JPH1137177A - 自動クラッチ制御装置 - Google Patents

自動クラッチ制御装置

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JPH1137177A
JPH1137177A JP9192812A JP19281297A JPH1137177A JP H1137177 A JPH1137177 A JP H1137177A JP 9192812 A JP9192812 A JP 9192812A JP 19281297 A JP19281297 A JP 19281297A JP H1137177 A JPH1137177 A JP H1137177A
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release
oil
clutch
motor
stroke
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Application number
JP9192812A
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English (en)
Inventor
Jiyunichi Semura
純一 瀬村
Masami Fujitsuna
藤綱  雅己
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微速走行時に滑らかにクラッチの解放,係合
を行うことができ、しかも耐久性,省電力性に優れた自
動クラッチ制御装置を提供する。 【解決手段】 アクセルセンサから読み込んだアクセル
操作量Aに基づいて設定された目標ストロークSMと、
ストロークセンサから読み込んだ実ストロークSDとに
基づいてストローク偏差△S(=SM−SD)を算出(2
10〜240)し、クラッチを解放方向へ駆動する必要がある
時には、このストローク偏差△Sに基づいて増圧弁のデ
ューティ比,モータ回転数を設定(250〜280)する。クラ
ッチが滑らかに作動するように、ストローク偏差△Sが
小さくなるほど、増圧弁18のデューティ比を小さな値
に設定し、クラッチを駆動するためのオイル流量を制限
するが、これと共に、ストローク偏差△Sが許容値G0
以下の時には、ポンプ16aの駆動力がオイル流量に見
合うように、モータ回転数を小さな値に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の発進停止や
変速時にクラッチを自動的に解放及び係合する自動クラ
ッチ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの出力軸とトルクコ
ンバータを備えない手動式変速機(マニュアルトランス
ミッション)の入力軸との間に介在されたクラッチを、
変速機を変速させるシフトレバーやエンジン出力を増減
させるアクセルペダルの操作状況に応じて、自動的に解
放及び係合させる自動クラッチ制御装置が提案されてい
る。
【0003】図9は、このような自動クラッチ制御装置
の概略構成を表す説明図である。ここで、制御対象とな
るクラッチ4は、図9に示すように、エンジンの出力軸
H1と共に回転するプレッシャプレート40及びフライ
ホイール42と、変速機の入力軸H2に該軸に沿って摺
動可能に取り付けられ、且つプレッシャプレート40及
びフライホイール42の間に配設されたクラッチ板44
と、プレッシャプレート40を付勢しクラッチ板44を
フライホイール42に押し付けてクラッチ4を係合させ
るダイヤフラム46と、ダイヤフラム46の付勢力に抗
してプレッシャプレート40をフライホイール42から
引き離す方向、即ちクラッチ4を解放する方向に作動さ
せるためのレリーズフォーク48とを備え、クラッチ板
44とフライホイール42との間の摩擦力により回転力
を伝達する周知の摩擦クラッチである。
【0004】そして、自動クラッチ制御装置102は、
レリーズフォーク48に連結されたプッシュロッド10
を圧油によって作動させるレリーズシリンダ(以下、単
にシリンダという)12と、シリンダ12を作動させる
ためのオイルを貯留するドレインタンク14と、ドレイ
ンタンク14に貯留されたオイルを圧送するポンプ16
a,及び該ポンプ16aを駆動するモータ16bからな
る電動ポンプ16と、ポンプ16aからシリンダ12へ
のオイル供給経路L1に設けられた増圧用の制御弁(以
下、増圧弁という)18と、シリンダ12からドレイン
タンク14へのオイル排出経路L2に設けられた減圧用
の制御弁(以下、減圧弁という)20と、増圧弁18の
入力側の油圧が設定値以上に上昇すると開弁してオイル
をドレインタンク14に逃がすことにより、増圧弁18
の入力側の油圧が設定値以上に上昇することを防止する
リリーフ弁22とを備えている。
【0005】なお、増圧弁18及び減圧弁20は、いず
れも、オイルを通過させる連通位置と、オイルの通過を
遮断する保持位置とからなる2位置弁であり、弁駆動指
令SV1,SV2に従って弁の位置が切り換わるように
構成されている。また、自動クラッチ制御装置102
は、モータ駆動指令DMに従ってモータ16bを作動/
停止させ、作動時にはモータ16bが所定回転数にて動
作するようにモータ16bに所定の駆動電圧を印加する
モータ駆動回路124と、変速機を変速させるために操
作されるシフトレバーのシフト位置(例えば、1〜5
速,後退,中立)Pを検出するレバーセンサ26と、エ
ンジン出力を調整するために操作されるアクセルペダル
の操作量(以下、アクセル操作量という)Aを検出する
アクセルセンサ28と、従動輪の回転数から車速Vを検
出する車速センサ30と、レリーズフォーク48の操作
量として、これに連結されたプッシュロッド10のスト
ロークSを検出するストロークセンサ32と、CPU,
ROM,RAM等からなる周知のマイクロコンピュータ
を中心に構成され、上記各センサ26,28,30,3
2にて検出されるレバー位置P,アクセル操作量A,車
速V,ストロークSに基づいてモータ駆動回路24への
モータ駆動指令DM、及び増圧弁18,減圧弁20への
弁駆動指令DV1,DV2を出力して、クラッチ4の解
放及び係合を制御する電子制御装置134とを備えてい
る。
【0006】このように構成された自動クラッチ制御装
置102では、電子制御装置134は、クラッチ4を解
放する時に、モータ駆動指令DMを出力してモータ駆動
回路124にモータ16bを駆動させ、ポンプ16aに
よるオイルの圧送を行わせると共に、弁駆動指令DV
1,DV2を出力して、減圧弁20を保持位置に固定
し、増圧弁18を連通位置,保持位置の間でデューティ
駆動する。すると、増圧弁18を駆動するデューティ比
に応じた流量のオイルがシリンダ12に供給されてシリ
ンダ12が増圧されることにより、プッシュロッド10
を介してレリーズフォーク48がオイル流量(デューテ
ィ比)に応じた速度で駆動され、その結果、クラッチ4
が解放方向に作動する。
【0007】一方、クラッチ4を係合する時には、モー
タ駆動指令DMの出力を中止してモータ駆動回路124
にモータ16bの駆動を停止させ、ポンプ16aによる
オイルの圧送を中止させると共に、弁駆動指令DV1,
DV2を出力して、増圧弁18を保持位置に固定し、減
圧弁20を連通位置,保持位置の間でデューティ駆動す
る。すると、減圧弁20を駆動するデューティ比に応じ
た流量のオイルを減圧弁20を介して排出することが可
能となってシリンダ12が減圧されることにより、ダイ
ヤフラム46の付勢力によってレリーズフォーク48及
びプッシュロッド10がオイル流量(デューティ比)に
応じた速度で押し戻され、その結果、クラッチ4が係合
方向に作動する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
自動クラッチ制御装置102を搭載した車両では、駐
車,幅寄せ,渋滞時等での微速走行を可能にするため、
アクセル操作量Aに応じてクラッチ4の係合力を微少に
増減制御し、クラッチ4の係合状態がいわゆる半クラッ
チ状態となるように制御する必要がある。
【0009】しかし、微速走行時には、アクセル操作量
Aが一定せず常に変化し、これに伴ってシリンダ12の
増圧,減圧が頻繁に切り替わるため、ポンプ16aを駆
動するモータ16bも頻繁にオン/オフが繰り返される
ことになり、モータ16bの耐久性を低下させてしまう
という問題があった。
【0010】また、微速走行時には、クラッチ4を微少
に動かすため、弁駆動信号DV1,DV2のデューティ
比を小さく(即ち、開弁時間を短く)することによりオ
イル流量を制限して、比較的ゆっくりした速度で解放,
係合を行う必要があるが、ポンプ16aは、通常走行時
と同様にオイルを圧送しようとするため、実際のオイル
流量に対してポンプ16aの駆動力が過剰になり、オイ
ル供給経路L1の油圧が高目になる。その結果、増圧弁
18でオイル流量を制限しようとしているにも関わら
ず、ポンプ16aからの圧油がオイル流量を増大させよ
うとするため、制御が難しくなり、クラッチ4の解放時
に精密な制御を行うことが困難であるという問題があっ
た。
【0011】更に、オイル供給経路L1での油圧が必要
以上に高くなると、ポンプ16aを駆動するモータ16
bの負荷が増大して消費電力が大きくなるだけでなく、
装置各部(増圧弁18,リリーフ弁22,ポンプ16
a)の耐久性を低下させてしまうという問題もあった。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するために、
微速走行時に滑らかにクラッチの解放,係合を行うこと
ができ、しかも耐久性,省電力性に優れた自動クラッチ
制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明の請求項1に記載の自動クラッチ制御
装置においては、増減圧弁制御手段が、アクセル操作量
検出手段により検出されるアクセルの操作量に基づいて
レリーズフォークの目標操作位置を設定し、操作位置検
出手段にて検出されるレリーズフォークの実操作位置が
目標操作位置と一致するように、オイル供給経路に設け
られた増圧弁、及びオイル排出経路に設けられた減圧弁
を駆動制御してレリーズシリンダを増圧または減圧する
ことにより、レリーズフォークを作動させクラッチを解
放(増圧)または係合(減圧)方向に駆動する。
【0014】そして、回転数設定手段は、ポンプを動作
させる必要のある増圧弁の駆動時、即ちクラッチの解放
時に、レリーズフォークの目標操作位置と実操作位置と
の偏差に基づいて、ポンプを駆動するモータの回転数設
定し、モータ制御手段が、この設定されたモータ回転数
に従ってモータを駆動制御する。
【0015】なお、回転数設定手段では、前記偏差が小
さいほどモータ回転数を小さな値とするように設定が行
われ、また、モータ回転数を小さくすると、ポンプの駆
動力が低下するため、オイル供給経路でのオイル流量が
減少する。つまり、自動クラッチ制御装置では、レリー
ズフォークを滑らかに停止させるために、通常、前記偏
差が小さくなるほど増圧弁によりオイル流量がより制限
されるように制御されるが、本発明では、これに伴っ
て、モータ回転数を小さくしているので、ポンプの駆動
力が、増圧弁を介してレリーズシリンダに供給されるオ
イル流量に見合ったものとなる。
【0016】従って、本発明の自動クラッチ制御装置に
よれば、クラッチの解放速度の制御を、増圧弁だけで行
う場合に比べて、精度よく行うことができ、クラッチを
より滑らかに作動させることができる。また、本発明に
よれば、ポンプの駆動力が、実際に必要なオイル流量に
見合ったものとなるため、モータに無理な負荷がかかる
ことがなく省電力化することができ、しかも、装置各部
(増圧弁,リリーフ弁,ポンプ)に無理な油圧が加わら
ないため、これら各部の耐久性を向上させることがで
き、装置の信頼性を向上させることができる。
【0017】ところで、レリーズシリンダを作動させる
オイルは、周知のように、低温であるほど粘度が増大し
流れにくくなるため、増圧弁及びモータを同じように制
御しても、オイル温度によって、レリーズシリンダに流
入/流出するオイル流量が変化し、その結果、レリーズ
フォークの作動速度が変化してしまう。
【0018】そこで、請求項2に記載の自動クラッチ制
御装置では、回転数補正手段が、第1のオイル温度検出
手段が検出するオイル温度に基づいて、オイル温度が低
いほど回転数設定手段が設定するモータ回転数を増大側
に補正している。即ち、本発明の自動クラッチ制御装置
によれば、低温のためオイル粘度が増大することによる
オイル流量の低下分を、ポンプの駆動力を増大させるこ
とで補っているので、オイル流量をオイル温度によらず
一定に保つことができ、レリーズフォークの作動速度、
即ちクラッチの解放速度の制御を、常に精度よく行うこ
とができる。
【0019】ここで、摩擦クラッチを構成するクラッチ
板は、使用するに従って摩耗するが、一般に、この摩耗
に伴って、クラッチ板を係合方向に付勢する付勢力は増
大する。そして、図10に示すように、この付勢力に抗
して、レリーズフォークを作動させるのに必要なレリー
ズ推力も、クラッチ板の摩耗に伴って増大する。
【0020】このため、クラッチ板の摩耗に関わらずモ
ータや増圧弁を一定に制御していると、クラッチ板の摩
耗に従ってレリーズ推力が不足ぎみになり、クラッチの
係合力が大きめに制御されることになるため、運転フィ
ーリングが変化してしまうという問題があった。
【0021】そこで、請求項3に記載の自動クラッチ制
御装置では、推力検出手段が、レリーズフォークを作動
させるのに必要なレリーズ推力を検出し、目標操作位置
補正手段が、その検出されるレリーズ推力が大きいほど
目標操作位置をより解放側に補正している。
【0022】従って、本発明の自動クラッチ制御装置に
よれば、クラッチ板の摩耗によらず、安定したクラッチ
の制御を行うことができ、常に一定な運転フィーリング
を実現できる。即ち、クラッチ板が摩耗して付勢力が増
大した時には、摩耗前の付勢力に戻すのに必要な分だけ
余分に、目標操作位置を解放側に補正しなければならな
いのである。
【0023】なお、レリーズ推力はレリーズシリンダ内
の油圧に対応しているので、推力検出手段として、例え
ば、レリーズシリンダ内に油圧センサを設け、その検出
結果から直接的に推力を求めてもよいし、次の請求項4
に記載のように、油圧以外の検出手段の検出結果から間
接的に推力を推定するように構成してもよい。
【0024】即ち、請求項4に記載の自動クラッチ制御
装置では、推力検出手段は、クラッチの係合動作時にお
けるレリーズフォークの作動速度を検出する係合速度検
出手段と、オイルの温度を検出する第2のオイル温度検
出手段と、これら検出手段により検出されたレリーズフ
ォークの作動速度、及びオイル温度に基づいて特定され
るレリーズシリンダのオイル排出時のオイル流量の特性
から、推力を推定する推力推定手段とを備えている。
【0025】ここで、図11(a)は、クラッチが完全
に解放している時に、減圧弁を開弁(ON)して、クラ
ッチを係合させた時のレリーズフォークの操作位置の変
化を表す図である。ところで、レリーズフォークの操作
位置の変化は、レリーズシリンダから排出されるオイル
流量によって決まるが、オイル排出経路でのオイルの圧
損は、オイル排出経路自体,及び減圧弁の形状や取付位
置などによって特定され、ほぼ経年変化することがない
ので、オイル排出時のオイル流量は、温度によって変化
するオイルの粘度と、クラッチ板を係合方向に付勢する
付勢力、即ちこれに抗してレリーズフォークを作動させ
るのに必要なレリーズ推力とによって決まる。
【0026】そして、図11(b)に示すように、クラ
ッチ板の摩耗によってレリーズ推力が増大するほど、ま
た、オイル温度が上昇してオイルの粘度が減少するほ
ど、オイル流量(グラフの傾き)が増大するので、オイ
ル流量とオイル温度(粘度)がわかれば、このオイル流
量特性から、レリーズ推力を推定することができる。
【0027】なお、オイル流量は、レリーズシリンダ内
のオイル量の変化に等しく、レリーズフォークの作動速
度とシリンダの断面積とから求められ、シリンダの断面
積は一定であるので、レリーズフォークの作動速度、即
ちグラフの傾きがオイル流量に対応するのである。
【0028】このように、本発明の自動クラッチ制御装
置によれば、レリーズシリンダ内等に油圧センサを新た
に設けることなくレリーズ推力を検出することができ、
高精度なクラッチ制御が可能な装置を安価に構成するこ
とができる。なお、第2のオイル温度検出手段は、請求
項2に記載の第1のオイル温度検出手段と同じものであ
ってもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、第1実施例の自動クラッチ制御装
置2の全体構成を表すブロック図である。なお、本実施
例では、図9に示した従来装置102とは、一部の構成
が異なるだけであるため、同じ構成部分については同一
符号を付して説明を省略し、ここでは、構成の異なる部
分についてのみ説明する。
【0030】図1に示すように、本実施例の自動クラッ
チ制御装置2は、レバーセンサ26,アクセルセンサ2
8,車速センサ30,ストロークセンサ32に加えて、
エンジンの出力軸H1の回転数(以下、エンジン回転数
という)Neを検出する回転センサ35と、変速機の入
力軸H2の回転数(以下、中間軸回転数という)Ncを
検出する回転センサ36と、ドレインタンク14に貯留
されたオイルの温度Toを検出するオイル温度センサ3
7と、モータ16bの温度Tmを検出するモータ温度セ
ンサ38と、電動ポンプ16やレリーズシリンダ12等
の配設場所の環境温度Tcを検出する環境温度センサ3
9とを備えている。
【0031】なお、電動ポンプ16は、図2(a)に示
すように、モータ16bでのモータ回転数が大きいほ
ど、ポンプ16aが供給可能なオイル流量が増大し、ま
た、図2(b)に示すように、モータ16bに印加され
る駆動電圧が大きいほどモータ回転数が増大するように
構成されている。そして、このモータ16bを駆動する
モータ駆動回路24は、モータ駆動指令DMにて指定さ
れるモータ回転数に応じた駆動電圧を生成するように構
成されている。
【0032】また、本実施例における電子制御装置34
は、従来装置と同様にCPU,ROM,RAM等からな
る周知のマイクロコンピュータを中心に構成されたもの
であり、各センサ26,28,30,34〜39にて検
出される各検出信号に基づいてモータ駆動回路24への
モータ駆動指令DM、及び増圧弁18,減圧弁20への
弁駆動指令DV1,DV2を出力して、クラッチ4の解
放及び係合を制御するようにされている。
【0033】ここで、電子制御装置34が実行する自動
クラッチ制御を、図3,図4に示すフローチャート、及
び図4に示すグラフに沿って説明する。なお、電子制御
装置34を構成するマイクロコンピュータのメモリに
は、後述する目標ストローク設定用マップ,増圧弁デュ
ーティ比設定用マップ,減圧弁デューティ比設定用マッ
プ,モータ回転数設定用マップ等が予め記憶されてい
る。
【0034】まず図3は、電子制御装置34が実行する
メイン処理であり、この処理は、図示しないイグニッシ
ョンキーが操作されて電子制御装置34に電源が投入さ
れると、以後、電源がオフされるまでの間、繰り返し実
行される。本処理が起動されると、まずステップ(以
下、単に「S」とする)110では、レバーセンサ26
からレバー位置Pを読み込んで、シフトレバーが操作さ
れたか否かを判断し、操作されていなければ、S120
に移行して、アクセルセンサ28からアクセル操作量A
を読み込む。
【0035】続くS130では、S120にて読み込ん
だアクセル操作量Aが、予め設定された操作閾値Ath以
下であるか否かを判断し、操作閾値Ath以下であれば、
S140に移行して、車速センサ30から車速Vを読み
込んだ後、S150に進む。S150では、S140に
て読み込んだ車速Vが、予め設定された許容速度Vth以
下であるか否かを判断し、許容速度Vth以下であれば、
S160に移行して、クラッチを半クラッチ状態に制御
する微速走行制御を実行後、本処理を終了する。
【0036】先のS130にてアクセル操作量Aが操作
閾値Athより大きいと判断されるか、又は先のS150
にて車速Vが許容速度Vthより大きいと判断された場合
は、S170に移行して、クラッチを完全係合させるよ
うに制御する通常走行制御を実行後、本処理を終了す
る。
【0037】また、先のS110にてシフトレバーが操
作されたと判断された場合は、S180に移行し、変速
機のギアの切り替えに応じてクラッチ4を操作する変速
制御を実行後、本処理を終了する。なお、S170の通
常走行制御、S180の変速制御は、本発明の要旨とは
直接には関係がないので、ここではその詳細な内容につ
いての説明を省略する。
【0038】つまり、メイン処理では、シフトレバーが
操作されると変速制御を実行し、シフトレバーが操作さ
れておらず、しかもアクセル操作量Aが操作閾値Ath以
下であり、且つ車速Vが許容速度Vthより小さい場合に
微速走行制御を実行し、それ以外の場合に、通常走行制
御を実行するのである。
【0039】次に、S160にて実行される微速走行制
御を、図4に示すフローチャートに沿って説明する。本
処理が起動されると、まずS210では、アクセルセン
サ28からアクセル操作量Aを読み込み、続くS220
では、クラッチ4の係合状態がアクセル操作量Aに応じ
たものとなるように、目標ストロークSMを算出して、
S230に進む。
【0040】なお、目標ストロークSMの算出は、予め
メモりに記憶された目標ストローク設定用マップを用い
て行う。この目標ストローク設定用マップでは、図5
(a)に示すように、アクセル操作量Aが小さいほど、
クラッチ4の係合量が小さくなるよう、大きな目標スト
ロークSMが設定されるようにされている。
【0041】そしてS230では、ストロークセンサ3
2から実際のストロークSDを読み込み、続くS240
では、目標ストロークSMと実ストロークSDとのスト
ローク偏差△S(=SM−SD)を算出する。続くS2
50では、S240にて求めたストローク偏差△Sがゼ
ロであるか否かを判断し、ゼロでなければ、即ち実スト
ロークSDが目標ストロークSMと一致していなけれ
ば、S260に移行して、今度はストローク偏差△Sが
正値であるか否かを判断する。そして、ストローク偏差
△Sが正値であれば、プッシュロッド10(即ちレリー
ズフォーク48)をクラッチ4の解放方向へ駆動する必
要があるものとして、S270に移行する。
【0042】S270では、S240にて算出されたス
トローク偏差△Sに基づき、予めメモりに記憶された増
圧弁デューティ比設定用マップを用いて、増圧弁18の
デューティ比を設定する。なお、増圧弁デューティ比設
定用マップは、図5(b)に示すように、ストローク偏
差△Sが大きいほど、レリーズシリンダ12に供給され
るオイル流量が増大するよう、大きなデューティ比が設
定されるようにされている。
【0043】続くS280では、同じくストローク偏差
△Sに基づき、予めメモりに記憶されたモータ回転数設
定用マップを用いてモータ回転数を設定した後、S23
0に戻る。なお、モータ回転数設定用マップは、図5
(c)に示すように、ストローク偏差△Sが予め設定さ
れた許容値G0より大きければ、所定回転数N0が設定
され、許容値G0以下であればストローク偏差△Sが小
さいほど、小さな回転数が設定されるようにされてい
る。
【0044】一方、先のS260にて、ストローク偏差
△Sが正値ではないと判断された場合は、プッシュロッ
ド10をクラッチ4の係合方向へ駆動する必要があるも
のとして、S290に移行し、偏差△Sに基づき、予め
メモりに記憶された減圧弁デューティ比設定用マップを
用いて、減圧弁20のデューティ比を設定する。なお、
減圧弁デューティ比設定用マップは、図示しないが、ス
トローク偏差△Sの絶対値が大きいほど、レリーズシリ
ンダ12から排出されるオイル流量が増大するよう、大
きなデューティ比が設定されるようにされている。
【0045】また先のS250にて、ストローク偏差△
Sがゼロ、即ち実ストロークSDが目標ストロークSM
に一致していると判断された場合は、そのまま本処理を
終了する。即ち、本処理では、アクセル操作量Aに応じ
た目標ストロークSMが設定され、クラッチ4を解放方
向に駆動する必要がある時には、目標ストロークSMと
実ストロークSDとのストローク偏差△Sに基づいて、
増圧弁18のデューティ比、及びモータ16bのモータ
回転数が設定され、一方、クラッチ4を係合方向に駆動
する必要がある時には、同じくストローク偏差△Sに基
づいて減圧弁20のデューティ比が設定される。
【0046】そして、このようにして設定された増圧弁
18,減圧弁20のデューティ比、及びモータ回転数の
設定値は、電子制御装置34に設けられた図示しない信
号生成回路に入力され、この信号生成回路にて、設定値
に応じた弁駆動指令DV1,DV2及びモータ駆動指令
DMが生成され、それぞれ増圧弁18,減圧弁20,モ
ータ駆動回路24に出力される。その結果、レリーズシ
リンダ12ではプッシュロッド10が目標ストロークS
Mとなるようにオイルの供給(増圧)/排出(減圧)が
行われ、レリーズフォーク48が駆動されることによ
り、クラッチ4は、アクセル操作量Aに応じた係合量に
制御される。
【0047】以上説明したように、本実施例の自動クラ
ッチ制御装置2においては、クラッチ4を解放方向に駆
動する時に、実ストロークSDが目標ストロークSMに
接近するほど(即ち、ストローク偏差△Sが小さいほ
ど)、増圧弁18のデューティ比を小さくしてレリーズ
シリンダ12へのオイル流量を制限し、プッシュロッド
10に連結されたレリーズフォーク48が滑らかに作動
するようにされているが、これと共に、ストローク偏差
△Sが許容値G0以下になると、ストローク偏差△Sに
応じてモータ回転数を減少させ、ポンプ16aの駆動力
を低下させるようにされている。
【0048】従って、本実施例の自動クラッチ制御装置
2によれば、増圧弁18によってオイル流量が制限され
ても、ポンプ16aの駆動力が、増圧弁18を介してレ
リーズシリンダ12に供給されるオイル流量に見合った
ものとなるので、クラッチ4の解放速度を精度よく制御
することができ、モータ回転数を一定として増圧弁18
だけで制御する場合に比べて、クラッチ4をより滑らか
に作動させることができる。
【0049】また、本実施例によれば、このようにポン
プ16aの駆動力が、実際に必要なオイル流量に見合っ
たものとなるため、モータに無理な負荷がかかることが
なく省電力化を図ることができ、しかも、増圧弁18,
リリーフ弁22,ポンプ16a等に無理な油圧が加わる
ことがないため、これら各部の耐久性を向上させること
ができ、装置の信頼性を向上させることができる。
【0050】次に第2実施例について説明する。なお、
本実施例の装置構成は、第1実施例と全く同様であり、
電子制御装置34にて実行される制御内容も、第1実施
例とは微速走行制御の内容が一部異なっていることと、
レリーズ推力推定処理が追加されていること以外は、全
く同様であるため、ここでは、この微速走行制御とレリ
ーズ推力推定処理についてのみ説明する。
【0051】まず、微速走行制御を図6に示すフローチ
ャートに沿って説明する。本処理が起動されると、まず
S310,S320では、第1実施例のS210,S2
20と全く同様に、アクセルセンサ28からアクセル操
作量Aを読み込み、クラッチ4の係合状態がアクセル操
作量Aに応じたものとなるように、目標ストローク設定
用マップを用いて目標ストロークSMを設定する。
【0052】続くS330では、本処理とは別途実行さ
れる車両負荷検出処理にて検出された車両負荷を読み込
み、S340では、後述するレリーズ推力推定処理にて
推定されたレリーズ推力を読み込む。なお、車両負荷検
出処理では、例えば、回転センサ35,36からエンジ
ン回転数Ne,中間軸回転数Nc、アクセルセンサ28
からアクセル操作量Aを読み込んで、エンジン回転数N
eに対する中間軸回転数Ncの回転比Nc/Neまたは
エンジン回転数Neと、アクセル操作量Aとの関係か
ら、アクセル操作量Aの割に回転比Nc/Ne又はエン
ジン回転数Neが小さいほど、車両負荷が大きいものと
して設定する。
【0053】続くS350では、先のS330,S34
0にて読み込まれた車両負荷,レリーズ推力に基づい
て、図7(a)に示すように、車両負荷が小さいほど、
またレリーズ推力が大きいほど、S320にて設定され
た目標ストロークSMをクラッチ4の解放側に補正し
て、S360に進む。
【0054】S360では、ストロークセンサ32から
実ストロークSDを読み込み、続くS370では、S3
50にて補正された目標ストロークSMと実ストローク
SDとのストローク偏差△S(=SM−SD)を算出す
る。以下、S380〜S410,S440は、第1実施
例のS250〜290と全く同様に、実ストロークSD
が目標ストロークSMに一致していれば(S380−Y
ES)そのまま本処理を終了する。一方、実ストローク
SDが目標ストロークSMに一致しておらず(S380
−NO)、クラッチ4を係合方向へ駆動する(S390
−NO)場合は、ストローク偏差△Sに基づき、減圧弁
デューティ比設定用マップを用いて、減圧弁20のデュ
ーティ比を設定(S440)後、S360に戻り、逆
に、クラッチ4を解放方向へ駆動する(S390−YE
S)場合は、ストローク偏差△Sに基づき、増圧弁デュ
ーティ比設定用マップ,モータ回転数設定用マップを用
いて、増圧弁18のデューティ比,モータ回転数を設定
(S400,S410)後、S420に進む。
【0055】そして、S420では、オイル温度センサ
37からオイル温度To、モータ温度センサ38からモ
ータ温度Tmを読み込み、続くS430では、S420
にて読み込んだオイル温度To,モータ温度Tmに基づ
いて、図7(b)に示すように、オイル温度Toが低い
ほど、またモータ温度Tmが高いほど、S410にて設
定されたモータ回転数を、回転数が増加する側に補正し
て、S360に戻る。
【0056】なお、S350,S430での補正は、予
めメモりに記憶させた補正用マップを用いて行ってもよ
いし、様々な係数にて演算処理することにより行っても
よい。即ち、本処理では、目標ストロークSMは、車両
負荷及びオイル温度Toに基づいて補正され、この補正
された目標ストロークSMに基づいて、増圧弁18,減
圧弁20のデューティ比、及びモータ回転数が設定さ
れ、更に、モータ回転数は、オイル温度To及び環境温
度Tmに基づいて補正されるのである。
【0057】そして、このように設定された増圧弁1
8,減圧弁20のデューティ比、及びモータ回転数に基
づいて、第1実施例と同様に、弁駆動指令DV1,DV
2及びモータ駆動指令DMが生成され、これら指令DV
1,DV2,DMにより増圧弁18,減圧弁20,モー
タ駆動回路24が駆動され、レリーズシリンダ12を増
減圧することにより、レリーズシリンダ12により駆動
されるレリーズフォーク48を介して、クラッチ4は、
アクセル操作量Aに応じた係合量に制御される。
【0058】ここで、図8は、S340にて読み込まれ
るレリーズ推力を設定するレリーズ推力推定処理を表す
フローチャートである。なお、本処理は、クラッチ4が
係合する方向に制御されている間、即ち、増圧弁18が
保持位置にされ、減圧弁20が開弁(デューティ駆動ま
たは連通位置に固定)されている間、所定周期で繰り返
し実行されるものである。
【0059】図8に示すように、本処理が起動される
と、まずS510では、ストロークセンサ32から実ス
トロークSDを読み込み、続くS520では、S510
にて読み込んだ実ストロークSDと、前回本処理が起動
された時に読み込んだ実ストロークSDとに基づいて、
クラッチ4の係合動作時におけるプッシュロッド10の
作動速度(以下、レリーズ速度という)VSを算出し、
更に、S530では、オイル温度センサ37からオイル
温度Toを読み込む。
【0060】そして、S540では、実ストロークS
D,レリーズ速度VS,オイル温度Toに基づいてレリ
ーズ推力を推定して本処理を終了する。なお、実ストロ
ークSDとレリーズ速度VSとからその時のオイル流量
特性を特定でき、図11(b)に示すように、あるオイ
ル温度Toの時にそのようなオイル特性となるのは、ク
ラッチ板の摩耗具合、即ちレリーズ推力が特定の状態に
ある時に決まっているので、これら実ストロークSD,
レリーズ速度VS,オイル温度Toからレリーズ推力を
特定できるのである。
【0061】以上説明したように、本実施例の自動クラ
ッチ制御装置2では、目標ストロークSMを車両負荷及
びレリーズ推力に基づいて補正しているので、車両の積
載量や走行路の路面状態といった一時的な走行環境の変
化にも、クラッチ4の摩耗という経時的な車両状態の変
化にも対応して、常に最適な目標ストロークSMを設定
することができる。
【0062】また、目標ストロークSMと実ストローク
SDとのストローク偏差△Sに基づいて設定されるモー
タ回転数を、オイル温度To及びモータ温度Tmにより
補正するようにされているので、オイル粘度に基づくオ
イル流量の変動や、モータ16bの温度特性に基づくポ
ンプ16aの駆動力の変動に対応して、所望のオイル流
量に対応したポンプ16aの駆動力を、常に精度よく発
生させることができる。 その結果、本実施例の自動ク
ラッチ制御装置2によれば、走行環境,車両状態,各種
温度等の変化によらず、安定したクラッチ制御を行うこ
とができ、常に一定な運転フィーリングを実現できる。
【0063】また、本実施例では、レリーズシリンダ4
8内に油圧センサを設けることなく、他の制御にも用い
られるストロークセンサ32,オイル温度センサ37を
利用してレリーズ推力を検出しているので、装置を安価
に構成することができる。なお、上記実施例では、モー
タ駆動回路24は、モータ16bの回転数を、モータ1
6bに印加する駆動電圧を変化させることでモータ16
bの回転数を制御するように構成されているが、モータ
16bに一定電圧のパルス列を印加し、このパルス列の
デューティ比を変化させることでモータ16bの回転数
を制御するように構成してもよい。
【0064】また、上記実施例では、オイル温度To,
モータ温度Tmを、オイル温度センサ37,モータ温度
センサ38を用いて直接検出して設定値の補正に用いて
いるが、環境温度センサ39が検出する電動ポンプ16
やレリーズシリンダ12の配設場所の環境温度Tcを、
オイル温度To又はモータ温度Tmの代わりに用いても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の自動クラッチ制御装置の概略構成図
である。
【図2】 電動ポンプの特性を表すグラフである。
【図3】 電子制御装置が実行する自動クラッチ制御を
表すフローチャートである。
【図4】 第1実施例における微速走行制御を表すフロ
ーチャートである。
【図5】 目標ストローク設定用マップ、増圧弁デュー
ティ比設定用マップ、モータ回転数設定用マップの設定
内容を説明するグラフである。
【図6】 第2実施例における微速走行制御を表すフロ
ーチャートである。
【図7】 目標ストロークの補正内容、及びモータ回転
数の補正内容を説明するグラフである。
【図8】 第2実施例にて実行されるレリーズ推力推定
処理を表すフローチャートである。
【図9】 従来の自動クラッチ制御装置の概略構成図で
ある。
【図10】 レリーズ推力とクラッチ板の摩耗との関係
を説明するグラフである。
【図11】 オイル流量特性を表す説明図である。
【符号の説明】
2…自動クラッチ制御装置 4…クラッチ 10
…プッシュロッド 12…レリーズシリンダ 14…ドレインタンク
16…電動ポンプ 16a…ポンプ 16b…モータ 18…増圧弁
20…減圧弁 22…リリーフ弁 24…モータ駆動回路 26…
レバーセンサ 28…アクセルセンサ 30…車速センサ 32…
ストロークセンサ 34…電子制御装置 35,36…回転センサ 3
7…オイル温度センサ 38…モータ温度センサ 39…環境温度センサ 40…プレッシャプレート 42…フライホイール
44…クラッチ板 46…ダイヤフラム 48…レリーズフォーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係合方向に付勢された摩擦クラッチを解
    放方向に作動させるために設けられたレリーズフォーク
    への駆動力を発生させるレリーズシリンダと、 該レリーズシリンダに供給するオイルを圧送するポンプ
    と、 該ポンプを駆動するモータと、 前記ポンプが圧送するオイルを前記レリーズシリンダに
    供給するオイル供給経路に設けられ、該オイル供給経路
    を開閉することにより前記レリーズシリンダの油圧を調
    整する増圧弁と、 前記レリーズシリンダからオイルを排出するオイル排出
    経路に設けられ、該オイル排出経路を開閉することによ
    り前記レリーズシリンダの油圧を調整する減圧弁と、 エンジン出力を調整するアクセルの操作量を検出するア
    クセル操作量検出手段と、 前記レリーズフォークの操作位置を検出する操作位置検
    出手段と、 前記アクセル操作量検出手段での検出結果に基づいて前
    記レリーズフォークの目標操作位置を設定し、前記スト
    ローク検出手段にて検出される実操作位置が前記目標操
    作位置に一致するように前記増圧弁および減圧弁を駆動
    制御する増減圧弁制御手段と、 を備えた自動クラッチ制御装置において、 設定されたモータ回転数にて前記モータを駆動制御する
    モータ制御手段と、 前記目標操作位置と前記実操作位置との偏差に基づいて
    前記モータ回転数を設定し、前記偏差が小さいほど前記
    モータ回転数を小さな値とする回転数設定手段と、 を設けたことを特徴とする自動クラッチ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記オイルの温度を検出する第1のオイ
    ル温度検出手段と、 該第1のオイル温度検出手段の検出結果に基づいて、オ
    イル温度が低いほど前記回転数設定手段にて設定された
    モータ回転数を増大側に補正する回転数補正手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の自動クラッ
    チ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記レリーズフォークを作動させるのに
    必要なレリーズ推力を検出する推力検出手段と、 該推力検出手段にて検出されるレリーズ推力が大きいほ
    ど、前記目標操作位置をより解放側に補正する目標操作
    位置補正手段と、 を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の自動クラッチ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自動クラッチ制御装置
    において、 前記推力検出手段は、 前記クラッチの係合動作時における前記レリーズフォー
    クの作動速度を検出する係合速度検出手段と、 前記オイルの温度を検出する第2のオイル温度検出手段
    と、 前記係合速度検出手段が検出する前記レリーズフォーク
    の作動速度、及び前記第2のオイル温度検出手段が検出
    するオイル温度に基づいて特定される前記レリーズシリ
    ンダのオイル排出時のオイル流量特性から、前記レリー
    ズ推力を推定する推力推定手段と、 を備えることを特徴とする自動クラッチ制御装置。
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