JPH11350940A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

排気ガス浄化装置

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JPH11350940A
JPH11350940A JP10164509A JP16450998A JPH11350940A JP H11350940 A JPH11350940 A JP H11350940A JP 10164509 A JP10164509 A JP 10164509A JP 16450998 A JP16450998 A JP 16450998A JP H11350940 A JPH11350940 A JP H11350940A
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Yasuhisa Kitahara
靖久 北原
Eiji Aiyoshizawa
英二 相吉▲沢▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷機時にも良好なNOx低減性能が得られる
排気ガス浄化装置を提供すること。 【解決手段】 エンジン101があり、排気ガス浄化装
置として、排気通路102中に位置する触媒ケース10
3に介装されたNOx触媒104がある。また、NOx
触媒104の上流には、還元剤供給手段としてコモンレ
ール式燃料噴射装置106があり、還元剤タンク107
から任意の量の還元剤を供給することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼル機関か
ら排出される窒素酸化物を浄化する排気ガス浄化装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の排気ガス浄化装置としては、例え
ば特開平8−74561号公報に開示されているよう
に、触媒入口から内燃機関の運転条件に応じてコモンレ
ール式噴射系からPOST噴射により還元剤を供給する
構成のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の排気ガス浄化装置にあっては、 (1)触媒のNOx還元能力を最大限引き出すHC種
は、触媒によって異なる。それとは異なるHC種を還元
剤として与えた場合は、NOx低減効果が低下する。 (2)内燃機関が冷機状態にある場合は、エンジンから
排出されるHC種が暖機状態にある場合と異なり、未燃
燃料の比率が多いことから、軽質分の比率が多くなる。 (3)冷機時には燃焼室の温度が低いため、暖機時と同
様なPOST噴射量、POST噴射時期では、触媒に供
給されるHC種が暖機時と異なってしまう。ということ
から、冷機時での還元剤の供給を暖機時と同様の条件で
行った場合は、触媒に供給されるHC種が暖機時とは異
なるため、暖機時と同様のNOx低減性能が期待できな
い、という問題が生じる。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、冷機時にエンジンから排出される
HC種と量を検知して、必要なHC種を還元剤供給装置
から必要な量だけ触媒に供給することで、上記問題点を
解決することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、請求項1に記載の発明は、内燃機関の排
気通路に介装されて、排気ガスを浄化する触媒を有し、
該触媒に還元剤を供給する還元剤供給手段を有する排気
ガス浄化装置において、前記内燃機関の運転状態を判定
する運転状態判定手段と、前記運転状態から、冷機時及
び暖機時に前記内燃機関から排出されるHC種を検知す
る手段とを有し、前記触媒の昇温状態と検知されるHC
種に応じて、前記触媒に供給する前記還元剤を制御する
ことを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の排気ガス浄化装置において、前記触媒へのHC
供給をコモンレール式噴射系によるPOST噴射で行
い、冷機時にはHC供給量を減量することを特徴とする
ものである。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の排気ガス浄化装置において、前記触媒へのHC
供給をコモンレール式噴射系によるPOST噴射で行
い、冷機時にはHC供給量を増量することを特徴とする
ものである。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
または2に記載の排気ガス浄化装置において、前記触媒
へ供給するHC種の制御を、前記POST噴射時期の進
角により行うことを特徴とするものである。
【0009】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至3のいずれかに記載の排気ガス浄化装置におい
て、前記触媒の上流にHC吸着材を有し、該HC吸着材
への前記還元剤の吸着量と吸着した前記HC種を検知す
る手段を有することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による排気ガス浄化
装置の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明す
る。 (第1の実施の形態)図1は、本発明による排気ガス浄
化装置の第1の実施の形態の構成を示す図である。
【0011】まず、図1を用いて構成を説明すると、エ
ンジン10があり、排気ガス浄化装置として、排気通路
20中に位置する触媒ケース30に介装されたNOx触
媒31がある。また、NOx触媒31の上流には、還元
剤供給手段としてコモンレール式燃料噴射装置40があ
り、還元剤タンク50から任意の量の還元剤を供給する
ことが可能となる。なお、図中符号60は排温センサで
ある。
【0012】次に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。 (1)触媒には、還元剤として最適なHC種が存在し、
供給する還元剤によって得られるNOx低減効果が異な
る(図6参照)。 (2)冷機時にエンジンから排出されるHC種は、暖機
時とは異なる。冷機時には、未燃HCが増加し、軽質の
HCの含有率が高くなる(図7参照)。 上記2つの理由から、第1の実施の形態では、冷機時の
HC供給量を暖機時と変えることで、NOx触媒の効果
を最大限に発揮させることが可能となる。
【0013】例えば、触媒の還元剤として有効なHC種
が比較的軽質(C数が小さいHC)であった場合は、冷
機時にエンジンから排出される軽質HCの量が多いこと
から、供給する還元剤の量を少なくすることが可能とな
り、逆に触媒に有効なHC種が比較的重質であった場合
は、冷機時にエンジンから排出される重質HCの量が少
ないことから、供給する還元剤の量を多くすることで、
冷機時にNOx触媒の効果を最大限に発揮させることが
可能となる。
【0014】次に、図4に示すフローチャートに沿って
説明する。ステップS101では、エンジン10の運転
条件(Qと吸入空気温度、吸入空気量)を読み込む。
【0015】ステップS102では、エンジン油水温を
読み込む。
【0016】ステップS103では、NOx触媒31が
活性温度域にあるかを、触媒活性判定手段により判定
し、YESならばステップS104に進む。なお、第1
の実施の形態では、NOx触媒31の上流に設けた排温
センサ60により判定するが、吸入空気温度、燃料噴射
量、EGR率、吸入空気量から排気温度を計算して判定
することも可能である。
【0017】ステップS104では、エンジン10が冷
機状態であるかを判定し、YESならばステップS10
5へ、NOならばステップS106へ進む。
【0018】ステップS105では、エンジン10が冷
機時であると判定されたので、以下の供給手段を作動す
ることにより、冷機時のNOx触媒の活性を向上させ
る。 触媒に有効なHC種が軽質な場合は、暖機時に比べ
還元剤の供給量を少なくする。 触媒に有効なHC種が重質な場合は、暖機時に比べ
還元剤の供給量を多くする。
【0019】ステップS106では、エンジン10が暖
機時と判定されたので、規定の量の還元剤を供給する。
【0020】(第2の実施の形態)図2は、本発明によ
る排気ガス浄化装置の第2の実施の形態の構成を示す図
である。第1の実施の形態との構成の差異は、還元剤タ
ンク50を無くし、排気中への還元剤供給手段をコモン
レール式燃料噴射装置40のPOST噴射により行い、
触媒に有効なHC種が軽質なHC種である場合は、冷機
時のPOST噴射HC量を少なくすることとした点であ
る。
【0021】次に、第2の実施の形態の作用を説明す
る。 (1)触媒には、還元剤として最適なHC種が存在し、
供給する還元剤によって得られるNOx低減効果が異な
る(図6参照)。 (2)冷機時にエンジンから排出されるHC種は、暖機
時とは異なる。冷機時には、未燃HCが増加し、軽質の
HCの含有率が高くなる(図7参照)。 上記2つの理由から、第1の実施の形態では、還元剤タ
ンク50より還元剤を排気系に直接供給したが、第2の
実施の形態では、コモンレール式燃料噴射装置40のP
OST噴射により、還元剤の供給を行う。
【0022】触媒の還元剤として有効なHC種が比較的
軽質(C数が小さいHC)であった場合は、冷機時にエ
ンジンから排出される軽質HCの量が多いことから、冷
機時にはPOST噴射で供給する燃料の量を少なくする
ことで、燃費悪化を最小限に抑えて、冷機時にNOx触
媒の効果を最大限に発揮させることが可能となる。
【0023】次に、図4に示すフローチャートに沿って
説明する。ステップS101では、エンジン10の運転
条件(Qと吸入空気温度、吸入空気量)を読み込む。
【0024】ステップS102では、エンジン油水温を
読み込む。
【0025】ステップS103では、NOx触媒31が
活性温度域にあるかを、触媒活性判定手段により判定
し、YESならばステップS104に進む。なお、第2
の実施の形態では、NOx触媒31の上流に設けた排温
センサ60により判定するが、吸入空気温度、燃料噴射
量、EGR率、吸入空気量から排気温度を計算して判定
することも可能である。
【0026】ステップS104では、エンジン10が冷
機状態であるかを判定し、YESならばステップS10
5へ、NOならばステップS106へ進む。
【0027】ステップS105では、エンジン10が冷
機時であると判定されたので、触媒に有効なHC種が軽
質な場合は、暖機時に比べ還元剤の供給量を少なく(例
えば、還元剤供給量をマップで持っている場合は、図8
のようになる)することで、冷機時のNOx触媒の活性
を向上させる。
【0028】ステップS106では、エンジン10が暖
機時と判定されたので、規定の量の還元剤を供給する
(例えば、還元剤供給量をマップで持っている場合は、
図9のようになる)。
【0029】(第3の実施の形態)本発明による排気ガ
ス浄化装置の第3の実施の形態の構成は、第2の実施の
形態と同様(図2参照)である。第1の実施の形態との
構成の差異は、還元剤タンク50を無くし、排気中への
還元剤供給手段をコモンレール式燃料噴射装置40のP
OST噴射により行い、触媒に有効なHC種が重質なH
C種である場合は、冷機時のPOST噴射HC量を多く
することとした点である。
【0030】次に、第3の実施の形態の作用を説明す
る。第2の実施の形態に対し、触媒の還元剤として有効
なHC種が比較的重質(C数が大きいHC)であった場
合は、冷機時にエンジンから排出される重質HCの量が
少なくなることから、冷機時にはPOST噴射で供給す
る燃料の量を多くすることで、冷機時にNOx触媒の効
果を最大限に発揮させることが可能となる。
【0031】次に、図4に示すフローチャートに沿って
説明する。ステップS101では、エンジン10の運転
条件(Qと吸入空気温度、吸入空気量)を読み込む。
【0032】ステップS102では、エンジン油水温を
読み込む。
【0033】ステップS103では、NOx触媒31が
活性温度域にあるかを、触媒活性判定手段により判定
し、YESならばステップS104に進む。なお、第3
の実施の形態では、NOx触媒31の上流に設けた排温
センサ60により判定するが、吸入空気温度、燃料噴射
量、EGR率、吸入空気量から排気温度を計算して判定
することも可能である。
【0034】ステップS104では、エンジン10が冷
機状態であるかを判定し、YESならばステップS10
5へ、NOならばステップS106へ進む。
【0035】ステップS105では、エンジン10が冷
機時であると判定されたので、触媒に有効なHC種が重
質な場合は、暖機時に比べ還元剤の供給量を多くするこ
とで、冷機時のNOx触媒の活性を向上させる。
【0036】ステップS106では、エンジン10が暖
機時と判定されたので、規定の量の還元剤を供給する。
【0037】(第4の実施の形態)本発明による排気ガ
ス浄化装置の第4の実施の形態の構成は、第2の実施の
形態と同様(図2参照)である。
【0038】第4の実施の形態の作用を説明する。第4
の実施の形態は、第2の実施の形態に加え、以下の冷機
時の特性を加味したものである。冷機時は、暖機時と同
一のPOST噴射時期にPOST噴射をした場合、燃焼
室内の温度が暖機時に比べ低いことから、筒内から排出
されるHC種が暖機時と異なる。このため、暖機時の最
適POST噴射時期に比べ、冷機時の最適POST噴射
時期は進角する(図10参照)。
【0039】このことから、冷機時のPOST噴射時期
を暖機時より進角させることで、NOx触媒の効果を最
大限に発揮させる。
【0040】次に、図4に示すフローチャートに沿って
説明する。ステップS101では、エンジン10の運転
条件(Qと吸入空気温度、吸入空気量)を読み込む。
【0041】ステップS102では、エンジン油水温を
読み込む。
【0042】ステップS103では、NOx触媒31が
活性温度域にあるかを、触媒活性判定手段により判定
し、YESならばステップS104に進む。なお、第4
の実施の形態では、NOx触媒31の上流に設けた排温
センサ60により判定するが、吸入空気温度、燃料噴射
量、EGR率、吸入空気量から排気温度を計算して判定
することも可能である。
【0043】ステップS104では、エンジン10が冷
機状態であるかを判定し、YESならばステップS10
5へ、NOならばステップS106へ進む。
【0044】ステップS105では、エンジン10が冷
機時であると判定されたので、以下の供給手段を作動す
ることにより、冷機時のNOx触媒の活性を向上させ
る。 触媒に有効なHC種が軽質な場合は、暖機時に比べ
還元剤の供給量を少なくするか、もしくは、POST噴
射量はそのままで、POST噴射時期を暖機時に比べ進
角させる。 触媒に有効なHC種が重質な場合は、暖機時に比べ
還元剤の供給量を多くするか、もしくは、POST噴射
量はそのままで、POST噴射時期を暖機時に比べ進角
させる(当然、軽質HCが有効な触媒とは、POST噴
射時期が異なっている)。 また、POST噴射時期の進角と還元剤の供給量増減を
組み合わせるのも有効である。
【0045】ステップS106では、エンジン10が暖
機時と判定されたので、規定の量の還元剤を、規定のP
OST噴射時期で供給する。
【0046】(第5の実施の形態)図3は、本発明によ
る排気ガス浄化装置の第5の実施の形態の構成を示す図
である。第1〜4の実施の形態との差異は、触媒ケース
30に介装されたNOx触媒31の上流にHC吸着触媒
32を設けた点である。
【0047】第5の実施の形態の作用を説明する。NO
x触媒31の上流にHC吸着触媒32を設けることで、
以下の点が可能となる。 (1)低負荷時に排出されるHCを吸着させることがで
きる。 (2)高負荷時には、吸着していたHCを脱離させて、
還元剤として用いることができる。
【0048】冷機時には、暖機時に比べ軽質のHC種が
多く排出されることから、冷機時に吸着したHCは軽質
HCが多く含まれるので、吸着触媒からの脱離温度も低
くなる。このため、加速時等の過渡運転時にすべての吸
着HCが脱離しきってしまうのに掛かる時間が、冷機時
には暖機時よりも早くなることから、POST噴射によ
る還元剤の供給開始を暖機時よりも早めてやる必要があ
る。他の作用は、第3の実施の形態と同様である。
【0049】次に、図5に示すフローチャートに沿って
説明する。ステップS201では、エンジン10の運転
条件(Qと吸入空気温度、吸入空気量)を読み込む。
【0050】ステップS202では、エンジン油水温を
読み込む。
【0051】ステップS203では、NOx触媒31及
びHC吸着触媒32の温度を検知し、HC脱離温度域で
あるか、及び、NOx触媒31が活性温度域にあるかを
判定する。なお、第5の実施の形態では、NOx触媒3
1の上流に設けた排温センサ60により判定するが、吸
入空気温度、燃料噴射量、EGR率、吸入空気量から排
気温度を計算して判定することも可能である。
【0052】ステップS204では、NOx触媒31が
脱離領域か吸着領域かを、触媒温度から判定し、脱離領
域ならばステップS205へ進み、吸着領域ならばステ
ップS218へ進む。
【0053】ステップS205では、エンジン10が冷
機状態であるかを判定し、YESならばステップS20
6へ、NOならばステップS212へ進む。
【0054】ステップS206では、脱離領域の場合、
図11に示すHC脱離マップから運転状態に応じた単位
時間当たりのHC脱離量を算出する。しかし、冷機時に
吸着したHCは軽質であるため、単位時間当たりの脱離
量はd1より多いd1′となる。ここでは、d1に冷機
係数(>1)をd1に掛けることで、d1′とする。
【0055】ステップS207では、NOx触媒31の
HC吸着量(残量)を計算する。
【0056】ステップS208,S209では、計算し
たHC吸着量がマイナスになった場合に、吸着量が0と
判断する。
【0057】ステップS210では、触媒が活性温度域
かを判定し、YESならばステップS211へ進む。
【0058】ステップS211では、吸着材からの脱離
HCが無くなり、かつ、エンジン10が冷機状態である
と判定されたので、以下の還元剤供給手段を作動する。 触媒に有効なHC種が軽質な場合は、暖機時に比べ
還元剤の供給量を少なくする。 触媒に有効なHC種が重質な場合は、暖機時に比べ
還元剤の供給量を多くし、かつ、POST噴射時期を暖
機時に比べ進角させる。
【0059】ステップS212では、脱離領域の場合、
図11に示すHC脱離マップから運転状態に応じた単位
時間当たりのHC脱離量を算出する。
【0060】ステップS213では、NOx触媒31の
HC吸着量(残量)を計算する。
【0061】ステップS214,S215では、計算し
たHC吸着量がマイナスになった場合に、吸着量が0と
判断する。
【0062】ステップS216では、触媒が活性温度域
かを判定し、YESならばステップS217へ進む。
【0063】ステップS217では、暖機時と判定され
たので、規定の量の還元剤を、規定のPOST噴射時期
で供給する。
【0064】ステップS218では、図12に示す単位
時間当たりのHC吸着量マップから吸着量a1を検出
し、総吸着量aを算出する。
【0065】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、冷機時での還元剤の供給を暖機時と同様の条件
で行った場合は、触媒に供給されるHC種が暖機時とは
異なることから、暖機時と同様のNOx低減性能が期待
できないという問題を、冷機時にエンジンから排出され
るHC種と量を検知して、必要なHC種を還元剤供給装
置から必要な量だけ触媒に供給することで、冷機時にも
良好なNOx低減性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による排気ガス浄化装置の第1の実施の
形態の構成を示す図である。
【図2】第2〜4の実施の形態の構成を示す図である。
【図3】第5の実施の形態の構成を示す図である。
【図4】第1〜4の実施の形態の作用を説明するための
フローチャートである。
【図5】第5の実施の形態の作用を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】“エンジン油水温”と“NOx転化率”の関係
を示す図である。
【図7】“油水温度”と“排出HCの平均C数”の関係
を示す図である。
【図8】“還元剤の供給量”と“燃料噴射量”の関係を
示す図(暖機時)である。
【図9】“還元剤の供給量”と“燃料噴射量”の関係を
示す図(冷機時)である。
【図10】“POST噴射を行うときの筒内温度”と
“POST噴射量による供給されるHC種の平均C数”
の関係を示す図である。
【図11】HC脱離量マップを示す図である。
【図12】HC吸着量マップを示す図である。
【符号の説明】
10 エンジン 20 排気通路 30 触媒ケース 31 NOx触媒 32 HC吸着触媒 40 コモンレール式燃料噴射装置 50 還元剤タンク 60 排温センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路に介装されて、排気
    ガスを浄化する触媒を有し、該触媒に還元剤を供給する
    還元剤供給手段を有する排気ガス浄化装置において、 前記内燃機関の運転状態を判定する運転状態判定手段
    と、 前記運転状態から、冷機時及び暖機時に前記内燃機関か
    ら排出されるHC種を検知する手段とを有し、 前記触媒の昇温状態と検知されるHC種に応じて、前記
    触媒に供給する前記還元剤を制御することを特徴とする
    排気ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の排気ガス浄化装置にお
    いて、 前記触媒へのHC供給をコモンレール式噴射系によるP
    OST噴射で行い、冷機時にはHC供給量を減量するこ
    とを特徴とする排気ガス浄化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の排気ガス浄化装置にお
    いて、 前記触媒へのHC供給をコモンレール式噴射系によるP
    OST噴射で行い、冷機時にはHC供給量を増量するこ
    とを特徴とする排気ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の排気ガス浄化
    装置において、 前記触媒へ供給するHC種の制御を、前記POST噴射
    時期の進角により行うことを特徴とする排気ガス浄化装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載の排気
    ガス浄化装置において、 前記触媒の上流にHC吸着材を有し、該HC吸着材への
    前記還元剤の吸着量と吸着した前記HC種を検知する手
    段を有することを特徴とする排気ガス浄化装置。
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