JPH1137782A - ナビゲーション装置、経路計算条件入力方法、記録媒体 - Google Patents

ナビゲーション装置、経路計算条件入力方法、記録媒体

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JPH1137782A
JPH1137782A JP20544497A JP20544497A JPH1137782A JP H1137782 A JPH1137782 A JP H1137782A JP 20544497 A JP20544497 A JP 20544497A JP 20544497 A JP20544497 A JP 20544497A JP H1137782 A JPH1137782 A JP H1137782A
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route
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JP20544497A
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Satoshi Katagai
智 片貝
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望する道路区間を経路計算条件として容易
に指定できるナビゲーション装置、経路計算条件入力方
法、及びそれらを実現するプログラムが記録された記録
媒体を提供する。 【解決手段】 誘導ルートの計算に際して、地図が表示
された画面上に、タッチパネル等を用いて線分bや自由
曲線cが入力されたら、線分bに対応する道路区間、及
び自由曲線cで囲まれた範囲の道路区間を入力区間と判
断し、それらの入力区間を通る誘導ルートrを計算し表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望する道路区間
を経路計算条件として指定可能なナビゲーション装置、
及び経路計算条件入力方法、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用のナビゲーション装置にお
いては、スタート地点からゴール地点までの推奨ルート
を計算する経路計算機能、及びかかる経路計算機能等に
より得られた推奨ルートを誘導ルートとして使用者をゴ
ール地点へ向けて案内する経路誘導機能を備えている。
さらに、前述した経路計算機能においては、使用者によ
って予め立ち寄りたい経由地点が設定されたとき、その
経由地点を経由するような推奨ルートを計算したり、有
料道路や高速道路等の特定の種類の道路を使用する(又
は使用しない)ような計算条件を満足する推奨ルートを
計算したりすることができるものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ナ
ビゲーション装置においては、例えば前述した推奨ルー
トの計算に際して、使用する(又は使用しない)といっ
た計算条件として、特定の種類の道路を指定することは
できたが、例えばある地点aから他の地点bまでの間と
いったような任意の道路区間は、それを直接的に指定す
ることができなかった。
【0004】このため、例えば誘導ルートの計算に際し
て、本人が通りたいと望む特定の道路区間を含む経路を
計算させる場合には、そうした道路区間上における複数
の地点を経由地点として指定したり、また、本人が通り
たくない道路区間を回避する誘導ルートを計算させたい
場合には、そうした道路区間が含まれないように、複数
の地点を経由地として設定したりすることが必要となっ
ていた。すなわち、複数の経由地点を指定することによ
り、所望する道路区間を間接的に指定する必要があっ
た。
【0005】こうしたことから、任意の道路区間を指定
するときには、その指定に要する入力作業が煩雑であっ
た。しかも、指定する経由地点が少なかった場合には所
望する道路区間が正確に指定できないため、例えば所望
する道路区間を含む(又は含まない)誘導ルートを正確
に計算させたい場合においては、経由地点を多数指定す
る作業を強いられるという問題があった。
【0006】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、所望する道路区間を経路計算条件とし
て容易に指定できるナビゲーション装置、経路計算条件
入力方法、及びそれらを実現するプログラムが記録され
た記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1のナビゲーション装置にあっては、地図デー
タ記憶手段から読み出された地図データに基づく地図を
表示する表示手段と、スタート地点からゴール地点まで
の経路を計算する経路計算手段と、前記地図データに基
づき前記表示手段に表示された地図上に線分を入力する
入力手段と、この入力手段により入力された線分に対し
て所定の関係にある前記地図上の道路区間を入力区間と
判断し前記経路計算手段の計算条件として出力する制御
手段とを備えたものとした。
【0008】かかる構成において、表示手段に表示され
た地図上に、入力手段によって線分が入力されると、制
御手段が、入力された線分に対して所定の関係にある前
記地図上の道路区間を入力区間と判断し経路計算手段へ
出力する。このため、経路計算手段によりスタート地点
からゴール地点までの経路を計算させる際には、地図上
に線分を入力するだけで所望の道路区間を経路計算手段
の計算条件として直接的に指定することができる。
【0009】また、請求項2の発明では、前記制御手段
は、前記入力手段により入力された線分で囲まれた範囲
内の道路区間を入力区間と判断し出力するものとした。
【0010】かかる構成において、入力された線分が、
相互に隣接する複数の道路区間や互いに交差する複数の
道路区間を囲むものであるとき、制御手段はそうした複
数の道路区間の全てを入力区間と判断し出力する。ま
た、線分により囲まれた道路区間が1つであるときに
は、確実にその道路区間を入力区間と判断し出力する。
【0011】また、請求項3の発明では、前記入力手段
は、前記地図が表示された画面を触れることにより前記
線分を入力するタッチ式入力手段であるものとした。
【0012】かかる構成において、所望の道路区間の入
力作業を行う者は、地図が表示された画面を触れること
により、地図上に線分を入力する作業を行うことができ
る。
【0013】また、請求項4の発明では、前記入力手段
は、前記地図上に表示されたカーソルの移動を行うこと
により前記線分を入力するカーソル式入力手段であるも
のとした。
【0014】かかる構成において、所望の道路区間の入
力作業を行う者は、画面上に表示されているカーソルの
移動を行うことにより、地図上に線分を入力する作業を
行うことができる。
【0015】また、請求項5の方法にあっては、スター
ト地点からゴール地点までの経路を計算するための計算
条件を入力する経路計算条件入力方法において、地図デ
ータに基づき表示された地図上に線分を入力し、入力し
た線分に対して所定の関係にある前記地図上の道路区間
を入力区間と判断し、経路計算条件とするようにした。
かかる方法において、スタート地点からゴール地点ま
での経路を計算するための計算条件を入力するとき、そ
れを行う者は、地図上に線分を入力するだけで直接的に
所望の道路区間の入力作業を行うことができる。
【0016】また、請求項6の記録媒体にあっては、コ
ンピュータによって読み取られ実行されるプログラムを
記録した記録媒体において、地図データに基づき表示さ
れている地図上に入力された線分に対して所定の関係に
ある前記地図上の道路区間を入力区間と判断し経路計算
条件として処理するプログラムを含むものとした。
【0017】かかる記録媒体に記憶されたプログラムを
用いれば、コンピュータを備えた装置に、地図データに
基づき表示されている地図上に線分が入力された際、そ
の線分に対して所定の関係にある地図上の道路区間が入
力区間と判断するとともに、経路計算条件として処理す
る動作を行わせることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1は、本発明に係る車載用のナビ
ゲーション装置を示すブロック図である。このナビゲー
ション装置は、従来例で説明した経路計算機能及び経路
誘導機能等を備えたものであって、GPSアンテナ1
と、GPSアンテナ1により受信した衛星からのL1帯
のC/Aコードを復調・解読して現在地の緯度・経度を
割り出すGPSブロック2とを有している。GPSブロ
ック2により割り出された緯度・経度の情報はグラフィ
ックブロック3に入力され、本発明の制御手段を実現す
るCPU4に取り込まれる。CPU4はROM5に格納
されている制御プログラムに従いRAM6をワーキング
メモリとして動作する。
【0019】前記グラフィックブロック3にはCDブロ
ック7、キーブロック8、モニター9等がそれぞれ接続
されている。CDブロック7は、地図CD−ROM10
の記憶データ、すなわち道路データや地名データ等の地
図/道路情報、道路の交差点を示すノードデータ、道路
リンクデータ、誘導経路の計算等に用いられる交通規制
データ等を読み出し出力する。CDブロック7から出力
された各種データはRAM6を介して、ROM5から読
み出された各種のデータとともにCPU周辺回路G/A
11を経由してCPU4へ送られる。さらに、地図CD
−ROM10から読み出されたデータはグラフィックデ
ータコントローラ12を介してビデオRAM13へ送ら
れ描画データとして蓄えられた後、他の画像データとと
もにモニター9に送られる。これによりモニター9に自
車位置及び自車位置周辺の地図が表示される。
【0020】モニター9の前面にはタッチパネル14が
一体的に設けられている。タッチパネル14は本発明の
タッチ式入力手段であって、図示しないが、モニター9
の表示画面を覆うとともに、互いに向かい合う二枚のフ
ィルムやガラスにそれぞれ形成された透明電極を備えて
いる。タッチパネル14は、指やペンが触れたとき、相
対向する前記透明電極の一部が互いに当接することによ
り変化するX方向及びY方向の抵抗値の変化を検出する
ことにより、表示画面上の接触位置を検出するものであ
る。また、前記キーブロック8には、各種の動作モード
の設定キー、カーソルキー、実行キー等の図示しない複
数の操作キーが設けられており、これらの操作キーによ
り本発明のカーソル式入力手段が実現されている。ま
た、前記グラフィックブロック3には、D/Aコンバー
タ15及びアンプ16を介して、合成音からなる案内音
を経路誘導時等に放音するスピーカー17が接続されて
いる。なお、前述したタッチパネル14に代えて、位置
検出を静電容量の変化で行う方式の他のタッチパネル
や、マトリックス状をなす複数本の赤外光線で行うもの
を使用することができる。
【0021】次に、以上の構成からなる本実施の形態に
おいて、使用者が経路計算機能を使用し、所望の経由地
を含む誘導ルートを計算させる場合における使用者の操
作を図2に示したフローチャートに従って説明する。す
なわち、使用者は、モニター9に地図が表示された状態
で、キーブロック8のモードの設定キーによりルート入
力モードを設定した後(SA1)、タッチパネル14上
(以下、地図画面上)におけるスタート地点をペンで触
ることによって、スタート地点を指定すると(SA
2)、経由地指定モードに移行する(SA3)。なお、
これは、ペンを用いることなく単に指で触れる場合も同
様である。
【0022】ここで、地図画面上のある点をペンで触っ
た後(SA4)、その位置ですぐペンを離した場合に
は、それが「点」として認識され登録される(SA
5)。また、触った位置でペンを離さず、動かした後離
した場合には、その軌跡が「線分」として認識され登録
される(SA6)。さらに、触った位置でペンを離さ
ず、ある範囲を囲むように移動した後離した場合には、
その軌跡により囲んだ部分が「範囲」として認識され登
録される(SA7)。つまり、地図上に点と線分とを入
力することにより経由地が入力できる。そして、それ以
外の経由地の追加指定をする場合には(SA8で「す
る」)、ステップSA4へ戻り、追加指定をしない場合
には(SA8で「しない」)、地図画面上における終了
地点(ゴール地点)をペンで触り、終了地点を指定する
(SA9)。また、前述したスタート地点、経由地、終
了地点を指定した時、同時にモニター9の地図画面上に
は、図4に示すように、スタート地点及び終了地点を示
すマーク「S」及び「G」と、経由地を示す点a、線分
b及び環状部分を形成する自由曲線cが表示される。
【0023】そして、終了地点を指定したら、キーブロ
ック8の実行キーを押して入力を完了し、誘導ルートの
計算を開始させる(SA10)。やがて、計算が完了す
ると(SA11)、図5に示すように、点aと、前記線
分bに近接する道路であって、線分bその両端に近接す
る地点をその両端とする道路区間と、自由曲線c(の環
状部分)によって囲まれた道路区間とを通る誘導ルート
rが、モニター9に表示されている地図に表示される。
【0024】一方、かかる操作時におけるCPU4によ
るナビゲーション装置の制御動作を図3のフローチャー
トに従い説明する。すなわちCPU4は、ルート入力モ
ードが設定されると、ペン入力があるか否かを判別し
(SB1)、ペン入力があると、つまり前述したステッ
プSA2〜ステップSA10の操作が行われると、ペン
入力された「点」、「線分」、「範囲」等を登録する
(SB2)。すなわち、ペン入力されたスタート地点
S、終了地点G、及びそれぞれが経由地を示す点a、線
分b及び環状部分を形成する自由曲線cを示す入力デー
タをRAM6に随時記憶する。同時に、その入力データ
に基づきペン入力の内容を図4に示したようにモニター
9に表示させる。一方、ステップSB1の判別結果がN
Oであってペン入力がなければ、キーブロック8の実行
キーが操作されたか否かを判別する(SB3)。
【0025】ここで、実行キーの操作がなければステッ
プSB1に戻り、実行キーの操作があれば(SB3でY
ES)、登録されている「点」、「線分」、「範囲」等
に基づき、つまりRAM6に記憶されている前記入力デ
ータに基づき、誘導ルートを計算する(SB4)。ここ
での誘導ルートの計算は、例えば、前記線分bを複数の
ポイントの集まりとし、その複数のポイントを所定の基
準に従い道路上のポイントにマップマッチングさせる。
また、前記自由曲線cの環状部で囲まれた範囲の全ての
道路の区画ルート上の全域に複数のポイントを設定す
る。しかる後、それらのマップマッチングさせたポイン
ト及び設定されたポイントと、前記点aとを経由地点と
することにより行う。そして、誘導ルートの計算が終了
したら、CPU4は、前述したようにモニター9に表示
されている地図にその誘導ルートrを表示させるととも
に(SB5)、処理を終了する。
【0026】このように、前記ナビゲーション装置にお
いては、画面表示された地図上に図4に示したような線
分bや、自由曲線cを入力するだけで所望の道路区間を
直接的に指定することができる。このため、前述したよ
うに誘導ルートの計算に際して、使用者本人が通りたい
と望む道路区間を含む経路を計算させる場合であって
も、従来のように、経由地を多数指定する作業を強いら
れることがなく、所望の道路区間を容易に指定すること
ができる。
【0027】また、図4に示した場合のように、自由曲
線cが相互に隣接する複数の道路や互いに交差する複数
の道路を囲むものであるときには、複数の道路上の囲ま
れた範囲内の全ての区間を指定された道路区間として認
識する。このため、そうした複数の道路区間の入力作業
を一度の作業で行うことができ、使い勝手がよい。特
に、誘導ルートの計算に際して経由地を設定する場合に
おいては、通りたい地点や道路区間をはっきり決めなく
とも、単に「この辺」を通りたい、といったように経由
地をあいまいに指定することができ便利である。また、
例えば、所望の道路区間が、地図上で相互いに密着して
いるような複数の道路のうちの1つの道路上にある場合
には、その道路区間を線分bで指定することにより、そ
の道路区間を簡単かつ確実に指定することができ、使い
勝手がよい。
【0028】また、図5に示した場合のように、所望す
る道路区間に交差点がある場合であっても、その交差点
に進入する側の区間とその交差点で曲がる側の区間との
双方にそれぞれに経由地点を指定する必要がなく、その
交差点を囲むような自由曲線c、或いはその交差点に沿
って直線や、鉤型や、くの字型の線分を一回入力するだ
けで交差点を含む道路区間を容易に指定することができ
るため、所望の道路区間に交差点がある場合には特に有
効である。
【0029】なお、入力された自由曲線cに基づき指定
された範囲を認識する際、入力された自由曲線cの形状
が複雑であるとCPU4にかかる負荷が大きくなること
が予想されるが、これに対しては、例えば次のような処
理を行わせればよい。すなわち、自由曲線cによって囲
まれた部分(環状部分)の形の重心を中心とし、そこか
ら一番遠い自由曲線cの環状部分の地点までを半径とし
た円を想定し、その内部を指定範囲として認識処理を行
わせる。あるいは、囲まれた部分(環状部分)の形の重
心を中心とし、かつその形と同じ面積の円や四角形を想
定し、その内部を指定範囲として認識処理を行わせる。
それにより、指定範囲の認識処理を簡略化してCPU4
にかかる負荷を軽減させることができ、その結果、認識
処理の速度を向上させることができる。
【0030】なお、前述した各実施の形態においては、
誘導ルートの計算に際して、所望の道路区間を経由地と
して指定する場合について説明したが、所望の道路区間
を含まない誘導ルートを計算する場合についても、同様
の効果が得られる。
【0031】また、図6は、前記ナビゲーション装置に
おいて、前述した誘導ルートの計算時における所望の経
由地の入力操作をカーソルを用いて行う場合の使用者の
操作を示したフローチャートである。すなわち、使用者
は、モニター9に地図が表示された状態で、キーブロッ
ク8のモードの設定キーによりルート入力モードを設定
した後(SC1)、地図画面上に表示されているカーソ
ルをカーソルキーの操作により所望の位置へ移動させ位
置決めを行い、実行キーを押すことによりスタート地点
を指定し(SC2)、経由地指定モードに移行する(S
C3)。
【0032】次に、経由地の指定方法に応じてステップ
SC5,SC7,SC12へ分岐する(SC4)。すな
わち使用者が経由地を点で指定したい場合には、所望の
位置にカーソルを移動した後、実行キーを押すと(SC
5)、その位置が「点」として登録される(SC6)。
また、線分で指定したい場合には、先ず、所望する位置
までカーソルを移動し、実行キーを押し(SC7)、入
力しようとする線分の一端を決定する(SC8)。引き
続き、他の位置までカーソルを移動し、実行キーを押し
(SC9)、入力しようとする線分の他端を決定する
(SC10)。すると、前記一端と前記他端とを結ぶ線
分が登録される(SC11)。また、範囲で指定したい
場合には、所望する位置までカーソルを移動し、実行キ
ーを押した後(SC12)、その位置を基点としてカー
ソルをさらに別の位置へ移動させ、矩形等を形成する閉
じた線を作るとともに実行キーを押す(SC13)。す
ると、その閉じた線で囲まれた範囲が登録される(SC
14)。
【0033】そして、それ以外の経由地の追加指定をす
る場合には(SA15で「する」)、ステップSC4へ
戻り、追加指定をしない場合には(SA15で「しな
い」)、カーソルを所望の位置へ移動させ位置決めを行
い、実行キーを押すことにより終了地点(ゴール地点)
を指定する(SC16)。また、図示しないが、前述し
たスタート地点、経由地、終了地点を指定した時、同時
にモニター9の地図画面上には、入力した点及び線分が
表示される。この後、キーブロック8の実行キーを押し
て入力を完了し、誘導ルートの計算を開始させる(SC
17)。やがて、計算が完了すると(SC18)、計算
された誘導ルートがモニター9に表示されている地図に
表示される。なお、誘導ルートの計算時におけるCPU
4によるナビゲーション装置の制御動作については、図
3を以て既説した動作と同様であるため、説明を省略す
る。
【0034】このように、経由地の入力操作をカーソル
を用いて行う場合であっても、画面表示された地図上に
単なる線分や、両端が閉じた線分を入力するだけで、所
望とする1乃至は複数の道路区間を直接的に指定するこ
とができる。よって、前述したタッチパネル14を用い
た場合と同様の効果が得られる。また、カーソルを用い
る構成であれば、前述したタッチパネル14等が不要で
あるため、装置の低価格化を図ることができる。なお、
カーソルを用いて行う、単なる線分や、両端が閉じた線
分の入力操作は、前述した以外にも、現在パソコンによ
りワープロソフト等を使用する場合の罫線入力やイメー
ジデータの処理に際して、キーボードの矢印キーやマウ
ス等の操作によりカーソルを移動させて行うような周知
の操作と同様の操作により行わせてもよい。
【0035】なお、以上の実施の形態においては、誘導
ルートの計算に際して、所望の道路区間を経由地として
指定する場合について説明したが、所望の道路区間を含
まない誘導ルートを計算する場合についても、同様の効
果が得られる。
【0036】また、前記ナビゲーション装置において
は、CPU4の制御プログラムがROM5に記憶されて
いる場合について説明したが、例えば地図CD−ROM
10等の記録媒体に記録されたプログラムを、RAM6
に、又はROM5がリライト可能であればROM5に読
み込ませるようにしてもよい。また、前記プログラムを
地図CD−ROM10に記録しておけば、パソコン等の
装置に本実施の形態に示したナビゲーション装置と同様
の動作を行わせることができるため、特に都合がよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように請求項1のナビゲー
ション装置においては、経路計算手段によりスタート地
点からゴール地点までの経路を計算させる際には、入力
手段により地図上に線分を入力するだけで所望の道路区
間を経路計算手段の計算条件として直接的に指定するこ
とができるようにした。よって、例えば、所望する道路
区間を含む(又は含まない)経路を計算させたい場合に
おいては、所望する道路区間の指定作業が極めて楽にな
る。同時に、所望する道路区間が正確に指定できる。特
に、所望する道路区間に交差点が含まれている場合には
極めて有効である。
【0038】これに加え、請求項2のナビゲーション装
置においては、入力された線分が、相互に隣接する複数
の道路区間や互いに交差する複数の道路区間を囲むもの
であるとき、制御手段はそうした複数の道路区間の全て
を入力区間と判断し出力するようにした。よって、交差
点が含まれている道路区間の入力作業はもとより、相互
に隣接する複数の道路区間や互いに交差する複数の道路
区間の入力作業を一度の作業にて行うことができ、使い
勝手が向上する。しかも、指定する地点や道路区間をは
っきり決めなくとも、「この辺」といったような経由地
のあいまい指定が可能となる。
【0039】また、請求項3のナビゲーション装置にお
いては、入力手段をタッチ式入力手段とし、所望の道路
区間の入力作業を行う者が、地図が表示された画面を触
れることにより、地図上に線分を入力する作業を簡単に
行うことができるようにした。よって、線分を入力する
際の作業性に優れ、所望する道路区間を極めて容易に指
定することができる。
【0040】また、請求項4のナビゲーション装置にお
いては、入力手段をカーソル式入力手段とし、所望の道
路区間の入力作業を行う者が、画面上に表示されている
カーソルの移動及び位置決定を行うことにより、地図上
に線分を入力する作業を簡単に行うことができるように
した。よって、線分を入力する際の作業性に優れ、所望
する道路区間を極めて容易に指定することができるとと
もに、装置の低コスト化を図ることができる。
【0041】また、請求項5の経路計算条件入力方法に
よれば、地図上における所望の道路区間を入力すると
き、それを行う者は、地図上に線分を入力するだけで直
接的に所望の道路区間の入力作業を行うことができる。
よって、所望する道路区間を容易に指定することができ
る。
【0042】また、請求項6の記録媒体においては、そ
れに記録されているプログラムを用いることにより、コ
ンピュータを備えた装置に、地図データに基づき表示さ
れている地図上に線分が入力された際、その線分に対し
て所定の関係にある地図上の道路区間が入力区間と判断
し処理される動作を行わせることができるようにした。
よって、コンピュータを備えた装置において、請求項5
の経路計算条件入力方法の実現が可能となる。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すナビゲーション装
置のブロック図である。
【図2】ペン入力による経由地の操作手順を示すフロー
チャートである。
【図3】ペン入力操作時におけるCPUの制御動作を示
すフローチャートである。
【図4】ペン入力操作による経由地の指定状態が表示さ
れた地図画面を示す図である。
【図5】経由地の指定後に誘導ルートが表示された地図
画面を示す図である。
【図6】カーソル入力による経由地の操作手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
2 GPSブロック 4 CPU 5 ROM 6 RAM 8 キーブロック 9 モニター 14 タッチパネル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データ記憶手段から読み出された地
    図データに基づく地図を表示する表示手段と、 スタート地点からゴール地点までの経路を計算する経路
    計算手段と、 前記地図データに基づき前記表示手段に表示された地図
    上に線分を入力する入力手段と、 この入力手段により入力された線分に対して所定の関係
    にある前記地図上の道路区間を入力区間と判断し前記経
    路計算手段の計算条件として出力する制御手段とを備え
    たことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記入力手段により入
    力された線分で囲まれた範囲内の道路区間を入力区間と
    判断し出力することを特徴とする請求項1記載のナビゲ
    ーション装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、前記地図が表示された
    画面を触れることにより前記線分を入力するタッチ式入
    力手段であることを特徴とする請求項1又は2記載のナ
    ビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段は、前記地図上に表示され
    たカーソルの移動を行うことにより前記線分を入力する
    カーソル式入力手段であることを特徴とする請求項1又
    は2記載のナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 スタート地点からゴール地点までの経路
    を計算するための計算条件を入力する経路計算条件入力
    方法において、 地図データに基づき表示された地図上に線分を入力し、
    入力した線分に対して所定の関係にある前記地図上の道
    路区間を入力区間と判断し、経路計算条件とすることを
    特徴とする経路計算条件入力方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータによって読み取られ実行さ
    れるプログラムを記録した記録媒体において、 地図データに基づき表示されている地図上に入力された
    線分に対して所定の関係にある前記地図上の道路区間を
    入力区間と判断し、経路計算条件として処理するプログ
    ラムを含むことを特徴とする記録媒体。
JP20544497A 1997-07-15 1997-07-15 ナビゲーション装置、経路計算条件入力方法、記録媒体 Pending JPH1137782A (ja)

Priority Applications (1)

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