JPH11354266A - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
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- JPH11354266A JPH11354266A JP16183198A JP16183198A JPH11354266A JP H11354266 A JPH11354266 A JP H11354266A JP 16183198 A JP16183198 A JP 16183198A JP 16183198 A JP16183198 A JP 16183198A JP H11354266 A JPH11354266 A JP H11354266A
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- heating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高周波加熱装置において、食品の加熱むらを
抑制すること。 【解決手段】 加熱室13内にマイクロ波を放射する給
電口18と、被加熱物を載置するターンテーブル14
と、加熱室13壁面に設けた溝部17と、薄板18と、
溝長可変手段19と、物理量検出手段20と、制御部2
1を備え、溝長可変手段19により溝部17の溝の深さ
を変化させることによってマイクロ波の分布を変化させ
る。
抑制すること。 【解決手段】 加熱室13内にマイクロ波を放射する給
電口18と、被加熱物を載置するターンテーブル14
と、加熱室13壁面に設けた溝部17と、薄板18と、
溝長可変手段19と、物理量検出手段20と、制御部2
1を備え、溝長可変手段19により溝部17の溝の深さ
を変化させることによってマイクロ波の分布を変化させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品等の被加熱物
を加熱する高周波加熱装置に関するものである。
を加熱する高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波加熱装置を図を用いて説明
する。図4は高周波加熱装置の概略構成図である。1は
高周波加熱装置本体、2はマイクロ波を発生するマグネ
トロン、3はマグネトロンから発生したマイクロ波を導
く導波管、4は食品等被加熱物を収容する加熱室、5は
被加熱物を載置するターンテーブルである。
する。図4は高周波加熱装置の概略構成図である。1は
高周波加熱装置本体、2はマイクロ波を発生するマグネ
トロン、3はマグネトロンから発生したマイクロ波を導
く導波管、4は食品等被加熱物を収容する加熱室、5は
被加熱物を載置するターンテーブルである。
【0003】食品を加熱する場合は、ターンテーブルに
食品を載置し、食品に含まれる水分がマイクロ波を吸収
して自己発熱することを利用する。
食品を載置し、食品に含まれる水分がマイクロ波を吸収
して自己発熱することを利用する。
【0004】従来の高周波加熱装置の加熱室内では、高
周波発生手段から加熱室内へ放射されたマイクロ波は定
在波を発生し、マイクロ波の分布は均一になりにくい。
そこで、マイクロ波の分布や食品に照射されるマイクロ
波を均一あるいは変化させるために、ターンテーブルを
回転させたり、加熱室壁面に凹凸をつける方法などが採
用あるいは検討されている。
周波発生手段から加熱室内へ放射されたマイクロ波は定
在波を発生し、マイクロ波の分布は均一になりにくい。
そこで、マイクロ波の分布や食品に照射されるマイクロ
波を均一あるいは変化させるために、ターンテーブルを
回転させたり、加熱室壁面に凹凸をつける方法などが採
用あるいは検討されている。
【0005】また、食品の状態に応じてマイクロ波の出
力を制御して食品の加熱むらを抑制する方法もある。
力を制御して食品の加熱むらを抑制する方法もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術において、ターンテーブルを回転させる方法は、タ
ーンテーブル中央付近のマイクロ波の分布密度は小さ
く、逆に周囲近辺はマイクロ波の分布密度が大きくな
り、食品に加熱むらが生じてしまうという問題点があっ
た。
技術において、ターンテーブルを回転させる方法は、タ
ーンテーブル中央付近のマイクロ波の分布密度は小さ
く、逆に周囲近辺はマイクロ波の分布密度が大きくな
り、食品に加熱むらが生じてしまうという問題点があっ
た。
【0007】また、加熱室壁面に凹凸をつける方法は、
マイクロ波を乱反射し、マイクロ波の分布を変化させる
ことができるが、分布を故意に変化させることができな
いので、食品を選択的に加熱することは非常に困難であ
る。
マイクロ波を乱反射し、マイクロ波の分布を変化させる
ことができるが、分布を故意に変化させることができな
いので、食品を選択的に加熱することは非常に困難であ
る。
【0008】また、食品の状態に応じてマイクロ波の出
力を制御して食品の加熱むらを抑制する方法は、マイク
ロ波の分布自体は変化させずに、マイクロ波の出力を制
御することで食品の熱伝導を緩やかにして加熱むらを抑
制するので、食品の加熱時間が長くなるという問題点が
あった。
力を制御して食品の加熱むらを抑制する方法は、マイク
ロ波の分布自体は変化させずに、マイクロ波の出力を制
御することで食品の熱伝導を緩やかにして加熱むらを抑
制するので、食品の加熱時間が長くなるという問題点が
あった。
【0009】本発明はこのような課題を解決するもので
あり、加熱室内に生じるマイクロ波の分布を変化させて
食品等の被加熱物の加熱に適するマイクロ波分布を形成
させて、加熱むらを抑制する高周波加熱装置を提供する
ことを目的とする。
あり、加熱室内に生じるマイクロ波の分布を変化させて
食品等の被加熱物の加熱に適するマイクロ波分布を形成
させて、加熱むらを抑制する高周波加熱装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、加熱室を形成する壁面に設けた溝部と、
前記溝部の溝の深さを変化させる溝長可変手段と、前記
被加熱物の物理情報を検出する物理量検出手段と、前記
物理量検出手段の検出信号に基づいて前記溝長可変手段
を制御する制御部を備えるものである。
めに本発明は、加熱室を形成する壁面に設けた溝部と、
前記溝部の溝の深さを変化させる溝長可変手段と、前記
被加熱物の物理情報を検出する物理量検出手段と、前記
物理量検出手段の検出信号に基づいて前記溝長可変手段
を制御する制御部を備えるものである。
【0011】そして、物理量検出手段により被加熱物の
物理的特徴を検出し、被加熱物の物理的特徴から加熱に
適する溝長を検出し、溝長可変手段により壁面の溝部の
溝の深さを変化させることによって加熱室内のマイクロ
波の分布を変化させることができる。
物理的特徴を検出し、被加熱物の物理的特徴から加熱に
適する溝長を検出し、溝長可変手段により壁面の溝部の
溝の深さを変化させることによって加熱室内のマイクロ
波の分布を変化させることができる。
【0012】これにより、被加熱物の加熱むらを抑制す
ることができる。
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、加熱室を
形成する壁面に設けた溝部と、前記溝部の溝の深さを変
化させる溝長可変手段と、前記被加熱物の物理情報を検
出する物理量検出手段と、前記物理量検出手段の検出信
号に基づいて前記溝長可変手段を制御する制御部を備え
るものである。
形成する壁面に設けた溝部と、前記溝部の溝の深さを変
化させる溝長可変手段と、前記被加熱物の物理情報を検
出する物理量検出手段と、前記物理量検出手段の検出信
号に基づいて前記溝長可変手段を制御する制御部を備え
るものである。
【0014】そして、物理学検出手段により被加熱物の
物理的特徴を検出し、被加熱物の物理的特徴から加熱に
適する溝長を検出し、溝長可変手段により壁面の溝部の
溝の深さを変化させることによって加熱室内のマイクロ
波の分布を変化させることができる。
物理的特徴を検出し、被加熱物の物理的特徴から加熱に
適する溝長を検出し、溝長可変手段により壁面の溝部の
溝の深さを変化させることによって加熱室内のマイクロ
波の分布を変化させることができる。
【0015】これにより、被加熱物の加熱むらを抑制す
ることができる。請求項2記載の発明は、物理量検出手
段は、被加熱物の形状を識別する形状識別手段とするも
のである。
ることができる。請求項2記載の発明は、物理量検出手
段は、被加熱物の形状を識別する形状識別手段とするも
のである。
【0016】そして、形状識別手段により被加熱物の形
状を識別し、溝長可変手段により壁面の溝部の溝の深さ
を被加熱物の形状に適した溝長に変化させることによっ
て加熱室内のマイクロ波の分布を変化させることができ
る。
状を識別し、溝長可変手段により壁面の溝部の溝の深さ
を被加熱物の形状に適した溝長に変化させることによっ
て加熱室内のマイクロ波の分布を変化させることができ
る。
【0017】これにより、被加熱物の加熱むらを抑制す
ることができる。請求項3記載の発明は、物理量検出手
段は、被加熱物の温度を検出する温度検出手段とするも
のである。
ることができる。請求項3記載の発明は、物理量検出手
段は、被加熱物の温度を検出する温度検出手段とするも
のである。
【0018】そして、温度検出手段により被加熱物の温
度を検出し、被加熱物の温度に適した溝長になるよう
に、溝長可変手段により壁面の溝部の溝の深さを変化さ
せることによって加熱室内のマイクロ波の分布を変化さ
せることができる。
度を検出し、被加熱物の温度に適した溝長になるよう
に、溝長可変手段により壁面の溝部の溝の深さを変化さ
せることによって加熱室内のマイクロ波の分布を変化さ
せることができる。
【0019】これにより、被加熱物の加熱むらを抑制す
ることができる。請求項4記載の発明は、物理量検出手
段は、被加熱物の重量を検出する重量検出手段とするも
のである。
ることができる。請求項4記載の発明は、物理量検出手
段は、被加熱物の重量を検出する重量検出手段とするも
のである。
【0020】そして、重量検出手段により被加熱物の重
量を検出し、被加熱物の重量に適した溝長になるよう
に、溝長可変手段により壁面の溝部の溝の深さを変化さ
せることによって加熱室内のマイクロ波の分布を変化さ
せることができる。これにより、被加熱物の加熱むらを
抑制することができる。
量を検出し、被加熱物の重量に適した溝長になるよう
に、溝長可変手段により壁面の溝部の溝の深さを変化さ
せることによって加熱室内のマイクロ波の分布を変化さ
せることができる。これにより、被加熱物の加熱むらを
抑制することができる。
【0021】請求項5記載の発明は、物理量検出手段
は、被加熱物の個数を検出する個数検出手段とするもの
である。
は、被加熱物の個数を検出する個数検出手段とするもの
である。
【0022】そして、個数検出手段により被加熱物の個
数を検出し、被加熱物の個数に適した溝長になるよう
に、溝長可変手段により壁面の溝部の溝の深さを変化さ
せることによって加熱室内のマイクロ波の分布を変化さ
せることができる。これにより、被加熱物の加熱むらを
抑制することができる。
数を検出し、被加熱物の個数に適した溝長になるよう
に、溝長可変手段により壁面の溝部の溝の深さを変化さ
せることによって加熱室内のマイクロ波の分布を変化さ
せることができる。これにより、被加熱物の加熱むらを
抑制することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を用
いて説明する。
いて説明する。
【0024】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を
示す高周波加熱装置の概略構成図、図2は図1の高周波
加熱装置の外観図である。図1および図2において、1
0は高周波加熱装置本体、11はマイクロ波を発生する
マグネトロン(高周波発生手段)、12はマグネトロン
11からのマイクロ波を導く導波管、13は被加熱物を
収容する加熱室であり、壁面は金属板で囲まれている。
14は被加熱物を載置するターンテーブル、15はター
ンテーブル14を回転駆動するモータである。16はマ
グネトロンから発生したマイクロ波を加熱室13内に放
射する給電口である。17は加熱室13内の壁面に設け
た溝部で、18は溝部17の奥に取り付けられた薄板で
ある。薄板18は金属でも誘電体であってもかまわな
い。薄板18は溝部17の内部で動かすことができる。
19は溝長可変手段で、20は加熱室13内に収納され
た被加熱物の物理量を検知する物理量検出手段である。
21は制御部であり、マグネトロン11やモータ15、
溝長可変手段19、物理量検出手段20とつながってお
り、それらを制御する。
示す高周波加熱装置の概略構成図、図2は図1の高周波
加熱装置の外観図である。図1および図2において、1
0は高周波加熱装置本体、11はマイクロ波を発生する
マグネトロン(高周波発生手段)、12はマグネトロン
11からのマイクロ波を導く導波管、13は被加熱物を
収容する加熱室であり、壁面は金属板で囲まれている。
14は被加熱物を載置するターンテーブル、15はター
ンテーブル14を回転駆動するモータである。16はマ
グネトロンから発生したマイクロ波を加熱室13内に放
射する給電口である。17は加熱室13内の壁面に設け
た溝部で、18は溝部17の奥に取り付けられた薄板で
ある。薄板18は金属でも誘電体であってもかまわな
い。薄板18は溝部17の内部で動かすことができる。
19は溝長可変手段で、20は加熱室13内に収納され
た被加熱物の物理量を検知する物理量検出手段である。
21は制御部であり、マグネトロン11やモータ15、
溝長可変手段19、物理量検出手段20とつながってお
り、それらを制御する。
【0025】次に、上記構成において動作を説明する。
高周波加熱する場合は、ターンテーブル14上に食品等
の被加熱物を置く。加熱スイッチ等の信号を受けて、制
御部21はマグネトロン11からマイクロ波を発生させ
る。発生したマイクロ波は導波管12を伝搬し、給電口
16から加熱室13内に放射される。このとき、ターン
テーブル14は停止していても回転してもかまわない。
物理量検出手段20は加熱室13内に収納された被加熱
物の物理量を検出し、制御部21へ信号を送る。物理量
検出手段20は加熱スイッチ等の信号を受けて作動して
もよいし、高周波加熱装置本体10の扉の開閉スイッチ
等の信号により作動するようにしてもかまわない。
高周波加熱する場合は、ターンテーブル14上に食品等
の被加熱物を置く。加熱スイッチ等の信号を受けて、制
御部21はマグネトロン11からマイクロ波を発生させ
る。発生したマイクロ波は導波管12を伝搬し、給電口
16から加熱室13内に放射される。このとき、ターン
テーブル14は停止していても回転してもかまわない。
物理量検出手段20は加熱室13内に収納された被加熱
物の物理量を検出し、制御部21へ信号を送る。物理量
検出手段20は加熱スイッチ等の信号を受けて作動して
もよいし、高周波加熱装置本体10の扉の開閉スイッチ
等の信号により作動するようにしてもかまわない。
【0026】物理量検出手段20の信号を受けて、制御
部21は溝長可変手段19に信号を送り、薄板18を溝
部17内で前後に移動させて溝部17の溝の深さを変え
る。この実施例の場合、溝部17の大きさは加熱室13
壁面よりも小さいが、加熱室13壁面とほぼ同じ大きさ
でもかまわない。また、溝部17は加熱室13内であれ
ば、奥面に設けてもかまわない。
部21は溝長可変手段19に信号を送り、薄板18を溝
部17内で前後に移動させて溝部17の溝の深さを変え
る。この実施例の場合、溝部17の大きさは加熱室13
壁面よりも小さいが、加熱室13壁面とほぼ同じ大きさ
でもかまわない。また、溝部17は加熱室13内であれ
ば、奥面に設けてもかまわない。
【0027】高周波加熱をしている間、溝長可変手段1
9は作動して薄板18を移動させ続けていてもかまわな
いし、停止させてもかまわない。
9は作動して薄板18を移動させ続けていてもかまわな
いし、停止させてもかまわない。
【0028】加熱室13内に生じるマイクロ波分布に応
じて加熱室13の金属壁面には高周波電流が流れるが、
溝部17によって金属壁面に切れ目が生じ、この高周波
電流の流れを阻止する。よって、金属壁面に溝を設けて
いない場合に生じるマイクロ波の分布を消滅させる。し
かし、溝部17の溝の深さによっては、高周波電流の一
部が流れる。加熱室13の壁面を流れる高周波電流量を
変化させることにより、加熱室13の壁面に溝を設けな
い場合とは異なったマイクロ波の分布を生じさせること
ができる。また、溝部17の溝の深さの違いによって
も、加熱室13内のマイクロ波の分布は異なる。よっ
て、溝部17の溝の深さを変えることにより被加熱物へ
入射するマイクロ波の分布を変化させることができる。
じて加熱室13の金属壁面には高周波電流が流れるが、
溝部17によって金属壁面に切れ目が生じ、この高周波
電流の流れを阻止する。よって、金属壁面に溝を設けて
いない場合に生じるマイクロ波の分布を消滅させる。し
かし、溝部17の溝の深さによっては、高周波電流の一
部が流れる。加熱室13の壁面を流れる高周波電流量を
変化させることにより、加熱室13の壁面に溝を設けな
い場合とは異なったマイクロ波の分布を生じさせること
ができる。また、溝部17の溝の深さの違いによって
も、加熱室13内のマイクロ波の分布は異なる。よっ
て、溝部17の溝の深さを変えることにより被加熱物へ
入射するマイクロ波の分布を変化させることができる。
【0029】被加熱物はマイクロ波の分布密度の大きい
部分から発熱しやすく、マイクロ波の分布密度が小さく
なるに従って発熱しにくくなる。溝部17によって加熱
室13内のマイクロ波の分布密度が変化し、被加熱物の
発熱場所が変化して被加熱物の加熱むらは減少する。
部分から発熱しやすく、マイクロ波の分布密度が小さく
なるに従って発熱しにくくなる。溝部17によって加熱
室13内のマイクロ波の分布密度が変化し、被加熱物の
発熱場所が変化して被加熱物の加熱むらは減少する。
【0030】本実施例において、溝部の溝の深さを壁面
から34mm、38mmに変化させたときの高周波加熱
装置の加熱室内の電界強度分布の実験結果を(表1)に
示す。単位はdBで、15dB以上と0dB以下を着色
して示している。ここで、(表1)は加熱室底面の4分
の1の面積相当を示している。
から34mm、38mmに変化させたときの高周波加熱
装置の加熱室内の電界強度分布の実験結果を(表1)に
示す。単位はdBで、15dB以上と0dB以下を着色
して示している。ここで、(表1)は加熱室底面の4分
の1の面積相当を示している。
【0031】
【表1】
【0032】以上のように溝部の溝の深さを変えること
により、加熱室内の電界強度は変化した。
により、加熱室内の電界強度は変化した。
【0033】これにより、加熱室内のマイクロ波の分布
を変化させ、被加熱物の加熱むらを抑制することができ
る。
を変化させ、被加熱物の加熱むらを抑制することができ
る。
【0034】(実施例2)次に、本発明の実施例2につ
いて説明する。図1において、本実施例の実施例1との
相違点を説明する。物理量検出手段20は加熱室13内
に収納された被加熱物の形状を識別することができる。
ここで物理量検出手段20は、加熱スイッチ等の信号を
受けて作動してもかまわないし、ターンテーブル14上
に被加熱物を載置したときや、高周波加熱装置本体10
の扉の開閉スイッチ等の信号により作動するようにして
もかまわない。また、高周波加熱装置本体10に物理検
出手段20のスイッチ等を設け、スイッチによって被加
熱物の形状を入力することにより、物理量検出手段20
に被加熱物の形状を識別させてもよい。本実施例では物
理量検出手段20はターンテーブル14の軸付近に設け
ているが、ターンテーブル14と同じ大きさでもかまわ
ない。
いて説明する。図1において、本実施例の実施例1との
相違点を説明する。物理量検出手段20は加熱室13内
に収納された被加熱物の形状を識別することができる。
ここで物理量検出手段20は、加熱スイッチ等の信号を
受けて作動してもかまわないし、ターンテーブル14上
に被加熱物を載置したときや、高周波加熱装置本体10
の扉の開閉スイッチ等の信号により作動するようにして
もかまわない。また、高周波加熱装置本体10に物理検
出手段20のスイッチ等を設け、スイッチによって被加
熱物の形状を入力することにより、物理量検出手段20
に被加熱物の形状を識別させてもよい。本実施例では物
理量検出手段20はターンテーブル14の軸付近に設け
ているが、ターンテーブル14と同じ大きさでもかまわ
ない。
【0035】物理量検出手段20は、加熱室13内に収
納された被加熱物の形状を識別し、制御部21に信号を
送る。制御部21は溝長可変手段19とつながってお
り、溝長可変手段19は制御部21の信号を受けて薄板
18を溝部17内で前後に移動させて溝部17の溝の深
さを変える。
納された被加熱物の形状を識別し、制御部21に信号を
送る。制御部21は溝長可変手段19とつながってお
り、溝長可変手段19は制御部21の信号を受けて薄板
18を溝部17内で前後に移動させて溝部17の溝の深
さを変える。
【0036】被加熱物の形状とマイクロ波加熱の関係に
おいて、マイクロ波加熱では被加熱物の形状が四角のと
きは四隅から、円盤状で径大のときは周囲、径小のとき
は中心部から加熱される。そのため、被加熱物の形状が
四角、あるいは径大の円盤状のときは中心に電界を集中
させ、径小の円盤状のときは周囲に電界を集中させるよ
うな制御をする必要がある。
おいて、マイクロ波加熱では被加熱物の形状が四角のと
きは四隅から、円盤状で径大のときは周囲、径小のとき
は中心部から加熱される。そのため、被加熱物の形状が
四角、あるいは径大の円盤状のときは中心に電界を集中
させ、径小の円盤状のときは周囲に電界を集中させるよ
うな制御をする必要がある。
【0037】本実施例において、溝部の溝の深さを壁面
から30mm、36mmに変化させたときの高周波加熱
装置の加熱室内の電界強度分布の実験結果を(表2)に
示す。
から30mm、36mmに変化させたときの高周波加熱
装置の加熱室内の電界強度分布の実験結果を(表2)に
示す。
【0038】
【表2】
【0039】ここで、溝部の溝の深さが30mmのとき
は周囲の電界が強くなり、36mmのときは周囲の電界
は弱くなった。
は周囲の電界が強くなり、36mmのときは周囲の電界
は弱くなった。
【0040】被加熱物の形状が四角あるいは径大の円盤
状のときは、溝部の溝の深さを36mmとして被加熱物
の中心に電界を集中させ、加熱むらを抑制する。一方、
被加熱物の形状が径小のときは、溝部の溝の深さを30
mmとして被加熱物の周囲に電界を集中させ、加熱むら
を抑制する。
状のときは、溝部の溝の深さを36mmとして被加熱物
の中心に電界を集中させ、加熱むらを抑制する。一方、
被加熱物の形状が径小のときは、溝部の溝の深さを30
mmとして被加熱物の周囲に電界を集中させ、加熱むら
を抑制する。
【0041】以上のように、被加熱物の形状を識別する
ことにより、被加熱物の形状に応じて溝部の溝の深さを
選択することにより被加熱物に最適なマイクロ波の分布
を加熱室内に形成させ、被加熱物の加熱むらを抑制する
ことができる。
ことにより、被加熱物の形状に応じて溝部の溝の深さを
選択することにより被加熱物に最適なマイクロ波の分布
を加熱室内に形成させ、被加熱物の加熱むらを抑制する
ことができる。
【0042】(実施例3)次に、本発明の実施例3につ
いて説明する。図1において、本実施例の実施例2との
相違点を説明する。物理量検出手段20は加熱室13内
に収納された被加熱物の温度を検出することができる。
ここで物理量検出手段20は、加熱スイッチ等の信号を
受けて作動してもかまわないし、ターンテーブル14上
に被加熱物を載置したときや、高周波加熱装置本体10
の扉の開閉スイッチ等の信号により作動するようにして
もかまわない。また、高周波加熱装置本体10に物理検
出手段20のスイッチ等を設け、スイッチから被加熱物
の温度を入力することにより、物理量検出手段20に被
加熱物の温度を識別させてもよい。本実施例では物理量
検出手段20はターンテーブル14の軸付近に設けてい
るが、ターンテーブル14上に温度センサを設けた構成
でもかまわない。
いて説明する。図1において、本実施例の実施例2との
相違点を説明する。物理量検出手段20は加熱室13内
に収納された被加熱物の温度を検出することができる。
ここで物理量検出手段20は、加熱スイッチ等の信号を
受けて作動してもかまわないし、ターンテーブル14上
に被加熱物を載置したときや、高周波加熱装置本体10
の扉の開閉スイッチ等の信号により作動するようにして
もかまわない。また、高周波加熱装置本体10に物理検
出手段20のスイッチ等を設け、スイッチから被加熱物
の温度を入力することにより、物理量検出手段20に被
加熱物の温度を識別させてもよい。本実施例では物理量
検出手段20はターンテーブル14の軸付近に設けてい
るが、ターンテーブル14上に温度センサを設けた構成
でもかまわない。
【0043】物理量検出手段20は、加熱室13内に収
納された被加熱物の温度を検出し、制御部21に信号を
送る。制御部21は溝長可変手段19とつながってお
り、溝長可変手段19は制御部21の信号を受けて、薄
板18を溝部17内で前後に移動させて溝部17の溝の
深さを変える。
納された被加熱物の温度を検出し、制御部21に信号を
送る。制御部21は溝長可変手段19とつながってお
り、溝長可変手段19は制御部21の信号を受けて、薄
板18を溝部17内で前後に移動させて溝部17の溝の
深さを変える。
【0044】被加熱物の温度とマイクロ波加熱の関係に
おいて、被加熱物の温度が0℃以下の場合はマイクロ波
の浸透深さは長く、マイクロ波はほとんど透過する。被
加熱物の温度が0℃以上になるとマイクロ波の浸透深さ
は短くなり、100℃に近づくに従い、マイクロ波の浸
透深さは再び長くなる。ただし、0℃以下のときの約1
00分の1以下である。そのため、被加熱物の温度が0
℃以下のときは中心に電界を集中させ、0℃以上になる
と均一な電界分布になるような制御をする必要がある。
おいて、被加熱物の温度が0℃以下の場合はマイクロ波
の浸透深さは長く、マイクロ波はほとんど透過する。被
加熱物の温度が0℃以上になるとマイクロ波の浸透深さ
は短くなり、100℃に近づくに従い、マイクロ波の浸
透深さは再び長くなる。ただし、0℃以下のときの約1
00分の1以下である。そのため、被加熱物の温度が0
℃以下のときは中心に電界を集中させ、0℃以上になる
と均一な電界分布になるような制御をする必要がある。
【0045】本実施例において、溝部の溝の深さを壁面
から36mmにすると周囲の電界は弱くなり、32mm
にすると電界はほぼ均一となった。
から36mmにすると周囲の電界は弱くなり、32mm
にすると電界はほぼ均一となった。
【0046】被加熱物の温度が0℃以下のときは溝部の
溝の深さを36mmとして被加熱物の中心に電界を集中
させて加熱する。一方、被加熱物の温度が0℃以上のと
きは溝部の溝の深さを32mmとして均一な電界分布で
加熱する。
溝の深さを36mmとして被加熱物の中心に電界を集中
させて加熱する。一方、被加熱物の温度が0℃以上のと
きは溝部の溝の深さを32mmとして均一な電界分布で
加熱する。
【0047】以上のように被加熱物の温度を検出するこ
とにより、被加熱物の温度に応じて溝部の溝の深さを選
択することにより被加熱物に最適なマイクロ波の分布を
加熱室内に形成させ、被加熱物の加熱むらを抑制するこ
とができる。
とにより、被加熱物の温度に応じて溝部の溝の深さを選
択することにより被加熱物に最適なマイクロ波の分布を
加熱室内に形成させ、被加熱物の加熱むらを抑制するこ
とができる。
【0048】(実施例4)次に、本発明の実施例4につ
いて説明する。図1において、本実施例の実施例3との
相違点を説明する。物理量検出手段20は加熱室13内
に収納された被加熱物の重量を検出することができる。
ここで物理量検出手段20は、加熱スイッチ等の信号を
受けて作動してもかまわないし、ターンテーブル14上
に被加熱物を載置したときや、高周波加熱装置本体10
の扉の開閉スイッチ等の信号により作動するようにして
もかまわない。また、高周波加熱装置本体10に物理検
出手段20のスイッチ等を設け、スイッチから被加熱物
の重量を入力することにより、物理量検出手段20に被
加熱物の重量を識別させてもよい。本実施例では物理量
検出手段20はターンテーブル14の軸付近に設けてい
るが、ターンテーブル14全面に重量センサ等を設けた
構成でもかまわない。
いて説明する。図1において、本実施例の実施例3との
相違点を説明する。物理量検出手段20は加熱室13内
に収納された被加熱物の重量を検出することができる。
ここで物理量検出手段20は、加熱スイッチ等の信号を
受けて作動してもかまわないし、ターンテーブル14上
に被加熱物を載置したときや、高周波加熱装置本体10
の扉の開閉スイッチ等の信号により作動するようにして
もかまわない。また、高周波加熱装置本体10に物理検
出手段20のスイッチ等を設け、スイッチから被加熱物
の重量を入力することにより、物理量検出手段20に被
加熱物の重量を識別させてもよい。本実施例では物理量
検出手段20はターンテーブル14の軸付近に設けてい
るが、ターンテーブル14全面に重量センサ等を設けた
構成でもかまわない。
【0049】物理量検出手段20は、加熱室13内に収
納された被加熱物の重量を検出し、制御部21に信号を
送る。制御部21は溝長可変手段19とつながってお
り、溝長可変手段19は制御部21の信号を受けて、薄
板18を溝部17内で前後に移動させて溝部17の溝の
深さを変える。
納された被加熱物の重量を検出し、制御部21に信号を
送る。制御部21は溝長可変手段19とつながってお
り、溝長可変手段19は制御部21の信号を受けて、薄
板18を溝部17内で前後に移動させて溝部17の溝の
深さを変える。
【0050】被加熱物の重量とマイクロ波加熱の関係に
おいて、被加熱物の重量が大きい場合はマイクロ波の吸
収は大きく、重量が小さくなるに従ってマイクロ波の吸
収は小さくなる。そのため、被加熱物の重量が小さいと
きは中心に電界を集中させ、重量が大きいときは周囲に
電界を集中させるような制御をする必要がある。
おいて、被加熱物の重量が大きい場合はマイクロ波の吸
収は大きく、重量が小さくなるに従ってマイクロ波の吸
収は小さくなる。そのため、被加熱物の重量が小さいと
きは中心に電界を集中させ、重量が大きいときは周囲に
電界を集中させるような制御をする必要がある。
【0051】本実施例の場合、周囲の電界を弱くする溝
部の溝の深さは36mm、周囲の電界を強くする溝部の
溝の深さは30mmであった。
部の溝の深さは36mm、周囲の電界を強くする溝部の
溝の深さは30mmであった。
【0052】被加熱物の重量が小さいときは溝部の溝の
深さを36mmとし、中心に電界を集中させて加熱す
る。一方、重量が大きいときは溝部の溝の深さを30m
mとし、周囲に電界を集中させて加熱むらを抑制する。
深さを36mmとし、中心に電界を集中させて加熱す
る。一方、重量が大きいときは溝部の溝の深さを30m
mとし、周囲に電界を集中させて加熱むらを抑制する。
【0053】以上のように被加熱物の重量を検出するこ
とにより、被加熱物の重量に応じて溝部の溝の深さを選
択することにより被加熱物に最適なマイクロ波の分布を
加熱室内に形成させ、被加熱物の加熱むらを抑制するこ
とができる。
とにより、被加熱物の重量に応じて溝部の溝の深さを選
択することにより被加熱物に最適なマイクロ波の分布を
加熱室内に形成させ、被加熱物の加熱むらを抑制するこ
とができる。
【0054】(実施例5)次に、本発明の実施例5につ
いて説明する。図3は高周波加熱装置の概略構成図であ
る。
いて説明する。図3は高周波加熱装置の概略構成図であ
る。
【0055】図3において、本実施例の実施例4との相
違点を説明する。物理量検出手段22は加熱室13内に
収納された被加熱物の個数を検出することができる。こ
こで物理量検出手段22は、加熱スイッチ等の信号を受
けて作動してもかまわないし、ターンテーブル14上に
被加熱物を載置したときや、高周波加熱装置本体10の
扉の開閉スイッチ等の信号により作動するようにしても
かまわない。また、高周波加熱装置本体10に物理検出
手段22のスイッチ等を設け、スイッチから被加熱物の
個数を入力することにより、物理量検出手段202被加
熱物の個数を識別させてもよい。本実施例では物理量検
出手段22はターンテーブル14とほぼ同じ面積である
が、ターンテーブル14の軸と同心円状に複数設ける構
成でも、ターンテーブル14上に圧力センサ等を点在さ
せる構成でもかまわない。
違点を説明する。物理量検出手段22は加熱室13内に
収納された被加熱物の個数を検出することができる。こ
こで物理量検出手段22は、加熱スイッチ等の信号を受
けて作動してもかまわないし、ターンテーブル14上に
被加熱物を載置したときや、高周波加熱装置本体10の
扉の開閉スイッチ等の信号により作動するようにしても
かまわない。また、高周波加熱装置本体10に物理検出
手段22のスイッチ等を設け、スイッチから被加熱物の
個数を入力することにより、物理量検出手段202被加
熱物の個数を識別させてもよい。本実施例では物理量検
出手段22はターンテーブル14とほぼ同じ面積である
が、ターンテーブル14の軸と同心円状に複数設ける構
成でも、ターンテーブル14上に圧力センサ等を点在さ
せる構成でもかまわない。
【0056】物理量検出手段22は、加熱室13内に収
納された被加熱物の個数や位置を検出し、制御部21に
信号を送る。制御部21は溝長可変手段19とつながっ
ており、溝長可変手段19は制御部21の信号を受け
て、薄板18を溝部17内で前後に移動させて溝部17
の溝の深さを変える。
納された被加熱物の個数や位置を検出し、制御部21に
信号を送る。制御部21は溝長可変手段19とつながっ
ており、溝長可変手段19は制御部21の信号を受け
て、薄板18を溝部17内で前後に移動させて溝部17
の溝の深さを変える。
【0057】被加熱物の個数とマイクロ波加熱の関係に
おいて、被加熱物の個数が一個のときはマイクロ波の吸
収は大きく、個数が多くなるに従ってマイクロ波の吸収
は小さくなる。そのため、被加熱物の個数が少ないとき
は周囲の電界を強くし、個数が多いときは均一な電界に
する制御をする必要がある。
おいて、被加熱物の個数が一個のときはマイクロ波の吸
収は大きく、個数が多くなるに従ってマイクロ波の吸収
は小さくなる。そのため、被加熱物の個数が少ないとき
は周囲の電界を強くし、個数が多いときは均一な電界に
する制御をする必要がある。
【0058】本実施例の場合、周囲の電界を強くする溝
部の溝の深さは30mm、ほぼ均一な電界にする溝部の
溝の深さは32mmであった。
部の溝の深さは30mm、ほぼ均一な電界にする溝部の
溝の深さは32mmであった。
【0059】被加熱物の個数が少ないときは溝部の溝の
深さを36mmとし、周囲に電界を集中させて加熱す
る。一方、被加熱物の個数が多いときは溝部の溝の深さ
を32mmとし、均一な電界にして加熱むらを抑制す
る。
深さを36mmとし、周囲に電界を集中させて加熱す
る。一方、被加熱物の個数が多いときは溝部の溝の深さ
を32mmとし、均一な電界にして加熱むらを抑制す
る。
【0060】以上のように被加熱物の重量を検出するこ
とにより、被加熱物の個数に応じて溝部の溝の深さを選
択することにより被加熱物の個数に最適なマイクロ波の
分布を加熱室内に形成させ、被加熱物の加熱むらを抑制
することができる。
とにより、被加熱物の個数に応じて溝部の溝の深さを選
択することにより被加熱物の個数に最適なマイクロ波の
分布を加熱室内に形成させ、被加熱物の加熱むらを抑制
することができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、加熱室を形成する壁面に設けた溝部と、前記溝部
の溝の深さを変化させる溝長可変手段と、前記被加熱物
の物理情報を検出する物理量検出手段と、前記物理量検
出手段の検出信号に基づいて前記溝長可変手段を制御す
る制御部を備えることにより、被加熱物の物理的特徴か
ら加熱に適する溝長を検出し、溝長可変手段により壁面
の溝部の溝の深さを変化させることによって、加熱室内
のマイクロ波の分布を変化させることができ、被加熱物
の加熱むらを抑制することができる。
れば、加熱室を形成する壁面に設けた溝部と、前記溝部
の溝の深さを変化させる溝長可変手段と、前記被加熱物
の物理情報を検出する物理量検出手段と、前記物理量検
出手段の検出信号に基づいて前記溝長可変手段を制御す
る制御部を備えることにより、被加熱物の物理的特徴か
ら加熱に適する溝長を検出し、溝長可変手段により壁面
の溝部の溝の深さを変化させることによって、加熱室内
のマイクロ波の分布を変化させることができ、被加熱物
の加熱むらを抑制することができる。
【0062】また、請求項2記載の発明によれば、特
に、物理量検出手段として、被加熱物の形状を識別する
形状識別手段としたことにより、溝長可変手段により壁
面の溝部の溝の深さを被加熱物の形状に適した溝長に変
化させることによって加熱室内のマイクロ波の分布を変
化させることができ、被加熱物の加熱むらを抑制するこ
とができる。
に、物理量検出手段として、被加熱物の形状を識別する
形状識別手段としたことにより、溝長可変手段により壁
面の溝部の溝の深さを被加熱物の形状に適した溝長に変
化させることによって加熱室内のマイクロ波の分布を変
化させることができ、被加熱物の加熱むらを抑制するこ
とができる。
【0063】また、請求項3記載の発明によれば、特
に、物理量検出手段として、被加熱物の温度を検出する
温度検出手段としたことにより、被加熱物の温度に適し
た溝長になるように、溝長可変手段により壁面の溝部の
溝の深さを変化させることによって加熱室内のマイクロ
波の分布を変化させることができ、被加熱物の加熱むら
を抑制することができる。
に、物理量検出手段として、被加熱物の温度を検出する
温度検出手段としたことにより、被加熱物の温度に適し
た溝長になるように、溝長可変手段により壁面の溝部の
溝の深さを変化させることによって加熱室内のマイクロ
波の分布を変化させることができ、被加熱物の加熱むら
を抑制することができる。
【0064】また、請求項4記載の発明によれば、特
に、物理量検出手段として、被加熱物の重量を検出する
重量検出手段としたことにより、重量に適した溝長にな
るように、溝長可変手段により壁面の溝部の溝の深さを
変化させることによって加熱室内のマイクロ波の分布を
変化させることができ、被加熱物の加熱むらを抑制する
ことができる。
に、物理量検出手段として、被加熱物の重量を検出する
重量検出手段としたことにより、重量に適した溝長にな
るように、溝長可変手段により壁面の溝部の溝の深さを
変化させることによって加熱室内のマイクロ波の分布を
変化させることができ、被加熱物の加熱むらを抑制する
ことができる。
【0065】また、請求項5記載の発明によれば、特
に、物理量検出手段として、被加熱物の個数を検出する
個数検出手段としたことにより、被加熱物の個数に適し
た溝長になるように、溝長可変手段により壁面の溝部の
溝の深さを変化させることによって加熱室内のマイクロ
波の分布を変化させることができ、被加熱物の加熱むら
を抑制することができる。
に、物理量検出手段として、被加熱物の個数を検出する
個数検出手段としたことにより、被加熱物の個数に適し
た溝長になるように、溝長可変手段により壁面の溝部の
溝の深さを変化させることによって加熱室内のマイクロ
波の分布を変化させることができ、被加熱物の加熱むら
を抑制することができる。
【図1】本発明の実施例1〜4の高周波加熱装置の概略
構成図
構成図
【図2】同高周波加熱装置の外観斜視図
【図3】本発明の実施例5の高周波加熱装置の概略構成
図
図
【図4】従来の高周波加熱装置の概略構成図
11 マグネトロン(高周波発生手段) 13 加熱室 17 溝部 18 薄板 19 溝長可変手段 20、22 物理量検出手段 21 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05B 6/68 320 H05B 6/68 320M
Claims (5)
- 【請求項1】 被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱
室内に放射する高周波を発生する高周波発生手段と、前
記加熱室を形成する壁面に設けた溝部と、前記溝部の溝
の深さを変化させる溝長可変手段と、前記被加熱物の物
理情報を検出する物理量検出手段と、前記物理量検出手
段の検出信号に基づいて前記溝長可変手段を制御する制
御部を備えた高周波加熱装置。 - 【請求項2】 物理量検出手段は、被加熱物の形状を識
別する形状識別手段とした請求項1記載の高周波加熱装
置。 - 【請求項3】 物理量検出手段は、被加熱物の温度を検
出する温度検出手段とした請求項1記載の高周波加熱装
置。 - 【請求項4】 物理量検出手段は、被加熱物の重量を検
出する重量検出手段とした請求項1記載の高周波加熱装
置。 - 【請求項5】 物理量検出手段は、被加熱物の個数を検
出する個数検出手段とした請求項1記載の高周波加熱装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16183198A JPH11354266A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16183198A JPH11354266A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 高周波加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11354266A true JPH11354266A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15742759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16183198A Pending JPH11354266A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11354266A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006196336A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マイクロ波加熱装置 |
-
1998
- 1998-06-10 JP JP16183198A patent/JPH11354266A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006196336A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マイクロ波加熱装置 |
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