JPH1137648A - 水分乾燥装置 - Google Patents

水分乾燥装置

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Publication number
JPH1137648A
JPH1137648A JP20705897A JP20705897A JPH1137648A JP H1137648 A JPH1137648 A JP H1137648A JP 20705897 A JP20705897 A JP 20705897A JP 20705897 A JP20705897 A JP 20705897A JP H1137648 A JPH1137648 A JP H1137648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
dried
oscillator
moisture
fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP20705897A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazurou Hayashi
数郎 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TLV Co Ltd filed Critical TLV Co Ltd
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Publication of JPH1137648A publication Critical patent/JPH1137648A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギ―損失を少なくして、効率良く被乾
燥物を乾燥することのできる水分乾燥装置を得ること。 【解決手段】 加熱ロ―ル3の一次側に振動付与手段2
を配置する。繊維1を振動付与手段2を経て加熱ロ―ル
3に供給する。加熱ロ―ル4に蒸気を供給する蒸気供給
管6を接続する。加熱ロ―ル3,4に至る前に繊維1は
振動付与手段2で振動させられて、水滴状の水分が滴下
し除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は繊維や製紙、化学や
食品、電気・電子や製薬、及び、林業等の各種工程にお
いて被乾燥物を効率的に乾燥するものに関し、特に、振
動によって水分を滴下させた後に熱エネルギ―によって
乾燥させる水分乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維製品を乾燥するものとして例えば特
開平4−316109号公報に示されたものがある。こ
れは、水分を含んだ被乾燥物としての糸を加熱ロ―ルの
外周に沿わせて移動させながら、加熱ロ―ルに高温蒸気
を供給して蒸気の熱エネルギ―により糸を乾燥するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の乾燥装置で
は熱エネルギ―の消費量が多くなってしまい、エネルギ
―効率が悪くなってしまう問題があった。即ち、加熱ロ
―ルによる熱エネルギ―だけで被乾燥物を乾燥するため
には、多量の水分を蒸発温度まで加熱しなければならず
多量の熱エネルギ―を要するためである。
【0004】また熱エネルギ―を用いるものでは、放熱
ロスや熱抵抗ロスを無くすことができず、比較的大きな
エネルギ―損失を生じるためである。
【0005】従って本発明の課題は、エネルギ―損失を
極力小さくして効率良く被乾燥物を乾燥することのでき
る水分乾燥装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた手段は、水分を含んだ被乾燥物を電気やガス
や石油等を介した熱エネルギ―で乾燥するものにおい
て、熱エネルギ―乾燥手段の一次側に、被乾燥物に所定
の振動を付与する振動付与手段を配置して、当該振動付
与手段により被乾燥物に含まれている水分を滴下させる
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】熱エネルギ―乾燥手段の一次側に
振動付与手段を配置したことにより、熱エネルギ―乾燥
手段に至るまでの被乾燥物に含まれている水分を、振動
付与手段の振動で振り落して滴下させることができ、水
分を蒸発温度まで加熱するための熱エネルギ―を節約す
ることができると共に、放熱ロスや熱抵抗ロスを生じる
ことがなく、エネルギ―損失を少なくして効率良く被乾
燥物を乾燥することができる。
【0008】
【実施例】本実施例においては、長尺状の繊維を乾燥す
る水分乾燥装置の例を示す。図1において、被乾燥物と
しての長尺状繊維1と、振動付与手段2と、加熱ロ―ル
3,4、及び、加熱ロ―ル3内と連通した真空ポンプ5
で水分乾燥装置を構成する。
【0009】加熱ロ―ル4に加熱用の蒸気を供給する蒸
気供給管6を接続する。蒸気供給管6には圧力調整弁7
を取り付ける。圧力調整弁7には、蒸気供給管6中に発
生した蒸気の凝縮水としてのドレンを系外に排除するた
めのスチ―ムトラップ8を内蔵すると共に、調整圧力値
を外部から設定するための電動アクチュエ―タ9を設け
る。加熱ロ―ル4と加熱ロ―ル3の内部を互いに連通す
る。
【0010】加熱ロ―ル3,4は、円筒状の回転式ドラ
イヤ―で内部に蒸気を供給し、外部に沿う長尺状の繊維
1を回転しながら乾燥する。繊維1の上方には繊維1の
保有水分を検出する水分センサ―10を設ける。水分セ
ンサ―10としては、水分量に応じて赤外線の吸収量が
変化する赤外線式水分計を用いることが望ましい。
【0011】加熱ロ―ル3の一次側に振動付与手段2を
取り付ける。振動付与手段2は被乾燥物の性状に応じて
機械的な振動を発生するバイブレ―タや超音波振動子を
適宜用いることができる。また超音波振動子としては圧
電素子や磁歪振動子やフェライト振動子あるいはバイモ
ルフ形振動子等を用いることができる。本実施例におい
ては長尺状繊維1に付着し含まれている水分を、振動に
より振り落し滴下させることができるものであれば良
い。
【0012】加熱ロ―ル3内と真空ポンプ5を接続する
連通管11を取り付ける。連通管11にスチ―ムトラッ
プ12とバイパスバルブ13と三方切替弁14を取り付
ける。加熱ロ―ル3,4内で生じたドレンを、三方切替
弁14の切り換えにより、真空ポンプ5に吸引したり、
あるいは、排出管15から系外へ排出することができる
ものである。
【0013】真空ポンプ5は、エゼクタ―式の真空ポン
プであり、給液タンク30と循環ポンプ31の吸込口を
連結し、循環ポンプ31の吐出口とエゼクタ―32を連
結し、エゼクタ―32と給液タンク30を連結したもの
である。エゼクタ―32を通過する高速流体により吸引
力が発生し、加熱ロ―ル3,4内で発生したドレンを滞
留することなく吸引する。
【0014】エゼクタ―32で発生する吸引力は、エゼ
クタ―32を通過する流体の温度における飽和圧力と等
しくなるために、飽和圧力すなわち吸引力を、より精度
良く保つために、給液タンク30内の液温を制御する温
度制御弁33を介して冷却水供給管35から冷却水を注
入する。給液タンク30内の液温は温度センサ―34で
検出され温度制御弁33の開閉弁を制御する。真空ポン
プ5を循環するドレンと冷却水の混合流体の過剰分は水
位センサ―38,39で検出され、ドレン排出弁40か
ら系外に排出される。
【0015】被乾燥物としての長尺状の繊維1を乾燥す
る場合、繊維1にはまず振動付与手段2で所定の振動が
加えられて主に水滴状の水分が滴下することにより予め
水分が除去され、続いて加熱ロ―ル3,4に至って蒸気
の保有熱により残留水分が蒸発され乾燥される。繊維1
の乾燥状態は水分センサ―10により検出され、蒸気供
給管6からの供給蒸気圧力や、加熱ロ―ル3,4の回転
速度、あるいは、振動付与手段2の発生振動の振幅や周
波数や強さを制御する。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、熱エネルギ―のみなら
ず、振動によって被乾燥物の水分を予め除去することに
より乾燥させることができ、エネルギ―損失を少なくし
て効率良く被乾燥物を乾燥することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水分乾燥装置の実施例を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 長尺状繊維 2 振動付与手段 3,4 加熱ロ―ル 5 真空ポンプ 6 蒸気供給管 10 水分センサ― 14 三方切替弁 30 給液タンク 31 循環ポンプ 32 エゼクタ―

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分を含んだ被乾燥物を電気やガスや石
    油等を介した熱エネルギ―で乾燥するものにおいて、熱
    エネルギ―乾燥手段の一次側に、被乾燥物に所定の振動
    を付与する振動付与手段を配置して、当該振動付与手段
    の振動により被乾燥物に含まれている水分を滴下させる
    ことを特徴とする水分乾燥装置。
JP20705897A 1997-07-15 1997-07-15 水分乾燥装置 Pending JPH1137648A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20705897A JPH1137648A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 水分乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP20705897A JPH1137648A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 水分乾燥装置

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JPH1137648A true JPH1137648A (ja) 1999-02-12

Family

ID=16533517

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JP20705897A Pending JPH1137648A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 水分乾燥装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017060956A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 株式会社名機製作所 蒸気を加熱媒体とする成形装置およびその被加熱部の流路のドレン除去方法
CN107992134A (zh) * 2017-12-08 2018-05-04 湖南阳东电瓷电气股份有限公司 一种电瓷坯件自动烘干系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017060956A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 株式会社名機製作所 蒸気を加熱媒体とする成形装置およびその被加熱部の流路のドレン除去方法
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