JPH11355169A - キャリアセンス回路および該回路を具備したetc端末又はetcシステム並びにキャリアセンス制御方法 - Google Patents

キャリアセンス回路および該回路を具備したetc端末又はetcシステム並びにキャリアセンス制御方法

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JPH11355169A
JPH11355169A JP10179689A JP17968998A JPH11355169A JP H11355169 A JPH11355169 A JP H11355169A JP 10179689 A JP10179689 A JP 10179689A JP 17968998 A JP17968998 A JP 17968998A JP H11355169 A JPH11355169 A JP H11355169A
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band
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signal
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JP10179689A
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Inventor
Makoto Takemoto
竹本  誠
Kazuhiro Kato
和広 加藤
Akito Ogawa
昭人 小川
Hidehiko Matsumoto
秀彦 松本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信する周波数が予め分かっていなくても回
路構成を複雑にすることなく、安価な部品で構成を可能
とするキャリアセンス回路を得る。 【解決手段】 周波数変換手段1は、受信周波数信号を
中間周波数信号に変換する。局部発振器2は、周波数変
換手段1へ局発信号を供給する。バンドパスフィルタ3
は、周波数変換手段1から出力された中間周波数信号を
帯域制限し、このフィルタ出力信号を復調器4が復調
し、電界強度検出手段5が電界レベルを検出する。電圧
比較器6は、電界強度検出手段5の出力と所定の電圧と
を比較する。制御手段7は、復調器4の出力および電圧
比較器6の出力から、局部発振器2の発振周波数および
復調器4の動作を制御する。これにより、受信周波数の
固定化されないキャリアセンス回路が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリアセンス回
路および該回路を具備したETC端末又はETCシステ
ム並びにキャリアセンス制御方法に関し、特に、有料道
路自動料金収受システム等の狭域通信における移動局の
無線装置(ETC端末)に適用される、キャリアセンス
回路および該回路を具備したETC端末又はETCシス
テム並びにキャリアセンス制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャリアセンス回路は、図5に示
す回路にて構成される。図5において、本従来例のキャ
リアセンス回路は、受信周波数信号40を中間周波数信
号41に変換する周波数変換手段31、周波数換手段3
1へ局発信号42を供給する局部発振器32、周波数変
換手段31から出力された中間周波数信号41を帯域制
限するバンドパスフィルタ33、バンドパスフィルタ3
3の出力信号43を復調する復調器34、バンドパスフ
ィルタ33の出力信号43の電界レベルを検出する電界
強度検出手段35、電界強度検出手段35の出力信号4
5と所定の電圧を比較する電圧比較器36、電圧比較器
36の出力信号46から周波数変換手段31と局部発振
器32と復調器34の動作を制御する制御手段37を有
して構成される。
【0003】次に、図5のキャリアセンス回路の動作例
について説明する。受信周波数信号40は、不図示の高
周波増幅器により増幅された信号であり、その出力を電
界強度検出手段35へ入力する。電界強度検出手段35
は、例えばダイオード検波器等で構成され、バンドパス
フィルタ33の出力信号43をその電界レベルに応じて
直流電圧に変換する。電圧比較器36は、電界強度検出
手段35の出力信号45が所定の電圧よりも低い場合に
はローレベルを、高い場合にはハイレベルを出力する。
制御手段37は、電圧比較器36の出力信号46がハイ
レベルの場合には、当該移動局が通信エリア内にあるも
のと判断し、電源制御信号47によって周波数変換手段
31と局部発振器32と復調器34をスリープモードか
ら解除する。
【0004】本従来技術は、上述のように、キャリアセ
ンス回路を有料道路自動料金収受システムに適用したも
のであり、無線通信により有料道路等の料金収受処理を
行なうシステムである。本システムの無線通信には、有
料道路等の路側に設置された路側無線装置が構成する狭
域の通信領域内での、走行中の移動局と路側無線装置と
の間で、例えば5.8GHz帯の電波を用いている。ま
た、無線周波数には、路側無線装置から移動局へのダウ
ンリンクが2チャンネル、移動局から路側無線装置への
アップリンクが2チャンネル割り当てられている。
【0005】この構成において、移動局が受信エリア外
を走行中、次に受信するダウンリンク周波数がどちらの
周波数であるかは予め分かっていない。従って、移動局
がキャリアセンスを行なう時、5.8GHz帯での直接
検波方式が考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記制
御のキャリアセンス回路では、高周波帯を直接検波する
ことから、検波器に高価な部品を用いなければならな
い。さらに、検波動作に必要な利得を確保するために検
波器の前段にアンプを付加するため、回路構成が複雑に
なるなどの問題点を有している。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
のであり、受信する周波数が予め分かっていなくても回
路構成を複雑にすることなく、安価な部品で構成を可能
とするキャリアセンス回路を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、以下の構成を採る。
【0009】本発明のキャリアセンス回路は、受信周波
数信号を中間周波数信号に変換し帯域制限し復調すると
伴に電界レベルを検出し、この電界レベルと所定の電圧
とを比較し、復調器の出力および電圧比較器の出力から
局部発振器の発振周波数および復調器の動作を制御す
る。よって本構成により、受信周波数の固定化されない
キャリアセンス回路が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1記載のキャリアセンス回
路に関する発明は、受信周波数信号を中間周波数信号に
変換する周波数変換手段と、周波数変換手段へ局発信号
を供給するための局部発振器と、周波数変換手段から出
力された中間周波数信号を帯域制限するバンドパスフィ
ルタと、バンドパスフィルタから出力されたフィルタ出
力信号を復調する復調器と、バンドパスフィルタから出
力されたフィルタ出力信号の電界レベルを検出する電界
強度検出手段と、電界強度検出手段の出力と所定の電圧
とを比較する電圧比較器と、復調器の出力および電圧比
較器の出力から局部発振器の発振周波数および復調器の
動作を制御する制御手段と、を有する構成を採る。
【0011】この構成により、受信周波数信号を中間周
波数信号に変換し帯域制限し復調すると伴に、電界レベ
ルを検出し所定の電圧と比較し、復調器の出力および電
圧比較器の出力から局部発振器の発振周波数および復調
器の動作を制御する。これにより、受信周波数の固定化
されないキャリアセンス回路が得られる。
【0012】請求項2記載の発明では、受信待ち受け時
の上記局部発振器の発振周波数は、受信する第1のチャ
ンネルの周波数変換を施す発振周波数と第2のチャンネ
ルの周波数変換を施す発振周波数との間の、任意の1つ
の周波数とする構成を採る。本構成により、受信する周
波数が予め分かっていなくても、回路構成を複雑にする
ことなく、特殊な部品を用いることなく安価な部品でキ
ャリアセンス回路を得ることができる。
【0013】請求項3記載の発明では、上記のバンドパ
スフィルタの通過帯域幅は、受信する第1のチャンネル
と第2のチャンネルの周波数間隔と、同一または広い帯
域幅とした構成を採る。本構成により、受信する周波数
が予め分かっていなくても、回路構成を複雑にすること
なく、特殊な部品を用いることなく安価な部品でキャリ
アセンス回路を得ることができる。
【0014】請求項4記載の発明では、上記の制御手段
は、電圧比較器の出力信号により受信電界レベルが所定
のレベルよりも大きい場合には、局部発振器の発振周波
数を受信する第1のチャンネルの周波数変換を施す発振
周波数、または第2のチャンネルの周波数変換を施す発
振周波数に切り替える構成を採る。本構成により、受信
する周波数が予め分かっていなくても、回路構成を複雑
にすることなく、特殊な部品を用いることなく安価な部
品でキャリアセンス回路を得ることができる。
【0015】請求項5記載の発明では、上記の制御手段
は、電圧比較器の出力信号により受信電界レベルが所定
のレベルよりも大きい場合には、復調器の電源を制御し
てスリープモードからの解除を行なう構成を採る。本構
成により、受信する周波数が予め分かっていなくても、
回路構成を複雑にすることなく、特殊な部品を用いるこ
となく安価な部品でキャリアセンス回路を得ることがで
きる。
【0016】請求項6記載の発明では、上記の制御手段
は、復調器の復調出力信号により、局部発振器の発振周
波数を受信する第1のチャンネルの周波数変換を施す発
信周波数、または第2のチャンネルの周波数変換を施す
発振周波数に切り替える構成を採る。本構成により、受
信する周波数が予め分かっていなくても、回路構成を複
雑にすることなく、特殊な部品を用いることなく安価な
部品でキャリアセンス回路を得ることができる。
【0017】請求項7記載の発明では、上記の局部発振
器は、VCO、周波数シンセサイザ、ローパスフィルタ
からなる構成を採る。本構成により、受信する周波数が
予め分かっていなくても、回路構成を複雑にすることな
く、特殊な部品を用いることなく安価な部品でキャリア
センス回路を得ることができる。
【0018】請求項8記載の発明では、上記の局部発振
器は、発振周波数が互いに異なる3つ以上の発振回路
と、その動作を制御するスイッチからなる構成を採る。
本構成により、受信する周波数が予め分かっていなくて
も、回路構成を複雑にすることなく、特殊な部品を用い
ることなく安価な部品でキャリアセンス回路を得ること
ができる。
【0019】請求項9記載のキャリアセンス制御方法に
関する発明は、受信周波数信号を中間周波数信号に変換
する周波数変換工程と、周波数変換工程へ局発信号を供
給する局部発振工程と、周波数変換工程から出力された
中間周波数信号を帯域制限するバンドパスフィルタ工程
と、バンドパスフィルタ工程から出力されたフィルタ出
力信号を復調する復調工程と、バンドパスフィルタ工程
から出力されたフィルタ出力信号の電界レベルを検出す
る電界強度検出工程と、電界強度検出工程の出力と所定
の電圧とを比較する電圧比較工程と、復調工程の出力お
よび電圧比較工程の出力から局部発振工程の発振周波数
および復調工程の動作を制御する制御工程と、を有する
構成を採る。
【0020】この構成により、受信周波数信号を中間周
波数信号に変換し帯域制限し復調すると伴に電界レベル
を検出し、この電界レベルと所定の電圧とを比較し、復
調器の出力および電圧比較器の出力から局部発振器の発
振周波数および復調器の動作を制御することができる。
よって、受信周波数の固定化されないキャリアセンス制
御方法が得られる。
【0021】請求項10記載の発明では、上記の受信待
ち受け時の局部発振工程の発振周波数は、受信する第1
のチャンネルの周波数変換を施す発振周波数と第2のチ
ャンネルの周波数変換を施す発振周波数との間の、任意
の1つの周波数とする構成を採る。本構成により、受信
する周波数が予め分かっていなくても、工程の構成を複
雑にすることなく、特殊な工程を用いることなく簡易な
キャリアセンス制御方法を得ることができる。
【0022】請求項11記載の発明では、上記のバンド
パスフィルタの通過帯域幅は、受信する第1のチャンネ
ルと第2のチャンネルの周波数間隔と、同一または広い
帯域幅とした構成を採る。本構成により、受信する周波
数が予め分かっていなくても、工程の構成を複雑にする
ことなく、特殊な工程を用いることなく簡易なキャリア
センス制御方法を得ることができる。
【0023】請求項12記載のETC端末に関する発明
は、受信周波数信号を中間周波数信号に変換する周波数
変換手段と、周波数変換手段へ局発信号を供給するため
の局部発振器と、周波数変換手段から出力された中間周
波数信号を帯域制限するバンドパスフィルタと、バンド
パスフィルタから出力されたフィルタ出力信号を復調す
る復調器と、バンドパスフィルタから出力されたフィル
タ出力信号の電界レベルを検出する電界強度検出手段
と、電界強度検出手段の出力と所定の電圧とを比較する
電圧比較器と、復調器の出力および電圧比較器の出力か
ら局部発振器の発振周波数および復調器の動作を制御す
る制御手段とを有して構成されるキャリアセンス回路
を、具備した構成を採る。
【0024】この構成により、受信周波数信号を中間周
波数信号に変換し帯域制限し復調すると伴に電界レベル
を検出し、この電界レベルと所定の電圧とを比較し、復
調器の出力および電圧比較器の出力から局部発振器の発
振周波数および復調器の動作を制御することができる。
よって、受信周波数の固定化されないETC端末が得ら
れる。
【0025】請求項13記載の発明では、上記の受信待
ち受け時の局部発振器の発振周波数は、受信する第1の
チャンネルの周波数変換を施す発振周波数と第2のチャ
ンネルの周波数変換を施す発振周波数との間の、任意の
1つの周波数とする構成を採る。本構成により、受信す
る周波数が予め分かっていなくても、回路構成を複雑に
することなく、特殊な部品を用いることなく安価な回路
構成でETC端末を得ることができる。
【0026】請求項14記載の発明では、上記のバンド
パスフィルタの通過帯域幅は、受信する第1のチャンネ
ルと第2のチャンネルの周波数間隔と、同一または広い
帯域幅とした構成を採る。本構成により、受信する周波
数が予め分かっていなくても、回路構成を複雑にするこ
となく、特殊な部品を用いることなく安価な構成でET
C端末を得ることができる。
【0027】請求項15記載のETCシステムに関する
発明は、受信周波数信号を中間周波数信号に変換する周
波数変換手段と、周波数変換手段へ局発信号を供給する
ための局部発振器と、周波数変換手段から出力された中
間周波数信号を帯域制限するバンドパスフィルタと、バ
ンドパスフィルタから出力されたフィルタ出力信号を復
調する復調器と、バンドパスフィルタから出力されたフ
ィルタ出力信号の電界レベルを検出する電界強度検出手
段と、電界強度検出手段の出力と所定の電圧とを比較す
る電圧比較器と、復調器の出力および電圧比較器の出力
から局部発振器の発振周波数および復調器の動作を制御
する制御手段とを有して構成されるキャリアセンス回路
を、具備した構成を採る。
【0028】この構成により、受信周波数信号を中間周
波数信号に変換し帯域制限し復調すると伴に電界レベル
を検出し、この電界レベルと所定の電圧とを比較し、復
調器の出力および電圧比較器の出力から局部発振器の発
振周波数および復調器の動作を制御することができる。
よって、受信周波数の固定化されないETCシステムが
得られる。
【0029】請求項16記載の発明では、上記の受信待
ち受け時の局部発振器の発振周波数は、受信する第1の
チャンネルの周波数変換を施す発振周波数と第2のチャ
ンネルの周波数変換を施す発振周波数との間の、任意の
1つの周波数とする構成を採る。本構成により、受信す
る周波数が予め分かっていなくても、回路構成を複雑に
することなく、特殊な部品を用いることなく安価な構成
でETCシステムを得ることができる。
【0030】請求項17記載の発明では、上記のバンド
パスフィルタの通過帯域幅は、受信する第1のチャンネ
ルと第2のチャンネルの周波数間隔と、同一または広い
帯域幅とした構成を採る。本構成により、受信する周波
数が予め分かっていなくても、構成を複雑にすることな
く、特殊な回路構成を用いることなく安価な構成でET
Cシステムを得ることができる。
【0031】次に、本発明の実施の形態について、図1
から図4を参照して説明する。図1は本発明の実施の形
態におけるキャリアセンス回路の構成例を示すブロック
図、図2は図1に示す実施の形態において使用するバン
ドパスフィルタの周波数特牲例を示す図、図3は図1に
示す局部発振器の一側を示すブロック図である。さら
に、図4は図1に示す局部発振器の他の側を示すブロッ
ク図である。
【0032】まず、図1を参照して、本発明の実施の形
態におけるキャリアセンス回路の構成について説明す
る。図1において、本実施形態のキャリアセンス回路
は、受信周波数信号10を中間周波数信号11に変換す
る周波数変換手段1、周波数変換手段1へ局発信号12
を供給する局部発振器2、周波数変換手段1から出力さ
れた中間周波数信号11を帯域制限するバンドパスフィ
ルタ3、バンドパスフィルタ3の出力信号13を復調す
る復調器4、バンドパスフィルタ3の出力信号13の電
界レベルを検出する電界強度検出手段5、電界強度検出
手段5の出力信号15と所定の電圧を比較する電圧比較
器6、電圧比較器6の出力信号16と復調器4の出力信
号14とから局部発振器2と復調器4の動作を制御する
制御手段7とを有して構成される。
【0033】次に、同じく図1を参照して、本発明の実
施の形態におけるキャリアセンス回路の動作例について
説明する。受信周波数信号10は、周波数変換手段1に
より中間周波数信号11に周波数変換される。この時、
周波数変換手段1に供給される局発信号12は、局部発
振器2より供給される。受信周波数信号10で第1のチ
ャンネルの周波数をfRF1、第2のチャンネルの周波数
をfRF2(fRF1<fRF2)とし、局発信号12で第1の
チャンネルの周波数変換を施す局発周波数をfLO1、第
2のチャンネルの周波数変換を施す局発周波数をfLO2
とする。局発信号12の周波数が受信周波数信号10の
周波数よりも低い場合には、中間周波数信号11の周波
数をfIFとすると、fRF1−fLO1=fIF、fRF2−fLO2
=fIFとなる。
【0034】ここで、受信する第1のチャンネルと第2
のチャンネルの周波数間隔をBとすると、fRF2−fRF1
=B、fLO2−fLO1=Bとなる。
【0035】局発信号12は、受信待ち受け時にfLO1
とfLO2の間の任意の1つの周波数信号とする。例え
ば、fLO1とfLO2の中間の周波数とした場合には、(f
LO1+fLO2)/2=fLO1+B/2=fLO2−B/2とな
る。この局発信号12により受信周波数10を周波数変
換すると、第1のチャンネルの周波数fRF1に対しては
R F1−(fLO1+B/2)=fIF−B/2の中間周波数
信号11に、第2のチャンネルの周波数fRF2に対して
はfRF2−(fLO2−B/2)=fIF+B/2の中間周波
数信号11になる。バンドパスフィル3は、中間周波数
信号11に含まれる不要波を除去し、その出力信号13
を電界強度検出手段5および復調器4に入力する。
【0036】次に、図2を参照して図1のバンドパスフ
ィルタ3の特性例について説明する。図2は、図1に示
すバンドパスフィルタ3の周波数特性を示す図であり、
周波数変換された3つの中間周波数11をあわせて示し
ている。ここでバンドパスフィルタの通過帯域幅を受信
する第1のチャンネルと第2のチャンネルの周波数間隔
Bと同じか、またはそれよりも広くすると、周波数変換
された3つの中間周波数信号11、すなわちfIF−B/
2、fIF、fIF+B/2を通過させることができる。
【0037】次に、再び図1を参照して、本発明の実施
の形態におけるキャリアセンス回路の動作について説明
する。電界強度検出手段5は、例えばダイオード検波器
等で構成し、バンドパスフィルタ2の出力信号13をそ
の電界レベルに応じて直流電圧に変換する。電圧比較器
6は、電界強度検出手段5の出力信号15が所定の電圧
よりも低い場合にはローレベルを、高い場合にはハイレ
ベルを出力する。制御手段7は、電圧比較器6の出力信
号16がハイレベルの場合には、当該移動局が通信エリ
ア内にあるものと判断し、電源制御信号17によって復
調器4をスリープモードから解除し、周波数制御信号1
8によって局部発振器2の発振周波数をfLO1、または
LO2に切り替える。
【0038】復調器4は、バンドパスフィルタ出力信号
13より復調信号14を出力する。制御手段7は、復調
信号14のユニークワード照合を行い、ユニークワード
が一致した場合には局部発振器2の発振周波数を維持
し、ユニークワードが一致しなかった場合には局部発振
器2の発振周波数をfLO1またはfLO2に切り替え、ユニ
ークワードが一致するまで周波数の切り替えを繰り返
す。
【0039】次に、図3を参照して図1の局部発振器2
の動作について説明する。図3は、図1に示す局部発振
器2の構成を示す図であり、図3において、本実施形態
の局部発振器2aは、VCO301、周波数シンセサイ
ザ302、ローパスフィルタ303を有して構成され
る。周波数制御信号18は、周波数シンセサイザ302
の周波数設定データである。この周波数制御信号18に
より、所望の周波数データを周波数シンセサイザ302
に設定することにより、受信待ち受け時、キャリア検出
時、および周波数選定時において、周波数シンセサイザ
302は局発信号12を出力する。
【0040】以上、本発明の実施の形態における例で
は、受信待ち受け時に局発信号12の周波数をfLO1
LO2の間の任意の1つの周波数とし、バンドパスフィ
ルタ3の通過帯域幅を受信周波数のチャンネル間隔より
も広くすることにより、受信周波数信号10が第1のチ
ャンネルの周波数fRF1と第2のチャンネルの周波数f
RF2の何れであってもキャリア検出が可能となる。
【0041】キャリア検出後は、局発信号12の周波数
をfLO1またはfLO2に設定し、復調器4からの復調信号
14においてユニークワード照合を行う。ユニークワー
ドが一致した場合には局部発振器2aの発振周波数を維
持し、ユニークワードが一致しなかった場合には局部発
振器2aの発振周波数をfLO1またはfLO2に切り替え、
ユニークワードが一致するまで周波数の切り替えを繰り
返す。
【0042】局部発振器2aは、VCO301、周波数
シンセサイザ302、ローパスフィルタ303の各部に
より構成する。周波数制御信号18は、周波数シンセサ
イザ302の周波数設定データであり、受信待ち受け
時、キャリア検出時、および周波数選定時において、所
望の周波数データを周波数シンセサイザ302に設定
し、局発信号12を出力する。
【0043】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図4を参照して説明する。図4は、図1に示す局部
発振器2の他の構成を示す図であり、図4において、本
実施形態の局部発振器2bは、発振回路(1)401、
発振回路(2)402、発振回路(3)403、スイッ
チ(1)404、スイッチ(2)405を有して構成さ
れる。発振回路(1)401の発振周波数はfLO1、発
振回路(2)402の発振周波数はfLO2、発振回路
(3)403の発振周波数はfLO1とfLO2の間の任意の
1つの周波数とし、何れも単一の周波数を出力するもの
とする。スイッチ(1)404は、周波数制御信号18
により発振回路(1)401、発振回路(2)402、
発振回路(3)403の電源を制御し、3つの発振回路
のうち何れか1つを動作させる。スイッチ(2)405
は、周波数制御信号18により、動作している発振回路
を1つ選択して局発信号12を出力する。
【0044】以上、本発明の第2の実施の形態における
例では、局部発振器2bを発振周波数が互いに異なる3
つ以上の発振回路と、その動作を制御するスイッチによ
って構成し、周波数制御信号18によって、受信待ち受
け時、キャリア検出時、および周波数選定時において、
所望の周波数の発振回路を選択して局発信号12を出力
する。
【0045】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、周波数変換手段、電界強度検出手段、電
圧比較器、復調器、制御手段等についても、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、請求項1
記載の発明のキャリアセンス回路によれば、受信待ち受
け時に局発信号の周波数を、受信する第1のチャンネル
の周波数変換を施す発振周波数と、第2のチャンネルの
周波数変換を施す発振周波数の間の任意の1つの周波数
とし、バンドパスフィルタの通過帯域幅を受信周波数の
チャンネル間隔よりも広くする。このことにより、受信
する周波数が予め分かっていなくても回路構成を複雑に
することなく、安価な部品でキャリアセンス回路を得る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるキャリアセンス回
路の構成例を示すブロック図
【図2】バンドパスフィルタの周波数特性例を示す図
【図3】局部発振器の一例を示すブロック図
【図4】局部発振器の他の例を示すブロック図
【図5】従来のキャリアセンス回路の構成例を示すブロ
ック図
【符号の説明】
1 周波数変換手段 2 局部発振器 2 バンドパスフィルタ 4 復調器 5 電界強度検出手段 6 電圧比較器 7 制御手段 10 受信周波数信号 11 中間周波数信号 12 局発信号 13 バンドパスフィルタ出力信号 14 復調信号 15 電界強度検出手段出力信号 16 電圧比較器出力信号 17 電源制御信号 18 周波数制御信号 301 VCO 302 周波数シンセサイザ 303 ローパスフィルタ 401 発振回路(1) 402 発振回路(2) 403 発振回路(3) 404 スイッチ(1) 405 スイッチ(2)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 秀彦 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信周波数信号を中間周波数信号に変換
    する周波数変換手段と、 前記周波数変換手段へ局発信号を供給するための局部発
    振器と、 前記周波数変換手段から出力された中間周波数信号を帯
    域制限するバンドパスフィルタと、 前記バンドパスフィルタから出力されたフィルタ出力信
    号を復調する復調器と、 前記バンドパスフィルタから出力されたフィルタ出力信
    号の電界レベルを検出する電界強度検出手段と、 前記電界強度検出手段の出力と所定の電圧とを比較する
    電圧比較器と、 前記復調器の出力および前記電圧比較器の出力から前記
    局部発振器の発振周波数および前記復調器の動作を制御
    する制御手段と、を有して構成されることを特微とする
    キャリアセンス回路。
  2. 【請求項2】 受信待ち受け時の前記局部発振器の発振
    周波数は、受信する第1のチャンネルの周波数変換を施
    す発振周波数と第2のチャンネルの周波数変換を施す発
    振周波数との間の、任意の1つの周波数であることを特
    微とする請求頂1記載のキャリアセンス回路。
  3. 【請求項3】 前記バンドパスフィルタの通過帯域幅
    は、受信する第1のチャンネルと第2のチャンネルの周
    波数間隔と、同一または広い帯域幅である、ことを特微
    とする請求頂1または2記載のキャリアセンス回路。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記電圧比較器の出力
    信号により受信電界レベルが所定のレベルよりも大きい
    場合には、前記局部発振器の発振周波数を受信する第1
    のチャンネルの周波数変換を施す発振周波数、または第
    2のチャンネルの周波数変換を施す発振周波数に切り替
    えることを特徴とする請求頂1から3の何れかに記載の
    キャリアセンス回路。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記電圧比較器の出力
    信号により受信電界レベルが所定のレベルよりも大きい
    場合には、前記復調器の電源を制御してスリープモード
    からの解除を行なうことを特微とする請求頂1から4の
    何れかに記載のキャリアセンス回路。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記復調器の復調出力
    信号により、前記局部発振器の発振周波数を受信する第
    1のチャンネルの周波数変換を施す発信周波数、または
    第2のチャンネルの周波数変換を施す発振周波数に切り
    替えることを特微とする請求頂1から5の何れかに記載
    のキャリアセンス回路。
  7. 【請求項7】 前記局部発振器は、VCO、周波数シン
    セサイザ、ローパスフィルタからなることを特微とする
    請求頂1から6の何れかに記載のキャリアセンス回路。
  8. 【請求項8】 前記局部発振器は、発振周波数が互いに
    異なる3つ以上の発振回路と、その動作を制御するスイ
    ッチからなることを特微とする請求頂1から6の何れか
    に記載のキャリアセンス回路。
  9. 【請求項9】 受信周波数信号を中間周波数信号に変換
    する周波数変換工程と、 前記周波数変換工程へ局発信号を供給する局部発振工程
    と、 前記周波数変換工程から出力された中間周波数信号を帯
    域制限するバンドパスフィルタ工程と、 前記バンドパスフィルタ工程から出力されたフィルタ出
    力信号を復調する復調工程と、 前記バンドパスフィルタ工程から出力されたフィルタ出
    力信号の電界レベルを検出する電界強度検出工程と、 前記電界強度検出工程の出力と所定の電圧とを比較する
    電圧比較工程と、 前記復調工程の出力および前記電圧比較工程の出力から
    前記局部発振工程の発振周波数および前記復調工程の動
    作を制御する制御工程と、を有して構成されることを特
    微とするキャリアセンス制御方法。
  10. 【請求項10】 受信待ち受け時の前記局部発振工程の
    発振周波数は、受信する第1のチャンネルの周波数変換
    を施す発振周波数と第2のチャンネルの周波数変換を施
    す発振周波数との間の、任意の1つの周波数であること
    を特微とする請求頂9記載のキャリアセンス制御方法。
  11. 【請求項11】 前記バンドパスフィルタの通過帯域幅
    は、受信する第1のチャンネルと第2のチャンネルの周
    波数間隔と、同一または広い帯域幅である、ことを特微
    とする請求頂9または10記載のキャリアセンス制御方
    法。
  12. 【請求項12】 受信周波数信号を中間周波数信号に変
    換する周波数変換手段と、 前記周波数変換手段へ局発信号を供給するための局部発
    振器と、 前記周波数変換手段から出力された中間周波数信号を帯
    域制限するバンドパスフィルタと、 前記バンドパスフィルタから出力されたフィルタ出力信
    号を復調する復調器と、 前記バンドパスフィルタから出力されたフィルタ出力信
    号の電界レベルを検出する電界強度検出手段と、 前記電界強度検出手段の出力と所定の電圧とを比較する
    電圧比較器と、 前記復調器の出力および前記電圧比較器の出力から前記
    局部発振器の発振周波数および前記復調器の動作を制御
    する制御手段とを有して構成されるキャリアセンス回路
    を、具備したことを特微とするETC端末。
  13. 【請求項13】 受信待ち受け時の前記局部発振器の発
    振周波数は、受信する第1のチャンネルの周波数変換を
    施す発振周波数と第2のチャンネルの周波数変換を施す
    発振周波数との間の、任意の1つの周波数であることを
    特微とする請求頂12記載のETC端末。
  14. 【請求項14】 前記バンドパスフィルタの通過帯域幅
    は、受信する第1のチャンネルと第2のチャンネルの周
    波数間隔と、同一または広い帯域幅である、ことを特微
    とする請求頂12または13記載のETC端末。
  15. 【請求項15】 受信周波数信号を中間周波数信号に変
    換する周波数変換手段と、 前記周波数変換手段へ局発信号を供給するための局部発
    振器と、 前記周波数変換手段から出力された中間周波数信号を帯
    域制限するバンドパスフィルタと、 前記バンドパスフィルタから出力されたフィルタ出力信
    号を復調する復調器と、 前記バンドパスフィルタから出力されたフィルタ出力信
    号の電界レベルを検出する電界強度検出手段と、 前記電界強度検出手段の出力と所定の電圧とを比較する
    電圧比較器と、 前記復調器の出力および前記電圧比較器の出力から前記
    局部発振器の発振周波数および前記復調器の動作を制御
    する制御手段とを有して構成されるキャリアセンス回路
    を、具備したことを特微とするETCシステム。
  16. 【請求項16】 受信待ち受け時の前記局部発振器の発
    振周波数は、受信する第1のチャンネルの周波数変換を
    施す発振周波数と第2のチャンネルの周波数変換を施す
    発振周波数との間の、任意の1つの周波数であることを
    特微とする請求頂15記載のETCシステム。
  17. 【請求項17】 前記バンドパスフィルタの通過帯域幅
    は、受信する第1のチャンネルと第2のチャンネルの周
    波数間隔と、同一または広い帯域幅である、ことを特微
    とする請求頂15または16記載のETCシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003103168A1 (ja) * 2002-05-27 2003-12-11 日本電気株式会社 キャリアセンス多重接続方式の受信機とその干渉抑圧方法

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WO2003103168A1 (ja) * 2002-05-27 2003-12-11 日本電気株式会社 キャリアセンス多重接続方式の受信機とその干渉抑圧方法
US8761704B2 (en) 2002-05-27 2014-06-24 Nec Corporation Receiver of carrier sense multiplexing connection method and interference suppressing method thereof

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