JPH1135100A - タンクローリ車における安全装置 - Google Patents

タンクローリ車における安全装置

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JPH1135100A
JPH1135100A JP18824997A JP18824997A JPH1135100A JP H1135100 A JPH1135100 A JP H1135100A JP 18824997 A JP18824997 A JP 18824997A JP 18824997 A JP18824997 A JP 18824997A JP H1135100 A JPH1135100 A JP H1135100A
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JP
Japan
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tank
oil
valve
bottom valve
air control
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JP18824997A
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Michio Higashinakagaha
倫生 東中川
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タンクローリ車において、底弁の閉め忘れによ
る油槽所での油液注入を防止することにより、確実に混
油を防止できるようにする。 【解決手段】底弁9開放時はエア制御弁12を切り換え
て断接スイッチ13へのエア供給を断つことにより断接
スイッチ13が切れて走行用エンジンEの起動回路を遮
断し、底弁9の閉め忘れた状態での走行を規制するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は底弁の閉め忘れによ
る混油を防止するタンクローリ車における安全装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種のタンクローリ車は各区画
室の底弁に設けた排出ポートを集中配管に連通させてお
り、各区画室の頂部に設けたハンドルにより底弁を開放
した後、集中配管端部に設けた手動開閉弁を開くことに
より、各区画室から排出された油液は集中配管内を通っ
て、給油所の地下等に液種毎に分けて設けられた複数の
貯蔵タンクに選択的に注入されるようになっている。注
入が終了すると手動開閉弁を閉じてから底弁を閉鎖し、
この状態で油槽所まで走行して各区画室に新たに油液を
注入する。そして次の給油所まで走行して前述の如く貯
蔵タンクTへの注入作業を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記構造にあ
っては、給油所において油液を分割排出する際には作業
者がタンク上にて検尺しながら作業を行うため、タンク
上に設けたハンドルを閉め忘れることはないが、全量排
出する際には検尺する必要がないため作業者は地上にて
排出が終了するまで待機していることが多い。このため
作業終了後、地上にて手動開閉弁のみ閉じて底弁を閉め
忘れる場合がある。この状態で油槽所を経由して次の給
油所で油液を注入するときに混油する場合がある。
【0004】すなわち底弁を閉め忘れた状態で油槽所ま
で走行し、各区画室へあらたに油液を注入する際、底弁
を閉め忘れた区画室に注入される油液は排出ポートから
集中配管内へ達する。このため次の給油所で注入すると
きに底弁を閉鎖してある他の区画室内の油液を排出する
とき、底弁を開けると同時に集中配管内の閉め忘れた油
液と混油し、更に手動開閉弁を開くと混油した状態で貯
蔵タンクに注入されるという問題がある。
【0005】そこで本発明は底弁の閉め忘れによる油槽
所での油液注入を防止し、確実に混油を防止できるタン
クローリ車における安全装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体上に搭載
されたタンクの各区画室毎に設けられた底弁を、タンク
上のハンドルにより弁軸を介して開閉するようにしたタ
ンクローリ車において、前記車体若しくはタンクには、
各底弁の開放状態を検知すると切り換わるエア制御弁
と、前記各エア制御弁の少なくとも1つが切り換わると
走行用エンジンの起動回路を遮断する断接スイッチを設
けたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1において、1はタンクローリ
車で、該タンクローリ車1は車体2上にタンク3が搭載
されている。前記タンク3の内部は、レギュラーガソリ
ン、ハイオクガソリン、軽油、灯油等の種類の異なる油
液を個別に収容できるように、仕切板4によって複数の
区画室5に仕切られている。
【0008】前記各区画室5のそれぞれの頂部には、各
区画室5に油液を注入するためのマンホール6が形成さ
れ、このマンホール6にはマンホール6を閉鎖しうるマ
ンホール蓋7が設けられている。前記各区画室5の底部
には収容された油液を排出する排出ポート8が設けら
れ、前記各排出ポート8は集中配管Pに連通されてお
り、各区画室5の油液は前記集中配管P及びその端部に
設けられた手動開閉弁Vと、その端部に接続された荷卸
しホースHを通して、給油所の地下等に設けられた複数
の貯蔵タンクTに選択的に注入される。
【0009】前記各排出ポート8には、収容された油液
の排出を許容する底弁9が設けられている。前記各底弁
9は各区画室5の頂部に設けられたハンドル10に弁軸
11を介して連結され、ハンドル10を回転させること
により底弁9が上下動して排出ポート8を開閉すること
により油液の排出を許容するようになっている。次に前
記ハンドル10の閉め忘れによる混油を防止するための
安全装置について説明する。前記安全装置は、各区画室
5の頂部に設けたエア制御弁12が底弁9の開放状態を
検知すると閉位置に切り換わるようになっており、前記
各エア制御弁12のうち少なくとも1つが閉位置に切り
換わると走行用エンジンの起動回路に設けた断接スイッ
チ13が断となり、走行用エンジンEの起動回路を遮断
して走行用エンジンEを始動できないようになってい
る。
【0010】図3は前記安全装置のエア回路図であり、
エアタンクATから延びるエア配管14は直列に配置さ
れた各エア制御弁12を通って断接スイッチ13に接続
されている。前記エア制御弁12は3ポート2位置から
なるもので、各底弁9がすべて閉鎖状態にあるときはエ
ア制御弁12がすべてスプリング15の付勢力を抗して
開位置(図3の左ブロック位置)にあり断接スイッチ1
3にエアを供給するようになっている。また各底弁9の
うち少なくとも1つが開放されると当該エア制御弁12
がスプリング15力により閉位置(図3の右ブロック位
置)に切り換わり、断接スイッチ13にエアが供給され
ないようになっており、それとともに断接スイッチ13
側のエアが大気に放出されるようになっている。前記断
接スイッチ13は圧力を感知して切り換わる圧力スイッ
チであり、前記エアタンクATからのエア圧を感知する
と走行用エンジンEの起動回路を通電させて走行用エン
ジンEを始動可能とし、エア圧を感知しないときは走行
用エンジンEの起動回路を遮断して走行用エンジンEを
始動できないようになっている。
【0011】図4は走行用エンジンEの起動回路を示す
電気回路である。16はバッテリを電源としキースイッ
チ17を有するメイン回路で、前記メイン回路16は第
1回路18と第2回路19を並列に設けてある。前記第
1回路18には前記断接スイッチ13とスタータリレー
Rを直列に設け、前記第2回路19にはリレースイッチ
rを介して走行用エンジンEに接続してある。これによ
りエア圧を感知したときは断接スイッチ13が接となり
スタータリレーRが励磁されることによりリレースイッ
チrが作動し走行用エンジンEを始動できるようになっ
ている。
【0012】前記各エア制御弁12は図2に示す如く各
区画室5の頂部に取付部材20を介して固定してあり、
底弁9が閉鎖状態にあるときはエア制御弁12の作動ア
ーム21が前記ハンドル10下部の弁軸11に固定され
た規制板22に当接することによりエア制御弁12はス
プリング15力を抗して開位置にあり、底弁9開放時に
は図2一点鎖線の如く規制板22が弁軸11とともに上
昇することにより、作動アーム21の規制板22への当
接が解除されてエア制御弁12がスプリング15力にて
閉位置に切り換わるようになっている。
【0013】尚、本実施の形態ではエア制御弁の作動ア
ームを弁軸に固定された規制板に当接させているが、ハ
ンドルに直接当接させるようにしても同様の作用効果を
有するものである。本発明は前記の如き構成で次に作用
について説明する。まず油槽所において各区画室5のマ
ンホール蓋7を開放し、マンホール6から区画室5内に
油液を注入する。その際各底弁9は閉鎖されているた
め、各油液は区画室5内に充填されており集中配管P内
には流れないようになっている。注入作業が終了すると
給油所まで走行する。
【0014】給油所に到着すると走行用エンジンEを停
止させ、貯蔵タンクTの油液の油種に対応した区画室5
の油液を注油する。まずタンク3上に昇って区画室5の
ハンドル10を回転させて弁軸11とともに底弁9を上
昇させる。すると区画室5内の油液は排出ポート8を通
って集中配管P内に排出される。次に手動開閉弁Vを開
にすると区画室5の油液は集中配管Pから荷卸しホース
Hを通って貯蔵タンクT内に注入される。このとき弁軸
11とともに規制板22が上昇することにより、規制板
22による作動アーム21との当接が解除されてエア制
御弁12は開位置から閉位置に切り換わる。
【0015】貯蔵タンクTへの注入が終了すると手動開
閉弁Vを閉にした後、タンク3上に昇ってハンドル10
を回転させて弁軸11とともに底弁9を下降させる。す
ると規制板22が弁軸11とともに下降して作動アーム
21に当接しエア制御弁12は閉位置から開位置に切り
換わってエアタンクATからのエアは開位置にある各エ
ア制御弁12を通って断接スイッチ13に達する。エア
圧を感知した断接スイッチ13は接となってスタータリ
レーRが励磁されてリレースイッチrが作動し走行用エ
ンジンEは始動可能な状態となる。
【0016】タンクローリ車1を走行させて油槽所へ戻
ると、新たな油液を各区画室5に注油した後、次の給油
所まで走行させる。このとき各区画室5の底弁9は閉鎖
されているため、油槽所での注入時に油液が集中配管P
内に流れることはなく、次の給油所において底弁9を開
放しても混油することはない。ところで給油所において
注入作業終了後に底弁9を閉め忘れた場合、エア制御弁
12は閉鎖位置に保持されており、エアタンクATから
のエアは断接スイッチ13に供給されないため、エア圧
を感知しない断接スイッチ13は断となってスタータリ
レーRが非励磁となり走行用エンジンEを始動すること
はできない。そこで作業者は底弁9を閉め忘れたことを
認識し、タンク3上に昇り底弁9を閉め忘れた区画室5
のハンドル10を回転させて底弁9を閉鎖する。
【0017】これによりエア制御弁12が開位置に切り
換わり、エア圧を感知した断接スイッチ13は接となり
スタータリレーRが励磁されることにより、走行用エン
ジンEが始動可能な状態となり油槽所まで走行すること
ができる。
【0018】
【発明の効果】以上の如く本発明は給油所での排出完了
後に底弁を閉め忘れたとしてもエア制御弁が切り換わり
断接スイッチへのエア供給を断つことにより断接スイッ
チが切れて走行用エンジンの起動回路を遮断するように
したので、底弁を閉め忘れた状態での走行を規制するこ
とができ、底弁を開いたままで油槽所での注入を行うこ
とがなくなり、確実に混油防止を行うことができる。
【0019】また底弁の開放状態の検知をエア制御によ
り行うようにしたので、電気制御による爆発の危険がな
く作業者は安全に作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体図である。
【図2】本発明の安全装置を示す図1の要部拡大図であ
る。
【図3】安全装置のエア回路図である。
【図4】安全装置の電気回路図である。
【符号の説明】
1 タンクローリ車 2 車体 3 タンク 5 区画室 9 底弁 10 ハンドル 11 弁軸 12 エア制御弁 13 断接スイッチ E 走行用エンジン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体上に搭載されたタンクの各区画室毎に
    設けられた底弁を、タンク上のハンドルにより弁軸を介
    して開閉するようにしたタンクローリ車において、前記
    車体若しくはタンクには、各底弁の開放状態を検知する
    と切り換わるエア制御弁と、前記各エア制御弁の少なく
    とも1つが切り換わると走行用エンジンの起動回路を遮
    断する断接スイッチを設けてなるタンクローリ車におけ
    る安全装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110160607A (zh) * 2019-06-21 2019-08-23 航天晨光股份有限公司 一种飞机加油车高液位测试系统
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