JPH1137091A - 外転形の電動送風機 - Google Patents

外転形の電動送風機

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JPH1137091A
JPH1137091A JP19386697A JP19386697A JPH1137091A JP H1137091 A JPH1137091 A JP H1137091A JP 19386697 A JP19386697 A JP 19386697A JP 19386697 A JP19386697 A JP 19386697A JP H1137091 A JPH1137091 A JP H1137091A
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JP
Japan
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rotor
rotating
electric blower
type electric
core
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JP19386697A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Kawasaki
啓宇 川崎
Makoto Ukai
誠 鵜飼
Yukinori Takekoshi
幸典 竹腰
Yasunari Takada
泰成 高田
Manabu Deguchi
学 出口
Kouki Kieda
鋼希 木枝
Ryoichi Kimura
亮一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、回転羽根の固定が容易
で、しかも、回転羽根の面振れが少ない外転形の電動送
風機を得ること。 【解決手段】 回転磁界を発生させる固定子1と、固定
子1の外周に配置した回転子71と、回転子71と共に
回転する回転羽根81を備えた外転形の電動送風機10
0において、回転子71のコア部71cに鋼板等から成
る回転羽根81の根元部81aを2次側導体材のダイカ
ストで2次側導体74rとの間に固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転子を固定子
の外側に配置すると共に、回転子に固着された回転羽根
によって送風させる外転形の電動送風機の改良に関する
もので、回転羽根の固定手段を簡易にするものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の外転形の電動送風機の
構造を示す断面図である。従来の外転形の電動送風機に
ついて図12を参照して説明する。図12において、外
転形の電動送風機10は、回転磁界を発生させる固定子
1と、固定子1を保持するケース2と、このケース2の
内孔の両端部に外輪が嵌合された軸受3,4と、この軸
受3,4の内輪に装着された回転軸5を備えている。ま
た、固定子1の外周には、回転磁界に基づき回転するコ
ア部7cを有する回転子7が配置されている。回転軸5
の先端には、回転羽根8の中央に設けられた孔8aが軸
5に挿通され、回転軸5の端部にはネジ部5aとキー溝
5bが設けられ、キー5cがキー溝5bに圧入にして係
止され、且つ、ネジ部5aにナット5dを螺合して、回
転羽根8が固着されて構成されている。
【0003】上記のように構成された外転形電動送風機
10の回転羽根8の固定方法を図12によって説明す
る。軸5の先端部に回転羽根8の中央の孔8aを挿通
し、軸5のキー溝5bにキー5cを圧入し、回転羽根8
を軸5の先端部に係止し、軸5のネジ部5aにナット5
dを螺合して回転羽根8の中央部側面を押圧して回転羽
根8を軸5に固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の外
転形の電動送風機10は、第1に、回転羽根8を軸5に
固定するために、軸5には、ネジ部5aとキー溝5bを
設けなければならず、この加工が煩雑であり、ナット5
dおよびキー5cの部品も用いて回転羽根8を固定しな
ければならないので、部品の種類が増大し、製作時間も
増大するという問題があった。
【0005】第2に、回転羽根8が比較的細い軸5に固
定されるので、回転羽根8の面振れが大きく、振動、騒
音が大きいという問題があった。
【0006】この発明は、上記の課題を解決するために
なされたもので、部品点数が少なく、回転羽根の固定が
容易で、しかも、回転羽根の面振れが少ない外転形の電
動送風機を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の外転形電動送
風機は、回転磁界を発生させる固定子と、この固定子の
外周に配置したコア部を有する回転子と、上記回転子と
共に回転する複数の回転羽根とを備えた外転形の電動送
風機において、上記回転子に上記回転羽根の根元部をダ
イカストにより固定したことを特徴とするものである。
【0008】また、この発明の外転形電動送風機は、上
記複数の回転羽根が互いにその根元部で連続した一体形
状に形成されたことを特徴とするものである。
【0009】また、この発明の外転形電動送風機は、上
記複数の回転羽根が、その根元部で上記回転子コア部の
ティース部上に突出した突出部を有するように形成され
たことを特徴とするものである。
【0010】また、この発明の外転形電動送風機は、回
転磁界を発生させる固定子と、この固定子の外周に配置
したコア部を有する回転子と、上記回転子と共に回転す
る回転羽根とを備えた外転形の電動送風機において、上
記回転子に突出部を設け、この突出部に上記回転羽根の
根元部を溶着して固定したことを特徴とするものであ
る。
【0011】また、この発明の外転形電動送風機は、上
記突出部に孔を設け、上記回転羽根の根元部に突起を設
け、上記突出部の孔に上記回転羽根の突起を溶着して固
定したことを特徴とするものである。
【0012】また、この発明の外転形電動送風機は、回
転磁界を発生させる固定子と、この固定子の外側に配置
したコア部を有する回転子と、上記回転子と共に回転す
る回転羽根とを備えた外転形の電動送風機において、上
記回転子に突出部を設け、この突出部に上記回転羽根の
根元部をネジ止めまたはリベット止めして固定したこと
を特徴とするものである。
【0013】また、この発明の外転形電動送風機は、上
記回転子に固定用板体を積層しこの板体の延長部により
前記突出部を形成したことを特徴とするものである。
【0014】また、この発明の外転形電動送風機は、上
記固定用板体を回転子のコア部とエンドリング部との境
界に積層したことを特徴とするものである。
【0015】また、この発明の外転形電動送風機は、回
転磁界を発生させる固定子と、この固定子の外周に配置
したコア部を有する回転子と、上記回転子と共に回転す
る回転羽根とを備えた外転形の電動送風機において、上
記回転羽根は、その根元部が上記回転子コア部のスロッ
トと同形状のスロットを有し、上記回転子に積層して固
定されたことを特徴とするものである。
【0016】また、この発明の外転形電動送風機は、上
記回転羽根が磁性材料で構成され、その根元部が上記回
転子のコア部の中に積層されたことを特徴とするもので
ある。
【0017】また、この発明の外転形電動送風機は、上
記回転羽根が導電材料で構成され、その根元部が上記回
転子のコア部とエンドリング部との間に積層されたこと
を特徴とするものである。
【0018】また、この発明の外転形電動送風機は、上
記回転羽根のスロットが、回転子コア部のスロットより
大きく形成されたことを特徴とするものである。
【0019】また、この発明の外転形電動送風機は、上
記回転羽根のスロットが、そのスロットきり欠き部が塞
がれた形状に形成されたことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて、図面を参照して説明する。なお、各図におい
て、同一の符号は同一または相当部分を示す。 実施の形態1.この発明の実施の形態1を図1および図
2に基づいて説明する。図1は外転形の電動送風機の断
面図、図2はこの外転形電動送風機の右側面図である。
図1および図2において、外転形の電動送風機100
は、回転磁界を発生させる鉄等から成るコア部1cを有
する固定子1と、固定子1をモールドして収納したケー
ス2と、この固定子1の始端部、終端部にそれぞれ外輪
が嵌合された軸受け3,4と、この軸受け3,4の内輪
に装着された回転軸5を備えている。
【0021】また、この固定子1と所定の空隙6を介し
て、外周に配置され、且つ、コア部71cおよび2次側
導体71r,71eを有する回転子71を備えている。
この回転子71には、コア部71cの始端部と2次側導
体71rとの境界で4枚の回転羽根81がそれぞれ固着
されている。この4枚の回転羽根81は、鋼板またはコ
ア部71cと同等な磁性材料から構成され、図2の右側
面図に示すように、回転子71の上部、左側面部、下
部、右側面部に、それぞれ十文字状の位置に配置され、
回転羽根81の根元部81aがそれぞれ固着されてい
る。
【0022】上記のように構成された外転形電動送風機
100の回転羽根8の固着方法を図1および図2を参照
して説明する。4枚の回転羽根81は、回転子コア部7
1cの始端部の上部、左側面部、下部、右側面部にそれ
ぞれ根元部81aを仮固定し、この状態で、回転子71
全体をアルミ、亜鉛又は銅等の2次側導体材料で鋳込
み、すなわちダイキャストし、回転子コア部71cと2
次側導体71rの境に4つの回転羽根81の根元部81
aをそれぞれ固着する。
【0023】以上説明した、この実施の形態による外転
形の電動送風機によれば、部品点数が少なく回転羽根8
の固定が容易となる。また、回転子71の製造工程にお
いて、回転羽根81をコア部71cに固定できるので、
作業時間が減少する。しかも、回転子71のコア部71
cの直径が大きいところに、回転羽根81を固定するの
で、回転羽根81の面振れが少なくなるという効果があ
る。
【0024】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2による外転形の電動送風機の回転羽根を示す図で
ある。実施の形態1においては、4枚の回転羽根81は
分離されていたが、この実施の形態では、回転羽根82
は、その根元部82aで連続した一体形状に形成されて
いる。この回転羽根82を、実施の形態1における図1
の場合と同様に、先ず回転羽根82の根元部82aを、
回転子72のスロット72sを遮らないように回転子コ
ア部72cに仮固定し、この状態で回転子72全体をア
ルミ、亜鉛又は銅等の2次側導体材で鋳込み、すなわち
ダイキャストし、実施の形態における図1と同様に、回
転子コア部72cと2次側導体72r(図示せず)の境
に回転羽根82の根元部82aを固着する。なお、72
sは回転子スロットである。このようにすれば、回転羽
根同志の位置精度がよくなり、騒音及び回転アンバラン
スによる振動が小さくなる。
【0025】図4は、この発明の実施の形態による外転
形電動送風機の回転羽根の他の例を示す図である。この
例においては、回転羽根82は、その根元部82aで、
回転子コア部72cのティース部72t上に突出した突
出部82tを有している。このようにすると、回転羽根
82の回転方向に対する固定強度が堅牢となる。
【0026】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
ついて、図5〜図7を参照して説明する。先ず、図5は
この実施の形態による外転形電動送風機の断面図、図6
はこの外転形電動送風機の右側面図である。図5および
図6おいて、外転形の電動送風機200は、固定子1
と、この固定子1と所定の空隙6を介して、その外側に
配置された回転子73とを備えている。
【0027】この回転子73の始端部には、コア材又は
コア材と異なる鋼板など磁性体材料からなる取付板9が
コア材と積層するように配置されている。そして、この
取付板9は、四方4個所に延長した平坦な延長部からな
る上取付け部9a、左取付け部9b、下取付け部9c及
び右取付け部9dを有している。4枚の回転羽根83
は、回転子73の十文字状の側面の位置で、それぞれの
根元部83aが、取付板9の取付け部9a,9b,9
c,9dに、溶接により固着されている。
【0028】上記の外転形電動送風機200の回転羽根
83の固着方法を図5および図6を参照してさらに説明
する。回転子73のコア部73cと取付板9とを積層し
て形成し、この状態で、回転子73全体を2次側導材で
鋳込み、すなわちダイキャストし、回転子73を完成さ
せたうえで、上記各取付け部9a,9b,9c,9dに
4つの回転羽根83の根元部83aを溶接してそれぞれ
固着する。
【0029】なお、上記実施の形態では、回転羽根83
の根元部83aを溶接により固定したが、回転羽根83
を鋼板またはプラスチックにして、回転羽根83の根元
部83aに孔を穿設し、また取付板9の平坦な取付け部
9a,9b,9c,9dにも孔を穿設し、リベットカシ
メにより固定しても良い。また、回転羽根83にネジ孔
を設け、ネジを挿して螺合して固定しても良い。
【0030】次に、図7はこの実施の形態による回転羽
根の他の例を示す図である。この例では、図7に示すよ
うに、例えばプラスチックから成る回転羽根83の根元
部83aに突起83bを設け、取付板9の各取付け部9
a,9b,9c,9dに穿設した孔9eを設け、この孔
9eに回転羽根83の突起83bを挿通して、この突起
83bを溶着して各取付け部に9a,9b,9c,9d
に固定しても良い。
【0031】また、上記図1〜7の実施例では回転子7
1,72,73の始端部に回転羽根81,82,83を
固定する例を示したが、回転子の始端部のみならず、終
端部あるいは中間部のいずれにも回転羽根を固定しても
よい。また、各回転羽根どうしは互いに連結していても
よい。
【0032】実施の形態4.図8は、この発明の実施の
形態4による外転形電動送風機を示す断面図、図9は、
この外転形電動送風機の回転羽根を示す図である。図8
および図9において、外転形の電動送風機300は、固
定子1と、この固定子1と所定の空隙6を介して、その
外側に配置された回転子74とを備えている。そして、
回転子74は、回転子コア部74cの間に、回転羽根8
4の根元部84aを挟んで固定している。
【0033】この実施の形態において、図9に示すよう
に、回転羽根84は、回転子コア74cのスロット74
s(図示せず)と同じ形状に形成され、同一形状のスロ
ット84sを有している。このような形状の回転羽根8
4を鋼板で製作し、回転子コア74cと同様に積層する
と、回転羽根84を回転子コア部74cの一部として作
用させ、出力を増強することができる。また、回転羽根
84を1枚の鋼板から製作することにより、回転羽根同
志の位置精度がよくなり、騒音及び回転アンバランスに
よる振動を小さくすることができる。
【0034】次に、回転羽根74は、図8に示すよう
に、回転子コア74cの中間部に配置されている。この
ような配置にすれば、回転羽根74を含んだ回転部の重
心を軸受3と4のほぼ中間に配置でき、軸受に加わる荷
重をほぼ均一にして、軸受寿命を長くできる。また、モ
ータの厚み分で羽根を配置できるので、より薄形にでき
る。
【0035】図10は、このような回転羽根84の取り
付け部84aの変形例を示している。図10には、異な
る4枚の回転羽根が説明の便宜上、同時に取り付けられ
た状態で示されている。
【0036】まず、回転羽根84−1には、その根元8
4a−1に、回転子コア部74cのスロット74sと略
同一形状の固定用穴84s−1が設けられている。しか
し、回転子コア部74cのスロット74sのスロットオ
ープニング部74g(切り欠き)に対応するオープニン
グ部は形成されておらず、固定用穴84s−1は閉じた
形状になっている。
【0037】回転子コア部74cのスロット74sは2
次導体であるアルミ等がダイカストで詰め込まれ、エン
ドリング74eと74rに連結しているので、回転羽根
84−1は、リベット固定されたような構造となり、固
着される。このようにすれば、回転羽根84−1の固定
が確実・堅牢になる。
【0038】次に、回転羽根84−2では、回転羽根8
4−1より、固定用穴84s−2が回転子コア部74c
のスロット74sより若干大きく形成されている。この
ようにすれば、回転羽根84−2の固定用穴84s−2
とコア部74cのスロット74sの位置が少しぐらいず
れても、回転羽根84−2によりスロット74sを塞ぐ
ことがない。スロット74sを塞ぐと回転子74の2次
抵抗が大きくなりモータ効率が悪くなるが、上記のよう
な構造にすれば、これを防止することができる。
【0039】次に、回転羽根84−3では、固定用穴8
4s−3を固定子コア部74cのスロット74sと同一
形状に形成している。すなわち、スロット74sのオー
プニング部74gと同様に、固定用穴84s−3もオー
プニング部84g(切り欠き)を有している。
【0040】このようにすれば、回転羽根84−3の固
定は回転羽根84−1より少し弱くなるが、オープニン
グ部84g(切り欠き)があるので、磁束の漏れがなく
なり、モータ効率がよくなる。
【0041】次に、回転羽根84−4では、固定用穴8
4s−4を回転子コア部74cのスロット74sと同じ
ようにオープニング部84gを形成し、かつスロット7
4sより若干大きく形成している。このようにすること
により、磁束の漏れを抑制することができ、また、回転
羽根84−4の位置ずれによりスロット74sを塞ぐこ
とがなくなり、モータ効率がよくなる。
【0042】実施の形態5.図11は、この発明の実施
の形態5による外転形電動送風機の断面図である。図1
1において、外転形の電動送風機400は、固定子1
と、この固定子1と所定の空隙6を介して、その外側に
配置された回転子75とを備えている。回転子75は、
回転子コア部75cと終端エンドリング75eとの間
に、回転羽根85の根元部85aを挟んで固定してい
る。
【0043】この実施の形態では、回転羽根85を導電
材料、例えばアルミニウムで形成している。このように
すれば、回転羽根85がエンドリング75eの一部とし
て作用し2次抵抗が小さくなるとともに放熱がよくな
り、モータ効率がよくなる。又、軸受寿命も長くなる。
なお、回転羽根85を挟む位置は、始端エンドリング7
5rと回転子コア75cとの間であってもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の外転形
電動送風機によれば、固定子の外周で回転する回転子に
複数の回転羽根を備え、回転羽根の根元部をダイカスト
により回転子に固定したので、部品点数が少なく回転羽
根の固定が容易となる。また、回転子の製造工程におい
て、回転羽根をコア部に固定できるので、作業時間が減
少する。しかも、回転子コア部の直径の大きいところ
に、回転羽根を固定したので、回転羽根の面振れが少な
くなるという効果がある。
【0045】また、この発明の外転形電動送風機によれ
ば、複数の回転羽根を互いにその根元部で連続した一体
形状に形成したので、回転羽根同志の位置精度がよくな
り、騒音及び回転アンバランスによる振動が小さくな
る。
【0046】また、この発明の外転形電動送風機によれ
ば、回転羽根が、その根元部で回転子コア部のティース
部上に突出した突出部を有するように形成したので、回
転羽根の回転方向に対する固定強度が堅牢となる。
【0047】また、この発明の外転形電動送風機によれ
ば、固定子の外周で回転する回転子に突出部を設け、こ
の突出部に回転羽根の根元部を溶着して固定したので、
部品点数が少なく回転羽根の固定が容易となる。また、
回転子コア部の直径の大きいところに、回転羽根を固定
したので、回転羽根の面振れが少なくなるという効果が
ある。
【0048】また、この発明の外転形電動送風機によれ
ば、回転子の突出部に孔を設け、また、回転羽根の根元
部に突起を設け、この突出部の孔に回転羽根の突起を溶
着して固定したので、回転羽根の固定のために他の部品
が不要になるという効果がある。
【0049】また、この発明の外転形電動送風機によれ
ば、固定子の外側で回転する回転子に突出部を設け、こ
の突出部に回転羽根の根元部をネジ止めまたはリベット
止めして固定したので、簡易に回転羽根を固定できると
いう効果がある。
【0050】また、この発明の外転形電動送風機によれ
ば、回転子に固定用板体を積層しこの板体の延長部によ
り取り付け部を形成したので、回転羽根を取り付ける取
り付け部を容易に形成できる。
【0051】また、この発明の外転形電動送風機によれ
ば、回転羽根を取り付けるための固定用板体を回転子の
コア部とエンドリング部との境界に積層したので、この
固定用板体をコア部の一部あるいはエンドリング部の一
部として生かすことができる。
【0052】また、この発明の外転形電動送風機によれ
ば、回転羽根を、その根元部が回転子コア部のスロット
と同形状のスロットを有するように形成し、回転子に積
層して固定したので、モータの厚み分で羽根を配置でき
るので、より薄形にできる。
【0053】また、この発明の外転形電動送風機によれ
ば、回転羽根を磁性材料で構成し、回転子のコア部の中
に積層したので、回転羽根をコアの一部として作用さ
せ、出力を増強できる。また、回転羽根を含んだ回転部
の重心を軸受のほぼ中間に配置でき、軸受に加わる荷重
をほぼ均一にして、軸受寿命を長くできる。また、回転
羽根のスロットを固定子コアのスロットと同形状にし、
スロットに切り欠き部があるようにしたので、磁束の漏
れがなく、モータ効率がよくなる。
【0054】また、この発明の外転形電動送風機によれ
ば、回転羽根を導電材料で構成し、回転子のコア部とエ
ンドリング部との間に積層したので、羽根がエンドリン
グの一部として作用し2次抵抗が小さくなるとともに放
熱がよくなり、モータ効率がよくなる。又、軸受寿命も
長くなる。
【0055】また、この発明の外転形電動送風機によれ
ば、回転羽根のスロットを、回転子コア部のスロットよ
り大きく形成したので、回転羽根の位置がずれても、ス
ロットを塞ぐことがなく、モータ効率がよくなる。
【0056】また、この発明の外転形電動送風機によれ
ば、回転羽根のスロットを、切り欠き部が塞がれた形状
に形成したので、羽根の固定が確実・堅牢になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による外転形電動機
の断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による外転形電動機
の右側面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による外転形電動機
の回転羽根を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による外転形電動機
の回転羽根の他の例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による外転形電動機
の断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による外転形電動機
の右側面図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による外転形電動機
の一部断面図である
【図8】 この発明の実施の形態4による外転形電動機
の断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による外転形電動機
の回転羽根を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4による外転形電動
機の回転羽根の変形例を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態5による外転形電動
機の断面図である。
【図12】 従来の外転形電動機の断面図である。
【符号の説明】
100,200,300,400 外転形電動機、 1
固定子、 71,72,73,74,75 回転子、
71c,72c,73c,74c,75c コア部、
71e,71r,72e,72r,73e,73r,
74e,74r,75e,75r エンドリング(2次
導体)、 71s,72s,73s,74s,75s
スロット、 81,82,83,84,85 回転羽
根、 81a,82a,83a,84a,85a 根元
部、 83b 突起、 9 取付け板、 9a,9b,
9c,9d 取付け部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 泰成 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 出口 学 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 木枝 鋼希 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 木村 亮一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転磁界を発生させる固定子と、この固
    定子の外周に配置したコア部を有する回転子と、上記回
    転子と共に回転する複数の回転羽根とを備えた外転形の
    電動送風機において、上記回転子に上記回転羽根の根元
    部をダイカストにより固定したことを特徴とする外転形
    の電動送風機。
  2. 【請求項2】 上記複数の回転羽根が互いにその根元部
    で連続した一体形状に形成されたことを特徴とする請求
    項1に記載の外転形の電動送風機。
  3. 【請求項3】 上記複数の回転羽根が、その根元部で上
    記回転子コア部のティース部上に突出した突出部を有す
    るように形成されたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の外転形の電動送風機。
  4. 【請求項4】 回転磁界を発生させる固定子と、この固
    定子の外周に配置したコア部を有する回転子と、上記回
    転子と共に回転する回転羽根とを備えた外転形の電動送
    風機において、上記回転子に突出部を設け、この突出部
    に上記回転羽根の根元部を溶着して固定したことを特徴
    とする外転形の電動送風機。
  5. 【請求項5】 上記突出部に孔を設け、上記回転羽根の
    根元部に突起を設け、上記突出部の孔に上記回転羽根の
    突起を溶着して固定したことを特徴とする請求項4に記
    載の外転形の電動送風機。
  6. 【請求項6】 回転磁界を発生させる固定子と、この固
    定子の外側に配置したコア部を有する回転子と、上記回
    転子と共に回転する回転羽根とを備えた外転形の電動送
    風機において、上記回転子に突出部を設け、この突出部
    に上記回転羽根の根元部をネジ止めまたはリベット止め
    して固定したことを特徴とする外転形の電動送風機。
  7. 【請求項7】 上記回転子に固定用板体を積層しこの板
    体の延長部により前記突出部を形成したことを特徴とす
    る請求項4〜6のいずれかに記載の外転形の電動送風
    機。
  8. 【請求項8】 上記固定用板体を回転子のコア部とエン
    ドリング部との境界に積層したことを特徴とする請求項
    7に記載の外転形の電動送風機。
  9. 【請求項9】 回転磁界を発生させる固定子と、この固
    定子の外周に配置したコア部を有する回転子と、上記回
    転子と共に回転する回転羽根とを備えた外転形の電動送
    風機において、上記回転羽根は、その根元部が上記回転
    子コア部のスロットと同形状のスロットを有し、上記回
    転子に積層して固定されたことを特徴とする外転形の電
    動送風機。
  10. 【請求項10】 上記回転羽根が磁性材料で構成され、
    その根元部が上記回転子のコア部の中に積層されたこと
    を特徴とする請求項9に記載の外転形の電動送風機。
  11. 【請求項11】 上記回転羽根が導電材料で構成され、
    その根元部が上記回転子のコア部とエンドリング部との
    間に積層されたことを特徴とする請求項9に記載の外転
    形の電動送風機。
  12. 【請求項12】 上記回転羽根のスロットが、回転子コ
    ア部のスロットより大きく形成されたことを特徴とする
    請求項9〜11のいずれかに記載の外転形の電動送風
    機。
  13. 【請求項13】 上記回転羽根のスロットが、そのスロ
    ットきり欠き部が塞がれた形状に形成されたことを特徴
    とする請求項9〜12のいずれかに記載の外転形の電動
    送風機。
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