JPH11354550A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

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JPH11354550A
JPH11354550A JP10158916A JP15891698A JPH11354550A JP H11354550 A JPH11354550 A JP H11354550A JP 10158916 A JP10158916 A JP 10158916A JP 15891698 A JP15891698 A JP 15891698A JP H11354550 A JPH11354550 A JP H11354550A
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JP
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carrier film
adhesive
semiconductor device
solder resist
bonding pad
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JP10158916A
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Yoshihiro Matsuura
義宏 松浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリアフィルム上に接着剤を用いて半導体
チップを固着するようにした半導体装置であって、前記
接着剤でキャリアフィルム上のボンディングパッドを汚
染しないように構成することで、歩留りを向上させた半
導体装置を提供する。 【解決手段】 ボンディングパッド8を含む配線層1b
が形成されたキャリアフィルム1の所定の領域Sに接着
剤4を塗布し、この接着剤4で前記キャリアフィルム1
上に半導体チップ5を固定する半導体装置において、前
記接着剤4を塗布する領域Sを囲むように前記接着剤4
もしくは前記接着剤4の成分の前記領域S外への流れ出
し又はしみ出しを防止するための遮断手段9を前記キャ
リアフィルム1上に設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置とその
製造方法に係わり、特に、キャリヤフィルム上に接着剤
を用いて半導体チップを固着するようにした半導体装置
であって、前記接着剤でキャリヤフィルム上のボンディ
ングパッドを汚染しないようにした半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】より高密度な実装が可能な半導体装置と
して、近年、例えば、特開平9−162319号公報の
ような、ボールグリッドアレイ形式のパッケージの開発
・生産が急速に進展している。このタイプのパッケージ
にはベースキャリアとして、ガラスエポキシ基板、TA
B(Tape Automated Bonding)
用テープ、その他種々の配線付きシート材が使用されて
おり、ベースキャリア上の配線とチップ端子とはビーム
ボンディングあるいはワイヤーボンディングにより電気
的に接続されている。特に、ワイヤーボンディング方式
のボールグリッドアレイパッケージの場合、小型化に加
えて低コスト化が可能であることから、QFP(Qua
d Flat Package)、TSOP(Thin
Small Outline Package)等に
代わるパッケージとして注目を集めている。しかしなが
ら、メモリ系の製品では半導体装置のチップサイズ化が
強く求められており、この影響を受けて、キャリヤフィ
ルム上のボンディングパッドがチップエッジの極近傍に
配置されるようになってきている。こうした場合、チッ
プ接着用の絶縁ペーストはほんの僅かでもチップエリア
からはみ出すとボンディングパッドを汚染してしまうこ
とになる。また、ペーストからのブリーディングによる
ボンディングパッド汚染も深刻な問題となる。対策とし
て、絶縁フィルム材を用いたマウントも考えられるが、
ペーストに比べてかなりのコスト増になってしまうため
望ましい方法とは言えない。
【0003】現状では、はみ出しやブリードを完全に抑
えられかつ良好な信頼性の得られるペーストの開発が困
難な状況にあることから、ソルダーレジストの塗布が有
効な手段となるが、パッケージのチップサイズ化が進み
ソルダーレジストとチップのサイズがほぼ等しくなって
くると、ソルダーレジスト上に塗布したペーストが簡単
にはみ出し、ボンディングパッドを汚染してしまうこと
になる。
【0004】図3は、従来のボールグリッドアレイ構造
の半導体装置であり、1がキャリヤフィルム、5がキャ
リヤフィルム1上に固着される半導体チップである。キ
ャリヤフィルム1は、絶縁フィルム1aと、この絶縁フ
ィルム1a上に形成された配線層1bと、所定の位置に
形成された半田ボール2を取り付けるためのヴィアホー
ル1cとで構成され、配線層1bには、半導体チップ5
と配線層1bとを金線7で接続するためのボンディング
パッドが設けられ、絶縁ペースト4を介して半導体チッ
プ5がキャリヤフィルム1上に固着される。
【0005】なお、キャリヤフィルム1の半田ボール側
には、ソルダーレジスト3が塗布されている。従って、
上記したように、キャリヤフィルム1上に絶縁ペースト
4を介して半導体チップを固着する際、絶縁ペースト4
がボンディングパッド上に流れ出したり、又は、絶縁ペ
ースト4の成分がボンディングパッドを汚染する、所
謂、ブリーディングが発生するという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、キャリヤフィルム
上に接着剤を用いて半導体チップを固着するようにした
半導体装置であって、前記接着剤でキャリヤフィルム上
のボンディングパッドを汚染しないようにし、以って、
歩留まりを向上させた新規な半導体装置とその製造方法
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わる半
導体装置の第1態様は、ボンディングパッドを含む配線
層が形成されたキャリヤフィルムの所定の領域に接着剤
を塗布し、この接着剤で前記キャリヤフィルム上に半導
体チップを固定する半導体装置において、前記接着剤を
塗布する領域を囲むように前記接着剤もしくは前記接着
剤の成分の前記領域外への流れ出し又はしみ出しを防止
するための遮断手段を前記キャリヤフィルム上に設けた
ことを特徴とするものであり、又、第2態様は、前記遮
断手段は、所定の高さを有し、前記キャリヤフィルムと
半導体チップとの間に設けられることを特徴とするもの
であり、又、第3態様は、前記遮断手段は、帯状に形成
され連続的に前記領域を囲むことを特徴とするものであ
り、又、第4態様は、前記遮断手段は、帯状に形成され
不連続的に前記領域を囲むことを特徴とするものであ
り、又、第5態様は、前記遮断手段は、前記キャリヤフ
ィルム上の外周部に沿って設けられた前記ボンディング
パッドの内側に設けられることを特徴とするものであ
り、又、第6態様は、前記遮断手段は、前記キャリヤフ
ィルム上に印刷されたソルダーレジストであることを特
徴とするものである。
【0008】又、本発明に係る半導体装置の製造方法の
態様は、ボンディングパッドを含む配線層が形成された
キャリヤフィルムの所定の領域に接着剤を塗布し、この
接着剤で前記キャリヤフィルム上に半導体チップを固定
する半導体装置の製造方法において、前記キャリヤフィ
ルム上にソルダーレジストを設ける第1の工程と、前記
ソルダーレジストで囲まれた領域に接着剤を印刷する第
2の工程と、前記接着剤を用いて前記キャリヤフィルム
上に半導体チップを固着する第3の工程と、を含むこと
を特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係わる半導体装置は、ボ
ンディングパッドを含む配線層が形成されたキャリヤフ
ィルムの所定の領域に接着剤を塗布し、この接着剤で前
記キャリヤフィルム1上に半導体チップを固定する半導
体装置において、前記接着剤を塗布する領域を囲むよう
に前記接着剤もしくは前記接着剤の成分の前記領域外へ
の流れ出し又はしみ出しを防止するための遮断手段9を
前記キャリヤフィルム1上に設けたことを特徴とするも
のであるから、キャリヤフィルム上に接着剤を用いて半
導体チップを固着する際、接着剤は前記遮断手段に遮ら
れてボンディングパッド側に流れ出したり、又は、接着
剤の成分がボンディングパッド側にしみだしたりしな
い。従って、ボンディングパッドが汚染されないから、
歩留まりが向上する。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係わる半導体装置とその製
造方法の具体例を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる半導体装置の具体例の構造を示
す図であって、図1には、ボンディングパッド8を含む
配線層1bが形成されたキャリヤフィルム1の所定の領
域Sに接着剤4を塗布し、この接着剤4で前記キャリヤ
フィルム1上に半導体チップ5を固定する半導体装置に
おいて、前記接着剤4を塗布する領域Sを囲むように前
記接着剤4もしくは前記接着剤4の成分の前記領域S外
への流れ出し又はしみ出しを防止するための遮断手段9
を前記キャリヤフィルム1上に設けた半導体装置が示さ
れている。
【0011】以下に、図1、2を用いて本発明を更に詳
細に説明する。本発明のチップ搭載用のキャリヤフィル
ム1は、絶縁フィルム1aの一方の面に配線層1bが形
成され、絶縁フィルム1aには外部接続端子となる半田
ボール2を接続するためのヴィアホール1cが各ボール
パッド1dの裏面に設けられた構造となっている。
【0012】絶縁フィルム1aとしてはポリイミド系の
材料を使用し、その厚さは、この具体例の場合、75μ
m程度である。配線層1bはあらかじめ絶縁フィルム1
a上にスパッタリングによって形成された銅薄膜上に電
解積層させた高延性銅箔を露光現像処理することによっ
て形成されており、銅配線層の表面はニッケル(2μ
m)および金(0.7μm)の電解メッキ処理がなされ
ている。また、配線層はキャリヤフィルムの各区画毎に
パターニングされており、図1(b)にはその一部が示
されている。格子状に配列したボールパッド(□0.5
mm)1dを取り囲む形で、ボンディングパッド8が配
列しており、必要に応じて各ボールパッド1dとボンデ
ィングパッド8とが連結されている。
【0013】さらに、本具体例ではボンディングパッド
8で囲まれた領域S内に、スクリーン印刷によって額縁
状にエポキシ系のソルダーレジスト9が塗布形成されて
いる。ソルダーレジスト9の幅は1mm程度、その厚さ
は配線上で約20μmとなっており、ボンディングパッ
ド1dにかからないように塗布された後、熱硬化過程を
経て固化形成される。
【0014】連続的に形成されたソルダーレジスト9で
囲まれた領域Sの絶縁フィルムおよび配線上には絶縁ペ
ースト4が塗布され、チップ5とキャリヤフィルム1と
が熱硬化した絶縁ペースト4により接着固定されてい
る。さらに、チップ5に設けられた端子とボンディング
パッド8とは金細線7(φ28μm)により接続されて
おり、エポキシ系の樹脂6で封止した後、直径0.45
mmの半田ボール2をヴィアホール1c(φ0.4m
m)を通してボールパッド1dに接続し、個々の区画毎
にダイシングカットされて図1(a)に示すボールグリ
ッドアレイタイプの半導体装置10が完成する。
【0015】本発明に係る半導体装置において、キャリ
アフィルム1の厚みは25μm〜150μm程度であ
り、ベースとなる絶縁フィルム1aとしては、ユーピレ
ックスS、アピカルNPI、カプトンVあるいはカプト
ンEといった材料が使用されている。このような絶縁フ
ィルムの片方の面に配線層1bが形成されているが、キ
ャリアフィルムの種類により、この配線層の形成方法が
異なる。一般に2層テープと称されるキャリアフィルム
の場合、ベースとなる絶縁性フィルム上に直接銅薄層が
形成され、この銅箔層は露光現像処理によって所望の形
状にパターンニングされた後、ニッケル/金の電解ある
いは無電解メッキ処理がなされる。一方、3層テープの
場合、ベースとなる絶縁フィルムと電解銅箔がエポキシ
あるいはポリイミド系接着剤を介してラミネートされ、
2層テープと同様パターンニングされた後、メッキ処理
を経て配線層が形成される。
【0016】なお、本発明に係る半導体装置において
は、このような片面に配線層が形成されたキャリアフィ
ルムの他に、絶縁フィルムの両面に配線層が形成された
もの、あるいは多層フィルム等、チップを搭載する面に
配線層が露出したタイプのキャリアフィルムであればど
のようなものを使用しても良い。上記キャリアフィルム
の配線層には、個々のエリア毎にボールパッド11、ボ
ンディングパッド8、それらを結線する配線12等がパ
ターンニングされており、ボンディングパッド8の内側
には連続的に額縁状にソルダーレジスト9が塗布形成さ
れている。図1(b)には格子状に配列されたボールパ
ッド11の外側にボンディングパッド9が配列された例
が示されているが、ボンディングパッドをボールパッド
の内側あるいは間に配列しても良い。いずれの場合で
も、ソルダーレジスト9は、ボンディングパッド8の内
側に塗布形成される。
【0017】ソルダーレジスト9としてはエポキシ系あ
るいはポリイミド系の材料が使用され、スクリーン印刷
あるいは、露光現像処理によりパターンが形成される。
スクリーン印刷の場合、簡便で安価に塗布形成できる
が、位置精度の点で劣るため(±0.2mm程度)、チ
ップサイズパッケージを狙うためには、ボンディングパ
ッドの際までパターン形成可能な露光現像処理によるパ
ターンニング(精度±0.05mm)が望ましい。な
お、ソルダーレジスト9の厚みは配線上で数μm〜数十
μm程度である。このようにして、形成された額縁状の
ソルダーレジスト9の内側には、熱硬化性の絶縁ペース
ト4が塗布され、チップとキャリアフィルムが接着固定
されるが、このとき、絶縁ペースト4はソルダーレジス
ト9で囲まれた部分より外側にはみ出さないようその塗
布量が調整されなければならない(ソルダーレジスト上
に乗った状態は問題なし)。チップ端部がソルダーレジ
ストの内縁となるようソルダーレジストが形成されてい
るのが望ましいが、多少であればチップがソルダーレジ
スト外縁よりはみ出したり、内縁より内側に位置しても
良い。
【0018】キャリアフィルム1に接着固定されたチッ
プ5の端子部とボンディングパッド8とは金細線7で接
続され、キャリアフィルム1のチップ搭載面側が樹脂6
で封止され、ヴィアホール1cを通して、ボールパッド
11に半田ボール2を溶融固着させた後、個々のエリア
毎にダイシング切断されて本発明による半導体装置が完
成する。
【0019】なお、キャリアフィルムを個々のエリア毎
に樹脂封止した後、レーザーあるいは金型により切断分
離して、半導体装置を形成しても良い。なお、本発明で
は、遮断手段9として、ソルダーレジストを用いたが、
前記接着剤4もしくは前記接着剤4の成分の前記領域S
外への流れ出し又はしみ出しを防止することができれ
ば、他の手段を用いても良い。
【0020】図2は本発明の他の具体例のキャリアフィ
ルムの平面図を示したものである。絶縁ペースト4のブ
リードがほとんどなく、配線のエッジ部に沿ったペース
トの流れ出しを抑えるだけでよい場合には、このように
各辺のボンディングパッドの内側近傍に不連続な帯状の
ソルダーレジスト9aを塗布形成するように構成しても
よい。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、ソ
ルダーレジストを額縁状に塗布することにより、チップ
接着用絶縁ペーストのブリードあるいは配線のエッジ部
に沿った流れだしを完全に抑制できるため、絶縁ペース
トによるボンディングパッドの汚染を防止でき、良好な
ワイヤーボンディング性を確保できる。ここで、ブリー
ドとはペーストを構成する成分の一部がペースト塗布後
に金メッキ上あるいは、2層テープの場合絶縁フィルム
上、3層テープの場合接着剤層上に滲みだしてくる現象
である。このブリードがより深刻な問題となるのは、半
導体装置のチップサイズ化を図った場合である。つま
り、前記半導体装置ではチップ端部の極めて近くにボン
ディングパッドが配置されるため、ほんのわずかでも流
れ出しやブリードが生じると、すぐにボンディングパッ
ドが汚染されてしまう。これを防ぐために、図3のよう
に従来通りソルダーレジストをチップ搭載部分にベタ塗
りした場合でも、チップのサイズとほぼ同じになるた
め、チップに押し出されたペーストがレジスト端部から
容易にはみ出し、ブリードを引き起こしてしまう。これ
に対し、ソルダーレジストを額縁状にすると、ちょうど
ダムの役割をなし、効果的にペーストのはみ出しを抑制
できる。
【0022】次に、チップ外縁よりソルダーレジストの
内縁を広くとれば従来のソルダーレジストの厚さ分だけ
半導体装置を薄型化することが可能であり、ソルダーレ
ジストがチップの内側に来る場合でも、ペーストの厚さ
分だけ薄型化が可能である。さらに、キャリアフィルム
上にソルダーレジストを塗布すると、お互いの線膨張係
数差により、組立工程中の熱履歴でキャリアフィルムが
大きく反ったり、あるいは、ソルダーレジストの硬化形
成時点でフィルムに少なからず反りが発生し、半導体装
置の組立性が著しく低下してしまう。このような反り
は、ソルダーレジストの塗布範囲が広いほど大きくなる
傾向にあるため、本発明のようにソルダーレジストを額
縁状に塗布形成すれば、塗布面積を小さく抑えることが
可能であり、結果として、キャリアフィルムの反りを大
幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の具体例を示し、
(a)は断面図、(b)はキャリアフィルムの平面図で
ある。
【図2】キャリアフィルムの他の具体例である。
【図3】従来例を示し、(a)は断面図、(b)はキャ
リアフィルムの平面図である。
【符号の説明】
1 キャリアフィルム 1a 絶縁フィルム 1b 配線層 1c ヴィアホール 1d ボールパッド 2 半田ボール 4 絶縁ペースト(接着剤) 5 半導体装置チップ 6 樹脂 7 金線 8 ボンディングパッド 9、9a ソルダーレジスト(遮断手段) 11 ボールパッド 12 配線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンディングパッドを含む配線層が形成
    されたキャリヤフィルムの所定の領域に接着剤を塗布
    し、この接着剤で前記キャリヤフィルム上に半導体チッ
    プを固定する半導体装置において、 前記接着剤を塗布する領域を囲むように前記接着剤もし
    くは前記接着剤の成分の前記領域外への流れ出し又はし
    み出しを防止するための遮断手段を前記キャリヤフィル
    ム上に設けたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記遮断手段は、所定の高さを有し、前
    記キャリヤフィルムと半導体チップとの間に設けられる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記遮断手段は、帯状に形成され連続的
    に前記領域を囲むことを特徴とする請求項1又は2記載
    の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記遮断手段は、帯状に形成され不連続
    的に前記領域を囲むことを特徴とする請求項1又は2記
    載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記遮断手段は、前記キャリヤフィルム
    上の外周部に沿って設けられた前記ボンディングパッド
    の内側に設けられることを特徴とする請求項1乃至4の
    何れかに記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記遮断手段は、前記キャリヤフィルム
    上に印刷されたソルダーレジストであることを特徴とす
    る請求項1乃至5の何れかに記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 ボンディングパッドを含む配線層が形成
    されたキャリヤフィルムの所定の領域に接着剤を塗布
    し、この接着剤で前記キャリヤフィルム上に半導体チッ
    プを固定する半導体装置の製造方法において、 前記キャリヤフィルム上にソルダーレジストを設ける第
    1の工程と、 前記ソルダーレジストで囲まれた領域に接着剤を印刷す
    る第2の工程と、 前記接着剤を用いて前記キャリヤフィルム上に半導体チ
    ップを固着する第3の工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP10158916A 1998-06-08 1998-06-08 半導体装置とその製造方法 Pending JPH11354550A (ja)

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