JPH11351255A - 転動体連鎖装置 - Google Patents

転動体連鎖装置

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JPH11351255A
JPH11351255A JP11152569A JP15256999A JPH11351255A JP H11351255 A JPH11351255 A JP H11351255A JP 11152569 A JP11152569 A JP 11152569A JP 15256999 A JP15256999 A JP 15256999A JP H11351255 A JPH11351255 A JP H11351255A
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/3825Ball cages formed as a flexible belt, e.g. spacers connected by a thin film
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
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  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐荷重力または負荷能力に優れ、また静寂性に
も優れている転動体連鎖装置を提供する。 【解決手段】連続している転動体(14)に、別個の保
持要素(20)が付設されている。この場合少なくとも
1つの可撓性要素(18)に、該可撓性要素の長手方向
(L)に位置するように且つそれぞれの転動体の前後に
位置するように転動体に付設された少なくとも1つの保
持要素(20)が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数個の転動体と
縦長の担持ベルトとを有し、担持ベルトが転動体を受容
するための複数個の穴と、穴に受容されている転動体を
保持するための複数個の保持要素と、保持要素を結合さ
せるための少なくとも1つの縦長の可撓性要素とを有
し、担持ベルトにさらに2つの側部の縁部分とこれらの
縁部分を結合させている中央部分とが設けられ、保持要
素が、担持ベルトの側部の縁部分において少なくとも1
つの可撓性要素と結合されている転動体連鎖装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の転動体連鎖装置は、たとえば特
開平5−52217号公報(特許出願平成3年第235
563号)から知られている。この公知の転動体連鎖装
置は複数個の球体を有し、これらの球体は担持ベルトの
穴内に配置されている。連続するそれぞれ2個の球体の
間には保持要素が配置され、保持要素は、担持ベルトの
長手方向において先行する側または後行する側に、先行
する球体または後行する球体とすべり係合するための保
持面を有している。保持要素は2つの可撓性のストライ
プ要素により互いに結合されて、このストライプ要素と
ともに担持ベルトを形成している。
【0003】この公知の球体連鎖装置の利点は、球体を
密に連続させて配置することができ、すなわち球体間の
間隔を狭くして配置できることである。この場合、球体
の径と2つの隣接している球体の中心の間隔との比はほ
ぼ1:1である。このため球体配置密度が高くなるの
で、この公知の球体連鎖装置の耐荷重力または負荷能力
は高い。しかしながら、連続する2個の球体の間で両ス
トライプ要素が保持要素に固定されているために担持ベ
ルトが硬くなるのが欠点である。担持ベルトの横方向に
平行に延びている軸線、たとえば走行軌道の転向部分に
ある軸線のまわりに担持ベルトが曲がると、担持ベルト
のストライプ要素は球体に側方から接している領域だけ
がこれに反応し、保持要素に固定されている側部固定部
の領域は反応しない。
【0004】このため、球体に側方から接している領域
において担持ベルトが比較的強く曲がると、担持ベルト
の材料の弾性のために担持ベルトがその直線位置へ復帰
する。担持ベルトは球体と係合して保持するので、この
復帰力は走行軌道の転向部分で球体の運動に影響する。
この公知の転動連鎖装置を備えたリニアベアリングの場
合、担持ベルトが強く曲がると、大きな騒音が発生した
り、案内溝でのストライプ要素の摩擦が大きくなること
がある。
【0005】密に連続している球体を備えた他の球体連
鎖装置は、たとえば米国特許第2897021号公報お
よび米国特許第3292981号公報に開示されてい
る。これらの球体連鎖装置の場合も、連続しているそれ
ぞれ2個の球体の間に保持要素が配置され、保持要素
は、先行する球体と滑り係合するための保持面と、後行
する球体と滑り係合するための保持面とを有している。
【0006】この種の転動体連鎖装置ではないが、特開
昭62−242126号公報(特許出願昭和60年第2
53865号)からも転動体連鎖装置が知られている。
その図5および図6から知られている転動体連鎖装置で
は、各転動体は該転動体に付設されている2つの保持要
素により保持される。したがって2個の連続する転動体
の間には、物理的に互いに分離して形成された2つの保
持要素が設けられており、これら保持要素は担持ベルト
の中央部分から所定の間隔を持って配置されている。
【0007】この公知の転動体連鎖装置の担持ベルトの
利点は、転動体に側方から接している領域で、横方向に
平行に延びている軸線のまわりに曲がることができるば
かりでなく、連続している2個の転動体の間の領域にお
いても曲がることができる。このように、前記特開平5
−52217号公報と比べると曲げ位置の数が2倍であ
るので、走行軌道の転向部分が均一に曲がると、担持ベ
ルトは各曲げ位置において比較的わずかに曲がり、これ
に対応して転動体の走行にわずかに影響する。このた
め、この公知の転動体連鎖装置を備えたリニアベアリン
グの走行音は比較的静寂である。しかしながらこの特開
昭62−242126号公報から知られている転動体連
鎖装置の欠点は、別個の保持要素に必要な場所を確保す
るために、転動体が密に連続していないこと、すなわち
比較的大きな間隔で配置されていることである。この場
合の球体の径と、連続している2個の球体の中心の間隔
との比は、ほぼ1:1.5である。このため転動体の配
置密度が小さいので、これに対応して転動体連鎖装置の
耐荷重力は小さくなる。
【0008】ドイツ連邦共和国特許第835718号公
報からは、連続している転動体の間隔が転動体の径のほ
ぼ2倍になっている転動体連鎖装置が知られている。転
動体はそれらの間に配置される舌片により保持される。
舌片は転動体を担持しているばね鋼ベルトの一部であ
る。同じような大きさの転動体間隔を持った転動体連鎖
装置、すなわち転動体が同じように密に連続していない
転動体連鎖装置は米国特許第2557476号公報から
も知られている。
【0009】ドイツ連邦共和国特許公開第363526
1号公報には、球体の間隔が平均的であるような球体連
鎖装置、すなわち球体の径と連続している球体の中心間
隔の比がほぼ1:1.25であるような球体連鎖装置が
説明されている。それぞれの球体には、球体の間に配置
される保持要素が互いに別々に付設されている。したが
って保持要素は非常に小さく、球体を保持する機能をほ
とんど持っていない。
【0010】ドイツ連邦共和国特許公開第290612
8号公報から知られている球体連鎖装置は、互いに独立
に形成される多数の連鎖ユニットから形成されている。
これらの連鎖ユニットはそれぞれ1個の球体だけを案内
する。したがってこの配置構成は球体を密に連続させた
構成ではない。球体を受容している開口部は球体を保持
しない。したがって連鎖ユニットは、連鎖ユニットを球
体走行ダクト内で球体の走行に関し調心し、特に球体走
行ダクトの転向部分で調心するように受容開口部と別個
に設けられたガイドブロックによって案内される。
【0011】さらにこの種の連鎖装置はドイツ連邦共和
国特許第3709039号公報、ドイツ連邦共和国実用
新案登録第8914085号、米国特許第256642
1号公報にも開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、耐荷
重力または負荷能力に優れ、また静寂性にも優れている
転動体連鎖装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解
決するため、密に連続して配置される複数個の転動体
と、縦長の担持ベルトとを有し、担持ベルトが、転動体
を受容するための複数個の穴と、これらの穴で受容され
る転動体を保持するための複数個の保持要素と、これら
保持要素を結合させるための少なくとも1つの縦長の可
撓性要素とを備え、且つ担持ベルトが、側部の2つの縁
部分とこれらの縁部分を結合させている中央部分とを有
し、保持要素が、担持ベルトの側部の縁領域において少
なくとも1つの可撓性要素と結合されている転動体連鎖
装置において、連続している転動体に、別個の保持要素
が付設され、この場合少なくとも1つの可撓性要素に、
該可撓性要素の長手方向に位置するように且つそれぞれ
の転動体の前後に位置するように転動体に付設された少
なくとも1つの保持要素が設けられていることを特徴と
するものである。ここで、転動体が密に連続するとは、
従来の技術の欄での説明によれば、転動体の径と転動体
間の中心の間隔が1:1.5以下であること、有利には
1:1.25以下であること、特にほぼ1:1であるこ
とである。
【0014】この解決法の原理は、2つの構成要件群が
組み合わされて作用することにある。その1つは、各転
動体に保持要素が別個に配置され、担持ベルトが連続し
ている転動体の間の領域で可撓性を持っていることによ
って達成される。これは静寂性に有利に影響する。さら
に、保持要素が担持ベルトの側部縁領域において可撓性
要素と結合されていることにより、担持ベルトの中央部
分の領域においても、転動体を接近させるために必要な
自由度が提供される。このため単位長さあたりの転動体
の数量が多くなり、すなわち転動体の配置密度が増大す
るので、転動体の耐荷重力または負荷能力に有利に影響
する。
【0015】本発明による転動体連鎖装置は、特にその
担持ベルトは簡単に製造できる。すなわち担持ベルトは
一体的に、たとえばポリウレタン、ハイトレル等のエラ
ストマー群から成る合成物質材から、有利には射出成形
部品として製造できる。
【0016】第1の実施形態によれば、少なくとも1つ
の可撓性要素の長手方向にして少なくとも1つの転動体
の前後に、転動体に付設されたそれぞれ少なくとも2つ
の保持要素が設けられている。これらの保持要素は、担
持ベルトの中央部分の両側にして担持ベルトの側部部分
に配置することができ、その結果各転動体、たとえば各
球体は、少なくとも4つの保持要素によって形成される
リテーナーで受容される。
【0017】2つの保持要素が直接上下に重設され、そ
のうち1つの保持要素が担持ベルトの主面の上方に配置
され、1つの保持要素が主面の下方に配置されているな
らば、これら両保持要素は大きな角度範囲にわたって延
在する共通の保持面を提供し、この保持面は転動体の確
実な保持を保証する。
【0018】転動体が、該転動体を受容している穴の周
面と、複数個の、有利には少なくとも4個の保持要素組
み合わせ体とで保持され、保持要素組み合わせ体が、前
記穴の外周に有利には均等に配分され、且つその保持面
がそれぞれ担持ベルトの主面の上方および下方に、すな
わち穴の周面の上方および下方に延在しているならば、
転動体の特に確実な保持が得られる。
【0019】第2実施形態によれば、保持要素の少なく
とも1つが、担持ベルトの主面の上方および(または)
下方において1つの縁部分からそれぞれ他の縁部分へ円
弧状に延びている完全リングまたは半リングとして形成
されている。この変形実施形態では、保持要素は担持ベ
ルトの主面の長手方向中心領域において転動体に接触し
ておらず、したがって転動体を非常に密に接近させるこ
とができる。保持要素が円弧状に形成されるているた
め、保持要素は転動体に大きな面積で接触し、したがっ
て転動体の確実な保持が達成される。
【0020】担持ベルトの横方向に対して平行に延びて
いる軸線のまわりでの湾曲に関し特にフレキシブルな配
置構成は、第1の転動体に付設されている半リングとこ
の半リングに隣接し次の転動体に付設されている半リン
グが、担持ベルトの主面の異なる側に配置されているこ
とにより得られる。すなわちこの実施形態では、担持ベ
ルトが曲がったときにこれら両保持要素が接触して所期
の曲げ角度を制限する恐れがない。
【0021】上記個々の実施形態では、転動体連鎖装置
が荷重を受けた場合もたとえば走行ダクトの転向部分に
おいて転動体を確実に保持できるようにするため、少な
くとも1つの可撓性要素がはしご状に形成され、長手方
向に延びている2つの横木要素と、これらの横木要素を
結合させ、ほぼ担持ベルトの横方向に延びている踏み子
状要素とを備えていることが提案される。踏み子状要素
は、両横木要素とこれら横木要素に配置されている保持
要素との結合部を形成する。第2実施形態では、案内ベ
ルトの主面から突出している円弧は、これらの踏み子状
要素により担持ベルトの横方向において安定化または固
定される。たとえば、円環状の保持要素が荷重により楕
円形に変形することは完全に阻止されずとも、少なくと
も困難になる。さらに、担持ベルトの中央部分において
該担持ベルトの主面内で比較的薄く形成することができ
る踏み子状要素は、付加的な固定部を形成し、転動体が
荷重を受けても、連続している転動体が直接接触するの
を阻止し、したがってこれら転動体の過度な磨耗を防止
する。
【0022】他の変形実施形態によれば、保持要素の少
なくとも1つが担持ベルトの主面の上方および(また
は)下方において縁部分の間に延びている完全円板また
は半円板として形成されている。この変形実施形態で、
連続する2つの転動体の間の領域において担持ベルトの
可撓性を可能な限り大きくすることに関しては、少なく
とも1つの可撓性要素が2つの可撓性のストライプ要素
だけを有し、これらのストライプ要素が担持ベルトの両
縁部分に付設され、しかし可撓性要素がこれらのストラ
イプ要素を横方向において結合させる細条部を有してい
ないのが有利である。この場合、担持ベルトの主面の中
央領域における、連続する2個の転動体の接触は、円板
状の両保持要素自身によって阻止される。円板状の両保
持要素は、担持ベルトの主面の中央部分において、担持
ベルトの長手方向での壁厚が薄く、たとえばたかだか転
動体の径のほぼ0.2倍、有利にはたかだか転動体の径
のほぼ0.1倍であるので、転動体を密に連続させるこ
とが可能になる。
【0023】上記のすべての実施形態では、転動体が密
に連続しているにもかかわらず、連続している転動体に
付設されている2つの隣接する保持要素が、担持ベルト
の主面内において所定の間隔を有していることが可能で
ある。これにより、連続している2個の転動体の間の領
域において横軸線に対して平行に延びている軸線のまわ
りで担持ベルトが曲がった場合には、ストライプ要素ま
たは保持要素の材料が変形するだけでよく、場合によっ
ては踏み子状要素の材料が変形するだけでよい。他方保
持要素は、ストライプ要素または横木要素または踏み子
状要素との結合領域においてほとんど変形しない。
【0024】担持ベルトの主面内において保持要素の間
隔がわずかである場合、極端なケースでほとんどない場
合にも、連続している転動体の間の領域での担持ベルト
の大きな可撓性を保証するため、連続している転動体に
付設されている2つの隣接する保持要素の間隔は、担持
ベルトの主面からの距離が増大するにつれて増大する。
これにより、曲げ角が小さい場合でも、隣接する保持要
素が接触して曲げ角を制限する恐れがなくなる。この場
合、両保持要素の間隔が、少なくとも担持ベルトの主面
に隣接している部分において、担持ベルトの主面からの
距離が増大するにつれて単調に増大するならば、特に有
利である。
【0025】他の観点によれば、前記の本発明の課題
は、密に連続して配置される複数個の転動体と、縦長の
案内ベルトとを有し、案内ベルトが、転動体を受容する
ための複数個の穴と、複数個の間隔要素と、間隔要素を
結合させるための少なくとも1つの縦長の可撓性要素と
を備え、且つ案内ベルトが、側部の2つの縁部分とこれ
らの縁部分を結合させている中央部分とを有し、間隔要
素が、先行する端部に、先行する転動体のための当接面
を有し、後行する端部に、後行する転動体のための当接
面を有している転動体連鎖装置において、転動体に付設
されている当接面が筒面の一部であり、筒面の径が転動
体の径よりも大きいことにより解決される。この場合
も、転動体が密に連続するとは、転動体の径と転動体間
の中心の間隔が1:1.5以下であること、有利には
1:1.25以下であること、特にほぼ1:1であるこ
とである。
【0026】この転動体連鎖装置においては、転動体は
案内ベルトの穴で保持されるのではなく、単に案内され
るだけであり、したがって案内ベルトは、特に走行軌道
の転向部材の領域において、転動体の運動に影響するよ
うな、曲げに起因する力を、転動体に及ぼさない。この
ため、騒音の発生が少なくなる。転動体の密な連続は、
特開平5−52217号公報から知られている転動体連
鎖装置の場合と同様に、連続する2個の転動体の間にた
だ1つの要素しか設けられていないことにより保証され
る。この要素は、上記特開平5−52217号公報の場
合と異なり、保持機能は有しておらず、単に案内機能ま
たは間隔保持器能を有しているにすぎない。
【0027】前述した転動体を挿入するため、取り付け
パイプの中に受容され、すでに転動体を備えている案内
ベルトを、リニアガイドユニットの走行ダクトに接近さ
せ、取り付けパイプから直接走行ダクト内へ移すことが
できる。したがって、本発明の前記他の観点によれば、
転動体が案内ベルトで保持されていないにもかかわら
ず、本発明による転動体連鎖装置の簡単な取付けが保証
されている。
【0028】転動体を案内するだけのこの転動体連鎖装
置の他の構成では、筒面は、案内ベルトの中心部分にお
いて、両側部部分におけるよりも高い位置に延在してい
る。この場合、この構成に付加して、或いはこの構成の
代わりに、筒面は、案内ベルトの中央部分において、筒
面により案内される転動体の径よりも小さな高さで延び
ており、有利には転動体の半径よりも大きい高さで延び
ていてもよい。
【0029】他の観点によれば、本発明は、密に連続し
て配置される複数個の転動体と、縦長の担持ベルトとを
有し、担持ベルトが、転動体を受容するための複数個の
穴と、穴で受容されている転動体のための保持要素また
は間隔要素と、保持要素または間隔要素を結合させるた
めの少なくとも1つの縦長の可撓性要素とを備えている
転動体連鎖装置に関する。この場合、担持ベルトの両長
手方向端部は他の長手方向端部と結合させるために用い
られ、または他の長手方向端部と結合されている。転動
体のこのような構成により(これに対して独立に権利保
護が請求される)、転動体走行ダクト内での、特にこの
ダクトの転向部分における案内ベルトの先行端部の膠着
またはブロックが完全に阻止されなくとも、少なくとも
困難になる。これにより、全体に、この種の転動体連鎖
装置を少なくとも1つ備えている案内装置、たとえばリ
ニアガイドの作動を静寂にさせることができる。
【0030】他の長手方向端部は、自身の担持ベルトの
それぞれ他の長手方向端部である。しかし、他の長手方
向端部が、他の担持ベルトの長手方向端部であってもよ
い。後者の構成によれば、同じまたは異なる長さおよび
(または)構成を持つ短い転動体連鎖装置を複数組み合
わせて長い転動体連鎖装置を形成することができる。
【0031】変形実施形態によれば、転動体連鎖装置の
端部は互いに形状拘束的に結合させることができる。こ
のため、たとえば両長手方向端部に、互いに結合可能な
連結要素が設けられている。連結要素は取外し可能に互
いに結合可能であるのが有利である。連結要素は、たと
えば連結穴と、この連結穴に係合する連結ピンとを有す
ることができる。
【0032】この構成に加えて、或いはこの構成に代え
て、担持ベルトの両長手方向端部が互いに力拘束的に、
たとえば溶着、接着等により結合されていることもでき
る。他の観点によれば、本発明は、複数個の転動体連鎖
装置を有する転動体連鎖設備に関する。この場合個々の
連鎖装置は必ずしも同一の構成を持っている必要はな
い。保持要素を備えた転動体連鎖装置を使用しても、ま
た間隔保持要素を備えた転動体連鎖装置を使用してもよ
い。さらに個々の連鎖装置は転動体循環系の中にルーズ
に、すなわちまとまりなく連続していてもよいし、また
互いに結合されて連続していてもよい。もちろん混合形
態も可能で、すなわちいくつかの連鎖装置を互いに連結
させ、他の連鎖装置とは連結させないようにしてもよ
い。この種の転動体連鎖設備の利点は、製造と保管が容
易なことである。というのも、どのような応用例に対し
ても、長さおよび(または)構成が同じか異なる短い転
動体連鎖装置を予め製造しておいて、これらをモジュー
ル状に組み立てることにより、適当な長さと構成の転動
体連鎖設備を作ればよいからである。
【0033】なお、誤解を避けるためここで指摘してお
きたいことは、本発明において記載するところの「複数
個の」転動体または転動体連鎖装置とは、この種の転動
体または転動体連鎖装置が少なくとも2つ存在するとい
う意味である。
【0034】
【発明の実施の形態】図1において10は本発明による
転動体連鎖装置の全体を示している。転動体連鎖装置1
0は、担持ベルト12と、担持ベルト12の穴16で受
容されている多数の転動体(たとえば球体14)とを有
している。担持ベルト12は可撓性の結合ベルト18
と、結合ベルト18に配置され、球体14を穴16で保
持している保持要素20から形成されている。
【0035】図1の実施形態では各球体14に8個のこ
の種の保持要素20が付設されており、すなわち主面H
(図1のdを参照)の上方に配置されている4個の保持
要素20a,20b,20c,20dと、主面の下方に
配置されている4個の保持要素20a’,20b’,2
0c’,20d’が付設されている。各保持要素20は
球面凹状の保持面22を有し、保持面22の曲率半径は
付設されている球体14の曲率半径に整合している。
【0036】さらに、図1の実施形態では、特に図1の
aからわかるように、結合ベルト18の主面Hの上方に
配置されたそれぞれ1個の保持要素、たとえば保持要素
20cと、主面Hの下方に配置された1個の保持要素、
たとえば保持要素20c’とは直接重設されており、そ
の結果その両保持面は共通の大きな保持面を形成して、
比較的大きな角度範囲にわたって球体14の表面に沿っ
て延びている。このように図1の実施形態では球体14
は全部で4個の保持要素の組み合わせ20a/20
a’,20b/20b’,20c/20c’,20d/
20d’で保持されており、すなわち穴16の周囲に均
等に配分して配置され、球体14を確実に挟持する前記
組み合わせで保持されている。さらに球体14は穴16
の周面によっても保持される。
【0037】図1に図示した実施形態の変形実施形態で
は、この種の保持要素組み合わせを二つだけ設けてもよ
い。この場合保持要素は球体14に関して直径方向に対
向するように配置される。たとえば保持要素組み合わせ
20a/20a’と20c/20c’、或いは20b/
20b’と20d/20d’がそれである。
【0038】図1のdに示すように、担持ベルト12の
長手方向に対して直角に延び且つ主面H内にある横方向
Qにおいて、結合ベルト18を、大まかに図示すると三
つの部分に分割することができ、すなわち中心部分Mと
2つの側部部分Sとに分割することができる。
【0039】図1の実施形態では、保持要素20は結合
ベルト18の側部部分Sだけに配置されており、すなわ
ち中央部分Mを完全に解放している。これにより、球体
14を受容するための穴16を互いに密に接近させるこ
とができる(図1のbを参照)。このため、担持ベルト
12の所定の縦部分において非常に多数の球体14を配
置することができ、すなわち球体高密度分布が得られる
ので、球体連鎖装置10の耐荷重力に有利に作用する。
【0040】さらに図1の実施形態では、各保持要素2
0は1個の球体14に付設されているので、結合ベルト
18の縦部分bには(図1のbを参照)それぞれ少なく
とも2個の保持要素が設けられている(たとえば保持要
素20dと20a)。この場合保持要素20dと20a
は結合ベルト18の主面Hの領域において互いに最小間
隔dを有している。両保持要素の間隔は、主面H上方の
高さhが増大するにつれて増大する。図1の実施形態の
場合この間隔は単調に増大し、すなわち主面Hから連続
的に増大している。
【0041】保持要素20dと20aの表面20d1と
20a1とが凸状に延在することになるので、これらの
保持要素20d,20aは横方向Qに延びている軸線の
まわりに担持ベルト12が湾曲した場合、所定の曲げ角
αに達したときにはじめて、それ以上の湾曲を阻止する
ように相互作用する。したがって結合ベルト18は側部
から球体14に当接している領域Kにおいて高可撓性を
有しているばかりでなく、連続しているそれぞれ2個の
球体14の間の領域Bにおいても高可撓性を有してい
る。
【0042】図1の実施形態では、結合ベルト18はほ
ぼ平らな構成である。特に図1のdからわかるように、
結合ベルト18の横断面はほぼ長方形である。この長方
形は主面H内において非常に長く延びており、高さはわ
ずかにすぎない。これは結合ベルト18の横断面に対す
る1つの実施形態にすぎない。基本的には他の形状も可
能であり、たとえば表面が湾曲している形状も可能であ
り、この湾曲している表面に保持要素20が配置され
る。結合ベルト18は長方形の横断面の代わりにたとえ
ばランセット形の横断面を有していてもよい。
【0043】なお、図1の実施形態では結合要素18は
はしご状に形成されており、長手方向Lに延びている2
つの横木要素18aと、横方向Qに延び穴16を互いに
分離させている多数の踏み子状細条部18bとを備えて
いる。踏み子状細条部18bを設けるのは、連続する2
個の球体14が直接接触するのを防止してこれら球体1
4の過度な磨耗を防ぐためである。
【0044】図2は本発明による転動体連鎖装置の変形
実施形態を示すもので、図1の実施形態にほぼ対応して
いる。したがって図2においては、図1の実施形態にお
ける部材に対応している部材には図1の実施形態で使用
した数字に100をプラスして示した。また図2の実施
形態に関する以下の説明は図1の実施形態と異なる点だ
けを説明する。その他の点は図1の実施形態の説明を参
照されたし。
【0045】図2の転動体連鎖装置100の場合、図1
の実施形態の場合と同様に、担持ベルト112はそれぞ
れ球体114を受容するための穴116に付設されてい
る8個の保持要素12を有している。
【0046】この実施形態でも保持要素120は対を成
して重設されており(たとえば図2のcの保持要素12
0aと120a’)、したがって保持面122を備えた
4個のクランプを形成している。図1の実施形態に対応
して保持要素120も結合ベルト118の側部部分Sに
配置されており、他方結合ベルト118は中央部分Mに
おいて突起から自由になっている。このため、穴116
を互いに密に接近させることができる(図2のbを参
照)。さらに図2のcに示すように、互いに隣接して配
置されている保持要素120dと120aの境界面12
0d1と120a1は凸状に形成されているので、横軸
線Qのまわりに曲がると、曲げ角を制限する保持要素1
20dと120aの早期の相互作用を阻止することがで
きる。
【0047】図1の実施形態と図2の実施形態との主な
違いは、図2の転動体連鎖装置110の場合には保持要
素120がほぼ担持ベルト112の長手方向Lに指向し
ているのに対し、図1の保持要素20は球体14の中心
を通り且つ主面18に対して直角に延びている直線Gの
ほうへ指向している(図1のbを参照)点である。この
ように指向している結果、隣接している2個の保持要素
120dと120aは接触線に沿って接触しており、他
方図1の保持要素20dと20aは点接触している。図
2のcに関連してすでに説明したように境界面12d1
と120aが凸状に形成されているので、この線接触に
は主面Hにおいて曲げ角を制限する問題がない。
【0048】図3には、本発明による転動体連鎖装置の
他の変形実施形態が図示されている。この実施形態はほ
ぼ図1および図2の変形実施形態に対応している。した
がって図3においては、図1の実施形態における部材に
対応している部材には図1の実施形態で使用した数字に
200をプラスして示した。また図3の実施形態に関す
る以下の説明は図1および図2の実施形態と異なる点だ
けを説明する。その他の点はこれら実施形態の説明を参
照されたし。
【0049】転動体連鎖装置210の場合、球体214
を保持するために設けられている保持要素200はそれ
ぞれ、球体214側に球面凹状の保持面222を有する
リング状の要素として形成されている。リング要素22
0は、長手方向Lに対して直角に且つ結合ベルト218
の主面Hに対しても直角に位置するように主面Hの上方
および下方に結合ベルト218の1つの側部部分Sから
他の側部部分へ円弧状に延びて、それぞれの保持要素2
20の内腔部220に付設されている結合ベルト21
8の中心部分Mを橋絡している。これにより、担持ベル
ト212の穴216内に配置されている球体214を互
いに密に接近させることができ、この場合球体214
は、保持面222とは逆の側の境界面221d1または
221a1において内腔部220から突出し、結合ベ
ルト218の横木部218bだけで、安全な間隔で保持
される。
【0050】各球体214には2個の保持要素220a
と220dが付設されており、この場合、互いに隣接し
ている保持要素は、2個の球体214の間の領域Bにお
いて互いに所定の、わずかではない間隔dを持ってい
る。これは担持ベルト212の所望の可撓性を保証して
いる。図3のcにおいて最も右側の保持要素の上端に図
示されている傾斜部220により、実際の使用のため
に十分大きな曲げ角を得ることができる。
【0051】図4の転動体連鎖装置の実施形態は図3の
実施形態にほぼ対応している。したがって図4において
は、図3の実施形態における部材に対応している部材に
は図1の実施形態で使用した数字に300をプラスして
示した。また図4の実施形態に関する以下の説明は図3
の実施形態と異なる点だけを説明する。その他の点は図
3の実施形態の説明を参照されたし。
【0052】図4の転動体連鎖装置310が図3の転動
体連鎖装置210と異なっているのは、完全リング保持
要素220の代わりに半リング保持要素320が設けら
れている点である。半リング保持要素320は、長手方
向Lに対して直角に且つ結合ベルト318の主面Hに対
して直角に位置するように完全に主面Hの上方または下
方に延びている。
【0053】球体314を受容するための各穴316に
はこの種の2個の半リング保持要素320と320’が
付設され、そのうち一方の半リング保持要素320は主
面Hの上方に配置され、他方の半リング保持要素32
0’は主面Hの下方に配置されているので、球体314
は担持ベルト312の穴316で確実に保持されてい
る。この実施形態でも半リング保持要素320の内腔部
320は球体314同士の密な接近を可能にしてい
る。さらに横木要素318bは、少ない磨耗を保証する
ために必要な球体314の最小間隔を提供している。
【0054】領域Bにおいて互いに隣接している保持要
素320は、結合ベルト318の主面Hの異なる側に配
置されている。したがって、担持ベルト312が横方向
Qに平行に延びている軸線のまわりに曲がった場合、曲
げ角を制限する両保持要素320接触が生じる恐れはな
い。
【0055】図1ないし図4に図示した個々の実施形態
に関して付言しておくと、転動体14または114また
は214または314は、保持要素20または120ま
たは220または320によって提供され結合ベルト1
8または118または218または318の主面Hから
突出している保持面22または122または222また
は322によって保持されるばかりでなく、穴16また
は116または216または316のそれぞれ主面H内
に延びている周面16aまたは116aまたは216a
または316aによっても保持されている。これは穴内
での球体の確実な保持を保証している。
【0056】図5の実施形態は図3の実施形態にかなり
類似している。したがって図5においては、図3の実施
形態における部材に対応している部材には図3の実施形
態で使用した数字に200をプラスして示した。すなわ
ち図1の実施形態で使用した数字に400をプラスして
示した。また図5の実施形態に関する以下の説明は図3
の実施形態と異なる点だけを説明する。その他の点は図
3の実施形態の説明を参照されたし。
【0057】図3の転動体連鎖装置210と異なってい
るのは、図5の転動体連鎖装置410の担持ベルト41
2の保持要素420が、それぞれの球体414側に球面
凹状の穴422を有する、穴のない完全円板要素として
形成されている点である。保持要素420は、担持ベル
ト412の主面Hの領域に非常に薄い、有利には薄すぎ
ることのない壁厚420を有している(図5のcを参
照)。その値tはたかだか転動体の径のほぼ0.2倍で
あり、有利には転動体の径のたかだかほぼ0.1倍であ
る。
【0058】さらに図3の実施形態と図5の実施形態と
は、図5の転動体連鎖装置410の結合ベルト418が
2つのストライプ要素418aだけを有し、これらのス
トライプ要素が保持要素420だけで互いに結合されて
いる点でも異なっている。すなわち横木細条部218b
に対応するような横木細条部が設けられていない。連続
している球体414の密な接近は、これら横木細条部が
ないために容易になる。図5の実施形態において細条部
の機能を果たしているのは、保持要素420の薄い材料
皮膜部420である。
【0059】連続している2個の球体414または穴4
16の間の領域Bにおける担持ベルト412の可撓性に
関しては、それぞれの横木細条部がないのが有利であ
る。というのも、側部ストライプ418aの材料だけが
曲がればよいからである。曲げ角の制限に関しては、図
3の実施形態の説明の際に述べたことが適用され、本実
施形態においても、図5のcにおいて最も右側の保持要
素420に簡略に図示したように傾斜部420が設け
られている。
【0060】本発明による転動体連鎖装置の他の実施形
態が図6に図示されている。この転動体連鎖装置510
は案内ベルト512と、多数の転動体、たとえば球体5
14とを有している。案内ベルト512は、多数の間隔
要素520と、これらの間隔要素520を互いに結合さ
せている2つのストライプ要素518aから組み立てら
れている。間隔要素520は、長手方向Lに先行する側
にも後行する側にも、先行する転動体または後行する転
動体514のための案内面522を有している。隣接す
る2つの間隔要素520と両ストライプ要素518aと
は、それぞれ1個の球体514を受容するための穴51
6を画成している。この場合、穴516を取り囲んでい
る面、特に当接面522,522’は筒面の一部として
形成されており、この筒面の半径Rは球体514の半径
rよりも大きい。
【0061】このように、案内ベルト512または間隔
要素520は転動体514に対して保持作用を及ぼさ
ず、連続する2個の転動体514の安全間隔を保証する
ために用いられるにすぎず、したがって転動体514は
相互の摩擦のために過度に磨耗することがない。また案
内ベルト512は主面Hに対して直交する方向において
も転動体514に対し力を及ぼさず、したがって転動体
は特に転向軌道の転向部材へ難なく移動することができ
る。これは騒音の発生に好都合に影響する。
【0062】筒面530の、案内ベルト512の中央部
分Mにおける高さKは、両側部部分Sの高さよりも高
い。より正確に言えば、筒面530の高さKは中心部分
Mから側部部分Sのほうへ減少している。案内ベルト5
12が直線案内ユニットの走行軌道内で可能な限り摩擦
なしに移動することができ、よって転動体の走行が可能
な限り阻害されないようにするため、筒面の高さの最大
値Kは、この筒面530によって案内されている転動体
514の径2rよりも小さい。また、案内ベルト512
と転動体514とが常に確実に係合して連動するのを保
証するためには、前記最大値Kは転動体514の半径r
よりも大きい必要がある。
【0063】図7に図示した本発明による転動体連鎖装
置の変形実施形態は、図6の転動体連鎖装置510とほ
ぼ同様に形成されている。なお、この変形実施形態は図
6の転動体連鎖装置510に適用できるばかりでなく、
図1ないし図5に図示した転動体10,110,21
0,310,410にも使用することができる。
【0064】図7の転動体連鎖装置610は、すでに述
べたようにその構成の点で図6の転動体連鎖内510に
ほぼ対応している。すなわち転動体連鎖装置610は多
数の間隔要素620を有し、これらの間隔要素620は
可撓性のある2つのストライプ要素618aにより互い
に結合され、これらストライプ要素とともに案内ベルト
612を形成している。案内ベルト612は、球体61
4を受容するための穴616を有している。図6の案内
ベルト512と異なるのは、図7の案内ベルト612は
その長手方向両端部612aと612bにおいて、これ
ら両端部或いは連続する2つの案内ベルト612の対応
する長手方向端部を互いに着脱可能に結合できるように
構成されている。このため、図7において右側の長手方
向端部612aには連結ピン640が配置され、他の長
手方向端部612bには連結穴642が設けられ、この
連結穴642に連結ピン640を挿入して、特に掛止さ
せて、両長手方向端部612aと612bとを連結させる
ことができる。
【0065】連結穴642は、連結ピン640が転動体
連鎖装置610の長手方向に作用する引張り力だけで摩
擦で連結穴642で保持されるように構成されている。
他方、挿入穴642a(図7のcを参照)が受容部642
bによって取り囲まれ、この受容部に連結ピン640の
頭部640aを形状拘束的に挿入できるようにするのが
有利である。穴642bの深さは、案内装置、特にリニ
アベアリングに転動体連鎖装置610が取り付けられた
状態で、連結部材640と連結穴642の係合解除が確
実に阻止されるような大きさに選定されている。
【0066】図8に図示した変形実施形態でも案内ベル
ト712は多数の間隔要素720を有し、間隔要素72
0は可撓性の2つのストライプ要素718により互いに
結合されて、球体714を受容するための多数の穴71
6を形成している。案内ベルト712の長手方向両端部
712aと712bとは、互いに結合することができるよ
うに、或いは他の案内ベルトの対応する長手方向端部と
結合できるように設けられている。この場合の結合は摩
擦による結合、接着、溶着、或いは他の方法で行なわれ
る。その他の点は前記個々の実施形態の説明を参照され
たし。
【0067】なお、案内ベルトの両長手方向端部の結合
は形状拘束的な結合でも、また形状拘束的な結合を確実
にするための付加的な摩擦結合でもよい。以上説明した
すべての実施の形態においては、担持ベルトまたは案内
ベルトはプラスチックから、たとえば射出成形により一
体的に製造するのが有利である。プラスチックとしては
たとえばポリエチレン、ハイトレル(Hytrel)等のエラス
トマーが考えられる。
【0068】図1ないし図6においては球体連鎖装置に
ついて説明したが、本発明はたとえばローラ等の他の種
類の転動体を備えた転動体連鎖装置でも実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による転動体連鎖装置の第1実施形態を
示すもので、aはその斜視図、bは平面図、cは側面
図、dは端面図である。
【図2】本発明による転動体連鎖装置の第2実施形態を
示すもので、aはその斜視図、bは平面図、cはbの線
II−IIによる側断面図、dは端面図である。
【図3】本発明による転動体連鎖装置の第3実施形態を
示すもので、aはその斜視図、bは平面図、cは側面
図、dは端面図である。
【図4】本発明による転動体連鎖装置の第4実施形態を
示すもので、aはその斜視図、bは平面図、cは側面
図、dは端面図である。
【図5】本発明による転動体連鎖装置の第5実施形態を
示すもので、aはその斜視図、bは平面図、cはbの線
II−IIによる側断面図、dは端面図である。
【図6】本発明による転動体連鎖装置の第6実施形態を
示すもので、aはその斜視図、bは平面図、cはbの線
II−IIによる側断面図、dは端面図である。
【図7】本発明による転動体連鎖装置の、端部を結合可
能にした第7実施形態を示すもので、aはその側断面
図、bは平面図、cは端面図である。
【図8】本発明による転動体連鎖装置の、端部を結合可
能にした第8実施形態を示すもので、その平面図であ
る。
【符合の説明】
10;110;210;310;410 転動体連鎖
装置 12;112;212;312;412 担持ベルト 14;114;214;314;414 転動体 16;116;216;316;416 穴 18;118;218;318;418 可撓性要素 20;120;220;320;420 保持要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィクトアー プフォイファー ドイツ連邦共和国 デー・97072 ヴュル ツブルク ノイベルクシュトラーセ 10ア ー

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密に連続して配置される複数個の転動体
    (14;114;214;314;414)と、縦長の
    担持ベルト(12;112;212;312;412)
    とを有し、担持ベルトが、転動体(14;114;21
    4;314;414)を受容するための複数個の穴(1
    6;116;216;316;416)と、これらの穴
    で受容される転動体(14;114;214;314;
    414)を保持するための複数個の保持要素(20;1
    20;220;320;420)と、これら保持要素を
    結合させるための少なくとも1つの縦長の可撓性要素
    (18;118;218;318;418)とを備え、
    且つ担持ベルトが、側部の2つの縁部分(S)とこれら
    の縁部分を結合させている中央部分(M)とを有し、保
    持要素(20;120;220;320;420)が、
    担持ベルト(12;112;212;312;412)
    の側部の縁領域(S)において少なくとも1つの可撓性
    要素(18;118;218;318;418)と結合
    されている転動体連鎖装置(10;110;210;3
    10;410)において、 連続している転動体(14;114;214;314;
    414)に、別個の保持要素(20;120;220;
    320;420)が付設され、この場合少なくとも1つ
    の可撓性要素(18;118;218;318;41
    8)に、該可撓性要素の長手方向(L)に位置するよう
    に且つそれぞれの転動体の前後に位置するように転動体
    に付設された少なくとも1つの保持要素(20;12
    0;220;320;420)が設けられていることを
    特徴とする転動体連鎖装置。
  2. 【請求項2】少なくとも1つの可撓性要素(18;11
    8)の長手方向(L)にして少なくとも1つの転動体
    (14;114)の前後に、転動体(14;114)に
    付設されたそれぞれ少なくとも2つの保持要素(20;
    120)が設けられていることを特徴とする、請求項1
    に記載の転動体連鎖装置。
  3. 【請求項3】少なくとも2つの保持要素(20c,20
    c’;120a,120a’)が直接上下に重設され、
    そのうち1つの保持要素(20c;120a)が担持ベ
    ルト(12;112)の主面(H)の上方に配置され、
    1つの保持要素(20c’;120a’)が主面(H)
    の下方に配置されていることを特徴とする、請求項2に
    記載の転動体連鎖装置。
  4. 【請求項4】転動体(14;114)が、該転動体を受
    容している穴(16;116)の周面と、複数個の、有
    利には少なくとも4個の保持要素組み合わせ体(20a
    /20a’,20b/20b’,20c/20c’,2
    0d/20d’;120a/120a’)とで保持さ
    れ、保持要素組み合わせ体は、前記穴(16;116)
    の外周に有利には均等に配分され、且つその保持面(2
    2;122)はそれぞれ担持ベルト(12;112)の
    主面(H)の上方および下方に延在していることを特徴
    とする、請求項3に記載の転動体連鎖装置。
  5. 【請求項5】保持要素(220;320)の少なくとも
    1つが、担持ベルト(212;312)の主面(H)の
    上方および(または)下方において1つの縁部分(S)
    からそれぞれ他の縁部分(S)へ円弧状に延びている完
    全リングまたは半リングとして形成されていることを特
    徴とする、請求項1に記載の転動体連鎖装置。
  6. 【請求項6】転動体(214;314)が、保持要素
    (220;320)の内腔部(220;320)に
    より、該保持要素の保持面(222;322)とは逆の
    側において突出していることを特徴とする、請求項5に
    記載の転動体連鎖装置。
  7. 【請求項7】第1の転動体(314)に付設されている
    半リング(320)とこの半リング(320)に隣接し
    次の転動体(314)に付設されている半リング(32
    0’)が、担持ベルト(312)の主面(H)の異なる
    側に配置されていることを特徴とする、請求項5または
    6に記載の転動体連鎖装置。
  8. 【請求項8】保持要素(420)の少なくとも1つが担
    持ベルト(412)の主面(H)の上方および(また
    は)下方において縁部分(S)の間に延びている完全円
    板または半円板として形成されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の転動体連鎖装置。
  9. 【請求項9】連続している転動体(14;114;21
    4;314;414)に付設されている2つの隣接する
    保持要素(20;120;220;320;420)
    が、担持ベルト(12;112;212;312;41
    2)の主面(H)内において所定の間隔(d)を有して
    いることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか
    一つに記載の転動体連鎖装置。
  10. 【請求項10】連続している転動体(14;114;2
    14;414)に付設されている2つの隣接する保持要
    素(20;120;220;420)の間隔が、担持ベ
    ルト(12;112;212;412)の主面(H)か
    らの距離が増大するにつれて増大している(20a1,
    20d1;120a1,120d1;220,420
    )ことを特徴とする、請求項1から9までのいずれか
    一つに記載の転動体連鎖装置。
  11. 【請求項11】両保持要素(20;120)の間隔が、
    少なくとも担持ベルト(12;112)の主面(H)に
    隣接している部分において、担持ベルト(12;11
    2)の主面(H)からの距離が増大するにつれて単調に
    増大する(20a1,20d1;120a1,120d
    1)ことを特徴とする、請求項10に記載の転動体連鎖
    装置。
  12. 【請求項12】密に連続して配置される複数個の転動体
    (514)と、縦長の案内ベルト(512)とを有し、
    案内ベルト(512)が、転動体(514)を受容する
    ための複数個の穴(516)と、複数個の間隔要素(5
    20)と、間隔要素(520)を結合させるための少な
    くとも1つの縦長の可撓性要素(518a)とを備え、
    且つ案内ベルト(512)が、側部の2つの縁部分
    (S)とこれらの縁部分を結合させている中央部分
    (M)とを有し、間隔要素(520)が、先行する端部
    に、先行する転動体(514)のための当接面(52
    2)を有し、後行する端部に、後行する転動体(51
    4)のための当接面(522’)を有している転動体連
    鎖装置(510)において、 転動体(514)に付設されている当接面(522,5
    22’)が筒面(530)の一部であり、筒面の径
    (R)が転動体(514)の径(2r)よりも大きいこ
    とを特徴とする転動体連鎖装置。
  13. 【請求項13】筒面(530)が、案内ベルト(51
    2)の中心部分(M)において、両側部部分(S)にお
    けるよりも高い位置に延在していることを特徴とする、
    請求項12に記載の転動体連鎖装置。
  14. 【請求項14】筒面(530)が、案内ベルト(51
    2)の中央部分(M)において、筒面(530)により
    案内される転動体(514)の径(2r)よりも小さな
    高さ(K)で延びており、有利には転動体の半径(r)
    よりも大きい高さ(K)で延びていることを特徴とす
    る、請求項12または13に記載の転動体連鎖装置。
  15. 【請求項15】少なくとも1つの可撓性要素(18;1
    18;218;318)がはしご状に形成され、長手方
    向(L)に延びている2つの横木要素(18a;118
    a;218a;318a)と、これらの横木要素を結合
    させている踏み子状要素(18b;118b;218
    b;318b)とを備えていることを特徴とする、請求
    項1から14までのいずれか一つに記載の転動体連鎖装
    置。
  16. 【請求項16】少なくとも1つの可撓性要素(418;
    518)が、両縁部分(S)に付設されている2つの可
    撓性のストライプ要素(418a;518a)を有して
    いることを特徴とする、請求項1から14までのいずれ
    か一つに記載の転動体連鎖装置。
  17. 【請求項17】担持ベルトまたは案内ベルト(12;1
    12;212;312;412;512)が一体的に形
    成されていることを特徴とする、請求項1から16まで
    のいずれか一つに記載の転動体連鎖装置。
  18. 【請求項18】担持ベルトまたは案内ベルト(12;1
    12;212;312;412;512)が合成物質か
    ら製造されていることを特徴とする、請求項1から17
    までのいずれか一つに記載の転動体連鎖装置。
  19. 【請求項19】担持ベルトまたは案内ベルト(12;1
    12;212;312;412;512)が射出成形さ
    れていることを特徴とする、請求項1から17までのい
    ずれか一つに記載の転動体連鎖装置。
  20. 【請求項20】転動体(14)が球体であることを特徴
    とする、請求項1から19までのいずれか一つに記載の
    転動体連鎖装置。
  21. 【請求項21】密に連続して配置される複数個の転動体
    (614;714)と、縦長の担持ベルト(612;7
    12)とを有し、担持ベルト(612;712)が、転
    動体(614;714)を受容するための複数個の穴
    (616;716)と、穴(616;716)で受容さ
    れている転動体(614;714)のための保持要素ま
    たは間隔要素(620;720)と、保持要素または間
    隔要素(620;720)を結合させるための少なくと
    も1つの縦長の可撓性要素(618;718)とを備え
    ている、特に請求項1から20までのいずれか一つに記
    載の転動体連鎖装置(610;710)において、 担持ベルト(612;712)の両長手方向端部(61
    2a,612b;712a,712b)が他の長手方向
    端部と結合させるために用いられ、または他の長手方向
    端部と結合されていることを特徴とする転動体連鎖装
    置。
  22. 【請求項22】前記他の長手方向端部が、自身の担持ベ
    ルト(612;712)のそれぞれ他の長手方向端部で
    あることを特徴とする、請求項21に記載の転動体連鎖
    装置。
  23. 【請求項23】前記他の長手方向端部が、他の担持ベル
    ト(612;712)の長手方向端部であることを特徴
    とする、請求項21に記載の転動体連鎖装置。
  24. 【請求項24】両長手方向端部(612a,612b)
    に、互いに結合可能な連結要素(640,642)が設
    けられていることを特徴とする、請求項21から23ま
    でのいずれか一つに記載の転動体連鎖装置。
  25. 【請求項25】連結要素(640,642)が取外し可
    能に互いに結合可能であることを特徴とする、請求項2
    4に記載の転動体連鎖装置。
  26. 【請求項26】連結要素が、連結穴(642)と、この
    連結穴に係合する連結ピン(640)とを有しているこ
    とを特徴とする、請求項24または25に記載の転動体
    連鎖装置。
  27. 【請求項27】担持ベルト(712)の両長手方向端部
    (712a,712b)が互いに力拘束的に結合されて
    いることを特徴とする、請求項21から26までのいず
    れか一つに記載の転動体連鎖装置。
  28. 【請求項28】複数個の転動体連鎖装置から成る転動体
    連鎖設備において、請求項1から11までのいずれか一
    つに記載の少なくとも1つの転動体連鎖装置、および
    (または)請求項12から20までのいずれか一つに記
    載の少なくとも1つの転動体連鎖装置、および(また
    は)請求項21から27までのいずれか一つに記載の少
    なくとも1つの転動体連鎖装置とを有する転動体連鎖設
    備。
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