JPH113771A - 誘導加熱調理器及び誘導加熱調理器用の補助具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既製の誘導加熱調理器を簡単に外径寸法の異
なる中華鍋にも対応できるようにする。 【解決手段】 加熱面２が凹状曲面であり、その加熱面
２の外周縁に底が凹状曲面の鍋を支持するための突出リ
ング状の釜枠３を備えた誘導加熱調理器の釜枠３に対し
て装着する支持部１６を有し、この支持部１６に一端側
が支持され、他端側が支持部１６に係脱可能に掛止め得
るようにした支持アーム８を、釜枠３の外周を直径より
小さい箇所において弦状に跨ぎ得るように釜枠３上に設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、加熱面が凹状曲面
をなす誘導加熱調理器及び加熱面が凹状曲面をなす誘導
加熱調理器用の補助具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】誘導加熱調理器は、磁性を有する鍋等に
渦電流を交番磁界により誘起させてジュール熱を生じさ
せて調理を行なう調理器であり、その中には例えば、特
開平５―１９８３６８号公報に示されているような加熱
面が球面状の凹状曲面をなすものがある。これは、主と
して業務用の中華調理器として開発されたものであっ
て、底が球面状の凹状曲面の中華鍋の形状に合わせて加
熱面を凹状曲面に構成したものである。この中華用の誘
導加熱調理器の特徴は、上述のように加熱面が凹状曲面
であることと、加熱面に底が当らないように中華鍋を支
持する突出リング状の釜枠を備えていることである。

【０００３】中華鍋を効率よく加熱するためには交番磁
界を発生させる誘導加熱コイルを中華鍋の底に近接させ
る必要があり、そのため誘導加熱コイルは中華鍋の底の
形状に沿った形に配備されている。誘導加熱コイルの上
部は、その保護及び絶縁を図る保護板で覆われ、この保
護板の上面が加熱面を構成している。保護板は磁化せず
しかも耐熱性が高いことが要求されるため、多くのもの
がセラミック材料で作られている。中華鍋を使って行な
う料理は、良く知られているように中華鍋を激しく振っ
たり、或いはローリングさせて調理することが多く、調
理の際に中華鍋が衝撃に弱い保護板に当らないようにし
ているのが釜枠である。釜枠は加熱面を取り囲む突出リ
ング状のステンレス製の部材であり、その径に応じた外
径寸法の中華鍋を加熱面上に間隔をおいて支持するいわ
ゆる五徳の機能を果たす。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の加
熱面が凹状曲面であり、突出リング状の釜枠を備えた誘
導加熱調理器においては、加熱面及び釜枠が特定の外径
寸法の中華鍋に対して専用に構成されているため、外径
寸法の異なる中華鍋については具合良く使うことができ
ないといった問題点がある。即ち、釜枠に合った特定の
外径寸法より小さい外径寸法の中華鍋を使えば、釜枠で
その中華鍋の底を支持することができず、調理時の鍋操
作によって保護板を破損してしまうことがある。また、
大きい外径寸法の中華鍋では、釜枠により中華鍋の底を
支持できるものの加熱面から底が大きく離反し、誘導加
熱コイルから離れてしまうため十分に加熱することがで
きなくなる。

【０００５】本発明は、上記した従来の問題点を解消す
るためになされたものであって、本発明のうち請求項１
に記載の発明の課題とするところは、外径寸法の異なる
中華鍋にも簡単に対応できる誘導加熱調理器を得ること
であり、請求項２に記載の発明の課題とするところは、
その誘導加熱調理器の使い勝手の向上を図ることであ
る。

【０００６】また、請求項３に記載の発明の課題とする
ところは、既製の誘導加熱調理器を簡単に外径寸法の異
なる中華鍋にも対応できるようにすることのできる補助
具を開発することであり、請求項４に記載の発明の課題
とするところは、その補助具の使い勝手の向上を推進す
ることである。

【０００７】さらに、請求項５に記載の発明の課題とす
るところは、外形寸法の異なる数種の中華鍋にも対応で
きる誘導加熱調理器用の補助具を得ることであり、請求
項６〜請求項９までに記載の各発明の課題とするところ
は、その補助具の機能を拡充することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項１の発明は、加熱面が凹状曲面であり、その加
熱面の外周縁に底が凹状曲面の鍋を支持するための突出
リング状の釜枠を備えた誘導加熱調理器に対し、その釜
枠の外周部に一端側が支持され、他端側が釜枠に掛止め
得る支持アームを、釜枠の外周を直径より小さい箇所に
おいて弦状に跨ぎ得るように釜枠上に退離可能に構成す
る手段を採用する。

【０００９】前記課題を達成するために請求項２の発明
は、請求項１に係る前記手段における支持アームを釜枠
に対して着脱可能に構成する手段を採用する。

【００１０】前記課題を達成するために請求項３の発明
は、加熱面が凹状曲面であり、その加熱面の外周縁に底
が凹状曲面の鍋を支持するための突出リング状の釜枠を
備えた誘導加熱調理器の釜枠に対して装着する支持部を
有し、この支持部に一端側が支持され、他端側が支持部
に係脱可能に掛止め得るようにした支持アームを、釜枠
の外周を直径より小さい箇所において弦状に跨ぎ得るよ
うに、前記釜枠上に設ける手段を採用する。

【００１１】前記課題を達成するために請求項４の発明
は、請求項３に係る前記手段における支持部を、誘導加
熱調理器の釜枠に着脱可能に構成する手段を採用する。

【００１２】前記課題を達成するために請求項５の発明
は、請求項３又は請求項４のいずれかに係る前記手段に
おける支持アームの他端側の支持部に対する掛止め位置
を、鍋の大きさに応じて変え得るようにする手段を採用
する。

【００１３】前記課題を達成するために請求項６の発明
は、請求項３〜請求項５までのいずれかに係る前記手段
における支持アームを、その略中央において釜枠の外周
側に向って略くの字状に屈曲させる手段を採用する。

【００１４】前記課題を達成するために請求項７の発明
は、請求項３〜請求項６までのいずれかに係る前記手段
における支持アームの支持部に対する支持箇所と、掛止
め箇所の間に鍋の底の凹状曲面に倣う形状の鍋底受部を
下方に延出させる手段を採用する。

【００１５】前記課題を達成するために請求項８の発明
は、請求項３〜請求項７までのいずれかに係る前記手段
における、支持部や支持アーム等の構成部分の全体を磁
化されない剛性材料で構成する手段を採用する。

【００１６】前記課題を達成するために請求項９の発明
は、請求項３〜請求項７までのいずれかに係る前記手段
における、支持部や支持アーム等の構成部分の全体を磁
化されない金属の剛性材料で構成する手段を採用する。

【００１７】

【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。 実施の形態１．図１〜図３により示すこの実施の形態１
の誘導加熱調理器は、中華専用の業務用調理器であり、
キャビネット型に構成された調理器本体１の上面に加熱
面２と釜枠３とが設けられている。この誘導加熱調理器
も、磁性を有する中華鍋４等に渦電流を交番磁界により
誘起させてジュール熱を生じさせて調理を行なうもので
あり、加熱面２は、底が球面状の凹状曲面の中華鍋４の
形状に倣って球面状の凹状曲面をなしている。交番磁界
を発生させる誘導加熱コイル５は中華鍋４の底に近接さ
せる必要があるため中華鍋４の底の形状に沿った形に配
備されている。誘導加熱コイル５の上部には、その保護
及び絶縁を図る保護板６で覆われ、この保護板６の上面
が加熱面２を構成している。

【００１８】保護板６は、自体が交番磁界により誘導さ
れて発熱しないように透磁率が低く耐熱性の高いセラミ
ック材料で形成されている。釜枠３は円形の突出リング
状に透磁率の低い例えばステンレスにより構成され、加
熱面２をその外周部において土手状に取り囲み、調理の
際に中華鍋４が衝撃に弱い保護板６に当らないように中
華鍋４の底を、加熱面２上に間隔をおいて支持する。こ
の釜枠３にはその外周部に一端側が抜き差しできるよう
に回動可能に嵌合支持され、他端側が釜枠３の外周部に
設けられた掛止部７に係脱可能に掛止め得る支持アーム
８が備えられている。支持アーム８は、作業位置に立つ
使用者から見て奥側となる釜枠３の外周を直径より小さ
い箇所において横方向に弦状に跨ぎ得るように釜枠３上
においてほぼ水平方向に旋回できるように装着されてい
る。

【００１９】支持アーム８の略中央部分と自由端側部分
とは、図２に示すようにそれぞれほぼ同じ平面上におい
てくの字状に曲げられている。中央部分の曲げ部分９は
釜枠３の外周側に向って突出し、角度を持つ二つのアー
ム部１０を形成している。これらの二つのアーム部１０
のそれぞれの中間部には、中華鍋４の底の曲面形状に倣
う形状の鍋底受部１１が下方に延出して固着されてい
る。支持アーム８の自由端側の曲げ部分は、自由端側が
釜枠３の外周をほぼ直角に横切るように曲げられ、さら
にその自由端側が下向きと横向きにクランク状に曲げら
れ自由端に続いている。釜枠３の対面する使用者の向き
に直角な方向の直径線１２に平行で、支持アーム８の支
持位置を通る弦上付近の支持位置に対向する側の釜枠３
の外周に、支持アーム８の自由端側の垂直部分を掛止め
る掛止部７が、周方向に二箇所設けられている。これら
の掛止部７は、外側に弾性変形し支持アーム８の係脱を
許容する嵌込口を有し、いずれの位置にも支持アーム８
の自由端側を掛止めることができる。支持アーム８や鍋
底受部１１並びに掛止部７の構成材料は、透磁率が低く
磁化しない金属の剛性材料であるステンレスが耐熱性や
清掃性の点でも優れているが、炭素繊維材料のような非
金属の非磁性の剛性材料を採用することも可能である。

【００２０】上記構成の誘導加熱調理器も加熱機能につ
いては従来のこの種のものと同じである。この誘導加熱
調理器の特徴は、外径寸法の異なる大中小の三種類の中
華鍋４に対して対応することができる点にある。釜枠３
の寸法に合った中華鍋４が適用できるものの中では最も
大きいものとなる。これを以降大鍋とも称し、これより
外径寸法の小さい中華鍋４を以降中鍋と、さらに外径寸
法の小さいものを小鍋とも称することとする。

【００２１】大鍋については、図３に示すように支持ア
ーム８を支持部分において抜取り除去して、釜枠３本来
の径を使って使用する。中鍋や小鍋を使う場合には、支
持アーム８を装着することになる。中鍋の場合には支持
アーム８の自由端側を奥側の掛止部７に支持アーム８を
少し弾性変形させながら掛止める。これにより中華鍋４
の底は手前側の釜枠３の上部と支持アーム８の各アーム
部１０の三箇所で安定よく支持されることになる。そし
て調理に際し中華鍋４をこれら三箇所により支持させて
振ったり、或いはローリングさせても中華鍋４が衝撃に
弱い保護板６に当ってこれを損傷させてしまうようなこ
とが回避されうる。特に、アーム部１０に鍋底受部１１
が下方に延出して固着されているため、中華鍋４を強く
ローリングさせるような操作をしても中華鍋４がアーム
部１０の下に潜り込むことがなく、保護板６への衝突は
未然に防止される。

【００２２】小鍋の場合には支持アーム８の自由端側を
手前側の掛止部７に掛止める。これにより小鍋の底は手
前側の釜枠３の上部と支持アーム８の各アーム部１０の
三箇所で支持されることになる。そして調理に際し小鍋
をこれら三箇所により支持させて振ったり、或いはロー
リングさせても小鍋が衝撃に弱い保護板６に当ってこれ
を損傷させてしまうようなことが回避されうる。この場
合もアーム部１０に鍋底受部１１が下方に延出して固着
されているため、小鍋を強くローリングさせるような操
作をしても小鍋がアーム部１０の下に潜り込むことがな
く、保護板６への衝突は未然に防止される。

【００２３】大鍋、中鍋、小鍋のいずれの場合も鍋の底
と誘導加熱コイル５との間隔は適切に保たれるので、十
分な加熱を行なうことができる。このように、この誘導
加熱調理器によれば、支持アーム８を取り外せば大鍋の
操作の邪魔にもならず、簡単な構成と簡単な操作で、一
台の誘導加熱調理器で大鍋、中鍋、小鍋に対応すること
ができる。即ち、使い勝手の良い便利な誘導加熱調理器
と言えるものである。なお、掛止部７は一つでもそれ相
応の中鍋や小鍋に対応することができるが、その数を増
加させれば、さらに径の小さい小鍋にも対応することが
できる。また、支持アーム８を固定にし、大鍋を使う時
には邪魔にならない位置にまで旋回させておくようにし
てもよい。

【００２４】実施の形態２．図４，５によって示すこの
実施の形態２は、上述した実施の形態１の誘導加熱調理
器における支持アームに関して工夫を講じたものであ
る。支持アームに係る構成以外は実施の形態１のものと
同じである。従って、実施の形態１と同じ部分について
は実施の形態１のものと同じ符号を用い、それらについ
ての説明は省略する。

【００２５】この実施の形態の誘導加熱調理器における
支持アーム８は、両端をほぼ直角に曲げて差込部１３を
構成し、この差込部１３をそれぞれ上から差込み得る差
込孔１４を釜枠３の外周に設けたものである。一方の差
込孔１４が実施の形態１の支持箇所に当り、他方が掛止
部７に相当する構成である。このような簡素な支持アー
ム８の構成によっても実施の形態１のものと同様な機能
及び利点を奏し得る。これ以外の構成は実施の形態１の
ものと同じである。

【００２６】実施の形態３．図６〜図８によって示すこ
の実施の形態３は、上述した実施の形態１，２の誘導加
熱調理器における支持アーム８に関係する構成を釜枠３
とは独立した構成として、既製の誘導加熱調理器にも装
着できる補助具１５として構成したものである。図から
も分るとおり、支持アーム８の基本構成や掛止部７の構
成等は実施の形態１，２のものと同じである。従って、
実施の形態１，２と同じ部分については実施の形態１，
２のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省
略する。

【００２７】この補助具１５は、釜枠３の外周に装着で
きるように構成した支持部１６に、実施の形態１，２に
より示した支持アーム８と、掛止部７又は差込孔１４を
構成したものである。支持部１６を釜枠３に固着する構
成を採る場合には、掛止部７が釜枠３の上部から突出し
ては釜枠３が使いにくいので、実施の形態１で示したよ
うに自由端側をクランク状に曲げた支持アーム８とす
る。支持部１６を図６に示すようにフックとクランパー
等よりなる緊締具１７で緊締できるようにした帯状のス
テンレス等で構成し、釜枠３に対して支持部１６を着脱
可能に構成した場合には、掛止部７が釜枠３の上部から
少しくらい突出しても問題ないので、図６に示すように
自由端側をクランク状に曲げない支持アーム８の構成で
よい。支持アーム８は支持部１６に設けられた回動支持
部１８において、実施の形態１のものと同様に旋回で
き、自由端を掛止部７に係脱可能に掛止め得る。また、
図８に示すように、支持アーム８の両端をほぼ直角に曲
げて差込部１３を構成し、この差込部１３をそれぞれ上
から差込み得る差込孔１４を支持部１６の外周に設けた
構成としてもよい。

【００２８】即ち、この実施の形態の補助具１５を支持
部１６により既製の誘導加熱調理器の釜枠３外周に被着
させて装着すれば、実施の形態１，２で示した誘導加熱
調理器と同じ機能を果たす誘導加熱調理器となり、簡単
に既製の誘導加熱調理器の機能を拡大することができ
る。これ以外の支持アーム８自体や掛止部７並びに鍋底
受部１１に関する構成や機能は、実施の形態１で示した
それらについての構成や機能と同じである。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したとおり請求項１の発明によ
れば、外径寸法の異なる中華鍋にも簡単に対応できる誘
導加熱調理器が得られる。

【００３０】請求項２の発明によれば、請求項１に係る
前記効果とともに、誘導加熱調理器の使い勝手が向上す
る。

【００３１】請求項３の発明によれば、既製の誘導加熱
調理器を簡単に外径寸法の異なる中華鍋にも対応できる
ようにすることのできる誘導加熱調理器用の補助具が得
られる。

【００３２】請求項４の発明によれば、請求項３に係る
前記効果とともに使い勝手の良い誘導加熱調理器用の補
助具になる。

【００３３】請求項５の発明によれば、請求項３又は請
求項４のいずれかに係る前記効果とともに種々の大きさ
の鍋に対応できるようになる。

【００３４】請求項６の発明によれば、請求項３〜請求
項５までのいずれかに係る前記効果とともに鍋を安定良
く保持でき、誘導加熱調理器用の補助具の機能が拡充す
る。

【００３５】請求項７の発明によれば、請求項３〜請求
項６までのいずれかに係る前記効果とともに支持アーム
の下に鍋が潜り込むことを防止でき、加熱面に対する保
護機能が拡充する。

【００３６】請求項８の発明によれば、請求項３〜請求
項７までのいずれかに係る前記効果とともに誘導加熱調
理器用の補助具に対する加熱防止機能が拡充する。

【００３７】請求項９の発明によれば、請求項３〜請求
項７までのいずれかに係る前記効果とともに誘導加熱調
理器用の補助具に対する加熱防止機能が拡充する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 実施の形態１の誘導加熱調理器を示す斜視図
である。

【図２】 実施の形態１の誘導加熱調理器の加熱面部分
の平面図である。

【図３】 実施の形態１の誘導加熱調理器の加熱面部分
の断面図である。

【図４】 実施の形態２の誘導加熱調理器の加熱面部分
の平面図である。

【図５】 実施の形態２の誘導加熱調理器の加熱面部分
の側面図である。

【図６】 実施の形態３の誘導加熱調理器用の補助具の
平面図である。

【図７】 実施の形態３の誘導加熱調理器用の補助具の
側面図である。

【図８】 実施の形態３の他の誘導加熱調理器用の補助
具の平面図である。

【符号の説明】

１ 調理器本体、 ２ 加熱面、 ３ 釜枠、 ４ 中
華鍋、 ７ 掛止部、８ 支持アーム、 １０ アーム
部、 １１ 鍋底受部、 １３ 差込部、１４ 差込
孔、 １５ 補助具、 １６ 支持部、 １８ 回動支
持部。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 加熱面が凹状曲面であり、その加熱面の
   外周縁に底が凹状曲面の鍋を支持するための突出リング
   状の釜枠を備えた誘導加熱調理器であって、その釜枠の
   外周部に一端側が支持され、他端側が釜枠に掛止め得る
   支持アームを、前記釜枠の外周を直径より小さい箇所に
   おいて弦状に跨ぎ得るように前記釜枠上に退離可能に設
   けた誘導加熱調理器。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の誘導加熱調理器であっ
   て、支持アームを釜枠に対して着脱可能に構成した誘導
   加熱調理器。
3. 【請求項３】 加熱面が凹状曲面であり、その加熱面の
   外周縁に底が凹状曲面の鍋を支持するための突出リング
   状の釜枠を備えた誘導加熱調理器の前記釜枠に対して装
   着する支持部を有し、この支持部に一端側が支持され、
   他端側が前記支持部に係脱可能に掛止め得るようにした
   支持アームを、前記釜枠の外周を直径より小さい箇所に
   おいて弦状に跨ぎ得るように、前記釜枠上に設ける誘導
   加熱調理器用の補助具。
4. 【請求項４】 請求項３に記載の誘導加熱調理器用の補
   助具であって、支持部を誘導加熱調理器の釜枠に着脱可
   能に構成した誘導加熱調理器用の補助具。
5. 【請求項５】 請求項３又は請求項４のいずれかに記載
   の誘導加熱調理器用の補助具であって、支持アームの他
   端側の支持部に対する掛止め位置を鍋の大きさに応じて
   変え得るようにした誘導加熱調理器用の補助具。
6. 【請求項６】 請求項３〜請求項５までのいずれかに記
   載の誘導加熱調理器用の補助具であって、支持アームを
   その略中央において釜枠の外周側に向って略くの字状に
   屈曲させた誘導加熱調理器用の補助具。
7. 【請求項７】 請求項３〜請求項６までのいずれかに記
   載の誘導加熱調理器用の補助具であって、支持アームの
   支持部に対する支持箇所と掛止め箇所の間に鍋の底の凹
   状曲面に倣う形状の鍋底受部を下方に延出させた誘導加
   熱調理器用の補助具。
8. 【請求項８】 請求項３〜請求項７までのいずれかに記
   載の誘導加熱調理器用の補助具であって、全体を磁化さ
   れない剛性材料で構成した誘導加熱調理器用の補助具。
9. 【請求項９】 請求項３〜請求項７までのいずれかに記
   載の誘導加熱調理器用の補助具であって、全体を磁化さ
   れない金属の剛性材料で構成した誘導加熱調理器用の補
   助具。