JP2000055231A - 比例絞り弁 - Google Patents

比例絞り弁

Info

Publication number
JP2000055231A
JP2000055231A JP10251764A JP25176498A JP2000055231A JP 2000055231 A JP2000055231 A JP 2000055231A JP 10251764 A JP10251764 A JP 10251764A JP 25176498 A JP25176498 A JP 25176498A JP 2000055231 A JP2000055231 A JP 2000055231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pilot
path
valve
spool
neutral point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10251764A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Masuda
健二 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10251764A priority Critical patent/JP2000055231A/ja
Publication of JP2000055231A publication Critical patent/JP2000055231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、パイロット弁を3路形とした上
で、非励磁時、中立点保持ばね1でパイロットスプール
を中立点もしくはその近傍に保持するようにして、励磁
制御時、外乱に強くして高精度が得られて、また高効率
で、加えて、系を高応答で安定化してパイロット油圧動
力源の広範な圧力設定に対して適応できる比例絞り弁を
提供する。 【構成】 比例電磁石と、パイロット路Ppと制御路P
aと戻り路Dr2とを有する3路形パイロット弁と、少
なくとも加圧路PLTの圧力と操作室Pyの圧力とが対
抗しているパイロット操作式主弁と、上記操作室Py内
にあるフィードバックばね104とから成るとともに、
非励磁時、中立点保持ばね1でパイロットスプールを中
立点もしくはその近傍に保持するようにしたとしたこと
を特徴とする比例絞り弁。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液圧装置に使用する
電磁式の比例絞り弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の比例絞り弁として、例え
ば図4に示すごときもの(文献:油空圧便覧、オーム
社、新版(1989)、346頁、図3・341参照)
が知られている。この比例絞り弁は、比例電磁石101
と、制御路Paと戻り路Dr2とを有する2路形パイロ
ット弁102と、加圧路PLTを兼ねる主管路入口路P
と主管路出口路Aと操作室Pyとを有するパイロット操
作式2路形主弁103と、フィードバックばね104と
を有して、上記パイロット弁102は穴109と溝11
0とを持つ本体111と、上記穴109に摺動自在に嵌
挿してランド112、113とロッド溝114とを持つ
パイロットスプール105と、上記ロッド溝114と上
記本体111のドレン路Drとをつなぐ上記戻り路Dr
2と、上記溝110につながる上記制御路Paと及び上
記パイロットスプール105の端面が露出する上記操作
室Pyと更に上記比例電磁石101内の空所に通じる空
所117とをつなぐ連絡路115と、上記連絡路115
と上記入口路Pとをつなぐ内部パイロット式であるパイ
ロット路108に介在する絞り107とからなる2路弁
であり、上記主弁103は上記本体111上の穴119
と、上記本体111上の上記入口路Pと上記出口路Aと
に通じてテーパ面のあるシート121を有する溝118
と、上記穴119に摺動自在に嵌挿して上記入口路Pと
上記出口路Aと上記操作室Pyとを区画するメインスプ
ール106″と、上記メインスプール106″に当接し
て圧装する上記操作室Py内のメインばね120とから
なるパイロット操作式の2路弁であり、上記パイロット
スプール105と上記メインスプール106″との間に
は上記フィードバックばね104があり、また上記比例
電磁石101のプッシュロッド122′は上記パイロッ
トスプール105に当接し得る。なお、上記入口路Pは
図示しない外部配管にて油圧動力源とつながり、上記出
口路Aは図示しない外部の負荷などとつながり、また上
記ドレン路Drは外部のタンクとつながる。上記比例絞
り弁は、以上の構成によって比例電磁石101を励磁し
て電流を一定に保つと、電流にほぼ比例した電磁操作力
がプッシュロッド122′に発生し、パイロットスプー
ル105を左動して、フィードバックばね104を押圧
すると同時に、制御路Paと戻り路Dr2との間の制御
部を開いて、操作室Pyの圧力を低下させ、これによっ
て絞り107にパイロット流れを生じさせ、入口路Pの
作動流体の一部をパイロット弁102からドレン路Dr
側へと排出し、同時に絞り107に生ずる圧力差によっ
てメインスプール106″を右動してフィードバックば
ね104を押し返して、そしてシート121とメインス
プール106″との間の主制御部を開いて入口路Pから
出口路Aへと油圧動力源の作動流体を供給する。ここ
で、パイロットスプール105がフィードバックばね1
04によって押し返されて右動して制御路Paと戻り路
Dr2との間の制御部を狭めるかもしくは閉じるように
なると、今度は操作室Pyの圧力は絞り107を通るパ
イロット流れによって高められ得て、メインスプール1
06″は入口路Pの圧力を受けながら左動してフィード
バックばね104を伸張し得る。以上において、空所1
17には制御路Paの圧力が作用していてパイロットス
プール105の移動に応じた分の油量の出入りがある。
結果、メインスプール106″はやがて静止して電流に
見合う主制御部の開度が得られるようになるが、パイロ
ットスプール105に作用する力の関係についてはメイ
ンスプール106″の変位を介して閉じたループを形成
することは明らかで、また、系が釣り合い状態となって
メインスプール106″が静止しているときの絞り10
7を通るパイロット流れは絞り107に働く圧力差に見
合ったものとなる。一方、電流が減少する場合も同様の
閉じたループを形成することは明らかで、同様にしてメ
インスプール106″の変位を制御する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
比例絞り弁は、作動中において絞り107を通るパイロ
ット流れがドレン量として常に生じていて、損失となる
ばかりで無く、絞り107が固定式なのでパイロットス
プール105の変位に対して操作室Pyの制御圧力の変
化が緩慢でメインスプール106″に働く主流れによる
流体力外乱やメインスプール106″の完全な静圧バラ
ンス構造でないことによる主管路に働く圧力外乱の影響
を受けるなどしてメインスプール106″の制御精度に
問題があった。そこで、本発明の目的は、パイロット路
Ppを追加するとともに絞り107の機能をパイロット
スプール上に移して3路形のパイロット弁とした上で、
非励磁時、中立点保持ばね1でパイロットスプールを中
立点もしくはその近傍に保持するようにしたので、励磁
制御時、外乱に強くして高精度が得られて、また高効率
で、加えて、系を高応答で安定化して加圧路PLTにつ
ながるパイロット油圧動力源の広範な圧力設定に対して
適応できるごとき利点のある比例絞り弁を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の比例絞り弁は基本的には図1に例示するよ
うに、比例電磁石と、絞り107のあるパイロット路1
08に分岐をもってつながる制御路Paと戻り路Dr2
とを有する2路形パイロット弁102と、少なくとも加
圧路PLTの圧力と操作室Pyの圧力とが対抗している
パイロット操作式主弁と、上記パイロット弁102のパ
イロットスプールと上記主弁のメインスプールとの間に
ある上記操作室Py内のフィードバックばね104とか
ら成るとともに、閉じたループを内在する比例絞り弁に
おいて、上記パイロット弁102をパイロット路Ppと
上記制御路Paと上記戻り路Dr2とを有する3路形パ
イロット弁とし、上記加圧路PLTから延びる上記パイ
ロット路108を連絡路52として上記パイロット路P
pにつなぐ一方、非励磁時、中立点保持ばね1で上記パ
イロット弁のパイロットスプールを中立点もしくはその
近傍に保持することを特徴とする。
【0005】
【作用】上記構成において、比例電磁石を励磁して電流
を一定に保つと、電流にほぼ比例した電磁操作力が比例
電磁石の可動部に作用し、中立点保持ばね1とフィード
バックばね104とに抗してパイロットスプールを左動
し、パイロット路Ppと制御路Paとの間の制御部を閉
じると同時に制御路Paと戻り路Dr2との間の制御部
を開いて、加圧路PLTからのパイロット流体をパイロ
ット路Ppで止めると同時に操作室Pyの圧力流体を戻
り路Dr2側に解放し、少なくとも加圧路PLTの圧力
を受けるメインスプールを右動してフィードバックばね
104を押し返して、そしてパイロット操作式主弁の主
管路間にまたがる主制御部の開度を制御して図示しない
油圧動力源の流体を図示しない負荷等に供給する。次
に、パイロットスプールがフィードバックばね104に
よって押し返されてパイロット路Ppと制御路Paとの
間の制御部を開くと同時に制御路Paと戻り路Dr2と
の間の制御部を閉じるようになったとすると、今度はパ
イロット路Ppからパイロット流体の供給を受け操作室
Pyの操作圧力を高めて、メインスプールを少なくとも
加圧路PLTの圧力に抗して左動してフィードバックば
ね104を伸張する。以上の動作において、パイロット
スプールに作用する力の関係についてはメインスプール
の変位を介して閉じたループを形成して、メインスプー
ルは一定量変位した後やがて静止するようになると同時
にパイロットスプールも中立点で静止する。この整定時
においては、非励磁時、中立点近傍にあったパイロット
スプールは中立点まで移動するが、この移動量はわずか
であるから、このために比例電磁石の可動部に作用する
電磁操作力の内、中立点保持ばね1に費やされる力はわ
ずかであって大部分はフィードバックばね104と釣り
合うことになり、中立点保持ばね1があっても、メイン
スプールの変位は電流の大きさに実質比例するようにな
り、また、戻り路Dr2へのパイロット流れはわずかな
ドレン量に留まると同時に、外乱に対する制御精度も高
くなり、なおかつパイロットスプールに作用する中立点
保持ばね1のばね定数は加圧路PLTにつながるパイロ
ット油圧動力源の広範な圧力設定に対して系を安定化さ
す働きがある。一方、定常状態から電流が減少する場合
は、それぞれの可動部は上記と逆の動きをして、ここで
もまた同様の閉じたループを形成して再び主制御部の開
度を制御する。このように、パイロット弁を3路形とし
た上で、非励磁時、中立点保持ばね1でパイロットスプ
ールを中立点もしくはその近傍に保持するようにしたの
で、加圧路PLTに関して内部パイロット式と外部パイ
ロット式とを問わずに、励磁制御時、外乱に強くして高
精度が得られて、また高効率で、加えて、系を高応答で
安定化して加圧路PLTにつながるパイロット油圧動力
源の広範な圧力設定に対して適応できるごとき利点があ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。図1は比例絞り弁の基本的実施例を示して
おり、この比例絞り弁は、中立点保持ばね1を有する比
例電磁石Sと、パイロット路Ppと制御路Paと戻り路
Dr2とを有する3路形パイロット弁PLと、加圧路P
LTを兼ねる入口路Pと出口路Aと操作室Pyとを有す
るパイロット操作式2路形主弁Mと、フィードバックば
ね104とより概略構成し、上記比例電磁石Sはプッシ
ュロッド122に一体の可動鉄心2とコイル3と一連の
継鉄4と上記中立点保持ばね1である板ばね5の一端を
上記プッシュロッド122に固定するナット6と上記板
ばね5の他端を上記一連の継鉄4の部分に固定する押さ
え板7とスペーサ8と端子箱9と取付ボルト10と調整
ばね11と調整ネジ12とナット13とOリング14、
15等とよりなる比例特性を有する電磁石であり、上記
パイロット弁PLは穴109と上記制御路Paである溝
110と上記穴109に開口する上記パイロット路Pp
と上記穴109に開口して分岐のある連絡路26につな
がる上記戻り路Dr2と穴27と溝28と突起29とを
持つパイロット本体25と、上記穴109に摺動自在に
嵌挿してランド112、113a、113bとロッド3
0、31、32と穴36、37、38と連絡路34とを
持つパイロットスプール39と、上記突起29に嵌まり
込む穴49と外径48とを持つシリンダ47と、上記穴
49に摺動自在に嵌挿して抵抗要素41を持つ補助ピス
トン42と、Oリング43、44、45、20と、取付
ボルト46とを有する3路弁であり、上記主弁Mは上記
入口路Pにつながる連絡路53と上記出口路Aとにつな
がる段付き穴51と上記入口路Pと上記パイロット路P
pとを内部パイロット式に連通する連絡路52と外部ド
レン式で上記連絡路26につながるドレン路Drとを有
するメイン本体50と、上記段付き穴51に収納する段
付き外径67と穴70、119、71、72、73とテ
ーパ面であるシート121に続く溝118とをもつカー
トリッジ66a(図1a参照)と上記穴71に圧入され
て外径75と穴76、77と拡大穴78と溝79とをも
つカートリッジ66b(図1b参照)とからなるカート
リッジ66と、上記穴119に摺動自在に嵌挿して上記
入口路P側と上記出口路A側と上記操作室Pyとを区画
する外径60と凹所61とをもつメインスプール106
aと上記穴76に摺動自在に嵌挿してドレン室81を区
画する外径62と凹所63と穴64とをもつメインスプ
ール106bとからなるメインスプール106と、Oリ
ング55とからなるカートリッジ式の2路弁であり、上
記比例電磁石Sと上記パイロット弁PLと上記主弁Mと
上記フィードバックばね104とを組み立てた状態にお
いて、それぞれ操作室Pyつまり共動ダンピング室80
と上記ドレン路Drにつながる上記ドレン室81と空所
82と空所117とを形成するとともに上記パイロット
スプール39を中立点もしくは中立点近傍に位置するご
とくする。なお、各部材104、109、110、11
2、117〜119、121、A、Dr、Dr2、P、
Pa、PLT、Pyは図4で述べた従来例のものと同一
で、同じ部材には同一符号を付して説明を省略する。上
記構成の比例絞り弁の動作について次に述べる。比例電
磁石Sを励磁して電流を一定に保つと、電流にほぼ比例
した電磁操作力がプッシュロッド122に発生し、中立
点保持ばね1とフィードバックばね104とに抗してパ
イロットスプール39を左動し、調整ばね11を伸長
し、同時に補助ピストン42を介してフィードバックば
ね104を押圧し、パイロット路Ppと制御路Paとの
間の制御部を閉じると同時に制御路Paと戻り路Dr2
との間の制御部を開いて、入口路Pから内部パイロット
式であるパイロット作動流体をパイロット路Ppで止め
ると同時に共働ダンピング室80の圧力を抵抗要素41
と連絡路34と穴37とを通して戻り路Dr2からドレ
ン路Drに解放し、入口路Pの圧力を受けるメインスプ
ール106を右動してフィードバックばね104を押し
返して、そして入口路Pと出口路Aとの間の主制御部を
開いて図示しない油圧動力源の作動流体を図示しない負
荷などに供給する。ここで、補助ピストン42とメイン
スプール106とがもたらす共働ダンピング室80から
の排油は抵抗要素41を通ることによって、パイロット
スプール39の速度とメインスプール106の速度との
両方に対して互いに相殺するように共働するダンピング
効果をもたらして、また空所82と空所117とに生ず
る流体の過不足を穴36、37、38と連絡路34とを
通して実質無抵抗で補い、ドレン室81へは穴77と溝
79と穴72と溝28と連絡路26とを通してドレン路
Drからの流体を吸い込む。更に、パイロットスプール
39がフィードバックばね104によって押し返されて
パイロット路Ppと制御路Paとの間の制御部を開くと
同時に制御路Paと戻り路Dr2との間の制御部を閉じ
るようになったとすると、今度は共働ダンピング室80
は抵抗要素41を通してパイロット路Ppからのパイロ
ット流体の供給を受け操作圧力を高めて、メインスプー
ル106を入口路Pの圧力に抗して左動してフィードバ
ックばね104を伸張する。以上の制御動作におけるパ
イロットスプール39に作用する力の関係については結
局メインスプール106の変位を介して閉じたループを
形成するので、やがてメインスプール106は電流に見
合った位置で静止すると同時にパイロットスプール39
も中立点に静止する。なお、このときの可動鉄心2の静
止する位置は比例電磁石Sの制御可能有効ストロークの
ほぼ1/2となっている。ここで、この整定時において
は、非励磁時、中立点近傍にあったパイロットスプール
39は中立点まで移動しているが、この移動量はわずか
であるから、このために比例電磁石Sの可動部に作用す
る電磁操作力の内、中立点保持ばね1に費やされる力は
わずかであって大部分はフィードバックばね104と釣
り合うことになり、中立点保持ばね1があっても、メイ
ンスプール106の変位は電流の大きさに実質比例する
ようになり、また、戻り路Dr2へのパイロット流れは
わずかなドレン量に留まると同時に、外乱に対する制御
精度は高くなり、なおかつパイロットスプール39に作
用する中立点保持ばね1のばね定数によって加圧路PL
Tにつながるパイロット油圧動力源の広範な圧力設定に
対して系は安定化するようになるのである。一方、定常
状態から電流が減少する場合は、それぞれの可動部は上
記と逆の動きをして、ここでもまた同様の閉じたループ
を形成して再び主制御部の開度を制御するとともに共働
ダンピング室80に対して抵抗要素41を通してパイロ
ット路Ppからパイロット流体を供給して同様の共働す
るダンピング効果を発揮する。このように、パイロット
弁を3路形とした上で、非励磁時、中立点保持ばね1で
パイロットスプール39を中立点もしくはその近傍に保
持するようにしたので、加圧路PLTに関して内部パイ
ロット式と外部パイロット式とを問わずに、励磁制御
時、外乱に強くして高精度が得られて、また高効率で、
加えて、系を高応答で安定化して加圧路PLTにつなが
るパイロット油圧動力源の広範な圧力設定に対して適応
できるのである。また、比例電磁石Sは他の形式の電磁
アクチュエータ例えばトルクモータやリニアモータに比
べて容易に出力パワーを大きくとれるのでパイロット弁
PLの能力は大きく、この点でも低圧のパイロット油圧
動力源に対応できて、しかもコンタミナントに対する信
頼性は高い。なお、フィードバックばね104は予圧縮
をもってセットしても良く、調整ばね11と調整ネジ1
2とナット13とOリング15からなる機械式中立点調
整装置は非励磁時においてパイロットスプール39の中
立点を微調整できて、あって良く、また、板ばね5のば
ね定数は例えば100kgf/cmとフィードバックば
ね104に比べて大きいもので、メインスプール106
bの外径62になる面積はメインスプール106aの外
径になる面積の2倍とするも等しくして、実質ドレン室
81は無くしてもよく、補助ピストン42の外径はパイ
ロットスプール39の外径と等しくしても良い。また、
図2は本発明の比例絞り弁の他の実施例を示しており、
この比例絞り弁は、主としてカートリッジ66′とメイ
ンスプール106′とに係わる部分が図1の場合と異な
っていて、上記カートリッジ66′は穴70′、73に
つながる溝118′を有し、メインスプール106′は
テーパ面のあるシート21を有して、図1と同じ部材に
は同一の符号を付して説明を省略する。穴70′で決ま
るメインスプール106′のシート径は穴119の径よ
り小さく、入口路Pと出口路Aの圧力つまり主管路に働
く圧力外乱の影響を受けてメインスプール106′の制
御精度は乱されるが、3路形パイロット弁PLを介する
閉じたループの働きによって乱れつまり精度の低下はよ
り小さく押さえられるのである。このように、メインス
プール106′は静圧バランスが低く、また段付きでな
くドレン室81を持たないものであるが、特許請求の範
囲で示す比例絞り弁の機能と作用とを有しているのであ
る。また、中立点保持ばね1は板ばね5に限定するもの
では無く、パイロットスプール39に作用するものであ
れば調整ばね11と対をなす図示しないコイルばねによ
っても良い。また、パイロットスプール39と比例電磁
石Sの可動部とは図示しない方法で細い連結棒を用いて
軸方向一体でかつ自在に移動できるように連結しても良
い。また、中立点保持ばね1はパイロットスプール39
に作用することを前提にプッシュロッド122と必ずし
も一体でなくて良く、このときプッシュロッド122と
パイロットスプール39との間には図示しないばねが介
在しても良い。また、主弁Mは3ポート構成また4ポー
ト構成とすることができる。また、図3は本発明の比例
絞り弁の他の実施例を示しており、この比例絞り弁は、
比例電磁石S′、S′を有する3路形ダブルソレノイド
比例パイロット弁PLWと、パイロット操作式4ポート
形主弁M″とから成り、上記比例電磁石S′は非透磁性
材のプッシュロッド122′と可動鉄心2′とコイル3
と一連の継鉄4′と非透磁性材のカートリッジ17と非
透磁性材のスペーサ18とよりなる比例特性を有するド
ライ形の電磁石であり、上記パイロット弁PLWは上記
比例電磁石S′、S′をパイロット本体84に固定する
プッシュピン88、88付きカバー86と、ボルト87
と、上記パイロット本体84の穴109に摺動自在に嵌
挿するパイロットスプール39と、補助ピストン42
と、空所117′と、機械式中立点調整装置89と、ボ
ルト85と、上記プッシュロッド122′、122′と
上記パイロットスプール39とを中継するアーム90と
駆動ロッド91との間にあって一端を互いに圧入し他端
を上記パイロット本体84の穴93に圧入してドレン流
体のシールと中立点保持ばね1″の働きとを兼ねるフレ
クシャチューブ92とを有するダブルソレノイド弁であ
り、上記主弁M″はメインポートP、R、AA、BBと
外部パイロットポートである加圧路PLTとがあって上
記加圧路PLTにつながる連絡路52′、54と上記メ
インポートRにつながる連絡路56とを有するメイン本
体57と、メインスプール58とピストン35とからな
りドレン室81を隔離する段付きのメインスプール65
と、カバー59と、ボルト74と、上記連絡路54につ
ながる加圧室40と、操作室Pyである共働ダンピング
室80と、予圧縮のあるフィードバックばね104と、
中立位置保持用のばね受68と、メインばね69a、6
9bとを有する外部パイロット内部ドレン式の3位置4
ポート弁である。なお、各部材PLT、Py、3、3
9、42、80、81、104、109は図1で述べた
ものと同一で、同じ部材には同一符号を付して説明を省
略する。上記構成の比例絞り弁の動作について次に述べ
ると、主弁M″が中立位置を有する3位置4ポート弁
で、外部パイロット式また内部ドレン式である点と、比
例電磁石S′が二個あってダブルソレノイド形式にメイ
ンスプール65の中立位置とその両側の位置を制御でき
る点と、フレクシャチューブ92が中立点保持ばね1″
の働きしている点とが主に図1の場合と異なっていて、
比例電磁石S′、S′をそれぞれ単独に励磁した場合を
取り上げれば、それぞれは特許請求の範囲で示す比例絞
り弁の機能と作用とを有している。なお、右側の比例電
磁石S′を励磁した場合はフィードバックばね104は
伸長するように作用するが予圧縮があるため伸び切って
機能を外れることは無く、またパイロットスプール39
と駆動ロッド91との間と及びプッシュロッド122′
とアーム90との間にはわずかな滑りが存在し得るがこ
れは問題としない。このように図3はダブルソレノイド
3位置4ポート比例方向絞り弁として構成するものであ
るが、主弁M″を中立点の処理できるサーボ仕様としま
た比例電磁石S′、S′を差動式に同時励磁すれば4ポ
ート形の電気油圧サーボ弁として機能することは言うま
でも無い。なお、このようにして得られる電気油圧サー
ボ弁は比例絞り弁に要求される特性つまり低圧のパイロ
ット油圧動力源に対応できて、しかもコンタミナントに
強いという特性を合わせ持つのである。
【0007】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
比例絞り弁は、パイロット弁を3路形とした上で、非励
磁時、中立点保持ばね1でパイロットスプールを中立点
もしくはその近傍に保持するようにしたので、加圧路P
LTに関して内部パイロット式と外部パイロット式とを
問わずに、励磁制御時、外乱に強くして高精度が得られ
て、また高効率で、加えて、系を高応答で安定化して加
圧路PLTにつながるパイロット油圧動力源の広範な圧
力設定に対して適応できるごとき効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の比例絞り弁の基本的実施例を示す断面
図。
【図1a】図1のカートリッジ66の部分を示す断面
図。
【図1b】図1のカートリッジ66の部分を示す断面
図。
【図2】本発明の比例絞り弁の他の実施例を示す部分断
面図。
【図3】本発明の比例絞り弁の他の実施例を示す断面
図。
【図4】従来の比例絞り弁を示す要部断面図。
【符号の説明】
Dr2…戻り路、M…主弁、Pa…制御路、PL…パイ
ロット弁、PLT…加圧路、Pp…パイロット路、Py
…操作室、S…比例電磁石、1…中立点保持ばね、39
…パイロットスプール、52…連絡路 104…フィー
ドバックばね、106…メインスプール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比例電磁石と、絞り107のあるパイロ
    ット路108に分岐をもってつながる制御路Paと戻り
    路Dr2とを有する2路形パイロット弁102と、少な
    くとも加圧路PLTの圧力と操作室Pyの圧力とが対抗
    しているパイロット操作式主弁と、上記パイロット弁1
    02のパイロットスプールと上記主弁のメインスプール
    との間にある上記操作室Py内のフィードバックばね1
    04とから成るとともに、閉じたループを内在する比例
    絞り弁において、 上記パイロット弁102をパイロット路Ppと上記制御
    路Paと上記戻り路Dr2とを有する3路形パイロット
    弁とし、上記加圧路PLTから延びる上記パイロット路
    108を連絡路52として上記パイロット路Ppにつな
    ぐ一方、非励磁時、中立点保持ばね1で上記パイロット
    弁のパイロットスプールを中立点もしくはその近傍に保
    持することを特徴とする比例絞り弁。
JP10251764A 1998-08-03 1998-08-03 比例絞り弁 Pending JP2000055231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10251764A JP2000055231A (ja) 1998-08-03 1998-08-03 比例絞り弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10251764A JP2000055231A (ja) 1998-08-03 1998-08-03 比例絞り弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000055231A true JP2000055231A (ja) 2000-02-22

Family

ID=17227577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10251764A Pending JP2000055231A (ja) 1998-08-03 1998-08-03 比例絞り弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000055231A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015098941A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 リープヘル マシーヌ ビュル ソシエテアノニム 制御/調節機能を備える液圧バルブ装置
JP2015098940A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 リープヘル マシーヌ ビュル ソシエテアノニム 制御/調節機能を備える液圧バルブ装置
CN107559477A (zh) * 2017-10-09 2018-01-09 鞍山电磁阀有限责任公司 阀门启闭机构及阀门
CN108981248A (zh) * 2018-08-23 2018-12-11 方纪 一种无源自适应式单向制冷膨胀阀
CN113864266A (zh) * 2021-09-10 2021-12-31 日照海卓液压有限公司 整体螺纹插装式低能位稳态关闭比例先导单向节流阀

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015098941A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 リープヘル マシーヌ ビュル ソシエテアノニム 制御/調節機能を備える液圧バルブ装置
JP2015098940A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 リープヘル マシーヌ ビュル ソシエテアノニム 制御/調節機能を備える液圧バルブ装置
CN107559477A (zh) * 2017-10-09 2018-01-09 鞍山电磁阀有限责任公司 阀门启闭机构及阀门
CN108981248A (zh) * 2018-08-23 2018-12-11 方纪 一种无源自适应式单向制冷膨胀阀
CN113864266A (zh) * 2021-09-10 2021-12-31 日照海卓液压有限公司 整体螺纹插装式低能位稳态关闭比例先导单向节流阀
CN113864266B (zh) * 2021-09-10 2024-01-09 日照海卓液压有限公司 整体螺纹插装式低能位稳态关闭比例先导单向节流阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4201116A (en) Electro-hydraulic proportional control servo valve
KR100404348B1 (ko) 압력 편차에 반응하는 다이아프램을 갖는 파일롯 솔레노이드 제어 밸브
US5445188A (en) Pilot operated servo valve
EP1091131A1 (en) Electrically operated pressure control valve
US5894860A (en) Proportional pressure control solenoid valve
US4362182A (en) Nozzle force feedback for pilot stage flapper
JP5876185B1 (ja) 電磁比例制御弁システム
JPS63225701A (ja) 液圧制御装置
JP2691741B2 (ja) 電磁操作可能な弁装置
KR100476246B1 (ko) 비례압력 제어밸브
JP2000055231A (ja) 比例絞り弁
US3065735A (en) Servoactuator
JPH05134766A (ja) 比例・圧力調整弁
JPH11218253A (ja) 比例電磁式方向絞り弁
JPH11236904A (ja) 空気力式制御弁
JP2000046007A (ja) 比例絞り弁
JP2000009250A (ja) 比例絞り弁
JPH0246384A (ja) 電磁弁
JPH11218239A (ja) 比例電磁式方向絞り弁
JPH01261581A (ja) 制御バルブ
JPH11351433A (ja) 比例絞り弁
JPH10214715A (ja) 比例電磁石
JPH11218258A (ja) レバー付き電磁式パイロット弁
JPH10196831A (ja) 比例電磁制御弁
JPH0333930B2 (ja)