JPH11355366A - デジタルデータ伝送システム - Google Patents

デジタルデータ伝送システム

Info

Publication number
JPH11355366A
JPH11355366A JP15432298A JP15432298A JPH11355366A JP H11355366 A JPH11355366 A JP H11355366A JP 15432298 A JP15432298 A JP 15432298A JP 15432298 A JP15432298 A JP 15432298A JP H11355366 A JPH11355366 A JP H11355366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
control signal
data
transmission
data signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP15432298A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroharu Takahashi
弘治 高橋
Kazuo Nakai
和夫 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHIKYU KAGAKU SOGO KENKYUSHO K
CHIKYU KAGAKU SOGO KENKYUSHO KK
Original Assignee
CHIKYU KAGAKU SOGO KENKYUSHO K
CHIKYU KAGAKU SOGO KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CHIKYU KAGAKU SOGO KENKYUSHO K, CHIKYU KAGAKU SOGO KENKYUSHO KK filed Critical CHIKYU KAGAKU SOGO KENKYUSHO K
Priority to JP15432298A priority Critical patent/JPH11355366A/ja
Publication of JPH11355366A publication Critical patent/JPH11355366A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御信号とデータ信号を時分割に伝送する場
合において、伝送周波数帯域幅が小さく、制御信号の信
頼性が高く、データ信号の伝送遅延が小さいデジタルデ
ータ伝送システムを提供すること。 【解決手段】 送信装置は、入力信号に含まれる正パル
スの発生に対応して値が変化する第1のバイナリ信号と
負パルスの発生に対応して値が変化する第2のバイナリ
信号とを生成する信号変換手段と、直交変調手段と、送
信手段とを具備する。受信装置は、受信手段と、直交復
調手段と、復調信号の変化点を検出する変化点検出手段
と、その周期に基づいて現在受信している信号が制御信
号か否かを判定する比較判定手段と、現在受信している
信号が制御信号と判定された場合に制御信号を復元する
制御信号復元手段と、データ信号の開始と終了を検出す
るデータ信号検出手段と、それに従ってデータ信号を復
元するデータ信号復元手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータ伝
送システムに関し、特に、データ信号ストリームの伝送
に先立ち、または伝送中に、データ信号に比較して伝送
レートの低い制御信号を伝送するデジタルデータ伝送シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、データ信号ストリームと制御信
号とを交互に伝送するシステムが存在する。例えば、特
開平09−097269には、データの発生場所近くに
配置された複数のデータ収集端末装置を伝送路で中央記
録装置に接続し、各データ収集端末装置が収集したデー
タを中央記録装置が収集する分散型データ収集システム
が開示されている。このシステムにおいては、データ収
集に先立って、各装置の電源制御、伝送路上のアドレス
情報等の初期化および設定、接続確認等の操作を行い、
各データ収集端末装置との結合関係を確立する手順(シ
ステム起動シーケンス)が頻繁に実施され、そのために
用いられる制御信号を伝送する必要がある。
【0003】上記システムにおいて、データ収集端末装
置と中央記録装置との間では、データ収集端末装置に入
力されたデータを、例えば、正、負、零の3値を有する
デジタル情報に変換して、送受信を行っている。送受信
装置としては、伝送路が大気空間の場合には、無線機が
使用される。デジタルデータ伝送用の無線機において
は、“1" 、“0" の2値を有するデータを用いてデジ
タル変調により伝送する。従って、データ収集端末装置
と中央記録装置との間で送受信される3値デジタル情報
を無線機で伝送するには、1つのデジタル情報に対して
2ビットの割り当てが必要となる。デジタルデータ伝送
用の無線機の伝送容量は、単位時間当たりの伝送ビット
で表される。即ち、データ信号のパルス幅をT(秒)と
すると、必要な伝送容量は、2×1/T(ビット/秒)
となる。この伝送容量を確保するためには、伝送路の周
波数帯域は、ナイキストの定理により、2×1/T(H
z)以上必要となる。しかしながら、上記システムの無
線伝送路においては、伝送周波数帯域幅が小さく、か
つ、伝送遅延が小さいことが要求される。
【0004】一方、制御信号については、システム起動
シーケンスにおいて用いるものであるため、ある程度の
伝送遅延は許容されるが、高い信頼性が要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、伝送すべきデ
ジタル信号の冗長性に着目して、データを圧縮して送信
し、受信後に復元する方式が採用されているが、この方
式によれば、圧縮・復元のためのデータ信号処理時間が
大きくなってしまう。一般のデータ伝送においては伝送
遅延はあまり問題とならないのでデータ圧縮が多用され
ているが、上記システムにおいては、伝送遅延をデータ
信号の数パルス分程度に収めなければならいため、デー
タ圧縮の採用は困難である。
【0006】一方、デジタルデータ伝送用の無線機にお
いては、限られた周波数帯域の中で伝送容量を大きくす
るために、QAMやQPSK等の4値直交変調方式が採
用されることが多い。直交変調によれば、同一の伝送路
において2系統の信号を同時に伝送できるので、伝送路
における伝送容量が2倍となる。言い換えれば、所要の
周波数帯域幅を半分にできる。上記システムにおいて直
交変調を採用した場合には、必要な周波数帯域は、1/
T(Hz)で良いこととなる。しかしながら、必要な周
波数帯域をさらに低減させることが望まれる。
【0007】そこで、本発明の第1の目的は、上記の点
に鑑み、伝送周波数帯域幅が小さく高能率データ伝送を
可能としたデジタルデータ伝送システムを提供すること
である。
【0008】また、制御信号とデータ信号を時分割に伝
送する場合において、伝送された信号が制御信号である
かデータ信号であるかの判定を短い時間で行えば、制御
信号の信頼性が低下する。逆に、かかる判定に時間をか
けたのでは、データ信号の伝送遅延が大きくなる。
【0009】そこで、本発明の第2の目的は、制御信号
とデータ信号を時分割に伝送する場合において、制御信
号の信頼性を高く維持しつつ、データ信号の伝送遅延を
小さくしたデジタルデータ伝送システムを提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明に係るデジタルデータ伝送システムは、送信
装置と受信装置とを含み、前記送信装置は、比較的長い
パルス幅を有する制御信号と比較的短いパルス幅を有す
るデータ信号とを時分割に入力して前記制御信号と前記
データ信号の各々に含まれる正パルスの発生に対応して
値が変化する第1のバイナリ信号及び前記制御信号と前
記データ信号の各々に含まれる負パルスの発生に対応し
て値が変化する第2のバイナリ信号を生成する信号変換
手段と、前記第1及び第2のバイナリ信号に基づいて直
交変調を行う直交変調手段と、前記直交変調手段の出力
信号に基づいて伝送信号を送出する送信手段とを具備
し、前記受信装置は、前記送信手段から送出された伝送
信号を受信する受信手段と、前記伝送信号を直交復調し
て前記第1及び第2のバイナリ信号を復元する直交復調
手段と、前記直交復調手段から出力された前記第1及び
第2のバイナリ信号の値の変化点を検出する変化点検出
手段と、前記変化点検出手段の出力信号の周期に基づい
て、現在受信している信号が前記制御信号に相当するか
否かを判定する比較判定手段と、現在受信している信号
が前記制御信号に相当すると判定された場合に前記比較
判定手段の出力信号に基づいて前記制御信号を第1の所
定時間の遅延を伴って復元する制御信号復元手段と、前
記変化点検出手段の出力信号に基づいて、現在受信して
いる信号における前記データ信号に相当する部分の開始
と終了を検出するデータ信号検出手段と前記データ信号
に相当する部分の開始が検出されてから終了が検出され
るまで、前記変化点検出手段の出力信号に基づいて、前
記データ信号を第2の所定時間の遅延を伴って復元する
データ信号復元手段とを具備する。
【0011】本発明に係るデジタルデータ伝送システム
によれば、QAMやQPSK等の4値直交変調方式を使
用した従来技術と比較しても、伝送周波数帯域幅をさら
に半分以下にすることができる。
【0012】さらに、制御信号の信頼性を高く維持しつ
つ、データ信号の伝送遅延を小さくすることができる。
【0013】尚、制御信号とデータ信号は、ダイコード
符号であってもNRZ符号であってもかまわない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0015】図1は、本発明に係るデジタルデータ伝送
システムの全体構成を示すブロック図である。図1にお
いて、送信装置1と受信装置3は、上記の中央記録装置
やデータ収集端末装置に含まれるものであり、例えば、
データ収集端末装置に含まれる送信装置1は、制御信号
及びデータ収集端末装置が収集したデータ信号を入力信
号として入力し、伝送路2を介して、中央記録装置に含
まれる受信装置3に伝送する。
【0016】送信装置1に入力された入力信号は、最適
の形式に信号変換されて、伝送路2に送出される。ここ
での信号変換は、信号処理遅延が最小で、かつ、伝送路
での所要周波数帯域幅が最小になるように行われる。伝
送路2を経た信号は受信装置3で受信され、もとの入力
信号と同一の形式に復元されて、出力信号として出力さ
れる。
【0017】図2は、入力信号のタイムチャートであ
る。入力信号は、最初は無信号状態であり、次に冗長度
の高い長いパルス幅と周期を有する制御信号が続く。制
御信号の後には、所定期間(例えば60μs以上)の無
信号状態が続き、次にデータ信号が続く。
【0018】図3は、入力信号の波形を示している。本
実施の形態においては、入力信号として、正と負のパル
スを有するダイコードパルスを使用している。ダイコー
ドパルスのパルス幅Tは、少なくともパルスの周期T’
以下に設定される。尚、パルス幅Tがパルスの周期T’
と等しい場合には、NRZ信号と等価になる。
【0019】制御信号の波形は、図3の(A)、
(B)、(C)の3種類の組合せがある。ここでは、パ
ルス幅を2μs、周期を32μsとしている。このよう
に冗長度の高い長いパルス幅と周期を有する波形を採用
しているのは、伝送路における雑音や歪みによる影響を
避けるためである。この制御信号は、本データ伝送シス
テムを使用する上位システムの電源の接続や切断、条件
設定等の制御に用いられる。
【0020】データ信号の波形は、図3の(D)に示さ
れる。ここでは、パルス幅を146ns、周期を244
nsのN倍(N=1〜10の整数)としている。データ
信号は、本データ伝送システムを使用する上位システム
における定常データ伝送の中心となるもので、最小の遅
延で高品位の伝送を行う必要がある。
【0021】図4及び図5は、送信装置の構成例を示す
ブロック図である。
【0022】図4において、入力信号は、レベル比較回
路等で実現される正負パルス分離手段4により、正パル
スと負パルスとに分離される。分離された正パルスは正
パルス信号変換手段5に入力され、分離された負パルス
は負パルス信号変換手段6に入力されて、各々のパルス
の入力ごとに“1" 、“0" の状態が反転するバイナリ
信号に変換され、それぞれ信号X及びYとして出力され
る。この変換は、フリップフロップ回路により実現でき
るが、プロセッサを用いたデジタル演算でも実現でき
る。制御信号とデータ信号との区別なく、この信号変換
が同様に行われる。
【0023】図5において、信号X及びYは、直交変調
手段7に入力され、QAMやQPSK等の直交変調が行
われる。直交変調によれば、1系統のデジタル信号の伝
送に必要な周波数帯域を用いて、独立した2系統のデジ
タル信号を同時に伝送することが可能となる。
【0024】即ち、本実施の形態においては、入力信号
として図3に示すような正と負のパルスを有するダイコ
ードパルスを使用する場合に、正と負のパルスのそれぞ
れを直交変調の2系統の入力に割り当てている。一般
に、パルス幅がT(秒)のダイコードパルスを伝送する
には、直交変調を用いても1/T(Hz)の周波数帯域
幅が必要である。しかし、本実施の形態によれば、ダイ
コードパルスを正と負に分離し、これらのパルスの位置
をそれぞれ信号X及びYの“1" 、“0" の変化点に対
応させているので、信号X、Yのパルス幅は元のダイコ
ードパルスのパルス周期T’の少なくとも2倍に伸張さ
れており、伝送周波数帯域幅は少なくとも1/Tの半分
で済む。また、図1に示す送信装置1における入力信号
の処理時間は、ほぼ零である。
【0025】図6及び図7は、受信装置の構成例を示す
ブロック図である。
【0026】図6において、伝送路からの受信信号は受
信手段9で増幅され、直交復調手段10により復調され
て、図5に示す直交変調手段7に入力された信号X、Y
と同一の信号に復元される。
【0027】図7において、信号X及びYは、それぞれ
変化点検出手段31、32に入力され、信号X及びYの
“1" 、“0" の変化点に対応した正と負のパルスにそ
れぞれ変換される。変化点検出手段31から出力された
正のパルスは、周期比較判定手段11、データ信号パル
ス生成手段13、信号の始まり・終了検出手段21の各
々に入力される。また、変化点検出手段32から出力さ
れた負のパルスは、周期比較判定手段17、データ信号
パルス生成手段19、信号の始まり・終了検出手段21
の各々に入力される。
【0028】周期比較判定手段11、17は、入力され
た信号が制御信号であるかデータ信号であるかを判定す
る機能を有し、この判定はパルスの周期を比較して行わ
れる。制御信号は、データ信号に比較して冗長度の高い
長い周期のパルスなので、周期の判定で十分区別でき
る。この判定の結果、制御信号に含まれる正及び負のパ
ルスのみが抽出される。周期の判定には、少なくとも周
期時間と同一の遅延時間を生ずるが、制御信号にとって
は、この程度の遅延は問題とならない。周期比較判定手
段11、17で制御信号と判定されたパルスは制御信号
パルス生成手段12、18に送られ、制御信号パルス生
成手段12、18は、これをトリガとして、制御信号と
して規定されている極性及びパルス幅を有する正及び負
のパルスをそれぞれ生成する。これらの正及び負のパル
スは、加算手段22で加算され、受信装置から出力され
る。その波形は、送信装置の入力信号の波形と同一とな
り、伝送路を介したデータ伝送の後で元の波形が復元さ
れる。
【0029】データ信号パルス生成手段13、19は、
変化点検出手段31、32から入力した正及び負のパル
スをそれぞれトリガとして、データ信号として規定され
ている極性及びパルス幅を有する正及び負のパルスをそ
れぞれ生成する。これらの正及び負のパルスは、遅延手
段14、20に入力され、所定の時間遅延されて、接続
手段15に入力される。ここでの遅延時間は、受信して
いる信号がデータ信号であるか否かを判定するために必
要な最小の時間でよい。
【0030】本実施の形態においては、データ信号はフ
レーム構造で構成され、フレームの先頭は所定のビット
列、例えば“110" で始まる構造となっている。フレ
ーム構造の例としては、1フレームが10ビットで構成
され、この10ビット中に“1" 及び“0" の各々が必
ず1個以上含まれるようにして制御信号との混同を避け
ている。また、データ信号の始まる以前は、制御信号の
パルス周期より十分長い無信号状態が続くように構成さ
れている。そこで、変化点検出手段31、32の出力を
信号の始まり・終了検出手段21に入力し、フレームの
先頭ビット列“110" が検出されたらデータ信号であ
ると判定し、接続手段15を制御することにより、遅延
手段14、20の出力を加算手段22に入力するように
する。ここで、データ信号の先頭検出時間は、フレーム
の先頭ビット列“110" の検出に必要な約2ビット分
の時間(約488ns)で足りるので、データ処理にお
ける遅延時間を極めて小さくできる。一方、データ信号
の終了検出は、信号の変化周期が所定の長さよりも大き
くなったことを判定して容易に実現できる。
【0031】以上の手段により、データ信号が検出され
た時間内だけ、遅延手段14、20の出力を加算手段2
2に入力し、合成されたパルスを受信装置から出力する
ことができる。その波形は、送信装置の入力信号の波形
と同一となり、伝送路を介したデータ伝送の後で元の波
形が復元される。
【0032】次に、図8及び図9を参照して、受信装置
における信号処理を詳しく説明する。
【0033】図8は、制御信号の処理を説明するための
タイムチャートである。図8において、(1)は送信装
置の入力における制御信号の波形を示し、(2)及び
(3)は、図5に示す送信装置の直交変調手段7の入力
信号X及びYの波形を示すとともに、図6に示す受信装
置の直交復調手段10の出力信号X及びYの波形を示し
ている。(4)及び(5)は、図7に示す受信装置の周
期比較判定手段11における、信号Xについての周期比
較判定動作の一例を示すもので、信号Xの立ち上がり及
び立ち下がりにおいて鋭いパルスを生成し、パルス入力
で積分を開始する積分回路を用いて周期を判定してい
る。一方、パルスとパルスとの時間間隔をデジタル計測
して周期を判定することもできる。この判定の信頼性を
高めるためには、制御信号のパルス周期と同程度の長い
期間に渡って判定することが有利であり、例えばパルス
の周期と同じ32μsで行うようにしても良い。その結
果として、(6)及び(7)に示すように、信号Xの立
ち上がり及び立ち下がりに対応するパルスは、周期の判
定に必要な時間(32μs)だけ遅延を受ける。
【0034】(8)〜(11)は、図7に示す受信装置
の周期比較判定手段17における、信号Yについての周
期比較判定動作の一例を同様に示すものである。
【0035】これらのパルスは、図7に示す受信装置の
加算手段22において合成されて、(12)に示すよう
な復元された制御信号が受信装置から出力される。
【0036】図9は、データ信号の処理を説明するため
のタイムチャートである。図9において、(1)は送信
装置の入力におけるデータ信号の波形を示し、(2)及
び(3)は、図5に示す送信装置の直交変調手段7の入
力信号X及びYの波形を示すとともに、図6に示す受信
装置の直交復調手段10の出力信号X及びYの波形を示
している。
【0037】(4)〜(9)は、図7に示す受信装置の
信号の始まり・終了検出手段におけるデータ信号の始ま
り検出の一例を示すものであり、信号X及びYのそれぞ
れの立ち上がり及び立ち下がりにおいて鋭いパルスを生
成し、2周期分をわずかに越える期間(例えば約488
ns)におけるパルスの有無を検出することにより元の
データが“110" であるか否かを判定している。図9
においては、(5)に示す連続する2つの“1" と、そ
れに続く(8)に示す“0" とにより、データ信号の始
まりが検出される。その結果として、(6)及び(9)
に示すように、信号X及びYのそれぞれの立ち上がり及
び立ち下がりに対応するパルスは、この検出に必要な時
間(約488ns)だけ遅延を受ける。
【0038】これらのパルスは図7に示す受信装置の加
算手段22において加算されて、(10)に示すような
復元されたデータ信号が受信装置から出力される。
【0039】一方、制御信号又はデータ信号の終了は、
無信号部分(例えば60ns以上)で判定する。
【0040】尚、本実施の形態においては、入力信号と
して、正及び負のパルスを有するダイコードパルスを用
いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
入力信号としてNRZ信号を用いてもかまわない。
【0041】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、冗長
度の高い長いパルス幅及び周期を有する制御信号と、該
制御信号より冗長度の低い短いパルス幅及び周期を有す
るデータ信号とを伝送するに際し、従来の方法で必要と
された伝送帯域を少なくとも半分にすることができ、か
つ、データ信号については短い遅延時間で、制御信号に
ついては高い信頼性をもって、これら2つの信号を判別
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルデータ伝送システムの全
体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデジタルデータ伝送システムで伝
送する信号のタイムチャートである。
【図3】本発明に係るデジタルデータ伝送システムで伝
送する制御信号とデータ信号の波形を示すタイムチャー
トである。
【図4】本発明に係るデジタルデータ伝送システムの一
実施例で使用する送信装置の前段部分を示すブロック図
である。
【図5】本発明に係るデジタルデータ伝送システムの一
実施例で使用する送信装置の後段部分を示すブロック図
である。
【図6】本発明に係るデジタルデータ伝送システムの一
実施例で使用する受信装置の前段部分を示すブロック図
である。
【図7】本発明に係るデジタルデータ伝送システムの一
実施例で使用する受信装置の後段部分を示すブロック図
である。
【図8】本発明に係るデジタルデータ伝送システムの一
実施例における制御信号の処理を説明するためのタイム
チャートである。
【図9】本発明に係るデジタルデータ伝送システムの一
実施例におけるデータ信号の処理を説明するためのタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1 送信装置 2 伝送路 3 受信装置 4 正負パルス分離手段 5 正パルス信号変換手段 6 負パルス信号変換手段 7 直交変調手段 8 送信手段 9 受信手段 10 直交復調手段 11、17 周期比較判定手段 12、18 制御信号パルス生成手段 13、19 データ信号パルス生成手段 14、20 遅延手段 15 接続手段 21 信号の始まり・終了検出手段 22 加算手段 31、32 変化点検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信装置と受信装置とを含むデジタルデ
    ータ伝送システムであって、 前記送信装置は、 比較的長いパルス幅を有する制御信号と、比較的短いパ
    ルス幅を有するデータ信号とを時分割に入力し、前記制
    御信号と前記データ信号の各々に含まれる正パルスの発
    生に対応して値が変化する第1のバイナリ信号と、前記
    制御信号と前記データ信号の各々に含まれる負パルスの
    発生に対応して値が変化する第2のバイナリ信号とを生
    成する信号変換手段と、 前記第1及び第2のバイナリ信号に基づいて直交変調を
    行う直交変調手段と、 前記直交変調手段の出力信号に基づいて伝送信号を送出
    する送信手段と、を具備し、 前記受信装置は、 前記送信手段から送出された伝送信号を受信する受信手
    段と、 前記伝送信号を直交復調して前記第1及び第2のバイナ
    リ信号を復元する直交復調手段と、 前記直交復調手段から出力された前記第1及び第2のバ
    イナリ信号の値の変化点を検出する変化点検出手段と、 前記変化点検出手段の出力信号の周期に基づいて、現在
    受信している信号が前記制御信号に相当するか否かを判
    定する比較判定手段と、 現在受信している信号が前記制御信号に相当すると判定
    された場合に、前記比較判定手段の出力信号に基づい
    て、前記制御信号を第1の所定時間の遅延を伴って復元
    する制御信号復元手段と、 前記変化点検出手段の出力信号に基づいて、現在受信し
    ている信号における前記データ信号に相当する部分の開
    始と終了を検出するデータ信号検出手段と、 前記データ信号に相当する部分の開始が検出されてから
    終了が検出されるまで、前記変化点検出手段の出力信号
    に基づいて、前記データ信号を第2の所定時間の遅延を
    伴って復元するデータ信号復元手段と、 を具備する、前記デジタルデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタルデータ伝送シ
    ステムであって、 前記送信装置の前記信号変換手段は、前記制御信号と前
    記データ信号とをダイコード符号として入力する、前記
    デジタルデータ伝送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のデジタルデータ伝送シ
    ステムであって、 前記送信装置の前記信号変換手段は、前記制御信号と前
    記データ信号とをNRZ符号として入力する、前記デジ
    タルデータ伝送システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のデジタルデータ伝送シ
    ステムであって、 前記送信装置の前記信号変換手段は、前記制御信号と前
    記データ信号との内の一方をダイコード符号として入力
    し、他方をNRZ符号として入力する、前記デジタルデ
    ータ伝送システム。
JP15432298A 1998-06-03 1998-06-03 デジタルデータ伝送システム Withdrawn JPH11355366A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15432298A JPH11355366A (ja) 1998-06-03 1998-06-03 デジタルデータ伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15432298A JPH11355366A (ja) 1998-06-03 1998-06-03 デジタルデータ伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11355366A true JPH11355366A (ja) 1999-12-24

Family

ID=15581613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15432298A Withdrawn JPH11355366A (ja) 1998-06-03 1998-06-03 デジタルデータ伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11355366A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1983001134A1 (en) Multiple source clock encoded communications error detection circuit
JPH09205466A (ja) シンボル判定装置
US5347542A (en) Demodulation selection for a communication signal
AU614711B2 (en) Signal communication capable of avoiding an audible reproduction of a sequency of information signals
JPH11355366A (ja) デジタルデータ伝送システム
US20050025226A1 (en) Data transmission apparatus and data transmission system
JPH09181687A (ja) バーストディジタル光受信器
US5872772A (en) Source position detecting method and communications system, communications equipment and relay suitable for executing the detecting method
JP2848229B2 (ja) 受信回路
JP3301462B2 (ja) 変調多値数情報伝送方法
JP2640909B2 (ja) デジタル情報伝送路の異常検出方式
JP3392516B2 (ja) データ通信方法及び装置
JPH09172391A (ja) スペクトラム拡散通信方式
JP3252681B2 (ja) ディジタルデータ出力装置
JPH11298467A (ja) フレーム同期方式
JP3041333B2 (ja) データ通信システム
JP3656554B2 (ja) 伝送検出装置
JP3132469B2 (ja) 光並列伝送方式
JP4918882B2 (ja) デジタル変調信号のシンボル判定装置及びシンボル判定方法ならびにプログラム
JPS60214135A (ja) 予備回線監視回路
JPH0748678B2 (ja) 等化器
JPH11266191A (ja) 伝送方法および伝送装置
EP1732280A1 (en) Network system
JPH09102804A (ja) Fskモデムにおける自動速度検出装置及び自動速度検出装置を備えたfskモデム
JPH0326083A (ja) 受信クロック再生方式

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906