JPH11351433A - 比例絞り弁 - Google Patents

比例絞り弁

Info

Publication number
JPH11351433A
JPH11351433A JP19794098A JP19794098A JPH11351433A JP H11351433 A JPH11351433 A JP H11351433A JP 19794098 A JP19794098 A JP 19794098A JP 19794098 A JP19794098 A JP 19794098A JP H11351433 A JPH11351433 A JP H11351433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pilot
spool
valve
port
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19794098A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Masuda
健二 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP19794098A priority Critical patent/JPH11351433A/ja
Publication of JPH11351433A publication Critical patent/JPH11351433A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、パイロットスプールとメインス
プールの間にあるフィードバックばね104を含む空間
を抵抗要素2を介して積極的に共慟ダンピング室1とな
して、もって減圧形圧力補償弁とパイロット用減圧弁と
が無くて、高圧力が直接作用するような状態においても
系は安定で、しかも応答性を損なわず、また外乱に対し
て強く高精度を保持する簡素にして用途の広い比例絞り
弁を提供する。 【構成】 電磁アクチュエータと、パイロットポートP
pと制御ポートPaと戻り室Dr2′とを有する3ポー
ト形パイロット弁と、パイロット操作形主弁と、上記パ
イロット弁のパイロットスプールと上記主弁のメインス
プールとの間にあるドレン側フィードバックばね104
とから成り、かつ、閉じたループを内在する比例絞り弁
において、上記フィードバックばね104を収めた空間
を抵抗要素2を介して共慟ダンピング室1となしたこと
を特徴とする比例絞り弁。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液圧装置に使用する
電磁式の比例絞り弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の比例絞り弁として、例え
ば図6に示すごときもの(文献:油空圧便覧、オーム
社、新版(1989)、336頁、図3・318参照)
が知られている。この比例絞り弁は、減圧形圧力補償弁
101と抱き合わせになる流量調整弁の部分であって、
電磁アクチュエータである比例電磁石102と3ポート
形パイロット弁103とフィードバックばね104とパ
イロット操作形主弁105とパイロット用減圧弁106
とを有して、上記パイロット弁103は穴107と溝1
08を持つ本体109と、上記穴107に摺動自在に嵌
挿してランド110、111、112を持つパイロット
スプール113と、上記本体109のパイロットポート
Ppにつながる上記ランド110、111の間にある圧
油室114と、上記溝108につながる上記本体109
の制御ポートPaと、上記比例電磁石102側ドレン室
Dr3′を上記パイロット弁103のもう一方のドレン
室Dr1′とつなぐ上記パイロットスプール113上の
連絡路115と、上記ランド111、112の間にある
戻り室Dr2′を上記ドレン室Dr1′とつなぐ上記パ
イロットスプール113上の穴116とからなる3ポー
ト弁であり、上記主弁105は上記本体109上の穴1
17、118と溝119、120と、上記穴117、1
18に摺動自在に嵌挿してランド121、122を持つ
段付きのメインスプール123と、上記メインスプール
123の右端面に当接する上記ドレン室Dr1′内にあ
るメインばね124と、上記トルン室Dr1′を上記本
体109のドレンポートDrにつなぐ上記メインスプー
ル123上の連絡路125と、上記溝119、120に
つながる上記本体109上の各ポートBm、Amと、上
記メインスプール123の段部に形成する操作室Pb′
と、ストッパ126とよりなるドレン付きの2ポート弁
であり、上記パイロットスプール113と上記メインス
プール123との間には上記フィードバックばね104
があり、上記比例電磁石102のプッシュロッド127
と上記パイロットスプール113との間にはばね128
があり、また上記プッシュロッド127と上記本体10
9との間にはばね134があり、上記制御ポートPaと
上記操作室Pb′との間は連絡路129でつないで、更
に、上記パイロットポートPpの上流側には上記パイロ
ット用減圧弁106があって上記パイロット用減圧弁1
06のドレンポート130は上記ドレン室Dr1′とつ
ながる。なお、上記本体109にある入口ポートAと出
口ポートBとは上記ポートAm、Bmにそれぞれつなが
り、上記入口ポートAは外部配管にて油圧動力源Pとつ
ながり、上記入口ポートAと上記ポートAmの間には上
記減圧形圧力補償弁101が介在して、上記減圧形圧力
補償弁101のばね室側ポート131は上記溝119に
連絡路132を介してつながり、また、上記パイロット
用減圧弁106の入口ポートApは上記減圧形圧力補償
弁101の上流側で上記入口ポートAと連絡路133を
介してつながる。上記比例絞り弁は、以上の構成によっ
て比例電磁石102を励磁して電流を一定に保つと、電
流にほぼ比例した電磁操作力がプッシュロッド127に
発生し、ばね134とばね128を押圧してパイロット
スプール113を左動し、同時にフィードバックばね1
04を押圧し、パイロットポートPpと制御ポートPa
との間の制御部を開くと同時に制御ポートPaと戻り室
Dr2′との間の制御部を閉じて、油圧動力源Pからの
作動流体をパイロット用減圧弁106にて一定圧に減圧
してパイロットポートPpと制御ポートPaから操作室
Pb′へと導き、メインスプール123を右動してフィ
ードバックばね104を押し返して、ポートAmとポー
トBmとの間の主制御部を開いて入口ポートAから出口
ポートBへと油圧動力源Pの作動流体を供給する。ここ
で、パイロット用減圧弁106の可動部とメインスプー
ル123とがもたらす排油はドレン室Dr1′から連絡
路125を通ってドレンポートDrに排出される。更
に、パイロットスプール113がフィードバックばね1
04によって押し返されてパイロットポートPpと制御
ポートPaとの間の制御部を閉じると同時に制御ポート
Paと戻り室Dr2′との間の制御部を開くようになる
と、今度は操作室Pb′の圧油は制御ポートPaと戻り
室Dr2′とからドレン室Dr1′へと排出され、メイ
ンスプール123の油圧操作力は低下する。以上の動作
において、パイロットスプール113に作用する力の関
係についてはメインスプール123の変位を介して閉じ
たループを形成して、メインスプール123はやがて電
流に見合うだけ変位して静止することになる。このと
き、主制御部に働く圧力差は減圧形圧力補償弁101の
作用によって一定であることは言うまでもない。一方、
電流が減少する場合も閉じたループを形成することは明
らかであり、同様にしてメインスプール123の変位を
制御する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
比例絞り弁は、減圧形圧力補償弁101とパイロット用
減圧弁106とによって油圧動力源Pの高圧力が減圧さ
れて、この高圧力を直接利用することができないのであ
る。なぜなら減圧形圧力補償弁101とパイロット用減
圧弁106とを取り払った状態では系の安定性が保て
ず、高圧力下において使用に耐えないからである。そこ
で、本発明の目的は、パイロットスプールとメインスプ
ールの間にあるフィードパックばね104を含む空間を
抵抗要素2を介して積極的に共働ダンピング室1とな
し、もって減圧形圧力補償弁とパイロット用減圧弁とが
無くて、高圧力が直接作用するような状態においても系
は安定で、しかも応答性を損なわず、また外乱に強く高
精度を保持する簡素にして用途の広い比例絞り弁を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の比例絞り弁は基本的には図1に例示するよ
うに、アナログ式電磁アクチュエータと、パイロットポ
ートPpと制御ポートPaと戻り室Dr2′とを有する
3ポート形パイロット弁と、パイロット操作形主弁と、
上記パイロット弁のパイロットスプールと上記主弁のメ
インスプールとの間にあるドレン側フィードバックばね
104とから成り、かつ、閉じたループを内在する比例
絞り弁において、上記フィードバックばね104を収め
た空間を抵抗要素2を介して共働ダンピング室1となし
たことを特徴とする。また、本発明の比例絞り弁は図1
に例示するように、上記共働ダンピング室1に露出する
上記パイロットスプール側の受圧面を、上記パイロット
スプールの径より大きな径を有する補助ピストン4を上
記フィードバックばね104と上記パイロットスプール
との間に介在するごとくしてなすことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記構成において、アナログ式電磁アクチュエ
ータを励磁して電流を一定に保つと、電流にほぼ比例し
た電磁操作力がパイロット弁のパイロットスプールに作
用し、パイロットスプールを左動し、同時にフィードパ
ックばね104を押圧し、パイロットポートPpと制御
ポートPaとの間の制御部を開くと同時に制御ポートP
aと戻り室Dr2′との間の制御部を閉じて、油圧動力
源からの作動流体をパイロットポートPpと制御ポート
Paから主弁操作室へと導き、主弁のメインスプールを
右動してフィードバックばね104を押し返して、主弁
の主管路間にまたがる主制御部の開度を制御し油圧動力
源の流体を図示しない負荷等に供給する。ここで、パイ
ロットスプールとメインスプールとがもたらす共働ダン
ピング室1からの排油は抵抗要素2を介してドレンポー
トDrに排出され、パイロットスプールとメインスプー
ルの両方に対して同時に共働してダンピング効果を発揮
する。更に、パイロットスプールがフィードバックばね
104によって押し返されてパイロットポートPpと制
御ポートPaとの間の制御部を閉じると同時に制御ポー
トPaと戻り室Dr2′との間の制御部を開くようにな
ったとすると、今度は主弁操作室の圧油は制御ポートP
aと戻り室Dr2′とからドレンポートDrへと排出さ
れ、メインスプールの油圧操作力は低下する。以上の動
作において、パイロットスプールに作用する力の関係に
ついてはメインスプールの変位を介して閉じたループを
形成して、メインスプールはやがて電流に見合うだけ変
位して静止することになる。このとき、主弁の開度を制
御するメインスプール上の主制御部に働く圧力差は大き
なものでこれによる運動量変化になる流体力外乱も大き
なものであることは言うまでもない。一方、電流が減少
する場合は共働ダンピング室1にドレンポートDrから
排油を逆に吸い込み同様の共働するダンピング効果が得
られるとともに同様の閉じたループを形成する。このよ
うに、パイロットスプールとメインスプールの間にある
フィードバックばね104を含む空間を抵抗要素2を介
して共働ダンピング室1としたので、系に与えるダンピ
ング効果は極めて良好となり、メインスプールに働く流
体力外乱はもとより、パイロットスプールに働く過渡的
な流体力外乱も消化でき、またパイロットポートPpと
制御ポートPaとの間の制御部を高圧力差で高ゲインに
でき、従って高圧力が直接作用するような状態下におい
ても系は安定で、しかも応答性を損なわず、また外乱に
対して強くして主弁の開度を高精度で保持でき、簡素を
もって用途が広がるのである。また、共働ダンピング室
1に露出するパイロットスプール側の径を拡大し、補助
ピストン4を挿入し、パイロットスプールをあたかも段
付きであるごとくしたので、共働するダンピング効果は
一層増大して、制御性は更に向上する。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。図1は比例絞り弁の基本的実施例を示して
おり、この比例絞り弁は、アナログ式の電磁アクチュエ
ータ102と、パイロットポートPpと制御ポートPa
と戻り室Dr2′とを有する3ポート形パイロット弁3
と、入口ポートAと出口ポートBとを有するパイロット
操作形2ポート形主弁5と、フィードバックばね104
と補助ピストン4とを収容して抵抗要素2につながるド
レン側にある共働ダンピング室1とより概略構成し、上
記パイロット弁3は穴107と溝108を持つ本体8
と、上記穴107に摺動自在に嵌挿してランド110、
111、112を持つパイロットスプール6と、上記本
体8の上記パイロットポートPpにつながる上記ランド
110、111の間にある圧油室114と、上記溝10
8につながる上記本体8の上記制御ポートPaと、上記
電磁アクチュエータ102側ドレン室Dr3を上記パイ
ロット弁3のもう一方のドレン室Dr1とつなぐ上記パ
イロットスプール6上の連絡路9と穴10と穴11と、
上記ランド111、112の間にある上記戻り室Dr
2′を上記ドレン室Dr1とつなぐ上記パイロットスプ
ール6上の穴116とからなる3ポート弁であり、上記
主弁5は上記本体8上の穴12、117、118と溝1
19、120と、上記穴117、118に摺動自在に嵌
挿してランド121、122を持つ段付きのメインスプ
ール7と、上記メインスプール7の右端面にばね受13
を介して当接する上記ドレン室Dr1内にあるメインば
ね124と、上記ドレン室Dr1を上記本体8のドレン
ポートDrにつなぐ上記本体8上の連絡路15と、上記
溝120、119につながる上記本体8上の上記入口ポ
ートAと上記出口ポートBと、上記メインスプール7の
段部に形成する操作室Pb′と、ストッパ126と、上
記補助ピストン4を摺動自在に嵌挿する上記メインスプ
ール7上の拡大穴16と上記フィードパックばね104
を収容する穴17と続く連絡路14と続く上記ドレンポ
ートDrに至る上記抵抗要素2とよりなる2ポート弁で
あり、上記パイロットスプール6と上記メインスプール
7との間には上記フィードバックばね104と上記補助
ピストン4とを介在してなる上記共働ダンピング室1か
あり、上記電磁アクチュエータ102のプッシュロッド
127は上記パイロットスプール6に直接当接し得て、
上記制御ポートPaと上記操作室Pb′との間は連絡路
129でつないで、更に、上記パイロットポートPpと
上記入口ポートAとは連絡路18でつなぐ。なお、上記
入口ポートAは外部配管にて油圧動力源Pとつながる。
なお、各部材102、104、107、108、110
〜112、114、116〜122、124、126、
127、129、P、A、B、Pp、Pa、Dr2′、
Pb′、Drは図6で述べた従来例のものと同一で、同
じ部材には同一符号を付して説明を省略する。上記構成
の比例絞り弁の動作について次に述べる。電磁アクチュ
エータ102を励磁して電流を一定に保つと、電流にほ
ぼ比例した電磁操作力がプッシュロッド127に発生
し、パイロットスプール6を左動し、同時に補助ピスト
ン4を介してフィードバックばね104を押圧し、パイ
ロットポートPpと制御ポートPaとの間の制御部を開
くと同時に制御ポートPaと戻り室Dr2′との間の制
御部を閉じて、油圧動力源Pからの作動流体をパイロッ
トポートPpと制御ポートPaから操作室Pb′へと導
き、メインスプール7を右動してフィードバックばね1
04を押し返して、入口ポートAと出口ポートBとの間
の主制御部を開いて油圧動力源Pの作動流体を図示しな
い負荷などに供給する。ここで、補助ピストン4とメイ
ンスプール7の拡大穴16とがもたらす共働ダンピング
室1からの排油は抵抗要素2を通してドレンポートDr
に排出されて、パイロットスプール6の速度とメインス
プール7の速度との両方に対して互いに相殺するように
同時に共働するダンピング効果を発揮し、ドレン室Dr
3とドレン室Dr1は連絡路15からドレンポートDr
へと通じて余剰する排油を実質無抵抗で排出する。更
に、パイロットスプール6がフィードバックばね104
によって押し返されてパイロットポートPpと制御ポー
トPaとの間の制御部を閉じると同時に制御ポートPa
と戻り室Dr2′との間の制御部を開くようになると、
今度は操作室Pb′の圧油は制御ポートPaと戻り室D
r2′とからドレン室Dr1へと排出され、メインスプ
ール7の油圧操作力は低下する。以上の動作において、
パイロットスプール6に作用する力の関係についてはメ
インスプール7の変位を介して閉じたループを形成し
て、メインスプール7はやがて電流に見合うだけ変位し
て静止することになる。このとき、メインスプール7上
の主制御部に働く圧力差は大きなものでこれによる運動
量変化になる流体力外乱も大きなものである。また、メ
インスプール7が制御されて静止するときのパイロット
スプール6の位置はほぼ中立点にあり、電磁アクチュエ
ータ102の可動鉄心の位置も制御可能有効ストローク
のほぼ1/2にある。一方、電流が減少する場合は共働
ダンピング室1に対してドレンポートDrから排油を逆
に吸い込み同様の共働するダンピング効果を発揮すると
同時に同様の閉じたループを形成する。なお、数値例を
示せば補助ピストン4の径が14φmm前後のとき、抵
抗要素2の絞り径は1〜2.5φmm程度である。この
ように、パイロットスプール6とメインスプール7の間
にあるフィードバックばね104を含む空間を抵抗要素
2を介して積極的な共働ダンピング室1としたので、パ
イロットスプール6とメインスプール7の速度は適度に
相殺できて、系に与えるダンピング効果は極めて良好で
あり、メインスプール7に働く流体力外乱はもとより、
パイロットスプール6に働く過渡的な流体力外乱も消化
でき、またパイロットポートPpと制御ポートPaとの
間の制御部を高圧力差で高ゲインにでき、従って高圧力
が直接作用するような状態下においても系は安定で、し
かも応答性を損なわず、また外乱に対して強くしてメイ
ンスプール7の開度を高精度で保持でき、簡素をもって
用途が広がるのである。また、共働ダンピング室1に露
出するパイロットスプール6側の径即ち補助ピストン4
の径はパイロットスプール6の径より大きくしてあるか
ら、共働するダンピング効果は一層増大して、制御性は
更に向上する。また、図2は本発明の比例絞り弁の他の
実施例を示しており、この比例絞り弁は、戻り室Dr
2′につながる戻りポートDr2とトルンポートDrと
の間を連絡路19でつないで、パイロットスプール6′
上の連絡路9の左端出口部に抵抗要素2を設けて、パイ
ロット弁3′となし、上記パイロット弁3′の制御ポー
トPaをメインスプール7′をもつ主弁5′の操作室P
bとをつないで、上記パイロット弁3′と上記主弁5′
の間に位置するフィードバックばね104を収めた空間
を共働ダンピング室1′とした点が図1と異なり、図1
と同じ部材には同一の符号を付して説明を省略する。こ
のように本体8′とパイロットスプール6′とメインス
プール7′とによって囲まれた空間をパイロットスプー
ル6′上の抵抗要素2を介して共働ダンピング室1′と
しても本発明の効果は失われることなく良好な比例絞り
弁が得られる。また、図3に示す本発明の他の実施例
は、図2と比べて、主として、パイロットポートPpと
戻りポートDr2との位置が入れ替わっていて、2ラン
ド形のパイロットスプール6′′を持つパイロット弁
3′′とした点が異なる。また、図4に示す本発明の他
の実施例は、図2と比べて、主として、補助ピストン
4′がフィードパックばね104とパイロットスプール
6′′′との間に介在するごとくして共働ダンピング室
1′′をなし上記補助ピストン4′の背面はドレンポー
トDr側と無抵抗でつながる点で異なる。なお、メイン
ばね124は無くても良く、また、連絡路129にある
絞り20はメインスプール7′に対するダンピングであ
って、適度の径であって好ましいものであり、また、図
示しないがパイロットポートPpと制御ポートPaとの
間のパイロットスプール6′′′上の制御部における適
度のテーパは共働ダンピング室1′′と絞り20とのダ
ンピング効果と相まって系を最適化するのに好都合であ
る。また、図5に示す本発明の他の実施例は、正負の電
流に応動するトルクモータを電磁アクチュエータ10
2′とし、図示しない主管路につながる主ポートPP、
R、AA、BBを有する4ポート弁を主弁5′′とする
もので、本体8′′′′上の上記主ポートPP、R、A
A、BB相互間の開閉を司るメインスプール7′′はば
ね受13a、13bとメインばね124a、124bと
で中立位置を保持し得てかつ上記主ポートPPに連絡路
22を介してつながるバイアス圧力室21のバイアス力
を受け得る。上記主ポートPPに圧力が作用する状態に
おいての上記メインスプール7′′の中立位置は中立位
置調整用ばね23と調整軸24とで調整することができ
る。ここに、メインスプール7′′は電磁アクチュエー
タ102′の正負の電流に応動する方向切換機能を有す
るとともに、正負の電流の何れにおいても共働ダンピン
グ室1′′が働いて安定して良好なる比例絞り機能を発
揮する。なお、はばね受13a、13bとメインばね1
24a、124bとは無くても良く、また、中立位置に
おける主ポートPP、R、AA、BB相互間に横たわる
メインスプール7′′と本体8′′′′との間の各ラッ
プ量はいわゆる0ラップとしてサーボ弁仕様として実施
しても良い。また、補助ピストン4とパイロットスプー
ルとは一体にして段付きパイロットスプールとしても良
い。また、ドレンポートDrは支障の無い限り出口ポー
トBであってもよい。
【0007】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
比例絞り弁は、パイロットスプールとメインスプールの
間にあるフィードバックばね104を含む空間を抵抗要
素2を介して共働ダンピング室1としたから、電磁アク
チュエータの操作力を目標値、メインスプールの変位を
制御量とする閉じたループ系に与える相殺して共働にな
るダンピング効果は極めて良好となり、メインスプール
に働く流体力外乱はもとより、パイロットスプールに働
く過渡的な流体力外乱も消化でき、またパイロットポー
トPpと制御ポートPaとの間の制御部を高圧力差で高
ゲインにでき、従って高圧力が直接作用するような状態
下においても系は安定で、しかも応答性を損なわず、ま
た外乱に対して強くして主弁の変位開度を高精度で保持
でき、簡素をもって用途が広がる効果がある。また、本
発明の比例絞り弁は、共働ダンピング室1に露出するパ
イロットスプール側の径を拡大し、補助ピストン4を挿
入し、パイロットスプールをあたかも段付きであるごと
くしたので、共働するダンピング効果は一層増大して、
制御性は更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の比例絞り弁の基本的実施例を示す要部
断面図。
【図2】本発明の比例絞り弁の他の実施例を示す要部断
面図。
【図3】本発明の比例絞り弁の他の実施例を示す要部断
面図。
【図4】本発明の比例絞り弁の他の実施例を示す要部断
面図。
【図5】本発明の比例絞り弁の他の実施例を示す要部断
面図。
【図6】従来の比例絞り弁を示す要部断面図
【符号の説明】
Dr2′…戻り室、Pa…制御ポート、Pp…パイロッ
トポート、1…共働ダンピング室、2…抵抗要素、3…
パイロット弁、5…主弁、6…パイロットスプール、7
…メインスプール、102…電磁アクチュエータ、10
4…フィードバックばね。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ式電磁アクチュエータと、パイ
    ロットポートPpと制御ポートPaと戻り室Dr2′と
    を有する3ポート形パイロット弁と、パイロット操作形
    主弁と、上記パイロット弁のパイロットスプールと上記
    主弁のメインスプールとの間にあるドレン側フィードバ
    ックばね104とから成り、かつ、閉じたループを内在
    する比例絞り弁において、 上記フィードバックばね104を収めた空間を抵抗要素
    2を介して共働ダンピング室1となしたことを特徴とす
    る比例絞り弁。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の比例絞り弁において、
    上記共働ダンピング室1に露出する上記パイロットスプ
    ール側の受圧面を、上記パイロットスプールの径より大
    きな径を有する補助ピストン4を上記フィードバックば
    ね104と上記パイロットスプールとの間に介在するご
    とくしてなすことを特徴とする比例絞り弁。
JP19794098A 1998-06-08 1998-06-08 比例絞り弁 Pending JPH11351433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19794098A JPH11351433A (ja) 1998-06-08 1998-06-08 比例絞り弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19794098A JPH11351433A (ja) 1998-06-08 1998-06-08 比例絞り弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11351433A true JPH11351433A (ja) 1999-12-24

Family

ID=16382834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19794098A Pending JPH11351433A (ja) 1998-06-08 1998-06-08 比例絞り弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11351433A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003194255A (ja) * 2001-12-07 2003-07-09 Caterpillar Inc 電気油圧式バルブアセンブリ
CN100414154C (zh) * 2006-11-08 2008-08-27 宁波华液机器制造有限公司 直动式比例减压阀
CN107989844A (zh) * 2017-11-29 2018-05-04 宁波文泽机电技术开发有限公司 一种无泄漏压力补偿电磁比例阀

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003194255A (ja) * 2001-12-07 2003-07-09 Caterpillar Inc 電気油圧式バルブアセンブリ
CN100414154C (zh) * 2006-11-08 2008-08-27 宁波华液机器制造有限公司 直动式比例减压阀
CN107989844A (zh) * 2017-11-29 2018-05-04 宁波文泽机电技术开发有限公司 一种无泄漏压力补偿电磁比例阀
CN107989844B (zh) * 2017-11-29 2019-08-02 凯文斯流体控制(江苏)有限公司 一种无泄漏压力补偿电磁比例阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2547734B2 (ja) 少くとも1つの油圧操作アクチユエ−タの制御装置
JP2000516885A (ja) 電気油圧式の制御装置
JPH11351433A (ja) 比例絞り弁
JPH0550601B2 (ja)
US4152896A (en) Hydraulic power system with a load-sensing and a cutoff control valve
JPH11218253A (ja) 比例電磁式方向絞り弁
JP2000055231A (ja) 比例絞り弁
JP3534324B2 (ja) 圧力補償弁
JP2000009250A (ja) 比例絞り弁
JPH03125001A (ja) 油圧駆動システム
JPH01261581A (ja) 制御バルブ
JP2000283109A (ja) アクチュエータ制御装置
JP2630775B2 (ja) 高負荷アクチュエータの優先作動制御装置
JP3703309B2 (ja) 油圧制御回路
JP4082928B2 (ja) 流体圧回路
JPH0262405A (ja) 油圧制御装置
JPS6113762Y2 (ja)
JPH04119604U (ja) ロードセンシング油圧回路
JP2889317B2 (ja) 圧力補償弁
JP3062862B2 (ja) ネガティブ流量制御装置
US4112825A (en) Pressure-reducing device
JP2000046007A (ja) 比例絞り弁
JPH01312201A (ja) 油圧流量制御装置
JP2001165104A (ja) ショックレスバルブおよび流体圧回路
JPH0332803Y2 (ja)