JPH1137050A - エアーポンプ - Google Patents

エアーポンプ

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JPH1137050A
JPH1137050A JP18703297A JP18703297A JPH1137050A JP H1137050 A JPH1137050 A JP H1137050A JP 18703297 A JP18703297 A JP 18703297A JP 18703297 A JP18703297 A JP 18703297A JP H1137050 A JPH1137050 A JP H1137050A
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pump
chamber
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diaphragm
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Yoshiteru Sonoda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアーポンプ自体から発生する騒音を経済的
に且つ大幅に低減させると共に、空気の吐出量を大幅に
増大させる。 【解決手段】 ケース本体1内をポンプ室1bと消音室
1cに区分けし、ポンプ室1b内に電磁石2を配設する
と共に、永久磁石3を夫々固着した一対の振動片4と各
振動片4により夫々駆動される一対のダイヤフラムポン
プ5とを夫々対称状に配設し、ケース本体1を蓋体8に
より密閉して空気導入口12a及び空気導出口13aの
部分を除いてケース本体1内を密封状態としたエアーポ
ンプであって、前記両振動片4を電磁石2により近接及
び離間する方向へ同期的に振動させて両ダイヤフラムポ
ンプ5を夫々駆動し、空気導入口12aからポンプ室1
b内へ導入した空気aを両ダイヤフラムポンプ5内へ夫
々吸引すると共に、両ダイヤフラムポンプ5内の空気a
を消音室1c内へ夫々吐出し、該消音室1cから空気導
出口13aを通してケース本体1外へ空気aを導出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に鑑賞魚の飼育
用水槽や水生植物の栽培用水槽等の内部へ新鮮な空気を
供給する為に使用するエアーポンプに於いて、エアーポ
ンプの大型化を招くことなしに大幅なポンプ騒音の引下
げを可能にしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭や事務所、ホテル等では
鑑賞魚等の飼育が広く行われて居り、何れもエアーポン
プを用いて水槽内へ新鮮な空気を供給することにより、
鑑賞魚等の飼育を行なっている。
【0003】図15及び図16は、上記鑑賞魚等の飼育
に使用されている従来のエアーポンプPの一例を示すも
のであり、当該エアーポンプPは、裏面側が開放された
プラスチック製のケース本体20の内部空間に、電磁石
21と、先端に永久磁石22を固定した振動片23と、
振動片23により駆動されるダイヤフラムポンプ24等
を夫々配設すると共に、前記ケース本体20の裏面側開
口部を蓋体25により密閉した構造となっている。尚、
図15及び図16に於いて、24aはダイヤフラムポン
プ24のポンプケース、24bは伸縮自在なゴム製のダ
イヤフラム、24cはダイヤフラム室、24dは吸入
弁、24eは吐出弁、24fは空気吸引口、24gは空
気吐出口、26は空気導入口、27は振動片23の支
点、28は電源コード、29は送気用パイプである。
【0004】而して、前記エアーポンプPに於いて、電
源コード28を介して交流電圧を印加すると、電磁石2
1が作動し、電磁石21と永久磁石22間に作用する電
磁力によって振動片23が図15の矢印方向へ振動す
る。その結果、振動片23へ一端が固定された袋状のゴ
ム製のダイヤフラム24bが交互に圧縮(減容積)と引
張(増容積)の作用を受け、これに伴なってダイヤフラ
ム室24c内の空気aが圧縮・膨張し、引張(増容積)
時には吸入弁24dが開くと共に、吐出弁24eが閉と
なって空気aがダイヤフラム室24c内へ吸入され、
又、圧縮時(減容積)には吸入弁24dが閉じると共
に、吐出弁24eが開となってダイヤフラム室24c内
の空気aが空気吐出口24gよりケース本体1の外部へ
送出される。
【0005】上記エアーポンプPは、構造が簡単で安価
に製造できるうえ、空気吐出量が略一定の安定した運転
が行えると云う優れた効用を有している。
【0006】しかし、この種のエアーポンプPにも多く
の問題点が残されて居り、その中でも特に重要な問題
は、騒音が比較的高いと云う点である。即ち、昼間等の
周囲環境の騒音レベルが比較的高い場合には、エアーポ
ンプPの騒音が問題になることはあまりない。ところ
が、夜間等の周囲環境の騒音レベルが低い場合には、エ
アーポンプPの騒音が無視できないような騒音源にな
り、睡眠・団らん・仕事・勉強等を妨げたり、人に煩ら
わしさを感じさせたりすることになる。
【0007】その為、エアーポンプPの技術分野に於い
ては、ポンプ騒音の低下を図る為にこれ迄に様々な工夫
が行われてきた。例えば、ケース本体20の気密性を
高めて騒音の外部への漏洩を防止する方法、電磁石2
1やダイヤフラムポンプ24等を防振材を介してケース
本体20へ固着する方法及び前記との両方を実施
する方法等の工夫が現実に採用されている。
【0008】而して、上記三通りの騒音防止策の内、現
実に最も多く採用されている方法はケース本体20の内
部の気密性を高める方法である。この場合、ケース本体
20内への空気aの取入れ口(空気導入口26)は密閉
することが出来ない為、ここには通気性のフィルター材
(例えばガラス繊維等)を充填すると共にケース本体2
0と蓋体25の嵌合部にパッキン材を介設し、両者を緊
密にネジ止めすることにより、ケース本体20の内部空
間の気密性を高める構成が採用されている。
【0009】上記密閉構成を採用することにより、エア
ーポンプPの発生騒音は相当程度引き下げられる。図1
7は従来の非密閉型エアーポンプPの騒音測定値であ
り、又、図18は同一のエアーポンプPに於いて、シリ
コン樹脂等のシール材を充填して密閉型構造としたエア
ーポンプPの騒音測定値である。尚、図17及び図18
はポンプの出口にサイレンサーを取り付けした状態で無
騒音室内に於いて測定したものである。
【0010】図17と図18の対比からも明らかなよう
に、密閉型構造のエアーポンプPとした場合には、60
Hzに於いては極僅かに、又、200Hz以上の周波数
領域では大幅に騒音が下がっていることが判る。これに
対して、60Hz〜200Hzの低周波数領域の騒音は
あまり低下せず、相当程度の騒音が残ってくる。その
為、実際に人間の耳で聴いた場合に、周囲環境が比較的
静かな夜間等に於いては、これが相当に大きな騒音とな
る。従って、単に密閉構造とするだけでは、騒音問題を
基本的に解決するものとは到底云えない状態にある。
【0011】又、前記の騒音低減方法では、一般にダ
イヤフラムポンプ24や振動片23、電磁石21を防振
ゴム等を介してケース本体20へ固定すると共に、エア
ーポンプPの基台の役目をする蓋体25をゴム製として
これに振動を吸収させるような構造上の工夫を加えるこ
とにより、騒音を引下げるようにしている。
【0012】ところで、上記防振ゴム等を用いてダイヤ
フラムポンプ24や振動片23、電磁石21の振動を押
さえることにより騒音源を弱めようとする方法は、固体
伝搬音の方は低下するものの空気伝搬音の低下はそれほ
ど期待することができない。従って、現実にこの種の防
振型エアーポンプPの騒音測定をした場合には、前記密
閉型構造としたエアーポンプPの場合と同程度の騒音引
下げ効果しか得られず、部品点数が増えて製造コストが
上昇する割には、満足すべき程度にまで騒音を引下げす
ることができないと云う結果になっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従前のエア
ーポンプに於ける上述の如き問題、即ち密閉構造や防
振材を用いた構造にするだけでは、約200Hz以下の
領域の騒音を十分に低減させることが困難で、依然とし
て騒音の問題が残ること、防振材を用いた場合には、
部品点数が増えてポンプの製造コストの上昇を招くこと
等の問題を解決せんとするものであり、その目的は、エ
アーポンプの大型化を招くことなしに低周波数から高周
波数の範囲に亘って騒音を大幅に引下げすることがで
き、然も製造コストの安価なエアーポンプを提供するも
のである。
【0014】
【課題を解決するための手段】従前からエアーポンプの
技術分野に於いては、ポンプ騒音は電磁石や永久磁石を
固定した振動片、ダイヤフラム等の振動が騒音源になっ
て居り、従ってこれらの振動を押さえることにより騒音
の引下げは可能であると考えられてきた。しかし、上述
したように電磁石等の振動を防振ゴム等によって押さえ
ても、顕著な騒音の引下げ効果が得られないと云う実験
結果から、本願発明者は、この種のエアーポンプに於け
る騒音の発生源は単に電磁石等の振動のみでないことを
見出した。そこで、本願発明者は、前記知見に基づいて
各種の騒音引下げに関する実験を行い、実験結果からエ
アーポンプの第1の騒音発生源がダイヤフラムポンプの
吸入弁と吐出弁に起因したものであることを見出した。
【0015】本発明は、上述の如き過程を経て創作され
たものであり、本発明の請求項1の発明は、裏面側が開
放されたケース本体の内部空間をポンプ室と消音室の二
室に区分けし、該ポンプ室内に電磁石を配設すると共
に、永久磁石若しくは磁性体を夫々固着した一対の振動
片と各振動片により夫々駆動される一対のダイヤフラム
ポンプとを夫々対称状に配設し、前記ケース本体の裏面
側開口部を蓋体により密閉してポンプ室内へ連通する空
気導入口及び消音室内へ連通する空気導出口の部分を除
いてケース本体の内部空間を密封状態としたエアーポン
プであって、前記両振動片を電磁石の電磁力により近接
及び離間する方向へ同期的に振動させて両ダイヤフラム
ポンプを夫々駆動し、空気導入口からポンプ室内へ導入
した空気を両ダイヤフラムポンプの空気吸入口を通して
ダイヤフラム室内へ夫々吸引すると共に、両ダイヤフラ
ム室内の空気を空気吐出口を通して消音室内へ夫々吐出
し、該消音室から空気導出口を通してケース本体外へ空
気を導出するようにしたことに特徴がある。
【0016】本発明の請求項2の発明は、ポンプ室と両
ダイヤフラムポンプの各空気吸入口とを、蓋体の内部に
形成した空気吸引連通路及びケース本体の壁部に形成し
た空気吸引通路を介して夫々連通し、又、消音室と両ダ
イヤフラムポンプの各空気吐出口とを、蓋体の内部に形
成した空気吐出連通路及びケース本体の壁部に形成した
空気吐出通路を介して夫々連通するようにしたことに特
徴がある。
【0017】本発明の請求項3の発明は、ポンプ室内
に、空気との衝突により塵や埃を捕捉する衝突式フィル
ターと、空気の通過により塵や埃を捕捉する通過式フィ
ルターとを夫々配設し、空気導入口からポンプ室内へ導
入した空気を衝突式フィルターに衝突させてから通過式
フィルターを通過させ、その後両ダイヤフラムポンプへ
導くようにしたことに特徴がある。
【0018】本発明の請求項4の発明は、衝突式フィル
ター及び通過式フィルターの厚み方向の密度を、空気が
流れる方向に沿って低密度から高密度へと漸次変化させ
たことに特徴がある。
【0019】本発明の請求項5の発明は、ケース本体の
消音室内に通気性の吸音体を充填したことに特徴があ
る。
【0020】本発明の請求項6の発明は、吸音体を、ガ
ラスウール、フェルト若しくは発泡アルミニウムとした
ことに特徴がある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1乃至図11は本発明の
第1の実施の形態に係るエアーポンプPを示すものであ
り、当該エアーポンプPは、裏面側が開放されたケース
本体1の内部空間に、電磁石2と、永久磁石3を固着し
た一対の振動片4と、一対のダイヤフラムポンプ5と、
衝突式フィルター6と、通過式フィルター7とを夫々配
設し、ケース本体1の裏面側開口部を蓋体8で密閉して
ケース本体1の内部を略完全な密封状態としたものであ
る。尚、図1及び図2に於いて、9はシール部材、10
は電源コード、11はゴム製クッションである。
【0022】前記ケース本体1は、図6乃至図8に示す
如く、合成樹脂材により裏面側が開放された箱状に形成
されて居り、その内部空間は隔壁1aによりポンプ室1
bと消音室1cの二室に区分けされている。この消音室
1cの大きさは、膨張型消音室を形成するものであるか
らその内容積が大きいほど好都合であるが、ケース本体
1の全内容積の1/5〜1/8位の内容量があれば、十
分な騒音の引下げが可能である。又、ケース本体1の対
向する両側壁の内部には、一端部がポンプ室1bに開口
すると共に、他端部がケース本体1の下端面側へ開口す
る空気吸引通路1dが夫々対向状に形成されて居り、各
空気吸引通路1dのポンプ室1b側の開口端部は、ダイ
ヤフラムポンプ5をポンプ室1b内へ取り付け固定した
際に、ダイヤフラムポンプ5の空気吸引口5aと連通自
在な位置に開口されている。更に、空気吸引通路1dを
形成した両側壁の内部には、一端部がポンプ室1bに開
口すると共に、他端部がケース本体1の下端面側へ開口
する空気吐出通路1eが夫々対向状に形成されて居り、
各空気吐出通路1eのポンプ室1b側の開口端部は、ダ
イヤフラムポンプ5をポンプ室1b内へ取り付け固定し
た際に、ダイヤフラムポンプ5の空気吐出口5bと連通
自在な位置に開口されている。尚、図6乃至図8に於い
て、12はケース本体1の側壁部に挿通固定されてポン
プ室1bに連通する空気導入口12aを形成する空気導
入管、13はケース本体1の側壁部に挿通固定されて消
音室1c内に連通する空気導出口13aを形成する空気
導出管、1fはケース本体1の側壁に形成された電源コ
ード10の引出し口、1gはケース本体1の下端部端面
に形成されたネジ挿通孔である。
【0023】前記電磁石2は、図3及び図4に示す如
く、鋼板を積層して成るE型のヨーク2aの中央部にコ
イル2bを設けた構造となって居り、ケース本体1のポ
ンプ室1b内にネジ14により固定されている。又、電
磁石2のコイル2b部分には、ケース本体1の引出し口
1fに挿通した電源コード10が接続されている。
【0024】前記一対の振動片4は、図3及び図4に示
す如く、金属板により左右対称状に形成されて居り、ケ
ース本体1のポンプ室1b内に対向状に配置され、該ケ
ース本体1に揺動自在に支持されている。即ち、両振動
片4は、その基端部側をポンプ室1b内に固定したゴム
製の支持部材15へ差し込むことによりケース本体1に
揺動自在に支持されて居り、基端部側を支点にして図3
に示す矢印イ・ロ方向へ揺動できるようになっている。
又、両振動片4の先端部には、永久磁石3が電磁石2に
近接する状態で夫々固着されている。この両永久磁石3
は、同一の磁極が電磁石2の方を向くようにして振動片
4に固着されて居り、電磁石2のE型のヨーク2aの開
口部分に夫々対向するようになっている。従って、電磁
石2に交流電圧を印加して電磁石2を作動させると、両
振動片4は電磁石2と両永久磁石3間に作用する電磁力
によって図3に示す矢印イ・ロ方向へ振動することにな
る。即ち、この両振動片4は、永久磁石3の磁極の向き
が同一で且つ永久磁石3が電磁石2のE型のヨーク2a
の開口部分に対向するようになっている為、図3の矢印
イ・ロに示すように夫々近接及び離間する方向へ同期的
に振動することになり、その結果両ダイヤフラムポンプ
5は、同期的に空気吸引状態及び空気吐出状態になる。
【0025】前記一対のダイヤフラムポンプ5は、図3
乃至図5に示す如く、空気吸引口5a及び空気吐出口5
bを形成したポンプケース5cと、ポンプケース5cと
の間にダイヤフラム室5dを形成する袋状のゴム製のダ
イヤフラム5eと、ポンプケース5cの空気吸引口5a
側に設けた吸入弁5fと、ポンプケース5cの空気吐出
口5b側に設けた吐出弁5gとから夫々構成されてい
る。
【0026】この両ダイヤフラムポンプ5は、ケース本
体1のポンプ室1b内に長手方向の中心線に対して対称
状に配置されて居り、空気吸引口5aが空気吸引通路1
dのポンプ室1b側の開口端部に、又、空気吐出口5b
が空気吐出通路1eのポンプ室1b側の開口端部に夫々
連通する状態でケース本体1の側壁部ににネジ16によ
り取り付け固定されている。更に、両ダイヤフラムポン
プ5の各ダイヤフラム5eは、ネジ17により前記振動
片4の中間部に夫々連結固定されている。
【0027】而して、前記両ダイヤフラムポンプ5に於
いて、両振動片4が図3に示す矢印イ・ロ方向へ振動し
て袋状のダイヤフラム5eが交互に圧縮(減容積)と引
張(増容積)の作用を受けると、これに伴なってダイヤ
フラム室5d内の空気aが圧縮・膨張し、引張(増容
積)時には吸入弁5fが開くと共に、吐出弁5gが閉と
なって空気aがダイヤフラム室5d内へ吸入され、又、
圧縮時(減容積)には吸入弁5fが閉じると共に、吐出
弁5gが開となってダイヤフラム室5d内の空気aが空
気吐出口5bより吐出されるようになっている。
【0028】前記蓋体8は、図9乃至図11に示す如
く、合成樹脂材により略長方形の板状に形成されて居
り、ケース本体1の裏面側開口部を密閉してポンプ室1
b及び消音室1cを略完全な密封状態とするものであ
る。即ち、蓋体8は、図4及び図5に示す如く、これと
ケース本体1の下端面との間に板状のシール部材9(パ
ッキン)を介装し、蓋体8をネジ18でケース本体1側
へ締め付け固定することによって、ケース本体1の内部
空間を略完全な密封状態とすることができる。又、蓋体
8の内部には、蓋体8をケース本体1へ取り付け固定し
た際に、ポンプ室1bと各空気吸引通路1dのケース本
体1下端面側の開口端部とを夫々連通状態にする一対の
空気吸引連通路8aが夫々形成されている。更に、蓋体
8の内部には、蓋体8をケース本体1へ取り付け固定し
た際に、消音室1cと各空気吐出通路1eのケース本体
1下端面側の開口端部とを夫々連通状態にする平面形状
略T字型の空気吐出連通路8bが形成されている。尚、
図9に於いて、8cは蓋体8に形成した蓋取付け用ネジ
孔である。
【0029】前記衝突式フィルター6及び通過式フィル
ター7は、空気導入口12aからポンプ室1b内に流入
した空気中の塵や埃を捕捉し、ダイヤフラムポンプ5内
や各通路内へ埃や塵が侵入するのを防止するものであ
る。即ち、衝突式フィルター6は、図3乃至図5に示す
如く、空気導入口12aと対向するようにポンプ室1b
内に配置されている。又、通過式フィルター7は、蓋体
8に形成した各空気吸引連通路8aのポンプ室1b側の
開口端部を囲むようにポンプ室1b内に配置されてい
る。従って、空気導入口12aからポンプ室1b内に流
入した空気aは、先ず衝突式フィルター6に衝突し、こ
こで空気中の塵や埃がある程度除去され、次に通過式フ
ィルター7を通過してここで空気中の残りの塵や埃が略
完全に除去された後、ダイヤフラムポンプ5側へ流入す
ることになる。そして、前記衝突式フィルター6及び通
過式フィルター7には、何れも厚み方向の密度が空気a
の流れる方向に沿って低密度から高密度へと変化した合
成繊維製のものが使用されている。
【0030】尚、前記エアーポンプPに於いては、電源
コード10の引出し口1fと電源コード10の間、ケー
ス本体1と空気導入管12の間、ケース本体1と空気導
出管13の間には、夫々シリコン樹脂等のシール材(図
示省略)が注入され、ケース本体1の内部空間の気密性
が高められている。
【0031】次に、前記エアーポンプPの作動について
説明する。両ダイヤフラムポンプ5が作動することによ
り、ケース本体1の空気導入口12aを通してポンプ室
1b内へ流入した空気aは、先ず衝突式フィルター6に
衝突し、次に通過式フィルター7を通過してから、空気
吸引連通路8a、空気吸引通路1d、ダイヤフラムポン
プ5の空気吸引口5a及び吸入弁5fを通してダイヤフ
ラム室5d内へ吸引される。又、ダイヤフラム室5d内
へ吸引された空気aは、両ダイヤフラムポンプ5の作動
により、吐出弁5g、空気吐出口5b、空気吐出通路1
e及び空気吐出連通路8bを通してダイヤフラム室5d
から消音室1c内へ吐出され、空気導出口13a及びこ
れに接続された吐出用ホース(図示省略)を通して水槽
内(図示省略)へ供給されて行く。
【0032】而して、前記エアーポンプPに於いて、両
ダイヤフラムポンプ5が作動すると、吸入弁5fや吐出
弁5gが作動し、これによって空気aが脈動して騒音が
発生する。この騒音は、空気吸引口5a及び空気吐出口
5b側へ夫々伝播される。ところが、空気吸引口5aの
方向へ伝播した騒音は、空気吸引通路1d、空気吸引連
通路8a及びポンプ室1b内を伝播する間に減衰し、騒
音は大きく低減することになる。同様に、空気吐出口5
bの方向へ伝播した騒音も、空気吐出通路1e、空気吐
出連通路8b及び消音室1c内を伝播する間に減衰し、
騒音は大きく低減することなる。このように、前記エア
ーポンプPに於いては、吸入弁5fや吐出弁5gの作動
により発生した騒音は、所謂膨張型消音器を形成する消
音室1cやポンプ室1b内を通る間に減衰され、外部
(空気導入口12a及び空気導出口13a)への音の漏
出が大幅に減少することになる。
【0033】又、両ダイヤフラムポンプ5が作動する
と、両振動片4が電磁石2と両永久磁石3間に作用する
電磁力によって図3に示す矢印イ・ロ方向へ振動する
が、両振動片4は同期的に夫々近接及び離間する方向へ
振動するようになっている。その結果、両ダイヤフラム
ポンプ5から発生する振動は、互いに相殺されて略ゼロ
に近い値となる。従って、エアーポンプP自体の振動が
殆どなくなり、ケース本体1や蓋体8が他の外部物体に
接触するようなことがあっても、騒音の発生が皆無とな
る。
【0034】このように、エアーポンプP自体から生ず
る騒音や振動は、従前のこの種ポンプに比較して極めて
小さくなり、夜間等の静かな環境下に於いてポンプの運
転を行なっても、ポンプ騒音によって人が睡眠を妨害さ
れたり不快感を感じることは殆んどなくなる。
【0035】そして、前記エアーポンプPに於いては、
上述した効果の他に次のような効果を奏し得る。即ち、
ポンプ室1b内に流入した空気aが衝突式フィルター6
に衝突してから通過式フィルター7を通過するようにし
ている為、空気中に含まれている塵や埃は衝突式フィル
ター6と通過式フィルター7とにより2段階に亘って捕
捉されることになり、塵や埃の捕捉効率が大幅に向上す
ることになる。然も、各フィルター6,7には、厚み方
向の密度が空気aの流れる方向に沿って低密度から高密
度へと変化したものを使用している為、塵や埃の捕捉効
率がより一層向上することになる。又、衝突式フィルタ
ー6に塵や埃が捕捉されて該衝突式フィルター6が目詰
まりを起こしても、ポンプ室1b内での空気aの流れに
何ら悪影響を及ぼすことがない。更に、ポンプ室1b内
に流入した空気中の塵や埃を衝突式フィルター6で捕捉
した後、この空気aを通過式フィルター7を通過させる
ようにしている為、通過式フィルター7が短時間で目詰
まりを引き起こすと云うこともなく、通過式フィルター
7を長期間使用することができる。
【0036】図12乃至図13は本発明の第2の実施の
形態に係るエアーポンプPを示すものであり、当該エア
ーポンプPは、ケース本体1の消音室1c内に通気性の
吸音体19を充填したものである。この吸音体19に
は、ガラスウール、フェルト若しくは発泡アルミニウム
等が使用されている。尚、このエアーポンプPは、消音
室1cに吸音体19を充填した以外は上記第1の実施の
形態に於けるエアーポンプPと全く同一構造及び同一形
状に形成されている。このエアーポンプPは、消音室1
cに吸音体19を充填している為、より確実に騒音の引
下げを達成することができる。
【0037】図14は本発明の第1実施態様に係るエア
ーポンプPと前記図17に示した従前の非密閉型エアー
ポンプとの騒音特性を示すものである。本発明に係るエ
アーポンプPと従前の非密閉型エアーポンプの吐出空気
量と吐出圧は夫々同一に選定されて居り、且つケース本
体1の総容積(外形寸法)も同一に選定されている。ま
た、騒音特性の測定は、同一の測定装置を用い、同一の
場所(無騒音室)でマイクロホンとポンプ間の距離も同
一(約15cm及び約50cm)とし、且つ従来品の場
合には、吐出側の開口に容量約15ccの膨張型消音器
を取り付けした状態で測定したものである。
【0038】図14の曲線Aは、非密閉型ポンプPとマ
イク間の距離を15cmとして測定したF特性を示すも
のである。又、曲線B及びCは、本発明のポンプPとマ
イク間の距離を15cm及び50cmとして測定したF
特性を示すものである。更に、曲線Dは本発明のポンプ
Pとマイク間の距離を50cmとして測定したA特性を
示すものである。
【0039】尚、前記F特性はフラット特性と云われる
ものであり、騒音を物理的な音圧で測定表示したもので
ある。又、前記A特性は、実際に人間の耳が感じる騒音
を考慮して特性を表示したものであり、現実の騒音特性
としては当該A特性で表示されたものが重要であって、
例えば寝室の場合には、その騒音がA特性で30dB以
下の騒音であれば、人は騒音を全く気にしないで十分に
安眠をすることができる。
【0040】前記図7の曲線Aと曲線Bとの対比からも
明らかなように、本発明に係るエアーポンプPでは騒音
値を従来品に比較して大幅に低下させることができる。
また、A特性で測定した曲線Dからも明らかなように、
騒音値の平均は、200Hz以下の低周波領域に於いて
ほぼ10〜15dBに、また、200Hz以上の高周波
領域に於いては5〜10dBとなっており、その結果、
夜間等の周囲環境が静かなときにエアーポンプを運転し
ても、騒音は殆んど感ぜられず、騒音による不快感も全
く感じない状態となる。
【0041】上記各実施の形態に於いては、蓋体8を合
成樹脂材により形成するようにしたが、他の実施の形態
に於いては、蓋体8を弾性を有するゴム材により形成す
るようにしても良い。
【0042】上記各実施の形態に於いては、ケース本体
1と蓋体8の間に板状のシール部材9を介設し、ケース
本体1と蓋体8とをネジ18により締め付け固定するこ
とによって両者間をシールするようにしたが、他の実施
の形態に於いては、ケース本体1の下端部に蓋体8を嵌
合し、この嵌合部にシリコン樹脂等のシール材を注入す
ることによってケース本体1と蓋体8の間をシールする
ようにしても良い。
【0043】上記各実施の形態に於いては、ケース本体
1の側壁の空気導入口12aからポンプ室1b内へ流入
した空気aを衝突式フィルター6へ衝突させた後、通過
式フィルター7、ダイヤフラムポンプ5、消音室1cの
順に流通せしめて消音室1cの側壁に設けた空気導出口
13aから外部へ吐出させるようにしているが、空気a
の流れの方向を逆にすると共に衝突式フィルター6の位
置を替え(消音室1cに入れる)、消音室1cへ取り入
れた空気aを衝突式フィルター6で処理した後、ダイヤ
フラムポンプ5、ポンプ室1b、通過式フィルター7の
順に通してポンプ室1bの側壁から外部へ吐出させるよ
うにしても良い。
【0044】上記各実施の形態に於いては、ポンプ室1
b内に衝突式フィルター6と通過式フィルター7とを夫
々配設するようにしたが、従来のエアーポンプPと同様
に空気導入口12aにフィルターを設ける構造としても
良い。
【0045】上記各実施の形態に於いては、振動片4に
永久磁石3を固着するようにしたが、他の実施の形態に
於いては、振動片4に磁性材例えば軟鋼片を固着するよ
うにしても良い。
【0046】上記各実施の形態に於いては、ダイヤフラ
ム5eをゴム製としているが、他の実施の形態に於いて
は、これを弾性を有する合成樹脂製又は金属薄板材製と
しても良い。
【0047】
【発明の効果】上述の通り、本発明の請求項1の発明
は、ケース本体の内部空間をポンプ室と消音室とに区分
けすると共に、ポンプ室に一対のダイヤフラムポンプを
内蔵し、外部からの空気をポンプ室を通してダイヤフラ
ムポンプへ吸入し、又、ダイヤフラムポンプからの空気
を消音室を通して外部へ吐出するようにしている為、ポ
ンプ騒音の最大の発生源であるダイヤフラムポンプの吸
入弁及び吐出弁からの発生音はポンプ室及び消音室で有
効に消音されることになる。その結果、外部消音器等を
必要とすることなしにエアーポンプの騒音を経済的にし
かも騒音を殆んど感じられない程度にまで引下げること
ができる。又、各ダイヤフラムポンプ及びこれらを駆動
する一対の振動片がケース本体内に対称状に配設され、
然も両振動片が夫々近接及び離間する方向へ同期的に振
動するようになっている為、両ダイヤフラムポンプの振
動は互いに相殺されて略ゼロに近い値となる。従って、
エアーポンプ自体の振動が殆どなくなり、ケース本体や
蓋体が他の外部物体に接触するようなことがあっても、
騒音の発生が皆無となる。更に、ケース本体の側壁に空
気導入口及び空気導出口を設けている為、恰も空気導入
口及び空気導出口の外部に無限大の空間容積を接続した
状態となり、蓋体の下面側に空気導入口等を設けた場合
に比較してポンプ騒音がより小さくなる。
【0048】本発明の請求項2の発明は、ポンプ室と両
ダイヤフラムポンプの空気吸入口とを、蓋体の内部に形
成した空気吸引連通路及びケース本体の壁部に形成した
空気吸引通路を介して夫々連通し、又、消音室と両ダイ
ヤフラムポンプの空気吐出口とを、蓋体の内部に形成し
た空気吐出連通路及びケース本体の壁部に形成した空気
吐出通路を介して夫々連通するようにしている為、エア
ーポンプの組立等に手数がかかることは全くなく、エア
ーポンプをより安価に製造することができる。
【0049】本発明の請求項3の発明は、ポンプ室内
に、空気との衝突により塵や埃を捕捉する衝突式フィル
ターと、空気の通過により塵や埃を捕捉する通過式フィ
ルターとを夫々配設し、空気導入口からポンプ室内へ導
入した空気を衝突式フィルターに衝突させてから通過式
フィルターを通過させ、その後両ダイヤフラムポンプへ
導くようにしている為、空気中の塵や埃は衝突式フィル
ターと通過式フィルターとにより確実に捕捉されること
になり、捕捉効率の大幅な向上を図れる。又、衝突式フ
ィルターに塵や埃が捕捉されて該衝突式フィルターが目
詰まりを起こしても、ポンプ室内での空気の流れに何ら
悪影響を及ぼすことがない。更に、空気中の塵や埃を衝
突式フィルターで捕捉した後、この空気を通過式フィル
ターを通過させるようにしている為、通過式フィルター
が短時間で目詰まりを引き起こすと云うこともなく、通
過式フィルターを長期間使用することができる。
【0050】本発明の請求項4の発明は、衝突式フィル
ターと通過式フィルターに、厚み方向の密度が空気の流
れる方向に沿って低密度から高密度へと漸次変化したも
のを使用している為、塵や埃の捕捉効率がより一層向上
することになる。
【0051】本発明の請求項5及び請求項6の発明は、
ケース本体の消音室内にガラスウール、フェルト若しく
は発泡アルミニウム等の通気性の吸音体を充填するよう
にしている為、ポンプ騒音がより一層減少することにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るエアーポンプ
の正面図である。
【図2】エアーポンプの底面図である。
【図3】エアーポンプの蓋体及びシール部材を取り外し
た状態の一部切欠底面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図2のB−B線断面図である。
【図6】エアーポンプのケース本体の底面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【図9】エアーポンプの蓋体の平面図である。
【図10】図9のE−E線断面図である。
【図11】図9のF−F線断面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係るエアーポン
プを示し、蓋体及びシール部材を取り外した状態の一部
切欠底面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係るエアーポン
プの縦断面図である。
【図14】本発明の第1実施態様に係るエアーポンプと
従前の非密閉型エアーポンプとの騒音特性を示すもので
ある。
【図15】従前のエアーポンプの蓋体を取り外した状態
の一部切欠底面図である。
【図16】従前のエアーポンプの縦断面図である。
【図17】従前の非密閉型エアーポンプの騒音測定図で
ある。
【図18】従前の密閉型エアーポンプP騒音測定図であ
る。
【符号の説明】
Pはエアーポンプ、aは空気、1はケース本体、1bは
ポンプ室、1cは消音室、1dは空気吸引通路、1eは
空気吐出通路、2は電磁石、3は永久磁石(磁性体)、
4は振動片、5はダイヤフラムポンプ、5aは空気吸引
口、5bは空気吐出口、5dはダイヤフラム室、6は衝
突式フィルター、7は通過式フィルター、8は蓋体、8
aは空気吸引連通路、8bは空気吐出連通路、12aは
空気導入口、13aは空気導出口、19は吸音体。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面側が開放されたケース本体(1)の
    内部空間をポンプ室(1b)と消音室(1c)の二室に
    区分けし、該ポンプ室(1b)内に電磁石(2)を配設
    すると共に、永久磁石(3)若しくは磁性体を夫々固着
    した一対の振動片(4)と各振動片(4)により夫々駆
    動される一対のダイヤフラムポンプ(5)とを夫々対称
    状に配設し、前記ケース本体(1)の裏面側開口部を蓋
    体(8)により密閉してポンプ室(1b)内へ連通する
    空気導入口(12a)及び消音室(1c)内へ連通する
    空気導出口(13a)の部分を除いてケース本体(1)
    の内部空間を密封状態としたエアーポンプであって、前
    記両振動片(4)を電磁石(2)の電磁力により近接及
    び離間する方向へ同期的に振動させて両ダイヤフラムポ
    ンプ(5)を夫々駆動し、空気導入口(12a)からポ
    ンプ室(1b)内へ導入した空気(a)を両ダイヤフラ
    ムポンプ(5)の空気吸引口(5a)を通してダイヤフ
    ラム室(5d)内へ夫々吸引すると共に、両ダイヤフラ
    ム室(5d)内の空気(a)を空気吐出口(5b)を通
    して消音室(1c)内へ夫々吐出し、該消音室(1c)
    から空気導出口(13a)を通してケース本体(1)外
    へ空気(a)を導出する構成としたことを特徴とするエ
    アーポンプ。
  2. 【請求項2】 ポンプ室(1b)と両ダイヤフラムポン
    プ(5)の各空気吸引口(5a)とを、蓋体(8)の内
    部に形成した空気吸引連通路(8a)及びケース本体
    (1)の壁部に形成した空気吸引通路(1d)を介して
    夫々連通し、又、消音室(1c)と両ダイヤフラムポン
    プ(5)の各空気吐出口(5b)とを、蓋体(8)の内
    部に形成した空気吐出連通路(8b)及びケース本体
    (1)の壁部に形成した空気吐出通路(1e)を介して
    夫々連通するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のエアーポンプ。
  3. 【請求項3】 ポンプ室(1b)内に、空気(a)との
    衝突により塵や埃を捕捉する衝突式フィルター(6)
    と、空気(a)の通過により塵や埃を捕捉する通過式フ
    ィルター(7)とを夫々配設し、空気導入口(12a)
    からポンプ室(1b)内へ導入した空気(a)を衝突式
    フィルター(6)に衝突させてから通過式フィルター
    (7)を通過させ、その後両ダイヤフラムポンプ(5)
    へ導くようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のエアーポンプ。
  4. 【請求項4】 衝突式フィルター(6)及び通過式フィ
    ルター(7)の厚み方向の密度を、空気が流れる方向に
    沿って低密度から高密度へと漸次変化させたことを特徴
    とする請求項3に記載のエアーポンプ。
  5. 【請求項5】 ケース本体(1)の消音室(1c)内に
    通気性の吸音体(19)を充填したことを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載のエアーポンプ。
  6. 【請求項6】 吸音体(19)を、ガラスウール、フェ
    ルト若しくは発泡アルミニウムとしたことを特徴とする
    請求項5に記載のエアーポンプ。
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