JPH11351537A - 燃焼装置の廃棄物供給装置 - Google Patents
燃焼装置の廃棄物供給装置Info
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- JPH11351537A JPH11351537A JP15977398A JP15977398A JPH11351537A JP H11351537 A JPH11351537 A JP H11351537A JP 15977398 A JP15977398 A JP 15977398A JP 15977398 A JP15977398 A JP 15977398A JP H11351537 A JPH11351537 A JP H11351537A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃棄物中の水分量を正確に求めることがで
き、さらに、時間的な遅延のない制御が行えるととも
に、廃棄物中の水分量の様々な変化に対応して安定した
燃焼状態を維持することができる燃焼装置の廃棄物供給
装置を提供する。 【解決手段】 供給装置本体6の送出し通路9内に、廃
棄物2をごみ焼却炉へ送出すスクリュー13が備えら
れ、供給装置本体6に、送出される廃棄物2中の水分量
を求める水分量検出手段15が設けられ、水分量検出手
段15は、送出し通路9内へ加熱空気16を供給する供
給部17と、送出し通路9内の加熱空気16を排出する
排出部18と、排出部18へ排出された加熱空気16中
の水分量を測定する水分測定計19とで構成され、水分
量検出手段15によって求められた廃棄物2中の水分量
に応じてスクリュー13の回転速度を制御するものであ
る。
き、さらに、時間的な遅延のない制御が行えるととも
に、廃棄物中の水分量の様々な変化に対応して安定した
燃焼状態を維持することができる燃焼装置の廃棄物供給
装置を提供する。 【解決手段】 供給装置本体6の送出し通路9内に、廃
棄物2をごみ焼却炉へ送出すスクリュー13が備えら
れ、供給装置本体6に、送出される廃棄物2中の水分量
を求める水分量検出手段15が設けられ、水分量検出手
段15は、送出し通路9内へ加熱空気16を供給する供
給部17と、送出し通路9内の加熱空気16を排出する
排出部18と、排出部18へ排出された加熱空気16中
の水分量を測定する水分測定計19とで構成され、水分
量検出手段15によって求められた廃棄物2中の水分量
に応じてスクリュー13の回転速度を制御するものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼装置へ廃棄物
を供給する供給装置に関するものである。
を供給する供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ごみ等の廃棄物を流動床式ごみ焼却炉へ
供給する供給装置としては、例えば図3に示すようなス
クリューフィーダ51が用いられている。このスクリュ
ーフィーダ51は回転するスクリュー52によって廃棄
物53を流動床式ごみ焼却炉へ送り出すものである。上
記スクリューフィーダ51の天井部56には、送り出さ
れる廃棄物53の高さHを検出する高さ検出装置54が
設けられ、この高さ検出装置54で検出された廃棄物5
3の高さHから廃棄物53の送出し量を求め、求められ
た送出し量に基づいて上記スクリュー52の回転速度を
制御していた。これにより、スクリューフィーダ51か
ら流動床式ごみ焼却炉へ供給される廃棄物53の供給量
を一定にすることができた。
供給する供給装置としては、例えば図3に示すようなス
クリューフィーダ51が用いられている。このスクリュ
ーフィーダ51は回転するスクリュー52によって廃棄
物53を流動床式ごみ焼却炉へ送り出すものである。上
記スクリューフィーダ51の天井部56には、送り出さ
れる廃棄物53の高さHを検出する高さ検出装置54が
設けられ、この高さ検出装置54で検出された廃棄物5
3の高さHから廃棄物53の送出し量を求め、求められ
た送出し量に基づいて上記スクリュー52の回転速度を
制御していた。これにより、スクリューフィーダ51か
ら流動床式ごみ焼却炉へ供給される廃棄物53の供給量
を一定にすることができた。
【0003】しかしながら廃棄物53の性状によって廃
棄物53中に含まれる水分量が様々に変化するため、廃
棄物53の供給量を一定にしても上記のような廃棄物5
3の水分量の変化によってごみ焼却炉内の燃焼状態が大
幅に変動し、安定した燃焼状態を維持することが困難に
なるといった問題が生じた。
棄物53中に含まれる水分量が様々に変化するため、廃
棄物53の供給量を一定にしても上記のような廃棄物5
3の水分量の変化によってごみ焼却炉内の燃焼状態が大
幅に変動し、安定した燃焼状態を維持することが困難に
なるといった問題が生じた。
【0004】この問題を解決するために、流動床式ごみ
焼却炉内の排ガス中の酸素濃度を酸素濃度検出装置で検
出し、酸素濃度検出装置で検出された酸素濃度が基準値
に対して増減した場合、検出される酸素濃度が基準値に
達するようにスクリュー52の回転速度を制御し、スク
リューフィーダ51からごみ焼却炉へ供給される廃棄物
53の供給量を増減させている。
焼却炉内の排ガス中の酸素濃度を酸素濃度検出装置で検
出し、酸素濃度検出装置で検出された酸素濃度が基準値
に対して増減した場合、検出される酸素濃度が基準値に
達するようにスクリュー52の回転速度を制御し、スク
リューフィーダ51からごみ焼却炉へ供給される廃棄物
53の供給量を増減させている。
【0005】しかしながら、上記のように流動床式ごみ
焼却炉内におけるごみ燃焼後の排ガス中の酸素濃度を検
出してフィードバックする制御では時間的な遅延が発生
するため、ごみ焼却炉内の燃焼制御が難しく、十分に安
定した燃焼状態を維持するまでには至らなかった。
焼却炉内におけるごみ燃焼後の排ガス中の酸素濃度を検
出してフィードバックする制御では時間的な遅延が発生
するため、ごみ焼却炉内の燃焼制御が難しく、十分に安
定した燃焼状態を維持するまでには至らなかった。
【0006】また、上記とは別の対策として、図3の仮
想線で示すように、スクリューフィーダ51内の廃棄物
53の表面に赤外線57を照射して赤外線57の水分子
による吸収スペクトルを測定することによって廃棄物5
3の水分量を検出する赤外線式水分測定計58がスクリ
ューフィーダ51の天井部56に設けられている構成の
ものがある。
想線で示すように、スクリューフィーダ51内の廃棄物
53の表面に赤外線57を照射して赤外線57の水分子
による吸収スペクトルを測定することによって廃棄物5
3の水分量を検出する赤外線式水分測定計58がスクリ
ューフィーダ51の天井部56に設けられている構成の
ものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3の
仮想線で示すような赤外線式水分測定計58を設けたも
のでは、スクリューフィーダ51内の廃棄物53の表面
の水分量しか測定することができず、廃棄物53の内部
の水分量を測定するまでには至らなかった。したがっ
て、廃棄物53の表面が乾燥しており内部が水分で湿っ
ている場合や廃棄物53の表面が水分で湿っておりかつ
内部が乾燥している場合等では、実際の廃棄物53中に
含まれる水分量と上記水分測定計58で測定された水分
量とに大きな誤差が生じるといった問題がある。
仮想線で示すような赤外線式水分測定計58を設けたも
のでは、スクリューフィーダ51内の廃棄物53の表面
の水分量しか測定することができず、廃棄物53の内部
の水分量を測定するまでには至らなかった。したがっ
て、廃棄物53の表面が乾燥しており内部が水分で湿っ
ている場合や廃棄物53の表面が水分で湿っておりかつ
内部が乾燥している場合等では、実際の廃棄物53中に
含まれる水分量と上記水分測定計58で測定された水分
量とに大きな誤差が生じるといった問題がある。
【0008】本発明は、廃棄物中に含まれる水分量を正
確に求めることができ、さらに、時間的な遅延のない制
御が行えるとともに、廃棄物中に含まれる水分量の様々
な変化に対応して安定した燃焼状態を維持することがで
きる燃焼装置の廃棄物供給装置を提供することを目的と
する。
確に求めることができ、さらに、時間的な遅延のない制
御が行えるとともに、廃棄物中に含まれる水分量の様々
な変化に対応して安定した燃焼状態を維持することがで
きる燃焼装置の廃棄物供給装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本第1発明における燃焼装置の廃棄物供給装置は、
燃焼装置へ廃棄物を供給する供給装置において、供給装
置本体内に形成された送出し通路内に、廃棄物を送出し
経路に沿って燃焼装置へ送り出す送出し装置が備えら
れ、上記供給装置本体に、送出し装置によって送出し通
路内を送り出される廃棄物中の水分量を求める水分量検
出手段が設けられ、上記水分量検出手段は、送出し通路
内へ加熱空気を供給する加熱空気供給部と、この加熱空
気供給部から送出し通路内へ供給された加熱空気を排出
する加熱空気排出部と、加熱空気排出部へ排出された加
熱空気中の水分量を測定する水分測定計とで構成されて
おり、上記水分測定計によって測定された水分量に基づ
き廃棄物中の水分量を求め、この水分量に応じて上記送
出し装置の送出し速度を制御する制御部が備えられてい
るものである。
に、本第1発明における燃焼装置の廃棄物供給装置は、
燃焼装置へ廃棄物を供給する供給装置において、供給装
置本体内に形成された送出し通路内に、廃棄物を送出し
経路に沿って燃焼装置へ送り出す送出し装置が備えら
れ、上記供給装置本体に、送出し装置によって送出し通
路内を送り出される廃棄物中の水分量を求める水分量検
出手段が設けられ、上記水分量検出手段は、送出し通路
内へ加熱空気を供給する加熱空気供給部と、この加熱空
気供給部から送出し通路内へ供給された加熱空気を排出
する加熱空気排出部と、加熱空気排出部へ排出された加
熱空気中の水分量を測定する水分測定計とで構成されて
おり、上記水分測定計によって測定された水分量に基づ
き廃棄物中の水分量を求め、この水分量に応じて上記送
出し装置の送出し速度を制御する制御部が備えられてい
るものである。
【0010】これによると、廃棄物は送出し装置によっ
て送出し通路内から燃焼装置へ送り出されるが、この
際、加熱空気が、加熱空気供給部から送出し通路内へ供
給され、送出し通路内の廃棄物中を通り抜けた後、送出
し通路内から加熱空気排出部へ排出される。この際、廃
棄物中の水分量が多いと、加熱空気排出部へ排出された
加熱空気に含まれる水分量も多く、廃棄物中の水分量が
少ないと、加熱空気排出部へ排出された加熱空気に含ま
れる水分量も少ないため、加熱空気排出部へ排出された
加熱空気の水分量を水分測定計によって測定することに
より、測定された加熱空気の水分量から廃棄物中の水分
量が求められる。
て送出し通路内から燃焼装置へ送り出されるが、この
際、加熱空気が、加熱空気供給部から送出し通路内へ供
給され、送出し通路内の廃棄物中を通り抜けた後、送出
し通路内から加熱空気排出部へ排出される。この際、廃
棄物中の水分量が多いと、加熱空気排出部へ排出された
加熱空気に含まれる水分量も多く、廃棄物中の水分量が
少ないと、加熱空気排出部へ排出された加熱空気に含ま
れる水分量も少ないため、加熱空気排出部へ排出された
加熱空気の水分量を水分測定計によって測定することに
より、測定された加熱空気の水分量から廃棄物中の水分
量が求められる。
【0011】このようにして求められた水分量が基準値
よりも多い場合は、求められた水分量に応じて制御部が
送出し装置の送出し速度を低下させ、これにより、供給
装置から燃焼装置へ供給される廃棄物の供給量が低減さ
れるため、燃焼装置へ供給される廃棄物の水分量も減少
してほぼ一定となる。
よりも多い場合は、求められた水分量に応じて制御部が
送出し装置の送出し速度を低下させ、これにより、供給
装置から燃焼装置へ供給される廃棄物の供給量が低減さ
れるため、燃焼装置へ供給される廃棄物の水分量も減少
してほぼ一定となる。
【0012】また、求められた水分量が基準値よりも少
ない場合は、求められた水分量に応じて制御部が送出し
装置の送出し速度を上昇させ、これにより、供給装置か
ら燃焼装置へ供給される廃棄物の供給量が増加されるた
め、燃焼装置へ供給される廃棄物の水分量も増加してほ
ぼ一定となる。
ない場合は、求められた水分量に応じて制御部が送出し
装置の送出し速度を上昇させ、これにより、供給装置か
ら燃焼装置へ供給される廃棄物の供給量が増加されるた
め、燃焼装置へ供給される廃棄物の水分量も増加してほ
ぼ一定となる。
【0013】このように、廃棄物中に含まれる水分量の
様々な変化に対応して、燃焼装置へ供給される水分量を
ほぼ一定に制御することができるため、燃焼装置を安定
した燃焼状態に維持することができる。
様々な変化に対応して、燃焼装置へ供給される水分量を
ほぼ一定に制御することができるため、燃焼装置を安定
した燃焼状態に維持することができる。
【0014】また、燃焼後ではなく、それ以前の供給時
に求められた廃棄物中の水分量に応じて廃棄物の供給量
を制御するため、従来のようなフィードバック制御にお
ける時間的な遅延を無くすことができる。
に求められた廃棄物中の水分量に応じて廃棄物の供給量
を制御するため、従来のようなフィードバック制御にお
ける時間的な遅延を無くすことができる。
【0015】さらに、送出し通路内の廃棄物中を通り抜
けた加熱空気を介して廃棄物中の水分量を求めているた
め、廃棄物の表面のみではなく廃棄物の内部の水分量を
求めることができ、したがって、廃棄物中に含まれる水
分量をより正確に求めることができる。
けた加熱空気を介して廃棄物中の水分量を求めているた
め、廃棄物の表面のみではなく廃棄物の内部の水分量を
求めることができ、したがって、廃棄物中に含まれる水
分量をより正確に求めることができる。
【0016】本第2発明における燃焼装置の廃棄物供給
装置は、送出し装置はスクリューの回転により廃棄物を
送り出すものであり、制御部は求められた廃棄物中の水
分量に応じて上記スクリューの回転速度を制御するもの
である。
装置は、送出し装置はスクリューの回転により廃棄物を
送り出すものであり、制御部は求められた廃棄物中の水
分量に応じて上記スクリューの回転速度を制御するもの
である。
【0017】これによると、水分量検出手段によって求
められた廃棄物中の水分量が基準値よりも多い場合は、
求められた水分量に応じて制御部が送出し装置のスクリ
ューの回転速度を低下させ、これにより、供給装置から
燃焼装置へ供給される廃棄物の供給量が低減されるた
め、燃焼装置へ供給される廃棄物の水分量も減少してほ
ぼ一定となる。
められた廃棄物中の水分量が基準値よりも多い場合は、
求められた水分量に応じて制御部が送出し装置のスクリ
ューの回転速度を低下させ、これにより、供給装置から
燃焼装置へ供給される廃棄物の供給量が低減されるた
め、燃焼装置へ供給される廃棄物の水分量も減少してほ
ぼ一定となる。
【0018】また、求められた水分量が基準値よりも少
ない場合は、求められた水分量に応じて制御部が上記ス
クリューの回転速度を増加させ、これにより、供給装置
から燃焼装置へ供給される廃棄物の供給量が増加される
ため、燃焼装置へ供給される廃棄物の水分量も増加して
ほぼ一定となる。
ない場合は、求められた水分量に応じて制御部が上記ス
クリューの回転速度を増加させ、これにより、供給装置
から燃焼装置へ供給される廃棄物の供給量が増加される
ため、燃焼装置へ供給される廃棄物の水分量も増加して
ほぼ一定となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1,図2に基づいて説明する。1は都市ごみ等の廃棄物
2を焼却する流動床式ごみ焼却炉(燃焼装置の一例)で
あり、上記廃棄物2は供給装置3によって上記ごみ焼却
炉1へ供給される。上記供給装置3は2軸のスクリュー
フィーダ型式のものが用いられ、供給装置3とごみ焼却
炉1とは供給用通路4を介して接続されている。
1,図2に基づいて説明する。1は都市ごみ等の廃棄物
2を焼却する流動床式ごみ焼却炉(燃焼装置の一例)で
あり、上記廃棄物2は供給装置3によって上記ごみ焼却
炉1へ供給される。上記供給装置3は2軸のスクリュー
フィーダ型式のものが用いられ、供給装置3とごみ焼却
炉1とは供給用通路4を介して接続されている。
【0020】上記供給装置3は、廃棄物2を一時貯留す
るホッパー部5と、このホッパー部5の下部と供給用通
路4の上部との間に連設された供給装置本体6とを備え
ている。上記供給装置本体6の上流端には、ホッパー部
5の下端部に連通する流入口7が形成され、供給装置本
体6の下流端には、供給用通路4の上端部に連通する排
出口8が形成されている。
るホッパー部5と、このホッパー部5の下部と供給用通
路4の上部との間に連設された供給装置本体6とを備え
ている。上記供給装置本体6の上流端には、ホッパー部
5の下端部に連通する流入口7が形成され、供給装置本
体6の下流端には、供給用通路4の上端部に連通する排
出口8が形成されている。
【0021】また、上記供給装置本体6の内部に形成さ
れた送出し通路9の内部には、廃棄物2を流入口7から
送出し経路10に沿って排出口8へ送り出す送出し装置
11が備えられている。上記送出し装置11は、送出し
経路10に沿って水平に支持されかつ並列に配設された
左右2本の回転軸12と、これら回転軸12の外周面に
螺旋状に設けられたスクリュー13とで構成されてい
る。尚、上記両回転軸12はモータ等の回転駆動装置1
4によって回転される。
れた送出し通路9の内部には、廃棄物2を流入口7から
送出し経路10に沿って排出口8へ送り出す送出し装置
11が備えられている。上記送出し装置11は、送出し
経路10に沿って水平に支持されかつ並列に配設された
左右2本の回転軸12と、これら回転軸12の外周面に
螺旋状に設けられたスクリュー13とで構成されてい
る。尚、上記両回転軸12はモータ等の回転駆動装置1
4によって回転される。
【0022】上記供給装置本体6には、送出し装置11
によって送出し通路9内を送り出される廃棄物2中の水
分量を求める水分量検出手段15が設けられている。上
記水分量検出手段15は、送出し通路9内へ加熱空気1
6を供給する加熱空気供給部17と、この加熱空気供給
部17から送出し通路9内へ供給された加熱空気16を
排出する加熱空気排出部18と、加熱空気排出部18へ
排出された加熱空気16中の水分量を測定する水分測定
計19とで構成されている。
によって送出し通路9内を送り出される廃棄物2中の水
分量を求める水分量検出手段15が設けられている。上
記水分量検出手段15は、送出し通路9内へ加熱空気1
6を供給する加熱空気供給部17と、この加熱空気供給
部17から送出し通路9内へ供給された加熱空気16を
排出する加熱空気排出部18と、加熱空気排出部18へ
排出された加熱空気16中の水分量を測定する水分測定
計19とで構成されている。
【0023】上記加熱空気供給部17は、供給装置本体
6に接続される加熱空気供給配管20と、この加熱空気
供給配管20を介して送出し通路9内へ空気を送る送風
機21と、送風機21で送られる空気を加熱するヒータ
ー22とを備えている。尚、上記供給装置本体6と加熱
空気供給配管20との接続部分には、廃棄物2の加熱空
気供給配管20への侵入を防止するための金網(図示せ
ず)が設けられている。
6に接続される加熱空気供給配管20と、この加熱空気
供給配管20を介して送出し通路9内へ空気を送る送風
機21と、送風機21で送られる空気を加熱するヒータ
ー22とを備えている。尚、上記供給装置本体6と加熱
空気供給配管20との接続部分には、廃棄物2の加熱空
気供給配管20への侵入を防止するための金網(図示せ
ず)が設けられている。
【0024】また、上記加熱空気排出部18は、一端が
供給装置本体6に接続されるとともに他端がごみ焼却炉
1に接続される加熱空気排出配管23を備えており、こ
の加熱空気排出配管23の途中に上記水分測定計19が
設置されている。尚、上記供給装置本体6と加熱空気排
出配管23との接続部分には、廃棄物2の加熱空気排出
配管23への侵入を防止するための金網(図示せず)が
設けられている。
供給装置本体6に接続されるとともに他端がごみ焼却炉
1に接続される加熱空気排出配管23を備えており、こ
の加熱空気排出配管23の途中に上記水分測定計19が
設置されている。尚、上記供給装置本体6と加熱空気排
出配管23との接続部分には、廃棄物2の加熱空気排出
配管23への侵入を防止するための金網(図示せず)が
設けられている。
【0025】上記供給装置3には、制御用コンピュータ
から成る制御部24が備えられ、この制御部24は、上
記水分測定計19で測定された加熱空気16の水分量に
基づいて廃棄物2中の水分量を求め、求められた廃棄物
2中の水分量に応じて上記回転駆動装置14を制御する
ものである。
から成る制御部24が備えられ、この制御部24は、上
記水分測定計19で測定された加熱空気16の水分量に
基づいて廃棄物2中の水分量を求め、求められた廃棄物
2中の水分量に応じて上記回転駆動装置14を制御する
ものである。
【0026】また、上記供給用通路4には、排出口8か
ら供給用通路4内へ排出される廃棄物2をほぐす解砕機
27と、炉内のシールのためのロータリーバルブ31と
が設けられている。上記解砕機27は、供給用通路4内
の上端部に垂下された回転軸28と、この回転軸28に
設けられたスクリュー体29と、上記回転軸28を回転
させるモータ等の回転駆動装置30とで構成されてい
る。
ら供給用通路4内へ排出される廃棄物2をほぐす解砕機
27と、炉内のシールのためのロータリーバルブ31と
が設けられている。上記解砕機27は、供給用通路4内
の上端部に垂下された回転軸28と、この回転軸28に
設けられたスクリュー体29と、上記回転軸28を回転
させるモータ等の回転駆動装置30とで構成されてい
る。
【0027】以下に、上記構成における作用を説明す
る。供給装置3の回転駆動装置14により回転軸12と
共にスクリュー13が回転し、これによって、ホッパー
部5内の廃棄物2が流入口7から送出し通路9を通って
排出口8へ送り出される。この際、解砕機27の回転駆
動装置30により回転軸28と共にスクリュー体29が
回転し、これによって、排出口8から排出された廃棄物
2はスクリュー体29でほぐされて供給用通路4内へ供
給される。その後、廃棄物2は、ロータリーバルブ31
を経て、供給用通路4からごみ焼却炉1内へ供給され
る。
る。供給装置3の回転駆動装置14により回転軸12と
共にスクリュー13が回転し、これによって、ホッパー
部5内の廃棄物2が流入口7から送出し通路9を通って
排出口8へ送り出される。この際、解砕機27の回転駆
動装置30により回転軸28と共にスクリュー体29が
回転し、これによって、排出口8から排出された廃棄物
2はスクリュー体29でほぐされて供給用通路4内へ供
給される。その後、廃棄物2は、ロータリーバルブ31
を経て、供給用通路4からごみ焼却炉1内へ供給され
る。
【0028】上記廃棄物2がスクリュー13によって送
出し通路9から排出口8へ送り出されている際、加熱空
気16が、加熱空気供給配管20から送出し通路9内へ
供給され、送出し通路9内の廃棄物2中を通り抜けた
後、送出し通路9内から加熱空気排出配管23を通って
ごみ焼却炉1内へ排出される。
出し通路9から排出口8へ送り出されている際、加熱空
気16が、加熱空気供給配管20から送出し通路9内へ
供給され、送出し通路9内の廃棄物2中を通り抜けた
後、送出し通路9内から加熱空気排出配管23を通って
ごみ焼却炉1内へ排出される。
【0029】この際、加熱空気排出配管23へ排出され
た加熱空気16の水分量が水分測定計19によって測定
されるのであるが、廃棄物2中の水分量が多いと、加熱
空気排出配管23へ排出された加熱空気16に含まれる
水分量も多く、廃棄物2中の水分量が少ないと、加熱空
気排出配管23へ排出された加熱空気16に含まれる水
分量も少ないといった比例関係にあるため、この関係に
基づいて制御部24は上記水分測定計19の測定値から
廃棄物2中の水分量を求める。
た加熱空気16の水分量が水分測定計19によって測定
されるのであるが、廃棄物2中の水分量が多いと、加熱
空気排出配管23へ排出された加熱空気16に含まれる
水分量も多く、廃棄物2中の水分量が少ないと、加熱空
気排出配管23へ排出された加熱空気16に含まれる水
分量も少ないといった比例関係にあるため、この関係に
基づいて制御部24は上記水分測定計19の測定値から
廃棄物2中の水分量を求める。
【0030】このようにして求められた廃棄物2中の水
分量が基準値よりも多い場合は、求められた水分量に応
じて、制御部24が回転駆動装置14を制御してスクリ
ュー13の回転速度を低下させる。これにより、供給装
置3からごみ焼却炉1へ供給される廃棄物2の供給量が
低減されるため、ごみ焼却炉1へ供給される廃棄物2の
水分量も減少してほぼ一定となる。
分量が基準値よりも多い場合は、求められた水分量に応
じて、制御部24が回転駆動装置14を制御してスクリ
ュー13の回転速度を低下させる。これにより、供給装
置3からごみ焼却炉1へ供給される廃棄物2の供給量が
低減されるため、ごみ焼却炉1へ供給される廃棄物2の
水分量も減少してほぼ一定となる。
【0031】また、求められた廃棄物2中の水分量が基
準値よりも少ない場合は、求められた水分量に応じて、
制御部24が回転駆動装置14を制御してスクリュー1
3の回転速度を増加させる。これにより、供給装置3か
らごみ焼却炉1へ供給される廃棄物2の供給量が増加さ
れるため、ごみ焼却炉1へ供給される廃棄物2の水分量
も増加してほぼ一定となる。
準値よりも少ない場合は、求められた水分量に応じて、
制御部24が回転駆動装置14を制御してスクリュー1
3の回転速度を増加させる。これにより、供給装置3か
らごみ焼却炉1へ供給される廃棄物2の供給量が増加さ
れるため、ごみ焼却炉1へ供給される廃棄物2の水分量
も増加してほぼ一定となる。
【0032】このように、廃棄物2中に含まれる水分量
の様々な変化に対応して、ごみ焼却炉1へ供給される水
分量をほぼ一定に制御することができるため、ごみ焼却
炉1を安定した燃焼状態に維持することができ、炉内温
度を一定に制御することができる。
の様々な変化に対応して、ごみ焼却炉1へ供給される水
分量をほぼ一定に制御することができるため、ごみ焼却
炉1を安定した燃焼状態に維持することができ、炉内温
度を一定に制御することができる。
【0033】また、燃焼後ではなく、それ以前の供給時
に求められた廃棄物2中の水分量に応じて廃棄物2の供
給量を制御するため、従来のようなフィードバック制御
における時間的な遅延を無くすことができる。
に求められた廃棄物2中の水分量に応じて廃棄物2の供
給量を制御するため、従来のようなフィードバック制御
における時間的な遅延を無くすことができる。
【0034】さらに、送出し通路9内の廃棄物2中を通
り抜けた加熱空気16を介して廃棄物2中の水分量を求
めているため、廃棄物2の表面のみではなく廃棄物2の
内部の水分量を求めることができ、したがって、廃棄物
2中に含まれる水分量をより正確に求めることができ
る。
り抜けた加熱空気16を介して廃棄物2中の水分量を求
めているため、廃棄物2の表面のみではなく廃棄物2の
内部の水分量を求めることができ、したがって、廃棄物
2中に含まれる水分量をより正確に求めることができ
る。
【0035】また、廃棄物2中の水分量は廃棄物2が送
出し通路9内を送り出される際に求められるため、廃棄
物2が送出し通路9内において送出し装置11によって
混合や圧縮されても、廃棄物2中の正確な水分量を求め
ることができる。
出し通路9内を送り出される際に求められるため、廃棄
物2が送出し通路9内において送出し装置11によって
混合や圧縮されても、廃棄物2中の正確な水分量を求め
ることができる。
【0036】上記実施の形態では、燃焼装置の一例とし
て流動床式ごみ焼却炉1を挙げたが、他の型式の焼却炉
であってもよい。また、スクリュー13の回転により廃
棄物2を送り出す形式の送出し装置11を用いている
が、ベルトコンベヤ等により廃棄物2を送り出す形式で
あってもよい。
て流動床式ごみ焼却炉1を挙げたが、他の型式の焼却炉
であってもよい。また、スクリュー13の回転により廃
棄物2を送り出す形式の送出し装置11を用いている
が、ベルトコンベヤ等により廃棄物2を送り出す形式で
あってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、廃棄物中
に含まれる水分量の様々な変化に対応して、燃焼装置へ
供給される水分量をほぼ一定に制御することができるた
め、燃焼装置を安定した燃焼状態に維持することができ
る。
に含まれる水分量の様々な変化に対応して、燃焼装置へ
供給される水分量をほぼ一定に制御することができるた
め、燃焼装置を安定した燃焼状態に維持することができ
る。
【0038】また、燃焼後ではなく、それ以前の供給時
に求められた廃棄物中の水分量に応じて廃棄物の供給量
を制御するため、従来のようなフィードバック制御にお
ける時間的な遅延を無くすことができる。
に求められた廃棄物中の水分量に応じて廃棄物の供給量
を制御するため、従来のようなフィードバック制御にお
ける時間的な遅延を無くすことができる。
【0039】さらに、送出し通路内の廃棄物中を通り抜
けた加熱空気を介して廃棄物中の水分量を求めているた
め、廃棄物の表面のみではなく廃棄物の内部の水分量を
求めることができ、したがって、廃棄物中に含まれる水
分量をより正確に求めることができる。
けた加熱空気を介して廃棄物中の水分量を求めているた
め、廃棄物の表面のみではなく廃棄物の内部の水分量を
求めることができ、したがって、廃棄物中に含まれる水
分量をより正確に求めることができる。
【図1】本発明の実施の形態における供給装置の構成を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】同、供給装置とごみ焼却炉との縦断面図であ
る。
る。
【図3】従来の供給装置の構成を示す縦断面図である。
1 流動床式ごみ焼却炉(燃焼装置) 2 廃棄物 3 供給装置 6 供給装置本体 9 送出し通路 10 送出し経路 11 送出し装置 13 スクリュー 15 水分量検出手段 16 加熱空気 17 加熱空気供給部 18 加熱空気排出部 19 水分測定計 24 制御部
Claims (2)
- 【請求項1】 燃焼装置へ廃棄物を供給する供給装置に
おいて、供給装置本体内に形成された送出し通路内に、
廃棄物を送出し経路に沿って燃焼装置へ送り出す送出し
装置が備えられ、上記供給装置本体に、送出し装置によ
って送出し通路内を送り出される廃棄物中の水分量を求
める水分量検出手段が設けられ、上記水分量検出手段
は、送出し通路内へ加熱空気を供給する加熱空気供給部
と、この加熱空気供給部から送出し通路内へ供給された
加熱空気を排出する加熱空気排出部と、加熱空気排出部
へ排出された加熱空気中の水分量を測定する水分測定計
とで構成されており、上記水分測定計によって測定され
た水分量に基づき廃棄物中の水分量を求め、この水分量
に応じて上記送出し装置の送出し速度を制御する制御部
が備えられていることを特徴とする燃焼装置の廃棄物供
給装置。 - 【請求項2】 送出し装置はスクリューの回転により廃
棄物を送り出すものであり、制御部は求められた廃棄物
中の水分量に応じて上記スクリューの回転速度を制御す
ることを特徴とする請求項1記載の燃焼装置の廃棄物供
給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15977398A JPH11351537A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 燃焼装置の廃棄物供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15977398A JPH11351537A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 燃焼装置の廃棄物供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11351537A true JPH11351537A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15700957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15977398A Pending JPH11351537A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 燃焼装置の廃棄物供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11351537A (ja) |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP15977398A patent/JPH11351537A/ja active Pending
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