JPH11350970A - 遮熱性、遮音性カバー - Google Patents

遮熱性、遮音性カバー

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JPH11350970A
JPH11350970A JP15743598A JP15743598A JPH11350970A JP H11350970 A JPH11350970 A JP H11350970A JP 15743598 A JP15743598 A JP 15743598A JP 15743598 A JP15743598 A JP 15743598A JP H11350970 A JPH11350970 A JP H11350970A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2層の表面板とその中間の吸音材層とからな
る遮熱、遮音カバーにおいて、吸音材層の充填改善によ
る遮音性の向上、吸音材層の移動、食み出し防止による
耐久性の向上、カバーの湾曲部の成形性の改善を図る。 【解決手段】 各表面板および吸音材層がそれぞれ所要
の平面形状に成形され、積層され、周縁部のほぼ全体に
わたり一方の表面板の周縁部を吸音材層および他方の表
面板の周縁部を包むように折り返した折り返し部を備え
る積層成形平板を高温機器部を覆う形状に成形したカバ
ーであり、曲率半径が小さい湾曲部に湾曲方向に二重に
折り曲げられた折り畳み部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンのエキゾー
ストマニフォルド、ターボチャージャ、あるいはV型エ
ンジンのエキマニ連通管等の高温機器部を遮熱的に覆う
遮熱性、遮音性カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記の遮熱性、遮音性カバーの一例とし
て、図9にエンジンのエキゾーストマニフォルド100
と、これを遮熱的に覆うカバー101との斜視図を示し
ている。カバー101は適当数のボルト102によりエ
キゾーストマニフォルドに取り付けられるが、エキゾー
ストマニフォルドとカバーの本体との間には適当な間隔
の空隙を残すように取り付けられる。なお、図9におい
ては、取付ボルト102は1本だけを示し、他は図示を
省略している。
【0003】前記のようなカバーは、エキゾーストマニ
フォルド等の高温機器部を遮熱的に覆うと同時に、エン
ジン等の騒音を遮音する性能をもつことを要求される。
このようなカバーに1枚の鋼板あるいは2枚の鋼板を重
ねて高温機器部を覆う形状に成形したカバーが用いられ
ることもあるが、これでは遮音効果が不充分であるとこ
ろから、2枚の鋼板の間に吸音材層をサンドイッチした
構造の遮熱性、遮音性カバーが多く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の2枚の鋼板の間
に吸音材層を挾んだ遮熱性、遮音性カバーは、2枚の鋼
板と吸音材層とをそれぞれ絞り加工によりカバーの形状
に成形したものを重ね合わせたのちに、あるいは2枚の
鋼板と吸音材層とを重ね合わせたものを絞り加工により
カバーの形状に成形したのちに、周縁部を所定の形状に
切断し、次いで、2枚の鋼板の周縁部をスポット溶接に
よりあるいは部分的な折り返しにより結合している。
【0005】従来は、上記のようにカバーの周縁部の切
断が鋼板と吸音材との重ね合わせおよびカバー形状への
成形の後に行われるために、カバーの周縁部には吸音材
層が詰まっていない充填欠落部が存在するのが通常であ
り、しかもその欠落部の面積は様々にばらついている。
このため、カバーの遮音効果が低下し、また、製品ごと
の遮音効果のばらつきが大きくなる難点がある。
【0006】また、内外2層の鋼板の周縁部がスポット
溶接あるいは部分的な折り返しにより結合されているだ
けであるから、高温機器部等から伝わる振動によりある
いは熱膨張収縮により吸音材層が移動したり、カバーの
周縁部から食み出し、更にこれが千切れて脱落する等し
て機能が損なわれたり、損傷を受ける問題がある。
【0007】上記問題点を解決するために、本願発明者
は内外2層の平坦な鋼板と吸音材層とを予め、所要平面
形状に切断し、重ね合わせたのちに、一方の鋼板の周縁
部を他方の鋼板の周縁部を包み込むように他方の鋼板上
に折り返した折り返し部を周縁部のほぼ全体にわたり形
成して2枚の鋼板と吸音材層とを一体的に結合し、然る
後にこれを絞り加工によりカバー形状に成形することを
検討した。
【0008】然しながら、周縁部のほぼ全体が折り返し
部により一体的に結合されたサンドイッチ状平板を立体
的なカバー形状に成形するので、また、サンドイッチさ
れた吸音材が延び難いので、成形時の延びが大きい、曲
率半径が小さい湾曲部の形成に無理があり、形状を確保
し難いだけでなく、成形時に吸音材が破断し易い問題が
あることを見出した。
【0009】本発明は上記の問題を解決するものであ
り、内外2層の金属板とその間に挾まれた吸音材層とか
らなり、高温機器部を覆う形状に成形された遮熱性、遮
音性カバーにおいて、吸音材がカバーの周縁部の隅々ま
で欠落部なく充填されており、遮音性がよく、かつ使用
中に吸音材層の移動、食み出しがなく、しかも、曲率半
径が小さい湾曲部の成形も容易で、吸音材の破断を生じ
ない、改良された遮熱性、遮音性カバーおよびその製造
方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の遮熱性、遮音性カバーは金属板からなる2層の表面
板と該表面板に挾まれた吸音材層とからなり、各表面板
と吸音材層とがそれぞれ所要の平面形状に成形されて積
層され、かつ周縁部のほぼ全体にわたり一方の表面板の
周縁部を吸音材層および他方の表面板の周縁部を包むよ
うに他方の表面板上に折り返した折り返し部を有する積
層成形平板をエンジンのエキゾーストマニフォルド等の
高温機器部を覆う形状に絞り加工により成形したカバー
であって、該カバーが曲率半径が小さい湾曲部もしくは
その近傍に、ほぼ湾曲方向に二重に折り曲げられた折り
畳み部を備えていることを特徴とする。
【0011】また、本発明の遮熱性、遮音性カバーの製
造方法は、金属板からなる内外2層の表面板と該表面板
の間に挾まれる吸音材層とをそれぞれ所要の平面形状に
成形して、積層し、次いで、該積層板の周縁部のほぼ全
体にわたり一方の表面板の周縁部を吸音材層および他方
の表面板の周縁部を包むように他方の表面板上に折り返
すとともに、後記絞り成形により小さい曲率半径の湾曲
部に成形されるべき部位もしくはその近傍に、折り畳み
幅を隔ててほぼ平行するもしくは互いに傾斜して延長す
る一対の折り畳み用ビードを形成することにより積層成
形平板を形成し、然る後に、該積層成形平板を高温機器
部を遮熱的に覆うカバーの形状に絞り加工により成形す
るに当たり、前記一対の折り畳み用ビードの部位におい
て互いに逆方向に折り曲げられて二重に折り曲げられた
折り畳み部を形成することを特徴とするものである。
【0012】本発明においては、上記の通り、2層の表
面板およびこれらに挾まれる吸音材層がそれぞれ所定の
平面形状に成形されて積層され、積層板の周縁部のほぼ
全体にわたり折り返し部を形成した積層成形平板をカバ
ーの形状に成形しているので、吸音材がカバーの周縁部
の隅々まで詰まり、吸音材の充填欠落部が存在しない。
従って、遮音特性が損なわれず、製品ごとの遮音特性の
ばらつきも小さい。
【0013】また、本発明の遮熱性、遮音性カバーにお
いてはカバーの周縁部のほぼ全体にわたり、一方の表面
板の周縁部を吸音材層および他方の表面板の周縁部を包
むように折り返した折り返し部が形成され、カバーの周
縁部が封鎖されているので、また上記の通りカバーの周
縁部の隅々まで吸音材層が充填されているので、吸音材
層が振動あるいは熱膨張収縮等により移動したり、カバ
ーの周縁部から食み出すことがない。従って、従来の遮
熱性、遮音性カバーに較べて使用中の損傷が少なく、耐
久性に優れている。
【0014】本発明の遮熱性、遮音性カバーは曲率半径
が小さい湾曲部もしくはその近傍に折り畳み部を有し、
積層成形平板を高温機器部を覆うカバー形状に成形する
に当たり、曲率半径が小さい湾曲部が主として折り畳み
部の形成による絞り込みによって形成されるので、湾曲
部成形時の積層成形平板の延びを小さくできる。従っ
て、湾曲部を無理なく、容易に形成でき、表面板間にサ
ンドイッチされた、延び難い吸音材層が破断することも
ない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の詳細および実施の形態を
図面に基づき、以下に説明する。図1は本発明の実施例
の遮熱性、遮音性カバーの要部の斜視図を示し、図2は
図1のA−A線による拡大断面図であり、図3は図1の
B−B線による拡大断面図である。図1〜3に示すとお
り、本発明による遮熱性、遮音性カバー1は、内外2層
の金属板2および3とこれらの間に挾まれた吸音材層4
とを積層してなり、該カバー1は例えばエンジンのエキ
ゾーストマニフォルド等の高温機器部を適当な間隔の空
隙を隔てて遮熱的に覆うカバー形状に成形されている。
【0016】カバー1はその周縁部のほぼ全体にわた
り、外側の表面板2の周縁部21を吸音材層4の周縁部
41および内側の表面板3の周縁部31を包むように表
面板3上に折り返した折り返し部5を備えている。ま
た、カバー1の周縁部には周縁部を外側に袴状に拡げた
袴状部7が形成されている。該袴状部7はカバーの剛性
を補強するために形成されているが、これを省略するこ
ともできる。カバー1の曲率半径が小さい湾曲部Cには
積層板を湾曲方向に二重に折り曲げた折り畳み部6が形
成されており、湾曲部Cにおける湾曲は主としてこの折
り畳み部の形成に伴う絞り込みによって成形されてい
る。その詳細については後に説明する。なお、61はカ
バー1の外表面に表れた折り畳み部の折り畳み線であ
る。
【0017】表面板2および3は適度の強度、剛性を有
し、錆を生じないあるいは防錆処理をした金属板により
形成され、好ましくは厚さ0.20〜0.55mmの防錆
処理鋼板、アルミ被覆鋼板、ステンレス鋼板等によって
形成される。表面板2および3間にサンドイッチされる
吸音材層には、グラスウール、セラミックウールのシー
トもしくはマット、例えばニチアス株式会社製の商品名
ガラスマットGE T/4517、シリカマットT/#
4518、東芝モノフラックス株式会社製の商品名ジマ
ラブランケット#130あるいは無機もしくは有機繊
維、フィラーおよびバインダーで成形したシート、例え
ばニチアス株式会社製の商品名バーモサルT/#675
0等が好ましく用いられる。吸音材層4の厚さは0.7
0〜1.20mmの範囲が好ましい。
【0018】本発明においては、表面板2および3並び
に吸音材層4が、それぞれ、本発明のカバー1を平面に
展開した所要の平面形状に、まず、打ち抜きあるいは切
断により成形される。この平面形状には、高温機器部を
覆うカバー形状に絞り加工するための折り畳み部の絞り
込み代、表面板2にあっては折り返し部5を形成するた
めろの折り返し代をも含んでいる。図7に、表面板2お
よび3並びに吸音材層4の打ち抜きあるいは切断された
シートから積層成形平板8を形成する工程を示してい
る。
【0019】表面板2の切断されたシートの周縁には周
縁部21が折り返し用に板面にほぼ垂直に立てられ、周
縁部21が立てられた板面上に吸音材層4および表面板
3の打ち抜きあるいは切断されたシートを重ね合わせて
積層する(図7(イ))。表面板2の立てられた周縁部21
を折り曲げて積層された表面板2および3並びに吸音材
層4を互いに仮固定する(図7の(ロ))。次いで、表面板
2の周縁部21を表面板3の表面上に圧着し、表面板2
の周縁部が表面板3および吸音材層の周縁部を包み込ん
だ折り返し部5を形成するとともに、高温機器を覆うカ
バー形状に成形したとき曲率半径が小さい湾曲部を形成
するべき部位に折り畳み部形成用の一対の円形突条ビー
ド81および82を成形し、積層成形平板8が形成され
る。
【0020】一対のビード81および82は形成される
べき湾曲部の湾曲方向にほぼ直角な方向に、折り畳み幅
に相当する間隔を隔てて、互いにほぼ平行に、あるいは
一端側において互いに近づき他端側において互いに遠ざ
かるように互いに傾斜して延長しており、一方のビード
81は表面板2から突起する方向に他方のビード82は
表面板3から突起する方向に、両ビードは互いに反対方
向に突起している。なお、図7(ハ)には後記の図4およ
び図6とは異なり、ビード81および82が積層成形平
板8の周縁にほぼ平行な方向に延長している場合を示し
ている。
【0021】上記のようにして得られた積層成形平板の
上面図を図4に示している。そして、図4のD−D線に
よる拡大断面図を図5に示し、図4のE矢視側面図を図
6に示している。図5に示されている通り、積層成形平
板の隅々まで吸音材層4が詰まっており、吸音材層の欠
落部がない。また、吸音材層4および表面板3の周縁部
は表面板2の折り返し部によって封鎖されている。
【0022】本発明の遮熱性、遮音性カバー1は高温機
器部を空隙を隔てて遮熱的に覆うカバー形状に上記の積
層成形平板8を絞り加工により成形して形成されるが、
その成形に当たって、本発明においては曲率半径が小さ
い湾曲部における湾曲は、主として折り畳み部を形成す
ることによる積層成形平板8の絞り込みにより形成され
る。従って、湾曲部の形成に当たっての積層成形平板の
延びは小さく、湾曲部を無理なく、容易に所望の形状に
成形できる。従って、表面板2および3に挾まれた延び
難い吸音材層が破断することもない。
【0023】図8は積層成形平板をカバー形状に絞り加
工により成形するに当たっての折り畳み部の形成を説明
する説明図である。カバー形状に成形する絞り加工は絞
り型を用いたプレス成形により行われる。絞り加工が開
始されると、積層成形平板8のビード81および82
は、それぞれビードが突起する方向に偏位し(図8
(イ))、ビード81および82において折り曲げられ
て、ビード81とビード82との左右方向位置関係が当
初とは反対の位置関係に入れ換わり(図8(ロ))、さらに
折り曲げられて積層成形平板8はビード81およびビー
ド82の部位において二重に折り曲げられた形となり
(図8(ハ))、これが圧着されて折り畳み部6を形成する
(図8(ニ))、折り畳み部6の折り畳み幅は絞りの形状に
依存して異なり、かなり広範囲の値をとるものである
が、例えば10mm程度である。
【0024】
【発明の効果】上記説明したとおりの本発明の遮熱性、
遮音性カバーは下記の効果を奏する。 (1)外側および内側の表面板並びに吸音材層が、それぞ
れに、高温機器部を覆うカバー形状を展開した所定の平
面形状に成形されて積層されているので、カバーの周縁
部の隅々まで吸音材層が詰まっており、吸音材層の充填
欠落部がないので、遮音性がよく、また製品ごとの遮音
性のばらつきが小さい。
【0025】(2)本発明のカバーは、その周縁部のほぼ
全体にわたり、一方の表面板の周縁部が吸音材層および
他方の表面板の周縁部を包み込むように折り返され、周
縁部が封鎖されており、上記(1)の通り吸音材層が周縁
部の隅々まで充填されていることと相俟って、使用中に
吸音材層が振動、熱膨張収縮等に基づき移動したり、周
縁部からはみ出し、千切られるようなことがないので、
従来の遮熱性、遮音性カバーに較べて使用中の損傷が少
なく、耐久性に優れている。
【0026】(3)曲率半径が小さい湾曲部もしくはその
近傍に湾曲方向に二重に折り曲げられた折り畳み部を備
え、積層成形平板を高温機器部を覆うカバー形状に絞り
加工により成形するに当たり、曲率半径が小さい湾曲部
が主として折り畳み部の形成による絞り込みによって形
成されるので、湾曲部成形時の積層成形平板の延びを小
さくでき、湾曲部を無理なく容易に所望の形状に成形で
きる。従って、表面板2および3に挾まれた延び難い吸
音材層が破断することもない。
【0027】(4)本発明のカバーは、その周縁部の前記
折り返し部によって、また、カバーの周縁部に袴状部が
形成されているときは、該袴状部によってもカバーの剛
性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の遮熱性、遮音性カバーの要部
の斜視図である。
【図2】図1のA−A線による拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線による拡大断面図である。
【図4】本発明のカバーに成形される積層成形平板の平
面図である。
【図5】図4のD−D線による拡大断面図である。
【図6】図4のE矢視側面図である。
【図7】本発明による積層成形平板の形成工程の説明図
である。
【図8】折り畳み部の成形の説明図である。
【図9】エンジンのエキゾーストマニフォルドを遮熱的
に覆うカバーを説明する斜視図である。
【符号の説明】
2,3 表面板 4 吸音材層 5 折り返し部 6 折り畳み部 8 積層成形平板 81,82 ビード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板からなる2層の表面板と該表面板
    間に挾まれた吸音材層とからなり、各表面板と吸音材層
    とがそれぞれ所要の平面形状に成形されて積層され、か
    つ周縁部のほぼ全体にわたり一方の表面板の周縁部を吸
    音材層および他方の表面板の周縁部を包むように他方の
    表面板上に折り返した折り返し部を有する積層成形平板
    をエンジンのエキゾーストマニフォルド等の高温機器部
    を遮熱的に覆う形状に絞り加工により成形したカバーで
    あって、該カバーが曲率半径が小さい湾曲部もしくはそ
    の近傍に、ほぼ湾曲方向に二重に折り曲げられた折り畳
    み部を備えていることを特徴とする遮熱性、遮音性カバ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記折り畳み部が前記湾曲部の湾曲方向
    とほぼ直角な方向に延長している請求項1に記載の遮熱
    性、遮音性カバー。
  3. 【請求項3】 周縁部を外側に袴状に拡げた袴状部を備
    えている請求項1に記載の遮熱性、遮音性カバー。
  4. 【請求項4】 金属板からなる内外2層の表面板と該表
    面板の間に挾まれる吸音材層とをそれぞれ所要の平面形
    状に成形して、積層し、次いで、該積層板の周縁部のほ
    ぼ全体にわたり一方の表面板の周縁部を吸音材層および
    他方の表面板の周縁部を包むように他方の表面板上に折
    り返すとともに、後記絞り成形により小さい曲率半径の
    湾曲部に成形されるべき部位もしくはその近傍に、折り
    畳み幅を隔ててほぼ平行するもしくは互いに傾斜して延
    長する一対の折り畳み用ビードを形成することにより積
    層成形平板を形成し、然る後に該積層成形平板を高温機
    器部を遮熱的に覆うカバーの形状に絞り加工により成形
    するに当たり、前記一対の折り畳み用ビードの部位にお
    いて互いに逆方向に折り曲げられて二重に折り曲げられ
    た折り畳み部を形成することを特徴とする遮熱性、遮音
    性カバーの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記一対の折り畳み用ビードが積層成形
    平板の表面から互いに反対方向に突起している請求項4
    に記載の遮熱性、遮音性カバーの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記折り畳み部が湾曲部の湾曲方向とほ
    ぼ直角な方向に延長している請求項4に記載の遮熱性、
    遮音性カバーの製造方法。
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