JP2023163980A - 超音波検査方法及び超音波検査システム - Google Patents
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Abstract
Description
(1)
超音波を送信する送信手段と超音波を受信する受信手段とを検査対象物の一方側に配置し、前記送信手段から送信され、前記検査対象物を伝搬して前記受信手段により受信された超音波を用いて検査を行う超音波検査方法であって、
前記送信手段から前記受信手段へと直接到達する超音波の直接伝搬時間が、前記送信手段から前記検査対象物を経由して前記受信手段に到達する超音波の検査対象物経由伝搬時間より長くなるように、前記検査対象物に対して前記送信手段及び前記受信手段を配置することを特徴とする、超音波検査方法。
その際、送信手段及び受信手段については、送信手段から受信手段へと直接到達する超音波の直接伝搬時間が、送信手段から検査対象物を経由して受信手段に到達する超音波の検査対象物経由伝搬時間より長くなるように、検査対象物に対して配置する。
したがって、検査システムを簡素化しつつも検査対象物を経由した超音波に基づく、検査対象物の適正な評価を可能とする。
(2)
前記直接伝搬時間は、前記送信手段から前記受信手段へと超音波が空中を通って直接到達する時間であり、
前記検査対象物経由伝搬時間は、前記送信手段から前記検査対象物へと超音波が空中を通って到達する送信側空中伝搬時間と、前記送信手段から前記受信手段へと向かう方向に超音波が前記検査対象物を通って伝搬する物質伝搬時間と、前記検査対象物から前記受信手段へと超音波が空中を通って到達する受信側空中伝搬時間と、を合算した時間であり、
前記送信手段及び前記受信手段は、互いに離間する直線離間距離及び前記検査対象物に対する各々の間隔距離について、前記受信手段により受信する超音波の波数と周期に基づき設定された波数検出時間を、前記検査対象物経由伝搬時間に加算した時間よりも、前記直接伝搬時間が長くなるように設定されることを特徴とする、(1)に記載の超音波検査方法。
(3)
前記送信手段及び前記受信手段は、超音波送信用及び超音波受信用の各々一の送信探触子及び受信探触子であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の超音波検査方法。
(4)
前記検査対象物における溶接部の欠陥検査に用いられ、前記受信手段により受信した超音波の受信信号が所定値より小さい場合に、前記溶接部に欠陥があると判定することを特徴とする、(1)ないし(3)のいずれかに記載の超音波検査方法。
(5)
前記検査対象物として板状部材における背面接着部の欠陥検査に用いられ、前記受信手段により受信した超音波の受信信号が所定値より大きい場合に、前記背面接着部に欠陥があると判定することを特徴とする、(1)ないし(3)のいずれかに記載の超音波検査方法。
(6)
超音波を送信する送信手段と超音波を受信する受信手段とを検査対象物の一方側に配置し、前記送信手段から送信され、前記検査対象物を伝搬して前記受信手段により受信された超音波を用いて検査を行う超音波検査システムであって、
前記送信手段から前記受信手段へと直接到達する超音波の直接伝搬時間が、前記送信手段から前記検査対象物を経由して前記受信手段に到達する超音波の検査対象物経由伝搬時間より長くなるように、前記検査対象物に対して前記送信手段及び前記受信手段が配置されていることを特徴とする、超音波検査システム。
図2は、本発明の一実施形態に係る超音波検査システムにおいて発生する超音波の種類を説明するための波形を模式的に示す図である。
図2(a)は、送信探触子10から検査対象物Mの片側外面へと進行する超音波としての直接波を示している。直接波は、空中伝搬速度(音速)が略340m/s、周波数が20kHz以上の例えば300~1000kHzといった極めて高い帯域に設定される。直接波は、図2(b),(c)に示す他の超音波に対して最も振幅が大きく、振動エネルギーも最大となる。なお、図2は、波形を模式的に示すものであり、(a)直接波、(b)エッジ波、(c)漏洩ガイド波の振幅の大きさの違いを概念的に示すものに過ぎず、正確な数値に基づく波形を示すものではない。
図3に示すように、送信探触子10と受信探触子20とが離間する直線離間距離D、検査対象物Mの片側外面に対する送信探触子10及び受信探触子20夫々の間隔距離hについては、次のような時間的配置条件を満たすように設定されている。なお、本実施形態においては、検査対象物Mに対する送信探触子10の間隔距離hと、検査対象物Mに対する受信探触子20の間隔距離hとが同一に設定されているが、各々異なる間隔距離に設定してもよい。また、本実施形態において、間隔距離hは、検査対象物Mに対する送信探触子10及び受信探触子20夫々の最短距離として設定されているが、送信探触子10から検査対象物Mへと直接波が進行する実質的な伝搬距離や、検査対象物Mから受信探触子20へと漏洩ガイド波が進行する実質的な伝搬距離を、検査対象物Mに対する所定の入射角や出射角に基づいて算定し、これらの伝搬距離を間隔距離hに代えて設定するようにしてもよい。あるいは、伝搬距離から逆算的に間隔距離hを求めて設定するようにしてもよい。
td>t1+tg+t2+nT
本実施形態の超音波検査システムにおいては、このような時間に係る不等式の時間的配置条件を満たすように直線離間距離D及び間隔距離hが適切に設定された位置に送信探触子10及び受信探触子20を配置した。これにより、送信探触子10と受信探触子20との間に遮蔽板等を設けなくても、図4に示すように、受信探触子20及びパルス送受信器2を介して得られた超音波の受信信号において、漏洩ガイド波の成分をエッジ波から時間的に分離することができ、互いに干渉させることなく高精度に漏洩ガイド波を検出することができる。
図6は、本発明の一実施形態に係る超音波検査システムにより検査可能な電池パッケージの欠陥検査を説明するための説明図である。
本実施形態の超音波検査方法が適用された超音波検査システムは、図5に示すように、検査対象物Mの溶接部Mwを検査対象とした欠陥検査について好適に適用することができ、図6に示すように、例えばリチウムイオン電池といった電池パッケージBを検査対象物Mとして、当該電池パッケージBの内壁接着部位を検査対象とした欠陥検査についても好適に適用することができる。
したがって、検査システムを簡素化しつつも検査対象物を経由した超音波に基づく、検査対象物の適正な評価が可能となる。
2 パルス送受信器
10 送信探触子
20 受信探触子
M 検査対象物
B 電池パッケージ
B1 カバー部材
Mw 溶接部
F1~F7 欠陥
Claims (6)
- 超音波を送信する送信手段と超音波を受信する受信手段とを検査対象物の一方側に配置し、前記送信手段から送信され、前記検査対象物を伝搬して前記受信手段により受信された超音波を用いて検査を行う超音波検査方法であって、
前記送信手段から前記受信手段へと直接到達する超音波の直接伝搬時間が、前記送信手段から前記検査対象物を経由して前記受信手段に到達する超音波の検査対象物経由伝搬時間より長くなるように、前記検査対象物に対して前記送信手段及び前記受信手段を配置することを特徴とする、超音波検査方法。 - 前記直接伝搬時間は、前記送信手段から前記受信手段へと超音波が空中を通って直接到達する時間であり、
前記検査対象物経由伝搬時間は、前記送信手段から前記検査対象物へと超音波が空中を通って到達する送信側空中伝搬時間と、前記送信手段から前記受信手段へと向かう方向に超音波が前記検査対象物を通って伝搬する物質伝搬時間と、前記検査対象物から前記受信手段へと超音波が空中を通って到達する受信側空中伝搬時間と、を合算した時間であり、
前記送信手段及び前記受信手段は、互いに離間する直線離間距離及び前記検査対象物に対する各々の間隔距離について、前記受信手段により受信する超音波の波数と周期に基づき設定された波数検出時間を、前記検査対象物経由伝搬時間に加算した時間よりも、前記直接伝搬時間が長くなるように設定されることを特徴とする、請求項1に記載の超音波検査方法。 - 前記送信手段及び前記受信手段は、超音波送信用及び超音波受信用の各々一の送信探触子及び受信探触子であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の超音波検査方法。
- 前記検査対象物における溶接部の欠陥検査に用いられ、前記受信手段により受信した超音波の受信信号が所定値より小さい場合に、前記溶接部に欠陥があると判定することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の超音波検査方法。
- 前記検査対象物として板状部材における背面接着部の欠陥検査に用いられ、前記受信手段により受信した超音波の受信信号が所定値より大きい場合に、前記背面接着部に欠陥があると判定することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の超音波検査方法。
- 超音波を送信する送信手段と超音波を受信する受信手段とを検査対象物の一方側に配置し、前記送信手段から送信され、前記検査対象物を伝搬して前記受信手段により受信された超音波を用いて検査を行う超音波検査システムであって、
前記送信手段から前記受信手段へと直接到達する超音波の直接伝搬時間が、前記送信手段から前記検査対象物を経由して前記受信手段に到達する超音波の検査対象物経由伝搬時間より長くなるように、前記検査対象物に対して前記送信手段及び前記受信手段が配置されていることを特徴とする、超音波検査システム。
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