JPH1138041A - プローブカード用片持ち型プローブ針とその製造方法ならびに制御方法 - Google Patents

プローブカード用片持ち型プローブ針とその製造方法ならびに制御方法

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JPH1138041A
JPH1138041A JP9198500A JP19850097A JPH1138041A JP H1138041 A JPH1138041 A JP H1138041A JP 9198500 A JP9198500 A JP 9198500A JP 19850097 A JP19850097 A JP 19850097A JP H1138041 A JPH1138041 A JP H1138041A
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probe needle
electrode
probe
semiconductor device
tip
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JP9198500A
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Masaharu Mizuta
正治 水田
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査工程に起因する半導体装置の信頼性の低
下を防止し得る、プローブカード用プローブ針とその製
造方法ならびに制御方法を提供する。 【解決手段】 プローブカード用片持ち型プローブ針に
おいて、前記プローブ針の先端部1を、第1の凸部3a
と、第1の凸部3aと溝部4を隔てて形成された第2の
凸部3bとを備えるように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブカード用
プローブ針とその製造方法ならびに制御方法に関し、よ
り特定的には、プローブカード用片持ち型プローブ針と
その製造方法ならびに制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造工程において、
半導体装置の電気的特性を検査する際にプローブカード
と呼ばれる装置が用いられている。図20は、従来のプ
ローブカードを説明するための断面図である。図20を
参照して、従来のプローブカードは、基板113のほぼ
中央部に開口部114が形成されている。この開口部1
14の周辺部には、開口部114の中心に向けて複数の
プローブ針115が設置されている。そして、このプロ
ーブ針115は基板113の周辺部に配列された端子
(図示せず)と配線を介して接続されている。この端子
は、半導体装置の検査の際、プローバーと呼ばれる検査
装置と接続される。そして、このプローブカードは、検
査対象である半導体装置の表面に対向させ、上記プロー
ブ針115の先端がこの半導体装置の表面に形成された
電極と接触するように配置される。こうして半導体装置
の表面に形成された電極と接触したプローブ針115を
介して、この半導体装置の電気的特性の検査を行なう。
【0003】図21は、図20に示した従来のプローブ
針を説明するための模式図である。図21を参照して、
プローブ針のリード部の直径Dは約0.25mm、プロ
ーブ針の先端部101の長さLは約7mm、半導体装置
の電極と接触するプローブ針の最先端部102の直径d
は約50μmである。このプローブ針の材質としては、
タングステンなどが用いられる。
【0004】図22〜27は、従来のプローブ針の先端
部の形状を説明するための側面図および斜視図である。
以下、図22〜27を参照して、従来のプローブ針の先
端部の形状を説明する。
【0005】図22および23は、ブラスト型と呼ばれ
る従来のプローブ針の先端部の形状を示している。図2
2および23を参照して、プローブ針の最先端部102
の形状は、ほぼ平面形状である。
【0006】図24および25は、鏡面型と呼ばれる従
来のプローブ針の先端部の形状を示している。図24お
よび25を参照して、プローブ針の最先端部102の形
状は、ほぼ丸型形状を示している。
【0007】図26および27は、球面型と呼ばれる従
来のプローブ針の先端部の形状を示している。図26お
よび27を参照して、プローブ針の最先端部102の形
状は、ほぼ丸形形状であるが、図24および25に示し
た鏡面型と呼ばれるプローブ針よりも曲率半径が小さく
なるように形成されている。
【0008】そして、図28および29は、半導体装置
の電気的特性の検査工程における、プローブ針と検査対
象である半導体装置の電極との接触工程を説明するため
の模式図である。図28および29を参照して、従来の
プローブ針と半導体装置の電極との接触工程を説明す
る。
【0009】図28に示すように、半導体装置117が
上昇することにより、半導体装置117の表面に形成さ
れた電極105とプローブ針の最先端部102とが接触
する。電極105は導電体であるアルミニウム層119
により形成されており、このアルミニウム層119の表
面には、酸化アルミ層118がおよそ30Å程度の膜厚
を有するように形成されている。ここで、上記アルミニ
ウム層119に代えてアルミニウムと銅とを含む合金層
を用いてもよい。この酸化アルミ層118は絶縁体であ
るため、図28に示すように、ただプローブ針の最先端
部102を電極105表面に接触させただけでは、プロ
ーブ針の最先端部102とアルミニウム層119との間
を電気的に接続することはできない。
【0010】そのため、次に、図29に示すように、半
導体装置117をさらに上昇させる。これにより、プロ
ーブ針が弾性的に変形し、プローブ針の最先端部102
は電極105上において水平方向に移動する。このた
め、電極105の表面に存在する酸化アルミ層118が
電極の表面から剥離し、電極本体のアルミニウム層11
9とプローブ針の最先端部102とが直接接触すること
ができる。このようにして、従来の検査工程では、プロ
ーブ針の最先端部102が電極105と接触していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図28および29に示
したように、電極105上をプローブ針の最先端部10
2が移動することにより、電極105表面の酸化アルミ
層118が剥離し、プローブ針の最先端部102と電極
105のアルミニウム層119とが接触するが、この
際、図30に示すように、電極105表面に酸化アルミ
層118が剥離することによりアルミニウム層119が
露出しているプローブ痕106が形成される。図30お
よび31は、図22および23に示したブラスト型のプ
ローブ針を使用した場合のプローブ痕を示している。ま
た、図32は、図24および25に示した鏡面型のプロ
ーブ針を使用した場合のプローブ痕を、そして図33
は、図26および27に示した球面型のプローブ針を使
用した場合のプローブ痕をそれぞれ示している。図30
および31を参照して、このプローブ痕106の外周部
には、剥離した酸化アルミによる凸部116が形成され
る。この凸部116の高さは、10μm程度に達する。
そして、電極105には、この半導体装置の検査工程の
後、リードフレームと接続するために金などからなるボ
ンディングワイヤを超音波熱圧着法などを用いて接合す
る。この際、酸化アルミは、アルミニウムに比べて金と
の接合力が弱いため、プローブ痕106の外周部にある
酸化アルミからなる凸部116が電極105とボンディ
ングワイヤとの接合を弱めるといった問題が発生する。
また、プローブ痕106のサイズが大きいと、それだけ
剥離される酸化アルミ層118が多くなり、酸化アルミ
からなる凸部116も大きくなる。それにより、電極1
05とボンディングワイヤとの接合をより阻害すること
になる。この結果、ボンディングワイヤと電極105と
の接合が不十分となり、半導体装置の信頼性が低下する
という問題が発生していた。
【0012】また、プローブ針の最先端部102(図2
9参照)に剥離した酸化アルミが付着すると、電極10
5とプローブ針の最先端部102との接触が阻害され、
プローブ針と電極105との間で電気信号を正確に伝え
ることが難しくなる。そのため、半導体装置の検査自体
の信頼性も低下する。この結果、製造された半導体装置
の品質の信頼性もまた低下するという問題も発生してい
た。
【0013】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、本発明の1つの目的は、検査
工程に起因する半導体装置の信頼性の低下を防止し得
る、プローブカード用プローブ針を提供することであ
る。
【0014】この発明のもう1つの目的は、検査工程の
信頼性が低下することを防止することにより半導体装置
の品質の信頼性が低下することを防止し得る、プローブ
カード用プローブ針を提供することである。
【0015】この発明のもう1つの目的は、検査工程に
起因する半導体装置の信頼性の低下を防止し得るプロー
ブカード用プローブ針を容易に得ることができる、プロ
ーブ針の製造方法を提供することである。
【0016】この発明のもう1つの目的は、検査工程に
起因する半導体装置の信頼性の低下を有効に防止し得
る、プローブカード用プローブ針の制御方法を提供する
ことである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1におけるプロー
ブカード用片持ち型プローブ針では、このプローブ針の
先端部が、第1の凸部と、第1の凸部と溝部を隔てて形
成された第2の凸部とを備えている。このように、請求
項1に記載の発明では、プローブ針の先端部に複数の凸
部を備えることにより、凸部を1つ備える従来のプロー
ブ針の先端部よりも、凸部の大きさを小さくすることが
でき、これにより、プローブ針の先端部の凸部と電極表
面との接触面積を小さくすることができる。そのため、
半導体装置を検査するために半導体装置の電極とプロー
ブ針とが接触する際、電極表面に形成されるプローブ痕
の幅を小さくすることができる。また、プローブ針の先
端部の凸部が小さくなることにより、プローブ針と電極
表面との接触面積を小さくすることができるので、プロ
ーブ針にかける荷重を同じにした場合でも、プローブ針
の先端部の凸部と電極との間の圧力を高くすることがで
きる。それにより、プローブ針を電極上で水平方向に移
動させる距離を従来より短くしても、電極表面の酸化ア
ルミ層を除去し、その下のアルミニウム層とプローブ針
とを接触させることができる。このため、電極上でのプ
ローブ痕の長さを短くすることが可能となる。これらの
結果、プローブ痕の幅および長さの両方を小さくするこ
とができる。これにより、電極表面から除去される酸化
アルミの量も少なくでき、プローブ痕の外周部に形成さ
れる酸化アルミからなる凸部も小さくできる。この結
果、この電極に金からなるボンディングワイヤを接合す
る際、ボンディングワイヤと電極との接合が不十分とな
ることに起因して半導体装置の信頼性が低下するという
問題の発生を防止することが可能となる。
【0018】また、プローブ針が複数の凸部を有し、こ
の複数の凸部において電極と接触するので、たとえ1つ
の凸部に電極から剥離した酸化アルミが付着し、電極と
その凸部との接触が不十分となっても、他の凸部におい
て電極との接触が保たれていれば、プローブ針と電極と
の間で電気信号を正確に伝えることができる。この結
果、半導体装置の検査自体の信頼性が低下することを防
止することが可能となる。
【0019】請求項2に記載の片持ち型プローブ針は、
請求項1の構成において、上記凸部が実質的に丸型形状
を有している。このように、請求項2に記載の発明で
は、上記凸部が実質的に丸型形状となっているので、プ
ローブ針に半導体装置の電極を押圧する際、プローブ針
の先端部が過度にこの電極に突き刺さることを防止する
ことができる。その結果、検査の際に、プローブ針の先
端が電極の下に位置する半導体装置のその他の構造に損
傷を与えるといった問題の発生を防止することができ
る。
【0020】請求項3に記載の片持ち型プローブ針は、
請求項1の構成において、上記凸部が実質的に平面形状
を有している。このように、請求項3に記載の発明で
は、上記凸部が実質的に平面形状となっているので、プ
ローブ針に半導体装置の電極を押圧する際、プローブ針
の先端部が過度にこの電極に突き刺さることをより有効
に防止することができる。その結果、検査の際に、プロ
ーブ針の先端が電極の下に位置する半導体装置のその他
の構造に損傷を与えるといった問題の発生をより有効に
防止することができる。
【0021】請求項4に記載のプローブカード用片持ち
型プローブ針の製造方法は、プローブ針の先端部に溝部
を形成する工程と、上記プローブ針の先端部に上記溝部
を隔てて第1および第2の凸部を形成する工程とを備え
ている。このように、請求項4に記載の発明では、プロ
ーブ針の先端部に複数の凸部を形成する工程を備えるの
で、凸部を1つ備える従来のプローブ針よりも、凸部の
大きさを小さくすることができ、これにより、プローブ
針の先端部の凸部と電極表面との接触面積を小さくする
ことができる。そのため、半導体装置を検査するために
半導体装置の電極とプローブ針とが接触する際、電極表
面に形成されるプローブ痕の幅を小さくすることができ
る。また、プローブ針の先端部の凸部を小さくすること
により、プローブ針と電極表面との接触面積を小さくす
ることができるので、プローブ針にかける荷重を同じに
した場合でも、プローブ針の先端部の凸部と電極との間
の圧力を高くすることができる。それにより、プローブ
針を電極上で水平方向に移動させる距離を従来より短く
しても、電極表面の酸化アルミ層を除去し、その下のア
ルミニウム層とプローブ針とを接触させることができ
る。このため、電極上でのプローブ痕の長さを短くする
ことが可能となる。これらの結果、プローブ痕の幅およ
び長さの両方を小さくすることができる。これにより、
電極表面から除去される酸化アルミの量も少なくできる
ことにより、プローブ痕の外周部に形成される酸化アル
ミからなる凸部も小さくすることができる。この結果、
この電極に金からなるボンディングワイヤを接合する
際、ボンディングワイヤと電極との接合が不十分とな
り、半導体装置の信頼性が低下するという問題の発生を
防止することが可能となる。
【0022】また、プローブ針が複数の凸部を有し、こ
の複数の凸部において電極と接触するので、たとえ1つ
の凸部に電極から剥離した酸化アルミが付着し、電極と
その凸部との接触が不十分となっても、他の凸部におい
て電極との接触が保たれていれば、プローブ針と電極と
の間で電気信号を正確に伝えることができる。この結
果、半導体装置の検査自体の信頼性が低下することを防
止することが可能となる。
【0023】請求項5に記載のプローブカード用片持ち
型プローブ針の製造方法は、請求項4の構成において、
上記溝部をレーザ加工法を用いて形成する。このよう
に、請求項5に記載の発明では、溝部の形成にレーザ加
工法を用いるので、レーザ光の焦点のサイズを小さくす
ることにより、刃物を用いた切削加工の場合よりも微細
な溝部の加工を容易に行なうことが可能となる。
【0024】請求項6に記載のプローブカード用片持ち
型プローブ針の製造方法は、請求項4または5の構成に
おいて、砥粒を含む研磨部材の内部に上記プローブ針の
先端部の第1および第2の凸部を突き刺すことにより、
上記凸部を実質的に丸型形状を有するように加工する工
程をさらに備える。このように、請求項6に記載の発明
では、上記凸部の加工において、上記凸部を上記研磨部
材の内部に突き刺す工程を用いるので、容易に上記凸部
の形状を実質的に丸型形状にすることができる。また、
上記凸部を研磨部材の内部に突き刺す回数などを制御す
ることで、上記凸部の丸型形状の大きさなどを容易に制
御することができる。
【0025】請求項7に記載のプローブカード用片持ち
型プローブ針の制御方法は、第1の凸部と、この第1の
凸部と溝部を隔てて形成された第2の凸部とを含む片持
ち型プローブ針の制御方法であって、前記プローブ針の
先端部と、前記プローブ針が接触する半導体装置の被接
触面との接触角度が、ほぼ90度であることを特徴とし
ている。このように、請求項7に記載の発明では、プロ
ーブ針の先端部と半導体装置の被接触面との接触角度が
ほぼ90度であるので、プローブ針の先端部の第1の凸
部と第2の凸部とをより確実に半導体装置の被接触面に
接触させることができる。このため、たとえ第1の凸部
と被接触面との間で接触不良が発生しても、第2の凸部
において被接触面との接触が保たれていれば、半導体装
置とプローブ針とが接触していることになる。そのた
め、このプローブ針を用いた半導体装置の検査工程にお
いて、プローブ針と半導体装置との接触不良に起因する
検査精度の劣化を防止することができる。この結果、半
導体装置の検査自体の信頼性が低下することを防止する
ことが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0027】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による片持ち型プローブ針を用いたプローブカー
ドの断面図である。図1を参照して、本発明の実施の形
態1によるプローブ針を用いたプローブカードは、基板
13のほぼ中央部に開口部14が形成されている。この
開口部14の周辺部には、開口部14の中心に向けて複
数のプローブ針15が設置されている。そしてこのプロ
ーブ針15は基板13の周辺部に配列された端子(図示
せず)と配線を介して接続されている。そして、このプ
ローブ針15のリード部20は、検査対象である半導体
装置が形成されている半導体基板の表面17と平行にな
るように設置されている。このように、プローブ針15
のリード部20が半導体基板の表面17と平行になって
いるので、図29に示したように半導体装置の電極をプ
ローブ針に押圧する際、プローブ針が弾性的に変形する
ことによってプローブ針の先端部が水平方向に移動する
距離を小さくすることができる。その結果、形成される
電極上のプローブ痕を小さくすることができる。また、
図1に示すように、プローブ針15の最先端部2は、半
導体基板の表面17とほぼ90度の接触角度を持つよう
に形成されている。
【0028】図2および3は、本発明の実施の形態1に
よる片持ち型プローブ針の先端部を説明するための側面
図および底面図である。図2および3を参照して、本発
明の実施の形態1による片持ち型プローブ針の最先端部
2は、第1の凸部3aと、溝部4と、第2の凸部3bと
を備えている。また、第1および第2の凸部3a、3b
は、実質的に丸型形状を有している。このように、本発
明の実施の形態1では、プローブ針の最先端部2に溝部
4と第1および第2の凸部3a、3bとを備えているの
で、凸部を1つ備える従来のプローブ針の先端部より
も、凸部3a、3bの大きさを小さくすることができ
る。より詳しく言えば、溝部4と直行するように第1お
よび第2の凸部3a、3bを切断した断面図を考えた
際、凸部3a、3bの先端部の曲率半径を従来のプロー
ブ針の凸部よりも小さくすることができる。そのため、
図28および29に示したように半導体装置の電極とプ
ローブ針の最先端部2に位置する凸部3a、3b(図3
参照)とが接触する際、図4に示すように、電極5表面
に形成されるプローブ痕6a、6bの幅を小さくするこ
とができる。ここで、電極5はアルミニウム層19によ
り形成されており、その表面には酸化アルミ層18が形
成されている。また、プローブ針の凸部3a、3bの大
きさが小さくなることにより、プローブ針の凸部3a、
3bと電極5表面との接触面積を小さくでき、プローブ
針にかける荷重を同じにした場合でも、プローブ針の凸
部3a、3bと電極5表面との接触部での圧力を高くす
ることができる。そのため、プローブ針を電極5上で水
平方向に移動させる距離を従来より短くしても、電極5
表面の酸化アルミ層18を除去し、その下のアルミニウ
ム層19とプローブ針の凸部3a、3bとを接触させる
ことができる。それにより、プローブ針の電極5上での
移動距離を短くすることができ、その結果、電極5上で
のプローブ痕6a、6bの長さを短くすることが可能と
なる。これらの結果、プローブ痕6a、6bの幅および
長さの両方を小さくすることができる。このため、プロ
ーブ痕6a、6bの外周部に形成される酸化アルミから
なる凸部(図30参照)を小さくすることができる。こ
の結果、この電極5に金からなるボンディングワイヤを
接合する際、ボンディングワイヤと電極5との接合が不
十分となることに起因して半導体装置の信頼性が低下す
るという問題の発生を防止することが可能となる。
【0029】また、この実施の形態1によるプローブ針
は第1および第2の凸部3a、3bにおいて電極5と接
触するので、たとえば第1の凸部3aに電極5より剥離
した酸化アルミが付着し、電極5と第1の凸部3aとの
接触が不十分となっても、第2の凸部3bにおいて電極
5との接触が保たれていれば、電極5とプローブ針とが
接触していることになる。そのため、このプローブ針を
用いた半導体装置の検査工程において、プローブ針と電
極5との接触不良に起因する検査精度の劣化を防止する
ことができる。この結果、半導体装置の検査自体の信頼
性が低下することを防止することが可能となる。なお、
ここではプローブ針と電極5とを接触させる方法とし
て、図28および29に示した従来と同様の方法を用い
たが、この従来の方法に代えて、プローブ針に電極5を
接触させた後、一定の荷重をプローブ針にかけた状態
で、プローブ針を水平方向あるいは垂直方向に一定の振
幅で振動させてもよい。このプローブ針にかける荷重と
しては1〜10g程度、振幅としては1〜10μm程度
の値を用いる。また、プローブ針に代えて半導体装置を
振動させてもよい。
【0030】次に、図5〜8は、図2および3に示した
実施の形態1によるプローブ針の製造方法を説明するた
めの模式図である。図5〜8を参照して、実施の形態1
によるプローブ針の製造方法を説明する。
【0031】図5は、レーザ加工法を用いてプローブ針
の最先端部2に溝部4(図7参照)を形成する工程を示
した模式図である。図5に示すように、レーザ光発振器
8において発生させたレーザ光22を、レンズ9、10
および反射鏡11などにより所定の位置に焦点が合うよ
うに制御する。ここで、レーザ光としてはキシマレーザ
などを用いることができる。そして、その焦点位置にプ
ローブ針の最先端部2において溝部4を形成する部分が
位置するように、プローブ針の位置を制御する。また、
この際、プローブ針の位置を固定してレーザ光22の焦
点位置を制御してもよい。このようにして、図6および
7に示すように、プローブ針の最先端部2に溝部4を形
成する。
【0032】図6および7は、図5に示したレーザ加工
法により溝部4を形成したプローブ針を示した側面図お
よび底面図である。図6および7に示すように、プロー
ブ針の最先端部2には、溝部4と、この溝部4を隔てて
凸部3a、3bが形成されている。
【0033】そして、図5に示した工程の後、図8に示
すように、砥粒を内部に含む樹脂製の研磨部材12に、
プローブ針の最先端部2を突き刺すことにより、プロー
ブ針の最先端部2の凸部3a、3bを研磨し、実質的に
丸型形状とする。このようにして、図2および3に示し
た本発明の実施の形態1による片持ち型プローブ針の最
先端部2は形成される。なお、研磨部材12としては、
プローブ針の最先端部2を突き刺すことができるような
硬度を有したものに砥粒を含有させたものが使用でき、
たとえばゴムに砥粒を含有させたものや、プローブ針の
材質より硬度の低い金属やセラミックスに砥粒を混ぜた
ものなどを使用してもよい。さらに、この実施の形態1
では、プローブ針の最先端部2を研磨部材12に突き刺
すことにより、凸部3a、3bを実質的に丸型形状とし
ているが、これに代えて、化学研磨法を用いて凸部3
a、3bを実質的に丸型形状としてもよい。
【0034】(実施の形態2)図9および10は、本発
明の実施の形態2による片持ち型プローブ針の先端部を
説明するための側面図および底面図である。図9および
10を参照して、本発明の実施の形態2による片持ち型
プローブ針の先端部は、基本的には図2および3に示し
た実施の形態1による片持ち型プローブ針の先端部と同
様の構造を備えている。ただし、この実施の形態2で
は、プローブ針の最先端部2に形成された溝部4が、プ
ローブ針の軸方向と直交するように形成され、第1およ
び第2の凸部3c、3dが、プローブ針の軸方向と平行
に並ぶように位置している。このように、本発明の実施
の形態2では、実施の形態1と同様に、プローブ針の最
先端部2が溝部4と第1および第2の凸部3c、3dと
を備えているので、凸部を1つ備える従来のプローブ針
の先端部よりも、凸部3c、3dの大きさを小さくする
ことができる。そのため、半導体装置を検査するため
に、その表面に酸化アルミ層18を有するアルミニウム
層19からなる電極5(図11参照)とプローブ針の最
先端部2に位置する凸部3c、3dとが接触する際、プ
ローブ針の凸部3c、3dの大きさが小さくなることに
より、プローブ針の凸部3c、3dと電極5表面との接
触面積を小さくすることができる。このため、プローブ
針にかかる荷重を同じにした場合でも、プローブ針の凸
部3c、3dと電極5表面との接触部での圧力を高くす
ることができる。それにより、プローブ針を電極5上で
水平方向に移動させる距離を従来より短くしても、電極
5表面の酸化アルミ層18を除去し、その下のアルミニ
ウム層19とプローブ針の凸部3c、3dとを接触させ
ることができる。これにより、図11に示すように、電
極5表面に形成されるプローブ痕6c、6dの長さLを
小さくすることができる。このため、プローブ痕6c、
6dの外周部に形成される酸化アルミの凸部も小さくで
き、この電極5に金からなるボンディングワイヤを接合
する際、ボンディングワイヤと電極5との接合が不十分
となることに起因して半導体装置の信頼性が低下すると
いう問題の発生を防止することが可能となる。また、プ
ローブ針は第1および第2の凸部3c、3dにおいて電
極5と接触するので、たとえば第1の凸部3cに電極5
から剥離した酸化アルミが付着し、電極5と第1の凸部
3cとの接触が不十分となっても、第2の凸部3dにお
いて電極5との接触が保たれていれば、電極5とプロー
ブ針とが接触していることになる。そのため、このプロ
ーブ針を用いた半導体装置の検査工程において、プロー
ブ針と電極5との接触不良に起因する検査精度の劣化を
防止することができる。この結果、半導体装置の検査自
体の信頼性が低下するのを防止することが可能となる。
【0035】(実施の形態3)図12〜14は、本発明
の実施の形態3による片持ち型プローブ針の先端部を説
明するための側面図と底面図と斜視図である。図12〜
14を参照して、本発明の実施の形態3による片持ち型
プローブ針の最先端部2は、第1の凸部3eと、第2の
凸部3fと、第3の凸部3gと、第4の凸部3hと、第
1の溝部4aと、第2の溝部4bとを備えている。ま
た、第1〜第4の凸部3e、3f、3g、3hは、実質
的に丸型形状である。このように、本発明の実施の形態
3では、プローブ針の最先端部2が第1〜第4の凸部3
e、3f、3g、3hを備えているので、凸部を1つ備
える従来のプローブ針の先端部よりも、凸部3e、3
f、3g、3hの大きさを小さくすることができる。そ
のため、半導体装置を検査するために、その表面に酸化
アルミ層18を有するアルミニウム層19からなる電極
5(図15参照)とプローブ針の最先端部2に位置する
凸部3e、3f、3g、3hとが接触した際、図15に
示すように、電極5表面に形成されるプローブ痕6e、
6f、6g、6hの幅を小さくすることができる。ま
た、プローブ針の凸部3e、3f、3g、3hの大きさ
が小さくなることにより、プローブ針の凸部3e、3
f、3g、3hと電極5表面との接触面積を小さくで
き、プローブ針にかける荷重を同じにした場合でも、プ
ローブ針の凸部3e、3f、3g、3hと電極5表面と
の接触部での圧力を高くすることができる。このため、
プローブ針を電極5上で水平方向に移動させる距離を従
来より短くしても、電極5表面の酸化アルミ層18を除
去し、その下のアルミニウム層19とプローブ針の凸部
3e、3f、3g、3hとを接触させることができる。
これにより、プローブ針の電極5上での水平方向への移
動距離を短くすることができ、その結果、電極5上での
プローブ痕6e、6f、6g、6hの長さを短くするこ
とが可能となる。これらの結果、プローブ痕6e、6
f、6g、6hの幅および長さの両方を小さくすること
ができる。この結果、プローブ痕6e、6f、6g、6
hの外周に形成される酸化アルミの凸部の大きさも小さ
くでき、この電極5に金からなるボンディングワイヤを
接合する際、ボンディングワイヤと電極5との接合が不
十分となることに起因して半導体装置の信頼性が低下す
るという問題の発生を防止することが可能となる。
【0036】また、プローブ針は第1〜第4の凸部3
e、3f、3g、3hにおいて電極5と接触するので、
たとえば第1の凸部3eに電極5から剥離した酸化アル
ミが付着し、電極5と第1の凸部3eとの接触が不十分
となっても、他の第2〜第4の凸部3f、3g、3hに
おいて電極5との接触が保たれていれば、半導体装置の
電極5とプローブ針とが接触していることになる。この
ため、このプローブ針を用いた半導体装置の検査工程に
おいて、プローブ針と半導体装置の電極5との接触不良
に起因する検査精度の劣化を防止することができる。こ
の結果、半導体装置の検査自体の信頼性が低下するのを
防止することが可能となる。
【0037】図16は、本発明の実施の形態3による片
持ち型プローブ針を半導体装置の電極5に接触させる際
の、プローブ針の制御方法を説明するための模式図であ
る。図16に示すように、本発明の実施の形態3による
片持ち型プローブ針を電極5に接触させる際のプローブ
針の制御方法では、プローブ針の最先端部2の軸方向と
電極5のプローブ針が接触する面との接触角度がほぼ9
0度となるようにプローブ針を制御する。このように、
プローブ針の最先端部2の軸方向と電極5のプローブ針
との接触面との接触角度がほぼ90度であるので、プロ
ーブ針の最先端部2の第1〜第4の凸部3e、3f、3
g、3hを、より確実に電極5に接触させることができ
る。このため、たとえば第1の凸部3eにおいて電極5
との接触不良が発生しても、他の第2〜第4の凸部3
f、3g、3hにおいて電極5との接触が保たれていれ
ば、電極5とプローブ針とが接触していることになる。
そのため、このプローブ針を用いた半導体装置の検査工
程において、プローブ針と電極5との接触不良に起因す
る検査精度の劣化を防止することができる。この結果、
半導体装置の検査自体の信頼性が低下するのを防止する
ことが可能となる。
【0038】図17および18は、本発明の実施の形態
3の変形例による片持ち型プローブ針の先端部を説明す
るための側面図および底面図である。図17および18
を参照して、本発明の実施の形態3の変形例による片持
ち型プローブ針の先端部は、基本的には図12および1
3に示した実施の形態3によるプローブ針の先端部と同
様の構造を備えている。ただし、この変形例では、凸部
3i、3j、3k、3lが実質的に平面形状となってい
る。このように、凸部3i、3j、3k、3lが実質的
に平面形状となっているので、半導体装置の検査工程に
おいて、プローブ針に半導体装置の電極5(図19参
照)が押圧され、図19に示すようなプローブ痕6i、
6j、6k、6lが形成される際、プローブ針の先端部
が過度に電極5内部に侵入することを防止できる。その
結果、プローブ針の先端部が電極5の下に位置する半導
体装置の他の構造にまで達し、これらの構造に損傷を与
えるといった問題の発生を防止することが可能となる。
【0039】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0040】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜7に記載の発
明によれば、プローブカード用片持ち型プローブ針にお
いて、その先端部に複数の凸部を形成することにより、
半導体装置の検査の際、半導体装置の電極とこのプロー
ブ針との接触点を複数形成することができ、かつ、電極
上に形成されるプローブ痕を小さくすることができる。
この結果、検査工程に起因する半導体装置の信頼性の低
下を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるプローブ針を用
いたプローブカードの断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1によるプローブ針の先
端部を説明するための側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1によるプローブ針の先
端部を説明するための底面図である。
【図4】 半導体装置の電極上に本発明の実施形態1に
よるプローブ針によって形成されるプローブ痕を説明す
るための模式図である。
【図5】 図2に示した本発明の実施の形態1によるプ
ローブ針の製造プロセスの第1工程を説明するための模
式図である。
【図6】 図5に示した製造プロセスの第1工程の結果
得られたプローブ針の先端部を説明するための側面図で
ある。
【図7】 図5に示した本発明の実施の形態1の製造プ
ロセスの第1工程によって得られたプローブ針の先端部
を説明するための底面図である。
【図8】 図2に示した本発明の実施の形態1によるプ
ローブ針の製造プロセスの第2工程を説明するための模
式図である。
【図9】 本発明の実施の形態2によるプローブ針の先
端部を説明するための側面図である。
【図10】 本発明の実施の形態2によるプローブ針の
先端部を説明するための底面図である。
【図11】 半導体装置の電極上に本発明の実施の形態
2によるプローブ針によって形成されるプローブ痕を説
明するための模式図である。
【図12】 本発明の実施の形態3によるプローブ針の
先端部を説明するための側面図である。
【図13】 本発明の実施の形態3によるプローブ針の
先端部を説明するための底面図である。
【図14】 本発明の実施の形態3によるプローブ針の
先端部を説明するための斜視図である。
【図15】 半導体装置の電極上に本発明の実施の形態
3によるプローブ針によって形成されるプローブ痕を説
明するための模式図である。
【図16】 図12に示した本発明の実施の形態3によ
るプローブ針の制御方法を説明するための模式図であ
る。
【図17】 図12に示した本発明の実施の形態3によ
るプローブ針の変形例を説明するための側面図である。
【図18】 図12に示した本発明の実施の形態3によ
るプローブ針の変形例を説明するための底面図である。
【図19】 半導体装置の電極に図17に示した本発明
の実施の形態3の変形例によるプローブ針によって形成
されるプローブ痕を説明するための模式図である。
【図20】 従来のプローブカードを説明するための断
面図である。
【図21】 従来のプローブ針を説明するための模式図
である。
【図22】 従来のブラスト型と呼ばれるプローブ針の
先端部を説明するための側面図である。
【図23】 従来のブラスト型と呼ばれるプローブ針の
先端部を説明するための斜視図である。
【図24】 従来の鏡面型と呼ばれるプローブ針の先端
部を説明するための側面図である。
【図25】 従来の鏡面型と呼ばれるプローブ針の先端
部を説明するための斜視図である。
【図26】 従来の球面型と呼ばれるプローブ針の先端
部を説明するための側面図である。
【図27】 従来の球面型と呼ばれるプローブ針の先端
部を説明するための斜視図である。
【図28】 図22に示したブラスト型と呼ばれるプロ
ーブ針を用いて半導体装置の電気的特性の検査を行なう
際、このプローブ針と半導体装置の電極との接触工程の
第1工程を説明するための模式図である。
【図29】 図22に示したブラスト型と呼ばれるプロ
ーブ針を用いて半導体装置の電気的特性の検査を行なう
際、このプローブ針と半導体装置の電極との接触工程の
第2工程を説明するための模式図である。
【図30】 図22に示したブラスト型と呼ばれる従来
のプローブ針により電極上に形成されるプローブ痕を説
明するための模式図である。
【図31】 図22に示したブラスト型と呼ばれる従来
のプローブ針により電極上に形成されるプローブ痕を説
明するための側面図である。
【図32】 図24に示した鏡面型と呼ばれる従来のプ
ローブ針により電極上に形成されるプローブ痕を説明す
るための模式図である。
【図33】 図26に示した球面型と呼ばれる従来のプ
ローブ針により電極上に形成されるプローブ痕を説明す
るための模式図である。
【符号の説明】
1 プローブ針の先端部、2 プローブの最先端部、3
a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3
i,3j,3k,3l 凸部、4,4a,4b溝部、5
電極、6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,
6h,6i,6j,6k,6l プローブ痕、8 レー
ザ発振器、9,10 レンズ、11 反射鏡、12 研
磨部材、13 基板、14 開口部、15 プローブ
針、17半導体装置の表面、18 酸化アルミ層、19
アルミニウム層、20 リード部、22 レーザ光。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブカード用片持ち型プローブ針で
    あって、 前記プローブの先端部が、 第1の凸部と、 前記第1の凸部と溝部を隔てて形成された第2の凸部と
    を備える、片持ち型プローブ針。
  2. 【請求項2】 前記凸部が実質的に丸型形状を有する、
    請求項1に記載の片持ち型プローブ針。
  3. 【請求項3】 前記凸部が実質的に平面形状を有する、
    請求項1に記載の片持ち型プローブ針。
  4. 【請求項4】 プローブカード用片持ち型プローブ針の
    製造方法であって、前記プローブ針の先端部に溝部を形
    成する工程と、 前記プローブ針の先端部に前記溝部を隔てて第1および
    第2の凸部を形成する工程とを備える、片持ち型プロー
    ブ針の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記溝部を、レーザ加工法を用いて形成
    する、請求項4に記載の片持ち型プローブ針の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記プローブ針の先端部の第1および第
    2の凸部を、砥粒を含む研磨部材の内部に突き刺すこと
    により、前記凸部を実質的に丸型形状を有するように加
    工する工程をさらに備える、請求項4または5に記載の
    片持ち型プローブ針の製造方法。
  7. 【請求項7】 第1の凸部と、前記第1の凸部と溝部を
    隔てて形成された第2の凸部とを含む片持ち型プローブ
    針の制御方法であって、 前記プローブ針の先端部と、前記プローブ針が接触する
    半導体装置の被接触面との接触角度が、ほぼ90度であ
    ることを特徴とする、片持ち型プローブ針の制御方法。
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