JPH08159838A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JPH08159838A
JPH08159838A JP6305946A JP30594694A JPH08159838A JP H08159838 A JPH08159838 A JP H08159838A JP 6305946 A JP6305946 A JP 6305946A JP 30594694 A JP30594694 A JP 30594694A JP H08159838 A JPH08159838 A JP H08159838A
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Japan
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flow
flow rate
sensor
thermal
calibration
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JP6305946A
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Takayuki Yamaguchi
隆行 山口
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Ricoh Seiki Co Ltd
Ricoh Elemex Corp
Ricoh Co Ltd
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Ricoh Seiki Co Ltd
Ricoh Elemex Corp
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱式流量センサにより測定される流量域の校
正を行うことによって正確な流量測定が可能な流量計を
提供する。 【構成】 熱式流量センサ4により流量の測定が行われ
る流路3の一部に配置された校正用熱式流量センサ22
を用いて流量校正を行うことによって、特に温度・圧力
等の環境変化の影響をなくして、連続した比例関係にあ
る出力−流量曲線を求めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に、都市ガスメータ
や、プロパンガスメータ等の流量の測定に用いられる流
量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばガスメータにはダイヤフラ
ム式の流量センサが用いられていたが、そのガスメータ
の測定に必要な流量範囲(例えば、3〜3000 Lit
er/H、以下、単位はL/Hとする)をカバーしきれな
いことや、小型化、信頼性の面を考慮して、近年、大流
量(例えば、150 L/H以上)測定用のフルイディ
ック流量計と、小流量(例えば、200 L/H以下)
測定用の熱式流量センサとを組み合わせた方式が提案さ
れている(特開平1−308921号公報、特開平3−
96817号公報、特開平3−264821号公報、特
開平4−64020号公報等参照)。
【0003】図6は、フルイディック流量計と熱式流量
センサとを組み合わせた方式の複合センサの構造を示
す。この複合センサ1には、流体の流れ2の上流側に位
置して断面積の狭い流路3が形成されており、流路3内
には熱式流量センサ4が配置されている。流路3の下流
側には、フルイディック流量計5が設けられている。こ
のフルイディック流量計5は、前記流路3に比べて断面
積が広く形成された流路6と、中央に位置するターゲッ
ト7と、流体が導かれる2個の側壁8a,8bと、側壁
8a,8bの後方に位置し湾曲した検出面9a,9bと
からなっている。
【0004】また、図7は、熱式流量センサ4の構造を
示す(特開平5−157603号公報参照)。この熱式
流量センサ4の基板10(Siチップ等)上には、流体
の流れ2の方向に沿って堀11が形成されている。堀1
1の上部には、橋12が掛け渡されている。橋12上の
中央には発熱体13が配線され、その発熱体13を挾む
上流側と下流側には測温抵抗体14,15が配線されて
いる。図8は、その熱式流量センサ4を駆動する駆動回
路16の構成を示す。今、流体(ガス)の流れ2の中に
熱式流量センサ4を配置した状態で、発熱体13を通電
して加熱すると、上流側の測温抵抗体14はガス流に冷
却されて温度が低下し、下流側の測温抵抗体15は加熱
されたガスの流れによって温度が上昇する。これら測温
抵抗体14,15間の温度差はガス流速すなわち流量に
比例することから、測温抵抗体14,15間の温度差を
駆動回路16の出力値Voとして検出することにより、
ガス流量(小流量)を測定することができる。
【0005】そして、今、図6において、ガスの流れ2
の中に複合センサ1を配置させると、ガスは流路3内を
進行していき、熱式流量センサ4によりガス流量の測定
が行われる。さらに、その流路3(ノズル)を通過した
ガスは、下流のフルイディック流量計5に導かれる。こ
のとき、ガスが例えば矢印方向aの側壁8aに沿って流
れると、ガスの圧力変化が検出面9aに検出され、その
後、側壁8bに沿って流れ検出面9bに検出される。こ
のような周期的な流れはガス流速に比例することから、
検出面9a,9bにより検出された出力値(パルス信
号)の周期を求めることにより、ガス流量(大流量)を
測定することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図9は、熱式流量セン
サ4とフルイディック流量計5とを組み合わせた複合セ
ンサ1における駆動回路16の出力値に対する流量の関
係を示す。波形17は熱式流量センサ4の出力−流量曲
線を示し、波形18はフルイディック流量計5の出力−
流量曲線を示す。この場合、熱式流量センサ4では、波
形17は、流量0から流量Q1の小流量域までは比例関
係にあるが、出力2000P(パルス)付近の流量Q1
から流量Q2の高流量域に近づくと飽和してしまい、こ
の領域での正確な測定を行うことができない。一方、フ
ルイディック流量計5は、波形18に示すように、流量
Q2以上の高流量域では比例関係にあり測定可能である
が、流量Q2以下の低流量域に近づいてくると、構造上
フルイディック振動を起さなくなり、この領域での正確
な測定を行うことができない。従って、このような2方
式を併用した複合センサ1においては、流量Q1から流
量Q2までの領域Aにおける測定が問題となる。
【0007】また、熱式流量センサ4は、それ自体がも
つ特性として、温度・圧力等の環境変化や経時変化によ
って図9に示すように、波形17から波形19にシフト
してしまう。このようなシフト現象による流量の校正
を、領域Aを含めた領域Bに渡って行う方法も提案され
ている(特開平5−231902号公報、特開平2−2
22815号公報等参照)。例えば、特開平5−231
902号公報の例では、フルイディック流量計側で熱式
流量センサの流量域の校正を行い、また、特開平2−2
22815号公報の例では、熱式流量センサ側で測定流
体の比熱、熱伝導率、密度を実測定前に測定することに
より校正したものである。しかし、このような流量校正
は行えたとしても、その校正を行うための制御回路の構
成が複雑化し、その制御回路や駆動回路を含めた全体の
回路構成の複雑化、コスト高は避けられない。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、流体が流れる流路中に熱式流量センサを配置させ、
その熱式流量センサを用いて少なくとも一部の流量域の
測定を行う流量計において、前記熱式流量センサが配置
された前記流路の一部に、前記熱式流量センサにより測
定される流量域及びその流量域の上限又は下限における
他の流量域と重なる重複領域での流量校正を行う校正用
熱式流量センサを配置した。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、流路の一部に流体の流れがない空洞部を
設け、この空洞部内に校正用熱式流量センサを配置し、
この空洞部内の校正用熱式流量センサから検出された校
正用信号と、流路内の熱式流量センサから検出された測
定用信号との差を流量信号として取り出す流量信号検出
手段を設けた。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、校正用熱式流量センサと熱式流量
センサとの間で駆動回路のブリッジ回路を構成し、この
ブリッジ回路の出力を流量信号として取り出すようにし
た。
【0011】請求項4記載の発明では、請求項2又は3
記載の発明において、空洞部の流路との接続部を、流体
の流れの影響を受けない流路の部位に形成した。
【0012】請求項5記載の発明では、請求項2又は3
記載の発明において、空洞部の流路との接続部に、流路
内の流れの影響を遮断する遮断手段を設けた。
【0013】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
発明において、遮断手段として、フィルタを用いた。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明においては、熱式流量セン
サと同一流路の一部分に配置された校正用熱式流量セン
サから検出される校正用信号をもとに、熱式流量センサ
により測定される流量域及びその流量域の上限又は下限
における他の流量域と重複する重複領域での流量校正を
行うことにより、温度・圧力等の環境変化や経時変化の
影響をなくし、全流量域に渡って途切れのない連続した
出力値−流量曲線を得ることができる。
【0015】請求項2記載の発明においては、流体の流
れがない空洞部内の校正用熱式流量センサから検出され
た流れの影響を受けない校正用信号と、流路内の熱式流
量センサから検出された測定用信号との差を流量信号検
出手段により求め、流量信号として取り出すことによっ
て、特に環境変化の影響をなくして厳密な校正を行うこ
とができる。
【0016】請求項3記載の発明においては、校正用熱
式流量センサと熱式流量センサとは共通化された駆動回
路のブリッジ回路により駆動され、また、このブリッジ
回路の出力を流量信号として直接取り出すことにより流
量の校正を簡単に行うことができる。
【0017】請求項4記載の発明においては、空洞部の
流路との接続部を、流体の流れの影響を受けない流路の
部位に形成したことによって、流路から空洞部への流体
の流れを完全になくし、厳格な校正を行うことができ
る。
【0018】請求項5記載の発明においては、遮断手段
を用いて流路内の流れの影響を遮断することによって、
空洞部内での流体の流れを完全になくすことができる。
【0019】請求項6記載の発明においては、遮断手段
としてフィルタを用いることによって、安易な構成で、
空洞部内での流体の流れを完全になくす効果を高めるこ
とができる。
【0020】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1〜図3に基づい
て説明する(請求項1,2,4,5,6記載の発明に対
応する)。なお、従来例(図6〜図9参照)と同一部分
についての説明は省略し、その同一部分については同一
符号を用いる。
【0021】図1は、複合センサ1(フルイディック流
量計+熱式流量センサ)の全体構成を示す。小流量域測
定用の流路3中には、熱式流量センサ4(以下、測定用
熱式流量センサ4という)が配置されている。この流路
3には、連通管20(接続部)を介して、空洞部21が
接続されている。この連通管20を設けたことによっ
て、空洞部21は流体の流れの影響を受けないような部
位に形成されている。この空洞部21内には、小流量の
全域に渡って流量校正を行うための校正用熱式流量セン
サ22が配置されている。また、連通管20の流路3と
の付け根には、遮断手段としてのフィルタ23が設けら
れている。これにより、空洞部21内では、流路3中の
流体の流れ2の影響を全く受けない(流量=0)ような
環境とされている。この場合、流体の温度、圧力が変化
しないときには連通管20を設けなくてもよいが、空洞
部21を流路3に直接接続するような場合には、流体の
流れの影響を受けないような流路3の部位に空洞部21
を設ける。
【0022】また、このような複合センサ1は、流量信
号検出手段(図示せず)を備えている。この流量信号検
出手段は、空洞部21内の校正用熱式流量センサ22か
ら検出される校正用信号と、小流量域の流路3内の測定
用熱式流量センサ4から検出される測定用信号との差を
求め、その差信号の成分を校正された流量信号として取
り出すものである。
【0023】ここで、複合センサ1の作成方法について
述べる。図3において、Siの基板10上に橋材料とな
るSiO2 と、抵抗体材料となるPtとをスパッタリン
グにより全面に形成した後、1回目の写真製版、エッチ
ングを行って発熱体13、測温抵抗体14,15のパタ
ーンを形成する。さらに、2回目の写真製版、エッチン
グを行って橋12のパターンを形成した後、Siの異方
性エッチングにより堀11を形成する。この堀11の形
成と同時に、下方がエッチングされた橋12も形成され
る。このようにして測定用熱式流量センサ4又は校正用
熱式流量センサ22を構成するセンサチップ24が作成
される。
【0024】このようなセンサチップ24を、厚膜配線
25が行われたセラミック基板26上にダイボンド樹脂
を用いて固定した後、厚膜配線25とセンサチップ24
との間をワイヤ27(Au、Al等)によりボンディン
グし電気的な接続を行う。そして、このようにしてセラ
ミック基板26上に搭載されたセンサチップ24の部分
を、図1の流路3及び空洞部21の略中央部に設置す
る。このとき、セラミック基板26は、位置P1 で蓋
(図示せず)に固定される。この固定には、厚膜配線2
5の絶縁及び機密を保持するためにエポシキ樹脂を用い
ることができる。その後、セラミック基板26上の位置
2 に信号線(図示せず)を半田付けすることにより、
測定用熱式流量センサ4及び校正用熱式流量センサ22
を、駆動回路(例えば、図8の駆動回路16と同様な回
路)と接続することができ、これにより複合センサ1を
作成することができる。
【0025】なお、流路3と、連通管20と、空洞部2
1と、フルイディック流量計5の流路6とは、金属(真
鍮等)からなる構造体1aを機械加工することによって
作成される。構造体1aとしては、そのような金属の他
にプラスチックが用いられるが、流体に可燃性ガス(都
市ガス、プロパンガス、水素ガス等)を使用する場合に
は火災時の安全を考慮して金属を用い、特に、腐食性ガ
スの場合には腐食されないような材料を選択する。構造
体1aの加工方法としては、機械加工の他に、大量生産
の場合はモールド又はダイキャストのような型加工を用
いることができる。また、フィルタ23の材料として
は、簡易的に、濾紙を重ねて作成することができる。
【0026】このような構成において、空洞部21に配
置された校正用熱式流量センサ22の働きについて述べ
る。今、流体(純空気)の流れ2の中に複合センサ1を
置くと、空洞部21内は小流量域測定用の流路3と同一
流体で満たされ、しかも、流量0の環境を作り出すこと
ができる。この流量0の状態は、フィルタ23及び連通
管20を設けたことによって、一段と安定に保たれてい
る。このような状態で、図8の駆動回路16と同様な駆
動回路を用いて、測定用熱式流量センサ4と校正用熱式
流量センサ22とを駆動させる。これにより、測定用熱
式流量センサ4側の駆動回路により検出された出力電圧
をもとに、波形28に示すような出力−流量曲線が得ら
れ、また、校正用熱式流量センサ22側の駆動回路によ
り検出された出力電圧をもとに、波形29に示すような
出力−流量曲線が得られる。波形29は、流量0の安定
した状態に対応している。このような測定を繰り返して
行った結果、環境変化や経時変化に伴って、波形28,
29は共に同時に同量だけシフトすることから、波形2
8の値から波形29の値を差し引いた値(差信号30)
は、環境変化や経時変化の影響を受けない常にほぼ一定
な値であることを示す。すなわち、流路3内の測定用熱
式流量センサ4から測定用信号を検出し、空洞部21内
の校正用熱式流量センサ22から校正用信号を検出する
と共に、流量信号検出手段を用いて、それら測定用信号
と校正用信号との差信号30を校正された真の流量信号
として取り出すことによって、環境変化や経時変化の影
響のない一定した出力−流量曲線を求めることができ
る。また、このように差信号30を真の流量信号として
取り出すことは、図9の波形17に示したような測定用
熱式流量センサ4の小流量域の上限におけるフルイディ
ック流量計5の波形18との重複した領域Aでの校正
や、経時変化による波形19の領域Bでの校正が行える
ことを意味するものであり、このようなことから、流量
測定を小流量域から大流量域の広範囲に渡って正確に行
うことができる。
【0027】次に、本発明の第二の実施例を図4及び図
5に基づいて説明する(請求項3記載の発明に対応す
る)。なお、従来例(図6〜図9参照)と同一部分につ
いての説明は省略し、その同一部分については同一符号
を用いる。
【0028】前述した第一の実施例における測定用熱式
流量センサ4及び校正用熱式流量センサ22の駆動回路
は、図8の駆動回路16と同様な構成としたが、ここで
は、駆動回路のブリッジ回路の構成を変えたものであ
る。
【0029】図4は、その駆動回路31のブリッジ回路
の接続状態を示す。校正用熱式流量センサ22は、校正
用発熱体13aと、校正用測温抵抗体15aとを備えて
いる。校正用発熱体13aは図7の発熱体13に対応
し、校正用測温抵抗体15aは図7の測温抵抗体15に
対応する。この場合、校正用測温抵抗体15aと測温抵
抗体15とを対辺としてブリッジ回路を構成し、このブ
リッジ回路の基準電圧として校正用発熱体13aに加わ
る電圧を用いる。
【0030】このように校正用熱式流量センサ22と測
定用熱式流量センサ4との両方のセンサを駆動するよう
に、駆動回路31のブリッジ回路を構成することによっ
て、第一の実施例のように各々別個の駆動回路を構成す
る必要がなくなり、これにより駆動回路の構成を単純化
させることができる。また、このような駆動回路31の
ブリッジ回路から出力された信号は、測定用信号から校
正用信号が差し引かれた差信号すなわち校正された真の
流量信号を示すものであり、このようにして流量信号を
直接取り出すことができるため、校正回路(ソフト面を
含む)の簡略化を図ることができる。
【0031】また、図5は、校正用熱式流量センサ22
の校正用発熱体13aと、測定用熱式流量センサ4の発
熱体13とを用いてブリッジ回路を構成した駆動回路3
2を示す。このような発熱体のみでブリッジ回路を構成
した場合においても、その出力値から校正された真の流
量信号を直接検出することができ、これにより駆動回路
構成の単純化、簡略化をさらに図ることができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、熱式流量センサ
が配置された流路の一部に、熱式流量センサにより測定
される流量域の上限又は下限における他の流量域と重複
する測定領域での流量校正を行う校正用熱式流量センサ
を配置したので、温度・圧力等の環境変化や経時的変化
の影響をなくし、途切れのない連続した出力−流量曲線
を得ることができ、これにより、広範囲な流量域に渡っ
て正確な流量測定を行うことができる。
【0033】請求項2記載の発明は、流路内の熱式流量
センサから検出された測定用信号と、流体の流れがない
流量0の空洞部内に配置された校正用熱式流量センサか
ら検出された校正用信号との差を流量信号検出手段によ
り求めて流量信号として取り出すようにしたので、環境
変化の影響をなくした厳格な校正を行うことができ、こ
れにより、一段と正確な流量測定を行うことができる。
【0034】請求項3記載の発明は、校正用熱式流量セ
ンサと熱式流量センサとの間で駆動回路のブリッジ回路
を構成し、このブリッジ回路の出力を流量信号として取
り出すようにしたので、校正された流量信号を駆動回路
から直接取り出すことができ校正回路の簡略化を図るこ
とができ、また、これにより各熱式流量センサの駆動回
路を共用することができるため単純化された簡便な駆動
回路を実現することができる。
【0035】請求項4記載の発明は、流体の流れの影響
を受けない流路の部位に空洞部を形成したので、流路か
ら空洞部への流体の流れを完全になくすことができ、こ
れにより環境変化の影響を全くなくして厳格な校正を行
うことができる。
【0036】請求項5記載の発明は、空洞部と流路との
接続部に流路内の流れの影響を遮断する遮断手段を設け
たので、空洞部内への流体の流れの遮断効果を高め、よ
り厳格な校正を行うことができる。
【0037】請求項6記載の発明は、遮断手段としてフ
ィルタを用いたので、生産コストを増加させずに安易な
構成で遮断効果を一段と高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例である流量計の構造を示
す断面図である。
【図2】出力−流量曲線を示す特性図である。
【図3】熱式流量センサの構造を示す断面図である。
【図4】熱式流量センサの駆動回路を示す回路図であ
る。
【図5】駆動回路内のブリッジ回路の変形例を示す回路
図である。
【図6】従来の流量計の構造を示す断面図である。
【図7】熱式流量センサの構造を示す平面図である。
【図8】図7の熱式流量センサの駆動回路を示す回路図
である。
【図9】出力−流量曲線を示す特性図である。
【符号の説明】
3 流路 4 熱式流量センサ 20 接続部 21 空洞部 22 校正用熱式流量センサ 23 フィルタ 31,32 駆動回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が流れる流路中に熱式流量センサを
    配置させ、その熱式流量センサを用いて少なくとも一部
    の流量域の測定を行う流量計において、前記熱式流量セ
    ンサが配置された前記流路の一部に、前記熱式流量セン
    サにより測定される流量域及びその流量域の上限又は下
    限における他の流量域と重なる重複領域での流量校正を
    行う校正用熱式流量センサを配置したことを特徴とする
    流量計。
  2. 【請求項2】 流路の一部に流体の流れがない空洞部を
    設け、この空洞部内に校正用熱式流量センサを配置し、
    この空洞部内の校正用熱式流量センサから検出された校
    正用信号と、流路内の熱式流量センサから検出された測
    定用信号との差を流量信号として取り出す流量信号検出
    手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の流量計。
  3. 【請求項3】 校正用熱式流量センサと熱式流量センサ
    との間で駆動回路のブリッジ回路を構成し、このブリッ
    ジ回路の出力を流量信号として取り出すことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の流量計。
  4. 【請求項4】 空洞部の流路との接続部を、流体の流れ
    の影響を受けない流路の部位に形成したことを特徴とす
    る請求項2又は3記載の流量計。
  5. 【請求項5】 空洞部の流路との接続部に、流路内の流
    れの影響を遮断する遮断手段を設けたことを特徴とする
    請求項2又は3記載の流量計。
  6. 【請求項6】 遮断手段として、フィルタを用いたこと
    を特徴とする請求項5記載の流量計。
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