JPH11355379A - レジスタデータ転送システム及びレジスタデータ転送方法 - Google Patents

レジスタデータ転送システム及びレジスタデータ転送方法

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JPH11355379A
JPH11355379A JP10160852A JP16085298A JPH11355379A JP H11355379 A JPH11355379 A JP H11355379A JP 10160852 A JP10160852 A JP 10160852A JP 16085298 A JP16085298 A JP 16085298A JP H11355379 A JPH11355379 A JP H11355379A
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data
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JP10160852A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Akaboshi
弘之 赤星
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置内の構成部間でデータを転送するレジスタ
データ転送システムにおいて、1線式のレジスタデータ
転送システム、及び入力される信号からクロック信号及
びイネーブル信号を生成するレジスタデータ受信回路を
提供することにある。 【解決手段】クロック信号と同じ周波数のパルス列であ
る同期信号部を付加したデータ信号を入力し、クロック
信号生成手段21において同期信号部との同期を確立し
てクロックを生成し、同期信号部判断手段22によりデ
ータ信号が同期信号部であるかどうかを判定し、イネー
ブル信号手段24によりイネーブル信号を生成する。こ
のようにして生成されたクロック信号、イネーブル信
号、同期信号部判定結果を用いて、内部レジスタ記憶手
段26がデータ信号からデータを抽出し、内容を記憶す
る、レジスタデータ受信回路を含むレジスタデータ転送
システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装置内の構成部間で
データを転送するレジスタデータ転送システムに関し、
特に同期信号部が付加されたデータ信号からクロック信
号及びイネーブル信号を生成するレジスタデータ受信回
路を有すレジスタデータ転送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】装置内の他の構成部(以下外部とする)
から入力されるデータを内部レジスタに記憶し、そのデ
ータを使用して内部機能、または特性を変化させる機
能、いわゆるプログラマブルレジスタ機能を有するIC
では、通常外部からのデータ転送に3本ないし2本の信
号線を使用している。このような外部から入力されるデ
ータを内部レジスタに記憶する手段として、IC内部に
はレジスタデータ受信回路が設けられている。
【0003】図6は、従来の3線式レジスタデータ転送
システムのブロック図である。例えばCPU等のレジス
タデータ送信部30から、レジスタデータ受信回路を含
むレジスタデータ受信部40へのデータ転送時には、レ
ジスタデータ送信部30から、データ信号(DATA)
と、データ信号からデータを抽出する際の基準信号とな
るクロック信号(CLOCK)と、データを内部レジス
タにラッチするためのイネーブル信号(ENABLE)
がレジスタデータ受信部40に送られる。
【0004】また、図7は従来の2線式レジスタデータ
転送システムのブロック図である。2線式の場合、デー
タ転送時には、レジスタデータ送信部30から、データ
信号(DATA)と、データ信号からデータを抽出する
際の基準信号となるクロック信号(CLOCK)がレジ
スタデータ受信部40に送られる。図6の構成要素のう
ち、図5と同じものには同じ番号を付し、説明は省略す
る。2線式の場合、イネーブル信号(ENABLE)
は、カウンタ等を用いて、データ信号とクロック信号か
ら生成されることが多い。
【0005】また、図8は従来の3線式レジスタデータ
転送システムのレジスタデータ受信回路のタイミングチ
ャートである。レジスタデータ送信部30から、イネー
ブル信号(ENABLE)と、データ信号(DATA)
と、クロック信号(CLOCK)と、がレジスタデータ
受信部40のレジスタデータ受信回路に供給される。D
ATAはNビットのデータ列、D0、D1、D2、…、
DN−1、DNから成る信号である。レジスタデータ受
信回路は、N個のNビットシフトレジスタが直列に接続
しており、各Nビットシフトレジスタの出力は、さらに
それぞれN個のNビットデータ格納部と1対1に対応し
て接続している。1段目のNビットシフトレジスタ1の
入力はDATAであり、Nビットシフトレジスタ1の出
力信号は2段目のNビットシフトレジスタ2に入力す
る、というように順にN個のNビットシフトレジスタの
出力と入力が接続している。図8は、順に1段目のNビ
ットシフトレジスタの出力、2段目のNビットシフトレ
ジスタの出力、3段目のNビットシフトレジスタの出
力、N段目のNビットシフトレジスタの出力が示されて
いる。それぞれのNビットシフトレジスタは、CLOC
Kに同期してそれぞれの内容を1ビットずつ移動してい
る。また、Nビットデータ格納部は、対応するNビット
シフトレジスタの出力が接続されているので、Nビット
シフトレジスタの出力信号がそのまま入力されている。
DATAのN個目の入力が終了した時点で供給されるE
NABLEにより、その時点のNビットシフトレジスタ
の出力がNビットデータ格納部にラッチされる。図8に
は、ラッチされたNビットデータ格納部の出力信号が示
されている。図からわかるように、Nビットデータ格納
部1にはDN−1が、Nビットデータ格納部2にはDN
−2が、Nビットデータ格納部3にはDN−3が、Nビ
ットデータ格納部NにはD0がラッチされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のレジス
タ転送システムにおけるレジスタデータ受信回路では、
入力信号としてデータ信号の他に3線式の場合にはクロ
ック信号とイネーブル信号が、2線式の場合にはクロッ
ク信号が必要になるため、ICの入力信号用に3ピンあ
るいは2ピンの専用ピンを用意しなければならないとい
う問題がある。特に、ICのピン数に制約があるような
場合に不都合が生じる。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、1線式のレジスタデータ転送システム、及び
入力される信号からクロック信号及びイネーブル信号を
生成するレジスタデータ受信回路、を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、装置内の構成部間でデータを転送するレ
ジスタデータ転送システムにおいて、ある周波数のパル
ス列から成る同期信号部が付加されたデータ信号を生成
するデータ信号生成手段を有するレジスタデータ送信部
と、前記データ信号の同期信号部からクロック信号を生
成するクロック信号生成手段と、前記データ信号が同期
信号部かどうかを判断する同期信号部判断手段と、前記
データ信号から抽出したデータを内部レジスタにラッチ
させるイネーブル信号を生成するイネーブル信号生成手
段と、前記クロック信号と前記イネーブル信号によりデ
ータ信号のデータを抽出し内部レジスタに記憶する内部
レジスタ記憶手段と、を有するレジスタデータ受信部
と、から成ることを特徴とするレジスタデータ転送シス
テム、が提供される。
【0009】このような構成のレジスタデータ転送シス
テムでは、データ元であるレジスタデータ送信部は、同
期信号を付加したデータ信号を送出し、受け側であるレ
ジスタデータ受信部は、このデータ信号からクロック信
号とイネーブル信号を生成し、生成したクロック信号と
イネーブル信号を用いてデータ信号からデータを抽出し
内部レジスタに記憶することができるため、データ送信
部と受信部でのデータ転送は、1本の信号線のみで行え
る。
【0010】また、ある周波数のパルス列から成る同期
信号部が付加されたデータ信号のデータを内部レジスタ
に記憶するレジスタデータ受信回路において、前記デー
タ信号の同期信号部からクロック信号を生成するクロッ
ク信号生成手段と、前記データ信号が同期信号部かどう
かを判断する同期信号部判断手段と、前記データ信号か
ら抽出したデータを内部レジスタにラッチさせるイネー
ブル信号を生成するイネーブル信号生成手段と、前記ク
ロック信号と前記イネーブル信号によりデータ信号のデ
ータを抽出し内部レジスタに記憶する内部レジスタ記憶
手段と、を有すことを特徴とするレジスタデータ受信回
路、が提供される。
【0011】このような構成のレジスタデータ受信回路
では、ある周波数のパルス列である同期信号部が付加さ
れたデータ信号から、クロック信号合成手段によりクロ
ック信号を生成し、同期信号部判断手段により同期信号
とデータ信号を判定し、イネーブル信号生成手段により
イネーブル信号を生成することが可能となるため、デー
タ送信側からクロック信号とイネーブル信号を供給して
もらう必要がない。
【0012】また、装置内の構成部間でデータを転送す
るレジスタデータ転送方法において、レジスタデータ送
信部がある周波数のパルス列から成る同期信号部を付加
したデータ信号を生成する手順を有し、レジスタデータ
受信部が、前記データ信号の同期信号部からクロック信
号を生成する手順と、前記データ信号が同期信号部かど
うかを判断する同期信号部判断手順と、前記データ信号
から抽出したデータを内部レジスタにラッチさせるイネ
ーブル信号を生成するイネーブル信号生成手順と、前記
クロック信号と前記イネーブル信号によりデータ信号の
データを抽出し内部レジスタに記憶する内部レジスタ記
憶手順と、を有することを特徴とするレジスタデータ転
送方法、が提供される。
【0013】このような手順のレジスタデータ転送方法
では、データ元であるレジスタデータ送信部は、同期信
号部を付加したデータ信号を送出し、受け側であるレジ
スタデータ受信部は、このデータ信号からクロック信号
とイネーブル信号を生成し、生成したクロック信号とイ
ネーブル信号を用いてデータ信号からデータを抽出し内
部レジスタに記憶することができるため、データ送信部
と受信部でのデータ転送は、1本の信号線のみで行え
る。
【0014】また、ある周波数のパルス列から成る同期
信号部が付加されたデータ信号のデータを内部レジスタ
に記憶するレジスタデータ受信方法において、前記同期
信号部からクロック信号を生成する手順と、前記データ
信号が同期信号部であるかを判断する同期信号部判断手
順と、前記データ信号から抽出したデータを内部レジス
タにラッチさせるイネーブル信号を生成するイネーブル
信号生成手順と、前記クロック信号と前記イネーブル信
号によりデータ信号のデータを抽出し内部レジスタに記
憶する内部レジスタ記憶手順と、を有することを特徴と
するレジスタデータ受信方法、が提供される。
【0015】このような手順のレジスタデータ受信方法
では、ある周波数のパルス列である同期信号部が付加さ
れたデータ信号から、クロック信号合成手順によりクロ
ック信号を生成し、同期信号部判断手順により同期信号
とデータ信号を判定し、イネーブル信号生成手順により
イネーブル信号を生成することが可能となるため、デー
タ送信側からクロック信号とイネーブル信号を供給して
もらう必要がない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態で
あるレジスタデータ転送システムのブロック図である。
レジスタデータ転送システムは、データ信号生成手段1
1を有するレジスタデータ送信部10によって生成され
たデータ信号を、信号線50を経由して、クロック信号
生成手段21と同期信号部判断手段22とイネーブル信
号生成手段24と内部レジスタ記憶手段26を有するレ
ジスタデータ受信部20に転送するシステムである。レ
ジスタデータ送信部10のデータ信号生成手段11は、
データをデータ信号に変換し、ある周波数のパルス列で
ある同期信号部をこのデータ信号の前に付加して、レジ
スタデータ受信部20に送信するデータ信号を生成す
る。このデータ信号の同期信号部は、クロックと同じ周
波数で、一定のパルス数のパルス列である。
【0017】レジスタデータ受信部20は、レジスタデ
ータ送信部10で生成されたデータ信号を信号線50経
由で入力し、データ信号をクロック信号生成手段21、
同期信号部判断手段22、イネーブル信号生成手段2
4、及び内部レジスタ記憶手段26に供給する。クロッ
ク信号生成手段21は、データ信号の同期信号部と同期
を確立してクロック信号を生成し、このクロック信号を
イネーブル信号生成手段24と内部レジスタ記憶手段2
6に出力する。同期信号部判断手段22は、入力された
データ信号が、付加された同期信号部であるかデータで
あるかを判断し、判断結果をイネーブル信号生成手段2
4に出力する。この判断は、ある決まったパルス数で入
力する同期信号部のパルス数をカウントし、カウント値
がある決まったパルス数に達したとき、同期信号部が終
了したとみなすことによって行う。イネーブル信号生成
手段24は、クロック信号生成手段21と同期信号部判
断手段22の出力、及びデータ信号を入力し、同期信号
部判断手段22の判定に従って、データ信号が同期信号
部である場合にはデータ信号のパルス数をカウントし、
同期信号部が終了した場合にはクロック信号生成手段2
1の出力であるクロックパルスの数をカウントし、両方
のカウント値の合計がデータ信号の長さに対応するカウ
ント数に達した時点で、イネーブル信号を内部レジスタ
記憶手段26に出力する。内部レジスタ記憶手段26
は、クロック信号生成手段21、同期信号部判断手段2
2、イネーブル信号生成手段24及びデータ信号を入力
し、同期信号部判断手段22によりデータ信号が同期信
号部でないと判断したら、クロック信号生成手段21に
より供給されるクロック信号を用いてデータを抽出し、
このデータをイネーブル信号生成手段24により出力さ
れるイネーブル信号にタイミングを合わせてラッチし
て、データを記憶する。
【0018】以上、レジスタデータ転送システムの構成
について説明したが、レジスタデータ受信部20の信号
の流れは、これに限定されない。例えば、イネーブル信
号生成手段24は、同期信号部判断手段22によって同
期信号部の終了を検知した後、動作を開始し、クロック
信号生成手段21の出力するパルス数だけをカウントし
て、イネーブル信号を生成してもよい。また、同期信号
部判断手段22の出力をクロック信号生成手段21に入
力することにより、データ信号が同期信号部である間の
クロック信号生成手段21からのクロック信号出力をデ
ィスエーブルすれば、同期信号部判断手段22の出力を
内部レジスタ記憶手段26に入力する必要はなくなる。
【0019】次に、レジスタデータ受信部20の具体的
な実施の形態であるレジスタデータ受信回路について説
明する。図2は、本発明の一実施の形態であるレジスタ
データ受信回路の回路図である。レジスタデータ受信回
路20aは、ある周波数のパルス列である同期信号部が
付加されたデータ信号DATAを入力してクロック信号
(CLK)を出力するクロック信号生成手段であるPL
L21aと、同様にDATAを入力し信号が同期信号部
であるか否かを判定し結果を出力する同期信号部判断手
段であるMビットカウンタ22aと、同様にDATA信
号とMビットカウンタ22aの出力信号を入力してイネ
ーブル信号を出力するイネーブル信号生成手段であるセ
レクタ23aとM+Nビットカウンタ24aと、同じく
DATAとPLL21aの出力であるCLKを入力し各
ビット情報を出力するNビットシフトレジスタ25a
と、Nビットシフトレジスタ25aの出力とM+Nビッ
トカウンタ24aの出力であるイネーブル信号を入力す
るNビットデータ格納部26aと、から構成されてい
る。
【0020】DATAは、クロック信号生成に用いられ
る同期信号部と、それに続くデータを表すデータ信号部
とで構成されている。同期信号部は、クロック信号と同
じ周波数で、1パルスを1ビットとして、Mビットの長
さのパルス列信号である。また、データ信号部は、クロ
ック信号の繰り返し周期の間0または1のいずれかの値
の信号レベルを保持するデータ列で、クロック信号の繰
り返し周期の間を1ビットとするNビットの長さのデー
タ列信号である。
【0021】クロック信号生成手段であるPLL21a
は、DATAを入力して同期信号部を捉え、これを出力
信号としてAND1に送る。AND1は、PLL21a
の出力信号とMビットカウンタ22aの出力信号を入力
し、両者のANDをとり、Nビットシフトレジスタ25
aとD−FF3に出力している。PLL21aは、DA
TAの入力が始まると、最初に入力されるクロック信号
と同じ周波数である同期信号部にロックを開始する。こ
のため、同期が確立されるとPLL21aの出力はクロ
ック信号(CLK)となる。また、PLL21aは、D
ATA入力がなくなると、アンロック状態となる。AN
D1は、PLL21aの信号が入力されるが、もう一方
の入力信号であるMビットカウンタ22aの出力が1と
なるまで、クロック信号(CLK)の出力はディスエー
ブルする。
【0022】同期信号部判断手段であるMビットカウン
タ22aは、AND2を経由してDATA信号を入力
し、DATAが同期信号部であるかどうかを判定し、結
果を出力信号とする。この出力信号は、AND1とセレ
クタ23aの入力、及びAND2の反転入力になる。ま
た、Mビットカウンタ22aは、D−FF3の出力信号
をリセット信号として入力している。DATA入力前の
Mビットカウンタ22aの出力値は0である。このた
め、DATAの入力が開始されると、最初に同期信号部
がAND2を通過後、Mビットカウンタ22aに入力す
る。Mビットカウンタ22aは、入力される同期信号部
のビット数をカウントし、ビット数がMビットとなった
時に、1を出力する。Mビットカウンタ22aの出力が
1になると、これを入力しているAND2は、DATA
信号のMビットカウンタ22aへの供給をディスエーブ
ルする。このように、Mビットカウンタ22aは、DA
TAが同期信号部であれば、出力を0としてカウントを
行い、同期信号部が終了してデータ信号部となると、出
力を1とすると共に、カウントを停止する。カウント値
のリセットは、D−FF3の信号が入力した時に行われ
る。
【0023】ANDゲート1の説明に戻ると、AND1
は、DATAが同期信号部の場合にはクロック信号(C
LK)の出力をディスエーブルし、データ信号部の場合
にはクロック信号(CLK)を出力する。このクロック
信号は、Nビットシフトレジスタ25aに入力する。
【0024】イネーブル信号生成手段であるセレクタ2
3aとM+Nビットカウンタ24aについて説明する。
セレクタ23aは、DATAと、AND1の出力信号
と、Mビットカウンタ22aの出力信号を入力し、Mビ
ットカウンタ22aの出力が0、すなわちDATAが同
期信号部の場合には、DATAの同期信号を出力し、M
ビットカウンタ22aの出力が1、すなわちDATAが
データ信号部の場合には、AND1の出力であるクロッ
ク信号(CLK)を出力する。セレクタ23aの出力
は、M+Nビットカウンタ24aと接続しており、M+
Nビットカウンタ24aは、同期信号部のビット数とデ
ータ信号部のビット数に相当するクロック数を加算して
カウントする。このカウント値が、DATAの同期信号
部のビット数Mとデータ信号部Nを加算した値である、
M+Nに達した時点で、1を出力する。このように、M
+Nビットカウンタ24aの出力信号は、DATAのデ
ータ信号部が終了したことを検出すると信号レベルがH
になるという、イネーブル信号の機能を有す。
【0025】また、D−FF3は、M+Nビットカウン
タ24aの出力とAND1の出力を入力しており、M+
Nビットカウンタ24aの出力が1となった時に、1を
出力し、AND1の出力が0となった時に0に戻る。ま
た、D−FF3の出力信号は、Mビットカウンタ22a
及びM+Nビットカウンタ24aにリセット信号として
入力している。このように、D−FF3によりMビット
カウンタ22aと、M+Nビットカウンタ24aは、D
ATAのデータ信号部終了時にリセットされ、PLL2
1aの出力が0になるまでリセットが継続する。
【0026】Nビットシフトレジスタ25aは、DAT
Aと、AND1の出力であるクロック信号(CLK)を
入力し、各ビットごとのデータを出力する。Nビットシ
フトレジスタ25aは、N個のNビットシフトレジスタ
を直列に接続した構成であり、個々のNビットシフトレ
ジスタの出力は、それぞれ対応するNビットデータ格納
部26aに接続している。Nビットシフトレジスタ25
aは、クロック信号(CLK)に同期してDATAから
ビット毎のデータを抽出し、Nビットデータ格納部26
aに出力している。AND1の出力であるクロック信号
(CLK)は、DATAが同期信号部である間は、出力
されないため、この間Nビットシフトレジスタ25aは
動作しない。DATAがデータ信号部になると、クロッ
ク信号(CLK)も供給され、Nビットシフトレジスタ
25aは動作を開始する。このように、Nビットシフト
レジスタ25aは、DATAがデータ信号部であるとき
に、ビット毎のデータの値を抽出する。
【0027】Nビットデータ格納部26aは、Nビット
シフトレジスタ25aの出力とM+Nビットカウンタ2
4aの出力であるイネーブル信号と、クロック信号(C
LK)を入力し、イネーブル信号が1になった時点のN
ビットシフトレジスタ25aからの入力信号をラッチす
る。
【0028】各構成部をさらに詳しく説明する。図3
は、Mビットカウンタ22aの一例の回路図である。M
ビットカウンタ22aは、DATAが同期信号部の場合
にDATAを出力するAND2の出力信号と、DATA
のデータ信号部が終了した時に1を出力するD−FF3
の出力信号を入力する。そして、DATAの同期信号部
のビット数をカウントし、同期信号部のビット数がMに
達したと判断したら1を出力する。ここで、D−FF3
の出力信号はリセット信号として使われているため、図
3ではresetと表す。Mビットカウンタ22aは、
M個のD−FFを直列に接続しており、それぞれD−F
F221、D−FF222、D−FF223、…、D−
FF22Mと表す。また、それぞれのD−FFの出力は
MビットのAND225に接続している。DATAの同
期信号部のパルスが入力されるたびに、D−FFの出力
は順次1に変化していく。同期信号部の最大ビット数で
あるMビットの入力が終了した時点では、すべてのD−
FFの出力が1となるため、AND225の出力は1と
なる。
【0029】これは、Mビットカウンタ22aの一例で
あり、本発明はこれに限定されるものではない。また、
M+Nビットカウンタ24aも同様の回路構成で実現す
ることができる。
【0030】また、図4は、Nビットシフトレジスタ2
5aとNビットデータ格納部26aの一例の回路図であ
る。Nビットシフトレジスタ25aは、N個のNビット
シフトレジスタ(251、…、25N)が直列に接続さ
れた構成であり、Nビットデータ格納部26aは、N個
のNビットデータ格納部(261、…、26N)がN個
のNビットシフトレジスタ(251、…、25N)に1
対1に対応して配置され、それぞれ対応するNビットシ
フトレジスタの出力を入力するように構成されている。
また、AND1の出力であるクロック信号(CLK)
は、すべてのNビットシフトレジスタ25a及びNビッ
トデータ格納部26aに供給されている。さらに、N個
のNビットデータ格納部(261、…、26N)には、
M+Nビットカウンタ24aの出力であるイネーブル信
号(ENABLE)が入力している。
【0031】Nビットシフトレジスタ25aの1段目の
Nビットシフトレジスタ251への入力はDATAであ
り、CLKに同期して入力を1ビットシフトして次のN
ビットシフトレジスタ252に出力する。Nビットシフ
トレジスタ252も同様に、CLKに同期して入力を1
ビットシフトして、次のNビットシフトレジスタ253
に出力する。このように、順次入力が1ビットずつシフ
トされていく。このため、DATAのデータ信号部の入
力がすべて終了した時点では、Nビットシフトレジスタ
251はDN−1、Nビットシフトレジスタ252はD
N−2、Nビットシフトレジスタ253はDN−3、
…、Nビットシフトレジスタ25NはD0の値を出力し
ている。
【0032】Nビットデータ格納部26aは、N個のデ
ータ格納部がNビットシフトレジスタ25aのN個のN
ビットシフトレジスタの出力を1対1に対応して入力す
るように配置されている。このため、DATAのデータ
信号部の入力がすべて終了した時点では、Nビットデー
タ格納部261はDN−1、Nビットデータ格納部26
2はDN−2、Nビットデータ格納部263はDN−
3、…、Nビットデータ格納部26NはD0の値を入力
している。また、DATAのデータ信号部が終了する
と、M+Nビットカウンタ24aの出力信号であるEN
ABLEが1になるため、Nビットデータ格納部は、こ
の時点の入力データをラッチして保持する。
【0033】レジスタデータ受信回路20aの動作を説
明する。図5は、レジスタデータ受信回路20aのタイ
ミングチャートである。外部からの入力信号であるDA
TAの同期信号部が入力されると、クロック信号生成手
段であるPLL21aが同期信号部にロックを開始す
る。同期が確立すると、PLL21aの出力信号は、ク
ロック信号になる。また、DATAの同期信号部は、同
期信号部判断手段であるMビットカウンタ22aにも入
力し、Mビットカウンタ22aは、同期信号部のビット
数のカウントを開始する。ビット数がMビットになった
ところで、出力は1になる。AND2は、DATAが同
期信号部である場合には、Mビットカウンタ22aにD
ATAを供給するが、同期信号部が終了してMビットカ
ウンタ22aの出力が1となると、Mビットカウンタ2
2aへのDATA信号出力をディスエーブルする。AN
D1は、PLL21aの出力信号と、Mビットカウンタ
22aの出力信号を入力していて、Mビットカウンタ2
2aの出力が0の間、すなわち、DATAの同期信号部
をカウントしている間は、PLL21aの出力信号をデ
ィスエーブルする。このため、PLL21aの同期が確
立し、出力信号であるクロック信号が安定した後で、ク
ロックをNビットシフトレジスタ25aやNビットデー
タ格納部26aに供給することができる。セレクタ23
aは、Mビットカウンタ22aの出力と、AND1の出
力とDATAを入力しており、Mビットカウンタ22a
の出力が0の間、すなわち、DATAの同期信号部をカ
ウントしている間は、DATAの同期信号部を出力して
いて、Mビットカウンタ22aが1を出力すると、AN
D1の出力であるクロック信号を出力する。セレクタ2
3aの出力は、M+Nビットカウンタ24aに入力さ
れ、ここでDADAの同期信号部のビット数とクロック
信号で計測できるデータ信号部のビット数をカウントす
る。このカウント値がM+Nとなった時、すなわち、D
ATA信号の入力が終了した時、M+Nビットカウンタ
24aの出力は1になる。これまでの説明で明らかにし
たように、この信号は、Nビットデータ格納部26a
が、データをラッチするためのイネーブル信号として作
用する。D−FF3は、M+Nビットカウンタ24aの
出力とAND1の出力を入力しており、M+Nビットカ
ウンタの出力が1になると、D−FF3の出力信号も1
になり、AND1の出力の立ち下がりで、0に戻る。こ
のため、D−FF3の出力信号をリセット信号としてい
る、Mビットカウンタ22aとM+Nビットカウンタ2
4aは、次のクロック周期に相当するAND1の立ち下
がりまでリセットを継続するため、余分なパルスをカウ
ントすることがない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ある周
波数のパルス列である同期信号部が付加されたデータ信
号から、クロック信号を生成するクロック信号生成手段
と、入力信号から同期信号とデータ信号を分離する同期
信号部判断手段と、入力信号からイネーブル信号を生成
するイネーブル信号生成手段を設けたことにより、デー
タ送信部と受信部でのデータ転送を、1本の信号線のみ
で行うことができる。このため、ICにした場合、入力
信号用に専用されるピンは1ピンで済むことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるレジスタデータ転
送システムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるレジスタデータ受
信回路の回路図である。
【図3】本発明の一実施の形態であるMビットカウンタ
の回路図である。
【図4】本発明の一実施の形態であるNビットシフトレ
ジスタとNビットデータ格納部の回路図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるレジスタデータ受
信回路のタイミングチャートである。
【図6】従来の3線式レジスタデータ受信回路を含むレ
ジスタデータ転送システムのブロック図である。
【図7】従来の2線式レジスタデータ受信回路を含むレ
ジスタデータ転送システムのブロック図である。
【図8】従来の3線式レジスタデータ転送システムのレ
ジスタデータ受信回路のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10…レジスタデータ送信部、11…データ信号生成手
段、20…レジスタデータ受信部、21…クロック信号
生成手段、22…同期信号部判断手段、24…イネーブ
ル信号生成手段、26…内部レジスタ記憶手段、20a
…レジスタデータ受信回路、21a…PLL、22a…
Mビットカウンタ、23a…セレクタ、24a…M+N
ビットカウンタ、25a…Nビットシフトレジスタ、2
6a…Nビットデータ格納部、50…信号線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置内の構成部間でデータを転送するレジ
    スタデータ転送システムにおいて、 ある周波数のパルス列から成る同期信号部が付加された
    データ信号を生成するデータ信号生成手段を有するレジ
    スタデータ送信部と、 前記データ信号の同期信号部からクロック信号を生成す
    るクロック信号生成手段と、 前記データ信号が同期信号部かどうかを判断する同期信
    号部判断手段と、 前記データ信号から抽出したデータを内部レジスタにラ
    ッチさせるイネーブル信号を生成するイネーブル信号生
    成手段と、 前記クロック信号と前記イネーブル信号によりデータ信
    号のデータを抽出し内部レジスタに記憶する内部レジス
    タ記憶手段と、 を有するレジスタデータ受信部と、 から成ることを特徴とするレジスタデータ転送システ
    ム。
  2. 【請求項2】ある周波数のパルス列から成る同期信号部
    が付加されたデータ信号のデータを内部レジスタに記憶
    するレジスタデータ受信回路において、 前記データ信号の同期信号部からクロック信号を生成す
    るクロック信号生成手段と、 前記データ信号が同期信号部かどうかを判断する同期信
    号部判断手段と、 前記データ信号から抽出したデータを内部レジスタにラ
    ッチさせるイネーブル信号を生成するイネーブル信号生
    成手段と、 前記クロック信号と前記イネーブル信号によりデータ信
    号のデータを抽出し内部レジスタに記憶する内部レジス
    タ記憶手段と、 を有すことを特徴とするレジスタデータ受信回路。
  3. 【請求項3】 前記クロック信号生成手段は、前記同期
    信号にロックするPLL(Phase Locked Loop )である
    ことを特徴とする請求項2記載のレジスタデータ受信回
    路。
  4. 【請求項4】 前記同期信号部判断手段は、前記同期信
    号のパルス数をカウントするカウンタであることを特徴
    とする請求項2記載のレジスタデータ転送回路。
  5. 【請求項5】 前記イネーブル信号生成手段は、前記同
    期信号のパルス列のパルス数と前記クロック信号のパル
    ス数をカウントするカウンタであることを特徴とする請
    求項2記載のレジスタデータ転送回路。
  6. 【請求項6】装置内の構成部間でデータを転送するレジ
    スタデータ転送方法において、 レジスタデータ送信部がある周波数のパルス列から成る
    同期信号部を付加したデータ信号を生成する手順を有
    し、 レジスタデータ受信部が、 前記データ信号の同期信号部からクロック信号を生成す
    る手順と、 前記データ信号が同期信号部かどうかを判断する同期信
    号部判断手順と、 前記データ信号から抽出したデータを内部レジスタにラ
    ッチさせるイネーブル信号を生成するイネーブル信号生
    成手順と、 前記クロック信号と前記イネーブル信号によりデータ信
    号のデータを抽出し内部レジスタに記憶する内部レジス
    タ記憶手順と、 を有することを特徴とするレジスタデータ転送方法。
  7. 【請求項7】 ある周波数のパルス列から成る同期信号
    部が付加されたデータ信号のデータを内部レジスタに記
    憶するレジスタデータ受信方法において、 前記同期信号部からクロック信号を生成する手順と、 前記データ信号が同期信号部であるかを判断する同期信
    号部判断手順と、 前記データ信号から抽出したデータを内部レジスタにラ
    ッチさせるイネーブル信号を生成するイネーブル信号生
    成手順と、 前記クロック信号と前記イネーブル信号によりデータ信
    号のデータを抽出し内部レジスタに記憶する内部レジス
    タ記憶手順と、 を有することを特徴とするレジスタデータ受信方法。
  8. 【請求項8】 前記同期信号部判断手順は、 前記同期信号のパルス数をカウントし、 カウント値があらかじめ決められた同期信号部のパルス
    数に達するまでは同期信号部であると判断し、 カウント値があらかじめ決められた同期信号部のパルス
    数と一致した以降はデータ信号部であると判断する手順
    であることを特徴とする請求項7記載のレジスタデータ
    受信方法。
  9. 【請求項9】 前記イネーブル信号生成手順は、 前記入力信号が同期信号部である場合には同期信号のパ
    ルス数をカウントし、 前記入力信号がデータ信号部である場合にはクロック信
    号のパルス数をカウントし、 前記カウント値があらかじめ決められたデータの終了を
    示す値と一致した場合にイネーブル信号を発生させる手
    順であることを特徴とする請求項7記載のレジスタデー
    タ受信方法。
JP10160852A 1998-06-09 1998-06-09 レジスタデータ転送システム及びレジスタデータ転送方法 Pending JPH11355379A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100946686B1 (ko) 2009-11-11 2010-03-12 주식회사 동운아나텍 단선 인터페이스 장치 및 방법
JP2013211029A (ja) * 2004-05-20 2013-10-10 Qualcomm Inc 単線バス及び3線バスの相互運用性

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