JPH11355574A - 画像処理装置と画像処理方法 - Google Patents
画像処理装置と画像処理方法Info
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- JPH11355574A JPH11355574A JP10163565A JP16356598A JPH11355574A JP H11355574 A JPH11355574 A JP H11355574A JP 10163565 A JP10163565 A JP 10163565A JP 16356598 A JP16356598 A JP 16356598A JP H11355574 A JPH11355574 A JP H11355574A
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Landscapes
- Studio Devices (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Studio Circuits (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、原稿の端部から文字部に遷移す
る部分で黒基準値が低く設定されて画像が1部分だけ濃
くなるなどの濃度むらがないコピー画像を出力すること
ができる。 【解決手段】 この発明は、所定の黒ピーク検出範囲に
おいてヒストグラムが示す画素値の頻度が所定の黒ピー
ク検出閾値に達するまで、予め設定されている黒ピーク
位置デフォルト値(MFBDEF)をもとに計算した黒
基準値を用いる。そして、順次作成されるヒストグラム
の黒ピーク検出範囲においてピーク位置が黒ピーク検出
閾値に達すると、黒ピーク位置としていたデフォルト値
をヒストグラムから検出された黒ピーク位置に置き換え
るようにしたものである。
る部分で黒基準値が低く設定されて画像が1部分だけ濃
くなるなどの濃度むらがないコピー画像を出力すること
ができる。 【解決手段】 この発明は、所定の黒ピーク検出範囲に
おいてヒストグラムが示す画素値の頻度が所定の黒ピー
ク検出閾値に達するまで、予め設定されている黒ピーク
位置デフォルト値(MFBDEF)をもとに計算した黒
基準値を用いる。そして、順次作成されるヒストグラム
の黒ピーク検出範囲においてピーク位置が黒ピーク検出
閾値に達すると、黒ピーク位置としていたデフォルト値
をヒストグラムから検出された黒ピーク位置に置き換え
るようにしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、デジタ
ル複写機などに用いられ、原稿の読取画像の階調を自動
調整する画像処理装置と画像処理方法に関する。
ル複写機などに用いられ、原稿の読取画像の階調を自動
調整する画像処理装置と画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像処理装置としての画像形成装
置は、スキャナ部により光学的に読取った原稿の画像を
白基準値および黒基準値に基づいて階調を補正し、その
補正した原稿の読取画像をプリンタ部により画像形成す
るようになっている。
置は、スキャナ部により光学的に読取った原稿の画像を
白基準値および黒基準値に基づいて階調を補正し、その
補正した原稿の読取画像をプリンタ部により画像形成す
るようになっている。
【0003】このような画像形成装置では、スキャナな
どの読取手段によって読取った画像データに下地があっ
たり、文字が薄かったりした場合に、濃度調整ボタンで
濃度を調整しなくとも、自動的に原稿にあった濃度に調
整する機能が搭載されている。
どの読取手段によって読取った画像データに下地があっ
たり、文字が薄かったりした場合に、濃度調整ボタンで
濃度を調整しなくとも、自動的に原稿にあった濃度に調
整する機能が搭載されている。
【0004】これら機能は、原稿をプリスキャンするこ
とにより原稿に合った濃度を計算し、次のスキャンで、
濃度調整処理を行ないデータ出力するものや、一回のス
キャンで、逐次、リアルタイムで濃度調整を行ないなが
らデータ出力するものがある。従来、処理時間を極力短
くする必要性から、1回のスキャンでリアルタイムで濃
度調整を行ないながらデータを出力する方法が一般的に
なってきている。
とにより原稿に合った濃度を計算し、次のスキャンで、
濃度調整処理を行ないデータ出力するものや、一回のス
キャンで、逐次、リアルタイムで濃度調整を行ないなが
らデータ出力するものがある。従来、処理時間を極力短
くする必要性から、1回のスキャンでリアルタイムで濃
度調整を行ないながらデータを出力する方法が一般的に
なってきている。
【0005】このリアルタイムでの濃度を調整する処理
では、原稿の濃度のヒストグラム(画素濃度−頻度分
布)を1ラインづつ累積して取込んで作成し、この作成
したヒストグラムの特徴から白基準値と黒基準値を判断
する。そして、これらの白基準値と黒基準値とから原稿
に最適な読取画像の濃度調整の処理を行なう方法が知ら
れている。
では、原稿の濃度のヒストグラム(画素濃度−頻度分
布)を1ラインづつ累積して取込んで作成し、この作成
したヒストグラムの特徴から白基準値と黒基準値を判断
する。そして、これらの白基準値と黒基準値とから原稿
に最適な読取画像の濃度調整の処理を行なう方法が知ら
れている。
【0006】このように、原稿にあった濃度調整を行な
うために、一般に、読取画像の濃度のヒストグラムを作
成し、その特徴からヒストグラムの濃度の濃い部分(黒
側)での一番高いピークから黒基準値を、濃度の薄い部
分(白側)での一番高いピークから白基準値を判断する
ようになっている。
うために、一般に、読取画像の濃度のヒストグラムを作
成し、その特徴からヒストグラムの濃度の濃い部分(黒
側)での一番高いピークから黒基準値を、濃度の薄い部
分(白側)での一番高いピークから白基準値を判断する
ようになっている。
【0007】しかしながら、1回のスキャン動作で濃度
補正を行うリアルタイム処理により順次作成されるヒス
トグラムからでは、うまく原稿の特徴を検知できずに、
原稿のコピー画像に濃度むらが発生することがあった。
補正を行うリアルタイム処理により順次作成されるヒス
トグラムからでは、うまく原稿の特徴を検知できずに、
原稿のコピー画像に濃度むらが発生することがあった。
【0008】たとえば、一般的な雑誌、新聞、メモ書き
などの原稿の特徴として、下地部分が原稿端から一様に
続いている場合、文字や写真などの実際の画像情報が、
原稿の中央部分に配置されている。この場合、リアルタ
イムで濃度のヒストグラムを原稿端からサンプリングす
ると、原稿端からの読取り始めの部分では、文字や写真
などの実際の画像情報が少ないために黒基準値が低くな
ってしまう。
などの原稿の特徴として、下地部分が原稿端から一様に
続いている場合、文字や写真などの実際の画像情報が、
原稿の中央部分に配置されている。この場合、リアルタ
イムで濃度のヒストグラムを原稿端からサンプリングす
ると、原稿端からの読取り始めの部分では、文字や写真
などの実際の画像情報が少ないために黒基準値が低くな
ってしまう。
【0009】このため、原稿端からの読取画像に基づい
て作成されるヒストグラムに対して忠実に白基準値、お
よび黒基準値を算出すると、原稿端の読取り始めで、低
い黒側基準値が算出されてしまうため、原稿の文字や写
真などの実際の画像情報に遷移し始める部分において画
像が濃く再現され、濃度むらが発生するという問題があ
った。
て作成されるヒストグラムに対して忠実に白基準値、お
よび黒基準値を算出すると、原稿端の読取り始めで、低
い黒側基準値が算出されてしまうため、原稿の文字や写
真などの実際の画像情報に遷移し始める部分において画
像が濃く再現され、濃度むらが発生するという問題があ
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、原稿
の読取動作とともに黒基準値を判断する場合に、原稿の
端部の下地部分から実際の画像情報の部分に遷移し始め
る部分で濃度むらが発生するという問題点を解決するも
ので、原稿の読取動作とともに黒基準値を判断する場合
に、原稿の端部の下地部分から実際の画像情報の部分に
遷移し始める部分で濃度むらが発生することがない画像
処理装置と画像処理方法を提供することを目的とする。
の読取動作とともに黒基準値を判断する場合に、原稿の
端部の下地部分から実際の画像情報の部分に遷移し始め
る部分で濃度むらが発生するという問題点を解決するも
ので、原稿の読取動作とともに黒基準値を判断する場合
に、原稿の端部の下地部分から実際の画像情報の部分に
遷移し始める部分で濃度むらが発生することがない画像
処理装置と画像処理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の画像処理装置
は、原稿の副走査方向に沿って相対的に移動し、原稿の
主走査方向に複数の読取画素からなる走査ラインごとに
画像を読取る読取手段、この読取手段により上記走査ラ
インを読取るごとに、読取った各画素の濃度値の頻度か
ら濃度ヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段、
およびこのヒストグラム作成手段により作成される濃度
ヒストグラムのうち出現頻度が最大となった濃度におけ
る頻度が所定の頻度以下の場合に、予め設定されている
値に基づいて上記読取手段による読取り画像の階調を補
正する階調補正手段から構成されている。
は、原稿の副走査方向に沿って相対的に移動し、原稿の
主走査方向に複数の読取画素からなる走査ラインごとに
画像を読取る読取手段、この読取手段により上記走査ラ
インを読取るごとに、読取った各画素の濃度値の頻度か
ら濃度ヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段、
およびこのヒストグラム作成手段により作成される濃度
ヒストグラムのうち出現頻度が最大となった濃度におけ
る頻度が所定の頻度以下の場合に、予め設定されている
値に基づいて上記読取手段による読取り画像の階調を補
正する階調補正手段から構成されている。
【0012】この発明の画像処理装置は、原稿の副走査
方向に沿って相対的に移動し、原稿の主走査方向に複数
の読取画素からなる走査ラインごとに画像を読取る読取
手段、この読取手段により上記走査ラインを読取るごと
に、読取った各画素の濃度値の頻度から濃度ヒストグラ
ムを作成するヒストグラム作成手段、このヒストグラム
作成手段により作成される濃度ヒストグラムのうち出現
頻度が最大となった濃度における頻度が所定の頻度以下
の場合に、予め設定されている値に基づいて上記読取手
段による読取り画像の階調を補正する第1の階調補正手
段、および上記ヒストグラム作成手段により作成される
濃度ヒストグラムのうち出現頻度が最大となった濃度に
おける頻度が所定の頻度以上の場合には、当該最大頻度
の濃度値に基づいて上記読取手段による読取り画像の階
調を補正する第2の階調補正手段から構成されている。
方向に沿って相対的に移動し、原稿の主走査方向に複数
の読取画素からなる走査ラインごとに画像を読取る読取
手段、この読取手段により上記走査ラインを読取るごと
に、読取った各画素の濃度値の頻度から濃度ヒストグラ
ムを作成するヒストグラム作成手段、このヒストグラム
作成手段により作成される濃度ヒストグラムのうち出現
頻度が最大となった濃度における頻度が所定の頻度以下
の場合に、予め設定されている値に基づいて上記読取手
段による読取り画像の階調を補正する第1の階調補正手
段、および上記ヒストグラム作成手段により作成される
濃度ヒストグラムのうち出現頻度が最大となった濃度に
おける頻度が所定の頻度以上の場合には、当該最大頻度
の濃度値に基づいて上記読取手段による読取り画像の階
調を補正する第2の階調補正手段から構成されている。
【0013】この発明の画像処理装置は、原稿の副走査
方向に沿って相対的に移動し、原稿の主走査方向に複数
の読取画素からなる走査ラインごとに画像を読取る読取
手段、この読取手段により上記走査ラインを読取るごと
に、最初から直前の走査ラインまでに含まれる各画素濃
度の頻度と現在の走査ラインに含まれる各画素濃度の頻
度とにより濃度ヒストグラムを作成するヒストグラム作
成手段、およびこのヒストグラム作成手段により作成さ
れる濃度ヒストグラムのうち出現頻度が最大となった濃
度における頻度が所定の頻度以上になるまで、予め設定
されている値に基づいて上記読取手段による読取り画像
の階調を補正する階調補正手段から構成されている。
方向に沿って相対的に移動し、原稿の主走査方向に複数
の読取画素からなる走査ラインごとに画像を読取る読取
手段、この読取手段により上記走査ラインを読取るごと
に、最初から直前の走査ラインまでに含まれる各画素濃
度の頻度と現在の走査ラインに含まれる各画素濃度の頻
度とにより濃度ヒストグラムを作成するヒストグラム作
成手段、およびこのヒストグラム作成手段により作成さ
れる濃度ヒストグラムのうち出現頻度が最大となった濃
度における頻度が所定の頻度以上になるまで、予め設定
されている値に基づいて上記読取手段による読取り画像
の階調を補正する階調補正手段から構成されている。
【0014】この発明の画像処理装置は、原稿の副走査
方向に沿って相対的に移動し、原稿の主走査方向に複数
の読取画素からなる走査ラインごとに画像を読取る読取
手段、この読取手段により上記走査ラインを読取るごと
に、最初から直前の走査ラインまでに含まれる各画素濃
度の頻度と現在の走査ラインに含まれる各画素濃度の頻
度とにより濃度ヒストグラムを作成するヒストグラム作
成手段、このヒストグラム作成手段により作成される濃
度ヒストグラムのうち出現頻度が最大となった濃度にお
ける頻度が所定の頻度以上になるまで、予め設定されて
いる値に基づいて上記読取手段による読取り画像の階調
を補正する第1の階調補正手段、および上記ヒストグラ
ム作成手段により作成される濃度ヒストグラムのうち出
現頻度が最大となった濃度における頻度が所定の頻度以
上になった際に、上記第1の階調補正手段で設定された
値を当該最大頻度の濃度値に基づく値に置き換えて上記
読取手段による読取り画像の階調を補正する第2の階調
補正手段から構成されている。
方向に沿って相対的に移動し、原稿の主走査方向に複数
の読取画素からなる走査ラインごとに画像を読取る読取
手段、この読取手段により上記走査ラインを読取るごと
に、最初から直前の走査ラインまでに含まれる各画素濃
度の頻度と現在の走査ラインに含まれる各画素濃度の頻
度とにより濃度ヒストグラムを作成するヒストグラム作
成手段、このヒストグラム作成手段により作成される濃
度ヒストグラムのうち出現頻度が最大となった濃度にお
ける頻度が所定の頻度以上になるまで、予め設定されて
いる値に基づいて上記読取手段による読取り画像の階調
を補正する第1の階調補正手段、および上記ヒストグラ
ム作成手段により作成される濃度ヒストグラムのうち出
現頻度が最大となった濃度における頻度が所定の頻度以
上になった際に、上記第1の階調補正手段で設定された
値を当該最大頻度の濃度値に基づく値に置き換えて上記
読取手段による読取り画像の階調を補正する第2の階調
補正手段から構成されている。
【0015】この発明の画像処理装置は、種々の画像形
成モードを指示する指示手段、上記種々の画像形成モー
ドに対応する黒基準値を記憶する記憶手段、原稿の副走
査方向に沿って相対的に移動し、原稿の主走査方向に複
数の読取画素からなる走査ラインごとに画像を読取る読
取手段、この読取手段により上記走査ラインを読取るご
とに、読取った各画素の濃度値の頻度から濃度ヒストグ
ラムを作成するヒストグラム作成手段、このヒストグラ
ム作成手段により作成される濃度ヒストグラムのうち出
現頻度が最大となった濃度における頻度が所定の頻度以
下の場合に、上記指示手段により指示された画像形成モ
ードに対応して上記記憶手段に記憶されている値に基づ
いて上記読取手段による読取り画像の階調を補正する第
1の階調補正手段、および上記ヒストグラム作成手段に
より作成される濃度ヒストグラムのうち出現頻度が最大
となった濃度における頻度が所定の頻度以上の場合に、
当該最大頻度の濃度値に基づいて上記読取手段による読
取り画像の階調を補正する第2の階調補正手段から構成
されている。
成モードを指示する指示手段、上記種々の画像形成モー
ドに対応する黒基準値を記憶する記憶手段、原稿の副走
査方向に沿って相対的に移動し、原稿の主走査方向に複
数の読取画素からなる走査ラインごとに画像を読取る読
取手段、この読取手段により上記走査ラインを読取るご
とに、読取った各画素の濃度値の頻度から濃度ヒストグ
ラムを作成するヒストグラム作成手段、このヒストグラ
ム作成手段により作成される濃度ヒストグラムのうち出
現頻度が最大となった濃度における頻度が所定の頻度以
下の場合に、上記指示手段により指示された画像形成モ
ードに対応して上記記憶手段に記憶されている値に基づ
いて上記読取手段による読取り画像の階調を補正する第
1の階調補正手段、および上記ヒストグラム作成手段に
より作成される濃度ヒストグラムのうち出現頻度が最大
となった濃度における頻度が所定の頻度以上の場合に、
当該最大頻度の濃度値に基づいて上記読取手段による読
取り画像の階調を補正する第2の階調補正手段から構成
されている。
【0016】この発明の画像処理装置は、複数枚の原稿
を1枚ずつ連続して給紙する給紙手段、この給紙手段に
より給紙された原稿に対し、原稿の副走査方向に沿って
相対的に移動し、原稿の主走査方向に複数の読取画素か
らなる走査ラインごとに画像を読取る読取手段、この読
取手段により上記走査ラインを読取るごとに、読取った
各画素の濃度値の頻度から濃度ヒストグラムを作成する
ヒストグラム作成手段、このヒストグラム作成手段によ
り作成される濃度ヒストグラムのうち出現頻度が最大と
なった濃度における頻度が所定の頻度以下の場合に、予
め設定されている値に基づいて上記読取手段による読取
り画像の階調を補正する第1の階調補正手段、上記ヒス
トグラム作成手段により作成される濃度ヒストグラムの
うち出現頻度が最大となった濃度における頻度が所定の
頻度以上の場合には、当該最大頻度の濃度値に基づいて
上記読取手段による読取り画像の階調を補正する第2の
階調補正手段、および上記給紙手段により給紙された原
稿の読取りが終了し、上記給紙手段により給紙される次
の原稿の読取りを行う際に、上記予め設定される値を読
取りが終了した原稿画像の全画素により作成されたヒス
トグラムの最大頻度の濃度値に基づく値に変更する変更
手段から構成されている。
を1枚ずつ連続して給紙する給紙手段、この給紙手段に
より給紙された原稿に対し、原稿の副走査方向に沿って
相対的に移動し、原稿の主走査方向に複数の読取画素か
らなる走査ラインごとに画像を読取る読取手段、この読
取手段により上記走査ラインを読取るごとに、読取った
各画素の濃度値の頻度から濃度ヒストグラムを作成する
ヒストグラム作成手段、このヒストグラム作成手段によ
り作成される濃度ヒストグラムのうち出現頻度が最大と
なった濃度における頻度が所定の頻度以下の場合に、予
め設定されている値に基づいて上記読取手段による読取
り画像の階調を補正する第1の階調補正手段、上記ヒス
トグラム作成手段により作成される濃度ヒストグラムの
うち出現頻度が最大となった濃度における頻度が所定の
頻度以上の場合には、当該最大頻度の濃度値に基づいて
上記読取手段による読取り画像の階調を補正する第2の
階調補正手段、および上記給紙手段により給紙された原
稿の読取りが終了し、上記給紙手段により給紙される次
の原稿の読取りを行う際に、上記予め設定される値を読
取りが終了した原稿画像の全画素により作成されたヒス
トグラムの最大頻度の濃度値に基づく値に変更する変更
手段から構成されている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用
される画像処理装置の一例としての画像形成装置の概略
構成を示し、この画像形成装置は原稿を読取るスキャナ
部1とプリンタ部2とから構成されている。スキャナ部
1は、光源3によって原稿を光学的にスキャンし、その
反射光をCCD4に導き、A/D変換を経て原稿画像を
デジタル画像信号として取込む。
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用
される画像処理装置の一例としての画像形成装置の概略
構成を示し、この画像形成装置は原稿を読取るスキャナ
部1とプリンタ部2とから構成されている。スキャナ部
1は、光源3によって原稿を光学的にスキャンし、その
反射光をCCD4に導き、A/D変換を経て原稿画像を
デジタル画像信号として取込む。
【0018】プリンタ部2は、レーザ光学系5、感光体
6、現像器7、定着器8、給紙トレイ9、排紙トレイ1
0とから構成されている。レーザ光学系5の中にある半
導体レーザ5aは、スキャナ部1からのデジタル信号に
よりオン、オフし、そのレーザ光は図示しないポリゴン
モータによって回転する図示しないポリゴンミラーによ
り反射、走査され、感光体6上に静電潜像を形成する。
静電潜像は、現像器7により現像された後、給紙トレイ
9より給紙された用紙上へ転写され、定着器8にて定着
された後、排紙トレイ10上へ排出される。
6、現像器7、定着器8、給紙トレイ9、排紙トレイ1
0とから構成されている。レーザ光学系5の中にある半
導体レーザ5aは、スキャナ部1からのデジタル信号に
よりオン、オフし、そのレーザ光は図示しないポリゴン
モータによって回転する図示しないポリゴンミラーによ
り反射、走査され、感光体6上に静電潜像を形成する。
静電潜像は、現像器7により現像された後、給紙トレイ
9より給紙された用紙上へ転写され、定着器8にて定着
された後、排紙トレイ10上へ排出される。
【0019】図2は、上記画像形成装置の制御系の概略
構成を示すブロック図である。この装置は、主CPU1
1、コントロールパネルCPU12、スキャナCPU1
3、及びプリンタCPU14によって制御されている。
主CPU11は、コントロールパネルCPU12、スキ
ャナCPU13、及びプリンタCPU14と通信してこ
れらを制御している。
構成を示すブロック図である。この装置は、主CPU1
1、コントロールパネルCPU12、スキャナCPU1
3、及びプリンタCPU14によって制御されている。
主CPU11は、コントロールパネルCPU12、スキ
ャナCPU13、及びプリンタCPU14と通信してこ
れらを制御している。
【0020】コントロールパネルCPU12は、ROM
15とRAM16と接続され、これらのデータをもとに
コントロールパネル17上の原稿種類の選択キーや画像
の解像度を設定するキーなどの検知、LEDの点灯、消
灯、表示器の制御等を行っている。スキャナCPU13
は、主CPU11との通信によりコントロールされてお
りROM21、RAM22のデータをもとに、図示しな
いモータ、ソレノイド等のメカニカルコンポーネンツ2
3の制御、ADF(オートドキュメントフィーダ)2
4、エディタ25、A/D(アナログ to デジタル変換
回路)26、SHD(シェーディング補正回路)27、
ラインメモリ28等の制御を行っている。
15とRAM16と接続され、これらのデータをもとに
コントロールパネル17上の原稿種類の選択キーや画像
の解像度を設定するキーなどの検知、LEDの点灯、消
灯、表示器の制御等を行っている。スキャナCPU13
は、主CPU11との通信によりコントロールされてお
りROM21、RAM22のデータをもとに、図示しな
いモータ、ソレノイド等のメカニカルコンポーネンツ2
3の制御、ADF(オートドキュメントフィーダ)2
4、エディタ25、A/D(アナログ to デジタル変換
回路)26、SHD(シェーディング補正回路)27、
ラインメモリ28等の制御を行っている。
【0021】プリンタCPU14は、主CPU11との
通信によりコントロールされておりROM31、RAM
32のデータをもとに、図示しないモータ、ソレノイド
等のメカニカルコンポーネンツ33の制御、ソータ3
4、LCF(ラージカセットフィーダ)35、レーザ変
調回路36、レーザドライブ回路37等の制御を行って
いる。
通信によりコントロールされておりROM31、RAM
32のデータをもとに、図示しないモータ、ソレノイド
等のメカニカルコンポーネンツ33の制御、ソータ3
4、LCF(ラージカセットフィーダ)35、レーザ変
調回路36、レーザドライブ回路37等の制御を行って
いる。
【0022】主CPU11はROM41とRAM42に
格納された制御プログラムに従って、画像形成装置を総
合的に制御する。データ切り替え及びバッファメモリ4
3はスキャナ部1で読取ったデータをどこへ送るか、ま
た、プリンタ部2へはどのデータを送るのかの切り替え
及びバッファリングを行う。画像処理部44には画像デ
ータからヒストグラムを作成し、そのヒストグラムを基
に画像データを補正する本発明による回路などが設けら
れている。圧縮伸張回路45は画像データの圧縮伸張を
行い、ページメモリ回路46は画像データをページ毎に
蓄える。ディスプレイメモリ48はディスプレイ47上
へ表示される画像のデータを格納し、プリンタコントロ
ーラ50はパソコン(パーソナルコンピュータ)49か
らのコードデータを画像データに展開する。ディスプレ
イフォントROM51はディスプレイメモリ48上にコ
ードデータを展開し、プリントフォントROM52はペ
ージメモリ46上にコードデータを展開し、圧縮メモリ
53は圧縮伸張回路45により圧縮されたデータを蓄え
る。主CPU11には以上説明したコンポーネントの
他、ハードディスクドライブ54、光ディスクドライブ
55、およびファクシミリアダプタ56とのインターフ
ェースを行うI/Fコントローラ57が接続されてい
る。
格納された制御プログラムに従って、画像形成装置を総
合的に制御する。データ切り替え及びバッファメモリ4
3はスキャナ部1で読取ったデータをどこへ送るか、ま
た、プリンタ部2へはどのデータを送るのかの切り替え
及びバッファリングを行う。画像処理部44には画像デ
ータからヒストグラムを作成し、そのヒストグラムを基
に画像データを補正する本発明による回路などが設けら
れている。圧縮伸張回路45は画像データの圧縮伸張を
行い、ページメモリ回路46は画像データをページ毎に
蓄える。ディスプレイメモリ48はディスプレイ47上
へ表示される画像のデータを格納し、プリンタコントロ
ーラ50はパソコン(パーソナルコンピュータ)49か
らのコードデータを画像データに展開する。ディスプレ
イフォントROM51はディスプレイメモリ48上にコ
ードデータを展開し、プリントフォントROM52はペ
ージメモリ46上にコードデータを展開し、圧縮メモリ
53は圧縮伸張回路45により圧縮されたデータを蓄え
る。主CPU11には以上説明したコンポーネントの
他、ハードディスクドライブ54、光ディスクドライブ
55、およびファクシミリアダプタ56とのインターフ
ェースを行うI/Fコントローラ57が接続されてい
る。
【0023】図3は、本発明によるヒストグラム作成回
路60を含む画像処理部44の概略構成を示すブロック
図である。ヒストグラム作成回路60はスキャナ部1か
らの画像データから濃度ヒストグラムを作成する。たと
えば、図4に示すように、読取り画素の濃度を16分割
し、主走査方向の1ラインを読取る度に、読取り画素の
各濃度に対する頻度を示すヒストグラムを作成する。
路60を含む画像処理部44の概略構成を示すブロック
図である。ヒストグラム作成回路60はスキャナ部1か
らの画像データから濃度ヒストグラムを作成する。たと
えば、図4に示すように、読取り画素の濃度を16分割
し、主走査方向の1ラインを読取る度に、読取り画素の
各濃度に対する頻度を示すヒストグラムを作成する。
【0024】ピーク位置検出部61は、ヒストグラム作
成回路60で作成されたヒストグラムに基づいて、白の
ピーク位置と黒のピーク位置とを検出する。たとえば、
図4に示すように、16分割のヒストグラムにおける濃
度が1〜6までの白基準検出範囲内で最も頻度の高い画
素値を白ピーク位置として検出し、ヒストグラムにおけ
る濃度が11〜16までの黒基準検出範囲内で最も頻度
の高い画素値を黒ピーク位置として検出する。
成回路60で作成されたヒストグラムに基づいて、白の
ピーク位置と黒のピーク位置とを検出する。たとえば、
図4に示すように、16分割のヒストグラムにおける濃
度が1〜6までの白基準検出範囲内で最も頻度の高い画
素値を白ピーク位置として検出し、ヒストグラムにおけ
る濃度が11〜16までの黒基準検出範囲内で最も頻度
の高い画素値を黒ピーク位置として検出する。
【0025】原稿種類判別部62は、ヒストグラム作成
回路60により作成されたヒストグラムに基づいて文字
原稿、写真原稿、文字/写真原稿などの原稿の種類を判
別する。
回路60により作成されたヒストグラムに基づいて文字
原稿、写真原稿、文字/写真原稿などの原稿の種類を判
別する。
【0026】基準値算出部63は、白ピーク位置、黒ピ
ーク位置、および原稿の種類に基づいて白基準値および
黒基準値を算出する。たとえば、原稿が文字原稿と判別
された場合、白ピーク位置の画素値を白基準値とする。
そして、黒ピーク値の画素値の頻度が所定の閾値以上の
際に、黒ピーク位置の画素値を黒基準値とし、黒ピーク
位置の画素値の頻度が所定の閾値以下の際に、主CPU
11の制御によりROM41に記憶されてい後述する黒
ピーク位置デフォルト値に従って黒基準値と算出する。
このように白基準値と黒基準値と算出すると、図5に示
すように、階調再現可能領域が白基準値と黒基準値との
間になる。また、原稿が写真原稿と判別された場合、階
調再現可能範囲を大きくとるため、白ピーク位置および
黒ピーク位置によらずに白基準値が小さく、黒基準値が
大きくなるように設定する。
ーク位置、および原稿の種類に基づいて白基準値および
黒基準値を算出する。たとえば、原稿が文字原稿と判別
された場合、白ピーク位置の画素値を白基準値とする。
そして、黒ピーク値の画素値の頻度が所定の閾値以上の
際に、黒ピーク位置の画素値を黒基準値とし、黒ピーク
位置の画素値の頻度が所定の閾値以下の際に、主CPU
11の制御によりROM41に記憶されてい後述する黒
ピーク位置デフォルト値に従って黒基準値と算出する。
このように白基準値と黒基準値と算出すると、図5に示
すように、階調再現可能領域が白基準値と黒基準値との
間になる。また、原稿が写真原稿と判別された場合、階
調再現可能範囲を大きくとるため、白ピーク位置および
黒ピーク位置によらずに白基準値が小さく、黒基準値が
大きくなるように設定する。
【0027】基準値レジスタ64は、黒基準値および白
基準値を記憶するものである。レンジ補正回路65は基
準値レジスタ64に記憶されている黒基準値および白基
準値を用いて読取り画像の濃度レンジを補正し、リアル
タイムに自動濃度調整を行なう。
基準値を記憶するものである。レンジ補正回路65は基
準値レジスタ64に記憶されている黒基準値および白基
準値を用いて読取り画像の濃度レンジを補正し、リアル
タイムに自動濃度調整を行なう。
【0028】タイミング信号発生部66はクロック発生
部67からのクロック信号に基づいて、画像処理部44
内の各ブロックに必要な各種タイミング信号を発生す
る。画質改善回路68はローパスフィルタ及び高域強調
回路などが含まれ、レンジ補正回路65によりレンジ補
正された画像の画質を更に改善する。
部67からのクロック信号に基づいて、画像処理部44
内の各ブロックに必要な各種タイミング信号を発生す
る。画質改善回路68はローパスフィルタ及び高域強調
回路などが含まれ、レンジ補正回路65によりレンジ補
正された画像の画質を更に改善する。
【0029】拡大/縮小回路69は必要に応じて画像を
拡大/縮小し、階調処理回路70はディザ法又は誤差拡
散法を用いて画像の階調を処理する。このようにして処
理された画像信号はプリンタ部2に送られ画像が形成さ
れる。
拡大/縮小し、階調処理回路70はディザ法又は誤差拡
散法を用いて画像の階調を処理する。このようにして処
理された画像信号はプリンタ部2に送られ画像が形成さ
れる。
【0030】図6は、本発明において作成される濃度ヒ
ストグラムの概略を示す。例えば、A4の1枚の画像を
読込む場合、400dpi で読込んだとすると、全画素数
Gは次のようになる。
ストグラムの概略を示す。例えば、A4の1枚の画像を
読込む場合、400dpi で読込んだとすると、全画素数
Gは次のようになる。
【0031】 G=210×297×(400/25.4)2 この画素数Gの各画素は濃度を有し、ここでは、その濃
度を8ビットにて表現する。図8における横軸は、この
濃度即ち画素値を示し、縦軸はその濃度に対し、どの濃
度の画素が何個存在したかを示す頻度(画素数)であ
る。
度を8ビットにて表現する。図8における横軸は、この
濃度即ち画素値を示し、縦軸はその濃度に対し、どの濃
度の画素が何個存在したかを示す頻度(画素数)であ
る。
【0032】図8に示すように本実施例では濃度を16
に分割し256段階の濃度を16段階に簡略化ている。
即ち8ビットの画素値の内、下位4ビットは無視され
る。16分割を採用することによりハードウエアは大幅
に簡略化される。16分割でもヒストグラムとして必要
な情報量は、自動濃度調整機能においては十分確保され
ている。図7は均等16分割の仕方を示し、分割番号0
は画素値0〜Fの範囲、分割番号1は画素値10〜1F
の範囲、以下同様に分割番号Fまで画素値範囲が設定さ
れる。
に分割し256段階の濃度を16段階に簡略化ている。
即ち8ビットの画素値の内、下位4ビットは無視され
る。16分割を採用することによりハードウエアは大幅
に簡略化される。16分割でもヒストグラムとして必要
な情報量は、自動濃度調整機能においては十分確保され
ている。図7は均等16分割の仕方を示し、分割番号0
は画素値0〜Fの範囲、分割番号1は画素値10〜1F
の範囲、以下同様に分割番号Fまで画素値範囲が設定さ
れる。
【0033】ヒストグラム作成回路60を詳細に説明す
る前に、ピーク位置検出部61、基準値算出部63及び
レンジ補正回路62のレンジ補正について説明する。レ
ンジ補正はアナログ複写機における自動露光機能での下
地カット等に使用される機能である一般に、原稿をデジ
タル的に読取り、濃度ヒストグラムを作成すると図8の
ようになる。新聞のような原稿の場合、下地濃度がかな
りあるので図8のMで示すように下地濃度部分に山が1
つでき、Nのように文字濃度部分にも1つの山ができ
る。ここで、アナログ複写機では、露光ランプを制御し
て下地濃度部を排除できるが、デジタル複写機では、そ
れができないので下記のような方法で同様の効果を得て
いる。
る前に、ピーク位置検出部61、基準値算出部63及び
レンジ補正回路62のレンジ補正について説明する。レ
ンジ補正はアナログ複写機における自動露光機能での下
地カット等に使用される機能である一般に、原稿をデジ
タル的に読取り、濃度ヒストグラムを作成すると図8の
ようになる。新聞のような原稿の場合、下地濃度がかな
りあるので図8のMで示すように下地濃度部分に山が1
つでき、Nのように文字濃度部分にも1つの山ができ
る。ここで、アナログ複写機では、露光ランプを制御し
て下地濃度部を排除できるが、デジタル複写機では、そ
れができないので下記のような方法で同様の効果を得て
いる。
【0034】簡単な例で説明すると、図8に示すMの山
とNの山のピークポイントに対応する濃度DW と濃度D
B とを求め、下記の計算を行なうことにより、濃度ヒス
トグラムを図9に示すような分布に変換する。ここで、
濃度DW は白ピーク値、濃度DB は黒ピーク値と呼ば
れ、ヒストグラム作成回路60が作成した各走査ライン
でのヒストグラムを基にピーク位置検出部61が検出す
る。
とNの山のピークポイントに対応する濃度DW と濃度D
B とを求め、下記の計算を行なうことにより、濃度ヒス
トグラムを図9に示すような分布に変換する。ここで、
濃度DW は白ピーク値、濃度DB は黒ピーク値と呼ば
れ、ヒストグラム作成回路60が作成した各走査ライン
でのヒストグラムを基にピーク位置検出部61が検出す
る。
【0035】 DN =(DI −DW )×FFH /(DB −DW ) ここでDI は入力画素濃度、DN は補正された画素濃
度、FFH は最高画素濃度である。すなわち、図8にお
けるM〜N間のレンジ(濃度幅)は0〜FFhのレンジ
に広げられる。
度、FFH は最高画素濃度である。すなわち、図8にお
けるM〜N間のレンジ(濃度幅)は0〜FFhのレンジ
に広げられる。
【0036】次に、本発明におけるヒストグラム作成方
式を概説する。下記式は、本発明におけるヒストグラム
作成の基本計算式であり、ヒストグラムは主走査ライン
毎に作成されている。1ラインのヒストグラム作成処理
が終るごとにレンジ補正の白基準値と黒基準値とを求
め、それらの基準値を基にレンジ補正処理を行なってい
る。また、ヒストグラムを構成する総データ数は常に一
定の値である。
式を概説する。下記式は、本発明におけるヒストグラム
作成の基本計算式であり、ヒストグラムは主走査ライン
毎に作成されている。1ラインのヒストグラム作成処理
が終るごとにレンジ補正の白基準値と黒基準値とを求
め、それらの基準値を基にレンジ補正処理を行なってい
る。また、ヒストグラムを構成する総データ数は常に一
定の値である。
【0037】A’=A−αA+αB ここで、 A’:現ラインの各濃度に対応する補正
された頻度(画素数) A :前ラインまでに計算された各濃度に対応する頻度 B :現ラインの各濃度に対応する頻度 α :重み係数 重み係数αは、各ラインで累積される頻度値に掛ける値
で、ヒストグラムに対する寄与率を示している。このα
の値は図10に示すように、ライン数に対応して設定さ
れ、14値(2のべき乗分の1)すなわち、1、1/
2、1/4、1/8、1/16、1/32、……、1/
2048、1/4096、1/8192(=1/21
3)の中から選択される。
された頻度(画素数) A :前ラインまでに計算された各濃度に対応する頻度 B :現ラインの各濃度に対応する頻度 α :重み係数 重み係数αは、各ラインで累積される頻度値に掛ける値
で、ヒストグラムに対する寄与率を示している。このα
の値は図10に示すように、ライン数に対応して設定さ
れ、14値(2のべき乗分の1)すなわち、1、1/
2、1/4、1/8、1/16、1/32、……、1/
2048、1/4096、1/8192(=1/21
3)の中から選択される。
【0038】次にヒストグラム作成回路60について説
明する。ヒストグラム作成回路60は、第1に1ライン
読取り中に、入力画素毎にA’=(A’)+αBを計算
し、第2に1ライン読取りから次のライン読取りの間、
即ち画素濃度が入力されていないとき、前記ヒストグラ
ムの各濃度の頻度について(A’)=A−αAを計算す
る。このようにしてヒストグラム作成回路60は、現ラ
インに関する補正された頻度値 A’=A−αA+αB
を生成する。このようにして作成されたヒストグラムか
ら、補正基準値算出部81によりレンジ補正用の基準値
が算出される。
明する。ヒストグラム作成回路60は、第1に1ライン
読取り中に、入力画素毎にA’=(A’)+αBを計算
し、第2に1ライン読取りから次のライン読取りの間、
即ち画素濃度が入力されていないとき、前記ヒストグラ
ムの各濃度の頻度について(A’)=A−αAを計算す
る。このようにしてヒストグラム作成回路60は、現ラ
インに関する補正された頻度値 A’=A−αA+αB
を生成する。このようにして作成されたヒストグラムか
ら、補正基準値算出部81によりレンジ補正用の基準値
が算出される。
【0039】また、ヒストグラム作成には2モード、モ
ード0及びモード1が提供され、必要に応じて一方のモ
ードが選択される。 モード0:副走査ライン数に依存した重み付け係数変動
加算モード モード1:入力画素に対する重み付け係数一定加算モー
ド モード0は、前述したように主走査ラインのカウント数
に応じて係数αの値を変化させ、ヒストグラムを作成す
る。モード1は、主走査ラインのカウント値に関係な
く、係数を一定としてヒストグラムを作成する。
ード0及びモード1が提供され、必要に応じて一方のモ
ードが選択される。 モード0:副走査ライン数に依存した重み付け係数変動
加算モード モード1:入力画素に対する重み付け係数一定加算モー
ド モード0は、前述したように主走査ラインのカウント数
に応じて係数αの値を変化させ、ヒストグラムを作成す
る。モード1は、主走査ラインのカウント値に関係な
く、係数を一定としてヒストグラムを作成する。
【0040】図11はヒストグラム作成回路60の詳細
な構成を示すブロック図である。スイッチ82の一方の
端子にはスキャナ部1からの画素濃度信号IDAT4〜
IDAT7入力され、カウンタ83からの出力データの
信号CDT00〜CDT03が他方の端子に入力され
る。スイッチ82は又、タイミング信号発生部66から
の選択信号に応じてどちらかの入力信号を選択し、選択
後の信号SLDT0〜SLDT3をセレクタ86とクロ
ック発生部67へ出力する。ここで画素濃度信号IDA
T4〜IDAT7は、画素濃度の上位4ビットであり、
IDAT0〜3は前述された理由により無視される。タ
イミング信号発生部66からのタイミング信号CTL0
は各ラインの間、即ち画素濃度信号が読み込まれていな
いときハイレベルとなり、スイッチ82はカウンタ83
からの信号を選択し出力する。
な構成を示すブロック図である。スイッチ82の一方の
端子にはスキャナ部1からの画素濃度信号IDAT4〜
IDAT7入力され、カウンタ83からの出力データの
信号CDT00〜CDT03が他方の端子に入力され
る。スイッチ82は又、タイミング信号発生部66から
の選択信号に応じてどちらかの入力信号を選択し、選択
後の信号SLDT0〜SLDT3をセレクタ86とクロ
ック発生部67へ出力する。ここで画素濃度信号IDA
T4〜IDAT7は、画素濃度の上位4ビットであり、
IDAT0〜3は前述された理由により無視される。タ
イミング信号発生部66からのタイミング信号CTL0
は各ラインの間、即ち画素濃度信号が読み込まれていな
いときハイレベルとなり、スイッチ82はカウンタ83
からの信号を選択し出力する。
【0041】カウンタ83は、(A’)=A−αAを計
算する時にクロック発生部84及びセレクタ86に必要
な値(カウント値)を供給する。カウンタ83は前述の
画素濃度信号が読み込まれていないとき、クロック発生
部84の16の出力が順番に選択されて発生するための
4ビットカウント値を発生する。カウンタ83はタイミ
ング信号発生部66からカウンタクロック信号CT1C
Kが入力され、タイミング信号発生部66からのカウン
タクリア信号CT1CLによりクリアされる。カウンタ
クリア信号CT1CLは画素濃度信号が読み込まれてい
るときローレベルとなり、カウンタ83をクリアする。
算する時にクロック発生部84及びセレクタ86に必要
な値(カウント値)を供給する。カウンタ83は前述の
画素濃度信号が読み込まれていないとき、クロック発生
部84の16の出力が順番に選択されて発生するための
4ビットカウント値を発生する。カウンタ83はタイミ
ング信号発生部66からカウンタクロック信号CT1C
Kが入力され、タイミング信号発生部66からのカウン
タクリア信号CT1CLによりクリアされる。カウンタ
クリア信号CT1CLは画素濃度信号が読み込まれてい
るときローレベルとなり、カウンタ83をクリアする。
【0042】クロック発生部84は選択入力信号SLD
T0〜3に応じて、16の出力FCK0〜Fの1出力を
入力クロック信号MCKの周期で選択し出力する。図1
2はクロック発生部84の入出力信号の関係を示す。
T0〜3に応じて、16の出力FCK0〜Fの1出力を
入力クロック信号MCKの周期で選択し出力する。図1
2はクロック発生部84の入出力信号の関係を示す。
【0043】ヒストグラムレジスタ(フリップフロッ
プ)851〜85Fは各画素濃度に対する補正された頻
度(WDAT)を、入力クロック信号FCK0〜Fの立
ち上がり時にラッチし出力する。入力信号WDATは前
述のA’−αA又は(A’)+αBである。ヒストグラ
ムレジスタ851〜85Fからの補正された頻度信号H
0〜HFは、基準値算出部63へも出力される。
プ)851〜85Fは各画素濃度に対する補正された頻
度(WDAT)を、入力クロック信号FCK0〜Fの立
ち上がり時にラッチし出力する。入力信号WDATは前
述のA’−αA又は(A’)+αBである。ヒストグラ
ムレジスタ851〜85Fからの補正された頻度信号H
0〜HFは、基準値算出部63へも出力される。
【0044】セレクタ86は、ヒストグラムレジスタ8
51〜85Fからの16段階の各濃度H0〜HFに対応
した頻度(画素数)が入力され、スイッチ82からの入
力信号SLDT0〜SLDT3に応じて、H0〜HFの
16データ(各々バス幅26ビット)のうち1データを
選択し信号HSDTを出力する。
51〜85Fからの16段階の各濃度H0〜HFに対応
した頻度(画素数)が入力され、スイッチ82からの入
力信号SLDT0〜SLDT3に応じて、H0〜HFの
16データ(各々バス幅26ビット)のうち1データを
選択し信号HSDTを出力する。
【0045】副走査ライン数カウンタ96は図18のタ
イミングチャートに示すように、タイミング信号発生部
66からのライン同期信号HDENが入力され、カウン
ト値信号FDAT00〜FDAT12をクロック発生部
95へ出力し、主CPU11からのクリア信号CRST
によって、原稿1ページが走査される毎にクリアされ
る。
イミングチャートに示すように、タイミング信号発生部
66からのライン同期信号HDENが入力され、カウン
ト値信号FDAT00〜FDAT12をクロック発生部
95へ出力し、主CPU11からのクリア信号CRST
によって、原稿1ページが走査される毎にクリアされ
る。
【0046】クロック発生部95は、副走査ライン数カ
ウンタ96からの出力信号FDAT0〜FDAT12、
及びスキャナ部1からの画素同期クロック信号GCKが
入力され、信号HCKをカウンタ94及び加算値生成部
91へ出力する。クロック発生部95は、信号FDAT
の値が1、3、7、F、1F、3F、7F、1FF、3
FF、7FF、FFF、1FFFのいづれかのときに、
入力画素同期クロック信号の1クロックを出力する。ク
ロック発生部95は、アンド回路で構成され、ライン数
信号FDATが全て”1”のとき、即ちFDAT=1、
3(11)、7(111)、F(1111)…のとき、
1クロックを出力する。
ウンタ96からの出力信号FDAT0〜FDAT12、
及びスキャナ部1からの画素同期クロック信号GCKが
入力され、信号HCKをカウンタ94及び加算値生成部
91へ出力する。クロック発生部95は、信号FDAT
の値が1、3、7、F、1F、3F、7F、1FF、3
FF、7FF、FFF、1FFFのいづれかのときに、
入力画素同期クロック信号の1クロックを出力する。ク
ロック発生部95は、アンド回路で構成され、ライン数
信号FDATが全て”1”のとき、即ちFDAT=1、
3(11)、7(111)、F(1111)…のとき、
1クロックを出力する。
【0047】カウンタ74は、クロック発生部95から
のクロック信号HCKが入力され、モード0のときカウ
ント値信号CDT20〜CDT23をセレクタ88へ出
力する。カウンタ94も主CPU11からのクリア信号
CRSTによってページ毎にクリアされる。カウント値
CDT20〜CDT23は図10のようにαを選択する
ための値である。
のクロック信号HCKが入力され、モード0のときカウ
ント値信号CDT20〜CDT23をセレクタ88へ出
力する。カウンタ94も主CPU11からのクリア信号
CRSTによってページ毎にクリアされる。カウント値
CDT20〜CDT23は図10のようにαを選択する
ための値である。
【0048】固定係数値レジスタ98はモード1のとき
の固定係数値を出力する。スイッチ99はCPU11か
らのモード信号SL1に応じて切り替わり、モード1の
ときカウンタ94側に設定され、モード1のときレジス
タ98側に設定される。
の固定係数値を出力する。スイッチ99はCPU11か
らのモード信号SL1に応じて切り替わり、モード1の
ときカウンタ94側に設定され、モード1のときレジス
タ98側に設定される。
【0049】減算値生成部87は、(A’)=A−αA
を計算する際の”αA”を出力する。減算値生成部87
は、セレクタ86からの出力信号HSDTが入力され、
信号HSDTを2のべき乗で除算した値を生成する(信
号HSDTをシフトする)。
を計算する際の”αA”を出力する。減算値生成部87
は、セレクタ86からの出力信号HSDTが入力され、
信号HSDTを2のべき乗で除算した値を生成する(信
号HSDTをシフトする)。
【0050】セレクタ88は各ラインの間、即ち画素信
号が読み込まれていないときに行なわれる演算(A’)
=A−αAの”αA”を、入力信号SSL0〜SSL3
に応じて決定する。すなわち、セレクタ88は入力信号
SSL0〜SSL3の値が”1”の場合は(信号HSD
Tの値)/2、入力値が”2”の場合は(信号HSDT
の値)/22、……、入力値が[C]Dの場合は(信号
HSDTの値)/213を出力する。
号が読み込まれていないときに行なわれる演算(A’)
=A−αAの”αA”を、入力信号SSL0〜SSL3
に応じて決定する。すなわち、セレクタ88は入力信号
SSL0〜SSL3の値が”1”の場合は(信号HSD
Tの値)/2、入力値が”2”の場合は(信号HSDT
の値)/22、……、入力値が[C]Dの場合は(信号
HSDTの値)/213を出力する。
【0051】減算部90は、減算(A’)=A−αAを
行なう。減算部90は、セレクタ86からの濃度信号H
SDT(上式のA)が入力され、セレクタ98からの減
算数信号SDT(上式のαA)が入力され、その減算結
果として信号YDATが出力される。
行なう。減算部90は、セレクタ86からの濃度信号H
SDT(上式のA)が入力され、セレクタ98からの減
算数信号SDT(上式のαA)が入力され、その減算結
果として信号YDATが出力される。
【0052】加算値生成部(シフトレジスタ)91は、
A’=(A’)+αBを計算する際の「αB」を生成す
る。加算値生成部91は、クロック発生部95からのク
ロックの信号HCKが入力されて信号XDATを加算部
89へ出力する。加算値生成部91も又、主CPU11
からのクリア信号CRSTによってページ毎にクリアさ
れる。図13は、加算値生成部91の出力例を示すもの
で、クリア信号CRSTの入力時にイニシャル値出力2
000Hで、その後クロック発生部95からのクロック
信号HCKが入る毎に現状値の1/2を出力する。この
出力は16進数であるので、例えば現状値2000Hの
1/2は1000Hとなり、現状値1000Hの1/2
は800Hとなる。図14は、信号FDATの変化に対
応する各信号の変化を示す。
A’=(A’)+αBを計算する際の「αB」を生成す
る。加算値生成部91は、クロック発生部95からのク
ロックの信号HCKが入力されて信号XDATを加算部
89へ出力する。加算値生成部91も又、主CPU11
からのクリア信号CRSTによってページ毎にクリアさ
れる。図13は、加算値生成部91の出力例を示すもの
で、クリア信号CRSTの入力時にイニシャル値出力2
000Hで、その後クロック発生部95からのクロック
信号HCKが入る毎に現状値の1/2を出力する。この
出力は16進数であるので、例えば現状値2000Hの
1/2は1000Hとなり、現状値1000Hの1/2
は800Hとなる。図14は、信号FDATの変化に対
応する各信号の変化を示す。
【0053】加算部89は、加算A’=(A’)+αB
を行なう。加算部89は、セレクタ86からの頻度信号
HSDT、及び加算値生成部91からの加算データの信
号XDATが入力され、その加算結果として信号ZDA
Tを出力する。図15は、信号ZDATの加算例を示す
ものである。
を行なう。加算部89は、セレクタ86からの頻度信号
HSDT、及び加算値生成部91からの加算データの信
号XDATが入力され、その加算結果として信号ZDA
Tを出力する。図15は、信号ZDATの加算例を示す
ものである。
【0054】スイッチ97は、(A’)=A−αAと
A’=(A’)+αBの演算の切換えを行なう。スイッ
チ97の一方の端子には、加算部89からの加算結果信
号ZDATが入力され、及び減算部90からの減算結果
信号YDATが他方の端子に入力され、選択信号CTL
1に応じて一方の入力を選択し、選択結果信号WDAT
をヒストグラムレジスタ851〜85Fへ出力する。
A’=(A’)+αBの演算の切換えを行なう。スイッ
チ97の一方の端子には、加算部89からの加算結果信
号ZDATが入力され、及び減算部90からの減算結果
信号YDATが他方の端子に入力され、選択信号CTL
1に応じて一方の入力を選択し、選択結果信号WDAT
をヒストグラムレジスタ851〜85Fへ出力する。
【0055】次に、図11に示す構成によるヒストグラ
ムの作成を図16、図17、図18のタイミングチャー
トを参照して説明する。図16は1ライン読取り中に、
入力画素毎にA’=(A’)+αBを計算するときの様
子を示すタイミングチャートである。信号MCKはメイ
ンクロックで、画素信号に同期している。信号VDEN
はページ同期信号で、信号HDENはライン同期信号で
ある。スキャナ部1からの画素濃度信号IDAT4〜I
DAT7は、画素濃度の上位4ビットであり、スイッチ
82へ入力される。副走査有効信号CTL0はこの場合
イネーブル(ローレベル)であり、スイッチ82は、入
力IDAT4〜IDAT7をセレクタ86及びクロック
発生部84へ送る。
ムの作成を図16、図17、図18のタイミングチャー
トを参照して説明する。図16は1ライン読取り中に、
入力画素毎にA’=(A’)+αBを計算するときの様
子を示すタイミングチャートである。信号MCKはメイ
ンクロックで、画素信号に同期している。信号VDEN
はページ同期信号で、信号HDENはライン同期信号で
ある。スキャナ部1からの画素濃度信号IDAT4〜I
DAT7は、画素濃度の上位4ビットであり、スイッチ
82へ入力される。副走査有効信号CTL0はこの場合
イネーブル(ローレベル)であり、スイッチ82は、入
力IDAT4〜IDAT7をセレクタ86及びクロック
発生部84へ送る。
【0056】セレクタ86は画素信号IDAT4〜ID
AT7即ち選択入力信号の値に応じて、ヒストグラムレ
ジスタ851〜85Fの出力(頻度)を選択し、選択さ
れた頻度信号HSDTを出力する。信号HSDTは加算
部89でライン数に応じて重み付けされる係数(XDA
T)が加算される。スイッチ97はこの場合入力信号C
TL1により加算部89側に設定されているので、加算
結果信号ZDATはヒストグラムレジスタ851〜85
Fへ戻る。
AT7即ち選択入力信号の値に応じて、ヒストグラムレ
ジスタ851〜85Fの出力(頻度)を選択し、選択さ
れた頻度信号HSDTを出力する。信号HSDTは加算
部89でライン数に応じて重み付けされる係数(XDA
T)が加算される。スイッチ97はこの場合入力信号C
TL1により加算部89側に設定されているので、加算
結果信号ZDATはヒストグラムレジスタ851〜85
Fへ戻る。
【0057】次にクロック発生部84は、画素信号ID
AT4〜IDAT7に応じてクロック信号FCK0−F
CKFを出力する。各ヒストグラムレジスタ851〜8
5Fは各クロック信号FCK0−FCKFの立ち上がり
で、スイッチ97の出力信号WDATの値を各々ラッチ
即ち格納する。1ラインの各画素につき、上記処理が行
われることにより、1ラインのヒストグラムが生成さ
れ、画素濃度調整用の基準値が算出され、その基準値は
次ラインでの処理に利用される。
AT4〜IDAT7に応じてクロック信号FCK0−F
CKFを出力する。各ヒストグラムレジスタ851〜8
5Fは各クロック信号FCK0−FCKFの立ち上がり
で、スイッチ97の出力信号WDATの値を各々ラッチ
即ち格納する。1ラインの各画素につき、上記処理が行
われることにより、1ラインのヒストグラムが生成さ
れ、画素濃度調整用の基準値が算出され、その基準値は
次ラインでの処理に利用される。
【0058】次に、1ライン読取りから次のライン読取
りの間、即ち画素濃度信号が入力されていないとき、ヒ
ストグラムの各濃度の頻度について(A’)=A−αA
を計算する。
りの間、即ち画素濃度信号が入力されていないとき、ヒ
ストグラムの各濃度の頻度について(A’)=A−αA
を計算する。
【0059】図17は、その減算処理の様子を示すタイ
ミングチャートである。スイッチ62は選択信号CTL
0によりカウンタ83側へ切換えられ、スイッチ77は
選択信号CTL1により減算器90側へ切換えられる。
セレクタ88は、副走査カウンタ数によって決まる係数
(モード0時)又は固定係数(モード1時)にて、各々
のヒストグラム値を減算する。この減算動作が終った
後、通常のヒストグラム作成動作に移る。上述したよう
な動作を繰り返すことにより、各主走査ラインを読み込
む度に総データ量可変一定のヒストグラムが作成され
る。
ミングチャートである。スイッチ62は選択信号CTL
0によりカウンタ83側へ切換えられ、スイッチ77は
選択信号CTL1により減算器90側へ切換えられる。
セレクタ88は、副走査カウンタ数によって決まる係数
(モード0時)又は固定係数(モード1時)にて、各々
のヒストグラム値を減算する。この減算動作が終った
後、通常のヒストグラム作成動作に移る。上述したよう
な動作を繰り返すことにより、各主走査ラインを読み込
む度に総データ量可変一定のヒストグラムが作成され
る。
【0060】次に、図19から図21を参照して原稿種
類の判別方法について説明する。以下、説明する原稿種
類の判別は、原稿種類判別部62で主CPU11の制御
により行われるものとする。
類の判別方法について説明する。以下、説明する原稿種
類の判別は、原稿種類判別部62で主CPU11の制御
により行われるものとする。
【0061】まず、文字らしさの判別方法について、図
19の濃度ヒストグラムを参照して説明する。文字らし
さの判別は、白ピーク位置P11[i]と、この白ピー
ク位置P11の前後の分割番号P11[i−1]および
P11[i+1]と、黒ピーク位置P12[i]と、こ
の黒ピーク位置P12の前後の分割番号P12[i−
1]およびP12[i+1]の総和が全体に対してどの
くらいの割合であるかにより行われる。
19の濃度ヒストグラムを参照して説明する。文字らし
さの判別は、白ピーク位置P11[i]と、この白ピー
ク位置P11の前後の分割番号P11[i−1]および
P11[i+1]と、黒ピーク位置P12[i]と、こ
の黒ピーク位置P12の前後の分割番号P12[i−
1]およびP12[i+1]の総和が全体に対してどの
くらいの割合であるかにより行われる。
【0062】文字らしさの判別には、文字らしさの条件
レジスタとして文字頻度判別閾値(cth)を設け、上
記の総和が文字頻度閾値以上の場合、文字画像らしい原
稿であると判別する。なお、文字頻度判別閾値は、予め
ROM41などに記憶されているものとする。
レジスタとして文字頻度判別閾値(cth)を設け、上
記の総和が文字頻度閾値以上の場合、文字画像らしい原
稿であると判別する。なお、文字頻度判別閾値は、予め
ROM41などに記憶されているものとする。
【0063】つまり、文字らしさの判別は以下のように
行われる。 WA1=P11[i−1]+P11[i]+P11[i
+1] WA1=P12[i−1]+P12[i]+P12[i
+1] WA=WA1+WA2 WA≧cthの場合、文字らしい原稿であると判別す
る。これ以外の場合、文字らしくない原稿であると判別
する。
行われる。 WA1=P11[i−1]+P11[i]+P11[i
+1] WA1=P12[i−1]+P12[i]+P12[i
+1] WA=WA1+WA2 WA≧cthの場合、文字らしい原稿であると判別す
る。これ以外の場合、文字らしくない原稿であると判別
する。
【0064】文字らしい原稿であると判別された場合
は、次に中間濃度範囲Aの処理レジスタとして中間濃度
判別閾値(pth)を設け、この中間濃度判別閾値と中
間濃度範囲Aのヒストグラム値との比較により、文字原
稿と文字/写真原稿とを判別する。中間濃度範囲Aは、
白ピーク位置P11より3分割大きい分割番号P11
[i+3]から黒ピーク位置P12より3分割小さい分
割番号P12[i−3]の間の範囲である。中間濃度範
囲A内の全てのヒストグラム値が中間濃度判別閾値より
小さい場合(中間濃度範囲A内の全てのヒストグラム<
pth)、文字原稿と判別する。これ以外の場合、文字
/写真原稿と判別する。
は、次に中間濃度範囲Aの処理レジスタとして中間濃度
判別閾値(pth)を設け、この中間濃度判別閾値と中
間濃度範囲Aのヒストグラム値との比較により、文字原
稿と文字/写真原稿とを判別する。中間濃度範囲Aは、
白ピーク位置P11より3分割大きい分割番号P11
[i+3]から黒ピーク位置P12より3分割小さい分
割番号P12[i−3]の間の範囲である。中間濃度範
囲A内の全てのヒストグラム値が中間濃度判別閾値より
小さい場合(中間濃度範囲A内の全てのヒストグラム<
pth)、文字原稿と判別する。これ以外の場合、文字
/写真原稿と判別する。
【0065】さらに、文字と判別された原稿に対して
は、細字文字判別が行われる。細字文字の判別には、細
字文字らしさの条件レジスタとして黒幅判別係数と黒ラ
ン長閾値(bkmax)とを設け、黒ピーク位置P12
の前後3分割の細字判別範囲Cのヒストグラム値が細字
判別閾値X(X=黒ピーク位置の値P12×黒幅判別係
数/16)より大きい場合で、かつ、黒ラン長が黒ラン
長閾値より小さい場合、細字文字原稿と判別する。これ
以外の場合、標準文字原稿と判別する。なお、黒幅判別
係数および黒ラン長閾値は、予めROM41などに記憶
されているものとする。
は、細字文字判別が行われる。細字文字の判別には、細
字文字らしさの条件レジスタとして黒幅判別係数と黒ラ
ン長閾値(bkmax)とを設け、黒ピーク位置P12
の前後3分割の細字判別範囲Cのヒストグラム値が細字
判別閾値X(X=黒ピーク位置の値P12×黒幅判別係
数/16)より大きい場合で、かつ、黒ラン長が黒ラン
長閾値より小さい場合、細字文字原稿と判別する。これ
以外の場合、標準文字原稿と判別する。なお、黒幅判別
係数および黒ラン長閾値は、予めROM41などに記憶
されているものとする。
【0066】次に、写真らしさの判別方法について、図
20の濃度ヒストグラムを参照して説明する。写真らし
さの判別には、条件レジスタとして白幅判別係数を設
け、下地ピークP12の前後3分割の写真原稿判別範囲
Bのヒストグラム値が写真原稿判別閾値Z(Z=白ピー
ク位置の値P11×白幅判別係数/16)より大きい場
合、写真らしい原稿と判別する。これ以外の場合、写真
らしくない原稿であると判別する。なお、白幅判別係数
は、予めROM41などに記憶されているものとする。
20の濃度ヒストグラムを参照して説明する。写真らし
さの判別には、条件レジスタとして白幅判別係数を設
け、下地ピークP12の前後3分割の写真原稿判別範囲
Bのヒストグラム値が写真原稿判別閾値Z(Z=白ピー
ク位置の値P11×白幅判別係数/16)より大きい場
合、写真らしい原稿と判別する。これ以外の場合、写真
らしくない原稿であると判別する。なお、白幅判別係数
は、予めROM41などに記憶されているものとする。
【0067】上記した画像判別により判別しきれない原
稿、つまり、文字画像にも写真画像にも該当しない原稿
は、図21に示すような文字/写真原稿として判別され
る。次に、ヒストグラム作成回路60により作成された
ヒストグラムに基づく黒基準値の設定処理について説明
する。
稿、つまり、文字画像にも写真画像にも該当しない原稿
は、図21に示すような文字/写真原稿として判別され
る。次に、ヒストグラム作成回路60により作成された
ヒストグラムに基づく黒基準値の設定処理について説明
する。
【0068】一般的な原稿は、図22に示すように、下
地が原稿端から一様に続いており、文字画像や写真画像
などの原稿としての画像情報がない下地のみの端部と、
文字画像や写真画像などの原稿としての画像情報が中央
付近を中心に配置されている原稿の画像情報部から構成
されている。このため、原稿端から読取を開始した際、
原稿の画像情報部に達するまでに、原稿端部で原稿情報
のない下地のみを読取ることとなる。
地が原稿端から一様に続いており、文字画像や写真画像
などの原稿としての画像情報がない下地のみの端部と、
文字画像や写真画像などの原稿としての画像情報が中央
付近を中心に配置されている原稿の画像情報部から構成
されている。このため、原稿端から読取を開始した際、
原稿の画像情報部に達するまでに、原稿端部で原稿情報
のない下地のみを読取ることとなる。
【0069】これにより、原稿の読取を開始した後に、
原稿端部から画像情報部分に遷移する部分では作成され
るヒストグラムは、例えば、図23に示すように、白ピ
ーク検出範囲において下地の濃度に最も近い画素値が白
ピーク位置となり、黒ピーク検出範囲における濃度の頻
度が少なく、黒ピーク検出範囲の中で最も小さい画素値
が黒ピーク位置になっている。
原稿端部から画像情報部分に遷移する部分では作成され
るヒストグラムは、例えば、図23に示すように、白ピ
ーク検出範囲において下地の濃度に最も近い画素値が白
ピーク位置となり、黒ピーク検出範囲における濃度の頻
度が少なく、黒ピーク検出範囲の中で最も小さい画素値
が黒ピーク位置になっている。
【0070】この黒ピーク位置をもとに黒基準値を計算
すると、黒基準値が低くなるため、図24に示すよう
に、階調再現可能領域が狭くなり、全体的に出力画像が
濃く再現される。
すると、黒基準値が低くなるため、図24に示すよう
に、階調再現可能領域が狭くなり、全体的に出力画像が
濃く再現される。
【0071】つまり、図27の点線で示すように、原稿
端部で得られるヒストグラムから検出される黒ピーク位
置をもとに黒基準値を計算すると、濃度の小さい画素値
が黒基準値となり、副走査方向の原稿端部の下地部分か
ら文字や写真などの画像情報部に遷移する部分で画像が
濃く再現され、出力画像に濃度むらが発生する。
端部で得られるヒストグラムから検出される黒ピーク位
置をもとに黒基準値を計算すると、濃度の小さい画素値
が黒基準値となり、副走査方向の原稿端部の下地部分か
ら文字や写真などの画像情報部に遷移する部分で画像が
濃く再現され、出力画像に濃度むらが発生する。
【0072】そこで、図27の実線で示すように、原稿
の端部で黒基準値を設定するため、原稿の読取り開始時
に、予めROM41などに記憶されている黒ピーク位置
デフォルト値(MFBDEF)をもとに黒基準値を計算
して設定する。そして、原稿の副走査方向への読取りに
伴って順次作成されるヒストグラムの黒ピーク検出範囲
において黒ピーク位置の画素値の頻度が所定の黒ピーク
検出閾値に達するまで、デフォルト値により設定した黒
基準値を用いる。
の端部で黒基準値を設定するため、原稿の読取り開始時
に、予めROM41などに記憶されている黒ピーク位置
デフォルト値(MFBDEF)をもとに黒基準値を計算
して設定する。そして、原稿の副走査方向への読取りに
伴って順次作成されるヒストグラムの黒ピーク検出範囲
において黒ピーク位置の画素値の頻度が所定の黒ピーク
検出閾値に達するまで、デフォルト値により設定した黒
基準値を用いる。
【0073】次に、ヒストグラム作成回路60により作
成されるヒストグラムに基づく読取画像の補正処理につ
いて、図28に示すフローチャートを参照しつつ説明す
る。すなわち、主CPU11によりスキャナ部1による
原稿の読取りが開始されると、スキャナ部1は、原稿台
上の原稿に対して副走査方向に主走査方向の画像データ
を1ライン分ずつ読取る(ステップ1)。そして、スキ
ャナ部1により主走査方向の画像を1ライン分読取る度
に画像処理部44のヒストグラム作成回路60によりヒ
ストグラムを作成する(ステップ2)。
成されるヒストグラムに基づく読取画像の補正処理につ
いて、図28に示すフローチャートを参照しつつ説明す
る。すなわち、主CPU11によりスキャナ部1による
原稿の読取りが開始されると、スキャナ部1は、原稿台
上の原稿に対して副走査方向に主走査方向の画像データ
を1ライン分ずつ読取る(ステップ1)。そして、スキ
ャナ部1により主走査方向の画像を1ライン分読取る度
に画像処理部44のヒストグラム作成回路60によりヒ
ストグラムを作成する(ステップ2)。
【0074】この際、原稿の端部では、文字などの情報
がなく、下地部分のみの画像を読み取るため、図25に
示すように、黒ピーク検出範囲の画素値の頻度が極端に
少ないヒストグラムが作成される。また、副走査方向へ
の読取りがある程度進むと、文字が記載された画像情報
部を読取るため、図4に示すように、黒ピーク検出範囲
の画素値が所定の黒ピーク検出閾値以上の頻度となって
いるヒストグラムが作成される。
がなく、下地部分のみの画像を読み取るため、図25に
示すように、黒ピーク検出範囲の画素値の頻度が極端に
少ないヒストグラムが作成される。また、副走査方向へ
の読取りがある程度進むと、文字が記載された画像情報
部を読取るため、図4に示すように、黒ピーク検出範囲
の画素値が所定の黒ピーク検出閾値以上の頻度となって
いるヒストグラムが作成される。
【0075】ヒストグラム作成回路60により作成され
たヒストグラムは、ピーク位置検出部61および原稿種
類判別部62に出力される。ピーク位置検出部61で
は、ヒストグラムから白ピーク位置および黒ピーク位置
を検出して基準値算出部63に出力する。原稿種類判別
部62では、ヒストグラムから原稿の種類を判別して基
準値算出部63に判別結果を出力する(ステップ3)。
たヒストグラムは、ピーク位置検出部61および原稿種
類判別部62に出力される。ピーク位置検出部61で
は、ヒストグラムから白ピーク位置および黒ピーク位置
を検出して基準値算出部63に出力する。原稿種類判別
部62では、ヒストグラムから原稿の種類を判別して基
準値算出部63に判別結果を出力する(ステップ3)。
【0076】これらの白ピーク位置、黒ピーク位置およ
び原稿の種類に基づいて、基準値算出部63は、白基準
値および黒基準値を算出して基準値レジスタ64に記憶
する。
び原稿の種類に基づいて、基準値算出部63は、白基準
値および黒基準値を算出して基準値レジスタ64に記憶
する。
【0077】この際、主CPU11は、黒ピーク位置の
画素値の頻度が所定の黒ピーク検出閾値以上か否かを判
断する(ステップ4)。この判断により黒ピーク位置の
画素値の頻度が所定の黒ピーク検出閾値以上と判断した
際、ピーク位置検出部61によりヒストグラムから検出
された黒ピーク位置をもとに基準値算出部63により黒
基準値を計算して基準値レジスタ64に記憶する(ステ
ップ5)。
画素値の頻度が所定の黒ピーク検出閾値以上か否かを判
断する(ステップ4)。この判断により黒ピーク位置の
画素値の頻度が所定の黒ピーク検出閾値以上と判断した
際、ピーク位置検出部61によりヒストグラムから検出
された黒ピーク位置をもとに基準値算出部63により黒
基準値を計算して基準値レジスタ64に記憶する(ステ
ップ5)。
【0078】また、黒ピーク位置の画素値の頻度が所定
の黒ピーク検出閾値以上でないと判断した際、ROM4
1などに記憶されている黒ピーク位置のデフォルト値を
基準値算出部63に出力し、黒ピーク位置デフォルト値
をもとに黒基準値を計算して基準値レジストリ64に記
憶する(ステップ6)。
の黒ピーク検出閾値以上でないと判断した際、ROM4
1などに記憶されている黒ピーク位置のデフォルト値を
基準値算出部63に出力し、黒ピーク位置デフォルト値
をもとに黒基準値を計算して基準値レジストリ64に記
憶する(ステップ6)。
【0079】そして、白基準値と黒基準値とが基準値レ
ジストリ64に記憶されると、レンジ補正回路65によ
り白基準値と黒基準値とに基づいて読取画像の補正を行
なう(ステップ7)。
ジストリ64に記憶されると、レンジ補正回路65によ
り白基準値と黒基準値とに基づいて読取画像の補正を行
なう(ステップ7)。
【0080】このようにしてレンジ補正が施された画像
データに対して中間調処理などの所定の画像処理が施さ
れてプリント部に出力される(ステップ8)。そして、
主CPU11は、次に読取るラインがあるかつまり、原
稿の読取りが終了したか否かを判断し(ステップ9)、
原稿の読取りが終了していない場合、次の走査ラインの
読取りを行い、上記ステップ1〜ステップ9の処理を繰
り返す。
データに対して中間調処理などの所定の画像処理が施さ
れてプリント部に出力される(ステップ8)。そして、
主CPU11は、次に読取るラインがあるかつまり、原
稿の読取りが終了したか否かを判断し(ステップ9)、
原稿の読取りが終了していない場合、次の走査ラインの
読取りを行い、上記ステップ1〜ステップ9の処理を繰
り返す。
【0081】このように、原稿端部の下地部分において
予め設定されている黒ピーク位置デフォルト値(MFB
DEF)を元に計算した黒基準値を用いると、図27に
示すように、原稿の読取を開始した際に、黒基準値が低
くなることがなく、黒基準値が高く保たれ、原稿の端部
から文字部に遷移する部分においても階調再現可能領域
が広くなり、濃度むらが発生することがない。
予め設定されている黒ピーク位置デフォルト値(MFB
DEF)を元に計算した黒基準値を用いると、図27に
示すように、原稿の読取を開始した際に、黒基準値が低
くなることがなく、黒基準値が高く保たれ、原稿の端部
から文字部に遷移する部分においても階調再現可能領域
が広くなり、濃度むらが発生することがない。
【0082】すなわち、所定の黒ピーク検出範囲におい
てヒストグラムが示す画素値の頻度が所定の黒ピーク検
出閾値に達するまで、予め設定されている黒ピーク位置
デフォルト値をもとに計算した黒基準値を用いる。そし
て、順次作成されるヒストグラムの黒ピーク検出範囲に
おいて黒ピーク値が黒ピーク検出閾値に達すると、黒ピ
ーク位置としていたデフォルト値をヒストグラムから検
出された黒ピーク位置に置き換える。
てヒストグラムが示す画素値の頻度が所定の黒ピーク検
出閾値に達するまで、予め設定されている黒ピーク位置
デフォルト値をもとに計算した黒基準値を用いる。そし
て、順次作成されるヒストグラムの黒ピーク検出範囲に
おいて黒ピーク値が黒ピーク検出閾値に達すると、黒ピ
ーク位置としていたデフォルト値をヒストグラムから検
出された黒ピーク位置に置き換える。
【0083】これにより、原稿の端部から文字部に遷移
する部分で黒基準値が低く設定されて画像が1部分だけ
濃くなるなどの濃度むらがないコピー画像を出力するこ
とができる。
する部分で黒基準値が低く設定されて画像が1部分だけ
濃くなるなどの濃度むらがないコピー画像を出力するこ
とができる。
【0084】また、上記予め設定される黒ピーク位置の
デフォルト値は、たとえば、原稿種類判別部62により
判別される原稿の種類や利用者により指定される原稿の
種類や画像の解像度などのコピーモード(画像形成モー
ド)ごとに対応して設定されていても良い。
デフォルト値は、たとえば、原稿種類判別部62により
判別される原稿の種類や利用者により指定される原稿の
種類や画像の解像度などのコピーモード(画像形成モー
ド)ごとに対応して設定されていても良い。
【0085】この場合、各コピーモードに対応したデフ
ォルト値は、ROM41などに記憶され、主CPU11
により実行するコピーモードに対応して読出され、読取
り画像の補正処理を行う際の黒ピーク位置のデフォルト
値として用いられる。これにより、コピーモードに対応
したデフォルト値を設定することができ、各コピーモー
ドに対応した黒基準値により濃度むらを抑えることがで
きる。
ォルト値は、ROM41などに記憶され、主CPU11
により実行するコピーモードに対応して読出され、読取
り画像の補正処理を行う際の黒ピーク位置のデフォルト
値として用いられる。これにより、コピーモードに対応
したデフォルト値を設定することができ、各コピーモー
ドに対応した黒基準値により濃度むらを抑えることがで
きる。
【0086】また、複数枚の原稿を読取る場合、各原稿
の下地、および文字などの画像情報の濃度が同程度であ
ることが予測される。このため、1枚目の原稿について
は、予め設定されている黒ピーク位置のデフォルト値を
用いて黒基準値の設定処理を行い、2枚目以降の原稿に
ついては、1枚目の原稿あるいは直前の原稿の読取り終
了時に読取った原稿画像内の全画素に対するヒストグラ
ムにより検出される黒ピーク位置をデフォルト値として
用いて2枚目以降の原稿の読取り画像の補正を行うよう
にしても良い。
の下地、および文字などの画像情報の濃度が同程度であ
ることが予測される。このため、1枚目の原稿について
は、予め設定されている黒ピーク位置のデフォルト値を
用いて黒基準値の設定処理を行い、2枚目以降の原稿に
ついては、1枚目の原稿あるいは直前の原稿の読取り終
了時に読取った原稿画像内の全画素に対するヒストグラ
ムにより検出される黒ピーク位置をデフォルト値として
用いて2枚目以降の原稿の読取り画像の補正を行うよう
にしても良い。
【0087】この場合、1枚目の原稿の最終ラインを読
取った際に、ヒストグラム作成回路60により作成され
るヒストグラムから検出される黒ピーク位置を基準値レ
ジストリ64に記憶しておく。そして、2枚目以降の原
稿の読取を開始した後、順次作成されるヒストグラムの
黒検出範囲の頻度が所定の黒ピーク検出範囲以上となる
まで、基準値レジストリ64に記憶されている黒ピーク
位置を用いて画像補正の処理を行うようにする。
取った際に、ヒストグラム作成回路60により作成され
るヒストグラムから検出される黒ピーク位置を基準値レ
ジストリ64に記憶しておく。そして、2枚目以降の原
稿の読取を開始した後、順次作成されるヒストグラムの
黒検出範囲の頻度が所定の黒ピーク検出範囲以上となる
まで、基準値レジストリ64に記憶されている黒ピーク
位置を用いて画像補正の処理を行うようにする。
【0088】つまり、1枚目の原稿全体の読取画素に対
するヒストグラムから得られる黒基準値を次の原稿の読
取り開始時の黒基準値として用いるようにしたものであ
る。これにより、下地や原稿の画像情報の濃度などが同
程度の複数枚の原稿に対して、各原稿の読取り開始後
に、実際の原稿に対応したデフォルト値を用いることが
でき、濃度むらを最小限に抑えることができる。
するヒストグラムから得られる黒基準値を次の原稿の読
取り開始時の黒基準値として用いるようにしたものであ
る。これにより、下地や原稿の画像情報の濃度などが同
程度の複数枚の原稿に対して、各原稿の読取り開始後
に、実際の原稿に対応したデフォルト値を用いることが
でき、濃度むらを最小限に抑えることができる。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、原稿の読取動作とともに黒基準値を判断する場合
に、原稿の端部の下地部分から実際の画像情報の部分に
遷移し始める部分で濃度むらが発生することがない画像
処理装置と画像処理方法を提供できる。
ば、原稿の読取動作とともに黒基準値を判断する場合
に、原稿の端部の下地部分から実際の画像情報の部分に
遷移し始める部分で濃度むらが発生することがない画像
処理装置と画像処理方法を提供できる。
【図1】この発明の実施の形態に関わるデジタル複写機
の概略構成を示す断面図。
の概略構成を示す断面図。
【図2】デジタル複写機の制御系統を説明するためのブ
ロック図。
ロック図。
【図3】画像処理部内の構成を示すブロック図。
【図4】ヒストグラムの一例を示す図。
【図5】図4のヒストグラムに基づく階調再現可能領域
を説明するための図。
を説明するための図。
【図6】画素データを16段階の濃度に分割した場合の
ヒストグラムを示す図。
ヒストグラムを示す図。
【図7】画素データを16段階の濃度に分割する場合の
一例を説明するための図。
一例を説明するための図。
【図8】濃度分布に対する白基準値および黒基準値を示
す図。
す図。
【図9】図8の濃度分布からの白基準値および黒基準値
に基づいて補正した場合の濃度分布を示す図。
に基づいて補正した場合の濃度分布を示す図。
【図10】ヒストグラムの重み付け係数の例を示す図。
【図11】ヒストグラム作成回路の構成を示す図。
【図12】クロック発生部における入力画素濃度に対応
する出力クロック信号のタイミングを説明するための
図。
する出力クロック信号のタイミングを説明するための
図。
【図13】加算値生成部の出力例を示す図。
【図14】信号FDATの変化に対応する各信号の変化
を示す図。
を示す図。
【図15】信号ZDATの加算例を示す図。
【図16】ヒストグラム作成回路の動作を説明するため
のタイミングチャート。
のタイミングチャート。
【図17】ヒストグラム作成回路の動作を説明するため
のタイミングチャート。
のタイミングチャート。
【図18】ヒストグラム作成回路の動作を説明するため
のタイミングチャート。
のタイミングチャート。
【図19】文字原稿のヒストグラムを説明するための
図。
図。
【図20】写真原稿のヒストグラムを説明するための
図。
図。
【図21】文字/写真原稿のヒストグラムを説明するた
めの図。
めの図。
【図22】原稿の一例を示す図。
【図23】原稿読取り開始直後のヒストグラムを示す
図。
図。
【図24】図23のヒストグラムの黒ピーク位置を黒基
準値とした場合の階調再現可能領域を説明するための
図。
準値とした場合の階調再現可能領域を説明するための
図。
【図25】原稿読取り開始直後のヒストグラムを示す
図。
図。
【図26】図25のヒストグラムに対して黒ピーク位置
のデフォルト値を黒基準値とした場合の階調再現可能領
域を説明するための図。
のデフォルト値を黒基準値とした場合の階調再現可能領
域を説明するための図。
【図27】本発明と従来との黒基準値の比較を説明する
ための図。
ための図。
【図28】黒基準値の設定処理を説明するためのフロー
チャート。
チャート。
1…スキャナ部 2…プリンタ部 11…主CPU 41…ROM 42…RAM 44…画像処理部 60…ヒストグラム作成回路 61…ピーク位置検出部 63…基準値算出部 64…基準値レジスタ 65…レンジ補正回路
Claims (9)
- 【請求項1】 原稿の副走査方向に沿って相対的に移動
し、原稿の主走査方向に複数の読取画素からなる走査ラ
インごとに画像を読取る読取手段と、 この読取手段により上記走査ラインを読取るごとに、読
取った各画素の濃度値の頻度から濃度ヒストグラムを作
成するヒストグラム作成手段と、 このヒストグラム作成手段により作成される濃度ヒスト
グラムのうち出現頻度が最大となった濃度における頻度
が所定の頻度以下の場合に、予め設定されている値に基
づいて上記読取手段による読取り画像の階調を補正する
階調補正手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 原稿の副走査方向に沿って相対的に移動
し、原稿の主走査方向に複数の読取画素からなる走査ラ
インごとに画像を読取る読取手段と、 この読取手段により上記走査ラインを読取るごとに、読
取った各画素の濃度値の頻度から濃度ヒストグラムを作
成するヒストグラム作成手段と、 このヒストグラム作成手段により作成される濃度ヒスト
グラムのうち出現頻度が最大となった濃度における頻度
が所定の頻度以下の場合に、予め設定されている値に基
づいて上記読取手段による読取り画像の階調を補正する
第1の階調補正手段と、 上記ヒストグラム作成手段により作成される濃度ヒスト
グラムのうち出現頻度が最大となった濃度における頻度
が所定の頻度以上の場合には、当該最大頻度の濃度値に
基づいて上記読取手段による読取り画像の階調を補正す
る第2の階調補正手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項3】 原稿の副走査方向に沿って相対的に移動
し、原稿の主走査方向に複数の読取画素からなる走査ラ
インごとに画像を読取る読取手段と、 この読取手段により上記走査ラインを読取るごとに、最
初から直前の走査ラインまでに含まれる各画素濃度の頻
度と現在の走査ラインに含まれる各画素濃度の頻度とに
より濃度ヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段
と、 このヒストグラム作成手段により作成される濃度ヒスト
グラムのうち出現頻度が最大となった濃度における頻度
が所定の頻度以上になるまで、予め設定されている値に
基づいて上記読取手段による読取り画像の階調を補正す
る階調補正手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項4】 原稿の副走査方向に沿って相対的に移動
し、原稿の主走査方向に複数の読取画素からなる走査ラ
インごとに画像を読取る読取手段と、 この読取手段により上記走査ラインを読取るごとに、最
初から直前の走査ラインまでに含まれる各画素濃度の頻
度と現在の走査ラインに含まれる各画素濃度の頻度とに
より濃度ヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段
と、 このヒストグラム作成手段により作成される濃度ヒスト
グラムのうち出現頻度が最大となった濃度における頻度
が所定の頻度以上になるまで、予め設定されている値に
基づいて上記読取手段による読取り画像の階調を補正す
る第1の階調補正手段と、 上記ヒストグラム作成手段により作成される濃度ヒスト
グラムのうち出現頻度が最大となった濃度における頻度
が所定の頻度以上になった際に、上記第1の階調補正手
段で設定された値を当該最大頻度の濃度値に基づく値に
置き換えて上記読取手段による読取り画像の階調を補正
する第2の階調補正手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項5】 種々の画像形成モードを指示する指示手
段と、 上記種々の画像形成モードに対応する黒基準値を記憶す
る記憶手段と、 原稿の副走査方向に沿って相対的に移動し、原稿の主走
査方向に複数の読取画素からなる走査ラインごとに画像
を読取る読取手段と、 この読取手段により上記走査ラインを読取るごとに、読
取った各画素の濃度値の頻度から濃度ヒストグラムを作
成するヒストグラム作成手段と、 このヒストグラム作成手段により作成される濃度ヒスト
グラムのうち出現頻度が最大となった濃度における頻度
が所定の頻度以下の場合に、上記指示手段により指示さ
れた画像形成モードに対応して上記記憶手段に記憶され
ている値に基づいて上記読取手段による読取り画像の階
調を補正する第1の階調補正手段と、 上記ヒストグラム作成手段により作成される濃度ヒスト
グラムのうち出現頻度が最大となった濃度における頻度
が所定の頻度以上の場合に、当該最大頻度の濃度値に基
づいて上記読取手段による読取り画像の階調を補正する
第2の階調補正手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項6】 複数枚の原稿を1枚ずつ連続して給紙す
る給紙手段と、 この給紙手段により給紙された原稿に対し、原稿の副走
査方向に沿って相対的に移動し、原稿の主走査方向に複
数の読取画素からなる走査ラインごとに画像を読取る読
取手段と、 この読取手段により上記走査ラインを読取るごとに、読
取った各画素の濃度値の頻度から濃度ヒストグラムを作
成するヒストグラム作成手段と、 このヒストグラム作成手段により作成される濃度ヒスト
グラムのうち出現頻度が最大となった濃度における頻度
が所定の頻度以下の場合に、予め設定されている値に基
づいて上記読取手段による読取り画像の階調を補正する
第1の階調補正手段と、 上記ヒストグラム作成手段により作成される濃度ヒスト
グラムのうち出現頻度が最大となった濃度における頻度
が所定の頻度以上の場合には、当該最大頻度の濃度値に
基づいて上記読取手段による読取り画像の階調を補正す
る第2の階調補正手段と、 上記給紙手段により給紙された原稿の読取りが終了し、
上記給紙手段により給紙される次の原稿の読取りを行う
際に、上記予め設定される値を読取りが終了した原稿画
像の全画素により作成されたヒストグラムの最大頻度の
濃度値に基づく値に変更する変更手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項7】 原稿の副走査方向に沿って相対的に移動
し、原稿の主走査方向に複数の読取画素からなる走査ラ
インごとに画像を読取り、 上記走査ラインを読取るごとに、読取った各画素の濃度
値の頻度から濃度ヒストグラムを作成し、 この作成される濃度ヒストグラムのうち出現頻度が最大
となった濃度における頻度が所定の頻度以下の場合に、
予め設定されている値に基づいて読取り画像の階調を補
正する、 ことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項8】 原稿の副走査方向に沿って相対的に移動
し、原稿の主走査方向に複数の読取画素からなる走査ラ
インごとに画像を読取り、 上記走査ラインを読取るごとに、読取った各画素の濃度
値の頻度から濃度ヒストグラムを作成し、 この作成される濃度ヒストグラムのうち出現頻度が最大
となった濃度における頻度が所定の頻度以下の場合に、
予め設定されている値に基づいて読取り画像の階調を補
正し、 上記作成される濃度ヒストグラムのうち出現頻度が最大
となった濃度における頻度が所定の頻度以上の場合に
は、当該最大頻度の濃度値に基づいて読取り画像の階調
を補正する、 ことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項9】 原稿の副走査方向に沿って相対的に移動
し、原稿の主走査方向に複数の読取画素からなる走査ラ
インごとに画像を読取り、 上記走査ラインを読取るごとに、最初から直前の走査ラ
インまでに含まれる各画素濃度の頻度と現在の走査ライ
ンに含まれる各画素濃度の頻度とにより濃度ヒストグラ
ムを作成し、 この作成される濃度ヒストグラムのうち出現頻度が最大
となった濃度における頻度が所定の頻度以上になるま
で、予め設定されている値に基づいて読取り画像の階調
を補正し、 上記作成される濃度ヒストグラムのうち出現頻度が最大
となった濃度における頻度が所定の頻度以上になった際
に、上記設定された値を当該最大頻度の濃度値に基づく
値に置き換えて読取り画像の階調を補正し、 ことを特徴とする画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10163565A JPH11355574A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 画像処理装置と画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10163565A JPH11355574A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 画像処理装置と画像処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11355574A true JPH11355574A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15776331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10163565A Pending JPH11355574A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 画像処理装置と画像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11355574A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6522791B2 (en) * | 2001-01-23 | 2003-02-18 | Xerox Corporation | Dynamic user interface with scanned image improvement assist |
JP2020537275A (ja) * | 2017-10-16 | 2020-12-17 | 蘇州微景医学科技有限公司Suzhou Microview Medical Technologies Co.,Ltd. | 光ファイバー束画像処理方法及び装置 |
-
1998
- 1998-06-11 JP JP10163565A patent/JPH11355574A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6522791B2 (en) * | 2001-01-23 | 2003-02-18 | Xerox Corporation | Dynamic user interface with scanned image improvement assist |
JP2020537275A (ja) * | 2017-10-16 | 2020-12-17 | 蘇州微景医学科技有限公司Suzhou Microview Medical Technologies Co.,Ltd. | 光ファイバー束画像処理方法及び装置 |
US11525996B2 (en) | 2017-10-16 | 2022-12-13 | Suzhou Microview Medical Technologies Co., Ltd. | Fiber bundle image processing method and apparatus |
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