JPH1135241A - エレベータ制御装置 - Google Patents

エレベータ制御装置

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JPH1135241A
JPH1135241A JP9192691A JP19269197A JPH1135241A JP H1135241 A JPH1135241 A JP H1135241A JP 9192691 A JP9192691 A JP 9192691A JP 19269197 A JP19269197 A JP 19269197A JP H1135241 A JPH1135241 A JP H1135241A
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JP
Japan
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hall call
hall
elevator
call
floor
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JP9192691A
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Shoji Nakai
章二 中井
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホール呼び待ち時間をホール呼びランプの点
灯態様の変化によって利用者に知らせる。 【解決手段】 この発明のエレベータ制御装置は、ホー
ル呼び検出手段12によるホール呼びの検出後に、到着
時間演算手段14が所定周期でその周期の開始時点です
でに登録されているかご呼び、他のホール呼び及びエレ
ベータの現在位置に基づきエレベータの各ホール呼び発
生階への到着時間を演算し、調光手段2bが各ホール呼
び発生階のホール呼びランプ1bの光量をこの到着時間
に応じて調整する。これによって、ある階で利用者がホ
ール呼びすれば、その階に設置されているホール呼びラ
ンプの光量の変化によって後どれくらいでエレベータが
到着するかの見当をつけることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホール呼びが発生
した時に各ホール呼び発生階のホール呼びランプの点灯
態様をその階のエレベータの到着時間若しくは移動距離
に応じて変化させることによってホール待ち客にエレベ
ータ到着まで待ち時間の見当を与えるエレベータ制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビルの高層化、大規模化に伴っ
て、エレベータが広く利用されるようになっていて、多
様なサービス性、意匠性が要求されるようになってい
る。特に、ホール呼びを登録し、ホールで待つ利用者に
対してエレベータが到着するまでにどれくらいの時間が
かかるのかを報知することは、サービスを向上させる上
で重要な要素の1つである。
【0003】従来、ホールの待ち客に対するエレベータ
の到着までにかかる時間の見当を距離または時間で報知
する方法があり、例えば、距離による報知としてはエレ
ベータの現在位置を表示するポジションインジケータが
一般的であり、時間の報知としてエレベータの到着時間
を音声で知らせるホールアナウンス装置または数値や形
の大小で示す特殊な待ち時間インジケータ(表示装置)
が知られている。このような手段によって自分の行った
ホール呼びによってどれくらいの時間待てばエレベータ
が到着するかの見当をつけさせることは、待ち客に対し
てエレベータをじっと待つ時のイライラ感を低減させ、
また長待ちになりそうな場合には階段を利用するための
判断基準を与えることになって、サービスの向上に役立
つ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のエレ
ベータ制御装置では、ポジションインジケータや特殊な
待ち時間インジケータを各階のエレベータホールに、し
かもエレベータの台数分、またホールアナウンス装置に
あっては各階に少なくとも1台設置する必要があり、か
なりのコスト高になってしまう問題点があった。またそ
の設置に伴う配線、設置工事なども別途に必要で、かな
りの手間と時間がかかる問題点もあった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、各階のエレベータホールには必須の備
品であるホール呼び釦によってホール呼びした時にその
ホール呼びが受け付けられたことを示すために点灯する
ホール呼びランプを利用し、待ち客にホール呼びした時
に後どれくらいで到着するか、ホール呼びランプの点灯
態様の変化によって見当をつけさせるようにしてコスト
上昇を極力抑えながら、サービスの向上が図れるエレベ
ータ制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のエレベ
ータ制御装置は、エレベータのホールに設置されたホー
ル呼び釦が押されたことを検出するホール呼び検出手段
と、前記ホール呼び検出手段によるホール呼びの検出後
に、所定周期で当該周期の開始時点ですでに登録されて
いるかご呼び、他のホール呼び及びエレベータの現在位
置に基づきエレベータのホール呼び発生階への到着時間
を演算する到着時間演算手段と、前記到着時間演算手段
による前記到着時間に応じて前記ホール呼び発生階のホ
ール呼びランプの光量を調整する調光手段とを備えたも
のである。
【0007】請求項1の発明のエレベータ制御装置で
は、ホール呼び検出手段によるホール呼びの検出後に、
到着時間演算手段が所定周期でその周期の開始時点です
でに登録されているかご呼び、他のホール呼び及びエレ
ベータの現在位置に基づきエレベータの各ホール呼び発
生階への到着時間を演算し、調光手段が各ホール呼び発
生階のホール呼びランプの光量をこの到着時間に応じて
調整する。これによって、ある階で利用者がホール呼び
すれば、その階に設置されているホール呼びランプの光
量の変化によって後どれくらいでエレベータが到着する
かの見当をつけることができるようになる。
【0008】請求項2の発明のエレベータ制御装置は、
エレベータのホールに設置されたホール呼び釦が押され
たことを検出するホール呼び検出手段と、前記ホール呼
び検出手段によるホール呼びの検出後に、所定周期で当
該周期の開始時点ですでに登録されているかご呼び、他
のホール呼び及びエレベータの現在位置に基づきエレベ
ータのホール呼び発生階への到着時間を演算する到着時
間演算手段と、前記到着時間演算手段による前記到着時
間に応じて前記ホール呼び発生階のホール呼びランプの
点灯間隔を調整する点灯間隔調整手段とを備えたもので
ある。
【0009】請求項2の発明のエレベータ制御装置で
は、ホール呼び検出手段によるホール呼びの検出後に、
到着時間演算手段が所定周期でその周期の開始時点です
でに登録されているかご呼び、他のホール呼び及びエレ
ベータの現在位置に基づきエレベータの各ホール呼び発
生階への到着時間を演算し、点灯間隔調整手段が各ホー
ル呼び発生階のホール呼びランプ点灯間隔をこの到着時
間に応じて調整する。これによって、ある階で利用者が
ホール呼びすれば、その階に設置されているホール呼び
ランプの点灯間隔の変化によって後どれくらいでエレベ
ータが到着するかの見当をつけることができるようにな
る。
【0010】請求項3の発明のエレベータ制御装置は、
エレベータのホールに設置されたホール呼び釦が押され
たことを検出するホール呼び検出手段と、前記ホール呼
び検出手段によるホール呼びの検出後に、所定周期で当
該周期の開始時点ですでに登録されているかご呼び、他
のホール呼び及びエレベータの現在位置に基づきエレベ
ータのホール呼び発生階への到着時間を演算する到着時
間演算手段と、前記到着時間演算手段による前記到着時
間に応じて前記ホール呼び発生階のホール呼びランプの
点灯個数を調整する調光手段とを備えたものである。
【0011】請求項3の発明のエレベータ制御装置で
は、ホール呼び検出手段によるホール呼びの検出後に、
到着時間演算手段が所定周期でその周期の開始時点です
でに登録されているかご呼び、他のホール呼び及びエレ
ベータの現在位置に基づきエレベータの各ホール呼び発
生階への到着時間を演算し、調光手段が各ホール呼び発
生階のホール呼びランプの点灯個数をこの到着時間に応
じて調整する。これによって、ある階で利用者がホール
呼びすれば、その階に設置されているホール呼びランプ
の点灯個数の変化によって後どれくらいでエレベータが
到着するかの見当をつけることができるようになる。
【0012】請求項4の発明のエレベータ制御装置は、
エレベータのホールに設置されたホール呼び釦が押され
たことを検出するホール呼び検出手段と、前記ホール呼
び検出手段による新たに発生したホール呼びの検出後
に、所定周期で当該周期の開始時点ですでに登録されて
いるかご呼び、他のホール呼び及びエレベータの現在位
置に基づきホール呼び発生階までの移動距離を演算する
距離演算手段と、前記距離演算手段による前記移動距離
に応じて前記ホール呼び発生階のホール呼びランプの光
量を調整する調光手段とを備えたものである。
【0013】請求項4の発明のエレベータ制御装置で
は、ホール呼び検出手段によるホール呼びの検出後に、
距離演算手段が所定周期でその周期の開始時点ですでに
登録されているかご呼び、他のホール呼び及びエレベー
タの現在位置に基づき各ホール呼び発生階までの移動距
離を演算し、調光手段が各ホール呼び発生階のホール呼
びランプの光量をこの移動距離に応じて調整する。これ
によって、ある階で利用者がホール呼びすれば、その階
に設置されているホール呼びランプの光量の変化によっ
て後どれくらいでエレベータが到着するかの見当をつけ
ることができるようになる。
【0014】請求項5の発明のエレベータ制御装置は、
エレベータのホールに設置されたホール呼び釦が押され
たことを検出するホール呼び検出手段と、前記ホール呼
び検出手段による新たに発生したホール呼びの検出後
に、所定周期で当該周期の開始時点ですでに登録されて
いるかご呼び、他のホール呼び及びエレベータの現在位
置に基づきホール呼び発生階までの移動距離を演算する
距離演算手段と、前記距離演算手段による前記移動距離
に応じて前記ホール呼び発生階のホール呼びランプの点
灯間隔を調整する点灯間隔調整手段とを備えたものであ
る。
【0015】請求項5の発明のエレベータ制御装置で
は、ホール呼び検出手段によるホール呼びの検出後に、
距離演算手段が所定周期でその周期の開始時点ですでに
登録されているかご呼び、他のホール呼び及びエレベー
タの現在位置に基づき各ホール呼び発生階までの移動距
離を演算し、点灯間隔調整手段が各ホール呼び発生階の
ホール呼びランプの点灯間隔をこの移動距離に応じて調
整する。これによって、ある階で利用者がホール呼びす
れば、その階に設置されているホール呼びランプの点灯
間隔の変化によって後どれくらいでエレベータが到着す
るかの見当をつけることができるようになる。
【0016】請求項6の発明のエレベータ制御装置は、
エレベータのホールに設置されたホール呼び釦が押され
たことを検出するホール呼び検出手段と、前記ホール呼
び検出手段による新たに発生したホール呼びの検出後
に、所定周期で当該周期の開始時点ですでに登録されて
いるかご呼び、他のホール呼び及びエレベータの現在位
置に基づきホール呼び発生階までの移動距離を演算する
距離演算手段と、前記距離演算手段による前記移動距離
に応じて前記ホール呼び発生階のホール呼びランプの点
灯個数を調整する調光手段とを備えたものである。
【0017】請求項6の発明のエレベータ制御装置で
は、ホール呼び検出手段によるホール呼びの検出後に、
距離演算手段が所定周期でその周期の開始時点ですでに
登録されているかご呼び、他のホール呼び及びエレベー
タの現在位置に基づき各ホール呼び発生階までの移動距
離を演算し、調光手段が各ホール呼び発生階のホール呼
びランプの点灯個数をこの移動距離に応じて調整する。
これによって、ある階で利用者がホール呼びすれば、そ
の階に設置されているホール呼びランプの点灯個数の変
化によって後どれくらいでエレベータが到着するかの見
当をつけることができるようになる。
【0018】請求項7の発明は、請求項1〜6のエレベ
ータ制御装置において、ホール呼びランプに代えてホー
ル到着灯を利用したものであり、ホール到着灯の点灯態
様の変化によってエレベータ到着までの待ち時間または
エレベータ移動距離の長短をホール待ち客に知らせるこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
構成を示している。ホール呼び釦1は各階床に設置され
ており、これにはホール呼びランプ1bとホール呼び登
録スイッチ1aとが内蔵され、ホール呼びを登録する際
に操作されると、ホール呼び入出力制御部2に設けられ
た入力検出部2aがホール呼び登録スイッチ1aの動作
信号を検出してホール呼び信号を出力し、また調光部2
bでホール呼びランプ1bを後述する待ち予測時間また
は移動距離に応じた光量に調光するようになっている。
エレベータそれぞれの運行を制御する単体制御部3はエ
レベータ機械室に設置されており、この単体制御部3と
各階床のホール呼び入出力制御部2とは第1の伝送路4
を介して接続され、ホール呼びに関するデータの授受を
行う。一方、かご5内に設置されたかご操作パネル6と
単体制御部3とは、第2の伝送路7を介して接続されて
おり、かご呼び、戸開閉状態などのデータの授受を行
う。
【0020】巻上機8は電源線9を介して単体制御部3
から供給される電力により正転、逆転させてかご5を昇
降させる。パルスジェネレータ(PG)10は巻上機8
の回転をパルスに変換し、パルス信号を信号線11を介
して単体制御部3に送信する。単体制御部3ではこのパ
ルス信号をもとにして巻上機8を制御し、かご5の位置
制御を行う。
【0021】単体制御部3は信号処理部12と運転制御
部13と演算処理部14で構成されている。信号処理部
12はホール呼び、かご呼び、戸開閉の情報やパルス信
号の処理及び巻上機8に供給する電源出力を行う。運転
制御部13は信号処理部12から入力されたパルス信号
及びホール呼び、かご呼び情報をもとに次停止階を決定
し、信号処理部12に対して電源制御指令を出力して巻
上機8の回転を制御する。
【0022】演算処理部14は運転制御部13から入力
されたかご5の位置、方向及び信号処理部12から入力
された既登録のホール呼び、かご呼びより対象とするホ
ール呼びに応答するまでの到着時間をある一定周期で演
算し、演算結果をホール呼びランプ1bの照度指数に変
換した後、この照度指数を信号処理部12から第1の伝
送路4を介してホール呼び入出力制御部2内の調光部2
bに送信する。調光部2bは、信号処理部12から送ら
れてくる照度指数をもとにして該当する光量でホール呼
びランプ1bを点灯させる。
【0023】次に、上記構成の第1の実施の形態のエレ
ベータ制御装置の動作について、図2〜図7のフローチ
ャートと図8〜図10のデータテーブルとに基づいて説
明する。この第1の実施の形態の特徴は、任意の階でホ
ール呼びが発生した時に、そのホール呼びに対してエレ
ベータかごの到着時間を周期的に演算し、到着時間の長
さの変化に応じてホール呼びランプ1bの光量を変化さ
せることにより当該ホール呼びをした利用者にエレベー
タ到着までの待ち時間の見当をつけさせる点にある。
【0024】図2のフローチャートに示すように、ホー
ル呼び釦1に対する入出力制御部2の入力検出部2aが
ホール呼びスイッチ1aの作動を検出した時には、第1
の伝送路4を通じて単体制御部3の信号処理部12に入
力され、図8に示すホール呼び登録テーブル20を更新
する(ステップS1)。またかご操作パネル6から新た
なかご呼びが発生して第2の伝送路7を通じて信号処理
部12に入力されると、信号処理部12は図8に示すか
ご呼び登録テーブル21に登録する。
【0025】演算処理部14は、一定周期ごとに運転制
御部13よりかご5の現在位置及び移動方向を入力し、
ホール呼び登録テーブル20とかご呼び登録テーブル2
1とを検索して、各呼びに応答して該当階に到着するま
での到着時間を演算し、その結果を到着時間テーブル2
2の該当セルにセットする(ステップS2)。
【0026】信号処理部12では、演算処理部14で演
算された到着時間テーブル22を参照して、ステップS
1で検出したホール呼びに対する到着時間を抽出し、さ
らに図9に示す照度指数変換テーブル25を参照して到
着時間に対応するランプ照度指数を選択し、照度指数出
力テーブル26に登録する(ステップS3)。そして所
定周期ごとにこの照度指数出力テーブル26を参照し、
ホール呼び登録されている階それぞれのホール呼び入出
力制御部2に該当する照度指数を伝送し、ホール呼びラ
ンプ1bを調光させる(ステップS4)。
【0027】次に、図2のフローチャートにおける各ス
テップの処理ルーチンを詳しく説明する。ステップS1
のホール呼び検出処理ルーチンは、図3のフローチャー
トに示すものである。ホール呼び登録テーブル20のデ
ータHC(N)(M):N=1(DOWN),2(U
P),M=1〜Fmax をサーチして、エレベータが就役
する全階床のUP,DOWNいずれかの方向で「1」と
なっているものがないかどうか、つまり、ホール呼びが
登録されている階床がないかどうかを検索する(ステッ
プS31〜S33)。登録されているセルが見出されれ
ば(HC(N)(M)が見出されたとする)、当該ホー
ル呼びに対する到着時間ARVT(N)(M)に対する
ランプ照度指数変換処理の要求を発生する(ステップS
34〜S36)。
【0028】このステップS34でランプ照度指数変換
処理の要求が発生すると、信号処理部12は図7に示す
ランプ照度指数変換ルーチンの処理を実行し、ホール呼
びHC(N)(M)に対する到着時間ARVT(N)
(M)を図8の到着時間テーブル22の該当するセルか
ら読出し、この到着時間ARVT(N)(M)につい
て、図9に示した照度指数変換テーブル25を参照して
該当するランクの照度指数MD(k)に変換する(ステ
ップS71,S72,S74)。そして照度指数MD
(k)が決定すれば、当該照度指数MD(k)を照度指
数出力テーブル26の該当セルLO(N)(M)に登録
する(ステップS73)。
【0029】図2のステップS2の到着時間演算ルーチ
ンは図4〜図6のフローチャートに示すものである。ホ
ール呼び検出処理ルーチンとは非同期で、かつ一定周期
でこの到着時間演算ルーチンが実行される。それには、
運転制御部13から得られたエレベータの位置POSか
ら方向DIRにホール呼びまたはかご呼びの有無を検索
し、あればエレベータ位置POSから呼びに応答するま
での到着時間を演算する(ステップS41〜S49;S
4A〜S4F)。そしてエレベータの現在の進行方向D
IRでの呼び有無の検索が終了すれば、進行方向の逆方
向について最終呼びの位置からホール呼びを検索し、ホ
ール呼びに応答するまでの到着時間を演算する(ステッ
プS4H〜4L;4N〜4R)。ここで、到着時間演算
中のFTは各階床における走行時間、DTはドア時間
(戸閉→戸開→戸閉までの時間)を意味し、階高、エレ
ベータ速度、ドア速度などによって決定される値であ
る。
【0030】こうして算出したホール呼び発生階ごとの
到着時間ARVT(N),(M)は図8に示す到着時間
テーブル22に登録され、また演算ごとに更新される。
【0031】次に、到着時間の計算例を図8に示す状況
の場合について説明する。図8(a)は、エレベータ就
役階床は1F(1階)〜Fmax F(Fmax 階)まであ
り、2階で戸開し、UP方向(POS=2,DIR=
2)を持っており、4階とFm 階にかご呼びがあり、ま
たFm 階とはFm+1 階とにUPホール呼びが登録されて
おり、さらにFm 階にDOWNホール呼びが登録されて
いる状態を示している。この呼び登録状態はホール呼び
登録テーブル20とかご呼び登録テーブル21におい
て、図8(b),(c)それぞれに示すように登録され
る。
【0032】図3〜図7のフローチャートによれば、4
階のかご呼びがあるのでKC(4)=1であり、例え
ば、到着時間ARVTをかごの現在位置から対象とする
階でかごが完全に戸開するまでの時間とすれば、かごが
2階でUP方向で完全に戸開している状態から4階に到
着して完全に戸開するまでの時間ARVT(2)(4)
は、2階で完全に戸閉するまでの時間DT/2と、2階
→4階の走行時間FT(2)と、4階到着後かごが完全
に戸開するまでの時間DT/2との和となるので、
【数1】 ARVT(2)(4)=T1=FT(2)+DT である。また同様に、ARVT(2)(Fm ),ARV
T(2)(Fm+1 )はそれぞれ、
【数2】ARVT(2)(Fm )=T2=T1+FT
(Fm −4)+DT ARVT(2)(Fm+1 )=T3=T2+FT(1)+
DT となる。また、Fm+1 階のDOWNホール呼びが最終呼
びとなり、この階からDOWN方向にホール呼びを検索
する。HC(1)(Fm )=1であるため、ARVT
(1)(Fm+1 )は、
【数3】ARVT(1)(Fm )=T4=T3+FT
(1)+DT となる。
【0033】したがって、この実施の形態によれば、登
録されたホール呼びに対してその階にエレベータが到着
するまでの時間をランプの照度によって表現することに
よって、到着時間が長いうちはホール呼びランプ1bを
明るく点灯させておき、エレベータの移動によって到着
が近づくとホール呼びランプ1bが漸次暗くなり、消灯
した時にちょうど到着という変化をすることになり、従
来の待ち時間報知のための特殊な装置が必要ではなく、
エレベータホールの意匠がシンプルになり、エレベータ
据え付け、調整時間の短縮が図れ、かつ待ち時間を報知
することによって利用者のイライラ感を軽減し、サービ
スの向上が図れる。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態を図10
〜図12に基づいて説明する。第2の実施の形態のエレ
ベータ制御装置の特徴は、第1の実施の形態ではホール
呼び発生階ごとにその階のホール呼びランプの照度を到
着時間に応じて変化させることによって到着までの待ち
時間の見当を利用者につけさせることにしたのを、到着
時間に応じてホール呼びランプ1bの点灯時間を変化さ
せることによって到着までの待ち時間の見当を利用者に
つけさせる点にある。すなわち図10のフローチャート
に示すように、第1の実施の形態の図2のフローチャー
トにおけるステップS3のランプ照度指数変換ルーチ
ン、ステップS4のランプ照度指数送信ルーチンに代え
て、ランプ点灯時間指数変換ルーチン(ステップS
3′)、ランプ点灯時間指数送信ルーチン(ステップS
4′)を実行する。
【0035】信号処理部12では、演算処理部14で演
算された到着時間テーブル22を参照して、ステップS
1で検出したホール呼びに対する到着時間を抽出し、さ
らに図11に示す点灯時間指数変換テーブル30を参照
して到着時間に対応するランプ点灯時間指数ND(k)
を選択し、点灯時間照度指数出力テーブル31のLO
(N)(M)に登録する(ステップS3′)。そして所
定周期ごとにこの点灯時間指数出力テーブル31を参照
し、ホール呼び登録されている階それぞれのホール呼び
入出力制御部2に該当する点灯時間指数を伝送し、ホー
ル呼びランプ1bを点滅点灯させる(ステップS
4′)。
【0036】信号処理部12が実行するステップS1の
ホール呼び検出処理ルーチンは、第1の実施の形態と同
様に、図3のフローチャートに示すものであるが、ステ
ップS34では、ホール呼びに対する到着時間ARVT
(N)(M)に対して、ランプ照度指数変換処理の要求
を発生する代わりに、ランプ点灯時間指数変換処理の要
求を発生する。
【0037】そしてステップS34でランプ点灯時間指
数変換処理の要求が発生すると、信号処理部12は図1
2に示すランプ点灯時間指数変換ルーチンの処理を実行
し、ホール呼びHC(N)(M)に対する到着時間AR
VT(N)(M)を図8の到着時間テーブル22の該当
するセルから読出し、この到着時間ARVT(N)
(M)について、図11に示した点灯時間指数変換テー
ブル30を参照して該当するランクの点灯時間指数ND
(k)に変換する(ステップS121,S122,S1
24)。そして点灯時間指数ND(k)が決定すれば、
当該点灯時間指数ND(k)を点灯時間指数出力テーブ
ル31の該当セルLO(N)(M)に登録する(ステッ
プS123)。
【0038】さらに信号処理部12は、周期的に図10
のステップS4′の処理を繰り返し、ランプ点灯時間指
数出力テーブル31を参照して発生しているホール呼び
すべてについてランプ点灯時間指数を該当するホール呼
び発生階それぞれに送信し、ホール呼びランプ1bを到
着時間の長さによって変化する点灯時間で点滅点灯させ
るのである(ステップS4′)。ここで、ホール呼び入
出力制御部2の調光部2bによるホール呼びランプ1b
の点灯時間制御は、図11(c)に示すように点灯時間
LTと消灯時間STの合計時間、つまり1周期は一定に
して、到着時間が長い場合には点灯時間LTの比率を大
きくし、逆に到着時間が短くなれば点灯時間LTの比率
を小さくする制御である。
【0039】しかしながら、このような点灯点滅制御に
代えて、点灯時間と消灯時間の比は一定にしながらその
全体の周期を到着時間が長い場合にはゆっくり点滅し、
到着時間が近くなれば早く点滅するように制御すること
もできる。
【0040】この第2の実施の形態にあっては、登録さ
れたホール呼びそれぞれに対して該当する階のホール呼
びランプの点滅制御を到着時間に応じて変化させるよう
にしたので、到着時間が長いうちはホール呼びランプ1
bの点灯時間を長くし、エレベータの移動によって到着
が近づくとホール呼びランプ1bの点灯時間が短くな
り、点灯しなくなれば到着という変化をすることにな
り、従来の待ち時間報知のための特殊な装置が必要では
なく、エレベータホールの意匠がシンプルになり、エレ
ベータ据え付け、調整時間の短縮が図れ、かつ待ち時間
を報知することによって利用者のイライラ感を軽減し、
サービスの向上が図れる。
【0041】次に、本発明の第3の実施の形態を図13
〜図16に基づいて説明する。第3の実施の形態のエレ
ベータ制御装置の特徴は、第1の実施の形態ではホール
呼び発生階ごとにその階の1つのホール呼びランプ1b
の照度を到着時間に応じて変化させることによって到着
までの待ち時間の見当を利用者につけさせることにした
のを、到着時間に応じてホール呼びランプ1bの点灯エ
リアを変化させることによって到着までの待ち時間の見
当を利用者につけさせる点にある。
【0042】図13(a)に示すように、ホール呼びラ
ンプ1bを多数個のミニランプをマトリクスに配置した
構成とし、かつ点灯エリアをエリア41,42,43…
と区切り、同図(b)に示すようにエレベータの到着時
間の長短に応じて点灯エリアを増減させることによっ
て、たとえば、点灯エリア46を点灯させることによっ
てミニランプ全数点灯状態56から点灯エリアを45→
44→…と漸次縮小することによって、点灯状態55→
54→53…と変化させ、これを到着時間の変化に対応
させ、点灯状態50になった時にエレベータがちょうど
到着するように制御するのである。
【0043】これを実現するための調光制御は次のとお
りである。図14のフローチャートに示すように、第1
の実施の形態の図2のフローチャートにおけるステップ
S3のランプ照度指数変換ルーチン、ステップS4のラ
ンプ照度指数送信ルーチンに代えて、点灯エリア変換ル
ーチン(ステップS3″)、点灯エリア送信ルーチン
(ステップS4″)を実行する。
【0044】信号処理部12では、第1の実施の形態と
同様に演算処理部14で演算された到着時間テーブル2
2を参照して、ステップS1で検出したホール呼びに対
する到着時間を抽出し、さらに図15に示す点灯エリア
変換テーブル60を参照して到着時間に対応するランプ
点灯エリアAR(k)を選択し、点灯エリア出力テーブ
ル61のLO(N)(M)に登録する(ステップS
3″)。そして所定周期ごとにこの点灯エリア出力テー
ブル61を参照し、ホール呼び登録されている階それぞ
れのホール呼び入出力制御部2に該当する点灯エリアを
伝送し、ホール呼びランプ1bの該当する点灯エリア4
1〜46の該当するエリアを点灯させる(ステップS
4″)。
【0045】信号処理部12が実行するステップS1の
ホール呼び検出処理ルーチンは、第1の実施の形態と同
様に、図3のフローチャートに示すものであるが、ステ
ップS34では、ホール呼びに対する到着時間ARVT
(N)(M)に対して、ランプ照度指数変換処理の要求
を発生する代わりに、ランプ点灯エリア変換処理の要求
を発生する。
【0046】そしてステップS34でランプ点灯エリア
変換処理の要求が発生すると、信号処理部12は図16
に示すランプ点灯エリア変換ルーチンの処理を実行し、
ホール呼びHC(N)(M)に対する到着時間ARVT
(N)(M)を図8の到着時間テーブル22の該当する
セルから読出し、この到着時間ARVT(N)(M)に
ついて、図15に示した点灯エリア変換テーブル60を
参照して該当するランクの点灯エリアAR(k)に変換
する(ステップS161,S162,S164)。そし
て点灯エリアAR(k)が決定すれば、当該点灯エリア
AR(k)を点灯エリア出力テーブル61の該当セルL
O(N)(M)に登録する(ステップS163)。
【0047】さらに信号処理部12は、周期的に図14
のステップS4″の処理を繰り返し、ランプ点灯エリア
出力テーブル61を参照して発生しているホール呼びす
べてについてランプ点灯エリアを該当するホール呼び発
生階それぞれに送信し、ホール呼びランプ1bを到着時
間の長さによって点灯エリアを広狭制御する(ステップ
S4″)。ここで、ホール呼び入出力制御部2の調光部
2bによるホール呼びランプ1bの点灯エリア制御は、
到着時間が長い場合には点灯エリアを広くし、逆に到着
時間が近づくにしたがって点灯エリアを漸次縮小し、ち
ょうど到着の時に完全消灯になるように制御する。
【0048】なお、ホール呼びランプ1bの点灯エリア
の拡大縮小の機能は多数のミニアンプをマトリクスに配
置し、点灯個数、位置を制御する代わりに、1個のラン
プによって広狭調整できるものを使用することもでき
る。
【0049】この第3の実施の形態にあっては、登録さ
れたホール呼びそれぞれに対して該当する階のホール呼
びランプの点灯エリアを到着時間に応じて広狭変化させ
るようにしたので、到着時間が長いうちはホール呼びラ
ンプ1bの点灯エリアを広くし、エレベータの移動によ
って到着が近づくとホール呼びランプ1bの点灯エリア
を狭くし、点灯エリアがなくなれば到着という変化をす
ることになり、従来の待ち時間報知のための特殊な装置
が必要ではなく、エレベータホールの意匠がシンプルに
なり、エレベータ据え付け、調整時間の短縮が図れ、か
つ待ち時間を報知することによって利用者のイライラ感
を軽減し、サービスの向上が図れる。
【0050】次に、本発明の第4の実施の形態を図17
〜図25に基づいて説明する。第1の実施の形態ではホ
ール呼びに対してそのホール呼び発生階へエレベータが
到着するまでの到着時間を予測し、エレベータの位置、
他のホール呼び及びかご呼びの状態に応じて周期的に到
着時間を演算し、その到着時間に応じてホール呼びラン
プの光量を変化させるようにしたが、第4の実施の形態
のエレベータ制御装置は、到着時間に代えてエレベータ
の現在位置からホール呼び階までのエレベータの移動距
離に応じてホール呼びランプの光量を変化させることを
特徴とする。したがって、ハードウェア的な構成は図1
に示した第1の実施の形態と同じである。ただし、信号
処理部12及び演算処理部14は後述する演算制御処理
を行うことになる。
【0051】単体制御部3が実行する演算制御処理は図
17のフローチャートに示すとおりであり、ホール呼び
検出処理S101、到着距離演算処理S102、ランプ
照度指数変換処理S103及びランプ照度指数送信処理
S104を所定の周期ごとに実行する。ただし、ホール
呼び検出処理S101とランプ照度指数変換処理S10
3とランプ照度指数送信処理S104とは同一の周期で
行い、また到着距離演算処理S102はこれとは別に、
所定の周期ごとに行う。
【0052】図18は本実施の形態の報知指標となる到
着距離を示す概念図であり、エレベータで一般に利用さ
れているホールインジケータ74による到着距離との相
違を示している。1階〜Fmax 階にエレベータが就役し
ていて、かごが2階に戸開してUP方向を選択してお
り、4階とFm+1 階にかご呼びが発生し、Fm-1 階にD
OWNのホール呼びが登録されている。この場合、Fm-
1 階のホールインジケータ74はUP方向と2階の部分
が点灯した状態であり、Fm-1 階の待ち客はかごが応答
するまでの走行距離(以下、到着距離と称する)はFm+
1 階のかご呼びの状態を察知することができないので、
同図(c)に示す到着距離76と考える。
【0053】しかしながらエレベータの実際の到着距離
75は、エレベータインジケータ74の表示を見て待ち
客が考える到着距離76に対して、さらにFm+1 階のか
ご呼びに応答してからFm-1 階にDOWN方向で到着す
るまでの距離77を余分に走行してから到着することに
なる。このため、エレベータがFm-1 階を通過した時に
は待ち客は少し落胆するかもしれないが、本発明の場合
にはこのホールインジケータ74とは別に、ホール呼び
ランプの点灯照度を到着距離に応じて変化させることに
よって、待ち客が自分のいるFm-1 階にエレベータが到
着しようとする時にこのエレベータが自分のホール呼び
に応答して停止するのか、それとも通過するのかを察知
させ、このような場合のイライラ感を和らげることを目
的とする。
【0054】図19は単体制御部3のメモリに設定され
るホール呼び登録テーブル20、かご呼び登録テーブル
21及び到着距離テーブル70を示している。ホール呼
び登録テーブル20とかご呼び登録テーブル21は図8
に示した第1の実施の形態のものと同じである。到着距
離テーブル70は第1の実施の形態の到着時間テーブル
22に代わるものである。
【0055】図17のフローチャートに示すように、ホ
ール呼び釦1に対する入出力制御部2の入力検出部2a
がホール呼びスイッチ1aの作動を検出した時には、第
1の伝送路4を通じて単体制御部3の信号処理部12に
入力され、図19に示すホール呼び登録テーブル20を
更新する(ステップS101)。またかご操作パネル6
から新たなかご呼びが発生して第2の伝送路7を通じて
信号処理部12に入力されると、信号処理部12はかご
呼び登録テーブル21に登録する。
【0056】演算処理部14は、一定周期ごとに運転制
御部13よりかご5の現在位置及び移動方向を入力し、
ホール呼び登録テーブル20とかご呼び登録テーブル2
1とを検索して、各呼びに応答して該当階に到着するま
での到着距離を演算し、その結果を到着距離テーブル7
0の該当セルにセットする(ステップS102)。
【0057】信号処理部12では、演算処理部14で演
算された到着距離テーブル70を参照して、ステップS
101で検出したホール呼びに対する到着距離を抽出
し、さらに図20に示す照度指数変換テーブル81を参
照して到着距離に対応するランプ照度指数を選択し、照
度指数出力テーブル26(このテーブル26は第1の実
施の形態と同じである)に登録する(ステップS10
3)。そして所定周期ごとにこの照度指数出力テーブル
26を参照し、ホール呼び登録されている階それぞれの
ホール呼び入出力制御部2に該当する照度指数を伝送
し、ホール呼びランプ1bを調光させる(ステップS1
04)。
【0058】次に、図17のフローチャートにおける各
ステップの処理ルーチンを詳しく説明する。ステップS
101のホール呼び検出処理ルーチンは、図21のフロ
ーチャートに示すものである。ホール呼び登録テーブル
20のデータHC(N)(M):N=1(DOWN),
2(UP),M=1〜Fmax をサーチして、エレベータ
が就役する全階床のUP,DOWNいずれかの方向で
「1」となっているものがないかどうか、つまり、ホー
ル呼びが登録されている階床がないかどうかを検索する
(ステップS211〜S213)。登録されているセル
が見出されれば(HC(N)(M)が見出されたとす
る)、当該ホール呼びに対する到着距離ARVL(N)
(M)に対するランプ照度指数変換処理の要求を発生す
る(ステップS214〜S216)。
【0059】このステップS214でランプ照度指数変
換処理の要求が発生すると、信号処理部12は図25に
示すランプ照度指数変換ルーチンの処理を実行し、ホー
ル呼びHC(N)(M)に対する到着距離ARVL
(N)(M)を図19の到着距離テーブル70の該当す
るセルから読出し、この到着距離ARVL(N)(M)
について、図20に示した照度指数変換テーブル81を
参照して該当するランクの照度指数MD(k)に変換す
る(ステップS251,S252,S254)。そして
照度指数MD(k)が決定すれば、当該照度指数MD
(k)を照度指数出力テーブル26の該当セルLO
(N)(M)に登録する(ステップS253)。
【0060】図20に示すランプ照度指数変換テーブル
81は、エレベータ就役階床数が1階〜Fmax 階までの
Fmax 階床とすると、エレベータが最大移動する距離は
2Fmax (これを、FLとする)であるので、あるホー
ル呼びに対する到着距離の最大はFL(=2Fmax )と
し、この最大到着距離FLに対する割合でランク分けし
た1つの例を示している。
【0061】図17のステップS102の到着距離演算
ルーチンは図22〜図24のフローチャートに示すもの
である。ステップS101のホール呼び検出処理ルーチ
ンとは非同期で、かつ一定周期でこの到着距離演算ルー
チンが実行される。それには、運転制御部13から得ら
れたエレベータの位置POSと方向DIRからホール呼
び発生階までの到着距離(=移動階床数)を演算する
(ステップS221〜S229;S22A〜S22
F)。そしてエレベータの現在の進行方向DIRでの検
索が終了すれば、進行方向の逆方向について最終停止階
からホール呼びを検索し、ホール呼び発生階までの到着
距離を演算する(ステップS22H〜22L;22N〜
22R)。こうして算出したホール呼び発生階ごとの到
着距離ARVL(N),(M)は図19に示す到着距離
テーブル70に登録され、また演算ごとに更新される。
【0062】次に、到着距離の計算例を図19に示す状
況の場合について説明する。図19(a)は、エレベー
タ就役階床は1階〜Fmax 階まであり、2階で戸開し、
UP方向(POS=2,DIR=2)を持っており、4
階とFm+1 階にかご呼びがあり、Fm 階にはDOWNホ
ール呼びが登録されている状態を示している。この呼び
登録状態はホール呼び登録テーブル20とかご呼び登録
テーブル21において、図19(b),(c)それぞれ
に示すように登録される。
【0063】図22〜図24のフローチャートによれ
ば、4階のかご呼びがあるのでKC(4)=1であり、
例えば、到着距離ARVLをかごの現在位置から対象と
する階までの階床差とすれば、かごが2階から4階まで
移動する距離ARVL(2)(4)は、 ARVL(2)(4)=L1=2 である。また同様に、ARVL(2)(Fm+1 )は、
【数4】ARVL(2)(Fm+1 )=L2=L1+(F
m+1 −4)=Fm+1 −2 となる。またFm+1 階のかご呼びが最終呼びとなり、こ
の階からDOWN方向にホール呼びを検索する。HC
(1)(Fm-1 )=1であるため、ARVL(1)(F
m-1 )は、
【数5】ARVL(1)(Fm-1 )=L3=L2+Fm+
1 −Fm-1 =Fm+1 となる。
【0064】したがって、この実施の形態によれば、登
録されたホール呼びに対してその階にエレベータが到着
するまでのエレベータ移動距離をホール呼びランプの照
度によって表現することによって、あるホール呼びに対
してエレベータの到着距離が長いうちはホール呼びラン
プ1bを明るく点灯させておき、エレベータの移動によ
って到着が近づくとホール呼びランプ1bが漸次暗くな
り、消灯した時にちょうど到着という照度変化をさせる
ことができ、ホールのエレベータ利用者は自分の呼んだ
方向とは逆の方向の呼び応答が残っているために自分の
待ち階では停止しないような場合、あるいは停止しても
呼びとは逆方向に発車するような状態では、従来のホー
ルインジケータでは自分の呼び階に到着したように見え
ても、本実施の形態ではホール呼びランプの点灯照度が
漸次暗くなってはいってもまだ消灯するまでには暗くな
っていないことからそれを察知することができるように
なり、利用者のイライラ感を軽減し、サービスの向上が
図れる。
【0065】次に、本発明の第5の実施の形態を図26
及び図27に基づいて説明する。第5の実施の形態のエ
レベータ制御装置の特徴は第2の実施の形態と同様であ
り、第4の実施の形態ではホール呼び発生階ごとにその
階のホール呼びランプの照度を到着距離に応じて変化さ
せることによって到着までの待ち時間の見当を利用者に
つけさせることにしたのを、到着距離に応じてホール呼
びランプ1bの点灯時間を変化させることによって到着
までの待ち時間の見当を利用者につけさせる点にある。
すなわち図26のフローチャートに示したように、第4
の実施の形態の図17のフローチャートにおけるステッ
プS103のランプ照度指数変換ルーチン、ステップS
104のランプ照度指数送信ルーチンに代えて、ランプ
点灯時間指数変換ルーチン(ステップS103′)、ラ
ンプ点灯時間指数送信ルーチン(ステップS104′)
を実行する。
【0066】信号処理部12では、第4の実施の形態と
同様に演算処理部14で演算された到着距離テーブル7
0を参照して、ステップS101で検出したホール呼び
に対する到着距離を抽出し、さらに図27に示す点灯時
間指数変換テーブル82を参照して到着距離に対応する
ランプ点灯時間指数ND(k)を選択し、点灯時間照度
指数出力テーブル31のLO(N)(M)に登録する
(ステップS103′)。そして所定周期ごとにこの点
灯時間指数出力テーブル31を参照し、ホール呼び登録
されている階それぞれのホール呼び入出力制御部2に該
当する点灯時間指数を伝送し、ホール呼びランプ1bを
点滅点灯させる(ステップS104′)。
【0067】信号処理部12が実行するステップS10
1のホール呼び検出処理ルーチンは、第4の実施の形態
と同様に、図21のフローチャートに示すものである
が、ステップS214では、ホール呼びに対する到着距
離ARVL(N)(M)に対して、ランプ照度指数変換
処理の要求を発生する代わりに、ランプ点灯時間指数変
換処理の要求を発生する。
【0068】そしてステップS214でランプ点灯時間
指数変換処理の要求が発生すると、信号処理部12は図
28に示すランプ点灯時間指数変換ルーチンの処理を実
行し、ホール呼びHC(N)(M)に対する到着距離A
RVL(N)(M)を図19の到着距離テーブル22の
該当するセルから読出し、この到着距離ARVL(N)
(M)について、図27に示した点灯時間指数変換テー
ブル82を参照して該当するランクの点灯時間指数ND
(k)に変換する(ステップS281,S282,S2
84)。そして点灯時間指数ND(k)が決定すれば、
当該点灯時間指数ND(k)を点灯時間指数出力テーブ
ル31の該当セルLO(N)(M)に登録する(ステッ
プS283)。
【0069】さらに信号処理部12は、周期的に図26
のステップS104′の処理を繰り返し、ランプ点灯時
間指数出力テーブル31を参照して発生しているホール
呼びすべてについてランプ点灯時間指数を該当するホー
ル呼び発生階それぞれに送信し、ホール呼びランプ1b
を到着距離の長さによって変化する点灯時間で点滅点灯
させるのである(ステップS104′)。ここで、ホー
ル呼び入出力制御部2の調光部2bによるホール呼びラ
ンプ1bの点灯時間制御は、第2の実施の形態と同様で
ある。
【0070】この第5の実施の形態にあっては、登録さ
れたホール呼びそれぞれに対して該当する階のホール呼
びランプの点滅制御を到着距離に応じて変化させるよう
にしたので、到着距離が長いうちはホール呼びランプ1
bの点灯時間を長くし、エレベータの移動によって到着
が近づくとホール呼びランプ1bの点灯時間が短くな
り、点灯しなくなれば到着という変化をすることにな
り、ホールのエレベータ利用者は自分の呼んだ方向とは
逆の方向の呼び応答が残っているために自分の待ち階で
は停止しないような場合、あるいは停止しても呼びとは
逆方向に発車するような状態では、従来のホールインジ
ケータでは自分の呼び階に到着したように見えても、本
実施の形態ではホール呼びランプの点灯時間が漸次短く
なってはいってもまだ消灯するまでには短くなっていな
いことからそれを察知することができるようになり、利
用者のイライラ感を軽減し、サービスの向上が図れる。
【0071】次に、本発明の第6の実施の形態を図29
〜図31に基づいて説明する。第6の実施の形態のエレ
ベータ制御装置の特徴は、第4の実施の形態ではホール
呼び発生階ごとにその階の1つのホール呼びランプ1b
の照度を到着距離に応じて変化させることによって到着
までの待ち時間の見当を利用者につけさせることにした
のを、到着距離に応じて第3の実施の形態と同様に図1
3に示すようにホール呼びランプ1bの点灯エリアを変
化させることによって到着までの待ち時間の見当を利用
者につけさせる点にある。
【0072】これを実現するための調光制御は次のとお
りである。図29のフローチャートに示すように、第4
の実施の形態の図17のフローチャートにおけるステッ
プS103のランプ照度指数変換ルーチン、ステップS
104のランプ照度指数送信ルーチンに代えて、点灯エ
リア変換ルーチン(ステップS103″)、点灯エリア
送信ルーチン(ステップS104″)を実行する。
【0073】信号処理部12では、第4の実施の形態と
同様に演算処理部14で演算された到着距離テーブル7
0を参照して、ステップS101で検出したホール呼び
に対する到着距離を抽出し、さらに図30に示す点灯エ
リア変換テーブル83を参照して到着距離に対応するラ
ンプ点灯エリアAR(k)を選択し、点灯エリア出力テ
ーブル61のLO(N)(M)に登録する(ステップS
103″)。そして所定周期ごとにこの点灯エリア出力
テーブル61を参照し、ホール呼び登録されている階そ
れぞれのホール呼び入出力制御部2に該当する点灯エリ
アを伝送し、ホール呼びランプ1bの点灯エリア41〜
46のうちの該当するエリアを点灯させる(ステップS
104″)。
【0074】信号処理部12が実行するステップS10
1のホール呼び検出処理ルーチンは、第4の実施の形態
と同様に、図21のフローチャートに示すものである
が、ステップS214では、ホール呼びに対する到着距
離ARVL(N)(M)に対して、ランプ照度指数変換
処理の要求を発生する代わりに、ランプ点灯エリア変換
処理の要求を発生する。
【0075】そしてステップS214でランプ点灯エリ
ア変換処理の要求が発生すると、信号処理部12は図3
1に示すランプ点灯エリア変換ルーチンの処理を実行
し、ホール呼びHC(N)(M)に対する到着距離AR
VL(N)(M)を図19の到着距離テーブル70の該
当するセルから読出し、この到着距離ARVL(N)
(M)について、図30に示した点灯エリア変換テーブ
ル83を参照して該当するランクの点灯エリアAR
(k)に変換する(ステップS311,S312,S3
14)。そして点灯エリアAR(k)が決定すれば、当
該点灯エリアAR(k)を点灯エリア出力テーブル61
の該当セルLO(N)(M)に登録する(ステップS3
13)。
【0076】さらに信号処理部12は、周期的に図29
のステップS104″の処理を繰り返し、ランプ点灯エ
リア出力テーブル61を参照して発生しているホール呼
びすべてについてランプ点灯エリアを該当するホール呼
び発生階それぞれに送信し、ホール呼びランプ1bを到
着距離の長さによって点灯エリアを広狭制御する(ステ
ップS104″)。こうして、ホール呼び入出力制御部
2の調光部2bによるホール呼びランプ1bの点灯エリ
ア制御は、到着距離が長い場合には点灯エリアを広く
し、逆に到着距離が近づくにしたがって点灯エリアを漸
次縮小し、ちょうど到着の時に完全消灯になるように制
御する。
【0077】この第6の実施の形態にあっては、登録さ
れたホール呼びそれぞれに対して該当する階のホール呼
びランプの点灯エリアを到着距離に応じて広狭変化させ
るようにしたので、到着距離が長いうちはホール呼びラ
ンプ1bの点灯エリアを広くし、エレベータの移動によ
って到着が近づくとホール呼びランプ1bの点灯エリア
を狭くし、点灯エリアがなくなれば到着という変化をす
ることになり、ホールのエレベータ利用者は自分の呼ん
だ方向とは逆の方向の呼び応答が残っているために自分
の待ち階では停止しないような場合、あるいは停止して
も呼びとは逆方向に発車するような状態では、従来のホ
ールインジケータでは自分の呼び階に到着したように見
えても、本実施の形態ではホール呼びランプの点灯エリ
アが漸次狭くなってはいってもまだ消灯するまでにはな
っていないことからそれを察知することができるように
なり、利用者のイライラ感を軽減し、サービスの向上が
図れる。
【0078】なお、上記の各実施の形態ではホール呼び
ランプの点灯形態をエレベータの到着時間または到着距
離によって変化させるようにしたが、これに代えて、エ
レベータホールのホール到着灯を同じように変化させる
ことができる。
【0079】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜請求項3の発
明のエレベータ制御装置によれば、ある階のホール呼び
の検出後に、所定周期でその周期の開始時点ですでに登
録されているかご呼び、他のホール呼び及びエレベータ
の現在位置に基づきエレベータの各ホール呼び発生階へ
の到着時間を演算し、各ホール呼び発生階のホール呼び
ランプの光量、点灯点滅時間又は点灯エリアを到着時間
に応じて調整し、変化させるようにしたので、ある階で
利用者がホール呼びすれば、その階に設置されているホ
ール呼びランプの点灯態様の変化によって後どれくらい
でエレベータが到着するかの見当をつけることができる
ようになり、従来の待ち時間報知のための特殊な装置が
必要ではなくなり、ホールの意匠をシンプルにすること
ができ、ホール待ち客に対してサービスの向上が図れ、
かつエレベータ据え付け、調整時間の短縮に寄与するこ
とができる。
【0080】請求項4〜請求項6の発明のエレベータ制
御装置によれば、ある階のホール呼びの検出後に、所定
周期でその周期の開始時点ですでに登録されているかご
呼び、他のホール呼び及びエレベータの現在位置に基づ
き各ホール呼び発生階までの移動距離を演算し、ホール
呼び発生階のホール呼びランプの光量、点灯点滅時間又
は点灯エリアを移動距離に応じて調整するようにしたの
で、ある階で利用者がホール呼びすれば、その階に設置
されているホール呼びランプの点灯態様の変化によって
後どれくらいでエレベータが到着するかの見当をつける
ことができるようになり、従来の待ち時間報知のための
特殊な装置が必要ではなくなり、ホールの意匠をシンプ
ルにすることができ、ホール待ち客に対してサービスの
向上が図れ、かつエレベータ据え付け、調整時間の短縮
に寄与することができる。
【0081】また、登録されたホール呼びに対してエレ
ベータかごの方向性や登録呼びを考慮した移動距離を算
出してその長さに応じてホール呼びランプの点灯態様を
変化させるので、従来のホールインジケータでは分から
なかったかごの進行方向とは逆方向のホール呼びに対し
て応答するまでの距離を定量的に把握でき、ホール呼び
発生階をかごが通過するケースでもあらかじめそれをホ
ール呼びランプの点灯態様によって暗示させることがで
き、ホール呼び待ち客のイライラ感を低減させることが
できる。
【0082】請求項7の発明によれば、ホール呼びラン
プに代えてホール到着灯を利用することによって、ホー
ル到着灯の点灯態様の変化によってエレベータ到着まで
の待ち時間またはエレベータ移動距離の長短をホール待
ち客に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のシステム構成を示
すブロック図。
【図2】上記の第1の実施の形態のメインルーチンのフ
ローチャート。
【図3】上記の実施の形態のホール呼び検出処理ルーチ
ンのフローチャート。
【図4】上記の実施の形態の到着時間演算処理ルーチン
のフローチャート。
【図5】上記の到着時間演算処理ルーチンのフローチャ
ート(続き)。
【図6】上記の到着時間演算処理ルーチンのフローチャ
ート(続き)。
【図7】上記の実施の形態のランプ照度指数変換処理ル
ーチンのフローチャート。
【図8】上記の第1の実施の形態で用いられるホール呼
び登録テーブル、かご呼び登録テーブル及び到着時間テ
ーブルを示す説明図。
【図9】上記の第1の実施の形態で用いられるランプ照
度指数変換テーブル及びランプ照度指数出力テーブルを
示す説明図。
【図10】本発明の第2の実施の形態のメインルーチン
のフローチャート。
【図11】上記の第2の実施の形態で用いられるランプ
点灯時間指数変換テーブル及びランプ点灯時間指数出力
テーブルを示す説明図。
【図12】上記の第2の実施の形態のランプ点灯時間指
数変換処理ルーチンのフローチャート。
【図13】本発明の第3の実施の形態で用いられるホー
ル呼びランプ及びこれを用いて実現されるランプ点灯エ
リアの変化状態を示す説明図。
【図14】上記の第3の実施の形態のメインルーチンの
フローチャート。
【図15】上記の第3の実施の形態で用いられるランプ
点灯エリア変換テーブル及びランプ点灯エリア出力テー
ブルを示す説明図。
【図16】上記の第3の実施の形態のランプ点灯エリア
変換処理ルーチンのフローチャート。
【図17】本発明の第4の実施の形態のメインルーチン
のフローチャート。
【図18】ホール呼び及びかご呼びに対するエレベータ
の移動距離を示す概念図。
【図19】上記の第4の実施の形態で用いられるホール
呼び登録テーブル、かご呼び登録テーブル及び到着距離
テーブルを示す説明図。
【図20】上記の第4の実施の形態で用いられるランプ
照度指数変換テーブル及びランプ照度指数出力テーブル
の説明図。
【図21】上記の第4の実施の形態のホール呼び検出処
理ルーチンのフローチャート。
【図22】上記の第4の実施の形態の到着距離演算処理
ルーチンのフローチャート。
【図23】上記の到着距離演算処理ルーチンのフローチ
ャート(続き)。
【図24】上記の到着距離演算処理ルーチンのフローチ
ャート(続き)。
【図25】上記の第4の実施の形態のランプ照度指数変
換ルーチンのフローチャート。
【図26】本発明の第5の実施の形態のメインルーチン
のフローチャート。
【図27】上記の第5の実施の形態で用いられるランプ
点灯時間指数変換テーブル及びランプ点灯時間指数出力
テーブルを示す説明図。
【図28】上記の第5の実施の形態のランプ点灯時間指
数変換処理ルーチンのフローチャート。
【図29】本発明の第6の実施の形態のメインルーチン
のフローチャート。
【図30】上記の第6の実施の形態で用いられるランプ
点灯エリア変換テーブル及びランプ点灯エリア出力テー
ブルを示す説明図。
【図31】上記の第6の実施の形態で用いられるランプ
点灯エリア変換処理ルーチンのフローチャート。
【符号の説明】
1 ホール呼び釦 1a ホール呼びスイッチ 1b ホール呼びランプ 2 ホール呼び入出力制御部 2a 入力検出部 2b 調光部 3 単体制御部 4 伝送路 5 かご 6 かご操作パネル 7 伝送路 8 巻上機 12 信号処理部 13 運転制御部 14 演算処理部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのホールに設置されたホール
    呼び釦が押されたことを検出するホール呼び検出手段
    と、 前記ホール呼び検出手段によるホール呼びの検出後に、
    所定周期で当該周期の開始時点ですでに登録されている
    かご呼び、他のホール呼び及びエレベータの現在位置に
    基づきエレベータのホール呼び発生階への到着時間を演
    算する到着時間演算手段と、 前記到着時間演算手段による前記到着時間に応じて前記
    ホール呼び発生階のホール呼びランプの光量を調整する
    調光手段とを備えて成るエレベータ制御装置。
  2. 【請求項2】 エレベータのホールに設置されたホール
    呼び釦が押されたことを検出するホール呼び検出手段
    と、 前記ホール呼び検出手段によるホール呼びの検出後に、
    所定周期で当該周期の開始時点ですでに登録されている
    かご呼び、他のホール呼び及びエレベータの現在位置に
    基づきエレベータのホール呼び発生階への到着時間を演
    算する到着時間演算手段と、 前記到着時間演算手段による前記到着時間に応じて前記
    ホール呼び発生階のホール呼びランプの点灯間隔を調整
    する点灯間隔調整手段とを備えて成るエレベータ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 エレベータのホールに設置されたホール
    呼び釦が押されたことを検出するホール呼び検出手段
    と、 前記ホール呼び検出手段によるホール呼びの検出後に、
    所定周期で当該周期の開始時点ですでに登録されている
    かご呼び、他のホール呼び及びエレベータの現在位置に
    基づきエレベータのホール呼び発生階への到着時間を演
    算する到着時間演算手段と、 前記到着時間演算手段による前記到着時間に応じて前記
    ホール呼び発生階のホール呼びランプの点灯個数を調整
    する調光手段とを備えて成るエレベータ制御装置。
  4. 【請求項4】 エレベータのホールに設置されたホール
    呼び釦が押されたことを検出するホール呼び検出手段
    と、 前記ホール呼び検出手段による新たに発生したホール呼
    びの検出後に、所定周期で当該周期の開始時点ですでに
    登録されているかご呼び、他のホール呼び及びエレベー
    タの現在位置に基づきホール呼び発生階までの移動距離
    を演算する距離演算手段と、 前記距離演算手段による前記移動距離に応じて前記ホー
    ル呼び発生階のホール呼びランプの光量を調整する調光
    手段とを備えて成るエレベータ制御装置。
  5. 【請求項5】 エレベータのホールに設置されたホール
    呼び釦が押されたことを検出するホール呼び検出手段
    と、 前記ホール呼び検出手段による新たに発生したホール呼
    びの検出後に、所定周期で当該周期の開始時点ですでに
    登録されているかご呼び、他のホール呼び及びエレベー
    タの現在位置に基づきホール呼び発生階までの移動距離
    を演算する距離演算手段と、 前記距離演算手段による前記移動距離に応じて前記ホー
    ル呼び発生階のホール呼びランプの点灯間隔を調整する
    点灯間隔調整手段とを備えて成るエレベータ制御装置。
  6. 【請求項6】 エレベータのホールに設置されたホール
    呼び釦が押されたことを検出するホール呼び検出手段
    と、 前記ホール呼び検出手段による新たに発生したホール呼
    びの検出後に、所定周期で当該周期の開始時点ですでに
    登録されているかご呼び、他のホール呼び及びエレベー
    タの現在位置に基づきホール呼び発生階までの移動距離
    を演算する距離演算手段と、 前記距離演算手段による前記移動距離に応じて前記ホー
    ル呼び発生階のホール呼びランプの点灯個数を調整する
    調光手段とを備えて成るエレベータ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ホール呼びランプに代えてホール到
    着灯を利用することを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    かに記載のエレベータ制御装置。
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