JPH1138029A - 回転速度検出用センサロータ - Google Patents

回転速度検出用センサロータ

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JPH1138029A
JPH1138029A JP9232899A JP23289997A JPH1138029A JP H1138029 A JPH1138029 A JP H1138029A JP 9232899 A JP9232899 A JP 9232899A JP 23289997 A JP23289997 A JP 23289997A JP H1138029 A JPH1138029 A JP H1138029A
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JP
Japan
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sensor
sensor rotor
cylindrical portion
rolling bearing
bearing unit
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JP9232899A
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Inventor
Shuichi Ishikawa
修一 石川
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NSK Ltd
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NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型且つ安価に製作でき、センサとの組み合
わせの自由度が高く、しかもセンサの出力を大きくでき
る構造を実現する。 【解決手段】 磁性金属板を曲げ形成して、断面コ字形
で円環状のセンサロータ16aを形成する。それぞれが
スリット状である複数の透孔8aを、円輪部11aから
外径側円筒部9aに亙り設ける。センサをアキシアル方
向にもラジアル方向にも対向自在として、センサの設置
位置の自由度を高める。又、漏洩磁束を減少させて、セ
ンサの出力向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る回転速度検出
用センサロータは、例えば自動車用のアンチロックブレ
ーキシステム(ABS)やトラクションコントロールシ
ステム(TCS)に組み込んで、車輪の回転速度を検出
する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】各種機械装置に於いて、軸の回転速度を
検出する事が行なわれている。例えばABSやTCSで
は従来から、回転速度検出用転がり軸受ユニットによ
り、制動時に於ける車輪の回転速度を検出している。こ
の様な場合に使用する回転速度検出用転がり軸受ユニッ
トを構成する転がり軸受ユニットに就いて、本発明の実
施の形態の第1例の使用状態を示す図6により説明す
る。ハブ1の外周面には、図示しないホイールを固定す
る為のフランジ2を固設している。又、このハブ1の内
周面には、複列の外輪軌道3、3を形成している。又、
上記ハブ1の内側には1対の内輪4、4を配置し、これ
ら両内輪4、4を、図示しない懸架装置に外嵌支持自在
としている。そして、これら両内輪4、4の外周面に形
成した内輪軌道5、5と上記各外輪軌道3、3との間
に、それぞれ複数個ずつの転動体6、6を設けて、上記
両内輪4、4の周囲に上記ハブ1を回転自在に支持して
いる。尚、図示の例では、上記各転動体6、6として玉
を使用しているが、重量が嵩む自動車用の転がり軸受ユ
ニットの場合には、転動体としてテーパころを使用する
場合もある。又、軸受ユニットとしては、図6に示した
様な、外輪軌道3、3をハブ1の内周面に直接形成した
構造のものの他、ハブの内周面を円筒面状に形成すると
共に、このハブの内側に、その内周面に外輪軌道を形成
した外輪を内嵌固定した構造のものもある。
【0003】上述の様な転がり軸受ユニットを構成し、
車輪と共に回転するハブ1の回転速度を検出する為に
は、回転部材であるこのハブ1の一端部(図6の左端
部)にセンサロータを嵌合固定する。そして、回転しな
い静止部材である、図示しない懸架装置の一部等に支持
した、やはり図6には示していないセンサを上記センサ
ロータの一部に対向させる事により、回転速度検出装置
を構成する。この様に、転がり軸受ユニットと組み合わ
せて回転速度検出用転がり軸受ユニットを構成するセン
サロータとして従来から、図65〜68に示す様なセン
サロータ7a〜7dが知られている。
【0004】先ず、図65に示した、従来構造の第1例
のセンサロータ7aは、軟鋼板等の磁性金属板により、
上記ハブ1(図6)の一部に外嵌固定自在な円筒状に形
成している。そして、それぞれが軸方向(図65の左右
方向)に長いスリット状である多数の透孔8を、円周方
向に亙り互いに等間隔で形成する事により、磁気特性を
円周方向に亙って交互に且つ等間隔に変化させ、被検出
部としている。
【0005】又、図66に示した従来構造の第2例のセ
ンサロータ7bは、磁性金属板を曲げ形成する事によ
り、断面コ字形で全体を円環状に形成している。即ち、
このセンサロータ7bは、外径側円筒部9の一端縁(図
66の左端縁)と内径側円筒部10の一端縁とを、円輪
部11により接続している。そして、このうちの外径側
円筒部9にそれぞれが軸方向(図66の左右方向)に長
いスリット状である多数の透孔8を、円周方向に亙り互
いに等間隔で形成し、上記外径側円筒部9の磁気特性を
円周方向に亙って交互に且つ等間隔に変化させている。
又、上記内径側円筒部10を、上記ハブ1の一部に外嵌
固定自在としている。
【0006】又、図67に示した従来構造の第3例のセ
ンサロータ7cは、磁性金属板を折り曲げ加工する事に
より、断面L字形で全体を円環状に形成し、上記ハブ1
の一部に外嵌固定自在な円筒部12と、この円筒部12
の一端縁(図67の左端縁)から直径方向外方に折れ曲
がった円輪部13とを設けている。そして、このうちの
円輪部13に、それぞれが放射方向に長いスリット状で
ある多数の透孔8を、円周方向に亙り互いに等間隔で形
成し、上記円輪部13の磁気特性を円周方向に亙り交互
に且つ等間隔に変化させている。更に、図68に示した
従来構造の第4例のセンサロータ7dの場合には、上述
した第3例の場合とは逆に、円輪部13aを円筒部12
の一端縁(図68の左端縁)から直径方向内方に折れ曲
がった状態で設けている。
【0007】上述の図65〜68に示した様なセンサロ
ータ7a〜7dは、ハブ1の一部に嵌合固定する事によ
り回転速度検出用転がり軸受ユニットを構成し、永久磁
石を内蔵したセンサ14(次述する図69〜70参照)
と組み合わせて回転速度検出装置を構成する。上記セン
サロータ7a〜7dとセンサ14とを組み合わせる場合
に、図65〜66に示す様に、円筒状の部分に透孔8を
形成したセンサロータ7a、7bの場合には、図69に
示す様に、これらセンサロータ7a、7bに対してセン
サ14を、ラジアル方向に対向させる。これに対して、
図67〜68に示す様に、円輪状の部分に透孔8を形成
したセンサロータ7c、7dの場合には、図70に示す
様に、これらセンサロータ7c、7dに対してセンサ1
4を、アキシアル方向に対向させる。
【0008】上述の様にセンサロータ7a〜7dとセン
サ14とを組み合わせて回転速度検出装置を構成すれ
ば、ハブ1と共にセンサロータ7a〜7dが回転する事
に伴って、上記センサ14の出力電圧が変化する。即
ち、このセンサ14の先端面が上記透孔8に対向する瞬
間には、このセンサ14とセンサロータ7a〜7dとの
間に存在する磁気抵抗値が大きくなり、上記センサ14
内を流れる磁束の量が少なくなる。これに対して、上記
センサ14の先端面が、円周方向に隣り合う透孔8同士
の間に存在する、磁性金属製の柱部に対向する瞬間に
は、センサ14とセンサロータ7a〜7dとの間に存在
する磁気抵抗値が小さくなり、上記センサ14内を流れ
る磁束の量が多くなる。上記センサ14は、この様に内
部を流れる磁束の量が変化するのに伴って出力を変化さ
せる。この様にしてセンサ14の出力電圧が変化する際
の周波数は、上記ハブ1の回転数に比例する為、上記セ
ンサ14の出力信号を制御器に入力すれば、ハブ1に固
定された車輪の回転数(回転速度)を知る事ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図65〜68に示した
従来のセンサロータ7a〜7dは何れも、センサ14と
の組み合わせ状態が限定され、汎用性が乏しい。センサ
ロータに対してセンサ14をラジアル方向に対向させる
か、或はアキシアル方向に対向させるかは、回転速度検
出装置を組み付けるべき転がり軸受ユニットの構造、更
にはこの転がり軸受ユニットを組み付けるべき懸架装置
の構造に応じて、設計的配慮により選択する。これに対
して上記センサロータ7a〜7dは、センサ14との組
み合わせ状態が1通りしか選択できない。この為、セン
サロータを嵌合すべき部分の径が同じでも、当該センサ
ロータに対するセンサ14の組み付け方向により、別種
のセンサロータを用意しなければならない。この事は、
部品種類の増大によるコスト増大の原因となる為、好ま
しくない。
【0010】又、上記従来構造では、センサロータ7a
〜7dが磁性金属板に複数の透孔8を形成したものであ
る場合には、回転速度検出装置の小型化と出力増大とを
両立させる事が難しい。この理由に就いて、図69〜7
0により説明する。前述した様に、センサ14の先端面
が上記透孔8に対向する瞬間には、このセンサ14とセ
ンサロータ7a〜7dとの間に存在する磁気抵抗値が大
きくなり、上記センサ14内を流れる磁束の量が少なく
なる。但し、上記透孔8の長さ方向両端部には、磁性金
属製のリム部15、15が存在し、上記センサ14の先
端面が上記透孔8に対向する瞬間にも、図69〜70に
破線で示す様に、これらリム部15、15を通り、セン
サ14とセンサロータ7a〜7dとの間で多少の磁束が
流れる、所謂漏洩磁束が発生する。この様な漏洩磁束が
発生すると、上記センサ14の先端面が透孔8に対向し
た瞬間と隣り合う透孔8同士の間の柱部に対向した瞬間
とで、上記センサ14内を流れる磁束量の変化が少なく
なり、このセンサ14に惹起される出力を大きくできな
くなる。
【0011】上記センサ14の出力を確保すべく、上記
漏洩磁束を少なく抑える為には、上記透孔8の長さを大
きくする事が効果がある。但し、上記センサロータ7a
〜7dを設置すべき空間は限られており、上記透孔8を
長くする事は難しい場合が多い。仮に透孔8を長くする
事が可能であっても、その分、センサロータ7a〜7d
が大型化し、材料費並びに重量が嵩む原因となる為、好
ましくない。本発明の回転速度検出用センサロータのう
ち、請求項1に記載した回転速度検出用センサロータは
この様な問題を何れも、請求項2に記載した回転速度検
出用センサロータは上記2番目の問題を、それぞれ解決
すべく発明したものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の回転速度検出用
センサロータは何れも、金属板を曲げ形成する事により
一体に造られ、回転部材の周面に嵌合固定すると共に、
静止部材に支持したセンサと組み合わせる事により、上
記回転部材の回転速度を検出する為の回転速度検出装置
を構成する。この様な本発明の回転速度検出用センサロ
ータのうち、請求項1に記載した回転速度検出用センサ
ロータは、円輪部と、この円輪部の内外両周縁のうちの
少なくとも一方の周縁に形成した円筒部と、円周方向に
亙る特性を交互に且つ等間隔に変化させた被検出部とを
備える。そして、この被検出部は、上記円輪部から上記
円筒部に亙り設けられている。又、請求項2に記載した
回転速度検出用センサロータは、上記金属板は磁性金属
板であり、円輪部と、この円輪部の内外両周縁に形成し
た1対の円筒部と、これら両円筒部の軸方向一端縁と上
記円輪部の内外両周縁とを互いに連続させる1対の折れ
曲がり部と、円周方向に亙る特性を交互に且つ等間隔に
変化させた被検出部とを備える。そして、この被検出部
は、上記円輪部から少なくとも上記1対の折れ曲がり部
の中間部にかけて放射方向に亙って設けている。
【0013】
【作用】上述の様に構成する本発明の回転速度検出用セ
ンサロータは、転がり軸受ユニットを構成し、ハブ等、
使用時に回転する回転部材の一部に上記円筒部を嵌合固
定する事により、回転速度検出装置付転がり軸受ユニッ
トを構成する。そして、懸架装置等、回転しない静止部
材に支持したセンサの検出部を、センサロータの一部で
被検出部を設けた部分に対向させる事により、回転速度
検出装置を構成する。請求項1に記載した回転速度検出
装置の場合、上記被検出部は、円輪部から円筒部に亙り
形成しているので、上記センサの検出部を上記被検出部
に、ラジアル方向に亙っても、或はアキシアル方向に亙
っても対向させる事ができる。従って、1種のセンサロ
ータを用いて、構造が異なる複数種類の回転速度検出装
置を構成する事が可能になる。
【0014】更に、請求項1、2の何れに記載した回転
速度検出用センサロータも、金属板を磁性金属板とする
と共に、上記被検出部を複数の透孔により形成した場合
には、これら複数の透孔が、それぞれ円輪部と円筒部と
を連続させる折れ曲がり部に存在するので、上記センサ
とセンサロータとの間で発生する漏洩磁束を少なくでき
る。即ち、上記各透孔の一端は、上記折れ曲がり部で開
放された状態となる。この開放された部分では、上記セ
ンサとセンサロータとの間を磁束が流れない為、上記セ
ンサをセンサロータの被検出部に対向させた場合に、上
記漏洩磁束を少なくして、センサロータを大型化する事
なく、上記センサの出力を大きくできる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜8は、請求項1に対応す
る、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の
センサロータ16aは、軟鋼板等の磁性金属板をプレス
成形する事により一体に造り、断面形状がコ字形で全体
を円環状としている。上記センサロータ16aは、外径
側円筒部9aの一端縁(図1の左端縁)と内径側円筒部
10aの一端縁とを、円輪部11aにより接続してい
る。そして、それぞれがスリット状に長い複数の透孔8
aを、それぞれ上記円輪部11aの外径側半部から上記
外径側円筒部9aに亙り形成し、被検出部を構成してい
る。上記各透孔8aのうち、上記円輪部11aに存在す
る部分は、上記センサロータ16aの直径方向(放射方
向)に、上記外径側円筒部9aに存在する部分は、上記
センサロータ16aの軸方向に、それぞれ形成してい
る。
【0016】上述の様な本例のセンサロータ16aは、
図2〜5に示す様な工程により造る。先ず、プレス加工
等により磁性金属板に打ち抜き加工を施す事により、図
2(A)(B)に示す様な、円輪状の素板17を造る。
この素板17には複数の透孔8a、8aを、放射方向に
亙り形成している。次いで、上記素板17の内径寄り部
分を直角に折り曲げる事により、図3(A)(B)に示
す様に内径側円筒部10aを形成するか、又は、上記素
板17の外径寄り部分を直角に折り曲げる事により、図
4(A)(B)に示す様に外径側円筒部9aを形成す
る。そして、最後に、上記素板17の内径寄り部分と外
径寄り部分とのうちの残り部分を同方向に直角に折り曲
げる事により、図1及び図5(A)(B)に示す様なセ
ンサロータ16aとする。
【0017】前述の様に構成し、上述の様に造るセンサ
ロータ16aと転がり軸受ユニットとを組み合わせて、
車輪の回転速度を検出する為の回転速度検出用転がり軸
受ユニットを構成するには、上記センサロータ16aの
内径側円筒部10aを、図6に示す様にハブ1の一端部
外周面に締り嵌めにより外嵌固定するか、或は、図7に
示す様にハブ1の一端部内周面に締り嵌めにより内嵌固
定する。尚、これらの嵌合固定作業を容易に行なえる様
にすべく、上記内径側円筒部10aの先端縁部の断面形
状は、先端縁に向かう程肉厚が小さくなるくさび状にす
る事が好ましい。尚、図7に示した転がり軸受ユニット
を構成するハブ1の一端部内周面には、上記内径側円筒
部10aを内嵌固定する為、この内径側円筒部10aを
内嵌できるだけの長さを有する円筒面部を設けている。
転がり軸受ユニットのその他の部分の構造に就いては前
述したので、重複する説明は省略する。
【0018】前述の様に構成し、上述の様に転がり軸受
ユニットと組み合わせて回転速度検出用転がり軸受ユニ
ットを構成するセンサロータ16aは、簡単なプレス加
工のみで造れる為、特にコストを高くする事がない。
又、円輪部11aの内周縁には内径側円筒部10aを、
外周縁には外径側円筒部9aを、それぞれ形成し、剛性
を十分に高くしているので、搬送中、或はハブ1への組
み付け時に、上記センサロータ16aが変形する事を防
止できる。
【0019】又、本発明のセンサロータ16aの場合、
前記透孔8aは、上記円輪部11aの外径側半部から前
記外径側円筒部9aに亙り形成している。従って、上記
センサロータ16aと組み合わされて回転速度検出装置
を構成するセンサ14の検出部である先端面は上記複数
の透孔8aを形成した部分に、図8(A)に示す様にア
キシアル方向に亙っても、或は同図(B)に示す様にラ
ジアル方向に亙っても対向させる事ができる。従って、
1種のセンサロータ16aを用いて、構造が異なる複数
種類の回転速度検出装置を構成する事が可能になる。
又、図6〜7に示した構造の場合には、転がり軸受ユニ
ットに組み込んだシールリング25を交換する際に、上
記センサロータ16aを取り外す必要がなく、上記シー
ルリング25の交換作業を容易に行なえる。
【0020】更に、上記複数の透孔8aは、それぞれ上
記円輪部11aと上記外径側円筒部9aとを連続させる
折れ曲がり部に、これら円輪部11aと外径側円筒部9
aとに掛け渡される様に存在するので、上記センサ14
とセンサロータ16aとの間で発生する漏洩磁束を少な
くできる。この理由は、図8(A)に示す様に上記セン
サ14を上記センサロータ16aの円輪部11aにアキ
シアル方向に対向させた場合でも、或は図8(B)に示
す様に外径側円筒部9aにラジアル方向に対向させた場
合でも、上記各透孔8aの一端は、上記折れ曲がり部で
開放された状態となる為である。
【0021】即ち、図8(A)に示す様に、上記センサ
14を上記センサロータ16aの円輪部11aにアキシ
アル方向に対向させた場合には、上記センサ14の先端
面が対向する上記各透孔8aの外径側端部{図8(A)
の上端部}が、直径方向外方に解放された状態となる。
これに対して、図8(B)に示す様に、上記センサ14
の先端面を外径側円筒部9aにラジアル方向に対向させ
た場合には、上記センサ14の先端面が対向する上記各
透孔8aの軸方向一端部{図8(B)の左端部}が、軸
方向に解放された状態となる。この様に透孔8aの端部
が開放された部分には磁性材が存在せず、従ってこの解
放された部分では、上記センサ14とセンサロータ16
aとの間を磁束が流れない。この為、センサ14の先端
面と透孔8aとが対向した状態でこのセンサ14とセン
サロータ16aとの間を流れる漏洩磁束を少なくして、
センサロータ16aを大型化する事なく、上記センサ1
4の出力を大きくできる。この為、低コストで高精度の
回転速度検出を行なえる回転速度検出装置を実現でき
る。
【0022】尚、本発明を実施する場合に、センサ14
の種類によっては、必ずしも金属板として磁性金属板を
使用する必要はなく、金属板に透孔を形成する必要もな
い。例えば、センサ14が光電式、或は静電容量式、渦
電流式のものであれば、上記金属板を非磁性のものとし
ても良い。又、センサとして磁気検知式のものを使用す
る場合でも、金属板として非磁性のものを使用し、この
非磁性金属板に形成した透孔の内側に、ゴム磁石等の磁
性材を充填した構造を採用する事もできる。この様な構
造を採用した場合には、センサロータの両面同士は互い
に遮蔽された状態となる。センサとして光電式のものを
使用し、上記透孔に代えて周囲部分と反射方向が異なる
凹部又は突部を設けた場合、或は透孔の内側に金属板と
は反射率が異なる物質を充填した場合も同様である。
尚、センサロータの両面同士を互いに遮蔽すれば、この
センサロータの設置状況によっては、当該センサロータ
を、転がり軸受ユニット内への異物侵入防止を図る為の
スリンガとして機能させる事ができる。これらの点に関
しては、以下に述べる第2〜28例の場合も同様であ
る。
【0023】次に、図9〜13は、請求項1に対応す
る、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の
場合には、センサロータ16bの製造方法を上述した第
1例の場合と変える事に伴って、円輪部11aと外径側
円筒部9aとに掛け渡す状態で形成した複数の透孔8b
の形状を、上述した第1例の場合と若干異ならせてい
る。即ち、本例の場合には、上記複数の透孔8bの長さ
方向両端部を、上記円輪部11aの両側面(図13の左
右両面)並びに上記外径側円筒部9aの内外両周面に対
し傾斜させている。
【0024】上述の様な本例のセンサロータ16bは、
図10〜13に示す様な工程により造る。先ず、プレス
加工等により磁性金属板に打ち抜き加工を施す事によ
り、図10(A)(B)に示す様な、円輪状の素板17
aを造る。上述した第1例の場合とは異なり、この素板
17aには透孔を形成してはいない。次いで、この素板
17aの内径寄り部分及び外径寄り部分を、同方向に向
け直角に折り曲げる事により、図11(A)(B)に示
す様に内径側円筒部10a及び外径側円筒部9aを形成
して、第二素板18とする。
【0025】この様な第二素板18は、図12に示す様
に1対の治具19、20の間で挟持する。これら両治具
19、20の一部で、形成すべき透孔8bに対応する部
分には、この透孔8bと同様にスリット状の通孔21、
22を、互いに整合する状態で設けている。上記第二素
板18を上記1対の治具19、20同士の間に挟持した
状態で、これら両通孔21、22にはパンチ23を挿通
して、上記第二素板18の一部で上記両通孔21、22
に整合する部分を打ち抜き、上記複数の透孔8bを形成
する。この結果、図9及び図13(A)(B)に示す様
なセンサロータ16bを得られる。この様に構成される
本例のセンサロータ16bは、前述した第1例の場合と
同様に転がり軸受ユニットに組み込んで回転速度検出用
転がり軸受ユニットを構成し、更にセンサ14(図8)
と組み合わせて回転速度検出装置を構成する。製造方法
の相違に伴って透孔8bの形状が若干変わった以外の点
は、前述した第1例の場合と同様である。
【0026】次に、図14〜18は、請求項1に対応す
る本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場
合には、センサロータ16qの製造方法の工程を上述し
た第2例の場合と若干異ならせている。即ち、本例のセ
ンサロータ16qは、図14〜17に示す様な工程によ
り造る。先ず、プレス加工等により磁性金属板に打ち抜
き加工を施す事により、図14(A)(B)に示す様
な、円板状の素板17bを造る。上述した第2例の場合
とは異なり、この素板17bの中央部には通孔を形成し
てはいない。次いで、この素板17bの内径寄り部分及
び外径寄り部分を、同方向に向け直角に折り曲げる事に
より、図15(A)(B)に示す様に内径側円筒部10
a及び外径側円筒部9aを形成して、第二素板18aと
する。この第二素板18aは、上記内径側円筒部10a
よりも直径方向内方に通孔を形成していない点が、上述
した第2例の場合とは異なる。
【0027】この様な第二素板18aは、図16に示す
様に1対の治具19、20の間で挟持する。これら両治
具19、20の一部で、形成すべき透孔8bに対応する
部分には、この透孔8bと同様にスリット状の通孔2
1、22を、互いに整合する状態で設けている。上記第
二素板18aを上記1対の治具19、20同士の間に挟
持した状態で、これら両通孔21、22にはパンチ23
を挿通して、上記第二素板18aの一部で上記両通孔2
1、22に整合する部分を打ち抜き、上記複数の透孔8
bを形成する。更に、上記各透孔8bを形成した後に、
前記内径側円筒部10aよりも直径方向内方に位置する
部分をプレス加工等により打ち抜く。この結果、図18
及び図17(A)(B)に示す様なセンサロータ16q
を得られる。この様に構成される本例のセンサロータ1
6qは、前述した第2例の場合と同様に転がり軸受ユニ
ットに組み込んで回転速度検出用転がり軸受ユニットを
構成し、更にセンサ14(図8)と組み合わせて回転速
度検出装置を構成する。製造方法の相違に伴って上記内
径側円筒部10aの先端縁{図17(B)及び18の右
端縁}の形状が若干変わった以外の点は、前述した第2
例の場合と同様である。
【0028】次に、図19は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第4例を示している。本例のセンサロ
ータ16rの場合には、上述の図18に示した第3例の
場合と同様の方法により形成した、それぞれが放射方向
に長いスリット状である複数の透孔8bを、円輪部11
aの内径側半部から内径側円筒部10aに亙り配置して
いる。
【0029】次に、図20〜23は、請求項1に対応す
る本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場
合には、円輪部13bの外周縁部に形成する外径側円筒
部9bと、同じく内周縁部に形成する内径側円筒部10
bとを、上記円輪部13bを境に、軸方向に関して互い
に逆方向に曲げ形成する事により、断面形状をクランク
型としている。そして、上記円輪部13bの外径寄り半
部から上記外径側円筒部9bに亙って、複数の透孔8a
を形成している。この様な本例のセンサロータ16c
は、上記円輪部13bに対する外径側円筒部9bと内径
側円筒部10bとの折り曲げ方向を逆にする以外、前述
した第1例の場合と同様にして造る。
【0030】上述の様に造るセンサロータ16cと転が
り軸受ユニットとを組み合わせて、車輪の回転速度を検
出する為の回転速度検出用転がり軸受ユニットを構成す
るには、上記センサロータ16cの内径側円筒部10b
を、図21に示す様にハブ1の一端部外周面に締り嵌め
により外嵌固定するか、或は図22に示す様に、ハブ1
の一端部内周面に締り嵌めにより内嵌固定する。又は、
図23に示す様に、回転しない外輪24の内側で内輪
4、4が回転する構造の場合には、同図に示す様に上記
内径側円筒部10bを、何れかの内輪4の肩部に、締り
嵌めにより外嵌固定する。
【0031】次に、図24〜26は、請求項1に対応す
る本発明の実施の形態の第6例を示している。本例の場
合には、それぞれがスリット状である複数の透孔8a
を、円輪部11aの内径側半部から内径側円筒部10a
に亙り形成している。本例のセンサロータ16dと転が
り軸受ユニットとを組み合わせて、車輪の回転速度を検
出する為の回転速度検出用転がり軸受ユニットを構成す
るには、上記センサロータ16dの外径側円筒部9a
を、図25に示す様にハブ1の一端部外周面に締り嵌め
により外嵌固定するか、或は、図26に示す様にハブ1
の一端部内周面に締り嵌めにより内嵌固定する。上記透
孔8aの一部で上記内径側円筒部10aに対応する部分
にセンサの検出部を対向させる場合には、上記内径側円
筒部10aの直径方向内側に、上記センサの検出部を配
置する。尚、本例の構造によれば、上記透孔8aにゴム
磁石等を充填し、この透孔8aを塞いだ場合には、上記
センサロータ16dに、転がり軸受ユニット内への異物
の侵入防止を図る為のスリンガとしての機能を持たせる
事ができる。
【0032】次に、図27は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第7例を示している。本例のセンサロ
ータ16eの場合には、前述の図9に示した第2例の場
合と同様の方法により形成した、それぞれが放射方向に
長いスリット状である複数の透孔8bを、円輪部11a
の内径側半部から内径側円筒部10aに亙り配置してい
る。
【0033】次に、図28〜29は、請求項1に対応す
る本発明の実施の形態の第8例を示している。本例の構
造は、前述の図20〜21に示した第5例の構造の変形
例である。即ち、本例の構造の場合には、円輪部13b
の外周縁部に形成する外径側円筒部9bと、同じく内周
縁部に形成する内径側円筒部10bとを、上記円輪部1
3bを境に、軸方向に関して互いに逆方向に曲げ形成す
る事により、断面形状をクランク型としている。そし
て、上記円輪部13bの内径寄り半部から上記内径側円
筒部10bに亙って、複数の透孔8aを形成し、センサ
ロータ16fとしている。
【0034】上述の様に造るセンサロータ16fと転が
り軸受ユニットとを組み合わせて、車輪の回転速度を検
出する為の回転速度検出用転がり軸受ユニットを構成す
るには、上記センサロータ16fの外径側円筒部9b
を、図29に示す様にハブ1の一端部外周面に締り嵌め
により外嵌固定する。そして、上記内径側円筒部10b
の外周面、或は上記円輪部13bの内径側半部にセンサ
14aの先端面を、ラジアル方向或はアキシアル方向に
亙り対向させる。
【0035】次に、図30〜31は、請求項1に対応す
る本発明の実施の形態の第9例を示している。本例のセ
ンサロータ16gの場合には、円輪部26の外周縁にの
み円筒部27を形成する事により、断面L字形で全体を
円環状に形成している。そして、それぞれがスリット状
である多数の透孔8aを、上記円輪部26から円筒部2
7に掛け渡す状態で、円周方向に亙り互いに等間隔で形
成している。この様なセンサロータ16gは、図31に
示す様に、上記円筒部27を、ハブ1の一端部外周面に
締り嵌めにより外嵌固定する。そして、上記円筒部27
の外周面或は上記円輪部26に、センサの検出部を、ラ
ジアル方向或はアキシアル方向に亙って対向させる。
尚、上記円輪部26の内径を上記ハブ1の内径よりも小
さくし、この円輪部26の内径側半部を、図31に示す
様に上記ハブ1の内周面よりも直径方向内方に突出させ
れば、上記センサロータ16gにスリンガとしての機能
を持たせる事ができる。
【0036】次に、図32は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第10例を示している。本例のセンサ
ロータ16hの場合には、前述の図9に示した第2例の
場合と同様の方法により形成した、それぞれが放射方向
に長いスリット状である複数の透孔8bを、円輪部26
から円筒部27に亙り形成している。
【0037】次に、図33〜34は、請求項1に対応す
る本発明の実施の形態の第11例を示している。本例の
場合には、前述の図30〜31に示した第9例のセンサ
ロータ16gの内周側面に、このセンサロータ16gと
相似形状を有するバックアップリング28を嵌合固定し
ている。そして、図34に示す様に上記センサロータ1
6gを、上記バックアップリング28ごと、ハブ1の一
端部に、締り嵌めにより外嵌固定する。この様な本例の
構造によれば、上記センサロータ16gの変形を防止し
て、このセンサ16gを含んで構成する回転速度検出装
置の検出精度の向上を図れる。尚、本例の場合にも、円
輪部26の内径を上記ハブ1の内径よりも小さくし、こ
の円輪部26の内径側半部を、図34に示す様に上記ハ
ブ1の内周面よりも直径方向内方に突出させれば、上記
センサロータ16gにスリンガとしての機能を持たせる
事ができる。
【0038】次に、図35は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第12例を示している。本例の場合に
は、前述の図32に示した第10例のセンサロータ16
hの内周面側に、断面矩形で全体が円環状のバックアッ
プリング28aを嵌合固定している。そして、上記セン
サロータ16hを、上記バックアップリング28aご
と、ハブ等、使用時に回転する部材の一部に、締り嵌め
により外嵌固定する。
【0039】次に、図36は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第13例を示している。本例の場合に
は、前述の図30〜31に示した第9例のセンサロータ
16gの外周面側に、このセンサロータ16gと相似形
状を有するバックアップリング28bを嵌合固定してい
る。この様なセンサロータ16gを、上記バックアップ
リング28bごと、ハブ等使用時に回転する部材の一部
に、締り嵌めにより内嵌固定する。
【0040】次に、図37は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第14例を示している。本例の場合に
は、前述の図32に示した第10例のセンサロータ16
hの外周面に、円筒状のバックアップリング28cを外
嵌固定している。そして、上記センサロータ16hを、
上記バックアップリング28cごと、ハブ等、使用時に
回転する部材の一部に、締り嵌めにより内嵌固定する。
【0041】次に、図38〜39は、請求項1に対応す
る本発明の実施の形態の第15例を示している。本例の
センサロータ16jの場合には、円輪部26の内周縁に
のみ円筒部27aを形成する事により、断面L字形で全
体を円環状に形成している。そして、それぞれがスリッ
ト状である多数の透孔8aを、上記円輪部26から円筒
部27aに掛け渡す状態で、円周方向に亙り互いに等間
隔で形成している。この様なセンサロータ16jは、図
39に示す様に、上記円筒部27aを、ハブ1の一端部
内周面に締り嵌めにより内嵌固定する。そして、図示し
ないセンサの検出部を、上記円筒部27aの内周面、或
は上記円輪部26に、ラジアル方向或はアキシアル方向
に亙って対向させる。
【0042】次に、図40は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第16例を示している。本例のセンサ
ロータ16kの場合には、前述の図9に示した第2例の
場合と同様の方法により形成した、それぞれが放射方向
に長いスリット状である複数の透孔8bを、円輪部26
の内径側半部から円筒部27aに亙り配置している。
【0043】次に、図41〜42は、請求項1に対応す
る本発明の実施の形態の第17例を示している。本例の
場合には、上述の図40に示した第16例のセンサロー
タ16k(図41の場合)、又は前述の図38に示した
第15例のセンサロータ16j(図42の場合)の外周
側面に、これらセンサロータ16k(又は16j)と相
似形状を有するバックアップリング28dを嵌合固定
し、このセンサロータ16k(又は16j)の強度確保
を図っている。この様なバックアップリング28d付の
センサロータ16k(又は16j)は、ハブ1の一端部
に内嵌固定する(図39参照)か、或は、図42に示す
様に、使用時に回転する内輪4の肩部に外嵌固定する。
【0044】次に、図43は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第18例を示している。本例の場合に
は、図38に示したセンサロータ16jの外周面側に、
断面矩形で全体が円環状のバックアップリング28aを
嵌合固定している。そして、上記センサロータ16j
を、上記バックアップリング28aごと、ハブ等、使用
時に回転する部材の一部に、締り嵌めにより内嵌固定す
る。
【0045】次に、図44は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第19例を示している。本例の場合に
は、図38に示したセンサロータ16jの内周面側に、
円筒状のバックアップリング28cを嵌合固定してい
る。そして、上記センサロータ16jを、上記バックア
ップリング28cごと、ハブ等、使用時に回転する部材
の一部に、締り嵌めにより外嵌固定する。
【0046】次に、図45は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第20例を示している。本例の場合に
は、前述の図40に示したセンサロータ16kの内周面
側に、このセンサロータ16kと相似形状を有するバッ
クアップリング28を嵌合固定している。上記センサロ
ータ16kは、上記バックアップリング28ごと、ハブ
等、使用時に回転する部材の一部に、締り嵌めにより外
嵌固定する。
【0047】次に、図46〜47は、請求項1に対応す
る本発明の実施の形態の第21例を示している。本例の
センサロータ16mの場合には、円輪部26aと円筒部
27bとの間に傾斜部29を設けている。そして、それ
ぞれがスリット状である複数の透孔8cを、上記傾斜部
29を通過させて、上記円輪部26aから円筒部27b
に亙り設けている。この様な本例のセンサロータ16m
は、図47に示す様に、ハブ1の一端部に外嵌固定して
回転速度検出用転がり軸受ユニットを構成する。上記セ
ンサロータ16mと組み合わせて回転速度検出装置を構
成するセンサ14bの検出部である先端面は、図47に
示す様に、上記円輪部26aの側面又は上記円筒部27
bの外周面に対向させる他、上記傾斜部29に対向させ
る事もできる。即ち、本例の場合には、ハブ1に対する
センサロータ16mの固定状態が同じであっても、上記
センサ14bの設置状態を3通り選択できる。この為、
回転速度検出装置の設計の自由度が、より一層向上す
る。
【0048】次に、図48は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第22例を示している。本例の場合に
は、図46〜47に示した第21例のセンサロータ16
mの内径側にバックアップリング28eを設ける事によ
り、上記センサロータ16mの強度確保を図ると共に、
上記バックアップリング28eをスリンガとして機能自
在としている。センサ14cの検出部である先端面は上
記センサロータ16mの傾斜部29に対向させている。
但し、本例の場合には、上記先端面を斜切する事によ
り、この先端面と上記傾斜部29との対向面積を確保し
つつ、上記センサ14cを、上記センサロータ16mの
直径方向に配置している。尚、上記センサ14cの配置
方向は、図49に示す様に、上記センサロータ16mの
軸方向としても良い。更に、本例の場合にも、前述の図
47に示す様に、センサ14bの先端面を円輪部26a
の側面又は円筒部27bの外周面に対向させる他、上記
傾斜部29に対向させる事もできる。これに対して、上
述した第21例の場合にも、本例で使用する上記センサ
14cを、上記センサロータ16mの直径或は軸方向に
配置する事ができる。
【0049】次に、図50は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第23例を示している。本例のセンサ
ロータ16nの場合には、前述の図9に示した第2例の
場合と同様の方法により形成した、それぞれが放射方向
に長いスリット状である複数の透孔8dを、傾斜部29
を通過させて、円輪部26aから円筒部27bに亙り設
けている。
【0050】次に、図51〜52は、請求項1に対応す
る本発明の実施の形態の第24例を示している。本例の
センサロータ16oの場合には、前述した第22例及び
上述した第23例の場合とは逆に、円輪部26bの内周
縁と円筒部27cの一端縁とを、傾斜部29aにより連
続させている。そして、それぞれがスリット状である複
数の透孔8cを、上記傾斜部29aを通過させて、上記
円輪部26bから円筒部27cに亙り設けている。この
様な本例のセンサロータ16oは、図52に示す様に、
ハブ1の一端部に内嵌固定して回転速度検出用転がり軸
受ユニットを構成する。
【0051】次に、図53は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第25例を示している。本例の場合に
は、図51〜52に示した第24例のセンサロータ16
oの外径側にバックアップリング28fを設けている。
そして、上記センサロータ16oを、上記バックアップ
リング28fごと、使用時に回転する内輪4の肩部に外
嵌固定している。この状態で、ハブ1の一端部に内嵌固
定したシールリング25を構成するシールリップの先端
縁を、上記バックアップリング28fに摺接させてい
る。尚、センサ14dの検出部である先端部側面は、上
記センサロータ16oの円輪部26bに対向させてい
る。
【0052】次に、図54は、請求項1に対応する本発
明の実施の形態の第26例を示している。本例のセンサ
ロータ16pの場合には、前述の図9に示した第2例の
場合と同様の方法により形成した、それぞれが放射方向
に長いスリット状である複数の透孔8dを、傾斜部29
aを通過させて、円輪部26bから円筒部27cに亙り
設けている。
【0053】尚、図1、9、18、19、24及び27
に示した本発明の実施の形態の第1例〜第4例及び第6
例〜第7例等の場合にも、これら各例に示したセンサロ
ータ16a、16b、16q、16r、16d、16e
に、上述した様なバックアップリングを設ける事ができ
る。
【0054】次に、図55は、請求項2に対応する本発
明の実施の形態の第27例を示している。本例のセンサ
ロータ16sも、前述の図1に示した第1例のセンサロ
ータ16aと同様に、軟鋼板等の磁性金属板をプレス成
形する事により一体に造り、断面形状がコ字形で全体を
円環状としている。上記センサロータ16sは、外径側
円筒部9aの一端縁(図55の左端縁)と内径側円筒部
10aの一端縁とを、円輪部11aにより接続してい
る。そして、それぞれがスリット状に長い複数の透孔8
eを、それぞれ上記円輪部11aから上記外径側、内径
側両円筒部9a、10aに亙り形成し、被検出部を構成
している。上記各透孔8eのうち、上記円輪部11aに
存在する部分は、上記センサロータ16sの直径方向
(放射方向)に、上記外径側、内径側両円筒部9a、1
0aに存在する部分は、上記センサロータ16sの軸方
向に、それぞれ形成している。
【0055】上述の様な本例のセンサロータ16sは、
図56〜59に示す様な工程により造る。先ず、プレス
加工等により磁性金属板に打ち抜き加工を施す事によ
り、図56(A)(B)に示す様な、円輪状の素板17
cを造る。この素板17cには複数の透孔8e、8e
を、放射方向に亙り形成している。次いで、上記素板1
7cの内径寄り部分を直角に折り曲げる事により、図5
7(A)(B)に示す様に内径側円筒部10aを形成す
るか、又は、上記素板17cの外径寄り部分を直角に折
り曲げる事により、図58(A)(B)に示す様に外径
側円筒部9aを形成する。そして、最後に、上記素板1
7cの内径寄り部分と外径寄り部分とのうちの残り部分
を同方向に直角に折り曲げる事により、図55及び図5
9(A)(B)に示す様なセンサロータ16sとする。
【0056】前述の様に構成し、上述の様に造るセンサ
ロータ16sと転がり軸受ユニットとを組み合わせて、
車輪の回転速度を検出する為の回転速度検出用転がり軸
受ユニットを構成するには、上記センサロータ16sの
内径側円筒部10aを、図60に示す様にハブ1の一端
部外周面に締り嵌めにより外嵌固定するか、或は、図6
1に示す様にハブ1の一端部内周面に締り嵌めにより内
嵌固定する。又は、図62に示す様に、外径側円筒部9
aをハブ1の一端部外周面に締り嵌めにより外嵌固定す
るか、或は、図63に示す様にハブ1の一端部内周面に
締り嵌めにより内嵌固定する。尚、これらの嵌合固定作
業を容易に行なえる様にすべく、上記内径側円筒部10
a又は外径側円筒部9aの先端縁部の断面形状は、先端
縁に向かう程肉厚が小さくなるくさび状にする事が好ま
しい。尚、図61、63に示した転がり軸受ユニットを
構成するハブ1の一端部内周面には、上記内径側円筒部
10a又は外径側円筒部9aを内嵌固定する為、この内
径側円筒部10a又は外径側円筒部9aを内嵌できるだ
けの長さを有する円筒面部を設けている。
【0057】前述の様に構成し、上述の様に転がり軸受
ユニットとを組み合わせて回転速度検出用転がり軸受ユ
ニットを構成する、本例のセンサロータ16sの場合、
前述した第1〜26の場合とは異なり、被検出面の位置
は規制される(アキシアル方向)が、漏洩磁束を抑えて
センサの出力を大きくできる。即ち、前記複数の透孔8
eは、それぞれ上記円輪部11aの内外両周縁部から外
径側、内径側両円筒部の軸方向端縁部に掛け渡される様
に存在するので、上記センサとセンサロータ16sとの
間で発生する漏洩磁束を少なくできる。この理由は、上
記センサを上記センサロータ16sの円輪部11aにア
キシアル方向に対向させた場合に、上記各透孔8eの両
端が、上記折れ曲がり部で開放された状態となる為であ
る。
【0058】次に、図64は、請求項2に対応する本発
明の実施の形態の第28例を示している。本例のセンサ
ロータ16tの場合には、被検出部を構成する為の透孔
8fを、円輪部11aから、この円輪部11aと上記外
径側、内径側両円筒部9a、10aとを連続させる外径
側、内径側両折れ曲がり部30、31に亙り形成してい
る。この様な本例の場合も、上述した第27例の場合と
同様に、漏洩磁束を抑えてセンサの出力を大きくでき
る。尚、図示の例は何れも、センサロータをハブの一端
部に嵌合固定しているが、センサの固定位置は一端部に
限定するものではない。例えば、センサロータをハブの
中間部外周面に外嵌固定する事もできる。
【0059】
【発明の効果】本発明の回転速度検出用センサロータ
は、以上に述べた通り構成され作用するので、安価で高
精度の回転速度検出を行なえる回転速度検出装置の実現
に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に対応する本発明の実施の形態の第1
例を示す部分断面図。
【図2】第1例のセンサロータを造る場合の第一工程で
打ち抜き形成した素板を示しており、(A)は正面図、
(B)は断面図。
【図3】第二工程で内径側円筒部を形成した状態を示し
ており、(A)は正面図、(B)は断面図。
【図4】第二工程で外径側円筒部を形成した状態を示し
ており、(A)は正面図、(B)は断面図。
【図5】第三工程を経て完成したセンサロータを示して
おり、(A)は正面図、(B)は断面図。
【図6】第1例の回転速度検出用センサロータを転がり
軸受ユニットのハブに外嵌固定して回転速度検出用転が
り軸受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図7】同じく内嵌固定して回転速度検出用転がり軸受
ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図8】第1例のセンサロータとセンサとの組み合わせ
状態の2例を示す、それぞれ部分断面図。
【図9】請求項1に対応する本発明の実施の形態の第2
例を示す部分断面図。
【図10】第2例のセンサロータを造る場合の第一工程
で打ち抜き形成した素板を示しており、(A)は正面
図、(B)は断面図。
【図11】第二工程で内径側、外径側両円筒部を形成し
た状態を示しており、(A)は正面図、(B)は断面
図。
【図12】第三工程で透孔を形成する状態を示す断面
図。
【図13】第三工程を経て完成したセンサロータを示し
ており、(A)は正面図、(B)は断面図。
【図14】請求項1に対応する本発明の実施の形態の第
3例のセンサロータを造る場合の第一工程で打ち抜き形
成した素板を示しており、(A)は正面図、(B)は断
面図。
【図15】第二工程で内径側、外径側両円筒部を形成し
た状態を示しており、(A)は正面図、(B)は断面
図。
【図16】第三工程で透孔を形成する状態を示す断面
図。
【図17】第三工程を経て完成したセンサロータを示し
ており、(A)は正面図、(B)は断面図。
【図18】請求項1に対応する本発明の実施の形態の第
3例を示す部分断面図。
【図19】同第4例を示す部分断面図。
【図20】同第5例を示す部分断面図。
【図21】第5例の回転速度検出用センサロータを転が
り軸受ユニットのハブに外嵌固定して回転速度検出用転
がり軸受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図22】同じく内嵌固定して回転速度検出用転がり軸
受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図23】同じく内輪の肩部に外嵌固定して回転速度検
出用転がり軸受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図24】請求項1に対応する本発明の実施の形態の第
6例を示す部分断面図。
【図25】第6例の回転速度検出用センサロータを転が
り軸受ユニットのハブに外嵌固定して回転速度検出用転
がり軸受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図26】同じく内嵌固定して回転速度検出用転がり軸
受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図27】請求項1に対応する本発明の実施の形態の第
7例を示す部分断面図。
【図28】同第8例を示す部分断面図。
【図29】第8例の回転速度検出用センサロータを転が
り軸受ユニットのハブに外嵌固定して回転速度検出用転
がり軸受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図30】請求項1に対応する本発明の実施の形態の第
9例を示す部分断面図。
【図31】第9例の回転速度検出用センサロータを転が
り軸受ユニットのハブに外嵌固定して回転速度検出用転
がり軸受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図32】請求項1に対応する本発明の実施の形態の第
10例を示す部分断面図。
【図33】同第11例を示す部分断面図。
【図34】第11例の回転速度検出用センサロータを転
がり軸受ユニットのハブに外嵌固定して回転速度検出用
転がり軸受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図35】請求項1に対応する本発明の実施の形態の第
12例を示す部分断面図。
【図36】同第13例を示す部分断面図。
【図37】同第14例を示す部分断面図。
【図38】同第15例を示す部分断面図。
【図39】第15例の回転速度検出用センサロータを転
がり軸受ユニットのハブに内嵌固定して回転速度検出用
転がり軸受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図40】請求項1に対応する本発明の実施の形態の第
16例を示す部分断面図。
【図41】同第17例を示す部分断面図。
【図42】第17例の回転速度検出用センサロータを転
がり軸受ユニットの内輪に外嵌固定して回転速度検出用
転がり軸受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図43】請求項1に対応する本発明の実施の形態の第
18例を示す部分断面図。
【図44】同第19例を示す部分断面図。
【図45】同第20例を示す部分断面図。
【図46】同第21例を示す部分断面図。
【図47】第21例の回転速度検出用センサロータを転
がり軸受ユニットのハブに外嵌固定して回転速度検出用
転がり軸受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図48】第22例の回転速度検出用センサロータを転
がり軸受ユニットのハブに外嵌固定して回転速度検出用
転がり軸受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図49】センサの設置位置の別例を示す部分断面図。
【図50】請求項1に対応する本発明の実施の形態の第
23例を示す部分断面図。
【図51】同第24例を示す部分断面図。
【図52】第24例の回転速度検出用センサロータを転
がり軸受ユニットのハブに内嵌固定して回転速度検出用
転がり軸受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図53】第25例の回転速度検出用センサロータを転
がり軸受ユニットの内輪に外嵌固定して回転速度検出用
転がり軸受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図54】請求項1に対応する本発明の実施の形態の第
26例を示す部分断面図。
【図55】請求項2に対応する本発明の実施の形態の第
27例を示す部分断面図。
【図56】第27例のセンサロータを造る場合の第一工
程で打ち抜き形成した素板を示しており、(A)は正面
図、(B)は断面図。
【図57】第二工程で内径側円筒部を形成した状態を示
しており、(A)は正面図、(B)は断面図。
【図58】第二工程で外径側円筒部を形成した状態を示
しており、(A)は正面図、(B)は断面図。
【図59】第三工程を経て完成したセンサロータを示し
ており、(A)は正面図、(B)は断面図。
【図60】第27例の回転速度検出用センサロータの内
径側円筒部を転がり軸受ユニットのハブに外嵌固定して
回転速度検出用転がり軸受ユニットを構成した状態を示
す断面図。
【図61】同じく内嵌固定して回転速度検出用転がり軸
受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図62】同じく回転速度検出用センサロータの外径側
円筒部を転がり軸受ユニットのハブに外嵌固定して回転
速度検出用転がり軸受ユニットを構成した状態を示す断
面図。
【図63】同じく内嵌固定して回転速度検出用転がり軸
受ユニットを構成した状態を示す断面図。
【図64】請求項2に対応する本発明の実施の形態の第
28例を示す部分断面図。
【図65】従来構造の第1例を示す部分断面図。
【図66】同第2例を示す部分断面図。
【図67】同第3例を示す部分断面図。
【図68】同第4例を示す部分断面図。
【図69】従来構造の第1例とセンサとを組み合わせた
状態で発生する漏洩磁束の状態を示す部分断面図。
【図70】同第3例とセンサとを組み合わせた状態で発
生する漏洩磁束の状態を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 ハブ 2 フランジ 3 外輪軌道 4 内輪 5 内輪軌道 6 転動体 7a、7b、7c、7d センサロータ 8、8a、8b、8c、8d、8e、8f 透孔 9、9a、9b 外径側円筒部 10、10a、10b 内径側円筒部 11、11a 円輪部 12 円筒部 13、13a,13b 円輪部 14、14a、14b、14c、14d センサ 15 リム部 16a、16b、16c、16d、16e、16f、1
6g、16h、16j、16k、16m、16n、16
o、16p、16q、16r、16s、16tセンサロ
ータ 17、17a、17b、17c 素板 18、18a 第二素板 19 治具 20 治具 21 通孔 22 通孔 23 パンチ 24 外輪 25 シールリング 26、26a、26b 円輪部 27、27a、27b、27c 円筒部 28、28a、28b、28c、28d、28e、28
f バックアップリング 29、29a 傾斜部 30 外径側折れ曲がり部 31 内径側折れ曲がり部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板を曲げ形成する事により一体に造
    られ、回転部材の周面に嵌合固定すると共に、静止部材
    に支持したセンサと組み合わせる事により、上記回転部
    材の回転速度を検出する為の回転速度検出装置を構成す
    る回転速度検出用センサロータであって、円輪部と、こ
    の円輪部の内外両周縁のうちの少なくとも一方の周縁に
    形成した円筒部と、円周方向に亙る特性を交互に且つ等
    間隔に変化させた被検出部とを備え、この被検出部は、
    上記円輪部から上記円筒部に亙り設けられている回転速
    度検出用センサロータ。
  2. 【請求項2】 磁性金属板を曲げ形成する事により一体
    に造られ、回転部材の周面に嵌合固定すると共に、静止
    部材に支持したセンサと組み合わせる事により、上記回
    転部材の回転速度を検出する為の回転速度検出装置を構
    成する回転速度検出用センサロータであって、円輪部
    と、この円輪部の内外両周縁に形成した1対の円筒部
    と、これら両円筒部の軸方向一端縁と上記円輪部の内外
    両周縁とを互いに連続させる1対の折れ曲がり部と、円
    周方向に亙る特性を交互に且つ等間隔に変化させた被検
    出部とを備え、この被検出部は、上記円輪部から少なく
    とも上記1対の折れ曲がり部の中間部にかけて放射方向
    に亙って設けている回転速度検出用センサロータ。
JP9232899A 1997-05-19 1997-08-28 回転速度検出用センサロータ Pending JPH1138029A (ja)

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JP9-128746 1997-05-19
JP12874697 1997-05-19
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000288651A (ja) * 1999-03-31 2000-10-17 Press Kogyo Co Ltd 歯付リング及びその製造方法
US6888135B2 (en) 2000-10-18 2005-05-03 Nec Corporation Scanning probe microscope with probe formed by single conductive material
KR101282498B1 (ko) * 2011-06-14 2013-07-04 정종필 자동차 abs 센서링 및 이의 제조방법
JP2014215188A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 本田技研工業株式会社 車輪速検出機構
KR101697529B1 (ko) * 2015-08-27 2017-01-18 주식회사 서진오토모티브 슬리브 및 그 슬리브 제조방법

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