JPH1137818A - 発熱体の発熱量制御装置及びこれを用いたフローセンサ - Google Patents

発熱体の発熱量制御装置及びこれを用いたフローセンサ

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JPH1137818A
JPH1137818A JP9196938A JP19693897A JPH1137818A JP H1137818 A JPH1137818 A JP H1137818A JP 9196938 A JP9196938 A JP 9196938A JP 19693897 A JP19693897 A JP 19693897A JP H1137818 A JPH1137818 A JP H1137818A
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JP
Japan
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heating element
heat generation
control device
feedback
pulse
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Application number
JP9196938A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Anzai
光芳 安齋
Makoto Ishii
真 石居
Osamu Kimura
修 木村
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱量制御装置毎にヒータ用抵抗体とリファレ
ンス抵抗体の特性を一致させる作業工程を不要又は簡略
化できる発熱量制御装置10及びこれを用いたフローセ
ンサ20を提供すること。 【解決手段】 駆動電流Iを発熱体202に出力する定
電流駆動手段14と、発熱体202の検出電圧値を検出
する駆動電流検出手段16と、検出電圧値と目標電圧値
との残差が減少するように定電流駆動手段14を制御す
る演算手段12を有し、定電流駆動手段14から出力さ
れる駆動電流Iに関してフィードバックループを形成す
るように駆動電流検出手段16と演算手段12が構成さ
れ、駆動電流検出手段16から帰還されるディジタル変
換された帰還量と目標電圧値との残差を減少させるフィ
ードバック制御を実行する際に定電流駆動手段14に対
するフィードバック制御量をディジタル信号として出力
するように演算手段12が構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱体の発熱量を
制御する装置及びこれを用いた流量計に関し、特に、印
加される駆動電流に応じた発熱量を発生する発熱体の発
熱量制御装置、及びこの発熱体を用いたヒータ用抵抗体
と、ヒータ用抵抗体に対して所定距離を隔てた近傍に設
けられた測温抵抗体とを有し、ヒータ用抵抗体が生成し
た熱が測定流体を拡散する度合いを測温抵抗体の抵抗値
の変化を用いて検出し、この測温抵抗体の抵抗値の変化
に基づいて測定流体の流量、流速又は流れる方向等を測
定するフローセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の発熱量制御装置としては、
例えば、特開平4−34315号公報(発明の名称:流
量計のヒータ制御装置、出願日:1990年5月31
日、出願人:山武ハネウエル株式会社)に示すようなも
のがある。
【0003】図3は、この発熱量制御装置を説明するた
めの回路図である。
【0004】すなわち、図3に示す流量計(フローセン
サ)1は、基台上にヒータ用抵抗体1Aとこのヒータ用
抵抗体1Aに対して所定距離を隔てた近傍に独立して設
けられた測温抵抗体を有し、ヒータ用抵抗体1Aが生成
した熱が測定流体を拡散する度合いを測温抵抗体の抵抗
値の変化を用いて検出することに依り、この測温抵抗体
の抵抗値の変化に基づいて測定流体の流量、流速又は流
れる方向等を測定するものである。
【0005】この様な流量計(フローセンサ)1に用い
られる発熱量制御装置9は、図3に示すように、基台上
に一体に形成された周囲温度測定用のリファレンス抵抗
体2とこのリファレンス抵抗体2に一定電流を流すため
の固定抵抗体3とを直列に接続した直列回路と、リファ
レンス抵抗体2と固定抵抗体3で分圧された電圧を増幅
する差動増幅器7、固定抵抗体4,5,6及びトランジ
スタ8と、トランジスタ8の出力によりヒータ用抵抗体
1Aに供給する電力を制御して、ヒータ用抵抗体1Aの
温度を周囲温度に応じて可変するように構成されたヒー
タ回路を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の発熱量制御装置9では、発熱量制御装置9毎
にヒータ用抵抗体1Aの抵抗値のばらつきを調整をする
必要があった。
【0007】また、発熱量制御装置9毎にヒータ用抵抗
体1Aの抵抗値の温度係数やヒータ用抵抗体1Aの温度
係数を調整をする必要があった。
【0008】この様なヒータ用抵抗体1Aとリファレン
ス抵抗体2の特性(具体的には、抵抗値のばらつきや温
度係数)を一致させる作業工程は、発熱量制御装置9毎
に製造工程でリファレンス抵抗体2の抵抗値及びヒータ
用抵抗体1Aの抵抗値のばらつき及び温度係数を測定
し、リファレンス抵抗体2及びヒータ用抵抗体1Aをス
クリーニングすることに依り実行されていた。
【0009】しかしながら、ヒータ用抵抗体1Aとリフ
ァレンス抵抗体2の特性を一致させるためのスクリーニ
ングの作業は、多くの時間と労力を要してしまう更に、
ヒータ用抵抗体1Aとリファレンス抵抗体2の特性を高
精度で一致させることは基本的に難しく、その結果、ク
リーニングの作業における誤差の発生を回避することが
難しいという技術的課題があった。
【0010】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、印加される駆動電流
に応じた発熱量を発生する発熱体の発熱量制御装置にお
いて、駆動電流を定電流化して発熱体に出力する定電流
駆動手段と、駆動電流が印加された際に発熱体の両端に
生じる電圧を検出電圧値として検出する駆動電流検出手
段と、発熱体が所定の発熱量を生成するために要する駆
動電流を発熱体に印加した際に発熱体の両端に生じる電
圧を目標電圧値として設定し目標電圧値に応じた駆動電
流を出力するように定電流駆動手段を制御すると共に、
駆動電流検出手段が検出した検出電圧値と目標電圧値と
を比較し検出電圧値と目標電圧値との残差が減少するよ
うに定電流駆動手段を制御する演算手段を有し、定電流
駆動手段から出力される駆動電流に関してフィードバッ
クループを形成するように駆動電流検出手段と演算手段
が構成され、発熱体の両端において検出した検出電圧値
に基づいて帰還量を生成し生成した帰還量を演算手段に
帰還するように駆動電流検出手段が構成され、駆動電流
検出手段から帰還される帰還量と目標電圧値との残差が
減少するように定電流駆動手段を制御するように構成さ
れると共に、駆動電流検出手段から帰還されるディジタ
ル変換された帰還量と目標電圧値との残差を減少させる
フィードバック制御を実行する際に定電流駆動手段に対
するフィードバック制御量をディジタル信号として出力
するように演算手段が構成されている発熱量制御装置及
びこれを用いたフローセンサに依り、発熱量制御装置毎
にヒータ用抵抗体とリファレンス抵抗体の特性を一致さ
せる作業工程を不要又は簡略化することを課題としてい
る。
【0011】また、発熱量制御装置毎にヒータ用抵抗体
の抵抗値の温度係数の調整作業を不要又は簡略化するこ
とを課題としている。
【0012】更に、リファレンス抵抗体の抵抗値及びヒ
ータ用抵抗体の抵抗値のばらつき及び温度係数を測定す
る作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労
力を削減することを課題としている。
【0013】その結果、ヒータ用抵抗体とリファレンス
抵抗体の特性を製造工程で発熱量制御装置毎に高精度で
スクリーニングする作業工程を不要又は簡略化して作業
時間を短縮化し労力を削減することを課題としている。
【0014】また、印加される駆動電流に応じた発熱量
を発生する発熱体の発熱量制御装置において、駆動電流
を定電流化して発熱体に出力する定電流駆動手段と、駆
動電流が印加された際に発熱体の両端に生じる電圧を検
出電圧値として検出する駆動電流検出手段と、発熱体が
所定の発熱量を生成するために要する駆動電流を発熱体
に印加した際に発熱体の両端に生じる電圧を目標電圧値
として設定し目標電圧値に応じた駆動電流を出力するよ
うに定電流駆動手段を制御すると共に、駆動電流検出手
段が検出した検出電圧値と目標電圧値とを比較し検出電
圧値と目標電圧値との残差が減少するように定電流駆動
手段を制御する演算手段を有し、定電流駆動手段から出
力される駆動電流に関してフィードバックループを形成
するように駆動電流検出手段と演算手段が構成され、発
熱体の両端において検出した検出電圧値に基づいて帰還
量を生成し生成した帰還量を演算手段に帰還するように
駆動電流検出手段が構成され、駆動電流検出手段から帰
還される帰還量と目標電圧値との残差が減少するように
定電流駆動手段を制御するように構成されると共に、駆
動電流検出手段から帰還されるディジタル変換された帰
還量と目標電圧値との残差を減少させるフィードバック
制御を実行する際に定電流駆動手段に対するフィードバ
ック制御量をパルス信号として出力するように演算手段
が構成されている発熱量制御装置及びこれを用いたフロ
ーセンサに依り、発熱量制御装置毎にヒータ用抵抗体と
リファレンス抵抗体の特性を一致させる作業工程を不要
又は簡略化することを課題としている。
【0015】また、発熱量制御装置毎にヒータ用抵抗体
の抵抗値の温度係数の調整作業を不要又は簡略化するこ
とを課題としている。
【0016】更に、リファレンス抵抗体の抵抗値及びヒ
ータ用抵抗体の抵抗値のばらつき及び温度係数を測定す
る作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労
力を削減することを課題としている。
【0017】その結果、ヒータ用抵抗体とリファレンス
抵抗体の特性を製造工程で発熱量制御装置毎に高精度で
スクリーニングする作業工程を不要又は簡略化して作業
時間を短縮化し労力を削減することを課題としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、印加される駆動電流Iに応じた発熱量を発生する発
熱体202の発熱量制御装置において、前記駆動電流I
を定電流化して前記発熱体202に出力する定電流駆動
手段14と、前記駆動電流Iが印加された際に前記発熱
体202の両端に生じる電圧を検出電圧値として検出す
る駆動電流検出手段16と、前記発熱体202が所定の
発熱量を生成するために要する前記駆動電流Iを前記発
熱体202に印加した際に当該発熱体202の両端に生
じる電圧を目標電圧値として設定し当該目標電圧値に応
じた前記駆動電流Iを出力するように前記定電流駆動手
段14を制御すると共に、前記駆動電流検出手段16が
検出した前記検出電圧値と当該目標電圧値とを比較し当
該検出電圧値と当該目標電圧値との残差が減少するよう
に前記定電流駆動手段14を制御する演算手段12を有
する、ことを特徴とする発熱量制御装置10である。
【0019】請求項1に記載の発明に依れば、駆動電流
検出手段16を設けることに依り、発熱体202の抵抗
値の変化に応じて発熱体202の両端電圧を検出電圧値
として検出することに依り、周囲温度の影響に起因する
発熱体202の抵抗値の変化を検出できるようになると
いった効果を奏する。
【0020】更に、発熱体202の抵抗値の変化に応じ
た検出電圧値と目標電圧値との残差が減少するように定
電流駆動手段14を制御する演算手段12を設けること
に依り、発熱体202に供給される電力を発熱体202
の抵抗値の変化に関係なく一定に保持する制御ができる
ようになるといった効果を奏する。
【0021】これに依り、発熱体202の抵抗値が周囲
温度の影響を受けて変化した場合であっても、演算手段
12の内部演算処理を用いて発熱体202に供給する駆
動電流Iを可変制御して、発熱体202の抵抗値の変化
に関係なく、発熱体202が発生する発熱量を一定に保
持する制御ができるようになるといった効果を奏する。
【0022】その結果、高精度の温度補償制御を演算手
段12の内部演算処理を用いて簡便に発熱体202に対
して実行できるようになるといった効果を奏する。
【0023】又発熱量制御装置10毎に発熱体202と
リファレンス抵抗体150の特性(具体的には、抵抗値
のばらつきや温度係数)を一致させる作業工程を演算手
段12の内部演算処理に置き換えることができるように
なる結果、抵抗体の特性を一致させる作業工程を不要又
は簡略化できるようになるといった効果を奏する。
【0024】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を演算手段12の内部演算処理に置き換えること
ができるようになる結果、温度係数の調整作業を不要又
は簡略化できるようになるといった効果を奏する。
【0025】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及び発熱体202の抵抗
値のばらつき及び温度係数を測定して調整する作業工程
を演算手段12の内部演算処理に置き換えることができ
るようになる結果、ばらつき及び温度係数を測定して調
整する作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化
し労力を削減できるようになるといった効果を奏する。
【0026】その結果、発熱体202とリファレンス抵
抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置10毎に
高精度でスクリーニングする作業工程を演算手段12の
内部演算処理に置き換えることができるようになる結
果、スクリーニング作業工程を不要又は簡略化して作業
時間を短縮化し労力を削減できるようになるといった効
果を奏する。
【0027】なお、本請求項における演算手段12の内
部演算処理とは、プログラムコードで記述され制御処理
用のプロセッサによって実行されるプログラム処理を意
味する。
【0028】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発熱量制御装置10において、前記駆動電流検出手段
16は、前記駆動電流Iが印加された際に前記発熱体2
02の抵抗値の温度変化に応じて、当該発熱体202の
両端に生じる電圧を前記検出電圧値として検出するよう
に構成されている、ことを特徴とする発熱量制御装置1
0である。
【0029】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、駆動電流検出手段16を設ける
ことに依り、発熱体202の抵抗値の温度変化に応じて
発熱体202の両端電圧を検出電圧値として検出するこ
とに依り、周囲温度の影響に起因する発熱体202の抵
抗値の変化を検出できるようになるといった効果を奏す
る。
【0030】更に、発熱体202の抵抗値の温度変化に
応じた検出電圧値と目標電圧値との残差が減少するよう
に定電流駆動手段14を制御する演算手段12を設ける
ことに依り、発熱体202に供給される電力を発熱体2
02の抵抗値の温度変化に関係なく一定に保持する制御
ができるようになるといった効果を奏する。
【0031】これに依り、発熱体202の抵抗値が周囲
温度の影響を受けて変化した場合であっても、発熱体2
02に供給する駆動電流Iを可変制御して、発熱体20
2の抵抗値の温度変化に関係なく、発熱体202が発生
する発熱量を一定に保持する制御ができるようになると
いった効果を奏する。
【0032】その結果、高精度の温度補償制御を簡便に
発熱体202に対して実行できるようになるといった効
果を奏する。
【0033】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を演算手段12の内部演算処理に置き換えること
ができるようになる結果、温度係数の調整作業を不要又
は簡略化できるようになるといった効果を奏する。
【0034】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及び発熱体202の抵抗
値のばらつき及び温度係数を測定して調整する作業工程
を演算手段12の内部演算処理に置き換えることができ
るようになる結果、ばらつき及び温度係数を測定して調
整する作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化
し労力を削減できるようになるといった効果を奏する。
【0035】その結果、発熱体202とリファレンス抵
抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置10毎に
高精度でスクリーニングする作業工程を演算手段12の
内部演算処理に置き換えることができるようになる結
果、スクリーニング作業工程を不要又は簡略化して作業
時間を短縮化し労力を削減できるようになるといった効
果を奏する。
【0036】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発熱量制御装置10において、前記駆動電流検
出手段16と前記演算手段12は、前記定電流駆動手段
14から出力される前記駆動電流Iに関してフィードバ
ックループを形成するように構成され、前記駆動電流検
出手段16は、前記発熱体202の両端において検出し
た前記検出電圧値に基づいて帰還量を生成し当該生成し
た帰還量を前記演算手段12に帰還するように構成さ
れ、前記演算手段12は、前記駆動電流検出手段16か
ら帰還される前記帰還量と前記目標電圧値との残差が減
少するように前記定電流駆動手段14を制御するように
構成されている、ことを特徴とする発熱量制御装置10
である。
【0037】請求項3に記載の発明に依れば、請求項1
又は2に記載の効果に加えて、この様な制御ループを構
成する駆動電流検出手段16を設けることに依り、発熱
体202の抵抗値の温度変化に応じて発熱体202の両
端電圧を検出電圧値に基づく帰還量として検出でき、周
囲温度の影響に起因する発熱体202の抵抗値の変化を
検出できるようになるといった効果を奏する。
【0038】更に、発熱体202の抵抗値の温度変化に
応じた検出電圧値に基づく帰還量と目標電圧値との残差
が減少するように定電流駆動手段14を制御する演算手
段12を制御ループ内に設けることに依り、発熱体20
2に供給される電力を発熱体202の抵抗値の温度変化
に関係なく一定に保持する制御ができるようになるとい
った効果を奏する。
【0039】これに依り、発熱体202の抵抗値が周囲
温度の影響を受けて変化した場合であっても、演算手段
12の内部演算処理を用いて発熱体202に供給する駆
動電流Iを可変制御して、発熱体202の抵抗値の温度
変化に関係なく、発熱体202が発生する発熱量を一定
に保持する制御ができるようになるといった効果を奏す
る。
【0040】その結果、高精度の温度補償にかかる制御
を演算手段12の内部演算処理を用いて簡便に発熱体2
02に対して実行できるようになるといった効果を奏す
る。
【0041】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか一項に記載の発熱量制御装置10において、
前記演算手段12は、前記駆動電流検出手段16から帰
還される前記帰還量と前記目標電圧値との残差が減少す
るように前記定電流駆動手段14に対するフィードバッ
ク制御を実行するように構成されている、ことを特徴と
する発熱量制御装置10である。
【0042】請求項4に記載の発明に依れば、請求項1
乃至3のいずれか一項に記載の効果に加えて、フィード
バックループを構成する駆動電流検出手段16を設ける
ことに依り、発熱体202の抵抗値の温度変化に応じて
発熱体202の両端電圧を検出電圧値に基づく帰還量と
して検出でき、周囲温度の影響に起因する発熱体202
の抵抗値の変化を検出できるようになるといった効果を
奏する。
【0043】更に、発熱体202の抵抗値の温度変化に
応じた検出電圧値に基づく帰還量と目標電圧値との残差
が減少するように定電流駆動手段14をフィードバック
制御する演算手段12をフィードバックループ内に設け
ることに依り、発熱体202に供給される電力を発熱体
202の抵抗値の温度変化に関係なく一定に保持するフ
ィードバック制御ができるようになるといった効果を奏
する。
【0044】これに依り、発熱体202の抵抗値が周囲
温度の影響を受けて変化した場合であっても、演算手段
12の内部演算処理を用いて発熱体202に供給する駆
動電流Iを可変制御して、発熱体202の抵抗値の温度
変化に関係なく、発熱体202が発生する発熱量を一定
に保持するフィードバック制御ができるようになるとい
った効果を奏する。
【0045】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段12の内部演算処理を用いて
簡便に発熱体202に対して実行できるようになるとい
った効果を奏する。
【0046】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか一項に記載の発熱量制御装置10において、
前記発熱体202は、印加される駆動電流Iに応じたジ
ュール熱を発生する金属抵抗体である、ことを特徴とす
る発熱量制御装置10である。
【0047】請求項5に記載の発明に依れば、請求項1
乃至4のいずれか一項に記載の効果に加えて、フィード
バックループを構成する駆動電流検出手段16を設ける
ことに依り、金属抵抗体の抵抗値の温度変化に応じて金
属抵抗体の両端電圧を検出電圧値に基づく帰還量として
検出でき、周囲温度の影響に起因する金属抵抗体の抵抗
値の変化を検出できるようになるといった効果を奏す
る。
【0048】更に、金属抵抗体の抵抗値の温度変化に応
じた検出電圧値に基づく帰還量と目標電圧値との残差が
減少するように定電流駆動手段14をフィードバック制
御する演算手段12をフィードバックループ内に設ける
ことに依り、金属抵抗体に供給される電力を金属抵抗体
の抵抗値の温度変化に関係なく一定に保持するフィード
バック制御ができるようになるといった効果を奏する。
【0049】これに依り、金属抵抗体の抵抗値が周囲温
度の影響を受けて変化した場合であっても、演算手段1
2の内部演算処理を用いて金属抵抗体に供給する駆動電
流Iを可変制御して、金属抵抗体の抵抗値の温度変化に
関係なく、金属抵抗体が発生する発熱量を一定に保持す
るフィードバック制御ができるようになるといった効果
を奏する。
【0050】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段12の内部演算処理を用いて
簡便に金属抵抗体に対して実行できるようになるといっ
た効果を奏する。
【0051】又発熱量制御装置10毎に金属抵抗体とリ
ファレンス抵抗体150の特性(抵抗値のばらつきや温
度係数)を一致させる作業工程を演算手段12の内部演
算処理に置き換えることができるようになる結果、抵抗
体の特性を一致させる作業工程を不要又は簡略化できる
ようになるといった効果を奏する。
【0052】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を演算手段12の内部演算処理に置き換えること
ができるようになる結果、温度係数の調整作業を不要又
は簡略化できるようになるといった効果を奏する。
【0053】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及び金属抵抗体の抵抗値
のばらつき及び温度係数を測定して調整する作業工程を
演算手段12の内部演算処理に置き換えることができる
ようになる結果、ばらつき及び温度係数を測定して調整
する作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し
労力を削減できるようになるといった効果を奏する。
【0054】その結果、金属抵抗体とリファレンス抵抗
体150の特性を製造工程で発熱量制御装置10毎に高
精度でスクリーニングする作業工程を演算手段12の内
部演算処理に置き換えることができるようになる結果、
スクリーニング作業工程を不要又は簡略化して作業時間
を短縮化し労力を削減できるようになるといった効果を
奏する。
【0055】なお、本請求項における金属抵抗体とは、
Ni・Cr系合金抵抗体、Ni・Cr・Al系合金抵抗
体、白金(Pt)抵抗体、白金・ロジウム(Rh)合金
抵抗体、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、タン
グステン(W)等の高融点金属合金抵抗体等を意味す
る。
【0056】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか一項に記載の発熱量制御装置10において、
前記発熱体202は、印加される駆動電流Iに応じたジ
ュール熱を発生する非金属抵抗体である、ことを特徴と
する発熱量制御装置10である。
【0057】請求項6に記載の発明に依れば、請求項1
乃至4のいずれか一項に記載の効果に加えて、フィード
バックループを構成する駆動電流検出手段16を設ける
ことに依り、非金属抵抗体の抵抗値の温度変化に応じて
非金属抵抗体の両端電圧を検出電圧値に基づく帰還量と
して検出でき、周囲温度の影響に起因する非金属抵抗体
の抵抗値の変化を検出できるようになるといった効果を
奏する。
【0058】更に、非金属抵抗体の抵抗値の温度変化に
応じた検出電圧値に基づく帰還量と目標電圧値との残差
が減少するように定電流駆動手段14をフィードバック
制御する演算手段12をフィードバックループ内に設け
ることに依り、非金属抵抗体に供給される電力を非金属
抵抗体の抵抗値の温度変化に関係なく一定に保持するフ
ィードバック制御ができるようになるといった効果を奏
する。
【0059】これに依り、非金属抵抗体の抵抗値が周囲
温度の影響を受けて変化した場合であっても、演算手段
12の内部演算処理を用いて非金属抵抗体に供給する駆
動電流Iを可変制御して、非金属抵抗体の抵抗値の温度
変化に関係なく、非金属抵抗体が発生する発熱量を一定
に保持するフィードバック制御ができるようになるとい
った効果を奏する。
【0060】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段12の内部演算処理を用いて
簡便に非金属抵抗体に対して実行できるようになるとい
った効果を奏する。
【0061】又発熱量制御装置10毎に非金属抵抗体と
リファレンス抵抗体150の特性(抵抗値のばらつきや
温度係数)を一致させる作業工程を演算手段12の内部
演算処理に置き換えることができるようになる結果、抵
抗体の特性を一致させる作業工程を不要又は簡略化でき
るようになるといった効果を奏する。
【0062】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を演算手段12の内部演算処理に置き換えること
ができるようになる結果、温度係数の調整作業を不要又
は簡略化できるようになるといった効果を奏する。
【0063】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及び非金属抵抗体の抵抗
値のばらつき及び温度係数を測定して調整する作業工程
を演算手段12の内部演算処理に置き換えることができ
るようになる結果、ばらつき及び温度係数を測定して調
整する作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化
し労力を削減できるようになるといった効果を奏する。
【0064】その結果、非金属抵抗体とリファレンス抵
抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置10毎に
高精度でスクリーニングする作業工程を演算手段12の
内部演算処理に置き換えることができるようになる結
果、スクリーニング作業工程を不要又は簡略化して作業
時間を短縮化し労力を削減できるようになるといった効
果を奏する。
【0065】なお、本請求項における非金属抵抗体と
は、炭化ケイ素抵抗体、モリブデンケイ素抵抗体、炭素
抵抗体等を意味する。
【0066】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれか一項に記載の発熱量制御装置10において、
前記駆動電流検出手段16は、前記発熱体202の抵抗
値変化に対して検出した前記検出電圧値に基づいて帰還
量を生成し当該生成した帰還量をディジタル信号に変換
して前記演算手段12に帰還するように構成されてい
る、ことを特徴とするである。
【0067】請求項7に記載の発明に依れば、請求項1
乃至6のいずれか一項に記載の発熱量制御装置10効果
に加えて、フィードバックループを構成する駆動電流検
出手段16を設けることに依り、発熱体202の抵抗値
の温度変化に応じて発熱体202の両端電圧を検出電圧
値に基づくディジタル量としての帰還量として検出で
き、周囲温度の影響に起因する発熱体202の抵抗値の
変化を検出できるようになるといった効果を奏する。
【0068】更に、発熱体202の抵抗値の温度変化に
応じた検出電圧値に基づくディジタル量としての帰還量
と目標電圧値との残差が減少するように定電流駆動手段
14をフィードバック制御する演算手段12をフィード
バックループ内に設けることに依り、発熱体202に供
給される電力を発熱体202の抵抗値の温度変化に関係
なく一定に保持するフィードバック制御ができるように
なるといった効果を奏する。
【0069】これに依り、発熱体202の抵抗値が周囲
温度の影響を受けて変化した場合であっても、演算手段
12の内部でのディジタル演算処理を用いて発熱体20
2に供給する駆動電流Iを可変制御して、発熱体202
の抵抗値の温度変化に関係なく、発熱体202が発生す
る発熱量を一定に保持するフィードバック制御ができる
ようになるといった効果を奏する。
【0070】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段12の内部でのディジタル演
算処理を用いて簡便に発熱体202に対して実行できる
ようになるといった効果を奏する。
【0071】又発熱量制御装置10毎に発熱体202と
リファレンス抵抗体150の特性(抵抗値のばらつきや
温度係数)を一致させる作業工程を演算手段12の内部
でのディジタル演算処理に置き換えることができるよう
になる結果、抵抗体の特性を一致させる作業工程を不要
又は簡略化できるようになるといった効果を奏する。
【0072】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を演算手段12の内部でのディジタル演算処理に
置き換えることができるようになる結果、温度係数の調
整作業を不要又は簡略化できるようになるといった効果
を奏する。
【0073】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及び発熱体202の抵抗
値のばらつき及び温度係数を測定して調整する作業工程
を演算手段12の内部でのディジタル演算処理に置き換
えることができるようになる結果、ばらつき及び温度係
数を測定して調整する作業工程を不要又は簡略化して作
業時間を短縮化し労力を削減できるようになるといった
効果を奏する。
【0074】その結果、発熱体202とリファレンス抵
抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置10毎に
高精度でスクリーニングする作業工程を演算手段12の
内部でのディジタル演算処理に置き換えることができる
ようになる結果、スクリーニング作業工程を不要又は簡
略化して作業時間を短縮化し労力を削減できるようにな
るといった効果を奏する。
【0075】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発熱量制御装置10において、前記駆動電流検出手段
16は、前記発熱体202の抵抗値変化に対して検出し
た前記検出電圧値に基づいて帰還量をアナログ信号とし
て生成する電圧増幅回路164と、前記電圧増幅回路1
64が生成した前記アナログ信号をディジタル信号に変
換すると共に、当該ディジタル変換された前記帰還量を
前記演算手段12に帰還するA/D変換回路162を有
する、ことを特徴とする発熱量制御装置10である。
【0076】請求項8に記載の発明に依れば、請求項7
に記載の効果に加えて、フィードバックループを構成す
る駆動電流検出手段16を設けることに依り、発熱体2
02の抵抗値の温度変化に応じて発熱体202の両端電
圧を検出電圧値に基づくディジタル量としてA/D変換
回路162が生成する帰還量として検出でき、周囲温度
の影響に起因する発熱体202の抵抗値の変化を検出で
きるようになるといった効果を奏する。
【0077】更に、発熱体202の抵抗値の温度変化に
応じた検出電圧値に基づくディジタル量としてA/D変
換回路162が生成する帰還量と目標電圧値との残差が
減少するように定電流駆動手段14をフィードバック制
御する演算手段12をフィードバックループ内に設ける
ことに依り、発熱体202に供給される電力を発熱体2
02の抵抗値の温度変化に関係なく一定に保持するフィ
ードバック制御ができるようになるといった効果を奏す
る。
【0078】これに依り、発熱体202の抵抗値が周囲
温度の影響を受けて変化した場合であっても、演算手段
12の内部でのディジタル演算処理を用いて発熱体20
2に供給する駆動電流Iを可変制御して、発熱体202
の抵抗値の温度変化に関係なく、発熱体202が発生す
る発熱量を一定に保持するフィードバック制御ができる
ようになるといった効果を奏する。
【0079】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段12の内部でのディジタル演
算処理を用いて簡便に発熱体202に対して実行できる
ようになるといった効果を奏する。
【0080】請求項9に記載の発明は、請求項7又は8
に記載の発熱量制御装置10において、前記演算手段1
2は、前記駆動電流検出手段16から帰還される前記デ
ィジタル変換された帰還量と前記目標電圧値との残差を
減少させる前記フィードバック制御を実行する際に、前
記定電流駆動手段14に対するフィードバック制御量を
ディジタル信号として出力するように構成されている、
ことを特徴とする発熱量制御装置10である。
【0081】請求項9に記載の発明に依れば、請求項7
又は8に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0082】請求項10に記載の発明は、請求項7乃至
9のいずれか一項に記載の発熱量制御装置10におい
て、前記定電流駆動手段14は、前記演算手段12から
出力される前記ディジタル信号としてのフィードバック
制御量に基づいて前記駆動電流Iを定電流化して前記発
熱体202に出力するように構成されている、ことを特
徴とする発熱量制御装置10である。
【0083】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
7乃至9のいずれか一項に記載の効果に加えて、フィー
ドバックループを構成する駆動電流検出手段16を設け
ることに依り、発熱体202の抵抗値の温度変化に応じ
て発熱体202の両端電圧を検出電圧値に基づくディジ
タル量としてA/D変換回路162が生成する帰還量と
して検出でき、周囲温度の影響に起因する発熱体202
の抵抗値の変化を検出できるようになるといった効果を
奏する。
【0084】更に、発熱体202の抵抗値の温度変化に
応じた検出電圧値に基づくディジタル量としてA/D変
換回路162が生成する帰還量と目標電圧値との残差が
減少するように、ディジタル信号としてのフィードバッ
ク制御量に基づいて定電流駆動手段14をフィードバッ
ク制御する演算手段12をフィードバックループ内に設
けることに依り、発熱体202に供給される電力を発熱
体202の抵抗値の温度変化に関係なく一定に保持する
フィードバック制御ができるようになるといった効果を
奏する。
【0085】これに依り、発熱体202の抵抗値が周囲
温度の影響を受けて変化した場合であっても、演算手段
12の内部でのディジタル演算処理を用いて発熱体20
2に供給する駆動電流Iを可変制御して、発熱体202
の抵抗値の温度変化に関係なく、発熱体202が発生す
る発熱量を一定に保持するフィードバック制御ができる
ようになるといった効果を奏する。
【0086】その結果、ディジタル信号としてのフィー
ドバック制御量に基づいて、高精度の温度補償にかかる
フィードバック制御を演算手段12の内部でのディジタ
ル演算処理を用いて簡便に発熱体202に対して実行で
きるようになるといった効果を奏する。
【0087】又発熱量制御装置10毎に発熱体202と
リファレンス抵抗体150の特性(抵抗値のばらつきや
温度係数)を一致させる作業工程を、ディジタル信号と
してのフィードバック制御量を用いた演算手段12の内
部でのディジタル演算処理に置き換えることができるよ
うになる結果、抵抗体の特性を一致させる作業工程を不
要又は簡略化できるようになるといった効果を奏する。
【0088】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を、ディジタル信号としてのフィードバック制御
量を用いた演算手段12の内部でのディジタル演算処理
に置き換えることができるようになる結果、温度係数の
調整作業を不要又は簡略化できるようになるといった効
果を奏する。
【0089】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及び発熱体202の抵抗
値のばらつき及び温度係数を測定して調整する作業工程
を、ディジタル信号としてのフィードバック制御量を用
いた演算手段12の内部でのディジタル演算処理に置き
換えることができるようになる結果、ばらつき及び温度
係数を測定して調整する作業工程を不要又は簡略化して
作業時間を短縮化し労力を削減できるようになるといっ
た効果を奏する。
【0090】その結果、発熱体202とリファレンス抵
抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置10毎に
高精度でスクリーニングする作業工程を、ディジタル信
号としてのフィードバック制御量を用いた演算手段12
の内部でのディジタル演算処理に置き換えることができ
るようになる結果、スクリーニング作業工程を不要又は
簡略化して作業時間を短縮化し労力を削減できるように
なるといった効果を奏する。
【0091】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発熱量制御装置10において、前記定電流駆動手
段14は、前記演算手段12から出力される前記ディジ
タル信号としてのフィードバック制御量をアナログ変換
するD/A変換回路142と、前記D/A変換回路14
2においてアナログ変換された前記フィードバック制御
量に基づいて前記駆動電流Iを定電流化して前記発熱体
202に出力する定電流発生回路144を有する、こと
を特徴とする発熱量制御装置10である。
【0092】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
10に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0093】請求項12に記載の発明は、請求項7に記
載の発熱量制御装置10において、前記演算手段12
は、前記駆動電流検出手段16から帰還される前記ディ
ジタル変換された帰還量と前記目標電圧値との残差を減
少させる前記フィードバック制御を実行する際に、前記
定電流駆動手段14に対するフィードバック制御量をパ
ルス信号として出力するように構成されている、ことを
特徴とする発熱量制御装置10である。
【0094】請求項12に記載の発明に依れば、請求項
7に記載の効果に加えて、フィードバックループを構成
する駆動電流検出手段16を設けることに依り、発熱体
202の抵抗値の温度変化に応じて発熱体202の両端
電圧を検出電圧値に基づくディジタル量としての帰還量
として検出でき、周囲温度の影響に起因する発熱体20
2の抵抗値の変化を検出できるようになるといった効果
を奏する。
【0095】更に、発熱体202の抵抗値の温度変化に
応じた検出電圧値に基づくディジタル量としての帰還量
と目標電圧値との残差が減少するように、フィードバッ
ク制御量としてのパルス信号を用いて、定電流駆動手段
14をフィードバック制御する演算手段12をフィード
バックループ内に設けることに依り、発熱体202の抵
抗値の温度変化に関係なく、パルス変調に固有の高精度
で発熱体202に供給される電力を一定に保持するフィ
ードバック制御を高い確度及び再現性を以て実現できる
ようになるといった効果を奏する。
【0096】これに依り、発熱体202の抵抗値が周囲
温度の影響を受けて変化した場合であっても、フィード
バック制御量としてのパルス信号を用いて、演算手段1
2の内部でのディジタル演算処理を実行し発熱体202
に供給する駆動電流Iを可変制御して、発熱体202の
抵抗値の温度変化に関係なく、発熱体202が発生する
発熱量を一定に保持するフィードバック制御を高い確度
及び再現性を以て実現できるようになるといった効果を
奏する。
【0097】その結果、フィードバック制御量としての
パルス信号を用いて、高精度の温度補償にかかるフィー
ドバック制御を演算手段12の内部でのディジタル演算
処理を発熱体202に対して実行できるようになるとい
った効果を奏する。
【0098】又、パルス信号が定電流駆動手段14に印
加されている間のみ発熱体202の発熱動作を可能とす
ることができるようになり、発熱動作が要求された期間
のみ発熱体202の発熱動作が選択的に可能となる結
果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることができる
といった効果を奏する。
【0099】更に、発熱体202の発熱動作の開始に同
期して、フィードバック制御量としてのパルス信号を用
いて、発熱体202の温度補償にかかるフィードバック
制御を演算手段12の内部でのディジタル演算処理を発
熱体202に対して実行できるようになり、発熱動作が
要求された期間のみ発熱体202の発熱動作が選択的に
可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図る
ことができるといった効果を奏する。
【0100】同様に、発熱体202の発熱動作要求が生
じた期間に限定してパルス信号を定電流駆動手段14に
印加して発熱体202を発熱させる制御ができるように
なり、発熱体202が発熱動作を実行している期間に同
期して、パルス信号を用いたフィードバック制御を演算
手段12の内部でのディジタル演算処理に依り実行して
発熱体202の温度補償を実行できるようになり、発熱
体202の発熱動作が要求された期間のみ発熱体202
の発熱動作発熱体202の温度補償が選択的に可能とな
る結果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることがで
きるといった効果を奏する。
【0101】又発熱量制御装置10毎に発熱体202と
リファレンス抵抗体150の特性(抵抗値のばらつきや
温度係数)を一致させる作業工程を、フィードバック制
御量としてのパルス信号を用いた演算手段12の内部で
のディジタル演算処理に置き換えることができるように
なる結果、抵抗体の特性を一致させる作業工程を不要又
は簡略化できるようになるといった効果を奏する。
【0102】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を、フィードバック制御量としてのパルス信号を
用いた演算手段12の内部でのディジタル演算処理に置
き換えることができるようになる結果、温度係数の調整
作業を不要又は簡略化できるようになるといった効果を
奏する。
【0103】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及び発熱体202の抵抗
値のばらつき及び温度係数を測定して調整する作業工程
を、フィードバック制御量としてのパルス信号を用いた
演算手段12の内部でのディジタル演算処理に置き換え
ることができるようになる結果、ばらつき及び温度係数
を測定して調整する作業工程を不要又は簡略化して作業
時間を短縮化し労力を削減できるようになるといった効
果を奏する。
【0104】その結果、発熱体202とリファレンス抵
抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置10毎に
高精度でスクリーニングする作業工程を、フィードバッ
ク制御量としてのパルス信号を用いた演算手段12の内
部でのディジタル演算処理に置き換えることができるよ
うになる結果、スクリーニング作業工程を不要又は簡略
化して作業時間を短縮化し労力を削減できるようになる
といった効果を奏する。
【0105】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の発熱量制御装置10において、前記演算手段12
は、前記駆動電流検出手段16から帰還される前記ディ
ジタル変換された帰還量に応じて、前記検出電圧値と前
記目標電圧値との残差が減少するように前記パルス信号
のパルス幅を可変設定するように構成されている、こと
を特徴とする発熱量制御装置10である。
【0106】請求項13に記載の発明に依れば、請求項
12に記載の効果に加えて、パルス信号のパルス幅を任
意に設定可能とすることに依り、定電流駆動手段14に
印加されている期間をパルス信号のパルス幅に依って一
意的に制御できるようになるといった効果を奏する。
【0107】その結果、発熱体202の発熱動作期間を
パルス信号のパルス幅に依って一意的に制御できるよう
になる。
【0108】則ち、発熱体202の発熱動作期間をパル
ス信号のパルス幅に依って一意的に制御できるようにな
り、発熱動作が要求された期間のみ発熱体202の発熱
動作が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低消
費電力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0109】更に、発熱体202の発熱動作の開始に同
期して、フィードバック制御量としてのパルス信号のパ
ルス幅を用いて、発熱体202の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段12の内部でのディジタル演
算処理を発熱体202に対して実行できるようになり、
発熱動作が要求された期間のみ発熱体202の発熱動作
が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電
力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0110】同様に、発熱体202の発熱動作要求が生
じた期間に限定してパルス信号を定電流駆動手段14に
印加しパルス信号のパルス幅に応じて発熱体202を発
熱させる制御ができるようになり、発熱体202が発熱
動作を実行している期間に同期して、パルス信号のパル
ス幅を用いたフィードバック制御を演算手段12の内部
でのディジタル演算処理に依り実行して発熱体202の
温度補償を実行できるようになり、発熱体202の発熱
動作が要求された期間のみ発熱体202の発熱動作発熱
体202の温度補償が選択的に可能となる結果、発熱動
作に対する低消費電力化を図ることができるといった効
果を奏する。
【0111】請求項14に記載の発明は、請求項12に
記載の発熱量制御装置10において、前記演算手段12
は、前記駆動電流検出手段16から帰還される前記ディ
ジタル変換された帰還量に応じて、前記検出電圧値と前
記目標電圧値との残差が減少するように単位時間当たり
に出力するパルス数を可変設定して前記パルス信号を生
成するように構成されている、ことを特徴とする発熱量
制御装置10である。
【0112】請求項14に記載の発明に依れば、請求項
12に記載の効果に加えて、パルス信号のパルス数を任
意に設定可能とすることに依り、定電流駆動手段14に
印加されている期間をパルス信号のパルス数に依って一
意的に制御できるようになるといった効果を奏する。
【0113】その結果、発熱体202の発熱動作期間を
パルス信号のパルス数に依って一意的に制御できるよう
になる。
【0114】則ち、発熱体202の発熱動作期間をパル
ス信号のパルス数に依って一意的に制御できるようにな
り、発熱動作が要求された期間のみ発熱体202の発熱
動作が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低消
費電力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0115】更に、発熱体202の発熱動作の開始に同
期して、フィードバック制御量としてのパルス信号のパ
ルス数を用いて、発熱体202の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段12の内部でのディジタル演
算処理を発熱体202に対して実行できるようになり、
発熱動作が要求された期間のみ発熱体202の発熱動作
が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電
力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0116】同様に、発熱体202の発熱動作要求が生
じた期間に限定してパルス信号を定電流駆動手段14に
印加しパルス信号のパルス数に応じて発熱体202を発
熱させる制御ができるようになり、発熱体202が発熱
動作を実行している期間に同期して、パルス信号のパル
ス数を用いたフィードバック制御を演算手段12の内部
でのディジタル演算処理に依り実行して発熱体202の
温度補償を実行できるようになり、発熱体202の発熱
動作が要求された期間のみ発熱体202の発熱動作発熱
体202の温度補償が選択的に可能となる結果、発熱動
作に対する低消費電力化を図ることができるといった効
果を奏する。
【0117】請求項15に記載の発明は、請求項12に
記載の発熱量制御装置10において、前記演算手段12
は、前記駆動電流検出手段16から帰還される前記ディ
ジタル変換された帰還量に応じて、前記検出電圧値と前
記目標電圧値との残差が減少するように前記パルス信号
のパルス波高値を可変設定するように構成されている、
ことを特徴とする発熱量制御装置10である。
【0118】請求項15に記載の発明に依れば、請求項
12に記載の効果に加えて、パルス信号のパルス波高値
を任意に設定可能とすることに依り、定電流駆動手段1
4に印加されている期間をパルス信号のパルス波高値に
依って一意的に制御できるようになるといった効果を奏
する。
【0119】その結果、発熱体202の発熱動作期間を
パルス信号のパルス波高値に依って一意的に制御できる
ようになる。
【0120】則ち、発熱体202の発熱動作期間をパル
ス信号のパルス波高値に依って一意的に制御できるよう
になり、発熱動作が要求された期間のみ発熱体202の
発熱動作が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する
低消費電力化を図ることができるといった効果を奏す
る。
【0121】更に、発熱体202の発熱動作の開始に同
期して、フィードバック制御量としてのパルス信号のパ
ルス波高値を用いて、発熱体202の温度補償にかかる
フィードバック制御を演算手段12の内部でのディジタ
ル演算処理を発熱体202に対して実行できるようにな
り、発熱動作が要求された期間のみ発熱体202の発熱
動作が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低消
費電力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0122】同様に、発熱体202の発熱動作要求が生
じた期間に限定してパルス信号を定電流駆動手段14に
印加しパルス信号のパルス波高値に応じて発熱体202
を発熱させる制御ができるようになり、発熱体202が
発熱動作を実行している期間に同期して、パルス信号の
パルス波高値を用いたフィードバック制御を演算手段1
2の内部でのディジタル演算処理に依り実行して発熱体
202の温度補償を実行できるようになり、発熱体20
2の発熱動作が要求された期間のみ発熱体202の発熱
動作発熱体202の温度補償が選択的に可能となる結
果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることができる
といった効果を奏する。
【0123】請求項16に記載の発明は、請求項12乃
至15のいずれか一項に記載の発熱量制御装置10にお
いて、前記演算手段12は、前記駆動電流検出手段16
から帰還される前記ディジタル変換された帰還量に応じ
て、前記検出電圧値と前記目標電圧値との残差が減少す
るように前記パルス信号を出力するタイミングを設定す
るように構成されている、ことを特徴とする発熱量制御
装置10である。
【0124】請求項16に記載の発明に依れば、請求項
12乃至15のいずれか一項に記載の効果に加えて、パ
ルス信号の出力タイミングを任意に設定可能とすること
に依り、定電流駆動手段14に印加されている期間をパ
ルス信号の出力タイミングに依って一意的に制御できる
ようになるといった効果を奏する。
【0125】その結果、発熱体202の発熱動作期間を
パルス信号の出力タイミングに依って一意的に制御でき
るようになる。
【0126】則ち、発熱体202の発熱動作期間をパル
ス信号の出力タイミングに依って一意的に制御できるよ
うになり、発熱動作が要求された期間のみ発熱体202
の発熱動作が選択的に可能となる結果、発熱動作に対す
る低消費電力化を図ることができるといった効果を奏す
る。
【0127】更に、発熱体202の発熱動作の開始に同
期して、フィードバック制御量としてのパルス信号の出
力タイミングを用いて、発熱体202の温度補償にかか
るフィードバック制御を演算手段12の内部でのディジ
タル演算処理を発熱体202に対して実行できるように
なり、発熱動作が要求された期間のみ発熱体202の発
熱動作が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低
消費電力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0128】同様に、発熱体202の発熱動作要求が生
じた期間に限定してパルス信号を定電流駆動手段14に
印加しパルス信号の出力タイミングに応じて発熱体20
2を発熱させる制御ができるようになり、発熱体202
が発熱動作を実行している期間に同期して、パルス信号
の出力タイミングを用いたフィードバック制御を演算手
段12の内部でのディジタル演算処理に依り実行して発
熱体202の温度補償を実行できるようになり、発熱体
202の発熱動作が要求された期間のみ発熱体202の
発熱動作発熱体202の温度補償が選択的に可能となる
結果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることができ
るといった効果を奏する。
【0129】請求項17に記載の発明は、請求項12乃
至16のいずれか一項に記載の発熱量制御装置10にお
いて、前記定電流駆動手段14は、前記演算手段12か
ら出力される前記パルス信号としてのフィードバック制
御量に基づいて前記駆動電流Iを定電流化して前記発熱
体202に出力するように構成されている、ことを特徴
とする発熱量制御装置10である。
【0130】請求項17に記載の発明に依れば、請求項
12乃至16に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0131】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の発熱量制御装置10において、前記定電流駆動手
段14は、前記パルス信号に基づいて前記駆動電流Iを
定電流化して前記発熱体202に出力する定電流発生回
路144を有する、ことを特徴とする発熱量制御装置1
0である。
【0132】請求項18に記載の発明に依れば、請求項
17に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0133】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載の発熱量制御装置10において、前記定電流駆動手
段14は、前記演算手段12から出力される前記パルス
信号を所定の電圧レベルのパルス信号に変換するパルス
駆動回路141を有し、前記定電流発生回路144は、
前記パルス駆動回路141において所定の電圧レベルに
変換された前記フィードバック制御量に基づいて前記駆
動電流Iを定電流化して前記発熱体202に出力するよ
うに構成されている、ことを特徴とする発熱量制御装置
10である。
【0134】請求項19に記載の発明に依れば、請求項
18に記載の効果に加えて、発熱体202の抵抗値の温
度変化に応じた検出電圧値に基づくディジタル量として
の帰還量と目標電圧値との残差が減少するように、フィ
ードバック制御量としてのパルス駆動回路141が生成
するパルス信号を用いて、定電流駆動手段14をフィー
ドバック制御する演算手段12をフィードバックループ
内に設けることに依り、発熱体202の抵抗値の温度変
化に関係なく、パルス変調に固有の高精度で発熱体20
2に供給される電力を一定に保持するフィードバック制
御を高い確度及び再現性を以て実現できるようになると
いった効果を奏する。
【0135】これに依り、発熱体202の抵抗値が周囲
温度の影響を受けて変化した場合であっても、フィード
バック制御量としてのパルス駆動回路141が生成する
パルス信号を用いて、演算手段12の内部でのディジタ
ル演算処理を実行し発熱体202に供給する駆動電流I
を可変制御して、発熱体202の抵抗値の温度変化に関
係なく、発熱体202が発生する発熱量を一定に保持す
るフィードバック制御を高い確度及び再現性を以て実現
できるようになるといった効果を奏する。
【0136】その結果、フィードバック制御量としての
パルス駆動回路141が生成するパルス信号を用いて、
高精度の温度補償にかかるフィードバック制御を演算手
段12の内部でのディジタル演算処理を発熱体202に
対して実行できるようになるといった効果を奏する。
【0137】又、パルス駆動回路141が生成するパル
ス信号を任意に設定可能とすることに依り、定電流駆動
手段14に印加されている期間をパルス駆動回路141
が生成するパルス信号に依って一意的に制御できるよう
になるといった効果を奏する。
【0138】その結果、発熱体202の発熱動作期間を
パルス駆動回路141が生成するパルス信号に依って一
意的に制御できるようになる。
【0139】則ち、発熱体202の発熱動作期間をパル
ス駆動回路141が生成するパルス信号に依って一意的
に制御できるようになり、発熱動作が要求された期間の
み発熱体202の発熱動作が選択的に可能となる結果、
発熱動作に対する低消費電力化を図ることができるとい
った効果を奏する。
【0140】更に、発熱体202の発熱動作の開始に同
期して、フィードバック制御量としてのパルス駆動回路
141が生成するパルス信号を用いて、発熱体202の
温度補償にかかるフィードバック制御を演算手段12の
内部でのディジタル演算処理を発熱体202に対して実
行できるようになり、発熱動作が要求された期間のみ発
熱体202の発熱動作が選択的に可能となる結果、発熱
動作に対する低消費電力化を図ることができるといった
効果を奏する。
【0141】同様に、発熱体202の発熱動作要求が生
じた期間に限定してパルス駆動回路141が生成するパ
ルス信号を定電流駆動手段14に印加しパルス駆動回路
141が生成するパルス信号に応じて発熱体202を発
熱させる制御ができるようになり、発熱体202が発熱
動作を実行している期間に同期して、パルス駆動回路1
41が生成するパルス信号を用いたフィードバック制御
を演算手段12の内部でのディジタル演算処理に依り実
行して発熱体202の温度補償を実行できるようにな
り、発熱体202の発熱動作が要求された期間のみ発熱
体202の発熱動作発熱体202の温度補償が選択的に
可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図る
ことができるといった効果を奏する。
【0142】又発熱量制御装置10毎に発熱体202と
リファレンス抵抗体150の特性(抵抗値のばらつきや
温度係数)を一致させる作業工程を、フィードバック制
御量としてのパルス駆動回路141が生成するパルス信
号を用いた演算手段12の内部でのディジタル演算処理
に置き換えることができるようになる結果、抵抗体の特
性を一致させる作業工程を不要又は簡略化できるように
なるといった効果を奏する。
【0143】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を、フィードバック制御量としてのパルス駆動回
路141が生成するパルス信号を用いた演算手段12の
内部でのディジタル演算処理に置き換えることができる
ようになる結果、温度係数の調整作業を不要又は簡略化
できるようになるといった効果を奏する。
【0144】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及び発熱体202の抵抗
値のばらつき及び温度係数を測定して調整する作業工程
を、フィードバック制御量としてのパルス駆動回路14
1が生成するパルス信号を用いた演算手段12の内部で
のディジタル演算処理に置き換えることができるように
なる結果、ばらつき及び温度係数を測定して調整する作
業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労力を
削減できるようになるといった効果を奏する。
【0145】その結果、発熱体202とリファレンス抵
抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置10毎に
高精度でスクリーニングする作業工程を、フィードバッ
ク制御量としてのパルス駆動回路141が生成するパル
ス信号を用いた演算手段12の内部でのディジタル演算
処理に置き換えることができるようになる結果、スクリ
ーニング作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮
化し労力を削減できるようになるといった効果を奏す
る。
【0146】請求項20に記載の発明は、請求項12乃
至19のいずれか一項に記載の発熱量制御装置10にお
いて、前記演算手段12に接続され、前記パルス信号の
前記パルス幅、前記単位時間当たりに出力するパルス
数、前記パルス波高値又は前記タイミングの少なくとも
いずれかを前記演算手段12に代わって設定可能な設定
器18を有する、ことを特徴とする発熱量制御装置10
である。
【0147】請求項20に記載の発明に依れば、請求項
12乃至19のいずれか一項に記載の効果に加えて、設
定器18を外部接続可能とすることに依り、発熱量制御
装置10の外部からパルス信号のパルス数、パルス波高
値、又はタイミングを任意に設定可能とすることに依
り、定電流駆動手段14に印加されている期間を、設定
器18を用いて設定したパルス数、パルス波高値、又は
タイミングに依って一意的に制御できるようになるとい
った効果を奏する。
【0148】その結果、発熱体202の発熱動作期間を
設定器18を用いて設定したパルス数、パルス波高値、
又はタイミングに依って一意的に制御できるようにな
る。
【0149】則ち、発熱体202の発熱動作期間を、設
定器18を用いて設定したパルス数、パルス波高値、又
はタイミングに依って一意的に制御できるようになり、
発熱動作が要求された期間のみ発熱体202の発熱動作
が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電
力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0150】更に、発熱体202の発熱動作の開始に同
期して、設定器18を用いて設定したパルス数、パルス
波高値、又はタイミングを用いて、発熱体202の温度
補償にかかるフィードバック制御を演算手段12の内部
でのディジタル演算処理を発熱体202に対して実行で
きるようになり、発熱動作が要求された期間のみ発熱体
202の発熱動作が選択的に可能となる結果、発熱動作
に対する低消費電力化を図ることができるといった効果
を奏する。
【0151】同様に、発熱体202の発熱動作要求が生
じた期間に限定してパルス信号を定電流駆動手段14に
印加し設定器18を用いて設定したパルス数、パルス波
高値、又はタイミングに応じて発熱体202を発熱させ
る制御ができるようになり、発熱体202が発熱動作を
実行している期間に同期して、設定器18を用いて設定
したパルス数、パルス波高値、又はタイミングを用いた
フィードバック制御を演算手段12の内部でのディジタ
ル演算処理に依り実行して発熱体202の温度補償を実
行できるようになり、発熱体202の発熱動作が要求さ
れた期間のみ発熱体202の発熱動作発熱体202の温
度補償が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低
消費電力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0152】請求項21に記載の発明は、請求項9乃至
19のいずれか一項に記載の発熱量制御装置10を用い
たフローセンサ20において、前記発熱体202を用い
たヒータ用抵抗体202と、前記ヒータ用抵抗体202
の近傍に当該ヒータ用抵抗体202と所定距離を隔てた
近傍に設けられた測温抵抗体と、前記ヒータ用抵抗体2
02が所定の発熱量を生成するように前記フィードバッ
ク制御を実行する前記発熱量制御装置10を有する、こ
とを特徴とするフローセンサ20である。
【0153】請求項21に記載の発明に依れば、請求項
9乃至19のいずれか一項に記載の効果に加えて、フィ
ードバックループを構成する駆動電流検出手段16を設
けることに依り、ヒータ用抵抗体202の抵抗値の温度
変化に応じてヒータ用抵抗体202の両端電圧を検出電
圧値に基づくディジタル量としてA/D変換回路162
が生成する帰還量として検出でき、周囲温度の影響に起
因するヒータ用抵抗体202の抵抗値の変化を検出でき
るようになるといった効果を奏する。
【0154】更に、ヒータ用抵抗体202の抵抗値の温
度変化に応じた検出電圧値に基づくディジタル量として
A/D変換回路162が生成する帰還量と目標電圧値と
の残差が減少するように定電流駆動手段14をフィード
バック制御する演算手段12をフィードバックループ内
に設けることに依り、ヒータ用抵抗体202に供給され
る電力をヒータ用抵抗体202の抵抗値の温度変化に関
係なく一定に保持するフィードバック制御ができるよう
になるといった効果を奏する。
【0155】これに依り、ヒータ用抵抗体202の抵抗
値が周囲温度の影響を受けて変化した場合であっても、
演算手段12の内部でのディジタル演算処理を用いてヒ
ータ用抵抗体202に供給する駆動電流Iを可変制御し
て、ヒータ用抵抗体202の抵抗値の温度変化に関係な
く、ヒータ用抵抗体202が発生する発熱量を一定に保
持するフィードバック制御ができるようになるといった
効果を奏する。
【0156】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段12の内部でのディジタル演
算処理を用いて簡便にヒータ用抵抗体202に対して実
行できるようになるといった効果を奏する。
【0157】又発熱量制御装置10毎にヒータ用抵抗体
202とリファレンス抵抗体150の特性(抵抗値のば
らつきや温度係数)を一致させる作業工程を演算手段1
2の内部でのディジタル演算処理に置き換えることがで
きるようになる結果、抵抗体の特性を一致させる作業工
程を不要又は簡略化できるようになるといった効果を奏
する。
【0158】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を演算手段12の内部でのディジタル演算処理に
置き換えることができるようになる結果、温度係数の調
整作業を不要又は簡略化できるようになるといった効果
を奏する。
【0159】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及びヒータ用抵抗体20
2の抵抗値のばらつき及び温度係数を測定して調整する
作業工程を演算手段12の内部でのディジタル演算処理
に置き換えることができるようになる結果、ばらつき及
び温度係数を測定して調整する作業工程を不要又は簡略
化して作業時間を短縮化し労力を削減できるようになる
といった効果を奏する。
【0160】その結果、ヒータ用抵抗体202とリファ
レンス抵抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置
10毎に高精度でスクリーニングする作業工程を演算手
段12の内部でのディジタル演算処理に置き換えること
ができるようになる結果、スクリーニング作業工程を不
要又は簡略化して作業時間を短縮化し労力を削減できる
ようになるといった効果を奏する。
【0161】請求項22に記載の発明は、請求項12乃
至20のいずれか一項に記載の発熱量制御装置10を用
いたフローセンサ20において、前記発熱体202を用
いたヒータ用抵抗体202と、前記ヒータ用抵抗体20
2の近傍に当該ヒータ用抵抗体202と所定距離を隔て
た近傍に設けられた測温抵抗体と、前記ヒータ用抵抗体
202が所定の発熱量を生成するように前記フィードバ
ック制御を実行する前記発熱量制御装置10を有し、前
記発熱量制御装置10が前記パルス信号を出力するタイ
ミングは、前記測温抵抗体を用いた流量測定に同期する
ように設定されている、ことを特徴とするフローセンサ
20である。
【0162】請求項22に記載の発明に依れば、請求項
12乃至20のいずれか一項に記載の効果に加えて、フ
ィードバックループを構成する駆動電流検出手段16を
設けることに依り、ヒータ用抵抗体202の抵抗値の温
度変化に応じてヒータ用抵抗体202の両端電圧を検出
電圧値に基づくディジタル量としての帰還量として検出
でき、周囲温度の影響に起因するヒータ用抵抗体202
の抵抗値の変化を検出できるようになるといった効果を
奏する。
【0163】更に、ヒータ用抵抗体202の抵抗値の温
度変化に応じた検出電圧値に基づくディジタル量として
の帰還量と目標電圧値との残差が減少するように、フィ
ードバック制御量としてのパルス駆動回路141が生成
するパルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイミ
ングを用いて、定電流駆動手段14をフィードバック制
御する演算手段12をフィードバックループ内に設ける
ことに依り、ヒータ用抵抗体202の抵抗値の温度変化
に関係なく、パルス変調に固有の高精度でヒータ用抵抗
体202に供給される電力を一定に保持するフィードバ
ック制御を高い確度及び再現性を以て実現できるように
なるといった効果を奏する。
【0164】これに依り、ヒータ用抵抗体202の抵抗
値が周囲温度の影響を受けて変化した場合であっても、
フィードバック制御量としてのパルス駆動回路141が
生成するパルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタ
イミングを用いて、演算手段12の内部でのディジタル
演算処理を実行しヒータ用抵抗体202に供給する駆動
電流Iを可変制御して、ヒータ用抵抗体202の抵抗値
の温度変化に関係なく、ヒータ用抵抗体202が発生す
る発熱量を一定に保持するフィードバック制御を高い確
度及び再現性を以て実現できるようになるといった効果
を奏する。
【0165】その結果、フィードバック制御量としての
パルス駆動回路141が生成するパルス信号のパルス
数、パルス波高値、又はタイミングを用いて、高精度の
温度補償にかかるフィードバック制御を演算手段12の
内部でのディジタル演算処理をヒータ用抵抗体202に
対して実行できるようになるといった効果を奏する。
【0166】又、パルス駆動回路141が生成するパル
ス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイミングを任
意に設定可能とすることに依り、定電流駆動手段14に
印加されている期間をパルス駆動回路141が生成する
パルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイミング
に依って一意的に制御できるようになるといった効果を
奏する。
【0167】その結果、ヒータ用抵抗体202の発熱動
作期間をパルス駆動回路141が生成するパルス信号の
パルス数、パルス波高値、又はタイミングに依って一意
的に制御できるようになる。
【0168】則ち、ヒータ用抵抗体202の発熱動作期
間をパルス駆動回路141が生成するパルス信号のパル
ス数、パルス波高値、又はタイミングに依って一意的に
制御できるようになり、発熱動作が要求された期間のみ
ヒータ用抵抗体202の発熱動作が選択的に可能となる
結果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることができ
るといった効果を奏する。
【0169】更に、ヒータ用抵抗体202の発熱動作の
開始に同期して、フィードバック制御量としてのパルス
駆動回路141が生成するパルス信号のパルス数、パル
ス波高値、又はタイミングを用いて、ヒータ用抵抗体2
02の温度補償にかかるフィードバック制御を演算手段
12の内部でのディジタル演算処理をヒータ用抵抗体2
02に対して実行できるようになり、発熱動作が要求さ
れた期間のみヒータ用抵抗体202の発熱動作が選択的
に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図
ることができるといった効果を奏する。
【0170】同様に、ヒータ用抵抗体202の発熱動作
要求が生じた期間に限定してパルス駆動回路141が生
成するパルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイ
ミングを定電流駆動手段14に印加しパルス駆動回路1
41が生成するパルス信号のパルス数、パルス波高値、
又はタイミングに応じてヒータ用抵抗体202を発熱さ
せる制御ができるようになり、ヒータ用抵抗体202が
発熱動作を実行している期間に同期して、パルス駆動回
路141が生成するパルス信号のパルス数、パルス波高
値、又はタイミングを用いたフィードバック制御を演算
手段12の内部でのディジタル演算処理に依り実行して
ヒータ用抵抗体202の温度補償を実行できるようにな
り、ヒータ用抵抗体202の発熱動作が要求された期間
のみ発熱動作ヒータ用抵抗体202の温度補償が選択的
に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図
ることができるといった効果を奏する。
【0171】又発熱量制御装置10毎にヒータ用抵抗体
202とリファレンス抵抗体150の特性(抵抗値のば
らつきや温度係数)を一致させる作業工程を、フィード
バック制御量としてのパルス駆動回路141が生成する
パルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイミング
を用いた演算手段12の内部でのディジタル演算処理に
置き換えることができるようになる結果、抵抗体の特性
を一致させる作業工程を不要又は簡略化できるようにな
るといった効果を奏する。
【0172】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を、フィードバック制御量としてのパルス駆動回
路141が生成するパルス信号のパルス数、パルス波高
値、又はタイミングを用いた演算手段12の内部でのデ
ィジタル演算処理に置き換えることができるようになる
結果、温度係数の調整作業を不要又は簡略化できるよう
になるといった効果を奏する。
【0173】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及びヒータ用抵抗体20
2の抵抗値のばらつき及び温度係数を測定して調整する
作業工程を、フィードバック制御量としてのパルス駆動
回路141が生成するパルス信号のパルス数、パルス波
高値、又はタイミングを用いた演算手段12の内部での
ディジタル演算処理に置き換えることができるようにな
る結果、ばらつき及び温度係数を測定して調整する作業
工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労力を削
減できるようになるといった効果を奏する。
【0174】その結果、ヒータ用抵抗体202とリファ
レンス抵抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置
10毎に高精度でスクリーニングする作業工程を、フィ
ードバック制御量としてのパルス駆動回路141が生成
するパルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイミ
ングを用いた演算手段12の内部でのディジタル演算処
理に置き換えることができるようになる結果、スクリー
ニング作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化
し労力を削減できるようになるといった効果を奏する。
【0175】
【発明の実施の形態】初めに、図面に基づき、発熱量制
御装置の第1実施形態を説明する。
【0176】図1は、本発明の発熱量制御装置10の第
1実施形態を説明するための回路図である。
【0177】本実施形態の発熱量制御装置10は、印加
される駆動電流Iに応じた発熱量(単位は[ジュール又
はワット])を制御する発熱量制御装置10であって、
図1に示すように、定電流駆動手段14と駆動電流検出
手段16と演算手段12を有している。
【0178】この様に構成されている発熱量制御装置1
0は、測温抵抗体の抵抗値の変化に基づいて測定流体の
流量、流速又は流れる方向等を測定する流量計(フロー
センサ)に用いることができる。
【0179】フローセンサは、発熱体202として用い
られるヒータ用抵抗体(マイクロヒータと通常呼ばれて
いる)202と、ヒータ用抵抗体202に対して所定距
離を隔てた近傍に設けられた測温抵抗体と同一基板上に
有し、ヒータ用抵抗体202が生成した熱が測定流体
(具体的には、LPガスや都市ガス)を拡散する度合い
を測温抵抗体の抵抗値の変化を用いて検出し、この測温
抵抗体の抵抗値の変化に基づいて測定流体の流量、流速
又は流れる方向等を測定する機能を有している。なお、
第1実施形態の発熱量制御装置10を用いたフローセン
サの実施形態は後述する。
【0180】以下に、発熱量制御装置10の構成と作用
効果を説明する。
【0181】発熱体(マイクロヒータ)202として
は、印加される駆動電流Iに応じたジュール熱を発生す
る金属抵抗体を用いることができる。金属抵抗体として
は、Ni・Cr系合金抵抗体、Ni・Cr・Al系合金
抵抗体、白金(Pt)抵抗体、白金・ロジウム合金抵抗
体、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、タングス
テン(W)等の高融点金属合金抵抗体等を用いることが
望ましい。
【0182】マイクロヒータ202として金属抵抗体を
用いた場合、フィードバックループを構成する駆動電流
検出手段16を設けることに依り、金属抵抗体の抵抗値
の温度変化に応じて金属抵抗体の両端電圧を検出電圧値
に基づく帰還量として検出でき、周囲温度の影響に起因
する金属抵抗体の抵抗値の変化を検出できるようになる
といった効果を奏する。
【0183】更に、金属抵抗体の抵抗値の温度変化に応
じた検出電圧値に基づく帰還量と目標電圧値との残差が
減少するように定電流駆動手段14をフィードバック制
御する演算手段12をフィードバックループ内に設ける
ことに依り、金属抵抗体に供給される電力を金属抵抗体
の抵抗値の温度変化に関係なく一定に保持するフィード
バック制御ができるようになるといった効果を奏する。
【0184】これに依り、金属抵抗体の抵抗値が周囲温
度の影響を受けて変化した場合であっても、演算手段1
2の内部演算処理を用いて金属抵抗体に供給する駆動電
流Iを可変制御して、金属抵抗体の抵抗値の温度変化に
関係なく、金属抵抗体が発生する発熱量を一定に保持す
るフィードバック制御ができるようになるといった効果
を奏する。
【0185】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段12の内部演算処理を用いて
簡便に金属抵抗体に対して実行できるようになるといっ
た効果を奏する。
【0186】又発熱量制御装置10毎に金属抵抗体とリ
ファレンス抵抗体150の特性(抵抗値のばらつきや温
度係数)を一致させる作業工程を演算手段12の内部演
算処理に置き換えることができるようになる結果、抵抗
体の特性を一致させる作業工程を不要又は簡略化できる
ようになるといった効果を奏する。
【0187】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を演算手段12の内部演算処理に置き換えること
ができるようになる結果、温度係数の調整作業を不要又
は簡略化できるようになるといった効果を奏する。
【0188】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及び金属抵抗体の抵抗値
のばらつき及び温度係数を測定して調整する作業工程を
演算手段12の内部演算処理に置き換えることができる
ようになる結果、ばらつき及び温度係数を測定して調整
する作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し
労力を削減できるようになるといった効果を奏する。
【0189】その結果、金属抵抗体とリファレンス抵抗
体150の特性を製造工程で発熱量制御装置10毎に高
精度でスクリーニングする作業工程を演算手段12の内
部演算処理に置き換えることができるようになる結果、
スクリーニング作業工程を不要又は簡略化して作業時間
を短縮化し労力を削減できるようになるといった効果を
奏する。
【0190】又マイクロヒータ202としては、印加さ
れる駆動電流Iに応じたジュール熱を発生する非金属抵
抗体を用いることも可能である。ここで非金属抵抗体と
は、炭化ケイ素抵抗体、モリブデンケイ素抵抗体、炭素
抵抗体等を意味する。なお、効果は金属抵抗体の場合と
同様なので省略する。
【0191】定電流駆動手段14は、演算手段12から
出力されるディジタル信号としてのフィードバック制御
量に基づいて駆動電流Iを定電流化してマイクロヒータ
202に出力するように構成されている。
【0192】定電流駆動手段14は、具体的には、図1
に示すように、D/A変換回路142と定電流発生回路
144を有している。
【0193】D/A変換回路142は、演算手段12か
ら出力されるディジタル信号(具体的には、論理信号)
としてのフィードバック制御量をアナログ変換する機能
を有している。
【0194】定電流発生回路144は、D/A変換回路
142においてアナログ変換されたフィードバック制御
量(具体的には、オペアンプ144に入力可能なアナロ
グ電圧信号)に基づいて駆動電流Iを定電流化してマイ
クロヒータ202に出力する機能を有している。
【0195】具体的には、定電流発生回路144は、オ
ペアンプ144とトランジスタ146と抵抗素子148,
150から構成されている。
【0196】オペアンプ144の出力端子にはトランジ
スタ146のベースが接続され、トランジスタ146のエ
ミッタと(−)側の入力端子の間には抵抗素子148が
接続され、(−)側の入力端子と接地電位間には抵抗素
子150が接続され、D/A変換回路142においてアナ
ログ変換されたフィードバック制御量が(+)側の入力
端子に入力され、トランジスタ146のエミッタにはフ
ローセンサ20のマイクロヒータ202が接続され、定
電流が駆動電流Iとしてマイクロヒータ202に出力さ
れるるように構成されている。
【0197】以上説明したように、マイクロヒータ20
2の抵抗値の温度変化に応じた検出電圧値に基づくディ
ジタル量としてA/D変換回路162が生成する帰還量
と目標電圧値との残差が減少するように、ディジタル信
号としてのフィードバック制御量に基づいて定電流駆動
手段14をフィードバック制御する演算手段12をフィ
ードバックループ内に設けることに依り、マイクロヒー
タ202に供給される電力をマイクロヒータ202の抵
抗値の温度変化に関係なく一定に保持するフィードバッ
ク制御ができるようになるといった効果を奏する。
【0198】駆動電流検出手段16は、駆動電流Iが印
加された際にマイクロヒータ202の抵抗値の温度変化
に応じて、このマイクロヒータ202の両端に生じる電
圧を検出電圧値として検出する機能を有している。
【0199】駆動電流検出手段16は、マイクロヒータ
202の両端において検出した検出電圧値に基づいて帰
還量を生成しこの生成した帰還量を演算手段12に帰還
するように構成されている。
【0200】この様な制御ループを構成する駆動電流検
出手段16を設けることに依り、マイクロヒータ202
の抵抗値の温度変化に応じてマイクロヒータ202の両
端電圧を検出電圧値に基づく帰還量として検出でき、周
囲温度の影響に起因するマイクロヒータ202の抵抗値
の変化を検出できるようになるといった効果を奏する。
【0201】更に具体的に、駆動電流検出手段16を説
明する。
【0202】駆動電流検出手段16は、マイクロヒータ
202の抵抗値変化に対して検出した検出電圧値に基づ
いて帰還量を生成し、この生成した帰還量をディジタル
信号に変換して演算手段12に帰還するように構成され
ており、電圧増幅回路164とA/D変換回路162を
有している。
【0203】電圧増幅回路164は、マイクロヒータ2
02の抵抗値変化に対して検出した検出電圧値に基づい
て帰還量をアナログ信号として生成する機能を有してい
る。
【0204】電圧増幅回路164は、オペアンプを用い
て実現することが望ましい。この場合、オペアンプの
(−)側の入力端子と出力端子間に抵抗素子166が接
続され、(−)側の入力端子と接地電位間に抵抗素子1
68が接続され、マイクロヒータ202の抵抗値変化に
対して検出した検出電圧値は(+)側の入力端子に入力
され、生成されるアナログ信号は出力端子から出力され
るような回路構成となっている。
【0205】A/D変換回路162は、電圧増幅回路1
64が生成したアナログ信号(則ち、オペアンプの出力
端子から出力されるアナログ信号)をディジタル信号に
変換(則ち、アナログ/ディジタル信号変換)すると同
時に、このディジタル変換された帰還量をフィードバッ
クループ上の演算手段12に帰還する機能を有してい
る。
【0206】以上説明したように、フィードバックルー
プを構成する駆動電流検出手段16を設けることに依
り、マイクロヒータ202の抵抗値の温度変化に応じて
マイクロヒータ202の両端電圧を検出電圧値に基づく
ディジタル量としてA/D変換回路162が生成する帰
還量として検出でき、周囲温度の影響に起因するマイク
ロヒータ202の抵抗値の変化を検出できるようになる
といった効果を奏する。
【0207】更に、マイクロヒータ202の抵抗値の温
度変化に応じた検出電圧値に基づくディジタル量として
A/D変換回路162が生成する帰還量と目標電圧値と
の残差が減少するように定電流駆動手段14をフィード
バック制御する演算手段12をフィードバックループ内
に設けることに依り、マイクロヒータ202に供給され
る電力をマイクロヒータ202の抵抗値の温度変化に関
係なく一定に保持するフィードバック制御ができるよう
になるといった効果を奏する。
【0208】これに依り、マイクロヒータ202の抵抗
値が周囲温度の影響を受けて変化した場合であっても、
演算手段12の内部でのディジタル演算処理を用いてマ
イクロヒータ202に供給する駆動電流Iを可変制御し
て、マイクロヒータ202の抵抗値の温度変化に関係な
く、マイクロヒータ202が発生する発熱量を一定に保
持するフィードバック制御ができるようになるといった
効果を奏する。
【0209】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段12の内部でのディジタル演
算処理を用いて簡便にマイクロヒータ202に対して実
行できるようになるといった効果を奏する。
【0210】演算手段12は、マイクロヒータ202が
所定の発熱量を生成するために要する駆動電流Iをマイ
クロヒータ202に印加した際にこのマイクロヒータ2
02の両端に生じる電圧を目標電圧値として設定しこの
目標電圧値に応じた駆動電流Iを出力するように定電流
駆動手段14を制御すると同時に、駆動電流検出手段1
6が検出した検出電圧値とこの目標電圧値とを比較しこ
の検出電圧値とこの目標電圧値との残差が減少するよう
に定電流駆動手段14を制御する機能を有している。
【0211】演算手段12は、定電流駆動手段14から
出力される駆動電流Iに関して、駆動電流検出手段16
と共にフィードバックループを形成し、駆動電流検出手
段16から帰還される帰還量と目標電圧値との残差が減
少するように定電流駆動手段14に対するフィードバッ
ク制御を実行するように構成されている。
【0212】演算手段12は、具体的には、図1に示す
ように、駆動電流検出手段16から帰還されるディジタ
ル変換された帰還量と目標電圧値との残差を減少させる
フィードバック制御を実行する際に、定電流駆動手段1
4に対するフィードバック制御量をディジタル信号とし
て出力するように構成されている。この様な機能を有す
る演算手段12は、制御処理用のプロセッサ、内部演算
処理のプログラムコードが記述されたプログラム記憶用
のROM、演算記憶用のRAM、通信インタフェースを
中心にして構成されているマイクロコンピュータに依っ
て実現することが望ましい。
【0213】この様に、マイクロヒータ202の抵抗値
の温度変化に応じた検出電圧値に基づく帰還量と目標電
圧値との残差が減少するように定電流駆動手段14をフ
ィードバック制御する演算手段12をフィードバックル
ープ内に設けることに依り、マイクロヒータ202に供
給される電力をマイクロヒータ202の抵抗値の温度変
化に関係なく一定に保持するフィードバック制御ができ
るようになるといった効果を奏する。
【0214】則ち、マイクロヒータ202の抵抗値が周
囲温度の影響を受けて変化した場合であっても、演算手
段12の内部演算処理を用いてマイクロヒータ202に
供給する駆動電流Iを可変制御して、マイクロヒータ2
02の抵抗値の温度変化に関係なく、マイクロヒータ2
02が発生する発熱量を一定に保持するフィードバック
制御ができるようになるといった効果を奏する。
【0215】演算手段12の内部演算処理は、プログラ
ムコードで記述され制御処理用のプロセッサによって実
行されるプログラム処理を用いて実行することが望まし
い。
【0216】その結果、高精度の温度補償制御を演算手
段12の内部演算処理を用いて簡便にマイクロヒータ2
02に対して実行できるようになるといった効果を奏す
る。
【0217】又発熱量制御装置10毎にマイクロヒータ
202とリファレンス抵抗体150の特性(具体的に
は、抵抗値のばらつきや温度係数)を一致させる作業工
程を演算手段12の内部演算処理に置き換えることがで
きるようになる結果、抵抗体の特性を一致させる作業工
程を不要又は簡略化できるようになるといった効果を奏
する。
【0218】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を演算手段12の内部演算処理に置き換えること
ができるようになる結果、温度係数の調整作業を不要又
は簡略化できるようになるといった効果を奏する。
【0219】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及びマイクロヒータ20
2の抵抗値のばらつき及び温度係数を測定して調整する
作業工程を演算手段12の内部演算処理に置き換えるこ
とができるようになる結果、ばらつき及び温度係数を測
定して調整する作業工程を不要又は簡略化して作業時間
を短縮化し労力を削減できるようになるといった効果を
奏する。
【0220】その結果、マイクロヒータ202とリファ
レンス抵抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置
10毎に高精度でスクリーニングする作業工程を演算手
段12の内部演算処理に置き換えることができるように
なる結果、スクリーニング作業工程を不要又は簡略化し
て作業時間を短縮化し労力を削減できるようになるとい
った効果を奏する。
【0221】次に、図面に基づき、第1実施形態の発熱
量制御装置を用いたフローセンサの実施形態を説明す
る。
【0222】図1は、第1実施形態の発熱量制御装置1
0を用いたフローセンサ20を説明するための回路図で
ある。なお、第1実施形態の発熱量制御装置10におい
て既に記述したものと同一の部分については、同一符号
を付し、重複した説明は省略する。
【0223】図1に示すフローセンサ20は、マイクロ
ヒータ202と測温抵抗体と発熱量制御装置10を有
し、基台上にマイクロヒータ202とこのマイクロヒー
タ202に対して所定距離を隔てた近傍に独立して設け
られた測温抵抗体を有し、マイクロヒータ202が生成
した熱が測定流体を拡散する度合いを測温抵抗体の抵抗
値の変化を用いて検出することに依り、この測温抵抗体
の抵抗値の変化に基づいて測定流体(具体的には、LP
ガス)の流量、流速又は流れる方向等を測定する機能を
有している。マイクロヒータ202は、前述のマイクロ
ヒータ202を用いた薄膜形状の素子である。
【0224】測温抵抗体は、マイクロヒータ202の近
傍にこのマイクロヒータ202と所定距離を隔てた近傍
に設けられた薄膜形状の素子である。
【0225】発熱量制御装置10は、マイクロヒータ2
02が所定の発熱量を生成するようにフィードバック制
御を実行するために用いられている。
【0226】則ち、フィードバックループを構成する駆
動電流検出手段16を設けることに依り、マイクロヒー
タ202の抵抗値の温度変化に応じてマイクロヒータ2
02の両端電圧を検出電圧値に基づくディジタル量とし
てA/D変換回路162が生成する帰還量として検出で
き、周囲温度の影響に起因するマイクロヒータ202の
抵抗値の変化を検出できるようになるといった効果を奏
する。
【0227】更に、マイクロヒータ202の抵抗値の温
度変化に応じた検出電圧値に基づくディジタル量として
A/D変換回路162が生成する帰還量と目標電圧値と
の残差が減少するように定電流駆動手段14をフィード
バック制御する演算手段12をフィードバックループ内
に設けることに依り、マイクロヒータ202に供給され
る電力をマイクロヒータ202の抵抗値の温度変化に関
係なく一定に保持するフィードバック制御ができるよう
になるといった効果を奏する。
【0228】これに依り、マイクロヒータ202の抵抗
値が周囲温度の影響を受けて変化した場合であっても、
演算手段12の内部でのディジタル演算処理を用いてマ
イクロヒータ202に供給する駆動電流Iを可変制御し
て、マイクロヒータ202の抵抗値の温度変化に関係な
く、マイクロヒータ202が発生する発熱量を一定に保
持するフィードバック制御ができるようになるといった
効果を奏する。
【0229】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段12の内部でのディジタル演
算処理を用いて簡便にマイクロヒータ202に対して実
行できるようになるといった効果を奏する。
【0230】又発熱量制御装置10毎にマイクロヒータ
202とリファレンス抵抗体150の特性(抵抗値のば
らつきや温度係数)を一致させる作業工程を演算手段1
2の内部でのディジタル演算処理に置き換えることがで
きるようになる結果、抵抗体の特性を一致させる作業工
程を不要又は簡略化できるようになるといった効果を奏
する。
【0231】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を演算手段12の内部でのディジタル演算処理に
置き換えることができるようになる結果、温度係数の調
整作業を不要又は簡略化できるようになるといった効果
を奏する。
【0232】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及びマイクロヒータ20
2の抵抗値のばらつき及び温度係数を測定して調整する
作業工程を演算手段12の内部でのディジタル演算処理
に置き換えることができるようになる結果、ばらつき及
び温度係数を測定して調整する作業工程を不要又は簡略
化して作業時間を短縮化し労力を削減できるようになる
といった効果を奏する。
【0233】その結果、マイクロヒータ202とリファ
レンス抵抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置
10毎に高精度でスクリーニングする作業工程を演算手
段12の内部でのディジタル演算処理に置き換えること
ができるようになる結果、スクリーニング作業工程を不
要又は簡略化して作業時間を短縮化し労力を削減できる
ようになるといった効果を奏する。
【0234】次に、図面に基づき、発熱量制御装置の第
2実施形態を説明する。
【0235】図2は、本発明の発熱量制御装置10の第
2実施形態を説明するための回路図である。なお、第1
実施形態の発熱量制御装置10において既に記述したも
のと同一の部分については、同一符号を付し、重複した
説明は省略する。
【0236】本実施形態では、演算手段12が、駆動電
流検出手段16から帰還されるディジタル変換された帰
還量と目標電圧値との残差を減少させるフィードバック
制御を実行する際に、定電流駆動手段14に対するフィ
ードバック制御量をパルス信号として出力するように構
成されている点に特徴を有している。
【0237】演算手段12は、駆動電流検出手段16か
ら帰還されるディジタル変換された帰還量に応じて、検
出電圧値と目標電圧値との残差が減少するようにパルス
信号のパルス幅を可変設定する機能を有している。
【0238】則ち、パルス信号のパルス幅を任意に設定
可能とすることに依り、定電流駆動手段14に印加され
ている期間をパルス信号のパルス幅に依って一意的に制
御できるようになるといった効果を奏する。
【0239】その結果、マイクロヒータ202の発熱動
作期間をパルス信号のパルス幅に依って一意的に制御で
きるようになる。
【0240】則ち、マイクロヒータ202の発熱動作期
間をパルス信号のパルス幅に依って一意的に制御できる
ようになり、発熱動作が要求された期間のみマイクロヒ
ータ202の発熱動作が選択的に可能となる結果、発熱
動作に対する低消費電力化を図ることができるといった
効果を奏する。
【0241】更に、マイクロヒータ202の発熱動作の
開始に同期して、フィードバック制御量としてのパルス
信号のパルス幅を用いて、マイクロヒータ202の温度
補償にかかるフィードバック制御を演算手段12の内部
でディジタル演算処理を実行するマイクロヒータ202
に対して実行できるようになり、発熱動作が要求された
期間のみマイクロヒータ202の発熱動作が選択的に可
能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図るこ
とができるといった効果を奏する。
【0242】同様に、マイクロヒータ202の発熱動作
要求が生じた期間に限定してパルス信号を定電流駆動手
段14に印加しパルス信号のパルス幅に応じてマイクロ
ヒータ202を発熱させる制御ができるようになり、マ
イクロヒータ202が発熱動作を実行している期間に同
期して、パルス信号のパルス幅を用いたフィードバック
制御を演算手段12の内部でのディジタル演算処理に依
り実行してマイクロヒータ202の温度補償を実行でき
るようになり、マイクロヒータ202の発熱動作が要求
された期間のみ発熱動作マイクロヒータ202の温度補
償が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低消費
電力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0243】又演算手段12は、駆動電流検出手段16
から帰還されるディジタル変換された帰還量に応じて、
検出電圧値と目標電圧値との残差が減少するように単位
時間当たりに出力するパルス数を可変設定してパルス信
号を生成する機能も有している。
【0244】則ち、パルス信号のパルス数を任意に設定
可能とすることに依り、定電流駆動手段14に印加され
ている期間をパルス信号のパルス数に依って一意的に制
御できるようになるといった効果を奏する。
【0245】その結果、マイクロヒータ202の発熱動
作期間をパルス信号のパルス数に依って一意的に制御で
きるようになる。
【0246】則ち、マイクロヒータ202の発熱動作期
間をパルス信号のパルス数に依って一意的に制御できる
ようになり、発熱動作が要求された期間のみマイクロヒ
ータ202の発熱動作が選択的に可能となる結果、発熱
動作に対する低消費電力化を図ることができるといった
効果を奏する。
【0247】更に、マイクロヒータ202の発熱動作の
開始に同期して、フィードバック制御量としてのパルス
信号のパルス数を用いて、マイクロヒータ202の温度
補償にかかるフィードバック制御を演算手段12の内部
でディジタル演算処理を実行するマイクロヒータ202
に対して実行できるようになり、発熱動作が要求された
期間のみマイクロヒータ202の発熱動作が選択的に可
能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図るこ
とができるといった効果を奏する。
【0248】同様に、マイクロヒータ202の発熱動作
要求が生じた期間に限定してパルス信号を定電流駆動手
段14に印加しパルス信号のパルス数に応じてマイクロ
ヒータ202を発熱させる制御ができるようになり、マ
イクロヒータ202が発熱動作を実行している期間に同
期して、パルス信号のパルス数を用いたフィードバック
制御を演算手段12の内部でのディジタル演算処理に依
り実行してマイクロヒータ202の温度補償を実行でき
るようになり、マイクロヒータ202の発熱動作が要求
された期間のみ発熱動作マイクロヒータ202の温度補
償が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低消費
電力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0249】又演算手段12は、駆動電流検出手段16
から帰還されるディジタル変換された帰還量に応じて、
検出電圧値と目標電圧値との残差が減少するようにパル
ス信号のパルス波高値を可変設定する機能も有してい
る。
【0250】則ち、パルス信号のパルス波高値を任意に
設定可能とすることに依り、定電流駆動手段14に印加
されている期間をパルス信号のパルス波高値に依って一
意的に制御できるようになるといった効果を奏する。
【0251】その結果、マイクロヒータ202の発熱動
作期間をパルス信号のパルス波高値に依って一意的に制
御できるようになる。
【0252】則ち、マイクロヒータ202の発熱動作期
間をパルス信号のパルス波高値に依って一意的に制御で
きるようになり、発熱動作が要求された期間のみマイク
ロヒータ202の発熱動作が選択的に可能となる結果、
発熱動作に対する低消費電力化を図ることができるとい
った効果を奏する。
【0253】更に、マイクロヒータ202の発熱動作の
開始に同期して、フィードバック制御量としてのパルス
信号のパルス波高値を用いて、マイクロヒータ202の
温度補償にかかるフィードバック制御を演算手段12の
内部でディジタル演算処理を実行するマイクロヒータ2
02に対して実行できるようになり、発熱動作が要求さ
れた期間のみマイクロヒータ202の発熱動作が選択的
に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図
ることができるといった効果を奏する。
【0254】同様に、マイクロヒータ202の発熱動作
要求が生じた期間に限定してパルス信号を定電流駆動手
段14に印加しパルス信号のパルス波高値に応じてマイ
クロヒータ202を発熱させる制御ができるようにな
り、マイクロヒータ202が発熱動作を実行している期
間に同期して、パルス信号のパルス波高値を用いたフィ
ードバック制御を演算手段12の内部でのディジタル演
算処理に依り実行してマイクロヒータ202の温度補償
を実行できるようになり、マイクロヒータ202の発熱
動作が要求された期間のみ発熱動作マイクロヒータ20
2の温度補償が選択的に可能となる結果、発熱動作に対
する低消費電力化を図ることができるといった効果を奏
する。
【0255】又演算手段12は、駆動電流検出手段16
から帰還されるディジタル変換された帰還量に応じて、
検出電圧値と目標電圧値との残差が減少するようにパル
ス信号を出力するタイミングを設定する機能も有してい
る。
【0256】則ち、パルス信号の出力タイミングを任意
に設定可能とすることに依り、定電流駆動手段14に印
加されている期間をパルス信号の出力タイミングに依っ
て一意的に制御できるようになるといった効果を奏す
る。
【0257】その結果、マイクロヒータ202の発熱動
作期間をパルス信号の出力タイミングに依って一意的に
制御できるようになる。
【0258】則ち、マイクロヒータ202の発熱動作期
間をパルス信号の出力タイミングに依って一意的に制御
できるようになり、発熱動作が要求された期間のみマイ
クロヒータ202の発熱動作が選択的に可能となる結
果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることができる
といった効果を奏する。
【0259】更に、マイクロヒータ202の発熱動作の
開始に同期して、フィードバック制御量としてのパルス
信号の出力タイミングを用いて、マイクロヒータ202
の温度補償にかかるフィードバック制御を演算手段12
の内部でディジタル演算処理を実行するマイクロヒータ
202に対して実行できるようになり、発熱動作が要求
された期間のみマイクロヒータ202の発熱動作が選択
的に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を
図ることができるといった効果を奏する。
【0260】同様に、マイクロヒータ202の発熱動作
要求が生じた期間に限定してパルス信号を定電流駆動手
段14に印加しパルス信号の出力タイミングに応じてマ
イクロヒータ202を発熱させる制御ができるようにな
り、マイクロヒータ202が発熱動作を実行している期
間に同期して、パルス信号の出力タイミングを用いたフ
ィードバック制御を演算手段12の内部でのディジタル
演算処理に依り実行してマイクロヒータ202の温度補
償を実行できるようになり、マイクロヒータ202の発
熱動作が要求された期間のみ発熱動作マイクロヒータ2
02の温度補償が選択的に可能となる結果、発熱動作に
対する低消費電力化を図ることができるといった効果を
奏する。
【0261】具体的には、パルス信号の出力タイミング
をフローセンサ20が流量を測定するタイミングに設定
し、パルス幅を20ms(デューティ20%)、パルス
波高値を電源電位Vcc、又単位時間当たりに出力するパ
ルス数を6秒当たり1回、4回、8回に設定している。
【0262】定電流駆動手段14は、演算手段12から
出力されるパルス信号としてのフィードバック制御量に
基づいて駆動電流Iを定電流化してマイクロヒータ20
2に出力する機能を有している。
【0263】具体的には、定電流駆動手段14は、図2
に示すように、前述の定電流発生回路144とパルス駆
動回路141を有している。
【0264】定電流発生回路144は、パルス信号に基
づいて駆動電流Iを定電流化してマイクロヒータ202
に出力する機能を有している。
【0265】パルス駆動回路141は、演算手段12か
ら出力されるパルス信号を所定の電圧レベル(具体的に
は、電源電位Vcc−接地電位)のパルス信号に変換する
pチャネル型のMOSFET1412と、このMOSF
ET1412のゲート電位を制御するためのトランジス
タ1414によって構成されている。
【0266】MOSFET1412のドレインは電源電
位Vccに接続され、ソースはオペアンプ144の(+)
入力端子に接続されている。ここでトランジスタ141
4は、エミッタが接地された状態で、演算手段12の出
力信号がベースに入力されている。
【0267】具体的なパルス駆動回路141は、演算手
段12がパルス信号(論理信号)をトランジスタ141
4に入力し、トランジスタ1414がパルス信号に応じ
てMOSFET1412をスイッチング制御し、MOS
FET1412がパルス信号の論理値Lに応じて活性化
されて電源電位Vccの信号レベルを有するパルス信号を
出力し、又パルス信号の論理値Hに応じて不活性化され
て接地電位の信号レベルを有するパルス信号を出力す
る。
【0268】定電流発生回路144は、パルス駆動回路
141において所定の電圧レベルに変換されたフィード
バック制御量に基づいて駆動電流Iを定電流化してマイ
クロヒータ202に出力する機能を有している。
【0269】則ち、マイクロヒータ202の抵抗値の温
度変化に応じた検出電圧値に基づくディジタル量として
の帰還量と目標電圧値との残差が減少するように、フィ
ードバック制御量としてのパルス駆動回路141が生成
するパルス信号を用いて、定電流駆動手段14をフィー
ドバック制御する演算手段12をフィードバックループ
内に設けることに依り、マイクロヒータ202の抵抗値
の温度変化に関係なく、パルス変調に固有の高精度でマ
イクロヒータ202に供給される電力を一定に保持する
フィードバック制御を高い確度及び再現性を以て実現で
きるようになるといった効果を奏する。
【0270】これに依り、マイクロヒータ202の抵抗
値が周囲温度の影響を受けて変化した場合であっても、
フィードバック制御量としてのパルス駆動回路141が
生成するパルス信号を用いて、演算手段12の内部での
ディジタル演算処理を実行しマイクロヒータ202に供
給する駆動電流Iを可変制御して、マイクロヒータ20
2の抵抗値の温度変化に関係なく、マイクロヒータ20
2が発生する発熱量を一定に保持するフィードバック制
御を高い確度及び再現性を以て実現できるようになると
いった効果を奏する。
【0271】その結果、フィードバック制御量としての
パルス駆動回路141が生成するパルス信号を用いて、
高精度の温度補償にかかるフィードバック制御を演算手
段12の内部でディジタル演算処理を実行するマイクロ
ヒータ202に対して実行できるようになるといった効
果を奏する。
【0272】又、パルス駆動回路141が生成するパル
ス信号を任意に設定可能とすることに依り、定電流駆動
手段14に印加されている期間をパルス駆動回路141
が生成するパルス信号に依って一意的に制御できるよう
になるといった効果を奏する。
【0273】その結果、マイクロヒータ202の発熱動
作期間をパルス駆動回路141が生成するパルス信号に
依って一意的に制御できるようになる。
【0274】則ち、マイクロヒータ202の発熱動作期
間をパルス駆動回路141が生成するパルス信号に依っ
て一意的に制御できるようになり、発熱動作が要求され
た期間のみマイクロヒータ202の発熱動作が選択的に
可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図る
ことができるといった効果を奏する。
【0275】更に、マイクロヒータ202の発熱動作の
開始に同期して、フィードバック制御量としてのパルス
駆動回路141が生成するパルス信号を用いて、マイク
ロヒータ202の温度補償にかかるフィードバック制御
を演算手段12の内部でディジタル演算処理を実行する
マイクロヒータ202に対して実行できるようになり、
発熱動作が要求された期間のみマイクロヒータ202の
発熱動作が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する
低消費電力化を図ることができるといった効果を奏す
る。
【0276】同様に、マイクロヒータ202の発熱動作
要求が生じた期間に限定してパルス駆動回路141が生
成するパルス信号を定電流駆動手段14に印加しパルス
駆動回路141が生成するパルス信号に応じてマイクロ
ヒータ202を発熱させる制御ができるようになり、マ
イクロヒータ202が発熱動作を実行している期間に同
期して、パルス駆動回路141が生成するパルス信号を
用いたフィードバック制御を演算手段12の内部でのデ
ィジタル演算処理に依り実行してマイクロヒータ202
の温度補償を実行できるようになり、マイクロヒータ2
02の発熱動作が要求された期間のみ発熱動作マイクロ
ヒータ202の温度補償が選択的に可能となる結果、発
熱動作に対する低消費電力化を図ることができるといっ
た効果を奏する。
【0277】又発熱量制御装置10毎にマイクロヒータ
202とリファレンス抵抗体150の特性(抵抗値のば
らつきや温度係数)を一致させる作業工程を、フィード
バック制御量としてのパルス駆動回路141が生成する
パルス信号を用いた演算手段12の内部でのディジタル
演算処理に置き換えることができるようになる結果、抵
抗体の特性を一致させる作業工程を不要又は簡略化でき
るようになるといった効果を奏する。
【0278】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を、フィードバック制御量としてのパルス駆動回
路141が生成するパルス信号を用いた演算手段12の
内部でのディジタル演算処理に置き換えることができる
ようになる結果、温度係数の調整作業を不要又は簡略化
できるようになるといった効果を奏する。
【0279】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及びマイクロヒータ20
2の抵抗値のばらつき及び温度係数を測定して調整する
作業工程を、フィードバック制御量としてのパルス駆動
回路141が生成するパルス信号を用いた演算手段12
の内部でのディジタル演算処理に置き換えることができ
るようになる結果、ばらつき及び温度係数を測定して調
整する作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化
し労力を削減できるようになるといった効果を奏する。
【0280】その結果、マイクロヒータ202とリファ
レンス抵抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置
10毎に高精度でスクリーニングする作業工程を、フィ
ードバック制御量としてのパルス駆動回路141が生成
するパルス信号を用いた演算手段12の内部でのディジ
タル演算処理に置き換えることができるようになる結
果、スクリーニング作業工程を不要又は簡略化して作業
時間を短縮化し労力を削減できるようになるといった効
果を奏する。
【0281】本実施形態では、設定器18を用いること
が可能である。
【0282】設定器18は、演算手段12に接続され、
パルス信号のパルス幅、単位時間当たりに出力するパル
ス数、パルス波高値又はタイミングの少なくともいずれ
かを演算手段12に代わって設定する機能を有してい
る。
【0283】具体的には、汎用のインターフェースを介
して発熱量制御装置10に接続されたデータターミナル
や携帯端末を用いることが望ましい。
【0284】この様な設定器18を外部接続可能とする
ことに依り、発熱量制御装置10の外部からパルス信号
のパルス数、パルス波高値、又はタイミングを任意に設
定可能とすることに依り、定電流駆動手段14に印加さ
れている期間を、設定器18を用いて設定したパルス
数、パルス波高値、又はタイミングに依って一意的に制
御できるようになるといった効果を奏する。
【0285】その結果、マイクロヒータ202の発熱動
作期間を設定器18を用いて設定したパルス数、パルス
波高値、又はタイミングに依って一意的に制御できるよ
うになる。
【0286】則ち、マイクロヒータ202の発熱動作期
間を、設定器18を用いて設定したパルス数、パルス波
高値、又はタイミングに依って一意的に制御できるよう
になり、発熱動作が要求された期間のみマイクロヒータ
202の発熱動作が選択的に可能となる結果、発熱動作
に対する低消費電力化を図ることができるといった効果
を奏する。
【0287】更に、マイクロヒータ202の発熱動作の
開始に同期して、設定器18を用いて設定したパルス
数、パルス波高値、又はタイミングを用いて、マイクロ
ヒータ202の温度補償にかかるフィードバック制御を
演算手段12の内部でディジタル演算処理を実行するマ
イクロヒータ202に対して実行できるようになり、発
熱動作が要求された期間のみマイクロヒータ202の発
熱動作が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低
消費電力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0288】同様に、マイクロヒータ202の発熱動作
要求が生じた期間に限定してパルス信号を定電流駆動手
段14に印加し設定器18を用いて設定したパルス数、
パルス波高値、又はタイミングに応じてマイクロヒータ
202を発熱させる制御ができるようになり、マイクロ
ヒータ202が発熱動作を実行している期間に同期し
て、設定器18を用いて設定したパルス数、パルス波高
値、又はタイミングを用いたフィードバック制御を演算
手段12の内部でのディジタル演算処理に依り実行して
マイクロヒータ202の温度補償を実行できるようにな
り、マイクロヒータ202の発熱動作が要求された期間
のみ発熱動作マイクロヒータ202の温度補償が選択的
に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図
ることができるといった効果を奏する。
【0289】以上説明したように、本実施形態の発熱量
制御装置10に依れば、フィードバックループを構成す
る駆動電流検出手段16を設けることに依り、マイクロ
ヒータ202の抵抗値の温度変化に応じてマイクロヒー
タ202の両端電圧を検出電圧値に基づくディジタル量
としての帰還量として検出でき、周囲温度の影響に起因
するマイクロヒータ202の抵抗値の変化を検出できる
ようになるといった効果を奏する。
【0290】更に、マイクロヒータ202の抵抗値の温
度変化に応じた検出電圧値に基づくディジタル量として
の帰還量と目標電圧値との残差が減少するように、フィ
ードバック制御量としてのパルス信号を用いて、定電流
駆動手段14をフィードバック制御する演算手段12を
フィードバックループ内に設けることに依り、マイクロ
ヒータ202の抵抗値の温度変化に関係なく、パルス変
調に固有の高精度でマイクロヒータ202に供給される
電力を一定に保持するフィードバック制御を高い確度及
び再現性を以て実現できるようになるといった効果を奏
する。
【0291】これに依り、マイクロヒータ202の抵抗
値が周囲温度の影響を受けて変化した場合であっても、
フィードバック制御量としてのパルス信号を用いて、演
算手段12の内部でのディジタル演算処理を実行しマイ
クロヒータ202に供給する駆動電流Iを可変制御し
て、マイクロヒータ202の抵抗値の温度変化に関係な
く、マイクロヒータ202が発生する発熱量を一定に保
持するフィードバック制御を高い確度及び再現性を以て
実現できるようになるといった効果を奏する。
【0292】その結果、フィードバック制御量としての
パルス信号を用いて、高精度の温度補償にかかるフィー
ドバック制御を演算手段12の内部でディジタル演算処
理を実行するマイクロヒータ202に対して実行できる
ようになるといった効果を奏する。
【0293】又、パルス信号が定電流駆動手段14に印
加されている間のみマイクロヒータ202の発熱動作を
可能とすることができるようになり、発熱動作が要求さ
れた期間のみマイクロヒータ202の発熱動作が選択的
に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図
ることができるといった効果を奏する。
【0294】更に、マイクロヒータ202の発熱動作の
開始に同期して、フィードバック制御量としてのパルス
信号を用いて、マイクロヒータ202の温度補償にかか
るフィードバック制御を演算手段12の内部でディジタ
ル演算処理を実行するマイクロヒータ202に対して実
行できるようになり、発熱動作が要求された期間のみマ
イクロヒータ202の発熱動作が選択的に可能となる結
果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることができる
といった効果を奏する。
【0295】同様に、マイクロヒータ202の発熱動作
要求が生じた期間に限定してパルス信号を定電流駆動手
段14に印加してマイクロヒータ202を発熱させる制
御ができるようになり、マイクロヒータ202が発熱動
作を実行している期間に同期して、パルス信号を用いた
フィードバック制御を演算手段12の内部でのディジタ
ル演算処理に依り実行してマイクロヒータ202の温度
補償を実行できるようになり、マイクロヒータ202の
発熱動作が要求された期間のみ発熱動作マイクロヒータ
202の温度補償が選択的に可能となる結果、発熱動作
に対する低消費電力化を図ることができるといった効果
を奏する。
【0296】又発熱量制御装置10毎にマイクロヒータ
202とリファレンス抵抗体150の特性(抵抗値のば
らつきや温度係数)を一致させる作業工程を、フィード
バック制御量としてのパルス信号を用いた演算手段12
の内部でのディジタル演算処理に置き換えることができ
るようになる結果、抵抗体の特性を一致させる作業工程
を不要又は簡略化できるようになるといった効果を奏す
る。
【0297】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を、フィードバック制御量としてのパルス信号を
用いた演算手段12の内部でのディジタル演算処理に置
き換えることができるようになる結果、温度係数の調整
作業を不要又は簡略化できるようになるといった効果を
奏する。
【0298】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及びマイクロヒータ20
2の抵抗値のばらつき及び温度係数を測定して調整する
作業工程を、フィードバック制御量としてのパルス信号
を用いた演算手段12の内部でのディジタル演算処理に
置き換えることができるようになる結果、ばらつき及び
温度係数を測定して調整する作業工程を不要又は簡略化
して作業時間を短縮化し労力を削減できるようになると
いった効果を奏する。
【0299】その結果、マイクロヒータ202とリファ
レンス抵抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置
10毎に高精度でスクリーニングする作業工程を、フィ
ードバック制御量としてのパルス信号を用いた演算手段
12の内部でのディジタル演算処理に置き換えることが
できるようになる結果、スクリーニング作業工程を不要
又は簡略化して作業時間を短縮化し労力を削減できるよ
うになるといった効果を奏する。
【0300】次に、図面に基づき、第2実施形態の発熱
量制御装置を用いたフローセンサの実施形態を説明す
る。
【0301】図2は、第2実施形態の発熱量制御装置1
0を用いたフローセンサ20の第2実施形態を説明する
ための回路図である。なお、第1実施形態の発熱量制御
装置10、第1実施形態の発熱量制御装置10を用いた
フローセンサの実施形態、又は第2実施形態の発熱量制
御装置10において既に記述したものと同一の部分につ
いては、同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0302】本実施形態のフローセンサ20は、マイク
ロヒータ202を用いたマイクロヒータ202と、マイ
クロヒータ202の近傍にこのマイクロヒータ202と
所定距離を隔てた近傍に設けられた測温抵抗体と、マイ
クロヒータ202が所定の発熱量を生成するようにフィ
ードバック制御を実行する発熱量制御装置10を有して
いる。
【0303】この場合、発熱量制御装置10がパルス信
号を出力するタイミングは、測温抵抗体を用いた流量測
定に同期するように設定されている。
【0304】以上説明したように、本実施形態のフロー
センサ20に依れば、フィードバックループを構成する
駆動電流検出手段16を設けることに依り、マイクロヒ
ータ202の抵抗値の温度変化に応じてマイクロヒータ
202の両端電圧を検出電圧値に基づくディジタル量と
しての帰還量として検出でき、周囲温度の影響に起因す
るマイクロヒータ202の抵抗値の変化を検出できるよ
うになるといった効果を奏する。
【0305】更に、マイクロヒータ202の抵抗値の温
度変化に応じた検出電圧値に基づくディジタル量として
の帰還量と目標電圧値との残差が減少するように、フィ
ードバック制御量としてのパルス駆動回路141が生成
するパルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイミ
ングを用いて、定電流駆動手段14をフィードバック制
御する演算手段12をフィードバックループ内に設ける
ことに依り、マイクロヒータ202の抵抗値の温度変化
に関係なく、パルス変調に固有の高精度でマイクロヒー
タ202に供給される電力を一定に保持するフィードバ
ック制御を高い確度及び再現性を以て実現できるように
なるといった効果を奏する。
【0306】これに依り、マイクロヒータ202の抵抗
値が周囲温度の影響を受けて変化した場合であっても、
フィードバック制御量としてのパルス駆動回路141が
生成するパルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタ
イミングを用いて、演算手段12の内部でのディジタル
演算処理を実行しマイクロヒータ202に供給する駆動
電流Iを可変制御して、マイクロヒータ202の抵抗値
の温度変化に関係なく、マイクロヒータ202が発生す
る発熱量を一定に保持するフィードバック制御を高い確
度及び再現性を以て実現できるようになるといった効果
を奏する。
【0307】その結果、フィードバック制御量としての
パルス駆動回路141が生成するパルス信号のパルス
数、パルス波高値、又はタイミングを用いて、高精度の
温度補償にかかるフィードバック制御を演算手段12の
内部でディジタル演算処理を実行するマイクロヒータ2
02に対して実行できるようになるといった効果を奏す
る。
【0308】又、パルス駆動回路141が生成するパル
ス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイミングを任
意に設定可能とすることに依り、定電流駆動手段14に
印加されている期間をパルス駆動回路141が生成する
パルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイミング
に依って一意的に制御できるようになるといった効果を
奏する。
【0309】その結果、マイクロヒータ202の発熱動
作期間をパルス駆動回路141が生成するパルス信号の
パルス数、パルス波高値、又はタイミングに依って一意
的に制御できるようになる。
【0310】則ち、マイクロヒータ202の発熱動作期
間をパルス駆動回路141が生成するパルス信号のパル
ス数、パルス波高値、又はタイミングに依って一意的に
制御できるようになり、発熱動作が要求された期間のみ
マイクロヒータ202の発熱動作が選択的に可能となる
結果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることができ
るといった効果を奏する。
【0311】更に、マイクロヒータ202の発熱動作の
開始に同期して、フィードバック制御量としてのパルス
駆動回路141が生成するパルス信号のパルス数、パル
ス波高値、又はタイミングを用いて、マイクロヒータ2
02の温度補償にかかるフィードバック制御を演算手段
12の内部でディジタル演算処理を実行するマイクロヒ
ータ202に対して実行できるようになり、発熱動作が
要求された期間のみマイクロヒータ202の発熱動作が
選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力
化を図ることができるといった効果を奏する。
【0312】同様に、マイクロヒータ202の発熱動作
要求が生じた期間に限定してパルス駆動回路141が生
成するパルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイ
ミングを定電流駆動手段14に印加しパルス駆動回路1
41が生成するパルス信号のパルス数、パルス波高値、
又はタイミングに応じてマイクロヒータ202を発熱さ
せる制御ができるようになり、マイクロヒータ202が
発熱動作を実行している期間に同期して、パルス駆動回
路141が生成するパルス信号のパルス数、パルス波高
値、又はタイミングを用いたフィードバック制御を演算
手段12の内部でのディジタル演算処理に依り実行して
マイクロヒータ202の温度補償を実行できるようにな
り、マイクロヒータ202の発熱動作が要求された期間
のみ発熱動作マイクロヒータ202の温度補償が選択的
に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図
ることができるといった効果を奏する。
【0313】又発熱量制御装置10毎にマイクロヒータ
202とリファレンス抵抗体150の特性(抵抗値のば
らつきや温度係数)を一致させる作業工程を、フィード
バック制御量としてのパルス駆動回路141が生成する
パルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイミング
を用いた演算手段12の内部でのディジタル演算処理に
置き換えることができるようになる結果、抵抗体の特性
を一致させる作業工程を不要又は簡略化できるようにな
るといった効果を奏する。
【0314】又、発熱量制御装置10毎の温度係数の調
整作業を、フィードバック制御量としてのパルス駆動回
路141が生成するパルス信号のパルス数、パルス波高
値、又はタイミングを用いた演算手段12の内部でのデ
ィジタル演算処理に置き換えることができるようになる
結果、温度係数の調整作業を不要又は簡略化できるよう
になるといった効果を奏する。
【0315】具体的には、発熱量制御装置10毎のリフ
ァレンス抵抗体150の抵抗値及びマイクロヒータ20
2の抵抗値のばらつき及び温度係数を測定して調整する
作業工程を、フィードバック制御量としてのパルス駆動
回路141が生成するパルス信号のパルス数、パルス波
高値、又はタイミングを用いた演算手段12の内部での
ディジタル演算処理に置き換えることができるようにな
る結果、ばらつき及び温度係数を測定して調整する作業
工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労力を削
減できるようになるといった効果を奏する。
【0316】その結果、マイクロヒータ202とリファ
レンス抵抗体150の特性を製造工程で発熱量制御装置
10毎に高精度でスクリーニングする作業工程を、フィ
ードバック制御量としてのパルス駆動回路141が生成
するパルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイミ
ングを用いた演算手段12の内部でのディジタル演算処
理に置き換えることができるようになる結果、スクリー
ニング作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化
し労力を削減できるようになるといった効果を奏する。
【0317】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に依れば、駆動電
流検出手段を設けることに依り、発熱体の抵抗値の変化
に応じて発熱体の両端電圧を検出電圧値として検出する
ことに依り、周囲温度の影響に起因する発熱体の抵抗値
の変化を検出できるようになるといった効果を奏する。
【0318】更に、発熱体の抵抗値の変化に応じた検出
電圧値と目標電圧値との残差が減少するように定電流駆
動手段を制御する演算手段を設けることに依り、発熱体
に供給される電力を発熱体の抵抗値の変化に関係なく一
定に保持する制御ができるようになるといった効果を奏
する。
【0319】これに依り、発熱体の抵抗値が周囲温度の
影響を受けて変化した場合であっても、演算手段の内部
演算処理を用いて発熱体に供給する駆動電流を可変制御
して、発熱体の抵抗値の変化に関係なく、発熱体が発生
する発熱量を一定に保持する制御ができるようになると
いった効果を奏する。
【0320】その結果、高精度の温度補償制御を演算手
段の内部演算処理を用いて簡便に発熱体に対して実行で
きるようになるといった効果を奏する。
【0321】又発熱量制御装置毎に発熱体とリファレン
ス抵抗体の特性(具体的には、抵抗値のばらつきや温度
係数)を一致させる作業工程を演算手段の内部演算処理
に置き換えることができるようになる結果、抵抗体の特
性を一致させる作業工程を不要又は簡略化できるように
なるといった効果を奏する。
【0322】又、発熱量制御装置毎の温度係数の調整作
業を演算手段の内部演算処理に置き換えることができる
ようになる結果、温度係数の調整作業を不要又は簡略化
できるようになるといった効果を奏する。
【0323】具体的には、発熱量制御装置毎のリファレ
ンス抵抗体の抵抗値及び発熱体の抵抗値のばらつき及び
温度係数を測定して調整する作業工程を演算手段の内部
演算処理に置き換えることができるようになる結果、ば
らつき及び温度係数を測定して調整する作業工程を不要
又は簡略化して作業時間を短縮化し労力を削減できるよ
うになるといった効果を奏する。
【0324】その結果、発熱体とリファレンス抵抗体の
特性を製造工程で発熱量制御装置毎に高精度でスクリー
ニングする作業工程を演算手段の内部演算処理に置き換
えることができるようになる結果、スクリーニング作業
工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労力を削
減できるようになるといった効果を奏する。
【0325】なお、本請求項における演算手段の内部演
算処理とは、プログラムコードで記述され制御処理用の
プロセッサによって実行されるプログラム処理を意味す
る。
【0326】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、駆動電流検出手段を設けること
に依り、発熱体の抵抗値の温度変化に応じて発熱体の両
端電圧を検出電圧値として検出することに依り、周囲温
度の影響に起因する発熱体の抵抗値の変化を検出できる
ようになるといった効果を奏する。
【0327】更に、発熱体の抵抗値の温度変化に応じた
検出電圧値と目標電圧値との残差が減少するように定電
流駆動手段を制御する演算手段を設けることに依り、発
熱体に供給される電力を発熱体の抵抗値の温度変化に関
係なく一定に保持する制御ができるようになるといった
効果を奏する。
【0328】これに依り、発熱体の抵抗値が周囲温度の
影響を受けて変化した場合であっても、発熱体に供給す
る駆動電流を可変制御して、発熱体の抵抗値の温度変化
に関係なく、発熱体が発生する発熱量を一定に保持する
制御ができるようになるといった効果を奏する。
【0329】その結果、高精度の温度補償制御を簡便に
発熱体に対して実行できるようになるといった効果を奏
する。
【0330】又、発熱量制御装置毎の温度係数の調整作
業を演算手段の内部演算処理に置き換えることができる
ようになる結果、温度係数の調整作業を不要又は簡略化
できるようになるといった効果を奏する。
【0331】具体的には、発熱量制御装置毎のリファレ
ンス抵抗体の抵抗値及び発熱体の抵抗値のばらつき及び
温度係数を測定して調整する作業工程を演算手段の内部
演算処理に置き換えることができるようになる結果、ば
らつき及び温度係数を測定して調整する作業工程を不要
又は簡略化して作業時間を短縮化し労力を削減できるよ
うになるといった効果を奏する。
【0332】その結果、発熱体とリファレンス抵抗体の
特性を製造工程で発熱量制御装置毎に高精度でスクリー
ニングする作業工程を演算手段の内部演算処理に置き換
えることができるようになる結果、スクリーニング作業
工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労力を削
減できるようになるといった効果を奏する。
【0333】請求項3に記載の発明に依れば、請求項1
又は2に記載の効果に加えて、この様な制御ループを構
成する駆動電流検出手段を設けることに依り、発熱体の
抵抗値の温度変化に応じて発熱体の両端電圧を検出電圧
値に基づく帰還量として検出でき、周囲温度の影響に起
因する発熱体の抵抗値の変化を検出できるようになると
いった効果を奏する。
【0334】更に、発熱体の抵抗値の温度変化に応じた
検出電圧値に基づく帰還量と目標電圧値との残差が減少
するように定電流駆動手段を制御する演算手段を制御ル
ープ内に設けることに依り、発熱体に供給される電力を
発熱体の抵抗値の温度変化に関係なく一定に保持する制
御ができるようになるといった効果を奏する。
【0335】これに依り、発熱体の抵抗値が周囲温度の
影響を受けて変化した場合であっても、演算手段の内部
演算処理を用いて発熱体に供給する駆動電流を可変制御
して、発熱体の抵抗値の温度変化に関係なく、発熱体が
発生する発熱量を一定に保持する制御ができるようにな
るといった効果を奏する。
【0336】その結果、高精度の温度補償にかかる制御
を演算手段の内部演算処理を用いて簡便に発熱体に対し
て実行できるようになるといった効果を奏する。
【0337】請求項4に記載の発明に依れば、請求項1
乃至3のいずれか一項に記載の効果に加えて、フィード
バックループを構成する駆動電流検出手段を設けること
に依り、発熱体の抵抗値の温度変化に応じて発熱体の両
端電圧を検出電圧値に基づく帰還量として検出でき、周
囲温度の影響に起因する発熱体の抵抗値の変化を検出で
きるようになるといった効果を奏する。
【0338】更に、発熱体の抵抗値の温度変化に応じた
検出電圧値に基づく帰還量と目標電圧値との残差が減少
するように定電流駆動手段をフィードバック制御する演
算手段をフィードバックループ内に設けることに依り、
発熱体に供給される電力を発熱体の抵抗値の温度変化に
関係なく一定に保持するフィードバック制御ができるよ
うになるといった効果を奏する。
【0339】これに依り、発熱体の抵抗値が周囲温度の
影響を受けて変化した場合であっても、演算手段の内部
演算処理を用いて発熱体に供給する駆動電流を可変制御
して、発熱体の抵抗値の温度変化に関係なく、発熱体が
発生する発熱量を一定に保持するフィードバック制御が
できるようになるといった効果を奏する。
【0340】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段の内部演算処理を用いて簡便
に発熱体に対して実行できるようになるといった効果を
奏する。
【0341】請求項5に記載の発明に依れば、請求項1
乃至4のいずれか一項に記載の効果に加えて、フィード
バックループを構成する駆動電流検出手段を設けること
に依り、金属抵抗体の抵抗値の温度変化に応じて金属抵
抗体の両端電圧を検出電圧値に基づく帰還量として検出
でき、周囲温度の影響に起因する金属抵抗体の抵抗値の
変化を検出できるようになるといった効果を奏する。
【0342】更に、金属抵抗体の抵抗値の温度変化に応
じた検出電圧値に基づく帰還量と目標電圧値との残差が
減少するように定電流駆動手段をフィードバック制御す
る演算手段をフィードバックループ内に設けることに依
り、金属抵抗体に供給される電力を金属抵抗体の抵抗値
の温度変化に関係なく一定に保持するフィードバック制
御ができるようになるといった効果を奏する。
【0343】これに依り、金属抵抗体の抵抗値が周囲温
度の影響を受けて変化した場合であっても、演算手段の
内部演算処理を用いて金属抵抗体に供給する駆動電流を
可変制御して、金属抵抗体の抵抗値の温度変化に関係な
く、金属抵抗体が発生する発熱量を一定に保持するフィ
ードバック制御ができるようになるといった効果を奏す
る。
【0344】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段の内部演算処理を用いて簡便
に金属抵抗体に対して実行できるようになるといった効
果を奏する。
【0345】又発熱量制御装置毎に金属抵抗体とリファ
レンス抵抗体の特性(抵抗値のばらつきや温度係数)を
一致させる作業工程を演算手段の内部演算処理に置き換
えることができるようになる結果、抵抗体の特性を一致
させる作業工程を不要又は簡略化できるようになるとい
った効果を奏する。
【0346】又、発熱量制御装置毎の温度係数の調整作
業を演算手段の内部演算処理に置き換えることができる
ようになる結果、温度係数の調整作業を不要又は簡略化
できるようになるといった効果を奏する。
【0347】具体的には、発熱量制御装置毎のリファレ
ンス抵抗体の抵抗値及び金属抵抗体の抵抗値のばらつき
及び温度係数を測定して調整する作業工程を演算手段の
内部演算処理に置き換えることができるようになる結
果、ばらつき及び温度係数を測定して調整する作業工程
を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労力を削減で
きるようになるといった効果を奏する。
【0348】その結果、金属抵抗体とリファレンス抵抗
体の特性を製造工程で発熱量制御装置毎に高精度でスク
リーニングする作業工程を演算手段の内部演算処理に置
き換えることができるようになる結果、スクリーニング
作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労力
を削減できるようになるといった効果を奏する。
【0349】請求項6に記載の発明に依れば、請求項1
乃至4のいずれか一項に記載の効果に加えて、フィード
バックループを構成する駆動電流検出手段を設けること
に依り、非金属抵抗体の抵抗値の温度変化に応じて非金
属抵抗体の両端電圧を検出電圧値に基づく帰還量として
検出でき、周囲温度の影響に起因する非金属抵抗体の抵
抗値の変化を検出できるようになるといった効果を奏す
る。
【0350】更に、非金属抵抗体の抵抗値の温度変化に
応じた検出電圧値に基づく帰還量と目標電圧値との残差
が減少するように定電流駆動手段をフィードバック制御
する演算手段をフィードバックループ内に設けることに
依り、非金属抵抗体に供給される電力を非金属抵抗体の
抵抗値の温度変化に関係なく一定に保持するフィードバ
ック制御ができるようになるといった効果を奏する。
【0351】これに依り、非金属抵抗体の抵抗値が周囲
温度の影響を受けて変化した場合であっても、演算手段
の内部演算処理を用いて非金属抵抗体に供給する駆動電
流を可変制御して、非金属抵抗体の抵抗値の温度変化に
関係なく、非金属抵抗体が発生する発熱量を一定に保持
するフィードバック制御ができるようになるといった効
果を奏する。
【0352】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段の内部演算処理を用いて簡便
に非金属抵抗体に対して実行できるようになるといった
効果を奏する。
【0353】又発熱量制御装置毎に非金属抵抗体とリフ
ァレンス抵抗体の特性(抵抗値のばらつきや温度係数)
を一致させる作業工程を演算手段の内部演算処理に置き
換えることができるようになる結果、抵抗体の特性を一
致させる作業工程を不要又は簡略化できるようになると
いった効果を奏する。
【0354】又、発熱量制御装置毎の温度係数の調整作
業を演算手段の内部演算処理に置き換えることができる
ようになる結果、温度係数の調整作業を不要又は簡略化
できるようになるといった効果を奏する。
【0355】具体的には、発熱量制御装置毎のリファレ
ンス抵抗体の抵抗値及び非金属抵抗体の抵抗値のばらつ
き及び温度係数を測定して調整する作業工程を演算手段
の内部演算処理に置き換えることができるようになる結
果、ばらつき及び温度係数を測定して調整する作業工程
を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労力を削減で
きるようになるといった効果を奏する。
【0356】その結果、非金属抵抗体とリファレンス抵
抗体の特性を製造工程で発熱量制御装置毎に高精度でス
クリーニングする作業工程を演算手段の内部演算処理に
置き換えることができるようになる結果、スクリーニン
グ作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労
力を削減できるようになるといった効果を奏する。
【0357】請求項7に記載の発明に依れば、請求項1
乃至6のいずれか一項に記載の発熱量制御装置効果に加
えて、フィードバックループを構成する駆動電流検出手
段を設けることに依り、発熱体の抵抗値の温度変化に応
じて発熱体の両端電圧を検出電圧値に基づくディジタル
量としての帰還量として検出でき、周囲温度の影響に起
因する発熱体の抵抗値の変化を検出できるようになると
いった効果を奏する。
【0358】更に、発熱体の抵抗値の温度変化に応じた
検出電圧値に基づくディジタル量としての帰還量と目標
電圧値との残差が減少するように定電流駆動手段をフィ
ードバック制御する演算手段をフィードバックループ内
に設けることに依り、発熱体に供給される電力を発熱体
の抵抗値の温度変化に関係なく一定に保持するフィード
バック制御ができるようになるといった効果を奏する。
【0359】これに依り、発熱体の抵抗値が周囲温度の
影響を受けて変化した場合であっても、演算手段の内部
でのディジタル演算処理を用いて発熱体に供給する駆動
電流を可変制御して、発熱体の抵抗値の温度変化に関係
なく、発熱体が発生する発熱量を一定に保持するフィー
ドバック制御ができるようになるといった効果を奏す
る。
【0360】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段の内部でのディジタル演算処
理を用いて簡便に発熱体に対して実行できるようになる
といった効果を奏する。
【0361】又発熱量制御装置毎に発熱体とリファレン
ス抵抗体の特性(抵抗値のばらつきや温度係数)を一致
させる作業工程を演算手段の内部でのディジタル演算処
理に置き換えることができるようになる結果、抵抗体の
特性を一致させる作業工程を不要又は簡略化できるよう
になるといった効果を奏する。
【0362】又、発熱量制御装置毎の温度係数の調整作
業を演算手段の内部でのディジタル演算処理に置き換え
ることができるようになる結果、温度係数の調整作業を
不要又は簡略化できるようになるといった効果を奏す
る。
【0363】具体的には、発熱量制御装置毎のリファレ
ンス抵抗体の抵抗値及び発熱体の抵抗値のばらつき及び
温度係数を測定して調整する作業工程を演算手段の内部
でのディジタル演算処理に置き換えることができるよう
になる結果、ばらつき及び温度係数を測定して調整する
作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労力
を削減できるようになるといった効果を奏する。
【0364】その結果、発熱体とリファレンス抵抗体の
特性を製造工程で発熱量制御装置毎に高精度でスクリー
ニングする作業工程を演算手段の内部でのディジタル演
算処理に置き換えることができるようになる結果、スク
リーニング作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短
縮化し労力を削減できるようになるといった効果を奏す
る。
【0365】請求項8に記載の発明に依れば、請求項7
に記載の効果に加えて、フィードバックループを構成す
る駆動電流検出手段を設けることに依り、発熱体の抵抗
値の温度変化に応じて発熱体の両端電圧を検出電圧値に
基づくディジタル量としてA/D変換回路が生成する帰
還量として検出でき、周囲温度の影響に起因する発熱体
の抵抗値の変化を検出できるようになるといった効果を
奏する。
【0366】更に、発熱体の抵抗値の温度変化に応じた
検出電圧値に基づくディジタル量としてA/D変換回路
が生成する帰還量と目標電圧値との残差が減少するよう
に定電流駆動手段をフィードバック制御する演算手段を
フィードバックループ内に設けることに依り、発熱体に
供給される電力を発熱体の抵抗値の温度変化に関係なく
一定に保持するフィードバック制御ができるようになる
といった効果を奏する。
【0367】これに依り、発熱体の抵抗値が周囲温度の
影響を受けて変化した場合であっても、演算手段の内部
でのディジタル演算処理を用いて発熱体に供給する駆動
電流を可変制御して、発熱体の抵抗値の温度変化に関係
なく、発熱体が発生する発熱量を一定に保持するフィー
ドバック制御ができるようになるといった効果を奏す
る。
【0368】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段の内部でのディジタル演算処
理を用いて簡便に発熱体に対して実行できるようになる
といった効果を奏する。
【0369】請求項9に記載の発明に依れば、請求項7
又は8に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0370】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
7乃至9のいずれか一項に記載の効果に加えて、フィー
ドバックループを構成する駆動電流検出手段を設けるこ
とに依り、発熱体の抵抗値の温度変化に応じて発熱体の
両端電圧を検出電圧値に基づくディジタル量としてA/
D変換回路が生成する帰還量として検出でき、周囲温度
の影響に起因する発熱体の抵抗値の変化を検出できるよ
うになるといった効果を奏する。
【0371】更に、発熱体の抵抗値の温度変化に応じた
検出電圧値に基づくディジタル量としてA/D変換回路
が生成する帰還量と目標電圧値との残差が減少するよう
に、ディジタル信号としてのフィードバック制御量に基
づいて定電流駆動手段をフィードバック制御する演算手
段をフィードバックループ内に設けることに依り、発熱
体に供給される電力を発熱体の抵抗値の温度変化に関係
なく一定に保持するフィードバック制御ができるように
なるといった効果を奏する。
【0372】これに依り、発熱体の抵抗値が周囲温度の
影響を受けて変化した場合であっても、演算手段の内部
でのディジタル演算処理を用いて発熱体に供給する駆動
電流を可変制御して、発熱体の抵抗値の温度変化に関係
なく、発熱体が発生する発熱量を一定に保持するフィー
ドバック制御ができるようになるといった効果を奏す
る。
【0373】その結果、ディジタル信号としてのフィー
ドバック制御量に基づいて、高精度の温度補償にかかる
フィードバック制御を演算手段の内部でのディジタル演
算処理を用いて簡便に発熱体に対して実行できるように
なるといった効果を奏する。
【0374】又発熱量制御装置毎に発熱体とリファレン
ス抵抗体の特性(抵抗値のばらつきや温度係数)を一致
させる作業工程を、ディジタル信号としてのフィードバ
ック制御量を用いた演算手段の内部でのディジタル演算
処理に置き換えることができるようになる結果、抵抗体
の特性を一致させる作業工程を不要又は簡略化できるよ
うになるといった効果を奏する。
【0375】又、発熱量制御装置毎の温度係数の調整作
業を、ディジタル信号としてのフィードバック制御量を
用いた演算手段の内部でのディジタル演算処理に置き換
えることができるようになる結果、温度係数の調整作業
を不要又は簡略化できるようになるといった効果を奏す
る。
【0376】具体的には、発熱量制御装置毎のリファレ
ンス抵抗体の抵抗値及び発熱体の抵抗値のばらつき及び
温度係数を測定して調整する作業工程を、ディジタル信
号としてのフィードバック制御量を用いた演算手段の内
部でのディジタル演算処理に置き換えることができるよ
うになる結果、ばらつき及び温度係数を測定して調整す
る作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労
力を削減できるようになるといった効果を奏する。
【0377】その結果、発熱体とリファレンス抵抗体の
特性を製造工程で発熱量制御装置毎に高精度でスクリー
ニングする作業工程を、ディジタル信号としてのフィー
ドバック制御量を用いた演算手段の内部でのディジタル
演算処理に置き換えることができるようになる結果、ス
クリーニング作業工程を不要又は簡略化して作業時間を
短縮化し労力を削減できるようになるといった効果を奏
する。
【0378】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
10に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0379】請求項12に記載の発明に依れば、請求項
7に記載の効果に加えて、フィードバックループを構成
する駆動電流検出手段を設けることに依り、発熱体の抵
抗値の温度変化に応じて発熱体の両端電圧を検出電圧値
に基づくディジタル量としての帰還量として検出でき、
周囲温度の影響に起因する発熱体の抵抗値の変化を検出
できるようになるといった効果を奏する。
【0380】更に、発熱体の抵抗値の温度変化に応じた
検出電圧値に基づくディジタル量としての帰還量と目標
電圧値との残差が減少するように、フィードバック制御
量としてのパルス信号を用いて、定電流駆動手段をフィ
ードバック制御する演算手段をフィードバックループ内
に設けることに依り、発熱体の抵抗値の温度変化に関係
なく、パルス変調に固有の高精度で発熱体に供給される
電力を一定に保持するフィードバック制御を高い確度及
び再現性を以て実現できるようになるといった効果を奏
する。
【0381】これに依り、発熱体の抵抗値が周囲温度の
影響を受けて変化した場合であっても、フィードバック
制御量としてのパルス信号を用いて、演算手段の内部で
のディジタル演算処理を実行し発熱体に供給する駆動電
流を可変制御して、発熱体の抵抗値の温度変化に関係な
く、発熱体が発生する発熱量を一定に保持するフィード
バック制御を高い確度及び再現性を以て実現できるよう
になるといった効果を奏する。
【0382】その結果、フィードバック制御量としての
パルス信号を用いて、高精度の温度補償にかかるフィー
ドバック制御を演算手段の内部でのディジタル演算処理
を発熱体に対して実行できるようになるといった効果を
奏する。
【0383】又、パルス信号が定電流駆動手段に印加さ
れている間のみ発熱体の発熱動作を可能とすることがで
きるようになり、発熱動作が要求された期間のみ発熱体
の発熱動作が選択的に可能となる結果、発熱動作に対す
る低消費電力化を図ることができるといった効果を奏す
る。
【0384】更に、発熱体の発熱動作の開始に同期し
て、フィードバック制御量としてのパルス信号を用い
て、発熱体の温度補償にかかるフィードバック制御を演
算手段の内部でのディジタル演算処理を発熱体に対して
実行できるようになり、発熱動作が要求された期間のみ
発熱体の発熱動作が選択的に可能となる結果、発熱動作
に対する低消費電力化を図ることができるといった効果
を奏する。
【0385】同様に、発熱体の発熱動作要求が生じた期
間に限定してパルス信号を定電流駆動手段に印加して発
熱体を発熱させる制御ができるようになり、発熱体が発
熱動作を実行している期間に同期して、パルス信号を用
いたフィードバック制御を演算手段の内部でのディジタ
ル演算処理に依り実行して発熱体の温度補償を実行でき
るようになり、発熱体の発熱動作が要求された期間のみ
発熱体の発熱動作発熱体の温度補償が選択的に可能とな
る結果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることがで
きるといった効果を奏する。
【0386】又発熱量制御装置毎に発熱体とリファレン
ス抵抗体の特性(抵抗値のばらつきや温度係数)を一致
させる作業工程を、フィードバック制御量としてのパル
ス信号を用いた演算手段の内部でのディジタル演算処理
に置き換えることができるようになる結果、抵抗体の特
性を一致させる作業工程を不要又は簡略化できるように
なるといった効果を奏する。
【0387】又、発熱量制御装置毎の温度係数の調整作
業を、フィードバック制御量としてのパルス信号を用い
た演算手段の内部でのディジタル演算処理に置き換える
ことができるようになる結果、温度係数の調整作業を不
要又は簡略化できるようになるといった効果を奏する。
【0388】具体的には、発熱量制御装置毎のリファレ
ンス抵抗体の抵抗値及び発熱体の抵抗値のばらつき及び
温度係数を測定して調整する作業工程を、フィードバッ
ク制御量としてのパルス信号を用いた演算手段の内部で
のディジタル演算処理に置き換えることができるように
なる結果、ばらつき及び温度係数を測定して調整する作
業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮化し労力を
削減できるようになるといった効果を奏する。
【0389】その結果、発熱体とリファレンス抵抗体の
特性を製造工程で発熱量制御装置毎に高精度でスクリー
ニングする作業工程を、フィードバック制御量としての
パルス信号を用いた演算手段の内部でのディジタル演算
処理に置き換えることができるようになる結果、スクリ
ーニング作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮
化し労力を削減できるようになるといった効果を奏す
る。
【0390】請求項13に記載の発明に依れば、請求項
12に記載の効果に加えて、パルス信号のパルス幅を任
意に設定可能とすることに依り、定電流駆動手段に印加
されている期間をパルス信号のパルス幅に依って一意的
に制御できるようになるといった効果を奏する。
【0391】その結果、発熱体の発熱動作期間をパルス
信号のパルス幅に依って一意的に制御できるようにな
る。
【0392】則ち、発熱体の発熱動作期間をパルス信号
のパルス幅に依って一意的に制御できるようになり、発
熱動作が要求された期間のみ発熱体の発熱動作が選択的
に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図
ることができるといった効果を奏する。
【0393】更に、発熱体の発熱動作の開始に同期し
て、フィードバック制御量としてのパルス信号のパルス
幅を用いて、発熱体の温度補償にかかるフィードバック
制御を演算手段の内部でのディジタル演算処理を発熱体
に対して実行できるようになり、発熱動作が要求された
期間のみ発熱体の発熱動作が選択的に可能となる結果、
発熱動作に対する低消費電力化を図ることができるとい
った効果を奏する。
【0394】同様に、発熱体の発熱動作要求が生じた期
間に限定してパルス信号を定電流駆動手段に印加しパル
ス信号のパルス幅に応じて発熱体を発熱させる制御がで
きるようになり、発熱体が発熱動作を実行している期間
に同期して、パルス信号のパルス幅を用いたフィードバ
ック制御を演算手段の内部でのディジタル演算処理に依
り実行して発熱体の温度補償を実行できるようになり、
発熱体の発熱動作が要求された期間のみ発熱体の発熱動
作発熱体の温度補償が選択的に可能となる結果、発熱動
作に対する低消費電力化を図ることができるといった効
果を奏する。
【0395】請求項14に記載の発明に依れば、請求項
12に記載の効果に加えて、パルス信号のパルス数を任
意に設定可能とすることに依り、定電流駆動手段に印加
されている期間をパルス信号のパルス数に依って一意的
に制御できるようになるといった効果を奏する。
【0396】その結果、発熱体の発熱動作期間をパルス
信号のパルス数に依って一意的に制御できるようにな
る。
【0397】則ち、発熱体の発熱動作期間をパルス信号
のパルス数に依って一意的に制御できるようになり、発
熱動作が要求された期間のみ発熱体の発熱動作が選択的
に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図
ることができるといった効果を奏する。
【0398】更に、発熱体の発熱動作の開始に同期し
て、フィードバック制御量としてのパルス信号のパルス
数を用いて、発熱体の温度補償にかかるフィードバック
制御を演算手段の内部でのディジタル演算処理を発熱体
に対して実行できるようになり、発熱動作が要求された
期間のみ発熱体の発熱動作が選択的に可能となる結果、
発熱動作に対する低消費電力化を図ることができるとい
った効果を奏する。
【0399】同様に、発熱体の発熱動作要求が生じた期
間に限定してパルス信号を定電流駆動手段に印加しパル
ス信号のパルス数に応じて発熱体を発熱させる制御がで
きるようになり、発熱体が発熱動作を実行している期間
に同期して、パルス信号のパルス数を用いたフィードバ
ック制御を演算手段の内部でのディジタル演算処理に依
り実行して発熱体の温度補償を実行できるようになり、
発熱体の発熱動作が要求された期間のみ発熱体の発熱動
作発熱体の温度補償が選択的に可能となる結果、発熱動
作に対する低消費電力化を図ることができるといった効
果を奏する。
【0400】請求項15に記載の発明に依れば、請求項
12に記載の効果に加えて、パルス信号のパルス波高値
を任意に設定可能とすることに依り、定電流駆動手段に
印加されている期間をパルス信号のパルス波高値に依っ
て一意的に制御できるようになるといった効果を奏す
る。
【0401】その結果、発熱体の発熱動作期間をパルス
信号のパルス波高値に依って一意的に制御できるように
なる。
【0402】則ち、発熱体の発熱動作期間をパルス信号
のパルス波高値に依って一意的に制御できるようにな
り、発熱動作が要求された期間のみ発熱体の発熱動作が
選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力
化を図ることができるといった効果を奏する。
【0403】更に、発熱体の発熱動作の開始に同期し
て、フィードバック制御量としてのパルス信号のパルス
波高値を用いて、発熱体の温度補償にかかるフィードバ
ック制御を演算手段の内部でのディジタル演算処理を発
熱体に対して実行できるようになり、発熱動作が要求さ
れた期間のみ発熱体の発熱動作が選択的に可能となる結
果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることができる
といった効果を奏する。
【0404】同様に、発熱体の発熱動作要求が生じた期
間に限定してパルス信号を定電流駆動手段に印加しパル
ス信号のパルス波高値に応じて発熱体を発熱させる制御
ができるようになり、発熱体が発熱動作を実行している
期間に同期して、パルス信号のパルス波高値を用いたフ
ィードバック制御を演算手段の内部でのディジタル演算
処理に依り実行して発熱体の温度補償を実行できるよう
になり、発熱体の発熱動作が要求された期間のみ発熱体
の発熱動作発熱体の温度補償が選択的に可能となる結
果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることができる
といった効果を奏する。
【0405】請求項16に記載の発明に依れば、請求項
12乃至15のいずれか一項に記載の効果に加えて、パ
ルス信号の出力タイミングを任意に設定可能とすること
に依り、定電流駆動手段に印加されている期間をパルス
信号の出力タイミングに依って一意的に制御できるよう
になるといった効果を奏する。
【0406】その結果、発熱体の発熱動作期間をパルス
信号の出力タイミングに依って一意的に制御できるよう
になる。
【0407】則ち、発熱体の発熱動作期間をパルス信号
の出力タイミングに依って一意的に制御できるようにな
り、発熱動作が要求された期間のみ発熱体の発熱動作が
選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力
化を図ることができるといった効果を奏する。
【0408】更に、発熱体の発熱動作の開始に同期し
て、フィードバック制御量としてのパルス信号の出力タ
イミングを用いて、発熱体の温度補償にかかるフィード
バック制御を演算手段の内部でのディジタル演算処理を
発熱体に対して実行できるようになり、発熱動作が要求
された期間のみ発熱体の発熱動作が選択的に可能となる
結果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることができ
るといった効果を奏する。
【0409】同様に、発熱体の発熱動作要求が生じた期
間に限定してパルス信号を定電流駆動手段に印加しパル
ス信号の出力タイミングに応じて発熱体を発熱させる制
御ができるようになり、発熱体が発熱動作を実行してい
る期間に同期して、パルス信号の出力タイミングを用い
たフィードバック制御を演算手段の内部でのディジタル
演算処理に依り実行して発熱体の温度補償を実行できる
ようになり、発熱体の発熱動作が要求された期間のみ発
熱体の発熱動作発熱体の温度補償が選択的に可能となる
結果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることができ
るといった効果を奏する。
【0410】請求項17に記載の発明に依れば、請求項
12乃至16に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0411】請求項18に記載の発明に依れば、請求項
17に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0412】請求項19に記載の発明に依れば、請求項
18に記載の効果に加えて、発熱体の抵抗値の温度変化
に応じた検出電圧値に基づくディジタル量としての帰還
量と目標電圧値との残差が減少するように、フィードバ
ック制御量としてのパルス駆動回路が生成するパルス信
号を用いて、定電流駆動手段をフィードバック制御する
演算手段をフィードバックループ内に設けることに依
り、発熱体の抵抗値の温度変化に関係なく、パルス変調
に固有の高精度で発熱体に供給される電力を一定に保持
するフィードバック制御を高い確度及び再現性を以て実
現できるようになるといった効果を奏する。
【0413】これに依り、発熱体の抵抗値が周囲温度の
影響を受けて変化した場合であっても、フィードバック
制御量としてのパルス駆動回路が生成するパルス信号を
用いて、演算手段の内部でのディジタル演算処理を実行
し発熱体に供給する駆動電流を可変制御して、発熱体の
抵抗値の温度変化に関係なく、発熱体が発生する発熱量
を一定に保持するフィードバック制御を高い確度及び再
現性を以て実現できるようになるといった効果を奏す
る。
【0414】その結果、フィードバック制御量としての
パルス駆動回路が生成するパルス信号を用いて、高精度
の温度補償にかかるフィードバック制御を演算手段の内
部でのディジタル演算処理を発熱体に対して実行できる
ようになるといった効果を奏する。
【0415】又、パルス駆動回路が生成するパルス信号
を任意に設定可能とすることに依り、定電流駆動手段に
印加されている期間をパルス駆動回路が生成するパルス
信号に依って一意的に制御できるようになるといった効
果を奏する。
【0416】その結果、発熱体の発熱動作期間をパルス
駆動回路が生成するパルス信号に依って一意的に制御で
きるようになる。
【0417】則ち、発熱体の発熱動作期間をパルス駆動
回路が生成するパルス信号に依って一意的に制御できる
ようになり、発熱動作が要求された期間のみ発熱体の発
熱動作が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低
消費電力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0418】更に、発熱体の発熱動作の開始に同期し
て、フィードバック制御量としてのパルス駆動回路が生
成するパルス信号を用いて、発熱体の温度補償にかかる
フィードバック制御を演算手段の内部でのディジタル演
算処理を発熱体に対して実行できるようになり、発熱動
作が要求された期間のみ発熱体の発熱動作が選択的に可
能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図るこ
とができるといった効果を奏する。
【0419】同様に、発熱体の発熱動作要求が生じた期
間に限定してパルス駆動回路が生成するパルス信号を定
電流駆動手段に印加しパルス駆動回路が生成するパルス
信号に応じて発熱体を発熱させる制御ができるようにな
り、発熱体が発熱動作を実行している期間に同期して、
パルス駆動回路が生成するパルス信号を用いたフィード
バック制御を演算手段の内部でのディジタル演算処理に
依り実行して発熱体の温度補償を実行できるようにな
り、発熱体の発熱動作が要求された期間のみ発熱体の発
熱動作発熱体の温度補償が選択的に可能となる結果、発
熱動作に対する低消費電力化を図ることができるといっ
た効果を奏する。
【0420】又発熱量制御装置毎に発熱体とリファレン
ス抵抗体の特性(抵抗値のばらつきや温度係数)を一致
させる作業工程を、フィードバック制御量としてのパル
ス駆動回路が生成するパルス信号を用いた演算手段の内
部でのディジタル演算処理に置き換えることができるよ
うになる結果、抵抗体の特性を一致させる作業工程を不
要又は簡略化できるようになるといった効果を奏する。
【0421】又、発熱量制御装置毎の温度係数の調整作
業を、フィードバック制御量としてのパルス駆動回路が
生成するパルス信号を用いた演算手段の内部でのディジ
タル演算処理に置き換えることができるようになる結
果、温度係数の調整作業を不要又は簡略化できるように
なるといった効果を奏する。
【0422】具体的には、発熱量制御装置毎のリファレ
ンス抵抗体の抵抗値及び発熱体の抵抗値のばらつき及び
温度係数を測定して調整する作業工程を、フィードバッ
ク制御量としてのパルス駆動回路が生成するパルス信号
を用いた演算手段の内部でのディジタル演算処理に置き
換えることができるようになる結果、ばらつき及び温度
係数を測定して調整する作業工程を不要又は簡略化して
作業時間を短縮化し労力を削減できるようになるといっ
た効果を奏する。
【0423】その結果、発熱体とリファレンス抵抗体の
特性を製造工程で発熱量制御装置毎に高精度でスクリー
ニングする作業工程を、フィードバック制御量としての
パルス駆動回路が生成するパルス信号を用いた演算手段
の内部でのディジタル演算処理に置き換えることができ
るようになる結果、スクリーニング作業工程を不要又は
簡略化して作業時間を短縮化し労力を削減できるように
なるといった効果を奏する。
【0424】請求項20に記載の発明に依れば、請求項
12乃至19のいずれか一項に記載の効果に加えて、設
定器を外部接続可能とすることに依り、発熱量制御装置
の外部からパルス信号のパルス数、パルス波高値、又は
タイミングを任意に設定可能とすることに依り、定電流
駆動手段に印加されている期間を、設定器を用いて設定
したパルス数、パルス波高値、又はタイミングに依って
一意的に制御できるようになるといった効果を奏する。
【0425】その結果、発熱体の発熱動作期間を設定器
を用いて設定したパルス数、パルス波高値、又はタイミ
ングに依って一意的に制御できるようになる。
【0426】則ち、発熱体の発熱動作期間を、設定器を
用いて設定したパルス数、パルス波高値、又はタイミン
グに依って一意的に制御できるようになり、発熱動作が
要求された期間のみ発熱体の発熱動作が選択的に可能と
なる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図ることが
できるといった効果を奏する。
【0427】更に、発熱体の発熱動作の開始に同期し
て、設定器を用いて設定したパルス数、パルス波高値、
又はタイミングを用いて、発熱体の温度補償にかかるフ
ィードバック制御を演算手段の内部でのディジタル演算
処理を発熱体に対して実行できるようになり、発熱動作
が要求された期間のみ発熱体の発熱動作が選択的に可能
となる結果、発熱動作に対する低消費電力化を図ること
ができるといった効果を奏する。
【0428】同様に、発熱体の発熱動作要求が生じた期
間に限定してパルス信号を定電流駆動手段に印加し設定
器を用いて設定したパルス数、パルス波高値、又はタイ
ミングに応じて発熱体を発熱させる制御ができるように
なり、発熱体が発熱動作を実行している期間に同期し
て、設定器を用いて設定したパルス数、パルス波高値、
又はタイミングを用いたフィードバック制御を演算手段
の内部でのディジタル演算処理に依り実行して発熱体の
温度補償を実行できるようになり、発熱体の発熱動作が
要求された期間のみ発熱体の発熱動作発熱体の温度補償
が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電
力化を図ることができるといった効果を奏する。
【0429】請求項21に記載の発明に依れば、請求項
9乃至19のいずれか一項に記載の効果に加えて、フィ
ードバックループを構成する駆動電流検出手段を設ける
ことに依り、ヒータ用抵抗体の抵抗値の温度変化に応じ
てヒータ用抵抗体の両端電圧を検出電圧値に基づくディ
ジタル量としてA/D変換回路が生成する帰還量として
検出でき、周囲温度の影響に起因するヒータ用抵抗体の
抵抗値の変化を検出できるようになるといった効果を奏
する。
【0430】更に、ヒータ用抵抗体の抵抗値の温度変化
に応じた検出電圧値に基づくディジタル量としてA/D
変換回路が生成する帰還量と目標電圧値との残差が減少
するように定電流駆動手段をフィードバック制御する演
算手段をフィードバックループ内に設けることに依り、
ヒータ用抵抗体に供給される電力をヒータ用抵抗体の抵
抗値の温度変化に関係なく一定に保持するフィードバッ
ク制御ができるようになるといった効果を奏する。
【0431】これに依り、ヒータ用抵抗体の抵抗値が周
囲温度の影響を受けて変化した場合であっても、演算手
段の内部でのディジタル演算処理を用いてヒータ用抵抗
体に供給する駆動電流を可変制御して、ヒータ用抵抗体
の抵抗値の温度変化に関係なく、ヒータ用抵抗体が発生
する発熱量を一定に保持するフィードバック制御ができ
るようになるといった効果を奏する。
【0432】その結果、高精度の温度補償にかかるフィ
ードバック制御を演算手段の内部でのディジタル演算処
理を用いて簡便にヒータ用抵抗体に対して実行できるよ
うになるといった効果を奏する。
【0433】又発熱量制御装置毎にヒータ用抵抗体とリ
ファレンス抵抗体の特性(抵抗値のばらつきや温度係
数)を一致させる作業工程を演算手段の内部でのディジ
タル演算処理に置き換えることができるようになる結
果、抵抗体の特性を一致させる作業工程を不要又は簡略
化できるようになるといった効果を奏する。
【0434】又、発熱量制御装置毎の温度係数の調整作
業を演算手段の内部でのディジタル演算処理に置き換え
ることができるようになる結果、温度係数の調整作業を
不要又は簡略化できるようになるといった効果を奏す
る。
【0435】具体的には、発熱量制御装置毎のリファレ
ンス抵抗体の抵抗値及びヒータ用抵抗体の抵抗値のばら
つき及び温度係数を測定して調整する作業工程を演算手
段の内部でのディジタル演算処理に置き換えることがで
きるようになる結果、ばらつき及び温度係数を測定して
調整する作業工程を不要又は簡略化して作業時間を短縮
化し労力を削減できるようになるといった効果を奏す
る。
【0436】その結果、ヒータ用抵抗体とリファレンス
抵抗体の特性を製造工程で発熱量制御装置毎に高精度で
スクリーニングする作業工程を演算手段の内部でのディ
ジタル演算処理に置き換えることができるようになる結
果、スクリーニング作業工程を不要又は簡略化して作業
時間を短縮化し労力を削減できるようになるといった効
果を奏する。
【0437】請求項22に記載の発明に依れば、請求項
12乃至20のいずれか一項に記載の効果に加えて、フ
ィードバックループを構成する駆動電流検出手段を設け
ることに依り、ヒータ用抵抗体の抵抗値の温度変化に応
じてヒータ用抵抗体の両端電圧を検出電圧値に基づくデ
ィジタル量としての帰還量として検出でき、周囲温度の
影響に起因するヒータ用抵抗体の抵抗値の変化を検出で
きるようになるといった効果を奏する。
【0438】更に、ヒータ用抵抗体の抵抗値の温度変化
に応じた検出電圧値に基づくディジタル量としての帰還
量と目標電圧値との残差が減少するように、フィードバ
ック制御量としてのパルス駆動回路が生成するパルス信
号のパルス数、パルス波高値、又はタイミングを用い
て、定電流駆動手段をフィードバック制御する演算手段
をフィードバックループ内に設けることに依り、ヒータ
用抵抗体の抵抗値の温度変化に関係なく、パルス変調に
固有の高精度でヒータ用抵抗体に供給される電力を一定
に保持するフィードバック制御を高い確度及び再現性を
以て実現できるようになるといった効果を奏する。
【0439】これに依り、ヒータ用抵抗体の抵抗値が周
囲温度の影響を受けて変化した場合であっても、フィー
ドバック制御量としてのパルス駆動回路が生成するパル
ス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイミングを用
いて、演算手段の内部でのディジタル演算処理を実行し
ヒータ用抵抗体に供給する駆動電流を可変制御して、ヒ
ータ用抵抗体の抵抗値の温度変化に関係なく、ヒータ用
抵抗体が発生する発熱量を一定に保持するフィードバッ
ク制御を高い確度及び再現性を以て実現できるようにな
るといった効果を奏する。
【0440】その結果、フィードバック制御量としての
パルス駆動回路が生成するパルス信号のパルス数、パル
ス波高値、又はタイミングを用いて、高精度の温度補償
にかかるフィードバック制御を演算手段の内部でのディ
ジタル演算処理をヒータ用抵抗体に対して実行できるよ
うになるといった効果を奏する。
【0441】又、パルス駆動回路が生成するパルス信号
のパルス数、パルス波高値、又はタイミングを任意に設
定可能とすることに依り、定電流駆動手段に印加されて
いる期間をパルス駆動回路が生成するパルス信号のパル
ス数、パルス波高値、又はタイミングに依って一意的に
制御できるようになるといった効果を奏する。
【0442】その結果、ヒータ用抵抗体の発熱動作期間
をパルス駆動回路が生成するパルス信号のパルス数、パ
ルス波高値、又はタイミングに依って一意的に制御でき
るようになる。
【0443】則ち、ヒータ用抵抗体の発熱動作期間をパ
ルス駆動回路が生成するパルス信号のパルス数、パルス
波高値、又はタイミングに依って一意的に制御できるよ
うになり、発熱動作が要求された期間のみヒータ用抵抗
体の発熱動作が選択的に可能となる結果、発熱動作に対
する低消費電力化を図ることができるといった効果を奏
する。
【0444】更に、ヒータ用抵抗体の発熱動作の開始に
同期して、フィードバック制御量としてのパルス駆動回
路が生成するパルス信号のパルス数、パルス波高値、又
はタイミングを用いて、ヒータ用抵抗体の温度補償にか
かるフィードバック制御を演算手段の内部でのディジタ
ル演算処理をヒータ用抵抗体に対して実行できるように
なり、発熱動作が要求された期間のみヒータ用抵抗体の
発熱動作が選択的に可能となる結果、発熱動作に対する
低消費電力化を図ることができるといった効果を奏す
る。
【0445】同様に、ヒータ用抵抗体の発熱動作要求が
生じた期間に限定してパルス駆動回路が生成するパルス
信号のパルス数、パルス波高値、又はタイミングを定電
流駆動手段に印加しパルス駆動回路が生成するパルス信
号のパルス数、パルス波高値、又はタイミングに応じて
ヒータ用抵抗体を発熱させる制御ができるようになり、
ヒータ用抵抗体が発熱動作を実行している期間に同期し
て、パルス駆動回路が生成するパルス信号のパルス数、
パルス波高値、又はタイミングを用いたフィードバック
制御を演算手段の内部でのディジタル演算処理に依り実
行してヒータ用抵抗体の温度補償を実行できるようにな
り、ヒータ用抵抗体の発熱動作が要求された期間のみヒ
ータ用抵抗体の発熱動作ヒータ用抵抗体の温度補償が選
択的に可能となる結果、発熱動作に対する低消費電力化
を図ることができるといった効果を奏する。
【0446】又発熱量制御装置毎にヒータ用抵抗体とリ
ファレンス抵抗体の特性(抵抗値のばらつきや温度係
数)を一致させる作業工程を、フィードバック制御量と
してのパルス駆動回路が生成するパルス信号のパルス
数、パルス波高値、又はタイミングを用いた演算手段の
内部でのディジタル演算処理に置き換えることができる
ようになる結果、抵抗体の特性を一致させる作業工程を
不要又は簡略化できるようになるといった効果を奏す
る。
【0447】又、発熱量制御装置毎の温度係数の調整作
業を、フィードバック制御量としてのパルス駆動回路が
生成するパルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタ
イミングを用いた演算手段の内部でのディジタル演算処
理に置き換えることができるようになる結果、温度係数
の調整作業を不要又は簡略化できるようになるといった
効果を奏する。
【0448】具体的には、発熱量制御装置毎のリファレ
ンス抵抗体の抵抗値及びヒータ用抵抗体の抵抗値のばら
つき及び温度係数を測定して調整する作業工程を、フィ
ードバック制御量としてのパルス駆動回路が生成するパ
ルス信号のパルス数、パルス波高値、又はタイミングを
用いた演算手段の内部でのディジタル演算処理に置き換
えることができるようになる結果、ばらつき及び温度係
数を測定して調整する作業工程を不要又は簡略化して作
業時間を短縮化し労力を削減できるようになるといった
効果を奏する。
【0449】その結果、ヒータ用抵抗体とリファレンス
抵抗体の特性を製造工程で発熱量制御装置毎に高精度で
スクリーニングする作業工程を、フィードバック制御量
としてのパルス駆動回路が生成するパルス信号のパルス
数、パルス波高値、又はタイミングを用いた演算手段の
内部でのディジタル演算処理に置き換えることができる
ようになる結果、スクリーニング作業工程を不要又は簡
略化して作業時間を短縮化し労力を削減できるようにな
るといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発熱量制御装置の第1実施形態を説明
するための回路図である。
【図2】本発明の発熱量制御装置の第2実施形態を説明
するための回路図である。
【図3】従来の発熱量制御装置を説明するための回路図
である。
【符号の説明】
10 発熱量制御装置 12 演算手段 14 定電流駆動手段 141 パルス駆動回路 142 D/A変換回路 144 定電流発生回路 148 抵抗素子 150 抵抗素子(リファレンス抵抗体) 146 電流増幅回路 16 駆動電流検出手段 162 A/D変換回路 164 電圧増幅回路 166,168 抵抗素子 18 設定器 20 フローセンサ 202 発熱体(マイクロヒータ) I 駆動電流

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印加される駆動電流に応じた発熱量を発
    生する発熱体の発熱量制御装置において、 前記駆動電流を定電流化して前記発熱体に出力する定電
    流駆動手段と、 前記駆動電流が印加された際に前記発熱体の両端に生じ
    る電圧を検出電圧値として検出する駆動電流検出手段
    と、 前記発熱体が所定の発熱量を生成するために要する前記
    駆動電流を前記発熱体に印加した際に当該発熱体の両端
    に生じる電圧を目標電圧値として設定し当該目標電圧値
    に応じた前記駆動電流を出力するように前記定電流駆動
    手段を制御すると共に、前記駆動電流検出手段が検出し
    た前記検出電圧値と当該目標電圧値とを比較し当該検出
    電圧値と当該目標電圧値との残差が減少するように前記
    定電流駆動手段を制御する演算手段を有する、 ことを特徴とする発熱量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動電流検出手段は、前記駆動電流
    が印加された際に前記発熱体の抵抗値の温度変化に応じ
    て、当該発熱体の両端に生じる電圧を前記検出電圧値と
    して検出するように構成されている、 ことを特徴とする請求項1に記載の発熱量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動電流検出手段と前記演算手段
    は、前記定電流駆動手段から出力される前記駆動電流に
    関してフィードバックループを形成するように構成さ
    れ、 前記駆動電流検出手段は、前記発熱体の両端において検
    出した前記検出電圧値に基づいて帰還量を生成し当該生
    成した帰還量を前記演算手段に帰還するように構成さ
    れ、 前記演算手段は、前記駆動電流検出手段から帰還される
    前記帰還量と前記目標電圧値との残差が減少するように
    前記定電流駆動手段を制御するように構成されている、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発熱量制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段は、前記駆動電流検出手段
    から帰還される前記帰還量と前記目標電圧値との残差が
    減少するように前記定電流駆動手段に対するフィードバ
    ック制御を実行するように構成されている、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載
    の発熱量制御装置。
  5. 【請求項5】 前記発熱体は、印加される駆動電流に応
    じたジュール熱を発生する金属抵抗体である、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載
    の発熱量制御装置。
  6. 【請求項6】 前記発熱体は、印加される駆動電流に応
    じたジュール熱を発生する非金属抵抗体である、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載
    の発熱量制御装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動電流検出手段は、前記発熱体の
    抵抗値変化に対して検出した前記検出電圧値に基づいて
    帰還量を生成し当該生成した帰還量をディジタル信号に
    変換して前記演算手段に帰還するように構成されてい
    る、 ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載
    の発熱量制御装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動電流検出手段は、 前記発熱体の抵抗値変化に対して検出した前記検出電圧
    値に基づいて帰還量をアナログ信号として生成する電圧
    増幅回路と、 前記電圧増幅回路が生成した前記アナログ信号をディジ
    タル信号に変換すると共に、当該ディジタル変換された
    前記帰還量を前記演算手段に帰還するA/D変換回路を
    有する、 ことを特徴とする請求項7に記載の発熱量制御装置。
  9. 【請求項9】 前記演算手段は、前記駆動電流検出手段
    から帰還される前記ディジタル変換された帰還量と前記
    目標電圧値との残差を減少させる前記フィードバック制
    御を実行する際に、前記定電流駆動手段に対するフィー
    ドバック制御量をディジタル信号として出力するように
    構成されている、 ことを特徴とする請求項7又は8に記載の発熱量制御装
    置。
  10. 【請求項10】 前記定電流駆動手段は、前記演算手段
    から出力される前記ディジタル信号としてのフィードバ
    ック制御量に基づいて前記駆動電流を定電流化して前記
    発熱体に出力するように構成されている、 ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載
    の発熱量制御装置。
  11. 【請求項11】 前記定電流駆動手段は、 前記演算手段から出力される前記ディジタル信号として
    のフィードバック制御量をアナログ変換するD/A変換
    回路と、 前記D/A変換回路においてアナログ変換された前記フ
    ィードバック制御量に基づいて前記駆動電流を定電流化
    して前記発熱体に出力する定電流発生回路を有する、 ことを特徴とする請求項10に記載の発熱量制御装置。
  12. 【請求項12】 前記演算手段は、前記駆動電流検出手
    段から帰還される前記ディジタル変換された帰還量と前
    記目標電圧値との残差を減少させる前記フィードバック
    制御を実行する際に、前記定電流駆動手段に対するフィ
    ードバック制御量をパルス信号として出力するように構
    成されている、 ことを特徴とする請求項7に記載の発熱量制御装置。
  13. 【請求項13】 前記演算手段は、前記駆動電流検出手
    段から帰還される前記ディジタル変換された帰還量に応
    じて、前記検出電圧値と前記目標電圧値との残差が減少
    するように前記パルス信号のパルス幅を可変設定するよ
    うに構成されている、 ことを特徴とする請求項12に記載の発熱量制御装置。
  14. 【請求項14】 前記演算手段は、前記駆動電流検出手
    段から帰還される前記ディジタル変換された帰還量に応
    じて、前記検出電圧値と前記目標電圧値との残差が減少
    するように単位時間当たりに出力するパルス数を可変設
    定して前記パルス信号を生成するように構成されてい
    る、 ことを特徴とする請求項12に記載の発熱量制御装置。
  15. 【請求項15】 前記演算手段は、前記駆動電流検出手
    段から帰還される前記ディジタル変換された帰還量に応
    じて、前記検出電圧値と前記目標電圧値との残差が減少
    するように前記パルス信号のパルス波高値を可変設定す
    るように構成されている、 ことを特徴とする請求項12に記載の発熱量制御装置。
  16. 【請求項16】 前記演算手段は、前記駆動電流検出手
    段から帰還される前記ディジタル変換された帰還量に応
    じて、前記検出電圧値と前記目標電圧値との残差が減少
    するように前記パルス信号を出力するタイミングを設定
    するように構成されている、 ことを特徴とする請求項12乃至15のいずれか一項に
    記載の発熱量制御装置。
  17. 【請求項17】 前記定電流駆動手段は、前記演算手段
    から出力される前記パルス信号としてのフィードバック
    制御量に基づいて前記駆動電流を定電流化して前記発熱
    体に出力するように構成されている、 ことを特徴とする請求項12乃至16のいずれか一項に
    記載の発熱量制御装置。
  18. 【請求項18】 前記定電流駆動手段は、 前記パルス信号に基づいて前記駆動電流を定電流化して
    前記発熱体に出力する定電流発生回路を有する、 ことを特徴とする請求項17に記載の発熱量制御装置。
  19. 【請求項19】 前記定電流駆動手段は、前記演算手段
    から出力される前記パルス信号を所定の電圧レベルのパ
    ルス信号に変換するパルス駆動回路を有し、 前記定電流発生回路は、前記パルス駆動回路において所
    定の電圧レベルに変換された前記フィードバック制御量
    に基づいて前記駆動電流を定電流化して前記発熱体に出
    力するように構成されている、 ことを特徴とする請求項18に記載の発熱量制御装置。
  20. 【請求項20】 前記演算手段に接続され、前記パルス
    信号の前記パルス幅、前記単位時間当たりに出力するパ
    ルス数、前記パルス波高値又は前記タイミングの少なく
    ともいずれかを前記演算手段に代わって設定可能な設定
    器を有する、 ことを特徴とする請求項12乃至19のいずれか一項に
    記載の発熱量制御装置。
  21. 【請求項21】 前記発熱体を用いたヒータ用抵抗体
    と、 前記ヒータ用抵抗体の近傍に当該ヒータ用抵抗体と所定
    距離を隔てた近傍に設けられた測温抵抗体と、 前記ヒータ用抵抗体が所定の発熱量を生成するように前
    記フィードバック制御を実行する前記発熱量制御装置を
    有する、 ことを特徴とする請求項9乃至19のいずれか一項に記
    載の発熱量制御装置を用いたフローセンサ。
  22. 【請求項22】 前記発熱体を用いたヒータ用抵抗体
    と、前記ヒータ用抵抗体の近傍に当該ヒータ用抵抗体と
    所定距離を隔てた近傍に設けられた測温抵抗体と、前記
    ヒータ用抵抗体が所定の発熱量を生成するように前記フ
    ィードバック制御を実行する前記発熱量制御装置を有
    し、 前記発熱量制御装置が前記パルス信号を出力するタイミ
    ングは、前記測温抵抗体を用いた流量測定に同期するよ
    うに設定されている、 ことを特徴とする請求項12乃至20のいずれか一項に
    記載の発熱量制御装置を用いたフローセンサ。
JP9196938A 1997-07-23 1997-07-23 発熱体の発熱量制御装置及びこれを用いたフローセンサ Pending JPH1137818A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995010754A1 (en) * 1993-10-12 1995-04-20 Explosive Developments Limited Adjustable electric delay detonator
JP2011227722A (ja) * 2010-04-20 2011-11-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 定電力制御回路

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