JPH11351502A - 排熱回収ボイラ - Google Patents
排熱回収ボイラInfo
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- JPH11351502A JPH11351502A JP16117998A JP16117998A JPH11351502A JP H11351502 A JPH11351502 A JP H11351502A JP 16117998 A JP16117998 A JP 16117998A JP 16117998 A JP16117998 A JP 16117998A JP H11351502 A JPH11351502 A JP H11351502A
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中圧・高圧糸の給水ポンプの劣化あるいは損
傷を防止する排熱回収ボイラを提供すること。 【解決手段】 低圧蒸気発生系に給水する復水ポンプ1
5と、中圧蒸気発生系と高圧蒸気発生系給水に給水する
高圧給水ポンプ16とを設け、該高圧給水ポンプ16は
排熱回収ボイラ1の給水系統の最上流側に配置し、低圧
節炭器6には復水ポンプ15から給水し、中圧節炭器5
には高圧給水ポンプ16の中段から抽水して給水し、高
圧節炭器6には高圧給水ポンプ15から給水する。高圧
給水ポンプ16を給水系統上、排熱回収ボイラの最上流
側に配置することにより、起動時を含めて高圧給水ポン
プ16に流入する給水温度は常に低温であるので、過大
な熱衝撃がなく、給水ポンプ16の劣化あるいは損傷を
防ぐことができ、給水ポンプ16をタービン建屋内に設
置できるために給水ポンプ16専用の建屋を不要とする
ことも可能となる。
傷を防止する排熱回収ボイラを提供すること。 【解決手段】 低圧蒸気発生系に給水する復水ポンプ1
5と、中圧蒸気発生系と高圧蒸気発生系給水に給水する
高圧給水ポンプ16とを設け、該高圧給水ポンプ16は
排熱回収ボイラ1の給水系統の最上流側に配置し、低圧
節炭器6には復水ポンプ15から給水し、中圧節炭器5
には高圧給水ポンプ16の中段から抽水して給水し、高
圧節炭器6には高圧給水ポンプ15から給水する。高圧
給水ポンプ16を給水系統上、排熱回収ボイラの最上流
側に配置することにより、起動時を含めて高圧給水ポン
プ16に流入する給水温度は常に低温であるので、過大
な熱衝撃がなく、給水ポンプ16の劣化あるいは損傷を
防ぐことができ、給水ポンプ16をタービン建屋内に設
置できるために給水ポンプ16専用の建屋を不要とする
ことも可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合発電プラント
の排熱回収ボイラに係わり、特に三重圧式の排熱回収ボ
イラの給水ポンプと節炭器の配置に関するものである。
の排熱回収ボイラに係わり、特に三重圧式の排熱回収ボ
イラの給水ポンプと節炭器の配置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の排熱回収ボイラの給水ポンプと節
炭器の配置を図11に説明する。図11は三重圧式排熱
回収ボイラ1’のうち従来の節炭器及び給水ポンプの配
置構成例を示したものである。このような排熱回収ボイ
ラの給水ポンプと節炭器の配置は例えば特開平5−20
303号公報に開示されている。
炭器の配置を図11に説明する。図11は三重圧式排熱
回収ボイラ1’のうち従来の節炭器及び給水ポンプの配
置構成例を示したものである。このような排熱回収ボイ
ラの給水ポンプと節炭器の配置は例えば特開平5−20
303号公報に開示されている。
【0003】図1に示す復水ポンプ15’から送水され
る高圧、中圧及び低圧蒸気発生系の伝熱管群を構成した
三重圧式排熱回収ボイラ1’への給水は全量が低圧節炭
器6’へ送水される。低圧節炭器6’の出口水は3系統
へ分岐され、1つは図示しない低圧ドラムへ、1つは中
圧給水ポンプ13’を経た後に中圧節炭器3’を介して
図示しない中圧ドラムへ、1つは高圧給水ポンプ14’
を経た後に高圧節炭器2’を介して図示しない高圧ドラ
ムへ送水される。さらに低圧節炭器6’における低温腐
食を防止するために、高圧給水ポンプ14’の中段抽水
が低圧節炭器6’の入口側へ再循環される。
る高圧、中圧及び低圧蒸気発生系の伝熱管群を構成した
三重圧式排熱回収ボイラ1’への給水は全量が低圧節炭
器6’へ送水される。低圧節炭器6’の出口水は3系統
へ分岐され、1つは図示しない低圧ドラムへ、1つは中
圧給水ポンプ13’を経た後に中圧節炭器3’を介して
図示しない中圧ドラムへ、1つは高圧給水ポンプ14’
を経た後に高圧節炭器2’を介して図示しない高圧ドラ
ムへ送水される。さらに低圧節炭器6’における低温腐
食を防止するために、高圧給水ポンプ14’の中段抽水
が低圧節炭器6’の入口側へ再循環される。
【0004】また、図11に示す従来の高圧給水ポンプ
14’と節炭器6’の配置における節炭器6’の伝熱管
の伝熱面積対ガス温度と給水温度と関係図を図12に示
すが、低圧節炭器6’の出口給水温度は通常150℃程
度であり、この給水が中圧給水ポンプ13’及び高圧給
水ポンプ14’へ送水される。
14’と節炭器6’の配置における節炭器6’の伝熱管
の伝熱面積対ガス温度と給水温度と関係図を図12に示
すが、低圧節炭器6’の出口給水温度は通常150℃程
度であり、この給水が中圧給水ポンプ13’及び高圧給
水ポンプ14’へ送水される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例による
と、複合発電プラントの起動開始前には給水および復水
ポンプ13’〜15’の起動と同時に復水器(図示しな
い)からの冷水が低圧の節炭器6’を介して中圧給水ポ
ンプ13’及び高圧給水ポンプ14’へ送水されるが、
プラントが起動し、排ガスが排熱回収ボイラ1’に供給
され、低圧節炭器6’において給水が加熱される。これ
により中圧給水ポンプ13’及び高圧給水ポンプ14’
に流入する給水が短時間の間に150℃程度まで上昇す
る。さらにプラント停止時には逆に急激に給水温度が低
下する。
と、複合発電プラントの起動開始前には給水および復水
ポンプ13’〜15’の起動と同時に復水器(図示しな
い)からの冷水が低圧の節炭器6’を介して中圧給水ポ
ンプ13’及び高圧給水ポンプ14’へ送水されるが、
プラントが起動し、排ガスが排熱回収ボイラ1’に供給
され、低圧節炭器6’において給水が加熱される。これ
により中圧給水ポンプ13’及び高圧給水ポンプ14’
に流入する給水が短時間の間に150℃程度まで上昇す
る。さらにプラント停止時には逆に急激に給水温度が低
下する。
【0006】このため、中圧給水ポンプ13’及び高圧
給水ポンプ14’はプラントの起動停止ごとに過大な熱
衝撃を受け、給水ポンプ13’、14’の構成部品が早
期に劣化あるいは損傷することにより寿命が短くなり、
給水装置としての信頼性を低下させる問題があった。
給水ポンプ14’はプラントの起動停止ごとに過大な熱
衝撃を受け、給水ポンプ13’、14’の構成部品が早
期に劣化あるいは損傷することにより寿命が短くなり、
給水装置としての信頼性を低下させる問題があった。
【0007】また、中圧給水ポンプ13’及び高圧給水
ポンプ14’には、低圧節炭器6’の出口水が送水され
るため、中圧給水ポンプ13’及び高圧給水ポンプ1
4’は、排熱回収ボイラ1’の近傍に設置する必要があ
り、このため給水ポンプ13’、14’専用の建屋を設
置する必要があり、設備コストが高くなるという不具合
があった。さらに、建屋建設時においては、排熱回収ボ
イラ1’の据付けと給水ポンプ13’、14’専用の建
屋の建設を同時に進行できないという据付け上の不都合
が生じるため据付け工程が長くなる。
ポンプ14’には、低圧節炭器6’の出口水が送水され
るため、中圧給水ポンプ13’及び高圧給水ポンプ1
4’は、排熱回収ボイラ1’の近傍に設置する必要があ
り、このため給水ポンプ13’、14’専用の建屋を設
置する必要があり、設備コストが高くなるという不具合
があった。さらに、建屋建設時においては、排熱回収ボ
イラ1’の据付けと給水ポンプ13’、14’専用の建
屋の建設を同時に進行できないという据付け上の不都合
が生じるため据付け工程が長くなる。
【0008】一方、低圧節炭器6’はガス流れに対して
高圧節炭器2’と中圧節炭器3’の後流側に置かれるた
め、低圧節炭器6’出口給水温度と排ガス温度との温度
差が小さいため、伝熱面積が大きくなるが、このために
低圧節炭器6’での給水側の圧力損失が大きいといった
不都合が生じる。
高圧節炭器2’と中圧節炭器3’の後流側に置かれるた
め、低圧節炭器6’出口給水温度と排ガス温度との温度
差が小さいため、伝熱面積が大きくなるが、このために
低圧節炭器6’での給水側の圧力損失が大きいといった
不都合が生じる。
【0009】そこで本発明の課題は、前述した中圧・高
圧糸の給水ポンプの劣化あるいは損傷を防止する排熱回
収ボイラを提供することである。また、本発明の課題
は、中圧・高圧糸の給水ポンプの劣化あるいは損傷を防
止すると共に低圧節炭器への給水系統の圧力損失を低減
した節炭器の配置構造を有する排熱回収ボイラを提供す
ることである。
圧糸の給水ポンプの劣化あるいは損傷を防止する排熱回
収ボイラを提供することである。また、本発明の課題
は、中圧・高圧糸の給水ポンプの劣化あるいは損傷を防
止すると共に低圧節炭器への給水系統の圧力損失を低減
した節炭器の配置構造を有する排熱回収ボイラを提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】従来技術の前記問題点を
解決するために、低圧蒸気発生系に給水する第1の給水
ポンプ(実施の形態では低圧給水ポンプまたは復水ポン
プ)と、中圧蒸気発生系と高圧蒸気発生系給水に給水す
る第2の給水ポンプ(実施の形態では中高圧給水ポンプ
または高圧給水ポンプ)とを設け、前記第1の給水ポン
プと前記第2の給水ポンプは排熱回収ボイラの給水系統
の上流側に配置し、低圧節炭器には前記第1の給水ポン
プから給水し、中圧節炭器には第2給水ポンプの中段か
ら抽水して給水し、高圧節炭器には第2の給水ポンプか
ら給水する排熱回収ボイラである。
解決するために、低圧蒸気発生系に給水する第1の給水
ポンプ(実施の形態では低圧給水ポンプまたは復水ポン
プ)と、中圧蒸気発生系と高圧蒸気発生系給水に給水す
る第2の給水ポンプ(実施の形態では中高圧給水ポンプ
または高圧給水ポンプ)とを設け、前記第1の給水ポン
プと前記第2の給水ポンプは排熱回収ボイラの給水系統
の上流側に配置し、低圧節炭器には前記第1の給水ポン
プから給水し、中圧節炭器には第2給水ポンプの中段か
ら抽水して給水し、高圧節炭器には第2の給水ポンプか
ら給水する排熱回収ボイラである。
【0011】本発明の排熱回収ボイラにおいて、図11
に示す従来技術の給水の全量が送水される低圧節炭器に
代えて、節炭器を低圧ドラムへの供給水のみを送水する
低圧節炭器と中圧節炭器及び高圧節炭器に三分割し、こ
れらの節炭器の配置方法として、低圧節炭器と中圧節
炭器をガス流れに対して直列に配置し、かつ、この低圧
節炭器と中圧節炭器に対し高圧節炭器をガス流れに対し
て並列に配置することによって低圧節炭器の給水側の圧
力損失を低減することができる。
に示す従来技術の給水の全量が送水される低圧節炭器に
代えて、節炭器を低圧ドラムへの供給水のみを送水する
低圧節炭器と中圧節炭器及び高圧節炭器に三分割し、こ
れらの節炭器の配置方法として、低圧節炭器と中圧節
炭器をガス流れに対して直列に配置し、かつ、この低圧
節炭器と中圧節炭器に対し高圧節炭器をガス流れに対し
て並列に配置することによって低圧節炭器の給水側の圧
力損失を低減することができる。
【0012】また、本発明の低圧節炭器の給水側の圧力
損失を低減する節炭器の配置方法として、その他に、
低圧節炭器と高圧節炭器をガス流れに対して直列に配置
し、かつ、この低圧節炭器と高圧節炭器に対して中圧節
炭器をガス流れに対して並列に配置する方法及び中圧
節炭器と高圧節炭器をガス流れに対して並列に配置し、
かつ、この中圧節炭器と高圧節炭器に対して低圧節炭器
をガス流れに対して直列に配置する方法がある。
損失を低減する節炭器の配置方法として、その他に、
低圧節炭器と高圧節炭器をガス流れに対して直列に配置
し、かつ、この低圧節炭器と高圧節炭器に対して中圧節
炭器をガス流れに対して並列に配置する方法及び中圧
節炭器と高圧節炭器をガス流れに対して並列に配置し、
かつ、この中圧節炭器と高圧節炭器に対して低圧節炭器
をガス流れに対して直列に配置する方法がある。
【0013】前記〜の節炭器の配置方法により、低
圧節炭器のガス流れに対する幅寸法を従来技術のそれに
比べて大きくすることができ、低圧節炭器での給水系統
上のの圧力損失を小さくすることができ、また、低圧節
炭器に接続される給水連絡管、支持部材及び金具の取り
付けスペースを確保でき、それらの保守性が向上する。
また、上記本発明の高圧節炭器を二以上に分割し、低
圧節炭器と中圧節炭器と高圧節炭器のガス流れに対する
幅方向の伝熱面積を略同一にすることで、節炭器の製作
コストを削減することもできる。
圧節炭器のガス流れに対する幅寸法を従来技術のそれに
比べて大きくすることができ、低圧節炭器での給水系統
上のの圧力損失を小さくすることができ、また、低圧節
炭器に接続される給水連絡管、支持部材及び金具の取り
付けスペースを確保でき、それらの保守性が向上する。
また、上記本発明の高圧節炭器を二以上に分割し、低
圧節炭器と中圧節炭器と高圧節炭器のガス流れに対する
幅方向の伝熱面積を略同一にすることで、節炭器の製作
コストを削減することもできる。
【0014】
【作用】本発明によれば、低圧系に給水する第1の給水
ポンプに加えて、中圧と高圧に給水する第2の給水ポン
プを給水系統上、排熱回収ボイラの上流側に配置するこ
とにより、起動時を含めて第2の給水ポンプに流入する
給水温度は常に低温であるので、第2の給水ポンプに過
大な熱衝撃を与えることがなく給水ポンプの劣化あるい
は損傷を防ぐことができる。
ポンプに加えて、中圧と高圧に給水する第2の給水ポン
プを給水系統上、排熱回収ボイラの上流側に配置するこ
とにより、起動時を含めて第2の給水ポンプに流入する
給水温度は常に低温であるので、第2の給水ポンプに過
大な熱衝撃を与えることがなく給水ポンプの劣化あるい
は損傷を防ぐことができる。
【0015】このとき、中圧節炭器出口の給水は第2の
給水ポンプ入口側に循環させる給水循環路を設けること
により、第2の給水ポンプの低温腐食を防止する。
給水ポンプ入口側に循環させる給水循環路を設けること
により、第2の給水ポンプの低温腐食を防止する。
【0016】さらに、前記給水ポンプをタービン建屋内
に設置できるために給水ポンプ専用の建屋を不要とする
ことも可能となる。また、低圧節炭器のガス流れに対す
る幅方向の寸法を中圧節炭器または高圧節炭器と同程度
にした場合には、低圧節炭器の給水側の圧力損失を低く
保つことができ、しかも、給水連絡管や支持部材が広い
範囲での構成となるため保守性に優れたものとすること
ができる。
に設置できるために給水ポンプ専用の建屋を不要とする
ことも可能となる。また、低圧節炭器のガス流れに対す
る幅方向の寸法を中圧節炭器または高圧節炭器と同程度
にした場合には、低圧節炭器の給水側の圧力損失を低く
保つことができ、しかも、給水連絡管や支持部材が広い
範囲での構成となるため保守性に優れたものとすること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる三重圧式排
熱回収ボイラの給水ポンプと節炭器配置方法の実施の形
態を図面を用いて説明する。図7及び図8は給水系統の
最上流側に排熱回収ボイラの高圧給水ポンプ16を設置
した三重圧式排熱回収ボイラの節炭器配置方法の一例で
ある。給水の流れは図中に矢印で示されており、三重圧
式排熱回収ボイラ1への給水は、復水ポンプ15出口水
が低圧節炭器6へ、給水ポンプ16の中段抽水が中圧一
次節炭器5へ及び給水ポンプ16出口水が高圧一次節炭
器4へそれぞれ送水され、低圧節炭器6の出口水は低圧
ドラム9へ送水され、中圧一次節炭器5の出口水は中圧
二次節炭器3を経て中圧ドラム8へ送水され、高圧一次
節炭器4の出口水は高圧二次節炭器2を経て高圧ドラム
7へ送水される。
熱回収ボイラの給水ポンプと節炭器配置方法の実施の形
態を図面を用いて説明する。図7及び図8は給水系統の
最上流側に排熱回収ボイラの高圧給水ポンプ16を設置
した三重圧式排熱回収ボイラの節炭器配置方法の一例で
ある。給水の流れは図中に矢印で示されており、三重圧
式排熱回収ボイラ1への給水は、復水ポンプ15出口水
が低圧節炭器6へ、給水ポンプ16の中段抽水が中圧一
次節炭器5へ及び給水ポンプ16出口水が高圧一次節炭
器4へそれぞれ送水され、低圧節炭器6の出口水は低圧
ドラム9へ送水され、中圧一次節炭器5の出口水は中圧
二次節炭器3を経て中圧ドラム8へ送水され、高圧一次
節炭器4の出口水は高圧二次節炭器2を経て高圧ドラム
7へ送水される。
【0018】さらに、低圧節炭器6、中圧一次節炭器5
および高圧一次節炭器4における低温腐食を防止するた
めに、中圧一次節炭器5出口水を給水ポンプ16の入口
側へ再循環し、約30℃程度の復水ポンプ15出口水を
約50℃程度まで昇温する。上述した構成を採用するこ
とにより、給水ポンプ16へは常に低温水が送水される
ために、給水ポンプ16へ流入する給水の温度変化が抑
えられ、給水ポンプ16は過大な熱衝撃を受けることが
ないので給水ポンプ16の劣化あるいは損傷を防止する
ことができる。さらに、給水系統構成上、給水ポンプ1
6は排熱回収ボイラの最上流に位置することから給水ポ
ンプ16はタービン建屋に設置できるので、給水ポンプ
16専用の建屋が不要となり、なおかつ、建設時におい
ては排熱回収ボイラの据付と給水ポンプ16建屋の建設
が同時に進行できないという据付上の不都合も解消する
ことができる。
および高圧一次節炭器4における低温腐食を防止するた
めに、中圧一次節炭器5出口水を給水ポンプ16の入口
側へ再循環し、約30℃程度の復水ポンプ15出口水を
約50℃程度まで昇温する。上述した構成を採用するこ
とにより、給水ポンプ16へは常に低温水が送水される
ために、給水ポンプ16へ流入する給水の温度変化が抑
えられ、給水ポンプ16は過大な熱衝撃を受けることが
ないので給水ポンプ16の劣化あるいは損傷を防止する
ことができる。さらに、給水系統構成上、給水ポンプ1
6は排熱回収ボイラの最上流に位置することから給水ポ
ンプ16はタービン建屋に設置できるので、給水ポンプ
16専用の建屋が不要となり、なおかつ、建設時におい
ては排熱回収ボイラの据付と給水ポンプ16建屋の建設
が同時に進行できないという据付上の不都合も解消する
ことができる。
【0019】ただし、低圧節炭器6、中圧一次節炭器5
および高圧一次節炭器4の各入口給水温度は同程度(約
50℃程度)であり、更に各出口給水温度もほぼ同程度
(約150℃程度)であるため、低圧節炭器6、中圧一
次節炭器5及び高圧一次節炭器4はガス流れに対して並
列に配置されている。また低圧節炭器6と中圧一次節炭
器5の間および中圧一次節炭器5と高圧一次節炭器4の
間には、排ガスのショートパスを防止するためにガスパ
ス防止板10が設置されている。
および高圧一次節炭器4の各入口給水温度は同程度(約
50℃程度)であり、更に各出口給水温度もほぼ同程度
(約150℃程度)であるため、低圧節炭器6、中圧一
次節炭器5及び高圧一次節炭器4はガス流れに対して並
列に配置されている。また低圧節炭器6と中圧一次節炭
器5の間および中圧一次節炭器5と高圧一次節炭器4の
間には、排ガスのショートパスを防止するためにガスパ
ス防止板10が設置されている。
【0020】一方、低圧節炭器6は、その伝熱面積が高
圧一次節炭器4と比較して約10分の1程度と非常に小
さいため、ガス流れに対する低圧節炭器6の幅方向の寸
法が中圧一次節炭器5および高圧一次節炭器4と比較し
非常に小さくなっている。
圧一次節炭器4と比較して約10分の1程度と非常に小
さいため、ガス流れに対する低圧節炭器6の幅方向の寸
法が中圧一次節炭器5および高圧一次節炭器4と比較し
非常に小さくなっている。
【0021】各節炭器4〜6の伝熱管と管寄せからなる
パネルの構造例を図9に示す。図9(a)に低圧節炭器
6の構造を、図9(b)に中圧一次節炭器5および高圧
一次節炭器4の構造をそれぞれ示す。各節炭器4〜6の
伝熱管17は上下の管寄せ18に支持され、給水連絡管
19は支持部材20と金具21で支持されている。
パネルの構造例を図9に示す。図9(a)に低圧節炭器
6の構造を、図9(b)に中圧一次節炭器5および高圧
一次節炭器4の構造をそれぞれ示す。各節炭器4〜6の
伝熱管17は上下の管寄せ18に支持され、給水連絡管
19は支持部材20と金具21で支持されている。
【0022】中圧一次節炭器5および高圧一次節炭器4
についてはガス流れに対する幅寸法は約5m程度とする
ことができるが、図7の低圧節炭器6のガス流れに対す
る幅寸法は約1m程度の小さなものになってしまう。こ
のために低圧節炭器6での給水側の圧力損失が大きいと
いった不都合が生じ、また低圧節炭器6に接続される給
水連絡管19、支持部材20及び金具21が非常に狭い
空間の中での複雑な構成になり保守性に劣るといった不
都合もある。
についてはガス流れに対する幅寸法は約5m程度とする
ことができるが、図7の低圧節炭器6のガス流れに対す
る幅寸法は約1m程度の小さなものになってしまう。こ
のために低圧節炭器6での給水側の圧力損失が大きいと
いった不都合が生じ、また低圧節炭器6に接続される給
水連絡管19、支持部材20及び金具21が非常に狭い
空間の中での複雑な構成になり保守性に劣るといった不
都合もある。
【0023】上述した低圧節炭器6の圧力損失が大きい
ことおよび複雑な構成になるといった不都合を解決する
ために、本発明では上述した図7、図8に示す例と同一
の給水系統構成において、次に説明するように、さらに
別の節炭器の配置方法を採用することもできる。
ことおよび複雑な構成になるといった不都合を解決する
ために、本発明では上述した図7、図8に示す例と同一
の給水系統構成において、次に説明するように、さらに
別の節炭器の配置方法を採用することもできる。
【0024】図1には本発明の実施の形態に係わる三重
圧式排熱回収ボイラ1の節炭器配置構造を示す。給水の
流れは図中に矢印で示されており、復水ポンプ15およ
び給水ポンプ16により低圧節炭器6、中圧一次節炭器
5および高圧一次節炭器4にそれぞれ給水がなされ、低
圧節炭器6の出口水は低圧ドラム9(図8参照)へ送水
され、中圧一次節炭器5の出口水は中圧二次節炭器3を
経て中圧ドラム8(図8参照)へ送水され、高圧一次節
炭器4の出口水は高圧二次節炭器2を経て高圧ドラム7
(図8参照)へ送られる。
圧式排熱回収ボイラ1の節炭器配置構造を示す。給水の
流れは図中に矢印で示されており、復水ポンプ15およ
び給水ポンプ16により低圧節炭器6、中圧一次節炭器
5および高圧一次節炭器4にそれぞれ給水がなされ、低
圧節炭器6の出口水は低圧ドラム9(図8参照)へ送水
され、中圧一次節炭器5の出口水は中圧二次節炭器3を
経て中圧ドラム8(図8参照)へ送水され、高圧一次節
炭器4の出口水は高圧二次節炭器2を経て高圧ドラム7
(図8参照)へ送られる。
【0025】また、ガス流れから見た配置方法として、
低圧節炭器6と中圧一次節炭器5をガス流れに対して直
列に配置し、かつ、この低圧節炭器6と中圧一次節炭器
5に対して高圧一次節炭器4をガス流れに対して並列に
配置してある。
低圧節炭器6と中圧一次節炭器5をガス流れに対して直
列に配置し、かつ、この低圧節炭器6と中圧一次節炭器
5に対して高圧一次節炭器4をガス流れに対して並列に
配置してある。
【0026】なお、図1に示す構成における各節炭器4
〜6の伝熱管の伝熱面積に対する給水温度とガス温度の
関係図を図10に示すが、低圧節炭器6の伝熱面積は非
常に小さいために、ガス流れに対して低圧節炭器6を中
圧節炭器5の上流側に配置しても熱バランス上問題は無
い。
〜6の伝熱管の伝熱面積に対する給水温度とガス温度の
関係図を図10に示すが、低圧節炭器6の伝熱面積は非
常に小さいために、ガス流れに対して低圧節炭器6を中
圧節炭器5の上流側に配置しても熱バランス上問題は無
い。
【0027】反対に、ガス流れに対して低圧節炭器6を
中圧一次節炭器5の下流側に配置することは熱バランス
上成り立たなくなる。これは、中圧一次節炭器5の伝熱
面積が低圧節炭器6の伝熱面積よりはるかに大きいの
で、中圧一次節炭器5を低圧節炭器6の上流側におく
と、ガス温度が低下し、低圧節炭器6の出口蒸気温度と
ガス温度の温度差が小さくなるか逆転するので、熱交換
が起こりにくい状況になるからである。
中圧一次節炭器5の下流側に配置することは熱バランス
上成り立たなくなる。これは、中圧一次節炭器5の伝熱
面積が低圧節炭器6の伝熱面積よりはるかに大きいの
で、中圧一次節炭器5を低圧節炭器6の上流側におく
と、ガス温度が低下し、低圧節炭器6の出口蒸気温度と
ガス温度の温度差が小さくなるか逆転するので、熱交換
が起こりにくい状況になるからである。
【0028】上述した図1に示す節炭器4〜6の配置方
法では、低圧節炭器6のガス流れに対する幅方向の寸法
を中圧一次節炭器5とそれと略同一にしたので、低圧節
炭器6の給水側の圧力損失を低く保つことができ、しか
も低圧節炭器6に接続される給水連絡管19(図9参
照)や支持部材20(図9参照)が比較的広いスペース
を用いて設置できるので、低圧節炭器6の保守性が優れ
たものになる。
法では、低圧節炭器6のガス流れに対する幅方向の寸法
を中圧一次節炭器5とそれと略同一にしたので、低圧節
炭器6の給水側の圧力損失を低く保つことができ、しか
も低圧節炭器6に接続される給水連絡管19(図9参
照)や支持部材20(図9参照)が比較的広いスペース
を用いて設置できるので、低圧節炭器6の保守性が優れ
たものになる。
【0029】さらにガスパス防止板10の設置員数も図
7に示す構成では二箇所必要であったものが、図1に示
す構成では一箇所に低減できる。
7に示す構成では二箇所必要であったものが、図1に示
す構成では一箇所に低減できる。
【0030】図2には本発明の他の実施の形態を示し、
低圧節炭器6と高圧一次節炭器4をガス流れに対して直
列に配置し、かつ、この低圧節炭器6と高圧一次節炭器
4に対して中圧一次節炭器5をガス流れに対して並列に
配置したものである。
低圧節炭器6と高圧一次節炭器4をガス流れに対して直
列に配置し、かつ、この低圧節炭器6と高圧一次節炭器
4に対して中圧一次節炭器5をガス流れに対して並列に
配置したものである。
【0031】図3に示す本発明の実施の形態は、中圧一
次節炭器5と高圧一次節炭器4をガス流れに対して並列
に配置し、かつ、この中圧一次節炭器5と高圧一次節炭
器4に対し低圧節炭器6をガス流れに対して直列に配置
したものである。
次節炭器5と高圧一次節炭器4をガス流れに対して並列
に配置し、かつ、この中圧一次節炭器5と高圧一次節炭
器4に対し低圧節炭器6をガス流れに対して直列に配置
したものである。
【0032】図4に示す本発明の実施の形態は、排熱回
収ボイラ1が大型化すると高圧一次節炭器4をガス流れ
方向に対して幅方向に二分割ないし三分割する場合があ
り、図4には図1に示す構成の高圧一次節炭器4を高圧
一次節炭器4aと高圧一次節炭器4bに二分割にしたも
のである。
収ボイラ1が大型化すると高圧一次節炭器4をガス流れ
方向に対して幅方向に二分割ないし三分割する場合があ
り、図4には図1に示す構成の高圧一次節炭器4を高圧
一次節炭器4aと高圧一次節炭器4bに二分割にしたも
のである。
【0033】この場合、低圧節炭器6、中圧一次節炭器
5、高圧一次節炭器4aおよび高圧一次節炭器4bのガ
ス流れ方向に対する幅方向の寸法をそれぞれ同一にする
ことも可能であり、これにより低圧節炭器6、中圧一次
節炭器5、高圧一次節炭器4aおよび高圧一次節炭器4
bのガス流れに対する幅方向の伝熱面積を略同一にで
き、節炭器の設備コストの低減などの合理化を図ること
ができる。
5、高圧一次節炭器4aおよび高圧一次節炭器4bのガ
ス流れ方向に対する幅方向の寸法をそれぞれ同一にする
ことも可能であり、これにより低圧節炭器6、中圧一次
節炭器5、高圧一次節炭器4aおよび高圧一次節炭器4
bのガス流れに対する幅方向の伝熱面積を略同一にで
き、節炭器の設備コストの低減などの合理化を図ること
ができる。
【0034】このように、高圧一次節炭器4を高圧一次
節炭器4aと高圧一次節炭器4bに二分割、さらには三
分割する構成を図2、図3に示すボイラに適用すること
も可能である。高圧一次節炭器4を高圧一次節炭器4a
と高圧一次節炭器4bに二分割構成をそれぞれ図5、図
6に示す。
節炭器4aと高圧一次節炭器4bに二分割、さらには三
分割する構成を図2、図3に示すボイラに適用すること
も可能である。高圧一次節炭器4を高圧一次節炭器4a
と高圧一次節炭器4bに二分割構成をそれぞれ図5、図
6に示す。
【0035】上記本発明の実施の形態によれば、給水ポ
ンプ16へ流入する給水の温度変化を抑えれば、過大な
熱衝撃を受けないので給水ポンプ16の劣化あるいは損
傷を防止でき、また、給水ポンプ16専用の建屋が不要
となり、さらに低圧節炭器6の給水系統の圧力損失を低
く保てるため、復水ポンプ15の動力を低く抑えること
ができる。しかも節炭器4〜6に接続される給水連絡管
19、支持部材20および金具21を広いスペースの中
に配置できるため、その保守スペースも十分に確保で
き、保守性が優れたものとすることができる。また、ガ
スパス防止板10の設置員数も低減できる。さらには低
圧節炭器6、中圧節炭器5及び高圧節炭器4のガス流れ
に対する幅方向の伝熱面積を略同一にできる場合もあ
り、この場合は設備コストが低減できる。
ンプ16へ流入する給水の温度変化を抑えれば、過大な
熱衝撃を受けないので給水ポンプ16の劣化あるいは損
傷を防止でき、また、給水ポンプ16専用の建屋が不要
となり、さらに低圧節炭器6の給水系統の圧力損失を低
く保てるため、復水ポンプ15の動力を低く抑えること
ができる。しかも節炭器4〜6に接続される給水連絡管
19、支持部材20および金具21を広いスペースの中
に配置できるため、その保守スペースも十分に確保で
き、保守性が優れたものとすることができる。また、ガ
スパス防止板10の設置員数も低減できる。さらには低
圧節炭器6、中圧節炭器5及び高圧節炭器4のガス流れ
に対する幅方向の伝熱面積を略同一にできる場合もあ
り、この場合は設備コストが低減できる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、給水ポンプの劣化ある
いは損傷を防止でき、給水ポンプ専用の建屋が不要とな
る。しかも節炭器の保守スペースも十分に確保でき、さ
らには低圧節炭器、中圧節炭器及び高圧節炭器の形状を
同一にできるといった合理化を図ることも可能となるば
あいがある。
いは損傷を防止でき、給水ポンプ専用の建屋が不要とな
る。しかも節炭器の保守スペースも十分に確保でき、さ
らには低圧節炭器、中圧節炭器及び高圧節炭器の形状を
同一にできるといった合理化を図ることも可能となるば
あいがある。
【図1】 本発明の実施の形態に係わる節炭器配置方法
の概念図である。
の概念図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係わる節炭器配置方法
の概念図である。
の概念図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係わる節炭器配置方法
の概念図である。
の概念図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係わる節炭器配置方法
の概念図である。
の概念図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係わる節炭器配置方法
の概念図である。
の概念図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係わる節炭器配置方法
の概念図である。
の概念図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係わる節炭器配置方法
の概念図(平面図)である。
の概念図(平面図)である。
【図8】 図7に示す節炭器の側面図である。
【図9】 節炭器パネルの構造例を示す。
【図10】 本発明の一実施例に係る給水温度とガス温
度の関係を示す概念図である。
度の関係を示す概念図である。
【図11】 従来例の節炭器配置方法の概念図である。
【図12】 従来例に係る給水温度とガス温度の関係を
示す概念図である。
示す概念図である。
1…三重圧式排熱回収ボイラ 2…高圧二次
節炭器 3…中圧二次節炭器 4…高圧一次節
炭器 5…中圧一次節炭器 6…低圧節炭器 7…高圧ドラム 8…中圧ドラム 9…低圧ドラム 10…ガスパス
防止板 13…中圧給水ポンプ 14…高圧給水
ポンプ 15…復水ポンプ 16…給水ポン
プ 17…伝熱管 18…管寄せ 19…給水連絡管 20…支持部材 21…金具
節炭器 3…中圧二次節炭器 4…高圧一次節
炭器 5…中圧一次節炭器 6…低圧節炭器 7…高圧ドラム 8…中圧ドラム 9…低圧ドラム 10…ガスパス
防止板 13…中圧給水ポンプ 14…高圧給水
ポンプ 15…復水ポンプ 16…給水ポン
プ 17…伝熱管 18…管寄せ 19…給水連絡管 20…支持部材 21…金具
Claims (6)
- 【請求項1】 低圧蒸気発生系と中圧蒸気発生系と高圧
蒸気発生系からなる三重圧式排熱回収ボイラにおいて、 低圧蒸気発生系に給水する第1の給水ポンプと、該第1
の給水ポンプからの給水の一部を中圧蒸気発生系と高圧
蒸気発生系に給水する第2の給水ポンプとを設け、前記
第1の給水ポンプと前記第2の給水ポンプは排熱回収ボ
イラの給水系統の上流側に配置し、 各圧力の蒸気発生系の節炭器は、それぞれ低圧節炭器と
中圧節炭器と高圧節炭器から構成され、 低圧節炭器には前記第1の給水ポンプから給水し、中圧
節炭器には第2の給水ポンプの中段から抽水して給水
し、高圧節炭器には第2の給水ポンプから給水すること
を特徴とする排熱回収ボイラ。 - 【請求項2】 中圧節炭器出口の給水は第2の給水ポン
プ入口側に循環させる給水循環路を設けることを特徴と
する請求項1記載の排熱回収ボイラ。 - 【請求項3】 低圧節炭器と中圧節炭器はガス流れに対
して直列に配置し、低圧節炭器と中圧節炭器に対し高圧
節炭器をガス流れに対して並列に配置したことを特徴と
する請求項1記載の排熱回収ボイラ。 - 【請求項4】 低圧節炭器と高圧節炭器をガス流れに対
し直列に配置し、この低圧節炭器と高圧節炭器に対し中
圧節炭器をガス流れに対して並列に配置したことを特徴
とする請求項1記載の排熱回収ボイラ。 - 【請求項5】 中圧節炭器と高圧節炭器をガス流れに対
し並列に配置し、この中圧節炭器と高圧節炭器に対し低
圧節炭器をガス流れに対して直列に配置したことを特徴
とする請求項1記載の排熱回収ボイラ。 - 【請求項6】 高圧節炭器を二以上に分割し、低圧節炭
器と中圧節炭器と高圧節炭器のガス流れに対する幅方向
の伝熱面積を略同一にしたことを特徴とする請求項1記
載の排熱回収ボイラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16117998A JPH11351502A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 排熱回収ボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16117998A JPH11351502A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 排熱回収ボイラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11351502A true JPH11351502A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15730096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16117998A Withdrawn JPH11351502A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 排熱回収ボイラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11351502A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102297412A (zh) * | 2010-06-24 | 2011-12-28 | 李基浩 | 蒸汽供给系统 |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP16117998A patent/JPH11351502A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102297412A (zh) * | 2010-06-24 | 2011-12-28 | 李基浩 | 蒸汽供给系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050302 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060522 |