JPH11354265A - 高周波加熱装置のマグネトロン取付部構造 - Google Patents

高周波加熱装置のマグネトロン取付部構造

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Publication number
JPH11354265A
JPH11354265A JP16270098A JP16270098A JPH11354265A JP H11354265 A JPH11354265 A JP H11354265A JP 16270098 A JP16270098 A JP 16270098A JP 16270098 A JP16270098 A JP 16270098A JP H11354265 A JPH11354265 A JP H11354265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetron
flange
bracket
piece
waveguide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16270098A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Endo
実 遠藤
Yuichi Hasegawa
雄一 長谷川
Yasushi Horikiri
泰 堀切
Teruyuki Tachikawa
晃之 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Home Tech Ltd filed Critical Hitachi Home Tech Ltd
Priority to JP16270098A priority Critical patent/JPH11354265A/ja
Publication of JPH11354265A publication Critical patent/JPH11354265A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導波管へのマグネトロンの取り付けを、1本
のねじ締めで行なえるようにする。 【解決手段】 垂直ブラケット7の左右のうちの一側
に、マグネトロンの対応する側のフランジ6の辺縁を受
け入れる折り曲げ片8とフランジの対応する側の下端に
接してその接するフランジの落下を阻止する第一の落下
阻止片9とが設けられた嵌め込み係合部を形成するとと
もに、ブラケットの左右の他の一側に、フランジの対応
する辺縁の下端に接してその接するフランジの落下を阻
止する第二の落下阻止片11と1本のねじ13とによっ
てブラケットとフランジの締結が行なわれるねじ固定部
を形成してマグネトロン取り付け部を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波加熱装置の
マグネトロン取付部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波加熱装置に取り付けられる
マグネトロンは、導波管側に形成されているマグネトロ
ン取付用ブラケットに、ねじで固定されていた。その場
合、接続部で電波漏洩が起きないようにするために、つ
まり、アンテナ部のガスケットと導波管とが良好に密着
するように、少なくとも4本のねじを用いて取り付けて
いた(図3参照)。
【0003】しかし、この4本のねじを用いて固定する
構造においては、ねじ締めの順序をきちんと守らなけれ
ばいけないという制約があり、それを無視すると、ガス
ケット部で電波漏洩を起こしてしまう問題があった。
【0004】また、マグネトロンの取り付けをねじだけ
に頼る場合には、少なくとも2本のねじ締め作業が終了
するまでの間、作業者がマグネトロンに手を添えていな
ければならないという問題があった。
【0005】マグネトロンをねじのみによって取り付け
る場合の、このような問題に着目して、例えば実開昭5
3−62947号公報の考案は、ねじ締めの作業量を軽
減させるための改善策を提案している。具体的には、図
4のように、ねじによらない引掛け嵌め込み構造を取り
入れ、1本のねじ締め作業だけでマグネトロンの取り付
けが完了するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図4の構造にすることにより、確かに、ねじ締めの作
業量は軽減されたが、相変わらずその1本のねじ締めが
完了するまでの間、終始マグネトロンに手を添えて、所
定の位置に保持していなければならい点が未解決のまま
であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、加熱室と、この加熱室に高周波エネルギ
ーを供給するマグネトロンと、このマグネトロンが発振
するマイクロ波を加熱室に導く導波管と、この導波管の
側面に垂直に取り付けられてマグネトロンのフランジを
接合する金属製の垂直のブラケットとで構成された高周
波加熱装置において、垂直ブラケットの左右のうちの一
側に、マグネトロンの対応する側のフランジの辺縁を受
け入れる折り曲げ片とフランジの対応する側の下端に接
してフランジの落下を阻止する第一の落下阻止片とが設
けられた嵌め込み係合部を形成するとともに、ブラケッ
トの左右の他の一側に、1本のねじとフランジの対応す
る辺縁の下端に接してフランジの落下を阻止する第二の
落下阻止片とによってブラケットとフランジの締結が行
なわれるねじ固定部を形成して、マグネトロンの取付部
構造となした。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は上記のように構成された
ものであり、垂直ブラケットの左右のうちの一側に設け
られた折り曲げ片と第一の落下阻止片がマグネトロンフ
ランジの対応する側の辺縁を受け入れることにより係合
してマグネトロンの一側辺側の外れ落ちが完全に阻止さ
れ、また左右の他の側においてもマグネトロンフランジ
が第二の落下阻止片に支えられて落下が阻止され、その
状態において、1本のねじの装着および締め込みを実行
することにより、マグネトロンの取り付けが完了するよ
うになっている。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1、2により説明
する。
【0010】各図とも、マグネトロンが導波管の垂直側
壁に取り付けられている状態を示すもので、図1は上か
ら見た上面図で、図2は側面図である。各図において、
1は加熱室、2はこの加熱室1に取り付けられた導波管
で、3はこの導波管2の垂直の側壁に取り付けられたマ
グネトロン、4はこのマグネトロン3のアンテナであ
り、5はこのアンテナ部に設けられてマグネトロン3と
導波管2との間の電波漏洩を防止するガスケット、6は
マグネトロン3のフランジである。7は、導波管2に取
り付けられるマグネトロン3のフランジ6を受け止め
る、金属製のブラケットであり、このブラケット7の曲
げに対するばね性については、マグネトロンフランジ6
のそれより弱くしてある。
【0011】8は、ブラケット7の左辺縁の上下端部を
それぞれフック状8a、8bに折り曲げて、マグネトロ
ン3のフランジ6の左辺縁を受け入れる折り曲げ片であ
り、9はその折り曲げ片8の下方位置においてブラケッ
ト7の一部を曲げ起こして設けられ、マグネトロンフラ
ンジ6の下部を支えてその落下を阻止する落下阻止片で
ある。なお、この落下阻止片9の突き出し量は、マグネ
トロンフランジ6が折り曲げ片8中に差し込まれた状態
において、フランジ6の落下が発生しなければよい寸法
であればよい。10はブラケット7の左辺縁の上部にお
いて、上述の落下阻止片9と同様に曲げ起こされて設け
られた位置決め片で、マグネトロンフランジ6左辺縁の
所定位置への取り付け作業が能率よく行なえるようにす
るために設けられたものでる。
【0012】11はブラケット7の右辺縁部の下方位置
において、上述左辺縁部の落下阻止片9と同様に曲げ起
こされて設けられた落下阻止片であり、12は右辺縁部
の上部位置においてこの落下阻止片11と同様に曲げ起
こされて設けられた位置決め片である。このうちの落下
阻止片11の突き出し量については、マグネトロンフラ
ンジ6右辺をブラケット7に押し当ててから手を放した
ときに、ブラケット7の弾性により反り返りが生じて
も、マグネトロン3が落下片11から外れて落下しない
ようにな十分な寸法にしてある。
【0013】そして13は止めねじで、フランジ6に開
設された丸孔(図示せず)を通してブラケット7のねじ
孔(詳細図示せず)に差し込まれて締め込まれ、フラン
ジ6をブラケット7に固定するためのものである。な
お、マグネトロン3がこの止めねじ13によってブラケ
ット7に取り付けられた状態において、ガスケット5と
導波管壁(電波漏洩防止部)とが圧接状態で密着し、そ
れによって電波漏洩が起きないようにしてある。この点
については、止めねじの数の如何に係わらず、考え方は
同じである。
【0014】このように構成されたものにおいて、導波
管2にマグネトロン3を取り付ける場合を、図2によっ
て説明すると、導波管2のフランジ6の左辺縁を、落下
阻止片9と位置決め片10によって挟まれた領域に収ま
るように位置決めして、ブラケット7左辺縁の折り曲げ
片8のフック8a、8bに差し込む。次いで、フランジ
6の右辺縁を落下阻止片11と位置決め片12によって
区画された領域に収まるようにして、ブラケット7に押
し当てる。
【0015】この状態において、マグネトロン3に添え
ていた手を放しても、ブラケット7からマグネトロン3
が外れて落下することがないようになっており、あとは
1本のねじ13を装着して締め込むだけで、必要にして
十分な固定状態が即時実現する。
【0016】
【発明の効果】以上本発明によれば、垂直ブラケットの
左右のうちの一側に設けられた折り曲げ片と第一の落下
阻止片がマグネトロンフランジの対応する側の辺縁を受
け入れることにより係合してマグネトロンの一側辺側の
外れ落ちが完全に阻止され、また左右の他の側において
もマグネトロンフランジが第二の落下阻止片に支えられ
て落下が阻止され、その状態において、1本のねじの装
着および締め込みを実行することにより、マグネトロン
の取り付けを完了させることができるようになった。
【0017】また、マグネトロンのガスケット部におけ
る導波管との密着に関しては、1本のねじのみによる圧
接であるので、その密着が常に一定して行なわれること
になり、ねじ締め作業手順の違いによって漏洩防止性能
がばらついてしまうという、従来避け得なかった事態が
発生しなくなり、優れた電波シールを実現することがで
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の要部上面図である。
【図2】本発明一実施例の要部側面図である。
【図3】第一の従来例の要部側面図である。
【図4】第二の従来例の要部側面図である。
【符号の説明】
1:加熱室、2:導波管、3:マグネトロン、6:フラ
ンジ、7:ブラケット、8:折り曲げ片、9:落下阻止
片、10:位置決め片、11:落下阻止片、12:位置
決め片、12:位置決め片、13:ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立川 晃之 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室と、この加熱室に高周波エネルギ
    ーを供給するマグネトロンと、このマグネトロンが発振
    するマイクロ波を加熱室に導く導波管と、この導波管の
    側面に垂直に取り付けられてマグネトロンのフランジを
    接合する金属製のブラケットとで構成された高周波加熱
    装置において、前記垂直ブラケット(7)の左右のうち
    の一側に、前記マグネトロンの対応する側のフランジ
    (6)の辺縁を受け入れる折り曲げ片(8)と前記フラ
    ンジの対応する側の下端に接して前記フランジの落下を
    阻止する第一の落下阻止片(9)とが設けられた嵌め込
    み係合部が形成されているとともに、前記ブラケットの
    左右の他の一側に、1本のねじ(13)と前記フランジ
    の対応する辺縁の下端に接して前記フランジの落下を阻
    止する第二の落下阻止片(11)とによって前記ブラケ
    ットと前記フランジの締結が行なわれるねじ固定部が形
    成されていることを特徴とする高周波加熱装置のマグネ
    トロン取付部構造。
JP16270098A 1998-06-11 1998-06-11 高周波加熱装置のマグネトロン取付部構造 Pending JPH11354265A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16270098A JPH11354265A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 高周波加熱装置のマグネトロン取付部構造

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JP16270098A JPH11354265A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 高周波加熱装置のマグネトロン取付部構造

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JPH11354265A true JPH11354265A (ja) 1999-12-24

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ID=15759649

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JP16270098A Pending JPH11354265A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 高周波加熱装置のマグネトロン取付部構造

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JP (1) JPH11354265A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040050264A (ko) * 2002-12-10 2004-06-16 삼성전자주식회사 마그네트론, 전자렌지 및 고주파가열기
CN100337061C (zh) * 2002-11-26 2007-09-12 乐金电子(天津)电器有限公司 微波炉磁控管的组装结构

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