JPH113645A - 電磁接触器 - Google Patents

電磁接触器

Info

Publication number
JPH113645A
JPH113645A JP15466997A JP15466997A JPH113645A JP H113645 A JPH113645 A JP H113645A JP 15466997 A JP15466997 A JP 15466997A JP 15466997 A JP15466997 A JP 15466997A JP H113645 A JPH113645 A JP H113645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic plate
movable
electromagnetic contactor
pole piece
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP15466997A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Tsuchiya
徹 土屋
Hidehiko Ogawa
秀彦 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP15466997A priority Critical patent/JPH113645A/ja
Publication of JPH113645A publication Critical patent/JPH113645A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】非磁性部を従来よりさらに薄くすることのでき
る電磁接触器を提供する。 【解決手段】非磁性板11が突起部8Aを囲むようにし
てポールピース8の上端面に設けられ、突起部8Aが非
磁性板11より僅かに凹むように形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータなどへ供
給される電流を開閉する電磁接触器、とくに、寿命が長
く信頼性に優れた電磁接触器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の電磁接触器の構成を示す
断面図である。二本のポールピース8の下端に接合され
たヨーク2よりなる固定鉄心25が、絶縁製のケース1
に収納されている。この固定鉄心25の上端面に対向し
て可動鉄心13が配され、この可動鉄心13は、可動ホ
ルダ12に連結されている。ケース1の上部は、絶縁製
の上部ケース19で覆われている。ケース1に一対の固
定接点14Aが固定接触子14と端子板17とを介して
固定されている。一方、固定接点14Aの上面に対向し
て可動接点15Aが配され、この可動接点15Aは、可
動接触子15に接合されている。可動接触子15は接触
ばね16を介して可動ホルダ12に連結されている。固
定接点14Aと可動接点15Aとは、絶縁製の消弧カバ
ー4で覆われている。端子板17は、それぞれ上部ケー
ス19の外部に引き出されている。
【0003】また、図5において、コイル6が、巻枠6
Aを介してポールピース8に巻回されている。ケース1
の下部には、絶縁製の下部ケース3が配され、この下部
ケース3内には、図示されていない電子装置が収納され
電磁接触器の制御回路が構成されている。可動鉄心13
の下部には、図示されていない復帰ばねが取り付けられ
てあり、可動鉄心13が常時上方に付勢されている。一
方、接触ばね16は可動接触子15を常時下方に付勢し
ている。
【0004】さらに、図5において、非磁性板7が可動
鉄心13の下面にろう付けされている。また、非磁性板
7の下面には、連結ピン5が配されている。連結ピン5
は、可動ホルダ12に固定され、また、可動鉄心13の
上面と可動ホルダ12との間には、圧縮性のクッション
ばね18が介装され、可動鉄心13が連結ピン5と可動
ホルダ12とで挟持されている。
【0005】図6は、図5のX−X断面図である。可動
ホルダ12は、3つの可動接触子15に接触ばね16を
介して連結され、三相の主回路を同時に開閉する電磁接
触器が構成されている。ヨーク2は、その端部が下部ケ
ース3に固定されている。また、連結ピン5は、その両
端が可動ホルダ12に嵌合されて支持されている。図7
は、図5の装置の要部斜視図であり、ケース1および上
部ケース19を取り除いて固定鉄心とコイル6とを見た
図である。コイル6が巻回された二本のポールピース8
の上端面に段差が設けられ、突起部8Aが形成されてい
る。
【0006】図5に戻り、この電磁接触器の開閉機構を
次に述べる。二つの端子板17が、図示されていない主
回路の電源および負荷にそれぞれ接続される。図5の構
成は接点が開成した状態であり、その状態では、一対の
固定接触子14の間は導通していない。この状態でコイ
ル6を励磁すると、可動鉄心13が図示されていない復
帰ばねに打ち勝って固定鉄心25に吸引され、可動ホル
ダ12が下方へ移動する。そのために、接触ばね16を
介して可動接触子15が下方へ移動し、可動接点15A
が固定接点14Aと接触する。それによって、固定接触
子14同士が可動接触子15を介して短絡され、主回路
が閉成される。電磁接触器の閉成状態では、接触ばね1
6が可動接触子15を下方へ付勢させているので、接点
間の押圧力が維持されたままになり、接触状態が常時良
好に保たれる。
【0007】次に、閉成状態にある電磁接触器のコイル
6の励磁を遮断すると、図示されていない復帰ばねによ
って、可動鉄心13が上方へ移動する。これと同時にホ
ルダ12を介して可動接触子15が上方へ移動し、可動
接点15Aが固定接点14Aから開離し接点が開成され
る。図5において、非磁性板7はステンレスなどの非磁
性材よりなり、鉄心の残留磁気を防止するためのもので
ある。すなわち、非磁性板7が無いと、コイル6の励磁
を断っても固定鉄心25内の残留磁気によって吸引力が
残り、図示されていない復帰ばねの力だけでは可動鉄心
13が上方へ移動しない場合がある。予め非磁性板7に
よって可動鉄心13と固定鉄心25との間に非磁性部を
介在させておくことにより、残留磁気の問題を解決する
ことができる。また、図7における突起部8Aは、可動
鉄心13と固定鉄心25との吸着力を高めるためのもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置は、非磁性板をあまり薄くすること
ができないという問題があった。一般に、電磁接触器用
の電磁石は、コイルが励磁されているときの保持力(可
動鉄心と固定鉄心との間の吸引力)は大きく、コイルが
遮断された状態における残留吸引力(鉄心の残留磁気に
よって発生する吸引力)はできるだけ小さい方が好まし
い。そのためには、可動鉄心と固定鉄心との間に介在さ
せる非磁性部をできるだけ薄くした方か良い。保持力が
大きければ電磁石を小形にすることができるし、残留吸
引力が小さければ復帰ばねを小さくすることができ、電
磁石を経済的に製作することができる。一方、この非磁
性部には、接点の開閉の度に激しい衝撃荷重がかかるの
で、非磁性部を機械的に丈夫にしておく必要がある。す
なわち、非磁性板をあまり薄くすると、磨耗によって非
磁性板自体が欠損することになりかねない。したがっ
て、装置の寿命を保証するために、非磁性板の厚さは数
mm単位以上とし、あまり薄くすることができない。従
来の電磁接触器構造では、非磁性部を数mm単位以下に
することができかなかった。
【0009】この発明の目的は、非磁性部を従来よりさ
らに薄くすることのできる電磁接触器を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、互いに平行な二本のポールピー
スの下端がヨークを介して接合された固定鉄心と、この
固定鉄心に対向して配された可動鉄心と、この可動鉄心
に連結された連結ピンと、この連結ピンを支持する可動
ホルダと、この可動ホルダと連動する可動接点と、この
可動接点に対向して配された固定接点と、前記ポールピ
ースをそれぞれ巻回するコイルとにより構成され、ポー
ルピースの上端面に突起部が形成され、可動鉄心が可動
ホルダと連結ピンとで挟持されるとともに、可動鉄心と
固定鉄心との間に非磁性板が介装されてなる電磁接触器
において、前記非磁性板が突起部を囲むようにしてポー
ルピースの上端面に設けられ、突起部が非磁性板より僅
かに凹むように形成されるようにするとよい。その凹み
によって、非磁性板と可動鉄心とが接したときに突起部
の先端に空隙が介在するようになる。この空隙も非磁性
部であって、非磁性板と同様に鉄心の残留磁気を防止す
ることができる。しかも、この空隙は、機械力には関係
しないので1mm以下のコンマ数mm単位の厚さにする
ことができる。
【0011】かかる構成において、突起部が方形体に形
成されるようにしてもよい。それによって、突起部が非
磁性板の回り止めになる。また、かかる構成において、
非磁性板がポールピースの縁端でヨーク側に折り曲げら
れるようにしてもよい。それによっても、非磁性板の折
り曲げ部が非磁性板の回り止めになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施例に基づい
て説明する。図1は、この発明の実施例にかかる電磁接
触器の構成を示す要部断面図であり、図2は、図1の装
置の斜視図である。非磁性板11が突起部8Aを囲むよ
うにしてポールピース8の上端面に設けられている。突
起部8Aは、非磁性板11より僅かに凹むように形成さ
れ、可動鉄心と接したときに空隙9が介在するように構
成されている。図1および図2のその他の構成は、図5
ないし図7従来の装置と同じであり、従来と同じ部分は
同一参照符号を付けることによって、詳細な説明は省略
する。
【0013】図1において、空隙9は非磁性部であっ
て、非磁性板11と同様に鉄心の残留磁気を防止するこ
とができる。しかも、この空隙9は、機械力には関係し
ないので1mm以下のコンマ数mm単位の厚さにするこ
とができる。それによって、電磁石としての保持力が大
きくなるとともに残留吸引力も小さくなる。さらに、非
磁性板11がポールピース8側に設けられたので、非磁
性板11とポールピース8とは、接着剤、たとえば、フ
イルムの両面にアクリル系樹脂の接着剤が付いたテープ
で貼り付けることができる。非磁性板11は従来のよう
にロー付けする必要がないので、組立時間を大幅に短縮
することができる。また、さらに、非磁性板11を従来
より厚くし、非磁性板11の機械的耐力を増強させるこ
ともできる。
【0014】図3は、この発明の異なる実施例にかかる
電磁接触器の構成を示す要部斜視図である。突起部80
Aが方形体に形成され、非磁性板16が突起部80Aを
囲むようにしてポールピース8の上端面に設けられてい
る。図3のその他の構成は、図2と同じである。それに
よって、接点の開閉時に非磁性板16が衝撃を受けても
突起部80Aが方形なので突起部80Aが非磁性板16
の回り止めになっている。したがって、非磁性板16が
外れ難くなり、電磁接触器の機械的な信頼性が向上す
る。
【0015】図4は、この発明のさらに異なる実施例に
かかる電磁接触器の構成を示す要部斜視図である。非磁
性板17がポールピース8の縁端でヨーク側に折り曲げ
られている。図4のその他の構成は、図2と同じであ
る。それによって、接点の開閉時に非磁性板17が衝撃
を受けてもその折り曲げ部17Aが回り止めになり、非
磁性板17が回転することがない。このように構成して
も非磁性板17が外れ難くなり、電磁接触器の機械的な
信頼性が向上する。
【0016】
【発明の効果】この発明は前述のように、非磁性板が突
起部を囲むようにしてポールピースの上端面に設けら
れ、突起部が非磁性板より僅かに凹むように形成され
る。それによって、空隙が形成され非磁性部を1mm以
下のコンマ数mm単位の厚さにすることができ、電磁石
としての保持力が大きくなるとともに残留吸引力も小さ
くなる。したがって、電磁石を小形にすることができ電
磁接触器を経済的に製作することができる。また、非磁
性板を接着剤でポールピースに貼り付けることができる
ので、組立時間を大幅に短縮することができる。また、
さらに、非磁性板を従来より厚くして、非磁性板の機械
的耐力を増強させることもできる。
【0017】かかる構成において、突起部が方形体に形
成される。それによって、非磁性板が外れ難くなり、電
磁接触器の機械的な信頼性を向上させることができる。
また、かかる構成において、非磁性板がポールピースの
縁端でヨーク側に折り曲げられるようにしてもよい。そ
れによっても、非磁性板が外れ難くなり、電磁接触器の
機械的な信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる電磁接触器の構成を
示す要部断面図
【図2】図1の装置の斜視図
【図3】この発明の異なる実施例にかかる電磁接触器の
構成を示す要部斜視図
【図4】この発明のさらに異なる実施例にかかる電磁接
触器の構成を示す要部斜視図
【図5】従来の電磁接触器の構成を示す断面図
【図6】図5のX−X断面図
【図7】図5の装置の要部斜視図
【符号の説明】
11,16,17:非磁性板、8:ポールピース、8
A:突起部、9:空隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行な二本のポールピースの下端が
    ヨークを介して接合された固定鉄心と、この固定鉄心に
    対向して配された可動鉄心と、この可動鉄心に連結され
    た連結ピンと、この連結ピンを支持する可動ホルダと、
    この可動ホルダと連動する可動接点と、この可動接点に
    対向して配された固定接点と、前記ポールピースをそれ
    ぞれ巻回するコイルとにより構成され、ポールピースの
    上端面に突起部が形成され、可動鉄心が可動ホルダと連
    結ピンとで挟持されるとともに、可動鉄心と固定鉄心と
    の間に非磁性板が介装されてなる電磁接触器において、
    前記非磁性板が突起部を囲むようにしてポールピースの
    上端面に設けられ、突起部が非磁性板より僅かに凹むよ
    うに形成されたことを特徴とする電磁接触器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電磁接触器において、突
    起部が方形体に形成されたことを特徴とする電磁接触
    器。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の電磁接触器において、非
    磁性板がポールピースの縁端でヨーク側に折り曲げられ
    たことを特徴とする電磁接触器。
JP15466997A 1997-06-12 1997-06-12 電磁接触器 Withdrawn JPH113645A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15466997A JPH113645A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 電磁接触器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15466997A JPH113645A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 電磁接触器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH113645A true JPH113645A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15589319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15466997A Withdrawn JPH113645A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 電磁接触器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH113645A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010238366A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 電磁接触器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010238366A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 電磁接触器
CN101872696A (zh) * 2009-03-30 2010-10-27 富士电机机器制御株式会社 电磁接触器
US8373525B2 (en) 2009-03-30 2013-02-12 Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. Electromagnetic contactor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015511762A (ja) 2つの反対に作動可能なスイッチを備える継電器
JPH113645A (ja) 電磁接触器
JPH11191352A (ja) 電磁石
JPH0428135A (ja) リモコンリレー
JP2604534B2 (ja) 電磁継電器
JPH0428130A (ja) リモコンリレー
JPH10188765A (ja) 電磁接触器
KR100480839B1 (ko) 전자접촉기용 코아
JP3861384B2 (ja) 電磁接触器の電磁石装置
JPS59146125A (ja) フラツト形リレ−
JP2757830B2 (ja) 電磁リレー
JP3228997B2 (ja) リモートコントロール式回路遮断器
JPH10261356A (ja) 電磁継電器
JPH0422522Y2 (ja)
JPH1126227A (ja) 電磁接触器
JPH05109525A (ja) 電磁石装置
JPH0446357Y2 (ja)
JPH09171753A (ja) 電磁接触器
JPH0115970B2 (ja)
JPS6318818B2 (ja)
JPS59224029A (ja) 自己保持形電磁継電器
JP2000222992A (ja) マイクロリレー
JPH10214550A (ja) 電磁リレー
JPS645731B2 (ja)
JPH0640463B2 (ja) 電磁継電器の構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20051026

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060703

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20060704

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20060718

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761