JPH11351934A - 可搬型流量計 - Google Patents

可搬型流量計

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JPH11351934A
JPH11351934A JP10165618A JP16561898A JPH11351934A JP H11351934 A JPH11351934 A JP H11351934A JP 10165618 A JP10165618 A JP 10165618A JP 16561898 A JP16561898 A JP 16561898A JP H11351934 A JPH11351934 A JP H11351934A
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JP
Japan
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flow rate
flow
portable
sensor
temperature
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Application number
JP10165618A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Odaka
博文 小高
Atsushi Koike
淳 小池
Kiyoshi Yamagishi
喜代志 山岸
Masahiro Tochio
征広 栃尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Publication date
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Priority to CN988101785A priority patent/CN1133069C/zh
Priority to US09/529,594 priority patent/US6647777B1/en
Priority to EP98947862A priority patent/EP1024350A4/en
Priority to CNA03100220XA priority patent/CN1515877A/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 灯油燃焼装置に灯油を供給する配管に簡単に
設置できて、瞬時に灯油の流量を測定することができ、
しかも、構造が簡単であり、軽量であって、作業者が容
易に携帯することができる可搬型流量計を提供する 【解決手段】 両端部に外部配管と接続するための接続
部11,12を形成し、内部に流通管3を貫通させた本
体部9、及び蓋体部10とからなるケーシング2を設け
る。流体の流量を検出する流量センサー4をケーシング
2内に収容し、流量値を表示する表示部6、及び電源を
供給し、流量を測定するための操作部7を蓋体部10に
配設する。流量センサー4により検出した流量を表示部
6に表示するための電気回路を構成し、可搬型流量計1
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストーブ、ボイラ
ー等の灯油燃焼装置に灯油を供給する配管に設置して、
灯油の流量を測定することができ、しかも、容易に携帯
することができる可搬型流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】ストーブ、ボイラー等の灯油燃焼装置
は、灯油を燃焼させることにより発生する熱によって、
空気を加温して室内を暖房したり、水を加熱して大量の
湯を沸かしたり、動力源となる高圧蒸気を発生させたり
するものである。図11及び図12に示すボイラー10
1では、タンク102から配管103を介して灯油を供
給し、バーナー104により灯油を霧状に噴出させつつ
燃焼させ、この際に発生する熱によって、大量の湯を沸
かしたり、高圧蒸気を発生させ、燃焼ガスを煙突105
から排出するようになっている。そして、タンク102
とポンプ106との間には塵、埃等の異物を除去するス
トレーナ107を配設し、ポンプ106とバーナー10
4との間には灯油の流量を測定する流量計108を配設
してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ストレーナ1
07を通過した微小な異物が次第に蓄積したり、ストレ
ーナ107とバーナー104との間で異物が侵入したり
すると、これら異物を除去することができず、バーナー
104のノズル109内に異物が侵入して、吐出口10
9aを一部閉塞してしまうことがある。このような場合
には、ノズル109内を流通する灯油量が減少するた
め、バーナー104の性能が十分発揮されず、ボイラー
101において発生する熱量が減少する。又、灯油が不
完全燃焼して、灯油の保有エネルギーが無駄に逸散され
るとともに、一酸化炭素等の不完全燃焼ガスが発生し、
大気汚染の元凶となった。
【0004】かかる問題を解決する方法として、配管路
内に配設した流量計108により配管103を流通する
灯油の流量を測定し、この測定値に対応した適量の空気
を供給して灯油を燃焼させる空燃費制御方法が提案され
ている。これによれば、ノズル109の吐出口109a
が一部閉塞した場合でも、不完全燃焼することはなく、
灯油の保有エネルギーの浪費、不完全燃焼ガスによる大
気汚染を防止することができる。そして、灯油の噴出圧
力等によりノズル109内の異物が吐出口109aから
吐出されれば、バーナー104本来の性能が発揮され、
ボイラー101の発熱量は正常時に復帰する。
【0005】上記方法によれば、不完全燃焼を防止する
ことはできるが、ボイラー101において発生する熱量
の減少を阻止することはできない。又、ノズル109内
の異物が吐出口109aから吐出されないと、結局、人
為的に異物を除去しなければならない。
【0006】本発明は、かかる問題点を解消すべく為さ
れたものであって、灯油燃焼装置に灯油を供給する配管
に簡単に設置できて、瞬時に灯油の流量を測定すること
ができ、しかも、構造が簡単であり、軽量であって、作
業者が容易に携帯することができる可搬型流量計を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、両端部に外部配管と接続するための接続
部を形成し、内部に流通管を貫通させた本体部、及び蓋
体部とからなるケーシングと、前記ケーシング内に収容
され、流体の流量を検出する流量センサーと、流量値を
表示する表示部と、電源を供給し、流量を測定するため
の操作部と、前記流量センサーにより検出した流量を前
記表示部に表示するための電気回路とから可搬型流量計
を構成したものである。
【0008】高感度の流量検出を行なうため、前記流量
センサーは、基板上に発熱体と感温体とを形成した流量
検知部と、被検知流体との間で熱伝達を行うフィンプレ
ートと、流量に対応した電圧値を出力する出力端子とを
有し、前記流量検知部、前記フィンプレートの一部及び
前記出力端子の一部をモールディングにより被覆したも
のとするのが好ましい。
【0009】灯油の温度による流量測定値の誤差を少な
くするため、さらに、流体の温度を検出する温度センサ
ーを前記ケーシング内に収容するのが好ましい。そし
て、高感度の温度検出を行なうため、前記温度センサー
は、基板上に感温体を形成した温度検知部と、被検知流
体との間で熱伝達を行うフィンプレートと、温度に対応
した電圧値を出力する出力端子とを有し、前記温度検知
部、前記フィンプレートの一部及び前記出力端子の一部
をモールディングにより被覆したものとするのが好まし
い。
【0010】前記表示部は、前記ケーシングの蓋体部の
上面に配設し、流量の測定値をディジタル表示するもの
としてもよい。前記操作部も、前記ケーシングの蓋体部
の上面に配設し、電源ボタンと測定ボタンとからなるも
のとしてもよい。
【0011】前記電気回路を、前記流量センサーの感温
体、前記温度センサーの感温体を含み、流体の流量に対
応した電圧差を出力するブリッジ回路、流体の流量に対
応した電圧差を対応する周波数のパルス信号に変換する
V/F変換回路、このパルス信号を計数するカウンタ
ー、周波数に対応する流量に換算するマイクロコンピュ
ータを有するものとすれば、前記表示部に流量の測定値
をディジタル表示することができる。
【0012】可搬型流量計は、外部配管に付設したバイ
パス管に装着するようにしてもよく、外部配管に付設し
たセルフシールカップリングに装着するようにしてもよ
い。セルフシールカップリングに装着する場合には、開
閉バルブを配設する必要がなく、装着作業も簡単であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の可搬型流量計の好
適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0014】可搬型流量計1は、図1乃至図3に示すよ
うに、ケーシング2、流通管3、流量センサー4、温度
センサー5、表示部6、操作部7、回路基板8からな
る。
【0015】ケーシング2は、塩化ビニル樹脂等の合成
樹脂製で、本体部9及びこれに着脱自在な蓋体部10と
からなり、本体部9の両端部は外部配管と接続するため
の接続部11,12とし、本体部9内には流通管3を貫
通させてある。本体部9の上部にはセンサー挿入空間1
3を画成してあり、このセンサー挿入空間13から流通
管3に向かってセンサー挿入孔14,15を穿設してあ
る。
【0016】流通管3は、銅、鉄、ステンス鋼等の金属
からなる円管であり、前記センサー挿入孔14,15に
対応する位置に開口部16,17を形成してある。
【0017】流量センサー4は、図4に示すように、流
量検知部18、フィンプレート19、出力端子20及び
被覆部材21よりなる。
【0018】流量検知部18は、図5に示すように、基
板22上に順次、絶縁層23、薄膜発熱体24、電極層
25,26、絶縁層27、薄膜感温体28、絶縁層29
を積層、形成したチップ状のものである。
【0019】基板22は、シリコン、アルミナ等からな
る厚さ600μm、大きさ2×3mm程度の矩形板であ
り、図6に示すように、発熱体24、感温体28を積層
した反対面より、エッチング等により、深さ550μm
の凹部30を形成してある。そして、基板22の発熱体
24、感温体28を積層した反対面には、ガラスからな
る膜厚50〜200μmのプレパラート31を固着さ
せ、前記凹部30を完全に封止してある。
【0020】発熱体24は、膜厚1μm程度で所望形状
にパターニングしたサーメットからなり、電極層25,
26は、膜厚0.5μm程度のニッケル、又はこれに膜
厚0.5μm程度の金を積層してなる。感温体28は、
膜厚0.5〜1μm程度で所望形状、例えば蛇行状にパ
ターニングした白金、ニッケル等の温度係数が大きく安
定な金属抵抗膜、又は酸化マンガン系のNTCサーミス
ターからなる。絶縁層23,27,29は、膜厚1μm
程度のSiO2 からなる。
【0021】フィンプレート19は、銅、ジュラルミ
ン、銅−タングステン合金等の熱伝導性の良好な材料か
らなり、厚さ200μm、幅2mm程度の矩形薄板であ
る。
【0022】流量検知部18は、図4に示すように、フ
ィンプレート19の上端面に、発熱体24、感温体28
を積層した面を対向させて、銀ペースト等の接合材32
を介して固着してある。そして、ボンディングワイヤー
33によって出力端子20と接続し、流量検知部18、
フィンプレート19の上半部及び出力端子20の下半部
をモールディングによる被覆部材21により被覆してあ
る。
【0023】流量センサー4の製造方法としては、種々
方法を採用することができるが、前記フィンプレート1
9と出力端子20とを一体化するようにしてもよい。例
えば、図7に示すように、プレート素材34をエッチン
グして所定形状のプレート基材35を形成した後、順
次、流量検知部18を接合する部分を銀メッキ処理し、
銀ペーストを塗布して流量検知部18を固着し、流量検
知部18と出力端子20とをワイヤーボンディングによ
って接続し、フィンプレート19に相当する部分をニッ
ケルメッキする。そして、流量検知部18、フィンプレ
ート19の上半部及び出力端子20の下半部をエポキシ
樹脂によってモールディングし、図4に示すような流量
センサー4を製造するようにしてもよい。
【0024】温度センサー5は、温度検知部36、フィ
ンプレート37、出力端子38及び被覆部材39よりな
り、流量検知部18の発熱体24、電極層25,26、
絶縁層27を有しない以外は、同様の構成である。又、
温度センサー5の製造方法としても、流量センサー4と
同様の方法を採用することができる。
【0025】この流量センサー4では、発熱体24に通
電することにより感温体28を加熱し、感温体28の電
気抵抗値の変化を検出する。ここで、流量センサー4は
流通管3に設置されているため、発熱体24の発熱量の
一部はフィンプレート19を介して流通管3内を流れる
灯油中へと放逸され、感温体28に伝達される熱量はこ
の放逸熱量を差し引いたものとなる。そして、この放逸
熱量は灯油の流量に対応して変化するから、供給される
熱量により変化する感温体28の電気抵抗値の変化を検
出することによって、流通管3内を流れる灯油の流量を
測定できるということになる。又、前記放逸熱量は灯油
の温度によっても変化するから、図3に示すように、流
通管3の適宜位置に温度センサー5を設置し、感温体2
8の電気抵抗値の変化を検出する流量検出回路中に温度
補償回路を付加して、灯油の温度による流量測定値の誤
差をできるだけ少なくしている。
【0026】流量センサー4は、流量検知部18の基板
22に凹部30を形成して、ここに断熱効果の高い空気
層を設けるとともに、フィンプレート19の上端面に、
発熱体24、感温体28を積層した面を対向させて、流
量検知部18を固着して、被覆部材21と発熱体24、
感温体28が接触する面積を極力少なくしたから、感温
体28の保有する熱量、又、フィンプレート19を伝達
する熱量が被覆部材21へと流出又は流入することが極
めて少なくなる。よって、流体の比熱が小さい場合、流
量が少ない場合等にあっても、流量センサー4の感度を
低下させることがない。
【0027】又、流量センサー4は、流量検知部18、
フィンプレート19の上半部及び出力端子20の下半部
をモールディングによる被覆部材21により被覆したか
ら、ケーシング2のセンサー挿入孔14,15に確実に
嵌挿でき、密封状態が不完全となって、フィンプレート
19を伝達する熱量が金属製流通管3を介してケーシン
グ2へと流出又は流入することも極めて少なくなる。こ
の点からも、流体の比熱が小さい場合、流量が少ない場
合等にあっても、流量センサー4の感度を低下させるこ
とがない。
【0028】さらに、流量センサー4は、流量検知部1
8、フィンプレート19の上半部及び出力端子20の下
半部をモールディングによる被覆部材21により被覆し
て一体化してあり、ケーシング2に形成したセンサー挿
入孔14,15に嵌挿するだけであるから、ケーシング
2への組み込みは極めて簡単であり、しかも、固定状態
も安定であって耐久性の高いものである。
【0029】表示部6及び操作部7は、図1及び図2に
示すように、ケーシング2の蓋体部10の上面に配設し
てある。表示部6は、液晶パネルであって、流量の測定
値がディジタル表示されるようになっている。操作部7
は、電源ボタン40及び測定ボタン41よりなり、電源
ボタン40を押すことにより電源が供給され、測定ボタ
ン41を押すことにより測定が可能となる。
【0030】図1及び図3に示すように、流量センサー
4、温度センサー5をケーシング2のセンサー挿入空間
13からセンサー挿入孔14,15に嵌挿させ、フィン
プレート19,37の下半部を流通管3の開口部16,
17を挿通させて流通管3内に位置させ、フィンプレー
ト19,37の下端を流通管3の軸線より下方まで到達
させるようにしてある。尚、流量センサー4、温度セン
サー5とセンサー挿入孔14,15との間にはOリング
42,42を介在させ、これら間隙より流体が漏洩する
のを防止している。
【0031】流量センサー4,温度センサー5を嵌挿し
た後、センサー挿入空間13にセンサー押圧板43を挿
入して流量センサー4、温度センサー5の被覆部材2
1,39の上面を押圧してある。さらに、センサー挿入
空間13に回路基板8を挿入、配置し、本体部9に蓋体
部10を装着、固定して、可搬型流量計1を構成してあ
る。
【0032】回路基板9は、流量センサー4、温度セン
サー5、表示部6、操作部7及び電源コード44と電気
的に接続されており(図示しない)、全体として、図8
に示すような電気回路が構成されている。
【0033】先ず、電源である交流100Vを直流変換
回路45により適宜電圧値の直流に変換する。得られた
直流電圧を電圧安定化回路46により安定化し、流量セ
ンサー4の発熱体24及びブリッジ回路47に電圧を供
給する。ブリッジ回路47は、流量センサー4の感温体
28、温度センサー5の感温体48、抵抗49及び可変
抵抗50よりなり、灯油の流量に対応して感温体28の
電気抵抗値が変化するため、ブリッジ回路47のa,b
点における電圧差Va−Vbも変化する。
【0034】電圧差Va−Vbは、差動増幅回路51、
積分回路52を介してV/F変換回路53に入力され、
V/F変換回路53において、入力される電圧信号に対
応する周波数のパルス信号が形成される。V/F変換回
路53の周波数は、温度補償型水晶振動子54の発振に
基づき基準周波数発生回路55で高精度クロックにより
設定される基準周波数に基づいて形成される。
【0035】V/F変換回路53から出力されるパルス
信号がトランジスタ56に入力されると、発熱体24に
電流が流れて発熱する。又、このパルス信号はカウンタ
ー57により計数され、マイクロコンピュータ58にお
いてその周波数に対応する流量に換算される。そして、
この流量値は表示部6にディジタル表示されるととも
に、メモリー59内に記憶される。尚、60は電池等の
バックアップ電源である。
【0036】次に、本発明の可搬型流量計1の使用方法
について説明するが、可搬型流量計1を使用するに当た
って、灯油燃焼装置の配管を可搬型流量計1が装着でき
る構造とする必要がある。よって、配管の構造に対応し
て説明する。
【0037】第1に、図9(A)に示すように、灯油燃
焼装置の配管61に開閉バルブ62,63を配設したバ
イパス管64,65を付設し、常時は接続管66を装着
しておく構造が考えられる。この構造では、先ず、開閉
バルブ62,63を閉鎖し、接続管66をバイパス管6
4,65より取り外す。次に、可搬型流量計1の接続部
11,12をバイパス管64,65の接続部67,68
に接続し、図9(B)に示すように可搬型流量計1を装
着し、開閉バルブ62,63を開放する。
【0038】第2に、図10(A)に示すように、灯油
燃焼装置の配管61にセルフシールカップリング69,
70を付設した構造が考えられる。この構造では、先
ず、可搬型流量計1の接続部11,12を連結管71,
72の接続部73,74に接続し、次に、連結管71,
72の接続部75,76をセルフシールカップリング6
9,70に接続し、図10(B)に示すように可搬型流
量計1を装着する。このように、セルフシールカップリ
ングに装着する場合には、開閉バルブを配設する必要が
なく、装着作業も簡単であり、好ましい。
【0039】可搬型流量計1を灯油燃焼装置の配管61
に装着した後、電源ボタン40を押して電源を供給し、
次いで、測定ボタン41を押せば、図8に示す電気回路
が閉じる。これにより、灯油の流量に対応して感温体2
8の電気抵抗値が変化し、ブリッジ回路47のa,b点
に電圧差Va−Vbが現れ、V/F変換回路53におい
て形成されたパルス信号がカウンター57により計数さ
れ、マイクロコンピュータ58により流量に換算され、
流量値が表示部6にディジタル表示される。
【0040】作業者がこの流量値を見て、所定値以下で
あった場合には、バーナーのノズル内に異物が侵入し
て、吐出口が一部閉塞していると判断し、ノズル内から
異物を除去する作業を行なうのである。
【0041】
【発明の効果】本発明の可搬型流量計は、灯油燃焼装置
に灯油を供給する配管に簡単に設置できて、瞬時に灯油
の流量を測定することができるから、作業者はバーナー
のノズル内に異物が侵入して、吐出口が一部閉塞してい
るか否かの判断を迅速にでき、ノズル内から異物を除去
する作業を直ちに行なうことができる。そして、不完全
燃焼を防止して、灯油の保有エネルギーの浪費、不完全
燃焼ガスによる大気汚染を防止することができるととも
に、バーナー本来の性能を発揮させて、発熱量を正常時
に復帰させることができる。
【0042】本発明の可搬型流量計は、又、構造が簡単
であり、軽量であるから、作業者が容易に携帯すること
ができ、灯油燃焼装置に灯油を供給する配管に直ちに設
置できて、極めて実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可搬型流量計の斜視図である。
【図2】本発明の可搬型流量計の(A)は平面図、
(B)は蓋体部を取り外した状態の平面図である。
【図3】本発明の可搬型流量計の(A)は正面断面図、
(B)は側面断面図である。
【図4】流量センサーの(A)は正面断面図、(B)は
側面断面図である。
【図5】流量センサーの流量検知部の分解斜視図であ
る。
【図6】流量センサーの流量検知部の縦断面図である。
【図7】流量センサーの製造工程を示す説明図である。
【図8】本発明の可搬型流量計の電気回路図である。
【図9】バイパス管を付設した外部配管に、本発明の可
搬型流量計を装着する方法を示す説明図である。
【図10】セルフシールカップリングを付設した外部配
管に、本発明の可搬型流量計を装着する方法を示す説明
図である。
【図11】タンクから灯油を供給し、バーナーにより灯
油を燃焼させ、燃焼ガスを煙突から排出するまでを示す
概略構成図である。
【図12】(A)はボイラーの一部切断斜視図、(B)
はバーナーの一部切断斜視図である。
【符号の説明】
1 可搬型流量計 2 ケーシング 3 流通管 4 流量センサー 5 温度センサー 6 表示部 7 操作部 8 回路基板 9 本体部 10 蓋体部 11,12 接続部 18 流量検知部 19 フィンプレート 20 出力端子 21 被覆部材 22 基板 24 発熱体 28 感温体 40 電源ボタン 41 測定ボタン 47 ブリッジ回路 48 感温体 53 V/F変換回路 57 カウンター 58 マイクロコンピュータ 61 外部配管 64,65 バイパス管 69,70 セルフシールカップリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【図6】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図12】
【図11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栃尾 征広 埼玉県上尾市原市1333−2 三井金属鉱業 株式会社総合研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に外部配管と接続するための接続
    部を形成し、内部に流通管を貫通させた本体部、及び蓋
    体部とからなるケーシングと、前記ケーシング内に収容
    され、流体の流量を検出する流量センサーと、流量値を
    表示する表示部と、電源を供給し、流量を測定するため
    の操作部と、前記流量センサーにより検出した流量を前
    記表示部に表示するための電気回路とから構成される可
    搬型流量計。
  2. 【請求項2】 前記流量センサーは、基板上に発熱体と
    感温体とを形成した流量検知部と、被検知流体との間で
    熱伝達を行うフィンプレートと、流量に対応した電圧値
    を出力する出力端子とを有し、前記流量検知部、前記フ
    ィンプレートの一部及び前記出力端子の一部をモールデ
    ィングにより被覆したことを特徴とする請求項1に記載
    の可搬型流量計。
  3. 【請求項3】 さらに、流体の温度を検出する温度セン
    サーを前記ケーシング内に収容したことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の可搬型流量計。
  4. 【請求項4】 前記温度センサーは、基板上に感温体を
    形成した温度検知部と、被検知流体との間で熱伝達を行
    うフィンプレートと、温度に対応した電圧値を出力する
    出力端子とを有し、前記温度検知部、前記フィンプレー
    トの一部及び前記出力端子の一部をモールディングによ
    り被覆したことを特徴とする請求項1乃至3に記載の可
    搬型流量計。
  5. 【請求項5】 前記表示部は、前記ケーシングの蓋体部
    の上面に配設したことを特徴とする請求項1乃至4に記
    載の可搬型流量計。
  6. 【請求項6】 前記表示部は、流量の測定値をディジタ
    ル表示するものであることを特徴とする請求項1乃至5
    に記載の可搬型流量計。
  7. 【請求項7】 前記操作部は、前記ケーシングの蓋体部
    の上面に配設したことを特徴とする請求項1乃至6に記
    載の可搬型流量計。
  8. 【請求項8】 前記操作部は、電源を供給するための電
    源ボタンと、流量を測定するための測定ボタンとからな
    るものであることを特徴とする請求項1乃至7に記載の
    可搬型流量計。
  9. 【請求項9】 前記電気回路は、前記流量センサーの感
    温体、前記温度センサーの感温体を含み、流体の流量に
    対応した電圧差を出力するブリッジ回路を有することを
    特徴とする請求項1乃至8に記載の可搬型流量計。
  10. 【請求項10】 前記電気回路は、流体の流量に対応し
    た電圧差を対応する周波数のパルス信号に変換するV/
    F変換回路と、このパルス信号を計数するカウンター
    と、周波数に対応する流量に換算するマイクロコンピュ
    ータとを有することを特徴とする請求項9に記載の可搬
    型流量計。
  11. 【請求項11】 外部配管に付設したバイパス管に装着
    することを特徴とする請求項1乃至10に記載の可搬型
    流量計。
  12. 【請求項12】 外部配管に付設したセルフシールカッ
    プリングに装着することを特徴とする請求項1乃至10
    に記載の可搬型流量計。
JP10165618A 1997-10-15 1998-06-12 可搬型流量計 Pending JPH11351934A (ja)

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PCT/JP1998/004633 WO1999019694A1 (fr) 1997-10-15 1998-10-14 Detecteur de debit, debitmetre et appareil de regulation de vitesse de decharge pour machines a decharge de liquides
CN988101785A CN1133069C (zh) 1997-10-15 1998-10-14 流量传感器
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012225844A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Yazaki Corp 電源装置における温度センサの組付構造
WO2016189835A1 (ja) * 2015-05-28 2016-12-01 株式会社デンソー 空気流量測定装置

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