JP2002315284A - オルタネータ - Google Patents

オルタネータ

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JP2002315284A
JP2002315284A JP2001107875A JP2001107875A JP2002315284A JP 2002315284 A JP2002315284 A JP 2002315284A JP 2001107875 A JP2001107875 A JP 2001107875A JP 2001107875 A JP2001107875 A JP 2001107875A JP 2002315284 A JP2002315284 A JP 2002315284A
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rotor
core
rotor core
alternator
magnetic pole
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Hisafumi Kanai
尚史 金井
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Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化・高出力化への転換並びに磁気音やノ
イズの低減に対応可能なロータの構造を備えたオルタネ
ータを提供する。 【解決手段】 円板状の磁性体より成り外周部に凸状の
磁極片81aが複数形成されるシートコア81を一定の
円周方向に所定角度ずらして複数個積層した第1のロー
タコア8A及び第2のロータコア8Bと、第1のロータ
コア8Aと第2のロータコア8Bとの間に配置され非磁
性材より成るリング82を複数個積層したリング体83
とを備える。第1のロータコア8Aの凸状の磁極片81
aに対応する軸方向位置と第2のロータコア8Bの磁極
片とこれと相互に隣接する磁極片との間に形成される凹
部81bの軸方向位置が対応するようリング体83を挟
んで重ねられて一体化されるロータ8を備える。リヤブ
ラケット4に吸気孔16とフロントブラケット3側に排
気孔13aを各々設け、ロータ8に設けられる内扇ファ
ン14と他端の回転軸9に遠心ファン15とを固着し冷
却風をステータコア5の内周面とロータ8の凹部81b
間で流通されるよう構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オルタネータ、特
にブラシレスオルタネータのロータ構造に係り、プレー
トコアを採用したオルタネータに関する。
【0002】
【従来の技術】オルタネータ(自動車用交流発電機)の
構造については、特開平7−336974号公報等によ
り既に知られており、このようなオルタネータはロータ
としてランデル形が用いられ、冷却ファンは発電機のロ
ータが装着される回転軸に取り付けられている。
【0003】従来のオルタネータのロータは、図10に
示されているような構造となっており、回転軸101に
はローレット102が切られており、このローレット1
02が切られた部分にロータコア103が固定され、当
該ロータコア103には後述するように非磁性体リング
107を介してロータコア104が固定され組み合わさ
れた形態で取り付けられている。
【0004】2種類のロータコア103,104は鍛造
で造られ、爪形状の磁極片105が複数個形成されてお
り、一方のロータコア103の中心部には、回転軸10
1に圧入される孔を備えた、いわゆるボス部106と呼
ばれる部位が形成されている。他方のロータコア104
は、非磁性体リング107を介して溶接され、ロータコ
ア103と結合される構造となっている。このとき2個
のロータコア103,104の爪形状の磁極片105が
相互にかみ合わせられた形で結合されており、ロータコ
ア103とロータコア104との結合体は、上記ロータ
コア103のボス部106の中心部に設けられた孔と回
転軸101に切られたローレット102とを用いて圧入
され、一体化したオルタネータのランデル形ロータ10
8として組み付けられる。
【0005】従来のオルタネータの断面図である図11
を参照して、上記ランデル形ロータ108が用いられた
従来のオルタネータ130は、次のような構造となって
おり、発電コイル138が巻回されたステータコア13
6の両側には、フロントブラケット133とリヤブラケ
ット134とが固定され、このフロントブラケット13
3とリヤブラケット134とにそれぞれ装着されている
ボールベアリング140とローラベアリング131とで
上記説明のランデル形ロータ108が、ステータコア1
36の内部に回転自在に軸支されている。
【0006】ロータ108の内部には、組み合わされた
2個のロータコア103,104とボス部106との間
に形成される空間、すなわちロータコア103,104
の内部に、励磁コア109を介して励磁巻線137が巻
装されており、当該励磁コア109はリヤブラケット1
34に固定されている。
【0007】また、回転軸101にはロータ108を回
転させるプーリ132が設けられており、そして当該プ
ーリ132のフロントブラケット133側に遠心ファン
139が取り付けられている。リヤブラケット134は
外気を取り入れる風孔50,51を備えたリヤカバー1
35で覆われており、プーリ132に取り付けられてい
る遠心ファン139によって、リヤカバー135側の外
気がオルタネータ130内に取り入れられ、オルタネー
タ30内の各構成部品が空冷されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のオルタネータは
ロータコア103,104を組み合わせて磁気回路を形
成しているため、ロータコアそのものは冷却のための風
路という概念がなく、冷却風の流れは、図11の50な
いし54のルートに示す如く磁極の片側のみが有効であ
った。オルタネータは市場において小型化・高出力化と
共に磁気音やノイズの低減といった対環境性能の向上が
要求されており、ロータに着目すると、ランデル型ロー
タでは内扇ファンの追加をしても、その直径等のサイズ
が制限されて冷却風の風量(風速)を著しく増加させる
のは困難であり、また、磁気音やノイズの低減といった
対環境性能の向上にも限界がある。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、小型化・高出力化への転換並びに磁気音やノ
イズの低減に対応可能なロータの構造を備えたオルタネ
ータを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数のスロットを内周に備えるステータ
コアに発電コイルが巻装されてなるステータと、このス
テータで同軸に囲繞されステータコアの内周と僅かなエ
アギャップを介して対向するロータと、複数のスルーボ
ルトで相互に締結されるフロントブラケットとリヤブラ
ケット間にステータコアが挟持されてなり、フロントブ
ラケット及びリヤブラケットにロータの回転軸を回転自
在に軸支するベアリングとを備えるオルタネータにおい
て、ロータは、円板状の磁性体より成り外周部に凸状の
磁極片が複数形成されるシートコアを一定の円周方向に
所定角度ずらして複数個積層した第1のロータコア及び
第2のロータコアと、第1のロータコアと第2のロータ
コアとの間に配置され非磁性材より成るリングを複数個
積層したリング体とを備え、第1のロータコアの凸状の
磁極片に対応する軸方向位置と第2のロータコアの磁極
片とこれと相互に隣接する磁極片との間に形成される凹
部の軸方向位置が対応するようリング体を挟んで重ねら
れて一体化されると共に、リヤブラケットに吸気孔とフ
ロントブラケット側に排気孔を各々設け、ロータの一端
側面に内扇ファンと他端の回転軸に遠心ファンとを固着
し、内扇ファンの回転により吸気孔から外気が導入さ
れ、ステータコアの内周面とロータの凹部間で冷却風が
流通し遠心ファンにより吸引されて排気孔から排出され
ることを特徴とする。さらに、シートコアの磁極片の側
面部は軸方向に斜面部が形成される技術的手段を採用し
てもよい。
【0011】本発明の構成によれば、ロータが回転する
ことにより内扇ファンが回転し、外部の空気が吸気孔か
ら吸引されてステータコアの内周面とロータの凹部との
間に流通する。その際、ロータの回転が特定の回転方向
であるため、凹部の冷却風が螺旋状に押し出されるよう
に移動し、遠心ファンにより吸引されて排気孔から外部
に排出される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0013】図1ないし図9は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1はオルタネータの要部断面図、図2は
ロータ及びブラケットに固定された励磁コイルの要部断
面図、図3は図2のA矢視方向から見た図、図4はシー
トコアを示す図、図5は図4のB矢視方向から見た磁極
片の部分図、図6はリング体を示す図、図7はコアサイ
ド板を示す図、図8は冷却風の流通を示す説明図、図9
は実施形態の効果を示すグラフである。
【0014】先ず図1において、このオルタネータ1は
自動車に搭載される車両用交流発電機であり、複数のス
ルーボルト2で相互に締結されるフロントブラケット3
とリヤブラケット4間にステータコア5が挟持されてお
り、このステータコア5は多数枚の磁性鋼板を積層して
略リング状に形成されるものであり、このステータコア
5の内周には、略T字形である複数たとえば36個のテ
ィースが内方に突出するようにして一体に設けられ、そ
れらのティース相互間には、複数たとえば36個のスロ
ット5aが形成され、各スロット5aにはU・V・W各
相の発電コイル6が巻装されることによりステータ7が
構成される。
【0015】ステータ7で同軸に囲繞されるロータ8
は、ステータコア5の内周と僅かなエアギャップを介し
て対向するものであり、ロータ8における回転軸9はフ
ロントブラケット3を回転自在に貫通し、回転軸9およ
びフロントブラケット3間には一対のボールベアリング
10が介装され、回転軸の一端はリヤブラケット4に設
けられるニードルベアリング11により軸支される。
【0016】回転軸9の他端にはプーリ12が固着され
ており、このプーリ12には図示しないエンジンからの
回転動力がベルト(図示せず)を介して入力され、これ
により回転軸9すなわちロータ8が回転駆動される。
【0017】リヤブラケット4側のステータ7に巻装さ
れる発電コイル6に対応するロータ8の部分には内扇フ
ァン14が固着され、この内扇ファン14の回転により
外部からの空気を導入するため、リヤブラケット4には
吸気孔16が設けられる。また、フロントブラケット3
にはカバー13が一体化されており、該カバー13の中
心部にはプーリ12を収納する円形の開口部が設けら
れ、フロントブラケット3およびカバー13間で回転軸
9には遠心ファン15が固着される。この遠心ファン1
5により吸引される内部冷却風を外部に排出するための
排気孔13aがカバー13に設けられる。なお、この排
気孔13aはフロントブラケット3に備えられてもよ
い。
【0018】図2、図3をあわせて参照して、ロータ8
は磁性材でなるロータコア8A,8B、非磁性材でなる
リング体83、回転軸9、及び内扇ファン14が4本の
ネジ17で固着されるコアサイド板84から構成され、
ロータコア8A,8B、リング体83、及びコアサイド
板84を積層し、その外周の凹部を電子ビーム等の溶接
で一体化しつつ、コアサイド板84の中心孔84aを回
転軸9に圧入することによって一体化構造を有してい
る。なお、ロータコア8A,8B、リング体83、及び
コアサイド板84の固着方法は電子ビームの他、非磁性
のリベット又はねじを使用してもよい。
【0019】ロータ8は、ロータコア8A,8Bとリン
グ体83とによってその内部に、回転軸9の外周を内径
とし、ロータコア8A,8B及びリング体83の内周を
外径とする環状の空間が形成され、その内部に励磁コア
20が、ボールベアリング10のスラスト方向の移動を
阻止するプレート25を挟んで図示しないボルトでフロ
ントブラケット3に固定されている。そして当該励磁コ
ア20の軸方向中央付近の外周には周方向に溝が形成さ
れて、励磁巻線21が巻装される。
【0020】更に図4及び図5をあわせて参照して、ロ
ータコア8Aを構成するシートコア81は例えば鉄板、
電磁鋼板、珪素鋼板などの円板状磁性材から形成されて
略リング形状をなし、外周に台形状の凸状の磁極片81
aが等間隔で6個形成されると共に、磁極片81aは軸
方向(厚み方向)に所定角度をもって斜面部81cが形
成されており、これを複数個積層することによって所謂
スキュー形状としている。
【0021】ロータコア8Bは積層枚数は異なるものの
ロータコア8Aと同様に形成されるが、ロータ8として
組み付ける際には、軸方向にロータコア8Aの凸状の磁
極片81aの列に対応する位置には、ロータコア8Bの
磁極片81aと相互に隣接する磁極片81aとの間に形
成される凹部81bの列の軸方向位置が連続的に対応す
るようリング体83を挟んで軸方向に重ねられて一体化
される。
【0022】図6を参照して、リング体83を構成する
リング82はアルミニウム、ステンレスなどの非磁性材
から形成され、その外径寸法はシートコア81の凹部8
1bの底径寸法と同じ又は小さく、内径はシートコア8
1の内径寸法と等しく、中心に大口径の孔82aを有す
る円板状のものであり、ロータコア8Aとロータコア8
Bを磁気的に絶縁する働きを有する。
【0023】図7を参照して、コアサイド板84は外周
に凸状の磁極片84aが6個等間隔で形成され、中心に
は回転軸孔84bが設けられている。凸状の磁極片84
aはシートコア81と同様に軸方向(厚み方向)には斜
面部84cが形成され、積層されるとスキュー形状を有
するようになっている。また、貫通孔84dは内扇ファ
ン14を固定するネジ17を通すため4個形成され、複
数枚スキューして積層される場合を考慮して長孔形状と
なっている。なお、コアサイド板84は1枚もしくは複
数枚積層されて形成される。
【0024】図2に示されたロータ8では、ロータコア
8Aが4枚のシートコア81で、リング体83が3枚の
リング82で、ロータコア8Bが9枚のシートコア81
で各々積層され、2枚のコアサイド板84と共に一体化
されたものが一例として図示されている。このロータ8
の組み立ての際、ロータコア8Aの磁極片81aは隣接
される磁極片81aの端面に接して軸方向斜めのスキュ
ー形状となってリング体83に連なり、その延長線上は
ロータコア8Bの凹部81bの位置に一致し、従ってロ
ータコア8Bの凹部81bはロータコア8Aの磁極片8
1aと一致する位置にそれぞれ整列して一体化される。
【0025】図8を参照しつつ本実施形態の作用を説明
すると、ロータ8はロータコア8A,8B及びコアサイ
ド板84は、回転軸9の軸方向で共に同一方向にスキュ
ーされた積層構造とされており、特定の回転方向で回転
されることによって、冷却風が通りやすくした構造とな
っている。スキューされたロータ8の回転方向と冷却風
Fの流れを説明すると、ロータ8の回転で内扇ファン1
4が回転し、外部の空気Fが吸気孔16から吸引されて
ステータコア5の内周面とロータ8の凹部81bとの間
で、ロータ8の回転によって螺旋状に押し出されるよう
に冷却風Fが流通し、遠心ファン15により吸引されて
排気孔13aから排出される。従って、ロータ8の凹部
81bの全部が冷却風の通路となる。
【0026】図9は実施形態の効果を示すグラフを示し
ている。オルタネータ1は図1の構成を実施例として使
用し、比較する従来例としてはロータ8のみを図10に
示すランデル形を用いて、リヤブラケット4に孔設され
た吸気孔16およびフロントブラケット3に孔設された
排気孔13aの風速をロータ回転数をパラメータとして
実測したものである。縦軸で表記する風速は、従来のラ
ンデル形ロータを用いた時の排気孔13aの風速を基準
(=1)として正規化している。
【0027】この結果、本実施例では風速は吸気孔側、
排気孔側ともに大幅に増加し、特にロータの高回転数領
域に向かって効果が顕著になっていることがわかる。こ
の理由としては図10に示す従来のランデル形ロータで
は磁極間の半分のみが冷却風の風路であったのに比べ
て、本実施例では磁極間の全部が風路として利用可能で
あるため、ロータコア部分での通過風量が増大したため
である。これによって、ロータコアのみならずステータ
や発電コイルの温度上昇を抑制することが可能となり、
オルタネータの小型化、軽量化に寄与することができ
る。
【0028】また、ロータコア8A,8Bがプレートコ
ア81から形成されると共に積層された後にスキュー形
状を有し、ブラシレスオルタネータとしてロータ8の内
周側に位置する励磁コア20が発生する磁束をロータコ
ア8A,8Bが界磁として利用する方式であるため、各
々のロータコア8A,8Bの磁極において、適切なレベ
ルの磁束漏れを行わせて、コギング防止とノイズ低減を
図ることが可能になる。
【0029】なお、プレートコア81、及びコアサイド
板84の凸部(各磁極片部)は、その厚み方向に斜面部
が形成されているが、単純に短冊状もしくはロール状の
部材からプレスで直線的に打ち抜かれたものでもよく、
この場合にはロータ8として組み付ける時に、円周方向
の同一方向に一定の角度でずらすことによって、階段状
の略スキュー形状とすることが可能である。
【0030】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明は、円板状の磁性体より成り外周
部に凸状の磁極片が複数形成されるシートコアを一定の
円周方向に所定角度ずらして複数個積層した第1のロー
タコア及び第2のロータコアと、第1のロータコアと第
2のロータコアとの間に配置され非磁性材より成るリン
グを複数個積層したリング体とを備え、第1のロータコ
アの凸状の磁極片に対応する軸方向位置と第2のロータ
コアの磁極片とこれと相互に隣接する磁極片との間に形
成される凹部の軸方向位置が対応するようリング体を挟
んで重ねられて一体化されると共に、リヤブラケットに
吸気孔とフロントブラケット側に排気孔を各々設け、ロ
ータの一端側面に内扇ファンと他端の回転軸に遠心ファ
ンとを固着し、内扇ファンの回転により吸気孔から外気
が導入され、ステータコアの内周面とロータの凹部間で
冷却風が流通し遠心ファンにより吸引されて排気孔から
排出される構成としたので、ロータの凹部の全部が冷却
風の通路となり、ロータコアのみならずステータや発電
コイルの温度上昇を抑制することが可能となり、オルタ
ネータの小型化、軽量化に寄与することができる。
【0032】また、シートコアの磁極片の側面部におい
て軸方向に斜面部が形成された構造であれば、ロータの
凹部を流通する冷却風がスムーズ化され、更なる温度上
昇の抑制が可能となる。
【0033】シートコアの磁極片は台形状の凸形状を有
するため、適切なレベルの磁束漏れを行わせて、コギン
グ防止とノイズ低減に寄与するオルタネータを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオルタネータの要部断面図であ
る。
【図2】ロータ及びブラケットに固定された励磁コイル
の要部断面図である。
【図3】図2のA矢視方向から見た図である。
【図4】シートコアを示す図である。
【図5】図4のB矢視方向から見た磁極片の部分図であ
る。
【図6】リング体を示す図である。
【図7】コアサイド板を示す図である。
【図8】冷却風の流通を示す説明図である。
【図9】実施形態の効果を示すグラフである。
【図10】従来のオルタネータのロータの構造図であ
る。
【図11】従来のオルタネータの断面図である
【符号の説明】
1・・・オルタネータ 2・・・スルーボルト 3・・・フロントブラケット 4・・・リヤブラケット 5・・・ステータコア 5a・・・スロット 6・・・発電コイル 7・・・ステータ 8・・・ロータ 8A・・・第1のロータコア 8B・・・第2のロータコア 9・・・回転軸 10,11・・・ベアリング 13a・・・排気孔 14・・・内扇ファン 15・・・遠心ファン 16・・・吸気孔 81・・・シートコア 81a・・・磁極片 81b・・・凹部 81c・・・斜面部 82・・・リング 83・・・リング体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスロットを内周に備えるステータ
    コアに発電コイルが巻装されてなるステータと、該ステ
    ータで同軸に囲繞され前記ステータコアの内周と僅かな
    エアギャップを介して対向するロータと、複数のスルー
    ボルトで相互に締結されるフロントブラケットとリヤブ
    ラケット間に前記ステータコアが挟持されてなり、前記
    フロントブラケット及び前記リヤブラケットに前記ロー
    タの回転軸を回転自在に軸支するベアリングとを備える
    オルタネータにおいて、前記ロータは、円板状の磁性体
    より成り外周部に凸状の磁極片が複数形成されるシート
    コアを一定の円周方向に所定角度ずらして複数個積層し
    た第1のロータコア及び第2のロータコアと、前記第1
    のロータコアと前記第2のロータコアとの間に配置され
    非磁性材より成るリングを複数個積層したリング体とを
    備え、前記第1のロータコアの凸状の磁極片に対応する
    軸方向位置と前記第2のロータコアの磁極片とこれと相
    互に隣接する磁極片との間に形成される凹部の軸方向位
    置が対応するよう前記リング体を挟んで重ねられて一体
    化されると共に、前記リヤブラケットに吸気孔と前記フ
    ロントブラケット側に排気孔を各々設け、前記ロータの
    一端側面に内扇ファンと他端の前記回転軸に遠心ファン
    とを固着し、前記内扇ファンの回転により前記吸気孔か
    ら外気が導入され、前記ステータコアの内周面と前記ロ
    ータの前記凹部間で冷却風が流通し前記遠心ファンによ
    り吸引されて前記排気孔から排出されることを特徴とす
    るオルタネータ。
  2. 【請求項2】 前記シートコアの磁極片の側面部は軸方
    向に斜面部が形成されてなることを特徴とする請求項1
    記載のオルタネータ。
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