JPH1135880A - アルミニウム系材料用水性表面処理液およびそれを用いる表面処理方法 - Google Patents

アルミニウム系材料用水性表面処理液およびそれを用いる表面処理方法

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JPH1135880A
JPH1135880A JP20252597A JP20252597A JPH1135880A JP H1135880 A JPH1135880 A JP H1135880A JP 20252597 A JP20252597 A JP 20252597A JP 20252597 A JP20252597 A JP 20252597A JP H1135880 A JPH1135880 A JP H1135880A
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surface treatment
film
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Masayuki Yoshida
昌之 吉田
Akio Shimizu
秋雄 清水
Kenichiro Oshita
賢一郎 大下
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Nihon Parkerizing Co Ltd
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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    • B05D3/102Pretreatment of metallic substrates

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウム系材料の表面に耐食性(特に耐
レトルト白化性)、塗料密着性およびすべり性に優れた
皮膜を形成させる。 【解決手段】 リン酸イオンを0.1g/L以上、縮合
リン酸イオンを0.1〜3g/L、遊離のフッ化水素酸
を0.1〜0.5g/Lおよび下記式(I)で示される
水溶性重合体を固形分として0.1g/L以上含有し、
かつpHが2.5〜4.5であることを特徴とするアル
ミニウム系材料用の水性表面処理液: 【化1】 [式中、平均重合度を表すnは2〜50であり、Xはそ
れぞれの構成単位において独立に水素または式Y=−C
HNRR(R、RはC〜Cのアルキル基またはヒドロキ
シアルキル基)で表されるY基を表すが、Y基は重合体
分子中に必ず導入されており、その導入率は芳香環1個
当たり0.2〜1.0個である]、およびそれを用いる
表面処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム系材
料(アルミニウム材料またはアルミニウム合金材料)を
塗装する前に、その表面に優れた耐食性と塗料密着性と
を付与する新規なアルミニウム系材料用の表面処理液お
よびそれを用いるアルミニウム系材料の表面処理方法に
関する。本発明が特に効果的に適用される分野はアルミ
ニウムDI缶の表面処理である。すなわち、本発明は、
もっとも具体的でかつもっとも好ましくは、アルミニウ
ム合金板を絞りしごき加工(Drawing & Ir
oning)することにより形成されるアルミニウムD
I缶を塗装、印刷する前に、缶の表面に優れた耐食性と
塗料密着性とを付与し、かつ、缶のコンベヤー移送の円
滑化に必要な優れたすべり性(以下、単にすべり性とい
う)をも付与する新規な水性表面処理液およびそれを用
いるアルミニウム系材料の表面処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、2ピース缶の一種として、絞
りしごき缶が知られている。この絞りしごき缶は、絞り
加工(Drawing)とついで行われるしごき加工
(Ironing)とにより形成されるため、一般には
DI缶と呼ばれている。DI缶の素材には、加工性に優
れた金属材料である、スズめっき鋼やアルミニウム合金
が使われている。アルミニウム合金を用いた絞りしごき
缶は、現在、ビールや炭酸飲料用の缶として広く使われ
ている。絞りしごき缶は、加工後の缶体に塗料を施すの
が一般的であり、缶体の耐食性や塗膜との密着性を高め
るために、塗料を施すのに先だって、種々の表面処理を
行っている。アルミニウム合金製の絞りしごき缶の場合
には、この表面処理としてクロム系のリン酸クロメート
化成処理(米国特許第2,438,877号明細書)あ
るいはノンクロム系のジルコニウム系化成処理(特開昭
52−131937号公報)が工業的に広く使用されて
いる。化成処理とは処理液と被処理素材とを接触させて
化学反応により表面に皮膜を形成させる方法であり、
“Chemical Conversion Coat
ing”あるいは“Conversion Coati
ng”とも呼ばれている。リン酸クロメート化成処理は
6価クロムを含有する化成処理液を使用するため、廃水
処理の負担がかかり、また環境上好ましくない。また、
ジルコニウム系化成処理により形成される表面処理皮膜
は、後述の耐食性(特に耐レトルト白化性)、密着性
(特に加工度の高いネックインの場合)およびすべり性
に問題がある。
【0003】表面処理されたアルミニウム合金製絞りし
ごき缶は、通常、後に充填される内容物に合わせた種々
のデザインの印刷が外面に施され、内面には耐食性を向
上させる塗料が塗装される。このように内面、外面とも
塗料やインクなどのオーバーコーティングがなされる
が、ボトムの外面だけは一般に塗装されない。その後、
缶体にビール、ジュース等の種々の内容物が充填され、
蓋が締められ密封される。充填された缶には、その後、
殺菌を目的とした処理が施される。
【0004】この殺菌の条件は内容物によるが、殺菌方
法として、65〜90℃の温水に浸漬し殺菌する方法
や、さらに厳しい条件である115〜130℃の雰囲気
にさらす高温殺菌方法(一般にレトルト処理)がある。
ミルク入りコーヒーやお茶等が充填された場合には、こ
のレトルト処理がなされる。前述のように基本的にアル
ミニウム合金製絞りしごき缶のボトムは未塗装であるた
め、表面処理皮膜自身の耐食性が乏しいと、上記殺菌工
程中に、アルミニウムが酸化(腐食)して外観が変色す
る。一般に温水に浸漬した際は黒色に、レトルト処理の
場合には白色に変色する。基本的にはアルミニウムの酸
化物は白色を呈するが、温水浸漬の場合には成長する酸
化物に使用水の硬度成分等が取り込まれるために黒色と
なる。これらの現象は一般に黒変や白化と言われてい
る。実際に従来のリン酸クロメート化成処理やジルコニ
ウム系化成処理により形成される表面処理皮膜は、レト
ルト処理時に白化しやすく、工業的にはボトムを塗装し
て対処している場合が多い。また、レトルト処理により
外面のインクの密着性が損なわれることがある。このた
め、レトルト処理される場合には、サイズコートあるい
はサイジングと称される1種のプライマー塗装が印刷前
に施される。しかしながら、現状では、高い耐食性があ
り、サイズコートなしでレトルト処理してもインクの密
着性が損なわれないような表面処理皮膜は得られていな
いのである。
【0005】一方、製缶工程においては、缶外面の高い
摩擦係数により缶のコンベヤー移送の際、缶表面のすべ
りが悪く缶が横転して移送障害がしばしば起こってい
る。特に缶の移送性はプリンターに搬送しようとすると
きに問題となる。したがって、製缶工業において、缶に
塗装されるペイントやインクの密着性に悪影響を与える
ことなく缶の静摩擦係数を低下させることが必要となっ
てくる。このすべり性を向上させる方法としては、特開
昭64−85292号公報に開示されている発明が挙げ
られる。この発明はリン酸エステル、アルコール類、一
価または多価脂肪酸、脂肪酸誘導体およびそれらの混合
物から選択される水溶性有機物質を含有する金属缶用表
面処理剤に関するものであるが、この開示の方法ではす
べり性の向上は認められても、耐食性および塗料密着性
の向上は認められない。また、すべり性を向上させる別
の方法として、リン酸エステルを使用する特開平5−2
39434号公報に開示されている発明があるが、この
開示の方法もすべり性の向上は認められても、耐食性お
よび塗料密着性の向上は認められないといった問題を有
している。
【0006】前述のごとく、缶はジュース等の内容物が
充填された後に蓋が巻き締められ密封される。この蓋の
材料を節減する目的で、蓋の直径を缶体の直径より小さ
くするようになってきている。この缶体の直径を絞るこ
とをネックインと呼んでいる。現在、ビール等に主に用
いられている350mLサイズの缶体の直径は211と
呼ばれ、(2+11/16)インチであり、蓋の直径は
206と呼ばれ、(2+6/16)インチである。この
ため缶体の蓋側は211から206にネックインされて
いる。近年、蓋材の節減を目的としてさらなる縮径化が
検討されており、蓋材を202と呼ばれる(2+2/1
6)インチに絞ることが望まれている。このため、缶体
のネックインが行われる部位はより厳しい加工を受ける
ことになる。このため、この加工においても充分な密着
性を付与する表面処理皮膜が望まれている。しかしなが
ら、現状では厳しい加工を受けても充分な密着性を有
し、かつ、高温殺菌(レトルト)においても高い耐食性
を持ち、サイズコートなしでも密着性が良好で、缶の移
送をスムースに行えるようなすべり性を有するような表
面処理皮膜を与えるような表面処理液および表面処理方
法は得られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の有
する前記問題点を解決することを目的とするものであ
り、より具体的には、高温殺菌(レトルト)において、
高い耐食性を有し、被処理体表面を白化させず、サイズ
コート(プライマー塗装)を不要にし、製缶工程におけ
る缶の移送性に優れるすべり性を有し、かつ、ネックイ
ン加工に対して優れた密着性を有する表面処理皮膜を、
アルミニウム系材料に形成させる表面処理液および表面
処理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、リン酸イオ
ンを0.1g/L以上、縮合リン酸イオンを0.1〜3
g/L、遊離のフッ化水素酸を0.1〜0.5g/Lお
よび下記式(I)で示される水溶性重合体を固形分とし
て0.1g/L以上含有し、かつpHが2.5〜4.5
であることを特徴とするアルミニウム系材料用の水性表
面処理液:
【0009】
【化3】 [式中、平均重合度を表すnは2〜50であり、Xはそ
れぞれの構成単位において独立に水素または下記式(I
I)
【0010】
【化4】
【0011】(式中、RおよびRは、互いに独立に、C
〜Cのアルキル基またはC〜Cのヒドロキシアルキル基
を表す)で表されるY基を表すが、Y基は重合体分子中
に必ず導入されており、その導入率は芳香環1個当たり
0.2〜1.0個である]、およびアルミニウム系材料
の表面を、35℃以上に加温した上記の水性表面処理液
で、5秒以上浸漬処理するかまたは間欠的にトータル処
理時間として5秒以上スプレー処理し、ついで水洗し、
160〜240℃で加熱乾燥することにより、該表面
に、カーボン付着量として3〜40mg/mでかつリン
付着量として0.5〜10mg/mの皮膜を形成させる
ことを特徴とするアルミニウム系材料の表面処理方法に
よって解決された。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のアルミニウム系材
料用水性表面処理液およびそれを用いるアルミニウム系
材料の表面処理方法について詳しく説明する。本発明の
水性表面処理液はリン酸イオン、縮合リン酸イオン、遊
離のフッ化水素酸および特定の水溶性重合体を必須成分
として含有する水性酸性処理液である。リン酸イオンを
含有させるにはリン酸(HPO)、リン酸ナトリウム
(NaPO)などを使用することができる。含有量は
0.1g/L以上であることが必要であり、0.3〜3
g/Lであることが好ましく、0.4〜2.2g/Lで
あることがさらに好ましい。0.1g/L未満では反応
性が乏しく、皮膜が充分に形成されない。3g/Lを超
えても良好な皮膜は形成されるが、処理液のコストが高
くなり経済的に無駄である。
【0013】縮合リン酸イオンはピロリン酸イオン、ト
リポリリン酸イオンおよびテトラポリリン酸イオン等か
ら選択される1種または2種以上である。縮合リン酸イ
オンを含有させるには、その酸あるいは塩を使用するこ
とができる。例えば、ピロリン酸イオンを含有させるに
は、ピロリン酸(HPO)、ピロリン酸ナトリウム(N
aPO)などを使用することができる。含有量は0.1
〜3g/Lであることが必要であり、0.3〜1.5g
/Lであることが好ましく、0.4〜1.2g/Lであ
ることがさらに好ましい。0.1g/L未満ではエッチ
ング作用が弱く、皮膜が充分に形成されない。また、3
g/Lを超えるとエッチング作用が強すぎて皮膜形成反
応を阻害するようになる。
【0014】遊離のフッ化水素酸(HF)は単にフッ化
水素酸で良いのであるが、アルミニウムイオン等の金属
イオンと結合したFイオンを排除する意味で「遊離の」
を付してある。遊離のフッ化水素酸の含有量は0.1〜
0.5g/Lであることが必要であり、0.1〜0.3
g/Lであることが好ましい。0.1g/L未満ではエ
ッチング作用が弱く、皮膜が充分に形成されない。ま
た、0.5g/Lを超えるとエッチング作用が強すぎて
皮膜形成反応を阻害するようになる。なお、アルミニウ
ムイオン等の金属イオンは本発明の水性表面処理液を繰
り返し使用する場合に入ってくる。
【0015】式(I)で示される水溶性重合体におい
て、既述のごとく、平均重合度を表すnは2〜50であ
ることが必要であり、4〜45であることが好ましい。
2未満では低分子すぎて耐食性の向上は認められない。
また、50を超えると水溶液の安定性が低くなり、実際
の使用に際し問題が生じる恐れがある。既述のごとく、
Xは水素または(II)式で表されるYであり、Yは重
合体分子中に必ず導入されており、その導入率は芳香環
1個当たり0.2〜1.0個である。例えば、nが10
の重合体(芳香環は10個)にYが10個導入されてい
れば、導入率は1.0である。導入率が0.2未満では
重合体が水溶性となりにくく、処理液の安定性に問題を
生ずる。また、導入率が1.0より大きいと、水溶性が
高くなり皮膜を充分に形成しなくなる。上記導入率は好
ましくは0.3〜0.7である。Y中のRおよびRは、
互いに独立に、C〜Cのアルキル基またはC〜Cのヒド
ロキシアルキル基である。Cを超えると官能基がバルキ
ーすぎて皮膜が粗となり耐食性が低下する。
【0016】式(I)で示される水溶性重合体は常法に
より製造し得る。例えば、該重合体は、フェノールとホ
ルムアルデヒドとを重縮合し、ついでホルムアルデヒド
とアミンを用いて官能基Xを導入することにより製造し
得る。ホルムアルデヒドは通常ホルマリンを用いる。
【0017】本発明の水性表面処理液中の水溶性重合体
の含有量は、固形分として、0.1g/L以上であるこ
とが必要であり、0.2〜5g/Lであることが好まし
く、0.5〜4g/Lであることがさらに好ましい。
0.1g/L未満では濃度が低すぎるため、表面に安定
して皮膜を形成することが困難になる。また、5g/L
を超えると処理溶液のコストが高くなり、経済的に問題
となる。
【0018】処理液のpHは2.5〜4.5、好ましく
は2.8〜4.5に調整する。2.5未満ではエッチン
グ作用が強すぎて皮膜を形成することが困難になり、
4.5を超えると重合体が沈殿析出しやくなるために液
の寿命が短くなる。pHは、リン酸、硝酸、塩酸などの
酸、または水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化
アンモニウムなどのアルカリを使用することにより調整
する。
【0019】スプレー処理を行った場合に、処理液が発
泡し問題を生じる場合がある。発泡は装置条件に大きく
依存するが、この装置条件の変更で改善されない場合に
は、処理液に消泡剤を添加すればよい。消泡剤は特に限
定されるものではなく、後の塗料密着性を損なわないも
のであればよい。
【0020】次に、本発明の水性表面処理液を用いるア
ルミニウム系材料の表面処理プロセスについて説明す
る。本発明の水性表面処理液を適用するアルミニウム系
材料としては、アルミニウムからなる材料およびアルミ
ニウム合金からなる材料が挙げられる。アルミニウム合
金としてはアルミニウムが80重量%以上、特に90重
量%以上である合金が好ましく、他の合金成分としては
銅、ケイ素、マグネシウム、マンガンなどが挙げられ
る。具体的な合金としてはアルミニウム−マンガン合金
(JIS−A3000系)、アルミニウム−マグネシウ
ム合金(JIS−A5000系)などが挙げられる。ア
ルミニウム系材料の形状については特に制限はないが、
例えば、板状、シート状、コイル状、缶状等が挙げられ
る。しかしながら、従来の技術および本発明の課題の項
に述べたごとく、本発明の水性表面処理液を適用するの
にもっとも好ましいアルミニウム系材料はアルミニウム
DI缶である。
【0021】本発明の処理液は、例えば、次に好ましい
例として示すプロセスで適用する。 表面清浄:脱脂(酸系、アルカリ系、溶剤系のいずれ
でもよい) 水洗 皮膜生成処理(本発明処理液の適用) 処理温度:35〜65℃ 処理方法:浸漬あるいはスプレー 処理時間:5〜30秒 水洗 脱イオン水洗 加熱乾燥:160〜240℃
【0022】本発明の表面処理液は35℃以上、好まし
くは35〜65℃に加温して使用する。35℃未満では
反応性が不十分であり、良好な皮膜が形成されない。6
5℃を超えても良好な皮膜は形成されるが、加温のエネ
ルギーコストが高くなり、経済的に好ましくない。浸漬
処理時間は5秒以上、好ましくは5〜30秒とする。5
秒未満では充分に反応せず、耐食性の優れた皮膜は形成
されない。30秒を超える時間処理しても性能のさらな
る向上は認められない。一方、スプレー処理の場合には
液が常にスプレーされている状態であると、表面の界面
近傍でのpH上昇が起こりにくくなり皮膜が充分に形成
されなくなる。このため、間欠的にスプレーする必要が
あり、間欠時間は1〜5秒が好ましい。スプレー処理の
場合のトータルの処理時間は5秒以上であることが必要
であり、7〜30秒が好ましい。5秒未満では充分に反
応せず、耐食性の優れた皮膜は形成されず、30秒を超
える時間処理しても性能のさらなる向上は認められな
い。
【0023】その後、水洗して、160〜240℃で加
熱乾燥する。加熱乾燥することにより、表面に付着した
水溶性重合体(オリゴマー)が高分子化し、充分な耐食
性が得られるようになる。160℃未満の加熱乾燥で
は、この高分子化が充分進行しない。また、240℃を
超えると素材の強度が低下する場合が多く、好ましくな
い。アルミニウム系材料の表面に形成させる皮膜の付着
量は、カーボン換算で3〜40mg/mであり、かつリ
ン換算で0.5〜10mg/mである必要がある。カー
ボン付着量が3mg/m未満であるかリン付着量が0.
5mg/m未満では、充分な耐食性が得られない。ま
た、カーボン付着量が40mg/mを超えるかリン付着
量が10mg/mを超えると、処理した表面が干渉色を
呈して外観上好ましくない。好ましいカーボン付着量は
5〜35mg/mであり、好ましいリン付着量は0.5
〜8mg/mである。
【0024】
【実施例】以下に本発明の水性表面処理液およびそれを
用いるアルミニウム系材料の表面処理方法に関し、いく
つかの実施例を挙げ、その有用性を比較例として対比し
て示す。なお、水性表面処理液組成、表面処理方法につ
いては、実施例、比較例ごとに個別に示した。 [標準処理方法]アルミニウム合金(A3004)を絞
りしごき加工して作ったアルミニウム合金製缶(350
mLサイズ、缶胴直径211)を市販の洗浄剤(登録商
標 パルクリーン500:日本パーカライジング株式会
社製)の8%水溶液を用いて75℃−40秒スプレーに
て洗浄し、ついで水洗して清浄にした後、実施例および
比較例に示す表面処理液を用いてスプレー処理を行い、
ついで水道水で水洗し、さらに3,000,000オウ
ムcm以上の脱イオン水で10秒間スプレーした後、熱
風乾燥炉内で2分間乾燥した。
【0025】[付着量測定方法]処理したアルミニウム
合金表面上の皮膜付着量を定量した。カーボン付着量は
市販の表面炭素分析装置にて定量した。サンプルサイズ
は32cmで、測定条件は500℃−5分とした。ま
た、リン付着量は市販の蛍光X線分析装置にて定量し
た。サンプルサイズはφ3cmとした。
【0026】[評価方法] 耐食性 耐食性は耐黒変性および耐レトルト白化性にて評価し
た。処理した缶を未塗装の状態で沸騰させた水道水に3
0分間浸漬し、この際の外観変化により評価した。黒変
なしを「○」、一部黒変を「△」、全面黒変を「×」で
示した。また、処理した缶を未塗装の状態で121℃−
30分でレトルト処理し、この際の外観変化により評価
した。白変なしを「○」、一部白変を「△」、全面白変
を「×」で示した。 インク密着性 処理した缶をサイズコートなしで、市販の缶外面用のイ
ンクを用い印刷した。これを121℃−30分でレトル
ト処理し、その後、インクの密着性を評価した。テープ
にて剥離を行い、剥離なしを「○」、一部剥離を
「△」、全面剥離を「×」で示した。
【0027】塗料密着性 処理した缶を市販の外面用ホワイト塗料を用いて厚さ1
0μmになるように塗装した。これを市販のネッキング
マシンを用い、202へネックインした。この際のネッ
ク部の密着性を評価した。塗膜の剥離なしを「○」、一
部剥離を「△」、全面剥離を「×」で示した。 すべり性 すべり性は、処理した缶の外面の静摩擦係数を市販の測
定器を用いて測定することにより評価した。静摩擦係数
は低いほどすべり性に優れる。一般に1.0以下の静摩
擦係数を有していれば良好である。
【0028】以下の実施例1〜5で用いる水溶性重合体
は式(I)で示されるものである。 実施例1 以下の水性表面処理液を用いて処理を行った。形成され
た皮膜の付着量を以下に示す。 水性表面処理液1 リン酸イオン(75%HPOとして添加) 0.5g/L ピロリン酸イオン(NaPOとして添加) 0.5g/L 遊離のフッ化水素酸(HF) 0.1g/L 水溶性重合体固形分 2.0g/L pH 4.5(水酸化ナトリウムで調整) 水溶性重合体1 n=5 X=水素、Y Y=−CHN(CHCHOH) 導入率=0.3 表面処理温度:40℃ 表面処理時間:トータル;20秒;間欠時間;2秒 加熱乾燥温度:180℃ カーボン付着量:20mg/m リン付着量 : 4mg/m
【0029】実施例2 以下の水性表面処理液を用いて処理を行った。形成され
た皮膜の付着量を以下に示す。 水性表面処理液2 リン酸イオン(75%HPOとして添加) 2.0g/L トリポリリン酸イオン(NaPOとして添加) 0.5g/L 遊離のフッ化水素酸(HF) 0.2g/L 水溶性重合体固形分 4.0g/L pH 2.8(水酸化ナトリウムで調整) 水溶性重合体2 n=10 X=水素、Y Y=−CHN(CHCHOH) 導入率=0.7 表面処理温度:60℃ 表面処理時間:トータル;30秒;間欠時間;4秒 加熱乾燥温度:220℃ カーボン付着量:10mg/m リン付着量 : 3mg/m
【0030】実施例3 以下の水性表面処理液を用いて処理を行った。形成され
た皮膜の付着量を以下に示す。 水性表面処理液3 リン酸イオン(75%HPOとして添加) 1.0g/L ピロリン酸イオン(NaPOとして添加) 1.0g/L 遊離のフッ化水素酸(HF) 0.2g/L アルミニウム(Al)をフッ化水素酸(HF)に溶解して 添加(Al 0.2g/L、HF 0.44g/L) 水溶性重合体固形分 0.5g/L pH 3.5(水酸化ナトリウムで調整) 水溶性重合体3 n=10 X=水素、Y Y=−CHN(CH) 導入率=0.3 表面処理温度:60℃ 表面処理時間:トータル;7秒;間欠時間;1秒 加熱乾燥温度:200℃ カーボン付着量:5mg/m リン付着量 :0.5mg/m
【0031】0028 実施例4 以下の水性表面処理液を用いて処理を行った。形成され
た皮膜の付着量を以下に示す。 水性表面処理液4 リン酸イオン(75%HPOとして添加) 0.5g/L ピロリン酸イオン(HPOとして添加) 1.0g/L 遊離のフッ化水素酸(HF) 0.3g/L 水溶性重合体固形分 4.0g/L pH 3.0(水酸化ナトリウムで調整) 水溶性重合体4 n=20 X=水素、Y Y=−CHN(CH)CHCHCHOH 導入率=0.5 表面処理温度:50℃ 表面処理時間:トータル;30秒;間欠時間;4秒 加熱乾燥温度:200℃ カーボン付着量:35mg/m リン付着量 : 8mg/m
【0032】実施例5 以下の水性表面処理液を用いて処理を行った。形成され
た皮膜の付着量を以下に示す。 水性表面処理液5 リン酸イオン(75%HPOとして添加) 0.5g/L トリポリリン酸イオン(NaPOとして添加) 0.5g/L 遊離のフッ化水素酸(HF) 0.3g/L 水溶性重合体固形分 1.0g/L pH 3.0(水酸化ナトリウムで調整) 水溶性重合体5 n=40 X=水素、Y Y=−CHN(CH)CHCHCHOH 導入率=0.5 表面処理温度:55℃ 表面処理時間:トータル;20秒;間欠時間;4秒 加熱乾燥温度:160℃ カーボン付着量:15mg/m リン付着量 : 3mg/m
【0033】比較例1 以下の水性表面処理液を用いて処理を行った。形成され
た皮膜の付着量を以下に示す。 水性表面処理液6 リン酸イオン(75%HPOとして添加) 0.5g/L 遊離のフッ化水素酸(HFとして) 0.3g/L 水溶性重合体(水溶性重合体1と同じ)固形分 1.0g/L pH 6.0(水酸化ナトリウムで調整) 表面処理温度:55℃ 表面処理時間:トータル;20秒;間欠時間;4秒 加熱乾燥温度:180℃ カーボン付着量:1mg/m リン付着量 :0.1mg/m
【0034】比較例2 以下の水性表面処理液を用いて処理を行った。形成され
た皮膜の付着量を以下に示す。 水性表面処理液7 リン酸イオン(75%HPOとして添加) 0.5g/L 水溶性重合体(水溶性重合体2と同じ)固形分 1.0g/L pH 5.0(水酸化ナトリウムで調整) 表面処理温度:60℃ 表面処理時間:トータル;30秒;間欠時間;4秒 加熱乾燥温度:200℃ カーボン付着量:1mg/m リン付着量 :0.1mg/m
【0035】比較例3 市販のリン酸クロメート系の表面処理液(登録商標アロ
ジン401:日本パーカライジング株式会社製)の3%
水溶液を用いて処理を行った。形成された皮膜の付着量
を以下に示す。 表面処理温度:40℃ 表面処理時間:トータル;20秒;間欠時間;3秒 加熱乾燥温度:200℃ クロム付着量:20mg/m リン付着量 :15mg/m
【0036】比較例4 市販のジルコニウム系の表面処理液(登録商標アロジン
404:日本パーカライジング株式会社製)の2%水溶
液を用いて処理を行った。形成された皮膜の付着量を以
下に示す。 表面処理温度:40℃ 表面処理時間:トータル;20秒;間欠時間;3秒 加熱乾燥温度:200℃ クロム付着量:14mg/m
【0037】実施例1〜5および比較例1〜4で形成さ
れた皮膜について性能評価試験を行った結果を表1に示
す。
【0038】
【表1】
【0039】表1の結果から明らかなように、本発明の
水性表面処理液およびそれを用いる表面処理方法を用い
た実施例1〜5については、形成させた皮膜の耐食性、
密着性およびすべり性の全てが優れていることが分る。
一方、良好な皮膜を形成しない比較例1および2、およ
び市販のリン酸クロメート薬剤を使用した比較例3およ
び市販のジルコニウム系薬剤を使用した比較例4につい
ては、形成させた皮膜の耐食性、密着性およびすべり性
の全てが劣っていることが分る。
【0040】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
に係わるアルミニウム系材料用表面処理液およびそれを
使用する表面処理方法を用いることによって、アルミニ
ウム系材料の表面に耐食性(特に耐レトルト白化性)、
塗料密着性およびすべり性の全てに優れた皮膜を形成す
ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リン酸イオンを0.1g/L以上、縮合
    リン酸イオンを0.1〜3g/L、遊離のフッ化水素酸
    を0.1〜0.5g/Lおよび下記式(I)で示される
    水溶性重合体を固形分として0.1g/L以上含有し、
    かつpHが2.5〜4.5であることを特徴とするアル
    ミニウム系材料用の水性表面処理液: 【化1】 [式中、平均重合度を表すnは2〜50であり、Xはそ
    れぞれの構成単位において独立に水素または下記式(I
    I) 【化2】 (式中、RおよびRは、互いに独立に、C〜Cのアルキ
    ル基またはC〜Cのヒドロキシアルキル基を表す)で表
    されるY基を表すが、Y基は重合体分子中に必ず導入さ
    れており、その導入率は芳香環1個当たり0.2〜1.
    0個である]。
  2. 【請求項2】 アルミニウム系材料がアルミニウム合金
    製絞りしごき缶である請求項1記載の水性表面処理液。
  3. 【請求項3】 アルミニウム系材料の表面を、35℃以
    上に加温した請求項1記載の水性表面処理液で、5秒以
    上浸漬処理するかまたは間欠的にトータル処理時間とし
    て5秒以上スプレー処理し、ついで水洗し、160〜2
    40℃で加熱乾燥することにより、該表面に、カーボン
    付着量として3〜40mg/mでかつリン付着量として
    0.5〜10mg/mの皮膜を形成させることを特徴と
    するアルミニウム系材料の表面処理方法。
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