミ
ングの時間差をそれぞれ求め、これら時間差に基づいて
部分放電発生位置を標定するものである。
【0013】請求項5に係る部分放電検出装置は、振動
検出手段を金属容器の外周面に一定間隔で3つ配置し、
位置標定手段は異常判定時に電気信号の検出タイミング
と前記各振動検出手段による振動信号到達の検出タイミ
ングの時間差をそれぞれ求め、これら時間差に基づいて
部分放電発生位置を標定するものである。
【0014】請求項6に係る部分放電検出装置は、位置
標定手段が、異常判定時に電気信号の検出タイミングと
振動検出手段による振動信号の1番目のピーク検出タイ
ミングとの時間差を求め、この時間差に基づいて部分放
電発生位置を標定するものである。
【0015】請求項7に係る部分放電検出装置は、位置
標定手段が、異常判定時に電気信号の検出タイミングと
振動検出手段による振動信号の2番目のピーク検出タイ
ミングとの時間差を求め、この時間差に基づいて部分放
電発生位置を標定するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1に係る部
分放電検出装置の動作を、ガス絶縁開閉装置における部
分放電検出を例にとり図を参照して説明する。図1は本
実施の形態に係るガス絶縁開閉装置における部分放電の
検出原理を示す図である。図1において、1はガス絶縁
開閉装置、2は絶縁体からなるスペーサであり、このス
ペーサ2はガス絶縁開閉装置1を構成する密封容器(金
属容器)4の内部に中心導体3を支持する。
【0017】5は中心導体(電気機器)3より発生した
部分放電、6は部分放電5により発生した電磁波、7は
部分放電により絶縁ガスが振動することで発生する振
動、10−aは部分放電により発生した電磁波をスペー
サ2の部分で検出して電気信号12−aを出力する電気
式センサ(電気信号検出手段)、10−b,cは部分放
電により発生した振動、音響、衝撃波などによる機械的
な信号を検出して加速度信号(振動信号)12−b,c
を出力する加速度センサ(振動検出手段)、11−a,
b,cは電気式センサ10−a、加速度センサ10−
b,cで検出した信号12−a,b,cをそれぞれ伝送
する信号ケーブル、20Aは伝送されてきた電気信号1
2−a,加速度信号12−b,cより部分放電発生位置
の標定を行う部分放電検出装置である。
【0018】ガス絶縁開閉装置1には、少なくとも1つ
以上の電気式センサと、少なくとも1つの以上の加速度
が取り付けられている。ガス絶縁開閉装置1の内部で部
分放電5が発生した場合、電気式センサ10−aは部分
放電により発生してスペーサ2より漏洩した電磁波を検
出して電気信号12−aを出力する。加速度センサ10
−b,cは部分放電により発生した振動をガス絶縁開閉
装置1を通して検出し、加速度信号12−b,cをそれ
ぞれ出力する。出力された電気信号12−a,加速度信
号12−b,cは、信号ケーブル11−a,b,cを通
してそれぞれ部分放電検出装置20Aに伝送される。
【0019】部分放電検出装置20Aは図2に示すよう
に加速度センサ10−b,cで検出される加速度信号1
2−b,cに対応した波形記憶装置22a,22b、加
算処理装置(加算手段)23a,23b、平均化処理装
置(平均化手段)24a,24bを備え、且つ、、異常
判定装置(異常判定手段)25Aによる異常判定結果よ
り部分放電発生位置の標定処理を行う位置標定処理装置
(位置標定手段)26、電気信号12−aのレベルが所
定値を超えた時に波形記憶装置22a,22bのそれぞ
れにトリガ信号Tを出力するトリガ装置21aより構成
されている。記憶手段はトリガ装置21a、波形記憶装
置22a,22bより構成される。尚、位置標定処理装
置(位置標定手段)26は異常判定装置(異常判定手
段)25Aによる異常判定時の加速度信号12−b,c
の波形の立ち上がり時刻をそれぞれ認識する。
【0020】次に、部分放電検出装置20Aの動作につ
いて説明する。電気信号12−aが設定値レベル以上で
あるとき、図2のトリガ装置21aのトリガ機能が働
き、加速度センサ10−b,cより出力される加速度信
号12−b,cの波形を波形記憶装置22−b,cに記
憶させる。次に、またトリガ装置21aのトリガ機能が
働き加速度信号12−b,cを取り込んだとき、この加
速度信号12−b,cの波形と前に記憶した加速度信号
12−b,cの波形とをそれぞれ個別に加算処理装置2
3−b,cに送り加算処理を行う。
【0021】加算処理を複数回繰り返し、各加算処理結
果はそれぞれ個別に平均化処理装置24−b,cで平均
化処理される。このとき、平均化処理装置24−b,c
で平均化処理された信号のいずれか一方のレベルが一定
値レベル以上のとき、異常判定装置25で異常であると
判断し、さらに位置標定処理装置26で部分放電の位置
標定処理に移行する。
【0022】次に、部分放電位置標定の手法について図
3を参照して説明する。中心導体3より部分放電により
生じた電磁波による電気信号12−aはガス絶縁開閉装
置1内部を光速(3.0*108m/s)に近い速度で伝搬
し、一方、加速度信号12−b,cはガス絶縁開閉装置
1内部を2.8*103m/s程度の速さで伝搬する。電
気信号12−aの伝搬速度は加速度信号12−b,cの
速度と5桁もの差があり、加速度信号12−b,cを基
準としてみた場合、電気信号検出のタイミングは部分放
電発生のタイミングと同時であると言える。
【0023】この結果、電気信号12−aをトリガとし
て時間差のある加速度信号12−b,cを同時に波形記
憶装置22b,22cに取り込むことができる。ゆえ
に、部分放電発生位置と加速度センサ取り付け位置にの
み依存した時間遅れで2つの加速度信号を検出すること
ができる。
【0024】この時間遅れは、加速度信号12−b,c
の平均加算処理を行った場合も一定値に保存され、この
処理後の2つの加速度信号波形の立ち上がり時間差をと
ることにより、部分放電発生位置から加速度センサ取り
付け位置までの距離を特定することができる。すなわ
ち、信号の到達のタイミングの時間差δtは次式で表さ
れる。
【0025】 δt=|L1−L2|/V ・・・・・・(1) L1+L2=L ・・・・・・(2) |L1−L2|:加速度センサ10−bと10−cの距
離の差 ここでL1:部分放電発生位置から加速度センサ10−
bまでの距離 L2:部分放電発生位置から加速度センサ10−cまで
の距離 L :加速度センサ10−bと10−cの距離 V :加速度信号のガス絶縁開閉装置における伝搬速度
【0026】ここで、位置標定装置26において、加速
度信号12−b,cの波形の立ち上がりを認識し、2つ
の信号の時間差δtを計測することにより、V,Lは既
知であるから、式(1)、(2)を展開することで、部
分放電発生位置を算出することができる。
【0027】実施の形態2.実施の形態1で述べたよう
に、ガス絶縁開閉装置内で発生した部分放電は電気式セ
ンサ10−a、加速度センサ10−b、10−cで検出
される。電気式センサ10−aで信号を検出するタイミ
ングは、加速度センサ10−bで検出する信号の伝搬速
度から見た場合、部分放電発生のタイミングと同時であ
ると考えられるということから、電気式センサ10−a
より出力される電気信号12−aにてトリガ装置から出
力されるトリガ信号Tの発生時刻から加速度信号立ち上
がり検出までの時間遅れは、加速度センサ10−bから
部分放電発生位置5までの距離のみに依存するといえ
る。この時間遅れは、加速度信号を平均加算処理を行っ
た後も変化しない。
【0028】図4,図5において、部分放電検出装置2
0Bで、電気信号12−aによるトリガ信号発生時刻を
トリガ装置21bで保持し、トリガ信号発生時刻を基準
に加速度信号12−bを加算して平均化処理を行う。加
速度信号の平均化加算処理波形の立ち上がりのタイミン
グとトリガ発生時刻との差をとることにより、部分放電
発生から加速度センサ検出までの時間差を算出すること
で、放電位置までの距離L1が特定できる。すなわち、
加速度センサ10−bに部分放電による加速度信号が到
達する時間差は部分放電発生位置からの距離に依存し、
電気信号検出のタイミングと加速度信号の到達のタイミ
ングとの時間差δtは次式で表される。
【0029】 δt=L1/V ・・・・・・(3) L1:部分放電発生位置から加速度センサ10−bまで
の距離 V :加速度信号のガス絶縁開閉装置における伝搬速度
【0030】ここで、位置標定装置26aは、異常判定
時における加速度信号12−bの到達タイミングと電気
信号12−aの検出タイミングとの時間差δtを算出す
ることにより、Vは既知であるから、式(3)を用いる
ことにより、部分放電発生位置L1までの距離を算出す
ることができる。図6において、部分放電発生位置は、
加速度センサ10−bを中心とした半径L1の円C1の
円周上にあることがわかる。この方式を用いることによ
り、加速度センサ10−bから部分放電発生位置までの
距離を1つの電気式センサ10−aと1つの加速度セン
サ10−bで概ね算出することができる。
【0031】実施の形態3.上記実施の形態2は、1つ
の加速度センサ10−bを基準に、電気信号検出のタイ
ミングと加速度信号の到達のタイミングの時間差から部
分放電発生位置を算出していたが、さらに1つの加速度
センサ10−c、および加速度センサ10−cに対応し
た波形記憶装置、加算処理装置、平均化処理装置から構
成される信号処理の装置を追加することで、加速度セン
サ10−bと加速度センサ10−c間における部分放電
発生位置をある程度の精度で標定をすることができる。
【0032】図7は本手法による位置標定の原理を示す
図である。密封容器4には、電気式センサ10−aと2
つの加速度センサ10−b,10−cが一定間隔で取り
付けられ、それぞれの検出信号が部分放電検出装置に入
力される。
【0033】部分放電検出装置は、それぞれの信号に対
して実施の形態2と同様に位置標定処理を行う。
【0034】本位置標定処理は、電気式センサ10−a
からの検出信号12−a入力に基づくトリガ信号発生時
刻を基準に、加速度センサ10−bの信号検出の時間遅
れδt1を測定する。同じく、加速度センサ10−cに
ついても、時間遅れδt2を測定する。それぞれの時間
遅れδ1,δ2は以下の式で表せる。
【0035】δt1=L1/V δt2=L2/V L1:部分放電発生位置から加速度センサ10−bまで
の距離 L2:部分放電発生位置から加速度センサ10−cまで
の距離 V :加速度信号のガス絶縁開閉装置における伝搬速度
【0036】部分放電発生位置は加速度センサ10−b
を中心とした半径L1の円C1と加速度センサ10−c
を中心とした半径L2の円C2との交点PまたはQ上で
あることがわかる。従って、位置標定処理装置26は円
C1とC2の交点PまたはQを演算して部分放電発生位
置を標定する。
【0037】実施の形態4.実施の形態3に比べてさら
に詳しい位置標定が必要な場合は、さらにもう一点の加
速度センサ10−d、および加速度センサ10−dに対
応した波形記憶装置、加算処理装置、平均化処理装置か
ら構成される信号処理の装置を追加することで実現でき
る。図8は本手法の位置標定の原理を示す図である。実
施の形態2,3と同様の信号処理を、密封容器4に取り
付けた3つの加速度センサ10−b,c,dの検出信号
に対して行う。このとき、信号処理結果から、各加速度
センサ10−b,c,dの振動波形検出のタイミングと
電気信号検出のタイミングの時間差をそれぞれ、δt
1,δt2,δt3としたとき、各加速度センサ10−
b,c,dから、部分放電発生位置までの距離L1,L
2,L3は以下の式で表せる。
【0038】L1=δt1*V L2=δt2*V L3=δt3*V
【0039】このとき、センサ10−bを中心とした半
径L1の円C1と,センサ10−cを中心とした半径L
2の円C2と,センサ10−dを中心とした半径L2の
円C3の交点は、ただ一点Pに定まる。このようにし
て、部分放電発生位置の標定が決定する。位置標定処理
装置26は円C1,C2,C3の交点Pを演算すること
で高精度に部分放電発生位置を標定することができる。
【0040】また、以上のような位置標定の結果、密封
容器上もしくは密封容器内に信号発生源が特定できない
場合は、外部からの信号ノイズであるとの判断もでき、
位置を標定することはノイズリダクションの効果も同時
に期待できる。
【0041】時間差をとり、位置を求める方式は、加速
度または電気信号のいずれかを検出するセンサを複数個
用い、信号検出の時間差をとれば可能であり、電気式セ
ンサ、加速度センサの両方式を同時に採用する必要はな
い。実際には、加速度センサで時間差を測定しようとし
た場合、信号は数10kHz程度であるから、位置標定
のための装置は安価に実現することができるが、加速度
単独では外部の音響ノイズの影響を受けやすく、信号と
ノイズの識別がつきにくいという短所がある。
【0042】一方、電気式センサは加速度センサに比べ
高感度が期待できるが、電気信号単独で時間差による位
置標定を行った場合、外来サージによる誤動作を生じた
り、また正常に動作をした場合でも電気信号は光速に近
い速度で伝搬することから、信号到達の時間差は10メ
ートルの距離があった場合でも33ns程度の時間差し
か生じず、部分放電発生位置を正確に判断するために
は、技術的にも高度で、かつ非常に高価な装置が必要で
ある。
【0043】そこで、本発明による方式を用いることに
より、電気式センサ,加速度センサの両方の長所を取る
ことができるだけでなく、必要な信号処理が数10kH
z程度でよいことから安価に位置標定機能をもつ装置を
実現することができる。
【0044】実施の形態5.上記各実施例1〜4は、加
速度信号波形の立ち上がりに着目して部分放電位置の標
定処理を行ったが、加速度信号のピーク値を検出したと
きを加速度信号検出のタイミングとした処理を行って
も、同様の効果が得られる。加速度信号は2〜3kHz
の信号であり、ピーク値検出のタイミングは異常レベル
を示す電気信号の立ち上がりから100μs程度の時間
遅れとなり、50cm程度以下の誤差でおさまる。この
とき、加速度信号の伝搬速度V=2.8*103[m/s]
であり、電気信号検出から加速度信号の第1ピーク検出
までの時間遅れδと放電発生位置までの距離Lは以下の
関係がある。
【0045】δ=L/2.8*103
【0046】尚、電気式センサの検出信号を基準にして
加速度センサ10−bの1番目のピーク検出の時間遅れ
δを演算することで実施の形態2と同様の演算処理で部
分放電発生位置を標定することができる。
【0047】また、電気式センサの検出信号を基準にし
て加速度センサ10−b,10−c毎の1番目のピーク
検出の時間遅れδを演算することで実施の形態3と同様
の演算処理で部分放電発生位置を標定することができ
る。また、電気式センサの検出信号を基準にして加速度
センサ10−b,10−c,10−d毎の1番目のピー
ク検出の時間遅れδを演算することで実施の形態4と同
様の演算処理で部分放電発生位置を標定することができ
る。
【0048】実施の形態6.一方、加速度信号のピーク
を検出する手法として、1番目のピーク検出に替えて加
速度信号の2番目のピークの到来を検出しても実施の形
態2〜4と同様の効果を得ることができる。図9に加速
度波形を示す。加速度信号を観測すると、1番目のピー
クの後に、1番目のピークよりも大きな2番目のピーク
が観測される。このとき、2番目のピークとなる信号の
伝搬速度V’は、1番目のピークを形成する信号よりも
遅く、V'=1.5*103[m/s]となり、電気信号検
出から加速度信号の2番目のピーク検出の時間遅れδ'
と放電発生位置までの距離Lは以下の関係がある。
【0049】δ’=L/1.5*103
【0050】本実施の形態においても加速度センサ10
−b、10−c或いは10−d毎に2番目のピーク検出
の時間遅れδを演算することで実施の形態2、3或いは
4と同様の演算処理で部分放電発生位置を標定すること
ができる。
【0051】実施の形態7.上記実施の形態6と同様の
方法で、加速度信号の1番目のピークと2番目のピーク
を検出し、それぞれのピークの時間差をとっても同様の
効果が確認できる。すなわち、1番目のピークを検出し
た時間t1,2番目のピークを検出した時間をt2とす
ると、各時間t1、t2は以下の式で表せる。
【0052】t1=L/1.5*103 t2=L/2.8*103
【0053】2つのピーク検出の時間差δ=|t1−t
2|は以下の式で表せる。
【0054】δ'=L(1/1.5*103−1/2.8*
103
【0055】計測結果より得られたδ'により部分放電
発生源までの距離Lを特定できる。
【0056】本実施の形態においても上記実施の形態2
〜6とは異なり基準となる電気信号を取り入れることな
く単一の加速度センサより入力した加速度信号波形のみ
から部分放電発生位置を標定することができる。尚、位
置標定精度を上げるのであれば、実施の形態4のように
加速度センサ10−b,c,dを設け、各加速度センサ
10−b,c,d毎に2つのピーク検出の時間差δを求
めても良い。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明に係る部分放電検出装置
は、金属容器に密封された電気機器の部分放電に起因し
て発生して前記金属容器内部を伝搬する電磁波を検出し
て電気信号を出力する電気信号検出手段と、前記金属容
器の外周面に一定間隔で配置され部分放電発生時に金属
容器表面に伝搬する振動をそれぞれ検出して振動信号を
出力する複数の振動検出手段と、この電気信号検出手段
より出力される電気信号を入力し、この電気信号のレベ
ルが予め設定されていた基準レベルを超えた時に前記振
動検出手段により出力された振動信号の波形を記憶する
記憶手段と、この記憶手段に前記振動信号の波形が記憶
される毎に記憶した波形を加算する加算手段と、加算さ
れた波形を平均化処理する平均化処理手段と、平均化処
理された波形のレベルに基づいて前記電気機器の異常を
判定する異常判定手段と、異常判定時に各振動信号到達
の検出タイミングの時間差をそれぞれ求め、これら時間
差に基づいて部分放電発生位置を標定する位置標定手段
とを備えたので、部分放電発生位置を簡易な装置で標定
することができ、迅速に異常を検出できるという効果が
ある。
【0058】請求項2の発明に係る部分放電検出装置
は、金属容器内に密封された電気機器の部分放電に起因
して発生する電磁波を検出して電気信号を出力する電気
信号検出手段と、前記金属容器の外周面に配置され、部
分放電発生時に金属容器表面に伝搬する振動をそれぞれ
検出して振動信号を出力する振動検出手段と、前記電気
信号検出手段より出力される電気信号を入力し、この電
気信号のレベルが予め設定された基準レベルを超えた時
に前記振動検出手段により出力された振動信号の波形を
記憶する記憶手段と、この記憶手段に前記振動信号の波
形が記憶される毎に記憶された波形を加算する加算手段
と、加算された波形を平均化処理する平均化処理手段
と、平均化処理された波形のレベルに基づいて前記電気
機器の異常を判定する異常判定手段と、異常判定時に各
振動信号の1番目のピークと次に来る2番目のピークと
の時間差を求め、この時間差に基づいて部分放電発生位
置を標定する位置標定手段とを備えたので、部分放電発
生位置を簡易な装置でしかも迅速に標定できるという効
果がある。
【0059】請求項3の発明に係る部分放電検出装置
は、金属容器に密封された電気機器の部分放電に起因し
て発生し、前記金属容器内部を伝搬する電磁波を検出し
て電気信号を出力する電気信号検出手段と、前記部分放
電発生時に金属容器表面を伝搬する振動を検出して振動
信号を出力する振動検出手段と、この電気信号検出手段
より出力される電気信号を入力し、この電気信号のレベ
ルが予め設定されていた基準レベルを超えた後に前記振
動検出手段により出力された振動信号の波形を記憶する
記憶手段と、この記憶手段に前記振動信号の波形が記憶
される毎に記憶した波形を加算する加算手段と、加算さ
れた波形を平均化処理する平均化処理手段と、平均化処
理された波形のレベルに基づいて前記電気機器の異常を
判定する異常判定手段と、異常判定時に電気信号の検出
タイミングと振動信号到達の検出タイミングとの時間差
に基づいて部分放電発生位置を標定する位置標定手段と
を備えたので、部分放電発生位置を簡易な装置で標定す
ることができ、しかも迅速に異常を検出できるという効
果がある。
【0060】請求項4の発明に係る部分放電検出装置
は、振動検出手段を金属容器の外周面に一定間隔で2つ
配置し、位置標定手段は異常判定時に電気信号の検出タ
イミングと前記各振動検出手段による振動信号到達の検
出タイミングの時間差をそれぞれ求め、これら時間差に
基づいて部分放電発生位置を標定するようにしたので、
部分放電発生位置を簡易な装置でしかも精度よく標定す
ることができ、また迅速に異常を検出できるという効果
がある。
【0061】請求項5の発明に係る部分放電検出装置
は、振動検出手段を金属容器の外周面に一定間隔で3つ
配置し、位置標定手段は異常判定時に電気信号の検出タ
イミングと前記各振動検出手段による振動信号到達の検
出タイミングの時間差をそれぞれ求め、これら時間差に
基づいて部分放電発生位置を標定するようにしたので、
部分放電発生位置を簡易な装置でしかも高精度で標定す
ることができるという効果がある。
【0062】請求項6の発明に係る部分放電検出装置
は、位置標定手段が、異常判定時に電気信号の検出タイ
ミングと振動検出手段による振動信号の第1番目のピー
ク検出タイミングとの時間差を求め、この時間差に基づ
いて部分放電発生位置を標定するようにしたので、部分
放電発生位置を簡易な装置で標定することができ、しか
も迅速に異常を標定できるという効果がある。
【0063】請求項7の発明に係る部分放電検出装置
は、位置標定手段が、異常判定時に電気信号の検出タイ
ミングと振動検出手段による振動信号の第2番目のピー
ク検出タイミングとの時間差を求め、この時間差に基づ
いて部分放電発生位置を標定するようにしたので、部分
放電発生位置を簡易な装置で精度良く標定できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 部分放電現象および信号検出する原理を説明
する図である。
【図2】 部分放電検出装置の信号処理を示すブロック
図である。
【図3】 部分放電により発生する信号が検出装置に到
達するタイミングを説明する図である。
【図4】 部分放電検出装置の信号処理を示すブロック
図である。
【図5】 部分放電により発生する信号が検出装置に到
達するタイミングを説明する図である。
【図6】 部分放電発生の位置標定を1つの加速度セン
サで行う手法を説明する図である。
【図7】 部分放電発生の位置標定を2つの加速度セン
サで行う手法を説明する図である。
【図8】 部分放電発生の位置標定を3つの加速度セン
サで行う手法を説明する図である。
【図9】 加速度信号の検出波形を示す図である。
【図10】 従来の部分放電検出装置の検出原理を説明
する図である。
【図11】 従来の部分放電検出装置構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 ガス絶縁開閉装置、2 スペーサ、3 中心導体、
4 金属容器、5 部分放電、6 電磁波(電気信
号)、7 振動、10−a 電気式センサ、10−b,
c 加速度センサ、12−a,b,c センサ検出信
号、20 部分放電検出装置、21 トリガ信号発生装
置、22−b,c 波形記憶装置、23−b,c 加算
処理装置、24−b,c 平均処理装置、25 部分放
電判定装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属容器内に密封された電気機器の部分
    放電に起因して発生する電磁波を検出して電気信号を出
    力する電気信号検出手段と、前記金属容器の外周面に一
    定間隔で配置され、部分放電発生時に金属容器表面に伝
    搬する振動をそれぞれ検出して振動信号を出力する複数
    の振動検出手段と、前記電気信号検出手段より出力され
    る電気信号を入力し、この電気信号のレベルが予め設定
    された基準レベルを超えた時に前記振動検出手段により
    出力された振動信号の波形を記憶する記憶手段と、この
    記憶手段に前記振動信号の波形が記憶される毎に記憶さ
    れた波形を加算する加算手段と、加算された波形を平均
    化処理する平均化処理手段と、平均化処理された波形の
    レベルに基づいて前記電気機器の異常を判定する異常判
    定手段と、異常判定時に各振動信号到達の検出タイミン
    グの時間差を求め、この時間差に基づいて部分放電発生
    位置を標定する位置標定手段とを備えたことを特徴とす
    る部分放電検出装置。
  2. 【請求項2】 金属容器内に密封された電気機器の部分
    放電に起因して発生する電磁波を検出して電気信号を出
    力する電気信号検出手段と、前記金属容器の外周面に配
    置され、部分放電発生時に金属容器表面に伝搬する振動
    をそれぞれ検出して振動信号を出力する振動検出手段
    と、前記電気信号検出手段より出力される電気信号を入
    力し、この電気信号のレベルが予め設定された基準レベ
    ルを超えた時に前記振動検出手段により出力された振動
    信号の波形を記憶する記憶手段と、この記憶手段に前記
    振動信号の波形が記憶される毎に記憶された波形を加算
    する加算手段と、加算された波形を平均化処理する平均
    化処理手段と、平均化処理された波形のレベルに基づい
    て前記電気機器の異常を判定する異常判定手段と、異常
    判定時に各振動信号の1番目のピークと次に来る2番目
    のピークとの時間差を求め、この時間差に基づいて部分
    放電発生位置を標定する位置標定手段とを備えたことを
    特徴とする部分放電検出装置。
  3. 【請求項3】 金属容器内に密封された電気機器の部分
    放電に起因して発生する電磁波を検出して電気信号を出
    力する電気信号検出手段と、前記部分放電発生時に金属
    容器表面を伝搬する振動を検出して振動信号を出力する
    振動検出手段と、前記電気信号検出手段より出力される
    電気信号を入力し、この電気信号のレベルが予め設定さ
    れた基準レベルを超えた時に前記振動検出手段より出力
    された振動信号の波形を記憶する記憶手段と、この記憶
    手段に前記振動信号の波形が記憶される毎に記憶された
    波形を加算する加算手段と、加算された波形を平均化処
    理する平均化処理手段と、平均化処理された波形のレベ
    ルに基づいて前記電気機器の異常を判定する異常判定手
    段と、異常判定時に電気信号の検出タイミングと前記振
    動信号到達の検出タイミングとの時間差に基づいて部分
    放電発生位置を標定する位置標定手段とを備えたことを
    特徴とする部分放電検出装置。
  4. 【請求項4】 振動検出手段を金属容器の外周面に一定
    間隔で2つ配置し、位置標定手段は異常判定時に電気信
    号の検出タイミングと前記各振動検出手段による振動信
    号到達の検出タイミングの時間差をそれぞれ求め、これ
    ら時間差に基づいて部分放電発生位置を標定することを
    特徴とする請求項3に記載の部分放電検出装置。
  5. 【請求項5】 振動検出手段を金属容器の外周面に一定
    間隔で3つ配置し、位置標定手段は異常判定時に電気信
    号の検出タイミングと前記各振動検出手段による振動信
    号到達の検出タイミングの時間差をそれぞれ求め、これ
    ら時間差に基づいて部分放電発生位置を標定することを
    特徴とする請求項3に記載の部分放電検出装置。
  6. 【請求項6】 位置標定手段は、異常判定時に電気信号
    の検出タイミングと振動検出手段による振動信号の1番
    目のピーク検出タイミングとの時間差を求め、この時間
    差に基づいて部分放電発生位置を標定することを特徴と
    する請求項3ないし5のいずれかに記載の部分放電検出
    装置。
  7. 【請求項7】 位置標定手段は、異常判定時に電気信号
    の検出タイミングと振動検出手段による振動信号の2番
    目のピーク検出タイミングとの時間差を求め、この時間
    差に基づいて部分放電発生位置を標定することを特徴と
    する請求項3ないし5のいずれかに記載の部分放電検出
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014153109A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Chugoku Electric Power Co Inc:The 地絡位置特定装置及び地絡位置特定システム
CN108181579A (zh) * 2018-01-16 2018-06-19 国网江苏省电力公司检修分公司特高压交直流运检中心 一种换流变分接开关振动-电磁波联合在线监测方法

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