JPH1135476A - ノウゼンカズラ科植物の有機抽出物を含有する抗c型肝炎ウイルス剤及びプロテアーゼns3の特異的阻害剤 - Google Patents

ノウゼンカズラ科植物の有機抽出物を含有する抗c型肝炎ウイルス剤及びプロテアーゼns3の特異的阻害剤

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JPH1135476A
JPH1135476A JP9208676A JP20867697A JPH1135476A JP H1135476 A JPH1135476 A JP H1135476A JP 9208676 A JP9208676 A JP 9208676A JP 20867697 A JP20867697 A JP 20867697A JP H1135476 A JPH1135476 A JP H1135476A
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JP
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protease
organic solvent
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antihepatitis
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JP9208676A
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English (en)
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Kazuyoshi Suzuki
一好 鈴木
Tadashi Mizuta
正 水田
Takaaki Kondo
隆明 近藤
Masashi Yamada
昌司 山田
Hiroshi Nozaki
浩 野崎
Kenji Shudo
健治 周藤
Tomoyuki Yokota
智之 横田
Kunitada Shimotoono
邦忠 下遠野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOYAKU GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
SOYAKU GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作用機序が明確であり、安定した薬効を発揮
する抗C型肝炎ウイルス剤及びC型肝炎ウイルスプロテ
アーゼNS3の特異的阻害剤を提供する。 【解決手段】 抗C型肝炎ウイルス剤及びC型肝炎ウイ
ルスプロテアーゼNS3の特異的阻害剤は、ノウゼンカ
ズラ科(Bignoniaceas)に属する植物の有
機溶媒抽出物を有効成分として含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノウゼンカズラ科(B
ignoniaceas)に属する植物の有機溶媒抽出
物を有効成分として含有する抗C型肝炎ウイルス剤、及
びC型肝炎ウイルスプロテアーゼNS3の特異的阻害剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】C型肝炎ウイルス(Hepatitis
C Virus;以下HCVとも称する)に対して有
効性を有する物質の研究は近年盛んに行われており、現
在までに、2’,3’−ジデオキシ−5−トリフルオロ
メチルウリジン類(特開平5−148261号公報)、
インドール誘導体(特開平7−504673号、及び特
開平7−504674号各公報)、チアジアゾール誘導
体(特開平7−188017号公報)などの有機物質、
あるいはアンチセンスヌクレオチド類(特開平6−50
8026号、特開平6−296492号、特開平8−5
06479号各公報)、IRES(Internal
Ribosome Entry Site)結合物質
(特開平7−69899号公報)、チモシン(特開平6
−510998号公報)、並びに混合生薬又はその抽出
物(特開平7−206694号公報)などが報告されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
物質はその作用機序が明確でないものが多く、またアン
チセンスヌクレオチド類などでは、作用機序は明らかで
あるが、薬効が不安定であるという問題がある。従っ
て、現在までに開発されてきた抗HCV剤は、あまり有
用にされておらず、作用機序が明確であり、安定した薬
効を発揮する抗HCV剤が望まれていた。
【0004】一方、HCVを構成するタンパク質とし
て、NS3と呼ばれるプロテアーゼが存在する[Vir
ology,Vol.171,p.637−639,1
989;及びProc.Natl.Acad.Sci.
USA Vol.87,p.2057−2061,19
90]。前記プロテアーゼNS3を阻害することにより
HCVの活性を抑制できることが近年明らかになってき
ており、そこで、このプロテアーゼNS3の阻害剤を抗
HCV剤として利用することが検討されている[ウイル
ス Vol.45,No.2,p.105−115,1
995;及びBio.Clin.Vol.11,No.
9,p.688−690,1996]。しかし、前記の
プロテアーゼNS3はセリンプロテアーゼの一種である
ので、プロテアーゼNS3に対して阻害活性を示して
も、それと同時に他のセリンプロテアーゼ、例えば、ト
リプシン、エラスターゼなども阻害してしまうと、重篤
な副作用の原因となる可能性がある。従って、プロテア
ーゼNS3阻害剤を抗HCV剤として利用する場合に
は、プロテアーゼNS3を特異的に阻害することが求め
られる。しかしながら、従来、プロテアーゼNS3を特
異的に阻害する物質は全く知られていない。
【0005】ところで、南米産の薬草であるカツアヴァ
(CATUABA、又はKATUAVA)(一般名)
は、ノウゼンカズラ科(Bignoniaceas)に
属する植物であるアネモパエグマ・ミランドゥム・ディ
ー・シー(Anemopaegma mirandum
DC.)から調製され、その樹皮又は根の乾燥物が、
南米市場に出回っている。カツアヴァの温水又は冷水の
煎出液は、発汗剤、神経刺激剤、浄血清、又は駆梅剤と
して利用されている。しかし、その抽出成分に関しては
ほとんど報告されておらず、特に抗ウイルス作用につい
ては全く知られていない。
【0006】本発明者は、プロテアーゼNS3の特異的
阻害剤を鋭意探求したところ、ノウゼンカズラ科に属す
る植物、特に前記カツアヴァの有機溶媒抽出物に、プロ
テアーゼNS3を特異的に阻害する効果があることを見
出した。本発明は、こうした知見に基づくものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、ノウ
ゼンカズラ科(Bignoniaceas)に属する植
物の有機溶媒抽出物を含有することを特徴とする、抗C
型肝炎ウイルス剤に関する。また、本発明は、ノウゼン
カズラ科(Bignoniaceas)に属する植物の
有機溶媒抽出物を含有することを特徴とする、C型肝炎
ウイルスプロテアーゼNS3の特異的阻害剤にも関す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の抗HCV剤の有効成分を
抽出するノウゼンカズラ科(Bignoniacea
s)に属する植物は、特に制限されないが、好ましくは
アネモパエグマ(Anemopaegma)属に属する
植物、例えば、アネモパエグマ・ミランドゥム・ディー
・シー(Anemopaegma mirandum
DC.)を挙げることができ、特には、カツアヴァ(C
ATUABA、又はKATUAVA)を用いるのが好ま
しい。前記植物の任意の部位の1種又は2種以上を組み
合わせて、抽出工程に用いることができるが、葉、茎又
は根を用いるのが好ましく、それらの部位を乾燥させて
から抽出工程に用いるのが特に好ましい。
【0009】有機溶媒としては、ハロゲン化アルキル若
しくはアルコール(特には水性アルコール)、又はそれ
らの混合物を用いることができる。前記のハロゲン化ア
ルキルとしては、好ましくは、塩素原子1個又はそれ以
上(特には1又は2個)で置換されている炭素数1〜4
個の低級アルキルを用いることができ、具体的には、ク
ロロメタン、ジクロロメタン、トリクロロメタン(クロ
ロホルム)、4塩化炭素、クロロエタン、ジクロロエタ
ン、トリクロロエタン、又はそれらの混合物、特にはジ
クロロメタン又はトリクロロメタンを用いることができ
る。また、前記のアルコールとしては、好ましくは、炭
素数1〜4個の低級アルコール、例えば、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、i
−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、i−ブ
チルアルコール、s−ブチルアルコール、t−ブチルア
ルコール、又はそれらの混合物、特には、メチルアルコ
ールを用いることができる。
【0010】抽出工程は、前記のノウゼンカズラ科に属
する植物(特には、カツアヴァ)の適当な部位を、好ま
しくは乾燥させた後で粉砕し、好ましくは室温で、前記
有機溶媒1種又はそれ以上によって抽出し、その有機溶
媒抽出液を、好ましくは減圧下で濃縮することからな
る。得られた濃縮液、若しくは濃縮液を更に濃縮乾固さ
せたもの、又は前記有機溶媒抽出液若しくは前記粗抽出
物を精製処理して得た精製抽出物を、本発明の抗C型肝
炎ウイルス剤の有効成分として用いることができる。前
記の精製処理方法としては、通常の方法、例えば、各種
のカラムクロマトグラフィーを用いることができ、好ま
しくは、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを用い
る。
【0011】本発明による抗C型肝炎ウイルス剤は、前
記の有機溶媒抽出物の非毒性かつ有効量と、場合により
薬剤学的又は獣医学的に許容することのできる担体とか
ら構成することができ、経口的又は非経口的に、動物、
好ましくは哺乳動物(特にはヒト)に投与することがで
きる。経口投与には舌下投与が含まれ、非経口投与に
は、局所投与(例えば、皮下投与若しくは筋肉内投
与)、静脈投与、直腸投与、又は肺投与などが含まれ
る。
【0012】本発明の抗C型肝炎ウイルス剤は、錠剤、
粉末剤、顆粒剤、カプセル剤、シロップ剤、分散剤、注
射剤、舌下剤、細粒剤、外用剤、軟膏剤、座剤又はテー
プ剤などの各種剤型で用いることができる。これらの各
製剤は、それぞれ、必要により公知の担体(例えば、結
合剤、賦形剤、潤滑剤、崩壊剤、湿潤剤、着色剤、希釈
剤、乳化剤、懸濁化剤、又は充填剤)を用いて、常法に
よって調製することができる。担体としては、例えば、
顆粒剤にトウモロコシデンプン、錠剤に結晶セルロー
ス、カプセル剤に無水ケイ酸、又は注射剤にブドウ糖液
などを用いることができる。本発明による抗C型肝炎ウ
イルス剤は、有効成分である前記有機溶媒抽出物(濃縮
乾固物)を5〜100重量%、好ましくは25〜100
重量%の量で含有する。投与量は、投与対象、投与ルー
ト及び/又は症状などによっても異なるが、通常0.1
〜200mg/kg/日であり、これを1日1回〜5回
に分けて投与することができる。
【0013】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。
【製造例】本実施例では、カツアヴァから有機抽出物を
得て、精製する工程を説明する。 (1)ジクロロメタン抽出物の調製 南米産のノウゼンカズラ科植物の薬草であるカツアヴァ
の葉及び樹皮の乾燥物約1kgに対して、ジクロロメタ
ン約1リットルを加え、室温で約1カ月浸蹟した後に、
ろ紙上でろ過し、ろ液と残さとを得た。得られたろ液を
ロータリーエバポレーターにより蒸発乾固し、ジクロロ
メタン抽出物を得た。
【0014】
【活性評価試験例】本実施例では、抗HCVプロテアー
ゼNS3活性を評価した。具体的には、周藤らの方法
[Antiviral Res.Vol.32,No.
1,p.9−18,1996]に準じた方法を用いた。
すなわち、遺伝子組換技術によって大腸菌を用いてHC
VプロテアーゼNS3を大量生産する。一方、そのプロ
テアーゼNS3が切断する部位として知られている結合
部(ジャンクション)〔NS5A−5B結合〕を含む基
質を人工合成する。前記プロテアーゼNS3と前記基質
とを含む反応系に、被験試料を添加した場合に、前記プ
ロテアーゼNS3による前記基質の切断が阻害されるか
否かを検討する方法によって、抗HCVプロテアーゼN
S3活性を評価した。
【0015】(1)HCVプロテアーゼNS3の大量生
産 HCVプロテアーゼNS3をコードしている遺伝子をP
CR法によって増幅させ、プラスミドpMAL−c2
(New England Biolabs In
c.,Berarly,マサチューセッツ州,アメリカ
合衆国)に組み込んだ。前記プラスミドを大腸菌JM1
09に導入して増殖させた後に、イソプロピル−β−D
−(−)−チオガラクト−ピラノシド(IPTG)0.
5mMを添加することによってHCVプロテアーゼNS
3を生産させた。超音波によって菌体を破砕し、遠心分
離器で固液分離した。その液相を回収し、硫酸アンモニ
ウム(70%)で塩析を行った。この析出物を、緩衝液
(30mM−NaCl、2mM−β−メルカプトエタノ
ール及び0.25%Tween20を含む10mMリン
酸ナトリウム緩衝液;pH7.2)に溶解し、アミロー
ス樹脂カラムに通し、カラムを洗浄し、カラムから結合
物を溶出液(0.5M−NaCl及び2mM−β−メル
カプトエタノールを含む10mMリン酸ナトリウム緩衝
液;pH7.8)によって溶出して、活性測定用のHC
VプロテアーゼNS3を得た。
【0016】(2)NS5A−5B結合の合成 自動ペプチド合成機(Model PSSM−8 Sh
imazu,京都,日本)により、式: ダンシル−Gly−Glu−Ala−Gly−Asp−
Asp−Ile−Val−Pro−Cys−Ser−M
et−Ser−Tyr−Thr−Trp−Thr−Gl
y−Ala−Leu−OH のアミノ酸配列からなり、NS5A−5B結合を含む2
0merの人工ペプチドを合成し、活性測定用人工基質
とした。
【0017】(3)抗HCVプロテアーゼNS3活性の
評価 HCVプロテアーゼNS3(最終濃度=0.0603μ
M)1.4μgと、カツアヴァ抽出物(最終濃度=1〜
100μg/ml)とを、緩衝液[30mM−NaCl
と1mM−CaCl2 と2mM(±)−ジチオトレイト
ール(DTT)とを含む50mMトリスHCl(pH
7.6)緩衝液]200μlに加え充分に攪拌し、37
℃で15分間保温した後に、人工基質(最終濃度26μ
M)12μgを加えて充分に攪拌し、37℃で1時間保
温した。続いて、2.5M酢酸4μlを加えて反応を停
止し、反応液を、分析用HPLC装置(Type SC
−8020,Tosoh,東京,日本)によって分析し
た。前記の分析用HPLC装置におけるカラムとして
は、ODS−80Tsカラム(0.46×15cm)
(Tosoh,東京,日本)を用い、溶離液としては、
0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)水溶液と0.09
%TFA含有90%アセトニトリル水溶液との混合液
(勾配=0:1から1:1)を用いた。1.0ml/分
の流速で、20分間かけて溶出し、214nmにおける
溶出液の吸光度を連続的にモニターした。
【0018】分解生成物、すなわち、ペプチド ダンシル−Gly−Glu−Ala−Gly−Asp−
Asp−Ile−Val−Pro−Cys−OH)、及
びペプチド H−Ser−Met−Ser−Tyr−Thr−Trp
−Thr−Gly−Ala−Leu−OH を、溶出時間の違いから検出し、それぞれのピークの高
さを検討することによって、人工基質の分解の程度、す
なわちHCVプロテアーゼNS3活性の程度を求めた。
前記抽出物について、50%の阻害を示した濃度を測定
し、その結果を表1に示す。
【0019】
【表1】 被検試料 HCVプロテアーゼNS3阻害活性 カツアヴァ由来抽出物 4.8(μg/ml)
【0020】
【参考例】本参考例では、他のセリンプロテアーゼに対
する阻害活性を評価した。前記の製造例で調製したカツ
アヴァ由来抽出物を用いて、他のセリンプロテアーゼ、
すなわち、トリプシン、及びエラスターゼへの阻害活性
を、それらの各プロテアーゼに特異的な蛍光基質を用い
て、以下の方法で評価した。なお、酵素活性は、マルチ
プレート蛍光リーダー(Fluostar,テカンジャ
パン)により、測定(励起380nm、蛍光460n
m)した。
【0021】(1)トリプシンに対する阻害活性の評価 96穴マイクロプレート(MSD−8596,住友ベー
クライト社)内に種々の濃度でカツアヴァ由来抽出物を
入れ、蛍光基質として Bz−Arg−MCA (式中、Bzはベンゾイル基であり、MCAは4−メチ
ルクマリル−7−アミドである)で表されるペプチド
[3092−v,(株)ペプチド研究所]を最終濃度
0.1mMとなるように加えた。トリプシン(フナコシ
社)水溶液(0.1mg/ml)4μlを加え、緩衝液
(0.15M−NaClを含む10mMリン酸ナトリウ
ム緩衝液;pH7.8)で最終容量を200μlとし、
37℃で1時間インキュベートし、酵素活性を測定し
た。50%阻害を示した濃度を、表2に示す。
【0022】(2)エラスターゼに対する阻害活性の評
価 蛍光基質として Suc−Ala−Pro−Ala−MCA (式中、Sucはスクシニル基であり、MCAは4−メ
チルクマリル−7−アミドである)で表されるペプチド
[3100−v,(株)ペプチド研究所]を最終濃度
0.1mMとなるように加えること、及び、エラスター
ゼ(シグマ社)水溶液(1.0mg/ml)4μlを加
えること以外は、前記(1)に記載の操作を繰り返して
酵素活性を測定した。50%阻害を示した濃度を表2に
示す。
【0023】
【表2】セリンプロテアーゼの種類 阻害活性(μg/ml) トリプシン >100エラスターゼ >100
【0024】
【製剤調製例】前記製造例で得たカツアヴァのジクロロ
メタン抽出物10重量部と乳糖421.0重量部とジャ
ガイモ澱粉50重量部とをよく混合し、この混合物を流
動層造粒機に入れ、ヒドロキシプロピルセルロース(結
合剤)18.75重量部を5%水溶液にして噴霧し、顆
粒を得た。次いで、カルボキシメチルセルロースカルシ
ウム(崩壊剤)20重量部とステアリン酸マグネシウム
(滑沢剤)15重量部とを添加して混合した。得られた
混合物を1錠の重量が125mgとなるようにして、加
圧成形し錠剤を得た。この錠剤に下記の処方のコーティ
ング液を噴霧して、腸溶性錠剤を得た。 セルロースアセテートフタレート 5.0重量部 95%エタノール 47.5重量部 酢酸エチル 47.5重量部
【0025】
【発明の効果】本発明の抗C型肝炎ウイルス剤は、C型
肝炎ウイルスのプロテアーゼNS3に特異的な阻害作用
を有するため、C型肝炎ウイルスの活性を特異的に抑制
することができ、C型肝炎の予防又は治療の目的に有用
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 昌司 茨城県北相馬郡守谷町みずき野8−2−3 (72)発明者 野崎 浩 岡山県岡山市理大町1−1 岡山理科大学 内 (72)発明者 周藤 健治 福島県福島市清明町1−40 ネオハイツ荒 川公園302号 (72)発明者 横田 智之 福島県福島市飯坂町平野字北下里20−1 (72)発明者 下遠野 邦忠 京都府京都市伏見区西奉行町官有地 伏見 合同宿舎245

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノウゼンカズラ科(Bignoniac
    eas)に属する植物の有機溶媒抽出物を含有すること
    を特徴とする、抗C型肝炎ウイルス剤。
  2. 【請求項2】 ノウゼンカズラ科(Bignoniac
    eas)に属する植物の有機溶媒抽出物を含有すること
    を特徴とする、C型肝炎ウイルスプロテアーゼNS3の
    特異的阻害剤。
JP9208676A 1997-07-17 1997-07-17 ノウゼンカズラ科植物の有機抽出物を含有する抗c型肝炎ウイルス剤及びプロテアーゼns3の特異的阻害剤 Pending JPH1135476A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013157697A1 (ko) * 2012-04-19 2013-10-24 남부대학교산학협력단 Hiv 증식 억제 활성을 갖는 능소화 추출물 및 이를 유효성분으로 함유하는 에이즈 치료제

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WO2013157697A1 (ko) * 2012-04-19 2013-10-24 남부대학교산학협력단 Hiv 증식 억제 활성을 갖는 능소화 추출물 및 이를 유효성분으로 함유하는 에이즈 치료제

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